JP2000272543A - 自動車のリヤホイルハウス - Google Patents

自動車のリヤホイルハウス

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JP2000272543A
JP2000272543A JP11081102A JP8110299A JP2000272543A JP 2000272543 A JP2000272543 A JP 2000272543A JP 11081102 A JP11081102 A JP 11081102A JP 8110299 A JP8110299 A JP 8110299A JP 2000272543 A JP2000272543 A JP 2000272543A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel house
rear wheel
pillar
brace
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11081102A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Iijima
正之 飯島
Nobukazu Tanaka
伸和 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Jidosha Kogyo KK
Kanto Auto Works Ltd
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Publication date
Application filed by Kanto Jidosha Kogyo KK, Kanto Auto Works Ltd filed Critical Kanto Jidosha Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リヤホイルハウスがバックドアの両側の後部
ピラーの前方寄りに隣合っている自動車において、重量
増につながらず、見掛けを損なうことなく、リヤホイル
ハウスの剛性を向上させる。 【解決手段】 リヤホイルハウス10はバックドアの両
側の後部ピラー3の前方寄りに隣合っている。後部ピラ
ー3の車幅方向に外側の外側面及びリヤホイルハウスア
ウタ11間がブレース19により結合される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リヤホイルハウス
がバックドアの両側の後部ピラーの前方寄りに隣合って
いる自動車のリヤホイルハウスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】リヤサスタワーの剛性を向上させるに
は、リアホイルハウス自体、或はこれが接合される周辺
パネルの板厚をアップさせたり、リアホイルハウスイン
ナー及びリアフロア間をガセットを追加して連結するの
が通常である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
方法は所望の剛性が容易に得られるにしても重量増につ
ながり、後者の方法は車室内スペースが減少し、見掛け
上も好ましくない。これらの欠点を伴うにも拘らず、リ
ヤホイルハウスの後方寄りに後部ピラーを備えた例えば
ワゴン車においても、その高い剛性を積極的に利用する
補強構造は提案されていない。
【0004】本発明は、このような点に鑑みて、リヤホ
イルハウスがバックドアの両側の後部ピラーの前方寄り
に隣合っている自動車において、重量増につながらず、
見掛けを損なうことなく、リヤホイルハウスの剛性を向
上させ得る自動車のリヤホイルハウスを提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、この目的を達
成するために、請求項1により、バックドアの両側の後
部ピラーの前方寄りに隣合っている自動車のリヤホイル
ハウスにおいて、後部ピラーの車幅方向に外側の外側面
及びリヤホイルハウスアウタ間をブレースにより結合し
たことを特徴とする。
【0006】リヤホイルハウスは、剛性の高い後部ピラ
ーにブレースを介して結合することにより補強される。
本発明は、リヤホイルハウスの後方寄りにバックドア開
口部を構成する後部ピラーが隣合っているワゴン車等に
適用される。
【0007】
【発明の実施の形態】図1乃至図3を基に本発明の実施
の形態の一例によるワゴン車のリヤホイルハウスを説明
する。図1はデッキ部の後端部にほぼ垂直方向のバック
ドアを備えたワゴン車の車両後部の構造を示すもので、
リヤホイルハウス10は両側のほぼ垂直方向の後部ピラ
ー3に近接した前方に隣合う位置を占めている。リヤフ
ロアパネル1はデッキ部を構成している。後部ピラー3
は、下側でロアバックフレーム、上側ではドアオープニ
ングフレームとして連続してバックドア開口部9を構成
する。また、図3に示すように、内側でピラーインナ3
aの車両後方へ曲げられたフランジ部3Aがピラーアウ
タ3bにスポット溶接で接合され、外側では車両前方へ
曲げられたフランジ部3Bがピラーアウタ3bの車両前
方へ延びるフランジ部3Cに接合されて構成されてい
る。
【0008】リヤホイルハウス10は、リヤホイルハウ
スアウタ11及びリヤホイルハウスインナ12がそれぞ
れのフランジ部11a、12aで接合されて構成され、
これらのフランジ部と後部ピラー3の外側面3Dは一直
線上に在る。本発明により、後部ピラー3及びリヤホイ
ルハウスアウタ11間は、ブレース19により結合され
ている。
【0009】リヤホイルハウスアウタ11は、ルーフサ
イドインナ7に接合されたルーフサイドアウタ8に接合
され、さらにフランジ部11aで図3Cに示すように、
後部ピラー3のフランジ部3B、3Cに3枚重ねで接合
されている。リヤホイルハウスインナ12は、ブレース
19の後述する後部ピラー3への接合後に、その外側面
3Dと同一面状にリヤフロアパネル1の端縁から立上る
リヤフロアサイドパネル1aに接合される。さらに、1
点でこのリヤフロアサイドパネル及びフランジ部11
a、12aの3枚重ねでスポット溶接される。
【0010】ブレース19は、図2に拡大して示すよう
に、軽量化のための切欠き付の凹部を有する平面視三角
状の水平面19A及び垂直斜辺面19Bを備えたブレー
ス本体19aに、その端縁からフランジ部19bを形成
するように、例えば板厚1mmの板材で構成されてい
る。フランジ部19bは、図3Bに示すように、後部ピ
ラー3のフランジ部3Cを部分的に切欠いて、リヤホイ
ルハウスアウタ11のフランジ部11aと、フランジ部
3Bとの3枚重ねでスポット溶接され、さらにこの1点
に加えてフランジ部11a、リヤホイルハウスアウタ1
1の後面及び外側面との合計4点でスポット溶接されて
いる。フランジ部19bの上縁は、図3Aに示すよう
に、リヤフロアサイドパネル1aのフランジ部1Aの上
縁に高さが揃い、垂直斜辺面19Bはフランジ部3Bの
付け根位置に突当たっている。ブレース19は、最終的
にサイドアウタパネルでカバーされる。
【0011】これにより、リヤホイルハウスアウタ11
が剛性の高い後部ピラー3と結合しその変形が抑制さ
る。リヤホイルハウス10に加わる力をブレース19の
垂直斜辺面19Bを介して後部ピラー3のピラーインナ
3aで受ける。したがって、リヤホイルハウスアウタ1
1の特に後部の局部的な変形に起因するリヤサスタワー
2の車室内側への倒れ込み等も抑制される。また、タイ
ヤ振動がリヤサスタワー2からボデー側へ伝播するのを
防止でき、所謂ロードノイズが低減される。
【0012】前述の実施形態に対応するボデー構造のモ
デルを作成して、リヤサスタワーに対して車室内方向に
荷重し、その荷重点変位に基づく剛性比を有限要素法に
より比較・解析したところ、リアホイルハウスアウタ及
びインナの板厚を0.8mmから1.0mmにした場合
の剛性比並びにルーフサイドインナの板厚を0.7mm
から1.0mmに、ルーフサイドアウタの板厚を1.0
mmから1.6mmにした場合の剛性比が、前述の1m
mの板厚のブレース19を追加した場合の剛性比とほぼ
同程度に向上することが確認された。但し、これら双方
の通常の方法では約2.1kg程度の重量増加につなが
るのに対して、ブレース19は約150g程度の重量追
加で済む。
【0013】尚、ブレースは多少の重量増を甘受するな
らば、三角形状の単なるブロックにフランジを接合して
構成することも考えられる。本発明は、後部ピラー及び
リアホイルハウス間の離間距離がブレースにより有効に
ブリッジし得る程度に近接している自動車に対して適応
可能である。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、板厚アップによる重量
増無しでリアホイルハウスアウタもしくはリヤサスタワ
ーの剛性を向上させることができ、またリヤサスタワー
から伝播してくるロードノイズを低減できる。さらに、
リアホイルハウスアウターの外側に付加する構造である
ために、車室内スペースを減少させることもなく、最終
的に見栄えを損なうこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による自動車のリヤホイル
ハウスを示すもので、同図Aは外側から見た斜視図、同
図Bは内側から見た斜視図である。
【図2】同リヤホイルハウスに追加されたブレースの拡
大斜視図である。
【図3】図2の各部の断面図であり、同図AはA−A線
断面図、同図BはB−B線断面図、同図CはC−C線断
面図である。
【符号の説明】
1a リアフロアサイドパネル 3 後部ピラー 7 ルーフサイドインナ 8 ルーフサイドアウタ 10 リアホイルハウス 11 リアホイルハウスアウタ 12 リアホイルハウスインナ 19 ブレース

