JP2000275006A - 干渉計装置用の結像レンズ - Google Patents

干渉計装置用の結像レンズ

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JP2000275006A
JP2000275006A JP11082899A JP8289999A JP2000275006A JP 2000275006 A JP2000275006 A JP 2000275006A JP 11082899 A JP11082899 A JP 11082899A JP 8289999 A JP8289999 A JP 8289999A JP 2000275006 A JP2000275006 A JP 2000275006A
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lens
focal length
wavefront
aberration
lens group
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Hideo Kanda
秀雄 神田
Noboru Koizumi
昇 小泉
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Fujinon Corp
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Fuji Photo Optical Co Ltd
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B9/00Optical objectives characterised both by the number of the components and their arrangements according to their sign, i.e. + or -
    • G02B9/12Optical objectives characterised both by the number of the components and their arrangements according to their sign, i.e. + or - having three components only

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  • Instruments For Measurement Of Length By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 3つのレンズ群の形状を各々特定し、さらに
所定の条件式を満足するように構成した結像レンズとす
ることで、無限遠物点に対する平行波面における波面収
差および有限物体に対する結像性能収差を良好とし、斜
入射干渉計装置に使用した場合において良好な干渉縞像
を得るようにする。 【構成】 物体側から順に、物体側に凹面を向けた負の
メニスカスレンズからなる第1レンズLと、物体側に
凸面を向けた負のメニスカスレンズからなる第2レンズ
と、物体側に大きい曲率の面を向けた両凸レンズか
らなる第3レンズLを配設してなり、物体側から光軸
Xに沿って入射した光束は結像面上に結像される。ま
た、第1レンズLの厚みをd、第1レンズLの焦
点距離をf、全系の焦点距離をf、全系のレンズ長を
dとするとき、条件式(1)、(2)を満足する。 −
0.1 < f/f < 0.6 ……… (1) 0.3 < d/d < 0.6 ……… (2)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は干渉計装置に用いら
れる結像レンズに関し、特に斜入射干渉計装置の第2回
折格子とスクリーンとの間に配される3群構成の結像レ
ンズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、可干渉光を被検面に対して斜
めに入射し測定感度を低下させることにより、ある程度
凹凸の大きい被検面の表面形状を測定可能とした斜入射
干渉計装置が知られている。
【0003】この斜入射干渉計装置の代表的な構成とし
ては、図15に示すようなものが知られている。
【0004】この斜入射干渉計装置は、可干渉光を波面
分割手段102に入射させて2方向に波面分割し、一方
の光線束を被検面2aに対して斜めに入射させてその反
射光を物体光とするとともに他方の光線束を参照光と
し、これら物体光および参照光を波面合成手段104に
入射させて波面合成し、この波面合成手段104から同
一方向に射出される物体光と参照光との光干渉により生
じる干渉縞を、結像レンズ106を介してテレビカメラ
108で撮像し、その干渉縞画像に基づいて被検面2a
の形状を測定するようになっている。
【0005】しかしながら、このような斜入射干渉計装
置においては、被検面2aの各位置から結像レンズ10
