JP2000276881A - 不揮発性メモリの書き込み回路 - Google Patents

不揮発性メモリの書き込み回路

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JP2000276881A
JP2000276881A JP8179899A JP8179899A JP2000276881A JP 2000276881 A JP2000276881 A JP 2000276881A JP 8179899 A JP8179899 A JP 8179899A JP 8179899 A JP8179899 A JP 8179899A JP 2000276881 A JP2000276881 A JP 2000276881A
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Kazuo Hodaka
和夫 保高
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不揮発性メモリの書き込み特性を改善する。 【解決手段】 コマンドデコーダ9に対し、フラッシュ
メモリ1の全ページ一括消去又はページ単位消去決定す
るコマンドデータ、フラッシュメモリ1のデータ消去
時間を制御するコマンドデータを供給する。コマンド
デコーダ9はコマンドデータの解読結果が全ページ一
括消去を表す時は論理値「1」の一括消去制御信号AL
L/PAGEを電圧発生回路12に供給する。この時、
電圧発生回路12は、フラッシュメモリ1の全ワード線
及び全ビット線を活性化する信号ACTIVEを出力す
る。コマンドデコーダ9はコマンドレジスタ13に対し
コマンドデータを解読して何れか1ビットのみ論理値
「1」となる書き込み時間制御信号TIMECTLを供
給する。切換回路15は書き込み時間制御信号TIME
CTLに応じてカウンタ14の何れか1個の分周信号D
IVIDEを電圧発生回路12に供給する。これより、
フラッシュメモリ1の全セルのコントロールゲートに対
し15ボルトの高電圧が分周時間だけ一括印加されデー
タが一括消去される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データの電気消去
及びデータの書き込み読み出しが可能な特性を有する不
揮発性メモリの書き込み回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は不揮発性メモリの書き込み回路を
示すブロック図である。
【0003】図3において、フラッシュメモリ(10
1)はデータの電気消去及びデータの書き込み読み出し
が可能な不揮発性の特性を有し、マイクロコンピュータ
のプログラムメモリ、データメモリ等に使用される。フ
ラッシュメモリ(101)は一定記憶容量の複数ブロッ
ク1〜nに分割され、各ブロック単位でデータ書き換え
動作を実行する構造である。例えば、フラッシュメモリ
(101)の1ブロックは128バイト(=1ページ)
である。ページバッファ(102)はフラッシュメモリ
(102)の1ブロック分の記憶容量を有し、1バイト
に1対1に対応するフラグを有する。例えば、ページバ
ッファ(102)が128バイトの場合、内部フラグは
128個である。ページバッファ(102)は、フラッ
シュメモリ(101)の予め定められた1ブロックの内
容を書き換える際、新規データが格納されるものであ
る。この時、ページバッファ(102)における新規デ
ータ格納位置に対応するフラグは論理値「1」に変化す
る。ページバッファ(102)のフラグが論理値「1」
に変化すると、対応するバイトはその後は格納禁止状態
となる(外部PROMライタを使用する場合は、フラグ
の状態に関わらず書き換え可能である)。
【0004】使用者は、フラッシュメモリ(101)の
記憶内容を書き換える場合、1ブロック単位で全内容を
書き換えるか、又は、1ブロック単位で任意のバイトの
みを書き換えるか、の何れかを選択することになる。
【0005】即ち、1ブロック単位で全内容を書き換え
る場合、ページバッファ(102)の全バイトに対し外
部のPROMライタ等から128バイトの新規データを
格納する(ステップ1)。ページバッファ(102)に
対しフラッシュメモリ(101)のnブロックのうち書
き換えの対象である所定1ブロックの全内容を出力す
る。この時、ページバッファ(102)内部の全フラグ
は論理値「1」に変化済みの為、ページバッファ(10
2)の内容は外部からの供給内容のまま変更されること
はない(ステップ2)。フラッシュメモリ(101)の
