JP2000272614A - 廃プラスチック容器梱包設備 - Google Patents

廃プラスチック容器梱包設備

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JP2000272614A JP11372820A JP37282099A JP2000272614A JP 2000272614 A JP2000272614 A JP 2000272614A JP 11372820 A JP11372820 A JP 11372820A JP 37282099 A JP37282099 A JP 37282099A JP 2000272614 A JP2000272614 A JP 2000272614A
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    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B9/00Presses specially adapted for particular purposes
    • B30B9/30Presses specially adapted for particular purposes for baling; Compression boxes therefor
    • B30B9/3096Presses specially adapted for particular purposes for baling; Compression boxes therefor the means against which, or wherein, the material is compacted being retractable
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B9/00Presses specially adapted for particular purposes
    • B30B9/30Presses specially adapted for particular purposes for baling; Compression boxes therefor
    • B30B9/3003Details
    • B30B9/3007Control arrangements

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内容物が残り易い容器として使用した後の廃
プラスチック容器を減容した場合に、以後の取り扱いが
煩雑化することがないように、その減容廃プラスチック
容器を梱包でき、しかも、悪臭がしたり汚れ易い梱包作
業における人為作業を極力減らせるようにする。 【解決手段】 廃プラスチック容器Aを圧縮変形させて
減容する減容手段1と、減容した減容廃プラスチック容
器Bを梱包用袋2に袋詰めする袋詰め手段3と、減容廃
プラスチック容器を袋詰めしてある梱包用袋の開口部4
を密閉する密閉手段5と、減容廃プラスチック容器を袋
詰め手段による袋詰め位置に搬送する搬送手段6と、減
容手段と袋詰め手段と密閉手段と搬送手段の作動を制御
する制御手段7とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃プラスチック容
器を減容して梱包する廃プラスチック容器梱包設備に関
する。
【0002】
【従来の技術】上記廃プラスチック容器梱包設備は、廃
プラスチック容器を廃棄したり再資源化するために保管
したり処理施設に運搬するにあたって、そのままでは廃
プラスチック容器の容積( 嵩) が高く、保管や運搬に支
障をきたすので、廃プラスチック容器を減容した後、そ
の減容した廃プラスチック容器が弾性力で元に戻ろうと
して容積が増大しないように梱包するものである。従来
の廃プラスチック容器梱包設備では、例えば特開平8−
309591号公報に記載されているように、減容した
廃プラスチック容器( 以下、減容廃プラスチック容器と
いう) の複数箇所をバンドで結束して、その容積が増大
しないように梱包している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この為、飲料や食料或
いは洗剤等の日用品といった内容物が残り易い容器とし
て使用した後の廃プラスチック容器を減容した場合、そ
の減容廃プラスチック容器をバンドで結束して梱包した
だけでは、その減容廃プラスチック容器に残っていた内
容物が腐敗して、保管中や運搬中に悪臭を放ったり、減
容廃プラスチック容器から漏れ出た内容物が保管場所や
運搬装置を汚してしまうことがあり、以後の減容廃プラ
スチック容器の取り扱いが煩雑化する欠点がある。ま
た、廃プラスチック容器の梱包作業中においても、廃プ
ラスチック容器に残っていた内容物が悪臭を放ったり漏
れ出ることがあり、作業環境が悪化し易い欠点がある。
【0004】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あって、内容物が残り易い容器として使用した後の廃プ
ラスチック容器を減容した場合に、以後の取り扱いが煩
雑化することがないように、その減容廃プラスチック容
器を梱包でき、しかも、悪臭がしたり汚れ易い梱包作業
における人為作業を極力減らせるようにすることを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の廃プラス
チック容器梱包設備の特徴構成は、廃プラスチック容器
を圧縮変形させて減容する減容手段と、前記減容手段に
て減容した減容廃プラスチック容器を梱包用袋に袋詰め
する袋詰め手段と、前記減容廃プラスチック容器を袋詰
めしてある梱包用袋の開口部を密閉する密閉手段と、前
記減容手段にて減容した減容廃プラスチック容器を前記
袋詰め手段による袋詰め位置に搬送する搬送手段と、前
記減容手段と前記袋詰め手段と前記密閉手段と前記搬送
手段の作動を制御する制御手段とを設けてある点にあ
る。 〔作用〕減容手段にて廃プラスチック容器を圧縮変形さ
せて減容し、その減容した減容廃プラスチック容器を搬
送手段にて袋詰め手段による袋詰め位置に搬送して、梱
包用袋に袋詰めし、減容廃プラスチック容器を袋詰めし
てある梱包用袋の開口部を密閉手段にて密閉して、減容
廃プラスチック容器に残っていた内容物が悪臭を放った
り、減容廃プラスチック容器から漏れ出た内容物が保管
場所や運搬装置を汚さないように梱包することができ
る。また、廃プラスチック容器を圧縮変形させて、その
減容廃プラスチック容器を梱包用袋に袋詰めし、その梱
包用袋の開口部を密閉するまでの一連の作業を、特に人
手を要することなく、制御手段による制御動作で行うこ
とができる。 〔効果〕従って、内容物が残り易い容器として使用した
後の廃プラスチック容器を減容した場合に、以後の取り
扱いが煩雑化することがないように、その減容廃プラス
チック容器を梱包できる。しかも、悪臭がしたり汚れ易
い梱包作業における人為作業を極力減らすことができ
る。
【0006】請求項2記載の廃プラスチック容器梱包設
備の特徴構成は、前記減容手段を、前記廃プラスチック
容器を収容する収容筒と、前記収容筒の筒軸方向途中箇
所からその収容筒内に前記廃プラスチック容器を投入自
在な投入口と、前記収容筒内で筒軸方向に往復駆動移動
して、前記投入口から投入した廃プラスチック容器を圧
縮変形させる押圧板とを設けて構成し、前記制御手段
を、前記押圧板を複数回に亘って往復駆動移動させて、
先行して減容した減容廃プラスチック容器と前記押圧板
との間に前記投入口から投入した新たな廃プラスチック
容器を圧縮変形させるべく、前記押圧板の駆動移動を制
御するように構成してある点にある。 〔作用〕収容筒内に投入した廃プラスチック容器を押圧
板で圧縮変形させて減容廃プラスチック容器を形成した
後、押圧板を復帰移動させて、先行して減容した減容廃
プラスチック容器と押圧板との間に新たな廃プラスチッ
ク容器を投入口から投入し、その新たな廃プラスチック
容器を押圧板で圧縮変形させる状態で、大きな減容廃プ
ラスチック容器の固まりを形成することができる。 〔効果〕従って、収容筒の長さが短くて、押圧板の往復
移動ストロークが短い減容手段でも、大きな減容廃プラ
スチック容器の固まりを形成することができるので、減
容手段の小型化を図ることができる。
【0007】請求項3記載の廃プラスチック容器梱包設
備の特徴構成は、前記密閉手段を、前記減容廃プラスチ
ック容器を袋詰めしてある梱包用袋の開口部を径方向に
絞った状態で保持自在な絞り手段と、前記絞り手段にて
保持している開口部を結束する結束手段とを設けて構成
してある点にある。 〔作用〕梱包用袋の開口部を径方向に絞った状態で保持
して、その開口部を結束手段にて結束できるので、開口
部が結束時に拡がったり、結束資材から逃げたりするお
それがない。 〔効果〕従って、梱包用袋の開口部を確実に結束するこ
とができる。
【0008】請求項4記載の廃プラスチック容器梱包設
備の特徴構成は、前記絞り手段を、前記梱包用袋の開口
部を袋長手方向で異なる位置で各別に径方向に絞った状
態で保持自在な複数の保持部を設けて構成し、前記結束
手段を、隣り合う前記保持部どうしの間の位置で前記開
口部を結束するように構成してある点にある。 〔作用〕袋長手方向で隣り合う保持部で各別に径方向に
絞られていて、その保持部間で径方向に窄んだ状態に保
持されている梱包用袋の開口部を結束することができ
る。 〔効果〕従って、梱包用袋の開口部を確実に密閉するこ
とができる。
【0009】請求項5記載の廃プラスチック容器梱包設
備の特徴構成は、前記複数の保持部のうちの前記梱包用
袋の開口部を前記減容廃プラスチック容器側に最も近い
位置で保持している保持部を、梱包用袋の底部側に駆動
移動自在に設け、前記結束手段を、前記底部側に移動自
在に設けた保持部とその保持部に隣り合う保持部との間
の位置で前記開口部を結束するように構成してある点に
ある。 〔作用〕梱包用袋の開口部を減容廃プラスチック容器側
に最も近い位置で保持している保持部を、梱包用袋の底
部側に駆動移動させることで、梱包用袋の袋長手方向に
おける弛みを除去して、減容廃プラスチック容器を略一
定形状の荷姿に梱包することができる。また、減容廃プ
ラスチック容器を減容手段において圧縮を受けた方向に
沿って袋詰めする場合、その減容廃プラスチック容器が
元の大きさに戻ろうとして、減容廃プラスチック容器の
容積が袋長手方向に膨らみ易く、コンパクトに梱包しに
くい欠点があるが、梱包用袋の底部側に最も近い開口部
を保持している保持部を、その梱包用袋の底部側に駆動
移動させることで、梱包用袋の袋長手方向における弛み
を除去するだけでなく、梱包用袋内の減容廃プラスチッ
ク容器を減容手段において圧縮を受けた方向に押し込ん
で、その袋長手方向への膨らみを規制することもでき
る。 〔効果〕従って、減容廃プラスチック容器を略一定形状
の荷姿に梱包することができるので、保管や運搬の際
に、効率良く並べたり積み上げたりすることができる。
また、減容廃プラスチック容器を減容手段において圧縮
を受けた方向に沿って袋詰めする場合でも、減容廃プラ
スチック容器をコンパクトに梱包できる。
【0010】請求項6記載の廃プラスチック容器梱包設
備の特徴構成は、前記搬送手段の搬送路を、前記減容廃
プラスチック容器を筒状に囲んでその容積増大を規制す
