JP2000275309A - 半導体デバイス試験装置、タイミング発生器、半導体デバイス試験方法及びタイミング発生方法 - Google Patents

半導体デバイス試験装置、タイミング発生器、半導体デバイス試験方法及びタイミング発生方法

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JP2000275309A
JP2000275309A JP11077907A JP7790799A JP2000275309A JP 2000275309 A JP2000275309 A JP 2000275309A JP 11077907 A JP11077907 A JP 11077907A JP 7790799 A JP7790799 A JP 7790799A JP 2000275309 A JP2000275309 A JP 2000275309A
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delay circuit
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timing
time
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Kazumi Kita
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源電流の変動を減少させて遅延回路の精度
を高めたタイミング発生器を備える半導体デバイス試験
装置を提供する。 【解決手段】 タイミング発生器30は、基準クロック
信号CLK2を所望の時間遅延させて所望の周波数のタ
イミング信号を出力する可変遅延回路52と、基準クロ
ック信号CLK2を遅延させることにより生じた電源電
流の変動を減少させる補正手段60とを有し、補正手段
60は、補数遅延回路62とダミー回路64とコンプリ
系68とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体デバイス試
験装置及びタイミング発生器に関し、特に電源電流の変
動を減少させて精度を高めた遅延回路を含む半導体デバ
イス試験装置及びタイミング発生器に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、従来のタイミング発生器に流れ
る電源電流を示す。従来のタイミング発生器は、基準ク
ロック信号を所望の時間遅延させて所望の周波数のタイ
ミング信号を出力する遅延回路部と、基準クロック信号
を所望の時間遅延させるために必要な値を設定するタイ
ミングメモリとを有する。遅延回路部は、可変遅延回路
を含み、タイミングメモリの設定に基づいて基準クロッ
ク信号を遅延させる。
【0003】図1(A)は基準クロック信号のパルス波
形を示し、図1(B)は基準クロック信号を遅延させる
際にタイミング発生器に流れる電源電流を示し、図1
(C)はタイミング発生器に流れる電源電流の波形を示
している。ここで、発生させるタイミング信号の周期
は、基準クロック信号の周期とは異なるため、各基準ク
ロック信号を単に一定時間ずつ遅延させるだけでは出力
されるタイミング信号の周期は変わらない。従って、出
力されるタイミング信号の周期を基準クロック信号の周
期より長くするためには、各基準クロック信号に対する
遅延時間を一定時間ずつ長くしなければならず、逆に基
準クロック信号の周期より短くするためには、各基準ク
ロック信号に対する遅延時間を一定時間ずつ短くする必
要がある。
【0004】各基準クロック信号に対する遅延時間の変
動は、基準クロック信号の周期とタイミング信号の周期
との差となる。例えば、図1に示す通り、4.0ns周
期の基準クロック信号を遅延させて4.2ns周期のタ
イミング信号を出力させたい場合、両周期の差は0.2
nsであるため、各基準クロック信号に対する遅延時間
は各基準クロック信号ごとに0.2nsずつ増加させる
こととなる。
【0005】タイミング発生器の電源電流は、基準クロ
ック信号を遅延させる分だけ流れる。そして、図1
(B)に示す通り、基準クロック信号の1クロックに対
する遅延時間は各基準クロック信号ごと異なり、また、
あるクロックに対して遅延させている間に次のクロック
の遅延がはじまる場合があり、時間によってタイミング
発生器に流れる電源電流の量は異なる。図1(C)に示
す通り、タイミング発生器の電源電流の量は時間によっ
て変動し、一定ではない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図1に示される通り、
従来のタイミング発生器においては、基準クロック信号
に対する遅延時間が一定でないことから、タイミング発
生器を流れる電源電流に変動が生じていた。これによ
り、遅延回路部における電源電圧がクロックごとにわず
かに変動してしまい、タイミング発生器に含まれる遅延
回路の精度を高める上での妨げとなっていた。半導体デ
バイス試験装置においては、半導体デバイスに入力パタ
ーン信号を印加する際に非常に正確なタイミングが要求
されるため、タイミング信号の精度は可能な限り高く保
たれることが望まれている。
【0007】そこで本発明は、上記の課題を解決するこ
とのできる半導体デバイス試験装置、タイミング発生
器、半導体デバイス試験方法及びタイミング発生方法を
提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲
における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成さ
れる。また従属項は本発明のさらなる有利な具体例を規
定する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1の形態においては、半導体デバイスを
試験する半導体デバイス試験装置であって、前記半導体
デバイスへ印加する入力信号パターンを発生させるパタ
ーン発生器と、基準クロック信号を所望の時間遅延させ
て所望の周波数のタイミング信号を出力する可変遅延回
