JP2000278356A - Atコマンド受信回路 - Google Patents

Atコマンド受信回路

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    • H04L7/041Speed or phase control by synchronisation signals using special codes as synchronising signal
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    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L69/00Network arrangements, protocols or services independent of the application payload and not provided for in the other groups of this subclass
    • H04L69/30Definitions, standards or architectural aspects of layered protocol stacks
    • H04L69/32Architecture of open systems interconnection [OSI] 7-layer type protocol stacks, e.g. the interfaces between the data link level and the physical level
    • H04L69/322Intralayer communication protocols among peer entities or protocol data unit [PDU] definitions
    • H04L69/323Intralayer communication protocols among peer entities or protocol data unit [PDU] definitions in the physical layer [OSI layer 1]

Abstract

(57)【要約】 【課題】 CPUによる処理を一切必要とせずに、通信
速度の測定、および、パリティの種類,通信に用いるデ
ータフォーマットを識別し、識別したこれらの情報を汎
用非同期送受信回路に設定することができるATコマン
ド受信回路を提供すること。 【解決手段】 速度検出部12およびキャラクタ受信部
14は、それぞれ受信したATコマンドを含むシリアル
データから通信速度、パリティの種類、データフォーマ
ットを判断し、これらの情報を通信速度・パリティ情報
設定部16がUART2のレジスタに書き込む。また、
クロック供給部13は、速度検出部12により検出され
た通信速度に基づいてデータ受信用クロックを発生し、
UART2へ供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モデムを制御する
ために調歩同期方式により外部から送信されてきたAT
コマンドを受信して汎用非同期送受信回路へ出力するA
Tコマンド受信回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、パーソナルコンピュータ等の端
末装置によりデータ通信を行う場合、端末装置は、接続
されたモデムまたはターミナルアダプタ(以下、TAと
いう)を制御するために、モデムまたはTAに対して、
ATコマンドを調歩同期方式で送信する。そして、上記
モデムまたはTAは、調歩同期方式で送信されてきたA
Tコマンドを、UART(Universal Asyncronous Rece
iver-Trasmitter:汎用非同期送受信回路)と呼ばれる
調歩同期方式のシリアルデータ送受信回路で受信し、受
信したATコマンドに従って通信制御を行っている。
【0003】ここで、UARTがATコマンドを受信す
る際、その受信速度が端末装置の送信速度に依存する場
合、受信開始時に、UARTに対して受信速度を設定す
る必要がある。このUARTに対する受信速度の設定方
法については、従来より種々の提案がなされている。
【0004】例えば、特開平10−294772号にお
いては、入力された最初のキャラクタのスタートビット
の時間的な長さから入力データの通信速度を検出し、検
出した通信速度に基づいて受信クロックを生成してUA
RTに供給する。また、上記スタートビットに続く最初
のキャラクタのデータをシフトレジスタに保持し、続く
2番目のキャラクタ以降の入力データをUARTへ供給
する。このような構成により、最初のキャラクタの受信
期間を、全てUARTに対する受信速度の設定処理に使
用することで時間的余裕を稼ぎ、端末装置の調歩同期方
式による通信速度の向上に対しても正確にATコマンド
を受信することを可能としている。
【0005】また、特開平09−153923号におい
ては、通信速度の検出および検出した通信速度に基づく
クロックの生成ならびに生成したクロックのUARTへ
の供給をMPU以外の構成によって行うことで、MPU
の負担を軽減している。また、通信速度の解析を、入力
データのレベルがスタートビットのレベルと逆になる期
間が10ビット(1スタートビット,7データビット,
1パリティビット,1ストップビット)分以上継続する
(すなわちコマンド間隔が通信速度の解析可能な長さと
なる)のを待ってから開始することで、通信速度の誤っ
た測定を回避すること可能としている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術にお
いては、いずれもシフトレジスタを用意しておき、この
シフトレジスタに保持された最初のキャラクタのデータ
をCPUが読み取り、また、続く2番目のキャラクタの
