JP3199666B2 - シリアルインタフェイス装置 - Google Patents

シリアルインタフェイス装置

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JP3199666B2
JP3199666B2 JP21174597A JP21174597A JP3199666B2 JP 3199666 B2 JP3199666 B2 JP 3199666B2 JP 21174597 A JP21174597 A JP 21174597A JP 21174597 A JP21174597 A JP 21174597A JP 3199666 B2 JP3199666 B2 JP 3199666B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーナルコンピュ
ータなどのユーザ端末装置(DTE)とモデムの間に介
在して通信データの受け渡し処理を行うシリアルインタ
フェイス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のシリアルインタフェイス
装置としては、ユーザ端末装置に対する非同期シリアル
データの送受信および送受信データの直/並列変換(直
列変換および並列変換)を担うべくユニット化されたU
ART部と、このUART部からATコマンドを受け取
ってモデム制御やデータ転送制御などの処理を実行する
マイクロプロセッサを内蔵したものが提供されている。
【0003】この場合、UART部はユーザ端末装置と
マイクロプロセッサ間に介在し、ユーザ端末装置から受
信して並列変換したコマンドやデータをそのままマイク
ロプロセッサへ引き渡す。マイクロプロセッサは、UA
RT部がコマンドやデータを受信したか否かを割込処理
によって察知し、UART部がコマンドやデータを受信
次第、そのUART部からコマンドやデータを受け取る
処理状態に移行する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この種のシリアルイン
タフェイス装置では、ユーザ端末装置に対する非同期シ
リアルのデータ通信速度がユーザ端末装置側にて一方的
に定められるとともに、そのユーザ端末装置からのコマ
ンドやデータの送信がランダムに行われる。このため、
上述した装置では、上記コマンドやデータを受けて処理
を実行するマイクロプロセッサの処理負荷がランダムか
つ大きく変動する。この負荷変動に対応させるには、そ
の負荷変動のピークに合わせた大きな処理能力を持つマ
イクロプロセッサが必要となるが、このことが装置構成
の簡略化および低コスト化を妨げる大きな阻害要因とな
っていた。
【0005】本発明は、UART部とマイクロプロセッ
サを用いて構成されるシリアルインタフェイス装置にあ
って、そのマイクロプロセッサに要求される処理能力を
軽減させ、これにより装置構成の簡略化および低コスト
化を達成できるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、ユーザ端末装置に対する非同期シリアルデ
ータの送受信およびその送受信データの直/並列変換を
実行するUART部と、上記ユーザ端末装置からの受信
コマンドに基づいてモデム制御およびデータ転送制御等
を実行するマイクロプロセッサと、上記ユーザ端末装置
から非同期シリアルで転送されてくるATコマンドの第
1キャラクタのスタートビットが受信開始されたか否か
検出するスタートビット開始検出手段と、この検出手段
の開始検出を受けて上記スタートビットの時間幅を計測
することにより上記ユーザ端末装置の通信速度を判定す
る速度測定手段と、この測定手段の判定速度に応じた速
度のクロックを生成するクロック生成手段と、このクロ
ック生成手段が生成するクロックを用いて上記スタート
ビット後のビットデータをサンプリング検出するととも
にキャラクタ単位で並列変換するシフトレジスタと、こ
のレジスタにて並列変換されたキャラクタデータに基づ
いて上記UART部での非同期シリアル通信フォーマッ
トを設定するフォーマット設定手段と、上記シフトレジ
スタまたは上記UART部のいずれかにて並列変換され
た受信データをFIFO形式で一時的に蓄積してから上
記マイクロプロセッサに引き渡すデータバッファ部とを
備え、前記フォーマット設定手段は、最新順に連続する
2つの受信キャラクタだけを常時取得するレジスタと、
その2つのキャラクタがATコマンドの先頭キャラクタ
