JP2000278050A - アナログ信号処理装置 - Google Patents
アナログ信号処理装置Info
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- JP2000278050A JP2000278050A JP11083002A JP8300299A JP2000278050A JP 2000278050 A JP2000278050 A JP 2000278050A JP 11083002 A JP11083002 A JP 11083002A JP 8300299 A JP8300299 A JP 8300299A JP 2000278050 A JP2000278050 A JP 2000278050A
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- Japan
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- level
- input
- phantom power
- power supply
- analog
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Abstract
(57)【要約】
【課題】アナログ入力回路に対する制御を離れた場所か
らの操作で良好に行うことができるようにして、操作性
を向上させる。 【解決手段】アナログ形式の入力信号の入力端子と、入
力信号に対する調整レベルを指定するレベル指定信号が
離れて設置される操作装置から伝送路を介して供給され
るレベル指定手段と、レベル指定手段に供給されたレベ
ル指定信号により指定されるレベルに基づいて入力信号
のレベルをアナログ回路により複数段階のいずれかに調
整する第1のレベル調整手段と、第1のレベル調整手段
によりレベルが調整された入力信号をデジタル形式に変
換するデジタル化手段と、レベル指定手段のレベル指定
信号により指定されるレベルに基づいてデジタル化され
た入力信号のレベルをデジタル回路により調整するもの
であって、第1のレベル調整手段により調整される段階
の間を補間するレベル調整を行なう第2のレベル調整手
段とを有する。
らの操作で良好に行うことができるようにして、操作性
を向上させる。 【解決手段】アナログ形式の入力信号の入力端子と、入
力信号に対する調整レベルを指定するレベル指定信号が
離れて設置される操作装置から伝送路を介して供給され
るレベル指定手段と、レベル指定手段に供給されたレベ
ル指定信号により指定されるレベルに基づいて入力信号
のレベルをアナログ回路により複数段階のいずれかに調
整する第1のレベル調整手段と、第1のレベル調整手段
によりレベルが調整された入力信号をデジタル形式に変
換するデジタル化手段と、レベル指定手段のレベル指定
信号により指定されるレベルに基づいてデジタル化され
た入力信号のレベルをデジタル回路により調整するもの
であって、第1のレベル調整手段により調整される段階
の間を補間するレベル調整を行なう第2のレベル調整手
段とを有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アナログ信号処理
装置に関し、さらに詳細には、入力されたアナログ信号
に関する処理を遠隔操作により制御可能なアナログ信号
処理装置に関する。
装置に関し、さらに詳細には、入力されたアナログ信号
に関する処理を遠隔操作により制御可能なアナログ信号
処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】入力されたアナログ信号を処理すること
のできる従来のアナログ信号処理装置として、例えば、
図1乃至図2に示すデジタル・ミキサーがある。
のできる従来のアナログ信号処理装置として、例えば、
図1乃至図2に示すデジタル・ミキサーがある。
【0003】この図1乃至図2に示すデジタル・ミキサ
ーは、入力されたアナログ信号(音声信号)のレベルを
制御してアナログ/デジタル変換器200においてアナ
ログ/デジタル変換(A/D変換)することができるよ
うにして出力するアナログ入力回路100と、アナログ
入力回路100から出力されたレベル制御されたアナロ
グ信号をデジタル信号にA/D変換して出力するA/D
変換器200と、A/D変換器200においてA/D変
換されて出力されたデジタル信号を中央処理装置(CP
U)400の制御に基づいて処理して出力するデジタル
信号処理装置(DSP)300と、DSP300の制御
を行うCPU400と、DSP300から出力されたデ
ジタル信号をアナログ信号にデジタル/アナログ変換
(D/A変換)して出力するD/A変換器500と、D
/A変換器500においてD/A変換されて出力された
アナログ信号を外部のスピーカー(図示せず)などへ出
力する出力回路600とを有して構成されている。
ーは、入力されたアナログ信号(音声信号)のレベルを
制御してアナログ/デジタル変換器200においてアナ
ログ/デジタル変換(A/D変換)することができるよ
うにして出力するアナログ入力回路100と、アナログ
入力回路100から出力されたレベル制御されたアナロ
グ信号をデジタル信号にA/D変換して出力するA/D
変換器200と、A/D変換器200においてA/D変
換されて出力されたデジタル信号を中央処理装置(CP
U)400の制御に基づいて処理して出力するデジタル
信号処理装置(DSP)300と、DSP300の制御
を行うCPU400と、DSP300から出力されたデ
ジタル信号をアナログ信号にデジタル/アナログ変換
(D/A変換)して出力するD/A変換器500と、D
/A変換器500においてD/A変換されて出力された
アナログ信号を外部のスピーカー(図示せず)などへ出
力する出力回路600とを有して構成されている。
【0004】なお、このデジタル・ミキサーは、デジタ
ル・ミキサーのパネル面に設けられた図示しない操作子
の操作がCPU400により検出され、検出された操作
に基づいてデジタル信号処理装置300によって複数の
信号のレベルの制御、周波数特性の制御および混合制御
が行なわれる。
ル・ミキサーのパネル面に設けられた図示しない操作子
の操作がCPU400により検出され、検出された操作
に基づいてデジタル信号処理装置300によって複数の
信号のレベルの制御、周波数特性の制御および混合制御
が行なわれる。
【0005】このため、このデジタル・ミキサーには、
複数のアナログ入力回路100およびA/D変換器20
0が設けられているが、図1乃至図2では代表して1つ
のアナログ入力回路100およびA/D変換器200の
みが示されている。
複数のアナログ入力回路100およびA/D変換器20
0が設けられているが、図1乃至図2では代表して1つ
のアナログ入力回路100およびA/D変換器200の
みが示されている。
【0006】ここでアナログ入力回路100には、アナ
