JP2000273907A - 旋回作業機のボンネット構造 - Google Patents

旋回作業機のボンネット構造

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JP2000273907A
JP2000273907A JP11078077A JP7807799A JP2000273907A JP 2000273907 A JP2000273907 A JP 2000273907A JP 11078077 A JP11078077 A JP 11078077A JP 7807799 A JP7807799 A JP 7807799A JP 2000273907 A JP2000273907 A JP 2000273907A
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JP
Japan
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bonnet
hood
engine room
work machine
rear portion
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Pending
Application number
JP11078077A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Nabeya
潔 鍋谷
Junta Kuwae
淳太 桑江
Kazuomi Sugiyama
和臣 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボンネットの全体強度を高めてビビリの発生
を減少する。 【解決手段】 旋回台3の後部のエンジンルーム31を
覆うボンネット16を、エンジンルーム31の前側に位
置するボンネット前部16Aと、後側に位置する開閉自
在なボンネット後部16Bと、前記ボンネット前部16
Aとボンネット後部16Bとの一側で隣接するボンネッ
ト側部16Cとに区分して形成し、前記ボンネット後部
16B及びボンネット側部16Cを開閉自在に取り付
け、少なくとも前記ボンネット後部16Bを合成樹脂で
形成して、その下端から中途部にかけて1条又は複数条
の山形突条46を下端16aに略沿って形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばバックホー
等の旋回作業機のボンネット構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の旋回作業機では、走行装置に旋
回自在に支持された旋回台は、その後端から左右側部に
かけてウエイトが設けられ、このウエイトの前側にエン
ジン、ラジエータ及びラジエータファンが配置され、前
記ウエイトと共にボンネットでエンジン、ラジエータ及
びラジエータファンを覆ってエンジンルームが形成され
ている。前記ボンネットは板金又は合成樹脂で形成され
ており、平面形状は旋回台の後部縁に略沿った湾曲形状
であり、側面形状は余り凹凸のない平坦形状になってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術のボンネット
は単純平坦面であり、形成容易であるが、強度が低く、
運転時にビビリを発生することがある。本発明は、この
ような従来技術の問題点を解決できるようにした旋回作
業機のボンネット構造を提供することを目的とする。本
発明は、ボンネットの下部に下縁に略沿った膨出部を形
成することにより、強度を高めてビビリの発生を減少で
きるようにした旋回作業機のボンネット構造を提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明における課題解決
のための第1の具体的手段は、旋回台3の後部のエンジ
ンルーム31を覆うボンネット16を、その上部よりも
下部が外方に膨出した形状に形成していることである。
これによって、ボンネット16の強度が高められて、ビ
ビリが発生するのが減少する。本発明における課題解決
のための第2の具体的手段は、第1の具体的手段に加え
て、前記ボンネット16の下部に旋回台3の外周に略沿
う膨出帯域44を形成し、この膨出帯域44を少なくと
も1条の谷部45を挟んで複数条に区分していることで
ある。
【0005】これによって、ボンネット16の強度がよ
り高められて、ビビリの発生がより効果的に減少する。
本発明における課題解決のための第3の具体的手段は、
旋回台3の後部のエンジンルーム31を覆うボンネット
16を、エンジンルーム31の前側に位置するボンネッ
ト前部16Aと、後側に位置する開閉自在なボンネット
後部16Bと、前記ボンネット前部16Aとボンネット
後部16Bとの一側で隣接するボンネット側部16Cと
に区分して形成し、前記ボンネット後部16B及びボン