データを、UARTを介してCPUが受信することで、
受信したデータがATコマンドであるか否かをCPUに
よって判断している。また、受信したデータがATコマ
ンドであった場合、すなわち、受信した最初のキャラク
タが「A」または「a」、2番目のキャラクタが「T」
または「t」であった場合、CPUが、双方のキャラク
タのデータに含まれているパリティビットの状態から通
信に使用するデータフォーマットを判断している。
【0007】しかしながら、上記の従来技術のように、
データ通信制御に関してCPUの処理を必要とするもの
は、通信速度が例えば1Mbpsまたはそれ以上高速に
なると、CPUが他の処理でビジー状態になっていた場
合、直ちにデータ通信制御のための処理を開始できると
は限らないため、入力データを正常に受信できない可能
性がある。
【0008】また、携帯電話を含むモバイル端末により
データ通信を行う場合、バッテリの消費電流を極力抑え
たいという観点から、CPUによる処理が極力発生しな
いようにすることが望ましい。
【0009】本発明は、このような事情を鑑みてなされ
たものであり、CPUによる処理を一切必要とせずに、
通信速度の測定、および、パリティの種類,通信に用い
るデータフォーマットを識別し、識別したこれらの情報
を汎用非同期送受信回路に設定することができるATコ
マンド受信回路を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、調歩同期方式のシリアルデータによって送られてき
たATコマンドを受信して汎用非同期送受信回路へ出力
するATコマンド受信回路であって、調歩同期方式で送
信されたATコマンドを受信し、該受信したATコマン
ドから通信速度の測定、パリティの種類、通信に用いる
データフォーマットを判別し、該判別した通信速度およ
びパリティの種類を前記汎用非同期送受信回路に設定す
ることを特徴としている。
【0011】ここで、パリティの種類としては、奇数パ
リティ,偶数パリティ,パリティ無し等の種類がある。
【0012】上記の構成によれば、ATコマンド受信回
路によって、入力されたATコマンドから通信速度、パ
リティの種類、および、データフォーマットが判断さ
れ、それらの情報が汎用非同期送受信回路に設定される
ので、汎用非同期送受信回路は、設定された通信速度、
パリティの種類、および、データフォーマットの情報に
基づいて、調歩同期方式で送信されたシリアルデータを
受信することができる。
【0013】請求項2に記載の発明は、調歩同期方式の
シリアルデータによって送られてきたATコマンドを受
信して汎用非同期送受信回路へ出力するATコマンド受
信回路であって、前記ATコマンドの最初のキャラクタ
に付与されたスタートビットに基づいて前記シリアルデ
ータの通信速度を検出する速度検出手段と、前記検出さ
れた通信速度に基づいて前記シリアルデータの受信用ク
ロックを発生し、前記汎用非同期送受信回路に供給する
クロック供給手段と、前記シリアルデータにより入力さ
れるキャラクタを識別し、ATコマンドが入力されたと
判断すると、該ATコマンドに基づいてATコマンドの
通信に適用されるパリティの種類とデータフォーマット
とを判別するキャラクタ受信手段と、前記速度検出手段
が検出した通信速度、および、前記キャラクタ受信手段
が判別したパリティの種類およびデータフォーマットの
情報を前記汎用非同期送受信回路に設定する通信速度・
パリティ情報設定手段と、前記ATコマンドの最初のキ
ャラクタと2番目のキャラクタが入力されている間は、
前記シリアルデータの前記汎用非同期送受信回路への出
力を阻止するゲート手段とを有することを特徴としてい
る。
【0014】ここで、上記最初のキャラクタおよび2番
目のキャラクタは、ATコマンドの書式により、「A」
「T」または「a」「t」となる。
【0015】上記の構成によれば、入力されたATコマ
ンドから通信速度、パリティの種類、および、データフ
ォーマットが判断され、それらの情報が汎用非同期送受
信回路に設定される。また、上記判断された通信速度に
基づくシリアルデータの受信用クロックが汎用非同期送
受信回路へ供給されると共に、ATコマンドの最初のキ
ャラクタと2番目のキャラクタの出力が阻止される。こ
れにより、汎用非同期送受信回路は、設定された通信速
度、パリティの種類、および、データフォーマットの情
報に基づいて、2番目のキャラクタの後に入力されるシ
リアルデータを受信することができる。すなわち、汎用
非同期送受信回路は、CPUによる処理を必要とせずに
調歩同期方式で送信されてきたシリアルデータからAT
コマンドを受信することができると共に、当該シリアル
データのパリティチェックも行うことができる。
【0016】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
のATコマンド受信回路において、IrDA通信により
送信されてきた調歩同期方式のシリアルデータに対応す
るIrDAパルス信号を復調して、該シリアルデータを
出力するIrDA復調手段を有し、前記速度検出手段の
代わりに、前記IrDAパルス信号に基づいて前記シリ
アルデータの通信速度を検出するIrDA通信速度検出
手段を有することを特徴としている。
【0017】ここで、上記IrDAパルス信号とは、シ
リアルデータのビット幅よりも短いパルス幅の信号によ
って、当該シリアルデータのローレベルの状態を表した
ものである。
【0018】上記の構成によれば、IrDA復調手段に
よってIrDA通信で送られてきたシリアルデータが復
調され、この復調されたシリアルデータからそれぞれ、
通信速度、パリティの種類、データフォーマットが判断
され、それらの情報が汎用非同期送受信回路に設定され
る。また、上記判断された通信速度に基づくシリアルデ
ータの受信用クロックが汎用非同期送受信回路へ供給さ
れると共に、ATコマンドの最初のキャラクタと2番目
のキャラクタの出力が阻止される。これにより、汎用非
