JP2000278870A - Agv用充電装置 - Google Patents

Agv用充電装置

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JP2000278870A
JP2000278870A JP11078054A JP7805499A JP2000278870A JP 2000278870 A JP2000278870 A JP 2000278870A JP 11078054 A JP11078054 A JP 11078054A JP 7805499 A JP7805499 A JP 7805499A JP 2000278870 A JP2000278870 A JP 2000278870A
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Japan
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agv
charging
base
connector
elevator
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JP11078054A
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English (en)
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Kazuto Shimazaki
和人 島崎
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
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  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 AGV搬送経路の途中に充電ポイントを設け
る場合、充電中のAGVに対して後続するAGVの干渉
を防止する。 【解決手段】 所定間隔を置いて配置された一対の柱4
a・4bとその間に昇降自在に昇降台9を設け、昇降台
9の上面9cに充電機構10と誘導手段9aを設ける。
昇降台9を降下させ床面Fと接触する状態にてAGVが
搬送経路の一部として昇降台9上を通過することがで
き、AGVに充電が必要な場合には、AGVを昇降台9
上で停止させ、充電機構により充電を行う。充電中に後
続するAGVが接近してきた場合は昇降台9を上昇させ
AGVを昇降台9の下を通過させることでAGV同士の
干渉を回避することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、AGV(無人搬送
台車)用充電装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のAGV(無人搬送台車)
の工場内における搬送及び充電方法については、図7に
示すようになっている。図7は、従来のAGVシステム
の搬送経路・充電位置を示す配置図である。AGVの搬
送方法については、AGV11が、メインのAGV用軌
道12上を走行して物品の搬送・受渡しを行っている。
ここでAGV11はメインのAGV用軌道12上に設け
られた反射テープ・磁気テープ或いは経路の床下に埋設
された誘導線等に沿って、これを検知しつつ走行するも
のであって、こうした誘導方式を総称してガイド方式と
いう。一方、AGVの充電方法については、まずメイン
のAGV用軌道12に対して分岐したサブのAGV用軌
道13を設けておき、更に、このサブのAGV用軌道1
3の途中に充電ポイントP(図中で一点鎖線で囲った領
域)を設けておき、充電が必要な場合には、AGV11
はメインのAGV用軌道12を離れてサブのAGV用軌
道13に移り充電ポイントPに到着した後停止する。充
電ポインPには停止中のAGV11に対して充電を行う
充電機構、具体的には、充電器とそれに接続するコード
及びコネクターが備えられている。充電作業について
は、充電ポイントPにAGV11が到着すると、AGV
11の到着をランプ等の手段により示された作業者が充
電ポイントPに駆けつけ、AGV11にコネクターを差
込み充電器のスイッチを「入」にして充電を開始する。
所定時間を経過し、AGV11の充電が完了すれば、作
業者が充電器のスイッチを「切」にして充電が終了す
