JP2000278847A - 絶縁電線用引留クランプの把持機構 - Google Patents

絶縁電線用引留クランプの把持機構

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克己 藪
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純一 川嶋
Kazuo Higuchi
一夫 樋口
Seiki Segawa
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Toshin Electric Co Ltd
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Toshin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 絶縁電線の被覆を剥ぎ取ることなく、丸、よ
り線形状を内装した被覆電線を把持し作業者の作業の省
力化および電気的、機械的長期信頼性に優れた引留クラ
ンプの把持機構を提供すること。 【解決手段】 電柱に装架されている絶縁電線aの被覆
を剥ぎ取らずに、電線を引留める引留クランプの電線を
把持する一対のクサビ状の刃電極において、被覆を穿溝
する切断部と電線表面を傷めない平担部で形成された把
持部12を設けた電線把持刃11と、装架において絶縁
電線aの振動により電線把持刃11の両端部にて電線を
傷めないように刃電極の中央部より両端側に順次電線と
前記平担部に隙間をもたせた湾曲面で形成された複数の
電線把持刃12を備えた刃電極とを具備することを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電柱に装架されてい
る絶縁電線において、電柱側の金物碍子と絶縁電線の被
覆を剥ぎ取らずに把持して、引留める引留クランプに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、絶縁電線の引留めは、絶縁電線の
引留箇所を設定し、その箇所の被覆を剥ぎ取った後引留
クランプにて電線を把持して引留めていたが、近年当該
の引留工事においては、被覆剥ぎ取り箇所の設定、作業
の省略による省力化、間接活線工法化等に伴って、被覆
状態のまま電線を把持して引留めできる引留クランプが
必要になってきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、絶縁電
線の被覆材料は、耐候性に優れた強硬で且つ屋外におい
て冬季は硬く、夏期は軟かいなど、気温により硬さが変
化する樹脂材料であり、また、内装されている電線は、
銅、アルミ材料からなる軟かい線材で、断面の形状も1
本の丸線と複数の細い丸線をより合わせたより線である
ため、それらの絶縁電線の被覆材を突き破り、内装され
た電線表面を損傷することなく初期位置で把持して、絶
縁電線の装架時における風力に基づく張線側の振動によ
る電線劣化を防ぎ、間接活線工法用締付工具による締付
力の一定化とその確認が要求され、その把持性能、電気
的導通性、長期間の信頼性を高めた引留クランプの把持
機構の改善が必要になってきている。
【0004】この発明は、このような事情を鑑みなされ
たものであり、その目的は、引留クランプの把持機構を
使用することにより絶縁電線の被覆を剥ぎ取ることな
く、丸、より線形状を内装した被覆電線を把持し作業者
の作業の省力化および電気的、機械的長期信頼性に優れ
た引留クランプを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】引留クランプの把持部に
おいて絶縁電線への被覆を突き破り穿溝する切断部と電
線表面を傷めない平担部で形成された電線把持部を設け
た電線把持刃と、電線方向には複数の電線把持刃により
被覆への穿溝させる締付トルクの低減と把持された電線
の両端をやわらげるために電線把持刃を湾曲に形成され
た一対の刃電極とを本体及び蓋に具備し、その本体及び
蓋には、電線挿入、締付、把持において電線と把持部の
軸芯が常に同じ位置になるように複数の電線ガイドを設
け、蓋の開閉は締付ナットを緩め締付ボルトを本体に挿
入し、一定トルクにて破断する機能を具備した締付ナッ
トの締付により被覆への穿溝と電線へ一定の把持力を与
え、作業者が被覆を剥ぐことなく引留作業が実施出来、
電気的導通性、把持の長期信頼性を高めた絶縁電線の引
留めが行えるようになっている。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、この発明に係る引留クラン
プの把持機構の実施例について図面を参照しながら以下
に説明する。
【0007】図1は、引留クランプの絶縁電線把持時の
正面図、図2は右側面図、図3はその一部拡大図、図4
は絶縁電線挿入時の蓋の開放状態を示す右側面図であ
る。
【0008】図1、図2より、引留クランプの蓋(2)
は、本体(1)の側面にあるコッターピン(8)を支点
に開閉移動し、その開閉側の本体(1)及び蓋(2)の
相対位置にはいわゆる上下一対の刃電極(3)を各々収
納するためのテーパー状の刃電極受け(9)が設けられ
ている。
【0009】各刃電極(3)は、常に左端に位置し、絶
縁電線(a)を挿入し、締付ナット(5)を締付、装架
