JP2000274948A - 外熱式ロータリーキルン - Google Patents

外熱式ロータリーキルン

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JP2000274948A
JP2000274948A JP11074739A JP7473999A JP2000274948A JP 2000274948 A JP2000274948 A JP 2000274948A JP 11074739 A JP11074739 A JP 11074739A JP 7473999 A JP7473999 A JP 7473999A JP 2000274948 A JP2000274948 A JP 2000274948A
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kiln
rotary kiln
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liners
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昇 市谷
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  • Muffle Furnaces And Rotary Kilns (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 肉厚を薄くして熱貫流率を高くでき、処理物
の温度制御性に優れ、構造上安定し、大型化が可能なセ
ラミックス素材のライナーを備えた外熱式ロータリーキ
ルンを提供する。 【解決手段】 ライナー31は、円周方向の両端に内方
に突出する突出片32を一体に形設し、断面略コの字状
に形成、ライナー31は炭化珪素から形成し、ライナー
31の平面より見てほぼ中央部に皿ボルト33用の孔3
1aをあらかじめ穿設、キルン本体1’は厚み6mmの
ステンレスからなり、各ライナー31を相互に隣接させ
るとともに、アルミナセメント34を用いてライナー3
1の裏面とキルン本体1’の内周面間およびライナー3
1の側面間および突出片32間をそれぞれ接着してい
る。さらにライナー31の孔31aに、炭化珪素製皿ボ
ルト33をキルン本体1’に一連に穿設した孔1aに挿
通して皿ボルト33の先端部を突出させ、ナット35で
締め付けて固定している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、とくに、フェラ
イト原料の焼成、高純度セラミックス原料粉などの乾
燥、焼成、電子部品原料としての誘導体材料や圧電体材
料などの仮焼に好適な外熱式ロータリーキルンに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】この種のロータリーキルンに関する先行
技術として、たとえば、実開昭58−41496号公
報、特開平6−3054号公報、特開平10−14
8469号公報に記載の発明がある。
【0003】の公報には、耐熱鋼製キルン本体(外
管)とこの内周面に挿入され複数の高アルミナ質磁製管
を嵌合接続してなる内管との間隙に、耐火充填剤を充填
し、回転揺動や熱膨張差等による内管や外管の破損を防
止する構造の外熱式ロータリーキルンが記載されてい
る。
【0004】の公報には、ハイアルミナなどの高純度
かつ高密度のセラミックス素材からなる内筒を、耐熱性
金属からなる外筒内に挿入した構造のキルン本体を備え
た外熱式ロータリーキルンが記載されている。なお、内
管を短尺状として分割形成されたものを互いに連続配置
することによって一体化したものでもよい、旨の記載が
ある。
【0005】の公報には、高純度かつ高密度のセラミ
ックス素材からなる円筒状のキルン(炉心管)を固定す
る支持部を軸方向に複数に分割し、キルンの機械的強度
を確保し、熱伝導性および温度制御性に優れた外熱式ロ
ータリーキルンが記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の公報に記載の発明は、次のような点でそれぞれ
改良の余地がある。
【0007】の公報の装置は、内管が高アルミナ質磁
製管で耐熱鋼製外管に比べて熱伝導率が小さいうえに、
