JP2000271312A - 遊技機 - Google Patents
遊技機Info
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- JP2000271312A JP2000271312A JP11076873A JP7687399A JP2000271312A JP 2000271312 A JP2000271312 A JP 2000271312A JP 11076873 A JP11076873 A JP 11076873A JP 7687399 A JP7687399 A JP 7687399A JP 2000271312 A JP2000271312 A JP 2000271312A
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- Japan
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- game
- unit
- control device
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 効率良く賞球排出を行うことができて遊技者
を苛立たせることのない遊技機を提供する。 【解決手段】 遊技制御装置107から受信した賞球数
情報と端数メモリに記憶している端数データとを加算し
て総賞球数データを算出し、それを所定の排出単位(5
個)で除算して、その商Nと余りMを算出し、商Nを排
出単位加算メモリに加算して記憶し、余りMを端数デー
タとして端数メモリに加算して記憶し、排出単位加算メ
モリの累積加算値から1ずつ減算していって5個の賞球
を排出する。5個単位を繰り返した賞球排出を行って、
排出単位加算メモリの累積加算値が無くなると、端数メ
モリをサーチし、端数メモリに端数データがある場合に
は5個未満でも賞球排出を行う。
を苛立たせることのない遊技機を提供する。 【解決手段】 遊技制御装置107から受信した賞球数
情報と端数メモリに記憶している端数データとを加算し
て総賞球数データを算出し、それを所定の排出単位(5
個)で除算して、その商Nと余りMを算出し、商Nを排
出単位加算メモリに加算して記憶し、余りMを端数デー
タとして端数メモリに加算して記憶し、排出単位加算メ
モリの累積加算値から1ずつ減算していって5個の賞球
を排出する。5個単位を繰り返した賞球排出を行って、
排出単位加算メモリの累積加算値が無くなると、端数メ
モリをサーチし、端数メモリに端数データがある場合に
は5個未満でも賞球排出を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技制御装置と排
出制御装置とが別途構成され、遊技制御装置から送信さ
れた遊技価値情報としての賞球数情報に基づいて排出制
御装置が遊技者に遊技価値を供給する遊技機(例えば、
パチンコ遊技機)に関する。
出制御装置とが別途構成され、遊技制御装置から送信さ
れた遊技価値情報としての賞球数情報に基づいて排出制
御装置が遊技者に遊技価値を供給する遊技機(例えば、
パチンコ遊技機)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパチンコ遊技機は、遊技盤面にお
ける遊技の進行を制御する遊技制御装置から送信された
賞球数情報(遊技価値情報)に基づいて、別途構成(基
板が別に構成されているという意味)された排出制御装
置が排出装置(例えば、排出ユニット)を駆動制御する
ことで、遊技者に遊技価値(例えば、賞球排出としての
遊技球)を予め定められた単位(例えば、5個)づつに
分けて供給(賞球排出)していた。すなわち、遊技盤面
に形成される遊技領域に遊技球を発射し、この発射球が
遊技領域内に設けられた各種入賞口に入賞したことを条
件として、遊技者に遊技価値の供給をすべく、排出制御
装置に賞球数情報(例えば、7個賞球、13個賞球とい
うデータ)を送信して、排出制御装置により遊技者に遊
技価値としての遊技球を予め定められた単位(例えば、
5個)づつに区切って排出している。
ける遊技の進行を制御する遊技制御装置から送信された
賞球数情報(遊技価値情報)に基づいて、別途構成(基
板が別に構成されているという意味)された排出制御装
置が排出装置(例えば、排出ユニット)を駆動制御する
ことで、遊技者に遊技価値(例えば、賞球排出としての
遊技球)を予め定められた単位(例えば、5個)づつに
分けて供給(賞球排出)していた。すなわち、遊技盤面
に形成される遊技領域に遊技球を発射し、この発射球が
遊技領域内に設けられた各種入賞口に入賞したことを条
件として、遊技者に遊技価値の供給をすべく、排出制御
装置に賞球数情報(例えば、7個賞球、13個賞球とい
うデータ)を送信して、排出制御装置により遊技者に遊
技価値としての遊技球を予め定められた単位(例えば、
5個)づつに区切って排出している。
【0003】詳しくは、遊技性を高めるために、遊技領
域に設けられた入賞口によって賞球数を異ならせ(例え
ば、始動入賞口への入賞に対しては7個賞球、他の入賞
口への入賞に対しては13個賞球)、これら入賞口に入
賞した入賞数を記憶する(例えば、賞球数が2種類の場
合は、一方を記憶し、他方は記憶しないことによって、
両者を区別する)。そして、入賞した遊技球(入賞球)
は、この入賞球を1個宛検出するセーフユニットに集合
させられ、セーフユニット内に設けられた停留機構によ
り入賞球は一時的に停留されて、この状態における入賞
球がセーフセンサによって1個宛検出される。そして、
遊技制御装置ではセーフセンサからの入賞球信号に基づ
いて、入賞球記憶を確認し、入賞球記憶が有る場合は、
対応する賞球数情報(例えば、7個)を排出制御装置に
送信し、また、入賞記憶が無い場合は、設定された賞球
数情報(例えば、13個)を送信する。次いで、排出制
御装置は、送信された賞球数情報に基づいて遊技球を遊
技者に供給(例えば、排出ユニットを駆動することで供
給)することになるが、このとき、設定された賞球数情
報(例えば、13個)の単位でそのまま賞球排出するの
ではなく、あくまでも予め定められた単位(例えば、5
個)づつに分けて供給(賞球排出)するとともに、セー
フユニットの停留機構を駆動させて当該賞球排出に関わ
った入賞球は遊技機外に排出して、入賞球に基づく賞球
排出処理が終了する。この際、遊技制御装置において
は、排出制御装置に送信した入賞球記憶を減算するタイ
ミングは、排出制御装置への送信が終了した時、賞球排
出処理が開始された時、あるいは、賞球排出処理が終了
した時となっている。
域に設けられた入賞口によって賞球数を異ならせ(例え
ば、始動入賞口への入賞に対しては7個賞球、他の入賞
口への入賞に対しては13個賞球)、これら入賞口に入
賞した入賞数を記憶する(例えば、賞球数が2種類の場
合は、一方を記憶し、他方は記憶しないことによって、
両者を区別する)。そして、入賞した遊技球(入賞球)
は、この入賞球を1個宛検出するセーフユニットに集合
させられ、セーフユニット内に設けられた停留機構によ
り入賞球は一時的に停留されて、この状態における入賞
球がセーフセンサによって1個宛検出される。そして、
遊技制御装置ではセーフセンサからの入賞球信号に基づ
いて、入賞球記憶を確認し、入賞球記憶が有る場合は、
対応する賞球数情報(例えば、7個)を排出制御装置に
送信し、また、入賞記憶が無い場合は、設定された賞球
数情報(例えば、13個)を送信する。次いで、排出制
御装置は、送信された賞球数情報に基づいて遊技球を遊
技者に供給(例えば、排出ユニットを駆動することで供
給)することになるが、このとき、設定された賞球数情
報(例えば、13個)の単位でそのまま賞球排出するの
ではなく、あくまでも予め定められた単位(例えば、5
個)づつに分けて供給(賞球排出)するとともに、セー
フユニットの停留機構を駆動させて当該賞球排出に関わ
った入賞球は遊技機外に排出して、入賞球に基づく賞球
排出処理が終了する。この際、遊技制御装置において
は、排出制御装置に送信した入賞球記憶を減算するタイ
ミングは、排出制御装置への送信が終了した時、賞球排
出処理が開始された時、あるいは、賞球排出処理が終了
した時となっている。
【0004】また、賞球排出を高速にするために、上記
したセーフユニットを設けることなく、すなわち、セー
フユニットで1個宛検出したことに基づいて遊技制御装
置から排出制御装置へ賞球数情報を送信する方法に代わ
って、例えば遊技盤面に設けられた各入賞口毎にセンサ
を設け、これらセンサに遊技球が入賞したことに基づい
て、排出制御装置に順次賞球数情報を送信するととも
に、入賞した遊技球を上記のごとく一時停留しておくこ
となく遊技機外に排出する制御を行い、一方、排出制御
装置は送信された賞球数情報を順次記憶していき、この
記憶していった賞球数情報に基づいて排出制御装置によ
り排出ユニットを駆動して賞球を排出するパチンコ遊技
機の提案もある。このような遊技機に対しても、予め定
められた単位(例えば、5個)づつに分けて供給(賞球
排出)するという構成の適用は考えられる。
したセーフユニットを設けることなく、すなわち、セー
フユニットで1個宛検出したことに基づいて遊技制御装
置から排出制御装置へ賞球数情報を送信する方法に代わ
って、例えば遊技盤面に設けられた各入賞口毎にセンサ
を設け、これらセンサに遊技球が入賞したことに基づい
て、排出制御装置に順次賞球数情報を送信するととも
に、入賞した遊技球を上記のごとく一時停留しておくこ
となく遊技機外に排出する制御を行い、一方、排出制御
装置は送信された賞球数情報を順次記憶していき、この
記憶していった賞球数情報に基づいて排出制御装置によ
り排出ユニットを駆動して賞球を排出するパチンコ遊技
機の提案もある。このような遊技機に対しても、予め定
められた単位(例えば、5個)づつに分けて供給(賞球
排出)するという構成の適用は考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来のパチンコ遊技機にあっては、以下のような問題点が
あった。 (イ)しかしながら、上記したパチンコ遊技機の場合、
排出制御装置が排出装置(例えば、排出ユニット)を駆
動制御して遊技者に遊技価値(例えば、賞球排出として
の遊技球)を供給しているが、そのとき予め定められた
単位(例えば、5個)づつに分けて供給(賞球排出)す
る構成となっていたため、例えば予め定められた単位よ
りも大きい13個賞球の検出信号を受信した場合、5
個、5個、3個というように3回に分けて排出動作を行
わなければならず、賞球排出に時間がかかり、遊技者を
苛立たせるという問題点があった。特に、大当り等の連
続して賞球排出が多量に行われる場合には、そのような
問題が顕著であった。
来のパチンコ遊技機にあっては、以下のような問題点が
あった。 (イ)しかしながら、上記したパチンコ遊技機の場合、
排出制御装置が排出装置(例えば、排出ユニット)を駆
動制御して遊技者に遊技価値(例えば、賞球排出として
の遊技球)を供給しているが、そのとき予め定められた
単位(例えば、5個)づつに分けて供給(賞球排出)す
る構成となっていたため、例えば予め定められた単位よ
りも大きい13個賞球の検出信号を受信した場合、5
個、5個、3個というように3回に分けて排出動作を行
わなければならず、賞球排出に時間がかかり、遊技者を
苛立たせるという問題点があった。特に、大当り等の連
続して賞球排出が多量に行われる場合には、そのような
問題が顕著であった。
【0006】(ロ)また、遊技盤は商品として個別に販
売されており、賞球排出数も各種異なる傾向にあるの
で、汎用性のある排出制御装置を備える必要があるが、
予め定められた単位(例えば、5個)づつに分けて賞球
排出を行う構成であると、賞球排出数が異なる全ての遊
技盤に対して、賞球排出の効率を良くすることは困難で
あった。例えば、賞球数情報が15個賞球の場合には、
5個づつに分けて賞球排出を行うと都合がよいが、賞球
数情報が13個賞球の場合には上述したように端数がで
き、都合が悪い。したがって、遊技制御装置(遊技盤)
に対して汎用性のある排出制御装置を備えるというハイ
レベルな構成が求められている。
売されており、賞球排出数も各種異なる傾向にあるの
で、汎用性のある排出制御装置を備える必要があるが、
予め定められた単位(例えば、5個)づつに分けて賞球
排出を行う構成であると、賞球排出数が異なる全ての遊
技盤に対して、賞球排出の効率を良くすることは困難で
あった。例えば、賞球数情報が15個賞球の場合には、
5個づつに分けて賞球排出を行うと都合がよいが、賞球
数情報が13個賞球の場合には上述したように端数がで
き、都合が悪い。したがって、遊技制御装置(遊技盤)
に対して汎用性のある排出制御装置を備えるというハイ
レベルな構成が求められている。
【0007】ここで、排出制御装置に汎用性を必要とす
る背景を詳しく説明すると、パチンコ遊技機は「遊技
盤」(いわゆるベニア)、「遊技盤+遊技機本体」が商
品として個別に販売され、これらは何れの形態でも市場
に流通している。ところで、排出制御装置等の遊技球を
処理する基本装置は遊技機本体に設けられており、直接
に遊技性にかかわっていない。したがって、パチンコ遊
技機の遊技性を変えるためには、同じ遊技機製造メーカ
のものであれば、遊技盤(遊技制御装置が付随してい
る)のみを取り替えればよく、遊技機本体はそのまま使
えるから、コスト的にも安くて済む。そのため、遊技店
において新たな別の遊技性のあるパチンコ遊技機を求め
る場合、遊技盤のみを購入して遊技機本体に取り付ける
ことが多い。このような理由から、遊技機本体に設けら
れている排出制御装置に対して汎用性が要求されてい
る。しかしながら、各種遊技盤は遊技性が異なるので、
賞球数も異なる場合がほとんどであり、予め定められた
単位づつに分けて供給(賞球排出)しながらも、いろい
ろな賞球数に対応可能な(汎用性がある)ハイレベルな
構成を有する遊技機となると、未だ実現していなかっ
た。
る背景を詳しく説明すると、パチンコ遊技機は「遊技
盤」(いわゆるベニア)、「遊技盤+遊技機本体」が商
品として個別に販売され、これらは何れの形態でも市場
に流通している。ところで、排出制御装置等の遊技球を
処理する基本装置は遊技機本体に設けられており、直接
に遊技性にかかわっていない。したがって、パチンコ遊
技機の遊技性を変えるためには、同じ遊技機製造メーカ
のものであれば、遊技盤(遊技制御装置が付随してい
る)のみを取り替えればよく、遊技機本体はそのまま使
えるから、コスト的にも安くて済む。そのため、遊技店
において新たな別の遊技性のあるパチンコ遊技機を求め
る場合、遊技盤のみを購入して遊技機本体に取り付ける
ことが多い。このような理由から、遊技機本体に設けら
れている排出制御装置に対して汎用性が要求されてい
る。しかしながら、各種遊技盤は遊技性が異なるので、
賞球数も異なる場合がほとんどであり、予め定められた
単位づつに分けて供給(賞球排出)しながらも、いろい
ろな賞球数に対応可能な(汎用性がある)ハイレベルな
構成を有する遊技機となると、未だ実現していなかっ
た。
【0008】そこで本発明は、上記問題点に鑑みなされ
たもので、効率良く賞球排出を行うことができて遊技者
を苛立たせることのない遊技機を提供することを目的と
している。
たもので、効率良く賞球排出を行うことができて遊技者
を苛立たせることのない遊技機を提供することを目的と
している。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明による遊技機は、遊技盤面における遊
技の進行を制御するとともに、遊技において発生した遊
技価値を遊技者に供給するための遊技価値情報を送信す
る遊技制御装置と、遊技制御装置から送信された遊技価
値情報に基づいて遊技者に遊技価値を供給する遊技価値
供給処理手段を有する排出制御装置と、を備えた遊技機
であって、前記排出制御装置は、情報を記憶可能な記憶
手段と、前記遊技制御装置から送信される遊技価値情報
を前記記憶手段に形成される遊技価値情報記憶領域に記
憶させる情報記憶処理手段と、を備え、前記情報記憶処
理手段は、送信された遊技価値情報を、所定の遊技価値
を単位とする単位価値データに変換して前記記憶手段の
遊技価値情報記憶領域に形成される単位遊技価値データ
要素に記憶するとともに、単位価値データに変換できな
い遊技価値量を前記記憶手段の遊技価値情報記憶領域に
形成される単位遊技価値未満データ要素に記憶する情報
分別処理手段を有し、前記情報分別処理手段は、前記遊
技制御装置から送信される遊技価値情報と、前記単位遊
技価値未満データ要素に記憶された遊技価値量とを加算
し、該加算価値量に基づいて単位価値データへの変換お
よび記憶を行い、この記憶された単位価値データに基づ
いて前記遊技価値供給処理手段は遊技者に遊技価値を供
給する構成であることを特徴とする。
求項1記載の発明による遊技機は、遊技盤面における遊
技の進行を制御するとともに、遊技において発生した遊
技価値を遊技者に供給するための遊技価値情報を送信す
る遊技制御装置と、遊技制御装置から送信された遊技価
値情報に基づいて遊技者に遊技価値を供給する遊技価値
供給処理手段を有する排出制御装置と、を備えた遊技機
であって、前記排出制御装置は、情報を記憶可能な記憶
手段と、前記遊技制御装置から送信される遊技価値情報
を前記記憶手段に形成される遊技価値情報記憶領域に記
憶させる情報記憶処理手段と、を備え、前記情報記憶処
理手段は、送信された遊技価値情報を、所定の遊技価値
を単位とする単位価値データに変換して前記記憶手段の
遊技価値情報記憶領域に形成される単位遊技価値データ
要素に記憶するとともに、単位価値データに変換できな
い遊技価値量を前記記憶手段の遊技価値情報記憶領域に
