JP2000275578A - 3次元表示システム及びそれに用いられるプロジェクタ装置 - Google Patents

3次元表示システム及びそれに用いられるプロジェクタ装置

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JP2000275578A
JP2000275578A JP11076731A JP7673199A JP2000275578A JP 2000275578 A JP2000275578 A JP 2000275578A JP 11076731 A JP11076731 A JP 11076731A JP 7673199 A JP7673199 A JP 7673199A JP 2000275578 A JP2000275578 A JP 2000275578A
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light
projector
lights
polarization direction
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Toshihiro Suzuki
敏弘 鈴木
Tetsuya Kobayashi
哲也 小林
Tetsuya Hamada
哲也 浜田
Takeshi Goto
猛 後藤
Mari Sugawara
真理 菅原
Keiji Hayashi
啓二 林
Hisashi Yamaguchi
久 山口
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、出力光量が大きく高品質の3次元
画像の表示可能な3次元表示システム及びそれに用いら
れるプロジェクタ装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 第1のプロジェクタの合成手段で合成す
る3原色の画像光のうち第1の画像光の偏光方向を他の
第2,第3の画像光の偏光方向に対して直交させ、第2
のプロジェクタの合成手段で合成する3原色の画像光の
うち第1の画像光の偏光方向を他の第2,第3の画像光
の偏光方向及び前記第1のプロジェクタの第1の画像光
の偏光方向に対して直交させた。このため、3原色の画
像光の偏光方向が同じではない第1,第2のプロジェク
タを用いて3次元表示が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は3次元表示システム
及びそれに用いられるプロジェクタ装置に関し、特に、
カラーの3次元表示を行う3次元表示システム及びそれ
に用いられるプロジェクタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、一対の液晶プロジェクタによ
り投写された画像を、左右で偏光方向が異なる偏光眼鏡
を用いて立体視できるようにした3次元表示システムが
ある。上記従来の3次元表示システムでは、投写する3
原色RGBの画像光が全て同一偏光方向の直線偏光であ
る第1の液晶プロジェクタと、投写する3原色RGBの
画像光が全て同一偏光方向であるが前記第1の液晶プロ
ジェクタの画像光と直交する直線偏光である第2の液晶
プロジェクタを用いている。そして、第1の液晶プロジ
ェクタで投写される右目画像を例えば偏光眼鏡の右目レ
ンズを通して見、第2の液晶プロジェクタで投写される
左目画像を例えば偏光眼鏡の左目レンズを通して見るこ
とにより、立体視を可能としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、単一の液晶プロ
ジェクタで2次元表示を行う場合、液晶プロジェクタは
投写する3原色RGBの画像光を全て同一偏光方向の直
線偏光としていたのであるが、最近では例えばG画像光
をR,B画像光と直交する直線偏光とした液晶プロジェ
クタが使用されている。
【0004】これは、液晶プロジェクタ内でRGB画像
光を合成する例えばダイクロイックプリズムでは、図1
に示すように画像光の入射角の変位によって波長特性が
シフトする。図1では、波長と透過率(T)及び反射率
(R)との関係を示しており、実線はS偏光及びP偏光
の入射角45度の場合を示し、破線はS偏光及びP偏光
の入射角が45度からシフトした場合を示している。
【0005】このため、3原色RGBの画像光を全て同
一偏光方向の直線偏光とした場合は、例えばG画像光の
うちR画像光と隣接する波長がダイクロイックプリズム
において入射角の変位によりG画像光の波長領域に入り
減衰されてしまう。同様のことがR画像光のうちG画像
光と隣接する波長領域、B画像光のうちG画像光と隣接
する波長領域、G画像光のうちB画像光と隣接する波長
領域、それぞれについて言え、この減衰によって出力光
量が小さくなる。
【0006】これに対し、G画像光をR,B画像光と直
交する直線偏光とした場合には、ダイクロイックプリズ
ムでG画像光とR,B画像光との偏光面を直交させるこ
とにより、上記隣接する波長領域の減衰をなくして有効
に使用でき、出力光量を大きくすることができる。とこ
ろが、従来の3次元表示システムでは、投写する3原色
RGBの画像光が全て同一偏光方向の直線偏光である第
1の液晶プロジェクタと、投写する3原色RGBの画像
光が全て同一偏光方向であるが前記第1の液晶プロジェ
クタの画像光と直交する直線偏光である第2の液晶プロ