る。なお、充電が完了すれば自動で充電器のスイッチが
「切」状態となる仕様もある。充電作業終了後、作業者
がコネクターをAGV11から引き抜きAGV11は通
常の搬送・受渡し作業に復帰できる状態となる。次にA
GV11は、充電ポイントPからサブのAGV用軌道1
3に沿って走行し、サブのAGV用軌道13を離れメイ
ンのAGV用軌道12に移り以後はメインのAGV用軌
道13上を走行しながら本来の物品の搬送・受渡し作業
を行うこととなる。したがって、物品の搬送・受渡し作
業をメインのAGV用軌道12上で行い、充電をメイン
のAGV用軌道12から離れた充電ポイントPで行うこ
とにより充電中のAGVと搬送・受渡し作業中のAGV
との干渉を防いでいる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のAGV
の搬送・充電方式は、メインのAGV用軌道12以外に
サブのAGV用軌道13及び充電ポイントPを設ける必
要があり、工場が狭くAGVの走行スペースが十分に確
保できない場合には、サブのAGV用軌道13・充電ポ
イントPの如き余分なスペースを設けることができない
場合がある。 また、このようなスペース面での制約か
らメインのAGV用軌道12の途中に充電ポイントPを
設置することも考えられるが、充電にはある程度の時間
を要することから、メインのAGV用軌道12上でのA
GVの充電作業を行うことは他の作業中のAGVの滞留
に繋がるので、これまでは行われていなかった。
【0004】本発明は、このような点を考慮してなされ
たものであり、狭い工場に対応したAGV用軌道途中に
AGV用充電ポイントを設けたAGVシステムにおいて
も、AGV用軌道上で充電中のAGVの存在が他のAG
Vの搬送に影響しないものとし得るAGV用充電装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、AGVの走行
経路の一部を構成すると伴にその上面にAGVを載置し
た状態で昇降可能な昇降台を有する昇降機構と、当該昇
降台上に設けられ昇降台上に停止したAGVに対して充
電を行う充電機構と、を備えたAGV用充電装置であ
る。
【0006】本発明によれば、昇降台上に停止したAG
Vに対して充電を行う場合に、AGVを充電機構ごと上
方に回避させることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は本発明によるAGV
用充電装置を備えたAGVシステムの搬送経路・充電位
置を示す配置図であり、図1に示すように、AGVの搬
送方法については、AGV1が、AGV用軌道2上を走
行して物品の搬送・受渡しを行っている。ここでAGV
1はAGV用軌道2上に設けられた反射テープ・磁気テ
ープ或いは経路の床下に埋設された誘導線等に沿って、
これを検知しつつ走行するものであって、先に示した従
来と同じガイド方式の誘導方式によるものである。
【0008】AGVの充電方法については、AGV用軌
道2上に途中に充電ポイントP(図中で一点鎖線で囲っ
た領域)を設けておき、充電時にはAGV1はAGV用
軌道2に沿って走行しつつ充電ポイントPに到着した後
に停止する。充電ポイントPには、図2乃至図3にて詳
述するが本発明によるAGV用充電装置が設置されてお
り、停止中のAGV1に対して充電を行っている。な
お、後に詳細に説明するが、従来のAGVシステムと異
なり、本発明によるAGV用充電装置を備えたAGVシ
ステムにおいては作業者による充電作業は行わず、充電
作業も自動で行うものである。これは、充電ポイントP
がAGV用軌道2に設けられており、作業者が充電ポイ
ントPに駆けつけ充電を行うとすれば、他のAGVと作
業者が衝突して人身事故に繋がるおそれがあるからであ
る。したがって、AGV1がAGV用軌道2に沿って充
電ポイントPにて停止するとAGV用充電装置が自動で
充電作業を行って、充電が完了すると、再びAGV1は
充電ポイントPからAGV用軌道2に沿って走行しなが
ら本来の物品の搬送・受渡し作業を行うこととなる。
【0009】したがって、複数のAGVが物品の搬送・
受渡し作業・充電作業をAGV用軌道2上で行うために
は、AGV用軌道2途中の充電ポイントPにて停止して
いる充電中のAGVと搬送・受渡し作業中のAGVとが
充電ポイントPで干渉するのを回避する必要があり、充
電ポイントPには、本発明によるAGV用充電装置が設
置されている。