路と、前記基準クロック信号を遅延させることにより生
じた電源電流の変動を減少させる補正手段とを有するタ
イミング発生器と、前記入力信号パターンの波形を前記
タイミング信号に基づいて整形する波形整形器とを備え
る。
【0009】本発明の他の形態においては、前記補正手
段が、前記可変遅延回路による前記基準クロック信号の
遅延時間に対応して、前記可変遅延回路から出力された
前記タイミング信号をさらに所望の時間遅延させる補数
遅延回路を含む。
【0010】本発明のさらに他の形態においては、前記
可変遅延回路は、前記基準クロック信号を受けるごとに
前記基準クロック信号に与える遅延時間を一定時間ずつ
変動させて所望の周波数のタイミング信号を出力する第
一の遅延手段を含み、前記補数遅延回路は、前記可変遅
延回路による前記基準クロック信号の遅延時間に対応し
て、前記可変遅延回路から前記タイミング信号を受ける
ごとに前記タイミング信号に与える遅延時間を一定時間
ずつ変動させてタイミング信号を出力する第二の遅延手
段を含む。
【0011】本発明のさらに他の形態においては、前記
補数遅延回路が、前記可変遅延回路による前記遅延時間
と前記補数遅延回路による前記遅延時間との和を一定に
すべく、前記可変遅延回路から出力された前記タイミン
グ信号を遅延させる。
【0012】本発明のさらに他の形態においては、前記
タイミング発生器は、前記可変遅延回路から出力された
前記タイミング信号を前記波形整形器及び前記補数遅延
回路へ提供する。
【0013】本発明のさらに他の形態においては、前記
タイミング発生器が、前記可変遅延回路から出力された
前記タイミング信号を、直列接続した複数のインバータ
を介して前記補数遅延回路へ出力するインバータ部と、
複数の前記インバータによる出力のうちいずれかを選択
して前記波形整形器に出力するマルチプレクサとをさら
に有する。
【0014】本発明のさらに他の形態においては、前記
補正手段が、前記可変遅延回路から出力された前記タイ
ミング信号をさらに一定時間遅延させる、前記補数遅延
回路に対して直列に接続されたダミー回路をさらに含
む。
【0015】本発明のさらに他の形態においては、前記
補正手段が、前記可変遅延回路による前記基準クロック
信号の遅延時間と前記補数遅延回路及びダミー回路によ
る前記タイミング信号の遅延時間との和が、前記基準ク
ロック信号の周期に対し整数倍となるように前記タイミ
ング信号を遅延させる。
【0016】本発明のさらに他の形態においては、前記
タイミング発生器が、所定の場合に前記可変遅延回路へ
の前記基準クロック信号の入力を停止する切替手段をさ
らに有し、前記補正手段は、前記切替手段が前記可変遅
延回路への前記基準クロック信号の入力を停止したとき
に、前記基準クロック信号を所定の時間遅延させるコン
プリ系をさらに含む。
【0017】本発明のさらに他の形態においては、前記
タイミング発生器が、前記基準クロック信号のクロック
回数をカウントするカウンタをさらに有し、前記切替手
段は、前記クロック回数が所定の回数となったときに、
前記可変遅延回路への前記基準クロック信号の入力を停
止し、前記コンプリ系へ前記基準クロック信号を入力す
る。
【0018】本発明のさらに他の形態においては、前記
コンプリ系は、前記可変遅延回路による前記基準クロッ
ク信号の遅延時間と、前記補数遅延回路及び前記ダミー
回路による前記タイミング信号の遅延時間との和に等し
い時間前記基準クロック信号を遅延させる。
【0019】本発明のさらに他の形態においては、基準
クロック信号に基づいてタイミング信号を発生させるタ
イミング発生器であって、前記基準クロック信号を所望
の時間遅延させて所望の周波数の前記タイミング信号を
出力する可変遅延回路と、前記基準クロック信号を遅延
させることにより生じた前記タイミング発生器に流れる
電源電流の変動を減少させる補正手段とを備える。
【0020】本発明のさらに他の形態においては、前記
補正手段が、前記可変遅延回路による前記基準クロック
信号の遅延時間に対応して、前記可変遅延回路から出力
された前記タイミング信号をさらに所望の時間遅延させ
る補数遅延回路を含み、また、前記補数遅延回路は、前
記可変遅延回路から前記タイミング信号を受けるごとに
前記タイミング信号に与える遅延時間を一定時間ずつ変
動させ、前記可変遅延回路による前記遅延時間と前記補
数遅延回路による前記遅延時間との和を一定にしてタイ
ミング信号を遅延させる。
【0021】本発明のさらに他の形態においては、前記
補正手段が、前記可変遅延回路から出力された前記タイ
ミング信号又は前記補数遅延回路から出力された前記タ
イミング信号をさらに一定時間遅延させるダミー回路を
さらに有する。
【0022】本発明のさらに他の形態においては、前記
基準クロック信号のクロック回数をカウントするカウン
タと、前記クロック回数が所定の回数となったときに前
記可変遅延回路への前記基準クロック信号の入力を停止
する切替手段とをさらに備え、前記補正手段は、前記ク
ロック回数が所定の回数となって前記可変遅延回路への
前記基準クロック信号の入力が停止された場合に、前記
可変遅延回路による前記基準クロック信号の遅延時間と
前記補数遅延回路及び前記ダミー回路による前記タイミ
ング信号の遅延時間との和に等しい時間前記基準クロッ
ク信号を遅延させるコンプリ系をさらに有する。
【0023】本発明のさらに他の形態においては、半導
体デバイスを試験する半導体デバイス試験方法であっ
て、前記半導体デバイスへ印加する入力信号パターンを
発生させる段階と、基準クロック信号を所望の時間遅延
させて所望の周波数のタイミング信号を出力する遅延段
階と、前記遅延段階において遅延させた前記タイミング
信号をさらに所定の時間遅延させる補正段階と、前記入
力信号パターンの波形を前記タイミング信号に基づいて
整形する段階とを備える。
【0024】本発明のさらに他の形態においては、基準
クロック信号に基づいてタイミング信号を発生させるタ
イミング発生方法であって、前記基準クロック信号を所
望の時間遅延させて所望の周波数の前記タイミング信号
を出力する遅延段階と、前記遅延段階において遅延させ
た前記タイミング信号をさらに所定の時間遅延させる補