6までの光路長が異なるので、テレビカメラ108に撮
像された干渉縞画像に台形歪みが生じてしまい、被検面
2aの形状測定を正確に行うことができないという問題
がある。
【0006】このような問題を解決したものとして、図
16に示すように、被検面2aと共役の位置に干渉縞観
察スクリーン110を配置し、この干渉縞観察スクリー
ン110に形成される干渉縞画像をテレビカメラ108
で撮像するようにし、干渉縞画像に生じる台形歪みを防
止するようにした斜入射干渉計装置が知られている。同
図においては、結像レンズ106がその第1焦点を被検
面2aに位置させるようにして配置されるとともに、こ
の結像レンズ106とアフォーカルにコリメータレンズ
112が配置され、その第2焦点位置に干渉縞観察スク
リーン110が配置されている。
【0007】そして、このような構成を採用した場合に
おいて、図17に示すように、結像レンズ106の第2
焦点位置に折り返しミラー114を設けて干渉縞観察用
光線束を逆進させるとともに、結像レンズ106と波面
合成手段104との間にハーフミラー116を設けてそ
の偏向反射光路内に干渉縞観察スクリーン110を配置
するようにすれば、干渉計装置の全長が長くなるのを防
止することができる。
【0008】ところで上述したような斜入射干渉計装置
では、被検面とスクリーンを共役の位置に置き、干渉縞
像をスクリーン110上に結像させるために結像レンズ
を設けているが、この結像レンズ106としては、丁度
コリメータレンズ112を逆向きに配置したものを用い
ていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような結像レンズ
106に要求される性能は特殊であって、無限達物点に
対する平行波面における波面収差を良好とすること(条
件1)および有限物体に対する結像性能が良好であるこ
と(条件2)の2条件を満足することが必要となる。
【0010】しかしながら、上述した従来技術のよう
に、単にコリメータレンズ112を結像レンズとして用
いると、上記条件1については略満足されるが、上記条
件2については不充分であった。
【0011】このため、被検面上の1点がスクリーン上
の1点に確実に結像されないこととなり、干渉縞の縞位
置精度が悪くなったり、被検面周辺部分における干渉縞
像がボケてしまったりするという不具合を生じていた。
【0012】本発明はこのような問題を解決するために
なされたもので、干渉計装置において、無限遠物点に対
する平行波面の波面収差を良好に維持しつつ、有限物体
に対する結像性能を良好とし得る干渉計装置用の結像レ
ンズを提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の干渉計装置用の
結像レンズは、物体側から第1、第2および第3の3つ
のレンズ群を配置してなり、該第1のレンズ群は全体と
して物体側に凹面を向けたメニスカス形状をなし、前記
第2のレンズ群と前記第3のレンズ群のうち、一方が正
の屈折力を、他方が不の屈折力を各々有し、前記第1レ
ンズ群の最も物体側の面から最も像側の面までの距離を
、前記第1レンズ群の焦点距離をf、全系の焦点
距離をf、全系のレンズ長をdとするとき、下記条件式
(1)、(2)を満足することを特徴とするものであ
る。
【0014】 −0.1 < f/f < 0.6 ……… (1) 0.3 < d/d < 0.6 ……… (2)
【0015】また、前記第2レンズ群が負、前記第3レ
ンズ群が正であるときは下記条件式(3)、(4)を満
足し、前記第2レンズ群が正、前記第3レンズ群が負で
あるときは下記条件式(5)、(6)を満足することが
望ましい。
【0016】 −3.0 < f/f < −1.0 ……… (3) 0.5 < f/f < 1.2 ……… (4) 0.5 < f/f < 1.2 ……… (5) −3.0 < f/f < −1.0 ……… (6)
【0017】さらに、上記結像レンズは、斜入射干渉計
装置の波面合成手段とスクリーンとの間に配置されてな
ることが好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態にかかる
結像レンズを実施例1〜4により具体的に説明する。
【0019】なお、この結像レンズは、前述した図16
あるいは図17に示す斜入射干渉計装置の結像レンズ1
06として用いられるものである。
【0020】<実施例1>図1は実施例1のレンズ基本
構成を示すものである。図1に示すように、実施例1に
係る結像レンズは、物体側から順に、物体側に凹面を向
けた負のメニスカスレンズからなる第1レンズL(第
1レンズ群)と、物体側に凸面を向けた負のメニスカス
レンズからなる第2レンズL(第2レンズ群)と、物
体側に大きい曲率の面を向けた両凸レンズからなる第3
レンズL(第3レンズ群)を配設してなり、物体側か
ら光軸Xに沿って入射した光束は結像面上に結像され
る。
【0021】また、第1レンズLの厚みをd、第1
レンズLの焦点距離をf、第2レンズLの焦点距