ジェクタを用い、第1の液晶プロジェクタで投写される
右目画像を例えば偏光眼鏡の右目レンズを通して見、第
2の液晶プロジェクタで投写される左目画像を例えば偏
光眼鏡の左目レンズを通して見る構成であるため、右目
画像、左目画像それぞれについて、G画像光とR,B画
像光との偏光面を直交させることができず、従って、出
力光量が小さくなるという問題があった。
【0007】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、出力光量が大きく高品質の3次元画像の表示可能な
3次元表示システム及びそれに用いられるプロジェクタ
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、白色光を3原色光に分離する色分離手段と、前記3
原色光それぞれを画像変調する画像変調手段と、前記画
像変調手段から出力される3原色の画像光を合成する合
成手段とを有し、前記合成手段からの合成画像光を投射
レンズからスクリーンに投写する第1,第2のプロジェ
クタより構成され、前記第1のプロジェクタの合成手段
で合成する3原色の画像光のうち第1の画像光の偏光方
向を他の第2,第3の画像光の偏光方向に対して直交さ
せ、前記第2のプロジェクタの合成手段で合成する3原
色の画像光のうち第1の画像光の偏光方向を他の第2,
第3の画像光の偏光方向及び前記第1のプロジェクタの
第1の画像光の偏光方向に対して直交させた。
【0009】このため、3原色の画像光の偏光方向が同
じではない第1,第2のプロジェクタを用いて3次元表
示が可能となる。請求項2に記載の発明は、請求項1記
載のプロジェクタ装置において、前記第1の画像光は、
3原色のうち緑である。このため、表示品質の良い投射
画像を表示することができる。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2記載のプロジェクタ装置において、前記第2のプロジ
ェクタは、前記第1のプロジェクタに3原色の画像光の
偏光方向を90度回転させる偏光面回転要素を設けた。
このため、色調と明るさが略等しい略同一構成のプロジ
ェクタを用いて色調と明るさが略等しい投射画像を表示
することができる。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項1または
2記載のプロジェクタ装置において、前記第1のプロジ
ェクタは、3原色の画像光の偏光方向を時計回りまたは
反時計回りに45度回転させる第1の位相差板を設け、
前記第2のプロジェクタは、3原色の画像光の偏光方向
を反時計回りまたは時計回りに45度回転させる第2の
位相差板を設けた。
【0012】このため、2台のプロジェクタでスクリー
ンの反射特性を略同一にすることができる。請求項5に
記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか記載のプロジ
ェクタ装置において、前記第1,第2のプロジェクタ
は、単一の光源からの白色光の光束を分離した白色光を
供給される。
【0013】このため、光源が劣化しても第1,第2の
プロジェクタの色調と明るさが等しい投射画像を表示す
ることができる。請求項6に記載の発明は、白色光を3
原色光に分離する色分離手段と、前記3原色光それぞれ
を画像変調する画像変調手段と、前記画像変調手段から
出力される3原色の画像光を合成する合成手段とからな
り、前記合成手段からの合成画像光を投射レンズからス
クリーンに投写する第1,第2のプロジェクタを有し、
前記第1のプロジェクタの合成手段は、右目画像の第1
の画像光と左目画像の第2,第3の画像光を合成し、前
記右目画像の第1の画像光の偏光方向を他の左目画像の
第2,第3の画像光の偏光方向に対して直交させ、前記
第2のプロジェクタの合成手段は、左目画像の第1の画
像光と右目画像の第2,第3の画像光を合成し、前記左
目画像の第1の画像光の偏光方向を他の右目画像の第
2,第3の画像光の偏光方向及び前記第1のプロジェク
タの右目画像の第1の画像光の偏光方向に対して直交さ
せた。
【0014】このため、3原色の画像光の偏光方向が同
じではない第1,第2のプロジェクタを用いて3次元表
示が可能となり、出力光量が大きく高品質の3次元画像
の表示を行うことが可能となる。請求項7に記載の発明
は、請求項6記載の3次元表示システムにおいて、前記
第1の画像光は、3原色のうち緑である。
【0015】このため、表示品質の良い投射画像により
3次元表示を行うことができる。請求項8に記載の発明
は、請求項6または7記載の3次元表示システムにおい
て、前記第2のプロジェクタは、前記第1のプロジェク
タに3原色の画像光の偏光方向を90度回転させる偏光
面回転要素を設けた。
【0016】このため、色調と明るさが略等しい略同一
構成のプロジェクタを用いて色調と明るさが略等しい投
射画像により3次元表示を行うことができる。請求項9
に記載の発明は、請求項6または7記載の3次元表示シ
ステムにおいて、前記第1のプロジェクタは、3原色の
画像光の偏光方向を時計回りまたは反時計回りに45度
回転させる第1の位相差板を設け、前記第2のプロジェ
クタは、3原色の画像光の偏光方向を反時計回りまたは
時計回りに45度回転させる第2の位相差板を設けた。
【0017】このため、2台のプロジェクタでスクリー
ンの反射特性を略同一にすることができ、高品質の3次
元表示を行うことができる。請求項10に記載の発明