形成される単位遊技価値未満データ要素に記憶する情報
分別処理手段を有し、前記情報分別処理手段は、前記遊
技制御装置から送信される遊技価値情報と、前記単位遊
技価値未満データ要素に記憶された遊技価値量とを加算
し、該加算価値量に基づいて単位価値データへの変換お
よび記憶を行い、この記憶された単位価値データに基づ
いて前記遊技価値供給処理手段は遊技者に遊技価値を供
給する構成であることを特徴とする。
【0010】請求項1に従属する請求項2記載の発明
は、前記遊技価値供給処理手段は、前記単位遊技価値デ
ータ要素に単位価値データが記憶されていないときに
は、前記単位遊技価値未満データ要素に記憶されている
遊技価値量に基づいて遊技者に遊技価値を供給すること
を特徴とする。
は、前記遊技価値供給処理手段は、前記単位遊技価値デ
ータ要素に単位価値データが記憶されていないときに
は、前記単位遊技価値未満データ要素に記憶されている
遊技価値量に基づいて遊技者に遊技価値を供給すること
を特徴とする。
【0011】請求項1又は2に従属する請求項3記載の
発明は、前記遊技制御装置から送信される遊技価値情報
は、複数の単位価値情報を含むものであり、前記情報記
憶処理手段は、前記遊技制御装置から送信される単位価
値情報に基づいて、単位価値データに変換する変換単位
を変更することを特徴とする。
発明は、前記遊技制御装置から送信される遊技価値情報
は、複数の単位価値情報を含むものであり、前記情報記
憶処理手段は、前記遊技制御装置から送信される単位価
値情報に基づいて、単位価値データに変換する変換単位
を変更することを特徴とする。
【0012】請求項1又は2に従属する請求項4記載の
発明は、前記情報記憶処理手段は、前記遊技制御装置か
ら送信される遊技価値情報のうちの最大遊技価値情報
を、単位価値データに変換する際の変換単位とすること
を特徴とする。
発明は、前記情報記憶処理手段は、前記遊技制御装置か
ら送信される遊技価値情報のうちの最大遊技価値情報
を、単位価値データに変換する際の変換単位とすること
を特徴とする。
【0013】請求項1乃至4の何れかに従属する請求項
5記載の発明は、前記記憶手段の記憶内容が保持される
べく記憶手段に対してバックアップ電源を供給可能なバ
ックアップ電源手段を前記排出制御装置の外部に設けた
ことを特徴とする。
5記載の発明は、前記記憶手段の記憶内容が保持される
べく記憶手段に対してバックアップ電源を供給可能なバ
ックアップ電源手段を前記排出制御装置の外部に設けた
ことを特徴とする。
【0014】請求項5に従属する請求項6記載の発明
は、前記遊技制御装置および排出制御装置は、これら装
置内で使用するための電源を別途構成された電源装置か
ら供給され、前記電源装置は、遊技機の外部から供給さ
れる電源を受けて、所要の電源を生成して各装置に供給
するものであり、前記バックアップ電源手段は、遊技機
外部からの電源供給が断たれることにより電源装置から
排出制御装置への電源供給が断たれた場合に、前記記憶
手段の記憶内容が保持されるように記憶手段に対してバ
ックアップ電源を供給する素子であり、かつバックアッ
プ電源手段は、前記電源装置に設けられていることを特
徴とする。
は、前記遊技制御装置および排出制御装置は、これら装
置内で使用するための電源を別途構成された電源装置か
ら供給され、前記電源装置は、遊技機の外部から供給さ
れる電源を受けて、所要の電源を生成して各装置に供給
するものであり、前記バックアップ電源手段は、遊技機
外部からの電源供給が断たれることにより電源装置から
排出制御装置への電源供給が断たれた場合に、前記記憶
手段の記憶内容が保持されるように記憶手段に対してバ
ックアップ電源を供給する素子であり、かつバックアッ
プ電源手段は、前記電源装置に設けられていることを特
徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態をパチ
ンコ遊技機に適用した例として図面を参照して説明す
る。 A.遊技機の正面構成 図1は遊技機の正面図である。図1において、1はいわ
ゆるCR機と称される遊技機であり、遊技機1にはカー
ド式球貸機(以下、単に球貸機という)2が併設されて
いる。球貸機2にはカードリーダーが内蔵され、球貸機
2の前面パネル3にはプリペイドカードが挿入されるカ
ード挿入口4が形成されているとともに、前面パネル3
(開閉可能な構造)を施錠する鍵装置5が設けられてい
る。
ンコ遊技機に適用した例として図面を参照して説明す
る。 A.遊技機の正面構成 図1は遊技機の正面図である。図1において、1はいわ
ゆるCR機と称される遊技機であり、遊技機1にはカー
ド式球貸機(以下、単に球貸機という)2が併設されて
いる。球貸機2にはカードリーダーが内蔵され、球貸機
2の前面パネル3にはプリペイドカードが挿入されるカ
ード挿入口4が形成されているとともに、前面パネル3
(開閉可能な構造)を施錠する鍵装置5が設けられてい
る。
【0016】遊技機1は額縁状前面枠11と、ガラスを
支持する樹脂製のガラス枠12と、遊技領域の形成され
た遊技盤13と、前面表示パネル14と、前面表示パネ
ル14の下方の前面操作パネル15とを有している。額
縁状前面枠11は木製の機枠16(図2参照)に対して
上部蝶番17および下部蝶番18によって開閉可能に支
持され、ガラス枠12は額縁状前面枠11に開閉可能に
支持されている。なお、ガラス枠12は鍵装置19によ
って開閉可能に施錠されている。
支持する樹脂製のガラス枠12と、遊技領域の形成され
た遊技盤13と、前面表示パネル14と、前面表示パネ
ル14の下方の前面操作パネル15とを有している。額
縁状前面枠11は木製の機枠16(図2参照)に対して
上部蝶番17および下部蝶番18によって開閉可能に支
持され、ガラス枠12は額縁状前面枠11に開閉可能に
支持されている。なお、ガラス枠12は鍵装置19によ
って開閉可能に施錠されている。
【0017】前面表示パネル14には賞球を受ける上皿
21が形成されるとともに、遊技球を購入するときに操
作する球貸釦22、プリペイドカードの残高を表示する
カード度数表示器(カード残高表示器)23、プリペイ
ドカードを排出するときに操作するカード排出釦(返却
釦)24、および上皿21の球を後述の下皿32に移す
ために両者を接続する通路を開閉するための開閉レバー
25が設けられている。なお、上皿21の内部には遊技
音等を出力するスピーカが設けられているが、図示略し
ている。前面操作パネル15には、灰皿31および下皿
32が形成されるとともに、下皿32に貯留された球を
外部下方に抜くための球抜きレバー33が設けられてい
る。また、前面操作パネル15の右端部側には発射装置
の発射操作ノブ34が設けられている。
21が形成されるとともに、遊技球を購入するときに操
作する球貸釦22、プリペイドカードの残高を表示する
カード度数表示器(カード残高表示器)23、プリペイ
ドカードを排出するときに操作するカード排出釦(返却
釦)24、および上皿21の球を後述の下皿32に移す
ために両者を接続する通路を開閉するための開閉レバー
25が設けられている。なお、上皿21の内部には遊技
音等を出力するスピーカが設けられているが、図示略し
ている。前面操作パネル15には、灰皿31および下皿
32が形成されるとともに、下皿32に貯留された球を
外部下方に抜くための球抜きレバー33が設けられてい
る。また、前面操作パネル15の右端部側には発射装置
の発射操作ノブ34が設けられている。
【0018】上皿21は上面が開放して遊技球を貯留可
能な球貯留部が形成されるとともに、前面表示パネル1
4の前面側から前方に突出し、かつ上皿21の下側部分
が前面表示パネル14の下端近傍まで延在する膨出形状
に形成されている。また、下皿32は上面が開放して遊
技球を貯留可能な球貯留部が形成されるとともに、上皿
21と比較的接近した位置において遊技機1の前面側か
ら前方に突出した膨出形状に形成されるとともに、下皿
32の両側に側壁部材35a、35bが配置されてい
る。そして、膨出形状に形成した上皿21の下側部分に
おいて前面表示パネル14の当接する当該上皿21の当
接箇所の近傍から上皿21の前端部にかけて上皿21の
中央底部を左右対象に削り取るように斜昇する斜昇壁面
36が形成され、この斜昇壁面を形成することにより、
下皿32の上方空間を大きく確保して、遊技者が遊技盤
13に目を向けたままで下皿32の遊技球を掻き出すこ
とが容易で、かつ遊技機1後部の見学者に対して下皿3
2に貯留された出球をアピールすることが可能になって
いる。
能な球貯留部が形成されるとともに、前面表示パネル1
4の前面側から前方に突出し、かつ上皿21の下側部分
が前面表示パネル14の下端近傍まで延在する膨出形状
に形成されている。また、下皿32は上面が開放して遊
技球を貯留可能な球貯留部が形成されるとともに、上皿
21と比較的接近した位置において遊技機1の前面側か
ら前方に突出した膨出形状に形成されるとともに、下皿
32の両側に側壁部材35a、35bが配置されてい
る。そして、膨出形状に形成した上皿21の下側部分に
おいて前面表示パネル14の当接する当該上皿21の当
接箇所の近傍から上皿21の前端部にかけて上皿21の
中央底部を左右対象に削り取るように斜昇する斜昇壁面
36が形成され、この斜昇壁面を形成することにより、
下皿32の上方空間を大きく確保して、遊技者が遊技盤
13に目を向けたままで下皿32の遊技球を掻き出すこ
とが容易で、かつ遊技機1後部の見学者に対して下皿3
2に貯留された出球をアピールすることが可能になって
いる。
【0019】次に、遊技盤13における遊技領域はパチ
ンコ球を用いて遊技を行うものであれば、例えばいわゆ
る「第1種」に属するものあるいは図柄表示装置を備え
た「第3種」に属するもの、あるいは他の機種等であっ
ても、任意の構成をとり得るが、一例として本実施の形
態では「第1種」に属するタイプのものを用いている。
遊技盤13にはアウト球流入口41、レール42、特別
図柄表示装置43、普通電動役物タイプの始動入賞口4
4、変動入賞装置45(大入賞口)、普図始動ゲート4
6、47、複数の一般入賞口48〜50、特図始動記憶
表示器51、普通図柄表示装置52、普図始動記憶表示
器53、サイドランプ54、55、風車と呼ばれる打球
方向変換部材(図示略)、多数の障害釘(図示略)が設
けられている。
ンコ球を用いて遊技を行うものであれば、例えばいわゆ
る「第1種」に属するものあるいは図柄表示装置を備え
た「第3種」に属するもの、あるいは他の機種等であっ
ても、任意の構成をとり得るが、一例として本実施の形
態では「第1種」に属するタイプのものを用いている。
遊技盤13にはアウト球流入口41、レール42、特別
図柄表示装置43、普通電動役物タイプの始動入賞口4
4、変動入賞装置45(大入賞口)、普図始動ゲート4
6、47、複数の一般入賞口48〜50、特図始動記憶
表示器51、普通図柄表示装置52、普図始動記憶表示
器53、サイドランプ54、55、風車と呼ばれる打球
方向変換部材(図示略)、多数の障害釘(図示略)が設
けられている。
【0020】ここで、遊技盤13に設けられた複数の全
ての入賞口、すなわち始動入賞口44(内部に特図始動
センサ172が配置)、変動入賞装置45(大入賞口:
内部に後述のカウントセンサ173が配置)および一般
入賞口48〜50(内部後述の入賞センサ175a〜1
75bが配置)については、各入賞口毎に入賞センサ
(例えば、近接センサ:ただし図1では略)が配置され
ており、これらの入賞口に入賞すると、賞球数情報(遊
技価値情報に相当)が遊技制御装置107(後述の図2
参照)から排出制御装置106(後述の図2参照)に送
信されるようになっている。一方、遊技機1の額縁状前
面枠11の上部には大当り時に点灯(点滅状態も含む)
する大当り表示器56が設けられているとともに、大当
り表示器56の側方には島設備から球を補給したときに
点灯するとともにエラー発生の場合に点滅する補給ラン
プ57、賞球排出時および球貸し時に点灯する賞球ラン
プ58、および賞球メモリLED59が設けられてい
る。賞球メモリLED59は、賞球データメモリ(後述
の排出制御装置のRAM230に形成)に賞球データが
ある場合に、遊技者あるいは遊技店の係員に未払いの賞
球があることを報知する機能を有する。
ての入賞口、すなわち始動入賞口44(内部に特図始動
センサ172が配置)、変動入賞装置45(大入賞口:
内部に後述のカウントセンサ173が配置)および一般
入賞口48〜50(内部後述の入賞センサ175a〜1
75bが配置)については、各入賞口毎に入賞センサ
(例えば、近接センサ:ただし図1では略)が配置され
ており、これらの入賞口に入賞すると、賞球数情報(遊
技価値情報に相当)が遊技制御装置107(後述の図2
参照)から排出制御装置106(後述の図2参照)に送
信されるようになっている。一方、遊技機1の額縁状前
面枠11の上部には大当り時に点灯(点滅状態も含む)
する大当り表示器56が設けられているとともに、大当
り表示器56の側方には島設備から球を補給したときに
点灯するとともにエラー発生の場合に点滅する補給ラン
プ57、賞球排出時および球貸し時に点灯する賞球ラン
プ58、および賞球メモリLED59が設けられてい
る。賞球メモリLED59は、賞球データメモリ(後述
の排出制御装置のRAM230に形成)に賞球データが
ある場合に、遊技者あるいは遊技店の係員に未払いの賞
球があることを報知する機能を有する。
【0021】B.遊技機の裏機構 次に、図2は遊技機1の裏機構を示す図である。図2に
おいて、遊技機1における裏機構の主要な部品として
は、貯留タンク(上タンク)101、誘導路102、タ
ーミナル基盤(外部端子基盤)103、半端センサユニ
ット104、排出ユニット105、排出制御装置10
6、遊技制御装置107、役物中継基盤108、発射ユ
ニット109、カードユニット接続基板110、電源供
給ユニット111、裏機構盤の基枠体112(裏メカベ
ース)、音制御装置113、発射制御装置115、表示
制御装置116、および装飾制御装置117がある。
おいて、遊技機1における裏機構の主要な部品として
は、貯留タンク(上タンク)101、誘導路102、タ
ーミナル基盤(外部端子基盤)103、半端センサユニ
ット104、排出ユニット105、排出制御装置10
6、遊技制御装置107、役物中継基盤108、発射ユ
ニット109、カードユニット接続基板110、電源供
給ユニット111、裏機構盤の基枠体112(裏メカベ
ース)、音制御装置113、発射制御装置115、表示
制御装置116、および装飾制御装置117がある。
【0022】ここで、本実施の形態では前述したように
遊技盤13に配置された複数の全ての入賞口、すなわ
ち、始動入賞口44、変動入賞装置45(大入賞口)、
一般入賞口48〜50に入賞センサ172、173、1
75a〜175c(図4参照)が設けられており、これ
らの入賞センサ172、173、175a〜175cに
より検出された球は従来のような停留機構(いわゆるセ
ーフユニット)により賞球排出のために一時停留される
ことなく、遊技機外へ排出される。なお、全入賞口に入
賞センサを設ける場合に限らず、例えば同一賞球数の入
賞口より入賞した球は樋により集合させ、その樋にてま
とめて入賞センサで検出するようにしてもよい。遊技制
御装置107、役物中継基盤108、および音制御装置
113は、この場合遊技盤13の裏側に取り付けられて
おり、また表示制御装置116は、センター役物(特別
図柄表示装置43)の後部に配設されている。各制御ユ
ニットの取り付け位置は、図2の態様に当然限られず、
例えば遊技制御装置107が基枠体112に取り付けら
れる場合も有り得る。
遊技盤13に配置された複数の全ての入賞口、すなわ
ち、始動入賞口44、変動入賞装置45(大入賞口)、
一般入賞口48〜50に入賞センサ172、173、1
75a〜175c(図4参照)が設けられており、これ
らの入賞センサ172、173、175a〜175cに
より検出された球は従来のような停留機構(いわゆるセ
ーフユニット)により賞球排出のために一時停留される
ことなく、遊技機外へ排出される。なお、全入賞口に入
賞センサを設ける場合に限らず、例えば同一賞球数の入
賞口より入賞した球は樋により集合させ、その樋にてま
とめて入賞センサで検出するようにしてもよい。遊技制
御装置107、役物中継基盤108、および音制御装置
113は、この場合遊技盤13の裏側に取り付けられて
おり、また表示制御装置116は、センター役物(特別
図柄表示装置43)の後部に配設されている。各制御ユ
ニットの取り付け位置は、図2の態様に当然限られず、
例えば遊技制御装置107が基枠体112に取り付けら
れる場合も有り得る。
【0023】基枠体112は、合成樹脂製の一体成型品
から形成され、遊技機1の前面枠11の裏側に固定され
た金属フレーム121に取り付けられている。そして、
この基枠体112の上に各種の部品、例えば貯留タンク
101、誘導路102、ターミナル基盤103、半端セ
ンサユニット104、排出ユニット105、排出制御装
置106、発射ユニット109、カードユニット接続基
板110、電源供給ユニット111、発射制御装置11
5、装飾制御装置117などが取り付けられており(例
えば、ワンタッチの保持部材によって固定される)、こ
れらの各種部品と基枠体112とを総称する概念として
裏機構盤114と称している。
から形成され、遊技機1の前面枠11の裏側に固定され
た金属フレーム121に取り付けられている。そして、
この基枠体112の上に各種の部品、例えば貯留タンク
101、誘導路102、ターミナル基盤103、半端セ
ンサユニット104、排出ユニット105、排出制御装
置106、発射ユニット109、カードユニット接続基
板110、電源供給ユニット111、発射制御装置11
