JP2000268775A - 蛍光ランプ - Google Patents

蛍光ランプ

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JP2000268775A
JP2000268775A JP11073357A JP7335799A JP2000268775A JP 2000268775 A JP2000268775 A JP 2000268775A JP 11073357 A JP11073357 A JP 11073357A JP 7335799 A JP7335799 A JP 7335799A JP 2000268775 A JP2000268775 A JP 2000268775A
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sealed
light
amalgam
translucent
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JP11073357A
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Kunihiko Ikada
邦彦 筏
Hidenori Ito
秀徳 伊藤
Ichiro Yamada
市朗 山田
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】水銀蒸気の供給を適切に行って光束立ち上がり
や暗点を改善した蛍光ランプを提供する。 【解決手段】管径18mm以下の細長い透光性放電容器
の両端に一対の電極を封装し、透光性放電容器から突出
するとともに透光性放電容器内に連通していて先端が封
止された細管内に第1のアマルガムを封入し、細管から
離間した位置において透光性放電容器の内部に第2のア
マルガムまたは水銀を封入しており、放電路長が300
mm以上である。点灯初期に第2のアマルガムまたは水
銀が補助的に水銀蒸気を供給するので、放電空間内に水
銀蒸気が枯渇しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンパクト形蛍光
ランプおよび電球形蛍光ランプなどと称されている蛍光
ランプに関する。
【0002】
【従来の技術】蛍光ランプは、近年環境問題から小形化
が進展している。特に電球形蛍光ランプおよびコンパク
ト形蛍光ランプにおいては、その傾向が顕著である。
【0003】しかし、小形化しても全光束を変えないた
め、その分管壁負荷がますます高くなってきている。
【0004】管壁負荷が大きくなると、点灯中のランプ
温度が上昇する。
【0005】そこで、水銀蒸気圧が高くなり過ぎて発光
効率が低下するのを回避するために、アマルガムの形で
水銀を封入することによって、水銀の最適蒸気圧を呈す
る温度がランプ温度に接近するように高く設定してい
る。そして、管壁負荷が高くなるにしたがい水銀の最適
蒸気圧を呈する温度の高い、すなわち水銀蒸気圧制御能
力の高いアマルガムを用いる必要がある。
【0006】しかし、水銀蒸気圧制御能力の高いアマル
ガムを用いると、点灯直後の光束立ち上がり特性が悪く
なるという問題がある。
【0007】これに対して、従来は電極近傍に補助アマ
ルガムを配設することによって光束立ち上がりを改善し
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、補助アマル
ガムは、放電路長が短い場合には効果的であるが、放電
路長が長い蛍光ランプにおいては、放電路の全長にわた
って水銀蒸気が拡散しにくくなり、したがって光束立ち
上がりの改善に対して効果が少ない。また、その結果、
水銀蒸気の希薄な放電領域は水銀が枯渇して暗点とな
る。
【0009】このように、透光性放電容器の放電空間内
に水銀蒸気の枯渇領域が存在すると、その放電空間が暗
点となり、外観を阻害すると同時に光束が減少する。こ
れを防止するには、透光性放電容器の所定の位置に最冷
部を確保するとともに細管内に封入したアマルガムが所
要の温度に維持される必要がある。
【0010】ところが、従来は蛍光ランプの寿命末期時
の電極の過熱による合成樹脂製の口金の溶融を回避する
ため、電極を口金から透光性放電容器の先端方向へ大き
く離間させていた。このため、透光性放電容器の先端に
最冷部を形成するように設計した場合、透光性放電容器
の端部の温度が低くなり、これに伴い細管内のアマルガ
ムの温度が低くなり、所要の水銀蒸気圧が得られなくな