【0010】図2及び図3は本発明によるAGV用充電
装置を示す斜視図であって、図1における充電ポイント
P周辺にてAGV用充電装置を単独で俯瞰したものであ
る。なお、図2はAGV用充電装置の昇降台が降下した
状態を示すものであり、図3はAGV用充電装置の昇降
台が上昇した状態を示すものである。本発明によるAG
V用充電装置3は、2本の柱4a・4b、ネジ5a・5
b、昇降板6a・6b、駆動部7a・7b、固定具8a
・8b、で昇降台9を昇降可能に支持する構造となって
おり、本願発明ではこれらを総称して昇降機構と規定し
ている。なお、昇降機構を構成する昇降台9の上面9c
には、充電機構10が備えられている。
【0011】本発明によるAGV用充電装置3の昇降機
構を構成する昇降台9は、図2に示すように、降下した
状態では、昇降台9は床面Fと一体となっている。ここ
で、2aは床面F上に設けられた反射テープ・磁気テー
プ等の誘導手段であり、9aは昇降台9上面9cに設け
られた同じ種類の反射テープ・磁気テープ等の誘導手段
である。さらに、昇降台9は前端側にテーパ面9bと後
端側にテーパ面9dを有しており、昇降台9が降下した
状態で、床面F・前端側テーパ面9b・上面9c・後端
側テーパ面9d・床面Fの順で繋がっており、AGVは
テーパ面9b・9dを使って床面Fよりも一段高い昇降
台9の上面9cに容易に乗り降り可能である。さらに、
昇降台9は上面9cに誘導手段9aが設けられているの
で、AGVは誘導手段2a・9a・2aに沿って誘導可
能である。したがって、以上の構造からなる昇降台9は
降下した状態ではAGVの走行経路の一部を構成するよ
うになっており、AGVを上面9cに載置することも可
能である。
【0012】本発明によるAGV用充電装置3の昇降機
構を構成する昇降台9以外の部分を説明すると、2本の
柱4a・4b、ネジ5a・5b、昇降板6a・6b、駆
動部7a・7b、固定具8a・8bは昇降台9を挟み込
む位置に一対ずつ設けることにより、AGVの搬送経路
(図中の誘導手段2a・9a・2aに沿った領域)に干
渉することなく昇降台9を昇降可能に支持し得る構造と
している。
【0013】一対の柱4a・4bはその内部にネジ5a
・5b、昇降板6a・6bを収納し得る構造となってお
り、一対の柱4a・4bは適度な長さと強度を持つH型
又はU型の鋼材等を所定長さに切断して下端に四角形状
の土台となる鉄板を溶接したものであり、この土台(柱
4a・4bの床面側に図示した四角部分)をアンカー止
め・ボルト止め等の手段により床面Fに固定すること
で、柱4a・4bを互いに平行に且つ床面Fからは垂直
に立設している。なお、柱4a・4bの固定が不十分で
あるなら柱4a・4b間に梁を設けて門型としても良
い。
【0014】一対の柱4a・4bの内部にそれぞれ設け
てあるネジ5a・5bは、互いに平行に且つ床面Fから
は垂直に立設した状態で、駆動部7a・7bの回転によ
り回転し得る構造となっており、一対のネジ5a・5b
は、適度の強度を有する丸棒に一定のピッチでネジ溝を
切削加工して製造したものであって、ネジ5a・5bに
は同じピッチでネジ溝が設けられている。更に、ネジ5
a・5bの上端はモータを含む駆動機構7a・7bと連
結されており、ネジ5a・5bの下端をラジアルベアリ
ング等で回転自在に支持している。
【0015】一対の柱4a・4bの内部にそれぞれ設け
てある昇降板6a・6bは、ネジ5a・5bと嵌合し互
いに平行で同じ高さ位置を保持した状態で、駆動部7a
・7bの回転により柱4a・4b内部を昇降し得る構造
となっており、一対の昇降板6a・6bは、適度の強度
を有する鉄板にネジ5a・5bと同じピッチでネジ溝を
切削加工して製造したものである。従って、ネジ5a・
5bと嵌合する昇降板6a・6bは、駆動部7a・7b
の回転に伴うネジ5a・5bの正転・逆転にて互いに平
行で同じ高さ位置を保持した状態で昇降する。
【0016】固定具8a・8bは、昇降板6a・6bと
昇降台9を固定するものであって、昇降板6a・6b側
面からそれぞれ2本ずつ昇降台9側面に延長して設けら
れており、昇降板6a・6bが固定具8a・8bを介し
て昇降台9を吊り下げる構造となっている。
【0017】駆動部7a・7bは、一対の柱4a・4b
の上端に設けられており、柱4a・4bの上端に断面を
塞ぐ形でモータの台板を溶接し、この台板上に治具を介
してモータ等を固定してなるものである。なお、駆動部
は柱4a・4bにそれぞれ設けられており、モータと減