5、装飾制御装置117などが取り付けられており(例
えば、ワンタッチの保持部材によって固定される)、こ
れらの各種部品と基枠体112とを総称する概念として
裏機構盤114と称している。
【0024】金属フレーム121は矩形状をなし、遊技
盤13を着脱可能に収納固定する遊技盤収納部122が
形成されている。遊技盤収納部122には図示略してい
る複数の遊技盤固定器具が配置され、それらの複数の遊
技盤固定器具によって遊技盤13を固定するようになっ
ている。貯留タンク101は排出される前の球を予め貯
留しておくもので、この貯留タンク101の球数の不足
は補給センサ(図示略)によって検出され、不足のとき
は島設備から球が補給される。貯留タンク101内の球
は誘導路102により誘導され、排出ユニット105に
よって排出される。
盤13を着脱可能に収納固定する遊技盤収納部122が
形成されている。遊技盤収納部122には図示略してい
る複数の遊技盤固定器具が配置され、それらの複数の遊
技盤固定器具によって遊技盤13を固定するようになっ
ている。貯留タンク101は排出される前の球を予め貯
留しておくもので、この貯留タンク101の球数の不足
は補給センサ(図示略)によって検出され、不足のとき
は島設備から球が補給される。貯留タンク101内の球
は誘導路102により誘導され、排出ユニット105に
よって排出される。
【0025】排出ユニット105は所定の球排出指令信
号(排出制御装置106からの信号)に基づいて貯留タ
ンク101より案内される遊技球を遊技者側へ所要数排
出(ここでの排出には、賞球排出および球貸し排出が含
まれる)する機能を有し、球排出機構を備えた排出装置
を構成する。なお、排出ユニット105は2条の球排出
通路(図示略)を有しており、一方の球排出通路が賞球
用の排出を行い、他方の球排出通路が球貸し用の排出を
行うようになっている。すなわち、2条の球排出通路を
用途によって使い分ける構成になっている。賞球用の排
出は、遊技において発生した遊技価値を遊技者に供給す
ることに相当する。
号(排出制御装置106からの信号)に基づいて貯留タ
ンク101より案内される遊技球を遊技者側へ所要数排
出(ここでの排出には、賞球排出および球貸し排出が含
まれる)する機能を有し、球排出機構を備えた排出装置
を構成する。なお、排出ユニット105は2条の球排出
通路(図示略)を有しており、一方の球排出通路が賞球
用の排出を行い、他方の球排出通路が球貸し用の排出を
行うようになっている。すなわち、2条の球排出通路を
用途によって使い分ける構成になっている。賞球用の排
出は、遊技において発生した遊技価値を遊技者に供給す
ることに相当する。
【0026】誘導路102に賞球排出および球貸し排出
のための球が有るかどうかは、半端センサユニット10
4によってそれぞれ検出される。ターミナル基盤103
はAC電源の入力や遊技店のホールコンピュータ(管理
装置:図示略)との間における信号の授受などについて
の中継を行うもので、リレー部およびコネクタ部(ホー
ルコンピュータとの接続を行う)に区分されており、両
者はケーブルにて接続されている。排出制御装置106
は基枠体112に取付けられ、球の排出に必要な各種電
気部品(例えば、排出ユニット105の電気的駆動源)
の制御を行うもので、所定のケース内にこの制御機能を
実現する制御基板が収納されて構成されている。
のための球が有るかどうかは、半端センサユニット10
4によってそれぞれ検出される。ターミナル基盤103
はAC電源の入力や遊技店のホールコンピュータ(管理
装置:図示略)との間における信号の授受などについて
の中継を行うもので、リレー部およびコネクタ部(ホー
ルコンピュータとの接続を行う)に区分されており、両
者はケーブルにて接続されている。排出制御装置106
は基枠体112に取付けられ、球の排出に必要な各種電
気部品(例えば、排出ユニット105の電気的駆動源)
の制御を行うもので、所定のケース内にこの制御機能を
実現する制御基板が収納されて構成されている。
【0027】遊技制御装置107は、役物遊技に必要な
各種制御を行うもので、所定のケース内にこの制御機能
を実現する制御基板が収納されて構成されている。役物
中継基盤108は遊技盤13に配置されている役物、サ
イドランプ51、52、変動入賞装置45等と遊技制御
装置107との間におけるケーブルの接続中継を行うも
のである。発射ユニット109は、遊技機1の前面下部
に設けられた発射操作ノブ34の操作に応じて、球を発
射するための機構である。カードユニット接続基板11
0は球貸機2から延出するケーブル123を遊技機1に
接続するためのもので、ケーブル123の端部にあるコ
ネクタを受ける装着部材(例えば、メス型のコネクタ)
を備えている。
各種制御を行うもので、所定のケース内にこの制御機能
を実現する制御基板が収納されて構成されている。役物
中継基盤108は遊技盤13に配置されている役物、サ
イドランプ51、52、変動入賞装置45等と遊技制御
装置107との間におけるケーブルの接続中継を行うも
のである。発射ユニット109は、遊技機1の前面下部
に設けられた発射操作ノブ34の操作に応じて、球を発
射するための機構である。カードユニット接続基板11
0は球貸機2から延出するケーブル123を遊技機1に
接続するためのもので、ケーブル123の端部にあるコ
ネクタを受ける装着部材(例えば、メス型のコネクタ)
を備えている。
【0028】遊技盤13の裏面側には、入賞球が流下可
能な空間が形成されて入賞球を集合させる入賞球集合部
材141が設けられており、この入賞球集合部材141
は、例えば透明の樹脂製(PC樹脂等)で、遊技盤13
の各入賞口毎に入ったセーフ球(入賞球)で特図始動セ
ンサ172、カウントセンサ173、入賞センサ175
a〜175c(図4参照)を通過した球を導く機能を有
している。そして、この入賞球集合部材141によって
導かれたセーフ球は下方の入賞球集合棚142によって
集められ、次いで、入賞球流下樋143を通って球排出
口144から遊技機1の外部に排出されるようになって
いる。因みに、従来は入賞球流下樋143にセーフユニ
ットが配置される構成であったが、本実施の形態ではセ
ーフユニットが設けられていないため、セーフ球は入賞
球流下樋143を単に通過するのみである。入賞球集合
棚142は基枠体112に形成され、合成樹脂部材によ
り成形されている。また、入賞球集合樋143も同様に
基枠体112に形成され、合成樹脂部材により成形され
ている。
能な空間が形成されて入賞球を集合させる入賞球集合部
材141が設けられており、この入賞球集合部材141
は、例えば透明の樹脂製(PC樹脂等)で、遊技盤13
の各入賞口毎に入ったセーフ球(入賞球)で特図始動セ
ンサ172、カウントセンサ173、入賞センサ175
a〜175c(図4参照)を通過した球を導く機能を有
している。そして、この入賞球集合部材141によって
導かれたセーフ球は下方の入賞球集合棚142によって
集められ、次いで、入賞球流下樋143を通って球排出
口144から遊技機1の外部に排出されるようになって
いる。因みに、従来は入賞球流下樋143にセーフユニ
ットが配置される構成であったが、本実施の形態ではセ
ーフユニットが設けられていないため、セーフ球は入賞
球流下樋143を単に通過するのみである。入賞球集合
棚142は基枠体112に形成され、合成樹脂部材によ
り成形されている。また、入賞球集合樋143も同様に
基枠体112に形成され、合成樹脂部材により成形され
ている。
【0029】遊技盤13の裏面側にはアウト球流下樋
(図示省略)が設けられており、このアウト球流下樋
は、遊技領域下部のアウト口41に流入した球(アウト
球)を流下させて、球排出口144から遊技機1の外部
に排出する(すなわち、アウト球を遊技機1の裏面側へ
流下案内する)ようになっている。なお、球排出口14
4は、前述したように入賞球流下樋143を通過してき
た入賞球11も同様に外部に排出する。電源供給ユニッ
ト111は排出制御装置106、遊技制御装置107、
音制御装置113等の各制御装置に電源を供給するもの
で、詳細は図3で後述する。音制御装置113は、遊技
機1の前面等に配設されたスピーカ(図示略)より、遊
技状態に応じて各種効果音を適宜出力する制御を行うも
のであり、所定のケース内にこの制御機能を実現する制
御基板が収納されて構成されている。音制御装置113
は、遊技制御装置107の制御基板とケーブル接続され
て、遊技状態を示す信号などの授受が行われるようにな
っている。
(図示省略)が設けられており、このアウト球流下樋
は、遊技領域下部のアウト口41に流入した球(アウト
球)を流下させて、球排出口144から遊技機1の外部
に排出する(すなわち、アウト球を遊技機1の裏面側へ
流下案内する)ようになっている。なお、球排出口14
4は、前述したように入賞球流下樋143を通過してき
た入賞球11も同様に外部に排出する。電源供給ユニッ
ト111は排出制御装置106、遊技制御装置107、
音制御装置113等の各制御装置に電源を供給するもの
で、詳細は図3で後述する。音制御装置113は、遊技
機1の前面等に配設されたスピーカ(図示略)より、遊
技状態に応じて各種効果音を適宜出力する制御を行うも
のであり、所定のケース内にこの制御機能を実現する制
御基板が収納されて構成されている。音制御装置113
は、遊技制御装置107の制御基板とケーブル接続され
て、遊技状態を示す信号などの授受が行われるようにな
っている。
【0030】発射制御装置115は、球の発射に必要な
各種電気部品(例えば、発射ユニット109の電気的駆
動源)の制御を行うもので、所定のケース内にこの制御
機能を実現する制御基板が収納されて構成されている。
表示制御装置116は、遊技制御装置107から出力さ
れる指令などに従ってセンター役物を制御して、センタ
ー役物の前面の表示部(すなわち、特別図柄表示装置4
3の表示部)に所定の画像を表示させるもので、所定の
ケース内にこの制御機能を実現する制御基板が収納され
て構成されている。装飾制御装置117は、遊技機1の
前面等に配設された装飾用ランプ類の作動(点灯又は消
灯)を制御するもので、やはり、所定のケース内にこの
制御機能を実現する制御基板が収納されて構成されてい
る。
各種電気部品(例えば、発射ユニット109の電気的駆
動源)の制御を行うもので、所定のケース内にこの制御
機能を実現する制御基板が収納されて構成されている。
表示制御装置116は、遊技制御装置107から出力さ
れる指令などに従ってセンター役物を制御して、センタ
ー役物の前面の表示部(すなわち、特別図柄表示装置4
3の表示部)に所定の画像を表示させるもので、所定の
ケース内にこの制御機能を実現する制御基板が収納され
て構成されている。装飾制御装置117は、遊技機1の
前面等に配設された装飾用ランプ類の作動(点灯又は消
灯)を制御するもので、やはり、所定のケース内にこの
制御機能を実現する制御基板が収納されて構成されてい
る。
【0031】C.電源供給系統 図3は遊技機1における電源供給系統を示す図である。
図3において、遊技機1には外部からAC24Vが供給
されるようになっており、外部電源であるAC24Vは
ターミナル基盤103を介して間接的に電源供給ユニッ
ト111に分配される。電源供給ユニット111はAC
24Vを直流に変換し、各種のDC電圧を生成して各制
御装置に供給する。具体的には、ソレノイド駆動用のD
C30V、ランプ類駆動用のDC24V、センサ駆動用
およびバックライト駆動用のDC12Vを駆動用電源と
して生成するとともに、各制御装置を動作させるための
制御装置用電源としてDC12Vを生成する。そして、
DC30VおよびDC12Vを発射制御装置115に、
DC24VおよびDC12Vを排出制御装置106に、
DC32V、DC24VおよびDC12Vを遊技制御装
置107に、DC12Vを音制御装置113に、DC3
0V、DC24VおよびDC12Vを装飾制御装置11
7に、DC12Vを表示制御装置116に供給する。し
たがって、遊技制御装置107および排出制御装置10
6は、これら装置内で使用するための電源を別途構成さ
れた電源供給ユニット111(電源装置を構成)から供
給される構成となっているとともに、電源供給ユニット
111は遊技機1外部から電源(AC24V)の供給を
受けて、所要の電源を生成して排出制御装置106に供
給する構成である。
図3において、遊技機1には外部からAC24Vが供給
されるようになっており、外部電源であるAC24Vは
ターミナル基盤103を介して間接的に電源供給ユニッ
ト111に分配される。電源供給ユニット111はAC
24Vを直流に変換し、各種のDC電圧を生成して各制
御装置に供給する。具体的には、ソレノイド駆動用のD
C30V、ランプ類駆動用のDC24V、センサ駆動用
およびバックライト駆動用のDC12Vを駆動用電源と
して生成するとともに、各制御装置を動作させるための
制御装置用電源としてDC12Vを生成する。そして、
DC30VおよびDC12Vを発射制御装置115に、
DC24VおよびDC12Vを排出制御装置106に、
DC32V、DC24VおよびDC12Vを遊技制御装
置107に、DC12Vを音制御装置113に、DC3
0V、DC24VおよびDC12Vを装飾制御装置11
7に、DC12Vを表示制御装置116に供給する。し
たがって、遊技制御装置107および排出制御装置10
6は、これら装置内で使用するための電源を別途構成さ
れた電源供給ユニット111(電源装置を構成)から供
給される構成となっているとともに、電源供給ユニット
111は遊技機1外部から電源(AC24V)の供給を
受けて、所要の電源を生成して排出制御装置106に供
給する構成である。
【0032】発射制御装置115は発射操作ノブ34の
回動量に応じて発射ユニット109(発射装置)制御
し、回動量に対応した強さで遊技球を発射させる制御を
行う。なお、発射制御装置115には排出制御装置10
6から発射イネーブル信号が入力されるようになってお
り、発射イネーブル信号は排出制御装置106側で何ら
かの異常が生じた場合に、発射ユニット109の発射動
作を停止したり、あるいは異常が解消された場合に発射
動作を可能にする信号である。
回動量に応じて発射ユニット109(発射装置)制御
し、回動量に対応した強さで遊技球を発射させる制御を
行う。なお、発射制御装置115には排出制御装置10
6から発射イネーブル信号が入力されるようになってお
り、発射イネーブル信号は排出制御装置106側で何ら
かの異常が生じた場合に、発射ユニット109の発射動
作を停止したり、あるいは異常が解消された場合に発射
動作を可能にする信号である。
【0033】排出制御装置106は遊技制御装置107
から送信された賞球データ(遊技価値情報)に基づくと
ともに、排出センサからの検出信号に基づいて排出ソレ
ノイドへの通電を制御し、所定数の遊技球を排出(詳し
くは、賞球データを受信する度に所定単位分の遊技球を
排出:詳細は後述)させる制御を行う。また、排出制御
装置106は球貸機2(いわゆるCRサンドユニット)
との間で信号の授受を行いながら、球貸しに伴う制御を
行う。ここで、球貸機2と排出制御装置106との間で
行われる球貸し制御手順について説明する。便宜上、信
号の授受は正論理で説明する。球貸機2は、排出制御装
置106(すなわち、パチンコ遊技機1)から出力され
るPRDY信号がHiの状態であれば、排出制御装置1
06が球の排出制御が行える状態と判断する。球貸機2
は、排出制御装置106が球の排出制御を行える状態で
あれば、球貸釦22の操作を受け付け、球貸釦22から
の入力があれば、排出制御装置106にこれから球貸要
求(BRQ信号)が行われる旨を連絡するBRDY信号
をHiにする。排出制御装置106は、BRDY信号が
Hiになると、球貸しのための球の排出制御を行う準備
を行い、球貸要求信号であるBRQ信号の監視を行う。
から送信された賞球データ(遊技価値情報)に基づくと
ともに、排出センサからの検出信号に基づいて排出ソレ
ノイドへの通電を制御し、所定数の遊技球を排出(詳し
くは、賞球データを受信する度に所定単位分の遊技球を
排出:詳細は後述)させる制御を行う。また、排出制御
装置106は球貸機2(いわゆるCRサンドユニット)
との間で信号の授受を行いながら、球貸しに伴う制御を
行う。ここで、球貸機2と排出制御装置106との間で
行われる球貸し制御手順について説明する。便宜上、信
号の授受は正論理で説明する。球貸機2は、排出制御装
置106(すなわち、パチンコ遊技機1)から出力され
るPRDY信号がHiの状態であれば、排出制御装置1
06が球の排出制御が行える状態と判断する。球貸機2
は、排出制御装置106が球の排出制御を行える状態で
あれば、球貸釦22の操作を受け付け、球貸釦22から
の入力があれば、排出制御装置106にこれから球貸要
求(BRQ信号)が行われる旨を連絡するBRDY信号
をHiにする。排出制御装置106は、BRDY信号が
Hiになると、球貸しのための球の排出制御を行う準備
を行い、球貸要求信号であるBRQ信号の監視を行う。
【0034】球貸機2は、BRDY信号をHiにしてか
ら所定時間経過後に、BRQ信号をHiにし、排出制御
装置106はこのBRQ信号のHiを受けると、球貸機
2にBRQ信号を受信したことを球貸機2に連絡するE
XS信号をHiにするとともに、所定単位(例えば、B
RQ信号1パルスで25個)の球の排出を行い、この排
出が終了すると、出力しているEXS信号をLoにして
BRQ信号に基づく球の排出が終了したことを球貸機2
に連絡し、いまだBRDY信号がHiを継続していれば
再びBRQ信号の監視を行い、BRDY信号がLoにな
った場合は球貸し排出制御処理を終了する。一方、球貸
機2はBRQ信号をHiにした後、出力されたEXS信