って、最冷部近傍に水銀蒸気の枯渇を生じて暗点が発生
しやすい。
【0011】本発明は、水銀蒸気の供給を適切に行って
光束立ち上がりや暗点を改善した蛍光ランプを提供する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を達成するための手段】請求項1の発明の蛍光ラ
ンプは、両端が封止された管径18mm以下の細長い透
光性放電容器と;透光性放電容器の両端に封装された一
対の電極と;少なくとも透光性放電容器から外部へ突出
するとともに透光性放電容器内に連通していて先端が封
止された細管と;透光性放電容器の内面側に形成された
蛍光体層と;透光性放電容器の内部に封入された希ガス
と;細管内に封入された第1のアマルガムと;透光性放
電容器内の第1のアマルガムから離間した位置に封入さ
れた第2のアマルガムまたは水銀と;を具備し、放電路
長が300mm以上であることを特徴としている。
【0013】本発明および以下の各発明において、特に
指定しない限り用語の定義および技術的意味は次によ
る。
【0014】<透光性放電容器について>透光性放電容
器は、管径が18mm以下であれば、その形状は自由で
ある。たとえば、直管、U字状、W字状、U字形部分を
3または4個直列に接続してU字形部分を重ねて配置し
た形状または円周上にU字形部分を等配した形状などで
あることを許容する。
【0015】なお、「U字状」とは、2本の直線部分が
連通部によって連通されていて、その結果形成される放
電路が折り返されるように屈曲されていることを意味
し、2本の直線部は互いに接近していてもよいし、離間
していてもよい。したがって、1本の直管を中間で折り
曲げてもよいし、隣接して平行に配置した2本の直管の
一端を連結管または吹き破り法によって接続してU字状
に形成してもよい。また、2本の直線部の連通部は、い
わゆるH字状、コ字状、U字状および狭窄状などをなし
ていることが許容される。さらに、連通部は、内部の断
面形状が円形、楕円形および涙滴形など任意の形状であ
ってもよい。
【0016】本発明において、透光性放電容器の管径を
18mm以下に規定している理由は、次のとおりであ
る。すなわち、小形で高管壁負荷の蛍光ランプは、殆ど
が管径が18mm以下だからである。
【0017】次に、透光性放電容器の材質は、気密性、
加工性および耐火性を備えていれば特に制限されない
が、一般的にこの種蛍光ランプに用いられている軟質ガ
ラスが好適である。
【0018】<電極について>電極は、透光性放電容器
内部の両端近傍に配設されて透光性放電容器とともに、
放電路を形成するが、放電路長が300mm以上になる
ように配設されている。
【0019】また、電極は、フィラメント電極、セラミ
ックス電極などを用いることができる。
【0020】さらに、電極を透光性放電容器の両端に封
装するには、フレアステム、ピンチシールステム、ボタ
ンステムなど適当な手段を用いることができる。
【0021】<細管について>細管は、基端が透光性放
電容器に気密に接続していて、透光性放電容器から外部
へ突出しているとともに先端が封止されている。
【0022】また、細管の透光性放電容器に対する配設
位置は、端部の電極を封装しているステムでもよいし、
電極とは関係なく放電路の中間に位置してもよい。
【0023】さらに、細管は、透光性放電容器の内部を
排気したり、希ガスを封入するためにも機能することが
できるが、要すれば後述するアマルガムを封入するため
にのみ機能するのであってもよい。
【0024】さらにまた、アマルガムを細管内に封入し
ておきながら水銀蒸気を透光性放電容器内に供給するた
めに、細管の中間部にネック部を形成してアマルガムを
固定するようにすることができる。
【0025】<蛍光体層について>蛍光体層は、透光性
放電容器の内面に接触して形成してもよいし、アルミナ
などの保護膜およびまたは酸化チタンなどの反射膜を介
して形成してもよい。
【0026】また、使用する蛍光体は、照明目的に応じ
て任意所望に選択することができる。たとえば、一般照
明用途に対しては、3波長発光形の蛍光体やハロリン酸
塩蛍光体などの白色発光形の蛍光体を用いることができ
る。また、読取用途に対しては、希土類のリン酸塩蛍光
体(LaPO4:Ce3+、Tb3+)やBaAl12
O19:Mnなどの緑色発光形の蛍光体を用いることが
できる。さらに、用途によっては紫外線発光形の蛍光体
などを用いることもできる。
【0027】<希ガスについて>希ガスは、蛍光ランプ
の放電開始を容易にするために用いられ、アルゴン、ク
