JP2000274922A - 庫内環境表示機能付き冷蔵庫 - Google Patents

庫内環境表示機能付き冷蔵庫

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JP2000274922A
JP2000274922A JP8426199A JP8426199A JP2000274922A JP 2000274922 A JP2000274922 A JP 2000274922A JP 8426199 A JP8426199 A JP 8426199A JP 8426199 A JP8426199 A JP 8426199A JP 2000274922 A JP2000274922 A JP 2000274922A
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JP
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humidity
refrigerator
humidity control
function
control member
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JP8426199A
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English (en)
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Shinsuke Amano
真輔 天野
Hiroshi Yoshikawa
浩史 吉川
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、湿度環境若しくはpH環境若しく
は湿度とpHの両環境又はこれらに温度環境を付加した
庫内環境をユーザーに分かり易い形で可視化した冷蔵庫
を提供することを目的とする。 【構成】 湿度、pH、温度の各変化をそれぞれ感知し
て変色する部材を用いて形成した湿度、pH、温度の各
インジケー夕を、湿度とpHのインジケー夕は単独で若
しくはその双方を組み合わせて、又は湿度とpHの各イ
ンジケー夕若しくはその双方のインジケー夕と温度イン
ジケー夕を組み合わせて用い、庫内環境を表示する冷蔵
庫である。また、調湿部材を用いると共に、該調湿部材
にそのようなインジケータ機能を持たせ、庫内環境を表
示する冷蔵庫である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、庫内環境表示機能
付き冷蔵庫、特に庫内の湿度、pH、温度等の変化を感
知して変色する部材を用いて、庫内環境をユーザーに分
かり易い形で可視化する庫内環境表示機能付き冷蔵庫に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、一般家庭用冷蔵庫において、食品
の保存性向上を狙い、庫内の温度制御に加えて、湿度を
きめ細かく制御しようとする傾向が見られる。例えば、
野菜室内に吸放湿性を有する調湿材料を設置して野菜室
内を高湿度に保ち、野菜の鮮度の保持を図る提案がなさ
れている。また、電解水生成装置により生成した電解水
を庫内(或いはショーケース内)に噴霧し、庫内等の細
菌や真菌を死滅させ、或いは増殖を抑制して、食品の腐
敗を遅らせる技術が、特開平1O−281632号公報
に開示されている。
【0003】しかるに、庫内温度については、例えば実
開平4−110373号公報において、サーモクロミツ
ク材料を用いてシヨーケースの温度を可視化する技術が
開示されているものの、庫内湿度については、このよう
な可視化の提案がなされておらず、庫内湿度の制御機能
が失われた場合にそれを直ちに発見できない不都合があ
り、また実際に湿度が適度に制御されていても、ユーザ
ーにはそれが実感できないため、湿度制御が訴求点にな
り難い側面があった。また、前記特開平1O−2816
32号公報記載の技術においても、実際に電解水が噴霧
されている状況(pH変化)がユーザーには実感し難い
面がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、湿
度環境若しくはpH環境若しくは湿度とpHの両環境又
はこれらに温度環境を付加した庫内環境をユーザーに分
かり易い形で可視化した冷蔵庫を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に鋭意研究した結果、本発明を完成させた。すなわち、
本発明のうち請求項1記載の発明は、湿度変化若しくは