同期送受信回路は、CPUによる処理を必要とせずに、
IrDA通信によって送信されてきた調歩同期方式によ
るシリアルデータからATコマンドを受信することがで
きると共に、当該シリアルデータのパリティチェックも
行うことができる。
【0019】請求項4に記載の発明は、請求項2または
3に記載のATコマンド受信回路において、前記キャラ
クタ受信手段が、前記ATコマンドの最初のキャラクタ
と2番目のキャラクタからATコマンドが入力されたか
否かを判断し、各々付与されたパリティビットの状態か
ら、前記パリティの種類とデータフォーマットとを判別
することを特徴としている。
【0020】上記の構成によれば、キャラクタ受信手段
は、ATコマンドの最初のキャラクタと2番目のキャラ
クタとに各々付与されたパリティビットの状態、すなわ
ち、各々のパリティビットがハイレベルかローレベルか
によって、パリティの種類とデータフォーマットとを判
別する。
【0021】請求項5に記載の発明は、請求項2または
3に記載のATコマンド受信回路において、前記キャラ
クタ受信手段は、ATコマンドが入力されたと判断する
と、前記クロック供給手段に対して前記受信用クロック
の発生を指示し、前記クロック供給手段は、該発生指示
により前記受信用クロックを発生することを特徴として
いる。
【0022】上記の構成によれば、キャラクタ受信手段
は、ATコマンドが入力されたと判断すると、すなわ
ち、最初のキャラクタが「A」、2番目のキャラクタが
「T」、または、最初のキャラクタが「a」、2番目の
キャラクタが「t」と判断すると、クロック供給手段に
受信用クロックを発生させる。言い換えれば、ATコマ
ンドが入力されないうちは、クロック供給手段において
受信用クロックが発生しないので、さらなる消費電流の
節約となる。
【0023】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
のATコマンド受信回路において、前記キャラクタ受信
手段は、前記ATコマンドの最後のキャラクタを識別す
ると、前記クロック供給手段に対する前記受信用クロッ
クの発生指示を停止し、前記クロック供給手段は、該発
生指示が停止すると前記受信用クロックの発生を停止す
ることを特徴としている。
【0024】ここで、上記最後のキャラクタは、ATコ
マンドの書式により、キャリッジリターン<CR>とな
る。
【0025】上記の構成によれば、ATコマンドの最後
のキャラクタを受信した後は、クロック供給手段におけ
るデータ受信用クロックの発生が停止するので、さらな
る消費電流の節約が可能となる。
【0026】請求項7に記載の発明は、請求項2から6
のうちいずれか1項記載のATコマンド受信回路におい
て、前記通信速度・パリティ情報設定手段は、前記AT
コマンドを受信することによって、前記汎用非同期送受
信回路に前記検出された通信速度、パリティの種類、お
よびデータフォーマットの情報を書き込むことを特徴と
している。
【0027】請求項8に記載の発明は、請求項2から7
のうちいずれか1項記載のATコマンド受信回路におい
て、前記キャラクタ受信手段は、ATコマンドの最後の
キャラクタを受信して1つのATコマンドの受信が終了
すると、継続して次のATコマンドが入力されたか否か
の判断を行うことを特徴としている。
【0028】請求項9に記載の発明は、請求項3に記載
のATコマンド受信回路において、前記IrDA通信速
度検出手段は、最初に入力される前記IrDAパルス信
号から次に入力されるIrDAパルス信号までの時間を
計測し、該計測した時間の1/2の時間に基づいて通信
速度を検出することを特徴としている。
【0029】上記の構成によれば、調歩同期方式のシリ
アルデータにより送信されるATコマンドにおいては、
最初のビット(スタートビット)がローレベル、2番目
のビット(データビットのLSB)がハイレベル、3番
目のビット(データビットの第2ビット)がローレベル
となる。すなわち、最初に入力されるIrDAパルス信
号は最初のビットの立ち下がりを示し、次に入力される
IrDAパルス信号は3番目のビット立ち下がりを示す
ことになる。これにより、最初に入力されるIrDAパ
ルス信号から次に入力されるIrDAパルス信号までの
時間の半分の時間は、上記シリアルデータの1ビット分
の時間に相当することになり、これに基づいて通信速度
を検出することができる。
【0030】請求項10に記載の発明は、請求項3に記
載のATコマンド受信回路において、前記IrDA通信
速度検出手段が通信速度の検出を開始してから所定時間
が経過しても前記IrDAパルス信号が入力されない場
合は、前記IrDA通信速度検出手段の検出動作を停止
させるための速度検出動作停止信号を出力するタイムア
ウト検出手段を有することを特徴としている。
【0031】上記の構成によれば、速度検出動作停止信
号に基づいて、IrDA通信速度検出手段の検出動作を
停止させるようにすることで、IrDA通信速度検出手
段の無駄な動作を回避する無入力状態が所定時間以上継
続することを避けることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して詳細に説明する。図1に本発明の実施形
態の構成を示す。この図において、1はATコマンド受
信回路である外部から入力されるシリアルデータを受信
し、受信したシリアルデータから通信速度(以下、ボー
レートと称す)の測定、測定した通信速度に基づく各種
クロック信号(後述する)の生成、通信に用いるパリテ
ィの種類(奇数パリティ,偶数パリティ,パリティなし
のいずれか)およびデータフォーマットを判断する。ま
た、上記シリアルデータのUART2への出力制御も行
っている。
【0033】UART2(汎用非同期送受信回路)は、
従来より周知の調歩同期方式のシリアルデータ送受信回
路であり、ATコマンド受信回路1において得られた通
信速度、パリティの種類、および、データ受信用クロッ