る規制部材の内側に形成し、前記袋詰め手段を、前記梱
包用袋を前記規制部材に搬送路終端側からかぶせて、そ
の梱包用袋を前記規制部材の外周側に装着する装着手段
を設けて構成してある点にある。 〔作用〕減容手段にて減容した減容廃プラスチック容器
を、その容積が搬送方向に直交する方向に膨らまないよ
うに規制部材で規制しながら、搬送路に沿って袋詰め位
置に搬送し、減容廃プラスチック容器が搬送路の終端側
から送り出されるに伴って、その減容廃プラスチック容
器の送り出し端部が梱包用袋の内側底部を押して、梱包
用袋が規制部材の外周側から引き出され、同時に、その
引き出された梱包用袋に減容廃プラスチック容器が入り
込んでいく。また、減容廃プラスチック容器を減容手段
において圧縮を受けた方向を搬送方向に直交する方向に
向けて搬送する場合、その減容廃プラスチック容器が元
の大きさに戻ろうとして、減容廃プラスチック容器の容
積が搬送方向に直交する方向に膨らみ易く、減容廃プラ
スチック容器が梱包用袋の中に入り込みにくくなる欠点
があるが、減容廃プラスチック容器を、その容積が搬送
方向に直交する方向に膨らまないように規制部材で規制
しながら、搬送路に沿って袋詰め位置に搬送するので、
減容廃プラスチック容器が梱包用袋の中に入り込み易
い。
【0011】〔効果〕従って、減容廃プラスチック容器
の規制部材による搬送方向に直交する方向への容積増大
の規制が解除されると同時に、その減容廃プラスチック
容器を梱包用袋の中に入り込ませて、その容積が増大し
ないように袋詰めすることができるので、減容廃プラス
チック容器を、梱包用袋への移し替え時の容積増大が少
ない状態で、コンパクトに袋詰めすることができる。ま
た、減容廃プラスチック容器を減容手段において圧縮を
受けた方向を搬送方向に直交する方向に向けて搬送する
場合に、その減容廃プラスチック容器を袋詰めし易い。
【0012】請求項7記載の廃プラスチック容器梱包設
備の特徴構成は、前記規制部材を、前記減容廃プラスチ
ック容器を前記袋詰位置に搬送する搬送位置と、前記梱
包用袋を装着する袋装着位置とに往復移動自在に設けて
ある点にある。 〔作用〕規制部材を袋装着位置に移動させて、その規制
部材の外周側に梱包用袋を装着し、その梱包用袋を装着
した規制部材を搬送位置に移動させて、減容廃プラスチ
ック容器を規制部材内側の搬送路に沿って袋詰位置に搬
送し、その減容廃プラスチック容器を梱包用袋の中に入
り込ませて袋詰めすることができる。そして、減容廃プ
ラスチック容器を袋詰めすると、規制部材を袋装着位置
に移動させ、次の袋詰め作業に備えて、その規制部材に
梱包用袋を装着することができる。 〔効果〕従って、減容廃プラスチック容器を袋詰めした
梱包用袋を、搬送路の出口側に近接させて設けた密閉手
段にて迅速に密閉しながら、その密閉作業の邪魔になら
ない袋装着位置に規制部材を移動させて、その規制部材
に梱包用袋を装着することができるので、作業能率の向
上を図ることができる。
【0013】請求項8記載の廃プラスチック容器梱包設
備の特徴構成は、前記規制部材を揺動自在に支持して、
前記搬送位置と前記袋装着位置とに往復揺動移動自在に
設け、前記密閉手段を、前記搬送位置に移動している規
制部材の搬送方向終端側に近接して、前記減容廃プラス
チック容器を袋詰めしてある梱包用袋の開口部を密閉す
る密閉位置と、前記搬送位置に移動している規制部材の
搬送方向終端側から離間して、その規制部材の前記搬送
位置と前記袋装着位置とに亘る往復揺動移動を許容する
待機位置とに移動自在に設けてある点にある。 〔作用〕規制部材をその姿勢を変えず移動させる場合に
比べて、規制部材を簡略な支持構造で搬送位置と袋装着
位置とに往復移動させることができる。また、規制部材
が搬送位置と袋装着位置とに往復揺動移動できるように
密閉手段を設けるにあたって、密閉手段を、搬送位置に
移動している規制部材の搬送方向終端側に近接する密閉
位置と、搬送位置に移動している規制部材の搬送方向終
端側から離間する待機位置とに移動自在に設けて、梱包
用袋の開口部を密閉するときは、密閉手段を規制部材の
搬送方向終端側に近接させることができるようにしてあ
るので、規制部材の内側に形成してある搬送路を通過し
た減容廃プラスチック容器が袋詰めされている梱包用袋
の開口部を、その開口部から内容物が脱落しにくい状態
で、タイミング良く密封できる。 〔効果〕従って、規制部材の支持構造の簡略化を図りな
がら、減容廃プラスチック容器が袋詰めされている梱包
用袋の開口部を、その開口部から内容物が脱落しにくい
状態で、タイミング良く密封できる。
【0014】請求項9記載の廃プラスチック容器梱包設
備の特徴構成は、前記規制部材の外周側に装着した梱包
用袋のその規制部材からの抜け出しに抵抗する抵抗力
を、前記搬送路の出口側で付与する抵抗付与手段を設け
てある点にある。 〔作用〕梱包用袋の規制部材からの抜け出しに抵抗する
抵抗力を、搬送路の出口側でその梱包用袋に付与するの
で、梱包用袋の内側底部が減容廃プラスチック容器に押
されて、梱包用袋が規制部材の外周側から引き出される
際に、梱包用袋の規制部材から抜け出している部分、つ
まり、減容廃プラスチック容器が入り込んでいる梱包用
袋部分に袋深さ方向の張力が発生する。 〔効果〕従って、減容廃プラスチック容器を袋詰めして
いる梱包用袋の袋深さ方向での弛みが少なく、袋詰めし
た減容廃プラスチック容器の容積増大を効果的に防止で
きるとともに、袋深さが浅い安価な梱包用袋に減容廃プ
ラスチック容器を袋詰めすることができるので、梱包コ
ストを低く押さえることができる。
【0015】請求項10記載の廃プラスチック容器梱包
設備の特徴構成は、前記装着手段を、前記梱包用袋を袋
深さ方向に縮めた状態で前記規制部材の外周側に装着す
るように構成し、前記抵抗付与手段を、前記梱包用袋の
袋深さ方向に縮めた部分よりも前記搬送路の出口側で、
前記抵抗力を付与するように構成してある点にある。 〔作用〕梱包用袋を袋深さ方向に縮めた状態で規制部材
の外周側に装着するので、規制部材の長さと搬送路の長
さを短くすることができる。また、梱包用袋の袋深さ方
向に縮めた部分よりも搬送路の出口側で、梱包用袋の規
制部材からの抜け出しに抵抗する抵抗力をその梱包用袋
に付与するので、減容廃プラスチック容器が搬送路の終
端側から送り出されるに伴って、規制部材の外周側に袋
深さ方向に縮めた状態で装着した梱包用袋が、その縮み
を解消するように規制部材の外周側から引き出される。 〔効果〕従って、袋詰めした減容廃プラスチック容器の
容積増大を効果的に防止できるとともに、梱包コストを
低く押さえることができるようにしながら、設備の小型
化を図ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 〔第1実施形態〕図1,図2は、飲料や食料或いは洗剤
等の日用品といった内容物が残り易い容器として使用し
た後の廃プラスチック容器容器( 例えば、トレー,瓶,
ケース等) Aを減容して梱包する本発明に係る廃プラス
チック容器梱包設備を示す。
【0017】前記廃プラスチック容器梱包設備は、使用
済みの各種形状の廃プラスチック容器Aの複数個を一体
的に圧縮変形させて減容し、減容した廃プラスチック容
器Aの複数個が一体化した減容廃プラスチック容器集積
体( 減容廃プラスチック容器の一例) Bを成形する減容
手段としての減容装置1と、減容装置1にて減容して成
形した減容廃プラスチック容器集積体Bを梱包用袋( 本
実施形態では、厚さが0.2mm程度のポリエチレン製
袋) 2に袋詰めする袋詰め手段としての袋詰め装置3
と、袋詰め装置3にて減容廃プラスチック容器集積体B
を袋詰めしてある梱包用袋2の開口部4を密閉する密閉
手段としての密閉装置5と、減容装置1にて減容して成
形した減容廃プラスチック容器集積体Bを袋詰め装置3
による袋詰め位置に搬送する搬送手段としての搬送装置
6と、減容装置1と袋詰め装置3と密閉装置5と搬送装
置6の作動を制御する制御手段としての制御装置7とを
設けて、減容廃プラスチック容器集積体Bを、減容装置
1から密閉装置5まで直線状に移動させて梱包するよう
に構成してある。
【0018】前記減容装置1は、廃プラスチック容器A
を貯留するホッパ31と、廃プラスチック容器Aを収容
する収容筒としての横断面形状が略八角形の容器圧縮室
8を内側に形成してある筒状ケーシング9と、ホッパ3
1に貯留している廃プラスチック容器Aを筒状ケーシン
グ9の筒軸方向途中箇所から容器圧縮室8内に投入自在
な投入口13と、その投入口13を油圧シリンダ32で
開閉自在な蓋板26と、筒状ケーシング9の一端側に設
けてある減容廃プラスチック容器の排出口14を油圧シ
リンダ33で開閉自在に塞いでいる反力受け板10と、
容器圧縮室8内を筒軸方向に往復駆動移動して、容器圧
縮室8内の廃プラスチック容器Aを圧縮変形させる押圧
板11と、押圧板11を筒状ケーシング9の他端側から
往復駆動移動させる押圧用油圧シリンダ12と、油圧ユ
ニット34とを備えている。尚、廃プラスチック容器A
は、図示しない搬送装置でホッパ31に自動投入するよ
うに構成してある。
【0019】前記搬送装置6は、筒状ケーシング9の排
出口14に筒軸方向に沿って同芯状に連通自在な排出筒
15を水平方向に設けて、その内側に減容廃プラスチッ
ク容器集積体Bの搬送路16を形成し、反力受け板10
を開いた状態で、押圧板11を搬送路16に入り込むよ
うに駆動移動させて、容器圧縮室8内に成形した減容廃
プラスチック容器集積体Bを排出口14から搬送路16
に沿って排出筒15の他端側に押し出し搬送するように
構成してある。
【0020】前記排出筒15は鋼板で筒状に形成され、
その内周面形状を、全長に亘って、筒状ケーシング9と
同じ寸法の略八角形に形成して、その内周面で減容廃プ
ラスチック容器集積体Bを筒状に囲んで、その容積増大
を規制する規制部材に構成してあり、搬送装置6は、こ
の排出筒15で減容廃プラスチック容器集積体Bの搬送
方向に直交する方向への容積増大を規制しながら、その
減容廃プラスチック容器集積体Bを袋詰め位置に搬送す
るように構成してある。
【0021】前記袋詰め装置3は、搬送装置6にて排出
筒15の他端側に押し出されてきた減容廃プラスチック
容器集積体Bを、排出筒15の外周側に装着してある梱
包用袋2の内側に入り込ませることによって袋詰めする
もので、梱包用袋2のストッカー19と、ストッカー1
9の梱包用袋2を排出筒15の外周側に装着する装着手
段としての袋装着装置21と、排出筒15の外周側に装
着した梱包用袋2の排出筒15からの抜け出しに抵抗す
る抵抗力を搬送路の出口側で付与する抵抗付与手段とし
ての上下駆動移動自在な押圧ローラ22とを設けるとと
もに、排出筒15を、ガイドレール23に沿って、筒状
ケーシング9の排出口14に連通して減容廃プラスチッ
ク容器集積体Bを袋詰め位置に搬送する搬送位置と、ス
トッカー19の前方に位置して梱包用袋2を装着する袋
装着位置とに亘って、図外の油圧シリンダで往復駆動移
動自在に設けて構成してある。
【0022】前記袋装着装置21は、図3,図4に示す
ように、ストッカー19に載置してある梱包用袋2を上
下二つの昇降アーム35,36に支持した吸引ノズル2
0で吸引保持して、排出筒15に装着するように構成し
てあり、各昇降アーム35,36を駆動昇降自在に支持
する縦ガイドフレーム37と、その縦ガイドフレーム3
7を袋長手方向にスライド移動自在に支持する横ガイド
フレーム38とを設けてある。