号のHiを確認すると、BRQ信号をLoにして、EX
S信号の監視を行う。このEXS信号のLoを確認する
と、続けて球貸要求を行う場合は、上記同様にBRQ信
号をHiにし、また、球貸要求を行わない場合はBRD
Y信号をLoにする。
ら所定時間経過後に、BRQ信号をHiにし、排出制御
装置106はこのBRQ信号のHiを受けると、球貸機
2にBRQ信号を受信したことを球貸機2に連絡するE
XS信号をHiにするとともに、所定単位(例えば、B
RQ信号1パルスで25個)の球の排出を行い、この排
出が終了すると、出力しているEXS信号をLoにして
BRQ信号に基づく球の排出が終了したことを球貸機2
に連絡し、いまだBRDY信号がHiを継続していれば
再びBRQ信号の監視を行い、BRDY信号がLoにな
った場合は球貸し排出制御処理を終了する。一方、球貸
機2はBRQ信号をHiにした後、出力されたEXS信
号のHiを確認すると、BRQ信号をLoにして、EX
S信号の監視を行う。このEXS信号のLoを確認する
と、続けて球貸要求を行う場合は、上記同様にBRQ信
号をHiにし、また、球貸要求を行わない場合はBRD
Y信号をLoにする。
【0035】遊技制御装置107は遊技の総括的制御を
行う制御装置であり、そのうち遊技球の賞球制御に関す
る部分では、遊技盤13の各入賞口44、45、48〜
50毎に設けられた入賞センサ172、173、175
a〜175cにより遊技球の入賞が検出されると、予め
設定された賞球数を排出制御装置106へ送信する。表
示制御装置116は遊技制御装置107から送信された
表示データに基づき、特別図柄表示装置43の画像表示
を制御するとともに、特別図柄表示装置43に対して電
源を供給している。装飾制御装置117は遊技制御装置
107から送信された装飾データに基づき、サイドラン
プ等の発光を制御するとともに、この発光装飾部材に電
源を供給している。音制御装置113は遊技制御装置1
07から送信された音データに基づき効果音を生成する
等、効果音に関する制御を行う。
行う制御装置であり、そのうち遊技球の賞球制御に関す
る部分では、遊技盤13の各入賞口44、45、48〜
50毎に設けられた入賞センサ172、173、175
a〜175cにより遊技球の入賞が検出されると、予め
設定された賞球数を排出制御装置106へ送信する。表
示制御装置116は遊技制御装置107から送信された
表示データに基づき、特別図柄表示装置43の画像表示
を制御するとともに、特別図柄表示装置43に対して電
源を供給している。装飾制御装置117は遊技制御装置
107から送信された装飾データに基づき、サイドラン
プ等の発光を制御するとともに、この発光装飾部材に電
源を供給している。音制御装置113は遊技制御装置1
07から送信された音データに基づき効果音を生成する
等、効果音に関する制御を行う。
【0036】D.制御系統 図4は遊技機1における制御系統を示す図である。図4
において、遊技制御装置107はパチンコ遊技等に必要
な役物制御を行うワンチップマイコンからなる遊技用演
算処理装置(遊技用マイクロコンピュータ)160と、
水晶の発振周波数を分周して所定のクロックを得るクロ
ック生成回路(CLK)161と、各種センサ信号を受
け入れる入力インターフェース162と、出力インター
フェース163とを含んで構成される。遊技用演算処理
装置160はCPU、ROM、RAMを内蔵しており、
いわゆるアミューズチップ用のICとして製造されてい
る。
において、遊技制御装置107はパチンコ遊技等に必要
な役物制御を行うワンチップマイコンからなる遊技用演
算処理装置(遊技用マイクロコンピュータ)160と、
水晶の発振周波数を分周して所定のクロックを得るクロ
ック生成回路(CLK)161と、各種センサ信号を受
け入れる入力インターフェース162と、出力インター
フェース163とを含んで構成される。遊技用演算処理
装置160はCPU、ROM、RAMを内蔵しており、
いわゆるアミューズチップ用のICとして製造されてい
る。
【0037】入力インターフェース162には、変動入
賞装置45に入った球のうちいわゆる継続入賞(V入
賞)した球を検出する継続センサ(スイッチ)171、
特図始動入賞口(普通電動役物タイプの始動入賞口)4
4への入賞を検出する特図始動センサ172、変動入賞
装置45に入った全ての球を検出するカウントセンサ1
73、普図始動ゲート46、47を球が通過したことを
検出する普図始動ゲートセンサ174、遊技盤13の一
般入賞口48〜50に入賞した球を検出する入賞センサ
175a〜175cからの信号が入力される。なお、遊
技盤13の一般入賞口がn個ある場合には、入賞センサ
はn個配置される。出力インターフェース163から
は、表示制御装置116、装飾制御装置117、音制御
装置113、発射制御装置115、普通図柄表示装置5
2、普通変動入賞装置(すなわち、始動入賞口44の普
通電動役物)を駆動する普通電動役物ソレノイド18
1、変動入賞装置45である大入賞口を開閉駆動する大
入賞口ソレノイド182に信号が出力される。
賞装置45に入った球のうちいわゆる継続入賞(V入
賞)した球を検出する継続センサ(スイッチ)171、
特図始動入賞口(普通電動役物タイプの始動入賞口)4
4への入賞を検出する特図始動センサ172、変動入賞
装置45に入った全ての球を検出するカウントセンサ1
73、普図始動ゲート46、47を球が通過したことを
検出する普図始動ゲートセンサ174、遊技盤13の一
般入賞口48〜50に入賞した球を検出する入賞センサ
175a〜175cからの信号が入力される。なお、遊
技盤13の一般入賞口がn個ある場合には、入賞センサ
はn個配置される。出力インターフェース163から
は、表示制御装置116、装飾制御装置117、音制御
装置113、発射制御装置115、普通図柄表示装置5
2、普通変動入賞装置(すなわち、始動入賞口44の普
通電動役物)を駆動する普通電動役物ソレノイド18
1、変動入賞装置45である大入賞口を開閉駆動する大
入賞口ソレノイド182に信号が出力される。
【0038】次に、排出制御装置106はCPU20
1、ROM202、RAM203、所定のクロックを得
るクロック生成回路(CLK)204、入力用インター
フェース205、出力用インターフェース206、ロジ
ック電源回路207、停電検出回路208、逆流防止用
のダイオード209を含んで構成される。なお、各素子
間はアドレスバス、データバス、電源線等で接続されて
いる。CPU201は遊技球の排出(賞球排出および貸
球排出を含む)に必要な処理を行い、ROM202は排
出制御に必要なプログラム等を格納している。
1、ROM202、RAM203、所定のクロックを得
るクロック生成回路(CLK)204、入力用インター
フェース205、出力用インターフェース206、ロジ
ック電源回路207、停電検出回路208、逆流防止用
のダイオード209を含んで構成される。なお、各素子
間はアドレスバス、データバス、電源線等で接続されて
いる。CPU201は遊技球の排出(賞球排出および貸
球排出を含む)に必要な処理を行い、ROM202は排
出制御に必要なプログラム等を格納している。
【0039】RAM203はワークエリアとして使用さ
れるもので、情報を記憶可能な記憶手段としての機能を
有し、CPU201とは別個の単独素子として構成され
ている。RAM203は賞球数情報(遊技価値情報に相
当:例えば、5個賞球、7個賞球、13個賞球)に基づ
くデータを格納する賞球データメモリエリア(遊技価値
情報記憶領域)、各種データを格納する各種データメモ
リエリア、その他のワークメモリエリア等を有してい
る。なお、本実施の形態では、入賞に伴う賞球数を5個
賞球、7個賞球、13個賞球としている。例えば、排出
制御装置106に接続される遊技制御装置107(遊技
盤13)における設定された賞球数が5個(例えば、始
動入賞の遊技価値)、7個(例えば、一般入賞の遊技価
値)、および13個(例えば、変動入賞装置(大入賞
口)45の遊技価値)という構成である。
れるもので、情報を記憶可能な記憶手段としての機能を
有し、CPU201とは別個の単独素子として構成され
ている。RAM203は賞球数情報(遊技価値情報に相
当:例えば、5個賞球、7個賞球、13個賞球)に基づ
くデータを格納する賞球データメモリエリア(遊技価値
情報記憶領域)、各種データを格納する各種データメモ
リエリア、その他のワークメモリエリア等を有してい
る。なお、本実施の形態では、入賞に伴う賞球数を5個
賞球、7個賞球、13個賞球としている。例えば、排出
制御装置106に接続される遊技制御装置107(遊技
盤13)における設定された賞球数が5個(例えば、始
動入賞の遊技価値)、7個(例えば、一般入賞の遊技価
値)、および13個(例えば、変動入賞装置(大入賞
口)45の遊技価値)という構成である。
【0040】ここで、RAM203の賞球データメモリ
エリアには、図5に示すように、排出単位加算メモリ
(単位遊技価値データ要素)および端数メモリ(単位遊
技価値未満データ要素)が形成されている。排出単位加
算メモリは、所定の遊技価値を単位とする単位価値デー
タを記憶(本実施の形態では5個賞球を1単位とするデ
ータ:したがって、15個賞球の場合には15個賞球÷
単位価値データ(5個)=3となり、「3」が記憶され
る)するエリアであり、端数メモリは単位価値データに
変換できない端数データ(遊技価値量:5個未満のデー
タ)を記憶するエリアである。すなわち、排出単位加算
メモリにはあくまでも単位価値データ(1単位、2単
位、、、・・・という具合)が記憶されるのであり、賞
球数そのものの累積記憶ではない。
エリアには、図5に示すように、排出単位加算メモリ
(単位遊技価値データ要素)および端数メモリ(単位遊
技価値未満データ要素)が形成されている。排出単位加
算メモリは、所定の遊技価値を単位とする単位価値デー
タを記憶(本実施の形態では5個賞球を1単位とするデ
ータ:したがって、15個賞球の場合には15個賞球÷
単位価値データ(5個)=3となり、「3」が記憶され
る)するエリアであり、端数メモリは単位価値データに
変換できない端数データ(遊技価値量:5個未満のデー
タ)を記憶するエリアである。すなわち、排出単位加算
メモリにはあくまでも単位価値データ(1単位、2単
位、、、・・・という具合)が記憶されるのであり、賞
球数そのものの累積記憶ではない。
【0041】CPU210は遊技制御装置107から送
信された賞球数情報と、RAM203の端数メモリに記
憶されている端数データとを加算するとともに、総賞球
数データ(加算価値量)を所定の単位価値データ(5
個)で除算して、その商Nと余りMを算出し、商Nを排
出単位加算メモリに加算して記憶(遊技制御装置107
から送信された遊技価値情報を、所定の遊技価値を単位
とする単位価値データに変換して記憶手段の遊技価値情
報記憶領域に形成される単位遊技価値データ要素に記憶
する処理に相当)させるとともに、余りMを端数データ
として端数メモリに加算して記憶させる処理(単位価値
データに変換できない遊技価値量を記憶手段の遊技価値
情報記憶領域に形成される単位遊技価値未満データ要素
に記憶させる処理に相当)を行い、さらに、賞球排出時
には所定の単位価値データ(5個に対応)を単位として
賞球排出を行うように排出単位加算メモリに記憶されて
いる単位価値データの累積加算値を1ずつ減算消化する
処理を行う(なお、余りMは次回に受信する賞球数情報
と加算されることになる)。そして、排出単位加算メモ
リから読み出した(消化する)5個賞球に対応する単位
価値データに基づいて排出制御装置106は賞球の排出
処理(したがって、5個単位を繰り返した賞球排出を行
う。なお、賞球数情報を連続して受信せず排出単位加算
メモリに単位価値データがない場合には、最後は端数デ
ータである5個未満でも排出する。これは、単位遊技価
値データ要素に単位価値データが記憶されていないとき
には、単位遊技価値未満データ要素に記憶されている遊
技価値量に基づいて遊技者に遊技価値を供給する処理を
行うことに相当し、この処理はCPU201によって行
われ、CPU201の該当プログラムは遊技価値供給処
理手段の機能を実現する。なお、排出処理に係わった単
位価値データの情報の消去は、例えば賞球排出が終了し
た時、あるいは賞球排出が開始される時に実行される。
信された賞球数情報と、RAM203の端数メモリに記
憶されている端数データとを加算するとともに、総賞球
数データ(加算価値量)を所定の単位価値データ(5
個)で除算して、その商Nと余りMを算出し、商Nを排
出単位加算メモリに加算して記憶(遊技制御装置107
から送信された遊技価値情報を、所定の遊技価値を単位
とする単位価値データに変換して記憶手段の遊技価値情
報記憶領域に形成される単位遊技価値データ要素に記憶
する処理に相当)させるとともに、余りMを端数データ
として端数メモリに加算して記憶させる処理(単位価値
データに変換できない遊技価値量を記憶手段の遊技価値
情報記憶領域に形成される単位遊技価値未満データ要素
に記憶させる処理に相当)を行い、さらに、賞球排出時
には所定の単位価値データ(5個に対応)を単位として
賞球排出を行うように排出単位加算メモリに記憶されて
いる単位価値データの累積加算値を1ずつ減算消化する
処理を行う(なお、余りMは次回に受信する賞球数情報
と加算されることになる)。そして、排出単位加算メモ
リから読み出した(消化する)5個賞球に対応する単位
価値データに基づいて排出制御装置106は賞球の排出
処理(したがって、5個単位を繰り返した賞球排出を行
う。なお、賞球数情報を連続して受信せず排出単位加算
メモリに単位価値データがない場合には、最後は端数デ
ータである5個未満でも排出する。これは、単位遊技価
値データ要素に単位価値データが記憶されていないとき
には、単位遊技価値未満データ要素に記憶されている遊
技価値量に基づいて遊技者に遊技価値を供給する処理を
行うことに相当し、この処理はCPU201によって行
われ、CPU201の該当プログラムは遊技価値供給処
理手段の機能を実現する。なお、排出処理に係わった単
位価値データの情報の消去は、例えば賞球排出が終了し
た時、あるいは賞球排出が開始される時に実行される。
【0042】RAM203に対して賞球数情報(遊技価
値情報)をRAM203の賞球データメモリエリア(遊
技価値情報記憶領域)に記憶させる処理は、CPU20
1によって行われ、CPU201の該当プログラムは情
報記憶処理手段の機能を実現する。また、賞球数情報
(遊技価値情報)を所定の遊技価値を単位とする単位価
値データに変換してRAM203の賞球データメモリエ
リアに形成される排出単位加算メモリ(単位遊技価値デ
ータ要素)に記憶するとともに、単位価値データに変換
できない遊技価値量をRAM203の賞球データメモリ
エリアに形成される端数メモリ(単位遊技価値未満デー
タ要素)に記憶する処理、および遊技制御装置107か
ら送信される賞球数情報(遊技価値情報)と、端数メモ
リに記憶された遊技価値量とを加算し、該加算価値量に
基づいて単位価値データへの変換および記憶を行う処理
は、CPU201によって行われ、CPU201の該当
プログラムは情報分別処理手段の機能を実現する。
値情報)をRAM203の賞球データメモリエリア(遊
技価値情報記憶領域)に記憶させる処理は、CPU20
1によって行われ、CPU201の該当プログラムは情
報記憶処理手段の機能を実現する。また、賞球数情報
(遊技価値情報)を所定の遊技価値を単位とする単位価
値データに変換してRAM203の賞球データメモリエ
リアに形成される排出単位加算メモリ(単位遊技価値デ
ータ要素)に記憶するとともに、単位価値データに変換
できない遊技価値量をRAM203の賞球データメモリ
エリアに形成される端数メモリ(単位遊技価値未満デー
タ要素)に記憶する処理、および遊技制御装置107か
ら送信される賞球数情報(遊技価値情報)と、端数メモ
リに記憶された遊技価値量とを加算し、該加算価値量に
基づいて単位価値データへの変換および記憶を行う処理
は、CPU201によって行われ、CPU201の該当
プログラムは情報分別処理手段の機能を実現する。
【0043】ロジック電源回路207には電源供給ユニ
ット111(電源装置を構成)からDC12Vが供給さ
れており、ロジック電源回路207はDC12VをDC
5Vに変換して上記CPU201、ROM202、RA
M203等の各素子の動作に必要な電源を供給する。R
AM203には不可逆手段として機能するダイオード2
09を介してロジック電源回路207からDC5Vが供
給される。また、電源供給ユニット111からのDC5
Vは配線211a、211bを通して電源供給ユニット
111の内部に配置されたコンデンサ(スーパキャパシ
タ)212にも供給されるようになっている。コンデン
サ212は単に電源供給ユニット111の基板上に配置
されているだけで(あるいは基板上でなく別体でもよ
い)、電源の供給は排出制御装置106側のロジック電
源回路207から受けている。配線211a、211b
の途中にはオス/メスタイプのコネクタ(図示略)が設
けられており、コネクタにより配線211a、211b
は電源供給ユニット111側と排出制御装置106側と
に分離可能である。
ット111(電源装置を構成)からDC12Vが供給さ
れており、ロジック電源回路207はDC12VをDC
5Vに変換して上記CPU201、ROM202、RA
M203等の各素子の動作に必要な電源を供給する。R
AM203には不可逆手段として機能するダイオード2
09を介してロジック電源回路207からDC5Vが供
給される。また、電源供給ユニット111からのDC5
Vは配線211a、211bを通して電源供給ユニット
111の内部に配置されたコンデンサ(スーパキャパシ
タ)212にも供給されるようになっている。コンデン