クに基づいて、ATコマンド受信回路1から出力される
シリアルデータを受信する。また、UART2は内部
に、上記通信速度、パリティの種類、データフォーマッ
トに関する情報を格納するためのレジスタを具備してお
り、このレジスタに上記の各情報が書き込まれると、そ
れらの情報に基づいて入力されたシリアルデータを受信
するための内部受信クロックBAUDを発生することが
できる。
【0034】さらに、上述したATコマンド受信回路1
は、以下に述べる構成からなっている。まず、レジスタ
11は、図示せぬCPUからの各種指示信号(後述す
る)を保持する。速度検出部(速度検出手段)12は、
レジスタ11にCPUから送信されるATコマンドの受
信開始を指示するスタート信号SSが保持されると、入
力端子10から入力されるシリアルデータの監視を開始
する。そして、ATコマンドのスタートビットが入力さ
れると、クロック供給部13に対して検出信号DSを出
力すると共に、内部に具備されているカウンタによりス
タートビットのパルス幅を計測し、入力されるシリアル
データのボーレートを測定する。また、測定したボーレ
ートを示す速度情報BDをクロック供給部13およびボ
ーレート・パリティ情報設定部16へ出力する。
【0035】クロック供給部(クロック供給手段)13
は、速度検出部12から検出信号DSが出力されると、
内部動作クロックCLKを発生し、キャラクタ受信部1
4へ供給する。ここで、内部動作クロックCLKの周期
は、入力端子10から入力されるシリアルデータをサン
プリングできるように、速度検出部12によって検出さ
れたボーレートと同一になるように設定される。また、
クロック供給部13は、キャラクタ受信部14から受信
クロック発生指示信号GSが出力されると、速度検出部
12から出力されるボーレート情報BDに基づいて、入
力されたシリアルデータを受信するための受信クロック
RCLKを発生してUART2へ供給する。ここで、受
信クロックRCLKは、速度検出部12により検出され
たボーレートのシリアルで入力データを受信するのに最
適な速度(目安としてはボーレートの16倍程度)に設
定される。
【0036】キャラクタ受信部(キャラクタ受信手段)
14は、クロック供給部13から内部動作クロックCL
Kが供給されると、入力されたシリアルデータにより表
されるキャラクタを判断する。ここで、キャラクタ受信
部12が判断するキャラクタは、「A」(ASCIIコ
ード:41h),「T」(ASCIIコード:54
h),「a」(ASCIIコード:61h),「t」
(ASCIIコード:74h),キャリッジリターン<
CR>(ASCIIコード:0dh)の5種類である。
【0037】そして、ATコマンドが入力された場合、
すなわち、最初と2番目のキャラクタが、「A」と
「T」もしくは「a」と「t」であった場合は、各キャ
ラクタのデータに含まれるパリティビットの状態から、
パリティの種類と、データフォーマットとを判断する。
【0038】また、キャラクタ受信部14は、内部にA
Tコマンド検出回路(図示略)を有しており、このAT
コマンド検出回路の状態に基づいてATコマンドが入力
されたか否かの判断を行っている。ここで、ATコマン
ド検出回路の状態は2ビットのディジタル信号で表さ
れ、初期状態においては「00」になっている。この2
ビットのディジタル信号は、「00」がATコマンドの
待機状態、「01」がキャラクタ「t」の待機状態、
「10」がキャラクタ「T」の待機状態、「11」がA
Tコマンドを受信した状態を表す。そして、入力された
シリアルデータがATコマンドであると判断された場
合、マスク部15に対してマスク解除信号MR(後述す
る)を出力する共に、クロック供給部13に対して受信
クロック発生指示信号GSを出力する。
【0039】マスク部15(ゲート手段)は、キャラク
タ受信部14からマスク解除信号MRが出力された場
合、入力されたシリアルデータをUART2へ出力し、
マスク解除信号が出力されていない場合はUART2へ
の出力を停止する。ボーレート・パリティ情報設定部
(通信速度・パリティ情報設定手段)16は、速度検出
部12が検出したボーレート、および、キャラクタ受信
部14で判断されたパリティの種類とデータフォーマッ
トの情報を、UART2の内部に設けられたレジスタに
書き込む。
【0040】17はマルチプレクサであり、レジスタ1
1に保持されたクロック切替信号SWに従って、クロッ
ク供給部13から出力される受信クロックRCLKまた
はUART2自身が発生する内部受信クロックBAUD
のいずれかを選択して、UART2のクロック入力端子
RCLKINへ出力する。
【0041】次に図2に示すフローチャートを参照し
て、上述した構成におけるATコマンド受信回路の動作
について説明する。まず、レジスタ11により、図示せ
ぬCPUから出力されたスタート信号SSが保持される
と、ステップS1へ進み、速度検出部12が、入力され
るシリアルデータの立ち下がりを監視する。なお、何等
データが入力されない場合、入力端子10における信号
のレベルは、ハイレベルとなる。また、レジスタ11に
は、スタート信号SSと共にクロック切替信号SWとが
保持され、このクロック切替信号SWは、マルチプレク
サ17に、クロック供給部13が発生した受信クロック
RCLKをUART2へ出力させる状態になっている。
【0042】そして、入力端子10に最初のキャラクタ
のスタートビットが入力され、速度検出部12にて立ち
下がりが検出されると、ステップS2へ進み、速度検出
部12はクロック供給部13に対して検出信号DSを出
力すると共に、内部のカウンタを作動させてスタートビ
ットの時間幅の測定を開始する。次にステップS3へ進
み、クロック供給部13は内部動作クロックCLKを発
生して、キャラクタ受信部14へ供給する。これによ
り、キャラクタ受信部14が起動し、ステップS4で、
スタートビットに続いて入力されたシリアルデータによ
