JP2000269316A - クリーン搬送方法及び装置 - Google Patents

クリーン搬送方法及び装置

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JP2000269316A JP7106799A JP7106799A JP2000269316A JP 2000269316 A JP2000269316 A JP 2000269316A JP 7106799 A JP7106799 A JP 7106799A JP 7106799 A JP7106799 A JP 7106799A JP 2000269316 A JP2000269316 A JP 2000269316A
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俊彦 宮嶋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 横蓋の真空チャックが不良で付加蓋が吸排気
口から離脱している状態をセンサで検出して、横蓋の真
空チャック不良を確実に検出する。 【解決手段】 側面開口を囲む吸着用環状溝を形成しか
つ底面に前記吸着用環状溝に連通した吸排気口4を有す
るボックス本体1と、該ボックス本体1への装着状態で
前記吸着用環状溝を含む空間の内外圧力差により真空吸
着されて前記開口を気密に閉成する横蓋と、吸排気口4
を内外圧力差により気密に閉成する付加蓋6と、これを
上下動自在に保持する付加蓋支持機構40とを備えたク
リーンボックスCBと、付加蓋6の離脱状態を感知する
近接センサ80を有する真空チェンジャー60とを用
い、真空チェンジャー60にクリーンボックスCBが結
合された状態で、センサ80により付加蓋6の離脱状態
を感知し、クリーンボックスCBの気密封止不良を検出
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体、電子部品
関連製品、光ディスク等の製造プロセスにおいて必要な
被搬送物を、汚染物質のないクリーン気体で封止した状
態で移送することが可能で、とくに被搬送物を側面開口
より搬出、搬入する構成のクリーンボックスを用いたク
リーン搬送方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、被搬送物をクリーン気体で封止し
て搬送する装置としては、特開平6−84738号公報
に記載された技術がある。但し、これは、底面開口式の
ボックスを用いるものである。
【0003】一方、本出願人提案の特願平9−1472
05号では、側面開口式のクリーンボックスを開示して
おり、図5に示すように、横蓋5で開閉されるボックス
本体1の側面開口2を囲む吸着環状溝3を形成し、これ
に連通した給排気口4を付加蓋6で閉じる構成とし、前
記給排気口4を真空排気することで吸排気路7を介して
前記吸着用環状溝3により前記横溝5を真空吸着(真空
チャック)する。
【0004】さらに、付加蓋周辺の構造を改善するとと
もに付加蓋を開閉する機構を設けた図6の構成が、本出
願人から提案されている。図6から判るように、クリー
ンボックスCBのボックス本体1底面側の吸排気路7に
連通した吸排気口4を閉成するための付加蓋6は、下面
側(背面側)に係合部45を一体化したものであり、係
合部45は軸部46とその下端に固着された大径部(若
しくは幅広部)47とからなっている。そして、前記吸
排気口4を囲む(覆う)ように前記ボックス本体1にビ
ス48で固定された固定支持部材43にて前記付加蓋6
の軸部46が上下方向に摺動自在に支持されている。そ
して、軸部46の周囲にコイルばね(圧縮ばね)49が
配設されていて、付加蓋6を吸排気口4方向に押圧付勢
している。
【0005】また、クリーンボックスCBのボックス本
体1に対して横蓋を真空吸着させる目的で吸排気口4、
吸排気路7を通して横蓋吸着用の吸着環状溝内を真空排
気したり、あるいは大気圧に戻したりする真空チェンジ
ャー60(真空排気手段を具備する)は、昇降回転軸6
2を有し、その上端にはボックス本体1側吸排気口4か
ら付加蓋6を引下げるためのチェンジャー側昇降用係合
部材としての引っ掛けアーム部材63が固定されてい
る。この引っ掛けアーム部材63は付加蓋6側の軸部4
6及び大径部(若しくは幅広部)47からなる係合部4
5に係合自在となっている。この引っ掛けアーム部材6
3は、後述するように、真空チェンジャー60の載置台
61上にクリーンボックス本体1を載置し、付加蓋6を
含むボックス本体外側の密閉空間を真空排気して付加蓋
6の内外圧力差を無くした状態において、前記引っ掛け
