JP2000276244A - 操作レバー装置 - Google Patents

操作レバー装置

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JP2000276244A
JP2000276244A JP11080311A JP8031199A JP2000276244A JP 2000276244 A JP2000276244 A JP 2000276244A JP 11080311 A JP11080311 A JP 11080311A JP 8031199 A JP8031199 A JP 8031199A JP 2000276244 A JP2000276244 A JP 2000276244A
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JP
Japan
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pusher
outer cylinder
operation lever
rod
electrode
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JP11080311A
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English (en)
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Takayuki Sato
隆之 佐藤
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作レバーの操作速度に応じて操作レバーの
操作反力を適切な大きさに調整し、操作性等を向上でき
るようにする。 【解決手段】 減衰力可変式ダンパ24を構成する外筒
25内には電気粘性流体Fを封入する。また、外筒25
内に同軸上に配置した内筒26内にはピストン29を摺
動可能に挿嵌し、内筒26内をピストン29により2つ
の液室30,31に画成する。さらに、ピストン29に
はプッシャ21に追従して軸方向に変位するロッド33
を固着して設ける。これにより、操作レバー18の傾転
操作時には、ロッド33が外筒25内に縮小し、電気粘
性流体Fが液室31から液室30に向けて外筒25と内
筒26との間の液体通路28内を流通する。そして、こ
のときに液体通路28内を流れる電気粘性流体Fに電界
を付与することにより、電気粘性流体Fの流動抵抗を
増,減させ、減衰力を可変に調整できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ショベ
ル等の建設機械に設けられ、建設機械の作動を制御する
のに好適に用いられる操作レバー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧ショベル等の建設機械は、
走行体と、この走行体上に旋回可能に設けられた旋回体
と、前記旋回体に設けられたブーム、アームおよびバケ
ット等の作業装置とから大略構成され、旋回体の運転室
内にはこの旋回体の旋回、作業装置の作動等を操作する
ための操作レバー装置が装備されている。
【0003】この種の従来技術による操作レバー装置
は、通常、運転室内に設置したレバー支持体と、基端側
がこのレバー支持体に揺動自在に連結され、先端側が自
由端となって傾転操作される操作レバーと、前記レバー
支持体に設けられ操作レバーの傾転操作に対応して軸方
向に変位するプッシャと、前記プッシャの変位を検出し
検出信号を出力する信号出力手段等とによって構成され
ている。
【0004】また、この従来技術にあっては、レバー支
持体とプッシャとの間にスプリングが設けられ、このス
プリングはプッシャを常時伸長方向へと付勢している。
そして、オペレータが操作レバーを傾転操作したときに
は、プッシャが操作レバーによって押動され、レバー支
持体とプッシャとの間でスプリングが軸方向に弾性変形
することにより、このときにスプリングに発生する反力
を操作レバーの操作反力としてオペレータに伝える構成
となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による操作レバー装置は、オペレータが操作レバ
ーを傾転操作したときに、プッシャとレバー支持体との
間でスプリングを弾性変形させ、スプリングに発生する
弾性的な反力を操作レバーの操作反力としてオペレータ
に伝えているに過ぎないため、操作レバーの操作フィー
リングを必ずしも高めることができないという問題があ
る。
【0006】即ち、オペレータにとっては、例えば操作
レバーを急操作したり、細かい操作を繰返し行うとき
に、操作レバーを速く動かす必要がある。しかし、この
場合には、操作レバーの操作角(傾転角)に対応した大
きさの操作反力がスプリングにより発生するだけである
ため、オペレータは操作レバーに大きな操作力を加えて
レバー操作を速くする必要が生じ、腕が疲れ易くなると
いう問題がある。
【0007】また、スプリングのばね力を弱くすること
により、レバー操作時の反力を小さくすることは可能で
ある。しかし、この場合には操作レバーを微操作すると
きに、オペレータが操作レバーを軽く傾転したとして
も、操作レバーの傾転角が過大となる虞れがあり、オペ
レータは操作レバーの微操作に余分な注意を払う必要が
生じる。
【0008】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は、操作レバーの操作速度等に応
じて、操作レバーの操作反力(重さ)を適切な大きさに
調整でき、操作性等を向上してオペレータの疲労を軽減
できるようにした操作レバー装置を提供することを目的
としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために請求項1の発明による操作レバー装置は、操作レ
バーを傾転可能に支持するレバー支持体と、前記レバー
支持体に設けられ前記操作レバーの傾転操作に対応して
軸方向に変位するプッシャとからなる。
【0010】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、レバー支持体には操作レバーの傾転操作時に反
力を発生させる反力発生装置を設け、前記反力発生装置
は、プッシャを初期位置に復帰させるため前記プッシャ
を常時付勢した付勢手段と、外部からの通電により粘性
が変化する可変粘性流体を内部に収容し前記プッシャの
変位に対抗した減衰力を前記可変粘性流体により発生さ
せる減衰力可変式ダンパとから構成したことにある。
【0011】このように構成したことにより、操作レバ
ーの傾転操作時には、操作レバーによってプッシャが押
動され、これに伴って反力発生装置の付勢手段が弾性変
形することにより、付勢手段からの付勢力を操作レバー
の操作反力としてオペレータに伝えることができる。
【0012】そして、このときに減衰力可変式ダンパに
外部から通電を行い、この減衰力可変式ダンパの内部に
収容した可変粘性流体の粘度を変化させることにより、
プッシャの変位に対抗した減衰力を発生できるから、こ
のダンパへの通電を制御することにより前記減衰力を変
化させ、操作レバーの操作反力を可変に調整することが
できる。
【0013】請求項2の発明は、減衰力可変式ダンパ
は、可変粘性流体を収容した外筒と、前記外筒内に設け
られ前記可変粘性流体が流通する液体通路を前記外筒と
の間に形成した内筒と、前記内筒内に摺動可能に挿嵌さ