後に電線(b)断面の変形により張線側(c)に移動可
能な刃電極移動空間(10)を有している。
【0010】蓋(2)の開閉は、図4の締付ナット
(5)を緩め、締付ボルト(4)をコッターピン(8)
を支点に蓋(2)を押し上げ、刃電極(3)相互間へ絶
縁電線(a)を挿入して、締付ボルト(4)を本体
(1)の締付ボルト挿入溝(6)へ挿入し、同じく蓋
(2)を閉じることにより、一定トルクで破断する締付
ナット(5)を締めることによって上下の刃電極(3)
が閉じ、いわゆる絶縁電線(a)の被覆を突き破り把持
部(12)が電線(b)表面に達することになる。
【0011】図3は、刃電極(3)の開閉移動により絶
縁電線(a)が常に電線把持刃(11)の把持部(1
2)の軸芯と同じ位置になるように本体(1)及び蓋
(2)の刃電極受け(9)の両側面に電線ガイド(7)
を設けた状態を示す。
【0012】図5、図6及び図7は、刃電極(3)の正
面図、右側面図及び下面図をそれぞれ示し、図8、図
9、図10及び図11は刃電極(3)の一部拡大図をそ
れぞれ示す。
【0013】刃電極(3)は、電線(b)の表面に損傷
を与えることのない硬さの材料を用い、摺動側は刃電極
受け(9)に摺動可能なテーパー形状で収納され、電線
(b)把持側は絶縁電線(a)の被覆を突き破り穿溝さ
せる穿溝力を分散し、いわゆる締付ナット(5)の締付
トルクの低減と両端部の電線把持刃(11)及び把持部
(12)と電線(b)表面の把持をやわらげるため、刃
電極(3)の中央部より両端側を湾曲面(16)とした
複数の電線把持刃(11)を備えている。
【0014】また、電線把持刃(11)の先端には、絶
縁電線(a)の被覆を突き破る切断刃(14)とその被
覆を収容する被覆収容部(15)、及び、穿溝後図11
の実施例に示す複数の細い丸線をより合せた電線(b)
の各丸線表面に把持部(12)の把持による傷をつけな
いための平担部(13)を有した電線の把持部(12)
が形成された一対の刃電極(3)と、絶縁電線(a)の
挿入、締付、把持作業における刃電極(3)の把持部
(12)との軸芯が同一すなわちズレがない締付ボルト
(4)の本体(1)と、締付ボルト挿入溝(6)への挿
入、定トルク締付ナット(5)により規定破断による締
付が可能な把持機構である。
【0015】
【発明の効果】この発明は上記のように、引留クランプ
の把持機構を使用することにより、絶縁電線の被覆を剥
ぎ取ることなく、丸、より線形状を内装した被覆電線を
把持でき、作業者の作業の省力化および電気的、機械的
長期信頼性に優れた効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例における引留クランプの絶縁電線把持時
の正面図である。
【図2】図1における右側面図である。
【図3】図2における一部拡大側面図である。
【図4】図2において絶縁電線挿入時の右側面図であ
る。
【図5】刃電極の正面図である。
【図6】刃電極の右側面図である。
【図7】刃電極の下面図である。
【図8】電線把持刃の平面拡大図である。
【図9】電線把持刃の正面拡大図である。
【図10】電線把持刃の右側面拡大図である。
【図11】電線把持刃に絶縁電線を把持した状態の拡大
正面図である。
【符号の説明】
a.絶縁電線 b.電線 c.張線側 d.引留側 1.本体 2.蓋 3.刃電極 4.締付ボルト 5.締付ナット(定トルクナット付) 6.締付ボルト挿入溝 7.電線ガイド 8.コッターピン 9.刃電極受け 10.刃電極移動空間 11.電線把持刃 12.把持部 13.平担部 14.切断部 15.被覆収容部 16.湾曲面 17.隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川嶋 純一 名古屋市東区東新町1番地 中部電力株式 会社内 (72)発明者 樋口 一夫 大阪市淀川区新高1丁目3番8号 東神電 気株式会社内 (72)発明者 瀬川 清貴 大阪市淀川区新高1丁目3番8号 東神電 気株式会社内 Fターム(参考) 5G367 EA02 EC03 EF02 EF06

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電柱に装架されている絶縁電線の被覆を剥
    ぎ取らずに、電線を引留める引留クランプの電線を把持
    する一対のクサビ状の刃電極において、 被覆を穿溝する切断部と電線表面を傷めない平担部で形
    成された把持部を設けた電線把持刃と、装架において絶
    縁電線の振動により電線把持刃の両端部にて電線を傷め
    ないように刃電極の中央部より両端側に順次電線と前記
    平担部に隙間をもたせた湾曲面で形成された複数の電線
    把持刃を備えた刃電極とを具備し、 電線の挿入、締付、把持において常に電線と把持部の軸
    芯が同じ位置になるように本体及び蓋の刃電極両側面に
    複数の電線ガイドを設け、蓋の開閉すなわち刃電極の開
    閉は締付ナットを緩め締付ボルトを本体締付ボルト挿入
    溝へ挿入し、締付ナットに具備された定トルクナットに
    より締付力を一定にさせていることを特徴とする絶縁電
    線用引留クランプの把持機構。
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