アーム部材63で付加蓋6を下降(吸排気口4から離
脱)させる動作を実行するためのものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図6のクリ
ーンボックスCBの構成において、クリーンボックス本
体1で図5に示す横蓋5を真空吸着している場合、コイ
ルばね49で付加蓋6を吸排気口4に押し付けているた
め、横蓋の真空チャックが正常であるか、不良であるか
にかかわらず付加蓋6がコイルばね49で閉じた状態で
あり、真空チェンジャー60側ではクリーンボックスの
真空チャックが正常であるか否かを判断することが出来
ない。とくに、横蓋がクリーンボックス本体から直ちに
脱落しないように機械的な脱落防止手段を併用した場合
には横蓋の真空チャックが不良となってクリーンボック
ス内部に大気がリークしていても外観からは全く判別で
きない事態となる。
【0007】本発明は、上記の点に鑑み、付加蓋を吸排
気口方向に付勢するのをやめて、横蓋の真空チャックが
不良で付加蓋が吸排気口から離脱している状態をセンサ
で検出することで、横蓋の真空チャック不良を確実かつ
容易に検出可能としたクリーン搬送方法及び装置を提供
することを目的とする。
【0008】本発明のその他の目的や新規な特徴は後述
の実施の形態において明らかにする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願請求項1のクリーン搬送方法は、一側面に開口
を有し、該開口を囲む吸着用環状溝を当該一側面に形成
するとともに他の面に前記吸着用環状溝に連通した吸排
気口を有するボックス本体と、該ボックス本体への装着
状態で前記吸着用環状溝を気密に覆って吸着用空間を形
成するとともに、該吸着用空間内外の圧力差により当該
ボックス本体に吸着されて前記開口を気密に閉成する横
蓋と、前記吸排気口を内外圧力差により気密に閉成する
付加蓋と、該付加蓋を前記吸排気口に対する閉成状態と
離脱状態との間で移動自在に保持する付加蓋支持機構と
を備え、排気手段及び移送手段を持たないクリーンボッ
クスを用いるとともに、前記付加蓋の離脱状態を感知す
るセンサを有する真空チェンジャーを用い、前記真空チ
ェンジャーに前記クリーンボックスが結合された状態
で、前記センサにより前記付加蓋の離脱状態を感知する
ことで、前記クリーンボックスの気密封止不良を検出す
ることを特徴としている。
【0010】本願請求項2のクリーン搬送方法は、一側
面に開口を有し、該開口を囲む吸着用環状溝を当該一側
面に形成するとともに他の面に前記吸着用環状溝に連通
した吸排気口を有するボックス本体と、該ボックス本体
への装着状態で前記吸着用環状溝を気密に覆って吸着用
空間を形成するとともに、該吸着用空間内外の圧力差に
より当該ボックス本体に吸着されて前記開口を気密に閉
成する横蓋と、前記吸排気口を内外圧力差により気密に
閉成する付加蓋と、該付加蓋を前記吸排気口に対する閉
成状態と離脱状態との間で移動自在に保持する付加蓋支
持機構とを備え、排気手段及び移送手段を持たないクリ
ーンボックスを用いるとともに、前記付加蓋の離脱状態
を感知するセンサを有する真空チェンジャーを用い、側
壁面に形成されたゲート口をゲート弁で気密に閉成した
クリーン装置の当該ゲート口に、前記クリーンボックス
を気密に連結し、前記センサで前記付加蓋の離脱状態が
感知されなければ、前記真空チェンジャーで前記付加蓋
を含むボックス本体外側の密閉空間を真空排気して前記
付加蓋の内外圧力差を無くし、前記前記付加蓋を前記吸
排気口より離脱させて前記吸排気口を開き、前記吸排気
口を通して前記吸着用空間を大気圧とした後、前記ゲー
ト弁で前記横蓋を保持して前記クリーン装置内に引き込
んで前記クリーンボックス内部空間と前記クリーン装置
内部とを連通させ、両者間で被搬送物を移送することを
特徴としている。
【0011】本願請求項3のクリーン搬送方法は、請求
項2において、前記横蓋を開く前において前記センサで
前記付加蓋の離脱状態が感知されたときは、前記クリー
ンボックスの気密封止不良として前記真空チェンジャー
は前記付加蓋を含むボックス本体外側の密閉空間の真空
排気を行わないことを特徴としている。
【0012】本願請求項4のクリーン搬送方法は、請求
項2又は3において、前記クリーンボックス内部空間と
前記クリーン装置内部とを連通させた状態から前記ゲー
ト弁で前記横蓋を保持して前記開口を気密に閉成した
後、前記付加蓋の前記吸排気口よりの離脱状態にて前記
真空チェンジャーで前記吸排気口を通して前記吸着用空
間を真空排気し、その後前記付加蓋で前記吸排気口を気
密に閉成するとともに前記付加蓋を含むボックス本体外
側の密閉空間を大気圧とする構成である。