内管との間に耐火充填剤が介在しているために、外部加
熱部から炉心管内の処理物への伝熱が極めて悪く、温度
制御が困難である。また、内管を嵌合接続するため、長
尺化は可能であるが、大型(大口径)化は構造的に無理
がある。
【0008】の公報の装置は、内筒と外筒間の温度差
および熱膨張率差を考慮すると、たとえば外筒の内径が
100mmの場合には、内外筒間に1mm以上の径差が
生じるので、内筒が正常に回転しないおそれがある。ま
た、内筒がハイアルミナ等低熱伝導率のセラミックス素
材からなる厚肉の一体管として形成されるため、熱貫流
率が非常に低く、処理物の温度調整が難しい。さらに内
筒を長手方向に分割して接続配置してもよい旨の記載は
あるが、大口径のセラミックス素材からなる筒体の製作
には限界があるため、大型化が困難である。
【0009】の公報の装置は、キルン(炉心管)はセ
ラミックス素材からなるため、金属のような靱性を欠
き、機械的衝撃や熱的衝撃に弱いので、短期間で破損す
るおそれがある。また、回転支持部が常に高温に晒され
ているので、焼損し易く、耐久性に欠ける。
【0010】〜の装置は、いずれも厚肉で低熱伝導
率のセラミックス素材が使用されているため、熱貫流率
が低く、処理物の温度制御性が極めて悪い。しかも、炉
心管の加熱炉の温度を高くする必要がある。
【0011】この発明は上述の点に鑑みなされたもの
で、処理物の炉心管内面との反応や炉心管内面の摩耗に
より摩耗物がフェライト原料などに混入するコンタミネ
ーションが問題になる外熱式ロータリーキルンにおい
て、肉厚を薄くして熱貫流率を高くでき、処理物の温度
制御性に優れ、構造上安定し、大型化が可能なセラミッ
クス素材のライナーを備えた外熱式ロータリーキルンを
提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明に係る外熱式ロータリーキルンは、円筒状の
耐熱金属製キルン本体内周面に、所定の形状に分割した
多数の高純度セラミックス製ライナーを相互に隣接させ
隙間なく装着したことを特徴としている。
【0013】上記の構成を有する本発明に係る外熱式ロ
ータリーキルンによれば、多数に分割したライナーによ
りキルン本体の内周壁を構成するので、セラミックス素
材であってもこれを薄肉化できることから、熱貫流率が
高く、処理物の温度制御性が良好で、品質管理が容易に
なるとともに、処理物の温度と外熱温度(加熱炉内のキ
ルン本体外面温度)との差を小さくできるので、金属製
キルン本体(炉心管)の耐熱性が向上し、熱効率が高く
てランニングコストを低減できる。また、従来のような
セラミックスの内管(内筒)のような製作限界や強度面
の問題がなく、口径および長さともに自由度が高く、大
型化が可能になる。
【0014】請求項2に記載のように、前記ライナーの
材質を、炭化珪素、99.5%以上のアルミナ(ハイア
ルミナ)、コージェライトなどの高熱伝導率、高熱膨張
率、高強度および高硬度のセラミックスにすることが望
ましい。
【0015】請求項2記載の外熱式ロータリーキルンに
よれば、ライナーを含めたキルン全体の伝熱性および温
度制御性がさらに向上し、とくに従来のセラミックス内
管を備えたロータリーキルン(二重管構造)のような熱
膨張差による破損や内管の非回転などの問題が解消され
る。
【0016】請求項3に記載のように、前記各ライナー
を、厚みが10mm以下で、円周方向および軸方向に整
数に分割した大きさにすることが望ましい。
【0017】請求項3記載の外熱式ロータリーキルンに
よれば、円周方向および軸方向に配置される厚みを有す
るライナーの隣接縁部が相互に当接することにより、円
形が保たれるとともに軸方向の位置も保たれる。また、
各ライナーの厚みが10mm以下と非常に薄いことによ
り、伝熱性および温度制御性が一層向上する。さらに、
円周方向および軸方向に整数になるように分割してある
から、ライナーが破損しても破損したライナーだけを交
換して修復することができる。
【0018】請求項4に記載のように、前記各ライナー
の円周方向における両端部を、中心方向に突出させた断
面コの字状に形成することができる。
【0019】請求項4記載の外熱式ロータリーキルンに
よれば、各ライナーの円周方向の両側の突出部を相互に
