JP2000270140A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2000270140A
JP2000270140A JP11068584A JP6858499A JP2000270140A JP 2000270140 A JP2000270140 A JP 2000270140A JP 11068584 A JP11068584 A JP 11068584A JP 6858499 A JP6858499 A JP 6858499A JP 2000270140 A JP2000270140 A JP 2000270140A
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self
diagnosis
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JP11068584A
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Katsuaki Tajima
克明 田島
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像処理の実行を妨げることなく、装置の状
態検知動作を実行できる画像処理装置を提供する。 【解決手段】 複写機3aは、原稿を搬送する原稿搬送
部500と、原稿の画像を読取り画像データを生成する
読取部300と、外部装置とのデータの送受信を行なう
通信部(メモリユニット30,外部機器接続用コネクタ
90,通信回線2)と、画像データに基づいて記録紙上
に画像を形成するプリンタ部400と、必要に応じて、
排出ローラ87から排出された用紙をスイッチバック搬
送の後にプリンタ部Pに送り返す再給紙ユニット600
という各エレメントから構成される。複写機3aでは、
動作を実行していないエレメントについて、当該エレメ
ントの状態を検知する自己診断処理が実行される。な
お、各エレメントの自己診断処理は、他のエレメントが
動作を実行していても、実行される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル複写機等
で代表されるような、画像データを処理する画像処理装
置に関し、詳しくは、たとえば互いに独立して動作する
スキャナとプリンタを合わせて備えるような、互いに独
立して動作を実行する複数の構成要素を含む画像処理装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像処理装置には、特開平4−1
7457号公報に開示された画像処理装置のように、外
部装置と通信を行なう機能を有し、かつ、装置状態を検
知する検知手段を含むものがあった。このような画像処
理装置では、外部装置からの指示により、画像処理装置
全体についての装置状態を検知する動作が実行されてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像処理装置では、装置全体についての状態検知動作に
は時間がかかるという問題を生じていた。すなわち、装
置の状態検知動作が実行されている期間中に、画像処理
装置に画像処理を実行させようとする場合、ユーザは、
状態検知動作が終了するまで画像処理の実行を待つか、
状態検知動作の実行を中断して画像処理を実行させる必
要があった。
【0004】本発明は、かかる実情に鑑み考え出された
ものであり、その目的は、画像処理の実行を妨げること
なく、装置の状態検知動作を実行できる画像処理装置を
提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
にかかる画像処理装置は、画像データを処理する画像処
理装置であって、互いに独立して動作を実行する複数の
構成要素と、前記複数の構成要素の各々について、当該
構成要素の状態を検知する状態検知動作を実行する状態
検知手段と、前記複数の構成要素の各々について、動作
を実行しているか否かを判断する判断手段とを含み、前
記状態検知手段は、前記判断手段が動作を実行していな
いと判断した構成要素について前記状態検知動作を実行
することを特徴とする。
【0006】請求項1に記載の本発明によれば、状態検
知手段の働きにより、画像処理装置における状態検知動
作を、各構成要素毎に、当該構成要素が動作を実行して
いないときに、実行することができる。
【0007】これにより、画像処理装置において、状態
検知動作が、画像処理の実行を妨げないように実行でき
る。
【0008】請求項2に記載の本発明にかかる画像処理
装置は、請求項1に記載の発明にかかる画像処理装置の
構成に加えて、前記複数の構成要素は、原稿の画像を読
取ることにより画像データを生成する画像読取手段と、
画像データに基づいて画像を形成する画像形成手段と、