れ前記内筒内を2つの液室に画成したピストンと、一端
側が前記ピストンに固着され他端側が前記外筒外に突出
し前記プッシャに追従して変位するロッドとにより構成
している。
【0014】このように構成したことにより、操作レバ
ーを傾転操作し、プッシャを押動すると、プッシャの変
位に追従してロッドが外筒内へと縮小し、これに伴って
ロッドの一端側に設けたピストンが内筒内を軸方向に摺
動変位する。
【0015】この結果、可変粘性流体は内筒内に画成さ
れた2つの液室のうち一方の液室から他方の液室に向け
て液体通路内を流れる。そして、このように可変粘性流
体が液体通路を流れる間に、可変粘性流体に電界または
磁化を付与し、可変粘性流体の粘度を変化させることに
より、可変粘性流体が液体通路を流れるときの流動抵抗
を増,減でき、可変粘性流体による減衰力を変化させ、
操作反力を可変に調整することができる。
【0016】また、請求項3の発明は、ピストンには、
ロッドが外筒内に縮小したときに各液室間を遮断し、前
記ロッドが前記外筒から伸長したときに前記各液室間を
連通するチェック弁を設けてなる。
【0017】これにより、ロッドが外筒から伸長すると
きには、可変粘性流体がピストンに設けたチェック弁を
介して2つの液室間を殆ど抵抗なく流れるため、このと
きの減衰力を実質的に零に近い大きさまで低減でき、ロ
ッドを伸長方向に円滑に動かすことができる。
【0018】また、請求項4の発明は、外筒内には、ロ
ッドの内筒内への進入体積分を補償するガス室を設ける
構成としている。これによりロッドの伸縮時には、ガス
室によってロッドの内筒内への進入体積分を補償でき、
ロッドの伸縮動作を安定させることができる。
【0019】さらに、請求項5の発明は、外筒の内周側
に外側電極を設け、内筒の外周側に前記外側電極と対面
して内側電極を設ける構成としている。これにより、外
側電極と内側電極との間で可変粘性流体に電圧を印加す
ることができる。
【0020】請求項6の発明が採用する構成の特徴は、
減衰力可変式ダンパは、可変粘性流体を収容したチュー
ブと、前記チューブ内に軸方向に移動可能に設けられ前
記チューブ内を2つの液室に画成した可動側プレート
と、一端側が前記可動側プレートに固着され他端側が前
記チューブ外に突出し前記プッシャに追従して変位する
ロッドと、前記チューブ内に固定して設けられ前記可動
側プレートと軸方向で対向した固定側プレートとにより
構成している。
【0021】このように構成した場合には、操作レバー
を傾転操作すると、操作レバーによってプッシャが押動
され、プッシャの変位に追従してロッドがチューブ内へ
と縮小し、これに伴ってロッドの一端側に設けた可動側
プレートがチューブ内を軸方向に移動する。
【0022】この結果、可変粘性流体は内筒内に画成さ
れた2つの液室のうち一方の液室から他方の液室に向け
てチューブ内を流れる。そして、このときに可変粘性流
体に電界または磁化を付与し、可変粘性流体の粘度を変
化させることにより、可変粘性流体がチューブ内を流れ
るときの流動抵抗を増,減でき、請求項2の発明と同様
に減衰力を変化させ、操作反力を可変に調整することが
できる。
【0023】また、請求項7の発明は、可動側プレート
には、ロッドがチューブ内に縮小するときに各液室間を
遮断し、前記ロッドが前記チューブから伸長するときに
前記各液室間を連通するチェック弁を設ける構成として
いる。
【0024】これにより、ロッドがチューブから伸長す
るときには、可変粘性流体が可動側プレートに設けたチ
ェック弁を介して2つの液室間を殆ど抵抗なく流れるた
め、請求項3の発明と同様にロッドを伸長方向に円滑に
動かすことができる。
【0025】また、請求項8の発明は、チューブ内に
は、ロッドのチューブ内への進入体積分を補償するガス
室を設ける構成としている。これによりロッドの伸縮時
には、ガス室によりロッドのチューブ内への進入体積分
を補償でき、ロッドの伸縮動作を安定させることができ
る。
【0026】さらに、請求項9の発明は、可動側プレー
トには可動側電極を設け、固定側プレートには前記可動
側電極と対面して固定側電極を設ける構成としている。
これにより、固定側電極と可動側電極との間で可変粘性
流体に電圧を印加することができる。
【0027】請求項10の発明は、減衰力可変式ダンパ
は、可変粘性流体を収容した外筒と、外筒内に設けられ
前記可変粘性流体が流通する液体通路を前記外筒との間
に形成した内筒と、プッシャに一体に設けられ2つの液
室を画成するため前記内筒内に摺動可能に挿嵌されたピ
ストンとにより構成している。
【0028】このように構成したことにより、操作レバ
ーを傾転操作し、プッシャを押動すると、プッシャが外
筒内へと縮小し、これに伴ってプッシャに一体に設けた
ピストンが内筒内を軸方向に摺動変位する。
【0029】この結果、可変粘性流体は内筒内に画成さ
れた2つの液室のうち一方の液室から他方の液室に向け
てチューブ内を流れる。そして、このときに可変粘性流
体に電界または磁化を付与し、可変粘性流体の粘度を変
化させることにより、可変粘性流体が液体通路内を流れ
るときの流動抵抗を請求項2の発明と同様に増,減で
き、可変粘性流体による減衰力を変化させ、操作反力を
可変に調整することができる。
【0030】また、請求項11の発明は、ピストンに
は、プッシャが外筒内に縮小するときに各液室間を遮断
し、前記プッシャが外筒から伸長するときに前記各液室
間を連通するチェック弁を設ける構成としている。この
場合でも、プッシャが外筒から伸長するときには、請求
項3の発明と同様に可変粘性流体がピストンに設けたチ
ェック弁を介して2つの液室間を殆ど抵抗なく流れるた
め、プッシャを伸長方向に円滑に動かすことができる。
【0031】また、請求項12の発明は、外筒内には、
プッシャの内筒内への進入体積分を補償するガス室を設
ける構成としている。これによりプッシャの伸縮時に
は、ガス室によりプッシャのチューブ内への進入体積分
を補償でき、プッシャを円滑に伸縮させることができ
る。
【0032】さらに、請求項13の発明は、外筒の内周
側に外側電極を設け、内筒の外周側に前記外側電極と対
面して内側電極を設ける構成としている。これにより外
側電極と内側電極との間で可変粘性流体に電圧を印加す
ることができる。
【0033】一方、請求項14の発明は、可変粘性流体
を、電界により粘度が変化する電気粘性流体により構成
している。これにより電気粘性流体に加える電界の大き
さに応じて、この電気粘性流体の粘度を増,減すること
ができる。
【0034】また、請求項15の発明は、レバー支持体
とプッシャとの間には前記レバー支持体に対するプッシ
ャの相対的な変位を検出し検出信号を出力する信号出力
手段を設ける構成としている。
【0035】これにより操作レバーを傾転操作したとき
には、このときのプッシャの変位量を信号出力手段によ
って検出できるから、例えばこの信号出力手段から出力
される検出信号に従ってプッシャの単位時間当りの変位
量、即ち操作レバーの操作速度を演算により求めること
ができる。そして、この操作レバーの操作速度に応じて
可変粘性流体に加える電界の大きさを可変に制御するこ
とができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
操作レバー装置を油圧ショベルに適用した場合を例に挙
げ、添付図面に従って詳述する。
【0037】ここで、図1ないし図10は本発明の第1
の実施の形態を示している。図中、1は走行体、2はこ
の走行体1上に旋回可能に搭載された旋回体で、この旋