所定1ブロックの全内容を消去する(ステップ3)。フ
ラッシュメモリ(101)の所定1ブロックに対しペー
ジバッファ(102)の128バイト分の新規データを
書き込む(ステップ4)。という4個の処理ステップを
実行する必要がある。
【0006】一方、1ブロック単位で一部内容のみを書
き換える場合、ページバッファ(102)の書き換え対
象バイトに対し外部のPROMライタ等から1〜127
バイトの新規データを格納する(ステップ1)。ページ
バッファ(102)に対しフラッシュメモリ(101)
のnブロックのうち書き換えの対象である所定1ブロッ
クの全内容を出力する。この時、ページバッファ(10
2)内部の書き換え対象バイトのフラグのみが論理値
「1」に変化する為、ページバッファ(102)内部の
書き換え対象外のバイトはフラッシュメモリ(101)
の所定1ブロックの出力と同一論理値となる(ステップ
2)。フラッシュメモリ(101)の所定1ブロックの
全内容を消去する(ステップ3)。フラッシュメモリ
(101)の所定1ブロックに対しページバッファ(1
02)の128バイト分のデータを書き込む(ステップ
4)。という4個の処理ステップを実行する必要があ
る。
【0007】さて、フラッシュメモリ(101)を構成
する各セルの状態を説明する。
【0008】図4はスプリットゲート型のフラッシュメ
モリのプログラム状態を示すセル構造図である。例え
ば、コントロールゲート(201)、ドレイン(20
3)、ソース(204)に各々2ボルト、0ボルト、1
5ボルトを印加する。この電圧印加の作用として、コン
トロールゲート(201)、フローティングゲート(2
02)、ソース(204)の各間隙が容量結合される。
即ち、フローティングゲート(202)は実際は電圧印
加されないが、例えば11ボルトの高電圧印加を受けた
状態と等価となる。これより、ドレイン(203)及び
ソース(204)間に電子の連続するチャネルが形成さ
れ、このチャネル中のホットエレクトロンが絶縁膜(図
示せず)を介してフローティングゲート(202)に注
入される。この結果、フローティングゲート(202)
が負に帯電され、フラッシュメモリセルはプログラム状
態となる。
【0009】図5はプログラムされたフラッシュメモリ
の読み出し状態を示すセル構造図、図6はプログラムさ
れていないフラッシュメモリの読み出し状態を示すセル
構造図である。図5、図6の何れの場合も、コントロー
ルゲート(201)、ドレイン(203)、ソース(2
04)に各々4ボルト、0ボルト、2ボルトを印加す
る。プログラムされている場合、フローティングゲート
(202)が負に帯電している為、ドレイン(203)
及びソース(204)間にチャネルが形成されず、フラ
ッシュメモリセルはオフする。即ち、フラッシュメモリ
セルの読み出し内容は論理値「0」となる。一方、プロ
グラムされていない場合、フローティングゲートが負に
帯電していない為、ドレイン(203)及びソース(2
04)間にチャネルが形成され、フラッシュメモリセル
はオンする。即ち、フラッシュメモリセルの読み出し内
容は論理値「1」となる。
【0010】図7はフラッシュメモリの消去状態を示す
セル構造図である。例えば、コントロールゲート(20
1)、ドレイン(203)、ソース(204)に15ボ
ルト、0ボルト、0ボルトを印加する。この電圧印加の
作用として、フローティングゲート(202)に存在す
る電子は絶縁膜を介してコントロールゲート(201)
へ移動する。この時、ドレイン(203)及びソース
(204)間は同電位である為、チャネルは形成されな
い。この結果、フラッシュメモリセルは消去状態とな
る。
【0011】フラッシュメモリセルをプログラム状態、
読み出し状態、消去状態とする場合、従来は、コントロ
ールゲート(201)、ドレイン(203)、ソース
(204)に対し予め定められた固定電圧を固定時間だ
け印加するに過ぎなかった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】さて、フラッシュメモ
リの消去を実行すると、フローティングゲート(20
2)の注入電子がコントロールゲート(201)に移動
する際、移動電子がコントロールゲート(201)及び
フローティングゲート(202)間の絶縁膜にトラップ
される現象を生じる。つまり、フラッシュメモリの消去
動作を繰り返すに連れ、フローティングゲート(20
2)からコントロールゲート(201)への電子の移動
が困難となり、消去特性が劣化する問題を生じる。これ
では正しいデータを書き込めない支障が生じる。