速機から構成されており、減速機の軸はネジ5a・5b
とカップリング等の連結手段によって連結されている。
なお、減速機の軸及びネジ5a・5bの駆動伝達ライン
は一直線状となっており、モータの台板にはこれらのも
のが通るように貫通穴が切削されている。
【0018】以上の構成からなる本発明によるAGV用
充電装置3の昇降機構によれば、駆動部7a・7bが正
回転すると、柱4a・4b中をネジ5a・5bの正転に
対応して昇降板6a・6bが上昇し、昇降板6a・6b
に吊り下げられた昇降台9が床面Fに対して水平を保っ
たまま上昇し図3に示す状態となる。さらに、駆動部7
a・7bが逆回転すると、柱4a・4b中をネジ5a・
5bの逆転に対応して昇降板6a・6bが下降し、昇降
板6a・6bに吊り下げられた昇降台9が床面Fに対し
て水平を保ったまま下降し図2に示す状態となる。
【0019】なお、昇降機構には、下降位置(床面Fと
接する位置)と上昇位置に達したことを検知するリミッ
トスイッチ等の検出手段が設けられており、図2及び図
3に示す所定の高さにて昇降台9を停止することができ
る。
【0020】本発明によるAGV用充電装置3の昇降機
構を構成する昇降台9は、図3にて示すように、上昇し
た状態では、昇降台9は床面Fと水平を保持しつつ一定
の空間を形成している。ここで、床面F上に設けられた
反射テープ・磁気テープ等の誘導手段2aは昇降台9と
床面Fとが降下位置で接触する部分(図3中にて二点鎖
線で囲った部分)にも設けられており、図3のように昇
降台9が上方に回避した状態では、AGVは連続する誘
導手段2aに沿って昇降台9の下側を走行することが可
能である。
【0021】本発明によるAGV用充電装置3の充電機
構10は、図2〜図3に示すように昇降機構3を構成す
る昇降台9の上面9cに1式設けられているものであっ
て、昇降台9とともに昇降するようになっている。
【0022】さらに、充電機構10は、昇降台9の上面
9cの所定位置に停止したAGVに対して人手を介さず
自動で充電作業を行うものであり、いわゆる充電器・自
動で着脱可能なコネクター・これらをつなぐ電線等のコ
ードから構成されている。
【0023】AGVは工場内を縦横に搬送するものであ
り、充電器とコードで繋いでおくことはできず、必要が
あるときだけコネクターを自動的に接続して充電器から
電気を供給し、不必要なとき即ち充電が完了したときは
コネクターを自動的に外してAGVが走行できるように
している。
【0024】コネクターの構造は、オス・メスからなる
通常のものであり、本実施形態ではAGV側にコネクタ
ーのオスを、充電機構10側にコネクターのメスを設置
することとするが、これは何れでも良い。また、充電ポ
イントPを通過するAGVの走行方向は常に一方(図2
・図3では右側から左側とする、図4〜図6を参照)で
あるとして、コネクターのオスをAGVの右側面に充電
機構10を昇降台9の上面9c片側にのみ設置している
が、例えば、AGVが逆方向に走行しつつ充電ポイント
Pに到着して停止して充電を行うのであれば、AGVを
昇降台9上でスピンターン等の複雑な動作をさせるのは
得策ではないので、AGVの両側面と昇降台9の上面9
c両側に設置するものであっても良い。
【0025】またコネクターの着脱を自動で行うために
エアシリンダーを用いている。即ち充電機構10側にあ
るメスのコネクターの後方にこのエアシリンダーを取り
付けエアシリンダーの伸縮するロッドの先端部分にはメ
スのコネクターを固定する。そして、エアシリンダーの
ロッドを伸ばすことで充電機構10側のメスのコネクタ
ーをAGV側のオスのコネクターに向けて突き出すこと
で両コネクターを着状態とし、逆にエアシリンダーのロ
ッドを縮めることで充電機構10側のメスのコネクター
をAGV側のオスのコネクターから引き戻すことで両コ
ネクターを脱状態とする。そして、これらのコネクター
はAGVが走行を行っていない時、即ちAGVが昇降台
9上面9cの所定位置に停止した時だけ脱着できる構造
になっている。具体的には、AGVが昇降台9上面9c
の所定位置に停止したことを検知するセンサが設けられ
ており、これらのセンサからの情報に基づいて、AGV
が到着した場合には、エアシリンダーの配管系に設けら
れた電磁弁を作動させることで、必要な時だけエアシリ
ンダーを任意に操作できるように、即ち任意にコネクタ
ーを着脱できるようになっており、コネクターの破損を