ログ信号(音声信号)が入力される入力端子101、フ
ァントム電源回路102、減衰器104、入力利得調整
器106が設けられている。
ログ信号(音声信号)が入力される入力端子101、フ
ァントム電源回路102、減衰器104、入力利得調整
器106が設けられている。
【0007】これらの減衰器104および入力利得調整
器106により、入力されたアナログ信号のレベルを調
整してA/D変換器200に適切なレベルのアナログ信
号が入力されるようになされている。
器106により、入力されたアナログ信号のレベルを調
整してA/D変換器200に適切なレベルのアナログ信
号が入力されるようになされている。
【0008】そして、ファントム電源回路102におい
ては、スイッチSW2Aを操作することによって、入力
端子101へのファントム電源の電圧の供給をオンする
かオフするかの切り換えが行われるものである。
ては、スイッチSW2Aを操作することによって、入力
端子101へのファントム電源の電圧の供給をオンする
かオフするかの切り換えが行われるものである。
【0009】これにより、ファントム電源を必要とする
コンデンサー・マイクを使用するこができるようにな
る。
コンデンサー・マイクを使用するこができるようにな
る。
【0010】なお、ファントム電源の電圧は入力端子1
01だけでなく減衰器104にも加えられるので、ファ
ントム電源のオンあるいはオフへの切り換え時に、減衰
器104に急激にファントム電源が供給あるいは非供給
されるため、アナログ信号に切り換えノイズが発生する
可能性がある。
01だけでなく減衰器104にも加えられるので、ファ
ントム電源のオンあるいはオフへの切り換え時に、減衰
器104に急激にファントム電源が供給あるいは非供給
されるため、アナログ信号に切り換えノイズが発生する
可能性がある。
【0011】このため、操作者はデジタル・ミキサーの
電源がオフされている状態において、スイッチSW2A
の操作を行う。
電源がオフされている状態において、スイッチSW2A
の操作を行う。
【0012】また、減衰器104においては、スイッチ
SW1A、SW1Bを操作することによって、アナログ
信号を減衰する(オン)か減衰しない(オフ)かのオン
/オフの切り換えが行われるものである。
SW1A、SW1Bを操作することによって、アナログ
信号を減衰する(オン)か減衰しない(オフ)かのオン
/オフの切り換えが行われるものである。
【0013】さらに、入力利得調整器106において
は、ボリュームVR1を操作することによって連続的に
利得の増減が行われるものである。
は、ボリュームVR1を操作することによって連続的に
利得の増減が行われるものである。
【0014】ところで、これらのスイッチSW1A、S
W1B、SW2AやボリュームVR1は、いずれもアナ
ログ入力回路100上に組み込まれた機械式のオン/オ
フ・スイッチ・ボタンやボリューム・ツマミにより実現
されるものであって、例えば、アナログ入力回路100
を内蔵したケース(図示せず)上にそれぞれ配置される
ものである。
W1B、SW2AやボリュームVR1は、いずれもアナ
ログ入力回路100上に組み込まれた機械式のオン/オ
フ・スイッチ・ボタンやボリューム・ツマミにより実現
されるものであって、例えば、アナログ入力回路100
を内蔵したケース(図示せず)上にそれぞれ配置される
ものである。
【0015】従って、ファントム電源回路102、減衰
器104あるいは入力利得調整器106を操作しようと
する際には、操作者はアナログ入力回路100を内蔵し
たケースのところで、当該ケース上に配置されたスイッ
チSW1A、SW1B、SW2AやボリュームVR1に
対応するオン/オフ・スイッチ・ボタンやボリューム・
ツマミをそれぞれマニュアル操作する必要があった。
器104あるいは入力利得調整器106を操作しようと
する際には、操作者はアナログ入力回路100を内蔵し
たケースのところで、当該ケース上に配置されたスイッ
チSW1A、SW1B、SW2AやボリュームVR1に
対応するオン/オフ・スイッチ・ボタンやボリューム・
ツマミをそれぞれマニュアル操作する必要があった。
【0016】ところで、デジタル・ミキサーのようなア
ナログ信号処理装置においては、アナ口グ信号処理装置
に設けられた操作子により、DSP300における、入
力された複数の信号のレベルの制御、周波数特性の制御
および混合制御などを行なうのではなく、アナログ信号
処理装置から離れた場所に設置された操作子装置から、
その操作子装置に設けられた操作子の操作に基づく操作
信号を伝送路を介してアナログ信号処理装置に供給し
て、これらの制御を遠隔操作することが考えられる。
ナログ信号処理装置においては、アナ口グ信号処理装置
に設けられた操作子により、DSP300における、入
力された複数の信号のレベルの制御、周波数特性の制御
および混合制御などを行なうのではなく、アナログ信号
処理装置から離れた場所に設置された操作子装置から、
その操作子装置に設けられた操作子の操作に基づく操作
信号を伝送路を介してアナログ信号処理装置に供給し
て、これらの制御を遠隔操作することが考えられる。
【0017】この場合、DSP300に関する制御は操
作子装置により遠隔操作できるが、アナログ入力回路1
00に関する制御は遠隔操作できないため、操作者は、
操作子装置に設けられた操作子を操作する他にアナログ
信号処理装置に設けられた減衰器104、入力利得調整
器106およびファントム電源回路102に対応するオ
ン/オフ・スイッチ・ボタンやボリューム・ツマミを操
作する必要があり、その操作が煩雑なものとなって操作
性が劣るという問題点があった。
作子装置により遠隔操作できるが、アナログ入力回路1
00に関する制御は遠隔操作できないため、操作者は、
操作子装置に設けられた操作子を操作する他にアナログ
信号処理装置に設けられた減衰器104、入力利得調整
器106およびファントム電源回路102に対応するオ
ン/オフ・スイッチ・ボタンやボリューム・ツマミを操
作する必要があり、その操作が煩雑なものとなって操作
性が劣るという問題点があった。
【0018】このため、アナログ入力回路100に関す
る制御も遠隔操作することが考えられるが、ボリューム
VR1を遠隔操作する場合には、ボリュームVR1を動
かすモーターなどが必要となり機構的に複雑になる。
る制御も遠隔操作することが考えられるが、ボリューム
VR1を遠隔操作する場合には、ボリュームVR1を動
かすモーターなどが必要となり機構的に複雑になる。
【0019】あるいは、ボリュームVR1の代わりに電
圧制御増幅器を用いた場合には、良好なS/N比を得る
のが困難となる。
圧制御増幅器を用いた場合には、良好なS/N比を得る
のが困難となる。
【0020】あるいは、ボリュームVR1の代わりにS
W的要素を用いた場合には、レベルの連続的な制御が行
えなくなり、きめ細かいレベル制御が行えない。
W的要素を用いた場合には、レベルの連続的な制御が行