外部機器に前記状態検知動作の結果を送信する通信手段
とを含むことを特徴とする。
【0009】請求項2に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明による作用に加えて、画像読取手段、画
像形成手段、または通信手段についての状態検知動作
を、それぞれの手段において、画像データの生成、画像
の形成、状態検知動作の結果の送信が行なわれていない
ときに実行することができ、かつ、通信手段により、状
態検知動作の結果が外部機器に送信される。
【0010】これにより、請求項1に記載の発明による
効果に加えて、各構成要素についての状態検知動作を、
各構成要素における画像データの生成、画像の形成、状
態検知動作の結果の送信を妨げることなく実行でき、か
つ、当該画像処理装置から離れた場所にあるサービスセ
ンタ等においても、各構成要素の状態検知動作の結果を
認識することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施の形態で
ある複写機3aの構成の概略を説明するための図であ
る。
【0012】図1を参照して、複写機3aは、主に、原
稿の画像を読取り画像データを生成する読取部300
と、読取部300からの画像データを一時的に記憶し、
プリンタ部400に出力するメモリユニット30と、メ
モリユニット30からの画像データに基づいて画像をプ
リントするプリンタ部400と、複写機3a本体の上面
に設けられる操作パネル(図1では図示していない)
と、原稿を搬送し必要に応じて表裏の反転を行なう原稿
搬送部500と、再給紙ユニット600という各エレメ
ントから構成される。
【0013】原稿搬送部500は、原稿給紙トレイ51
0上にセットされた原稿を自動的に原稿ガラス19上に
搬送し、また原稿ガラス19上で走査系10によって画
像を読取られた原稿を原稿排紙部511に排出する。
【0014】読取部300は走査系10および画像信号
処理ユニット20などを含み、走査系10では原稿の画
像が読取られ画像データに変換され、画像信号処理ユニ
ット20では走査系10から送られる画像データが処理
される。プリンタ部400は印字処理ユニット40、レ
ーザ光学系60および作像系70などを含み、印字処理
ユニット40ではメモリユニット30から出力される画
像データに基づいて半導体レーザ61が駆動され、レー
ザ光学系60では半導体レーザ61からのレーザ光が感
光体ドラム71上の露光位置に導かれ、作像系70では
露光による潜像が現像され記録用紙上に転写され定着さ
れる。なお、複写機3aでは、後述するメモリユニット
30での画像データの記憶と、プリンタ部400でのプ
リント動作(画像形成動作)とは、互いに独立させて行
なうことができる。
【0015】さらに、複写機3aの各部の詳細は次に示
す通りである。読取部300の走査系10では、露光ラ
ンプ12と第1ミラー13aとを有する第1スキャナ1
1、および、第2ミラー13b、第3ミラー13cを有
する第2スキャナ14が、スキャンモータM2の駆動に
より矢印b,b′方向(副走査方向)に移動する。露光
ランプ12の光は原稿ガラス19上の原稿によって反射
され、その反射光がミラー13a,13b,13cおよ
びレンズ15を介して図1の紙面に垂直な方向(主走査
方向)に多数の光電変換素子を配列したラインセンサ
(CCD)17に照射される。ラインセンサ17は、た
とえば400dpiで画像を読取り、各画素に対応する
画像データを出力する。
【0016】ラインセンサ17から出力される画像デー
タは、画像信号処理ユニット20で処理された後、メモ
リユニット30へ送信される。
【0017】メモリユニット30は、画像信号処理ユニ
ット20から受信した画像データを圧縮して一旦記憶
し、伸長処理を行なってプリンタ部400へ送信する。
その際、必要な場合には、回転編集処理などが施され
る。
【0018】プリンタ部400の印字処理ユニット40
は、メモリユニット30から受信した画像データに基づ
いてレーザ光学系60を制御する。レーザ光学系60
は、印字処理ユニット40によって変調(オン/オフ)
制御されるレーザビームを放射する半導体レーザ61
と、この半導体レーザ61から放射されたレーザビーム
を感光体ドラム71上へ走査させるためのポリゴンミラ
ー62、fθレンズ63、およびミラー64a、64b
とを有する。
【0019】作像系70では、回転駆動される感光体ド
ラム71の周囲に、その回転方向に沿って、帯電チャー
ジャ72と、現像器73と、転写チャージャ74と、分
離チャージャ75と、クリーナ76と、イレーサランプ
77とが配置されている。感光体ドラム71は、周知の
電子写真プロセスによってトナー画像を形成し、用紙上
に転写する。用紙は、給紙カセット81a、81bから
給紙ローラ82a、82bによって供給され、用紙搬送