ネット側部16Cを開閉自在に取り付け、少なくとも前
記ボンネット後部16Bを合成樹脂で形成して、その下
端から中途部にかけて1条又は複数条の山形突条46を
下端16aに略沿って形成していることである。
【0006】これによって、強度が低い部位であるボン
ネット後部16Bが、山形突条46によって補強され
て、ビビリが発生するのが減少する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図6は旋回作業機として例示する
標準旋回型のバックホー1であり、このバックホー1は
クローラ走行装置2と、旋回台3を有する上部体5と、
掘削装置4とから主構成されている。クローラ走行装置
2は、トラックフレーム6の左右サイドフレーム7の前
後部に駆動輪8、従動輪9及び複数個の転輪10を回転
自在に支持し、これらにゴム製又は鉄製のクローラ11
を巻き付け、前記駆動輪8を油圧モータ等の走行駆動源
で駆動するように構成されている。
【0008】前記トラックフレーム6はその上部に旋回
ベアリング12を介して旋回台3を旋回軸Xを中心に旋
回自在に搭載しており、前部にはドーザ13を昇降自在
に装着している。旋回台3には、エンジン15、ボンネ
ット16、運転席17、操縦装置18等が搭載され、こ
れらによって上部体5が形成され、旋回台3の前部に
は、ブラケット19を介して掘削装置4が縦軸回り揺動
自在に装着されている。掘削装置4は、前記ブラケット
19に縦軸を介して支持された揺動ブラケット20にブ
ーム21とブームシリンダ22の各基端部を枢支し、ブ
ーム21の先端にアーム23を枢支してアームシリンダ
24で揺動可能にし、アーム23の先端にバケット25
を枢支してバケットシリンダ26で掬い及びダンプ動作
可能にしている。
【0009】図1〜6において、旋回台3の後部にウエ
イト(カウンタウェイト)30を設け、このウエイト3
0の前側にエンジン15を搭載し、このエンジン15を
配置したエンジンルーム31を包囲するようにボンネッ
ト16を設け、このボンネット16の前側に運転席17
を取り付け台32を介して設けている。前記エンジンル
ーム31において、掘削装置4を前側として、エンジン
15は横向き(クランク軸が左右方向)に配置され、そ
の左側に多連式の油圧ポンプ33が装備され、右側にラ
ジエータ34が配置されている。
【0010】このエンジン15及び油圧ポンプ33を跨
ぐようにパイプ材等で形成された支持フレーム35が設
けられ、この支持フレーム35にエアーフィルタ及びそ
の他の機器が装着され、また、運転席17の後側の後立
ち枠(ロプス)が立設されている。ラジエータ34は前
吹き出し式で、ボンネット16の左側部又は旋回台3の
前部もしくは下部から空気を吸引して、左側内部を通っ
てエンジンルーム31に入り、エンジン15を冷却し、
熱風をボンネット16の右側から外方へ吐出するように
なっている。
【0011】前記ラジエータ34の右側にはバッテリ3
7が配置され、また前方には作動油タンク38及び制御
弁39を配置している。燃料タンク40は旋回台3の左
内部に配置されている。前記ボンネット16は、エンジ
ンルーム31の前側に位置するボンネット前部16A
と、エンジンルーム31内点検のために後側に位置する
開閉自在なボンネット後部16Bと、前記ボンネット前
部16Aと後部16Bとの一側で隣接しかつ作動油タン
ク38及び制御弁39を覆うボンネット側部16Cとに
区分されており、各部は合成樹脂(又は板金)で形成さ
れている。
【0012】ボンネット前部16Aは旋回台3及び支持
フレーム35に固定され、ボンネット後部16Bは前上
部が支持フレーム35に蝶番47を介して開閉自在に枢
支され、ボンネット側部16Cは後上部が蝶番48を介
して開閉自在に枢支されている。このボンネット側部1
6Cは前下部を枢支して、後部を上げて開放するように
してもよい。前記ボンネット前部16Aの左側面、ボン
ネット後部16B及びボンネット側部16Cの右側面の
下部は、段部43を介してその上部よりも外方に膨出し
て、旋回台3の外周に略沿う膨出帯域44を形成してい
る。
【0013】すなわち、ボンネット16のウエイト30
の上部に隣接する部分は、段部43の段差分だけその上
側よりも膨出していて、この膨出部分が山形突条46に
なっており、ボンネット後部16B及びボンネット側部
16Cの下部においては、山形突条46に少なくとも1
条の谷部45を形成することにより、谷部45を挟んで
幅狭の山形突条46が複数条になるように形成されてい
る。ボンネット後部16Bでは、上下方向複数条の山形
突条46が全長にわたってその下端16aに略沿って形
成されており、ボンネット前部16Aの左側面及びボン
ネット側部16Cの右側面では、後部から前後方向中途
部までは下端16aに略沿っているが中途部で下端16
aに交わるように形成されている。
【0014】ボンネット前部16Aの左側面では、1条
の谷部45で幅広の山形突条46が形成されているだけ
