JP2000274127A - 指紋照合ドアホン装置 - Google Patents

指紋照合ドアホン装置

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JP2000274127A JP11081164A JP8116499A JP2000274127A JP 2000274127 A JP2000274127 A JP 2000274127A JP 11081164 A JP11081164 A JP 11081164A JP 8116499 A JP8116499 A JP 8116499A JP 2000274127 A JP2000274127 A JP 2000274127A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 照合者の指紋が容易に登録でき、メモリー内
の登録先のグル−プによって解錠、呼出、呼出拒否の機
能が実行される指紋照合ドアホン装置を提供する。 【解決手段】 玄関子機の指紋照合部に照合された指紋
がメモリー内の住人用メモリーに登録された指紋と一致
したとき電気錠を解錠する解錠信号を送出し、知人用メ
モリーに登録された指紋と一致したとき室内親機を知人
用呼出音で呼出す知人用呼出信号を送出し、呼出拒否用
メモリーに登録された指紋と一致したときは室内親機を
呼出す呼出信号を送出しないよう制御するとともに、玄
関子機の指紋照合部で照合された指紋が、いずれのメモ
リーとも一致しないときは室内親機を呼出す呼出信号を
送出するCPUを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は指紋照合ドアホン装
置に係り、特にメモリー登録をグループ分けすること
で、指紋照合時に登録の有無および登録先のグループに
対応して解錠、知人用呼出、呼出拒否、呼出を行う指紋
照合ドアホン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の指紋照合ドアホン装置の一例とし
て図2に示すように、来訪者が呼出操作を行い、また帰
宅した住居者が解錠操作をする指紋照合ユニット部分を
含む玄関子機70と玄関子機70と接続され室内に設置
される室内親機80と玄関子機70および室内親機80
に接続される電気錠100とからなる。玄関子機70の
端子T71は伝送路を介して室内親機80の端子T73
に接続している。室内親機80の端子T74および玄関
子機70の端子T72はそれぞれ伝送路を介して電気錠
100に接続している。
【0003】玄関子機70はスピーカ71、マイク7
2、通話回路73、指紋照合部74、指紋判別回路7
5、メモリー76、呼出信号送出回路77、CPU7
8、解錠信号送出回路79とが設けられている。スピー
カ71とマイク72はそれぞれ通話回路73に接続され
ている。指紋照合部74は指紋判別回路75を介してC
PU78に接続されており、また指紋判別回路75はメ
モリー76と接続されている。またCPU78は解錠信
号送出回路79を介して端子T72および呼出信号送出
回路77を介して端子T71に接続されている。
【0004】室内親機80はリレー81、通話回路8
2、レシーバー84とマイク85からなるハンドセット
83と、呼出検出回路86、フックスイッチ87、CP
U88、アンプ89、スピーカー90、解錠信号送出回
路91、解錠スイッチ92とから構成されている。端子
T73はリレー81の切替え接点に接続される。リレー
81の常開接点は通話回路82に接続され、通話回路8
2にレシーバー84とマイク85が接続されている。リ
レー81の常閉接点は呼出検出回路86を介してCPU
88と接続する。解錠スイッチ92とフックスイッチ8
7はCPU88と接続する。またCPU88は解錠信号
送出回路91を介して端子T74と接続する。
【0005】このように構成された従来の指紋照合ドア
ホン装置において、来訪者が玄関子機70の指紋照合部
74に指紋を照合させた時にその指紋がメモリー76に
登録されたものと一致しなければ指紋判別回路75はC
PU78と呼出信号送出回路77と端子T71を介して
室内親機80に呼出信号f71を送出する。室内親機8
0に送出された呼出信号f71は端子T73、リレー8
1を介して呼出検出回路86に入力されCPU88に送
出される。CPU88はこの呼出信号f71の信号レベ
ルを検出することにより呼出音信号をアンプ89に送出
する。この呼出音信号はアンプ89で増幅されてスピー
カー90より呼出音として発報される。呼出音の発報に