通路83およびタイミングローラ84によって転写チャ
ージャ74の位置へ送り込まれる。転写チャージャ74
の位置でトナー像が転写された用紙は、搬送ベルト85
と、定着器86と、排出ローラ87とを介して、再給紙
ユニット600へ排出される。
【0020】これらのような複写機3aでは、作像系7
0の各種ローラや感光体ドラム71はメインモータM1
によって駆動され、各部には必要に応じてセンサが設け
られている。
【0021】再給紙ユニット600は、必要に応じて、
排出ローラ87により本体から排出された用紙を一旦収
納し、スイッチバック搬送を行なってプリンタ部400
に送り返す機能を有している。再給紙ユニット600に
よると、最終的に用紙は排出トレイ621上に排出され
る。
【0022】なお、複写機3aは、外部機器接続用コネ
クタ90を備えている。そして、メモリユニット30
が、外部機器接続用コネクタ90,通信回線2を介して
外部機器に接続されることにより、複写機3aは、外部
機器と接続される。複写機3aは、外部機器と接続され
ることにより、外部機器から入力される画像データにつ
いて画像を形成することができ、かつ、外部機器との間
での様々な情報の送受信が可能となる。ここで、複写機
3aが外部機器に送ることができる情報には、走査系1
0から送られ画像処理ユニット20で処理された画像デ
ータや、複写機3aの各エレメントの状態(装置情報)
が含まれる。
【0023】図2は、図1の複写機3aの上面に設けら
れる操作パネル150を示す平面図である。
【0024】操作パネル150は、LCDから構成され
各種の画面やメッセージが表示されつつ指等の接触によ
り操作が入力されるタッチパネル151と、プリント枚
数やプリント倍率の数値を入力するためのテンキー15
2と、テンキー152により入力されたプリント枚数を
「1」に戻したり入力されたプリント倍率をクリアする
クリアキー153と、プリント動作を開始させる開始キ
ー154と、連続プリント動作を停止させるストップキ
ー155と、設定した複写条件を全て解除し初期状態に
戻すパネルリセットキー156とを含んでいる。
【0025】また、複写機3aでは、メモリユニット3
0(図1参照)に記憶された画像データに対してプリン
タ部400でプリント動作を行なっている際に、読取部
300から新たな原稿を読取ることによりジョブを予約
することができる。ここでは、タッチパネル151に
は、予約設定キー157が表示されており、予約設定キ
ー157が押されると、複写機3aではこの予約用のジ
ョブに対する複写条件を設定することができる。
【0026】また、操作パネル150を適宜操作するこ
とにより、複写機3aは、コピーモードまたはFaxモ
ードに設定することができる。コピーモードとは、開始
キー154の押圧に応じて、原稿ガラス19上の原稿の
画像を、プリンタ部400のプリント動作により記録紙
に形成するモードであり、Faxモードとは、開始キー
154の押圧に応じて、原稿ガラス19上の原稿の画像
についての画像データを、外部機器接続用コネクタ9
0,通信回線2を介して外部機器に送信するモードであ
る。
【0027】以上のような複写機3aは次に示す制御部
100によって制御される。図3、図4は、複写機3a
を制御する制御部100の構成を説明するためのブロッ
ク図である。
【0028】制御部100は、7個のCPU101〜1
07を中心に構成され、これら各CPU101〜107
には、それぞれプログラムを格納したROM111〜1
17、およびプログラム実行のワークエリアとなるRA
M121〜127が設けられている。なお、CPU10
3は、メモリユニット30内に設けられている。
【0029】CPU101は、操作パネルの各種操作キ
ーからの信号の入力およびタッチパネル151の表示に
かかわる制御を行なう。CPU102は、画像信号処理
ユニット20の各部の制御と走査系10の駆動制御を行
なう。
【0030】CPU103は、メモリユニット30を制
御することによって読取った画像データを一旦格納し、
これを読出して印字処理ユニット40へ出力する。ま
た、メモリユニット30には、先述のように外部機器と
のインタフェースを行なう機能があり、外部機器との画
像データや制御データのやり取りはメモリユニット30
を介して行なわれる。
【0031】また、CPU104は、印字処理ユニット
40、レーザ光学系60および作像系70の制御、メイ
ンモータM1の制御を行なう。なお、用紙サイズは、所
定のセンサからの検出信号に基づいてCPU104に管
理されるI/Oへ入力され、複写用紙のサイズはCPU
104で管理される。
【0032】さらに、CPU105は制御部100の全
体のタイミング調整や動作モードの設定のための処理を
行なう。CPU106は原稿搬送部500による原稿搬
送の制御を行ない、CPU107は再給紙ユニット60