【0023】前記密閉装置5は、図5に示すように、減
容廃プラスチック容器集積体Bを袋詰めしてある梱包用
袋2の開口部4を径方向に絞った状態で保持自在な絞り
手段としての絞り装置39と、その絞り装置39にて保
持している開口部4を結束する結束手段としての、粘着
テープ40を開口部4に巻き付けて、その開口部4を密
閉状態に縛り付ける結束装置41とを設けて構成してあ
る。
【0024】前記絞り装置39は、梱包用袋2の開口部
4を袋長手方向で異なる位置で各別に径方向に絞った状
態で保持自在な複数の保持部としての第1保持アーム4
2と第2保持アーム43とを機枠47に支持させて構成
してあり、結束装置41は、これらの保持アーム42,
43どうしの間の位置で梱包用袋2の開口部4を粘着テ
ープ40で結束するように構成してある。
【0025】前記保持アーム42,43は、梱包用袋2
がその径方向から入り込む切欠き部44を形成してある
左右二枚の絞り板45を、切欠き部44どうしが互いに
対向するように重ね合わせて、板面に沿う方向にスライ
ド移動自在に支持して構成してあり、二基の保持アーム
42,43のうちの、梱包用袋2の開口部4を減容廃プ
ラスチック容器集積体B側に最も近い位置で保持してい
る第2保持アーム43を、図外の油圧シリンダで梱包用
袋2の底部側に駆動移動自在に設けてある。
【0026】そして、図5( イ) に示すように、油圧シ
リンダ46の収縮作動で互いに離間させた切欠き部44
の間に梱包用袋2の開口部4を入り込ませてから、図5
( ロ) に示すように、油圧シリンダ46の伸張作動で切
欠き部44を互いに近接移動させて、その開口部4を径
方向に絞った状態で保持するように構成してある。
【0027】以下、上述の廃プラスチック容器梱包設備
の制御装置7による制御動作を、図10,図11のタイ
ムチャートを参照しながら説明する。図6( イ) に示す
ように、筒状ケーシング9の排出口14を反力受け板1
0で閉じておき、押圧用油圧シリンダ12を収縮作動さ
せて押圧板11を投入口13よりも後方に後退させて、
廃プラスチック容器Aを容器圧縮室8内に投入した後、
蓋板26で投入口13を閉じ、図6( ロ) に示すよう
に、押圧用油圧シリンダ12を伸張作動させて、一回目
の減容作業を行う。
【0028】そして、図6( ハ) に示すように、押圧用
油圧シリンダ12を収縮作動させて押圧板11を容器投
入口13よりも後方に後退させるとともに、図6( ニ)
に示すように、投入口13を開いて、先行して減容した
減容廃プラスチック容器集積体Bと押圧板11との間に
新たな廃プラスチック容器Aを投入し、図6( イ) ,(
ロ) に示した工程を繰り返す状態で、更に二回の減容作
業を繰り返して、見かけ比重が0.25〜0.35程度
の減容廃プラスチック容器集積体Bを成形する。
【0029】上記のように減容廃プラスチック容器集積
体Bを成形している間に、排出筒15を袋装着位置に移
動させて、梱包用袋2を排出筒15に装着する。
【0030】つまり、図8( イ) に示すように、上側昇
降アーム35を下降させてその吸引ノズル20でストッ
カー19の梱包用袋2を吸着保持して、図8( ロ) に示
すように、その梱包用袋2を上側昇降アーム35の上昇
移動で引き上げながら、縦ガイドフレーム37のスライ
ド移動で、袋装着位置に移動させてある排出筒15側に
取り出し、図8( ハ) に示すように、上側昇降アーム3
5を下降させるとともに、下側昇降アーム36を上昇さ
せて、梱包用袋2の上下両側を吸引ノズル20で吸着保
持し、図8( ニ) に示すように、上側昇降アーム35を
上昇させるとともに、下側昇降アーム36を下降させて
梱包用袋2の開口部4を拡げ、図8( ホ) に示すよう
に、縦ガイドフレーム37のスライド移動で、排出筒1
5を梱包用袋2の中に搬送路終端側からかぶせて、その
梱包用袋2を、その袋底部近くまで排出筒15が入り込
む状態で、排出筒15の外周側に装着する。尚、梱包用
袋2の袋幅方向に沿う周長さは、排出筒15の外周長さ
と略同じ長さに設定してある。
【0031】そして、縦ガイドフレーム37をストッカ
ー19側にスライド移動させて、次回の袋装着作業まで
待機させるとともに、梱包用袋2を装着した排出筒15
を搬送位置に移動させて、図7( イ) に示すように、筒
状ケーシング9の一端側に待機させ、押圧ローラ22を
梱包用袋2の上から排出筒15の出口側部分に対して弾
性的に圧接させておく。
【0032】次に、図7( イ) に示すように、反力受け
板10を開いて押圧用油圧シリンダ12を伸張作動さ
せ、減容廃プラスチック容器集積体Bを排出口14から
搬送路16内に押し出す。そして、図7( ロ) に示すよ
うに、減容廃プラスチック容器集積体Bが排出筒15か
ら抜け出して梱包用袋2に入り込むと、図7( ハ) に示
すように、密閉装置5を作動させて梱包用袋2の開口部
4を密閉するとともに、押圧用油圧シリンダ12を収縮
作動させて反力受け板10を閉じ、図6( イ) に示した
ように、排出筒15を袋装着位置に移動させるととも
に、次回の減容作業を開始する。
【0033】前記梱包用袋2の開口部4を密閉する作業
を説明すると、図9( イ) に示すように、二基の保持ア
ーム42,43で梱包用袋2の開口部4を径方向に絞っ
てから、第2保持アーム43を梱包用袋2の底部側に駆
動移動させて開口部4をしごき、梱包用袋2の袋長手方
向における弛みを除去するとともに、減容廃プラスチッ
ク容器集積体Bの袋長手方向での膨らみを規制( 除去)
する。
【0034】次に、図9( ロ) に示すように、二基の保
持アーム42,43の間に結束装置41を入り込ませ
て、梱包用袋2の開口部4を、保持アーム42,43ど
うしの間の位置において粘着テープ40で結束し、図9
( ハ) に示すように、保持アーム42,43による保持
を解除して、減容廃プラスチック容器集積体Bを梱包用
袋2に密封梱包した梱包体Cを形成し、その梱包体Cを
図外の搬送装置で搬出する。
【0035】〔第2実施形態〕図12〜図14は、飲料
や食料或いは洗剤等の日用品といった内容物が残り易い
容器として使用した後の廃プラスチック容器容器( 例え
ば、トレー,瓶,ケース等) Aを減容して梱包する本発
明に係る廃プラスチック容器梱包設備の別実施形態を示
す。
【0036】前記廃プラスチック容器梱包設備は、使用
済みの材質が同じ各種形状の廃プラスチック容器Aの複
数個を一体的に圧縮して減容し、減容した廃プラスチッ
ク容器Aの複数個が一体化した減容廃プラスチック容器
集積体( 減容廃プラスチック容器の一例) Bを成形する
減容手段としての減容装置1と、減容装置1にて減容し
て成形した減容廃プラスチック容器集積体Bを梱包用袋
( 本実施形態では、厚さが0.2mm程度のポリエチレ
ン製袋) 2に袋詰めする袋詰め手段としての袋詰め装置
3と、袋詰め装置3にて減容廃プラスチック容器集積体
Bを袋詰めしてある包用袋2の開口部4を密閉する密閉
手段としての密閉装置5と、減容装置1にて減容して成
形した減容廃プラスチック容器集積体Bを、その容積増
大を規制しながら、袋詰め装置3による袋詰め位置に搬
送する搬送手段としての搬送装置6と、各装置の作動を
制御する制御装置7とを設けて、減容装置1で成形した
減容廃プラスチック容器集積体Bを、その減容装置1に
よる圧縮方向と直交する方向に移動させて梱包するよう
に構成してある。
【0037】前記減容装置1は、廃プラスチック容器A
を収容する収容筒としての断面形状が矩形の容器圧縮室
8を内側に形成してある筒状ケーシング9と、筒状ケー
シング9の一端側を塞いでいる反力受け板10と、容器
圧縮室8内を筒長手方向に往復移動自在な押圧板11
と、押圧板11を筒状ケーシング9の他端側から往復駆
動移動させる押圧用油圧シリンダ12とを備えている。
【0038】前記筒状ケーシング9の上面側には、容器
として使用した後の多数の廃プラスチック容器Aを容器
圧縮室8内に投入する投入口13を開閉自在に設けてあ
り、筒状ケーシング9の容器押圧方向終端側の横側面に
は、筒状ケーシング9内に成形した減容廃プラスチック
容器集積体Bを筒状ケーシング9の横側方に排出する為
の排出口14を開閉自在に設けてある。
【0039】前記搬送装置6は、一端側が排出口14に
連通する排出筒15を筒状ケーシング9の長手方向に対
して直交する水平方向に設けて、その内側に減容廃プラ
スチック容器集積体Bの搬送路16を形成するととも
に、容器圧縮室8と搬送路16とに亘って往復移動自在
な押し出し板17と、その押し出し板17を往復駆動移
動させる押し出し用油圧シリンダ18とを設けて、容器
圧縮室8内に成形した減容廃プラスチック容器集積体B
を排出口14から搬送路16に沿って排出筒15の他端
側に押し出し搬送するように構成してある。
【0040】前記排出筒15は鋼板で筒状に形成され、
その内周面を、全長に亘って、減容廃プラスチック容器
集積体Bの外周面に摺接する横断面形状が矩形の内周面
に形成して、その内周面で減容廃プラスチック容器集積
体Bを筒状に囲んで、その容積増大を規制する規制部材
に構成してあり、搬送装置6は、この排出筒15で容積
増大を規制しながら、減容廃プラスチック容器集積体B
を袋詰め装置3に向けて搬送するように構成してある。
【0041】前記袋詰め装置3は、搬送装置6にて排出
筒15の他端側に押し出されてきた減容廃プラスチック
容器集積体Bを、排出筒15の外周側に装着してある梱
包用袋2の内側に入り込ませることによって袋詰めする
もので、梱包用袋2のストッカー19と、ストッカー1
9の梱包用袋2を吸引ノズル20で吸引保持して排出筒
15の外周側に装着する装着手段としての吸引式袋装着
装置21と、排出筒15の外周側に装着した梱包用袋2
の排出筒15からの抜け出しに抵抗する抵抗力を搬送路
の出口側で付与する抵抗付与手段としての上下駆動移動
自在な押圧ローラ22とを設けるとともに、排出筒15
を、ガイドレール23に沿って、排出口14に連通して
減容廃プラスチック容器集積体Bを袋詰め位置に搬送す
る搬送位置と、ストッカー19の前方に位置して梱包用
袋を装着する袋装着位置とに亘って、図外の油圧シリン
ダで移動自在に設けて構成してある。
【0042】前記密閉装置5は、減容廃プラスチック容
器集積体Bを袋詰めしている梱包用袋2の開口部側を結
束具24で束ねながら粘着テープで縛って、梱包用袋2
の開口部4を密閉するように構成してある。
【0043】以下、上述の廃プラスチック容器梱包設備
の制御装置7による制御動作を説明する。図12,図1
5に示すように、押圧用油圧シリンダ12を収縮作動さ
せて押圧板11を投入口13よりも後方に後退させると
ともに、押し出し用油圧シリンダ18を収縮作動させて
押し出し板17の前面を筒状ケーシング9の内面に沿わ
せた待機位置に移動させ、排出口14を排出口扉25で
塞いで、所定量分の多数の廃プラスチック容器Aを投入
口13から容器圧縮室8内に投入する。
【0044】次に、図13,図16に示すように、投入
口13をその下面が筒状ケーシング9の内面に沿うよう
に装着した蓋板26で塞いで、押圧用油圧シリンダ12
を伸張作動させ、押圧板11の前面が排出口14の横側
縁に位置するまで押圧板11を移動させて、多数の廃プ
ラスチック容器Aを一体的に圧縮し、反力受け板10側
の容器圧縮室8端部に、直方体形状に一体化した見かけ
比重が0.25〜0.35程度の減容廃プラスチック容
器集積体Bを成形する。
【0045】また、上記のように減容廃プラスチック容