って表されるキャラクタを判断する。
【0043】そして、判断したキャラクタが「A」また
は「a」以外のキャラクタであった場合、判断結果がN
Oとなって、ステップS1へ戻り、速度検出部12は再
度、入力データの立ち下がりを監視する。一方、「A」
または「a」のキャラクタであった場合は、判断結果が
YESとなってステップS5へ進む。
【0044】この時、判断されたキャラクタが「a」で
あった場合、ATコマンド検出回路の状態は「01」に
遷移し、「A」であった場合は「10」に遷移する。ま
た、判定されたキャラクタが「a」または「A」であっ
た場合、そのデータビット(61hまたは41h)と、
続いて入力されるパリティビットがキャラクタ受信部1
4に記憶される。
【0045】ステップS5へ進むと、速度検出部12
は、測定したスタートビットの時間幅に基づいて、入力
されたシリアルデータのボーレートを検出する。そし
て、ステップS6へ進み、速度検出部12は、検出した
ボーレート情報BDを、クロック供給部13およびボー
レート・パリティ情報設定部16のメモリにそれぞれ書
き込む。
【0046】次に、ステップS7へ進み、キャラクタ受
信部14は、「A」または「a」のキャラクタに続いて
入力されるシリアルデータにより表されるキャラクタを
判断し、その内容に基づいて以下の処理を行う。
【0047】(1)ステップS4で判断されたキャラク
タが「A」であった場合:この場合、ステップS7で判
断されたキャラクタが「T」以外であれば、ステップS
8へ進む。また、ステップS7で判断されたキャラクタ
が「T」であれば、そのデータビット(54h)と、パ
リティビットとを記憶し、ステップS9へ進む。この
時、ATコマンド検出回路の状態は「11」に遷移す
る。
【0048】(2)ステップS4で判断されたキャラク
タが「a」であった場合:この場合、ステップS7で判
断されたキャラクタが「t」以外であれば、ステップS
8へ進む。また、ステップS7で判定したキャラクタが
「t」であれば、そのデータビット(74h)と、パリ
ティビットとを記憶し、ステップS9へ進む。この時、
ATコマンド検出回路の状態は「11」に遷移する。
【0049】上述したように、ステップS7で判断され
たキャラクタが「T」または「t」以外であった場合、
ステップS8へ進む。そして、ステップS8へ進むと、
キャラクタ受信部14は、ステップS7で判断されたキ
ャラクタが「A」または「a」であったか否かに応じ
て、以下の処理を行う。
【0050】(1)ステップS7で判断されたキャラク
タが「A」または「a」であった場合:この場合、ステ
ップS7で判断されたキャラクタのデータビット(41
hまたは61h)と、パリティビットとを記憶すると共
に、以下の処理を行う。(1−1)ステップS4で判断
されたキャラクタが「a」であった場合:ステップS7
で判断されたキャラクタも「a」であれば、ステップS
8の判断結果がYESとなり、ステップS7へ戻って次
に入力されたシリアルデータによって表されるキャラク
タを判断する。この時、ATコマンド検出回路の状態は
「01」に維持される。また、ステップS7で判定した
キャラクタが「A」であった場合も、ステップS8の判
断結果がYESとなり、ステップS7へ戻るが、この場
合はATコマンド検出回路の状態が「10」に遷移す
る。
【0051】(1−2)ステップS4で判定したキャラ
クタが大文字「A」であった場合:ステップS7で判断
されたキャラクタも「A」であれば、ステップS8の判
断結果がYESとなり、ステップS7へ戻って次に入力
されたシリアルデータによって表されるキャラクタを判
断する。この時、ATコマンド検出回路の状態は「1
0」に維持される。また、ステップS7で判定したキャ
ラクタが「a」であった場合も、ステップS8の判断結
果はYESとなり、ステップS7へ戻るが、この場合は
ATコマンド検出回路の状態が「01」に遷移する。
【0052】(2)ステップS7で判断されたキャラク
タが「A」または「a」のいずれでもない場合:この場
合は、ステップS4で判断されたキャラクタが、「a」
または「A」であるか否かに関係なく、ステップS8の
判断結果がNOとなり、ステップS1へ戻る。また、A
Tコマンド検出回路の状態は「00」に遷移する。
【0053】上述したステップS4,S7,S8の処理
は、ATコマンドが入力されたか否かを判断するための
処理である。ここで、上述したステップS4,S7,S
8の処理内容を状態遷移図によって表したものを図3に
示す。
【0054】この図において、ATコマンド検出回路の
状態が待機状態「00」である場合は、キャラクタ受信
部14が「A」または「a」が受信するを待つ(図3,
(ア))。そして、例えばキャラクタ受信部14が小文
字の「a」を受信すると、ATコマンド検出回路の状態
が「01」に遷移し(同図,(イ))、また、「A」を
受信すると「10」に遷移する(同図,(ウ))。
【0055】次に、ATコマンド検出回路の状態が「0
1」(「t」の待機状態)になっている時、「a」,
「A」,「t」以外のキャラクタを受信すると、その状
態は「00」に遷移する(同図,(エ))。また、
「a」を受信した場合は状態が遷移せず(同図,
(オ))、「A」が受信された場合は、状態が「10」
に遷移する(同図,(カ))。さらに、「t」が受信さ
れた場合は、状態が「11」に遷移して(同図,
(キ))、ATコマンドが受信されたことを示す。
【0056】これと同様に、ATコマンド検出回路の状
態が「10」(「T」の待機状態)になっている時に、
「a」,「A」,「t」以外のキャラクタを受信する
と、その状態は「00」に遷移する(同図,(ク))。
また、「A」を受信した場合は状態が遷移せず(同図,
(ケ))、「a」が受信された場合は、状態が「01」
に遷移する(同図,(コ))。さらに、「T」が受信さ
れた場合は、状態が「11」に遷移して(同図,
(サ))、ATコマンドが受信されたことを示す。