当接させて円形を保たせることができるので、ライナー
の厚みを最大限に薄くすることができ、伝熱性および温
度制御性の一層の向上を図れるうえに、キルン本体の回
転時にライナーの両側突出部が処理物を掻き上げるの
で、処理物がキルン本体内で均等にかつ十分に撹拌され
るから、処理物に対して加熱が均一にかつ確実に行わ
れ、熱効率が向上するとともに製品の均質化が図られ
る。
【0020】請求項5に記載のように、アルミナセメン
トなどの耐熱性接着剤により、前記ライナーをキルン本
体内周面および隣接ライナーに接着することができる。
【0021】請求項5記載の外熱式ロータリーキルンに
よれば、キルン本体内周面にライナーの外面を密着させ
られるとともに、ライナー同士もより確実に密着させら
れるので、伝熱性が向上し、またライナーの位置ずれ等
も生じにくい。
【0022】請求項6に記載のように、炭化珪素などの
セラミックス製又は耐熱金属製皿ボルトにより、前記ラ
イナーをキルン本体内周面に取り付けることができる。
なお、皿ボルトは1つのライナーには1本だけ使用し、
ライナーの中央部に取り付けるか、複数本使用する場合
は1本だけ締め付けて固定し、残りはフリーにしておく
ことが望ましいが、これはライナーの熱収縮による破損
を防止するためである。
【0023】請求項6記載の外熱式ロータリーキルンに
よれば、ライナーをキルン本体に対し確実に取り付ける
ことができ、また皿ボルトがライナーと同じ材質のセラ
ミックスであれば、熱膨張差がほとんどなく、ライナー
が破損することがない。
【0024】ところで、上記した請求項4〜6の各手段
はそれぞれ単独で実施することも可能であるが、それら
を組み合わせることにより作用効果が相乗的に発揮され
る。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る外熱式ロー
タリーキルンの実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0026】図1は本発明の外熱式ロータリーキルンの
実施例を示す全体概要正面視断面図で、図2はキルン本
体内のライナー部分の一部を拡大して示す断面図で、図
2(a)は中央縦断面図、図2(b)は図2(a)のb−b線
断面図である。
【0027】図1に示すように、円筒状のロータリーキ
ルン本体1が、両端部近傍で支持部2により回転自在に
支持され、図示を省略した駆動装置により上流(図の右
側)の支持部2を介してロータリーキルン本体(以下、
キルン本体ともいう)1が一方向に回転する。キルン本
体1の周囲には、支持部2のやや内側寄りの軸方向(長
手方向)中央部分が加熱炉3により取り囲まれている。
いいかえれば、キルン本体1は加熱炉3の中央軸心部を
長手方向に貫通し、回転自在に支承されている。
【0028】加熱炉3内は仕切り壁4・5により、上流
側から3室3a・3b・3cに分割されている。最下流
側加熱室3cには、下流端の底部に熱風(本例では11
00℃)の吹き出し口6が設けられ、上流側の天井部に
排ガス(本例では800℃)の排出口7が設けられてい
る。長手方向の中間の加熱室3bの下流側底部にも熱風
(本例では800℃)の吹き出し口8が設けられ、上流
側の天井部に排ガス(本例では600℃)の排出口9が
設けられ、また最上流側の加熱室3aの下流側底部にも
熱風(本例では600℃)の吹き出し口10が設けら
れ、上流側の天井部に排ガス(本例では200℃)の排
出口11が設けられている。最初の吹き出し口6には、
熱風発生装置(図示せず)がダクト(図示)により接続
されている。また、排出口7と吹き出し口8とが、また
排出口9と吹き出し口10とがそれぞれダクト(図示せ
ず)により接続され、加熱室3cの排出口7から排出さ
れた800℃の熱風は吹き出し口8から加熱室3b内に
導入され、また排出口9から排出された600℃の熱風
は吹き出し口10から加熱室3a内に導入される。な
お、排出された熱風が上流側の加熱室に導入される際に
温度低下が生じる場合には、ダクト内を流通する間に加
熱手段で目的の温度まで加熱することができる。
【0029】キルン本体1は上流側から下流側に向けて
わずかに下向きに傾斜して配置され、キルン本体1の上
流端開口1aが排ガスの排出塔12で塞がれ、排出塔1
2の中央部を貫通して原料供給用スクリューコンベヤ1
