JP2562365B2 - カラーディスプレイ装置 - Google Patents
カラーディスプレイ装置Info
- Publication number
- JP2562365B2 JP2562365B2 JP1150466A JP15046689A JP2562365B2 JP 2562365 B2 JP2562365 B2 JP 2562365B2 JP 1150466 A JP1150466 A JP 1150466A JP 15046689 A JP15046689 A JP 15046689A JP 2562365 B2 JP2562365 B2 JP 2562365B2
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- Japan
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- liquid crystal
- screen
- image
- light
- display device
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- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、会議用のディスプレイ装置や、広告、宣伝
等に利用できるカラーディスプレイ装置で、特に散乱型
液晶マスクを用いたカラーディスプレイ装置に関するも
のである。
等に利用できるカラーディスプレイ装置で、特に散乱型
液晶マスクを用いたカラーディスプレイ装置に関するも
のである。
従来の技術としては、第2図に示すように、ハイブリ
ッド電界効果(HFE)モードを利用したライトバルブa1,
a2,a3を青色、緑色、赤色の各CRT b1,b2,b3の前面側に
設けてカラーTVプロジェクタを構成している。C1,C2,C3
は各色のCRT b1,b2,b3に対応して設けられるダイクロイ
ック反射鏡である。すなわちC1は青色透過、C2は緑色反
射、C3は赤色透過のダイクロイック反射鏡である。また
dはキセノンランプ、eはUVフィルタ、fはIRフィルタ
である。そしてgは偏光半透膜であり、この偏光半透膜
gよりの光は投影用レンズhを経てスクリーンiに投影
されるようになっている。
ッド電界効果(HFE)モードを利用したライトバルブa1,
a2,a3を青色、緑色、赤色の各CRT b1,b2,b3の前面側に
設けてカラーTVプロジェクタを構成している。C1,C2,C3
は各色のCRT b1,b2,b3に対応して設けられるダイクロイ
ック反射鏡である。すなわちC1は青色透過、C2は緑色反
射、C3は赤色透過のダイクロイック反射鏡である。また
dはキセノンランプ、eはUVフィルタ、fはIRフィルタ
である。そしてgは偏光半透膜であり、この偏光半透膜
gよりの光は投影用レンズhを経てスクリーンiに投影
されるようになっている。
上記HFEモードを利用したライトバルブは暗状態(OFF
状態)において45゜ねじれネマディク効果を利用し、明
状態(ON状態)においては複屈折効果を利用している。
そして液晶層としてビフェニル液晶を用い45゜ツイスト
液晶層が用いられている。ねじれネマティックは交差偏
光子配置においてはOFF状態で全く光を透過しないはず
であるが、液晶層厚が約12mmより薄くなると、残留複屈
折のためにOFF状態においても入射光長λと層厚dに依
存する光透過特性を示す。
状態)において45゜ねじれネマディク効果を利用し、明
状態(ON状態)においては複屈折効果を利用している。
そして液晶層としてビフェニル液晶を用い45゜ツイスト
液晶層が用いられている。ねじれネマティックは交差偏
光子配置においてはOFF状態で全く光を透過しないはず
であるが、液晶層厚が約12mmより薄くなると、残留複屈
折のためにOFF状態においても入射光長λと層厚dに依
存する光透過特性を示す。
上記のことから上記カラーTVプロジェクタでは透過、
不透過のコントラストが低下してしまい、鮮明な画像を
得にくい。
不透過のコントラストが低下してしまい、鮮明な画像を
得にくい。
すなわち、偏光板を使うため、液晶の複屈折を△nと
すると、このOFF状態の光透過特性は、cos(2π△nd/
λ)=1のときに零点をもつことが解析からわかってい
る。そこで、ある波長λ0に対して液晶層厚dを△n・
d/λ0=K(ここでK=整数)に選ばないと、上記OFF
状態の光透過特性によって透過、不透過のコントラスト
が低下してしまう。
すると、このOFF状態の光透過特性は、cos(2π△nd/
λ)=1のときに零点をもつことが解析からわかってい
る。そこで、ある波長λ0に対して液晶層厚dを△n・
d/λ0=K(ここでK=整数)に選ばないと、上記OFF
状態の光透過特性によって透過、不透過のコントラスト
が低下してしまう。
本発明は上記のことにかんがみなされたもので、スク
リーン上の透過像のコントラストが高く、鮮明に映り、
また光学系が簡単になり、光のパワーロスが小さく、映
像の解像度が向上し、さらに色ズレのない鮮明な像を得
ることができ、そしてさらに液晶の透過率を制御して多
