JP2000271757A - ウェルドボルト - Google Patents

ウェルドボルト

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JP2000271757A
JP2000271757A JP11078092A JP7809299A JP2000271757A JP 2000271757 A JP2000271757 A JP 2000271757A JP 11078092 A JP11078092 A JP 11078092A JP 7809299 A JP7809299 A JP 7809299A JP 2000271757 A JP2000271757 A JP 2000271757A
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JP
Japan
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bolt
groove
weld bolt
welded
weld
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Pending
Application number
JP11078092A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Motoda
正則 元田
Kazuyuki Takano
和幸 高野
Osamu Sugiura
脩 杉浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SUGIURA SEISAKUSHO KK
Toyota Motor Corp
Original Assignee
SUGIURA SEISAKUSHO KK
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 均一の溶着強度を得ると共に被取付部材とボ
ルトとの間の隙間を調節可能とし、被取付部材の意匠を
構成する外観の品質を向上させる。 【解決手段】 ウェルドボルト20のボルト頭部22の
被取付部材に溶着される面に中心軸角で120度ずつ離
れた位置に半球体形状の凸部であるプロジェクション2
4を形成し、その周囲に溝26を形成する。ウェルドボ
ルト20はプロジェクション24が被取付部材に当接さ
れた状態で溶接され、その際、その一部は溶け出して溝
26に流れ込む。そして、プロジェクション24が潰れ
た状態で被取付部材と溶着し、溝26に溶け込んだその
一部も被取付部材に溶着する。この結果、ウェルドボル
ト20と被取付部材とを均一な溶着強度をもって溶着す
ることができる。プロジェクション24と溝26の体積
比を適当に設計することにより、ボルト頭部22と被取
付部材との間の隙間を調節することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウェルドボルトに
関し、詳しくは、溶接により板材等に取り付けられた後
にボルトとして機能するウェルドボルトに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のウェルドボルトとして
は、溶接により被取付部材に取り付けられる面に凸部が
形成されたものが提案されている。このボルトでは、形
成された凸部が溶接時に溶融して被取付部材と一体化し
て取り付けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
たウェルドボルトでは、均一の強度を確保することがで
きない場合を生じるという問題があった。凸部は、溶接
による溶着時に溶けるが、溶け込む先は定まっていな
い。この結果、溶け込む先は偶然に支配され、取付部の
強度もある程度偶然に支配されてしまう。
【0004】また、前述のウェルドボルトでは、被取付
部材とボルトとの間に若干の隙間が生じる場合があると
いう問題もあった。溶接による溶着時に凸部が溶け込む
先が定まっていないため、凸部がその形状をある程度止
めることにより隙間が生じてしまうのである。
【0005】さらに、前述のウェルドボルトでは、被取
付部材が板材のような場合、被取付部の裏面に凸部が生
じて意匠を構成する外観の景観を損なう場合を生じると
いう問題もあった。
【0006】本発明のウェルドボルトは、均一の溶着強
度を得ることを目的の一つとする。また、本発明のウェ
ルドボルトは、被取付部材とボルトとの間の隙間をなく
すことを目的の一つとする。さらに、本発明のウェルド
ボルトは、被取付部材の被取付部の裏面に凸部を生じな
いようにして意匠を構成する外観の品質を向上させるこ
とを目的の一つとする。
【0007】なお、出願人は、本出願の技術分野に近い
ものとして、一対の鋼板の間に樹脂層を介在させてなる
積層鋼板に溶着されるスタッドボルトであって、積層鋼
板に溶着される部位に樹脂の流路を形成する溝が形成さ
れてなるスタッドボルトを提案している(特願昭63−
125683号)。
【0008】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】本
発明のウェルドボルトは、上述の目的の少なくとも一部
を達成するために以下の手段を採った。
【0009】本発明のウェルドボルトは、溶接により被
取付部材に取り付けられた後にボルトとして機能するウ
ェルドボルトであって、前記被取付部材に取り付けられ
る面に少なくとも一つの凸部が形成され、前記被取付部
材に取り付けられる面の前記凸部の周囲の少なくとも一
部に溝が形成されてなることを要旨とする。
【0010】この本発明のウェルドボルトでは、溶接時
に、凸部が被取付部材に取り付けられる面の凸部の周囲
の少なくとも一部に形成された溝に溶け込んで溶着部を
形成するから、溶け込む先が偶然に支配されることな
く、均一な強度を確保することができる。また、凸部の
体積と溝の体積を適当に設計することにより被取付部材
とボルトとの間の隙間を調節することができる。さら
に、凸部の溶け込む先があるから、被取付部材の被取付
部の裏面に凸部は形成されない。この結果、意匠面を形
成する外観の品質の向上を図ることができる。
【0011】こうした本発明のウェルドボルトにおい
て、前記凸部は半球体形状であるものとすることもでき
る。また、本発明のウェルドボルトにおいて、前記溝
は、断面が半円形状であるものとすることもできる。さ
