JP2000274074A - 型わく工事用ボルト金具 - Google Patents

型わく工事用ボルト金具

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JP2000274074A
JP2000274074A JP11080746A JP8074699A JP2000274074A JP 2000274074 A JP2000274074 A JP 2000274074A JP 11080746 A JP11080746 A JP 11080746A JP 8074699 A JP8074699 A JP 8074699A JP 2000274074 A JP2000274074 A JP 2000274074A
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JP
Japan
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bolt
metal piece
fitting
metal
hole
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JP11080746A
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Keiji Murakami
敬二 村上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本願発明は、前記締付金具の固定作業を効率
良く行うことができる型わく工事用ボルト金物を提供す
ること。 【解決手段】 ボルト金具1は、略直方体状の頭部10
と、ボルト部20からなり、頭部10には孔11が設け
られ、その孔11にその一部が臨むように、1片の金属
片12がスポット溶接されている。前記金属片12は、
弾性を備えた略長方形の金属の薄片であって、例えばス
テンレスに焼きを入れてはがね状にしたもの、「はが
ね」(鋼鉄)や「ばね鋼」等を裁断して作られている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として、コンク
リート打設の準備段階である型わく工事の際に、ナット
部材を介してパネルに取付けられるボルト金具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図7に基づいて、鉄筋コンクリート造の
型わく工事を説明しつつ、従来の技術について述べる。
同図は、はり及び床の型わく工事の概略を示す断面図で
ある。この型わく工事では、角パイプ又はばた材100
を建込み、その内側に内ばた材101を、その内側に合
板からなるパネル(せき板)102をそれぞれ建込み、
締付金具であるセパレータ103と、ナット部材である
木コン104等を介して、各部材を一体化する。その
際、パネル102の中間位置に、予め木コン104等を
介してボルト金具105,105を取付けておく。この
ボルト金具105は、打設されるコンクリートによる側
圧に対するパネル102の耐圧性を高めるために配筋後
に取付けられる締付金具106の両端を、固定するもの
である。そして、既に組立てられている鉄筋107をパ
ネル102,102,102内に降ろして配筋し、その
後、前記締付金具106の折曲げ端部106a,106
aの両方を、前記ボルト金具105の孔に挿入し、端部
102aのネジ部をナットで固定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記ボルト金
具105を用いた上記工事では、鉄筋107とパネル1
02間の狭いところに手を入れて、前記締付金具106
の両端部106a,106aをナットで固定していたの
で、その締付金具の固定作業が、困難を極めていた。
【0004】そこで、本願発明は、前記締付金具の固定
作業を効率良く行うことができる型わく工事用ボルト金
物を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成する手段
として、型わく工事用ボルト金具を、前記パネル間に掛
渡される締付金具の端部が遊挿される孔と、前記端部の
挿入に伴う外力により弾性変形すると共に、前記端部の
外周に設けられた凹部に弾性圧入されるように、その一
部が前記孔に臨んで固着された1片の金属片から構成し
た(請求項1に記載の発明)。
【0006】ここでナット部材とは、めねじが設けられ
た部品で、そのめねじに本願発明の型わく工事用ボルト
金具がボルト締めされる。例えば上述の木コン等であ
る。また、遊挿とは、前記締付金具の端部が、余裕のあ
る状態で挿入できる状態を意味する。
【0007】この発明によれば、1片の金属片の弾性を
利用しているので、前記締付金具の端部をスムースに挿
入することができ、また側圧による締付金具の浮上がり
や抜け等を確実に防ぐことができる。
【0008】上記発明において、前記金属片をボルト基
部側にスポット溶接することが好ましい(請求項2に記
載の発明)。金属片をボルト基部側にスポット溶接する
ことにより、その金属片の弾性性能を十分に発揮させる
ことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に係る型わく工事用ボトル
金具(以下、ボルト金具という)の実施形態を、図1乃
至図3に基づいて詳細に説明する。図1は、ボルト金具
の斜視図、図2は、同金具の平面図、図は、同金具の中
央縦断面図である。なお、これらの各図、記述の図7及
び以下に説明する各図において、同一の構成は同一の符
号を付して、詳細な説明を省略する。
【0010】前記ボルト金具1は、図1乃至図3に示し
たように、略直方体状の頭部10と、ボルト部20から
なり、頭部10には孔11が設けられ、その孔11にそ
の一部が臨むように、1片の金属片12が固着されてい
る。
【0011】前記孔11は、図7に示した締付金具10
6の端部106aを挿入するもので、その径は、前記端
部106aを遊挿できるような大きさに成形されてい
る。
【0012】前記金属片12は、弾性を備えた略長方形
の金属の薄片であって、例えばステンレスに焼きを入れ
てはがね状にしたもの、「はがね」(鋼鉄)や「ばね