正段階とを備える。
【0025】本発明のさらに他の形態においては、前記
補正段階が、前記遅延段階から出力された前記タイミン
グ信号を受けるごとに前記タイミング信号への遅延時間
を一定時間ずつ変動させてタイミング信号を出力する段
階を有する。
【0026】本発明のさらに他の形態においては、前記
補正段階は、前記遅延段階による前記基準クロック信号
の遅延時間と前記補正段階による遅延時間との和が前記
基準クロック信号の周期に対し整数倍となるように前記
タイミング信号を遅延させる段階をさらに有する。
【0027】本発明のさらに他の形態においては、前記
遅延段階による前記基準クロック信号の遅延を所定の場
合に停止させる切替段階をさらに備え、前記補正段階
は、前記切替段階により前記基準クロック信号の遅延を
停止したときに、前記遅延段階による前記基準クロック
信号の遅延時間と前記補正段階による前記タイミング信
号の遅延時間との和に等しい時間前記基準クロック信号
を遅延させる段階をさらに有する。
【0028】なお上記の発明の概要は、本発明の必要な
特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群の
サブコンビネーションもまた発明となりうる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を通じて
本発明を説明するが、以下の実施形態は請求の範囲に係
る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説
明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段
に必須であるとは限らない。
【0030】図2は、半導体デバイス試験装置100の
全体構成を示すブロック図である。図に示される通り、
半導体デバイス試験装置100は、パターン発生器10
と基準クロック発生器20とタイミング発生器30と波
形整形器80とデバイス差込部90と比較器94と不良
解析メモリ部110とデバイス不良救済解析部120と
を備える。この半導体デバイス試験装置100は、メモ
リデバイスやロジックIC等の半導体デバイス200の
試験に用いられる。
【0031】パターン発生器10は、試験対象たる半導
体デバイス200に印加する入力信号パターン12と、
入力信号パターンを印加したときに半導体デバイス20
0から出力されるべき期待値信号パターン14とを所定
の制御シーケンスに従って発生させる。基準クロック発
生器20は、パターン発生器10とタイミング発生器3
0とにそれぞれ基準クロック信号CLK1と基準クロッ
ク信号CLK2とを出力する。タイミング発生器30
は、半導体デバイス200への入力信号パターン12の
印加タイミングを制御するタイミング信号を、基準クロ
ック信号CLK2に基づき様々なタイミングで発生させ
る。
【0032】波形整形器80は、入力信号パターン12
の波形を半導体デバイス200の特性に適合するように
タイミング信号に基づいて整形し、また、タイミング信
号に基づいて半導体デバイス200への入力信号パター
ン12の印加を制御する。パターン発生器10から基準
クロック発生器20に、図示しないクロック制御信号が
出力されると、基準クロック発生器20からタイミング
発生器30への基準クロック信号CLK2の出力が停止
されるとともに、タイミング発生器30によるタイミン
グ信号の出力も停止される。そして、波形整形器80の
制御により入力信号パターン12の半導体デバイス20
0への印加が停止される。
【0033】デバイス差込部90には半導体デバイス2
00が差し込まれ、波形整形器80に整形された入力信
号パターンを受け取ってこれを半導体デバイス200の
入力ピンに印加する。入力信号パターンのうち、パター
ンデータ部分は半導体デバイス200のデータ入力ピン
に、制御信号部分は半導体デバイス200の制御ピン
に、アドレス信号部分は半導体デバイス200のアドレ
スピンに、それぞれ入力される。デバイス差込部90
は、半導体デバイス200の出力ピンから出力信号パタ
ーン92を受け取ってこれを出力する。
【0034】比較器94は排他的論理和回路を有し、出
力信号パターン92と期待値信号パターン14とを受け
取ってこれらをタイミング発生器30が出力したタイミ
ング信号に基づいて論理比較し、一致しなかった(フェ
イルとなった)場合に不良解析メモリ部110へフェイ
ル信号を出力する。
【0035】フェイル信号は不良解析メモリ部110に
格納され、デバイス不良救済解析部120は不良解析メ
モリ部110に格納されたフェイル信号に基づいて半導
体デバイス200のどの箇所が不良箇所であるかを解析
する。また、半導体デバイス試験装置100の各部は制
御装置210によって制御される。
【0036】図3は、タイミング発生器30の構成を示
すブロック図である。図に示される通り、タイミング発
生器30は複数のタイミング発生部40(40A、40
B、40C及び40D)を有する。各タイミング発生部
40A、40B、40C及び40Dは、それぞれカウン
タ42、切替手段44、タイミングメモリ46、遅延回
路部50、補正手段60、インバータ部70及びマルチ
プレクサ72を有する。各タイミング発生部40A、4
0B、40C及び40Dがそれぞれ出力するタイミング
信号は、図示しないドライバを介して波形整形器80に
入力される。以下、タイミング発生部40Aについて説
明する。
【0037】遅延回路部50は、可変遅延回路52と可
変遅延回路用レジスタ54とを含む。タイミングメモリ
46には、可変遅延回路52において基準クロック信号
CLK2を所望の時間遅延させるために必要な値を予め
設定しておく。
【0038】可変遅延回路52は、基準クロック信号C
LK2を所望の時間遅延させることによって、所望の周
波数のタイミング信号を生成する。可変遅延回路用レジ
スタ54にはタイミングメモリ46の設定値に基づく所
定の値が格納される。そして、可変遅延回路52に基準
クロック信号CLK2が入力されると、可変遅延回路5
2は可変遅延回路用レジスタ54の設定値に基づいて基