pH変化を感知して変色する部材又はその双方の部材を
用い、庫内環境を表示することを特徴とする庫内環境表
示機能付き冷蔵庫である。
【0006】ここで、湿度変化を感知して変色する部材
は、このような機能を有する部材であれば特に限定され
ないが、湿度変化を感知して可逆的に変色する部材を用
いるのが好ましく、このような部材としては、例えば、
水分によって色が変化する色素を、バインダ−を用いて
結合したものや適度に水分を吸着する高分子マトリツク
ス中に分散させて構成したものが例示され、湿度を可逆
的にセンシングすることができる。この場合、バインダ
−を用いて結合したもの若しくは高分子マトリックスは
それぞれ層状、フィルム状に形成したものを用いるのが
好ましい。層状、フィルム状であるため、庫内の有効容
積を減らすことが少なく、また容易に設置できるからで
ある。
【0007】色素としては、種々の水和状態をとること
によって色が変化する塩化コバルトや水蒸気と接触する
ことで吸光度(色)が変化する性質を有するMg、C
a、Mn、Fe、Co、Ni、Cu等の金属の酸化物、
互変異性により色が変化するローダミンB等の物質を用
いることができる。いずれも、可逆的な湿度センシング
材料として機能する。なお、マトリックス高分子として
はゼラチンや、ヒドロキシプロピルセルロース等を用い
ることができるが、これらに限定されるものではない。
【0008】また、pH変化を感知して変色する部材
は、そのような機能を有する部材であれば特に限定され
ないが、pH変化を感知して可逆的に変色する部材を用
いるの好ましく、そのような部材としては、pHによっ
て色が可逆的に変化する色素を用いて構成されているp
H指示薬が例示される。このような指示薬としては、公
知のものの中から適当な変色範囲を有するものを選択し
て用いることができるが、安全性の観点からは、リトマ
ス試験紙の成分や、天然の植物の抽出液等を用いるのが
望ましい。このようなpH指示薬を、紙や、不織布に含
浸させて用いると取り扱いやすく便利である。
【0009】以上の如く構成することにより、湿度の変
化を感知して変色する部材は庫内の湿度インジケー夕の
役割を果たし、pH変化を感知して変色する部材は庫内
のpHインジケー夕の役割を果たすので、庫内の湿度環
境、pH環境又はその双方ををユーザーに分かり易い形
で可視化することができる。
【0010】本発明のうち請求項2記載の発明は、温度
変化を感知して可逆的に変色する部材を併用したことを
特徴とする請求項1記載の庫内環境表示機能付き冷蔵庫
である。
【0011】ここで、温度変化を感知して変色する部材
はそのような機能を有するものであれば特に限定されな
いが、温度変化を感知して可逆的に変色する部材を用い
るの好ましく、そのような部材としては、例えば公知の
可逆熱変色性材料のうち、適当な変色温度域を有するも
のを用いることができる。このような可逆熱変色性材料
の粉末等をバインダーで層状に結合して用いると庫内の
有効面積を減らすことが少なく、また取り扱い上便利で
ある。
【0012】このように構成することにより、前記した
湿度環境若しくはpH環境又はその双方の環境と共に、
庫内の温度環境をもユーザーに分かり易い形で可視化す
ることができる。
【0013】本発明のうち請求項3記載の発明は、請求
項1又は2記載の発明において、吸放湿性を有する調湿
部材を用い、庫内環境を調湿しつつ、庫内環境を表示す
ることを特徴とする庫内環境表示機能付き冷蔵庫であ
る。
【0014】ここで、吸放湿性を有する調湿部材として
は、吸放湿性を有し調湿機能を備えていれば特に限定さ
れないが、多孔質シリカ、ゼオライト、珪藻土、アロフ
ェン、アルミナシリカ、リン酸ジルコニウム等の多孔質
材料を用いたものが例示される。これら多孔質材料を樹
脂等のバインダ−を用いて調湿層を形成しそのまま用い
ることもできるし、この調湿層の一面若しくは両面にフ
ィルムや不織布等の保護材を積層した積層シートにして
用いてもよい。この場合、保護材としては透湿性のもの
を用いるのが好ましい(特に両面保護の場合は少なくと
も一面を透湿性の保護材とする必要がある)。このよう
に、多孔質材料を平面形状にして用いると、庫内の容積
を減らすことが少ないないばかりか取り付けやすいメリ
ットがある。また、多孔質材料としては、その細孔径で
決まる、ある相対湿度で等温吸湿曲線(吸湿量対相対湿
度の曲線)が急激に変化するような吸放湿特性を有する
ものを用いるのが好ましい。この相対湿度に対する吸湿
量の大きな変化を利用して、より好ましい自律性調湿材
料として用いることができるからである。
【0015】以上のように構成することにより、調湿機
能の付与された庫内の湿度環境等をユーザーに分かり易
