JP3516859B2 - 木材用締結具 - Google Patents

木材用締結具

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JP3516859B2 JP06058698A JP6058698A JP3516859B2 JP 3516859 B2 JP3516859 B2 JP 3516859B2 JP 06058698 A JP06058698 A JP 06058698A JP 6058698 A JP6058698 A JP 6058698A JP 3516859 B2 JP3516859 B2 JP 3516859B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ボルトの締結に用
いられる木材用締結具に関するものである。 【0002】 【従来の技術】ナット部に筒状部が一体に連設された筒
型ナットが、建築分野等で使用されていた。例えば、木
材住宅の部材を締結するための羽子板ボルト用のナット
として上記筒型ナットが用いられており、部材が振動を
受けたり、収縮した場合のナットの緩みを防止するため
に、筒型ナットの筒状部にバネ座金等を挿通し、部材と
ナット部との間にバネ座金等を介在させて締結すること
が行なわれていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
筒型ナットは通常、特願平9−340710号に記載さ
れているように、筒状部は先端からナット部に至るまで
同径に形成されている為、ボルトやナットを締め付け過
ぎると、バネ座金等の弾性限界を超えて押し潰されて、
バネ座金等の反発力によりボルトとナットの締結の緩み
を防止するとい効果がなくなるという問題があった。 【0004】本発明は、上記従来技術の欠点を解決する
ものであり、ナットとボルトの締め付けを強固にするバ
ネ座金の機能を充分に発揮することのできる木材用締結
を提供することを目的とするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、(1)ナット
部と該ナット部に連結された筒状部とから形成された筒
型ナットとバネ座金とよりなる木材用締結具であって、
上記筒型ナットは、大径部と小径部とからなる筒状部を
有し、該筒状部は二つの段差が筒状部の先端に向って外
径が小さくなるように構成され、上記大径部がナット部
側に位置し、一の段差が大径部のナット部側の境に設け
られ、他の一の段差が大径部と小径部との境に設けら
れ、上記ナット部と筒状部を貫通するボルト挿通穴には
ナット部から筒状部の先端まで雌ネジが設けられ、ナッ
ト部と筒状部の連結部にはフランジが設けられてなり、
上記バネ座金は、上記筒状部の大径部に挿通される大き
さの大穴と、大径部には挿通しえないが小径部には挿通
しえる大きさの小穴とを有し、上記大穴側を上記ナット
部側に向けて筒状部に小径部の先端が上記小穴より突き
出るように挿通され、該突き出た小径部の先端の外径が
上記小穴の径より大きく形成されてなることを特徴とす
る木材用締結、を要旨とするものである。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づき詳細
に説明する。図1に示すように、本発明の木材用締結具
に用いる筒型ナット1は、ナット部2と該ナット部2と
連結した筒状部3とからなる。筒状部3は、大径部3a
と小径部3bとからなり、大径部3aはナット部2側に
位置し、小径部3bはボルト挿入側に位置して設けら
れ、大径部3aと小径部3bの境に段差6が形成されて
いる。ナット部2と筒状部3とを貫通するボルト挿通穴
7には雌ネジ4が設けられる。雌ネジ4はナット部2の
みに設けてもよいが、ナット部2から筒状部3に亘って
設けることが以下に記載の〜の点で好ましい。雌
ネジがナット部のみならず筒状部にまで設けられると、
相手のボルトの長さが短くて済み経済的である。ボル
トの締め付け部分が長い場合であっても、ナット部2ま
でボルト先端が達しなくても締め付けることができるの
で、締結作業が容易である。柱等の部材にナットを埋
め込んで使用する場合は、従来よりも浅い座堀で使用で
き作業性に優れる。特に図1に示すように雌ネジ4を筒
状部3の先端まで設けることが経済性、作業性の上で好
ましい。 【0007】ナット部2は、六角ナット形状が一般に用
いられるが、これに限定されず四角ナット形状等の他の
形状であっても使用することができる。 【0008】筒状部3は外周面の筒状部3aと筒状部3
bとの間に段差を形成し、かつボルト挿通穴7に雌ネ
ジが形成可能であれば、その外径、長さ等の寸法、及び
形状は、特に限定されないが、通常、円筒形状に形成さ
れ、その外形寸法は、ナット部2の外径よりも小さく形
成される。 【0009】本発明で用いる筒型ナット1は図1に示す
ように、ナット部2と筒状部3との連結部にフランジ5
を設けることができる。フランジ5は、ナット部2から
外方に突出する鍔状の例えば円板状に形成されるが、特
にその形状に限定されない。又、フランジ部5は、図1
に示すように筒型ナット1のナット部2と筒状部3と一
体的に形成してもよいが、別体の部材を接合して一体化
してもよい。フランジ部5が設けられていると、ナット