は、請求項6乃至9のいずれか記載の3次元表示システ
ムにおいて、前記第1,第2のプロジェクタの代わり
に、光源からの白色光の光束を第1,第2の白色光に分
離する光束分離素子と、前記光束分離素子からの白色光
を3原色光に分離する色分離手段と、前記3原色光それ
ぞれを画像変調する画像変調手段と、前記画像変調手段
から出力される3原色の画像光を合成する合成手段とか
らなり、前記合成手段からの合成画像光を投射レンズか
らスクリーンに投写する第1,第2の処理系を設けた。
【0018】このため、光源が劣化しても第1,第2の
プロジェクタの色調と明るさが等しい投射画像により3
次元表示を行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】図2は、本発明のプロジェクタ装
置の一実施例の外観図を示す。この装置は、液晶プロジ
ェクタ10Aと、液晶プロジェクタ10Bとから構成さ
れている。液晶プロジェクタ10Aは3原色の画像光R
a,Ga,Baをスクリーン12に投写し、また、液晶
プロジェクタ10Bは3原色の画像光Rb,Gb,Bb
をスクリーン20に投写する。
【0020】液晶プロジェクタ10Aが投写する画像光
Ra,Ga,Baは、図3に示すようにスクリーン20
上において、画像光Ra,Baの直線偏光の偏光方向は
同一であるが、画像光Gaの直線偏光の偏光方向は画像
光Ra,Baの偏光方向と直交している。同様に、液晶
プロジェクタ10Bが投写する画像光Rb,Gb,Bb
はスクリーン20上において、画像光Rb,Bbの直線
偏光の偏光方向は画像光Gaの偏光方向と同一である
が、画像光Gbの直線偏光の偏光方向は画像光Rb,B
bの偏光方向と直交している。
【0021】図4は液晶プロジェクタ10A,10Bの
第1実施例の構成を示す図である。液晶プロジェクタ1
0Aと10Bとは略同一構成であるが、図4(A)に示
す液晶プロジェクタ10Aに対して、図4(B)に示す
液晶プロジェクタ10Bは投射レンズ12Bの前段に偏
光面回転要素14Bが追加された構成とされている。こ
の偏光面回転要素14Bは全画像光Rb,Gb,Bbの
偏光面を90度回転する。液晶プロジェクタ10Aの画
像光Gaが液晶プロジェクタの水平に対して45度傾い
ている場合には、図3に示す画像光Ra,Ga,Baと
画像光Rb,Gb,Bbの関係が簡単に得られる。
【0022】図4(A)の光軸上の丸印は画像光Gaの
偏光方向(例えばS偏光)を示し、棒印は画像光Ra,
Baの偏光方向(例えばP偏光)を示す。また、図4
(B)の偏光面回転要素14Bより左の光軸上の丸印は
画像光Gbの偏光方向(例えばS偏光)を示し、棒印は
画像光Rb,Bbの偏光方向(例えばP偏光)を示し、
偏光面回転要素14Bより右の光軸上の棒印は画像光G
bの偏光方向(例えばP偏光)を示し、丸印は画像光R
b,Bbの偏光方向(例えばS偏光)を示す。
【0023】図5及び図6は液晶プロジェクタ10A,
10Bの第2実施例の構成を示す図である。液晶プロジ
ェクタ10Aと10Bとはほぼ同一構成であるが、図5
(A)に示す液晶プロジェクタ10Aには投射レンズ1
2Aの前段にλ/2位相差板16Aが設けられている。
λ/2位相差板16Aは、図5(B)に破線で示す液晶
プロジェクタの水平軸に対して、実線で示すように反時
計回りに22.5度傾いた進相軸(または遅相軸)を有
しており、図5(C)に破線で示す液晶プロジェクタ内
のλ/2位相差板より前段の画像光Gaの偏光方向(例
えばP偏光)を、実線で示すように反時計回りに45度
回転させ、投射レンズ12Aから投射する。画像光R
a,Baについても同様に反時計回りに45度回転させ
る。
【0024】これに対して、図6(A)に示す液晶プロ
ジェクタ10Bには投射レンズ12Bの前段にλ/2位
相差板16Bが設けられている。λ/2位相差板16B
は、図6(B)に破線で示す液晶プロジェクタの水平軸
に対して、実線で示すように時計回りに22.5度傾い
た進相軸(または遅相軸)を有しており、図6(C)に
破線で示す液晶プロジェクタ内のλ/2位相差板より前
段の画像光Gbの偏光方向(例えばP偏光)を、実線で
示すように時計回りに45度回転させ、投射レンズ12
Bから投射する。画像光Rb,Bbについても同様に反
時計回りに45度回転させる。これによって、液晶プロ
ジェクタ内のλ/2位相差板より前段の画像光Gbの偏
光方向が水平であれば、図3に示す画像光Ra,Ga,
Baと画像光Rb,Gb,Bbの関係が簡単に得られ
る。
【0025】図7は、本発明の3次元表示システムのプ
ロジェクタ装置の第1実施例の外観図を示す。同図中、
図2と同一部分には同一符号を付す。この装置は、液晶
プロジェクタ10Aと、液晶プロジェクタ10Bとから
構成されている。液晶プロジェクタ10Aは右目画像の
画像光Garと左目画像の画像光Ral,Balをスク
リーン12に投写し、また、液晶プロジェクタ10Bは
左目画像の画像光Gblと右目画像の画像光Rbr,B
brをスクリーン20に投写する。
【0026】液晶プロジェクタ10Aが投写する画像光
Ral,Gar,Balは、図8に示すようにスクリー
ン20上において、左目画像の画像光Ral,Balの
直線偏光の偏光方向は同一であるが、右目画像の画像光
Garの直線偏光の偏光方向は画像光Ral,Balの
偏光方向と直交している。同様に、液晶プロジェクタ1
0Bが投写する画像光Rbr,Gbl,Bbrはスクリ