列であるか否かを判定し、ATコマンドの先頭キャラク
タ列であると判定された場合に、そのキャラクタのパリ
ティビットからパリティの種類を解析してフォーマット
情報を生成するフォーマット認識部とから構成され、前
記スタートビット開始検出手段、前記速度測定手段、前
記フォーマット設定手段を前記マイクロプロセッサとは
別のハードウエア構成とした。
【0007】これにより、マイクロプロセッサに要求さ
れる処理能力を軽減させることができるため、構成の簡
略化および低コスト化を可能にしたシリアルインタフェ
イス装置が得られる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、ユーザ端末装置に対する非同期シリアルデータの送
受信およびその送受信データの直/並列変換を実行する
UART部と、上記ユーザ端末装置からの受信コマンド
に基づいてモデム制御およびデータ転送制御等を実行す
るマイクロプロセッサと、上記ユーザ端末装置から非同
期シリアルで転送されてくるATコマンドの第1キャラ
クタのスタートビットが受信開始されたか否か検出する
スタートビット開始検出手段と、この検出手段の開始検
出を受けて上記スタートビットの時間幅を計測すること
により上記ユーザ端末装置の通信速度を判定する速度測
定手段と、この測定手段の判定速度に応じた速度のクロ
ックを生成するクロック生成手段と、このクロック生成
手段が生成するクロックを用いて上記スタートビット後
のビットデータをサンプリング検出するとともにキャラ
クタ単位で並列変換するシフトレジスタと、このレジス
タにて並列変換されたキャラクタデータに基づいて上記
UART部での非同期シリアル通信フォーマットを設定
するフォーマット設定手段と、上記シフトレジスタまた
は上記UART部のいずれかにて並列変換された受信デ
ータをFIFO形式で一時的に蓄積してから上記マイク
ロプロセッサに引き渡すデータバッファ部とを備えたも
のであり、これにより、マイクロプロセッサに要求され
る処理能力を軽減させて装置の簡略化および低コスト化
を可能にするという作用が得られる。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1におい
て、最新順に連続する2つの受信キャラクタだけを常時
取得するとともに、その2つのキャラクタがATコマン
ドの先頭キャラクタ列であるか否かを判定し、ATコマ
ンドの先頭キャラクタ列であると判定された場合に、そ
のキャラクタのパリティビットからパリティの種類を解
析してフォーマット情報を生成するフォーマット認識手
段を備え、上記フォーマット情報を使ってUART部で
の非同期シリアル通信フォーマット設定を行わせるよう
にしたものであり、これにより、マイクロプロセッサの
ソフト処理に依存することなく、UART部に対する通
信フォーマットの設定を行わせることができる。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2において、最新順に連続する2つの受信キャラクタだ
けを常時取得するとともに、その2つのキャラクタがA
Tコマンドの先頭キャラクタ列であるか否かを判定し、
ATコマンドの先頭キャラクタ列であると判定された場
合に、そのキャラクタのパリティビットからパリティの
種類を解析してフォーマット情報を生成するフォーマッ
ト認識手段を備え、上記フォーマット情報に基づいて受
信時のパリティチェックおよび送信時のパリティ付加を
行わせるようにしたものであり、これにより、マイクロ
プロセッサのソフト処理に依存することなく、送受信デ
ータのフォーマットを決定させることができる。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項1から3
のいずれかにおいて、URAT部において非同期シリア
ルデータ受信時に行われるパリティ等のチェック結果を
FIFO形式で一時的に蓄積してからマイクロプロセッ
サに引き渡すステータスバッファ部を備えたものであ
り、これにより、マイクロプロセッサの処理負荷が一時
的に集中するのをさらに緩和させることができる。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項1から4
のいずれかにおいて、スタートビット後のビットデータ
をサンプリング検出するとともにキャラクタ単位で並列
変換するシフトレジスタの直列シフト段数を拡張し、こ
の拡張シフト段列でのビットデータ値が一斉に“0”に
なったか否かによりブレーク信号の検出を行わせるよう