えなくなり、きめ細かいレベル制御が行えない。
【0021】また、ファントム電源回路102を遠隔操
作する場合には、当然のことながら、ファントム電源回
路102に対する遠隔操作はアナログ信号処理装置の電
源がオンされている状態で行われることとなるため、フ
ァントム電源回路102に対するオン/オフの切り換え
に伴って、アナログ信号に切り換えノイズが載る可能性
がある。
作する場合には、当然のことながら、ファントム電源回
路102に対する遠隔操作はアナログ信号処理装置の電
源がオンされている状態で行われることとなるため、フ
ァントム電源回路102に対するオン/オフの切り換え
に伴って、アナログ信号に切り換えノイズが載る可能性
がある。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記したよ
うな従来の技術の有する種々の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、アナログ入力回
路に対する制御を離れた場所からの操作で良好に行うこ
とができるようにして、操作性を向上させたアナログ信
号処理装置を提供しようとするものである。
うな従来の技術の有する種々の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、アナログ入力回
路に対する制御を離れた場所からの操作で良好に行うこ
とができるようにして、操作性を向上させたアナログ信
号処理装置を提供しようとするものである。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1に記載の発明は、アナログ形
式の入力信号が入力される入力端子と、上記入力端子に
入力される入力信号に対する調整レベルを指定するレベ
ル指定信号が、離れて設置される操作装置から伝送路を
介して供給されるレベル指定手段と、上記レベル指定手
段に供給されたレベル指定信号により指定されるレベル
に基づいて、上記入力端子に入力されたアナ口グ形式の
入力信号のレベルをアナログ回路により複数段階のいず
れかに調整する第1のレベル調整手段と、上記第1のレ
ベル調整手段によりレベルが調整されたアナログ形式の
入力信号をデジタル形式に変換するデジタル化手段と、
上記レベル指定手段のレベル指定信号により指定される
レベルに基づいて、上記デジタル化手段によりデジタル
化された入力信号のレベルをデジタル回路により調整す
るものであって、上記第1のレベル調整手段により調整
される段階の間を補間するレベル調整を行なう第2のレ
ベル調整手段とを有するようにしたものである。
に、本発明のうち請求項1に記載の発明は、アナログ形
式の入力信号が入力される入力端子と、上記入力端子に
入力される入力信号に対する調整レベルを指定するレベ
ル指定信号が、離れて設置される操作装置から伝送路を
介して供給されるレベル指定手段と、上記レベル指定手
段に供給されたレベル指定信号により指定されるレベル
に基づいて、上記入力端子に入力されたアナ口グ形式の
入力信号のレベルをアナログ回路により複数段階のいず
れかに調整する第1のレベル調整手段と、上記第1のレ
ベル調整手段によりレベルが調整されたアナログ形式の
入力信号をデジタル形式に変換するデジタル化手段と、
上記レベル指定手段のレベル指定信号により指定される
レベルに基づいて、上記デジタル化手段によりデジタル
化された入力信号のレベルをデジタル回路により調整す
るものであって、上記第1のレベル調整手段により調整
される段階の間を補間するレベル調整を行なう第2のレ
ベル調整手段とを有するようにしたものである。
【0024】従って、本発明のうち請求項1に記載の発
明によれば、離れた場所からの操作でレベル調整が行え
るので操作性が向上する。また、アナログ回路は複数段
階にレベル調整するだけでよいので構造が複雑になるこ
とがなく、良好なS/N比が得られる。さらに、アナロ
グ回路により調整された段階の間をデジタル回路により
補間するため、連続的なレベル制御が可能となる。
明によれば、離れた場所からの操作でレベル調整が行え
るので操作性が向上する。また、アナログ回路は複数段
階にレベル調整するだけでよいので構造が複雑になるこ
とがなく、良好なS/N比が得られる。さらに、アナロ
グ回路により調整された段階の間をデジタル回路により
補間するため、連続的なレベル制御が可能となる。
【0025】また、本発明のうち請求項2に記載の発明
は、アナログ形式の入力信号が入力される入力端子と、
上記入力端子にファントム電源の電圧を印加するファン
トム電源回路と、ファントム電源のオンあるいはオフを
制御する制御信号が、離れて設置される操作装置から伝
送路を介して供給される指定手段とを有し、上記ファン
トム電源回路は、上記指定手段に供給された制御信号に
よりファントム電源の状態がオフからオンヘ切り換え指
定されたときにファントム電源の電圧を上記入力端子に
対して徐々に印加するとともに、上記指定手段の制御信
号により、ファントム電源の状態がオンからオフヘ切り
換え指定されたときにファントム電源の上記入力端子に
対する電圧の印加を徐々に解除するものである。
は、アナログ形式の入力信号が入力される入力端子と、
上記入力端子にファントム電源の電圧を印加するファン
トム電源回路と、ファントム電源のオンあるいはオフを
制御する制御信号が、離れて設置される操作装置から伝
送路を介して供給される指定手段とを有し、上記ファン
トム電源回路は、上記指定手段に供給された制御信号に
よりファントム電源の状態がオフからオンヘ切り換え指
定されたときにファントム電源の電圧を上記入力端子に
対して徐々に印加するとともに、上記指定手段の制御信
号により、ファントム電源の状態がオンからオフヘ切り
換え指定されたときにファントム電源の上記入力端子に
対する電圧の印加を徐々に解除するものである。
【0026】また、本発明のうち請求項3に記載の発明
は、アナログ形式の入力信号が入力される入力端子と、
上記入力端子にファントム電源を供給するファントム電
源回路と、ファントム電源のオンあるいはオフを制御す
る制御信号が、離れて設置される操作装置から伝送路を
介して供給される指定手段と、上記指定手段に供給され
た制御信号により、少なくともファントム電源の状態が
オンからオフへあるいはオフからオンヘ切り換え指定さ
れたときに、上記入力端子に入力された入力信号をミュ
ートし、上記ミュートしてから所定時間経過後にファン
トム電源を指定された状態に切り換えるとともに、上記
切り換えてから所定時間経過後に入力信号のミュートを
解除する制御手段とを有するものである。
は、アナログ形式の入力信号が入力される入力端子と、
上記入力端子にファントム電源を供給するファントム電
源回路と、ファントム電源のオンあるいはオフを制御す
る制御信号が、離れて設置される操作装置から伝送路を
介して供給される指定手段と、上記指定手段に供給され
た制御信号により、少なくともファントム電源の状態が