0の制御を行なう。
【0033】これらのような制御部100のCPU10
5は、次に図5〜図10に示すフローチャートに従う手
順によって各部を制御し、図3,図4に示す各CPUの
動作を制御する。なお、CPU105は、特に、適宜、
図3,図4に示す各CPUに、読取部300、プリンタ
部400、原稿搬送部500、再給紙ユニット600等
の各エレメントの状態を診断させるよう構成されてい
る。以降、各CPUが各エレメントの状態を診断するこ
とを「自己診断」という。
【0034】図5は、CPU105が実行するメインル
ーチンのフローチャートである。図5を参照して、複写
機3aに電源が投入されると、CPU105は、S1
で、RAM125等の初期化を含む、初期設定処理を行
なう。この初期設定処理には、予め記憶された情報に従
った、読取部300、プリンタ部400、原稿搬送部5
00、再給紙ユニット600等の各エレメントの状態の
診断の要否についての初期設定や、メインルーチンの1
ルーチンを実行する時間を一定にするために予めセット
されたルーチンタイマの計時開始処理が含まれる。
【0035】次に、CPU105は、S2で、CPU1
04に、読取部300およびプリンタ部400のウォー
ムアップを開始させる処理を実行する。そして、S3
で、読取部300のウォームアップが完了したと判断す
ると、S4で、読取部300の状態を診断するように初
期設定されているか否かを判断し、診断するように初期
設定されていると判断すると、S5において診断を実行
した後、S6に進む。一方、S4で、診断しないように
初期設定されていると判断すると、直接S6に進む。
【0036】S6では、プリンタ部400のウォームア
ップが完了しているか否かを判断し、完了していると判
断すると、S7の待機処理を実行する。そして、S8
で、S1で計時開始させたルーチンタイマが終了したと
判断すると、再度、S7の処理を実行する。
【0037】次に、図6を参照しつつ、S7の待機処理
の処理内容について詳細に説明する。図6は、S7の待
機処理のサブルーチンのフローチャートである。
【0038】まず、CPU105は、S711で、複写
機3aの全エレメントが動作をしていない状態にあるか
否かを判断する。全エレメントが動作をしていない状態
であると判断すると、S712に進み、少なくとも1つ
のエレメントでも動作を実行していると判断すれば、S
724に進む。
【0039】S712では、操作パネル150に対して
何らかの操作がなされたか否かを判断する。操作パネル
150に対して操作がなされていないと判断すればS7
13に進み、何らかの操作がなされたと判断すれば、S
717に進む。
【0040】S713では、プリンタ部400が画像を
プリントするよう要求されているか否か、すなわち、メ
モリユニット30においてプリントすべき画像データが
記憶されているか否かを判断する。プリンタ部400が
プリントするよう要求されている場合には、S716
で、当該プリントを開始させる処理を実行し、S724
に進む。一方、そのようなプリント要求が無い場合に
は、S714に進む。
【0041】S714では、外部機器からプリントすべ
き画像データが送信されてきたか否か、すなわち、複写
機3aがファクシミリの受信機として画像データを受信
するよう要求されているか否かを判断する。画像データ
が送信されてきたと判断すると、S715に進み、当該
画像データを受信し、メモリユニット30に記憶させる
処理を行ない、S724に進む。一方、S714におい
て、画像データの送信がないと判断すると、直接、S7
24に進む。
【0042】一方、S712において、操作パネル15
0に対して何らかの操作がなされたと判断した場合、S
717で、当該操作が、自己診断についての設定の操作
であるか否かを判断する。自己診断についての設定操作
であると判断した場合には、S718で、後述する自己
診断パネル設定処理を実行し、S724に進む。一方、
自己診断についての設定処理でないと判断した場合に
は、S719に進む。
【0043】S719では、操作パネル150に対する
処理が、開始キー154の押圧であったか否かを判断
し、そうであればS720に進み、そうでなければS7
23に進む。
【0044】S720では、複写機3aが、現在、コピ
ーモードかFaxモードのいずれのモードに設定されて
いるかを判断し、Faxモードに設定されていればS7
21に進み、コピーモードに設定されていればS722
に進む。S721では、原稿ガラス19上の原稿の画像
についての画像データを、外部機器接続用コネクタ9
0,通信回線2を介して外部機器に送信するFax送信
処理を開始して、S724に進む。一方、S722で
は、原稿ガラス19上の原稿の画像を、プリンタ部40
0において記録紙に形成する処理を行ない、S724に
進む。
【0045】また、S723では、操作パネル150に