にしたものであり、これにより、簡単な構成の付加でも
ってブレーク検出を確実に行わせることができる。
【0013】請求項6に記載の発明は、請求項1から5
のいずれかにおいて、速度測定手段の判定速度に応じた
速度のクロックを生成するクロック生成手段として、基
準信号の整数倍のデューティ幅を有するクロックを分周
生成させるとともに、基準信号に対する整数比が異なる
デューティ幅のクロックを間欠的に分周生成して挿入さ
せることにより、上記基準信号に対する周波数比が整数
関係とならないクロックも生成させるようにしたもので
あり、これにより、クロック速度のきめ細かな設定が可
能となる。
【0014】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図6を用いて説明する。図1は本発明一実施例の形
態によるシリアルインタフェイス装置の概略構成例を示
す。
【0015】同図に示す装置100は、ユーザ端末装置
(DTE)200とモデム9の間に介在してATコマン
ドの実行およびそのATコマンドにしたがったデータ転
送処理を実行するものであって、UART部1、内蔵マ
イクロプロセッサ2、クロック生成回路32、スタート
ビット開始検出部4、通信速度測定部5、シフトレジス
タ61、ブレーク検出回路62、FIFOメモリー7、
フォーマット設定部8などにより構成されている。
【0016】UART部1は、シリアル受信部11およ
びステータス生成部12と、シリアル送信部13および
パリティ生成部14とにより構成され、ユーザ端末装置
200に対する非同期シリアルデータの送受信およびそ
の送受信データの直/並列変換を実行する。
【0017】内蔵マイクロプロセッサ2は、ユーザ端末
装置200からの受信コマンドに基づいてモデム9の制
御およびモデム9に対するデータ転送の制御などを実行
する。
【0018】スタートビット開始検出部4はハードウェ
ア論理回路を用いて構成され、ユーザ端末装置200か
ら非同期シリアルで転送されてくるATコマンドの第1
キャラクタのスタートビットが受信開始されたか否かハ
ードウェア的に検出する。この検出は、ユーザ端末装置
200に接続しているシリアル伝送ラインにてハイレベ
ル(“1”)が連続して現れている状態のときに、その
シリアル伝送ラインがロウレベル(“0”)になったか
どうかを監視することにより行われる。
【0019】通信速度測定部5はカウンタ51とデコー
ダ52を用いて構成され、上記開始検出部4の開始検出
を受けて上記スタートビットの時間幅をカウント計測す
ることにより、上記ユーザ端末装置200の通信速度を
判定する。カウンタ51は、上記開始検出部4の開始検
出を受けて上記スタートビットのロウレベル時間幅をカ
ウントする。デコーダ52は、そのカウント値を速度デ
ータに変換する。
【0020】クロック生成回路32は、基準発振器31
にて生成された周波数基準信号φを可変分周処理するこ
とにより、上記速度測定部5の判定速度に応じた速度の
クロックを生成する。
【0021】シフトレジスタ61は、クロック生成回路
2が通信速度に応じて生成するクロックを用いて動作
し、上記スタートビット後のビットデータをサンプリン
グ検出するとともにキャラクタ単位で並列変換する。こ
のシフトレジスタ61は、詳細は後述するが、シフト段
数を拡張することによりブレーク検出回路62の一部を
形成することができる。
【0022】フォーマット設定部8は、2バイトレジス
タ81とフォーマット認識部82により構成され、最新
順に連続する2つの受信キャラクタがATコマンドの先
頭キャラクタ列であった場合に、そのキャラクタのパリ
ティビットからパリティの種類を解析してフォーマット
情報を生成する。レジスタ81は、最新順に連続する2
つの受信キャラクタだけを常時取得して保持する。フォ
ーマット認識部82は、レジスタ81のキャラクタがA
Tコマンドの先頭キャラクタ列(“AT”または“a
t”)であるか否かをハードウェア的に論理判定し、A
Tコマンドの先頭キャラクタ列(“AT”または“a
t”)であると判定された場合に、そのキャラクタのパ
リティビットからパリティの種類を解析してフォーマッ
ト情報を生成する。このようにして生成されたフォーマ
ット情報は、UART部1のステータス生成部12およ
びパリティ生成部14へそれぞれフォーマット設定情報
として転送される。UART部1は、そのフォーマット
設定情報に基づいて、受信時のパリティチェックおよび
送信時のパリティ付加を行う。