オンからオフへあるいはオフからオンヘ切り換え指定さ
れたときに、上記入力端子に入力された入力信号をミュ
ートし、上記ミュートしてから所定時間経過後にファン
トム電源を指定された状態に切り換えるとともに、上記
切り換えてから所定時間経過後に入力信号のミュートを
解除する制御手段とを有するものである。
【0027】従って、本発明のうち請求項2に記載の発
明または請求項3に記載の発明によれば、離れた場所か
らの操作でファントム電源のオン/オフの制御が行える
ので操作性か向上する。また、ファントム電源のオン/
オフによってアナログ信号に切り換えノイズが発生する
ことを防ぐことができる。
明または請求項3に記載の発明によれば、離れた場所か
らの操作でファントム電源のオン/オフの制御が行える
ので操作性か向上する。また、ファントム電源のオン/
オフによってアナログ信号に切り換えノイズが発生する
ことを防ぐことができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照しなが
ら、本発明によるアナログ信号処理装置の実施の形態の
一例を詳細に説明する。
ら、本発明によるアナログ信号処理装置の実施の形態の
一例を詳細に説明する。
【0029】図3乃至図4には、本発明によるアナログ
信号処理装置の実施の形態の一例を入力段に組み込んだ
デジタル・ミキサーが示されている。
信号処理装置の実施の形態の一例を入力段に組み込んだ
デジタル・ミキサーが示されている。
【0030】なお、図3乃至図4において、図1乃至図
2に示す構成と同一あるいは相当する構成には、図1乃
至図2において用いた符号と同一の符号を付して示すこ
とにより、その詳細な説明は省略するものとする。
2に示す構成と同一あるいは相当する構成には、図1乃
至図2において用いた符号と同一の符号を付して示すこ
とにより、その詳細な説明は省略するものとする。
【0031】即ち、この図3乃至図4に示すデジタル・
ミキサーは、入力されたアナログ信号(音声信号)のレ
ベルを制御してA/D変換器200においてA/D変換
することができるようにして出力するアナログ入力回路
10と、アナログ入力回路10から出力されたレベル制
御されたアナログ信号をデジタル信号にA/D変換して
出力するA/D変換器200と、A/D変換器200に
おいてA/D変換されて出力されたデジタル信号をCP
U400の制御に基づいて処理して出力するDSP30
0と、DSP300の制御を行うCPU400と、DS
P300から出力されたデジタル信号をアナログ信号に
D/A変換して出力するD/A変換器500と、D/A
変換器500においてD/A変換されて出力されたアナ
ログ信号を外部のスピーカー(図示せず)などへ出力す
る出力回路600とを有して構成されている。
ミキサーは、入力されたアナログ信号(音声信号)のレ
ベルを制御してA/D変換器200においてA/D変換
することができるようにして出力するアナログ入力回路
10と、アナログ入力回路10から出力されたレベル制
御されたアナログ信号をデジタル信号にA/D変換して
出力するA/D変換器200と、A/D変換器200に
おいてA/D変換されて出力されたデジタル信号をCP
U400の制御に基づいて処理して出力するDSP30
0と、DSP300の制御を行うCPU400と、DS
P300から出力されたデジタル信号をアナログ信号に
D/A変換して出力するD/A変換器500と、D/A
変換器500においてD/A変換されて出力されたアナ
ログ信号を外部のスピーカー(図示せず)などへ出力す
る出力回路600とを有して構成されている。
【0032】また、このデジタル・ミキサーから離れた
場所にCPU800および各種の指示を行うための操作
子群900により構成される操作子装置が設置されてお
り、操作子装置のCPU800とデジタル・ミキサーの
CPU400との間は、制御信号の伝送が行えるように
伝送路700により接続されている。
場所にCPU800および各種の指示を行うための操作
子群900により構成される操作子装置が設置されてお
り、操作子装置のCPU800とデジタル・ミキサーの
CPU400との間は、制御信号の伝送が行えるように
伝送路700により接続されている。
【0033】ここで、アナログ回路10には、従来のア
ナログ回路100における入力端子101の他に、アナ
ログ回路100のファントム電源回路102、減衰器1
04、入力利得調整器106にそれぞれ対応して、ファ
ントム電源回路12、減衰器14、入力利得調整器16
が設けられている。
ナログ回路100における入力端子101の他に、アナ
ログ回路100のファントム電源回路102、減衰器1
04、入力利得調整器106にそれぞれ対応して、ファ
ントム電源回路12、減衰器14、入力利得調整器16
が設けられている。
【0034】これらの減衰器14および入力利得調整器
16により、入力されたアナログ信号のレベルを調整し
てA/D変換器200に適切なレベルのアナログ信号が
入力されるようになされている。
16により、入力されたアナログ信号のレベルを調整し
てA/D変換器200に適切なレベルのアナログ信号が
入力されるようになされている。
【0035】ここで、ファントム電源回路12のトラン
ジスタQ14は、図1乃至図2に示す従来のアナログ入
力回路100におけるファントム電源回路102のスイ
ッチSW2Aに対応するものである。
ジスタQ14は、図1乃至図2に示す従来のアナログ入
力回路100におけるファントム電源回路102のスイ
ッチSW2Aに対応するものである。
【0036】また、減衰器14のトランジスタQ3およ
びトランジスタQ4は、図1乃至図2に示す従来のアナ
ログ入力回路100における減衰器104のスイッチS
W1Aに対応するものであり、一方、減衰器14のトラ
ンジスタQ6およびとトランジスタQ5は、図1乃至図
2に示す従来のアナログ入力回路100における減衰器
104のスイッチSW1Bに対応するものである。
びトランジスタQ4は、図1乃至図2に示す従来のアナ
ログ入力回路100における減衰器104のスイッチS
W1Aに対応するものであり、一方、減衰器14のトラ
ンジスタQ6およびとトランジスタQ5は、図1乃至図
2に示す従来のアナログ入力回路100における減衰器
104のスイッチSW1Bに対応するものである。
【0037】さらに、入力利得調整器16のアナログ・
マルチプレクサ(Analog Multiplexe
r)IC4およびトランジスタQ11は、図1乃至図2
に示す従来のアナログ入力回路100における入力利得
調整器106のボリュームVR1に1対応するものであ
る。
マルチプレクサ(Analog Multiplexe
r)IC4およびトランジスタQ11は、図1乃至図2
に示す従来のアナログ入力回路100における入力利得
調整器106のボリュームVR1に1対応するものであ
る。
【0038】ここで、上記したアナログ・マルチプレク