い形で可視化することができる。
【0016】本発明のうち請求項4記載の発明は、請求
項3記載の発明において、前記調湿部材が湿度変化を感
知して変色する機能を有する部材であることを特徴とす
る庫内環境表示機能付き冷蔵庫である。
【0017】ここで、湿度変化を感知して変色する機能
を有する前記調湿部材としては、湿度変化を感知して変
色する機能と共に前記調湿機能を備えたものであれば特
に限定されないが、請求項3の調湿部材と請求項1記載
の湿度変化を感知して変色する機能を有する部材とを組
み合わせて一体化したもの(例えば、双方の積層物)
が、例示される。このように構成することにより、調湿
部材のみで、調湿と共に湿度環境の可視化が達成でき
る。
【0018】本発明のうち請求項5記載の発明は、請求
項3又は4記載の発明において、前記調湿部材がpH変
化を感知して変色する機能を有する部材であることを特
徴とする庫内環境表示機能付き冷蔵庫である。
【0019】ここで、pH変化を感知して変色する機能
を有する前記調湿部材としては、pH変化を感知して変
色する機能と共に前記調湿機能を備えたものであれば特
に限定されないが、請求項3又は4記載の調湿部材と請
求項1記載のpH変化を感知して変色する機能を有する
部材とを組み合わせて一体化したもの(例えば、双方の
積層物)が、例示される。このように構成することによ
り、調湿部材のみで、調湿とpH環境の可視化又は調湿
と湿度環境及びpH環境の可視化が達成できる。
【0020】本発明のうち請求項6記載の発明は、請求
項3、4又は5記載の発明において、前記調湿部材が温
度変化を感知して変色する機能を有する部材であること
を特徴とする庫内環境表示機能付き冷蔵庫である。
【0021】ここで、温度変化を感知して変色する機能
を有する前記の調湿部材としては、温度変化を感知して
変色する機能と共に前記調湿機能等を備えたものであれ
ば特に限定されないが、請求項3、4又は5記載の調湿
部材と請求項2記載の温度変化を感知して変色する機能
を有する部材とを組み合わせて一体化したもの(例え
ば、双方の積層物)が例示される。
【0022】このように構成することにより、調湿部材
のみで、調湿と温度環境の可視化、調湿とpH環境及び
温度環境の可視化、又は調湿と湿度環境、pH環境及び
温度環境の可視化が達成できる。
【0023】本発明のうち請求項7記載の発明は、請求
項1乃至請求項6のいずれかに記載の発明において、前
記冷蔵庫が、水の電気分解により生成する電解水若しく
は次亜塩素酸水を庫内に噴霧する機能を有することを特
徴とする庫内環境表示機能付き冷蔵庫である。
【0024】ここで、水の電気分解により生成する電解
水若しくは次亜塩素酸水を庫内に噴霧する機能を有する
冷蔵庫としては、そのような機能を有する冷蔵庫であれ
ば特に限定されないが、電解水又は次亜塩素酸を含有す
る電解水を生成する電解槽をを備え、該電解槽で製造し
た電解水を庫内に噴霧する手段を備えた冷蔵庫(例え
ば、特開平10−281632号に記載の冷蔵庫)を例
示することができる。
【0025】以上のように構成することにより、電解水
による殺菌効果若しくは電解水による殺菌と調湿部材に
よる調湿の併用効果が加わることになり、食品の鮮度保
持効果等が高まると共に庫内の湿度、pH環境等をユー
ザーに分かり易い形で可視化することができる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。なお、以下の実施例は本発明を具体化した一例で
あって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものでは
ない。
【0027】(実施例1)図1は本発明の第一の実施例
に係る冷蔵庫の野菜容器を例示する図である。図1にお
いて、野菜容器1は、抜き挿し自在に冷蔵庫に収納可能
な構造となっており、蓋体2によって略密閉状態が確保
されるものとなっている。野菜容器1を冷蔵庫から引き
出したとき、蓋体2は、野菜容器1と共に引き出されぬ
よう庫内に固定されて残り、再び野菜容器1を庫内に収
納したときには容器の開放面を略密閉するよう構成され
ている。また、小物ケース3によって、野菜や青果物等
を上下二段に分けて収納できるようになっている。蓋体
2の容器内面側には調湿部材4が設置されている。小物
ケース3の前面には湿度インジケ−タ5が設置されてい
る。
【0028】調湿部材4は、図2で具体的な構造を例示
する通り、調湿層6をポリエステルの不織布7で挟み込
んでシート状に構成したものである。調湿層6は、多孔
質材料とアクリル樹脂製のバインダ−(図示せず)から
成る。このように構成した調湿部材4は、厚さが約0.