ーン20上において、右目画像の画像光Rbr,Bbr
の直線偏光の偏光方向は右目画像の画像光Garの偏光
方向と同一であり、左目画像の画像光Gblの直線偏光
の偏光方向は左目画像の画像光Rbl,Bblの偏光方
向と同一である。
【0027】このため、3原色の画像光の偏光方向が同
じではない第1,第2のプロジェクタを用いて3次元表
示が可能となり、出力光量が大きく高品質の3次元画像
の表示を行うことが可能となる。また、画像光R,G,
Bのうち波長が隣接しない画像光R,Bを同一の偏光方
向とし、画像光Gの偏光方向を異ならしているため、表
示品質の良い投射画像により3次元表示を行うことがで
きる。
【0028】図9は液晶プロジェクタ10A,10Bの
第1実施例の構成を示す図である。液晶プロジェクタ1
0Aと10Bとは略同一構成であるが、図9(A)に示
す液晶プロジェクタ10Aに対して、図9(B)に示す
液晶プロジェクタ10Bは投射レンズ12Bの前段に偏
光面回転要素14Bが追加された構成とされている。こ
の偏光面回転要素14Bは全画像光Rbr,Gbl,B
brの偏光面を90度回転する。液晶プロジェクタ10
Aの画像光Gaが液晶プロジェクタの水平に対して45
度傾いている場合には、図8に示す画像光Ral,Ga
r,Balと画像光Rbr,Gbl,Bbrの関係が簡
単に得られる。
【0029】図9(A)の光軸上の丸印は画像光Gar
の偏光方向(例えばS偏光)を示し、棒印は画像光Ra
l,Balの偏光方向(例えばP偏光)を示す。また、
図9(B)の偏光面回転要素14Bより左の光軸上の丸
印は画像光Gblの偏光方向(例えばS偏光)を示し、
棒印は画像光Rbr,Bbrの偏光方向(例えばP偏
光)を示し、偏光面回転要素14Bより右の光軸上の棒
印は画像光Gblの偏光方向(例えばP偏光)を示し、
丸印は画像光Rbr,Bbrの偏光方向(例えばS偏
光)を示す。
【0030】このため、色調と明るさが略等しい略同一
構成のプロジェクタを用いて色調と明るさが略等しい投
射画像により3次元表示を行うことができる。図10は
液晶プロジェクタ10A,10Bの第2実施例の構成を
示す図である。液晶プロジェクタ10Aと10Bとはほ
ぼ同一構成であるが、液晶プロジェクタ10Aには投射
レンズ12Aの前段にλ/2位相差板16Aが設けられ
ている。λ/2位相差板16Aは、液晶プロジェクタの
水平軸に対して、反時計回りに22.5度傾いた進相軸
(または遅相軸)を有しており、液晶プロジェクタ内の
λ/2位相差板より前段の画像光Garの偏光方向(例
えばP偏光)を、反時計回りに45度回転させ、投射レ
ンズ12Aから投射する。画像光Ral,Balについ
ても同様に反時計回りに45度回転させる。
【0031】これに対して、液晶プロジェクタ10Bに
は投射レンズ12Bの前段にλ/2位相差板16Bが設
けられている。λ/2位相差板16Bは、液晶プロジェ
クタの水平軸に対して、時計回りに22.5度傾いた進
相軸(または遅相軸)を有しており、液晶プロジェクタ
内のλ/2位相差板より前段の画像光Gblの偏光方向
(例えばP偏光)を時計回りに45度回転させ、投射レ
ンズ12Bから投射する。画像光Rbr,Bbrについ
ても同様に反時計回りに45度回転させる。これによっ
て、液晶プロジェクタ内のλ/2位相差板より前段の画
像光Gblの偏光方向が水平であれば、図8に示す画像
光Ral,Gar,Balと画像光Rbr,Gbl,B
brの関係が簡単に得られる。
【0032】このため、2台のプロジェクタでスクリー
ンの反射特性を略同一にすることができ、高品質の3次
元表示を行うことができる。図11は液晶プロジェクタ
の第2実施例の詳細な構造図を示す。同図中、光源30
から放射される白色光は、蠅の目レンズで構成されたイ
ンテグレータ32を通った後、偏光変換素子34を通る
ことにより例えば偏光方向がS偏光とされる。この光は
ダイクロイックミラー36において、原色光Bのみが反
射され、原色光R,Gが透過される。この後、ダイクロ
イックミラー36で反射された原色光Bはミラー38で
反射され、レンズ39及びB画像の液晶表示パネル40
及びλ/2板41を通してS偏光の画像光Bが得られ、
クロス型ダイクロイックプリズム42に入射される。
【0033】ダイクロイックミラー36を透過した原色
光R,Gはダイクロイックミラー44で原色光Gのみが
反射され、原色光Rが透過される。ダイクロイックミラ
ー44で反射された原色光Gは、レンズ45及びG画像
の液晶表示パネル46を通してP偏光の画像光Gが得ら
れ、クロス型ダイクロイックプリズム42に入射され
る。ダイクロイックミラー44を透過した原色光Rはミ
ラー48,49で反射され、レンズ50及びR画像の液
晶表示パネル51及びλ/2板53を通してS偏光の画
像光Rが得られ、クロス型ダイクロイックプリズム42
に入射される。
【0034】クロス型ダイクロイックプリズム42では
上記のS偏光の画像光B,Rと、P偏光の画像光Gとを
合成する。この合成光はλ/2位相差板52(16A,
16Bに対応)を通し、投射レンズ54(12A,12
Bに対応)よりスクリーンに向けて投射される。図12
は液晶プロジェクタの第2実施例の変形例の詳細な構造
図を示す。同図中、図11と同一部分には同一符号を付
す。図12において、光源30から放射される白色光
は、蠅の目レンズで構成されたインテグレータ32を通
った後、偏光変換素子34を通ることにより例えば偏光