サ212は単に電源供給ユニット111の基板上に配置
されているだけで(あるいは基板上でなく別体でもよ
い)、電源の供給は排出制御装置106側のロジック電
源回路207から受けている。配線211a、211b
の途中にはオス/メスタイプのコネクタ(図示略)が設
けられており、コネクタにより配線211a、211b
は電源供給ユニット111側と排出制御装置106側と
に分離可能である。
【0044】RAM203とコンデンサ212の接続状
態を詳しく説明すると、RAM203の電源端子は排出
制御装置106内で生成されたロジック電圧をダイオー
ド209を介して受けるように接続され、この電源端子
は更に電源供給ユニット111に配置したコンデンサ2
12のプラスの電位に接続されている。一方、コンデン
サ212は排出制御装置106のロジック電源回路20
7が生成したロジック電圧であるDC5Vの供給を受け
て充電状態に維持されるとともに、コンデンサ212の
グランドレベルは配線211bを介して排出制御装置1
06のグランドに導通するようになっている。したがっ
て、排出制御装置106内で生成されたロジック電源
は、RAM203の電源端子にダイオード209を介し
て供給されてRAM203の作動を可能にするととも
に、コンデンサ212も充電するようになっている。な
お、ダイオード209を介してコンデンサ212を充電
しているので、停電時はRAM203のみをバックアッ
プする構成になっており、他の回路にはコンデンサ21
2の電圧は供給されない。コンデンサ212はRAM2
03(記憶手段)の記憶内容が保持されるべくRAM2
03(記憶手段)に対してバックアップ電源を供給可能
なバックアップ電源手段を構成し、このコンデンサ21
2(バックアップ電源手段)は排出制御装置106の外
部(本実施の形態では電源供給ユニット111)に設け
た構成になっている。
態を詳しく説明すると、RAM203の電源端子は排出
制御装置106内で生成されたロジック電圧をダイオー
ド209を介して受けるように接続され、この電源端子
は更に電源供給ユニット111に配置したコンデンサ2
12のプラスの電位に接続されている。一方、コンデン
サ212は排出制御装置106のロジック電源回路20
7が生成したロジック電圧であるDC5Vの供給を受け
て充電状態に維持されるとともに、コンデンサ212の
グランドレベルは配線211bを介して排出制御装置1
06のグランドに導通するようになっている。したがっ
て、排出制御装置106内で生成されたロジック電源
は、RAM203の電源端子にダイオード209を介し
て供給されてRAM203の作動を可能にするととも
に、コンデンサ212も充電するようになっている。な
お、ダイオード209を介してコンデンサ212を充電
しているので、停電時はRAM203のみをバックアッ
プする構成になっており、他の回路にはコンデンサ21
2の電圧は供給されない。コンデンサ212はRAM2
03(記憶手段)の記憶内容が保持されるべくRAM2
03(記憶手段)に対してバックアップ電源を供給可能
なバックアップ電源手段を構成し、このコンデンサ21
2(バックアップ電源手段)は排出制御装置106の外
部(本実施の形態では電源供給ユニット111)に設け
た構成になっている。
【0045】また、本実施の形態ではバックアップ電源
手段としてのコンデンサ212は、遊技機1外部からの
間接的な電源供給が断たれることにより電源供給ユニッ
ト111(電源装置)から排出制御装置106への電源
供給が断たれた場合に、RAM203(記憶手段)の記
憶内容が保持されるようにRAM203(記憶手段)に
対してバックアップ電源を供給する素子となっており、
かつバックアップ電源手段は電源供給ユニット111
(電源装置)に設けられている構成となっている。な
お、バックアップ電源手段はコンデンサに限らず、例え
ば電池でもよい。停電検出回路208は電源供給ユニッ
ト111からロジック電源回路207への電源供給が断
たれたことを検出(例えば、DC12Vが所定の電圧ま
で低下したとき停電として検出)するもので、停電にな
ると、CPU210に強制的に割り込みがかかってCP
U210の動作を停止させる。
手段としてのコンデンサ212は、遊技機1外部からの
間接的な電源供給が断たれることにより電源供給ユニッ
ト111(電源装置)から排出制御装置106への電源
供給が断たれた場合に、RAM203(記憶手段)の記
憶内容が保持されるようにRAM203(記憶手段)に
対してバックアップ電源を供給する素子となっており、
かつバックアップ電源手段は電源供給ユニット111
(電源装置)に設けられている構成となっている。な
お、バックアップ電源手段はコンデンサに限らず、例え
ば電池でもよい。停電検出回路208は電源供給ユニッ
ト111からロジック電源回路207への電源供給が断
たれたことを検出(例えば、DC12Vが所定の電圧ま
で低下したとき停電として検出)するもので、停電にな
ると、CPU210に強制的に割り込みがかかってCP
U210の動作を停止させる。
【0046】排出制御装置106の入力用インターフェ
ース205には遊技機1にある遊技球を外部に抜き取る
球抜き通路の切り替え状態を検出する球抜きセンサ22
1、賞球排出用の第1排出センサ222、球貸し用の第
2排出センサ223、半端センサユニット104におけ
る賞球用通路内の半端センサ224、下皿32の満杯状
態(球の過剰貯留)を検出するオーバフローセンサ22
5、RAM203の内容をクリアするリセットスイッチ
(SW)226からの信号が入力されている。
ース205には遊技機1にある遊技球を外部に抜き取る
球抜き通路の切り替え状態を検出する球抜きセンサ22
1、賞球排出用の第1排出センサ222、球貸し用の第
2排出センサ223、半端センサユニット104におけ
る賞球用通路内の半端センサ224、下皿32の満杯状
態(球の過剰貯留)を検出するオーバフローセンサ22
5、RAM203の内容をクリアするリセットスイッチ
(SW)226からの信号が入力されている。
【0047】また、出力用インターフェース206から
は賞球メモリLED59、7セグメント表示器231、
遊技機1にある遊技球を外部に抜き取る球抜き通路を切
り替えるための球抜きソレノイド232、賞球排出用の
第1排出ソレノイド233、球貸し用の第2排出ソレノ
イド234に制御信号が出力される。賞球メモリLED
59は図1に示したように、遊技機1の上部に配置さ
れ、RAM230に形成されている賞球データメモリに
賞球数情報に関する加算記憶(5個、7個、13個の何
れかに対応した未払い出しの記憶)がある場合に、点灯
して遊技者あるいは遊技店の係員に未払いの賞球がある
ことを報知する。7セグメント表示器231はRAM2
03の賞球データメモリに記憶されている現在の総賞球
数情報の記憶数を表示する7セグメントタイプのLED
表示器である。これは、現在の総賞球数情報の記憶数を
表示することで、未排出分の総賞球数がいくつあるかを
判断可能にして、遊技者と遊技店との間のトラブル発生
を回避できるようにしている。
は賞球メモリLED59、7セグメント表示器231、
遊技機1にある遊技球を外部に抜き取る球抜き通路を切
り替えるための球抜きソレノイド232、賞球排出用の
第1排出ソレノイド233、球貸し用の第2排出ソレノ
イド234に制御信号が出力される。賞球メモリLED
59は図1に示したように、遊技機1の上部に配置さ
れ、RAM230に形成されている賞球データメモリに
賞球数情報に関する加算記憶(5個、7個、13個の何
れかに対応した未払い出しの記憶)がある場合に、点灯
して遊技者あるいは遊技店の係員に未払いの賞球がある
ことを報知する。7セグメント表示器231はRAM2
03の賞球データメモリに記憶されている現在の総賞球
数情報の記憶数を表示する7セグメントタイプのLED
表示器である。これは、現在の総賞球数情報の記憶数を
表示することで、未排出分の総賞球数がいくつあるかを
判断可能にして、遊技者と遊技店との間のトラブル発生
を回避できるようにしている。
【0048】次に、作用を説明する。 「排出制御処理」図6は排出制御装置106により行わ
れる排出制御処理のプログラムを示すフローチャートで
ある。排出制御装置106は、まずステップS1で電源
投入であるか否かを判別し、電源投入のときはステップ
S2に進んで賞球データメモリエリア(遊技価値情報格
納領域)の排出単位加算メモリあるいは端数メモリにデ
ータ(例えば、未払い出しの賞球データ)が有るか否か
を判別し、データがなければステップS3で初期化処理
を行い、ステップS6に移行する。初期化処理では、R
AM203のワークエリアデータのクリア、各種初期設
定等を行う。一方、ステップS2で賞球データメモリエ
リアの排出単位加算メモリあるいは端数メモリにデータ
がある場合(例えば、電源投入(例えば、停電復帰)時
に未払いの賞球が記憶されている場合)には、ステップ
S4に進んで記憶表示処理を行う。記憶表示処理では、
残っている賞球数情報の加算記憶を排出制御装置106
に設けられた7セグメント表示器231で表示したり、
遊技機1前面に設けられている賞球メモリLED59を
点灯して残賞球があることを報知したりする。7セグメ
ント表示器231に賞球数情報が表示されることによ
り、未排出分の総賞球数がいくつあるかを遊技店員へ報
知したり、トラブル時に遊技店員による遊技者への確認
を行うことができる。また、賞球メモリLED59が点
灯することにより、残賞球があることを遊技者および遊
技店員へ報知することができる。
れる排出制御処理のプログラムを示すフローチャートで
ある。排出制御装置106は、まずステップS1で電源
投入であるか否かを判別し、電源投入のときはステップ
S2に進んで賞球データメモリエリア(遊技価値情報格
納領域)の排出単位加算メモリあるいは端数メモリにデ
ータ(例えば、未払い出しの賞球データ)が有るか否か
を判別し、データがなければステップS3で初期化処理
を行い、ステップS6に移行する。初期化処理では、R
AM203のワークエリアデータのクリア、各種初期設
定等を行う。一方、ステップS2で賞球データメモリエ
リアの排出単位加算メモリあるいは端数メモリにデータ
がある場合(例えば、電源投入(例えば、停電復帰)時
に未払いの賞球が記憶されている場合)には、ステップ
S4に進んで記憶表示処理を行う。記憶表示処理では、
残っている賞球数情報の加算記憶を排出制御装置106
に設けられた7セグメント表示器231で表示したり、
遊技機1前面に設けられている賞球メモリLED59を
点灯して残賞球があることを報知したりする。7セグメ
ント表示器231に賞球数情報が表示されることによ
り、未排出分の総賞球数がいくつあるかを遊技店員へ報
知したり、トラブル時に遊技店員による遊技者への確認
を行うことができる。また、賞球メモリLED59が点
灯することにより、残賞球があることを遊技者および遊
技店員へ報知することができる。
【0049】次いで、ステップS5で残賞球数排出処理
を行う。残賞球数排出処理では、まず排出開始条件が成
立しているか否かを判断する。これは、遊技球の排出を
行える準備ができているかどうかを判断するもので、半
端センサ224に球があり、下皿32がオーバーフロー
ではなく(オーバフローセンサ225がオフ)、賞球排
出用の第1排出センサ222に球があると、排出開始条
件が成立する。排出開始条件が成立していなければ、こ
のステップに待機し、排出開始条件が成立したら、排出
単位加算メモリに記憶されている単位価値データの累積
加算値から1を減算(消化)し(すなわち、単位価値デ
ータに対応する5個単位での賞球排出を行うべく)、単
位価値データに従って排出ユニット105(第1排出ソ
レノイド233、第1排出センサ222、アクチュエー
タ等を含むユニット)を駆動制御して賞球排出を行う。
これにより、排出ユニット105が駆動されて5個の賞
球が排出される。今回の5個単位の賞球排出が終わる
と、ステップS5からステップS2に戻ってループを繰
り返す。
を行う。残賞球数排出処理では、まず排出開始条件が成
立しているか否かを判断する。これは、遊技球の排出を
行える準備ができているかどうかを判断するもので、半
端センサ224に球があり、下皿32がオーバーフロー
ではなく(オーバフローセンサ225がオフ)、賞球排
出用の第1排出センサ222に球があると、排出開始条
件が成立する。排出開始条件が成立していなければ、こ
のステップに待機し、排出開始条件が成立したら、排出
単位加算メモリに記憶されている単位価値データの累積
加算値から1を減算(消化)し(すなわち、単位価値デ
ータに対応する5個単位での賞球排出を行うべく)、単
位価値データに従って排出ユニット105(第1排出ソ
レノイド233、第1排出センサ222、アクチュエー
タ等を含むユニット)を駆動制御して賞球排出を行う。
これにより、排出ユニット105が駆動されて5個の賞
球が排出される。今回の5個単位の賞球排出が終わる
と、ステップS5からステップS2に戻ってループを繰
り返す。
【0050】ステップS2〜ステップS5のループを繰
り返すことにより、上記同様に排出単位加算メモリに記
憶されている単位価値データの累積加算値から1ずつ減
算(消化)していき、これに従って排出ユニット105
が駆動されて5個の賞球が排出されていく。そして、5
個単位を繰り返した賞球排出を行い、排出単位加算メモ
リにおける単位価値データの累積加算値が無くなると、
端数メモリをサーチし、端数メモリに端数データがある
場合には5個未満でも賞球排出を行う。このようにし
て、ステップS2〜ステップS5のループを繰り返すこ
とで、排出単位加算メモリにおける単位価値データの累
積加算値から1を減算していくことで、5個単位での賞
球排出が繰り返され、単位価値データの累積加算記憶が
無くなると、端数メモリの記憶値(5個未満の単位)に
従って残賞球を排出する。残賞球がなくなると、ステッ
プS2からステップS3に分岐する。
り返すことにより、上記同様に排出単位加算メモリに記
憶されている単位価値データの累積加算値から1ずつ減
算(消化)していき、これに従って排出ユニット105
が駆動されて5個の賞球が排出されていく。そして、5
個単位を繰り返した賞球排出を行い、排出単位加算メモ
リにおける単位価値データの累積加算値が無くなると、
端数メモリをサーチし、端数メモリに端数データがある
場合には5個未満でも賞球排出を行う。このようにし
て、ステップS2〜ステップS5のループを繰り返すこ
とで、排出単位加算メモリにおける単位価値データの累
積加算値から1を減算していくことで、5個単位での賞
球排出が繰り返され、単位価値データの累積加算記憶が
無くなると、端数メモリの記憶値(5個未満の単位)に
従って残賞球を排出する。残賞球がなくなると、ステッ
プS2からステップS3に分岐する。
【0051】ステップS1で電源投入時でなければ、通
常時における排出処理を行う。まず、ステップS6に進
み、排出開始条件確認処理を行う。これは、遊技球を排
出できる状態か否かを監視し、排出できる状態のときに
排出条件成立フラグをセットするものである。次いで、
ステップS7で貸球排出処理を行う。これは、球貸機2
からの球貸し指令情報等に基づいて排出制御装置106
が貸し球の排出を行うものである。すなわち、プリペイ
ドカードに基づく球貸しを遊技者にすべく、球貸機2と
間でやり取りされる球貸制御情報に基づく貸し球排出制
御を行う。なお、貸し球排出制御は、賞球排出制御に優
先して行われる。次いで、ステップS8で通常時(電源
投入時以外)の賞球排出処理(詳細はサブルーチンで後
述)を行う。ステップS8を経ると、ステップS6に戻
ってループを繰り返す。
常時における排出処理を行う。まず、ステップS6に進
み、排出開始条件確認処理を行う。これは、遊技球を排
出できる状態か否かを監視し、排出できる状態のときに
排出条件成立フラグをセットするものである。次いで、
ステップS7で貸球排出処理を行う。これは、球貸機2
からの球貸し指令情報等に基づいて排出制御装置106
が貸し球の排出を行うものである。すなわち、プリペイ
ドカードに基づく球貸しを遊技者にすべく、球貸機2と
間でやり取りされる球貸制御情報に基づく貸し球排出制
御を行う。なお、貸し球排出制御は、賞球排出制御に優
先して行われる。次いで、ステップS8で通常時(電源
投入時以外)の賞球排出処理(詳細はサブルーチンで後
述)を行う。ステップS8を経ると、ステップS6に戻
ってループを繰り返す。
【0052】「通常時の賞球排出処理」次に、図7を参
照して通常時の賞球排出処理(ステップS8)のサブル
ーチンを説明する。このサブルーチンでは、まずステッ
プS11でデータ格納処理を行う。これは、遊技制御装
置107から受信した賞球数情報をRAM203の排出
単位加算メモリ(あるいは必要に応じて端数メモリに
も)に格納したりする処理で、詳細はサブルーチンで後
述する。次いで、ステップS12でRAM203の排出
単位加算メモリにデータ(単位価値データの累積加算記
憶値)があるか否かを判別する。排出単位加算メモリに
は、5個という賞球排出に対応した単位価値データが累
積加算記憶されており、これは遊技制御装置107から
送信された賞球数情報をRAM203の端数メモリに記
憶されている端数データと加算し、その総賞球数データ
を所定の単位価値データ(5個賞球排出に対応)で除算
した商Nとなっている。したがって、N×5個=排出賞
球数となる。
照して通常時の賞球排出処理(ステップS8)のサブル
ーチンを説明する。このサブルーチンでは、まずステッ
プS11でデータ格納処理を行う。これは、遊技制御装
置107から受信した賞球数情報をRAM203の排出
単位加算メモリ(あるいは必要に応じて端数メモリに
も)に格納したりする処理で、詳細はサブルーチンで後