サIC4は、入力Xに対してX0〜X7の8個の出力を
備えており、X0〜X7の出力に対応した8段階での利
得調整を行うことができる。
サIC4は、入力Xに対してX0〜X7の8個の出力を
備えており、X0〜X7の出力に対応した8段階での利
得調整を行うことができる。
【0039】ところが、上記した入力利得調整器16に
おけるアナログ・マルチプレクサIC4は、従来の入力
利得調整器106におけるボリュームVR1よりも利得
の可変幅が狭いので、トランジスタQ11を用いて利得
の可変幅が広くなるようにしている。
おけるアナログ・マルチプレクサIC4は、従来の入力
利得調整器106におけるボリュームVR1よりも利得
の可変幅が狭いので、トランジスタQ11を用いて利得
の可変幅が広くなるようにしている。
【0040】また、操作子群900には、各入力端子1
01に対してのファントム電源のオンを指示するための
オン・スイッチおよびオフを指示するためのオフ・スイ
ッチからなるファントム電源オン/オフ指示スイッチ9
02と、各アナログ入力回路10に入力されたアナログ
信号のレベルの調整を指示するためのレベル調整ツマミ
904とが設けられている他に、DSP300における
レベルの制御、周波数特牲の制御および混合制御を指示
するための図示しない操作子が設けられている。
01に対してのファントム電源のオンを指示するための
オン・スイッチおよびオフを指示するためのオフ・スイ
ッチからなるファントム電源オン/オフ指示スイッチ9
02と、各アナログ入力回路10に入力されたアナログ
信号のレベルの調整を指示するためのレベル調整ツマミ
904とが設けられている他に、DSP300における
レベルの制御、周波数特牲の制御および混合制御を指示
するための図示しない操作子が設けられている。
【0041】なお、操作子群900には各入力端子10
1および各アナログ入力回路10に対してファントム電
源オン/オフ指示スイッチ902およびレベル調整ツマ
ミ904が設けられているが、図3乃至図4には代表と
して1系統のみのファントム電源オン/オフ指示スイッ
チ902およびレベル調整ツマミ904が示されてい
る。
1および各アナログ入力回路10に対してファントム電
源オン/オフ指示スイッチ902およびレベル調整ツマ
ミ904が設けられているが、図3乃至図4には代表と
して1系統のみのファントム電源オン/オフ指示スイッ
チ902およびレベル調整ツマミ904が示されてい
る。
【0042】また、ファントム電源オン/オフ指示スイ
ッチ902およびレベル調整ツマミ904を1系統のみ
設置して、その1系統のファントム電源オン/オフ指示
スイッチ902およびレベル調整ツマミ904がどの入
力端子101およびアナログ入力回路10のファントム
電源のオン/オフおよび入力レベルの調整を行うかを指
示する操作子を設けるようにしてもよい。
ッチ902およびレベル調整ツマミ904を1系統のみ
設置して、その1系統のファントム電源オン/オフ指示
スイッチ902およびレベル調整ツマミ904がどの入
力端子101およびアナログ入力回路10のファントム
電源のオン/オフおよび入力レベルの調整を行うかを指
示する操作子を設けるようにしてもよい。
【0043】以上の構成において、ファントム電源オン
/オフ指示スイッチ902によりオン指示またはオフ指
示すると、ファントム電源オン/オフ指示スイッチ90
2のオン指示またはオフ指示に応じて、CPU800は
当該オン指示またはオフ指示を示す制御信号を伝送路7
00を介してCPU400へ送信する。
/オフ指示スイッチ902によりオン指示またはオフ指
示すると、ファントム電源オン/オフ指示スイッチ90
2のオン指示またはオフ指示に応じて、CPU800は
当該オン指示またはオフ指示を示す制御信号を伝送路7
00を介してCPU400へ送信する。
【0044】そして、CPU400においては、CPU
800から送信された制御信号に基づいて、ファントム
電源回路12に対してファントム電源をオン/オフする
ための制御信号を出力するものである。
800から送信された制御信号に基づいて、ファントム
電源回路12に対してファントム電源をオン/オフする
ための制御信号を出力するものである。
【0045】ここで、ファントム電源オン/オフ指示ス
イッチ902によりオン指示することにより、ファント
ム電源回路12に対してファントム電源をオンするため
の制御信号が出力された場合には、トランジスタQ14
のベース電流がオンされて、トランジスタQ14のコレ
クタとエミッタとが電気的に導通してファントム電源を
オンすることになり、これにより抵抗R58、R59に
ファントム電源からの電圧が印加されることになる。
イッチ902によりオン指示することにより、ファント
ム電源回路12に対してファントム電源をオンするため
の制御信号が出力された場合には、トランジスタQ14
のベース電流がオンされて、トランジスタQ14のコレ
クタとエミッタとが電気的に導通してファントム電源を
オンすることになり、これにより抵抗R58、R59に
ファントム電源からの電圧が印加されることになる。
【0046】なお、このとき、コンデンサC18および
抵抗R73の作用によりトランジスタQ14のベース電
流は所定の時定数により徐々に増加するため、抵抗R5
8、R59に印加されるファントム電源からの電圧も徐
々に増加する。
抵抗R73の作用によりトランジスタQ14のベース電
流は所定の時定数により徐々に増加するため、抵抗R5
8、R59に印加されるファントム電源からの電圧も徐
々に増加する。
【0047】従って、アナログ信号におけるファントム
電源のオンによる切り換えノイズの発生を防止すること
ができる。
電源のオンによる切り換えノイズの発生を防止すること
ができる。
【0048】一方、ファントム電源オン/オフ指示スイ
ッチ902によりオフ指示することにより、ファントム
電源回路12に対してファントム電源をオフするための
制御信号が出力された場合には、トランジスタQ14の
ベース電流がオフされて、トランジスタQ14のコレク
タとエミッタとの電気的な導通を切断してファントム電
源をオフすることになる。
ッチ902によりオフ指示することにより、ファントム
電源回路12に対してファントム電源をオフするための
制御信号が出力された場合には、トランジスタQ14の
ベース電流がオフされて、トランジスタQ14のコレク
タとエミッタとの電気的な導通を切断してファントム電
源をオフすることになる。
【0049】なお、このとき、コンデンサC18および
抵抗R72の作用によりトランジスタQ14のベース電
流は所定の時定数により徐々に減少するため、抵抗R5
8、R59に印加するファントム電源からの電圧も徐々
に減少する。
抵抗R72の作用によりトランジスタQ14のベース電
流は所定の時定数により徐々に減少するため、抵抗R5
8、R59に印加するファントム電源からの電圧も徐々
に減少する。
【0050】従って、アナログ信号におけるファントム