回体2は、旋回フレーム3を有し、この旋回フレーム3
には、図1、図2に示す如く床板4A等によって運転室
を画成するキャブボックス4、機械室を画成する建屋カ
バー5およびカウンタウェイト6等が設けられている。
【0038】また、旋回フレーム3には旋回モータ(い
ずれも図示せず)等のアクチュエータが設けられ、旋回
体2はこの旋回モータによって旋回駆動される。さら
に、キャブ4の床板4A上には運転席7が設けられてい
る。
【0039】8は旋回体2の前部に俯仰動可能に設けら
れた作業装置を示し、この作業装置8は、旋回体2の旋
回フレーム3にピン結合されたブーム8Aと、ブーム8
Aの先端側にピン結合されたアーム8Bと、アーム8B
の先端側にピン結合されたバケット8Cとによって大略
構成されている。そして、ブーム8A、アーム8Bおよ
びバケット8Cは、ブームシリンダ8D、アームシリン
ダ8Eおよびバケットシリンダ8F等のアクチュエータ
によって回動操作される。
【0040】11は運転席7の左,右方向の両側に位置
して床板4Aに設けられた操作レバー装置(左側のみ図
示)で、この操作レバー装置11は、後述のレバー支持
体12、操作レバー18、プッシャ21および位置検出
器38等によって構成されている。
【0041】12は本実施の形態に用いるレバー支持体
で、このレバー支持体12は、後述するレバースタンド
13と、操作レバー18のケーシング14とによって構
成されている。
【0042】ここで、レバースタンド13は、図2、図
3に示す如く中空の箱体として形成され、運転席7の側
方に位置してキャブ4の床板4Aに取付けられている。
そして、レバースタンド13には、操作レバー18が燃
料レバー(図示せず)等と一緒に取付けられると共に、
各種の計器類、スイッチ類等が取付けられている。
【0043】また、ケーシング14は、図4に示す如
く、胴部15と、この胴部15の下端側にボルト等の固
定手段(図示せず)によって取付けられた底部16と、
胴部15の上端側にこの底部16と同様に取付けられ外
周がフランジ部となった蓋部17とによって構成されて
いる。そして、ケーシング14は、蓋部17のフランジ
部がレバースタンド13の上端側の角隅に形成された開
口部13Aに取付けられている。
【0044】さらに、このケーシング14の胴部15に
は、前,後,左,右に等間隔に離間して軸方向に延びる
4個の収容穴15A(2個のみ図示)が形成され、この
収容穴15A内には、後述の反力発生装置22が収容さ
れている。さらに、蓋部17には、前記各収容穴15A
と対応した位置に4個の摺動穴17Aが穿設され、この
各摺動穴17A内には、後述のプッシャ21が軸方向に
摺動可能に挿嵌されている。
【0045】18はケーシング14に設けられた操作レ
バーで、この操作レバー18は、図3に示す如く軸部1
8Aとグリップ部18Bとからなっている。そして、操
作レバー18は、軸部18Aの下端側が自在継手19に
よってケーシング14の蓋部17中央に揺動自在に連結
されると共に、この軸部18Aの下端側には後述のカム
20が取付けられている。
【0046】また、操作レバー18は、グリップ部18
B側が自由端となって図5中の押し側(前側),引き側
(後側),内側(左,右の一側),外側(左,右の他
側)に傾転操作されるものである。
【0047】20は操作レバー18の下端側に設けられ
たカムで、このカム20は、図4に示す如く段付筒状に
形成され、その下端面はカム面20Aとなっている。そ
して、カム20の内周側は操作レバー18の下端側に取
付けられ、操作レバー18を押し側,引き側,内側,外
側に傾転操作することによって、カム20は操作レバー
18と一体となって揺動し、カム面20Aが各プッシャ
21を押圧操作する構成となっている。
【0048】21,21,…はケーシング14の各摺動
穴17A内に伸,縮可能に設けられた押し側,引き側,
内側,外側のプッシャで、これらの各プッシャ21は、
図4に示す如く下端側がケーシング14の各摺動穴17
A内に摺動可能に挿嵌され、先端側はスプリング23の
ばね力により各摺動穴17A外へと突出している。そし
て、プッシャ21は、カム20が操作レバー18と一体
に揺動されることによって、プッシャ21の先端部がカ
ム20のカム面20Aにより押動され、軸方向に変位す
る。
【0049】22,22,…はケーシング14の収容穴
15A内に設けられた押し側,引き側,内側,外側の4
個の反力発生装置(2個のみ図示)で、この反力発生装
置22は、後述のスプリング23とダンパ24とによっ
て構成され、操作レバー18の傾転操作によってプッシ
ャ21が軸方向に押動されるときに操作反力を発生させ
るものである。
【0050】23はダンパ24の周囲に位置してケーシ
ング14とプッシャ21との間に弾性変形可能に設けら
れた付勢手段としてのスプリングで、このスプリング2
3は、ケーシング14の底部16とプッシャ21とに弾
性的に当接し、プッシャ21を図4に示す初期位置へと
復帰させる方向に常時付勢する構成となっている。
【0051】24はスプリング23と一緒にケーシング
14の収容穴15A内に設けられた減衰力可変式ダンパ
(以下、ダンパという)で、このダンパ24は、後述の
外筒25、内筒26、ピストン29、ロッド33および
コントローラ39等によって構成されている。
【0052】25はケーシング14の底部16に固定し
て設けられた外筒で、この外筒25は、ケーシング14
の収容穴15A内を軸方向に延び、軸方向両端側が閉塞
された円筒体として形成されている。そして、外筒25
の内部には可変粘性流体としての電気粘性流体Fが収容
されている。
【0053】ここで、電気粘性流体Fは、例えばシリコ
ン油等の電気絶縁性流体中に誘電体からなる粒状物を混
合させることによって形成される。そして、電気粘性流
体Fは、印加電圧による電場の強さに応じて前記含有粒
状物の配列が変化するものである。
【0054】即ち、電気粘性流体Fは、印加電圧を大き
くするに従って、粘性が連続的に増大すると共に、電圧
を印加してから粘性が変化するまでの反応時間が極めて
速いという性質を有している。
【0055】26はケーシング14内に固定的に設けら
れた内筒で、この内筒26は、外筒25内を軸方向に沿
って延び、両端側が開口端となった円筒体として形成さ
れている。そして、この内筒26は、図6ないし図10
に示すように複数の固定具27により外筒25内に同軸
上に位置決めされている。
【0056】ここで、内筒26は、外筒25との間に筒
状の液体通路28を画成し、この液体通路28は後述の
液室30,31間を連通し、後述するロッド33の縮小
時には電気粘性流体Fが液体通路28内を流通する構成
となっている。
【0057】29は内筒26内に摺動可能に挿嵌された
ピストンで、このピストン29は、内筒26内を上側の
液室30と下側の液室31とに画成している。そして、
ピストン29はロッド33と共に内筒26内を軸方向に
摺動変位することにより、液室30,31の容積を増,
減させるものである。
【0058】32はピストン29に設けられたチェック
弁で、このチェック弁32は、図9に示すようにロッド
33が矢示A方向へと外筒25内に縮小したときに閉弁
し、電気粘性流体Fの流通を遮断すると共に、図10に
示すようにロッド33が矢示B方向へと外筒25から伸
長したときには開弁し、電気粘性流体Fが液室30から
液室31に流通するのを許す構成となっている。
【0059】33は外筒25に伸縮可能に設けられたロ
ッドで、このロッド33は、一端側がピストン29に固
着され、他端側は外筒25外に突出してプッシャ21に