方向がS偏光とされる。この光はダイクロイックミラー
56において、原色光G,Bが反射され、原色光Rが透
過される。この後、ダイクロイックミラー56を透過し
た原色光Rはミラー57で反射され、レンズ58及びR
画像の液晶表示パネル59及びλ/2板65を通してS
偏光の画像光Rが得られ、ダイクロイックミラー60,
61を透過してλ/2位相差板52に入射される。
【0035】ダイクロイックミラー56で反射された原
色光G,Bはダイクロイックミラー62で原色光Gのみ
が反射され、原色光Bが透過される。ダイクロイックミ
ラー62で反射された原色光Gは、レンズ63及びG画
像の液晶表示パネル64を通し、ダイクロイックミラー
60で反射されてP偏光の画像光Gが得られ、画像光R
と合成される。ダイクロイックミラー62を透過した原
色光Bはレンズ68及びB画像の液晶表示パネル69及
びλ/2板66を通し、ミラー70で反射されてS偏光
の画像光Bが得られ、ダイクロイックミラ−61で反射
されて画像光R,Gと合成される。この合成光はλ/2
位相差板52(16A,16Bに対応)を通し、投射レ
ンズ54(12A,12Bに対応)よりスクリーンに向
けて投射される。
【0036】図13は、本発明の3次元表示システムの
プロジェクタ装置の第2実施例の外観図を示す。同図
中、光源80から放射される白色光は、偏光分離素子8
2に入射される。偏光分離素子82は、S偏光の白色光
とP偏光の白色光とに分離して出力する。光軸上の丸印
で示す例えばS偏光の白色光はミラー84で反射されて
処理系86Aに入射され、光軸上の棒印で示す例えばP
偏光の白色光は処理系86Bに入射される。
【0037】処理系86Aは右目画像の画像光Garと
左目画像の画像光Ral,Balをスクリーン12に投
写し、また、処理系86Bは左目画像の画像光Gblと
右目画像の画像光Rbr,Bbrをスクリーン20に投
写する。処理系86Aが投写する画像光Ral,Ga
r,Balは、図14に示すようにスクリーン20上に
おいて、左目画像の画像光Ral,Balの直線偏光の
偏光方向は同一であるが、右目画像の画像光Garの直
線偏光の偏光方向は画像光Ral,Balの偏光方向と
直交している。同様に、処理系86Bが投写する画像光
Rbr,Gbl,Bbrはスクリーン20上において、
右目画像の画像光Rbr,Bbrの直線偏光の偏光方向
は右目画像の画像光Garの偏光方向と同一であり、左
目画像の画像光Gblの直線偏光の偏光方向は左目画像
の画像光Rbl,Bblの偏光方向と同一である。
【0038】このように、同一の光源から処理系86
A,86Bに光を供給しているため、光源が劣化しても
第1,第2のプロジェクタの色調と明るさが等しい投射
画像により3次元表示を行うことができる。図15は処
理系86A,86Bの第1実施例の構成を示す図であ
る。処理系86Aと86Bとは略同一構成であるが、図
15(A)に示す処理系86Aに対して、図15(B)
に示す処理系86Bは投射レンズ12Bの前段に偏光面
回転要素14Bが追加された構成とされている。この偏
光面回転要素14Bは全画像光Rbr,Gbl,Bbr
の偏光面を90度回転する。処理系86Aの画像光Ga
が液晶プロジェクタの水平に対して45度傾いている場
合には、図14に示す画像光Ral,Gar,Balと
画像光Rbr,Gbl,Bbrの関係が簡単に得られ
る。
【0039】図15(A)の光軸上の丸印は画像光Ga
rの偏光方向(例えばS偏光)を示し、棒印は画像光R
al,Balの偏光方向(例えばP偏光)を示す。ま
た、図15(B)の偏光面回転要素14Bより左の光軸
上の丸印は画像光Gblの偏光方向(例えばS偏光)を
示し、棒印は画像光Rbr,Bbrの偏光方向(例えば
P偏光)を示し、偏光面回転要素14Bより右の光軸上
の棒印は画像光Gblの偏光方向(例えばP偏光)を示
し、丸印は画像光Rbr,Bbrの偏光方向(例えばS
偏光)を示す。
【0040】図16は処理系86A,86Bの第2実施
例の構成を示す図である。処理系86Aと86Bとはほ
ぼ同一構成であるが、処理系86Aには投射レンズ12
Aの前段にλ/2位相差板16Aが設けられている。λ
/2位相差板16Aは、液晶プロジェクタの水平軸に対
して、反時計回りに22.5度傾いた進相軸(または遅
相軸)を有しており、液晶プロジェクタ内のλ/2位相
差板より前段の画像光Garの偏光方向(例えばP偏
光)を、反時計回りに45度回転させ、投射レンズ12
Aから投射する。画像光Ral,Balについても同様
に反時計回りに45度回転させる。
【0041】これに対して、処理系86Bには投射レン
ズ12Bの前段にλ/2位相差板16Bが設けられてい
る。λ/2位相差板16Bは、液晶プロジェクタの水平
軸に対して、時計回りに22.5度傾いた進相軸(また
は遅相軸)を有しており、液晶プロジェクタ内のλ/2
位相差板より前段の画像光Gblの偏光方向(例えばP
偏光)を時計回りに45度回転させ、投射レンズ12B
から投射する。画像光Rbr,Bbrについても同様に
反時計回りに45度回転させる。これによって、液晶プ
ロジェクタ内のλ/2位相差板より前段の画像光Gbl
の偏光方向が水平であれば、図14に示す画像光Ra
l,Gar,Balと画像光Rbr,Gbl,Bbrの
関係が簡単に得られる。
【0042】図17は処理系の第2実施例の詳細な構造
図を示す。同図中、入射されるS偏光またはP偏光の白
色光は、蠅の目レンズで構成されたインテグレータ32