【0013】また、フラッシュメモリの全記憶領域の内
容を消去する場合、1ブロック単位でデータ消去を順次
行う必要がある。しかし、フラッシュメモリの特定ブロ
ックの消去特性が悪いと、消去時間が固定の為、特定ブ
ロックの完全消去に要する時間に合わせて各ブロックの
消去時間を延長する必要がある。この結果、特定ブロッ
クの消去不良特性の影響を受け、フラッシュメモリの全
消去時間が極めて長くなる問題を生じる。
【0014】そこで、本発明は、不揮発性メモリセルの
消去特性がブロック単位でばらついたり、劣化したりし
ても、短時間で一括消去を実現できる不揮発性メモリの
書き込み回路を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題点を
解決する為に創作されたものであり、データの電気消去
及びデータの書き込み読み出しが可能な特性を有し、一
定記憶容量の複数ブロックから成る不揮発性メモリと、
前記不揮発性メモリを構成する1ブロック分の格納容量
を有し、所定1ブロック中で書き換えを必要とするデー
タを格納するバッファ回路と、前記不揮発性メモリの所
定1ブロックにデータを書き込む以前に、前記不揮発性
メモリの為のアドレスデータ及び書き込み用データを予
め定められた値で組み合わせたコマンドデータが供給さ
れ、前記コマンドデータの解読結果に応じて、前記不揮
発性メモリを構成する全ブロックの内容を一括消去する
為の消去時間を制御する制御回路と、を備えたことを特
徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の詳細を図面に従って具体
的に説明する。
【0017】図1は本発明の不揮発性メモリの書き込み
回路を示すブロック図である。
【0018】図1において、フラッシュメモリ(1)
は、データを特定ブロック単位で電気消去でき且つデー
タを繰り返し書き込み及び読み出しできる不揮発性の特
性を有し、各々第1記憶領域(1a:LEFT ARRAY)及
び第2記憶領域(1b:RIGHTARRAY)に均等分割され
る。フラッシュメモリ(1)にはマイクロコンピュータ
を各種論理演算動作させる為のプログラムデータ、テー
ブルデータ等が記憶される。フラッシュメモリ(1)の
第1及び第2記憶領域(1a)(1b)は、例えば全記
憶容量が各々64Kバイト(1ワード=8ビットを表す
単位)で構成され、64バイト単位の偶数ブロックEV
ENと奇数ブロックODDを交互に繰り返すものである
(偶数ブロックEVENは0,2,4…番目、奇数ブロ
ックODDは1,3,5…番目を表す)。
【0019】ローデコーダ(2)は、フラッシュメモリ
(1)を構成する第1又は第2記憶領域(1a)(1
b)の何れか一方を選択し、選択された側の記憶領域か
ら64バイト単位の偶数ブロック又は奇数ブロックを選
択するものである。第1カラムデコーダ(3)は、第1
記憶領域(1a)内で指定された64バイト単位の偶数
又は奇数の1ブロック中の所定1バイトのみを選択する
ものである。第2カラムデコーダ(4)は、第2記憶領
域(1b)内で指定された64バイト単位の偶数又は奇
数の1ブロック中の所定1バイトのみを選択するもので
ある。
【0020】ページバッファ(5)(6)は、各々64
バイトの格納容量を有し、即ち、第1及び第2記憶領域
(1a)(1b)を構成する偶数及び奇数ブロックと同
一記憶容量を有する。ページバッファ(5)(6)は6
4バイトの格納位置に1対1に対応する64個のフラグ
(図示せず)を有する。64個のフラグが論理値「0」
に設定された状態のページバッファ(5)(6)に対し
新規データを格納すると、新規データ格納位置に1対1
に対応するフラグは論理値「1」に変化する。フラグが
論理値「1」に変化するのに従い、ページバッファ
(5)(6)のデータ格納済みバイトはその後の格納動
作を禁止された状態となる(外部PROMライタを使用
する場合は、フラグの状態に関わらず書き換え可能であ
る)。センスアンプ(7)は、カラムデコーダ(3)
(4)から選択出力される1バイトデータを電流増幅す
るものである。IOブロック(8)は、データD7〜D
0を入出力するものである。
【0021】コマンドデコーダ(9)は、フラッシュメ
モリ(1)を構成する第1又は第2記憶領域(1a)
(1b)の選択された側の記憶領域の内容に関し、所定
1ページの全内容を書き換えるか、所定1ページの任意
バイトのみを書き換えるかを指示する指示信号PAGE
WRTを出力するものである。コマンドデコーダ(9)
は、フラッシュメモリ(1)の為のアドレスデータA1