リプトンなどを数百ないし1000Pa程度透光性放電
容器内に封入される。
【0028】<第1のアマルガムについて>第1のアマ
ルガムは、細管内に封入される。
【0029】また、第1のアマルガムは、細管内に導入
しやすくするために、球形に成形することができる。
【0030】さらに、第1のアマルガムは、所望の水銀
蒸気圧制御特性を備えるために所望の合金成分のものを
用いることができる。
【0031】さらにまた、第1のアマルガムと組み合わ
せて補助アマルガムを電極近傍に配設することができ
る。
【0032】<第2のアマルガムまたは水銀について>
第2のアマルガムまたは水銀は、アマルガムおよび水銀
の少なくとも一方からなり、直接透光性放電容器の内部
の第1のアマルガムから離間したなるべくは他端側の位
置に封入される。しかし、一対の電極の近傍にそれぞれ
補助アマルガムを配設した場合には、第2のアマルガム
または水銀は、いずれの補助アマルガムからも離間した
位置なるべくは放電路の中間位置に封入するのがよい。
【0033】アマルガムを用いる場合、透光性放電容器
の内部に自由に動けるようにしてもよいし、適当な箇所
たとえば透光性放電容器の封止部に封止時の熱を利用し
て固定して封入してもよい。
【0034】第2のアマルガムまたは水銀をアマルガム
の形で封入する場合、第1のアマルガムを透光性放電容
器の一端に相対的に近い箇所に配設した細管内に封入し
ているなら、第2のアマルガムは透光性放電容器の他端
に相対的に近い箇所に固定するのが好ましい。しかし、
自由に動けるように封入してもよい。
【0035】また、第2のアマルガムまたは水銀を水銀
の形で封入する場合、水銀は第1のアマルガムを封入し
た細管から第1のアマルガムを封入する前に封入するこ
とができるが、第1のアマルガムから離間するように透
光性放電容器の他端側へ移動させる。しかし、透光性放
電容器の第1のアマルガムを封入した細管に対して反対
側の細管から封入することもできる。
【0036】さらに、第2のアマルガムまたは水銀とし
て、アマルガムおよび水銀の両方の形で透光性放電容器
内に封入することができる。
【0037】<放電路長について>本発明において、放
電路長は300mm以上であることを要件としている。
放電路長が300mm以上になると、本発明において指
摘している水銀蒸気の拡散不足による点灯初期の光束立
ち上がり特性の悪化および暗点を生じる傾向が顕著にな
るからである。
【0038】放電路長とは、透光性放電容器の電極間の
距離をいう。放電路は、直線状および曲線状のいずれで
もよい。また、放電路が屈曲している部分における放電
路長の計測基準は実効的発光部の中心による。
【0039】<本発明の作用について>本発明において
は、放電路長が300mm以上と長いため、既述の従来
のように透光性放電容器の一端の細管にアマルガムを封
入し、さらには加えて電極の近傍に補助アマルガムを封
入しただけでは点灯初期に水銀蒸気の不足をきたして、
光束立ち上がりが悪化し、暗点を生じるのに対して、本
発明においては、第1のアマルガムと、第2のアマルガ
ムまたは水銀とのいずれか一方が主として透光性放電容
器の内部の水銀蒸気圧を制御し、他方が主として点灯初
期に補助的に水銀蒸気を補給して長い放電路の全長にわ
たる放電空間内全体に所要の水銀蒸気圧を保持するの
で、点灯直後から光束が早く立ち上がるとともに、水銀
蒸気の枯渇による暗点が生じにくい。
【0040】第1のアマルガムと、第2のアマルガムま
たは水銀とのいずれによって水銀蒸気圧を主として制御
してもよく、第1のアマルガムにより主として水銀蒸気
圧が制御される場合には、最冷部において第1のアマル
ガムによる最適水銀蒸気圧を超えない程度に、第2のア
マルガムまたは水銀を封入するものとする。
【0041】これに対して、第2のアマルガムまたは水
銀によって主として水銀蒸気圧が制御される場合には、
最冷部において第2のアマルガムまたは水銀による最適
水銀蒸気圧を超えない程度に、第1のアマルガムを封入
するものとする。
【0042】次に、透光性放電容器の最冷部は、透光性
放電容器の形状に応じて適切に設定することができる。
たとえば、透光性放電容器の連通部がU字状をなしてい
る場合には、連通部の先端または第1のアマルガムを封
入した細管の部分を最冷部にすることができる。また、
連通部がH字状をなしている場合には、連通部または第
1のアマルガムを封入した細管に対して反対側の端部す
なわち透光性放電容器の先端を最冷部にすることができ
