JP2000274336A - 内燃機関の始動装置 - Google Patents

内燃機関の始動装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジン始動時にギアの歯面同士の衝突によ
って生ずる騒音を未然に防止できる内燃機関の始動装置
を提供する。 【解決手段】 スタータ手段の出力軸7に設けられたピ
ニオンギア10を内燃機関のリングギアに噛合させて回
転駆動可能な内燃機関の始動装置において、ピニオンギ
ア10を、出力軸7に固定されたメインギア8と、メイ
ンギア8に対して付勢手段13にて特定方向に回動付勢
されたシザースギア9とから構成した。従って、メイン
ギア8にてリングギアが回転駆動される際に、回動付勢
されたシザースギア9によってリングギアとの間のバッ
クラッシュが解消される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関(以下、
エンジンという)の始動装置に関するものである。
【0002】
【関連する背景技術】周知のようにエンジンに設けられ
た始動用のスタータは、その出力軸に固定したピニオン
ギアをモータにより回転駆動可能に、且つソレノイドに
よりエンジンのリングギア側に突出可能に構成されてい
る。通常時はピニオンギアをリングギアに対して離脱さ
せて、エンジン運転に伴うリングギアの回転でスタータ
が逆駆動されるのを防止しており、始動時には、ソレノ
イドにてピニオンギアを突出させてリングギアに噛合さ
せた上で、モータにてリングギアを回転駆動してエンジ
ンのクランキングを行っている。
【0003】一方、近年では信号待ち等でエンジンを自
動停止及び自動始動するアイドルストップ車両が実用化
されており、この種の車両に用いるエンジンでは、上記
した構成のスタータの他に、常時噛合い式のスタータが
用いられることがある。例えば実公平2−10306号
公報に記載のように、このスタータはピニオンギアをエ
ンジン側のリングギアに常に噛合させており、始動時に
はリングギアに内蔵したワンウエイクラッチを介してス
タータの駆動力を伝達してクランキングを行い、始動完
了後は、ワンウエイクラッチを空転させることでスター
タの逆駆動を防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た通常のスタータ及び常時噛合い式のスタータのいずれ
においても、ピニオンギアとリングギアとのバックラッ
シュが存在することから、その歯面同士がクランキング
時のトルク変動により衝突して騒音を発生し、運転者に
不快感を与える不具合があった。特にアイドルストップ
車両では、信号待ち等での自動始動により始動の機会が
格段に多くなり、且つ、運転者の意志と関係なく始動さ
れることから騒音を耳障りに感じ易い。従って、上記し
た騒音による不具合がより顕著に顕れ、ひいては、アイ
ドルストップ車両としての商品価値を損ねるという虞が
あった。
【0005】本発明の目的は、エンジン始動時にギアの
歯面同士の衝突によって生ずる騒音を未然に防止するこ
とができる内燃機関の始動装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、スタータ手段の出力軸に設けられたピ
ニオンギアを内燃機関のリングギアに噛合させて回転駆
動可能な内燃機関の始動装置において、ピニオンギア
を、出力軸に固定されたメインギアと、メインギアと同
一歯数で、且つ、付勢手段にて特定方向に歯の位相がず
れるように回動付勢されたシザースギアとから構成し
た。従って、メインギアにてリングギアが回転駆動され
る際に、回動付勢されたシザースギアによってリングギ
アとの間のバックラッシュが解消される。
【0007】
【発明の実施の形態】[第1実施例]以下、本発明をア
イドルストップ車両に用いるエンジンの始動装置に具体
化した第1実施例を説明する。図1の全体構成図に示す