【0023】FIFOメモリー7は、FIFO形式のデ
ータバッファ部71とステータスバッファ部72を形成
する。データバッファ部71は、シフトレジスタ61お
よびUART部1とマイクロプロセッサ2の間に介在
し、シフトレジスタ61またはUART部1のいずれか
にて並列変換された受信データをFIFO形式で一時的
に蓄積してから上記マイクロプロセッサ2に引き渡す。
ステータスバッファ部71は、URAT部1において非
同期シリアルデータ受信時に行われるパリティ等のチェ
ック結果をFIFO形式で一時的に蓄積してからマイク
ロプロセッサ2に引き渡す。
【0024】モデム9は、マイクロプロセッサ2と通信
回線Lの間に接続され、マイクロプロセッサ2の制御下
で回線Lによるデータ送受信を行う。
【0025】図2はクロック生成回路の具体的な構成例
を示す。同図に示すクロック生成回路32は、データ選
択回路321、比較基準データメモリー322、クロッ
クカウンタ323、データ比較回路324、デコーダ3
25、タイミング調整回路326などにより構成されて
いる。
【0026】選択回路321は、速度測定部5にて生成
される速度データDsを検索データとして用いることに
より、比較基準データメモリー322からその検索デー
タに対応する比較基準データDxを検索して選択する。
選択された比較基準データDxはデータ比較回路324
に与えられる。
【0027】比較基準データメモリー322はROMま
たは不揮発性メモリーを用いて構成される。このメモリ
ー322には、種々の速度データDsに対応してあらか
じめ設定された多数の比較基準データDxがデータテー
ブル形式で格納されている。各比較基準データDxはそ
れぞれ4つの時間基準データDx1,Dx2,Dx3,
Dx4により構成されている。各時間基準データDx
1,Dx2,Dx3,Dx4は、生成クロックCKの2
周期を繰り返しの単位とした場合に、その繰り返しの起
点から半周期目、1周期目、3/2周期目、2周期目ま
での各時間幅をそれぞれ定めるように設定されている。
【0028】クロックカウンタ323は、基準発振器3
1にて生成された周波数基準信号φをカウントする。こ
のカウント内容Cxはデータ比較回路324に与えられ
る。
【0029】比較回路324は、上記比較基準データD
xと上記カウント内容Cxの間でデータ値の大小比較を
行う。この比較は上記時間基準データ(Dx1〜Dx
4)ごとに行われる。その比較出力(P1〜P4)も上
記時間基準データ(Dx1〜Dx4)ごとに行われる。
この比較出力(P1〜P4)はデコーダ325に入力さ
れる。
【0030】デコーダ325は、上記比較出力(P1〜
P4)に基づいてクロックCKを生成する。この場合の
クロック生成は、生成クロックCKの2周期を繰り返し
の単位とし、その繰り返しの起点から半周期目、1周期
目、3/2周期目、2周期目までの各時間幅をそれぞれ
上記比較出力(P1〜P4)によって定めることにより
行われる。
【0031】タイミング調整回路326は、上記繰り返
し単位が一巡するごとにクロックカウンタ323のカウ
ント内容Cxをゼロにリセット初期化する。
【0032】図3は上述したクロック生成回路32によ
り生成されるクロックの一部を例示する。
【0033】同図において、クロックCK1とCK3
は、そのクロックの全周期にわたって、ロウデューティ
幅とハイデューティ幅が同じに統一されている。このよ
うなクロックは、上記時間基準データ(Dx1〜Dx
4)の各データ値間差分を等しく揃えることにより実現
される。また、この場合の生成クロックの周波数(速
度)は、基準信号φに対する周波数比が整数関係となる
が、その周波数比は上記データ値間差分の大きさにより
任意に設定することができる。
【0034】クロックCK2は、そのクロックの2周期
繰り返し単位の中の3/2周期目におけるデューティ幅
(4)だけが他の部分でのデューティ幅(3)と異なっ
ている。このようなクロックは、上記3/2周目までの
時間幅を設定する時間基準データDx3でのデータ値差
分を、他の時間基準データDx1,Dx2,Dx4での
データ値差分と異ならせることにより実現される。この
場合、基準信号φに対する整数比が異なるデューティ幅
のクロックが間欠的に挿入されることになるが、これに
より、全体としては、上記基準信号φに対する周波数比
が整数関係とならないクロックも生成させることができ
る。
【0035】以上のように、上述したクロック生成回路
32では、基準信号φの整数倍のデューティ幅を有する