準クロック信号CLK2を遅延させる。
【0039】カウンタ42は、可変遅延回路52へ入力
する基準クロック信号CLK2のクロック回数をカウン
トし、所定のクロック回数に達するとキャリー信号を出
力する。切替手段44は、基準クロック信号CLK2の
可変遅延回路52への入力を制御する。本実施形態にお
ける切替手段44は、カウンタ42が出力するキャリー
信号を反転した値と基準クロック信号CLK2との論理
積の出力信号を可変遅延回路52に入力する。そして、
カウンタ42による基準クロック信号CLK2のクロッ
ク回数が所定のクロック回数に達したときに、切替手段
44が可変遅延回路52への基準クロック信号CLK2
の入力を停止する。
【0040】インバータ部70は、直列接続された複数
のインバータを含み、これらの複数のインバータに、可
変遅延回路52から出力されたタイミング信号が入力さ
れる。マルチプレクサ72は、複数のインバータから出
力される各タイミング信号のうちいずれかを選択し出力
する。各インバータは、それぞれタイミング信号を一定
時間遅延させて出力するため、各インバータが出力する
タイミング信号のうちいずれかを選択することによって
所望のタイミングのタイミング信号が得られる。各イン
バータによる遅延時間は微小である。
【0041】なお、本実施形態においては一つのインバ
ータ部70に対し一つのマルチプレクサ72を設けてい
るが、複数のマルチプレクサ72を設けてもよく、その
場合、同一周波数のタイミング信号を複数の信号線にそ
れぞれ異なるタイミングで出力することができる。タイ
ミング信号は、図示しないドライバを介して波形整形器
80に出力される。
【0042】補正手段60は、補数遅延回路62と補数
遅延回路用レジスタ66とダミー回路64とコンプリ系
68とを含む。補正手段60は、基準クロック信号CL
K2を遅延させることにより生じたタイミング発生器3
0に流れる電源電流の変動を減少させる機能を有する。
【0043】補数遅延回路62は、可変遅延回路52か
ら出力されたタイミング信号をさらに所望の時間遅延さ
せる。この遅延時間を決定する所定の値は、可変遅延回
路52により基準クロック信号CLK2に与えられる遅
延時間に対応しており、タイミングメモリ46の設定値
に基づいて補数遅延回路用レジスタ66に格納される。
可変遅延回路52による遅延時間と補数遅延回路62に
よる遅延時間との和が一定となるようにタイミングメモ
リ46に予め所定の値を設定しておく。例えば、本実施
形態においては、可変遅延回路52による遅延時間を
4.2nsに設定する場合、両者の値の和が6.0ns
となるように、補数遅延回路62の遅延時間を1.8n
sに設定する。
【0044】ダミー回路64は、補数遅延回路62に対
して直列に接続され、補数遅延回路62で遅延されたタ
イミング信号をさらに遅延させる。ダミー回路64によ
る遅延時間と可変遅延回路52及び補数遅延回路62に
よる遅延時間との総和が基準クロック信号CLK2の周
期の整数倍となるように、ダミー回路64による遅延時
間を設定する。可変遅延回路52による遅延時間と補数
遅延回路62による遅延時間との和は一定であるから、
ダミー回路64による遅延時間も一定となる。
【0045】本実施形態においては、可変遅延回路52
による遅延時間と補数遅延回路62による遅延時間との
和が6.0nsであり、総遅延時間をクロック周期4.
0nsの整数倍である8.0nsとするために、ダミー
回路64による遅延時間を2.0nsとしている。本実
施形態においては、可変遅延回路52から出力されたタ
イミング信号を先に補数遅延回路62が遅延させ、その
後ダミー回路64がさらに遅延させているが、可変遅延
回路52から出力されたタイミング信号を先にダミー回
路64が遅延させ、その後補数遅延回路62がさらに遅
延させてもよい。
【0046】以上のように、可変遅延回路52が基準ク
ロック信号CLK2を遅延させることにより出力された
タイミング信号は、インバータ部70及びマルチプレク
サ72を介して波形整形器80と補数遅延回路62及び
ダミー回路64とに提供される。
【0047】切替手段44は、カウンタ42が出力する
キャリー信号と基準クロック信号CLK2との論理積の
出力信号をコンプリ系68に入力する。これにより、切
替手段44は、クロック回数が所定の回数となったとき
に、可変遅延回路52への基準クロック信号CLK2の
入力を停止するとともに、コンプリ系68に基準クロッ
ク信号CLK2を入力して所定の時間遅延させる。
【0048】コンプリ系68による基準クロック信号C
LK2の遅延時間は、可変遅延回路52による基準クロ
ック信号CLK2の遅延時間と補数遅延回路62及びダ
ミー回路64によるタイミング信号の遅延時間との和に
等しい。これにより、基準クロック信号CLK2が可変
遅延回路52に入力されない場合にも、可変遅延回路5
2に入力された場合の遅延時間に等しい時間、電源電流
がコンプリ系68に流れることとなり、タイミング発生
器30に流れる電源電流の量は一定となる。
【0049】なお、これまでタイミング発生部40Aに
ついて説明してきたが、各タイミング発生部40B、4
0C及び40Dもタイミング発生部40Aと同様の構成
を有する。
【0050】図4は、遅延回路部50の構成を示す。図
に示される通り、遅延回路部50は可変遅延回路52と
可変遅延回路用レジスタ54とを含み、可変遅延回路5
2は複数の論理積回路と複数の論理和回路と遅延手段5
5とを含む。遅延手段55は複数の遅延素子56A〜5
6Nを含む。
【0051】本実施形態における複数の遅延素子56A
〜56Nは、ぞれぞれ入力された基準クロック信号CL
K2を200ps(0.2ns)ずつ遅延させる。そし
て、基準クロック信号CLK2が通る遅延素子56の個
数により遅延回路部50全体での遅延時間が決定され
る。
【0052】また、基準クロック信号CLK2が遅延手
段55を通過しない場合であっても他の回路を通過する
分厳密には微小な遅延が生じてしまう。そのため、遅延
手段55を通過させない場合の遅延時間(オフセット遅
延)を考慮しなければならない。本実施形態において
は、このオフセット遅延を1.0nsとし、遅延させた