3の一端がキルン本体1内に臨ませてあり、スクリュー
コンベヤ13の他端には原料投入部14が接続されてい
る。一方、キルン本体1の下流側開口1bは、原料排出
塔を兼ねたキャリアガスの導入塔15により塞がれてい
る。この導入塔15の上部にはキャリアガス導入部15
aが一体に接続され、導入塔15の下端にホッパー16
が一体に連設され、ホッパー16の下端には開閉バルブ
17が装着されている。
【0030】さらに、導入塔15の中央部付近を貫通し
て熱電対18がキルン本体1内に導入され、熱電対18
の3つの測温部18a・18b・18cが上流側から順
に、加熱室3aと加熱室3bの境付近、加熱室3bと加
熱室3cの境付近、加熱室3cの下流側寄りの3ケ所に
設置されている。
【0031】さて、キルン本体1は、耐熱性金属(本例
ではステンレス)からなる長尺の円筒体で両端が開口さ
れている。キルン本体1は、本例では内径500mm、
シェル板厚6mmである。キルン本体1の内周面には、
図2に示すように、軸(長手)方向に整数に等分割され
るとともに円周方向にも整数に等分割されたところの、
多数の定形ライナー21が軸方向および円周方向に隙間
がないように相互に隣接させて接着されている。各ライ
ナー21は、本例では炭化珪素によりアーチ形の板状に
形成され、肉厚はキルン本体1の半径の10%前後を目
安にするので、通常は25mm前後に設定する。ライナ
ー21の接着には、耐熱性接着剤としてアルミナセメン
ト22を使用し、ライナー21の裏面と側壁(面)の全
周にアルミナセメント22を塗布して接着する。
【0032】上記の構成からなる本実施例に係る外熱式
ロータリーキルンによれば、たとえばフェライト原料A
を焼成する場合に、原料投入部14からスクリューコン
ベヤ13により搬送してキルン本体1内に供給される。
キルン本体1はたとえば1〜2r.p.m程度の速度でゆ
っくりと回転し、加熱炉3内の各加熱室3a〜3cの設
定温度の熱風により加熱され、キルン本体1内のライナ
ー21の内壁面の温度が、熱電対18で測定される。一
方、キルン本体1の下流側開口1bからN2(窒素ガス)
などの不活性ガスを導入し、キルン本体1内を不活性雰
囲気に保つ。キルン本体1内のフェライト原料は、キル
ン本体1が回転することにより撹拌されながら所定の温
度まで焼成されるが、フェライト原料に直接接触する内
壁面を構成するライナー21が、高強度かつ高硬度のセ
ラミックス素材からなるので、フェライト原料との接触
で摩耗することがほとんどなく、したがってライナー2
1の摩耗粉がフェライト原料中に混合することも少な
い。さらに加熱炉3を分割して、キルン本体1の外部か
ら各位置で所定温度に設定した熱風を介して加熱するの
で、キルン本体1内に供給されたフェライト原料Aの焼
成温度が高精度で制御されるとともに焼成時間も正確に
制御され、高品質の製品Bが得られる。このようにして
焼成された製品Bとしてのフェライト原料は、開閉バル
ブ17を開放することにより導入塔15の下端のホッパ
ー16から搬出される。
【0033】図3は本発明の外熱式ロータリーキルンの
別の実施例を示す、キルン本体の円周方向の一部を拡大
した断面図である。本例のロータリーキルンが上記実施
例と相違するところはライナーである、すなわちライナ
ー31は、円周方向の両端に内方(キルン本体1’の中
心)に突出する突出片(突出部)32を一体に形設し、
断面略コの字状に形成している。本例の場合もライナー
31は炭化珪素から形成し、ライナー31の平面より見
てほぼ中央部に皿ボルト33用の孔31aをあらかじめ
穿設している。キルン本体1’は厚み6mmのステンレ
スからなり、各ライナー31を相互に隣接させるととも
に、アルミナセメント34を用いてライナー31の裏面
とキルン本体1’の内周面間およびライナー31の側面
間および突出片32間をそれぞれ接着している。さらに
ライナー31の孔31aに、炭化珪素製皿ボルト33を
キルン本体1’に一連に穿設した孔1aに挿通して皿ボ
ルト33の先端部を突出させ、ナット35で締め付けて
固定している。なお、本例の場合は、ライナー31の突
出片32の厚み(高さ)Lをキルン本体1’の内径(5
00mm)の10%以上、つまり25mm以上にする必
要があるが、ライナー31の厚み(肉厚)tは10mm