より来訪者を確認した居住者が、来訪者との通話を成立
させるためにハンドセット83を取り上げる(フックア
ップ)ような呼出応答操作を行うと、フックスイッチ8
7が切替えられCPU88にフックアップ検出信号が入
力される。フックアップ検出信号を検知したCPU88
はリレー81を通話回路82側に切替える。よって玄関
子機80の来訪者との通話を成立させるために、居住者
によってハンドセット83のマイク85を介して入力さ
れる内線送話信号は通話回路82、リレー81、端子T
73、玄関子機70の端子T71、通話回路73を介し
てスピーカー71より出力される。また来訪者は内線送
話信号の送出により居住者の在宅を確認し、応答として
通話を成立させる為に内線受話信号を玄関子機70のマ
イク72を介して入力する。この内線受話信号は通話回
路73、端子T71、室内親機80の端子T73、リレ
ー81、通話回路82を介してハンドセット83のレシ
ーバー84より出力されることから伝送路を介する玄関
子機70および室内親機80間において通話を成立させ
る音声信号(内線送話信号、内線受話信号)の送受が可
能となり通話が成立する。
【0006】そして居住者は来訪者の入室を許可し解錠
スイッチ92を操作するとCPU88は解錠信号送出回
路91、端子T74をを介して解錠信号f73を電気錠
100に送出する。解錠信号f73を入力された電気錠
100は解錠動作を行う。また帰宅した居住者が玄関子
機70の指紋照合部74に指紋を照合させた時にその指
紋がメモリー76に登録されたものと一致すれば指紋判
別回路75はCPU78と端子T72を介して解錠信号
f72を電気錠100に送出する。解錠信号f72を入
力された電気錠100は解錠動作を行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
指紋照合ドアホン装置においては、指紋登録は居住者が
解錠のためだけに指紋登録を行っていたため、来訪者が
照合した場合は室内に呼出音が発報されるだけであり、
初めての客と知人の来訪時に区別がなく、またいたずら
や応答したくない相手でも同様に呼出音が発報されるだ
けであった。本発明は上述の難点を解消するためになさ
れたもので、来訪者が玄関子機で指紋を照合することで
その指紋はメモリーに登録が可能であり、メモリーに登
録された指紋はグループ分けしておくことで知人用呼出
音や呼出拒否機能など来訪者が指紋照合するとグループ
に応じた機能が実行される指紋照合ドアホン装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明による指紋照合ドアホン装置は、玄関子機の
指紋照合部で照合された指紋がメモリーに登録された指
紋と一致したとき電気錠を解錠し、一致しなかったとき
室内親機を呼出して通話状態となる指紋照合ドアホン装
置において、メモリーを住人の指紋を登録する住人用メ
モリーと、知人の指紋を登録する知人用メモリーと、呼
出拒否する人の指紋を登録する呼出拒否用メモリーにグ
ループ分けし、玄関子機の指紋照合部で照合された指紋
が、住人用メモリーに登録された指紋と一致したとき電
気錠を解錠する解錠信号を送出し、知人用メモリーに登
録された指紋と一致したとき室内親機を知人用呼出音で
呼出す知人用呼出信号を送出し、呼出拒否用メモリーに
登録された指紋と一致したとき室内親機を呼出す呼出信
号を送出しないよう制御するとともに、玄関子機の指紋
照合部で照合された指紋が、いずれのメモリーとも一致
しないとき室内親機を呼出す呼出信号を送出するCPU
とを備えることを特徴とするものである。
【0009】また玄関子機の指紋照合部で照合された指
紋が、いずれのメモリーとも一致しないとき、指紋を一
時保存する指紋一時記憶装置と、指紋をいずれかのメモ
リーに登録するか、いずれのメモリーにも登録しないか
を設定する指紋登録設定装置とを備えることを特徴とす
るものである。このような指紋照合ドアホン装置によれ
ば、照合した指紋が住人用メモリー、知人用メモリー、
呼出拒否用メモリーのいずれかに登録してあればその登
録してあるグループに対応した解錠、知人用呼出、呼出
拒否機能の実行が可能である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明による指紋照合ドア
ホン装置の好ましい形態の一実施例について、図面を参
照して説明する。本発明の指紋照合ドアホン装置におい
て図1に示すように、来訪者が呼出操作を行い、また帰
宅した居住者が解錠操作をする指紋照合ユニット部分を