述する。次いで、ステップS12でRAM203の排出
単位加算メモリにデータ(単位価値データの累積加算記
憶値)があるか否かを判別する。排出単位加算メモリに
は、5個という賞球排出に対応した単位価値データが累
積加算記憶されており、これは遊技制御装置107から
送信された賞球数情報をRAM203の端数メモリに記
憶されている端数データと加算し、その総賞球数データ
を所定の単位価値データ(5個賞球排出に対応)で除算
した商Nとなっている。したがって、N×5個=排出賞
球数となる。
【0053】ステップS12で排出単位加算メモリにデ
ータがなければ、ステップS13で端数メモリにデータ
があるか否かを判別する。端数メモリには、単位価値デ
ータに変換できない端数データ(5個未満のデータ)が
記憶されており、これは排出する遊技球数の値である。
端数メモリにデータがなければ、NOに分岐して今回の
ルーチンを終了し、メインルーチンにリターンする。一
方、端数メモリにデータがあれば、ステップS14に進
んで排出条件成立フラグ(このフラグのセット/リセッ
トはステップS6で行われる)があるか否かを判別し、
排出条件成立フラグがセットされていなければ、遊技球
の排出準備が整っていないので、このままメインルーチ
ンにリターンする。一方、排出条件成立フラグがセット
されていると、ステップS15に進んで通常時の排出処
理を行う。排出処理では、賞球データメモリエリアの排
出単位加算メモリに記憶されている単位価値データの累
積加算値から1を減算し、単位価値データに従って排出
ユニット105を駆動制御して5個単位での賞球排出を
行い、今回の5個単位の賞球排出が終わると、メインル
ーチンのステップS6に戻って、ステップS6〜8のル
ープを繰り返す。
ータがなければ、ステップS13で端数メモリにデータ
があるか否かを判別する。端数メモリには、単位価値デ
ータに変換できない端数データ(5個未満のデータ)が
記憶されており、これは排出する遊技球数の値である。
端数メモリにデータがなければ、NOに分岐して今回の
ルーチンを終了し、メインルーチンにリターンする。一
方、端数メモリにデータがあれば、ステップS14に進
んで排出条件成立フラグ(このフラグのセット/リセッ
トはステップS6で行われる)があるか否かを判別し、
排出条件成立フラグがセットされていなければ、遊技球
の排出準備が整っていないので、このままメインルーチ
ンにリターンする。一方、排出条件成立フラグがセット
されていると、ステップS15に進んで通常時の排出処
理を行う。排出処理では、賞球データメモリエリアの排
出単位加算メモリに記憶されている単位価値データの累
積加算値から1を減算し、単位価値データに従って排出
ユニット105を駆動制御して5個単位での賞球排出を
行い、今回の5個単位の賞球排出が終わると、メインル
ーチンのステップS6に戻って、ステップS6〜8のル
ープを繰り返す。
【0054】ステップS6〜ステップS8のループを繰
り返すことで、図7のステップS15が繰り返して実行
される。そして、上記同様に排出単位加算メモリに記憶
されている単位価値データの累積加算値から1ずつ減算
していき、これに従って排出ユニット105を駆動して
5個の賞球が排出する。そして、5個単位を繰り返した
賞球排出を行い、排出単位加算メモリにおける単位価値
データの累積加算値が無くなると、ステップS12から
NOに分岐してステップS13に進み、端数メモリをサ
ーチし、端数メモリに端数データがある場合には5個未
満でも賞球排出を行う。このようにして、ステップS1
1、ステップS12、ステップS14、ステップS15
のルーチンを繰り返すことで、排出単位加算メモリにお
ける単位価値データの累積加算値から1を減算して、5
個単位での賞球排出を繰り返し、単位価値データの累積
加算記憶が無くなると、端数メモリの記憶値(5個未満
の単位)に従って残賞球を排出する。
り返すことで、図7のステップS15が繰り返して実行
される。そして、上記同様に排出単位加算メモリに記憶
されている単位価値データの累積加算値から1ずつ減算
していき、これに従って排出ユニット105を駆動して
5個の賞球が排出する。そして、5個単位を繰り返した
賞球排出を行い、排出単位加算メモリにおける単位価値
データの累積加算値が無くなると、ステップS12から
NOに分岐してステップS13に進み、端数メモリをサ
ーチし、端数メモリに端数データがある場合には5個未
満でも賞球排出を行う。このようにして、ステップS1
1、ステップS12、ステップS14、ステップS15
のルーチンを繰り返すことで、排出単位加算メモリにお
ける単位価値データの累積加算値から1を減算して、5
個単位での賞球排出を繰り返し、単位価値データの累積
加算記憶が無くなると、端数メモリの記憶値(5個未満
の単位)に従って残賞球を排出する。
【0055】「データ格納処理」図8は賞球排出処理に
おけるデータ格納処理のサブルーチンを示すフローチャ
ートである。このサブルーチンが開始されると、ステッ
プS21で賞球受信メモリ(RAM203の各種データ
メモリのエリアに形成される)にデータがあるか否かを
判別する。賞球受信メモリは、遊技制御装置107から
受信した賞球数情報を一時的に書き込んでおくためのメ
モリであり、データとは、割り込み処理で賞球受信メモ
リに加算記憶される情報であり、遊技制御装置107か
ら送信された賞球数情報である。賞球受信メモリにデー
タが無ければ、入賞がないと判断して賞球排出処理にリ
ターンし、データがあればステップS22に進んで賞球
数情報格納処理を行う。
おけるデータ格納処理のサブルーチンを示すフローチャ
ートである。このサブルーチンが開始されると、ステッ
プS21で賞球受信メモリ(RAM203の各種データ
メモリのエリアに形成される)にデータがあるか否かを
判別する。賞球受信メモリは、遊技制御装置107から
受信した賞球数情報を一時的に書き込んでおくためのメ
モリであり、データとは、割り込み処理で賞球受信メモ
リに加算記憶される情報であり、遊技制御装置107か
ら送信された賞球数情報である。賞球受信メモリにデー
タが無ければ、入賞がないと判断して賞球排出処理にリ
ターンし、データがあればステップS22に進んで賞球
数情報格納処理を行う。
【0056】図9は、賞球数情報格納処理を説明する図
である。図9において、遊技制御装置107から賞球数
情報が送信されると、排出制御装置106では受信した
賞球数情報を賞球受信データとして賞球受信メモリに一
時的に記憶する。そして、今回の賞球受信データと、端
数メモリに記憶されている端数データとを加算し、総賞
球数データ(すなわち、賞球受信データ+端数データ=
総賞球数データ)を算出する。次いで、総賞球数データ
(加算価値量)を所定の単位価値データに対応する所定
の排出単位(5個)で除算して、その商Nと余りMを算
出する。次いで、商NをRAM203の排出単位加算メ
モリに加算して記憶し、余りMを端数データとしてRA
M203の端数メモリに加算して記憶する。端数メモリ
に記憶された端数データは次回の賞球受信データと加算
されることになる。再び図8のフローに戻り、ステップ
S22を経ると、ステップS23に進み、賞球受信メモ
リのデータをクリアする。これは、図9に示す賞球数情
報格納処理が終了して排出単位加算メモリ(あるいは必
要に応じて端数メモリ)への記憶が終了したから、賞球
受信メモリに一時的に格納しておいたデータをクリアす
るものである。ステップS23を経ると、賞球排出処理
にリターンする。
である。図9において、遊技制御装置107から賞球数
情報が送信されると、排出制御装置106では受信した
賞球数情報を賞球受信データとして賞球受信メモリに一
時的に記憶する。そして、今回の賞球受信データと、端
数メモリに記憶されている端数データとを加算し、総賞
球数データ(すなわち、賞球受信データ+端数データ=
総賞球数データ)を算出する。次いで、総賞球数データ
(加算価値量)を所定の単位価値データに対応する所定
の排出単位(5個)で除算して、その商Nと余りMを算
出する。次いで、商NをRAM203の排出単位加算メ
モリに加算して記憶し、余りMを端数データとしてRA
M203の端数メモリに加算して記憶する。端数メモリ
に記憶された端数データは次回の賞球受信データと加算
されることになる。再び図8のフローに戻り、ステップ
S22を経ると、ステップS23に進み、賞球受信メモ
リのデータをクリアする。これは、図9に示す賞球数情
報格納処理が終了して排出単位加算メモリ(あるいは必
要に応じて端数メモリ)への記憶が終了したから、賞球
受信メモリに一時的に格納しておいたデータをクリアす
るものである。ステップS23を経ると、賞球排出処理
にリターンする。
【0057】このように本実施の形態では、セーフユニ
ットを設けず遊技盤13の各入賞口44、45、48〜
50に入賞センサ172、173、175a〜175c
を設けて、これらの入賞センサ172、173、175
a〜175cで入賞球を検出した段階で、遊技制御装置
107から順次排出制御装置106に賞球数情報(遊技
価値情報)を送信して、この送信に係わった入賞球は、
1個宛停留されることなく(セーフユニットがないの
で)、遊技機1外へ排出される。また、RAM203に
は排出単位加算メモリと端数メモリを予め形成してお
き、遊技制御装置107から受信した賞球数情報と端数
メモリに記憶している端数データとを加算して総賞球数
データを算出し、総賞球数データを所定の単位価値デー
タに対応する所定の排出単位(5個)で除算して、その
商Nと余りMを算出し、商NをRAM203の排出単位
加算メモリに加算して記憶し、余りMを端数データとし
てRAM203の端数メモリに加算して記憶し、排出単
位加算メモリに記憶されている単位価値データの累積加
算値から1ずつ減算していき、これに従って排出ユニッ
ト105を駆動して5個の賞球を排出し、5個単位を繰
り返した賞球排出を行って、排出単位加算メモリにおけ
る単位価値データの累積加算値が無くなると、端数メモ
リをサーチし、端数メモリに端数データがある場合には
5個未満でも賞球排出を行う。
ットを設けず遊技盤13の各入賞口44、45、48〜
50に入賞センサ172、173、175a〜175c
を設けて、これらの入賞センサ172、173、175
a〜175cで入賞球を検出した段階で、遊技制御装置
107から順次排出制御装置106に賞球数情報(遊技
価値情報)を送信して、この送信に係わった入賞球は、
1個宛停留されることなく(セーフユニットがないの
で)、遊技機1外へ排出される。また、RAM203に
は排出単位加算メモリと端数メモリを予め形成してお
き、遊技制御装置107から受信した賞球数情報と端数
メモリに記憶している端数データとを加算して総賞球数
データを算出し、総賞球数データを所定の単位価値デー
タに対応する所定の排出単位(5個)で除算して、その
商Nと余りMを算出し、商NをRAM203の排出単位
加算メモリに加算して記憶し、余りMを端数データとし
てRAM203の端数メモリに加算して記憶し、排出単
位加算メモリに記憶されている単位価値データの累積加
算値から1ずつ減算していき、これに従って排出ユニッ
ト105を駆動して5個の賞球を排出し、5個単位を繰
り返した賞球排出を行って、排出単位加算メモリにおけ
る単位価値データの累積加算値が無くなると、端数メモ
リをサーチし、端数メモリに端数データがある場合には
5個未満でも賞球排出を行う。
【0058】この場合、遊技制御装置107および排出
制御装置106は、これら装置内で使用するための電源
を別途構成された電源供給ユニット111(電源装置)
から供給される構成とし、排出制御装置106には遊技
制御装置107から送信された賞球数情報(遊技価値情
報)を予め形成された賞球データメモリエリア(遊技価
値情報記憶領域)に記憶させるRAM203(記憶手
段)を有し、RAM203の記憶内容が保持されるべく
RAM203に対してバックアップ電源を供給可能なコ
ンデンサ212(バックアップ電源手段)を、排出制御
装置106の外部である電源供給ユニット111に設け
ているので、以下の効果を得ることができる。
制御装置106は、これら装置内で使用するための電源
を別途構成された電源供給ユニット111(電源装置)
から供給される構成とし、排出制御装置106には遊技
制御装置107から送信された賞球数情報(遊技価値情
報)を予め形成された賞球データメモリエリア(遊技価
値情報記憶領域)に記憶させるRAM203(記憶手
段)を有し、RAM203の記憶内容が保持されるべく
RAM203に対してバックアップ電源を供給可能なコ
ンデンサ212(バックアップ電源手段)を、排出制御
装置106の外部である電源供給ユニット111に設け
ているので、以下の効果を得ることができる。
【0059】遊技制御装置107から賞球数情報(遊
技価値情報)を受信する毎に、所定単位分(本実施の形
態では、5個分)の遊技球(遊技価値)を遊技者に供給
(賞球排出)する構成であるので、賞球数情報を1回受
信する毎に単位価値データに変換できない5個未満の遊
技球(端数データ:遊技価値量)を別個遊技者に供給す
る必要がなく、効率良く賞球排出を行うことができ、遊
技者を苛立たせることのない遊技機を提供できる。すな
わち、賞球数情報を連続して受信する場合には端数デー
タは次回の賞球数情報に加算されて単位価値データに対
応する排出単位で賞球排出が行われるので、毎回の賞球
数情報の受信で、度々端数データでの賞球排出が行われ
るという事態を極端に少なくすることができる。特に、
パチンコ遊技機1では、大当たり中等の連続して賞球数
情報(遊技価値情報)が送信される場合に、その効果が
顕著であり、所定単位(5個単位)の遊技球(遊技価
値)を連続で遊技者に供給し続けて最後に、単位価値デ
ータに変換できない5個未満の遊技球(端数データに対
応する遊技価値量)を遊技者に供給するだけで良くな
る。よって、効率よく排出制御が行え、1賞球数情報
(1賞価値データ)を受信する度に、その端数分を排出
するよりも、1連の排出動作を格段に速く行うことがで
き、遊技者を苛立たせるおそれを極めて少なくできる。
技価値情報)を受信する毎に、所定単位分(本実施の形
態では、5個分)の遊技球(遊技価値)を遊技者に供給
(賞球排出)する構成であるので、賞球数情報を1回受
信する毎に単位価値データに変換できない5個未満の遊
技球(端数データ:遊技価値量)を別個遊技者に供給す
る必要がなく、効率良く賞球排出を行うことができ、遊
技者を苛立たせることのない遊技機を提供できる。すな
わち、賞球数情報を連続して受信する場合には端数デー
タは次回の賞球数情報に加算されて単位価値データに対
応する排出単位で賞球排出が行われるので、毎回の賞球
数情報の受信で、度々端数データでの賞球排出が行われ
るという事態を極端に少なくすることができる。特に、
パチンコ遊技機1では、大当たり中等の連続して賞球数
情報(遊技価値情報)が送信される場合に、その効果が
顕著であり、所定単位(5個単位)の遊技球(遊技価
値)を連続で遊技者に供給し続けて最後に、単位価値デ
ータに変換できない5個未満の遊技球(端数データに対
応する遊技価値量)を遊技者に供給するだけで良くな
る。よって、効率よく排出制御が行え、1賞球数情報
(1賞価値データ)を受信する度に、その端数分を排出
するよりも、1連の排出動作を格段に速く行うことがで
き、遊技者を苛立たせるおそれを極めて少なくできる。
【0060】排出単位加算メモリに単位価値データの
記憶値がないときには、端数メモリに記憶されている単
位価値データに変換できない5個未満の遊技球(端数デ
ータ:遊技価値量)に基づいて遊技者に遊技球(遊技価
値)を供給しているので、所定単位(例えば、5個)に
全てを変換できない賞球数情報(遊技価値情報)を受信
した場合であっても(例えば、13個賞球では5個、5
個、3個となる)、所定単位(例えば、5個)に変換さ
れた単位価値データが排出単位加算メモリ(単位価値デ
ータ要素)に記憶されていないときには、所定単位に変
換できない賞球数情報(遊技価値情報:例えば、3個)
を直ちに遊技者に供給するので、遊技者に迅速に賞球排
出としての遊技球(遊技価値)の付与が可能になる。
記憶値がないときには、端数メモリに記憶されている単
位価値データに変換できない5個未満の遊技球(端数デ
ータ:遊技価値量)に基づいて遊技者に遊技球(遊技価
値)を供給しているので、所定単位(例えば、5個)に
全てを変換できない賞球数情報(遊技価値情報)を受信
した場合であっても(例えば、13個賞球では5個、5
個、3個となる)、所定単位(例えば、5個)に変換さ
れた単位価値データが排出単位加算メモリ(単位価値デ
ータ要素)に記憶されていないときには、所定単位に変
換できない賞球数情報(遊技価値情報:例えば、3個)
を直ちに遊技者に供給するので、遊技者に迅速に賞球排
出としての遊技球(遊技価値)の付与が可能になる。
【0061】セーフユニットを設けずに高速な賞球排
出処理を実現しつつ、RAM203に賞球数を記憶して
いる状態で遊技機1の電源が遮断されても、賞球数情報
が一切消去されることなく保持することができ、例えば
大当たり中の大量の賞球数記憶といった場合であって
も、すべての賞球を確実に払い出しすることができる。
したがって、遊技者に損害を与えることがなくなり不平
不満を未然に防げ、よって遊技店と遊技者とのトラブル
を防ぐことが可能となる。
出処理を実現しつつ、RAM203に賞球数を記憶して
いる状態で遊技機1の電源が遮断されても、賞球数情報
が一切消去されることなく保持することができ、例えば
大当たり中の大量の賞球数記憶といった場合であって
も、すべての賞球を確実に払い出しすることができる。
したがって、遊技者に損害を与えることがなくなり不平
不満を未然に防げ、よって遊技店と遊技者とのトラブル
を防ぐことが可能となる。