を通った後、偏光変換素子34を通ることにより例えば
偏光方向がS偏光とされる。この光はダイクロイックミ
ラー36において、原色光Bのみが反射され、原色光
R,Gが透過される。この後、ダイクロイックミラー3
6で反射された原色光Bはミラー38で反射され、レン
ズ39及びB画像の液晶表示パネル40及びλ/2板4
1を通してS偏光の画像光Bが得られ、クロス型ダイク
ロイックプリズム42に入射される。
【0043】ダイクロイックミラー36を透過した原色
光R,Gはダイクロイックミラー44で原色光Gのみが
反射され、原色光Rが透過される。ダイクロイックミラ
ー44で反射された原色光Gは、レンズ45及びG画像
の液晶表示パネル46を通してP偏光の画像光Gが得ら
れ、クロス型ダイクロイックプリズム42に入射され
る。ダイクロイックミラー44を透過した原色光Rはミ
ラー48,49で反射され、レンズ50及びR画像の液
晶表示パネル51及びλ/2板53を通してS偏光の画
像光Rが得られ、クロス型ダイクロイックプリズム42
に入射される。
【0044】クロス型ダイクロイックプリズム42では
上記のS偏光の画像光B,Rと、P偏光の画像光Gとを
合成する。この合成光はλ/2位相差板52(16A,
16Bに対応)を通し、投射レンズ54(12A,12
Bに対応)よりスクリーンに向けて投射される。図18
は処理系の第2実施例の変形例の詳細な構造図を示す。
同図中、図17と同一部分には同一符号を付す。図18
において、入射されるS偏光またはP偏光の白色光は、
蠅の目レンズで構成されたインテグレータ32を通った
後、偏光変換素子34を通ることにより例えば偏光方向
がS偏光とされる。この光はダイクロイックミラー56
において、原色光G,Bが反射され、原色光Rが透過さ
れる。この後、ダイクロイックミラー56を透過した原
色光Rはミラー57で反射され、レンズ58及びR画像
の液晶表示パネル59及びλ/2板65を通してS偏光
の画像光Rが得られ、ダイクロイックミラー60,61
を透過してλ/2位相差板52に入射される。
【0045】ダイクロイックミラー56で反射された原
色光G,Bはダイクロイックミラー62で原色光Gのみ
が反射され、原色光Bが透過される。ダイクロイックミ
ラー62で反射された原色光Gは、レンズ63及びG画
像の液晶表示パネル64を通し、ダイクロイックミラー
60で反射されてP偏光の画像光Gが得られ、画像光R
と合成される。ダイクロイックミラー62を透過した原
色光Bはレンズ68及びB画像の液晶表示パネル69及
びλ/2板66を通し、ミラー70で反射されてS偏光
の画像光Bが得られ、ダイクロイックミラ−61で反射
されて画像光R,Gと合成される。この合成光はλ/2
位相差板52(16A,16Bに対応)を通し、投射レ
ンズ54(12A,12Bに対応)よりスクリーンに向
けて投射される。
【0046】なお、ダイクロイックミラー36,44,
56,62が請求項の色分離手段に対応し、液晶表示パ
ネル34,46,51,59,64,69が画像変調手
段に対応し、ダイクロイックミラー60,61、クロス
型ダイクロイックプリズム42が合成手段に対応し、液
晶プロジェクタ10A,10Bが第1,第2のプロジェ
クタに対応し、処理系86A,86Bが第1,第2の処
理系に対応する。
【0047】
【発明の効果】上述の如く、請求項1に記載の発明は、
白色光を3原色光に分離する色分離手段と、前記3原色
光それぞれを画像変調する画像変調手段と、前記画像変
調手段から出力される3原色の画像光を合成する合成手
段とを有し、前記合成手段からの合成画像光を投射レン
ズからスクリーンに投写する第1,第2のプロジェクタ
より構成され、前記第1のプロジェクタの合成手段で合
成する3原色の画像光のうち第1の画像光の偏光方向を
他の第2,第3の画像光の偏光方向に対して直交させ、
前記第2のプロジェクタの合成手段で合成する3原色の
画像光のうち第1の画像光の偏光方向を他の第2,第3
の画像光の偏光方向及び前記第1のプロジェクタの第1
の画像光の偏光方向に対して直交させた。
【0048】このため、3原色の画像光の偏光方向が同
じではない第1,第2のプロジェクタを用いて3次元表
示が可能となる。請求項2に記載の発明では、第1の画
像光は、3原色のうち緑である。このため、表示品質の
良い投射画像を表示することができる。請求項3に記載
の発明では、第2のプロジェクタは、前記第1のプロジ
ェクタに3原色の画像光の偏光方向を90度回転させる
偏光面回転要素を設けた。
【0049】このため、色調と明るさが略等しい略同一
構成のプロジェクタを用いて色調と明るさが略等しい投
射画像を表示することができる。請求項4に記載の発明
では、第1のプロジェクタは、3原色の画像光の偏光方
向を時計回りまたは反時計回りに45度回転させる第1
の位相差板を設け、前記第2のプロジェクタは、3原色
の画像光の偏光方向を反時計回りまたは時計回りに45
度回転させる第2の位相差板を設けた。
【0050】このため、2台のプロジェクタでスクリー
ンの反射特性を略同一にすることができる。請求項5に
記載の発明では、第1,第2のプロジェクタは、単一の
光源からの白色光の光束を分離した白色光を供給され
る。このため、光源が劣化しても第1,第2のプロジェ
クタの色調と明るさが等しい投射画像を表示することが
できる。
【0051】請求項6に記載の発明は、白色光を3原色
光に分離する色分離手段と、前記3原色光それぞれを画