固着して設けられている。そして、このロッド33は、
プッシャ21に追従して内筒26内を軸方向に変位し、
ピストン29を内筒26に対して摺動変位させるもので
ある。
【0060】34は外筒25内に摺動可能に設けられた
フリーピストン、35はこのフリーピストン34により
外筒25内に画成されたガス室で、このガス室35は、
ロッド33が外筒25内に縮小したときに圧縮され、こ
のときのロッド33の内筒26内への進入体積分を補償
する構成となっている。
【0061】36は外筒25の内周側に固着して設けら
れた筒状の外側電極、37は該外側電極36と対面して
内筒26の外周側に固着して設けられた筒状の内側電極
筒で、これらの外側電極36、内側電極37は、後述の
コントローラ39からの通電により、液体通路28内を
流れる電気粘性流体Fに電界を付与する構成となってい
る。
【0062】38,38,…はケーシング14の蓋部1
7と各プッシャ21との間に設けられた信号発生手段と
しての4個の位置検出器(4個のみ図示)で、この位置
検出器38は、各プッシャ21の周囲に軸方向に等間隔
に離間して埋設された複数のマグネット38Aと、蓋部
17に設けられ、この各マグネット38Aと対面可能と
なった磁気センサ38B等とによって構成されている。
【0063】そして、各マグネット38Aは、プッシャ
21が蓋部17の摺動穴17A内を軸方向に摺動したと
きに、プッシャ21と共に変位し、磁気センサ38Bに
接近,離間する。このとき、磁気センサ38Bは各マグ
ネット38Aによる磁界を検出し、パルス状の信号を出
力する。これにより位置検出器38は、磁気センサ38
Bから出力されたパルス状の信号をカウントし、ケーシ
ング14に対するプッシャ21の変位量に応じた電気信
号を、コントローラ39と油圧回路中の電磁式の方向制
御弁(図示せず)とにそれぞれ出力する構成となってい
る。
【0064】39はリード線40,41により外側電極
36および内側電極37にそれぞれ接続されたコントロ
ーラで、このコントローラ39は、例えば位置検出器3
8からの電気信号が入力されることにより、これらの電
気信号に従ってプッシャ21の単位時間当りの変位量、
即ち操作レバー18の操作速度を演算により求め、この
操作レバー18の操作速度に応じて外側電極36と内側
電極37との間に印加する電圧を増,減させる構成とな
っている。
【0065】ここで、コントローラ39は、操作レバー
18の操作速度が速くなったときには、外側電極36と
内側電極37に印加する電圧を減少させ、操作速度が遅
くなったときには、前記電圧を増大させる構成となって
いる。即ち、操作レバー18の操作速度と印加電圧とは
反比例の関係に設定されるのがよい。
【0066】なお、42はレバースタンド13と操作レ
バー18との間に設けられた蛇腹状の防塵カバーを示
し、この防塵カバー42は、弾性樹脂材料等により筒状
に形成され、塵埃等が開口部13Aからレバースタンド
13内に侵入するのを防止するものである。
【0067】本実施の形態による油圧ショベルは上述の
如き構成を有するもので、次にその作動について説明す
る。
【0068】まず、運転席7に着座したオペレータによ
って操作レバー18を押し側へと前方向に傾転操作した
ときには、押し側のプッシャ21がカム20のカム面2
0Aによって押動される。そして、このときに位置検出
器38からプッシャ21の変位量に対応した電気信号が
油圧回路中の電磁式の方向制御弁へと出力される。
【0069】この結果、電磁式の方向制御弁は、プッシ
ャ21の変位量に対応したストローク量だけ切換操作さ
れ、このストローク量に対応する流量の圧油が油圧ポン
プから、例えば旋回モータ等の油圧アクチュエータに給
排されることにより、この旋回モータを一方向に回転駆
動できる。
【0070】また、これとは反対に、操作レバー18を
引き側へと後方向に傾転操作したときには、引き側のプ
ッシャ21がカム20のカム面20Aによって押動され
ることにより、前記旋回モータを逆方向に回転駆動させ
ることができる。
【0071】一方、操作レバー18を内側へと右方向に
傾転操作したときには、内側のプッシャ21が押動操作
されることにより、例えばアームシリンダ8Eを縮小方
向に作動できると共に、操作レバー18を外側へと左方
向に傾転操作したときには、外側のプッシャ21によっ
てアームシリンダ8Eを伸長方向に作動することができ
る。
【0072】次に、前述の如く操作レバー18を傾転操
作したときのダンパ24の作動について説明する。
【0073】まず、操作レバー18を傾転操作すると、
プッシャ21がカム20により押動され、プッシャ21
と一体となったロッド33が図9に示すように矢示A方
向へと外筒25内に縮小し、これに伴いロッド33の一
端側に設けたピストン29が内筒26内を軸方向へと下
向きに摺動変位する。
【0074】この結果、ピストン29のチェック弁32
は閉弁し、この状態で内筒26内の電気粘性流体Fは図
9中に示す矢示Cの如く、液室31から液室30に向け
て液体通路28内を流れるようになる。そして、このと
きに液体通路28には外側電極36と内側電極37との
間で電圧が印加されるから、電気粘性流体Fが液体通路
28を流れるときの流動抵抗を増大させ、プッシャ21
の変位に対抗した減衰力を発生することができる。
【0075】ここで、操作レバー18の操作速度を速く
したときには、コントローラ39により外側電極36と
内側電極37との間に印加する電圧を減少させることに
より、電気粘性流体Fによる減衰力を減少でき、操作レ
バー18の操作反力を比較的小さくし、軽い設定とする
ことができる。
【0076】また、前述の如くロッド33が外筒25内
に縮小したときには、ガス室35が圧縮されて縮小する
ことにより、ロッド33の外筒25内への進入体積分を
補償することができる。
【0077】また、操作レバー18を微操作するために
操作速度を遅くしたときには、コントローラ39によ
り、外側電極36と内側電極37との間に印加する電圧
を増大させることにより、電気粘性流体Fによる減衰力
を増加することができ、操作レバー18の操作反力を比
較的大きし、重い設定とすることができる。
【0078】そして、このように操作レバー18を傾転
操作した後に、操作レバー18を中立位置へと戻したと
きには、スプリング23のばね力およびガス室35内の
ガス圧により、図10に示すようにロッド33が外筒2
5から矢示B方向へと伸長する方向に付勢されるから、
このときにチェック弁32が開弁し、内筒26内の電気
粘性流体Fを図10中に示す矢示Dの如く、液室30か
ら液室31に向けて殆ど抵抗なく流通させることができ
る。
【0079】これによりピストン29を上向きに円滑に
摺動変位させて、プッシャ21を図4に示す初期位置へ
と復帰させることができ、例えばプッシャ21が初期位
置に復帰するまでの速度が遅くなるような不具合を解消
することができる。
【0080】また、前述の如く操作レバー18の傾転操
作に伴ってロッド33が外筒25から伸長するときに
は、ガス室35が拡大することによりロッド33の外筒
25内への進入体積分を補償することができる。
【0081】かくして、本実施の形態では、ダンパ24
により操作レバー18の操作速度と操作反力との関係を
オペレータの好みに合わせて適正な特性に設定すること
が可能となり、操作レバー18の操作性を高めてオペレ
ータの負担を軽減することができる。
【0082】次に、図11ないし図13は本発明の第2
の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、可変粘性