電源のオフによる切り換えノイズの発生を防止すること
ができる。
電源のオフによる切り換えノイズの発生を防止すること
ができる。
【0051】また、レベル調整ツマミ904を操作して
アナログ信号のレベルの調整を指示するすると、レベル
調整ツマミ904の操作による設定値に応じて、CPU
800は当該設定値を示す制御信号を伝送路700を介
してCPU400へ送信する。
アナログ信号のレベルの調整を指示するすると、レベル
調整ツマミ904の操作による設定値に応じて、CPU
800は当該設定値を示す制御信号を伝送路700を介
してCPU400へ送信する。
【0052】そして、CPU400においては、CPU
800から送信された制御信号に基づいて、減衰器14
および入力利得調整器16に対して入力されたアナログ
信号のレベル調整するための制御信号を出力するととも
に、DSP300に対してA/D変換されて入力された
デジタル信号のレベル調整するための制御信号を出力す
る。
800から送信された制御信号に基づいて、減衰器14
および入力利得調整器16に対して入力されたアナログ
信号のレベル調整するための制御信号を出力するととも
に、DSP300に対してA/D変換されて入力された
デジタル信号のレベル調整するための制御信号を出力す
る。
【0053】ここで、レベル調整ツマミ904を操作す
ることにより、減衰器14および入力利得調整器16に
対してレベル調整ツマミ904の操作の設定値により指
定されるレベルに応じた制御信号が出力されることによ
り、減衰器14はトランジスタQ3、Q4、Q5、Q6
をオン/オフ制御して減衰器14をオンまたはオフさせ
るとともに、入力利得調整器16のアナログ・マルチプ
レクサIC4は入力Xに対するX0〜X7の8個の出力
のいずれかを出力し、トランジスタQ11をオン/オフ
させる。
ることにより、減衰器14および入力利得調整器16に
対してレベル調整ツマミ904の操作の設定値により指
定されるレベルに応じた制御信号が出力されることによ
り、減衰器14はトランジスタQ3、Q4、Q5、Q6
をオン/オフ制御して減衰器14をオンまたはオフさせ
るとともに、入力利得調整器16のアナログ・マルチプ
レクサIC4は入力Xに対するX0〜X7の8個の出力
のいずれかを出力し、トランジスタQ11をオン/オフ
させる。
【0054】即ち、図5に示すようにアナログ入力回路
10においては、レベル調整ツマミ904の操作に応じ
て、減衰器14およびトランジスタQ11のオン/オフ
の制御によって利得の最大可変幅を3段階に調整するこ
とができるとともに、アナログ・マルチプレクサIC4
のX0〜X7の8個の出力を選択することによって、上
記の3段階に調整されたレベル可変幅をさらに8段階に
細かく調整することができるものであり、アナログ回路
10における設定値に対するレベル変化は図5に示すよ
うに階段状になる。
10においては、レベル調整ツマミ904の操作に応じ
て、減衰器14およびトランジスタQ11のオン/オフ
の制御によって利得の最大可変幅を3段階に調整するこ
とができるとともに、アナログ・マルチプレクサIC4
のX0〜X7の8個の出力を選択することによって、上
記の3段階に調整されたレベル可変幅をさらに8段階に
細かく調整することができるものであり、アナログ回路
10における設定値に対するレベル変化は図5に示すよ
うに階段状になる。
【0055】CPU400は、レベル調整ツマミ904
の設定値により指定されるレベルに応じて、アナログ回
路10によるレベル変化によ形成される階段状部分を滑
らかに補間する制御値をDSP300に供給する。
の設定値により指定されるレベルに応じて、アナログ回
路10によるレベル変化によ形成される階段状部分を滑
らかに補間する制御値をDSP300に供給する。
【0056】なお、DSP300には入力されたデジタ
ル信号を処理するために乗算器が設けられており、乗算
器を時分割使用することで各種の処理を行えるようにな
っている。
ル信号を処理するために乗算器が設けられており、乗算
器を時分割使用することで各種の処理を行えるようにな
っている。
【0057】前述の階段状部分を滑らかに補間する制御
は、この乗算器の所定の演算スロットを用いて行うもの
であり、特別に回路を付加することなく行えるものてあ
る。
は、この乗算器の所定の演算スロットを用いて行うもの
であり、特別に回路を付加することなく行えるものてあ
る。
【0058】なお、A/D変換器200がデジタル的な
レベル制御を行う機能を有している場合には、階段状に
対する補間をDSP300ではなく、A/D変換器20
0において行うようにしてもよい。
レベル制御を行う機能を有している場合には、階段状に
対する補間をDSP300ではなく、A/D変換器20
0において行うようにしてもよい。
【0059】従って、このミキサーにおいては、図5の
破線に示すように可変する利得を得ることができる。
破線に示すように可変する利得を得ることができる。
【0060】なお、ファントム電源12のオンあるいは
オフによるアナログ信号におけるノイズの発生を防止す
るには、上記したようにファントム電源12による電圧
を徐々に印加したり徐々に解除したりする方法の他に、
音声信号をミュートすることによりノイズの発生を防止
する方法を採用することができる。
オフによるアナログ信号におけるノイズの発生を防止す
るには、上記したようにファントム電源12による電圧
を徐々に印加したり徐々に解除したりする方法の他に、
音声信号をミュートすることによりノイズの発生を防止
する方法を採用することができる。
【0061】即ち、ファントム電源オン/オフ指示スイ
ッチ902のオン指示により、ファントム電源12のオ
ンが指示された場合には、CPU400はDSP300
を制御して当該DSP300から出力される音声信号を
ミュートする処理を行い、このミュートの処理が完了す
るまで所定時間だけ処理を待つものである。このように
音声信号のミュートを行ってから、ファントム電源12
をオンして、所定時間待った後にミュートを解除するも
のである。
ッチ902のオン指示により、ファントム電源12のオ
ンが指示された場合には、CPU400はDSP300
を制御して当該DSP300から出力される音声信号を
ミュートする処理を行い、このミュートの処理が完了す
るまで所定時間だけ処理を待つものである。このように
音声信号のミュートを行ってから、ファントム電源12
をオンして、所定時間待った後にミュートを解除するも
のである。
【0062】これにより、ファントム電源12をオンし
た場合におけるノイズの発生を防止することができる。
た場合におけるノイズの発生を防止することができる。
【0063】なお、ファントム電源12のオフが指示さ
れた場合にも同様に、ミュート処理を行なってから所定
時間後にファントム電源12をオフして、ファントム電
源12をオフしてから所定時間後にミュートを解除す
る。
れた場合にも同様に、ミュート処理を行なってから所定