7mmであり、野菜容器1の有効容積を減らすことな
く、蓋体2や野菜容器1の内面に密接させて設置するこ
とができるという特長を有する。
【0029】多孔質材料としては、前記した多孔質シリ
カ、ゼオライト、珪藻土、アロフェン、アルミナシリ
カ、リン酸ジルコニウム等が挙げられるが、本実施例で
は平均細孔径が均一に制御された多孔質シリカを用い
た。ところで、細孔径が20乃至200オングストロー
ムのいわゆるメソポアを有する多孔質材料は、細孔径を
均一に制御することによって、その細孔径で決まるある
相対湿度で等温吸湿曲線(吸湿量対相対湿度の曲線)が
急峻に立ち上がるようになる。この細孔径と相対湿度の
関係は、毛細管凝集理論で示される。この多孔質材料
は、この相対湿度に対する吸湿量の大きな変化を利用し
て、自律性調湿材料として用いることができる。
【0030】例えば、平均細孔径が100オングストロ
ームに制御された多孔質シリカは、相対湿度80%以上
で吸水量が急激に増加する吸湿特性を有する。このよう
な吸湿特性を有する材料で調湿部材4を構成することに
より、野菜の収納直後や収納量が多いときのように、野
菜から蒸散する水分量が多くなって野菜容器1内が過湿
状態になったときには、調湿部材4が速やかに吸湿して
結露を防止し、冷蔵庫内の冷気の循環に伴つて野菜容器
1内の湿度が低下し始めたときには、調湿部材4が水分
を放出して極端な湿度低下を防止することができる。そ
の結果、野菜容器1内の湿度は、野菜の保存に適した8
5〜95%RHに保たれることになる。
【0031】また、調湿材料を挟み込むのに用いる材料
としてポリエステルから成る不織布7を用いたが、ポリ
エステルに限定されるものではなく、この場合、透湿性
を有するものであれば、例えば織布や高分子のフィルム
等を用いてもよい。また、調湿部材4の設置位置は蓋体
2の上に限定されるものではなく、例えば野菜容器1の
内壁面上であってもよいし、小物ケース上(例えば小物
ケースの底面)であってもよい。また、調湿部材4の保
護・強度向上のために、調湿部材4の表面や周縁部をプ
ラスチック製の部材で覆ったりしてもよい。
【0032】湿度インジケータ5は、水分によって色が
変化する色素を、適度に水分を吸着する高分子マトリツ
クス(フィルム)中に分散させて構成したものであり、
湿度を可逆的にセンシングすることができる。フィルム
状であるため、野菜容器1の有効容積を減らすことな
く、容易に設置することができる。本実施例において、
色素としては、種々の水和状態をとることによって色が
変化する塩化コバルトや、互変異性により色が変化する
ローダミンB等の物質を用い、マトリックス高分子とし
てはゼラチンや、ヒドロキシプロピルセルロース等を用
いた。
【0033】また、調湿部材4や湿度インジケータ5
は、高湿度時には水分を多く含むが、抗菌・防カビ材を
担持しておくことにより、細菌やカビの温床となること
を防止できる。抗菌・防カビ材としては、例えば、無機
系抗菌・防カビ材として銀系のものや、有機系抗菌・防
カビ材としてTBZ(チアベンダゾール)等を用いるこ
とができるが、これらに限定されるものではない。
【0034】本実施例において、湿度インジケータ5を
小物ケース3の前面に設置したのは、野菜容器1を冷蔵
庫から引き出したとき、ユーザーの目に留まり易い位置
だからであるが、設置位置はこれに限定されるものでは
ない。ここで、湿度インジケータ5の湿度に対する応答
性を適度に調節することにより(図3)、野菜容器1を
冷蔵庫から引き出した後も、しばらくの間、引き出す前
の野菜容器1内の湿度を反映した色を保持させておくこ
とができる。さらに、湿度インジケータ5の色と湿度の
対応を示すラベル8(図4)若しくは比色表を、湿度イ
ンジケータ5の付近に設置することにより、ユーザーが
容易に野菜容器1内の湿度を知ることができるようにす
ることも可能である。
【0035】以上のように、調湿部材4と湿度インジケ
ータ5を併せて設置することにより、野菜容器1を効果
的に調湿することができ、かつその効果をユーザーに分
かり易い形で可視化することができる。
【0036】本実施例においては、調湿部材4や湿度イ
ンジケータ5を野菜容器1内に設置したが、設置位置は
これに限定されるものではなく、冷蔵庫内の他の箇所に
設置してもよいことはもちろんである。例えば壁が透明
な材料で構成されたチルド室に設置すれば、外からチル