流体を収容したチューブ内に、ロッド側の可動側プレー
トと、チューブ側の固定側プレートとを軸方向で対向し
て配置し、固定側プレートに設けた固定側電極と可動側
プレートに設けた可動側電極との間で電気粘性流体に付
与すべき電界を変化させ、これらのチューブ、ロッド、
可動側プレートおよび固定側プレート等により減衰力可
変ダンパを構成としたことにある。
【0083】なお、本実施の形態では、前記第1の実施
の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明
を省略するものとする。
【0084】図中、51は本実施の形態に係る反力発生
装置で、この反力発生装置51は、第1の実施の形態で
述べた反力発生装置22とほぼ同様に、スプリング23
と後述のダンパ52とによって構成されている。
【0085】52は本実施の形態に用いる減衰力可変式
ダンパ(以下、ダンパという)で、このダンパ52は、
後述のチューブ53、ロッド59、固定側プレート6
0、可動側プレート54およびコントローラ65等によ
って構成されている。
【0086】53はケーシング14の底部16に固定し
て設けられたチューブで、このチューブ53は、第1の
実施の形態で述べた外筒25とほぼ同様に構成され、軸
方向両端側が閉塞された円筒体として形成されている。
そして、このチューブ53の内部には電気粘性流体Fが
収容されている。
【0087】54はチューブ53内に軸方向に移動可能
に設けられた可動側プレートで、この可動側プレート5
4は、ロッド59の一端側に固着して設けられ、チュー
ブ53内を上側の液室55と下側の液室56とに画成し
ている。また、この可動側プレート54は、チューブ5
3との間に筒状の液体通路57を画成し、この液体通路
57は、液室55,56間を連通し、後述するロッド5
9の縮小時に電気粘性流体Fを図12中に示す矢示E方
向へと流通させる構成となっている。
【0088】58は可動側プレート54に設けられたチ
ェック弁で、このチェック弁58は、図12に示すよう
にロッド59が矢示A方向へとチューブ53内に縮小し
たときに閉弁し、電気粘性流体Fの流通を遮断すると共
に、図13に示すようにロッド59が矢示B方向へとチ
ューブ53から伸長したときには開弁し、電気粘性流体
Fが液室55から液室56に流通するのを許す構成とな
っている。
【0089】59はチューブ53内に伸縮可能に設けら
れたロッドで、このロッド59は、一端側が可動側プレ
ート54に固着され、他端側はチューブ53外に突出し
てプッシャ21に固着して設けられている。
【0090】60は可動側プレート54と軸方向で対向
してチューブ53に固定して設けられた固定側プレート
で、この固定側プレート60は、その裏面側に突設され
た支持ロッド60Aがチューブ53の底部側に固着して
取付けられることにより、チューブ53内に位置決めさ
れている。
【0091】61はチューブ53内に摺動可能に設けら
れたフリーピストン、62はこのフリーピストン61に
よりチューブ53内に画成されたガス室で、このガス室
62は、ロッド59がチューブ53内に縮小したときに
フリーピストン61により圧縮され、このときのロッド
59のチューブ53内への進入体積分を補償する構成と
なっている。
【0092】63は可動側プレート54の表面に固着し
て設けられた可動側電極、64は該可動側電極63と対
面して固定側プレート60の表面に固着して設けられた
固定側電極で、これらの可動側電極63、固定側電極6
4は、コントローラ65からの通電により、両者間で電
気粘性流体Fに電界を付与する構成となっている。
【0093】65は本実施の形態に用いるコントローラ
で、このコントローラ65は、リード線66,67によ
りそれぞれ可動側電極63、固定側電極64に接続され
ている。そして、このコントローラ65は、第1の実施
の形態によるコントローラ39と同様に、位置検出器3
8からの電気信号により操作レバー18の操作速度に応
じて可動側電極63と固定側電極64との間に印加する
電圧を増,減させる構成となっている。
【0094】かくして、このように構成される本実施の
形態では、操作レバー18を傾転操作し、図12に示す
ようにロッド59が矢示A方向へとチューブ53内に縮
小したときは、チェック弁58が閉弁した状態で可動側
プレート54がチューブ53内を軸方向へと下向きに移
動するから、電気粘性流体Fは矢示Eの如く液室56か
ら液室55に向けて液体通路57内を流れるようにな
る。
【0095】そして、このときに可動側電極63と固定
側電極64との間で電気粘性流体Fに電圧が印加される
から、電気粘性流体Fが液体通路57を流れるときの流
動抵抗を増大させ、プッシャ21の変位に対抗した減衰
力を発生することができる。
【0096】また、前述の如く操作レバー18を傾転操
作した後に、この操作レバー18を中立位置へと戻した
ときには、図13に示すようにチェック弁58が開弁
し、電気粘性流体Fを矢示Gの如く、液室55から液室
56に向けて殆ど抵抗なく流通させることができ、スプ
リング23のばね力およびガス室62のガス圧により可
動側プレート54を上向きに円滑に移動させてプッシャ
21を初期位置へと復帰させることができる。
【0097】従って、本実施の形態でも、コントローラ
65によって可動側電極63と固定側電極64との間に
印加する電圧を制御することにより、操作レバー18の
操作速度を速くしたときには、操作レバー18の操作反
力を比較的小さく(軽く)設定できると共に、操作レバ
ー18の操作速度を遅くしたときには、操作レバー18
の操作反力を比較的大きく(重く)設定することがで
き、第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ること
ができる。
【0098】次に、図14ないし図16は本発明の第3
の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、プッシャ
を外筒内に伸縮可能に設けると共に、ピストンをプッシ
ャに直接固着して設ける構成としたことにある。なお、
本実施の形態では、前記第1の実施の形態と同一の構成
要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとす
る。
【0099】図中、71は本実施の形態に係る操作レバ
ー装置で、この操作レバー装置71は、第1の実施の形
態による操作レバー装置11とほぼ同様に、レバー支持
体12、ケーシング72および後述のプッシャ76等に
よって大略構成されている。そして、このケーシング7
2は、収容穴73Aを有する胴部73と、この胴部73
に設けれた底部74と、摺動穴75Aを有する蓋部75
とによって構成されている。
【0100】76はケーシング72の摺動穴75A内に
摺動可能に挿嵌された本実施の形態に用いるプッシャ
で、このプッシャ76は、第1の実施の形態によるプッ
シャ21とほぼ同様に構成され、ケーシング72の摺動
穴75A内を軸方向に細長く延びる円柱体として形成さ
れている。しかし、このプッシャ76の下端側には後述
のピストン84が一体形成されている点で、第1の実施
の形態のものとは異なっている。
【0101】77は本実施の形態に係る反力発生装置
で、この反力発生装置77は、第1の実施の形態による
反力発生装置22とほぼ同様に、後述のスプリング79
と、ダンパ80とによって構成されている。
【0102】78はケーシング72の底部74側に固定