い時間から1.0ns引いた時間を遅延手段55で遅延
させる。従って、例えば基準クロック信号CLK2を
1.2ns遅延させたいときは1つの遅延素子56を通
過させ、また、2.0ns遅延させたいときは5つの遅
延素子56を通過させればよい。
【0053】基準クロック信号CLK2が通過すべき遅
延素子56の個数は、可変遅延回路用レジスタ54の設
定値に基づいて決定される。即ち、可変遅延回路用レジ
スタ54の設定値に基づいて所定の論理積回路と論理和
回路とにアクティブの信号が入力され、必要な個数の遅
延素子56を基準クロック信号CLK2が通過する。
【0054】基準クロック信号CLK2の周期とは異な
る周期のタイミング信号を発生させるためには、可変遅
延回路52による各基準クロック信号CLK2の遅延時
間をクロックごとに一定時間ずつ変動させる必要があ
る。この場合は、クロックごとにタイミングメモリ46
から次の設定値を読み出し、読み出した設定値を可変遅
延回路用レジスタ54に設定する。各遅延素子56はそ
れぞれ0.2nsずつ基準クロック信号CLK2を遅延
させることができるため、遅延時間の変動最小単位を
0.2nsとする。
【0055】なお、補数遅延回路62はタイミング信号
が入力される点を除き図4に示される可変遅延回路52
と同様の構成を有し、入力されたタイミング信号をタイ
ミングメモリ46及び補数遅延回路用レジスタ66の設
定値に基づいて所望の時間遅延させる。また、可変遅延
回路52及び補数遅延回路62の構成は図4に示される
構成に限られず、所望の遅延時間で基準クロック信号C
LK2又はタイミング信号を遅延させることができる構
成であればよい。
【0056】図5は、可変遅延回路52、補数遅延回路
62及びダミー回路64に流れる電源電流を示す。
(A)は基準クロック信号CLK2のパルス波形を示
し、(B)は可変遅延回路52に流れる電源電流を示
し、(C)は補数遅延回路62に流れる電源電流を示
し、(D)はダミー回路64に流れる電源電流を示す。
【0057】本実施形態における基準クロック信号CL
K2の周波数は250MHzであり、(A)に示す通
り、クロック周期は4.0nsとなる。これに対し、可
変遅延回路52が出力するタイミング信号の周波数を2
50MHz以下の任意の周波数とし、例えば周期が4.
2ns(周波数が238MHz)のタイミング信号を出
力する。周期が4.2nsのタイミング信号を出力する
ためには、(B)の通り、周期が4.0nsの基準クロ
ック信号CLK2に対する遅延時間を、クロックごとに
0.2nsずつ増加させる必要がある。
【0058】可変遅延回路52が基準クロック信号CL
K2を全く遅延させない場合にも、可変遅延回路52を
通る分だけオフセット遅延が生じる。本実施形態におけ
るオフセット遅延は1.0nsなので、可変遅延回路5
2による遅延時間を1.0nsから5.0nsまでの間
で、0.2ns刻みでクロックごとに変動させる。
【0059】補数遅延回路62による遅延時間は、可変
遅延回路52による遅延時間に基づいて定まる。即ち、
補数遅延回路62による遅延時間と可変遅延回路52に
よる遅延時間との和を一定とし、本実施形態においては
両遅延時間の和を6.0nsとしている。例えば、図5
(C)に示す通り、可変遅延回路52により基準クロッ
ク信号CLK2を3.2ns遅延させる場合、補数遅延
回路62はタイミング信号を2.8ns遅延させること
となる。なお、可変遅延回路52から出力されたタイミ
ング信号はインバータ部70においても遅延されるが、
かかる遅延時間は微小であるため図5においては無視し
ている。
【0060】補数遅延回路62による遅延時間は、可変
遅延回路52による遅延時間と同様、オフセット遅延
(1.0ns)を考慮して1.0nsから5.0nsま
での間の値とし、0.2ns刻みでクロックごとに遅延
時間を変動させる。
【0061】このように、可変遅延回路52が基準クロ
ック信号CLK2を遅延させて出力したタイミング信号
をさらに補数遅延回路62が遅延させており、そして遅
延時間の合計が常に6.0nsとなるように遅延させて
いることから、遅延により生じる電源電流の変動を減少
させることができる。
【0062】ダミー回路64による遅延時間と可変遅延
回路52及び補数遅延回路62による遅延時間との総和
が基準クロック信号CLK2の周期の整数倍となるよう
に、ダミー回路64による遅延時間を設定する。可変遅
延回路52による遅延時間と補数遅延回路62による遅
延時間との和は一定であるから、ダミー回路64による
遅延時間も一定となる。本実施形態においては、可変遅
延回路52による遅延時間と補数遅延回路62による遅
延時間との和を6.0nsとし、総遅延時間をクロック
周期4.0nsの整数倍である8.0nsとするため、
図5(D)に示す通り、ダミー回路64による遅延時間
を2.0nsとしている。
【0063】このように、可変遅延回路52による遅延
時間と補数遅延回路62及びダミー回路64による遅延
時間との和を基準クロック信号CLK2の周期の整数倍
としたことから、タイミング発生器30を流れる電源電
流の各時間における電流量が一定となる。これにより、
電源電流の変動をさらに減少させることができ、タイミ
ング発生器30に含まれる遅延回路の精度をさらに高め
ることができる。
【0064】図6は、可変遅延回路52、補数遅延回路
62、ダミー回路64及びコンプリ系68に流れる電源
電流を示す。図6(A)〜(D)は図5(A)〜(D)
と同様に、それぞれ基準クロック信号CLK2のパルス
波形、可変遅延回路52に流れる電源電流、補数遅延回
路62に流れる電源電流及びダミー回路64に流れる電
源電流を示す。図6(E)はコンプリ系68に流れる電
源電流を示す。
【0065】本実施形態においては、可変遅延回路52
による遅延時間を1.0nsから5.0nsの間で、ク
ロックごとに0.2ns刻みで増加させ、5.0nsま
で増加させた次は1.0nsに変動させる。しかし、図
6(B)に示す通り、5.0ns遅延させたタイミング
信号の出力と1.0ns遅延させたタイミング信号の出
力とは出力タイミングが一致してしまう。そこで、5.