防止している。
【0026】コネクターを自動的に着脱させるには、オ
スとメスが嵌まり合うように適切に位置決めされなけれ
ばならない。本実施形態で用いているコネクターでは、
一方の固定がルーズになっており多少の位置ずれは吸収
し得るものであるため、ある程度に位置決めされれば案
内ピンによって確実に嵌まり合うようになっている。
【0027】コネクターが着状態になる時と脱状態にな
る時、電流が流れているとコネクターの部分で火花が飛
ぶ場合がある。この現象はコネクターの耐久性を損なう
と共に電気系統に悪い影響を及ぼす。さらに、火花の発
生は、有機溶剤等の可燃性の雰囲気中をAGVが走行す
る職場においては火災発生に繋がるので危険である。そ
こで、コネクターが着脱動作を行う時は電流が流れない
ようにしている。即ち通常コネクターが脱状態の時には
電流を流さず、コネクターが着状態になってから電流を
流す。そして再びコネクターを脱状態にする時はその前
に電流を切ってしまう。このようにすることで、上記問
題を回避することができる。
【0028】また、製本職場に代表される紙粉が多い職
場においては、紙粉による接触不良を防ぐためコネクタ
ーのオスとメスをそれぞれカバーに格納しておくことが
好ましい。具体的にはこれらのカバーには扉が付いてお
り、通常は扉の蝶番についたバネの力によってオスとメ
スの内部に紙粉が入らないように閉まっている。本実施
形態ではメスのカバーは内側から押し開くタイプの扉と
し、オスのカバーは外側から押し開くタイプの扉として
おき、エアシリンダーでメスを突き出してコネクターを
接続する際にこれらの扉はメスにより押し広げられ、エ
アシリンダーでメスを引き戻してコネクターを外すとバ
ネの力で自動的に元の通りに閉じるようになっている。
【0029】また、本発明によるAGV用充電装置3
は、必要ならAGV用充電装置3毎に昇降機構・充電機
構の動作を司る制御部を設けても良く、AGVシステム
からの制御信号によって直接AGVシステムの司令部
(パソコン等の制御機構)により制御しても良く、AG
V用充電装置3毎に制御部を設けている場合は、かかる
制御部が、AGVシステムの司令部(制御機構)からA
GVの充電指令を受けた後に、AGVが昇降台9上面9
cの所定位置に停止した事をセンサから情報として受け
取れば、電磁弁を作動させてエアシリンダーを伸ばして
コネクターのメスをAGVのオスに繋ぎ、次いで、充電
器のスイッチを「入」にして充電を開始し、充電が完了
した事(AGVから受け取ってもよく、所定時間だけ充
電するものであっても良い)を情報として受け取れば充
電器のスイッチを切りにして充電を終了し、電磁弁を作
動させてエアシリンダーを縮めてコネクターのメスをA
GVのオスから抜き去る一方、後続するAGVが接近し
てきたときはAGVシステムの司令部から回避指令を受
けた後に、昇降機構を動作させて昇降台9を上方に逃が
して後続のAGVを回避した後に降下する等の簡単な制
御を司るシーケンサー等からなる制御機器である。
【0030】次に、本発明によるAGV用充電装置を使
用した充電作業の動作について説明する。図4〜図5は
本発明によるAGV用充電装置におけるAGVの充電状
態を示す斜視図であって、図4は昇降台が降下した状態
を示すもので、図5は昇降台が上昇した状態を示すもの
で、図6は昇降台が上昇し後続するAGVを回避する状
態を示すものである。
【0031】なお、本発明によるAGV用充電装置3を
有するAGVシステムは、複数台のAGVと印刷機等の
加工機の給紙・排紙部での受け渡し機構・AGV用充電
装置3を統括制御する司令部(パソコン等の機器)を有
しており、AGVに充電が必要なことをAGVから受け
取る走行距離情報やバッテリー起電力情報から判断し充
電が必要になったAGVに充電指令を発し、併せてAG
V用充電装置3にも充電作業を行う旨の指令を発する。
【0032】かかる充電モードに入ったAGV1とAG
V用充電装置3の充電作業は以下の手順で進行する。先
ず、司令部からの充電指令を受け充電モードに入ったA
GV1は、AGV用搬送経路2に沿って充電ポイントP
に向かって走行する。そして、誘導手段2a、9aを経
てAGV用充電装置3の上面9cの所定位置に停止す
る。この場合、AGV1の停止精度が悪いのであれば、
矯正機構を設けておき、AGV用充電装置3の上面9c
の所定位置に矯正しても良い。ここで、AGV1がAG
V用充電装置3の上面9cの所定位置に停止した状態が