器集積体Bを成形している間に、図21に示すように、
予め袋装着位置に移動させてある排出筒15に、上下両
面を吸引ノズル20で吸引保持して拡げた梱包用袋2を
搬送路16の終端側からかぶせて、その梱包用袋2を、
その袋底部近くまで排出筒15が入り込む状態で、排出
筒15の外周側に装着した後、図17に示すように、排
出筒15を搬送位置に移動させて、上下の押圧ローラ2
2を梱包用袋2の上から排出筒15の出口側部分に対し
て弾性的に圧接させておく。尚、梱包用袋2の袋幅方向
に沿う周長さは、排出筒15の外周長さと略同じ長さに
設定してある。
【0046】次に、図18に示すように、排出口扉25
を図示しない油圧シリンダで上昇移動させて、排出口1
4を開き、押圧板11の前面を排出口14の横側縁に沿
わせて位置させたまま、押し出し用油圧シリンダ18を
伸張作動させて、減容廃プラスチック容器集積体Bを押
し出し板17で排出筒15内に押し込み、更に、その減
容廃プラスチック容器集積体Bを搬送路16の終端側か
ら送り出しながら、パレット27に載せ代える。
【0047】このとき、減容廃プラスチック容器集積体
Bは、搬送路16の終端側から送り出されるに伴って、
その容積が増大しようとするが、排出筒15の外周側に
装着した梱包用袋2の内側底部が減容廃プラスチック容
器集積体Bに押されて、梱包用袋2が排出筒15の外周
側から徐々に引き出され、同時に、その引き出された梱
包用袋2の内側に減容廃プラスチック容器集積体Bが徐
々に入り込むので、減容廃プラスチック容器集積体B
を、梱包用袋への移し替え時の容積増大が少ない状態で
袋詰めすることができる。
【0048】そして、図19に示すように、袋詰めした
減容廃プラスチック容器集積体Bの全体が排出筒15か
ら抜け出し、かつ、梱包用袋2の開口部4が排出筒15
から抜け出すまで押し出し用油圧シリンダ18を伸張作
動させて、その袋詰め減容廃プラスチック容器集積体B
をパレット27に載置支持する。
【0049】次に、図20に示すように、上下の押圧ロ
ーラ22を排出筒15から離して待機位置に移動させる
とともに、排出筒15を袋装着位置に移動させた後、減
容廃プラスチック容器集積体Bを袋詰めしている梱包用
袋2の開口部側を結束具24で束ねて粘着テープで縛る
ことによって、梱包用袋2の開口部4を密閉し、図22
に示すように、減容廃プラスチック容器集積体Bを容積
が増大しないように梱包用袋2に密封梱包した梱包体C
を形成する。
【0050】〔第3実施形態〕図23,図24は、袋装
着装置21と密閉装置5との別実施形態を示す。前記袋
装着装置21は、排出筒15の排出方向上手側の一側部
を垂直な縦軸芯Y周りで揺動自在に支持し、駆動用電動
モータM1の正逆回転駆動で、排出筒15を水平面に沿
って約45度の角度範囲で揺動させて、その排出筒15
を排出口14に連通させる搬送位置P1と、ストッカー
19の前方に位置させる袋装着位置P2とに亘って往復
駆動揺動移動自在に設けてある。
【0051】前記密閉装置5は、梱包用袋2に袋詰めし
ながら排出筒15から押し出される減容廃プラスチック
容器集積体Bを載置支持する多数のローラ50を備えた
載置台51を設けてある台車52に固定してあり、搬送
位置P1に移動している排出筒15の搬送方向終端側に
近接して、減容廃プラスチック容器集積体Bを袋詰めし
てある梱包用袋2の開口部4を密閉する密閉位置Q1
と、搬送位置P1に移動している排出筒15の搬送方向
終端側から離間して、排出筒15の搬送位置P1と袋装
着位置P2とに亘る往復揺動移動を許容する待機位置Q
2とに走行用レール53に沿って往復駆動移動自在に設
けてある。
【0052】そして、搬送位置P1に停止させた排出筒
15から押し出された減容廃プラスチック容器集積体B
が袋詰めされている梱包用袋2の開口部4を密閉すると
きは、その開口部4から内容物が落下しにくい状態でタ
イミング良く密閉できるように、密閉装置5を排出筒1
5の搬送方向終端側に近接する密閉位置Q1に移動さ
せ、排出筒15を搬送位置P1と袋装着位置P2とに亘
って往復揺動移動させるときは、その排出筒15の移動
の邪魔にならないように、密閉装置5を排出筒15の搬
送方向終端側から離間する待機位置Q2に移動させるよ
うにしてある。その他の構成は第1又は第2実施形態と
同様である。
【0053】〔第4実施形態〕図25,図26は、袋装
着装置21の別実施形態を示し、排出筒15を横軸芯X
周りで回動移動させる排出筒回動装置54を設けて、そ
の排出筒15を排出口14に連通する搬送位置P1と、
ストッカー19の前方に位置する袋装着位置P2とに亘
って往復駆動移動自在に構成してある。前記排出筒回動
装置54は、アーム55を架台56に水平な横軸芯X周
りで揺動自在に支持するとともに、そのアーム55に排
出筒15を固定して、アーム55を駆動揺動させる電動
モータM2の正逆回転駆動で、排出筒15を、垂直面に
沿う円弧状の経路に沿って180度の角度範囲で回動移
動させて、搬送位置P1と袋装着位置P2とに往復駆動
移動させるように構成してある。その他の構成は第1又
は第2実施形態と同様である。 〔第5実施形態〕図27は、梱包用袋2を排出筒15の
外周側に装着する装着手段としての袋装着装置21を、
梱包用袋2を袋深さ方向に縮めた状態で排出筒15の外
周側に装着するように構成してある実施形態を示し、梱
包用袋2の上下両面を吸引保持する吸引ノズル28a.
28b,28cを排出筒15の長手方向に沿って複数個
設け、図27 (イ) 〜 (ハ) に示すように、これらの吸
引ノズル28a.28b,28cで梱包用袋2の底部側
を排出筒15の基部側に順次引き寄せて、梱包用袋2を
袋深さ方向に縮め、かつ、袋底部近くまで排出筒15が
入り込んだ状態で、排出筒15の外周側に装着するよう
にしてある。
【0054】そして、図27 (ニ) に示すように、上下
の押圧ローラ22を、梱包用袋2の袋深さ方向に縮めた
部分29よりも搬送路16の出口側で、梱包用袋2の上
から排出筒15に対して弾性的に圧接させて、排出筒1
5の外周側に装着した梱包用袋2の排出筒15からの抜
け出しに抵抗する抵抗力を付与するように構成してあ
る。その他の構成は第1又は第2実施形態と同様であ
る。
【0055】〔その他の実施形態〕 1.本発明による廃プラスチック容器梱包設備は、廃プ
ラスチック容器として、PETボトルの他に、プラスチ
ック製食品トレーやプラスチック製段ボール,各種日用
品のプラスチック製ケース,各種飲料のプラスチック製
ボトル等を減容して梱包するものであっても良い。 2.本発明による廃プラスチック容器梱包設備は、材質
が同じ各種形状の廃プラスチック容器の複数個が一体化
した減容廃プラスチック容器集積体( 減容廃プラスチッ
ク容器の一例) を梱包するものであっても、材質が異な
る各種形状の廃プラスチック容器の複数個が一体化した
減容廃プラスチック容器集積体( 減容廃プラスチック容
器の一例) を梱包するものであっても良い。 3.本発明による廃プラスチック容器梱包設備は、単一
の廃プラスチック容器を個別に減容して成形した減容廃
プラスチック容器を梱包するものであっても良い。 4.本発明による廃プラスチック容器梱包設備は、減容
廃プラスチック容器を熱収縮性フィルムで形成した梱包
用袋に袋詰めする袋詰め手段を設けたものであっても良
い。 5.本発明による廃プラスチック容器梱包設備は、熱可
塑性樹脂で形成した梱包用袋の開口部を熱融着して密閉
する密閉手段を設けたものであっても良い。 6.本発明による廃プラスチック容器梱包設備は、減容
廃プラスチック容器をロボットアーム等で容積増大を規
制しながら把持して、袋詰め手段に搬送する搬送手段を
設けたものであっても良い。 7.本発明による廃プラスチック容器梱包設備は、減容
廃プラスチック容器を筒状に囲んでその容積増大を規制
する規制部材を、搬送路長手方向に沿って長い筒状の枠
体で構成したものであっても良い。 8.本発明による廃プラスチック容器梱包設備は、規制
部材の外周長さを搬送路の出口側で梱包用袋の袋幅方向
の内周長さよりも長くして、規制部材の外周側に装着し
た梱包用袋の規制部材からの抜け出しに抵抗する抵抗力
を、搬送路の出口側で付与する抵抗付与手段を構成した
ものであっても良い。 9.本発明による廃プラスチック容器梱包設備に設ける
袋詰め手段は、梱包用袋を手作業でその袋詰め手段の袋
装着部位に装着するように構成してあっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】廃プラスチック容器梱包設備の概略平面図
【図2】廃プラスチック容器梱包設備の作動断面側面図
【図3】要部正面図
【図4】要部側面図
【図5】要部正面図
【図6】廃プラスチック容器梱包設備の作動を説明する
要部断面側面図
【図7】廃プラスチック容器梱包設備の作動を説明する
要部断面側面図
【図8】袋装着装置の作動を説明する要部側面図
【図9】密閉装置の作動を説明する要部断面平面図
【図10】梱包作業のタイムチャート
【図11】袋装着作業のタイムチャート
【図12】第2実施形態の廃プラスチック容器梱包設備
の概略平面図
【図13】廃プラスチック容器梱包設備の作動を説明す
る一部断面平面図
【図14】廃プラスチック容器梱包設備の作動を説明す
る一部断面平面図
【図15】廃プラスチック容器梱包設備の作動を説明す
る要部断面側面図
【図16】廃プラスチック容器梱包設備の作動を説明す
る要部断面側面図
【図17】廃プラスチック容器梱包設備の作動を説明す
る要部断面側面図
【図18】廃プラスチック容器梱包設備の作動を説明す
る要部断面側面図
【図19】廃プラスチック容器梱包設備の作動を説明す
る要部断面側面図
【図20】廃プラスチック容器梱包設備の作動を説明す
る要部断面側面図
【図21】廃プラスチック容器梱包設備の作動を説明す
る要部断面側面図
【図22】梱包体の斜視図
【図23】第3実施形態を示す要部平面図
【図24】第3実施形態を示す要部側面図
【図25】第4実施形態を示す要部平面図
【図26】第4実施形態を示す要部正面図
【図27】第5実施形態を示す要部断面側面図
【符号の説明】
1 減容手段 2 梱包用袋 3 袋詰め手段 4 開口部 5 密閉手段 6 搬送手段 7 制御手段 9 収容筒 13 投入口 11 押圧板 15 規制部材 16 搬送路 21 装着手段 22 抵抗付与手段 39 絞り手段 41 結束手段 42 保持部 43 保持部 A 廃プラスチック容器 B 減容廃プラスチック容器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年7月12日(2000.7.1
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 廃プラスチック容器梱包設備
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃プラスチック容
器を減容して梱包する廃プラスチック容器梱包設備に関
する。
【0002】
【従来の技術】上記廃プラスチック容器梱包設備は、廃
プラスチック容器を廃棄したり再資源化するために保管
したり処理施設に運搬するにあたって、そのままでは廃
プラスチック容器の容積(嵩) が高く、保管や運搬に支
障をきたすので、廃プラスチック容器を減容した後、そ
の減容した廃プラスチック容器が弾性力で元に戻ろうと
して容積が増大しないように梱包するものである。従来
の廃プラスチック容器梱包設備では、例えば特開平8−