像変調する画像変調手段と、前記画像変調手段から出力
される3原色の画像光を合成する合成手段とからなり、
前記合成手段からの合成画像光を投射レンズからスクリ
ーンに投写する第1,第2のプロジェクタを有し、前記
第1のプロジェクタの合成手段は、右目画像の第1の画
像光と左目画像の第2,第3の画像光を合成し、前記右
目画像の第1の画像光の偏光方向を他の左目画像の第
2,第3の画像光の偏光方向に対して直交させ、前記第
2のプロジェクタの合成手段は、左目画像の第1の画像
光と右目画像の第2,第3の画像光を合成し、前記左目
画像の第1の画像光の偏光方向を他の右目画像の第2,
第3の画像光の偏光方向及び前記第1のプロジェクタの
右目画像の第1の画像光の偏光方向に対して直交させ
た。
【0052】このため、3原色の画像光の偏光方向が同
じではない第1,第2のプロジェクタを用いて3次元表
示が可能となり、出力光量が大きく高品質の3次元画像
の表示を行うことが可能となる。請求項7に記載の発明
では、第1の画像光は、3原色のうち緑である。このた
め、表示品質の良い投射画像により3次元表示を行うこ
とができる。
【0053】請求項8に記載の発明では、第2のプロジ
ェクタは、前記第1のプロジェクタに3原色の画像光の
偏光方向を90度回転させる偏光面回転要素を設けた。
このため、色調と明るさが略等しい略同一構成のプロジ
ェクタを用いて色調と明るさが略等しい投射画像により
3次元表示を行うことができる。請求項9に記載の発明
では、第1のプロジェクタは、3原色の画像光の偏光方
向を時計回りまたは反時計回りに45度回転させる第1
の位相差板を設け、前記第2のプロジェクタは、3原色
の画像光の偏光方向を反時計回りまたは時計回りに45
度回転させる第2の位相差板を設けた。
【0054】このため、2台のプロジェクタでスクリー
ンの反射特性を略同一にすることができ、高品質の3次
元表示を行うことができる。請求項10に記載の発明で
は、第1,第2のプロジェクタの代わりに、光源からの
白色光の光束を第1,第2の白色光に分離する光束分離
素子と、前記光束分離素子からの白色光を3原色光に分
離する色分離手段と、前記3原色光それぞれを画像変調
する画像変調手段と、前記画像変調手段から出力される
3原色の画像光を合成する合成手段とからなり、前記合
成手段からの合成画像光を投射レンズからスクリーンに
投写する第1,第2の処理系を設けた。
【0055】このため、光源が劣化しても第1,第2の
プロジェクタの色調と明るさが等しい投射画像により3
次元表示を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像光の入射角の変位によるダイクロイックプ
リズムの波長特性を示す図である。
【図2】本発明のプロジェクタ装置の一実施例の外観図
である。
【図3】スクリーン上での画像光Ra,Ga,Ba,R
b,Gb,Bbの偏光方向を示す図である。
【図4】液晶プロジェクタの第1実施例の構成を示す図
である。
【図5】液晶プロジェクタの第2実施例の構成を示す図
である。
【図6】液晶プロジェクタの第2実施例の構成を示す図
である。
【図7】本発明の3次元表示システムのプロジェクタ装
置の第1実施例の外観図である。
【図8】本発明の3次元表示システムのスクリーン上で
の画像光Ra,Ga,Ba,Rb,Gb,Bbの偏光方
向を示す図である。
【図9】液晶プロジェクタの第1実施例の構成を示す図
である。
【図10】液晶プロジェクタの第2実施例の構成を示す
図である。
【図11】液晶プロジェクタの第2実施例の詳細な構造
図である。
【図12】液晶プロジェクタの第2実施例の変形例の詳
細な構造図である。
【図13】本発明の3次元表示システムのプロジェクタ
装置の第2実施例の外観図である。
【図14】本発明の3次元表示システムのスクリーン上
での画像光Ra,Ga,Ba,Rb,Gb,Bbの偏光
方向を示す図である。
【図15】処理系の第1実施例の構成を示す図である。
【図16】処理系の第2実施例の構成を示す図である。
【図17】処理系の第2実施例の詳細な構造図である。
【図18】処理系の第2実施例の変形例の詳細な構造図
である。
【符号の説明】
10A,10B 液晶プロジェクタ 12A,12B 投射レンズ 14B 偏光面回転要素 16A,16B λ/2位相差板 20 スクリーン 30 光源 32 インテグレータ 34 偏光変換素子 36,44 ダイクロイックミラー 38,48,49 ミラー 39,45,50 レンズ 40,46,51 液晶表示パネル 42 クロス型ダイクロイックプリズム 54 投射レンズ 86A,86B 処理系
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浜田 哲也 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 後藤 猛 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 菅原 真理 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 林 啓二 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 山口 久 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 2H059 AA26 AA38 2H088 EA08 EA12 HA13 HA15 HA18 HA21 HA24 HA28 MA06