0ns遅延のクロックを入力しない(クロックを抜く)
ことによりタイミング信号を出力させないようにすれ
ば、4.8ns遅延のタイミング信号の出力から4.2
ns後に1.0ns遅延のタイミング信号が出力される
こととなる。
【0066】基準クロック信号CLK2のクロックを1
回抜くために、カウンタ42に基準クロック信号CLK
2のクロック回数をカウントさせる。可変遅延回路52
に対する遅延時間をクロックごとに0.2ns刻みで変
動させる場合、1.0nsの遅延からはじめて20回目
のクロックが5.0nsのクロックとなる。従って、カ
ウンタ42には20回目のクロック時にキャリー信号を
出力させる。出力したキャリー信号を反転した値と基準
クロック信号CLK2との論理積の出力信号を可変遅延
回路52に入力することとすれば、20回目のクロック
時には可変遅延回路52へ基準クロック信号CLK2が
入力されず、5.0nsの遅延はされない。
【0067】基準クロック信号CLK2のクロックを1
回抜く場合、可変遅延回路52、補数遅延回路62及び
ダミー回路64に電源電流が流れない分、タイミング発
生器30の電源電圧にわずかな変動が生じる。かかる変
動は、遅延回路の精度を高める上での妨げとなる。そこ
で、クロックを1回抜いた場合は、図6(E)に示す通
り、可変遅延回路52、補数遅延回路62及びダミー回
路64による各遅延時間の和に等しい時間基準クロック
信号CLK2をコンプリ系68に遅延させ、タイミング
発生器30の電源電圧を一定にする。
【0068】コンプリ系68に基準クロック信号CLK
2を入力するのは基準クロック信号CLK2のクロック
回数が20回目のときであり、カウンタ42が出力する
キャリー信号と基準クロック信号CLK2との論理積の
出力信号をコンプリ系68に入力すれば、コンプリ系6
8にはクロック回数20回目にだけ基準クロック信号C
LK2が入力される。
【0069】コンプリ系68による基準クロック信号C
LK2の遅延時間は、可変遅延回路52、補数遅延回路
62及びダミー回路64による基準クロック信号CLK
2又はタイミング信号の遅延時間の和に等しい。これに
より、可変遅延回路52及び補正手段60に流れる電源
電流の総和は常にほぼ一定となり、遅延による電源電流
の変動を最小限にすることができる。
【0070】図7は、カウンタ42に入力される基準ク
ロック信号CLK2とカウント信号とキャリー信号の波
形を示す。(A)が基準クロック信号CLK2を示し、
(B)がカウント信号の波形を示し、(C)がキャリー
信号を示す。カウンタ42は(B)のように基準クロッ
ク信号CLK2のクロック回数をカウントし、クロック
回数が20回目となったときに(C)のようにキャリー
信号を出力する。
【0071】図8は、本実施形態におけるタイミング発
生部40に流れる電源電流を示す。(A)は基準クロッ
ク信号CLK2のパルス波形を示し、(B)は基準クロ
ック信号CLK2を遅延させる際にタイミング発生部4
0に流れる電源電流を示し、(C)はタイミング発生部
40に流れる電源電流の波形を示している。
【0072】本実施形態においては、可変遅延回路52
が基準クロック信号CLK2を遅延させてタイミング信
号を出力し、出力されたタイミング信号を補数遅延回路
62及びダミー回路64がさらに遅延させることによ
り、総遅延時間を基準クロック信号CLK2のクロック
周期の2倍にしている。また、可変遅延回路52への基
準クロック信号CLK2の入力はクロック回数20回目
ごとに停止されるが、停止の際に可変遅延回路52へ入
力する代わりにコンプリ系68へ入力することとしてい
る。
【0073】タイミング発生部40を流れる電源電流を
図8(B)のようなブロックで表すと電源電流のブロッ
クを隙間無く重ねることができる。このように、タイミ
ング発生部40を流れる電源電流の変動が小さくなり、
また、電源電流波形は図8(C)のようにほぼ一直線と
なって振幅の変動が小さくなる。
【0074】以上のように、本実施形態によれば、タイ
ミング発生器30が補数遅延回路用レジスタ66を有
し、可変遅延回路52による基準クロック信号CLK2
の遅延時間と補数遅延回路62によるタイミング信号の
遅延時間との和を一定にしたことから、各基準クロック
信号CLK2の1クロックに対する遅延時間が等しくな
る。これにより、タイミング発生器30に流れる電源電
流の変動を減少させることができ、電源電圧の変動も減
少させてタイミング発生器30に含まれる遅延回路の精
度を高めることができる。
【0075】また、タイミング発生器30がダミー回路
64を有し、可変遅延回路52による基準クロック信号
CLK2の遅延時間と補数遅延回路62及びダミー回路
64によるタイミング信号の遅延時間との総和を基準ク
ロック信号CLK2の周期の整数倍としたことから、タ
イミング発生器30を流れる電源電流の各時間における
電流量が一定となる。これにより、電源電流の変動をさ
らに減少させることができ、電源電圧の変動もさらに減
少させてタイミング発生器30に含まれる遅延回路の精
度をさらに高めることができる。
【0076】さらに、タイミング発生器30はコンプリ
系68を有し、可変遅延回路52への基準クロック信号
CLK2の入力を停止したときでもコンプリ系68に基
準クロック信号CLK2を入力して遅延させることか
ら、基準クロック信号CLK2のクロックを1回抜いて
もタイミング発生器30には電源電流が流れることとな
る。これにより、タイミング発生器30を流れる電源電
流の変動を最小限にすることができ、電源電圧をほぼ一
定にしてタイミング発生器30に含まれる遅延回路の精
度をさらに高めることができる。
【0077】以上、本発明を実施の形態を用いて説明し
たが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範
囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又
