JP2592629Y2 - 締付け具 - Google Patents

締付け具

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JP2592629Y2
JP2592629Y2 JP1992022939U JP2293992U JP2592629Y2 JP 2592629 Y2 JP2592629 Y2 JP 2592629Y2 JP 1992022939 U JP1992022939 U JP 1992022939U JP 2293992 U JP2293992 U JP 2293992U JP 2592629 Y2 JP2592629 Y2 JP 2592629Y2
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washer
head
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screw rod
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Inventor
辰雄 戸谷
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協栄工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、締付け具に関し、特に
壁材にねじを貫通させて締付ける締付け具に関する。
【0002】
【従来の技術と問題点】所望の物体を壁材に保持する場
合には壁材にねじをねじ込んでそこに当該物体を保持さ
せるのが普通であるが、壁材がねじを保持するのに適し
た厚みがあったり、壁材が薄くても桟等の骨材が補強さ
れている位置にねじ込む場合には問題はない。しかし、
壁材が薄かったり、背後に骨材が添設されていない場所
にねじを設ける場合には、ねじの効きが十分ではなく、
特に石膏ボード、スレート板等組織がもろい素材を用い
た壁材にあってはきつく締めるといわゆる”ばか穴”に
なってしまったり、当該部分が全体的に大きく崩れてし
まうことが多い。この欠点を回避するために、一端に螺
子頭あるいはボルト頭を設けた、螺子棒には螺条を形成
した螺子棒に、螺子棒の頭部側に遊嵌される基筒部と螺
子棒の螺条に螺合する螺合筒と基筒部と螺合筒の間を連
結する骨材とからなる圧着材とを組み合わせた締付け具
が開発されているが、この締付け具において壁材は螺合
筒の逆進により圧着材の骨材が圧縮されて折れ曲がり、
それが壁材の背後に圧着するものである。しかし、かか
る骨材の圧着は、複数本の骨材によるいわば線による圧
着であり、面による圧着ではないので部分的に過大な圧
力が掛かり、壁材の材質によっては、締付けにより骨材
が壁材内にめり込み圧着部分の壁材組織を破壊し締付け
効果が全く期待できなくなる。特に、この種の器具が用
いられるのは背後に回って締付け状態を見ることができ
ない場合が多いので、常に適度に締付けることは困難で
ある。
【0003】
【問題点を解決するための手段】本発明は、以上の点に
鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、
もろい材質の壁材に過度に締付けてしまっても壁材への
損傷が可及的に小さく、常に壁材にしっかりと面による
締付けが行えるとともに、構成が簡単な締付け具を提供
しようとするものであり、その要旨とするところは、一
端にヘッドを形成した螺子棒と、螺子棒の螺条に螺合す
る螺合部とこれに連設され螺子棒に沿ってヘッド方向に
延長し且つ中間において折曲性向を有する骨材とその端
部に連設された座金とからなる圧着材と、骨材外周に沿
ヘッド側に嵌装された、1枚の偏平なワッシャを傘状
に閉じた状態とした傘状ワッシャとからなる締付け具で
ある。
【0004】以下説明すると、本考案においてヘッド付
きの螺子棒とは、一端にプラスまたはマイナスの切込を
入れた螺子頭またはボルト頭を一端に形成し、周面に螺
条を形成した螺子棒をいい、素材は、金属またはプラス
チックいずれでもよい。圧着材は、螺子棒に装架され螺
子棒の回転により圧縮され中間が折れて壁材の裏面に圧
着して締め付けるものであり、螺子棒の螺条に螺合する
螺合部と、これに連設され螺子棒に沿ってヘッド方向に
伸びる骨材と、骨材に連なる座金とからなる。骨材はそ
のほぼ中間で折曲性向が与えられている。例えば、折曲
部分をくの字状あるいは弓状に曲げておいたり、肉を薄
くしておく。骨材の本数は3ないし4本である。螺合部
は、螺子棒の螺条に螺合しヘッドの締め込み回転時にヘ
ッド方向に移行するように螺合させる。螺合部は、以上