5〜A0、データD7〜D0の状態を解読する。即ち、
フラッシュメモリ(1)の特定ブロックの内容を書き換
える場合、コマンドデコーダ(9)に対し、或る特徴付
けられたアドレスデータA15〜A0及びデータD7〜
D0の配列を事前に供給する。例えば、コマンドデコー
ダ(9)は、 アドレスデータA15〜A0=AAAAH、データD
7〜D0=55H アドレスデータA15〜A0=5555H、データD
7〜D0=AAHを解読することにより、コマンドデー
タが供給されているものと判断し、その後、 アドレスデータA15〜A0=AAAAH、データD
7〜D0=20H を解読した時は、所定1ページの任意バイトのみを書き
換える指示であると判断して論理値「0」の指示信号P
AGEWRTを出力する。コマンドデコーダ(9)は
〜のコマンドデータが供給されない時は、論理値
「1」の指示信号PAGEWRTを出力する。
【0022】書き込み制御回路(10)は、フラッシュ
メモリ(1)の書き込み方法を指示する指示信号PAG
EWRTに従い、5個の信号BLC、DOLOWX、R
ECALL、ERASE、PROGを出力する。図2は
フラッシュメモリ(1)に対する一連の書き込み処理を
実行する際の書き込み制御回路(10)の信号出力状態
を表す論理図である。
【0023】16ビットのアドレスデータA15〜A0
は、フラッシュメモリ(1)及びページバッファ(5)
(6)をアドレス指定する為のデータであり、コマンド
デコーダ(9)に対しフラッシュメモリ(1)の書き込
み方法を識別するコマンドデータとしてデータD7〜D
0と共に供給される。第1記憶領域(1a)は、256
個の偶数ブロックEVEN及び256個の奇数ブロック
ODDを交互に配置した合計512ブロックから成る。
第2記憶領域(1b)も同様に512ブロックから成
る。即ち、ローデコーダ(2)は、アドレスデータA1
5〜A8が供給されることにより第1及び第2記憶領域
(5)(6)間で相対応する1対の偶数ブロック及び1
対の奇数ブロックの合計4ブロックを選択し、アドレス
データA6が供給されることにより1対の偶数ブロック
又は1対の奇数ブロックの何れか一方を選択する。カラ
ムデコーダ(3)(4)は、アドレスデータA5〜A0
が供給されることによりローデコーダ(2)で選択済み
の第1及び第2記憶領域(1a)(1b)における各1
ブロック内の所定1バイトを選択する。但し、カラムデ
コーダ(3)(4)は、第1又は第2記憶領域(3)
(4)の何れか一方を選択する為のアドレスデータA7
も供給される為、アドレスデータA7が論理値「0」の
時は第1記憶領域(1a)の所定1バイトを選択出力
し、アドレスデータA7が論理値「1」の時は第2記憶
領域(1b)の所定1バイトを選択出力する。
【0024】ページバッファ(5)(6)は、第1又は
第2記憶領域(1a)(1b)の何れの内容を書き換え
るかに応じて格納順序が異なる。即ち、第1記憶領域
(1a)の内容を書き換える場合はページバッファ
(5)(6)の順番で新規データを書き込み、第2記憶
領域(1b)の内容を書き換える場合はページバッファ
(6)(5)の順番で新規データを書き込む。従って、
2個のページバッファ(5)(6)は、128バイトの
格納容量を有する1個のページバッファとして見立てる
必要がある為にアドレスデータA6〜A0が供給され、
ページバッファ(5)(6)の格納順序を決定する為に
アドレスデータA7が供給される。
【0025】電圧発生回路(12)は、フラッシュメモ
リ(1)を構成する各セルのコントロールゲート、ドレ
イン、ソースに対しプログラム状態、読み出し状態、消
去状態に応じた電圧を供給するものである。つまり、電
圧発生回路(12)の出力はフラッシュメモリ(1)内
部のワード線及びビット線と接続される。
【0026】コマンドデコーダ(9)に対し、フラッシ
ュメモリ(1)の所定1ページの全内容を書き換える
か、任意バイトのみを書き換えるかを決定する前記〜
のコマンドデータを供給する前に、フラッシュメモリ
(1)の全ページ一括消去を実行するかページ単位消去
を実行するかを決定するコマンドデータ、フラッシュ
メモリ(1)のデータ消去時間を制御するコマンドデー
タ即ち指定セルのコントロールゲートに対する高電圧印
加時間を制御するコマンドデータを供給する必要があ
る。コマンドデコーダ(9)は、コマンドデータの解
読結果が全ページ一括消去を表す時は論理値「1」の一
括消去制御信号ALL/PAGEを電圧発生回路(1
2)に供給する。この時、電圧発生回路(12)は、フ
ラッシュメモリ(1)の全ワード線及び全ビット線を活