時間後にファントム電源12をオフして、ファントム電
源12をオフしてから所定時間後にミュートを解除す
る。
【0064】なお、ミュートする処理からファントム電
源12のオン/オフ状態の切り換えまでの待ち時間と、
ファントム電源12のオン/オフ状態の切り換えからミ
ュートする処理までの待ち時間は同じ時間としてもよい
し、異なる時間としてもよい。
源12のオン/オフ状態の切り換えまでの待ち時間と、
ファントム電源12のオン/オフ状態の切り換えからミ
ュートする処理までの待ち時間は同じ時間としてもよい
し、異なる時間としてもよい。
【0065】なお、上記においては、DSP300から
出力される音声信号をミュートするようにしてノイズの
発生を防いでいるが、これに限られるものではないこと
は勿論であり、例えば、減衰器14や入力利得調整器1
6を用いて音声信号のミュートを行ってもよい。
出力される音声信号をミュートするようにしてノイズの
発生を防いでいるが、これに限られるものではないこと
は勿論であり、例えば、減衰器14や入力利得調整器1
6を用いて音声信号のミュートを行ってもよい。
【0066】なお、A/D変換器200がレベル制御を
行なう機能を有している場合には、A/D変換器200
において音声信号のミュートを行なうようにしてもよ
い。
行なう機能を有している場合には、A/D変換器200
において音声信号のミュートを行なうようにしてもよ
い。
【0067】また、各アナログ入力回路10に対するフ
ァントム電源オン/オフ指示スイッチ902やレベル調
整ツマミ904の設定を、入力された複数の信号レベル
や周波数特性や混合などのDSP300に関する制御の
設定とともに、操作子装置またはデジタル・ミキサーに
記憶しておき、記憶した設定を呼び出すことにより過去
の設定を再現したりすることをしてもよい。
ァントム電源オン/オフ指示スイッチ902やレベル調
整ツマミ904の設定を、入力された複数の信号レベル
や周波数特性や混合などのDSP300に関する制御の
設定とともに、操作子装置またはデジタル・ミキサーに
記憶しておき、記憶した設定を呼び出すことにより過去
の設定を再現したりすることをしてもよい。
【0068】また、操作子群900を構成するファント
ム電源回路12のファントム電源オン/オフ指示スイッ
チ902のキートップとしては、例えば、図6乃至図7
に示すような構成のものを用いることができる。
ム電源回路12のファントム電源オン/オフ指示スイッ
チ902のキートップとしては、例えば、図6乃至図7
に示すような構成のものを用いることができる。
【0069】この図6乃至図7に示すキートップ20
は、操作者がファントム電源オン/オフ指示スイッチ9
02をオン/オフするために押圧する押圧突部22とベ
ース部24との間のヒンジ部26に、貫通孔28が穿設
されている。
は、操作者がファントム電源オン/オフ指示スイッチ9
02をオン/オフするために押圧する押圧突部22とベ
ース部24との間のヒンジ部26に、貫通孔28が穿設
されている。
【0070】また、図7(d)に示すように、押圧突部
22の下部には照光用LEDが設置されており、ファン
トム電源のオン/オフ指示スイッチ902を自照式スイ
ッチとして、ファントム電源のオン/オフの状態を表示
させることができるようになっている。
22の下部には照光用LEDが設置されており、ファン
トム電源のオン/オフ指示スイッチ902を自照式スイ
ッチとして、ファントム電源のオン/オフの状態を表示
させることができるようになっている。
【0071】ここで、ヒンジ部26に形成された貫通孔
28の形状は、角部がある三角形や四角形ではなく、角
部のない円形または楕円形であることが好ましい。
28の形状は、角部がある三角形や四角形ではなく、角
部のない円形または楕円形であることが好ましい。
【0072】このキートップ20においては、上記した
ように、ヒンジ部26に貫通孔28を設けたことによ
り、ヒンジ部28とベース部との付け根における応力集
中を避けることができ、応力集中によるキートップ20
の破損を防止することができる。
ように、ヒンジ部26に貫通孔28を設けたことによ
り、ヒンジ部28とベース部との付け根における応力集
中を避けることができ、応力集中によるキートップ20
の破損を防止することができる。
【0073】なお、図8には、キートップ20の断面積
の変化を示しており、貫通孔28が設けられることによ
り、断面積が連続的に小さくなっている。
の変化を示しており、貫通孔28が設けられることによ
り、断面積が連続的に小さくなっている。
【0074】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、単一の操作子によりアナログ信号のレベル
調整を行うことができるようになり、アナログ信号のレ
ベル調整の際の操作性を向上することができるという優
れた効果を奏する。
ているので、単一の操作子によりアナログ信号のレベル
調整を行うことができるようになり、アナログ信号のレ
ベル調整の際の操作性を向上することができるという優
れた効果を奏する。
【0075】また、本発明は、ファントム電源のオン/
オフを離れた場所からの操作で行うことができるように
なり、ファントム電源のオン/オフの操作性を向上する
ことができるという優れた効果を奏する。
オフを離れた場所からの操作で行うことができるように
なり、ファントム電源のオン/オフの操作性を向上する
ことができるという優れた効果を奏する。
【図1】従来のアナログ入力回路を入力段に組み込んだ
デジタル・ミキサーの回路図である。
デジタル・ミキサーの回路図である。
【図2】従来のアナログ入力回路を入力段に組み込んだ
デジタル・ミキサーの回路図である。
デジタル・ミキサーの回路図である。
【図3】本発明によるアナログ入力回路の実施の形態の
一例を入力段に組み込んだデジタル・ミキサーの回路図
である。
一例を入力段に組み込んだデジタル・ミキサーの回路図
である。
【図4】本発明によるアナログ入力回路の実施の形態の
一例を入力段に組み込んだデジタル・ミキサーの回路図
である。
一例を入力段に組み込んだデジタル・ミキサーの回路図
である。
【図5】本発明によるアナログ入力回路により得られる
レベルの変化を示すグラフである。
レベルの変化を示すグラフである。
【図6】キートップの概略構成斜視図である。
【図7】(a)は図6に示すキートップのA矢視図であ
り、(b)は(a)のB−B線による断面図であり、
(c)は(a)のC−C線による断面図であり、(d)
はファントム電源オン/オフ指示スイッチおよびLED
にキートップを組み込んだ状態の(c)に対応する断面
図である。
り、(b)は(a)のB−B線による断面図であり、
(c)は(a)のC−C線による断面図であり、(d)
はファントム電源オン/オフ指示スイッチおよびLED
にキートップを組み込んだ状態の(c)に対応する断面
図である。
【図8】キートップの断面積の変化を示すグラフであ