【0013】本願請求項5のクリーン搬送装置は、一側
面に開口を有し、該開口を囲む吸着用環状溝を当該一側
面に形成するとともに他の面に前記吸着用環状溝に連通
した吸排気口を有するボックス本体と、該ボックス本体
への装着状態で前記吸着用環状溝を気密に覆って吸着用
空間を形成するとともに、該吸着用空間内外の圧力差に
より当該ボックス本体に吸着されて前記開口を気密に閉
成する横蓋と、前記吸排気口を内外圧力差により気密に
閉成する付加蓋と、該付加蓋を前記吸排気口に対する閉
成状態と離脱状態との間で移動自在に保持する付加蓋支
持機構とを備え、排気手段及び移送手段を持たないクリ
ーンボックスと、側壁面に形成されたゲート口と、該ゲ
ート口を開閉自在で当該ゲート口に連結されたクリーン
ボックスの横蓋を保持可能なゲート弁とを有するクリー
ン装置と、前記付加蓋の離脱状態を感知するセンサと、
前記ゲート口に連結されたクリーンボックスの付加蓋を
含むボックス本体外側の密閉空間を真空排気する真空排
気手段とを有する真空チェンジャーとを備え、前記セン
サにより前記付加蓋の離脱状態を感知することで、前記
クリーンボックスの気密封止不良を検出することを特徴
としている。
【0014】本願請求項6のクリーン搬送装置は、請求
項5において、前記センサで前記付加蓋の離脱状態が感
知されなければ、前記真空チェンジャーの前記真空排気
手段により前記付加蓋を含むボックス本体外側の密閉空
間を真空排気し、前記センサで前記付加蓋の離脱状態が
感知されたときは、前記クリーンボックスの気密封止不
良として前記真空排気手段は動作しないことを特徴とし
ている。
【0015】本願請求項7のクリーン搬送装置は、請求
項5又は6において、前記センサが近接センサであり、
真空チェンジャーの前記クリーンボックスを載置する載
置台に取り付けられている構成である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るクリーン搬送
方法及び装置の実施の形態を図面に従って説明する。
【0017】図1は本発明の実施の形態において、クリ
ーンボックスを真空チェンジャー上に載置、結合した状
態の要部拡大断面図で付加蓋が吸排気口を閉じている状
態、図2は同じく付加蓋が吸排気口から離脱している状
態である。図3はクリーンボックスの全体構成を示す正
断面図、図4はクリーン搬送方法及び装置の全体構成を
示す正断面図である。
【0018】まず、クリーンボックスCBの構成につい
て説明する。クリーンボックスCBの全体構成を示す図
3、要部構成を示す図1及び図2において、クリーンボ
ックスCBは、一側面に側面開口2を有し、該側面開口
2を囲む吸着用環状溝3を当該一側面に形成するととも
に底面に吸着用環状溝3に吸排気路7を通して連通した
吸排気口4を有するボックス本体1と、ボックス本体1
への装着状態で吸着用環状溝3を気密に覆って吸着用空
間Sを形成するとともに、吸着用空間Sの内外の圧力差
により当該ボックス本体1に吸着されて側面開口2を気
密に閉成する横蓋5と、前記吸排気口4を内外圧力差に
より気密に閉成する付加蓋6と、該付加蓋6を前記吸排
気口4に対する閉成状態と離脱状態との間で移動自在に
保持する付加蓋支持機構40とを備え、横蓋5及び付加
蓋6の閉成時にクリーン状態を維持できる気密性を有し
ていて真空排気手段及び移送手段を持たない構造であ
る。
【0019】図1及び図2から判るように、前記吸排気
口4をボックス本体1の底面よりも引っ込んだ位置に設
けるために、ボックス本体1の底部の厚肉部分に、吸排
気路7に連通した円形凹部41が形成され、該円形凹部
41を覆うように偏平な上端面付円筒部材42がビス4
8で固定され、その上端面付円筒部材42の上端面中央
に吸排気口4が形成されている。吸排気口4を閉成する
ための付加蓋6は、下面側(背面側)に係合部45を一
体化したものであり、係合部45は軸部46とその下端
部に固着された一対の大径部(若しくは幅広部)47と
からなっている。そして、前記吸排気口4を囲む(覆
う)ように前記ボックス本体1に前記ビス48で固定さ
れた固定支持部材43にて前記付加蓋6の軸部46が上
下方向に摺動自在に支持されている。つまり、付加蓋6
と一体の係合部45と固定支持部材43とで、付加蓋6
を吸排気口4に対する閉成状態(図1の状態)と離脱状
態(図2の状態)との間で移動自在に保持する付加蓋支
持機構を構成しており、横蓋5を外した状態又は横蓋5
の真空チャック不良の場合には付加蓋6は吸排気口4か
ら離脱して付加蓋6及びこれと一体の係合部45の自重
で付加蓋6は吸排気口4から離脱状態となる。
【0020】なお、クリーンボックスCBを載置したと
