JP2000273357A - 水系耐チッピング塗料組成物 - Google Patents
水系耐チッピング塗料組成物Info
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Abstract
れた耐チッピング性を有する塗膜を形成する水系耐チッ
ピング塗料組成物を提供する。 【解決手段】 ゲル含有率が50重量%以上の共重合体
のラテックス(固形分)100重量部に対して、アルキ
ルフェノール−ホルマリン縮合物のアルキレンオキシド
付加物を0.1〜5重量部、多価全属錯体を金属成分の
量で0.1〜5重量部、無機充填剤を50〜300重量
部含有する水系耐チッピング塗料組成物。
Description
ング塗料組成物に関し、さらに詳しくは耐ブリスター性
と耐チッピング性に優れた水系耐チッピング塗料組成物
に関する。
は、走行中の飛び石などにより、それらの部分の損傷を
防ぐために、従来一般に、カチオン電着塗装されたそれ
らの部分の上に塩化ビニルプラスチゾル組成物が塗装さ
れている。しかしながら、ポリ塩化ビニルを含有してい
る塩化ビニルプラスチゾル組成物は焼却時に塩化水素ガ
スを発生するいう問題点を抱えている。そこで、近年、
塩化ビニルプラスチゾル組成物に代わる塗料として水系
塗料組成物が提案されている。しかしながら、水系塗料
組成物は、水を分散媒とするため、特に高温(約90〜
130℃)での乾燥時に水分の蒸発に起因する塗膜の膨
れ(ブリスター)が生じてしまうという問題点を抱えて
いる。そのため、このような水系塗料組成物の問題点を
解決するため、加熱によって水系塗料組成物が凝集する
性質、すなわち感熱ゲル化する性質を付与した水系塗料
組成物が提案されている。例えば、特開平5−3293
8号公報では、水分散性樹脂と充填剤と有機高分子感熱
ゲル化剤とを含有せしめて成る水系耐チッピング塗料組
成物が、また、特開平5−331387号公報では、高
分子エマルジョンに感熱性を有する化合物が添加含有さ
れて成る焼付型耐チッピング塗料組成物が、さらに、特
開平7−166094号公報では、有機高分子感熱ゲル
化剤と無機感熱ゲル化剤及び/又はポリアミンとを配合
した水性エマルジョン系塗料が提案されている。しかし
ながら、本発明者らの実験では、これらの水系塗料組成
物の高温乾燥時における耐ブリスター性については、感
熱ゲル化性の付与により、ある程度の向上が認められた
が、充分に満足できるものではなかった。
乾燥時の耐ブリスター性に優れ、かつ優れた耐チッピン
グ性を有する塗膜を形成する水系耐チッピング塗料組成
物を提供することにある。
リスター性と耐チッピング性とを同時に併せ持つ水系耐
チッピング塗料組成物を得るべく鋭意検討した結果、特
定のゲル含有率を有する共重合体のラテックス(固形
分)とアルキルフェノール−ホルマリン縮合物のアルキ
レンオキシド付加物からなる感熱ゲル化剤及び多価全属
錯体(金属分)並びに無機充填剤とを特定の割合で含有
して成る塗料組成物が意外にも本発明の目的とする性能
を示すことがわかり、本発明を完成するに至った。
以上である共重合体のラテックス(固形分)100重量
部に対して、アルキルフェノール−ホルマリン縮合物の
アルキレンオキシド付加物を0.1〜5重量部、多価全
属錯体を金属成分の量で0.1〜5重量部、無機充填剤
を50〜300重量部の割合で含有して成ることを特徴
とする水系耐チッピング塗料組成物である。
て、共重合体のゲル含有率は、50重量%以上が必要で
ある。ゲル含有率が50%以上で得られる塗料組成物の
耐ブリスター性が発現する。ゲル含有率は重合方法、連
鎖移動剤の種類及びその量、架橋性単量体の使用などに
よって調節できる。本発明でいう共重合体のゲル含有率
及び共重合体ラテックスの固形分とは以下に示すとおり
のものである。 [共重合体のゲル含有率]共重合体ラテックスを130
℃の熱風乾燥機で30分間乾燥し、その乾燥固形物約
0.5gを採取する(当該乾燥固形物の採取量をAgと
する)。次いで、当該乾燥固形物Agをトルエン30c
cが入れてある容器の中に投入し、それを振とう機で3
時間振とうさせた後、325メッシュの金網でろ過す
る。得られた金網上の残さを130℃の防爆型熱風乾燥
機で1時間乾燥させた後、その乾燥後残さ量を秤量する
(当該乾燥後残さ量をBgとする)。そして、A値とB
値とから、下記式(1)により求める。
体ラテックス中の不揮発分であり、その濃度は、共重合
体ラテックス約1g(当該ラテックス採取量をCgとす
る)を130℃の熱風乾燥機で60分間乾燥し得られた