ように、エンジン1には各気筒毎に点火プラグ2及び燃
料噴射弁3が取り付けられている。又、エンジン1には
手動式の変速機4が連結され、この変速機は図示しない
ディファレンシャル装置を介して車両の駆動輪に接続さ
れている。エンジン1と変速機4との間にはクラッチ5
が設けられ、このクラッチ5は運転者によるクラッチ操
作に応じて、エンジン1側から変速機4側への動力伝達
を制御する。エンジン1にはスタータ手段としての常時
噛合い式のスタータ6が設けられている。
【0008】図2の分解斜視図及び図3の断面図に示す
ように、スタータ6の出力軸7にはメインギア8及びシ
ザースギア9が相互に重なり合って嵌め込まれ、これら
のギア8,9によってスタータ6のピニオンギア10が
構成されている。メインギア8及びシザースギア9は共
に同一の歯数の平歯車として形成されている。スタータ
6の出力軸7には、基端側よりスプライン部7a、第1
段差部7b、第2段差部7c、及びねじ部7dが形成さ
れ、前記メインギア8はスプライン部7aに位置し、そ
のスプライン孔8aをスプライン部7aに係合させて出
力軸7に対する回動を規制されている。又、前記シザー
スギア9は第1段差部7bと第2段差部7cとの間に位
置し、そのシザースギア9の側面より突出した出力軸7
のねじ部7dには座金11を介してナット12が螺合
し、メインギア8及びシザースギア9を出力軸7に固定
している。シザースギア9の歯幅は、第1段差部7bと
第2段差部7cとの間隔より若干小さく設定されている
ため、シザースギア9は出力軸7に対する回転を許容さ
れている。
【0009】一方、メインギア8及びシザースギア9は
エンジン1側のリングギア1aにそれぞれ噛合してい
る。メインギア8のシザースギア9側の側面には円形状
の凹部8bが形成され、凹部8b内には付勢手段として
の環状のばね13が配設されている。ばね13の一端は
メインギア8の掛止孔8c内に、他端はシザースギア9
の掛止孔9a内に挿入され、このばね13により、シザ
ースギア9はメインギア8に対して出力軸7を中心とし
てスタータ6による駆動方向とは逆方向に回動付勢され
ている。そして、これによりメインギア8とシザースギ
ア9との歯の位相がずれるようになっている。
【0010】又、図示はしないが、フライホイール内に
はワンウエイクラッチが設けられ、このワンウエイクラ
ッチは、始動時にスタータ6によるリングギア1aの回
転をクランク軸側に伝達してクランキングを行い、且
つ、始動完了後に空転することでエンジン1にてスター
タ6が逆駆動されるのを防止するようになっている。
尚、その構造の詳細は、例えば実公平2−10306号
公報に記載のスタータを参照されたい。
【0011】一方、図1に示すように、スタータ6のモ
ータ21は常開のリレー接点22aを介してバッテリ2
3に接続され、そのリレー接点22aと対応するリレー
コイル22bは、イグニションスイッチ24のST接点
24aを介してバッテリ23に接続されている。従っ
て、イグニションスイッチ24がST接点24aの位置
まで操作されると、リレーコイル22bの励磁によりリ
レー接点22aが閉じられてモータ21が通電し、スタ
ータ6によりエンジン1がクランキングされる。又、ス
タータ6のリレーコイル22bは、スタータ制御用コン
トローラ25のリレー接点25a及びイグニションスイ
ッチ24のON接点24bを介してバッテリ23に接続
されており、このリレー接点25aと対応するリレーコ
イル25bはバッテリ23に接続されている。従って、
イグニションスイッチ24がON接点24bの位置であ
っても、リレーコイル25bの励磁によりリレー接点2
5aが閉じられると、モータ21が通電してクランキン
グが行われる。
【0012】車室内には、図示しない入出力装置、制御
プログラムや制御マップ等の記憶に供される記憶装置
(ROM,RAM,BURAM等)、中央処理装置(C
PU)、タイマカウンタ等を備えたECU31(エンジ
ン制御ユニット)が設置されている。ECU31の入力