る。さらに、電球形蛍光ランプのようにU字状部分の複
数個を直列接続した透光性放電容器の場合には、第1の
アマルガムを封入した細管部分を最冷部にすることがで
きる。この場合、第1のアマルガムを封入した細管を配
設しているU字状部分の端部に対して反対側の端部に第
2のアマルガムを固定するのが好ましい。
【0043】また、第2のアマルガムまたは水銀が透光
性放電容器内に自由に封入された場合には、蛍光ランプ
の輸送過程で位置が変動することがあるが、これによっ
て水銀拡散を促進させることができる。
【0044】なお、第2のアマルガムも他端側の細管内
に封入することも考えられるが、本発明のように透光性
放電容器内に封入して直接放電路に位置させた方が水銀
蒸気補給の効果が大きい。
【0045】請求項2の発明の蛍光ランプは、管径18
mm以下で互いに近接して延在する少なくとも一対のほ
ぼ直線部および一対のほぼ直線部をその一端側において
先端に最冷部を形成するように連通させる連通部を備え
両端が封止された透光性放電容器と;透光性放電容器の
ほぼ直線部の一端から連通部の放電路中心までの距離を
Hとしたときに透光性放電容器の端部から6H以下の距
離に少なくとも一方が位置するように透光性放電容器の
両端に封装された一対の電極と;少なくとも透光性放電
容器から外部へ突出するとともに透光性放電容器内に連
通していて先端が封止された細管と;透光性放電容器の
内面側に形成された蛍光体層と;透光性放電容器の内部
に封入された希ガスと;細管内に封入されたアマルガム
と;を具備していることを特徴としている。
【0046】本発明は、一対の電極を上記の距離に規制
することにより、透光性放電容器の先端部に確実に最冷
部を形成するとともに、所要量の水銀蒸気の供給を確保
して暗点を防止することができる。すなわち、透光性放
電容器の電極高さを上記のように設定することによっ
て、透光性放電容器の封止端の温度を高めて細管内に封
入されたアマルガムからの水銀供給量を確保することが
できる。
【0047】透光性放電容器の連通部側の先端に最冷部
を形成するのに好適な構造としては、たとえば連通部を
H字状にしたり、連通部がU字状またはコ字状で、か
つ、連通部の先端を偏平に成形した構造などである。
【0048】なお、連通部の放電路中心とは、発光の実
質的な中心をいう。
【0049】また、本発明は、透光性放電容器の他端に
他方の電極を上記の距離より大きく設定して封装するこ
とにより、透光性放電容器の他端を最冷部とするととも
に、所要量の水銀蒸気を供給できる。すなわち、他方の
電極の高さを6Hを超えて設定することによって対応す
る透光性放電容器の端部の温度が低下するので、最冷部
を形成することができる。
【0050】これに対して、一方の電極の高さを6H以
下に設定することによって、細管内のアマルガムの温度
を所要の水銀蒸気を供給するように上昇させるので、放
電空間内の水銀蒸気が枯渇するようなことがなくなる。
【0051】請求項3の発明の蛍光ランプは、管径18
mm以下で互いに近接して延在する少なくとも一対のほ
ぼ直線部および一対のほぼ直線部をその一端側において
連通させる連通部を備え両端が封止された透光性放電容
器と;透光性放電容器のほぼ直線部の一端から連通部の
放電路中心までの距離をHとしたときに少なくとも一方
が透光性放電容器の端部から6H以下の距離に位置する
とともに内部導入線の長さがH以上であるように透光性
放電容器の端部に封装された一対の電極と;少なくとも
透光性放電容器から外部へ突出するとともに透光性放電
容器内に連通していて先端が封止された細管と;透光性
放電容器の内面側に形成された蛍光体層と;透光性放電
容器の内部に封入された希ガスと;細管内に封入された
アマルガムと;を具備していることを特徴としている。
【0052】本発明は、電極高さを上記のように所定に
規定することにより、透光性放電容器の先端に最冷部を
形成するとともに、細管内のアマルガムの温度を適切に
高めて水銀蒸気の供給を十分に行うように構成したもの
である。
【0053】そうして、本発明においては、所要量の水
銀蒸気が放電空間に供給されるので、水銀蒸気の枯渇に
よる暗点が生じない。
【0054】また、内部導入線の電極までの長さをH以
上にしているので、ステムの表面を電極から離間させる
ことができ、寿命末期時にステム表面に生じる金属溶着
を著しく低減することができる。これにより、寿命末期
時に口金の溶融が発生するのを回避できる。
【0055】請求項4の発明の蛍光ランプは、管径18
mm以下で互いに近接して延在する少なくとも一対のほ