乾燥固形物の量(当該乾燥固形物量をDgとする)と前
記C値とから、下記式(2)により求める。
のアルキレンオキシド付加物は、アルキルフェノール−
ホルマリン縮合物のアルキレンオキシド付加物であれば
特に制限されないが、特開昭63−193901号公報
に記載されているごとき、平均縮合度が3〜8の、ブチ
ルフェノール−ホルマリン縮合物またはノニルフェノー
ル−ホルマリン縮合物に、エチレンオキシドを60〜2
70モル、プロピレンオキシドを30〜190モル付加
した化合物が好適である。
アルキレンオキシド付加物の添加量は共重合体ラテック
ス(固形分)100重量部に対して0.1〜5重量部で
ある。0.1重量部以上で得られる塗料組成物の耐ブリ
スター性が発現し、5重量部以下で得られる塗料組成物
の耐チッピングが良好である。本発明で用いる多価金属
錯体において、多価金属とは、2価以上の金属であり、
カルシウム、マグネシウム、亜鉛、バリウム、アルミニ
ウム、ジルコニウム、カドミウム、ニッケル、鉄、スト
ロンチウム、ビスマス、ベリリウム、コバルト、鉛、
銅、アンチモンなどを挙げることができる。
ればよいが、例えば特開昭62−250078号公報に
記載されているような、炭酸亜鉛アンモニア水溶液、炭
酸ジルコニウムアンモニア水溶液、酢酸亜鉛アンモニア
水溶液、アクリル酸亜鉛アンモニア水溶液,グリシン亜
鉛アンモニア水溶液、リンゴ酸亜鉛アンモニア水溶液な
どのように水溶液の状態で使用することが好ましい。特
に炭酸亜鉛アンモニア水溶液と炭酸ジルコニウムアンモ
ニア水溶液が好ましく用いられる。多価全属錯体の添加
量は、それの金属成分の量で、当該共重合体ラテックス
(固形分)100重量部に対して0.1〜5重量部が好
ましい。0.1重量部以上で得られる塗料組成物の耐ブ
リスター性が良好で、5重量部以下で、得られる塗料組
成物の貯蔵安定性が良好である。
重合可能な単量体を乳化剤を用いて乳化重合して得られ
る。前記の共重合可能な単量体の具体例としては、アク
リル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−ブチ
ル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸2−エチルヘキ
シル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸ドデシル
などのアクリル酸エステル類、メタクリル酸メチル、メ
タクリル酸エチル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリ
ル酸イソブチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メ
タクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸ドデシルなど
のメタクリル酸エステル類、ブタジエン、イソプレン、
クロロプレンなどの共役ジエン類、スチレン、α−メチ
ルスチレン、ビニルトルエンなどの芳香族ビニル類、ア
クリロニトリル、メタクリロニトリルなどのシアン化ビ
ニル類、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエ
チルメタクリレートなどのエチレン性不飽和カルボン酸
ヒドロキシアルキルエステル類、アクリルアミド、メタ
クリルアミドなどのエチレン性不飽和カルボン酸アミド
類、ビニルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプ
ロピルトリメトキシシランなどのエチレン性不飽和シラ
ン類、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、フマル
酸、マレイン酸、イタコン酸モノメチルエステル、マレ
イン酸モノメチルエステルなどのエチレン性不飽和カル
ボン酸類を挙げることができ、通常これらの2種以上が
使用される。
例えば過硫酸塩、過硫酸塩−チオ硫酸ソーダ系、過酸化
水素−オキシカルボン酸系などのレドックス系開始剤な
どを挙げることができる。さらに、乳化剤としては通常
のアルキルジフェニルエーテルジスルホン酸塩、高級ア
ルコール硫酸エステル類、アルキルアリルスルホン酸塩
などのアニオン系乳化剤、ポリオキシエチレンアルキル
エーテル類、ポリオキシエチレンアルキルエステル類な
どのノニオン系乳化剤などを挙げることができる。又、
メルカプタン類やα−メチルスチレンダイマーなどの連
鎖移動剤、キレート剤、シードラテックス、カセイソー