1と部材の間にバネ座金等を入れる場合、バネ座金等の
係止を容易にすることができる。 【0010】本発明の木材用締結具は、筒型ナットと共
にバネ座金が用いられる。バネ座金としては、例えば、
図2に示すように板状体の両端を断面略C字状に折り曲
げてなるバネ座金(以下、枕バネという。)9を用いる
ことができる。この枕バネ9は、筒状ナット1の筒状部
3の大径部3aに挿通される大きさの穴(大穴)13a
と大径部3aには挿通しないが、小径部3bには挿通し
える大きさの穴(小穴)13bとを有する。この形状の
枕バネ9は、座金を兼ねることができ反発力も比較的大
きい利点がある。また、本発明では、筒型ナット1とバ
ネ座金9を図3(a)(b)に示すように、一緒に用い
ることにより,木材住宅の部材が締結後に、木材のヤセ
や収縮等により部材間隔が短くなっても、締結が緩むこ
とを防止できると共に、バネ座金とナットを別々に準備
してそれぞれをボルトに挿通する手間が省けるため、高
所等の作業のしにくい場所での作業が容易であり作業性
に優れる。 【0011】次に、本発明の木材用締結具を使用する方
法をバネ座金として枕バネ9を用いた場合について説明
する。例えば図3(a)に示す如く、ナット1の筒状部
3に枕バネを挿入し、このナットを部材12に挿通させ
たボルト11に接するように配置する。次に図3(b)
に示すように、筒型ナット1の雌ネジ4をボルト11の
雄ネジ10に螺合させることによりボルト11とナット
1とを締結することができる。このとき、ボルト11と
筒型ナット1を締め付けすぎても、筒型ナット1の筒状
部3に設けられた段差6が枕バネ9の穴13bに当接
し、枕バネ9をつぶしてしまうおそれがない。 【0012】図4は、枕バネとして前記したものをさら
に変形したものを用いた例を示し、端部の折り曲げた部
分の上部に内側に凹む段部14を設けたものであり、こ
の枕バネ9は状記と同様に座金が不要であると共に、バ
ネが圧縮された際に、フランジ5を段部14で受けるこ
とができ、全体の厚みを薄く形成できる利点がある。バ
ネ座金等としては上記に例示した形状の枕バネ9に限ら
ず、他の形状のものを用いることもできる。 【0013】 【発明の効果】以上説明したように本発明の木材用締結
具は、筒型ナットの筒状部を大径部と小径部とから構成
して両者の境に段差が設けられているため、筒状部の大
径部に挿通される大きさの穴と、大径部には挿通しえな
いが、小径部には挿通しえる大きさの穴とを有するバネ
座金を用いることによりボルトとナットとを締め付けす
ぎてバネ座金をつぶしてしまうおそれがない。このため
バネ座金等の反発力を維持できナットとボルトの締結が
緩むおそれがすくないという効果を有する。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の木材用締結具に用いる筒型ナットの1
例を示す正面図である。 【図2】本発明の木材用締結具の一例を示す分解斜視図
である。 【図3】本発明の木材用締結具の使用例を示す断面図で
ある。 【図4】本発明の木材用締結具の他の一例を示す分解斜
視図である。 【符号の説明】 1 筒型ナット 2 ナット部 3 筒状部 4 雌ネジ 5 フランジ 段差バネ座金 13a 大径部3aに挿通される大きさの穴 13b 大径部3には挿通しえないが、小径部3b
には挿通しえる大きさの穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平3−62214(JP,U) 実開 平5−332337(JP,U) 実開 昭51−4847(JP,U) 実開 昭55−56912(JP,U) 実開 昭51−109358(JP,U) 実開 昭52−31427(JP,U) 実開 平5−81519(JP,U) 登録実用新案3022314(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16B 23/00 - 43/02

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ナット部と該ナット部に連結された筒状
    部とから形成された筒型ナットとバネ座金とよりなる木
    材用締結具であって、上記筒型ナットは、大径部と小径
    部とからなる筒状部を有し、該筒状部は二つの段差が筒
    状部の先端に向って外径が小さくなるように構成され、
    上記大径部がナット部側に位置し、一の段差が大径部の
    ナット部側の境に設けられ、他の一の段差が大径部と小
    径部との境に設けられ、上記ナット部と筒状部を貫通す
    るボルト挿通穴にはナット部から筒状部の先端まで雌ネ
    ジが設けられ、ナット部と筒状部の連結部にはフランジ
    が設けられてなり、上記バネ座金は、上記筒状部の大径
    部に挿通される大きさの大穴と、大径部には挿通しえな
    いが小径部には挿通しえる大きさの小穴とを有し、上記
    大穴側を上記ナット部側に向けて筒状部に小径部の先端
    が上記小穴より突き出るように挿通され、該突き出た小
    径部の先端の外径が上記小穴の径より大きく形成されて
    なることを特徴とする木材用締結具。
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