【0057】なお、ATコマンド検出回路の状態が「1
1」の状態に遷移すると、以降は、キャリッジリターン
<CR>のデータ(0dh)を受信するまで、ATコマ
ンド検出回路の状態は遷移しない。また、キャリッジリ
ターンのデータを受信すると、状態が「00」に遷移
し、次に入力されるATコマンドの待機状態となる。
【0058】図2に戻り、ステップS7でATコマンド
が入力されたと判断されると、ステップS9において、
キャラクタ受信部14は、記憶している2つのキャラク
タ(「A」「T」または「a」「t」)にそれぞれ付与
されていたパリティビットの状態に基づいて、以後の通
信で使用されるデータフォーマットと、パリティ情報
(奇数パリティ、偶数パリティ、または、パリティ無
し)とを判断する。
【0059】すなわち、「A」「T」を受信した場合
は、次に示す表1の内容に従って、データフォーマット
と、パリティ情報とを判断する。
【表1】
【0060】また、「a」「t」を受信した場合は、次
に示す表2の内容に従って、データフォーマットと、パ
リティ情報とを判断する。
【表2】
【0061】次にステップS10へ進み、キャラクタ受
信部14は、ステップS9で判断したデータフォーマッ
トと、パリティ情報とを、ボーレート・パリティ情報設
定部16内のメモリに書き込む。そして、ステップS1
1へ進み、ボーレート・パリティ情報設定部16は、メ
モリに記憶されているデータフォーマットと、パリティ
情報とを、UART2内のレジスタに書き込む。これに
より、UART2は、書き込まれたボーレート情報に基
づいて内部クロックBAUDを発生する。
【0062】そして、ステップS12へ進み、キャラク
タ受信部14は、クロック供給部13に対して受信クロ
ック発生指示信号GSを出力すると共に、マスク部15
に対してマスク解除信号MRを出力する。これにより、
クロック供給部13は受信クロックRCLKを発生して
マルチプレクサ17へ出力し、また、マスク部15は入
力端子10から入力されるシリアルデータをUART2
へ出力する。なお、マルチプレクサ17は、受信クロッ
ク切替信号SWに従って、クロック供給部13から出力
される受信クロックRCLKをUART2へ出力する。
【0063】ステップS12の処理が行われると、UA
RT2は、クロック供給部13により発生された受信ク
ロックRCLKにより、マスク部15から出力されるシ
リアルデータを、内部のレジスタに書き込まれたデータ
フォーマット情報に従って受信する。なお、この時受信
するシリアルデータは、キャラクタ「A」「T」(また
は「a」「t」)の次に入力されるキャラクタを表すシ
リアルデータ、すなわち、CPUで処理されるべきコマ
ンドとなる。
【0064】また、キャラクタ受信部14は、この間、
入力されるシリアルデータによって表されるキャラクタ
を認識している(ステップS13)。そして、キャリッ
ジリターンを示すシリアルデータ(0dh)が入力され
ると(ステップS14の判断結果がYES)、ATコマ
ンド検出回路の状態が「00」に遷移し、キャラクタ受
信部14は、受信クロック発生指示信号GSと、マスク
解除信号MRの出力を停止する(ステップS15)。こ
れにより、クロック供給部13は受信クロックRCLK
の発生を停止し、マスク部15は、UART2への入力
データの出力を停止する。このため、UART2の受信
動作は停止し、ATコマンド受信回路1は次に入力され
るATコマンドの待機状態となり、ATコマンド受信動
作が終了する。
【0065】以上のように、本実施形態におけるATコ
マンド受信回路においては、UART内のレジスタに対
するボーレート情報、パリティ情報、および、データフ
ォーマット情報の書き込みをCPUに依存せず、ATコ
マンド受信回路1よって行うので、高速動作が可能にな
ると共に、CPUの負荷を軽減することができ、消費電
流を節約することができる。
【0066】また、ATコマンドの最初と2番目のキャ
ラクタを受信している時と、キャリッジリターン受信後
は、UARTに供給する受信クロックを停止するので、
さらに消費電流を節約することができる。さらに、受信
したATコマンドからボーレート情報およびパリティ情
報等を判別してUARTに設定するので、通信相手と同
じパリティ情報が設定されることになり、ATコマンド
以降に受信したキャラクタのパリティチェックを受信側
で行うことが可能となる。
【0067】なお、上述したATコマンド受信回路にお
いて、マルチプレクサ17は、受信クロック切替信号S
Wにより、クロック供給部13から出力される受信クロ
ックを選択した状態で固定されていたが、例えば、ボー
レート・パリティ情報設定部16によってUART2の
レジスタにボーレートおよびパリティ情報が設定された
後、ボーレート・パリティ情報設定部16からCPUに
対して割り込み信号を出力するようにし、CPUがこの
割り込み信号を受け取ると、受信クロック切替信号SW
を変化させて、マルチプレクサ17にUART2が発生
した内部クロックBAUDを選択させるようにしてもよ
い。
【0068】この場合、ATコマンドを受信した後は、
UART2が自身で発生したクロックによって入力され
るシリアルデータが受信可能となるので、クロック供給
部13の動作を停止させれば、さらに消費電流を節約す
ることができる。ここで、上述した受信クロック切替信
号SWの変化を、CPUによってではなく、例えば、上
述したボーレート・パリティ情報設定部16から出力さ
れる割り込み信号を利用して、ATコマンド受信回路1
内で行うようにしてもよい。
【0069】次に上述したATコマンド受信回路におい
て、IrDA通信によるATコマンドの受信を可能と
し、かつ、CPUからスタート信号を受信した後、所定
時間の間シリアルデータが入力されない場合は、ATコ
マンドの受信動作を停止するようにした構成を図4に示
す。この図において、図1に示したATコマンド受信回
路と同一の構成については同じ符号を付与し、その説明