的に設けられたばね受け台、79はこのばね受け台78
とプッシャ76側に一体に設けたピストン84との間に
縮装された付勢手段としてのスプリングで、このスプリ
ング79は、プッシャ76を伸長方向へと上向きに常時
付勢する構成となっている。
【0103】80は本実施の形態に用いる減衰力可変式
ダンパ(以下、ダンパという)で、このダンパ80につ
いても、第1の実施の形態によるダンパ24とほぼ同様
に、ケーシング72の収容穴73A内に嵌着して設けら
れた外筒81と、複数の固定具(図示せず)によりこの
外筒81内に同軸上に位置決めして配置された内筒82
と、後述のピストン84およびコントローラ92等によ
り構成され、前記内筒82は、外筒81との間に液体通
路83を画成している。
【0104】なお、外筒81はケーシング72の胴部7
3に一体形成してもよい。また、内筒82の固定具は第
1の実施の形態で述べた固定具27と同様に構成すれば
よいものである。
【0105】84は内筒82内に摺動可能に設けられた
ピストンで、このピストン84は、プッシャ76の下端
側に一体に設けられ、内筒82内をプッシャ76と一体
に摺動変位するものである。そして、ピストン84は内
筒82内を上側の液室85と下側の液室86とに画成し
ている。
【0106】87はピストン84に設けられたチェック
弁で、このチェック弁87は、図15に示すようにプッ
シャ76が矢示A方向へと外筒81内に縮小したときに
閉弁し、電気粘性流体Fの流通を遮断すると共に、図1
6に示すようにプッシャ76が矢示B方向へと外筒81
から伸長したときには開弁し、電気粘性流体Fが液室8
5から液室86に流通するのを許す構成となっている。
【0107】88は外筒81内に摺動可能に設けられた
フリーピストン、89はこのフリーピストン88により
外筒81内に画成されたガス室を示し、このガス室89
は、プッシャ76が外筒81内に縮小したときにフリー
ピストン88により圧縮され、このときのプッシャ76
の外筒81内への進入体積分を補償する構成となってい
る。
【0108】90は外筒81の内周側に固着して設けら
れた筒状の外側電極、91は該外側電極90と対面して
内筒82の外周側に固着して設けられた筒状の内側電極
で、これらの外側電極90、内側電極91は、コントロ
ーラ92からの通電により、液体通路83内を流れる電
気粘性流体Fに電界を付与する構成となっている。
【0109】92は本実施の形態に用いるコントローラ
で、このコントローラ92は、リード線93,94によ
りそれぞれ外側電極90、内側電極91に接続されてい
る。そして、このコントローラ92は、第1の実施の形
態によるコントローラ39と同様に、位置検出器38か
らの電気信号により操作レバー18の操作速度に応じて
外側電極90と内側電極91との間に印加する電圧を
増,減させる構成となっている。
【0110】かくして、このように構成される本実施の
形態では、操作レバー18を傾転操作し、図15に示す
ようにプッシャ76が矢示A方向へと外筒81内に縮小
したときは、チェック弁87が閉弁した状態でピストン
84が内筒82内を下向きに摺動変位するので、これに
伴って電気粘性流体Fは矢示Hの如く液室86から液室
85に向けて液体通路83内を流れるようになる。
【0111】そして、このときに外側電極90と内側電
極91との間で液体通路83を流れる電気粘性流体Fに
電圧が印加されるので、電気粘性流体Fが液体通路83
を流れるときの流動抵抗を増大させ、プッシャ76の変
位に対抗した減衰力を発生することができる。
【0112】また、前述の如く操作レバー18を傾転操
作した後に、この操作レバー18を中立位置へと戻した
ときには、図16に示すようにチェック弁87が開弁
し、電気粘性流体Fを矢示Iの如く、液室85から液室
86に向けて殆ど抵抗なく流通させることができ、スプ
リング79のばね力およびガス室89のガス圧によりピ
ストン84を上向きに円滑に摺動変位させてプッシャ7
6を初期位置へと復帰させることができる。
【0113】従って、本実施の形態でも、コントローラ
92によって外側電極90と内側電極91との間に印加
する電圧を制御することにより、操作レバー18の操作
速度を大きくしたときには、操作レバー18の操作反力
を比較的小さく(軽く)設定できると共に、操作レバー
18の操作速度が小さくしたときには、操作レバー18
の操作反力を比較的大きく(重く)設定することがで
き、第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ること
ができる。
【0114】なお、各実施の形態では、可変粘性流体と
して電場の強度により粘度が変化する電気粘性流体を用
いるものとして述べたが、本発明はこれに限らす、例え
ばシリコン油等の電気絶縁性流体中に磁性体からなる粒
状物を混合させることによって可変粘性流体を構成して
もよい。そして、この場合には外筒(可動側プレート)
と内筒(固定側プレート)にそれぞれ磁極部材を固着し
て設け、これらの磁極部材間に発生する磁場の強度を変
化させることにより、前記可変粘性流体の粘度を可変に
制御することができる。
【0115】また、各実施の形態では、信号出力手段
を、マグネット、磁気センサ等からなる位置検出器によ
って構成し、この位置検出器によりプッシャの変位量に
応じた電気信号を方向制御弁に出力するものとして述べ
たが、本発明はこれに限らず、例えば特開平7−279
907号公報に記載の減圧弁型油圧パイロット弁等に適
用してもよく、この油圧パイロット弁によりプッシャの
変位量に応じた油圧信号を方向制御弁に出力する構成と
してもよい。
【0116】また、第1、第2の実施の形態では、ロッ
ド33(59)の上端側(他端側)をプッシャ21に固
着して設けるものとして述べたが、これに替えて、ロッ
ドの上端側をプッシャ21の下側端面に当接させる構成
としてもよい。そして、この場合でも、ロッドの伸長時
には、ガス室内のガス圧によりロッドを円滑に伸長させ
ることができる。
【0117】さらに、各実施の形態では、外側電極(可
動側電極)と外筒(可動側プレート)とを互いに別体に
形成すると共に、内側電極(固定側電極)と内筒(固定
側プレート)についても互いに別体に形成するものとし
て述べたが、これに替えて、例えば外筒(可動側プレー
ト)自体を外側電極(可動側電極)として形成すると共
に、内筒(固定側プレート)自体を内側電極(固定側電
極)として形成してもよい。
【0118】一方、各実施の形態では、プッシャの変位
を検出する位置検出器を用いることにより、操作レバー
の操作速度に応じて減衰力を可変に制御するものとして
述べたが、この位置検出手段に替えて、操作レバー装置
には電気粘性流体に印加する電圧を例えば大、中、小の
三段階の大きさに設定するためのスイッチ手段を設ける
構成としてもよい。
【0119】この場合、操作レバーの操作時には、予め
スイッチ手段を操作しておくことにより、操作レバーの
重さを、オペレータの体力、好み等に応じて大、中、小
の三段階の大きさに適宜に調整することができ、操作レ
バーの操作性等を高めることができる。
【0120】また、各実施の形態では、信号出力手段で
ある位置検出器38として、マグネット38Aと磁気セ
ンサ38Bとの組合せとする構成を例示したが、本発明
はこのような構成に限らず、発光ダイオードとフォトト
ランジスタとを組合せた光学式位置センサ、ポテンショ
メータを用いた電気抵抗センサ等の位置検出器を適用し
てプッシャの相対変位を検出する構成としてもよい。
【0121】さらに、各実施の形態では、操作レバー装