側には、エンジン1の回転数を検出するエンジン回転数
センサ32、車速Vを検出する車速センサ33、クラッ
チ5の操作状態を検出するクラッチセンサ34、変速機
4のシフト位置を検出するシフトポジションセンサ3
5、及びその他の各種スイッチやセンサ類が接続されて
いる。
【0013】又、ECU31の出力側には前記した点火
プラグ2及び燃料噴射弁3が接続されると共に、スター
タ制御用コントローラ25のリレーコイル25bが接続
されている。ECU31は上記した各検出情報に基づき
燃料噴射制御や点火時期制御を始めとするエンジン1を
運転するための各種制御を実行すると共に、信号待ち等
の停車時にエンジン1の自動停止始動処理を実行する。
【0014】次に、アイドルストップ車両特有のエンジ
ン1の自動停止始動処理の概要を説明する。ECU31
は、走行中の車両が信号待ち等で停車したときに、予め
設定されたエンジン停止条件の成立によりエンジン1を
自動停止し、同じく予め設定されたエンジン始動条件の
成立によりエンジン1を自動始動し、もって停車中にお
けるエミッション排出や燃料消費を防止する。エンジン
停止条件としては、車速センサ33にて検出された車速
Vがゼロであること、クラッチセンサ34にてクラッチ
5の踏込み操作が検出されていないこと(クラッチ接続
状態)、及びシフトポジションセンサ35にて検出され
たシフト位置がN(ニュートラル)位置であることが設
定され、これらの条件が満たされたときに、ECU31
はエンジン停止条件が成立したと判断し、燃料噴射制御
及び点火時期制御を中止してエンジン1を停止させる。
【0015】又、エンジン始動条件としては、クラッチ
センサ34にてクラッチ5の踏込み操作が検出されたこ
と(クラッチ遮断状態)、及びシフトポジションセンサ
35にて検出されたシフト位置がN位置であることが設
定され、これらの条件が満たされたときに、ECU31
はエンジン始動条件が成立したと判断し、スタータ制御
用コントローラ25のリレーコイル25bを励磁すると
共に、噴射制御及び点火時期制御を再開する。リレーコ
イル25bの励磁によりリレー接点25aが閉じられる
ため、スタータ6のモータ21が通電してクランキング
が行われ、エンジン1が始動されて発進可能となる。
【0016】尚、通常の運転者によるエンジン始動及び
停止は一般的な車両と同様であり、イグニションスイッ
チ24がST接点24aの位置まで操作されると、スタ
ータ6のモータ21が通電してクランキングが行われる
と共に、ECU31により燃料噴射制御及び点火時期制
御が開始されてエンジン1が始動され、又、エンジン1
の運転中にイグニションスイッチ24がON接点24b
から図示しないOFF接点等に戻されると、ECU31
の燃料噴射制御及び点火時期制御が中止されてエンジン
1が停止する。
【0017】次に、以上の始動時におけるスタータ6の
ピニオンギア10とエンジン1側のリングギア1aとの
噛合状態を説明する。前記のようにピニオンギア10の
メインギア8及びシザースギア9はエンジン1側のリン
グギア1aにそれぞれ噛合しており、リングギア1aの
歯溝内において、メインギア8とシザースギア9の歯は
相互に反対方向に付勢され、メインギア8の歯はリング
ギア1aの歯溝内の駆動方向の歯面に、シザースギア9
の歯はリングギア1aの歯溝内の反駆動方向の歯面にそ
れぞれ当接して、そのバックラッシュが解消されてい
る。
【0018】運転者による手動始動、或いはエンジン始
動条件の成立に基づく自動始動が行われて、スタータ6
が作動すると、その出力軸7と共にメインギア8及びシ
ザースギア9が回転する。これに伴いメインギア8によ
りリングギア1aが回転駆動されてエンジン1のクラン
キングが行われると共に、ばね13でスタータ6の駆動
方向とは逆方向に付勢されたシザースギア9によって、
リングギア1aとの間のバックラッシュが解消される。
【0019】クランキング時のエンジン1の回転抵抗は