ダやアンモニア水などの中和剤、リン酸塩やカルボン酸
塩などの塩類なども必要に応じて任意に選択して用いる
ことができる。さらに、他の各種の添加剤を配合しても
良い。これらの添加剤としては、例えば分散剤、殺菌
剤、粘度調節剤、老化防止剤、耐水化剤、その他の塩類
などが挙げられ、これらは必要に応じて重合前、重合中
あるいは重合後のいずれにおいて添加してもよい。
えば炭酸カルシウム、クレー、タルク、けい藻土、シリ
カ、カオリン、マイカ、水酸化アルミニウム、水酸化マ
グネシウム、炭酸マグネシウム、セピオライト、アルミ
ナ、酸化チタン、硫酸バリウム、ベンガラ、ガラス球、
発泡ガラス球、フライアッシュ球、火山ガラス中空体、
ガラス繊維、ガラスフレークなどが単独及び2種以上ブ
レンドして使用できる。無機充填剤の配合量は、当該共
重合体ラテックス(固形分)100重量部に対して50
〜300重量部が好ましい。50重量部以上で得られる
塗料組成物の耐ブリスター性が良好で、300重量部以
下で得られる塗料組成物の耐チッピング性が良好であ
る。
じて天然ゴムラテックス、酢酸ビニル系ラテックス、ウ
レタン樹脂ラテックス、エポキシ樹脂ラテックス、樹脂
粉末、ゴム粉末、エチレングリコール、プロピレングリ
コール、ポリエチレングルコール、ブチルセロソルブ、
カーボン繊維、セルロースパウダー、澱粉及びその誘導
体、熱硬化性樹脂中空球、可塑剤、タレ防止剤、消泡
剤、起泡剤、コロイド安定剤、防腐剤、PH調整剤、老
化防止剤、着色剤、増粘剤、架橋剤、発泡剤、発泡助剤
などを適宜配合することが出来る。増粘剤としては例え
ばポリカルボン酸塩、ポリエーテルタイプ、セルロ−ス
エーテル及びポリアクリルアミドなどを挙げることがで
き、架橋剤としては多官能エポキシ化合物、ブロックイ
ソシアネート、メラミン樹脂、オキソザリン化合物など
を挙げることができる。また、発泡剤としては重曹や炭
酸アンモニウムなどの無機発泡剤、ニトロソ化合物、ア
ゾ化合物、スルホニルヒドラジドなどの有機発泡剤など
を挙げることが出来る。
は、耐チッピング性をあまり損なわない程度に泡を混入
させてもよい。泡の混入により、さらに耐ブリスター性
を向上させることができる。泡の混入方法としては、攪
拌などによって機械的に混入させる方法、前記の発泡剤
及び発泡助剤を利用する方法などが挙げられる。本発明
の水系耐チッピング塗料組成物は、各種分散機によって
製造することができる。分散機としては、例えばバタフ
ライミキサー、プラネタリーミキサー、スパイラルミキ
サー、ニーダー、ディゾルバーなどが挙げられる。
約50%以上の固形分濃度で使用することが望ましい。
本発明の水系耐チッピング塗料組成物は、乾燥膜厚で約
0.4〜1.5mmとなるように塗布することが望まし
い。また、塗料の基材(下地)としては、車体の底部裏
面などのカチオン電着塗装板や足廻り部品が望ましい。
どを用いて基材上に塗布することが好ましい。
体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるもので
はない。なお、各例中の部及び%は、特にことわりがな
い限り、それぞれ重量部及び重量%を意味する。なお、
各物性の評価は以下の通りの方法で行った。 [耐ブリスター性の評価]カチオン電着塗装テスト板
(日本テストパネル社製)の上に、製造した塗料組成物
を、乾燥膜厚が0.5mm、1.0mm、1.5mmと
なるように塗布した。その後、25℃で10分間放置し
た後、熱風乾燥機を用いて、90℃で10分間、さらに
130℃で20分間乾燥し、得られた乾燥塗膜の膨れ発
生状態を以下の基準で評価した。
(日本テストパネル社製)の上に、製造した塗料組成物
を該塗料組成物の乾燥膜厚が0.5mmの厚みとなるよ
うに塗布した。次いで、25℃で10分間放置した後、
熱風乾燥機を用いて、90℃で10分間、さらに130
℃で20分間乾燥した。乾燥終了後、該テスト板上の乾
燥塗膜を温度23℃、湿度60%の恒温恒湿室に48時
間放置した。その後、該テスト板上の乾燥塗膜を水平面
に対し60度の角度で立て、次いで乾燥塗膜面の上に高
さ2mのポリ塩化ビニル製パイプ(内径20mm)を立
てた。その後、そのパイプを通して、M4ナットを2m
の高さから乾燥塗膜面に連続的に落下させ、該テスト板
の下地が露出するまでに落下した該ナットの総重量を測
定した。その総重量をチッピング強度(kg)として表
し、それの大小により耐チッピング性を評価した。
及び温度調節装置付き反応容器の中に、イオン交換水3
5部、アンモニア25%水溶液0.11部、平均直径