309591号公報に記載されているように、減容した
廃プラスチック容器( 以下、減容廃プラスチック容器と
いう) の複数箇所をバンドで結束して、その容積が増大
しないように梱包している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この為、飲料や食料或
いは洗剤等の日用品といった内容物が残り易い容器とし
て使用した後の廃プラスチック容器を減容した場合、そ
の減容廃プラスチック容器をバンドで結束して梱包した
だけでは、その減容廃プラスチック容器に残っていた内
容物が腐敗して、保管中や運搬中に悪臭を放ったり、減
容廃プラスチック容器から漏れ出た内容物が保管場所や
運搬装置を汚してしまうことがあり、以後の減容廃プラ
スチック容器の取り扱いが煩雑化する欠点がある。ま
た、廃プラスチック容器の梱包作業中においても、廃プ
ラスチック容器に残っていた内容物が悪臭を放ったり漏
れ出ることがあり、作業環境が悪化し易い欠点がある。
【0004】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あって、内容物が残り易い容器として使用した後の廃プ
ラスチック容器を減容した場合に、以後の取り扱いが煩
雑化することがないように、その減容廃プラスチック容
器を梱包できるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の廃プラス
チック容器梱包設備の特徴構成は、廃プラスチック容器
を圧縮変形させて減容する減容手段と、前記減容手段に
て減容した減容廃プラスチック容器を梱包用袋に袋詰め
する袋詰め手段と、前記減容手段にて減容した減容廃プ
ラスチック容器を前記袋詰め手段による袋詰め位置に
し出し搬送する搬送手段とを設け、前記搬送手段により
前記減容廃プラスチック容器を前記袋詰め位置に押し出
し搬送する搬送路を、前記減容廃プラスチック容器を筒
状に囲んでその容積増大を規制する規制部材の内側に形
成し、前記袋詰め手段に、前記梱包用袋を、前記袋詰め
位置とは異なる位置で、前記規制部材に対してその搬送
路終端側から外周側にかぶせて装着する装着手段を設
け、前記規制部材を、前記袋詰め位置と前記装着手段に
よる袋装着位置とに往復移動自在に設けてある点にあ
る。 〔作用〕減容手段にて廃プラスチック容器を圧縮変形さ
せて減容し、その減容した減容廃プラスチック容器を搬
送手段にて袋詰め手段による袋詰め位置に押し出し搬送
して、梱包用袋に袋詰めするのであるが、規制部材を袋
装着位置に移動させて、装着手段にて規制部材に対して
その搬送路終端側から外周側に梱包用袋をかぶせ、その
梱包用袋をかぶせた規制部材を袋詰め位置に移動させ
て、減容手段にて減容した減容廃プラスチック容器を、
その容積が搬送方向に直交する方向に膨らまないように
規制部材で規制しながら、その内側の搬送路に沿って袋
詰め位置に押し出し搬送することができるので、減容廃
プラスチック容器を規制部材内側の搬送路の終端側から
送り出すに伴って、その減容廃プラスチック容器の送り
出し端部が、規制部材の外周側にかぶせてある梱包用袋
の内側底部を押して、梱包用袋が規制部材の外周側から
引き出され、同時に、その引き出された梱包用袋に減容
廃プラスチック容器を入り込ませて袋詰めすることがで
きる。また、減容廃プラスチック容器を減容手段におい
て圧縮を受けた方向を搬送方向に直交する方向に向けて
押し出し搬送する場合、その減容廃プラスチック容器が
元の大きさに戻ろうとして、減容廃プラスチック容器の
容積が搬送方向に直交する方向に膨らみ易く、減容廃プ
ラスチック容器が梱包用袋の中に入り込みにくくなる欠
点があるが、減容廃プラスチック容器を、その容積が搬
送方向に直交する方向に膨らまないように規制部材で規
制しながら、搬送路に沿って袋詰め位置に押し出し搬送
するので、減容廃プラスチック容器が梱包用袋の中に入
り込み易い。そして、減容廃プラスチック容器を袋詰め
すると、規制部材を袋装着位置に移動させ、次の袋詰め
作業に備えて、その規制部材に梱包用袋をかぶせて装着
することができる。 〔効果〕従って、減容廃プラスチック容器を梱包用袋の
中に入れて梱包できるので、内容物が残り易い容器とし
て使用した後の廃プラスチック容器を減容した場合に、
以後の取り扱いが煩雑化することがないように、その減
容廃プラスチック容器を梱包できる。また、減容廃プラ
スチック容器を減容手段において圧縮を受けた方向を搬
送方向に直交する方向に向けて押し出し搬送する場合、
減容廃プラスチック容器の規制部材による搬送方向に直
交する方向への容積増大の規制が解除されると同時に、
その減容廃プラスチック容器を梱包用袋の中に入り込ま
せて、その容積が増大しないように袋詰めすることがで
きるので、減容廃プラスチック容器を、梱包用袋への移
し替え時の容積増大が少ない状態で、コンパクトに袋詰
めすることができる。その上、減容廃プラスチック容器
を袋詰めしたあとは、規制部材を袋装着位置に移動させ
て、次の袋詰め作業に備えて、その規制部材に梱包用袋
をかぶせて装着することができるので、次の袋詰め作業
用の梱包用袋を規制部材にかぶせるにあたって、袋詰め
した減容廃プラスチック容器が袋詰め位置から移動する
のを待つことなく、梱包用袋を規制部材に迅速に装着で
き、作業能率の向上を図ることができる。
【0006】請求項2記載の廃プラスチック容器梱包設
備の特徴構成は、前記規制部材の外周側に装着した梱包
用袋のその規制部材からの抜け出しに抵抗する抵抗力
を、前記規制部材内側の搬送路の出口側で付与する抵抗
付与手段を設けてある点にある。 〔作用〕梱包用袋の規制部材からの抜け出しに抵抗する
抵抗力を、規制部材内側の搬送路の出口側でその梱包用
袋に付与するので、梱包用袋の内側底部が減容廃プラス
チック容器に押されて、その梱包用袋が規制部材の外周
側から引き出される際に、梱包用袋の規制部材から抜け
出している部分、つまり、減容廃プラスチック容器が入
り込んでいる梱包用袋部分に袋深さ方向の張力が発生す
る。 〔効果〕従って、減容廃プラスチック容器を袋詰めして
いる梱包用袋の袋深さ方向での弛みが少なく、袋詰めし
た減容廃プラスチック容器の容積増大を効果的に防止で
きるとともに、袋深さが浅い安価な梱包用袋に減容廃プ
ラスチック容器を袋詰めすることもできるので、梱包コ
ストを低く押さえることができる。
【0007】請求項3記載の廃プラスチック容器梱包設
備の特徴構成は、前記装着手段を、前記梱包用袋を袋深
さ方向に縮めた状態で前記規制部材の外周側に装着する
ように構成し、前記抵抗付与手段を、前記梱包用袋の袋
深さ方向に縮めた部分よりも前記搬送路の出口側で、前
記抵抗力を付与するように構成してある点にある。 〔作用〕梱包用袋を袋深さ方向に縮めた状態で規制部材
の外周側に装着するので、規制部材の長さと搬送路の長
さを短くすることができる。また、梱包用袋の袋深さ方
向に縮めた部分よりも搬送路の出口側で、梱包用袋の規
制部材からの抜け出しに抵抗する抵抗力をその梱包用袋
に付与するので、減容廃プラスチック容器が搬送路の終
端側から送り出されるに伴って、規制部材の外周側に袋
深さ方向に縮めた状態で装着した梱包用袋が、その縮み
を解消するように規制部材の外周側から引き出される。 〔効果〕従って、袋詰めした減容廃プラスチック容器の
容積増大を効果的に防止できるとともに、梱包コストを
低く押さえることができるようにしながら、設備の小型
化を図ることができる。
【0008】請求項4記載の廃プラスチック容器梱包設
備の特徴構成は、前記減容廃プラスチック容器を袋詰め
してある梱包用袋の開口部を径方向に絞った状態で保持
自在な絞り手段と、前記絞り手段にて保持している開口
部を結束する結束手段とを備えた密閉手段を設けてある
点にある。 〔作用〕減容廃プラスチック容器を袋詰めしてある梱包
用袋の開口部を結束して密閉するにあたって、梱包用袋
の開口部を径方向に絞った状態で保持して、その開口部
を結束手段にて結束できるので、開口部が結束時に拡が
ったり、結束資材から逃げたりするおそれがない。 〔効果〕従って、梱包用袋の開口部を確実に結束して、
減容廃プラスチック容器に残っていた内容物が悪臭を放
ったり、減容廃プラスチック容器から漏れ出た内容物が
保管場所や運搬装置を汚さないように梱包することがで
きる。
【0009】請求項5記載の廃プラスチック容器梱包設
備の特徴構成は、前記絞り手段を、前記梱包用袋の開口
部を袋長手方向で異なる位置で各別に径方向に絞った状
態で保持自在な複数の保持部を設けて構成し、前記結束
手段を、隣り合う前記保持部どうしの間の位置で前記開
口部を結束するように構成してある点にある。 〔作用〕袋長手方向で隣り合う保持部で各別に径方向に
絞られていて、その保持部間で径方向に窄んだ状態に保
持されている梱包用袋の開口部を結束することができ
る。 〔効果〕従って、梱包用袋の開口部を確実に密閉するこ
とができる。
【0010】請求項6記載の廃プラスチック容器梱包設
備の特徴構成は、前記複数の保持部のうちの前記梱包用
袋の開口部を前記減容廃プラスチック容器側に最も近い
位置で保持している保持部を、梱包用袋の底部側に向け
て駆動移動自在に設け、前記結束手段を、前記底部側に
向けて移動自在に設けた保持部とその保持部に隣り合う
保持部との間の位置で前記開口部を結束するように構成
してある点にある。 〔作用〕梱包用袋の開口部を減容廃プラスチック容器側
に最も近い位置で保持している保持部を、梱包用袋の底
部側に向けて駆動移動させることで、梱包用袋の袋長手
方向における弛みを除去して、減容廃プラスチック容器
を略一定形状の荷姿に梱包することができる。また、減
容廃プラスチック容器を減容手段において圧縮を受けた
方向に沿って袋詰めする場合、その減容廃プラスチック
容器が元の大きさに戻ろうとして、減容廃プラスチック
容器の容積が袋長手方向に膨らみ易く、コンパクトに梱
包しにくい欠点があるが、梱包用袋の底部側に最も近い
開口部を保持している保持部を、その梱包用袋の底部側
に向けて駆動移動させることで、梱包用袋の袋長手方向
における弛みを除去できるだけでなく、梱包用袋内の減
容廃プラスチック容器を減容手段において圧縮を受けた
方向に押し込んで、その袋長手方向への膨らみを規制す
ることもできる。 〔効果〕従って、減容廃プラスチック容器を略一定形状
の荷姿に梱包することができるので、保管や運搬の際
に、効率良く並べたり積み上げたりすることができる。
また、減容廃プラスチック容器を減容手段において圧縮
を受けた方向に沿って袋詰めする場合でも、減容廃プラ
スチック容器をコンパクトに梱包できる。
【0011】請求項7記載の廃プラスチック容器梱包設
備の特徴構成は、前記減容廃プラスチック容器を袋詰め
してある梱包用袋の開口部を密閉する密閉手段を設ける
とともに、前記規制部材を縦軸芯周りで揺動自在に支持
して、前記袋詰め位置と前記袋装着位置とに往復揺動移
動自在に設け、前記密閉手段を、前記袋詰め位置に移動
している規制部材の搬送方向終端側に近接して、前記減
容廃プラスチック容器を袋詰めしてある梱包用袋の開口
部を密閉する密閉位置と、前記袋詰め位置に移動してい
る規制部材の搬送方向終端側から離間して、その規制部
材の前記袋詰め位置と前記袋装着位置とに亘る往復揺動
移動を許容する待機位置とに移動自在に設けてある点に
ある。 〔作用〕減容廃プラスチック容器を袋詰めしてある梱包
用袋の開口部を密閉手段にて密閉できるとともに、規制
部材をその姿勢を変えず移動させる場合に比べて、規制