クロックを分周生成させるとともに、基準信号φに対す
る整数比が異なるデューティ幅のクロックを間欠的に分
周生成して挿入させることにより、上記基準信号φに対
する周波数比が整数関係とならないクロックも生成させ
ることができる。
【0036】図4はブレーク検出回路62の構成例を示
す。ブレーク信号は13ビット連続する“0”の信号と
定められているが、このブレーク信号の検出は、同図に
示すように、スタートビット後のビットデータをサンプ
リング検出するとともにキャラクタ単位で並列変換する
シフトレジスタ62の直列シフト段数を拡張し、この拡
張シフト段列(F1〜F13)でのビットデータ値が一
斉に“0”になったか否かを検出する論理ゲート(13
入力NOR)63を設けることにより、比較的に簡単に
行わせることができる。
【0037】図5はATコードパターンとフォーマット
の関係を示す。同図に示すように、ATコマンドの先頭
キャラクタ列は“AT”または“at”のキャラクタコ
ードで形成されるが、このコードを表現するビットデー
タのパターン(ビットデータ)を解析することにより、
ビット長、パリティの種類(E:偶数,O:奇数,M:
マーク,S:スペース,N:なし)、ストップビット長
を識別することができる。たとえば、(1)のコードパ
ターン「7E1」は、ビット長7、偶数パリティ
(E)、ストップビット長1を表す。
【0038】図6はパリティビットによるフォーマット
の解析例を示す。同図に示すように、ユーザ端末装置か
ら非同期シリアル転送されてくるデータのフォーマット
は、ATコマンドの先頭キャラクタ列(“AT”または
“at”)のパリティビットから判定することができ
る。
【0039】上述のフォーマット解析は、フォーマット
認識部82(図1)にてハード論理処理により行われ、
その解析結果はURAT部1にフォーマット設定情報と
して転送されるとともに、マイクロプロセッサ2が随時
読み出しできるように保持される。
【0040】以上、本発明の一実施態様について説明し
てきたが、上述したように、本発明によるシリアルイン
タフェイス装置では、ユーザ端末装置200側にて一方
的に定められる通信速度の検出、この検出に基づくクロ
ックおよび通信速度の設定、ATコマンドの受信と解
析、この解析に基づくUART部のフォーマット設定な
どを、内蔵マイクロプロセッサ2のソフトウェア処理に
依存することなく実現させることができる。これに加え
て、そのマイクロプロセッサ2への受信データの引き渡
しをFIFO形式のバッファ71を介して行わせること
により、マイクロプロセッサの処理負荷を軽減させ、か
つその負荷の時間的集中を是正して、負荷変動のピーク
を大幅に緩和させることができる。これにより、比較的
小さな処理能力のマイクロプロセッサでも十分に対応さ
せることができるようになるため、装置構成の大幅な簡
略化および低コスト化が可能である。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、UART
部とマイクロプロセッサを用いて構成されるシリアルイ
ンタフェイス装置にあって、そのマイクロプロセッサに
要求される処理能力を軽減させることができ、これによ
り装置構成の簡略化および低コスト化を達成できる、と
いう有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例の形態によるシリアルインタフ
ェイス装置の概略構成例を示すブロック図
【図2】クロック生成回路の具体的な構成例を示すブロ
ック図
【図3】クロック生成回により生成されるクロックの一
部を例示する波形チャート
【図4】ブレーク検出回路の構成例を示す回路図
【図5】ATコードパターンとフォーマットの関係を示
す表および波形チャート
【図6】パリティビットによるフォーマットの解析例を
示す表図
【符号の説明】
100 シリアルインタフェイス装置 200 ユーザ端末装置 1 UART部 11 シリアル受信部 12 ステータス生成部 13 シリアル送信部 14 パリティ生成部 2 内蔵マイクロプロセッサ 31 基準発振器 32 クロック生成回路 4 スタートビット開始検出部 5 通信速度測定部 51 カウンタ1 52 デコーダ 61 シフトレジスタ 62 ブレーク検出回路 7 FIFOメモリー 71 データバッファ部 72 ステータスバッファ部 8 フォーマット設定部 81 2バイトレジスタ 82 フォーマット認識部 9 モデム