【0062】因みに、従来では遊技機に供給される電源
(遊技機の外部(例えば、島設備)からAC24Vで供
給される)が遮断(停電)した際には、遊技制御装置あ
るいは排出制御装置に記憶された賞球数情報(例えば、
7個、13個という賞球データ)が消去されてしまって
いた。このとき、例えばセーフユニットが設けられたパ
チンコ遊技機の場合には、入賞した遊技球はセーフユニ
ットの停留装置より上流に停留されているので、その遊
技球(入賞球)に基づき賞球は行えるものの、賞球数記
憶が消去された結果、停留されている入賞球は全て、特
定の賞球数(例えば、全て13個賞球になってしまう
等)に代わってしまい、遊技者あるいは遊技店に損害を
与えてしまうという問題点があった。全て13個賞球に
なってしまった場合には、遊技店が損害を被る。一方、
セーフユニットを設けないタイプのパチンコ遊技機によ
れば、入賞口に入賞した入賞球は、一時停留されること
なく遊技機外に排出されてしまうので、排出制御装置が
順次記憶した賞球数情報が消去されてしまうと遊技者に
損害を与えてしまい、遊技店との間でトラブルが発生し
てしまっていた。これに対して本実施の形態では、遊技
機1の電源が遮断されても賞球数情報が一切消去される
ことなく保持されるので、すべての賞球を確実に払い出
しでき、遊技店と遊技者とのトラブルを防止できる。
(遊技機の外部(例えば、島設備)からAC24Vで供
給される)が遮断(停電)した際には、遊技制御装置あ
るいは排出制御装置に記憶された賞球数情報(例えば、
7個、13個という賞球データ)が消去されてしまって
いた。このとき、例えばセーフユニットが設けられたパ
チンコ遊技機の場合には、入賞した遊技球はセーフユニ
ットの停留装置より上流に停留されているので、その遊
技球(入賞球)に基づき賞球は行えるものの、賞球数記
憶が消去された結果、停留されている入賞球は全て、特
定の賞球数(例えば、全て13個賞球になってしまう
等)に代わってしまい、遊技者あるいは遊技店に損害を
与えてしまうという問題点があった。全て13個賞球に
なってしまった場合には、遊技店が損害を被る。一方、
セーフユニットを設けないタイプのパチンコ遊技機によ
れば、入賞口に入賞した入賞球は、一時停留されること
なく遊技機外に排出されてしまうので、排出制御装置が
順次記憶した賞球数情報が消去されてしまうと遊技者に
損害を与えてしまい、遊技店との間でトラブルが発生し
てしまっていた。これに対して本実施の形態では、遊技
機1の電源が遮断されても賞球数情報が一切消去される
ことなく保持されるので、すべての賞球を確実に払い出
しでき、遊技店と遊技者とのトラブルを防止できる。
【0063】排出制御装置106とは別個に設けられ
たコンデンサ212(バックアップ電源手段)がRAM
203のバックアップに関与するので、排出制御装置1
06単体では記憶(例えば、賞球数情報)を保持するこ
とができなく、よって排出制御装置106を取り外して
賞球数情報を書き込むことによる不正行為を有効に防止
することができる。因みに、従来、例えば記憶された賞
球数情報を保持する機能を設けることが考えられている
が、安易に記憶を保持する機能を設けると悪意の第三者
が排出制御装置を遊技機から取り外して、賞球数記憶に
賞球数を書き込み、この賞球数情報が書き込まれた排出
制御装置を再び遊技機に取り付けて不正な遊技価値が取
得されるという可能性があった。特に、このような不正
は確実に無くす必要があった。
たコンデンサ212(バックアップ電源手段)がRAM
203のバックアップに関与するので、排出制御装置1
06単体では記憶(例えば、賞球数情報)を保持するこ
とができなく、よって排出制御装置106を取り外して
賞球数情報を書き込むことによる不正行為を有効に防止
することができる。因みに、従来、例えば記憶された賞
球数情報を保持する機能を設けることが考えられている
が、安易に記憶を保持する機能を設けると悪意の第三者
が排出制御装置を遊技機から取り外して、賞球数記憶に
賞球数を書き込み、この賞球数情報が書き込まれた排出
制御装置を再び遊技機に取り付けて不正な遊技価値が取
得されるという可能性があった。特に、このような不正
は確実に無くす必要があった。
【0064】これに対して本実施の形態では、排出制御
装置106のRAM203に不正にデータを書き込むよ
うなときには、排出制御装置106を遊技機1から取り
外さなければならず、このときに、電源供給ユニット1
11のコンデンサ212と排出制御装置106との間の
配線221a、211bのコネクタを抜かなければなら
ない。そうすると、RAM203がバックアップされな
くなり、仮に不正にRAM203に書き込んだとしても
書き込み値は保持されないので、不正を防止することが
可能になる。このように、排出制御装置106は遊技機
1に取り付けられている状態ではバックアップ機能が担
保され、言い換えればバックアップ機能付きの排出制御
装置106として機能し、遊技機1から取り外すとバッ
クアップ機能が削除された排出制御装置106として機
能する。したがって、排出制御装置106を小型化した
り、取り外しの容易なものとしても、不正行為の対象に
なることを防止することができる。 電源供給ユニット111(電源装置)を排出制御装置
106の外部に設け、そのうえ、排出制御装置106の
RAM203をバックアップさせる機能を電源供給ユニ
ット111(電源装置)に設けたので、排出制御装置1
06の回路を小型化することができる。したがって、遊
技機1の裏面空間のスペースを大きくとらずに済み、遊
技機1裏面をすっきりとした視認性の良いものとするこ
とができるとともに、不正の抑止も可能になる。
装置106のRAM203に不正にデータを書き込むよ
うなときには、排出制御装置106を遊技機1から取り
外さなければならず、このときに、電源供給ユニット1
11のコンデンサ212と排出制御装置106との間の
配線221a、211bのコネクタを抜かなければなら
ない。そうすると、RAM203がバックアップされな
くなり、仮に不正にRAM203に書き込んだとしても
書き込み値は保持されないので、不正を防止することが
可能になる。このように、排出制御装置106は遊技機
1に取り付けられている状態ではバックアップ機能が担
保され、言い換えればバックアップ機能付きの排出制御
装置106として機能し、遊技機1から取り外すとバッ
クアップ機能が削除された排出制御装置106として機
能する。したがって、排出制御装置106を小型化した
り、取り外しの容易なものとしても、不正行為の対象に
なることを防止することができる。 電源供給ユニット111(電源装置)を排出制御装置
106の外部に設け、そのうえ、排出制御装置106の
RAM203をバックアップさせる機能を電源供給ユニ
ット111(電源装置)に設けたので、排出制御装置1
06の回路を小型化することができる。したがって、遊
技機1の裏面空間のスペースを大きくとらずに済み、遊
技機1裏面をすっきりとした視認性の良いものとするこ
とができるとともに、不正の抑止も可能になる。
【0065】次に、本発明の他の実施の形態について説
明する。 「第2の実施の形態」第2の実施の形態は、排出制御装
置106における処理プログラムの内容が第1の実施の
形態と異なる。なお、第2の実施の形態では、前記第1
の実施の形態に比べて排出制御装置106の機能は一部
異なるが、説明の都合上、同じ符号で説明する。まず、
上記実施の形態では、賞球数情報が5個賞球、7個賞
球、13個賞球であり、単位価値データは5個という所
定の遊技価値を単位として固定(設定によって固定)し
ているが、第2の実施の形態は遊技制御装置107から
送信される単位価値情報(5個賞球、7個賞球、13個
賞球)に基づいて単位価値データに変換する変換単位を
変更する制御を行うものである。例えば、5個賞球、7
個賞球、13個賞球という賞球数情報が遊技制御装置1
07から排出制御装置106に送信される場合、排出制
御装置106では、通常は単位価値データに変換する変
換単位を5個(少ない賞球単位の5個)とし、大当り中
は単位価値データに変換する変換単位を最大賞球単位の
13個に変更するような制御を行う。
明する。 「第2の実施の形態」第2の実施の形態は、排出制御装
置106における処理プログラムの内容が第1の実施の
形態と異なる。なお、第2の実施の形態では、前記第1
の実施の形態に比べて排出制御装置106の機能は一部
異なるが、説明の都合上、同じ符号で説明する。まず、
上記実施の形態では、賞球数情報が5個賞球、7個賞
球、13個賞球であり、単位価値データは5個という所
定の遊技価値を単位として固定(設定によって固定)し
ているが、第2の実施の形態は遊技制御装置107から
送信される単位価値情報(5個賞球、7個賞球、13個
賞球)に基づいて単位価値データに変換する変換単位を
変更する制御を行うものである。例えば、5個賞球、7
個賞球、13個賞球という賞球数情報が遊技制御装置1
07から排出制御装置106に送信される場合、排出制
御装置106では、通常は単位価値データに変換する変
換単位を5個(少ない賞球単位の5個)とし、大当り中
は単位価値データに変換する変換単位を最大賞球単位の
13個に変更するような制御を行う。
【0066】このようにすると、様々な遊技状況に対応
した適切な賞球排出を効果良く行うことができる。ま
た、遊技盤13が交換になっても、通常は単位価値デー
タに変換する変換単位を最小賞球単位に、大当り中は単
位価値データに変換する変換単位を最大賞球単位に変更
するプログラムにしておけば、遊技盤13の交換に関わ
らずいちいち単位価値データに変換する変換単位を数値
(例えば、5個、あるいは13個)で設定しておく必要
がなく、手間がかからない。すなわち、遊技盤13が交
換されても不都合がなく、各種遊技盤13(遊技制御装
置107)にかかわらず汎用性を担保することができ
る。つまり、各種遊技盤13の遊技性が異なり、賞球数
も異なる場合であっても、通常は単位価値データに変換
する変換単位を最小賞球単位に、大当り中は単位価値デ
ータに変換する変換単位を最大賞球単位に変更する制御
にしておけば、変更後の遊技盤の賞球数に容易に対応す
ることができ、いかなる遊技盤にも対処可能である。し
たがって、遊技盤13(遊技制御装置107)に対して
汎用性のある排出制御装置106を備えることができ
る。
した適切な賞球排出を効果良く行うことができる。ま
た、遊技盤13が交換になっても、通常は単位価値デー
タに変換する変換単位を最小賞球単位に、大当り中は単
位価値データに変換する変換単位を最大賞球単位に変更
するプログラムにしておけば、遊技盤13の交換に関わ
らずいちいち単位価値データに変換する変換単位を数値
(例えば、5個、あるいは13個)で設定しておく必要
がなく、手間がかからない。すなわち、遊技盤13が交
換されても不都合がなく、各種遊技盤13(遊技制御装
置107)にかかわらず汎用性を担保することができ
る。つまり、各種遊技盤13の遊技性が異なり、賞球数
も異なる場合であっても、通常は単位価値データに変換
する変換単位を最小賞球単位に、大当り中は単位価値デ
ータに変換する変換単位を最大賞球単位に変更する制御
にしておけば、変更後の遊技盤の賞球数に容易に対応す
ることができ、いかなる遊技盤にも対処可能である。し
たがって、遊技盤13(遊技制御装置107)に対して
汎用性のある排出制御装置106を備えることができ
る。
【0067】なお、賞球数情報が5個賞球、7個賞球、
13個賞球という例に限らず、他の例でも上記効果は得
られる。例えば、6個賞球、15個賞球という遊技盤の
場合には通常は単位価値データに変換する変換単位を最
小賞球単位である6個に、大当り中は単位価値データに
変換する変換単位を最大賞球単位である15個に変更す
る制御とする。また、例えばオール10個賞球という遊
技盤から6個賞球、15個賞球という遊技盤に交換した
場合でも、遊技盤13(遊技制御装置107)に対して
汎用性のある排出制御装置106にすることができる。
13個賞球という例に限らず、他の例でも上記効果は得
られる。例えば、6個賞球、15個賞球という遊技盤の
場合には通常は単位価値データに変換する変換単位を最
小賞球単位である6個に、大当り中は単位価値データに
変換する変換単位を最大賞球単位である15個に変更す
る制御とする。また、例えばオール10個賞球という遊
技盤から6個賞球、15個賞球という遊技盤に交換した
場合でも、遊技盤13(遊技制御装置107)に対して
汎用性のある排出制御装置106にすることができる。
【0068】「第3の実施の形態」第3の実施の形態で
は、遊技制御装置107から送信される単位価値情報
(例えば、5個賞球、7個賞球、13個賞球)のうち最
大賞価値単位を単位価値データに変換する変換単位とす
る。例えば、5個賞球、7個賞球、13個賞球という賞
球数情報であれば、13個賞球が最大賞価値単位である
から、13個を単位価値データに変換する変換単位とす
る。このようにすると、大当り中などように迅速に賞球
排出を行わなければならない場合等によりスピーディに
賞球排出を行うことができる。また、最大賞価値単位を
単位価値データに変換する変換単位として賞球排出が行
われるので、例えば遊技者が所有している遊技球数が少
ない場合に有効であり、遊技者へのサービスを高めるこ
とができる。例えば、13個賞球は変動入賞装置(大入
賞口)の遊技価値であることが多いので、大当りに突入
したときに球が少なくなっているような遊技者に有効で
ある。さらに、最大賞価値単位を単位価値データに変換
する変換単位として賞球排出が行われるので、大当り終
了とほぼ同時程度のタイミングで大当りに伴う賞球排出
も終了させることができ、遊技者が速やかに大当り終了
後の動作(例えば、獲得した遊技球をいわゆるドル箱に
入れてジェットカウンタにてカウントしたり、景品交換
したり等)に移ることができる。また、賞球を排出する
機構としての排出ユニット105の作動回数が減少し、
結果的に排出ユニット105の機械的な摩耗、消耗が減
って耐久性を向上させることができる。
は、遊技制御装置107から送信される単位価値情報
(例えば、5個賞球、7個賞球、13個賞球)のうち最
大賞価値単位を単位価値データに変換する変換単位とす
る。例えば、5個賞球、7個賞球、13個賞球という賞
球数情報であれば、13個賞球が最大賞価値単位である
から、13個を単位価値データに変換する変換単位とす
る。このようにすると、大当り中などように迅速に賞球
排出を行わなければならない場合等によりスピーディに
賞球排出を行うことができる。また、最大賞価値単位を
単位価値データに変換する変換単位として賞球排出が行
われるので、例えば遊技者が所有している遊技球数が少
ない場合に有効であり、遊技者へのサービスを高めるこ
とができる。例えば、13個賞球は変動入賞装置(大入
賞口)の遊技価値であることが多いので、大当りに突入
したときに球が少なくなっているような遊技者に有効で
ある。さらに、最大賞価値単位を単位価値データに変換
する変換単位として賞球排出が行われるので、大当り終
了とほぼ同時程度のタイミングで大当りに伴う賞球排出
も終了させることができ、遊技者が速やかに大当り終了
後の動作(例えば、獲得した遊技球をいわゆるドル箱に
入れてジェットカウンタにてカウントしたり、景品交換
したり等)に移ることができる。また、賞球を排出する
機構としての排出ユニット105の作動回数が減少し、
結果的に排出ユニット105の機械的な摩耗、消耗が減
って耐久性を向上させることができる。
【0069】本発明の実施の形態は、上記のような実施
の形態に限らず、以下に述べるような各種の変形実施が
可能である。 (a)本発明は実施の形態のような例のパチンコ遊技機
に限らず、他の遊技機であってもよいこともいうまでも
ない。例えば、他の機種タイプのパチンコ機、アレンジ
ボール機、雀球遊技機、スロットマシン等にも適用する
ことができる。また、本発明はパチンコ遊技機でなく、
例えば映像式ゲーム機のようなものにも適用できる。
の形態に限らず、以下に述べるような各種の変形実施が
可能である。 (a)本発明は実施の形態のような例のパチンコ遊技機
に限らず、他の遊技機であってもよいこともいうまでも
ない。例えば、他の機種タイプのパチンコ機、アレンジ
ボール機、雀球遊技機、スロットマシン等にも適用する
ことができる。また、本発明はパチンコ遊技機でなく、
例えば映像式ゲーム機のようなものにも適用できる。
【0070】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、以下の効
果を得ることができる。遊技制御装置から遊技価値情報
(例えば、賞球数情報)を受信する毎に、所定単位分
(例えば、5個分)の遊技価値(遊技球)を遊技者に供
給(例えば、賞球排出)する構成であるので、遊技価値
情報を1回受信する毎に単位価値データに変換できない
遊技価値量(例えば、5個未満の遊技球:端数データ)
を別個遊技者に供給する必要がなく、効率良く賞球排出
を行うことができ、遊技者を苛立たせることのない遊技
機を提供できる。すなわち、遊技価値情報を連続して受
信する場合には単位価値データに変換できない遊技価値
量(端数データ)は次回の遊技価値情報に加算されて単
位価値データに対応する排出単位で賞球排出が行われる
ので、毎回の賞球数情報の受信で、度々端数データでの
遊技価値の供給(賞球排出)が行われるという事態を極
端に少なくすることができる。例えば、特にパチンコ遊
技機では、大当たり中等の連続して遊技価値情報(賞球
数情報)が送信される場合に、その効果が顕著であり、
所定単位(例えば、5個単位)の遊技価値(遊技球)を
連続で遊技者に供給し続けて最後に、単位価値データに
変換できない端数データに対応する遊技価値量(例え
ば、5個未満の遊技球)を遊技者に供給するだけで良く