部材を簡略な支持構造で搬送位置と袋装着位置とに往復
移動させることができる。また、規制部材が袋詰め位置
と袋装着位置とに縦軸芯周りで往復揺動移動できるよう
に密閉手段を設けるにあたって、密閉手段を、袋詰め位
置に移動している規制部材の搬送方向終端側に近接する
密閉位置と、袋詰め位置に移動している規制部材の搬送
方向終端側から離間する待機位置とに移動自在に設け
て、梱包用袋の開口部を密閉するときは、密閉手段を規
制部材の搬送方向終端側に近接させることができるよう
にしてあるので、規制部材内側の搬送路を通過した減容
廃プラスチック容器が袋詰めされている梱包用袋の開口
部を、その開口部から内容物が脱落しにくい状態で、タ
イミング良く密封できる。 〔効果〕従って、減容廃プラスチック容器に残っていた
内容物が悪臭を放ったり、減容廃プラスチック容器から
漏れ出た内容物が保管場所や運搬装置を汚さないように
梱包することができ、また、規制部材の支持構造の簡略
化を図りながら、減容廃プラスチック容器が袋詰めされ
ている梱包用袋の開口部を、その開口部から内容物が脱
落しにくい状態で、タイミング良く密封できる。
【0012】請求項8記載の廃プラスチック容器梱包設
備の特徴構成は、前記減容手段と前記袋詰め手段と前記
搬送手段の作動を制御する制御手段を設けてある点にあ
る。 〔作用〕廃プラスチック容器を圧縮変形させ、その減容
廃プラスチック容器を袋詰め位置に搬送して、梱包用袋
に袋詰めするまでの一連の作業を、特に人手を要するこ
となく、制御手段による制御動作で行うことができる。 〔効果〕従って、悪臭がしたり汚れ易い梱包作業におけ
る人為作業を極力減らすことができる。
【0013】請求項9記載の廃プラスチック容器梱包設
備の特徴構成は、前記減容手段を、前記廃プラスチック
容器を収容する収容筒と、前記収容筒内に前記廃プラス
チック容器を投入自在な投入口と、前記収容筒内で筒軸
方向に往復駆動移動して、前記投入口から投入した廃プ
ラスチック容器を圧縮変形させる押圧板とを設けて構成
し、前記制御手段を、前記押圧板を複数回に亘って往復
駆動移動させて、先行して減容した減容廃プラスチック
容器と前記押圧板との間に前記投入口から投入した新た
な廃プラスチック容器を圧縮変形させるべく、前記押圧
板の駆動移動を制御するように構成してある点にある。 〔作用〕収容筒内に投入した廃プラスチック容器を押圧
板で圧縮変形させて減容廃プラスチック容器を形成した
後、押圧板を復帰移動させて、先行して減容した減容廃
プラスチック容器と押圧板との間に新たな廃プラスチッ
ク容器を投入口から投入し、その新たな廃プラスチック
容器を押圧板で圧縮変形させる状態で、大きな減容廃プ
ラスチック容器の固まりを形成することができる。 〔効果〕従って、収容筒の長さが短くて、押圧板の往復
移動ストロークが短い減容手段でも、大きな減容廃プラ
スチック容器の固まりを形成することができるので、減
容手段の小型化を図ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 〔第1実施形態〕図1,図2は、飲料や食料或いは洗剤
等の日用品といった内容物が残り易い容器として使用し
た後の廃プラスチック容器容器( 例えば、トレー,瓶,
ケース等) Aを減容して梱包する本発明に係る廃プラス
チック容器梱包設備を示す。
【0015】前記廃プラスチック容器梱包設備は、使用
済みの各種形状の廃プラスチック容器Aの複数個を一体
的に圧縮変形させて減容し、減容した廃プラスチック容
器Aの複数個が一体化した減容廃プラスチック容器集積
体( 減容廃プラスチック容器の一例) Bを成形する減容
手段としての減容装置1と、減容装置1にて減容して成
形した減容廃プラスチック容器集積体Bを梱包用袋( 本
実施形態では、厚さが0.2mm程度のポリエチレン製
袋) 2に袋詰めする袋詰め手段としての袋詰め装置3
と、袋詰め装置3にて減容廃プラスチック容器集積体B
を袋詰めしてある梱包用袋2の開口部4を密閉する密閉
手段としての密閉装置5と、減容装置1にて減容して成
形した減容廃プラスチック容器集積体Bを袋詰め装置3
による袋詰め位置に搬送する搬送手段としての搬送装置
6と、減容装置1と袋詰め装置3と密閉装置5と搬送装
置6の作動を制御する制御手段としての制御装置7とを
設けて、減容廃プラスチック容器集積体Bを、減容装置
1から密閉装置5まで直線状に移動させて梱包するよう
に構成してある。
【0016】前記減容装置1は、廃プラスチック容器A
を貯留するホッパ31と、廃プラスチック容器Aを収容
する収容筒としての横断面形状が略八角形の容器圧縮室
8を内側に形成してある筒状ケーシング9と、ホッパ3
1に貯留している廃プラスチック容器Aを筒状ケーシン
グ9の筒軸方向途中箇所から容器圧縮室8内に投入自在
な投入口13と、その投入口13を油圧シリンダ32で
開閉自在な蓋板26と、筒状ケーシング9の一端側に設
けてある減容廃プラスチック容器の排出口14を油圧シ
リンダ33で開閉自在に塞いでいる反力受け板10と、
容器圧縮室8内を筒軸方向に往復駆動移動して、容器圧
縮室8内の廃プラスチック容器Aを圧縮変形させる押圧
板11と、押圧板11を筒状ケーシング9の他端側から
往復駆動移動させる押圧用油圧シリンダ12と、油圧ユ
ニット34とを備えている。尚、廃プラスチック容器A
は、図示しない搬送装置でホッパ31に自動投入するよ
うに構成してある。
【0017】前記搬送装置6は、筒状ケーシング9の排
出口14に筒軸方向に沿って同芯状に連通自在な排出筒
15を水平方向に設けて、その内側に減容廃プラスチッ
ク容器集積体Bの搬送路16を形成し、反力受け板10
を開いた状態で、押圧板11を搬送路16に入り込むよ
うに駆動移動させて、容器圧縮室8内に成形した減容廃
プラスチック容器集積体Bを排出口14から搬送路16
に沿って排出筒15の他端側に押し出し搬送するように
構成してある。
【0018】前記排出筒15は鋼板で筒状に形成され、
その内周面形状を、全長に亘って、筒状ケーシング9と
同じ寸法の略八角形に形成して、その内周面で減容廃プ
ラスチック容器集積体Bを筒状に囲んで、その容積増大
を規制する規制部材に構成してあり、搬送装置6は、こ
の排出筒15で減容廃プラスチック容器集積体Bの搬送
方向に直交する方向への容積増大を規制しながら、その
減容廃プラスチック容器集積体Bを袋詰め位置に搬送す
るように構成してある。
【0019】前記袋詰め装置3は、搬送装置6にて排出
筒15の他端側に押し出されてきた減容廃プラスチック
容器集積体Bを、排出筒15の外周側に装着してある梱
包用袋2の内側に入り込ませることによって袋詰めする
もので、梱包用袋2のストッカー19と、ストッカー1
9の梱包用袋2を排出筒15の外周側に装着する装着手
段としての袋装着装置21と、排出筒15の外周側に装
着した梱包用袋2の排出筒15からの抜け出しに抵抗す
る抵抗力を搬送路の出口側で付与する抵抗付与手段とし
ての上下駆動移動自在な押圧ローラ22とを設けるとと
もに、排出筒15を、ガイドレール23に沿って、筒状
ケーシング9の排出口14に連通して減容廃プラスチッ
ク容器集積体Bを袋詰め装置3に搬送する袋詰め位置
と、ストッカー19の前方に位置して梱包用袋2を装着
する袋装着位置とに亘って、図外の油圧シリンダで往復
駆動移動自在に設けて構成してある。
【0020】前記袋装着装置21は、図3,図4に示す
ように、ストッカー19に載置してある梱包用袋2を上
下二つの昇降アーム35,36に支持した吸引ノズル2
0で吸引保持して、排出筒15に装着するように構成し
てあり、各昇降アーム35,36を駆動昇降自在に支持
する縦ガイドフレーム37と、その縦ガイドフレーム3
7を袋長手方向にスライド移動自在に支持する横ガイド
フレーム38とを設けてある。
【0021】前記密閉装置5は、図5に示すように、減
容廃プラスチック容器集積体Bを袋詰めしてある梱包用
袋2の開口部4を径方向に絞った状態で保持自在な絞り
手段としての絞り装置39と、その絞り装置39にて保
持している開口部4を結束する結束手段としての、粘着
テープ40を開口部4に巻き付けて、その開口部4を密
閉状態に縛り付ける結束装置41とを設けて構成してあ
る。
【0022】前記絞り装置39は、梱包用袋2の開口部
4を袋長手方向で異なる位置で各別に径方向に絞った状
態で保持自在な複数の保持部としての第1保持アーム4
2と第2保持アーム43とを機枠47に支持させて構成
してあり、結束装置41は、これらの保持アーム42,
43どうしの間の位置で梱包用袋2の開口部4を粘着テ
ープ40で結束するように構成してある。
【0023】前記保持アーム42,43は、梱包用袋2
がその径方向から入り込む切欠き部44を形成してある
左右二枚の絞り板45を、切欠き部44どうしが互いに
対向するように重ね合わせて、板面に沿う方向にスライ
ド移動自在に支持して構成してあり、二基の保持アーム
42,43のうちの、梱包用袋2の開口部4を減容廃プ
ラスチック容器集積体B側に最も近い位置で保持してい
る第2保持アーム43を、図外の油圧シリンダで梱包用
袋2の底部側に駆動移動自在に設けてある。
【0024】そして、図5(イ) に示すように、油圧シ
リンダ46の収縮作動で互いに離間させた切欠き部44
の間に梱包用袋2の開口部4を入り込ませてから、図5
(ロ) に示すように、油圧シリンダ46の伸張作動で切
欠き部44を互いに近接移動させて、その開口部4を径
方向に絞った状態で保持するように構成してある。
【0025】以下、上述の廃プラスチック容器梱包設備
の制御装置7による制御動作を、図10,図11のタイ
ムチャートを参照しながら説明する。図6(イ) に示す
ように、筒状ケーシング9の排出口14を反力受け板1
0で閉じておき、押圧用油圧シリンダ12を収縮作動さ
せて押圧板11を投入口13よりも後方に後退させて、
廃プラスチック容器Aを容器圧縮室8内に投入した後、
蓋板26で投入口13を閉じ、図6(ロ) に示すよう
に、押圧用油圧シリンダ12を伸張作動させて、一回目
の減容作業を行う。
【0026】そして、図6(ハ) に示すように、押圧用
油圧シリンダ12を収縮作動させて押圧板11を容器投
入口13よりも後方に後退させるとともに、図6(ニ)
に示すように、投入口13を開いて、先行して減容した
減容廃プラスチック容器集積体Bと押圧板11との間に
新たな廃プラスチック容器Aを投入し、図6(イ) ,
(ロ) に示した工程を繰り返す状態で、更に二回の減容
作業を繰り返して、見かけ比重が0.25〜0.35程
度の減容廃プラスチック容器集積体Bを成形する。
【0027】上記のように減容廃プラスチック容器集積
体Bを成形している間に、排出筒15を袋装着位置に移
動させて、梱包用袋2を排出筒15に装着する。
【0028】つまり、図8(イ) に示すように、上側昇
降アーム35を下降させてその吸引ノズル20でストッ
カー19の梱包用袋2を吸着保持して、図8(ロ) に示
すように、その梱包用袋2を上側昇降アーム35の上昇
移動で引き上げながら、縦ガイドフレーム37のスライ
ド移動で、袋装着位置に移動させてある排出筒15側に
取り出し、図8(ハ) に示すように、上側昇降アーム3
5を下降させるとともに、下側昇降アーム36を上昇さ
せて、梱包用袋2の上下両側を吸引ノズル20で吸着保
持し、図8(ニ) に示すように、上側昇降アーム35を
上昇させるとともに、下側昇降アーム36を下降させて
梱包用袋2の開口部4を拡げ、図8(ホ) に示すよう