程度に薄くすることができた。このために、後述の表1
から確認されるように伝熱性が大幅に向上した。
【0034】上記に本発明についての二つの実施例を示
したが、下記のように実施することができる。
【0035】キルン本体1・1’の材質としての耐熱性
金属として、ステンレスの他、たとえばインコネルを使
用することができる。またライナー21・31には、炭
化珪素の他、アルミナ(99.5%以上のAl23)や
コージェライト(Al23・SiO2・MgO)などの
高純度・高密度のセラミックスを使用することができ
る。いずれの場合にも、ライナーの厚みを10mm(突
出片32付き)および25mm(アーチ型板状)とし、
キルン本体1にはSUS310Sを使用し、内径を80
0mm,シェル板厚を6mm、キルン内面温度を800
℃とし、SUSの熱膨張率αは16.7×10-6とし、
キルン本体の内周面にライナーを接着しない場合、
アルミナ製ライナーの場合、炭化珪素製ライナーの場
合、コージェライト製ライナーの場合について、熱抵
抗値、全熱抵抗値、温度差(キルン本体の外面とライナ
ー内面の温度差)、ライナー本体の外面の膨張寸法およ
びライナーの内面の膨張寸法をそれぞれ表1に示す。な
お、α:熱膨張率、λ:熱伝導率(W/m・K;kcal/
m・h・℃)、Iは肉厚(mm)、I/λは熱抵抗を表
す。またキルン本体内の処理物(フェライト原料等)へ
の伝導熱量をQとすると、Q=△t/Σ(I/λ)であ
る。本発明に係るロータリーキルンのように、キルン本
体にセラミックス製ライナーを内張りした場合に、ライ
ナーを内張りしないときと同一の伝熱量を得るために
は、上記式より温度差△tを大きくする必要があること
が確認される。
【表1】 上記表1の結果から、ライナー31のように突出片32
を設け、ライナー31の肉厚を10mm程度に薄くする
こと、ライナーの材質としては炭化珪素、次にコージェ
ライトが優れていることが認められる。また、いずれの
場合にもキルン本体1・1’とライナー21・31との
熱膨張(伸び)の差がかなり大きいので、両者間にはあ
る程度の隙間が生じることがわかる。したがって、耐熱
性接着剤とともに、セラミックス製皿ボルト33を用い
てライナーを取り付けることが望ましい。
【0036】また、ライナーの形状や大きさについては
上記実施例に限定されるものではないが、突出片32を
設けることによりライナーの肉厚を薄くできるという効
果の他に、フェライト原料などの焼成時にフェライト原
料などを突出片32で掻き上げるから、撹拌が積極的に
行われ製品を均一にかつ効率よく焼成できるという効果
が生じる。
【0037】さらに、フェライト原料の焼成の他に、高
純度セラミックス原料粉を乾燥したり、電子部品用原料
である誘電体材料や圧電体材料などを仮焼したりするの
に好適である。
【0038】上記第2実施例ではセラミックス製の皿ボ
ルト33を1本だけ使用したが、ライナーが大きい場合
には皿ボルト33をたとえば2本使用し、その内の1本
だけを締め付けて固定し、残りの1本はボルト用の孔3
1aをボルト径より大きくしてライナーの熱収縮を吸収
できるようにする。また、皿ボルト33はセラミックス
製に限らず、たとえば耐熱金属製でもよい。
【0039】また、上記実施例では、キルン本体内の温
度(加熱温度)を厳格に制御するために、加熱炉3内を
仕切り壁4・5により仕切って分割したが、共通の加熱
室にすることもできる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明に係る外熱式ロータリーキルンには、次のような
効果がある。
【0041】(1) 請求項1の発明では、多数に分割し
たライナーによりキルン本体の内周壁を構成するので、
セラミックス素材を用いて形成する場合にも薄肉化でき
るので、熱貫流率が高く、処理物の温度制御性が良好
で、品質管理が容易になる。
【0042】また、処理物の温度と外熱温度(キルン本
体外面温度)との差を小さくできるので、金属製キルン
本体の耐熱性が向上し、熱効率が向上しランニングコス
トを低減できる。さらに、従来のようなセラミックス製
内管(内筒)のように製作限界や強度面の問題がなく、
口径および長さともに自由度が高く、大型化が容易にで
きる。
【0043】(2) 請求項2記載の発明では、ライナー