離をf、第3レンズLの焦点距離をf、全系の焦
点距離をf、全系のレンズ長をdとするとき、下記条件
式(1)、(2)、(3)、(4)を満足するように構
成されている。
【0022】 −0.1 < f/f < 0.6 ……… (1) 0.3 < d/d < 0.6 ……… (2) −3.0 < f/f < −1.0 ……… (3) 0.5 < f/f < 1.2 ……… (4)
【0023】次に、上記各条件式の技術的意義について
説明する。
【0024】条件式(1)は第1レンズLのパワーを
規定するものであり、この条件式(1)の範囲を超える
ような大きいパワーを有することになると被検面を結像
面上に結像する性能、特に像面湾曲が劣化してしまう。
すなわち、結像性能を良好とするためには条件式(1)
を満足することが必要となる。
【0025】また、条件式(2)はレンズ全長に対する
第1レンズLの厚みの比の値を規定するものであり、
この厚みが薄すぎると、被検面を結像面上に結像する性
能のうち像面湾曲が劣化してしまい、一方、厚くし過ぎ
ると第1レンズLのサイズが大きくなりすぎ加工面で
もコスト面でも不利となる。すなわち、加工面およびコ
スト面を考慮しつつ像面湾曲を良好なものとするために
は、条件式(2)を満足することが必要となる。
【0026】次に、条件式(3)はレンズ全系の焦点距
離に対する第2レンズLの焦点距離の比の値を規定す
るものであり、その下限を下回るとパワーが小さくなり
すぎ、干渉波面(無限物点)に対する球面収差が補正し
きれなくなり、一方、その上限を上回ると球面収差が補
正過剰となる。すなわち、干渉波面(無限物点)に対す
る球面収差を良好なものとするためには、条件式(3)
を満足することが必要となる。
【0027】なお、球面収差の劣化は干渉縞のピッチに
誤差を与えることとなり、干渉縞が被検面の本来の形状
を表すものではなくなるため、面精度(面形状)の測定
誤差となる。
【0028】次に、条件式(4)はレンズ全系の焦点距
離に対する第3レンズLの焦点距離の比の値を規定す
るものであり、その下限を下回るとパワーが大きくなり
すぎ、干渉波面(無限物点)に対する球面収差が補正し
きれなくなり、一方、その上限を上回ると球面収差が補
正過剰となる。すなわち、干渉波面(無限物点)に対す
る球面収差を良好なものとするためには、条件式(4)
を満足することが必要となる。
【0029】以下、この実施例1における各レンズ面の
曲率半径R(mm)、各レンズの中心厚および各レンズ
間の空気間隔D(mm)、各レンズのd線における屈折
率Nおよび各レンズのアッベ数νを下記表1の上段に示
す。
【0030】ただし、この表1および後述する表3、
5、7において、各記号R,D,N,νに対応させた数
字は物体側から順次増加するようになっている。
【0031】
【表1】
【0032】また、全系の焦点距離f、第1レンズL
の焦点距離f、第2レンズLの焦点距離f、第3
レンズLの焦点距離f、全系のレンズ長d、第1レ
ンズLの厚みd、f/f、d/d 、f/f
、f/fの各値は表2に示す値とされており、上記
条件式(1)、(2)、(3)、(4)は全て満足され
ている。
【0033】
【表2】
【0034】次に、上記実施例1の干渉波面に対する球
面収差を図2に、結像性能収差(球面収差、非点収差、
歪曲)を図3に各々示す。
【0035】ここで干渉波面に対する球面収差とは、図
13に示す如く無限遠物点に対する、結像レンズ10に
よる平行波面における波面収差(集束点における平面2
0上の波面収差)を示すものであり、結像性能収差と
は、図14に示す如く、有限物体(被検面2a)に対す
る実際の結像面30上における各収差を示すものであ
る。
【0036】なお、図2および図3から明らかなよう
に、本実施例によれば、干渉波面に対する球面収差およ
び結像性能収差の双方を良好なものとすることができ
る。
【0037】<実施例2>図4は実施例2のレンズ基本
構成を示すものである。図4に示すように、実施例2に
係る結像レンズは、物体側から順に、物体側に凹面を向
けた負のメニスカスレンズからなる第1レンズL(第
1レンズ群)と、物体側に小さい曲率の面を向けた両凸
レンズからなる第2レンズL(第2レンズ群)と、物
体側に凹面を向けた負のメニスカスレンズからなる第3
レンズL(第3レンズ群)を配設してなる。
【0038】また、実施例1と同様に上記条件式
(1)、(2)を満足するように構成されており、さら
に上記条件式(3)、(4)の代りに下記条件式
(5)、(6)を満足するように構成されている。ここ
で、第2レンズLの焦点距離をf、第3レンズL
の焦点距離をf、全系の焦点距離をfとおくものとす
る。
【0039】 0.5 < f/f < 1.2 ……… (5) −3.0 < f/f < −1.0 ……… (6)
【0040】次に、上記条件式(5)、(6)の技術的
意義について説明する。
【0041】すなわち、条件式(5)はレンズ全系の焦
点距離に対する第2レンズLの焦点距離の比の値を規