に、縦ガイドフレーム37のスライド移動で、排出筒1
5を梱包用袋2の中に搬送路終端側からかぶせて、その
梱包用袋2を、その袋底部近くまで排出筒15が入り込
む状態で、排出筒15の外周側に装着する。尚、梱包用
袋2の袋幅方向に沿う周長さは、排出筒15の外周長さ
と略同じ長さに設定してある。
【0029】そして、縦ガイドフレーム37をストッカ
ー19側にスライド移動させて、次回の袋装着作業まで
待機させるとともに、梱包用袋2を装着した排出筒15
袋詰め位置に移動させて筒状ケーシング9の一端側に
待機させ、押圧ローラ22を梱包用袋2の上から排出筒
15の出口側部分に対して弾性的に圧接させておく。
【0030】次に、図7(イ) に示すように、反力受け
板10を開いて押圧用油圧シリンダ12を伸張作動さ
せ、減容廃プラスチック容器集積体Bを排出口14から
搬送路16内に押し出す。そして、図7(ロ) に示すよ
うに、減容廃プラスチック容器集積体Bが排出筒15か
ら抜け出して梱包用袋2に入り込むと、図7(ハ) に示
すように、密閉装置5を作動させて梱包用袋2の開口部
4を密閉するとともに、押圧用油圧シリンダ12を収縮
作動させて反力受け板10を閉じ、図6(イ) に示した
ように、排出筒15を袋装着位置に移動させるととも
に、次回の減容作業を開始する。
【0031】前記梱包用袋2の開口部4を密閉する作業
を説明すると、図9(イ) に示すように、二基の保持ア
ーム42,43で梱包用袋2の開口部4を径方向に絞っ
てから、第2保持アーム43を梱包用袋2の底部側に駆
動移動させて開口部4をしごき、梱包用袋2の袋長手方
向における弛みを除去するとともに、減容廃プラスチッ
ク容器集積体Bの袋長手方向での膨らみを規制(除去)
する。
【0032】次に、図9(ロ) に示すように、二基の保
持アーム42,43の間に結束装置41を入り込ませ
て、梱包用袋2の開口部4を、保持アーム42,43ど
うしの間の位置において粘着テープ40で結束し、図9
(ハ) に示すように、保持アーム42,43による保持
を解除して、減容廃プラスチック容器集積体Bを梱包用
袋2に密封梱包した梱包体Cを形成し、その梱包体Cを
図外の搬送装置で搬出する。
【0033】〔第2実施形態〕図12〜図14は、飲料
や食料或いは洗剤等の日用品といった内容物が残り易い
容器として使用した後の廃プラスチック容器容器( 例え
ば、トレー,瓶,ケース等) Aを減容して梱包する本発
明に係る廃プラスチック容器梱包設備の別実施形態を示
す。
【0034】前記廃プラスチック容器梱包設備は、使用
済みの材質が同じ各種形状の廃プラスチック容器Aの複
数個を一体的に圧縮して減容し、減容した廃プラスチッ
ク容器Aの複数個が一体化した減容廃プラスチック容器
集積体( 減容廃プラスチック容器の一例) Bを成形する
減容手段としての減容装置1と、減容装置1にて減容し
て成形した減容廃プラスチック容器集積体Bを梱包用袋
( 本実施形態では、厚さが0.2mm程度のポリエチレ
ン製袋) 2に袋詰めする袋詰め手段としての袋詰め装置
3と、袋詰め装置3にて減容廃プラスチック容器集積体
Bを袋詰めしてある包用袋2の開口部4を密閉する密閉
手段としての密閉装置5と、減容装置1にて減容して成
形した減容廃プラスチック容器集積体Bを、その容積増
大を規制しながら、袋詰め装置3による袋詰め位置に搬
送する搬送手段としての搬送装置6と、各装置の作動を
制御する制御装置7とを設けて、減容装置1で成形した
減容廃プラスチック容器集積体Bを、その減容装置1に
よる圧縮方向と直交する方向に移動させて梱包するよう
に構成してある。
【0035】前記減容装置1は、廃プラスチック容器A
を収容する収容筒としての断面形状が矩形の容器圧縮室
8を内側に形成してある筒状ケーシング9と、筒状ケー
シング9の一端側を塞いでいる反力受け板10と、容器
圧縮室8内を筒長手方向に往復移動自在な押圧板11
と、押圧板11を筒状ケーシング9の他端側から往復駆
動移動させる押圧用油圧シリンダ12とを備えている。
【0036】前記筒状ケーシング9の上面側には、容器
として使用した後の多数の廃プラスチック容器Aを容器
圧縮室8内に投入する投入口13を開閉自在に設けてあ
り、筒状ケーシング9の容器押圧方向終端側の横側面に
は、筒状ケーシング9内に成形した減容廃プラスチック
容器集積体Bを筒状ケーシング9の横側方に排出する為
の排出口14を開閉自在に設けてある。
【0037】前記搬送装置6は、一端側が排出口14に
連通する排出筒15を筒状ケーシング9の長手方向に対
して直交する水平方向に設けて、その内側に減容廃プラ
スチック容器集積体Bの搬送路16を形成するととも
に、容器圧縮室8と搬送路16とに亘って往復移動自在
な押し出し板17と、その押し出し板17を往復駆動移
動させる押し出し用油圧シリンダ18とを設けて、容器
圧縮室8内に成形した減容廃プラスチック容器集積体B
を排出口14から搬送路16に沿って排出筒15の他端
側に押し出し搬送するように構成してある。
【0038】前記排出筒15は鋼板で筒状に形成され、
その内周面を、全長に亘って、減容廃プラスチック容器
集積体Bの外周面に摺接する横断面形状が矩形の内周面
に形成して、その内周面で減容廃プラスチック容器集積
体Bを筒状に囲んで、その容積増大を規制する規制部材
に構成してあり、搬送装置6は、この排出筒15で容積
増大を規制しながら、減容廃プラスチック容器集積体B
を袋詰め装置3に向けて搬送するように構成してある。
【0039】前記袋詰め装置3は、搬送装置6にて排出
筒15の他端側に押し出されてきた減容廃プラスチック
容器集積体Bを、排出筒15の外周側に装着してある梱
包用袋2の内側に入り込ませることによって袋詰めする
もので、梱包用袋2のストッカー19と、ストッカー1
9の梱包用袋2を吸引ノズル20で吸引保持して排出筒
15の外周側に装着する装着手段としての吸引式袋装着
装置21と、排出筒15の外周側に装着した梱包用袋2
の排出筒15からの抜け出しに抵抗する抵抗力を搬送路
の出口側で付与する抵抗付与手段としての上下駆動移動
自在な押圧ローラ22とを設けるとともに、排出筒15
を、ガイドレール23に沿って、排出口14に連通して
減容廃プラスチック容器集積体Bを袋詰め装置3に搬送
する袋詰め位置と、ストッカー19の前方に位置して梱
包用袋を装着する袋装着位置とに亘って、図外の油圧シ
リンダで移動自在に設けて構成してある。
【0040】前記密閉装置5は、減容廃プラスチック容
器集積体Bを袋詰めしている梱包用袋2の開口部側を結
束具24で束ねながら粘着テープで縛って、梱包用袋2
の開口部4を密閉するように構成してある。
【0041】以下、上述の廃プラスチック容器梱包設備
の制御装置7による制御動作を説明する。図12,図1
5に示すように、押圧用油圧シリンダ12を収縮作動さ
せて押圧板11を投入口13よりも後方に後退させると
ともに、押し出し用油圧シリンダ18を収縮作動させて
押し出し板17の前面を筒状ケーシング9の内面に沿わ
せた待機位置に移動させ、排出口14を排出口扉25で
塞いで、所定量分の多数の廃プラスチック容器Aを投入
口13から容器圧縮室8内に投入する。
【0042】次に、図13,図16に示すように、投入
口13をその下面が筒状ケーシング9の内面に沿うよう
に装着した蓋板26で塞いで、押圧用油圧シリンダ12
を伸張作動させ、押圧板11の前面が排出口14の横側
縁に位置するまで押圧板11を移動させて、多数の廃プ
ラスチック容器Aを一体的に圧縮し、反力受け板10側
の容器圧縮室8端部に、直方体形状に一体化した見かけ
比重が0.25〜0.35程度の減容廃プラスチック容
器集積体Bを成形する。
【0043】また、上記のように減容廃プラスチック容
器集積体Bを成形している間に、図21に示すように、
予め袋装着位置に移動させてある排出筒15に、上下両
面を吸引ノズル20で吸引保持して拡げた梱包用袋2を
搬送路16の終端側からかぶせて、その梱包用袋2を、
その袋底部近くまで排出筒15が入り込む状態で、排出
筒15の外周側に装着した後、図17に示すように、排
出筒15を袋詰め位置に移動させて、上下の押圧ローラ
22を梱包用袋2の上から排出筒15の出口側部分に対
して弾性的に圧接させておく。尚、梱包用袋2の袋幅方
向に沿う周長さは、排出筒15の外周長さと略同じ長さ
に設定してある。
【0044】次に、図18に示すように、排出口扉25
を図示しない油圧シリンダで上昇移動させて、排出口1
4を開き、押圧板11の前面を排出口14の横側縁に沿
わせて位置させたまま、押し出し用油圧シリンダ18を
伸張作動させて、減容廃プラスチック容器集積体Bを押
し出し板17で排出筒15内に押し込み、更に、その減
容廃プラスチック容器集積体Bを搬送路16の終端側か
ら送り出しながら、パレット27に載せ代える。
【0045】このとき、減容廃プラスチック容器集積体
Bは、搬送路16の終端側から送り出されるに伴って、
その容積が増大しようとするが、排出筒15の外周側に
装着した梱包用袋2の内側底部が減容廃プラスチック容
器集積体Bに押されて、梱包用袋2が排出筒15の外周
側から徐々に引き出され、同時に、その引き出された梱
包用袋2の内側に減容廃プラスチック容器集積体Bが徐
々に入り込むので、減容廃プラスチック容器集積体B
を、梱包用袋への移し替え時の容積増大が少ない状態で
袋詰めすることができる。
【0046】そして、図19に示すように、袋詰めした
減容廃プラスチック容器集積体Bの全体が排出筒15か
ら抜け出し、かつ、梱包用袋2の開口部4が排出筒15
から抜け出すまで押し出し用油圧シリンダ18を伸張作
動させて、その袋詰め減容廃プラスチック容器集積体B
をパレット27に載置支持する。
【0047】次に、図20に示すように、上下の押圧ロ
ーラ22を排出筒15から離して待機位置に移動させる
とともに、排出筒15を袋装着位置に移動させた後、減
容廃プラスチック容器集積体Bを袋詰めしている梱包用
袋2の開口部側を結束具24で束ねて粘着テープで縛る
ことによって、梱包用袋2の開口部4を密閉し、図22
に示すように、減容廃プラスチック容器集積体Bを容積
が増大しないように梱包用袋2に密封梱包した梱包体C
を形成する。
【0048】〔第3実施形態〕図23,図24は、袋装
着装置21と密閉装置5との別実施形態を示す。前記袋
装着装置21は、排出筒15の排出方向上手側の一側部
を垂直な縦軸芯Y周りで揺動自在に支持し、駆動用電動
モータM1の正逆回転駆動で、排出筒15を水平面に沿
って約45度の角度範囲で揺動させて、その排出筒15
を排出口14に連通させる袋詰め位置P1と、ストッカ
ー19の前方に位置させる袋装着位置P2とに亘って往
復駆動揺動移動自在に設けてある。
【0049】前記密閉装置5は、梱包用袋2に袋詰めし
ながら排出筒15から押し出される減容廃プラスチック
容器集積体Bを載置支持する多数のローラ50を備えた
載置台51を設けてある台車52に固定してあり、袋詰
め位置P1に移動している排出筒15の搬送方向終端側
に近接して、減容廃プラスチック容器集積体Bを袋詰め
してある梱包用袋2の開口部4を密閉する密閉位置Q1
と、袋詰め位置P1に移動している排出筒15の搬送方
向終端側から離間して、排出筒15の袋詰め位置P1と
袋装着位置P2とに亘る往復揺動移動を許容する待機位
置Q2とに走行用レール53に沿って往復駆動移動自在
に設けてある。
【0050】そして、袋詰め位置P1に停止させた排出
筒15から押し出された減容廃プラスチック容器集積体