おける操作に従った処理を実行し、S724に進む。
【0046】S724では、後述する自己診断処理を実
行して、リターンする。次に、図7を用いて、S718
の自己診断パネル設定処理について詳細に説明する。図
7は、S718の自己診断パネル設定処理のサブルーチ
ンのフローチャートである。なお、自己診断パネル設定
処理は、ユーザが操作パネル150に入力した情報に従
って、CPU105が、自己診断についての設定を行な
う処理である。そして、操作パネル150に入力される
情報は、CPU101を介して、CPU105に入力さ
れる。
【0047】図7を参照して、CPU105は、まずS
7181で、いずれのエレメントについての設定である
かを判断する。なお、複写機3aにおいて、自己診断の
設定が可能なエレメントを、表1に挙げる。なお、表1
において、通信部(ファクシミリ)および通信部(装置
情報)とは、複写機3aにおいて、外部機器とのデータ
の送受信に関わる部分であり、具体的には、メモリユニ
ット30,外部機器接続用コネクタ90,および通信回
線2により構成される。なお、通信部(ファクシミリ)
とは、通信部の中の画像データの送受信を行なう部分で
あり、通信部(装置情報)とは、通信部の中の、複写機
3aの各エレメントの状態を送受信する部分である。
【0048】
【表1】
【0049】複写機3aでは、各エレメントについて単
数または複数の自己診断項目が設けられている。そし
て、次に、S7182で、直前に実行されたS7181
で選択されたエレメントにおいて、これから自己診断の
要否を選択するのは単数または複数の自己診断項目の中
のどの項目であるかを判断する。なお、複写機3aにお
いて設けられている自己診断項目は、公知のものを採用
することができる。たとえば、読取部300についての
自己診断項目としては、以下の表2に挙げる各項目を挙
げることができる。
【0050】
【表2】
【0051】次に、S7183で、直前に実行されたS
7182で設定されている項目について、自己診断を実
行するか否かを設定する処理を行なう。
【0052】次に、S7184で、直前に実行されたS
7183で自己診断を実行するようにされた場合、その
自己診断のモードを設定する処理を実行する。自己診断
のモードには、以下の表3に示す6種類のモードが含ま
れる。
【0053】
【表3】
【0054】次に、S7185で、自己診断の優先度を
設定する処理を行なう。ここでは、自己診断処理の実行
中に、操作パネル150等により、当該エレメントの動
作実行が指示された場合に、自己診断処理を中断して当
該動作実行を優先させるか、自己診断処理を優先して自
己診断処理終了後に当該動作を実行するかの設定を行な
う。
【0055】次に、S7186で、自己診断についての
設定の終了を意味する操作がなされたか否かを判断し、
当該操作がなされれば、リターンし、当該操作がなされ
ていなければ、S7181に戻って、次の項目について
の設定を行なう。
【0056】以上説明した自己診断パネル設定処理によ
り、各エレメント毎に実行される自己診断は、項目ごと
に、実行の要否、および、実行されるモードを設定する
ことができる。つまり、表3に示すように、項目ごと
に、当該エレメントが画像の読取りやプリント動作等の
動作を実行していない時間、すなわち、空き時間があれ
ば必ず自己診断を実行するように設定することもできる
(常時モード設定時)。これにより、当該項目について
の異常を、より早く発見することができる。
【0057】また、表3に示すように、当該項目につい
ての自己診断処理時に、比較的大きな音が生じる場合に
は、当該項目の自己診断と、同じように大きな音の生じ
る項目の自己診断を同時に実行することを回避するよう
設定することもできる(静音モード設定時)。これによ
り、複写機3aが、急に大きな騒音を発することを回避
できる。
【0058】さらに、表3に示すように、当該項目につ
いての自己診断処理が比較的消費電力の大きな場合に
は、当該項目の自己診断と、同じように消費電力の大き
な項目の自己診断を同時に実行することを回避するよう
設定することもできる(省エネモード設定時)。これに
より、複写機3aの消費電力が自己診断のために急激に
上昇することを回避できる。
【0059】次に、図8を用いて、図6のS724の自
己診断処理についての詳細に説明する。図8は、図6の
自己診断処理のサブルーチンのフローチャートである。
【0060】まず、CPU105は、S7241で、複
写機3aのすべてのエレメントについて自己診断が実行
されているか否かを判断し、そうである場合には、その
ままリターンする。S7241で、自己診断を実行して
いないエレメントがあると判断した場合には、S724
2で、プリンタ部400が画像のプリントを実行してい
る最中であるか否かを判断する。プリンタ部400が画