各気筒の行程変化に応じて変動するため、スタータ6の
メインギア8に作用する反力も変動することになるが、
上記のようにバックラッシュが解消されることから、メ
インギア8及びシザースギア9の歯面は、それぞれリン
グギア1aの歯面に対して当接状態に保持され、歯面同
士の衝突によって生ずる騒音を未然に防止することがで
きる。特にアイドルストップ車両では始動の機会が格段
に多く、且つ、自己の意志とは関係ない自動始動により
運転者が騒音を耳障りに感じ易いが、騒音自体が防止さ
れることから、このような不具合が回避されて、ひいて
は、アイドルストップ車両としての商品価値を高めるこ
とができる。
【0020】[第2実施例]以下、本発明をアイドルス
トップ車両に用いるエンジン1の始動装置に具体化した
第2実施例を説明する。ここで、本実施例の始動装置の
全体的な構成は第1実施例と同一であり、相違点は、ス
タータ6の構成にある。従って、相違点を重点的に説明
する。
【0021】本実施例の始動装置ではスタータ6aの構
成を、第1実施例の常時噛合い式からピニオンギア10
をリングギア1aに噛合・離脱させる通常の形式に変更
している。スタータ6自体の内部構造は一般的なものと
何ら相違せず、ピニオンギア10をモータにより回転可
能に、且つソレノイドによりリングギア1a側に突出可
能に構成されている。
【0022】そして、本実施例でも、スタータ6のピニ
オンギア10はメインギア8とシザースギア9からなっ
ており、この部分の構成は、図2及び図3に基づいて説
明した第1実施例のものとほとんど同じである。第1実
施例との相違点を述べると、まず、ピニオンギア10が
リングギア1aから離脱した場合を想定して、メインギ
ア8に対しシザースギア9を所定角度でばね13に抗し
て回動規制するストッパ機構(図示なし)を設けてい
る。
【0023】図4はリングギア1a及びピニオンギア1
0の歯を上方から見た状態を示しており、このようにリ
ングギア10から離脱しているときのピニオンギア10
の歯の厚みW2(メインギア8とシザースギア9との位
相ずれに応じて決定される)は、前記ストッパ機構の回
動規制により、リングギア1aの歯溝の幅W1より若干
大きい状態に保持されている。尚、図から明らかなよう
に、本実施例のピニオンギア10は、メインギア8に先
行してシザースギア9をリングギア1aに噛合させるよ
うに、両ギア8,9の配列が設定されている。
【0024】又、第1実施例との相違点としては、メイ
ンギア8の回転駆動方向側の歯面に、リングギア1a側
に向けて傾斜するテーパ状のガイド面41が形成されて
いる。図では単一の歯のみが示されているが、ガイド面
41は勿論メインギア8の全ての歯に形成されている。
尚、シザースギア9及びリングギア1aの歯に形成され
た面取り42は、通常のスタータのピニオンギア及びリ
ングギアに施されているものと同じく、シザースギア9
をリングギア1aに噛合させ易いように配慮したもので
ある。
【0025】次に、上記のように構成されたピニオンギ
ア10をスタータ6の作動に伴ってリングギア1aに噛
合させるときの動作順序を説明する。スタータ6の作動
によりソレノイドが励磁されると、内部の図示しないス
パイラルスプラインに沿ってピニオンギア10は図4に
示す矢印A方向の回転を伴いながら突出し、まず、その
シザースギア9が面取り42に案内されてリングギア1
aの歯溝内に進入し始める。ピニオンギア10が移動を
続けると、図5に示すように、そのメインギア8のガイ
ド面41がリングギア1aの歯に当接し、ガイド面41
に案内されてメインギア8はばね13が押し縮めながら
リングギア1aの歯溝内に進入する。よって、図6に示
す噛合完了の時点では、メインギア8の歯がリングギア
1aの歯溝内の駆動方向の歯面に、シザースギア9の歯
がリングギア1aの歯溝内の反駆動方向の歯面にそれぞ
れ当接して、そのバックラッシュが解消される。
【0026】従って、歯面同士が衝突することなくクラ