き等に係合部45に衝撃が加わらないように、固定支持
部材43にはガード用円筒部44が一体に形成されてい
る。また、固定支持部材43には通気孔43aが設けら
れている。
【0021】図3のクリーンボックスの全体構成に示す
ように、前記ボックス本体1の側面開口2の周囲は側面
フランジ部1aとなっており、前記吸着用環状溝3は側
面フランジ部1aの横蓋対接面(横蓋接合面)を1周す
るように形成されている。吸着用環状溝3と吸排気口4
とは、ボックス本体1底部の厚肉部分の内部に形成され
た吸排気路7及び円形凹部41の内部を通して接続され
ている。
【0022】また、気密性確保のために、ボックス本体
1の側面フランジ部1aに当接する横蓋5の対接面に
は、吸着用環状溝3の内周側及び外周側をそれぞれ気密
シール(気密シール)する位置に環状溝5aが形成さ
れ、該環状溝5a内に気密シール(気密封止)用のOリ
ング5bがそれぞれ配設されている。さらに、図1の如
く上端面付円筒部材42のボックス本体1底面に対接す
る面に環状溝42aが形成され、環状溝42a内に気密
シール(気密封止)用のOリング42bが配設されてい
る。前記吸排気口4の周縁部に当接する付加蓋6の対接
面にも、気密性確保のために、環状溝6aが形成され、
該環状溝6a内に気密シール(気密封止)用のOリング
6bが配設されている。
【0023】なお、前記ボックス本体1内には、図3の
ように半導体ウエハー等の被搬送物15を支えるホルダ
ー8が取り付けられている。該ホルダー8は、例えば被
搬送物15を多数等間隔で水平状態で収納できる構造と
なっている。
【0024】図4に示すように、クリーンルーム50に
はクリーンボックスCBを用いて半導体ウエハー等の被
搬送物15を搬入したり、クリーンボックスCBへ被搬
送物15を搬出したりするために、その側壁51にゲー
ト口(搬出入口)52が形成されている。このゲート口
52はゲート弁53で開閉自在である。すなわち、ゲー
ト弁53はその背後のゲート弁開閉機構(図示せず)に
よって図4矢印Pのようにゲート口52を気密に閉じた
状態とゲート口52を開いて被搬送物15を搬出入可能
な状態(クリーン装置内部に引き込んだ状態)との間で
駆動されるようになっている。気密性確保のために、ゲ
ート口52の周縁部に当接するゲート弁53の対接面に
は、環状溝53aが形成され、該環状溝53a内に気密
シール(気密封止)用のOリング53bが配設されてい
る。
【0025】なお、ゲート弁53には、クリーンボック
スCB側の横蓋5を真空吸着するための吸引用凹部59
が形成されており、さらにこの吸引用凹部59を囲んで
環状溝59aが形成され、該環状溝59a内に気密シー
ル(気密封止)用のOリング59bが配設されている。
【0026】また、クリーンボックスCBのボックス本
体1に対して横蓋5を真空吸着させる目的で吸排気口4
を通して吸着用環状溝3内を真空排気したり、あるいは
大気圧に戻すために真空チェンジャー60(真空排気手
段を具備する)が設けられており(通常、クリーンルー
ム50の外側でゲート口52の下方位置に配置されてお
り)、この真空チェンジャー60はクリーンボックスC
Bを前記クリーンルーム50のゲート口52に連結可能
な高さ位置で保持するボックス保持部材としてのカップ
状載置台61を横方向(矢印R方向)に摺動自在に有し
ている。すなわち、カップ状載置台61は真空チェンジ
ャー60の固定基台70に対し横方向スライダ67を介
して取り付けられており、クリーンルーム50の側壁5
1に近接又は離脱することが可能となっている。
【0027】このカップ状載置台61には、図1及び図
2に示すように、クリーンボックスCBが載置されたと
きの付加蓋6の状態を検出するための近接センサ80が
取り付け固定されている。ここでは、横蓋5のボックス
本体1に対する真空吸着、つまり真空チャックが不良で
図2のように付加蓋6と一体の係合部45の下端部が近
接センサ80に近接した場合を当該近接センサ80で感
知するようにしている。
【0028】前記カップ状載置台61の内側中心部を上
下方向に貫通した昇降回転軸62の上端にはボックス本
体1側吸排気口4に対して付加蓋6を強制的に下降又は
上昇させるチェンジャー側昇降用係合部材としての引っ
掛けアーム部材63が固定されている。この引っ掛けア
ーム部材63は、付加蓋6に一体化された軸部46及び
一対の大径部(若しくは幅広部)47からなる係合部4
5に係合自在(引っ掛けることが可能)であり、また昇
降回転軸62を回転させることで係合解除が可能であ
る。
【0029】前記カップ状載置台61のクリーンボック
ス載置面には、これに載置、結合されたクリーンボック
スCBの底面を真空吸着するための吸着用環状溝65が