性化する信号ACTIVEを出力する。その後、コマン
ドレジスタ(13)はフラッシュメモリ(1)の書き込
み信号WRTが論理値「1」(アクティブ)の時にリセ
ット解除され、コマンドデータの解読結果として何れ
か1ビットのみ論理値「1」となる書き込み時間制御信
号TIMECTLを保持するものである。コマンドレジ
スタ(13)は例えば4ビットである。カウンタ(1
4)はクロック信号CLKを計数し、例えば、3.2m
sec、6.4msec、12.8msec、25.6
msecだけハイレベルとなる50%デューティの分周
信号を出力する。ANDゲート及びORゲートから成る
切換回路(15)は、コマンドレジスタ(13)のビッ
ト出力に応じて何れか1個の分周信号DIVIDEを出
力し、電圧発生回路(12)に供給する。電圧発生回路
(12)は、フラッシュメモリ(1)の全ページ内のセ
ルのコントロールゲートに対し選択された分周信号DI
VIDEのハイレベル期間だけ高電圧15ボルトを印加
し、分周信号DIVIDEの立下り変化を受けて高電圧
出力を停止する。これより、消去特性の悪い特定ページ
を完全消去するのに要する消去時間に合わせてフラッシ
ュメモリ(1)の全ページを一括消去できる。即ち、フ
ラッシュメモリ(1)の特定ページの消去特性が元々の
製造ばらつきが原因で他ページの消去特性より悪い場
合、又は、フラッシュメモリ(1)の特定ページの消去
特性が度重なる消去動作が原因で他ページの消去特性よ
り劣化した場合、特定ページを構成する各セルのコント
ロールゲートに対する高電圧印加時間に合わせ、短時間
での全ページ一括消去が可能となる。
【0027】フラッシュメモリ(1)の所定1ページの
全内容を書き換える場合の動作を説明する。例えば、第
2記憶領域(1b)内の隣接する1対の偶数及び奇数ブ
ロック(斜線)の全内容を書き換える場合とする。この
場合、コマンドデータの後にコマンドデータ〜
が存在しない為、書き込み制御回路(10)に対し論理
値「1」の指示信号PAGEWRTが供給され、書き込
み制御回路(10)の5出力信号の論理値に従い、フラ
ッシュメモリ(1)の書き込みが制御される。先ず、信
号BLCが「H」(論理値「1」)に変化し、ページバ
ッファ(6)(5)に対しページバッファ(6)(5)
の順番で128バイトの新規データが格納される。次
に、信号DOLOWX、RECALLが「H」に変化す
る。この時、指示信号PAGEWRTが「H」である
為、ページバッファ(5)(6)に対する第2記憶領域
(1b)内のデータ読み出し動作が禁止される。詳しく
は、ページバッファ(5)(6)に対する第2記憶領域
(1b)内のデータ読み出し動作の開始検出に伴い、直
ちにこの動作が禁止される。これにより、ページバッフ
ァ(5)(6)に対するフラッシュメモリ(1)の無駄
な読み出し時間を省略できる。次に、信号DOLOW
X、ERASEが「H」に変化し、第2記憶領域(1
b)内における前記1対の偶数及び奇数ブロックの全内
容がコマンドデータに基づく消去時間だけ消去され
る。次に、信号DOLOWX、PROGが「H」に変化
し、第2記憶領域(1b)の前記偶数ブロックEVEN
(斜線)に対しページバッファ(6)に格納された64
バイト分の新規データが書き込まれる。次に、信号RE
CALLのみが「H」に変化し、ページバッファ(5)
に格納された64バイト分の新規データがIOバス(1
1)、センスアンプ(7)、IOブロック(8)、IO
バス(11)を通ってページバッファ(6)に格納され
る。次に、信号PROGのみが「H」に変化し、第2記
憶領域(1b)の前記奇数ブロックODD(斜線)に対
しページバッファ(6)に格納された別の64バイト分
の新規データが書き込まれる。以上より、第2記憶領域
(1b)に対する1ページ分の全データ書き込み動作が
終了する。
【0028】次いで、フラッシュメモリ(1)における
所定1ページの任意バイトのみを書き換える場合の動作
を説明する。例えば、第1記憶領域(1a)内の隣接す
る1対の偶数及び奇数ブロック(斜線)の任意バイトの
みを書き換える場合とする。この場合、コマンドデータ
の後にコマンドデータ〜が存在する為、書き込
み制御回路(10)に対し論理値「0」の指示信号PA
GEWRTが供給され、書き込み制御回路(10)の5
出力信号の論理値に従い、フラッシュメモリ(1)の書
き込みが制御される。先ず、信号BLCが「H」(論理
値「1」)に変化し、ページバッファ(5)(6)に対
しページバッファ(5)(6)の順番でアドレスデータ
A6〜A0での指定位置のみ新規データが格納される。