の材質に、炭化珪素やコージェライトなどの高熱伝導
率、高熱膨張率、高強度および高硬度のセラミックスを
用いたので、ライナーを含めたキルン全体の伝熱性およ
び温度制御性がさらに向上し、とくに従来のセラミック
ス内管を備えた二重管構造のロータリーキルンに見られ
るような熱膨張差による破損や内管の非回転などの問題
を解消できる。
【0044】(3) 請求項3記載の発明では、円周方向
および軸方向に整数になるように分割してあるから、ラ
イナーが破損しても破損したライナーだけを交換して簡
単に修復できる。
【0045】また、各ライナーの厚みを10mm以下と
非常に薄くしたことにより、伝熱性および温度制御性が
一層向上する。とくにライナーの厚みを薄くする場合に
は、ライナーの隣接縁部を相互にかつ確実に当接できる
ように、請求項4に記載のような突出部を両側に設ける
ことによって円形が保たれるとともに軸方向の位置も保
たれる。
【0046】(4) 請求項4記載の発明では、各ライナ
ーの円周方向の両側の突出部を相互に当接させて円形を
保たせることができるので、ライナーの厚みを最大限に
薄くすることができ、伝熱性および温度制御性の一層の
向上を図れるうえに、キルン本体の回転時にライナーの
両側突出部が処理物を掻き上げるので、処理物がキルン
本体内で均等にかつ十分に撹拌されるから、処理物に対
して加熱が均一にかつ確実に行われ、熱効率が向上する
とともに製品の均質化が図られ、品質が向上する。
【0047】(5) 請求項5記載の発明では、キルン本
体内周面にライナーの外面を密着させられるとともに、
隣接するライナー同士もより確実に密着させられるの
で、伝熱性が向上し、またライナーの位置ずれ等が生じ
にくい。
【0048】(6) 請求項6記載の発明では、ライナー
をキルン本体に対し確実に取り付けることができ、また
皿ボルトがライナーと同質のセラミックスからなるか
ら、熱膨張差がなく、ライナーや皿ボルトが破損するこ
とがない。なお、上記した請求項4〜6の各手段はそれ
ぞれ単独で実施することも可能であるが、それらを組み
合わせることにより作用効果が相乗的に発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る外熱式ロータリーキルンの実施例
を示す全体概要正面視断面図である。
【図2】キルン本体内のライナー部分の一部を拡大して
示す断面図で、図2(a)は中央縦断面図、図2(b)は図
2(a)のb−b線断面図である。
【図3】本発明に係る外熱式ロータリーキルンの別の実
施例を示す、キルン本体の円周方向の一部を拡大した断
面図である。
【符号の説明】
1・1'キルン本体 2 支持部 3 加熱炉 3a・3b・3c 加熱室 6・8・10 吹き出し口 7・9・11 排出口 12 排ガスの排出塔 13 スクリューコンベヤ 14 原料投入部 15 キャリアガスの導入塔 16 ホッパー 17 開閉バルブ 18 熱電対 21・31 ライナー 22・34 アルミナセメント(耐熱性接着剤) 32 突出片(突出部) 33 皿ボルト33
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年2月2日(2000.2.2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明に係る外熱式ロータリーキルンは、両端を開
口した円筒状のキルン本体を加熱炉の中央軸心部を長手
方向に貫通して回転自在に支承するとともに、前記キル
ン本体は上流側から下流側に向けてわずかに下向きに傾
斜して配置し、前記キルン本体の上流端側開口を排ガス
の排出塔内に臨ませるとともに、キルン本体の下流端側
開口をキャリアガスの導入塔内に臨ませ、前記キルン本
体は耐熱性金属から形成し、キルン本体の内周面には、
所定の形状に分割した多数の高純度セラミックス製ライ
ナーを相互に隣接させ隙間なく装着し、前記ライナーは
厚みが10mm以下で、かつ炭化珪素、99.5%以上
のアルミナ、コージェライトなどの高熱伝導率、高熱膨
張率、高強度および高硬度のセラミックスにしたことを
特徴としている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】また、ライナーを含めたキルン全体の伝熱