は改良を加えることができることが当業者に明らかであ
る。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術
的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から
明らかである。
【0078】
【発明の効果】上記説明から明らかなように、本発明に
よればタイミング発生器が基準クロック信号を遅延させ
ることにより生じる電源電流の変動を減少させることに
より、電源電圧の変動も減少させてタイミング発生器に
含まれる遅延回路の精度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のタイミング発生器に流れる電源電流を示
す。
【図2】半導体デバイス試験装置100の全体構成を示
す。
【図3】タイミング発生器30の構成を示す。
【図4】遅延回路部50の構成を示す。
【図5】可変遅延回路52、補数遅延回路62及びダミ
ー回路64に流れる電源電流を示す。
【図6】可変遅延回路52、補数遅延回路62、ダミー
回路64及びコンプリ系68に流れる電源電流を示す。
【図7】カウンタ42に入力される基準クロック信号C
LK2とカウント信号とキャリー信号の波形を示す。
【図8】本実施形態におけるタイミング発生部40に流
れる電源電流を示す。
【符号の説明】
10 パターン発生器 12 入力信号パターン 14 期待値信号パターン 20 基準クロック発生器 30 タイミング発生器 40 タイミング発生部 42 カウンタ 44 切替手段 46 タイミングメモリ 50 遅延回路部 52 可変遅延回路 54 可変遅延回路用レジスタ 55 遅延手段 56 遅延素子 60 補正手段 62 補数遅延回路 64 ダミー回路 66 補数遅延回路用レジスタ 68 コンプリ系 70 インバータ部 72 マルチプレクサ 80 波形整形器 90 デバイス差込部 92 出力信号パターン 94 比較器 100 半導体デバイス試験装置 110 不良解析メモリ部 120 デバイス不良救済解析部 200 半導体デバイス 210 制御装置

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体デバイスを試験する半導体デバイ
    ス試験装置であって、 前記半導体デバイスへ印加する入力信号パターンを発生
    させるパターン発生器と、 基準クロック信号を所望の時間遅延させて所望の周波数
    のタイミング信号を出力する可変遅延回路と、前記基準
    クロック信号を遅延させることにより生じた電源電流の
    変動を減少させる補正手段とを有するタイミング発生器
    と、 前記入力信号パターンの波形を前記タイミング信号に基
    づいて整形する波形整形器とを備えることを特徴とする
    半導体デバイス試験装置。
  2. 【請求項2】 前記補正手段が、前記可変遅延回路によ
    る前記基準クロック信号の遅延時間に対応して、前記可
    変遅延回路から出力された前記タイミング信号をさらに
    所望の時間遅延させる補数遅延回路を含むことを特徴と
    する請求項1に記載の半導体デバイス試験装置。
  3. 【請求項3】 前記可変遅延回路は、前記基準クロック
    信号を受けるごとに前記基準クロック信号に与える遅延
    時間を一定時間ずつ変動させて所望の周波数のタイミン
    グ信号を出力する第一の遅延手段を含み、 前記補数遅延回路は、前記可変遅延回路による前記基準
    クロック信号の遅延時間に対応して、前記可変遅延回路
    から前記タイミング信号を受けるごとに前記タイミング
    信号に与える遅延時間を一定時間ずつ変動させてタイミ
    ング信号を出力する第二の遅延手段を含むことを特徴と
    する請求項2に記載の半導体デバイス試験装置。
  4. 【請求項4】 前記補数遅延回路が、前記可変遅延回路
    による前記遅延時間と前記補数遅延回路による前記遅延
    時間との和を一定にすべく、前記可変遅延回路から出力
    された前記タイミング信号を遅延させることを特徴とす
    る請求項2又は3に記載の半導体デバイス試験装置。
  5. 【請求項5】 前記タイミング発生器は、前記可変遅延
    回路から出力された前記タイミング信号を前記波形整形
    器及び前記補数遅延回路へ提供することを特徴とする請
    求項2乃至4のいずれかに記載の半導体デバイス試験装
    置。
  6. 【請求項6】 前記タイミング発生器が、 前記可変遅延回路から出力された前記タイミング信号
    を、直列接続した複数のインバータを介して前記補数遅
    延回路へ出力するインバータ部と、 複数の前記インバータによる出力のうちいずれかを選択
    して前記波形整形器に出力するマルチプレクサとをさら
    に有することを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに
    記載の半導体デバイス試験装置。
  7. 【請求項7】 前記補正手段が、前記可変遅延回路から
    出力された前記タイミング信号をさらに一定時間遅延さ
    せる、前記補数遅延回路に対して直列に接続されたダミ
    ー回路をさらに含むことを特徴とする請求項2乃至6の
    いずれかに記載の半導体デバイス試験装置。
  8. 【請求項8】 前記補正手段が、前記可変遅延回路によ
    る前記基準クロック信号の遅延時間と前記補数遅延回路
    及びダミー回路による前記タイミング信号の遅延時間と
    の和が、前記基準クロック信号の周期に対し整数倍とな
    るように前記タイミング信号を遅延させることを特徴と
    する請求項7に記載の半導体デバイス試験装置。
  9. 【請求項9】 前記タイミング発生器が、所定の場合に
    前記可変遅延回路への前記基準クロック信号の入力を停