像のプリントを実行していれば、そのままS7244に
進み、プリントを実行していなければ、S7243で、
プリンタ部についての自己診断処理を実行して、S72
44に進む。
【0061】S7244では、読取部300が、画像の
読取りを実行している最中であるか否かを判断し、読取
りの実行中であれば、そのままS7246に進む。
【0062】S7246では、通信部において、画像デ
ータの送受信が行なわれているか否かを判断する。画像
データの送受信が行なわれていれば、そのまま、S72
48に進み、行なわれていなければ、S7247で、通
信部(ファクシミリ)についての自己診断処理を実行し
て、S7248に進む。
【0063】S7248では、通信部において、装置情
報の送受信が行なわれているかを判断し、装置情報の送
受信が行なわれていれば、そのままリターンし、行なわ
れていなければ、S7249で、通信部(装置情報)に
ついての自己診断処理を実行して、リターンする。
【0064】以上説明した自己診断処理では、複写機3
aの各エレメントについて、動作中か否かを判断し、動
作中でなければ、各エレメントについての自己診断処理
が実行される。
【0065】次に、各エレメントについての自己診断処
理について説明する。まず、読取部300についての自
己診断処理について、説明する。図9は、S7245の
読取部300についての自己診断処理のサブルーチンの
フローチャートである。まず、CPU105は、SA1
で、読取部300についての自己診断処理における初期
設定を行なう。具体的には、表2に示した各診断項目の
それぞれについて、表3に示したモードに従って、今
回、自己診断を実行するか否かを設定する。
【0066】そして、CPU105は、各診断項目につ
いて、SA2,SA4,SA6,SA8,SA10,S
A12において、今回自己診断を実行するように設定し
たか否かを判断し、実行するように設定した項目につい
ての自己診断のみを、SA3,SA5,SA7,SA
9,SA11,SA13において実行して、SA14に
進む。
【0067】各項目についての自己診断の一例として、
SA3の光学系チェック処理について説明する。この処
理では、読取部300において、シェーディング板と呼
ばれる白色の基準板の読取りを実行し、得られた画像デ
ータから、各画素の平均値,分散,最大値,最小値,配
光分布等を求めるようなデータ解析を行なう。これによ
り、露光ランプ12の光量や配光分布、読取部300に
おける各ミラー,レンズの位置が正常であるかを診断す
ることができる。なお、他の自己診断処理においても、
データの採取、および、当該採取されたデータに基づく
データ解析が実行される。
【0068】SA14では、各項目の自己診断処理で採
取されたデータが異常を示すものであるか否かを判断す
る。異常を示すものであれば、SA15で、当該項目に
ついて異常が発生していることを報知する処理を実行
し、リターンする。なお、異常報知の手段としては、操
作パネル150におけるその旨の表示や、音声による報
知が考えられる。また、異常が発生している旨は、通信
部(装置状態)により、サービスセンタに送信される。
一方、採取されたデータが異常を示すものでない場合に
は、SA16に進む。
【0069】SA16では、各自己診断処理において解
析されたデータを分析する処理を行ない、SA17で、
当該分析結果から、当該項目において状態が悪化してい
る傾向があるか否かを判断する。悪化傾向が無い場合に
は、SA18で、その旨を表示し、その旨をサービスセ
ンタに送信し、さらに、解析データをRAM125に格
納する処理を行ない、リターンする。一方、悪化傾向が
ある場合には、SA19で、悪化傾向フラグをセット
し、かつ、その旨を表示し、その旨をサービスセンタに
送信し、さらに、解析データをRAM125に格納する
処理を行ない、リターンする。ここで、悪化傾向フラグ
がセットされることにより、静音モードや省エネモード
(表3参照)が設定された場合、当該項目の自己診断が
優先的に実行され、特にモード設定が無い場合には、自
動的に、常時モード(表3参照)に設定される。
【0070】図10は、自己診断処理の実行時の割込処
理のフローチャートである。この割込処理は、各自己診
断処理の実行中に、「割込み」として、操作パネル15
0への操作等により、各エレメントに対して動作実行の
指示が送られたときに実行される。図10を参照して、
CPU105は、まず、SB1で、割込みが有ったか、
すなわち、各エレメントに対して動作実行の指示が送ら
れたか否かを判断する。
【0071】割込みがあった場合には、SB2で、S7
185において、自己診断を動作実行に対して優先して
実行するよう設定されているか否かを判断する。優先し
て実行するよう設定されている場合には、SB3で自己
診断処理の終了を待ってSB5の割込動作の実行処理を