を省略する。また、図4に示すATコマンド受信回路が
図1と異なる点は、IrDA復調部18と、タイムアウ
ト検出部19とを追加した点である。
【0070】また、図4に示すATコマンド受信回路に
おいては、クロック供給部13が速度検出部12から検
出信号DSを受信すると、キャラクタ受信部14に対し
て内部動作クロックCLKを供給すると共に、IrDA
復調部18に対してIrDA用復調クロックDCLKを
供給する。
【0071】ここで、上述したIrDA復調部18(I
rDA復調手段)には、受信した赤外線をそのままパル
ス信号に変換したもの(以下、このパルス信号をIrD
Aパルス信号という)が入力される。このIrDAパル
ス信号は、送信されたシリアルデータのステータスを表
すものであり、ここでは、ボーレート幅の3/16倍の
パルス幅を持ち、シリアルデータのローレベルのステー
タスを表すものとする。すなわち、例えば、図5(a)
に示すように、送信側が「A」のキャラクタを送信して
きた場合、IrDA復調部18に入力されるパルス信号
は、図5(b)に示す通りになる。
【0072】また、IrDA復調部18にIrDA用復
調クロックが供給されていない間は、IrDA復調部1
8に入力されたIrDAパルス信号がそのまま出力され
るものとする。このため、図4における速度検出部12
(IrDA通信速度検出手段)は、例えば図5(b)に
示す信号からボーレートを検出することになる。しかし
ながら、ATコマンドは、最初のビット(スタートビッ
ト)がローレベル、2番目のビット(データビットのL
SB)がハイレベル、3番目のビット(データビットの
第2ビット)がローレベルとなるので、図5(b)にお
いて、最初のIrDAパルス信号の立ち上がりから次の
IrDAパルス信号の立ち上がりまでの時間を計測し、
それを1/2倍することでボーレートを検出することが
できる(図5(b)参照)。
【0073】また、IrDA復調部18は、IrDA用
復調クロックDCLKが供給された場合、入力されたI
rDAパルス信号を伸張して元のシリアルデータに復調
する。すなわち、図5(b)に示すIrDAパルス信号
が入力された場合は、図5(a)に示すシリアルデータ
に復調して出力する。
【0074】また、タイムアウト検出部(タイムアウト
検出手段)19は、レジスタ11にCPUからのスター
ト信号が保持されると、計時を開始すると共にIrDA
復調部18の出力を監視し、所定時間の間、何らのパル
ス信号が出力されなかった場合は、タイムアウト割り込
み信号をCPUに出力する。これにより、CPUがスタ
ート信号SSを停止し、図4の速度検出部12による速
度検出動作を実行させないようにすることができる。
【0075】以上の構成によれば、IrDA復調部18
を具備すると共に、速度検出部12を、IrDAパルス
信号に基づいて入力されたシリアルデータのボーレート
を検出できるようにしたので、IrDA通信によるAT
コマンドの受信が可能となる。また、タイムアウト検出
部19を具備することにより、ATコマンドの受信を開
始してから所定時間の間、何等データが入力されない場
合、速度検出動作を実行させないようにしたので、無駄
な電流の消費を回避することができる。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、入力されたATコマンドから通信速度、パリティの
種類、および、データフォーマットが判断され、それら
の情報が汎用非同期送受信回路に設定され、また、上記
判断された通信速度に基づくシリアルデータの受信用ク
ロックが汎用非同期送受信回路へ供給されると共に、A
Tコマンドの最初のキャラクタと2番目のキャラクタの
出力が阻止されるので、汎用非同期送受信回路は、設定
された通信速度、パリティの種類、および、データフォ
ーマットの情報に基づいて、2番目のキャラクタの後に
入力されるシリアルデータを受信することができる。
【0077】すなわち、汎用非同期送受信回路は、CP
Uによる処理を必要とせずに調歩同期方式で送信されて
きたシリアルデータからATコマンドを受信することが
できると共に、当該シリアルデータのパリティチェック
も行うことができるので、高速動作が可能になると共
に、CPUによる処理を必要とせずに調歩同期受信手段
が入力されるシリアルデータを受信することができ、消
費電流を節約することができる。また、汎用非同期送受
信回路は、受信したATコマンドから得られた通信速度
およびパリティの種類などの情報に基づいて調歩同期方
式のシリアルデータを受信するので、通信相手と同じパ
リティ情報を得ることができ、受信したシリアルデータ
のパリティチェックを受信側で行うことが可能となる。
【0078】また、本発明によれば、IrDAパルス信
号に基づいて入力されたシリアルデータのボーレートを
検出できるようにしたので、IrDA通信によるATコ
マンドの受信が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態におけるATコマンド受信
回路の構成を示すブロック図である。
【図2】 同ATコマンド受信回路の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図3】 同ATコマンド受信回路におけるATコマン
ド受信判断の手順を説明するための状態遷移図である。
【図4】 同ATコマンド受信回路において、IrDA
通信によりATコマンドの受信を可能とする構成を示す
ブロック図である。
【図5】 同ATコマンド受信回路において、入力され
るIrDAパルス信号について説明するための説明図で
ある。
【符号の説明】