0.035μmのシード粒子の水性分散体(シード固形
分濃度35%)2.8部、重合用開始剤(過硫酸アンモ
ニウム)0.04部を投入した。その後、該反応容器の
内容物温度を80℃にし、次いで該反応容器の中に、表
1のA〜Cに示す重量部の単量体等混合物を、イオン交
換水50部、乳化剤(ポリオキシエチレンノニルフェニ
ルエーテル硫酸ソーダ)1.1部、重合用開始剤(過硫
酸アンモニウム)0.25部とともに4時間かけて一定
流量で投入した。そして、それらの投入中は内容物温度
を80℃に保持した。投入終了後、さらに80℃の内容
物温度で1時間保持した後、内容物温度を30℃以下に
冷却した。その後、アンモニア25%水溶液及びイオン
交換水を加えて、pHが8、固形分濃度が50%の共重
合体ラテックスA〜Cを得た。得られた共重合体ラテッ
クスのゲル含有率を表1に示した。 [共重合体ラテックスD〜Fの製造]撹拌機及び温度調
節装置付き耐圧反応容器の中を窒素置換し、その中にイ
オン交換水70部、平均直径0.035μmのシード粒
子の水性分散体(シード固形分濃度35%)2.5部、
乳化剤(アルキルベンゼンスルホン酸ソーダ)0.2部
を投入した。その後、該反応容器の内容物温度を80℃
にし、次いで該反応容器の中に表1のD〜Fに示す重量
部の単量体等混合物を、イオン交換水20部、水酸化ナ
トリウム0.2部、重合用開始剤(過硫酸ナトリウム)
0.8部、乳化剤(アルキルベンゼンスルホン酸ソー
ダ)0.3部とともに5〜10時間かけて一定流量で投
入した。そして、それらの投入中は内容物温度を80℃
に保持した。投入終了後、さらに90℃の内容物温度で
1時間保持した後、内容物温度を30℃以下に冷却し
た。その後、水酸化ナトリウム25%水溶液を添加して
内容物のpHを8に調整した。調整後、内容物にスチー
ムを吹き込んで未反応単量体を除去した。その後、イオ
ン交換水を添加して固形分濃度48%の共重合体D〜F
を得た。得られた共重合体ラテックスのゲル含有率を表
1に示した。
合体ラテックスA(固形分)100部、アルキルフェノ
ール−ホルマリン縮合物のアルキレンオキシド付加物
(ラテムルNP−5150:花王社製)を1部、炭酸亜
鉛アンモニア水溶液(亜鉛分濃度10%)を亜鉛分で
1.3部を投入し均一に混合した。次いで分散剤(ポイ
ズ520:花王社製)0.6部を投入し均一に混合した
後、炭酸カルシウム(NS#100:日東粉化工業社
製)100部及び消泡剤(フォーマスターVL:サンノ
プコ社製)0.6部を徐々に投入し均一に混合した。そ
の後、増粘剤(ビスサーフS:花王社製)及びイオン交
換水を適量に投入して、固形分濃度55%、粘度(B型
粘度計、No.4ロータ−使用、回転数12rpm、2
5℃)約15,000mPa・sである実施例1の塗料
組成物を得た。
性、耐チッピング性を評価した結果を表2に示した。
D、E、とする以外は、実施例1と全く同様の方法で、
固形分濃度55%、粘度(B型粘度計、No.4ロータ
−使用、回転数12rpm、25℃)約15,000m
Pa・sである実施例2〜4の塗料組成物を得た。
ー性、耐チッピング性を評価した結果を表2に示した。
合物のアルキレンオキシド付加物(ラテムルNP−51
50:花王社製)の配合量、炭酸亜鉛アンモニア水溶液
(亜鉛分濃度10%)の亜鉛分での配合量、炭酸カルシ
ウム(NS#100:日東粉化工業社製)の配合量を、
表3の実施例5〜10に示す配合量とする以外は、実施
例1と全く同様の方法で、固形分濃度55%、粘度(B
型粘度計、No.4ロータ−使用、回転数12rpm、
25℃)約15,000mPa・sである実施例5〜1
0の塗料組成物を得た。
ー性、耐チッピング性を評価した結果を表3に示した。
Fとする以外は、実施例1と全く同様の方法で、固形分
濃度55%、粘度(B型粘度計、No.4ロータ−使
用、回転数12rpm、25℃)約15,000mPa
・sである比較例1〜2の塗料組成物を得た。
ー性、耐チッピング性を評価した結果を表4に示した。
ゲル含有率が50重量%以下である共重合体のラテック
スを用いた場合は、耐ブリスター性が劣ることがわか
る。
物のアルキレンオキシド付加物(ラテムルNP−515
0:花王社製)の配合量、炭酸亜鉛アンモニア水溶液
(亜鉛分濃度10%)の亜鉛分での配合量、炭酸カルシ
ウム(NS#100:日東粉化工業社製)の配合量を、
表5の比較例3〜8に示す配合量とする以外は、実施例
1と全く同様の方法で、固形分濃度60%(比較例6、
7は50%)、粘度(B型粘度計、No.4ロータ−使