定するものであり、その下限を下回るとパワーが大きく
なりすぎ、干渉波面(無限物点)に対する球面収差が補
正しきれなくなり、一方、その上限を上回ると球面収差
が補正過剰となる。すなわち、干渉波面(無限物点)に
対する球面収差を良好なものとするためには、条件式
(5)を満足することが必要となる。
【0042】なお、球面収差の劣化は干渉縞のピッチに
誤差を与えることとなり、それが被検面の本来の形状を
表すものではなくなるため、面精度(面形状)の測定誤
差となる。
【0043】次に、条件式(6)はレンズ全系の焦点距
離に対する第3レンズLの焦点距離の比の値を規定す
るものであり、その下限を下回るとパワーが小さくなり
すぎ、干渉波面(無限物点)に対する球面収差が補正し
きれなくなり、一方、その上限を上回ると球面収差が補
正過剰となる。すなわち、干渉波面(無限物点)に対す
る球面収差を良好なものとするためには、条件式(6)
を満足することが必要となる。
【0044】この実施例2における各レンズ面の曲率半
径R(mm)、各レンズの中心厚および各レンズ間の空
気間隔D(mm)、各レンズのd線における屈折率Nお
よび各レンズのアッベ数νを下記表3に示す。
【0045】
【表3】
【0046】また、全系の焦点距離f、第1レンズL
の焦点距離f、第2レンズLの焦点距離f、第3
レンズLの焦点距離f、全系のレンズ長d、第1レ
ンズLの厚みd、f/f、d/d 、f/f
、f/fの各値は表4に示す値とされており、上記
条件式(1)、(2)、(5)、(6)は全て満足され
ている。
【0047】
【表4】
【0048】次に、上記実施例2の干渉波面に対する球
面収差を図5に、結像性能収差(球面収差、非点収差、
歪曲)を図6に各々示す。
【0049】ここで干渉波面に対する球面収差および結
像性能収差は、上記実施例1において定義したものと同
様である。
【0050】なお、図5および図6から明らかなよう
に、本実施例によれば、干渉波面に対する球面収差およ
び結像性能収差の双方を良好なものとすることができ
る。
【0051】<実施例3>図7は実施例3のレンズ基本
構成を示すものである。図7に示すように、実施例3に
係る結像レンズは、物体側から順に、物体側に凹面を向
けた負のメニスカスレンズからなる第1レンズL(第
1レンズ群)と、物体側に凹面を向けた負のメニスカス
レンズからなる第2レンズL(第2レンズ群)と、物
体側に大きい曲率の面を向けた両凸レンズからなる第3
レンズL(第3レンズ群)を配設してなる。
【0052】また、実施例1と同様に上記条件式
(1)、(2)、(3)、(4)を満足するように構成
されている。
【0053】この実施例3における各レンズ面の曲率半
径R(mm)、各レンズの中心厚および各レンズ間の空
気間隔D(mm)、各レンズのd線における屈折率Nお
よび各レンズのアッベ数νを下記表5に示す。
【0054】
【表5】
【0055】また、全系の焦点距離f、第1レンズL
の焦点距離f、第2レンズLの焦点距離f、第3
レンズLの焦点距離f、全系のレンズ長d、第1レ
ンズLの厚みd、f/f、d/d 、f/f
、f/fの各値は表6に示す値とされており、上記
条件式(1)、(2)、(3)、(4)は全て満足され
ている。
【0056】
【表6】
【0057】次に、上記実施例3の干渉波面に対する球
面収差を図8に、結像性能収差(球面収差、非点収差、
歪曲)を図9に各々示す。
【0058】ここで干渉波面に対する球面収差および結
像性能収差は、上記実施例1において定義したものと同
様である。
【0059】なお、図8および図9から明らかなよう
に、本実施例によれば、干渉波面に対する球面収差およ
び結像性能収差の双方を良好なものとすることができ
る。
【0060】<実施例4>図10は実施例4のレンズ基
本構成を示すものである。図10に示すように、実施例
4に係る結像レンズは、物体側から順に、物体側に凹面
を向けた負のメニスカスレンズからなる第1レンズL
および像側に凸面を向けた正のメニスカスレンズからな
る第2レンズL(以上第1レンズ群)と、物体側に凹
面を向けた負のメニスカスレンズからなる第3レンズL
(第2レンズ群)と、物体側に小さい曲率の面を向け
た両凸レンズからなる第4レンズL(第3レンズ群)
を配設してなる。そして、上記第1レンズLと上記第
2レンズLとは互いに接合され、この2枚のレンズに
より第1レンズ群が構成されている。
【0061】また、実施例1と同様に上記条件式
(1)、(2)、(3)、(4)を満足するように構成
されている。
【0062】この実施例4における各レンズ面の曲率半
径R(mm)、各レンズの中心厚および各レンズ間の空
気間隔D(mm)、各レンズのd線における屈折率Nお
よび各レンズのアッベ数νを下記表7に示す。
【0063】
【表7】
【0064】また、全系の焦点距離f、第1レンズL
および第2レンズLの合成焦点距離f、第2レンズ
の焦点距離f、第3レンズLの焦点距離f
全系のレンズ長d、第1レンズLの厚みd、f/f
、d/d 、f/f 、f/fの各値は表8に示