置を油圧ショベルに用いるものとして述べたが、本発明
はこれに限らず、例えば油圧クレーン、ブルドーサ等の
他の建設機械に用いてもよい。
【0122】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1に記載の発
明によれば、操作レバーの傾転操作時に反力を発生させ
る反力発生装置を、プッシャを初期位置に復帰させる方
向に常時付勢した付勢手段と、外部からの通電により粘
性が変化する可変粘性流体を内部に収容し前記プッシャ
の変位に対抗した減衰力をこの可変粘性流体により発生
させる減衰力可変式ダンパとによって構成したので、操
作レバーの傾転操作時には減衰力可変式ダンパへの通電
を制御し、可変粘性流体の粘度を変化させることにより
減衰力を増,減させて、操作レバーの操作反力を可変に
調整することができる。
【0123】従って、操作レバーの操作速度を速くした
ときには、電気粘性流体による減衰力を減少させること
により、操作レバーの操作反力を比較的軽い設定とする
ことができ、操作レバーの操作速度を遅くしたときに
は、電気粘性流体による減衰力を増大させることによ
り、操作レバーの操作反力を比較的重い設定とすること
ができる。これにより、操作レバーの操作速度と操作反
力との関係をオペレータの好みに合わせて適正な特性に
設定することが可能となり、操作レバーの操作性を高め
てオペレータの負担を軽減することができる。
【0124】請求項2の発明は、減衰力可変式ダンパ
を、可変粘性流体を収容した外筒と、可変粘性流体が流
通する液体通路をこの外筒との間に形成した内筒と、こ
の内筒内を2つの液室に画成したピストンと、一端側が
このピストンに固着されプッシャに追従して変位するロ
ッドとにより構成したので、操作レバーの傾転操作時に
は、外部からの通電により可変粘性流体の粘度を変化さ
せ、この可変粘性流体が液体通路を流れるときの流動抵
抗を増,減することにより、減衰力の調整を容易に行う
ことができ、操作レバーの操作フィーリングを向上さ
せ、信頼性等を高めることができる。
【0125】また、請求項3の発明は、ピストンには、
ロッドが外筒内に縮小したときに各液室間を遮断し、ロ
ッドが外筒から伸長したときに各液室間を連通するチェ
ック弁を設ける構成としたので、操作レバーを傾転操作
した後に、この操作レバーを中立位置へと戻したときに
は、ロッドが外筒から伸長し、これに伴って可変粘性流
体がチェック弁を介して2つの液室間を殆ど抵抗なく流
れることにより、ピストンを内筒内で円滑に摺動変位さ
せることができる。これによりプッシャが初期位置に復
帰する速度を速くすることができ、操作レバーの操作性
等をより高めることができる。
【0126】また、請求項4の発明は、外筒内には、ロ
ッドの内筒内への進入体積分を補償するガス室を設ける
構成としたので、操作レバーの傾転操作時には、ガス室
によりロッドの伸縮動作を安定させることができ、これ
によっても操作レバーの操作性等を高めることができ
る。
【0127】さらに、請求項5の発明は、外筒の内周側
に外側電極を設け、内筒の外周側に外側電極と対面して
内側電極を設ける構成としたので、外側電極と内側電極
との間で可変粘性流体に印加する電圧を変化させること
により、可変粘性流体の粘度を精度よく制御することが
でき、減衰力の調整を容易に行うことができる。
【0128】請求項6の発明は、可変粘性流体を収容し
たチューブ内に、ロッド側の可動側プレートと、チュー
ブ側の固定側プレートとを軸方向で対向して配置し、こ
れらのチューブ、ロッド、可動側プレートおよび固定側
プレートにより減衰力可変ダンパを構成としたので、操
作レバーの傾転操作時には、外部からの通電により可変
粘性流体の粘度を変化させ、可変粘性流体がチューブ内
を流れるときの流動抵抗を増,減でき、これによって減
衰力の調整を容易に行うことができ、操作レバーの操作
性フィーリング等を向上させ、信頼性を高めることがで
きる。
【0129】また、請求項7の発明のように、可動側プ
レートにチェック弁を設ける構成とした場合には、操作
レバーを傾転操作した後に、この操作レバーを中立位置
へと戻したときに、可動側プレートをチューブ内で円滑
に動かすことができ、操作レバーの操作性等をより高め
ることができる。
【0130】また、請求項8の発明のように、チューブ
内にガス室を設け、このガス室によりロッドのチューブ
内への進入体積分を補償する構成とした場合には、操作
レバーの傾転操作時にガス室によりロッドの伸縮動作を
安定させることができ、これによっても操作レバーの操
作性等をより高めることができる。
【0131】さらに、請求項9の発明は、可動側プレー
トには可動側電極を設け、固定側プレートには可動側電
極と対面して固定側電極を設ける構成としたので、固定
側電極と可動側電極との間で可変粘性流体に印加する電
圧を精度よく制御することができ、減衰力の調整を容易
に行うことができる。
【0132】請求項10の発明は、減衰力可変式ダンパ
を、可変粘性流体を収容した外筒と、この外筒との間で
可変粘性流体が流通する液体通路を形成した内筒と、プ
ッシャに一体に設けられて内筒を2つの液室を画成する
ピストンとにより構成したので、操作レバーの傾転操作
時には、外部からの通電により可変粘性流体の粘度を変
化させ、この可変粘性流体が液体通路内を流れるときの
流動抵抗を増,減することにより、減衰力の調整を容易
に行うことができ、操作レバーの操作フィーリングを向
上させ、信頼性等を高めることができる。
【0133】また、請求項11の発明のように、ピスト
ンにチェック弁を設ける構成とした場合には、操作レバ
ーを傾転操作した後に、この操作レバーを中立位置へと
戻したときに、ピストンを内筒内で円滑に動かすことが
でき、操作レバーの操作性等をさらに高めることができ
る。
【0134】さらに、請求項12の発明のように、外筒
内にガス室を設け、このガス室によりプッシャのチュー
ブ内への進入体積分を補償する構成とした場合には、操
作レバーの傾転操作時にガス室によりプッシャの伸縮動
作を安定させることができ、これによっても操作レバー
の操作性等をさらに高めることができる。
【0135】さらに、請求項13の発明は、外筒の内周
側に外側電極を設け、内筒の外周側に外側電極と対面し
て内側電極を設ける構成としたので、外側電極と内側電
極との間で可変粘性流体に印加する電圧を精度よく制御
することができ、減衰力の調整を容易に行うことができ
る。
【0136】一方、請求項14の発明は、可変粘性流体
を電気粘性流体により構成したので、電気粘性流体に加
える電界強度に応じて電気粘性流体の粘度を高い応答性
をもって変化させることができ、減衰力の調整をさらに
容易に行うことができる。
【0137】また、請求項15の発明は、レバー支持体
とプッシャとの間にはレバー支持体に対するプッシャの
相対的な変位を検出し検出信号を出力する信号出力手段
を設ける構成としたので、操作レバーを傾転操作したと
きには、信号出力手段から出力される検出信号に従って
プッシャの単位時間当りの変位量、即ち操作レバーの操
作速度を演算により求めることができる。これにより、
可変粘性流体に加える電界の大きさを操作レバーの操作
速度に応じて制御し、操作レバーの操作速度と減衰力と
の関係をオペレータの好みに合わせて適切な特性に設定
することができ、操作レバーの操作性等をより一層高め
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による操作レバー装
置が適用された油圧ショベルを示す外観図である。