形成され、この吸着用環状溝65の内側及び外側に気密
性確保のための環状溝61aがそれぞれ形成され、該環
状溝61a内に気密シール(気密封止)用のOリング6
1bが配設されている。
【0030】なお、図4のようにクリーンボックスCB
の側面フランジ部1a(側面開口2の周縁部)が当接す
る側壁51の外側対接面には、気密性確保のために、ゲ
ート口52を囲む環状溝51aが形成され、該環状溝5
1a内に気密シール(気密封止)用のOリング51bが
配設されている。
【0031】次に、この実施の形態の動作説明を行う。
【0032】図3のように、半導体ウエハー等の被搬送
物15を窒素等のクリーン気体で封止、収納したクリー
ンボックスCBは、側面フランジ部1aの吸着用環状溝
3が横蓋5で気密に覆われることで形成された吸着用空
間Sが真空に減圧されている状態において横蓋5及び付
加蓋6が内外圧力差(吸着用環状溝3及び吸排気口4内
側が真空で、クリーンボックス外側は大気圧)により側
面開口2及び吸排気口4を気密に密閉しており、この状
態で自由に搬送、保管が可能である。このとき、付加蓋
6と一体の係合部45と固定支持部材43とで、付加蓋
6を吸排気口4に対する閉成状態(図1の状態)と離脱
状態(図2の状態)との間で移動自在に保持する付加蓋
支持機構を構成しているから、横蓋5を外した状態又は
横蓋5の真空チャック不良の場合に付加蓋6が吸排気口
4から離脱しても付加蓋6は固定支持部材43にて保持
されているから、付加蓋6の紛失のおそれがなく、取り
扱いが容易となる。また、仮に吸着用環状溝3にリーク
が生じた場合、付加蓋6が吸排気口4から自重で離間状
態にあることから目視により作業者が横蓋5の真空チャ
ック不良を発見することもできる。
【0033】クリーンボックスCBとクリーンルーム5
0との間で、被搬送物15の受け渡しを行う場合、図4
の如く真空チェンジャー60のカップ状載置台61上に
クリーンボックスCBを載置、結合する。
【0034】このとき、クリーンボックスCB側の横蓋
の真空チャックが正常であれば、付加蓋6は吸排気口4
に吸着された図1の状態にあり、近接センサ80は付加
蓋6の離脱状態を検出しない。
【0035】一方、クリーンボックスCB側の横蓋の真
空チャックが不良であれば、付加蓋6は吸排気口4から
離脱した図2の状態にあり、近接センサ80は付加蓋6
の離脱状態を感知する。この付加蓋6の離脱状態が感知
された場合、真空チェンジャー60はクリーンボックス
CB内部が汚染されている可能性有りとして、以後の動
作を停止して作業者にクリーンボックスCBの真空チャ
ック不良をアラーム等で報知する。
【0036】前記近接センサ80が付加蓋6の離脱状態
を感知しない場合、真空チェンジャー60は、以後の動
作を開始し、吸着用環状溝65を真空吸引することでカ
ップ状載置台61に対してクリーンボックスCB(ボッ
クス本体1)底面を吸着保持する。このクリーンボック
スCBの保持状態で、カップ状載置台61を側壁51に
近接させてボックス本体1の側面フランジ部1aをゲー
ト口52周縁部の側壁51外側面に気密に圧接させる。
このとき、図4のように横蓋5はゲート口52に入り込
み、ゲート口52を密閉しているゲート弁53に密着す
るとともに、ゲート弁53側の吸引用凹部59の真空吸
引を行ってゲート弁53側でも横蓋5を吸着保持する。
【0037】クリーンボックスCBで上面が密閉された
カップ状載置台61の内部空間Uを真空排気し、付加蓋
6についての内外圧力差を無くし(吸排気口4の内部と
内部空間Uが共に真空となる)、付加蓋6及びこれと一
体の係合部45を自重で降下させるか、あるいは、昇降
回転軸62を回転させて引っ掛けアーム部材63を付加
蓋6側の係合部45に引っ掛け、昇降回転軸62を下降
させることで、付加蓋6を強制下降させる。これによ
り、付加蓋6はボックス本体1底面側の吸排気口4から
離脱して吸排気口4を開いた状態とする。
【0038】次いで、カップ状載置台61の内部空間U
をクリーンな空気、窒素等のクリーン気体によりリーク
して内部空間U及びこれに連通状態となったクリーンボ
ックスCB側の吸排気口4及びこれに連通した吸着用環
状溝3内部を大気圧に戻す。これにより、横蓋5の真空
吸着は解除されるから(吸着用環状溝3及びクリーンル
ーム50内が共に大気圧となる)、横蓋5はゲート弁5
3のみに吸着保持された状態となるので、ゲート弁開閉
機構にてゲート口52からゲート弁53を離脱させてか
ら、下降させて被搬送物15の搬出入のじゃまにならな
い位置とする。この結果、横蓋5はクリーンルーム50
内に引き込まれ、ゲート口52は開放される。この状態
では、クリーンボックスCBの内部とクリーンルーム5