ド室内の湿度が確認でき、効果的である。
【0037】(実施例2)図5は本発明の第二の実施例
に係る冷蔵庫の野菜容器を例示する図である。図5にお
いて、野菜容器1は、抜き挿し自在に冷蔵庫に収納可能
な構造となっており、蓋体2によって略密閉状態が確保
されるものとなっている。野菜容器1を冷蔵庫から引き
出したとき、蓋体2は野菜容器1と共に前方に引き出さ
れ、その後ユーザーが蓋体2を後方にスライドさせて冷
蔵庫に収納する構成となつている。蓋体2の容器内面側
には、実施例1において説明したのと同様な調湿部材4
及び湿度インジケータ5が設置されている。ここで、蓋
体2は半透明または透明な材料で構成されており、野菜
容器1が蓋体2と共に冷蔵庫から引き出されたとき、ユ
ーザーは湿度インジケータ5の色を蓋体の外側から確認
できるようになっている。実施例1と同様、ラベル8若
しくは比色表を設置してもよいことはもちろんである。
【0038】実施例1においては、湿度インジケータ5
の応答性が速い場合、野菜容器1を冷蔵庫から引き出し
た直後に庫外の湿度を感知して色変化してしまい、ユー
ザーが野菜容器1内の湿度を確認できない場合もある
が、本実施例のような構成をとればそのような問題もな
い。
【0039】(実施例3)図6は、本発明の第三の実施
例に係る湿度インジケータ機能付き調湿部材を例示する
図である。図6において、湿度インジケータ機能付き調
湿部材9は、実施例1において説明した調湿部材4上
に、湿度インジケータ層10と透湿性を有するフィルム
11(または不織布7)を積層したものである。ここ
で、湿度インジケータ層10は、例えば、種々の水和状
態をとることによって色が変化する塩化コバルトとバイ
ンダーから成る。前記Mg等の金属の酸化物を用いるこ
ともできるが、この金属酸化物を調湿部材4上に積層す
る方法としては、上記のような方法の他にも、例えば金
属酸化物の薄膜を積層してもよい。
【0040】上記のような構成により、調湿部材に湿度
インジケータの機能を付与することができる。この湿度
インジケータ機能付き調湿部材9を、例えば図7のよう
に、壁が透明の材料で構成されたチルド室12に設置す
ることにより、外からチルド室内の湿度を確認でき、効
果的である。この際、フィルム11側がチルド室内に面
するよう、かつユーザーが見易い位置に設置することが
望ましい(例えば、図7のようにチルド室の背面に設置
する。)。もちろん、設置位置はこれに限定されるもの
ではない。また、野菜室内の見易い位置に設置したりし
てもよいことはいうまでもない。
【0041】(実施例4)図8は本発明の第四の実施例
に係るチルド室を例示する図である。図8において、チ
ルド室13には、超音波振動子14およびpHインジケ
ータ15が設置されている。超音波振動子14は、図9
若しくは図10に例示する電解水生成部で生成した電解
水を霧化してチルド室13内に噴霧する。
【0042】図9において、電解水製造部は隔璧19を
介して対向に配置されている電極17、18を有し、こ
の電極板17、18に直流電圧を印加することにより隔
壁19によって区画された陽極室20側に酸性水を、陰
極室21側にアルカリ水を生成する電解槽16を備えて
いる。この陽極室20側に生成した酸性水をチルド室1
3に導き、超音波振動子14により霧化して噴霧するよ
う構成されている。噴霧された酸性水は食品に付着して
いる細菌類を死滅させ、増殖するのを防止する。その結
果、食品の腐敗を遅らせることができる。陰極室21側
に生成したアルカリ水は飲用に用いてもよいし、製氷用
の水として用いてもよいし、酸性水と同様にチルド室内
に噴霧できるよう導いて、酸性水の過剰分を中和するの
に用いてもよい。
【0043】電解水を噴霧する頻度については、例えば
チルド室のドアの開閉毎に一定量を一定時間噴霧して、
新しく収納された食品の殺菌処理を行いつつ、ドアの開
閉に伴うチルド室内の湿度の低下を補うようにすること
もできるし、或いは一定時間毎に一定量を噴霧するよう
にしてもよい。
【0044】図10は、電解槽16に入る水に、バルブ
22を開けることにより食塩を一定量添加するようにし
たものである。電極板17、18に直流電圧を印加する
ことにより隔壁19によって区画された陽極室20側に
次亜塩素酸水を生成する。生成した次亜塩索酸水はチル
ド室13に導かれ、超音波振動子14により霧化され、