ンキングが行われ、第1実施例と同じく始動時の騒音を
未然に防止することができる。又、以上のように、メイ
ンギア8をガイド面41で案内してリングギア1aに確
実に噛合させるため、噛合不良による始動性の悪化とい
う弊害を未然に回避することができる。以上で実施例の
説明を終えるが、本発明の態様はこの実施例に限定され
るものではない。例えば、上記第1及び第2実施例で
は、アイドルストップ車両に用いるエンジン1の始動装
置に具体化したが、ハイブリッド車両用のエンジンの始
動装置として具体化してもよいし、通常の車両に用いる
エンジンの始動装置に具体化してもよい。更に、エンジ
ン1に組み合わせる変速機についても、上記実施例のよ
うな手動変速機4に代えて自動変速機を組み合わせても
よい。
【0027】又、上記第2実施例では、メインギア8に
先行してシザースギア9をリングギア1aに噛合させる
ように、両ギア8,9の配列を設定したが、その位置関
係を逆転させてもよい。この場合には、図7に示すよう
に、シザースギア9のばね13による付勢方向側の歯面
に、リングギア1a側に向けて傾斜するテーパ状のガイ
ド面51を形成する。又、シザースギア9の歯幅が短く
てガイド面51が急角度になることから、このガイド面
51に対応してリングギア1aの面取り52の角度を緩
やかに形成してシザースギア9を案内し易くする。そし
て、始動に伴ってピニオンギア10をリングギア1aに
噛合させる際には、図8に示すように、シザースギア9
はガイド面51及び面取り52の案内によりリングギア
1aの歯溝内に進入して、図9に示すように噛合を完了
させることができる。
【0028】更に、上記第1及び第2実施例では、メイ
ンギア8、シザースギア9、及びリングギア1aを平歯
車として形成したが、例えば、これらのギア8,9,1
aをはすば歯車とし、更なる騒音低減を図ってもよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明の内燃機関の
始動装置によれば、回動付勢されたシザースギアによっ
てメインギアとリングギアとの間のバックラッシュを解
消するため、エンジン始動時に歯面同士の衝突によって
生ずる騒音を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のエンジンの始動装置を示す全体構
成図である。
【図2】ピニオンギアの構成を示す分解斜視図である。
【図3】ピニオンギアの構成を示す断面図である。
【図4】第2実施例のピニオンギアの噛合開始の状態を
示す説明図である。
【図5】第2実施例のピニオンギアの噛合途中の状態を
示す説明図である。
【図6】第2実施例のピニオンギアの噛合完了の状態を
示す説明図である。
【図7】別例のピニオンギアの噛合開始の状態を示す説
明図である。
【図8】別例のピニオンギアの噛合途中の状態を示す説
明図である。
【図9】別例のピニオンギアの噛合完了の状態を示す説
明図である。
【符号の説明】
1 エンジン(内燃機関) 6 スタータ(スタータ手段) 7 出力軸 8 メインギア 9 シザースギア 10 ピニオンギア 13 ばね(付勢手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機関始動用のスタータ手段の出力軸に設
    けられたピニオンギアを内燃機関のクランク軸に連結さ
    れたリングギアに噛合させ、上記スタータ手段にてクラ
    ンク軸を回転駆動可能な内燃機関の始動装置において、 上記ピニオンギアを、上記出力軸に固定されたメインギ
    アと、該メインギアに対して同一歯数で、且つ、付勢手
    段にて上記出力軸を中心として特定方向に歯の位相がず
    れるように回動付勢されたシザースギアとから構成した
    ことを特徴とする内燃機関の始動装置。
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