性および温度制御性がさらに向上し、とくに従来のセラ
ミックス内管を備えたロータリーキルン(二重管構造)
のような熱膨張差による破損や内管の非回転などの問題
が解消される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】さらに、厚みを有するライナーの隣接縁部
が相互に当接することにより、ライナーの位置が保たれ
る。また、各ライナーの厚みが10mm以下と非常に薄
いことにより、伝熱性および温度制御性が一層向上す
る。さらに、ライナーが分割してあるから、ライナーが
破損しても破損したライナーだけを交換して修復するこ
とができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】キルン本体内に供給された原料は、キルン
本体の下流端側開口から不活性ガスが導入され、キルン
本体内が不活性雰囲気に保たれた状態で、キルン本体が
回転することにより撹拌されながら、加熱炉内の熱によ
り加熱されて所定の温度まで焼成される。原料に直接接
触する内壁面を構成するライナーが、高強度かつ高硬度
のセラミックス素材からなるので、原料との接触で摩耗
することがほとんどなく、したがってライナーの摩耗粉
が原料中に混合することも少ない。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】削除
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】請求項2に記載のように、前記各ライナー
の円周方向における両端部を、中心方向に突出させた断
面コの字状に形成することができる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】請求項2記載の外熱式ロータリーキルンに
よれば、各ライナーの円周方向の両側の突出部を相互に
当接させて円形を保たせることができるので、ライナー
の厚みを最大限に薄くすることができ、伝熱性および温
度制御性の一層の向上を図れるうえに、キルン本体の回
転時にライナーの両側突出部が処理物を掻き上げるの
で、処理物がキルン本体内で均等にかつ十分に撹拌され
るから、処理物に対して加熱が均一にかつ確実に行わ
れ、熱効率が向上するとともに製品の均質化が図られ
る。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】請求項3に記載のように、アルミナセメン
トなどの耐熱性接着剤により、前記ライナーをキルン本
体内周面および隣接ライナーに接着することができる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】請求項3記載の外熱式ロータリーキルンに
よれば、キルン本体内周面にライナーの外面を密着させ
られるとともに、ライナー同士もより確実に密着させら
れるので、伝熱性が向上し、またライナーの位置ずれ等
も生じにくい。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】請求項4に記載のように、炭化珪素などの
セラミックス製又は耐熱金属製皿ボルトにより、前記ラ
イナーをキルン本体内周面に取り付けることができる。
なお、皿ボルトは1つのライナーには1本だけ使用し、
ライナーの中央部に取り付けるか、複数本使用する場合
は1本だけ締め付けて固定し、残りはフリーにしておく
ことが望ましいが、これはライナーの熱収縮による破損
を防止するためである。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】請求項4記載の外熱式ロータリーキルンに
よれば、ライナーをキルン本体に対し確実に取り付ける
ことができ、また皿ボルトがライナーと同じ材質のセラ
ミックスであれば、熱膨張差がほとんどなく、ライナー
が破損することがない。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】ところで、上記した請求項2〜4の各手段
はそれぞれ単独で実施することも可能であるが、それら
を組み合わせることにより作用効果が相乗的に発揮され
る。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】(2) さらに、ライナーの材質に、炭化珪