噴霧されるよう構成されている。噴霧された次亜塩素酸
水は食品に付着している細菌類を死滅させ、増殖するの
を防止する。その結果、食品の腐敗を遅らせることがで
きる。
【0045】なお、pHインジケ−タ15は、pHによ
って色が可逆的に変化するリトマス試験紙の成分や、天
然の植物の抽出液等の色素を、紙や、不織布に含浸させ
たものを用いた。
【0046】チルド室13の璧を透明な材料で構成すれ
ば、電解水噴霧時のチルド室内のpH環境がユーザーに
直ちに分かる。ここで、pHインジケータ15の色とp
Hの対応を示すラベルあるいは比色表を、実施例1で説
明したのと同じように、pHインジケータ15の付近に
設置することにより、ユーザーが容易にチルド室内のp
H環境を知ることができるようにすることも可能であ
る。
【0047】以上のように、電解水を噴霧する手段と、
pHインジケータ15を併せて設置することにより、チ
ルド室13内を効果的に殺菌することができ、かつその
噴霧の状態をユーザーに分かり易い形で可視化すること
ができる。
【0048】なお、本実施例においては、電解水を噴霧
する手段やpHインジケータ15をチルド室13に設置
したが、設置位置はこれに限定されるものではなく、冷
蔵庫内の他の箇所、例えば野菜室内に設置してもよいこ
とはもちろんである。また、シヨーケース等に設置して
も同様な効果が得られる。また、噴霧方法は超音波によ
る霧化に限定されないことはもちろんである。
【0049】(実施例5)図11は本発明の第五の実施
例に係るチルド室を例示する図である。図11におい
て、チルド室は図8と同様な構成に加えて、実施例3に
て説明したのと同様な、湿度インジケータ機能付き調湿
部材9が設置されている。電解水が噴霧されると、調湿
部材が過剰な水分を吸湿し、チルド室内の結露を防止す
る。そして、チルド室内の湿度が低下すると、吸湿した
水分を放出して、チルド室内を適度な湿度に保つ。
【0050】このような構成によって、電解水による殺
菌効果に、調湿部材による調湿の効果が加わることにな
り、鮮度保持効果が高まる。また、チルド室内の湿度環
境、pH環境をユーザーに可視化することができる。
【0051】なお、湿度インジケータ機能付き調湿部材
9の代わりに、実施例1にて説明したような調湿部材4
および湿度インジケータ5を設置しても同様な効果が得
られる。また、本実施例ではチルド室について例示した
が、野菜室でも同様な効果が得られることはもちろんで
ある。
【0052】(実施例6)本実施例では、調湿部材にp
Hインジケータ機能を付与したものの一例を示す。pH
インジケータ機能付調湿部材は、実施例1にて説明した
調湿部材4を構成する不織布7の一方(又は両方)に、
実施例5にて説明したようなpH指示薬を含浸させるこ
とによって、構成することができる。このようなpHイ
ンジケータ機能付調湿部材を、電解水を噴霧する手段を
備えたチルド室あるいは野菜室に設置することによっ
て、電解水による殺菌効果に調湿の効果が加わり、鮮度
保持効果が高まる。また、チルド室内あるいは野菜室内
のpH環境をユーザ一に可視化することができる。
【0053】(実施例7)本実施例では、調湿部材に温
度インジケータ機能を付与したものの一例を示す。図1
2において、温度インジケータ機能付き調湿部材23
は、実施例1において説明した調湿部材4上に、温度イ
ンジケータ層24と透湿性を有するフィルム11(また
は不織布7)を積層したものである。
【0054】 ここで、温度インジケータ層24は、公
知の可逆熱変色性材料およびバインダーから成る。この
ような温度インジケータ機能付き調湿部材により、調湿
が行えると共に庫内温度をユーザーに分かり易い形で可
視化することができる。 また、前述したような湿度イ
ンジケータやpHインジケータと併せて用いることもで
きる。
【0055】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明のうち
請求項1記載の発明によれば、庫内の湿度環境若しくは
pH環境又はその双方を可視化することができ、請求項
2記載の発明によれば、湿度環境若しくはpH環境又は
その双方の環境と共に、庫内の温度環境を可視化するこ
とができ、請求項3記載の発明によれば、調湿機能の付
与された庫内の湿度環境等をユーザーに分かり易い形で
可視化することができ、請求項4記載の発明によれば、