Bが袋詰めされている梱包用袋2の開口部4を密閉する
ときは、その開口部4から内容物が落下しにくい状態で
タイミング良く密閉できるように、密閉装置5を排出筒
15の搬送方向終端側に近接する密閉位置Q1に移動さ
せ、排出筒15を袋詰め位置P1と袋装着位置P2とに
亘って往復揺動移動させるときは、その排出筒15の移
動の邪魔にならないように、密閉装置5を排出筒15の
搬送方向終端側から離間する待機位置Q2に移動させる
ようにしてある。その他の構成は第1又は第2実施形態
と同様である。
【0051】〔第4実施形態〕図25,図26は、袋装
着装置21の別実施形態を示し、排出筒15を横軸芯X
周りで回動移動させる排出筒回動装置54を設けて、そ
の排出筒15を排出口14に連通する袋詰め位置P1
と、ストッカー19の前方に位置する袋装着位置P2と
に亘って往復駆動移動自在に構成してある。前記排出筒
回動装置54は、アーム55を架台56に水平な横軸芯
X周りで揺動自在に支持するとともに、そのアーム55
に排出筒15を固定して、アーム55を駆動揺動させる
電動モータM2の正逆回転駆動で、排出筒15を、垂直
面に沿う円弧状の経路に沿って180度の角度範囲で回
動移動させて、袋詰め位置P1と袋装着位置P2とに往
復駆動移動させるように構成してある。その他の構成は
第1又は第2実施形態と同様である。
【0052】〔第5実施形態〕図27は、梱包用袋2を
排出筒15の外周側に装着する装着手段としての袋装着
装置21を、梱包用袋2を袋深さ方向に縮めた状態で排
出筒15の外周側に装着するように構成してある実施形
態を示し、梱包用袋2の上下両面を吸引保持する吸引ノ
ズル28a.28b,28cを排出筒15の長手方向に
沿って複数個設け、図27 (イ) 〜 (ハ) に示すよう
に、これらの吸引ノズル28a.28b,28cで梱包
用袋2の底部側を排出筒15の基部側に順次引き寄せ
て、梱包用袋2を袋深さ方向に縮め、かつ、袋底部近く
まで排出筒15が入り込んだ状態で、排出筒15の外周
側に装着するようにしてある。
【0053】そして、図27 (ニ) に示すように、上下
の押圧ローラ22を、梱包用袋2の袋深さ方向に縮めた
部分29よりも搬送路16の出口側で、梱包用袋2の上
から排出筒15に対して弾性的に圧接させて、排出筒1
5の外周側に装着した梱包用袋2の排出筒15からの抜
け出しに抵抗する抵抗力を付与するように構成してあ
る。その他の構成は第1又は第2実施形態と同様であ
る。
【0054】〔その他の実施形態〕 1.本発明による廃プラスチック容器梱包設備は、廃プ
ラスチック容器として、PETボトルの他に、プラスチ
ック製食品トレーやプラスチック製段ボール,各種日用
品のプラスチック製ケース,各種飲料のプラスチック製
ボトル等を減容して梱包するものであっても良い。 2.本発明による廃プラスチック容器梱包設備は、材質
が同じ各種形状の廃プラスチック容器の複数個が一体化
した減容廃プラスチック容器集積体( 減容廃プラスチッ
ク容器の一例) を梱包するものであっても、材質が異な
る各種形状の廃プラスチック容器の複数個が一体化した
減容廃プラスチック容器集積体( 減容廃プラスチック容
器の一例) を梱包するものであっても良い。 3.本発明による廃プラスチック容器梱包設備は、単一
の廃プラスチック容器を個別に減容して成形した減容廃
プラスチック容器を梱包するものであっても良い。 4.本発明による廃プラスチック容器梱包設備は、減容
廃プラスチック容器を熱収縮性フィルムで形成した梱包
用袋に袋詰めする袋詰め手段を設けたものであっても良
い。 .本発明による廃プラスチック容器梱包設備は、減容
廃プラスチック容器をロボットアーム等で容積増大を規
制しながら把持して、袋詰め手段に搬送する搬送手段を
設けたものであっても良い。 .本発明による廃プラスチック容器梱包設備は、減容
廃プラスチック容器を筒状に囲んでその容積増大を規制
する規制部材を、搬送路長手方向に沿って長い筒状の枠
体で構成したものであっても良い。 .本発明による廃プラスチック容器梱包設備は、規制
部材の外周長さを搬送路の出口側で梱包用袋の袋幅方向
の内周長さよりも長くして、規制部材の外周側に装着し
た梱包用袋の規制部材からの抜け出しに抵抗する抵抗力
を、搬送路の出口側で付与する抵抗付与手段を構成した
ものであっても良い。 .本発明による廃プラスチック容器梱包設備に設ける
袋詰め手段は、梱包用袋を手作業でその袋詰め手段の袋
装着部位に装着するように構成してあっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】廃プラスチック容器梱包設備の概略平面図
【図2】廃プラスチック容器梱包設備の作動断面側面図
【図3】要部正面図
【図4】要部側面図
【図5】要部正面図
【図6】廃プラスチック容器梱包設備の作動を説明する
要部断面側面図
【図7】廃プラスチック容器梱包設備の作動を説明する
要部断面側面図
【図8】袋装着装置の作動を説明する要部側面図
【図9】密閉装置の作動を説明する要部断面平面図
【図10】梱包作業のタイムチャート
【図11】袋装着作業のタイムチャート
【図12】第2実施形態の廃プラスチック容器梱包設備
の概略平面図
【図13】廃プラスチック容器梱包設備の作動を説明す
る一部断面平面図
【図14】廃プラスチック容器梱包設備の作動を説明す
る一部断面平面図
【図15】廃プラスチック容器梱包設備の作動を説明す
る要部断面側面図
【図16】廃プラスチック容器梱包設備の作動を説明す
る要部断面側面図
【図17】廃プラスチック容器梱包設備の作動を説明す
る要部断面側面図
【図18】廃プラスチック容器梱包設備の作動を説明す
る要部断面側面図
【図19】廃プラスチック容器梱包設備の作動を説明す
る要部断面側面図
【図20】廃プラスチック容器梱包設備の作動を説明す
る要部断面側面図
【図21】廃プラスチック容器梱包設備の作動を説明す
る要部断面側面図
【図22】梱包体の斜視図
【図23】第3実施形態を示す要部平面図
【図24】第3実施形態を示す要部側面図
【図25】第4実施形態を示す要部平面図
【図26】第4実施形態を示す要部正面図
【図27】第5実施形態を示す要部断面側面図
【符号の説明】 1 減容手段 2 梱包用袋 3 袋詰め手段 4 開口部 5 密閉手段 6 搬送手段 7 制御手段 9 収容筒 13 投入口 11 押圧板 15 規制部材 16 搬送路 21 装着手段 22 抵抗付与手段 39 絞り手段 41 結束手段 42 保持部 43 保持部 A 廃プラスチック容器 B 減容廃プラスチック容器Y 縦軸芯

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃プラスチック容器を圧縮変形させて減
    容する減容手段と、前記減容手段にて減容した減容廃プ
    ラスチック容器を梱包用袋に袋詰めする袋詰め手段と、
    前記減容廃プラスチック容器を袋詰めしてある梱包用袋
    の開口部を密閉する密閉手段と、前記減容手段にて減容
    した減容廃プラスチック容器を前記袋詰め手段による袋
    詰め位置に搬送する搬送手段と、前記減容手段と前記袋
    詰め手段と前記密閉手段と前記搬送手段の作動を制御す
    る制御手段とを設けてある廃プラスチック容器梱包設
    備。
  2. 【請求項2】 前記減容手段を、前記廃プラスチック容
    器を収容する収容筒と、前記収容筒の筒軸方向途中箇所
    からその収容筒内に前記廃プラスチック容器を投入自在
    な投入口と、前記収容筒内で筒軸方向に往復駆動移動し
    て、前記投入口から投入した廃プラスチック容器を圧縮
    変形させる押圧板とを設けて構成し、 前記制御手段を、前記押圧板を複数回に亘って往復駆動
    移動させて、先行して減容した減容廃プラスチック容器
    と前記押圧板との間に前記投入口から投入した新たな廃
    プラスチック容器を圧縮変形させるべく、前記押圧板の
    駆動移動を制御するように構成してある請求項1記載の
    廃プラスチック容器梱包設備。
  3. 【請求項3】 前記密閉手段を、前記減容廃プラスチッ
    ク容器を袋詰めしてある梱包用袋の開口部を径方向に絞
    った状態で保持自在な絞り手段と、前記絞り手段にて保
    持している開口部を結束する結束手段とを設けて構成し
    てある請求項1又は2記載の廃プラスチック容器梱包設
    備。
  4. 【請求項4】 前記絞り手段を、前記梱包用袋の開口部
    を袋長手方向で異なる位置で各別に径方向に絞った状態
    で保持自在な複数の保持部を設けて構成し、 前記結束手段を、隣り合う前記保持部どうしの間の位置
    で前記開口部を結束するように構成してある請求項3記
    載の廃プラスチック容器梱包設備。
  5. 【請求項5】 前記複数の保持部のうちの前記梱包用袋
    の開口部を前記減容廃プラスチック容器側に最も近い位
    置で保持している保持部を、梱包用袋の底部側に駆動移
    動自在に設け、 前記結束手段を、前記底部側に移動自在に設けた保持部
    とその保持部に隣り合う保持部との間の位置で前記開口
    部を結束するように構成してある請求項4記載の廃プラ
    スチック容器梱包設備。
  6. 【請求項6】 前記搬送手段の搬送路を、前記減容廃プ
    ラスチック容器を筒状に囲んでその容積増大を規制する
    規制部材の内側に形成し、 前記袋詰め手段を、前記梱包用袋を前記規制部材に搬送
    路終端側からかぶせて、その梱包用袋を前記規制部材の
    外周側に装着する装着手段を設けて構成してある請求項
    1〜5の何れか1項記載の廃プラスチック容器梱包設
    備。
  7. 【請求項7】 前記規制部材を、前記減容廃プラスチッ
    ク容器を前記袋詰位置に搬送する搬送位置と、前記梱包
    用袋を装着する袋装着位置とに往復移動自在に設けてあ
    る請求項6記載の廃プラスチック容器梱包設備。
  8. 【請求項8】 前記規制部材を揺動自在に支持して、前
    記搬送位置と前記袋装着位置とに往復揺動移動自在に設
    け、 前記密閉手段を、前記搬送位置に移動している規制部材
    の搬送方向終端側に近接して、前記減容廃プラスチック
    容器を袋詰めしてある梱包用袋の開口部を密閉する密閉
    位置と、前記搬送位置に移動している規制部材の搬送方
    向終端側から離間して、その規制部材の前記搬送位置と
    前記袋装着位置とに亘る往復揺動移動を許容する待機位
    置とに移動自在に設けてある請求項7記載の廃プラスチ
    ック容器梱包設備。
  9. 【請求項9】 前記規制部材の外周側に装着した梱包用
    袋のその規制部材からの抜け出しに抵抗する抵抗力を、
    前記搬送路の出口側で付与する抵抗付与手段を設けてあ
    る請求項6〜8のいずれか1項記載の廃プラスチック容
    器梱包設備。
  10. 【請求項10】 前記装着手段を、前記梱包用袋を袋深
    さ方向に縮めた状態で前記規制部材の外周側に装着する
    ように構成し、 前記抵抗付与手段を、前記梱包用袋の袋深さ方向に縮め
    た部分よりも前記搬送路の出口側で、前記抵抗力を付与
    するように構成してある請求項9記載の廃プラスチック
    容器梱包設備。
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