素やコージェライトなどの高熱伝導率、高熱膨張率、高
強度および高硬度のセラミックスを用いたので、ライナ
ーを含めたキルン全体の伝熱性および温度制御性がさら
に向上し、とくに従来のセラミックス内管を備えた二重
管構造のロータリーキルンに見られるような熱膨張差に
よる破損や内管の非回転などの問題を解消できる。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】(3) さらにまた、ライナーを多数に分割
してあるから、ライナーが破損しても破損したライナー
だけを交換して簡単に修復できる。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】また、各ライナーの厚みを10mm以下と
非常に薄くしたことにより、伝熱性および温度制御性が
一層向上する。とくにライナーの厚みを薄くする場合に
は、ライナーの隣接縁部を相互にかつ確実に当接できる
ように、請求項2に記載のような突出部を両側に設ける
ことによって円形が保たれるとともに軸方向の位置も保
たれる。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】(4) 請求項2記載の発明では、各ライナ
ーの円周方向の両側の突出部を相互に当接させて円形を
保たせることができるので、ライナーの厚みを最大限に
薄くすることができ、伝熱性および温度制御性の一層の
向上を図れるうえに、キルン本体の回転時にライナーの
両側突出部が処理物を掻き上げるので、処理物がキルン
本体内で均等にかつ十分に撹拌されるから、処理物に対
して加熱が均一にかつ確実に行われ、熱効率が向上する
とともに製品の均質化が図られ、品質が向上する。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】(5) 請求項3記載の発明では、キルン本
体内周面にライナーの外面を密着させられるとともに、
隣接するライナー同士もより確実に密着させられるの
で、伝熱性が向上し、またライナーの位置ずれ等が生じ
にくい。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正内容】
【0048】(6) 請求項4記載の発明では、ライナー
をキルン本体に対し確実に取り付けることができ、また
皿ボルトがライナーと同質のセラミックスからなるか
ら、熱膨張差がなく、ライナーや皿ボルトが破損するこ
とがない。なお、上記した請求項4〜6の各手段はそれ
ぞれ単独で実施することも可能であるが、それらを組み
合わせることにより作用効果が相乗的に発揮される。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状の耐熱金属製キルン本体内周面
    に、所定の形状に分割した多数の高純度セラミックス製
    ライナーを相互に隣接させ隙間なく装着したことを特徴
    とする外熱式ロータリーキルン。
  2. 【請求項2】 前記ライナーの材質を、炭化珪素、9
    9.5%以上のアルミナ、コージェライトなどの高熱伝
    導率、高熱膨張率、高強度および高硬度のセラミックス
    にした請求項1記載の外熱式ロータリーキルン。
  3. 【請求項3】 前記各ライナーを、厚みが10mm以下
    で、円周方向および軸方向に整数に分割した大きさにし
    た請求項1又は2記載の外熱式ロータリーキルン。
  4. 【請求項4】 前記各ライナーの円周方向における両端
    部を、中心方向に突出させた断面コの字状に形成した請
    求項1〜3のいずれかに記載の外熱式ロータリーキル
    ン。
  5. 【請求項5】 アルミナセメントなどの耐熱性接着剤に
    より、前記ライナーをキルン本体内周面および隣接ライ
    ナーに接着した請求項1〜4のいずれかに記載の外熱式
    ロータリーキルン。
  6. 【請求項6】 炭化珪素などのセラミックス製又は耐熱
    金属製皿ボルトにより、前記ライナーをキルン本体内周
    面に取り付けた請求項1〜5のいずれかに記載の外熱式
    ロータリーキルン。
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