0とが連続した空間となるから、クリーンボックスCB
内のホルダー8から半導体ウエハー等の被搬送物15を
クリーンルーム50内部の搬送用ロボット等を用いて水
平に移送して取り出すことができる。
【0039】逆に、横蓋5がクリーンボックスCB内に
引き込まれた状態では、空になっているクリーンボック
スCBのホルダー8に対してクリーンルーム50側の搬
送用ロボット等で被搬送物15を順次水平に移送するこ
とができ、所要の枚数の被搬送物15をクリーンボック
スCBに収納したら、ゲート弁開閉機構にてゲート弁5
3をゲート口52の形成された側壁51の内側周縁部に
圧接して、ゲート口52を気密に閉塞するとともにゲー
ト弁53で真空吸着されている横蓋5をボックス本体1
の側面フランジ部1aに圧接させる。クリーンボックス
CBの側面開口2が横蓋5で気密に閉塞された状態にお
いて、当初付加蓋6は開いた状態に設定されているか
ら、カップ状載置台61の内部空間U及びこれに連通し
ているクリーンボックスCB側の吸着用環状溝3内部
(吸着用空間Sの内部)を吸排気口4を通して真空排気
し、真空排気が完了したら昇降回転軸62を回転させ引
っ掛けアーム部材63と付加蓋6側係合部45(一対の
大径部47)とを係合させて付加蓋6を吸排気口4に圧
接させる。その後、カップ状載置台61の内部空間Uを
クリーンな空気、窒素等のクリーン気体によりリークし
て内部空間Uを大気圧に戻すことにより、横蓋5及び付
加蓋6は、クリーンボックスCB側の吸着用環状溝3及
び吸排気口4内部が真空で外部が大気圧となるため、内
外の圧力差により確実に側面開口2及び吸排気口4を気
密に封止する。それから、ゲート弁53による横蓋5の
吸着を解除するとともに引っ掛けアーム部材63と付加
蓋6側係合部45(一対の大径部47)との係合を解除
することで、図3のようにクリーンボックスCBのみを
自由に持ち運び可能な状態とすることができ、クリーン
ボックスCBを無人搬送車等で任意の位置に搬送可能で
ある。
【0040】この実施の形態によれば、次の通りの効果
を得ることができる。
【0041】(1) クリーンボックスCBのボックス本
体1の側面開口端面に、開口面以外の一面に配置した吸
排気口4を通して真空排気可能な吸着用環状溝3を形成
して、横蓋5を真空吸着する構成としており、メカニカ
ルシールの場合よりも横蓋5の密着性を高めることがで
き、被搬送物取り出し用の側面開口2を横蓋5で、吸排
気口4を付加蓋6でそれぞれ気密に閉成することができ
る。そして、真空チェンジャー60側に近接センサ80
を設けて、クリーンボックスCB側の真空チャック不良
に起因して付加蓋6が吸排気口4から離脱状態にあるこ
とを検出可能としており、真空チャック不良により内部
が汚染された可能性のある被搬送物15の搬出入を未然
に防止できる。このため、クリーン搬送の信頼性の向上
が可能である。
【0042】(2) 真空チェンジャー60のクリーンボ
ックスを載置する載置台61に近接センサ80を取り付
けて、付加蓋6と一体の係合部材45の下降を感知する
ようにしており、機構が簡単で、動作が確実である。
【0043】(3) 付加蓋6及びこれを支持する機構を
吸排気口4の周囲にコンパクトにまとめることができ、
真空チェンジャー60側のカップ状載置台61の内部空
間Uは小さくて済む。つまり、ボックス本体1底面側の
付加蓋6及び落下防止手段40をカップ状載置台61が
囲む必要があるが、付加蓋6及び落下防止手段40の配
置スペースが小さいため、カップ状載置台61の内部空
間Uも小さくできる。従って、クリーンボックスCBの
横蓋5の開閉のために内部空間Uを真空排気、あるいは
大気圧にリークする工程を迅速に実施できる。
【0044】(4) 吸排気口4がボックス本体1の底面
よりも内側に引っ込んだ位置に設けられているため、ボ
ックス本体1の底面側の突出量を減じることができ、あ
わせて付加蓋6に一体化された係合部45よりも高さの
大きなガード用円筒部44をボックス本体1側に固定の
固定支持部材43に設けているため、クリーンボックス
CBの運搬移送時、もしくは保管時に係合部45に外部
衝撃が加わることを防止でき、取り扱いを容易にするこ
とが可能である。
【0045】(5) クリーンボックスCBが側面開口式
であるため、クリーンルーム50にクリーンボックスC
Bを連結状態で被搬送物15を水平方向に移送して被搬
送物15の受け渡しができ、各種処理装置とのインター
フェースにも余分な動きが必要なくなる。
【0046】(6) 付加蓋6は吸排気口4から離間した
状態であっても付加蓋支持機構により常に保持され、ボ
ックス本体1から脱落することがないため、真空チェン