様な色を映し出すことができるカラーディスプレイ装置
を提供することを目的とするものである。
リーン上の透過像のコントラストが高く、鮮明に映り、
また光学系が簡単になり、光のパワーロスが小さく、映
像の解像度が向上し、さらに色ズレのない鮮明な像を得
ることができ、そしてさらに液晶の透過率を制御して多
様な色を映し出すことができるカラーディスプレイ装置
を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明に係るカラーディ
スプレイ装置は、青色、緑色、赤色の単光色光を液晶マ
スク上を透過させてスクリーン上に像を表示、合成する
カラーディスプレイ装置であって、上記液晶マスクは散
乱型液晶マスクであり、かつこの散乱型液晶マスクの画
素の透過度を変化させることで上記スクリーン上での色
ずれを調整する液晶コントローラと、上記スクリーン上
に像を合成する光学系と、この光学系にて合成された合
成光を投影する投影用レンズからなる構成となってい
る。
スプレイ装置は、青色、緑色、赤色の単光色光を液晶マ
スク上を透過させてスクリーン上に像を表示、合成する
カラーディスプレイ装置であって、上記液晶マスクは散
乱型液晶マスクであり、かつこの散乱型液晶マスクの画
素の透過度を変化させることで上記スクリーン上での色
ずれを調整する液晶コントローラと、上記スクリーン上
に像を合成する光学系と、この光学系にて合成された合
成光を投影する投影用レンズからなる構成となってい
る。
青色、緑色、赤色の単光色光による像は散乱型液晶マ
スクを透過してから光学系を経ることにより合成され、
投影用レンズよりスクリーン上に投影される。そして、
上記散乱型液晶マスクの透過度は液晶コントローラにて
制御され、上記合成像のスクリーン上でのコントラスト
はこの散乱型液晶マスクの透過度が制御される。
スクを透過してから光学系を経ることにより合成され、
投影用レンズよりスクリーン上に投影される。そして、
上記散乱型液晶マスクの透過度は液晶コントローラにて
制御され、上記合成像のスクリーン上でのコントラスト
はこの散乱型液晶マスクの透過度が制御される。
本発明の実施例を第1図に基づいて説明する。
図中1aは青色のレーザ光を出す青色用のレーザ発振
器、1bは緑色のレーザ光を出す緑色用のレーザ発振器、
1cは赤色のレーザ光を出す赤色用のレーザ発振器であ
り、これらは並列に配置され、それぞれの光路にビーム
エキスパンダ2a,2b,2cと散乱型液晶マスク3a,3b,3cを介
装し、各散乱型液晶マスク3a,3b,3cのそれぞれの透過側
に、各透過光を投影用レンズ4へ合成させる半透過型反
射鏡5a,5b,5cが配置されている。6は絞り、7はスクリ
ーン、8はコントローラである。
器、1bは緑色のレーザ光を出す緑色用のレーザ発振器、
1cは赤色のレーザ光を出す赤色用のレーザ発振器であ
り、これらは並列に配置され、それぞれの光路にビーム
エキスパンダ2a,2b,2cと散乱型液晶マスク3a,3b,3cを介
装し、各散乱型液晶マスク3a,3b,3cのそれぞれの透過側
に、各透過光を投影用レンズ4へ合成させる半透過型反
射鏡5a,5b,5cが配置されている。6は絞り、7はスクリ
ーン、8はコントローラである。
上記散乱型液晶マスク3a,3b,3cは液晶コントローラ8
からの印加電圧の変化により光の透過度を変化させるこ
とができるようにしたものである。
からの印加電圧の変化により光の透過度を変化させるこ
とができるようにしたものである。
上記構成において、各色用のレーザ発振器1a,1b,1cか
ら発振された青、緑、示の各単色光はそれぞれビームエ
キスパンダ2a,2b,2cにてその投光サイズが調整されて各
散乱型液晶マスク3a,3b,3cに投光される。各散乱型液晶
マスク3a,3b,3cは液晶コントローラ8からの印加電圧で
画素がON、OFFされて所定の像を同座標で透過させる。
そしてこの各散乱型液晶マスク3a,3b,3cにおける同座標
の画素を透過した3色の光は各半透過型反射鏡5a,5b,5c
にて1本に合成されて投影レンズ4を透過し、スクリー
ン7上の一点に映し出される。
ら発振された青、緑、示の各単色光はそれぞれビームエ
キスパンダ2a,2b,2cにてその投光サイズが調整されて各
散乱型液晶マスク3a,3b,3cに投光される。各散乱型液晶
マスク3a,3b,3cは液晶コントローラ8からの印加電圧で
画素がON、OFFされて所定の像を同座標で透過させる。
そしてこの各散乱型液晶マスク3a,3b,3cにおける同座標
の画素を透過した3色の光は各半透過型反射鏡5a,5b,5c
にて1本に合成されて投影レンズ4を透過し、スクリー
ン7上の一点に映し出される。
上記作用において、散乱型液晶マスク3a,3b,3cは、こ
れの画素が液晶コントローラ8にてON、OFFされるよう
になっているため、これを透過する像のコントラストが
高い。またこのときの像の透過率も液晶にかける電圧を
変化することにより制御される。
れの画素が液晶コントローラ8にてON、OFFされるよう
になっているため、これを透過する像のコントラストが
高い。またこのときの像の透過率も液晶にかける電圧を
変化することにより制御される。