で、この山形突条46及びその上側にメッシュ部材を設
けた空気孔49が形成されている。しかし、エンジン冷
却空気を旋回台3の前部、下部等から吸入するようにし
た場合、空気孔49をなくして、ボンネット前部16A
の左側面にも多数条の幅狭の山形突条46を形成しても
よい。図4において、前記膨出帯域44は断面略V字状
の1条の谷部45aで上部と区画されかつ段部43が形
成されて外方に突出されており、この膨出帯域44を第
2の谷部45b、第3の谷部45cで上下方向に区分す
ることにより幅狭の山形突条46を形成している。
【0015】ボンネット16は合成樹脂で上から下まで
略均一肉厚に形成することが好ましく、ボンネット16
の下部は膨出していることにより、エンジンルーム31
の下部の容積を拡大している。前記1条又は複数条の山
形突条46で膨出帯域44を形成することにより、ボン
ネット16の曲げ強度は向上し、エンジン15からの振
動によるビビリの発生を減少できるだけではなく、外観
にアクセントが付き、意匠的にも優れたものとなる。
【0016】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、種々変形することができる。例えば、
バックホー1としては、後方小旋回型、超小旋回型等で
あってもよく、後立ち枠36の代わりに旋回台3に運転
席17を包囲するキャビンを搭載したものでもよい。ボ
ンネット16は、ボンネット前部16Aとボンネット後
部16Bとを一体成形し、その上に運転席17を装着し
てもよく、また、ボンネット後部16Bのみを合成樹脂
で形成してそれに膨出帯域44を形成したり、ボンネッ
ト前部16A及びボンネット側部16Cの下部にも、そ
の後部から前部まで下端16aに略平行な山形突条46
を形成したりしてもよい。
【0017】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、ボンネッ
ト16の下部をその上部よりも外方に膨出しているの
で、ボンネット16の全体強度を高めてビビリの発生を
減少できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す上部体の背面図であ
る。
【図2】同上部体の左側面図である。
【図3】同上部体の右側面図である。
【図4】ボンネット後部の拡大側面図である。
【図5】同上部体の平面図である。
【図6】バックホーの全体側面図である。
【符号の説明】
1 バックホー(旋回作業機) 3 旋回台 5 上部体 15 エンジン 16 ボンネット 16A ボンネット前部 16B ボンネット後部 16C ボンネット側部 16a 下端 17 運転席 30 ウエイト 31 エンジンルーム 34 ラジエータ 44 膨出帯域 45 谷部 46 山形突条
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉山 和臣 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 Fターム(参考) 2D015 CA03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旋回台の後部のエンジンルームを覆うボ
    ンネットを、その上部よりも下部が外方に膨出した形状
    に形成していることを特徴とする旋回作業機のボンネッ
    ト構造。
  2. 【請求項2】 前記ボンネットの下部に旋回台の外周に
    略沿う膨出帯域を形成し、この膨出帯域を少なくとも1
    条の谷部を挟んで複数条に区分していることを特徴とす
    る請求項1に記載の旋回作業機のボンネット構造。
  3. 【請求項3】 旋回台の後部のエンジンルームを覆うボ
    ンネットを、エンジンルームの前側に位置するボンネッ
    ト前部と、後側に位置する開閉自在なボンネット後部
    と、前記ボンネット前部とボンネット後部との一側で隣
    接するボンネット側部とに区分して形成し、前記ボンネ
    ット後部及びボンネット側部を開閉自在に取り付け、少
    なくとも前記ボンネット後部を合成樹脂で形成して、そ
    の下端から中途部にかけて1条又は複数条の山形突条を
    下端に略沿って形成していることを特徴とする旋回作業
    機のボンネット構造。
JP11078077A 1999-03-23 1999-03-23 旋回作業機のボンネット構造 Pending JP2000273907A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011149238A (ja) * 2010-01-25 2011-08-04 Kobelco Contstruction Machinery Ltd 建設機械のガードパネル

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20031224