ジャー60側に付加蓋6を受け止める機構を設ける必要
がなくなり、付加蓋6の係合部45に係合して付加蓋6
を上下させる昇降用係合手段を真空チェンジャー60側
に設ければよい。このため、真空チェンジャー60の機
構の簡素化が可能である。
【0047】なお、クリーンボックスとして横蓋の脱落
防止手段を併用したものの場合、前記横蓋をゲート弁で
吸着して外す前に横蓋と脱落防止手段との係合を解除し
ておけば、上記実施の形態と全く同様な動作で被搬送物
のクリーン搬送が可能である。
【0048】また、クリーンルーム50のゲート口52
をゲート弁53で開閉する機構は、その目的を達成する
ために多様な構成を適宜採用することができる。
【0049】以上本発明の実施の形態について説明して
きたが、本発明はこれに限定されることなく請求項の記
載の範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当
業者には自明であろう。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るクリ
ーン搬送方法及び装置によれば、クリーンボックスの真
空チャック不良に起因する付加蓋の吸排気口からの離脱
状態を真空チェンジャー側に設けたセンサで感知でき、
クリーンボックス内部の被搬送物が汚染されている可能
性があることを認識可能である。このため、真空チャッ
ク不良のクリーンボックスについては被搬送物の搬出入
を行わないことで、クリーン搬送の信頼性の向上を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であって、クリーンボック
スを真空チェンジャー上に載置した状態で、クリーンボ
ックス側の真空チャックが正常のときの要部拡大断面図
である。
【図2】同じくクリーンボックス側の真空チャックが不
良のときの要部拡大断面図である。
【図3】分離状態のクリーンボックスを示す正断面図で
ある。
【図4】本発明の実施の形態において、クリーンボック
スを真空チェンジャー上に載置し、クリーンボックスと
クリーンルームとを連結する段階を示す正断面図であ
る。
【図5】本出願人提案の従来のクリーン気体封止タイプ
のクリーンボックスを示す正断面図である。
【図6】本出願人提案の従来のクリーンボックスにおけ
る付加蓋周辺の機構を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1 ボックス本体 2 側面開口 3 吸着用環状溝 4 吸排気口 5 横蓋 6 付加蓋 7 吸排気路 15 被搬送物 60 真空チェンジャー 41 円形凹部 42 上端面付円筒部材 43 固定支持部材 45 係合部 46 軸部 47 大径部(若しくは幅広部) 50 クリーンルーム 51 側壁 52 ゲート口 53 ゲート弁 60 真空チェンジャー 61 カップ状載置台 62 昇降回転軸 63 引っ掛けアーム部材 CB クリーンボックス

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一側面に開口を有し、該開口を囲む吸着
    用環状溝を当該一側面に形成するとともに他の面に前記
    吸着用環状溝に連通した吸排気口を有するボックス本体
    と、該ボックス本体への装着状態で前記吸着用環状溝を
    気密に覆って吸着用空間を形成するとともに、該吸着用
    空間内外の圧力差により当該ボックス本体に吸着されて
    前記開口を気密に閉成する横蓋と、前記吸排気口を内外
    圧力差により気密に閉成する付加蓋と、該付加蓋を前記
    吸排気口に対する閉成状態と離脱状態との間で移動自在
    に保持する付加蓋支持機構とを備え、排気手段及び移送
    手段を持たないクリーンボックスを用いるとともに、前
    記付加蓋の離脱状態を感知するセンサを有する真空チェ
    ンジャーを用い、 前記真空チェンジャーに前記クリーンボックスが結合さ
    れた状態で、前記センサにより前記付加蓋の離脱状態を
    感知することで、前記クリーンボックスの気密封止不良
    を検出することを特徴とするクリーン搬送方法。
  2. 【請求項2】 一側面に開口を有し、該開口を囲む吸着
    用環状溝を当該一側面に形成するとともに他の面に前記
    吸着用環状溝に連通した吸排気口を有するボックス本体
    と、該ボックス本体への装着状態で前記吸着用環状溝を
    気密に覆って吸着用空間を形成するとともに、該吸着用
    空間内外の圧力差により当該ボックス本体に吸着されて
    前記開口を気密に閉成する横蓋と、前記吸排気口を内外
    圧力差により気密に閉成する付加蓋と、該付加蓋を前記