の動作を行える限りいかなるものでもよく、ディスク
状、筒状等形態を問わない。
【0005】骨材はこの螺合部に連設され、螺子棒に沿
って端部のヘッド方向に螺子棒とほぼ平行にそれを囲む
ようにして伸びているが、その端部は骨材部分の直径よ
り大きい座金に連設する。骨材は直接でも座金に連結し
てもあるいはこれをスペーサとして作用する筒体に収束
させた後座金に連設させてもよい。この座金には空転を
防止するための爪を形成することが望ましい。更にこの
圧着材の骨材のヘッド寄りには、1枚の偏平なワッシャ
を閉じて構成される傘状ワッシャが嵌装されている。
って、この傘状ワッシャは、開かれたとき元のとおりの
1枚の偏平なワッシャとなる。閉じられたときほぼ骨材
の外周に巻かれるように嵌装され、閉じられた状態の直
径は出来るかぎり小さくすることが望ましい。
【0006】
【作用】本考案は以上のように構成されているので、壁
材に圧着材の骨材部分の直径にほぼ等しい通孔をドリル
その他で開け、その通孔に閉じられた傘状ワッシャが嵌
装された本考案に係る締付け具の骨材を挿通する。圧着
材の座金の爪を壁材に食い込ませた後締め込み方向に螺
子棒のヘッドを回転させると、圧着部材の螺合部はヘッ
ド方向に螺進する。このため螺合部に連設された骨材は
ヘッド方向に圧縮されることになるが、その中間の折曲
性向を付与された部分が折り曲がることにより徐々に山
型になりやがては急峻な勾配の山となり更に締め込みを
続けると、螺子棒の軸に対して垂直のバーとなり、壁材
の裏側を圧接することになる。しかし、本考案では、ヘ
ッド寄りの骨材の周囲には傘状ワッシャが嵌装されてい
るので、骨材の立ち上がりと同期して、傘状ワッシャが
強制的に拡げられることになり、骨材が垂直になったと
き、傘状ワッシャは偏平となって座金との間で壁材を押
圧することになる。
【0007】
【実施例】以下図面に示す実施例に従って説明すると、
1は締付け具本体、2はヘッド3を一端に形成した螺子
棒である。4は圧着材であり、圧着材4は、螺子棒2に
螺合する螺合部5と、これに連設し基筒6を介して螺子
棒2にほぼ沿ってヘッド3方向に伸びた骨材7と、連筒
8を介して骨材7に連設する座金9からなっている。1
0は、骨材7の折曲点、11は座金9の爪である。12
は、骨材7のヘッド寄りに被嵌された傘状ワッシャであ
る。13は壁材である。
【0008】
【効果】以上のように本考案においては、骨材のヘッド
寄りに被嵌された傘状ワッシャが予め装備されているの
で、締め込みに応じて骨材が立ち上がりそれと共に閉じ
られた傘状ワッシャが次第に開かれ骨材が螺子棒に対し
垂直となった時傘状ワッシャは、偏平な通常のワッシャ
と同じく偏平となりもう1つの座金との間で壁材を平面
で締付けるものであるから、従来のように骨材が壁材内
に潜り込んで壁組織を破壊する等の危険はなく、また傘
状ワッシャを骨材に沿って被嵌させただけであるから、
骨材部分の直径は大きくはならないので壁材に設ける通
孔の直径をそれほど大きくすることもない。更に、かか
る効果を奏するために用いられた傘状ワッシャ部品は、
1枚の偏平ワッシャを傘状に閉じたものにすぎず、これ
を骨材に嵌装させただけであるので構成が簡単である
上、製造コストも廉価である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 側面図
【図2】 中央一部縦断面図
【図3】 図1のA−A断面図
【図4】 傘状ワッシャの斜視図
【図5】 壁材に取り付け、締付けた状態の一部断面側
面図
【符合の説明】
1−締付け具 2−螺子棒 3−ヘッド 4−圧着材 5−螺合部 6−基筒 7−骨材 8−連筒 9−座金 10−折曲点 11−爪 12−傘状ワッシャ 13−壁材

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端にヘッドを形成した螺子棒と、螺子
    棒の螺条に螺合する螺合部とこれに連設され螺子棒に沿
    ってヘッド方向に延長し且つ中間において折曲性向を有
    する骨材とその端部に連設された座金とからなる圧着材
    と、骨材外周に沿いヘッド側に嵌装された、1枚の偏平
    なワッシャを傘状に閉じた状態とした傘状ワッシャとか
    らなる締付け具
  2. 【請求項2】 前記ヘッドがプラスまたはマイナスの切
    込を入れた螺子頭またはボルト頭であることを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1項の締付け具
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