【図2】図1中のキャブ内を拡大して示す側面図であ
る。
【図3】第1の実施の形態による操作レバー装置を示す
縦断面図である。
【図4】図3中のケーシング内等を示す縦断面図であ
る。
【図5】図4中の矢示V−V方向からみた断面図であ
る。
【図6】減衰力可変式ダンパをコントローラと接続した
状態で示す図4の要部拡大断面図である。
【図7】図6中の矢示 VII−VII 方向からみた拡大断面
図である。
【図8】減衰力可変式ダンパを図7中の矢示VIII−VIII
方向からみた状態で示す断面図である。
【図9】ロッドが外筒内に縮小した状態を示す図6と同
様位置からみた要部拡大断面図である。
【図10】ロッドが外筒から伸長した状態を示す図6と
同様位置からみた要部拡大断面図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態による減衰力可変
式ダンパをコントローラと接続した状態で示す要部拡大
断面図である。
【図12】ロッドが外筒内に縮小した状態を示す図11
と同様位置からみた要部拡大断面図である。
【図13】ロッドが外筒から伸長した状態を示す図11
と同様位置からみた要部拡大断面図である。
【図14】本発明の第3の実施の形態による減衰力可変
式ダンパをコントローラと接続した状態で示す要部拡大
断面図である。
【図15】プッシャが外筒内に縮小した状態を示す図1
4と同様位置からみた要部拡大断面図である。
【図16】プッシャが外筒から伸長した状態を示す図1
4と同様位置からみた要部拡大断面図である。
【符号の説明】
11,71 操作レバー装置 12 レバー支持体 14,72 ケーシング 18 操作レバー 21,76 プッシャ 22,51,77 反力発生装置 23,79 スプリング(付勢手段) 24,52,80 減衰力可変式ダンパ 25,81 外筒 26,82 内筒 28,57,83 液体通路 29,84 ピストン 30,31,55,56,85,86 液室 32,58,87 チェック弁 33,59 ロッド 35,62,89 ガス室 36,90 外側電極 37,91 内側電極 38 位置検出器(信号出力手段) 53 チューブ 54 可動側プレート 60 固定側プレート 63 可動側電極 64 固定側電極

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作レバーを傾転可能に支持するレバー
    支持体と、前記レバー支持体に設けられ前記操作レバー
    の傾転操作に対応して軸方向に変位するプッシャとから
    なる操作レバー装置において、 前記レバー支持体には前記操作レバーの傾転操作時に反
    力を発生させる反力発生装置を設け、前記反力発生装置
    は、前記プッシャを初期位置に復帰させるため前記プッ
    シャを常時付勢した付勢手段と、外部からの通電により
    粘性が変化する可変粘性流体を内部に収容し前記プッシ
    ャの変位に対抗した減衰力を前記可変粘性流体により発
    生させる減衰力可変式ダンパとから構成したことを特徴
    とする操作レバー装置。
  2. 【請求項2】 前記減衰力可変式ダンパは、前記可変粘
    性流体を収容した外筒と、前記外筒内に設けられ前記可
    変粘性流体が流通する液体通路を前記外筒との間に形成
    した内筒と、前記内筒内に摺動可能に挿嵌され前記内筒
    内を2つの液室に画成したピストンと、一端側が前記ピ
    ストンに固着され他端側が前記外筒外に突出し前記プッ
    シャに追従して変位するロッドとにより構成してなる請
    求項1に記載の操作レバー装置。
  3. 【請求項3】 前記ピストンには、前記ロッドが前記外
    筒内に縮小するときに前記各液室間を遮断し、前記ロッ
    ドが前記外筒から伸長するときに前記各液室間を連通す
    るチェック弁を設けてなる請求項2に記載の操作レバー
    装置。
  4. 【請求項4】 前記外筒内には、前記ロッドの内筒内へ
    の進入体積分を補償するガス室を設けてなる請求項2ま
    たは3に記載の操作レバー装置。
  5. 【請求項5】 前記外筒の内周側に外側電極を設け、前
    記内筒の外周側に前記外側電極と対面して内側電極を設
    けてなる請求項2,3または4に記載の操作レバー装
    置。
  6. 【請求項6】 前記減衰力可変式ダンパは、前記可変粘
    性流体を収容したチューブと、前記チューブ内に軸方向
    に移動可能に設けられ前記チューブ内を2つの液室に画
    成した可動側プレートと、一端側が前記可動側プレート
    に固着され他端側が前記チューブ外に突出し前記プッシ
    ャに追従して変位するロッドと、前記チューブ内に固定
    して設けられ前記可動側プレートと軸方向で対向した固
    定側プレートとにより構成してなる請求項1に記載の操
    作レバー装置。
  7. 【請求項7】 前記可動側プレートには、前記ロッドが
    前記チューブ内に縮小するときに前記各液室間を遮断
    し、前記ロッドが前記チューブから伸長するときに前記
    各液室間を連通するチェック弁を設けてなる請求項6に
    記載の操作レバー装置。
  8. 【請求項8】 前記チューブ内には、前記ロッドのチュ
    ーブ内への進入体積分を補償するガス室を設けてなる請
    求項6または7に記載の操作レバー装置。
  9. 【請求項9】 前記可動側プレートには可動側電極を設
    け、前記固定側プレートには前記可動側電極と対面して
    固定側電極を設けてなる請求項6,7または8に記載の
    操作レバー装置。
  10. 【請求項10】 前記減衰力可変式ダンパは、前記可変
    粘性流体を収容した外筒と、前記外筒内に設けられ前記
    可変粘性流体が流通する液体通路を前記外筒との間に形
    成した内筒と、前記プッシャに一体に設けられ2つの液
    室を画成するため前記内筒内に摺動可能に挿嵌されたピ
    ストンとにより構成してなる請求項1に記載の操作レバ
    ー装置。
  11. 【請求項11】 前記ピストンには、前記プッシャが外
    筒内に縮小するときに前記各液室間を遮断し、前記プッ
    シャが外筒から伸長するときに前記各液室間を連通する
    チェック弁を設けてなる請求項10に記載の操作レバー
    装置。
  12. 【請求項12】 前記外筒内には、前記プッシャの内筒
    内への進入体積分を補償するガス室を設けてなる請求項
    10または11に記載の操作レバー装置。
  13. 【請求項13】 前記外筒の内周側に外側電極を設け、
    前記内筒の外周側に前記外側電極と対面して内側電極を
    設けてなる請求項10,11または12に記載の操作レ
    バー装置。
  14. 【請求項14】 前記可変粘性流体は、電界により粘度
    が変化する電気粘性流体である請求項1,2,3,4,
    5,6,7,8,9,10,11,12または13に記
    載の操作レバー装置。
  15. 【請求項15】 前記レバー支持体とプッシャとの間に
    は前記レバー支持体に対するプッシャの相対的な変位を
    検出し検出信号を出力する信号出力手段を設けてなる請
    求項1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,1
    1,12,13または14に記載の操作レバー装置。
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