用、回転数12rpm、25℃)約15,000mPa
・sである比較例3〜8の塗料組成物を得た。
ー性、耐チッピング性を評価した結果を表5に示した。
アルキルフェノール−ホルマリン縮合物のアルキレンオ
キシド付加物を添加しない塗料組成物(比較例3)につ
いては耐ブリスターが劣り、アルキルフェノール−ホル
マリン縮合物のアルキレンオキシド付加物を本発明の範
囲外の量で多く含有せしめた塗料組成物(比較例4)に
ついては耐チッピング性が劣ることがわかる。さらに多
価金属錯体(金属分)を添加しない塗料組成物(比較例
5)については耐ブリスター性が劣り、多価金属錯体
(金属分)を本発明の範囲外で多く含有せしめた塗料組
成物(比較例6)については該組成物が固化し貯蔵安定
性に劣ることがわかる。さらに、また無機充填剤を本発
明の範囲外の量で少なく含有せしめた塗料組成物(比較
例7)については耐ブリスター性が劣り、本発明の範囲
外で多く含有せしめた塗料組成物(比較例8)は耐チッ
ピング性が劣ることがわかる。
は、高温乾燥時(約90〜130℃)の耐ブリスター性
に優れ、かつ優れた耐チッピング性を有することから、
自動車の車体床裏部や足回り部品などに塗布される耐チ
ッピング塗料組成物として有効に用いることができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 ゲル含有率が50重量%以上である共重
合体のラテックス(固形分)100重量部に対して、ア
ルキルフェノール−ホルマリン縮合物のアルキレンオキ
シド付加物を0.1〜5重量部、多価全属錯体を金属成
分の量で0.1〜5重量部、無機充填剤を50〜300
重量部の割合で含有して成ることを特徴とする水系耐チ
ッピング塗料組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11074797A JP2000273357A (ja) | 1999-03-19 | 1999-03-19 | 水系耐チッピング塗料組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11074797A JP2000273357A (ja) | 1999-03-19 | 1999-03-19 | 水系耐チッピング塗料組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000273357A true JP2000273357A (ja) | 2000-10-03 |
Family
ID=13557667
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11074797A Pending JP2000273357A (ja) | 1999-03-19 | 1999-03-19 | 水系耐チッピング塗料組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000273357A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20200032123A (ko) * | 2017-07-27 | 2020-03-25 | 다우 글로벌 테크놀로지스 엘엘씨 | 수성 코팅 조성물 |
-
1999
- 1999-03-19 JP JP11074797A patent/JP2000273357A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20200032123A (ko) * | 2017-07-27 | 2020-03-25 | 다우 글로벌 테크놀로지스 엘엘씨 | 수성 코팅 조성물 |
JP2020528099A (ja) * | 2017-07-27 | 2020-09-17 | ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー | 水性コーティング組成物 |
KR102376460B1 (ko) | 2017-07-27 | 2022-03-18 | 다우 글로벌 테크놀로지스 엘엘씨 | 수성 코팅 조성물 |
US11542405B2 (en) | 2017-07-27 | 2023-01-03 | Dow Global Technologies Llc | Aqueous coating composition |
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