鋼」等を裁断して作られている。厚さは略0.2mmが
好ましい。この金属片12の一部が、前記孔11に臨む
幅Wは、前記締付金具106の端部106aの挿入に伴
う外力により弾性変形し、また変形から復帰した前記金
属片12の先端12aが、前記端部106aの外周に設
けられた凹部としてのねじの谷に入り込むことができる
幅にする。
【0013】この金属片12の他端12bは、頭部10
のボルト基部側10Aにて溶接されている。この溶接
は、例えばスポット溶接(点溶接)により、金属片12
の弾性性能を十分に発揮させるように行う。
【0014】次に、上記のように構成されたボルト金具
1の使用方法を、図4及び図5に基づいて説明する。図
4は、図7の木コン104に本願発明のボルト金具1を
取付け、前記締付金具106の端部106aを挿入する
状態の説明図、図5は、前記ボルト金具1の作用を説明
するめたの要部断面図である。図4に示したように、前
記締付金具106の端部106aを、前記孔11に押込
むように外力を加えると、図5に示したように、前記端
部106aのねじ山に前記金属片12の先端12aが当
たる毎に弾性変形され、一方、ねじの谷に前記金属片1
2の先端12aが入り込む毎に、変形前の状態に復帰す
る。そして、外力の減衰に応じて、所定のねじの谷に前
記金属片12の先端12aが、変形前の状態に復帰する
力により、弾性圧入される。
【0015】弾性圧入された後は、外力と逆方向の力、
即ち、前記締付金具106を引抜こうとする方向の力に
対し、前記金属片12は、弾性曲線を描くことはできな
い。よって、前記先端12aは、所定のねじの谷に圧入
された状態を維持し、前記締付金具106の浮上がり等
を防ぐことができる。
【0016】なお、図示は省略したが、他方の木コン1
04にも、本願発明のボルト金具1が緊着されており、
ほぼ同時に前記締付金具106の他端106aが孔11
に挿入され、ボルト金具1によって、同様の作用効果が
奏される。
【0017】以上のように、この実施形態に係るボルト
金具1では、第1に、一片のみの金属片12の弾性作用
を利用しているので、前記締付金具106の両端部10
6a,106aを容易に挿入でき、逆に引抜き難いボル
ト金具となっている。よって、前記ボルト金具1,1の
孔11,11に前記締付金具106の両端106a,1
06aを位置させて、上から押し込むだけで、前記締付
金具106の固定作業を効率良く行うことができる。第
2に、一片の金属片12を溶着するだけで製造できるの
で、製造コストを抑えることができる。第3に、金属片
12は弾性に優れており、ボルト基部側で点溶接されて
いるので、その弾性性能が十分に発揮される。
【0018】なお、前記ボルト金具1の頭部10は、略
長方体状に成形されているが、正方形状でも、ドーナッ
ツ形状でもよく、その形状は問われない。また、溶接の
方法は、金属片12がその弾性性能を十分に発揮できる
ものであればよく、点溶接等の抵抗溶接に限られず、ア
ーク溶接でもよい。
【0019】次に、図6に基づいて、本願発明のボルト
金具の別の実施形態を説明する。上記実施形態では、略
長方形の金属片12を用いていたが、図6に示したよう
に、前記孔11に臨ませる部分に湾曲を付けた金属片1
2Aを用いてもよい。この湾曲は、前記締付金具106
の端部106aの形状に対応させたもので、前記端部1
06aに圧入される金属片12の当接面積が増え、それ
だけ引抜力に対する抗力が増加する。その他の構成は、
上記実施態様と同一であるので、同一の作用効果を奏す
る。
【0020】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、1片の
金属片の弾性を利用しているので、締付金具の端部をス
ムースに挿入することができ、締付金具の浮上がりや抜
け等を確実に防ぐことができる。よって、前記ボルト金
具の孔に前記締付金具の両端部を位置させて、上から押
し込むだけで、前記締付金具の固定作業を効率良く行う
ことができる。
【0021】請求項2に記載の発明によれば、金属片を
ボルト基部側にスポット溶接することにより、その金属
片の弾性性能を十分に発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態に係るボルト金具の斜視図、
【図2】 同金具の平面図、
【図3】 同金具の中央縦断面図、
【図4】 同金具の作用説明図、
【図5】 同金具の作用説明図、
【図6】 第2実施形態に係るボルト金具に用いる金属
片の斜視図、
【図7】 従来例の型わく工事の概略断面図。
【符号の説明】
1 ボルト金具 10 頭部 20
ボルト部 11 孔 12 11
金属片 106 締付金具 106a 端部 12a 先端 12b 他端 10
A ボルト基部側 104 木コン 12A 金属片

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向するパネルに、それぞれナット部材
    を介して取付けられる型わく工事用ボルト金具であっ
    て、 前記パネル間に掛渡される締付金具の端部が遊挿される
    孔と、 前記端部の挿入に伴う外力により弾性変形すると共に、
    前記端部の外周に設けられた凹部に弾性圧入されるよう
    に、その一部が前記孔に臨んで固着された1片の金属片
    からなる型わく工事用ボルト金具。
  2. 【請求項2】 前記金属片は、ボルト基部側にスポット
    溶接されていることを特徴とする請求項1に記載の型わ
    く工事用ボルト金具。
JP11080746A 1999-03-25 1999-03-25 型わく工事用ボルト金具 Pending JP2000274074A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104314955A (zh) * 2014-09-15 2015-01-28 常州市耀华仪器有限公司 梅花手柄螺丝

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104314955A (zh) * 2014-09-15 2015-01-28 常州市耀华仪器有限公司 梅花手柄螺丝

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