す値とされており、上記条件式(1)、(2)、
(3)、(4)は全て満足されている。
【0065】
【表8】
【0066】次に、上記実施例4の干渉波面に対する球
面収差を図11に、結像性能収差(球面収差、非点収
差、歪曲)を図12に各々示す。
【0067】ここで干渉波面に対する球面収差および結
像性能収差は、上記実施例1において定義したものと同
様である。
【0068】なお、図11および12から明らかなよう
に、本実施例によれば、干渉波面に対する球面収差およ
び結像性能収差の双方を良好なものとすることができ
る。
【0069】なお、この結像レンズと結像面(固体撮像
素子の受光面)1との間において、ローパスフィルタや
赤外線カットフィルタとともにカバーガラスを挿入する
ことも可能である。
【0070】また、本発明の結像レンズとしては、各レ
ンズ群の構成枚数を上記実施例以外の複数枚とすること
も可能である。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の結像レン
ズによれば、3つのレンズ群の形状を各々特定し、さら
に所定の条件式を満足するように構成することで、無限
遠物点に対する平行波面における波面収差を良好とする
ことができ、さらに有限物体に対する結像性能収差を良
好とすることができる。これにより斜入射干渉計装置に
おいて波面合成手段とスクリーンとの間に配設した場合
にも、被検面上の一点がスクリーン上の一点に良好に結
像されることとなり、従来技術のように、干渉縞の縞位
置精度が悪くなったり、被検面周辺部分における干渉縞
像がボケてしまったりするという不具合を生じることが
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係るレンズ基本構成を示す
概略図
【図2】実施例1に係るレンズの、干渉波面に対する球
面波の球面収差を示す収差図
【図3】実施例1に係るレンズの結像性能収差を示す各
収差図(球面収差、非点収差、歪曲)
【図4】本発明の実施例2に係るレンズ基本構成を示す
概略図
【図5】実施例2に係るレンズの、干渉波面に対する球
面波の球面収差を示す収差図
【図6】実施例2に係るレンズの結像性能収差を示す各
収差図(球面収差、非点収差、歪曲)
【図7】本発明の実施例3に係るレンズ基本構成を示す
概略図
【図8】実施例3に係るレンズの、干渉波面に対する球
面波の球面収差を示す収差図
【図9】実施例3に係るレンズの結像性能収差を示す各
収差図(球面収差、非点収差、歪曲)
【図10】本発明の実施例4に係るレンズ基本構成を示
す概略図
【図11】実施例4に係るレンズの、干渉波面に対する
球面波の球面収差を示す収差図
【図12】実施例4に係るレンズの結像性能収差を示す
各収差図(球面収差、非点収差、歪曲)
【図13】干渉波面に対する球面波の球面収差を定義す
るための図
【図14】結像性能収差を定義するための図
【図15】従来技術を説明するための概略図
【図16】従来技術を説明するための概略図
【図17】従来技術を説明するための概略図
【符号の説明】
〜L レンズ R〜R レンズ面の曲率半径 D〜D レンズ面間隔(レンズ厚) X 光軸 2a 被検面 10、106 結像レンズ 104 波面合成手段 110 干渉縞観察スクリーン 112 コリメータレンズ 114 折り返しミラー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体側から第1、第2および第3の3つ
    のレンズ群を配置してなり、 該第1のレンズ群は全体として物体側に凹面を向けたメ
    ニスカス形状をなし、 前記第2のレンズ群と前記第3のレンズ群のうち、一方
    が正の屈折力を、他方が負の屈折力を各々有し、前記第
    1レンズ群の最も物体側の面から最も像側の面までの距
    離をd、前記第1レンズ群の焦点距離をf、全系の
    焦点距離をf、全系のレンズ長をdとするとき、下記条
    件式(1)、(2)を満足することを特徴とする干渉計
    装置用の結像レンズ。 −0.1 < f/f < 0.6 ……… (1) 0.3 < d/d < 0.6 ……… (2)
  2. 【請求項2】 前記第2レンズ群が負、前記第3レンズ
    群が正であるときは下記条件式(3)、(4)を満足
    し、 前記第2レンズ群が正、前記第3レンズ群が負であると
    きは下記条件式(5)、(6)を満足することを特徴と
    する請求項1記載の干渉計装置用の結像レンズ。 −3.0 < f/f < −1.0 ……… (3) 0.5 < f/f < 1.2 ……… (4) 0.5 < f/f < 1.2 ……… (5) −3.0 < f/f < −1.0 ……… (6)
  3. 【請求項3】 斜入射干渉計装置の波面合成手段とスク
    リーンとの間に配置されてなることを特徴とする請求項
    1または2記載の干渉計装置用の結像レンズ。
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