含む玄関子機1と、玄関子機1と接続され室内に設置さ
れる室内親機3と玄関子機1および室内親機3に接続さ
れる電気錠5とからなる。玄関子機1の端子T1、T2
は伝送路を介して室内親機3の端子T4、T6に接続し
ている。室内親機3の端子T5および玄関子機1の端子
T3はそれぞれ伝送路を介して電気錠5に接続してい
る。
【0011】図1に示すように玄関子機1はスピーカー
11、マイク12、通話回路13、指紋照合部14、指
紋照合した後一定時間室内親機からの応答がなければ指
紋一時記憶装置16内の指紋を消去するためのタイマー
15、指紋一時記憶装置16、指紋判別回路17、住人
用メモリー19、知人用メモリー20、呼出拒否用メモ
リー21にグループ分けされたメモリー18、呼出信号
送出回路22、CPU23、解錠信号送出回路24とが
設けられている。
【0012】スピーカ11とマイク12はそれぞれ通話
回路13に接続され、また通話回路3は端子T1に接続
されている。指紋照合部14は指紋判別回路17を介し
てCPU23に接続されており、また指紋判別回路17
はメモリー18と、タイマー15を接続した指紋一時記
憶装置16に接続されている。メモリー18と指紋一時
記憶装置16はそれぞれ端子T2に接続されている。ま
たCPU23は解錠信号送出回路24を介して端子T3
および呼出信号送出回路22を介して端子T1に接続さ
れている。
【0013】室内親機3はレシーバー34とマイク35
を含むハンドセット33、通話回路32、呼出検出回路
36、通話回路32と呼出検出回路36を切替えるリレ
ー31、CPU37、フックスイッチ38、アンプ3
9、スピーカー40、解錠信号送出回路41、解錠スイ
ッチ42、指紋登録のグループ分けなどを行う指紋登録
設定装置43とが設けられている。このような構成の指
紋照合ドアホン装置の動作を図1を用いて以下のように
説明する。
【0014】図1に示すように、帰宅した居住者が玄関
子機1の指紋照合部14に指紋を照合させた時にその指
紋がメモリー18内の住人用メモリー19に一致すれば
指紋判別回路17はCPU23と端子T3を介して解錠
信号f3を電気錠5に送出する。解錠信号f3を入力さ
れた電気錠5は解錠動作を行う。来訪者が玄関子機1の
指紋照合部14に指紋を照合させた時にその指紋がメモ
リー18内の知人用メモリー20に登録されたものと一
致すれば指紋判別回路17はCPU23と呼出信号送出
回路22と端子T1を介して室内親機2に知人用呼出信
号f2を送出する。玄関子機1から送出された知人用呼
出信号f2は室内親機3の端子T4、リレー31を介し
て呼出検出回路36に入力され、CPU37に送出され
る。CPU37はこの知人用呼出信号f2の信号レベル
を検出することにより、知人用呼出音信号をアンプ39
に送出する。この知人用呼出音信号はアンプ39で増幅
されてスピーカー40より知人用呼出音として発報され
る。
【0015】知人用呼出音の発報により来訪者を確認し
た居住者が、来訪者との通話を成立させるためのハンド
セット33を取り上げる(フックアップ)ような呼出応
答操作を行うと、フックスイッチ38が切替えられCP
U37にフックアップ検出信号が入力される。フックア
ップ検出信号を検知したCPU37はリレー31を通話
回路32側に切替える。よって玄関子機1の来訪者との
通話を成立させるために、居住者によってハンドセット
33のマイク35を介して入力される内線送話信号は通
話回路32、リレー31、端子T4、玄関子機1の端子
T1、通話回路13を介してスピーカー11より出力さ
れる。また来訪者は内線送話信号の送出により居住者の
在宅を確認し、応答して通話を成立させるために内線受
話信号を玄関子機1のマイク12を介して入力する。こ
の内線受話信号は通話回路13、端子T1、室内親機3
の端子T4、リレー31、通話回路32を介してハンド
セット33のレシーバー34より出力されることで伝送
路を介する玄関子機1および室内親機3間において通話
を成立させる音声信号(内線送話信号、内線受話信号)
の送受が可能となり通話が成立する。
【0016】そして居住者は来訪者の入室を許可し解錠
スイッチ42を操作するとCPU37は解錠信号送出回
路41、端子T5をを介して解錠信号f4を電気錠5に
送出する。解錠信号f4を入力された電気錠5は解錠動
作を行う。過去に玄関子機1にいたずらをした人や、来
客しても応答したくない人を室内親機3の指紋登録設定
装置43から玄関子機1のメモリー18内の呼出拒否用
メモリー21に登録することで、来客者が玄関子機1の
指紋照合部14に指紋を照合させ、その指紋がメモリー