らに、本発明のウェルドボルトにおいて、前記溝は、前
記凸部の周囲に連続して形成されてなるものとすること
もできる。
【0012】あるいは、本発明のウェルドボルトにおい
て、前記凸部の体積と前記溝の体積は、10対1ないし
1対1の範囲内、好ましくは3対1ないし3対2の範囲
内であるものとすることもできる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施
例を用いて説明する。図1は本発明の一実施例であるウ
ェルドボルト20の断面の概略を示す断面図であり、図
2は図1に例示する実施例のウェルドボルト20の矢印
Bから見た平面図である。図示するように、実施例のウ
ェルドボルト20は、被取付部材に溶着される円盤状の
ボルト頭部22と、ナットなどを螺合可能な螺刻部29
を有するボルト足部28とから構成されている。
【0014】ボルト頭部22の被取付部に溶着される面
(図1中左側面、図2の表示面)には、軸中心角でそれ
ぞれ120度ずつ離れた位置に、図3の拡大図に示すよ
うに、半球体形状の凸部であるプロジェクション24が
形成されており、このプロジェクション24の周囲に
は、断面が半円形状の溝26が形成されている。なお、
プロジェクション24とその周囲に形成される溝26
は、体積比で10対1ないし1対1好ましくは3対1な
いし3対2の範囲内となるよう形成されると好適であ
り、実施例では2対1とした。このプロジェクション2
4と溝26は、溶接時に次のように機能する。
【0015】ウェルドボルト20の被取付部材への溶接
は、プロジェクション24は被取付部材に当接された状
態で行なわれる。プロジェクション24の一部は、大電
流が流れることによって生じる熱により溶け出し、周囲
に形成された溝26に流れ込む。そして、プロジェクシ
ョン24は潰れた状態でその被取付部材との当接部で被
取付部材と溶着し、溝26に溶け込んだプロジェクショ
ン24の一部も被取付部材に当接されて溶着する。この
ように、プロジェクション24の一部は、常に溝26に
溶け込んで被取付部材と溶着するから、ウェルドボルト
20と被取付部材とを均一な溶着強度をもって溶着する
ことができる。しかも、プロジェクション24の一部が
溝26に溶け込むから、必要以上に被取付部材に押圧す
る必要がない。この結果、被取付部材の被取付部の裏面
に凸部を形成して、意匠を構成する外観を損なうことが
ない。また、プロジェクション24と溝26の体積比を
適当に設計することにより、溶接後のウェルドボルト2
0のボルト頭部22と被取付部材との間の隙間を調節す
ることができる。すなわち隙間を無くすこともできる。
【0016】以上説明した実施例のウェルドボルト20
によれば、ウェルドボルト20と被取付部材とを均一な
溶着強度をもって溶着することができる。しかも、被取
付部材の被取付部の裏面に凸部を形成して、意匠を構成
する外観を損なうことがない。また、実施例のウェルド
ボルト20によれば、溶接後のウェルドボルト20のボ
ルト頭部22と被取付部材との間の隙間を調節すること
ができる。
【0017】実施例のウェルドボルト20では、プロジ
ェクション24を半球体形状に形成したが、台形でも角
錐でも如何なる形状であっても差し支えない。また、実
施例のウェルドボルト20では、溝26の断面を半円形
状としたが、矩形でも角形でも如何なる形状であっても
かまわない。さらに、実施例のウェルドボルト20で
は、プロジェクション24の周囲を連続した溝26を形
成するものとしたが、その一部が連続していなくてもか
まわない。
【0018】あるいは、実施例のウェルドボルト20で
は、ボルト頭部22の被取付部材に溶着される面にプロ
ジェクション24を3つ形成するものとしたが、幾つの
プロジェクション24を形成する構成であってもよい。
実施例のウェルドボルト20では、ボルト足部28に螺
刻部29を有するものとしたが、ボルト足部28に螺刻
部29を有しないものとしても差し支えない。
【0019】以上、本発明の実施の形態について実施例
を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例であるウェルドボルト20
の断面の概略を示す断面図である。
【図2】 図1に例示する実施例のウェルドボルト20
の矢印Bから見た平面図である。
【図3】 プロジェクション24と溝26の断面を拡大
して示す拡大断面図である。
【符号の説明】
20 ウェルドボルト、22 ボルト頭部、24 プロ
ジェクション、26溝、28 ボルト足部、29 螺刻
部。
フロントページの続き (72)発明者 高野 和幸 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 杉浦 脩 愛知県西尾市寺津町宮越22番地 株式会社 杉浦製作所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶接により被取付部材に取り付けられた
    後にボルトとして機能するウェルドボルトであって、 前記被取付部材に取り付けられる面に少なくとも一つの
    凸部が形成され、 前記被取付部材に取り付けられる面の前記凸部の周囲の
    少なくとも一部に溝が形成されてなるウェルドボルト。
  2. 【請求項2】 前記凸部は半球体形状である請求項1記
    載のウェルドボルト。
  3. 【請求項3】 前記溝は、断面が半円形状である請求項
    1または2記載のウェルドボルト。
  4. 【請求項4】 前記溝は、前記凸部の周囲に連続して形
    成されてなる請求項1ないし3いずれか記載のウェルド
    ボルト。
  5. 【請求項5】 前記凸部の体積と前記溝の体積は、10
    対1ないし1対1の範囲内である請求項1ないし4いず
    れか記載のウェルドボルト。
  6. 【請求項6】 前記凸部の体積と前記溝の体積は、3対
    1ないし3対2の範囲内である請求項1ないし4いずれ
    か記載のウェルドボルト。
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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009198004A (ja) * 2008-02-22 2009-09-03 Newfrey Llc 溶接スタッド
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