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 白色光を3原色光に分離する色分離手段
    と、前記3原色光それぞれを画像変調する画像変調手段
    と、前記画像変調手段から出力される3原色の画像光を
    合成する合成手段とを有し、前記合成手段からの合成画
    像光を投射レンズからスクリーンに投写する第1,第2
    のプロジェクタより構成され、 前記第1のプロジェクタの合成手段で合成する3原色の
    画像光のうち第1の画像光の偏光方向を他の第2,第3
    の画像光の偏光方向に対して直交させ、 前記第2のプロジェクタの合成手段で合成する3原色の
    画像光のうち第1の画像光の偏光方向を他の第2,第3
    の画像光の偏光方向及び前記第1のプロジェクタの第1
    の画像光の偏光方向に対して直交させたことを特徴とす
    るプロジェクタ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプロジェクタ装置におい
    て、 前記第1の画像光は、3原色のうち緑であることを特徴
    とするプロジェクタ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のプロジェクタ装
    置において、 前記第2のプロジェクタは、前記第1のプロジェクタに
    3原色の画像光の偏光方向を90度回転させる偏光面回
    転要素を設けたことを特徴とするプロジェクタ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載のプロジェクタ装
    置において、 前記第1のプロジェクタは、3原色の画像光の偏光方向
    を時計回りまたは反時計回りに45度回転させる第1の
    位相差板を設け、 前記第2のプロジェクタは、3原色の画像光の偏光方向
    を反時計回りまたは時計回りに45度回転させる第2の
    位相差板を設けたことを特徴とするプロジェクタ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか記載のプロジ
    ェクタ装置において、 前記第1,第2のプロジェクタは、単一の光源からの白
    色光の光束を分離した白色光を供給されることを特徴と
    するプロジェクタ装置。
  6. 【請求項6】 白色光を3原色光に分離する色分離手段
    と、前記3原色光それぞれを画像変調する画像変調手段
    と、前記画像変調手段から出力される3原色の画像光を
    合成する合成手段とからなり、前記合成手段からの合成
    画像光を投射レンズからスクリーンに投写する第1,第
    2のプロジェクタを有し、 前記第1のプロジェクタの合成手段は、右目画像の第1
    の画像光と左目画像の第2,第3の画像光を合成し、前
    記右目画像の第1の画像光の偏光方向を他の左目画像の
    第2,第3の画像光の偏光方向に対して直交させ、 前記第2のプロジェクタの合成手段は、左目画像の第1
    の画像光と右目画像の第2,第3の画像光を合成し、前
    記左目画像の第1の画像光の偏光方向を他の右目画像の
    第2,第3の画像光の偏光方向及び前記第1のプロジェ
    クタの右目画像の第1の画像光の偏光方向に対して直交
    させたことを特徴とする3次元表示システム。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の3次元表示システムにお
    いて、 前記第1の画像光は、3原色のうち緑であることを特徴
    とする3次元表示システム。
  8. 【請求項8】 請求項6または7記載の3次元表示シス
    テムにおいて、 前記第2のプロジェクタは、前記第1のプロジェクタに
    3原色の画像光の偏光方向を90度回転させる偏光面回
    転要素を設けたことを特徴とする3次元表示システム。
  9. 【請求項9】 請求項6または7記載の3次元表示シス
    テムにおいて、 前記第1のプロジェクタは、3原色の画像光の偏光方向
    を時計回りまたは反時計回りに45度回転させる第1の
    位相差板を設け、 前記第2のプロジェクタは、3原色の画像光の偏光方向
    を反時計回りまたは時計回りに45度回転させる第2の
    位相差板を設けたことを特徴とする3次元表示システ
    ム。
  10. 【請求項10】 請求項6乃至9のいずれか記載の3次
    元表示システムにおいて、 前記第1,第2のプロジェクタの代わりに、 光源からの白色光の光束を第1,第2の白色光に分離す
    る光束分離素子と、 前記光束分離素子からの白色光を3原色光に分離する色
    分離手段と、前記3原色光それぞれを画像変調する画像
    変調手段と、前記画像変調手段から出力される3原色の
    画像光を合成する合成手段とからなり、前記合成手段か
    らの合成画像光を投射レンズからスクリーンに投写する
    第1,第2の処理系を設けたことを特徴とする3次元表
    示システム。
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