図4に示す状態である。次に、司令部からの充電準備指
令を受け充電モードに入ったAGV用充電装置3は、A
GV1がAGV用充電装置3の上面9cの所定位置に停
止した状態をセンサからの信号で検知し、AGV用充電
装置3の制御部が電磁弁を作動させる事でエアシリンダ
ーにエアを供給して充電機構10のメスのコネクターを
AGV1のオスのコネクターに連結する。コネクターが
連結されたら、充電器のスイッチを「入」にして充電を
開始し、充電が完了すると充電器のスイッチを「切」に
して充電を終了し、電磁弁を作動させることにより先程
とは逆方向にエアシリンダーにエアを供給して充電機構
10のメスのコネクターをAGV1のオスのコネクター
から抜き去る。こうして、充電ポイントPでの一連の充
電作業は完了する。最後に、充電作業の完了したAGV
1は、誘導手段9a、2aを経てAGV用充電装置3の
上面9cの所定位置から床面Fに戻り、後はAGV用搬
送経路2に沿って物品の搬送・供給作業に復帰する。
【0033】かかる充電作業は、後続するAGVが充電
中のAGV1に追いつかない場合の説明であるが、AG
Vが頻繁に往来する工場においては、充電にある程度時
間を要することを考慮すれば、充電中のAGV1に後続
のAGVが迫ってくることも考えられるが、その場合
は、図5に示すように昇降台9を上方に回避させること
によって、後続のAGVとの干渉を回避することができ
る。具体的には、司令部はAGVの位置を常時監視して
おり、後続するAGVが充電中のAGV1と所定距離ま
で接近してくるとAGV用充電装置3に回避指令を発す
る。すると、AGV用充電装置3の制御部は駆動部7
a、7bのモータを駆動させて昇降台9を上昇させるこ
とにより、充電機構10と繋がっている充電中のAGV
1を上方に回避させると伴に、図5に示すように昇降台
9の下方に後続のAGVが通過し得る空間を現出させ
る。そして、後続するAGVは図6に示すように充電中
のAGV1を載置した状態の昇降台9の真下を通過する
が、通過後は昇降台9を元の位置に戻す。
【0034】なお、本実施形態においては、後続するA
GVが接近してきた場合のみ昇降機構を動かす回避動作
を行うものとしたが、AGV1が所定位置に停止すると
直ちにコネクターを接続し昇降機構を作動させてAGV
1を上方の回避位置まで移動して、回避位置にて長時間
充電を行いつつ後続するAGVとの干渉を回避して、充
電が完了した後にコネクターを切断し昇降機構を作動さ
せてAGV1を床面迄降下させるという方法で制御する
ものであっても構わない。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるAG
V用充電装置は、充電中のAGVを載置したまま昇降し
得るので、後続するAGVが接近してきた際には、充電
中のAGVを充電機構と共に上方に回避させ後続のAG
Vとの干渉を避けることができるので、AGV用搬送経
路の途中に充電ポイントを設けた工場レイアウトを採る
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るAGV用充電装置を備えたAGV
システムの搬送経路・充電位置を示した配置図である。
【図2】本発明に係るAGV用充電装置を示す斜視図で
ある。
【図3】本発明に係るAGV用充電装置を示す斜視図で
ある。
【図4】本発明に係るAGV用充電装置でのAGVの充
電状態を示す斜視図である。
【図5】本発明に係るAGV用充電装置でのAGVの充
電状態を示す斜視図である。
【図6】本発明に係るAGV用充電装置でのAGVの充
電状態を示す斜視図である。
【図7】従来のAGV用充電装置を備えたAGVシステ
ムの搬送経路・充電位置を示した配置図である。
【符号の説明】
1 AGV 2 AGV用搬送経路 3 AGV用充電装置 4 柱 5 ネジ 6 昇降板 7 駆動部 8 固定具 9 昇降台 10 充電機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 AGVの走行経路の一部を構成すると伴
    にその上面にAGVを載置した状態で昇降可能な昇降台
    を有する昇降機構と、当該昇降台上に設けられ昇降台上
    に停止したAGVに対して充電を行う充電機構と、を備
    えたAGV用充電装置。
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