    止する切替手段をさらに有し、 前記補正手段は、前記切替手段が前記可変遅延回路への
    前記基準クロック信号の入力を停止したときに、前記基
    準クロック信号を所定の時間遅延させるコンプリ系をさ
    らに含むことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに
    記載の半導体デバイス試験装置。
  10. 【請求項10】 前記タイミング発生器が、前記基準ク
    ロック信号のクロック回数をカウントするカウンタをさ
    らに有し、 前記切替手段は、前記クロック回数が所定の回数となっ
    たときに、前記可変遅延回路への前記基準クロック信号
    の入力を停止し、前記コンプリ系へ前記基準クロック信
    号を入力することを特徴とする請求項9に記載の半導体
    デバイス試験装置。
  11. 【請求項11】 前記コンプリ系は、前記可変遅延回路
    による前記基準クロック信号の遅延時間と、前記補数遅
    延回路及び前記ダミー回路による前記タイミング信号の
    遅延時間との和に等しい時間前記基準クロック信号を遅
    延させることを特徴とする請求項9又は10に記載の半
    導体デバイス試験装置。
  12. 【請求項12】 基準クロック信号に基づいてタイミン
    グ信号を発生させるタイミング発生器であって、 前記基準クロック信号を所望の時間遅延させて所望の周
    波数の前記タイミング信号を出力する可変遅延回路と、 前記基準クロック信号を遅延させることにより生じた前
    記タイミング発生器に流れる電源電流の変動を減少させ
    る補正手段とを備えることを特徴とするタイミング発生
    器。
  13. 【請求項13】 前記補正手段が、前記可変遅延回路に
    よる前記基準クロック信号の遅延時間に対応して、前記
    可変遅延回路から出力された前記タイミング信号をさら
    に所望の時間遅延させる補数遅延回路を含み、また、前
    記補数遅延回路は、前記可変遅延回路から前記タイミン
    グ信号を受けるごとに前記タイミング信号に与える遅延
    時間を一定時間ずつ変動させ、前記可変遅延回路による
    前記遅延時間と前記補数遅延回路による前記遅延時間と
    の和を一定にしてタイミング信号を遅延させることを特
    徴とする請求項12に記載のタイミング発生器。
  14. 【請求項14】 前記補正手段が、前記可変遅延回路か
    ら出力された前記タイミング信号又は前記補数遅延回路
    から出力された前記タイミング信号をさらに一定時間遅
    延させるダミー回路をさらに有することを特徴とする請
    求項12又は13に記載のタイミング発生器。
  15. 【請求項15】 前記基準クロック信号のクロック回数
    をカウントするカウンタと、前記クロック回数が所定の
    回数となったときに前記可変遅延回路への前記基準クロ
    ック信号の入力を停止する切替手段とをさらに備え、 前記補正手段は、前記クロック回数が所定の回数となっ
    て前記可変遅延回路への前記基準クロック信号の入力が
    停止された場合に、前記可変遅延回路による前記基準ク
    ロック信号の遅延時間と前記補数遅延回路及び前記ダミ
    ー回路による前記タイミング信号の遅延時間との和に等
    しい時間前記基準クロック信号を遅延させるコンプリ系
    をさらに有することを特徴とする請求項14に記載のタ
    イミング発生器。
  16. 【請求項16】 半導体デバイスを試験する半導体デバ
    イス試験方法であって、 前記半導体デバイスへ印加する入力信号パターンを発生
    させる段階と、 基準クロック信号を所望の時間遅延させて所望の周波数
    のタイミング信号を出力する遅延段階と、 前記遅延段階において遅延させた前記タイミング信号を
    さらに所定の時間遅延させる補正段階と、 前記入力信号パターンの波形を前記タイミング信号に基
    づいて整形する段階とを備えることを特徴とする半導体
    デバイス試験方法。
  17. 【請求項17】 基準クロック信号に基づいてタイミン
    グ信号を発生させるタイミング発生方法であって、 前記基準クロック信号を所望の時間遅延させて所望の周
    波数の前記タイミング信号を出力する遅延段階と、 前記遅延段階において遅延させた前記タイミング信号を
    さらに所定の時間遅延させる補正段階とを備えることを
    特徴とするタイミング発生方法。
  18. 【請求項18】 前記補正段階が、前記遅延段階から出
    力された前記タイミング信号を受けるごとに前記タイミ
    ング信号への遅延時間を一定時間ずつ変動させてタイミ
    ング信号を出力する段階を有することを特徴とする請求
    項17に記載のタイミング発生方法。
  19. 【請求項19】 前記補正段階は、前記遅延段階による
    前記基準クロック信号の遅延時間と前記補正段階による
    遅延時間との和が前記基準クロック信号の周期に対し整
    数倍となるように前記タイミング信号を遅延させる段階
    をさらに有することを特徴とする請求項17又は18に
    記載のタイミング発生方法。
  20. 【請求項20】 前記遅延段階による前記基準クロック
    信号の遅延を所定の場合に停止させる切替段階をさらに
    備え、 前記補正段階は、前記切替段階により前記基準クロック
    信号の遅延を停止したときに、前記遅延段階による前記
    基準クロック信号の遅延時間と前記補正段階による前記
    タイミング信号の遅延時間との和に等しい時間前記基準
    クロック信号を遅延させる段階をさらに有することを特
    徴とする請求項17乃至19のいずれかに記載のタイミ
    ング発生方法。
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