行ない、そうでない場合には、SB4で自己診断処理を
強制終了させてSB5の割込動作の実行処理を行なう。
【0072】以上説明した本実施の形態では、自己診断
処理についての設定は、操作パネル150を介して行な
われたが、本発明はこれに限定されない。複写機3a
を、通信部を介して、サービスセンタからの指示によ
り、自己診断処理についての設定を行なえるように構成
することもできる。複写機3aを、サービスセンタから
の指示により、即座に、または、そのとき実行している
動作の終了後即座に、各構成要素の自己診断を実行する
ように構成することにより、サービスセンタでは、サー
ビスマンを、複写機3aの設置場所に派遣することな
く、定期的に、複写機3aの状態を認識することができ
る。
【0073】なお、本発明は、自動巻上げカメラ等の、
複写機以外の装置にも適用することができる。すなわ
ち、たとえば、画像の記録を行なう光学系、フィルムの
巻上げを行なう部分という複数のエレメントを含む自動
巻上げカメラであれば、フィルムの巻上げを行なってい
る最中であっても、光学系の自己診断を実行するように
構成することができる。
【0074】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である複写機3aの構成
の概略を説明するための図である。
【図2】図1の複写機の操作パネルを示す平面図であ
る。
【図3】図1の複写機を制御する制御部の構成を説明す
るためのブロック図である。
【図4】図1の複写機を制御する制御部の構成を説明す
るためのブロック図である。
【図5】図4に示す制御部の他のCPUの動作を全体的
に制御するCPUのメインルーチンのフローチャートで
ある。
【図6】図5の待機処理のサブルーチンのフローチャー
トである。
【図7】図6の自己診断パネル設定処理のサブルーチン
のフローチャートである。
【図8】図6の自己診断処理のサブルーチンのフローチ
ャートである。
【図9】図8の読取部についての自己診断処理のサブル
ーチンのフローチャートである。
【図10】図6の自己診断処理の実行時の割込処理のフ
ローチャートである。
【符号の説明】
2 通信回線 3a 複写機 90 外部機器接続用コネクタ 150 操作パネル 300 読取部 400 プリンタ部 500 原稿搬送部 600 再給紙ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP07 KK04 KK06 KK35 2H027 DA34 EE10 EF01 FA22 HA03 HA06 ZA07 5C062 AA02 AA05 AB17 AB20 AB22 AB38 AB41 AC55 AC56 AC58 AE15 BA00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを処理する画像処理装置であ
    って、 互いに独立して動作を実行する複数の構成要素と、 前記複数の構成要素の各々について、当該構成要素の状
    態を検知する状態検知動作を実行する状態検知手段と、 前記複数の構成要素の各々について、動作を実行してい
    るか否かを判断する判断手段とを含み、 前記状態検知手段は、前記判断手段が動作を実行してい
    ないと判断した構成要素について前記状態検知動作を実
    行する、画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の構成要素は、原稿の画像を読
    取ることにより画像データを生成する画像読取手段と、
    画像データに基づいて画像を形成する画像形成手段と、
    外部機器に前記状態検知動作の結果を送信する通信手段
    とを含む、請求項1に記載の画像処理装置。
JP11068584A 1999-03-15 1999-03-15 画像処理装置 Pending JP2000270140A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007208528A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Canon Inc 画像形成装置及びジョブ制御方法
JP2010147851A (ja) * 2008-12-19 2010-07-01 Fuji Xerox Co Ltd 保守制御装置、保守制御システム及び保守制御プログラム

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JP2007208528A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Canon Inc 画像形成装置及びジョブ制御方法
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