調湿部材のみで、調湿と共に湿度環境の可視化が達成で
き、請求項5記載の発明によれば、調湿部材のみで、調
湿とpH環境の可視化又は調湿と湿度環境及びpH環境
の可視化が達成でき、請求項6記載の発明によれば、調
湿部材のみで、調湿と温度環境の可視化、調湿とpH環
境及び温度環境の可視化、又は調湿と湿度環境、pH環
境及び温度環境の可視化が達成でき、請求項7記載の発
明によれば、電解水による殺菌効果若しくは電解水によ
る殺菌と調湿部材による調湿の併用効果が加わることに
なり、食品の鮮度保持効果等が高まると共に庫内の湿
度、pH環境等を可視化することができる。すなわち、
本発明によれば、湿度、pH、温度等の庫内環境をユ一
ザーに分かり易い形で可視化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1における野菜容器を例示す
る図。
【図2】 本発明の実施例1における調湿部材の断面
図。
【図3】 本発明の実施例1における湿度インジケータ
の応答性を示す図。
【図4】 本発明の実施例1におけるラべルを例示する
図。
【図5】 本発明の実施例2における野菜容器を例示す
る図。
【図6】 本発明の実施例3における湿度インジケータ
機能付き調湿部材を例示する図。
【図7】 本発明の実施例3におけるチルド室を例示す
る図。
【図8】 本発明の実施例4におけるチルド室を例示す
る図。
【図9】 本発明の実施例4における電解水製造部を例
示する図。
【図10】 本発明の実施例4における電解水(次亜塩
素酸水)製造部を例示する図。
【図11】 本発明の実施例5におけるチルド室を例示
する図。
【図12】 本発明の実施例7における温度インジケー
タ機能付き調湿部材を例示する図。
【符号の説明】
1 野菜容器 2 蓋体 3 小物ケース 4 調湿部材 5 湿度インジケー夕 6 調湿層 7 不織布 8 ラベル 9 湿度インジケータ機能付き調湿部材 10 湿度インジケータ層 11 フイルム 12 チルド室 13 チルド室 14 超音波振動子 15 pHインジケー夕 16 電解槽 17 電極(陽極) 18 電極(陰極) 19 隔壁 20 陽極室 21 陰極室 22 バルブ 23 温度インジケータ機能付き調湿部材 24 温度インジケータ層

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湿度変化若しくはpH変化を感知して変
    色する部材又はその双方の部材を用い、庫内環境を表示
    することを特徴とする庫内環境表示機能付き冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 温度変化を感知して変色する部材を併用
    したことを特徴とする請求項1記載の庫内環境表示機能
    付き冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 吸放湿性を有する調湿部材を用い、庫内
    環境を調湿しつつ、庫内環境を表示することを特徴とす
    る請求項1又は2記載の庫内環境表示機能付き冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 前記調湿部材が湿度変化を感知して変色
    する機能を有する部材であることを特徴とする請求項3
    記載の庫内環境表示機能付き冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 前記調湿部材がpH変化を感知して変色
    する機能を有する部材であることを特徴とする請求項3
    又は4記載の庫内環境表示機能付き冷蔵庫。
  6. 【請求項6】 前記調湿部材が温度変化を感知して変色
    する機能を有する部材であることを特徴とする請求項
    3、4又は5記載の庫内環境表示機能付き冷蔵庫。
  7. 【請求項7】 前記冷蔵庫が、水の電気分解により生成
    する電解水若しくは次亜塩素酸水を庫内に噴霧する機能
    を有することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいず
    れかに記載の庫内環境表示機能付き冷蔵庫。
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