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−13038(JP,A) 特開 平9−153923(JP,A) 特開 昭62−147550(JP,A) 特開 昭56−50427(JP,A) 特開 平5−227254(JP,A) 特開 昭57−13838(JP,A) 実開 平4−78655(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 7/04 H04L 7/00 G06F 1/08 G06F 13/00 353

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザ端末装置に対する非同期シリアル
    データの送受信およびその送受信データの直/並列変換
    を実行するUART部と、上記ユーザ端末装置からの受
    信コマンドに基づいてモデム制御およびデータ転送制御
    等を実行するマイクロプロセッサと、上記ユーザ端末装
    置から非同期シリアルで転送されてくるATコマンドの
    第1キャラクタのスタートビットが受信開始されたか否
    か検出するスタートビット開始検出手段と、この検出手
    段の開始検出を受けて上記スタートビットの時間幅を計
    測することにより上記ユーザ端末装置の通信速度を判定
    する速度測定手段と、この測定手段の判定速度に応じた
    速度のクロックを生成するクロック生成手段と、このク
    ロック生成手段が生成するクロックを用いて上記スター
    トビット後のビットデータをサンプリング検出するとと
    もにキャラクタ単位で並列変換するシフトレジスタと、
    このレジスタにて並列変換されたキャラクタデータに基
    づいて上記UART部での非同期シリアル通信フォーマ
    ットを設定するフォーマット設定手段と、上記シフトレ
    ジスタまたは上記UART部のいずれかにて並列変換さ
    れた受信データをFIFO形式で一時的に蓄積してから
    上記マイクロプロセッサに引き渡すデータバッファ部と
    備え、前記フォーマット設定手段は、最新順に連続す
    る2つの受信キャラクタだけを常時取得するレジスタ
    と、その2つのキャラクタがATコマンドの先頭キャラ
    クタ列であるか否かを判定し、ATコマンドの先頭キャ
    ラクタ列であると判定された場合に、そのキャラクタの
    パリティビットからパリティの種類を解析してフォーマ
    ット情報を生成するフォーマット認識部とから構成さ
    れ、前記スタートビット開始検出手段、前記速度測定手
    段、前記フォーマット設定手段を前記マイクロプロセッ
    サとは別のハードウエア構成としたことを特徴とするシ
    リアルインタフェイス装置。
  2. 【請求項2】 上記フォーマット情報に基づいて受信時
    のパリティチェックおよび送信時のパリティ付加を行わ
    せるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のシリ
    アルインタフェイス装置。
  3. 【請求項3】 URAT部において非同期シリアルデー
    タ受信時に行われるパリティ等のチェック結果をFIF
    O形式で一時的に蓄積してからマイクロプロセッサに引
    き渡すステータスバッファ部を備えたことを特徴とする
    請求項1に記載のシリアルインタフェイス装置。
  4. 【請求項4】 スタートビット後のビットデータをサン
    プリング検出するとともにキャラクタ単位で並列変換す
    るシフトレジスタの直列シフト段数を拡張し、この拡張
    シフト段列でのビットデータ値が一斉に“0”になった
    か否かによりブレーク信号の検出を行わせるようにした
    ことを特徴とする請求項1に記載のシリアルインタフェ
    イス装置。
  5. 【請求項5】 速度測定手段の判定速度に応じた速度の
    クロックを生成するクロック生成手段として、基準信号
    の整数倍のデューティ幅を有するクロックを分周生成さ
    せるとともに、基準信号に対する整数比が異なるデュー
    ティ幅のクロックを間欠的に分周生成して挿入させるこ
    とにより、上記基準信号に対する周波数比が整数関係と
    ならないクロックも生成させるようにしたことを特徴と
    する請求項1に記載のシリアルインタフェイス装置。
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