本発明によれば、光学系に散乱型液晶マスクを用いた
ことにより、スクリーン上の透過像のコントラストが高
く、鮮明に投影される。また光学系には従来のような偏
光板が不要であるため、光学系が簡単でコンパクトにな
り、また光のパワーロスも小さくなり、映像の解像度が
向上する。さらに本発明によれば、上記散乱型液晶マス
クは、液晶コントローラにより、これの液晶上での各画
要素にかける電圧を調整することでこれの透過度が精度
よく制御され、これにより、透過単光色の色調を微妙に
調整でき、スクリーン上での色調(色ずれ)をリアルタ
イムで制御できると共に、コントラストの低下をも防ぐ
ことができる。
ことにより、スクリーン上の透過像のコントラストが高
く、鮮明に投影される。また光学系には従来のような偏
光板が不要であるため、光学系が簡単でコンパクトにな
り、また光のパワーロスも小さくなり、映像の解像度が
向上する。さらに本発明によれば、上記散乱型液晶マス
クは、液晶コントローラにより、これの液晶上での各画
要素にかける電圧を調整することでこれの透過度が精度
よく制御され、これにより、透過単光色の色調を微妙に
調整でき、スクリーン上での色調(色ずれ)をリアルタ
イムで制御できると共に、コントラストの低下をも防ぐ
ことができる。
第1図は本発明の実施例を示す概略的な構成説明図、第
2図は従来例を示す概略的な構成説明図である。 1a,1b,1cはレーザ発振器、2a,2b,2cはビームエキスパン
ダ、3a,3b,3cは散乱型液晶マスク、4は投影用レンズ、
5a,5b,5cは半透過型反射鏡。
2図は従来例を示す概略的な構成説明図である。 1a,1b,1cはレーザ発振器、2a,2b,2cはビームエキスパン
ダ、3a,3b,3cは散乱型液晶マスク、4は投影用レンズ、
5a,5b,5cは半透過型反射鏡。
Claims (1)
- 【請求項1】青色、緑色、赤色の単光色光を液晶マスク
上を透過させてスクリーン上に像を表示、合成するカラ
ーディスプレイ装置であって、 上記液晶マスクは散乱型液晶マスクであり、かつこの散
乱型液晶マスクの画素の透過度を変化させることで上記
スクリーン上での色ずれを調整する液晶コントローラ
と、上記スクリーン上に像を合成する光学系と、この光
学系にて合成された合成光を投影する投影用レンズから
なることを特徴とするカラーディスプレイ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1150466A JP2562365B2 (ja) | 1989-06-15 | 1989-06-15 | カラーディスプレイ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1150466A JP2562365B2 (ja) | 1989-06-15 | 1989-06-15 | カラーディスプレイ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0317692A JPH0317692A (ja) | 1991-01-25 |
JP2562365B2 true JP2562365B2 (ja) | 1996-12-11 |
Family
ID=15497533
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1150466A Expired - Lifetime JP2562365B2 (ja) | 1989-06-15 | 1989-06-15 | カラーディスプレイ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2562365B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04263244A (ja) * | 1991-02-16 | 1992-09-18 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 液晶電気光学装置、画像表示装置およびカラー表示装置 |
EP1987861B1 (de) | 2007-05-04 | 2010-06-02 | Lufthansa Technik AG | Fluchtwegmarkierung für ein Flugzeug |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0723936B2 (ja) * | 1983-06-21 | 1995-03-15 | セイコーエプソン株式会社 | 投写式表示装置 |
JPS62180343A (ja) * | 1986-02-04 | 1987-08-07 | Hitachi Ltd | 投射光学装置 |
-
1989
- 1989-06-15 JP JP1150466A patent/JP2562365B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0317692A (ja) | 1991-01-25 |
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