内の呼出拒否用メモリー21に登録されたものと一致す
ればCPU23から呼出信号は送出されず、室内親機3
から呼出音は発報されない。
【0017】来訪者が玄関子機1の指紋照合部14に指
紋を照合させた時にその指紋がメモリー18内に登録さ
れたものと一致しなければ指紋判別回路17は照合され
た指紋を指紋一時記憶装置16に記憶し、またCPU2
3と呼出信号送出回路22と端子T1を介して室内親機
3に呼出信号f1を送出する。指紋一時記憶装置16に
記憶された指紋は端子T2を介して室内親機3に指紋情
報信号f5を送出する。室内親機3に送出された指紋情
報信号f5は端子T6を介して指紋登録設定装置43に
入力され、指紋をメモリー内の知人用メモリー20、呼
出拒否用メモリー21に登録するか消去するかを選択す
る。
【0018】玄関子機1から送出された呼出信号f1は
室内親機3の端子T4、リレー31を介して呼出検出回
路36に入力されCPU37に送出される。CPU37
はこの呼出信号f1の信号レベルを検出することによ
り、呼出音信号をアンプ39に送出する。この呼出音信
号はアンプ39で増幅されてスピーカー40より呼出音
として発報される。来訪者と居住者の通話、解錠は上述
した方法と同様である。また玄関子機1の指紋一時記憶
装置16に指紋が記憶されるとタイマー15が作動し、
居住者の不在等で通話が成立せずに一定時間が経過する
とタイマーがタイムアップし、指紋一時記憶装置16に
記憶された指紋は自動消去される。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の指紋照合ドアホン装置によれば、指紋をメモリー内に
グループ分けして登録することで、指紋照合後の動作機
能を解錠、知人用呼出、呼出拒否、指紋未登録者用の呼
出のいずれかを行うことを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による指紋照合ドアホン装置の一実施例
を示すブロック図
【図2】従来の指紋照合ドアホン装置のブロック図
【符号の説明】
1・・・・・玄関子機 3・・・・・室内親機 5・・・・・電気錠 14・・・指紋照合部 16・・・指紋一時記憶装置 18・・・メモリー 19・・・住人用メモリー 20・・・知人用メモリー 21・・・呼出拒否用メモリー 23・・・CPU 43・・・指紋登録設定装置 f1・・・呼出信号 f2・・・知人用呼出信号 f3・・・解錠信号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】玄関子機(1)の指紋照合部(14)で照
    合された指紋がメモリー(18)に登録された指紋と一
    致したとき電気錠(5)を解錠し、一致しなかったとき
    室内親機(3)を呼出して通話状態となる指紋照合ドア
    ホン装置において、 前記メモリーを住人の指紋を登録する住人用メモリー
    (19)と、知人の指紋を登録する知人用メモリー(2
    0)と、呼出拒否する人の指紋を登録する呼出拒否用メ
    モリー(21)にグループ分けし、前記玄関子機の前記
    指紋照合部で照合された指紋が、前記住人用メモリーに
    登録された指紋と一致したとき前記電気錠を解錠する解
    錠信号(f3)を送出し、前記知人用メモリーに登録さ
    れた指紋と一致したとき室内親機を知人用呼出音で呼出
    す知人用呼出信号(f2)を送出し、前記呼出拒否用メ
    モリーに登録された指紋と一致したとき室内親機を呼出
    す呼出信号(f1)を送出しないよう制御するととも
    に、前記玄関子機の前記指紋照合部で照合された指紋
    が、前記いずれのメモリーとも一致しないとき前記室内
    親機を呼出す前記呼出信号を送出するCPU(23)と
    を備えることを特徴とする指紋照合ドアホン装置。
  2. 【請求項2】前記玄関子機の前記指紋照合部で照合され
    た指紋が、前記いずれのメモリーとも一致しないとき、
    前記指紋を一時保存する指紋一時記憶装置(16)と、
    前記指紋を前記いずれかのメモリーに登録するか、前記
    いずれのメモリーにも登録しないかを設定する指紋登録
    設定装置(43)とを備えることを特徴とする請求項1
    記載の指紋照合ドアホン装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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