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バックドアの両側の後部ピラーの前方寄
    りに隣合っている自動車のリヤホイルハウスにおいて、 後部ピラーの車幅方向に外側の外側面及びリヤホイルハ
    ウスアウタ間をブレースにより結合したことを特徴とす
    る自動車のリヤホイルハウス。
  2. 【請求項2】 ブレースがリヤホイルハウスアウタにス
    ポット溶接され、さらにこのリヤホイルハウスのフラン
    ジ部と、後部ピラーの外側面から車両前方へ延びるフラ
    ンジ部との3枚重ね状態でスポット溶接されることによ
    り、前記後部ピラー及び前記リヤホイルハウスアウタ間
    の結合が行われることを特徴とする請求項1の自動車の
    リヤホイルハウス。
  3. 【請求項3】 自動車がデッキ部の後端部にほぼ垂直方
    向の後部ドアを備えたワゴン車であることを特徴とする
    請求項1の自動車のリヤホイルハウス。
JP11081102A 1999-03-25 1999-03-25 自動車のリヤホイルハウス Pending JP2000272543A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008296846A (ja) * 2007-06-01 2008-12-11 Kanto Auto Works Ltd 車輌横断面の補強構造
JP2010540324A (ja) * 2007-09-24 2010-12-24 ニッサン テクニカル センター ノース アメリカ、 インコーポレイテッド ピックアップトラック用荷台およびその製造方法

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