1 ATコマンド受信回路 2 UART 10 入力端子 11 レジスタ 12 速度検出部 13 クロック供給部 14 キャラクタ受信部 15 マスク部 16 ボーレート・パリティ情報設定部 17 マルチプレクサ 18 IrDA復調部 19 タイムアウト検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北山 智広 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 土田 淳也 神奈川県川崎市中原区小杉町一丁目403番 53 日本電気アイシーマイコンシステム株 式会社内 Fターム(参考) 5K034 AA07 CC01 DD01 FF13 HH02 HH03 HH05 HH07 HH63 KK05 MM08 PP03 RR02 5K047 AA15 GG28 HH03 HH12 JJ03 JJ04 JJ06 LL09 MM12

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調歩同期方式のシリアルデータによって
    送られてきたATコマンドを受信して汎用非同期送受信
    回路へ出力するATコマンド受信回路であって、 調歩同期方式で送信されたATコマンドを受信し、該受
    信したATコマンドから通信速度の測定、パリティの種
    類、通信に用いるデータフォーマットを判別し、該判別
    した通信速度およびパリティの種類を前記汎用非同期送
    受信回路に設定することを特徴とするATコマンド受信
    回路。
  2. 【請求項2】 調歩同期方式のシリアルデータによって
    送られてきたATコマンドを受信して汎用非同期送受信
    回路へ出力するATコマンド受信回路であって、 前記ATコマンドの最初のキャラクタに付与されたスタ
    ートビットに基づいて前記シリアルデータの通信速度を
    検出する速度検出手段と、 前記検出された通信速度に基づいて前記シリアルデータ
    の受信用クロックを発生し、前記汎用非同期送受信回路
    に供給するクロック供給手段と、 前記シリアルデータにより入力されるキャラクタを識別
    し、ATコマンドが入力されたと判断すると、該ATコ
    マンドに基づいてATコマンドの通信に適用されるパリ
    ティの種類とデータフォーマットとを判別するキャラク
    タ受信手段と、 前記速度検出手段が検出した通信速度、および、前記キ
    ャラクタ受信手段が判別したパリティの種類およびデー
    タフォーマットの情報を前記汎用非同期送受信回路に設
    定する通信速度・パリティ情報設定手段と、 前記ATコマンドの最初のキャラクタと2番目のキャラ
    クタが入力されている間は、前記シリアルデータの前記
    汎用非同期送受信回路への出力を阻止するゲート手段と
    を有することを特徴とするATコマンド受信回路。
  3. 【請求項3】 IrDA通信により送信されてきた調歩
    同期方式のシリアルデータに対応するIrDAパルス信
    号を復調して、該シリアルデータを出力するIrDA復
    調手段を有し、 前記速度検出手段の代わりに、 前記IrDAパルス信号に基づいて前記シリアルデータ
    の通信速度を検出するIrDA通信速度検出手段を有す
    ることを特徴とする請求項2に記載のATコマンド受信
    回路。
  4. 【請求項4】 前記キャラクタ受信手段は、前記ATコ
    マンドの最初のキャラクタと2番目のキャラクタからA
    Tコマンドが入力されたか否かを判断し、各々付与され
    たパリティビットの状態から、前記パリティの種類とデ
    ータフォーマットとを判別することを特徴とする請求項
    2または3に記載のATコマンド受信回路。
  5. 【請求項5】 前記キャラクタ受信手段は、ATコマン
    ドが入力されたと判断すると、前記クロック供給手段に
    対して前記受信用クロックの発生を指示し、 前記クロック供給手段は、該発生指示により前記受信用
    クロックを発生することを特徴とする請求項2または3
    に記載のATコマンド受信回路。
  6. 【請求項6】 前記キャラクタ受信手段は、前記ATコ
    マンドの最後のキャラクタを識別すると、前記クロック
    供給手段に対する前記受信用クロックの発生指示を停止
    し、 前記クロック供給手段は、該発生指示が停止すると前記
    受信用クロックの発生を停止することを特徴とする請求
    項5に記載のATコマンド受信回路。
  7. 【請求項7】 前記通信速度・パリティ情報設定手段
    は、前記ATコマンドを受信することによって前記汎用
    非同期送受信回路に、前記検出された通信速度、パリテ
    ィの種類、およびデータフォーマットの情報を書き込む
    ことを特徴とする請求項2から6のうちいずれか1項記
    載のATコマンド受信回路。
  8. 【請求項8】 前記キャラクタ受信手段は、ATコマン
    ドの最後のキャラクタを受信して1つのATコマンドの
    受信が終了すると、継続して次のATコマンドが入力さ
    れたか否かの判断を行うことを特徴とする請求項2から
    7のうちいずれか1項記載のATコマンド受信回路。
  9. 【請求項9】 前記IrDA通信速度検出手段は、最初
    に入力される前記IrDAパルス信号から次に入力され
    るIrDAパルス信号までの時間を計測し、該計測した
    時間の1/2の時間に基づいて通信速度を検出すること
    を特徴とする請求項3に記載のATコマンド受信回路。
  10. 【請求項10】 前記IrDA通信速度検出手段が通信
    速度の検出を開始してから所定時間が経過しても前記I
    rDAパルス信号が入力されない場合は、前記IrDA
    通信速度検出手段の検出動作を停止させるための速度検
    出動作停止信号を出力するタイムアウト検出手段を有す
    ることを特徴とする請求項3に記載のATコマンド受信
    回路。
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