    吸排気口に対する閉成状態と離脱状態との間で移動自在
    に保持する付加蓋支持機構とを備え、排気手段及び移送
    手段を持たないクリーンボックスを用いるとともに、前
    記付加蓋の離脱状態を感知するセンサを有する真空チェ
    ンジャーを用い、 側壁面に形成されたゲート口をゲート弁で気密に閉成し
    たクリーン装置の当該ゲート口に、前記クリーンボック
    スを気密に連結し、前記センサで前記付加蓋の離脱状態
    が感知されなければ、前記真空チェンジャーで前記付加
    蓋を含むボックス本体外側の密閉空間を真空排気して前
    記付加蓋の内外圧力差を無くし、前記前記付加蓋を前記
    吸排気口より離脱させて前記吸排気口を開き、前記吸排
    気口を通して前記吸着用空間を大気圧とした後、前記ゲ
    ート弁で前記横蓋を保持して前記クリーン装置内に引き
    込んで前記クリーンボックス内部空間と前記クリーン装
    置内部とを連通させ、両者間で被搬送物を移送すること
    を特徴とするクリーン搬送方法。
  3. 【請求項3】 前記横蓋を開く前において前記センサで
    前記付加蓋の離脱状態が感知されたときは、前記クリー
    ンボックスの気密封止不良として前記真空チェンジャー
    は前記付加蓋を含むボックス本体外側の密閉空間の真空
    排気を行わないことを特徴とする請求項2記載のクリー
    ン搬送方法。
  4. 【請求項4】 前記クリーンボックス内部空間と前記ク
    リーン装置内部とを連通させた状態から前記ゲート弁で
    前記横蓋を保持して前記開口を気密に閉成した後、前記
    付加蓋の前記吸排気口よりの離脱状態にて前記真空チェ
    ンジャーで前記吸排気口を通して前記吸着用空間を真空
    排気し、その後前記付加蓋で前記吸排気口を気密に閉成
    するとともに前記付加蓋を含むボックス本体外側の密閉
    空間を大気圧とする請求項2又は3記載のクリーン搬送
    方法。
  5. 【請求項5】 一側面に開口を有し、該開口を囲む吸着
    用環状溝を当該一側面に形成するとともに他の面に前記
    吸着用環状溝に連通した吸排気口を有するボックス本体
    と、該ボックス本体への装着状態で前記吸着用環状溝を
    気密に覆って吸着用空間を形成するとともに、該吸着用
    空間内外の圧力差により当該ボックス本体に吸着されて
    前記開口を気密に閉成する横蓋と、前記吸排気口を内外
    圧力差により気密に閉成する付加蓋と、該付加蓋を前記
    吸排気口に対する閉成状態と離脱状態との間で移動自在
    に保持する付加蓋支持機構とを備え、排気手段及び移送
    手段を持たないクリーンボックスと、 側壁面に形成されたゲート口と、該ゲート口を開閉自在
    で当該ゲート口に連結されたクリーンボックスの横蓋を
    保持可能なゲート弁とを有するクリーン装置と、 前記付加蓋の離脱状態を感知するセンサと、前記ゲート
    口に連結されたクリーンボックスの付加蓋を含むボック
    ス本体外側の密閉空間を真空排気する真空排気手段とを
    有する真空チェンジャーとを備え、 前記センサにより前記付加蓋の離脱状態を感知すること
    で、前記クリーンボックスの気密封止不良を検出するこ
    とを特徴とするクリーン搬送装置。
  6. 【請求項6】 前記センサで前記付加蓋の離脱状態が感
    知されなければ、前記真空チェンジャーの前記真空排気
    手段により前記付加蓋を含むボックス本体外側の密閉空
    間を真空排気し、前記センサで前記付加蓋の離脱状態が
    感知されたときは、前記クリーンボックスの気密封止不
    良として前記真空排気手段は動作しないことを特徴とす
    る請求項5記載のクリーン搬送装置。
  7. 【請求項7】 前記センサは近接センサであり、真空チ
    ェンジャーの前記クリーンボックスを載置する載置台に
    取り付けられている請求項5又は6記載のクリーン搬送
    装置。
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JP2002151373A (ja) * 2000-08-31 2002-05-24 Tdk Corp 防塵機能を備えた半導体ウェーハ処理装置
JP2020061436A (ja) * 2018-10-09 2020-04-16 シンフォニアテクノロジー株式会社 ロードポート及びロードポートのfoup蓋異常検知方法

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