なる。よって、効率よく排出制御が行え、1賞価値デー
タ(1遊技価値情報)を受信する度に、その端数分を排
出するよりも、1連の排出動作を格段に速く行うことが
でき、遊技者を苛立たせるおそれを極めて少なくでき
る。
果を得ることができる。遊技制御装置から遊技価値情報
(例えば、賞球数情報)を受信する毎に、所定単位分
(例えば、5個分)の遊技価値(遊技球)を遊技者に供
給(例えば、賞球排出)する構成であるので、遊技価値
情報を1回受信する毎に単位価値データに変換できない
遊技価値量(例えば、5個未満の遊技球:端数データ)
を別個遊技者に供給する必要がなく、効率良く賞球排出
を行うことができ、遊技者を苛立たせることのない遊技
機を提供できる。すなわち、遊技価値情報を連続して受
信する場合には単位価値データに変換できない遊技価値
量(端数データ)は次回の遊技価値情報に加算されて単
位価値データに対応する排出単位で賞球排出が行われる
ので、毎回の賞球数情報の受信で、度々端数データでの
遊技価値の供給(賞球排出)が行われるという事態を極
端に少なくすることができる。例えば、特にパチンコ遊
技機では、大当たり中等の連続して遊技価値情報(賞球
数情報)が送信される場合に、その効果が顕著であり、
所定単位(例えば、5個単位)の遊技価値(遊技球)を
連続で遊技者に供給し続けて最後に、単位価値データに
変換できない端数データに対応する遊技価値量(例え
ば、5個未満の遊技球)を遊技者に供給するだけで良く
なる。よって、効率よく排出制御が行え、1賞価値デー
タ(1遊技価値情報)を受信する度に、その端数分を排
出するよりも、1連の排出動作を格段に速く行うことが
でき、遊技者を苛立たせるおそれを極めて少なくでき
る。
【0071】請求項2記載の発明によれば、単位遊技価
値データ要素(排出単位加算メモリ)に単位価値データ
の記憶値がないときには、単位遊技価値未満データ要素
(端数メモリ)に記憶されている遊技価値量(単位価値
データに変換できない端数データ:例えば、5個未満の
賞球数)に基づいて遊技者に遊技価値(遊技球)を供給
しているので、所定単位(例えば、5個)に全てを変換
できない遊技価値情報(賞球数情報)を受信した場合で
あっても、所定単位に変換できない遊技価値情報(例え
ば、3個)を直ちに遊技者に供給するので、遊技者に迅
速に賞球排出としての遊技価値(遊技球)の付与が可能
になる。
値データ要素(排出単位加算メモリ)に単位価値データ
の記憶値がないときには、単位遊技価値未満データ要素
(端数メモリ)に記憶されている遊技価値量(単位価値
データに変換できない端数データ:例えば、5個未満の
賞球数)に基づいて遊技者に遊技価値(遊技球)を供給
しているので、所定単位(例えば、5個)に全てを変換
できない遊技価値情報(賞球数情報)を受信した場合で
あっても、所定単位に変換できない遊技価値情報(例え
ば、3個)を直ちに遊技者に供給するので、遊技者に迅
速に賞球排出としての遊技価値(遊技球)の付与が可能
になる。
【0072】請求項3記載の発明によれば、遊技制御装
置から送信される単位価値情報(例えば、5個賞球、7
個賞球、13個賞球)に基づいて単位価値データに変換
する変換単位を変更するので、様々な遊技状況に対応し
た適切な遊技価値供給(賞球排出)を効果良く行うこと
ができる。また、遊技盤が交換になっても、通常は単位
価値データに変換する変換単位を最小賞球単位に、例え
ば大当り中は単位価値データに変換する変換単位を最大
賞球単位に変更する制御にしておけば、遊技盤の交換に
関わらずいちいち単位価値データに変換する変換単位を
数値(例えば、5個、あるいは13個)で設定しておく
必要がなく、手間がかからない。すなわち、遊技盤が交
換されても不都合がなく、各種遊技盤(遊技制御装置)
にかかわらず汎用性を担保することができる。
置から送信される単位価値情報(例えば、5個賞球、7
個賞球、13個賞球)に基づいて単位価値データに変換
する変換単位を変更するので、様々な遊技状況に対応し
た適切な遊技価値供給(賞球排出)を効果良く行うこと
ができる。また、遊技盤が交換になっても、通常は単位
価値データに変換する変換単位を最小賞球単位に、例え
ば大当り中は単位価値データに変換する変換単位を最大
賞球単位に変更する制御にしておけば、遊技盤の交換に
関わらずいちいち単位価値データに変換する変換単位を
数値(例えば、5個、あるいは13個)で設定しておく
必要がなく、手間がかからない。すなわち、遊技盤が交
換されても不都合がなく、各種遊技盤(遊技制御装置)
にかかわらず汎用性を担保することができる。
【0073】請求項4記載の発明によれば、遊技制御装
置から送信される単位価値情報(例えば、5個賞球、7
個賞球、13個賞球)のうち最大賞価値単位を単位価値
データに変換する変換単位とするので、大当り中等のよ
うに迅速に賞球排出を行わなければならない場合等によ
りスピーディに賞球排出を行うことができる。また、最
大賞価値単位を単位価値データに変換する変換単位とし
て賞球排出が行われるので、例えば遊技者が所有してい
る遊技球数が少ない場合に有効であり、遊技者へのサー
ビスを高めることができる。さらに、最大賞価値単位を
単位価値データに変換する変換単位として賞球排出が行
われるので、大当り終了とほぼ同時程度のタイミングで
大当りに伴う賞球排出も終了させることができ、遊技者
が速やかに大当り終了後の動作(例えば、獲得した遊技
球をいわゆるドル箱に入れてジェットカウンタにてカウ
ントしたり、景品交換したり等)に移ることができる。
また、賞球を排出する機構としての排出ユニットの作動
回数が減少し、結果的に排出ユニットの機械的な摩耗、
消耗が減って耐久性を向上させることができる。
置から送信される単位価値情報(例えば、5個賞球、7
個賞球、13個賞球)のうち最大賞価値単位を単位価値
データに変換する変換単位とするので、大当り中等のよ
うに迅速に賞球排出を行わなければならない場合等によ
りスピーディに賞球排出を行うことができる。また、最
大賞価値単位を単位価値データに変換する変換単位とし
て賞球排出が行われるので、例えば遊技者が所有してい
る遊技球数が少ない場合に有効であり、遊技者へのサー
ビスを高めることができる。さらに、最大賞価値単位を
単位価値データに変換する変換単位として賞球排出が行
われるので、大当り終了とほぼ同時程度のタイミングで
大当りに伴う賞球排出も終了させることができ、遊技者
が速やかに大当り終了後の動作(例えば、獲得した遊技
球をいわゆるドル箱に入れてジェットカウンタにてカウ
ントしたり、景品交換したり等)に移ることができる。
また、賞球を排出する機構としての排出ユニットの作動
回数が減少し、結果的に排出ユニットの機械的な摩耗、
消耗が減って耐久性を向上させることができる。
【0074】請求項5記載の発明によれば、セーフユニ
ットを設けずに高速な賞球排出処理を実現しつつ、記憶
手段(例えば、RAM203)に遊技価値情報(賞球数
情報)を記憶している状態で遊技機の電源が遮断されて
も、遊技価値情報が一切消去されることなく保持するこ
とができ、例えば大当たり中の大量の遊技価値情報の記
憶といった場合であっても、すべての賞球を確実に払い
出しすることができる。したがって、遊技者に損害を与
えることがなくなり不平不満を未然に防げ、よって遊技
店と遊技者とのトラブルを防ぐことが可能となる。ま
た、排出制御装置とは別個に設けられたバックアップ電
源手段(例えば、コンデンサ212)が記憶手段(例え
ば、RAM203)のバックアップに関与するので、排
出制御装置単体では記憶(例えば、遊技価値情報(賞球
数情報))を保持することができなく、よって排出制御
装置を取り外して遊技価値情報を書き込むことによる不
正行為を有効に防止することができる。
ットを設けずに高速な賞球排出処理を実現しつつ、記憶
手段(例えば、RAM203)に遊技価値情報(賞球数
情報)を記憶している状態で遊技機の電源が遮断されて
も、遊技価値情報が一切消去されることなく保持するこ
とができ、例えば大当たり中の大量の遊技価値情報の記
憶といった場合であっても、すべての賞球を確実に払い
出しすることができる。したがって、遊技者に損害を与
えることがなくなり不平不満を未然に防げ、よって遊技
店と遊技者とのトラブルを防ぐことが可能となる。ま
た、排出制御装置とは別個に設けられたバックアップ電
源手段(例えば、コンデンサ212)が記憶手段(例え
ば、RAM203)のバックアップに関与するので、排
出制御装置単体では記憶(例えば、遊技価値情報(賞球
数情報))を保持することができなく、よって排出制御
装置を取り外して遊技価値情報を書き込むことによる不
正行為を有効に防止することができる。
【0075】請求項6記載の発明によれば、電源装置を
排出制御装置の外部に設け、そのうえ、排出制御装置の
記憶手段をバックアップさせる機能を電源装置に設けた
ので、排出制御装置の回路を小型化することができる。
したがって、遊技機の裏面空間のスペースを大きくとら
ずに済み、遊技機裏面をすっきりとした視認性の良いも
のとすることができるとともに、不正の抑止も可能にな
る。
排出制御装置の外部に設け、そのうえ、排出制御装置の
記憶手段をバックアップさせる機能を電源装置に設けた
ので、排出制御装置の回路を小型化することができる。
したがって、遊技機の裏面空間のスペースを大きくとら
ずに済み、遊技機裏面をすっきりとした視認性の良いも
のとすることができるとともに、不正の抑止も可能にな
る。
【図1】本発明の一実施の形態である遊技機の正面図で
ある。
ある。
【図2】遊技機の裏面図である。
【図3】遊技機の電源供給系統を示す図である。
【図4】遊技機の制御系統を示す図である。
【図5】RAMの賞球データメモリを説明する図であ
る。
る。
【図6】排出制御装置のプログラムを示すフローチャー
トである。
トである。
【図7】賞球排出処理のサブルーチンを示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図8】データ格納処理のサブルーチンを示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図9】賞球情報格納処理を説明する図である。
1 遊技機 106 排出制御装置 107 遊技制御装置 111 電源供給ユニット(電源装置) 201 CPU(情報記憶処理手段、情報分別処理手
段) 203 RAM(記憶手段) 212 コンデンサ(バックアップ電源手段)
段) 203 RAM(記憶手段) 212 コンデンサ(バックアップ電源手段)
Claims (6)
- 【請求項1】 遊技盤面における遊技の進行を制御する
とともに、遊技において発生した遊技価値を遊技者に供
給するための遊技価値情報を送信する遊技制御装置と、 遊技制御装置から送信された遊技価値情報に基づいて遊
技者に遊技価値を供給する遊技価値供給処理手段を有す
る排出制御装置と、を備えた遊技機であって、 前記排出制御装置は、 情報を記憶可能な記憶手段と、 前記遊技制御装置から送信される遊技価値情報を前記記
憶手段に形成される遊技価値情報記憶領域に記憶させる
情報記憶処理手段と、を備え、 前記情報記憶処理手段は、 送信された遊技価値情報を、所定の遊技価値を単位とす
る単位価値データに変換して前記記憶手段の遊技価値情
報記憶領域に形成される単位遊技価値データ要素に記憶
するとともに、単位価値データに変換できない遊技価値
量を前記記憶手段の遊技価値情報記憶領域に形成される
単位遊技価値未満データ要素に記憶する情報分別処理手
段を有し、 前記情報分別処理手段は、 前記遊技制御装置から送信される遊技価値情報と、前記
単位遊技価値未満データ要素に記憶された遊技価値量と
を加算し、該加算価値量に基づいて単位価値データへの
変換および記憶を行い、この記憶された単位価値データ
に基づいて前記遊技価値供給処理手段は遊技者に遊技価
値を供給する構成であることを特徴とする遊技機。 - 【請求項2】 前記遊技価値供給処理手段は、 前記単位遊技価値データ要素に単位価値データが記憶さ
れていないときには、前記単位遊技価値未満データ要素
に記憶されている遊技価値量に基づいて遊技者に遊技価
値を供給することを特徴とする請求項1記載の遊技機。 - 【請求項3】 前記遊技制御装置から送信される遊技価
値情報は、複数の単位価値情報を含むものであり、 前記情報記憶処理手段は、 前記遊技制御装置から送信される単位価値情報に基づい
て、単位価値データに変換する変換単位を変更すること
を特徴とする請求項1又は2記載の遊技機。 - 【請求項4】 前記情報記憶処理手段は、 前記遊技制御装置から送信される遊技価値情報のうちの
最大遊技価値情報を、単位価値データに変換する際の変
換単位とすることを特徴とする請求項1又は2記載の遊
技機。 - 【請求項5】 前記記憶手段の記憶内容が保持されるべ
く記憶手段に対してバックアップ電源を供給可能なバッ
クアップ電源手段を前記排出制御装置の外部に設けたこ
とを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の遊技
機。 - 【請求項6】 前記遊技制御装置および排出制御装置
は、これら装置内で使用するための電源を別途構成され
た電源装置から供給され、 前記電源装置は、 遊技機の外部から供給される電源を受けて、所要の電源
を生成して各装置に供給するものであり、 前記バックアップ電源手段は、 遊技機外部からの電源供給が断たれることにより電源装
置から排出制御装置への電源供給が断たれた場合に、前
記記憶手段の記憶内容が保持されるように記憶手段に対
してバックアップ電源を供給する素子であり、かつバッ
クアップ電源手段は、前記電源装置に設けられているこ
とを特徴とする請求項5記載の遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11076873A JP2000271312A (ja) | 1999-03-19 | 1999-03-19 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11076873A JP2000271312A (ja) | 1999-03-19 | 1999-03-19 | 遊技機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000271312A true JP2000271312A (ja) | 2000-10-03 |
Family
ID=13617766
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11076873A Pending JP2000271312A (ja) | 1999-03-19 | 1999-03-19 | 遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000271312A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011005014A (ja) * | 2009-06-26 | 2011-01-13 | Takao Co Ltd | 弾球遊技機 |
JP2011041660A (ja) * | 2009-08-20 | 2011-03-03 | Sammy Corp | 弾球遊技機 |
JP2011125488A (ja) * | 2009-12-17 | 2011-06-30 | Sammy Corp | パチンコ遊技機 |
JP2011125487A (ja) * | 2009-12-17 | 2011-06-30 | Sammy Corp | 弾球遊技機 |
US8337300B2 (en) | 2008-10-31 | 2012-12-25 | WMS Gaming. Inc. | Controlling and rewarding wagering game skill |
-
1999
- 1999-03-19 JP JP11076873A patent/JP2000271312A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8337300B2 (en) | 2008-10-31 | 2012-12-25 | WMS Gaming. Inc. | Controlling and rewarding wagering game skill |
JP2011005014A (ja) * | 2009-06-26 | 2011-01-13 | Takao Co Ltd | 弾球遊技機 |
JP2011041660A (ja) * | 2009-08-20 | 2011-03-03 | Sammy Corp | 弾球遊技機 |
JP2011125488A (ja) * | 2009-12-17 | 2011-06-30 | Sammy Corp | パチンコ遊技機 |
JP2011125487A (ja) * | 2009-12-17 | 2011-06-30 | Sammy Corp | 弾球遊技機 |
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Legal Events
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20061226 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070125 |
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A521 | Written amendment |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070518 |