る。
る。
10、100 アナログ入力回路 12、102 ファントム電源回路 14、104 減衰器 16、106 入力利得調整器 20 キートップ 200 アナログ/デジタル変換
器 300 デジタル信号処理装置
(DSP) 400 中央処理装置(CPU) 500 デジタル/アナログ変換
器 600 出力回路 700 伝送路 800 中央処理装置(CPU) 900 操作子群 902 ファントム電源オン/オ
フ指示スイッチ 904 レベル調整ツマミ
器 300 デジタル信号処理装置
(DSP) 400 中央処理装置(CPU) 500 デジタル/アナログ変換
器 600 出力回路 700 伝送路 800 中央処理装置(CPU) 900 操作子群 902 ファントム電源オン/オ
フ指示スイッチ 904 レベル調整ツマミ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J022 AA01 AB01 BA08 CA02 CC01 CF02 5J092 AA02 AA47 AA53 AA57 CA48 CA49 CA88 FA10 FA18 FR10 FR12 HA02 HA25 HA29 HA39 HA40 KA02 KA12 KA23 KA48 KA49 KA62 MA11 MA22 SA05 TA01 TA02 VL03 VL04 5J100 AA06 AA08 AA09 AA13 AA15 BA05 BA10 BB01 BB02 BB10 BB16 BC03 BC07 CA12 CA28 CA29 DA04 DA07 DA10 EA02
Claims (3)
- 【請求項1】 アナログ形式の入力信号が入力される入
力端子と、 前記入力端子に入力される入力信号に対する調整レベル
を指定するレベル指定信号が、離れて設置される操作装
置から伝送路を介して供給されるレベル指定手段と、 前記レベル指定手段に供給されたレベル指定信号により
指定されるレベルに基づいて、前記入力端子に入力され
たアナ口グ形式の入力信号のレベルをアナログ回路によ
り複数段階のいずれかに調整する第1のレベル調整手段
と、 前記第1のレベル調整手段によりレベルが調整されたア
ナログ形式の入力信号をデジタル形式に変換するデジタ
ル化手段と、 前記レベル指定手段のレベル指定信号により指定される
レベルに基づいて、前記デジタル化手段によりデジタル
化された入力信号のレベルをデジタル回路により調整す
るものであって、前記第1のレベル調整手段により調整
される段階の間を補間するレベル調整を行なう第2のレ
ベル調整手段とを有するアナログ信号処理装置。 - 【請求項2】 アナログ形式の入力信号が入力される入
力端子と、 前記入力端子にファントム電源の電圧を印加するファン
トム電源回路と、 ファントム電源のオンあるいはオフを制御する制御信号
が、離れて設置される操作装置から伝送路を介して供給
される指定手段とを有し、 前記ファントム電源回路は、前記指定手段に供給された
制御信号によりファントム電源の状態がオフからオンヘ
切り換え指定されたときにファントム電源の電圧を前記
入力端子に対して徐々に印加するとともに、前記指定手
段の制御信号により、ファントム電源の状態がオンから
オフヘ切り換え指定されたときにファントム電源の前記
入力端子に対する電圧の印加を徐々に解除するものであ
るアナログ信号処理装置。 - 【請求項3】 アナログ形式の入力信号が入力される入
力端子と、 前記入力端子にファントム電源を供給するファントム電
源回路と、 ファントム電源のオンあるいはオフを制御する制御信号
が、離れて設置される操作装置から伝送路を介して供給
される指定手段と、 前記指定手段に供給された制御信号により、少なくとも
ファントム電源の状態がオンからオフへあるいはオフか
らオンヘ切り換え指定されたときに、前記入力端子に入
力された入力信号をミュートし、前記ミュートしてから
所定時間経過後にファントム電源を指定された状態に切
り換えるとともに、前記切り換えてから所定時間経過後
に入力信号のミュートを解除する制御手段とを有するも
のであるアナログ信号処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11083002A JP2000278050A (ja) | 1999-03-26 | 1999-03-26 | アナログ信号処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11083002A JP2000278050A (ja) | 1999-03-26 | 1999-03-26 | アナログ信号処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000278050A true JP2000278050A (ja) | 2000-10-06 |
Family
ID=13790057
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11083002A Pending JP2000278050A (ja) | 1999-03-26 | 1999-03-26 | アナログ信号処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000278050A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005287050A (ja) * | 2004-03-30 | 2005-10-13 | Akg Acoustics Gmbh | ファンタム電源供給されるマイクロフォンの遠隔制御 |
JP2007519265A (ja) * | 2003-08-04 | 2007-07-12 | インディアン・スペース・リサーチ・オーガニゼイション | ダイオードベースのrf回路のための制御回路 |
-
1999
- 1999-03-26 JP JP11083002A patent/JP2000278050A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007519265A (ja) * | 2003-08-04 | 2007-07-12 | インディアン・スペース・リサーチ・オーガニゼイション | ダイオードベースのrf回路のための制御回路 |
JP4851792B2 (ja) * | 2003-08-04 | 2012-01-11 | インディアン・スペース・リサーチ・オーガニゼイション | ダイオードベースのrf回路のための制御回路 |
JP2005287050A (ja) * | 2004-03-30 | 2005-10-13 | Akg Acoustics Gmbh | ファンタム電源供給されるマイクロフォンの遠隔制御 |
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