次に、信号DOLOWX、RECALLが「H」に変化
する。この時、指示信号PAGEWRTが「L」(論理
値「0」)である為、ページバッファ(5)(6)に対
する第1記憶領域(1a)内の前記偶数及び奇数ブロッ
クのデータ読み出し動作が実行される。詳しくは、ペー
ジバッファ(5)に対し第1記憶領域(1a)内の前記
偶数ブロックEVENの内容が出力され、ページバッフ
ァ(6)に対し第1記憶領域(1a)内の前記奇数ブロ
ックODDの内容が出力される。ページバッファ(5)
(6)の新規データ格納位置以外のバイトフラグは論理
値「0」である為、残りのバイトには第1記憶領域(1
a)の前記偶数及び奇数ブロックの既存データが格納さ
れる。次に、信号DOLOWX、ERASEが「H」に
変化し、第1記憶領域(1a)内における前記1対の偶
数及び奇数ブロックの全内容がコマンドデータに基
づく消去時間だけ消去される。次に、信号DOLOW
X、PROGが「H」に変化し、第1記憶領域(1a)
の前記偶数ブロックEVEN(斜線)に対しページバッ
ファ(5)に格納された64バイト分の新規及び既存デ
ータが書き込まれる。次に、信号RECALLのみが
「H」に変化し、ページバッファ(6)に格納された6
4バイト分の新規及び既存データがIOバス(11)、
センスアンプ(7)、IOブロック(8)、IOバス
(11)を通ってページバッファ(5)に格納される。
次に、信号PROGのみが「H」に変化し、第1記憶領
域(1a)の前記奇数ブロックODD(斜線)に対しペ
ージバッファ(5)に格納された別の64バイト分の新
規及び既存データが書き込まれる。以上より、第1記憶
領域(1a)に対する1ページ分のデータ書き込み動作
が終了する。
【0029】本発明の実施の形態によれば、フラッシュ
メモリ(1)の指定ページの消去特性が製造ばらつきが
原因で悪い場合、若しくは、複数回の消去動作が原因で
劣化した場合であっても、この指定ページの内容を完全
消去するのに要する時間だけ、全ページ内セルのコント
ロールゲートに高電圧を一括印加することができ、フラ
ッシュメモリ(1)のデータ消去時間を大幅に短縮可能
となる。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、不揮発性メモリの指定
ページの消去特性が製造ばらつきが原因で悪い場合、若
しくは、複数回の消去動作が原因で劣化した場合であっ
ても、この指定ページの内容を完全消去するのに要する
時間だけ、全ページ内セルのコントロールゲートに高電
圧を一括印加することができ、不揮発性メモリのデータ
消去時間を大幅に短縮できる利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の不揮発性メモリの書き込み回路を示す
ブロック図である。
【図2】書き込み制御回路の信号出力状態を表す論理図
である。
【図3】従来回路を示すブロック図である。
【図4】フラッシュメモリのプログラム状態を示すセル
構造図である。
【図5】プログラムされたフラッシュメモリの読み出し
状態を表すセル構造図である。
【図6】プログラムされないフラッシュメモリの読み出
し状態を表すセル構造図である。
【図7】フラッシュメモリの消去状態を示すセル構造図
である。
【符号の説明】
(1) フラッシュメモリ (1a) 第1記憶領域 (1b) 第2記憶領域 (5)(6) ページバッファ (9) コマンドデコーダ (10) 書き込み制御回路 (12) 電圧発生回路 (13) コマンドレジスタ (14) カウンタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データの電気消去及びデータの書き込み
    読み出しが可能な特性を有し、一定記憶容量の複数ブロ
    ックから成る不揮発性メモリと、 前記不揮発性メモリを構成する1ブロック分の格納容量
    を有し、所定1ブロック中で書き換えを必要とするデー
    タを格納するバッファ回路と、 前記不揮発性メモリの所定1ブロックにデータを書き込
    む以前に、前記不揮発性メモリの為のアドレスデータ及
    び書き込み用データを予め定められた値で組み合わせた
    コマンドデータが供給され、前記コマンドデータの解読
    結果に応じて、前記不揮発性メモリを構成する全ブロッ
    クの内容を一括消去する為の消去時間を制御する制御回
    路と、 を備えたことを特徴とする不揮発性メモリの書き込み回
    路。
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