ぼ直線部および一対のほぼ直線部をその一端側において
連通させる連通部を備え両端が封止された透光性放電容
器と;透光性放電容器の内面の最大径部をD2としたと
きに透光性放電容器の端部から4(D2)以下で、かつ
D2以上の距離に位置するように透光性放電容器の両端
に封装された一対の電極と;透光性放電容器の内面側に
形成された蛍光体層と;透光性放電容器の内部に封入さ
れた希ガスおよび水銀と;を具備していることを特徴と
している。
【0056】本発明は、連通部側に最冷部を形成しにく
い形状の透光性放電容器の場合に、透光性放電容器の両
端に最冷部を形成するのに好適な蛍光ランプを規定して
いる。すなわち、透光性放電容器の連通部がコ字状、半
円状および狭窄状などの形状の場合には、連通部側に最
冷部を形成しにくい。そこで、一対の電極の高さを上記
のように規定することにより、透光性放電容器の両端に
最冷部を形成するとともに、最冷部の温度低下しすぎを
防止して所要の水銀蒸気を確実に供給するものである。
【0057】水銀の封入は、次によることができる。す
なわち、透光性放電容器の一端に細管を連通して配設し
て、細管内にアマルガムを封入するか、透光性放電容器
の内部にアマルガムを封入するか、水銀を直接封入する
か、これらの複数を組み合わせる。なお、透光性放電容
器の内部にアマルガムを封入する場合、自由に移動可能
にしてもよいし、端部の封止部近傍に固定してもよい。
【0058】請求項5の発明の蛍光ランプは、管径18
mm以下で互いに近接して延在する少なくとも一対のほ
ぼ直線部および一対のほぼ直線部をその一端側において
連通させる連通部を備え両端が封止された透光性放電容
器と;透光性放電容器の内面の最大径部をD2としたと
きに封止端から4(D2)以下で、かつD2以上の距離
に位置するように透光性放電容器の一端に封装された第
1の電極と;透光性放電容器の他端において第1の電極
より端部に接近して封装された第2の電極と;透光性放
電容器の内面側に形成された蛍光体層と;透光性放電容
器の他端から外部へ突出するとともに透光性放電容器内
に連通していて先端が封止された細管と;透光性放電容
器内に封入された希ガスと;細管内に封入されたアマル
ガムと;を具備していることを特徴としている。
【0059】本発明は、透光性放電容器の一端に細管を
連通して配設し、かつ細管の内部にアマルガムを封入
し、透光性放電容器の他端に最冷部を形成するのに好適
な構成を規定している。すなわち、アマルガムが封入さ
れた細管のある側の透光性放電容器の端部においては電
極が第1の電極より端部に近いので、アマルガムの温度
が適当値に維持されるので、所要の水銀蒸気が供給され
る。これに対して、第1の電極は、上記の位置に配設さ
れることにより、対応する透光性放電容器の端部に最冷
部を形成することができる。
【0060】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0061】図1は、本発明の蛍光ランプの第1の実施
形態としてのコンパクト形蛍光ランプを示す一部切欠一
部断面正面図である。
【0062】図において、1は透光性放電容器、2、2
は一対の電極、3A、3Bは細管、4は蛍光体層、5は
第1のアマルガム、6は第2のアマルガム、7は口金、
8はスペーサである。
【0063】透光性放電容器1は、管径17.5mm、
長さ1100mmの軟質ガラス管からなる一対の直線部
1a、1a、連通部1bおよびフレアステム1cを備え
ている。
【0064】一対の直線部1a、1aは、互いに接近し
て平行に配置され、それぞれ一端が気密に閉塞されてい
る。
【0065】連通部1bは、直線部1aの一端から他端
側へ若干後退した位置に吹き破り法によって形成されて
H字状をなして配設されている。
【0066】フレアステム1cは、一対の直線部1a、
1aの他端に封止され、一対の導入線1c1および後述
する細管3A、3Bを備えている。
【0067】一対の電極2、2は、フレアステム1cの
一対の内部導入線1c1間に継線されている。
【0068】細管3A、3Bは、ともにフレアステム1
cに透光性放電容器1内に連通しながら一体に形成さ
れ、外方へ突出した先端が封止されている。透光性放電
容器1の一端に配設される細管3Aは、さらに中間にネ
ック部3A1を備えている。なお、透光性放電容器1の
他端に配設される細管3Bにはネック部を備えていな
い。
【0069】蛍光体層4は、3波長発光形の蛍光体から
なり、透光性放電容器1の一対の直線部1aの内面に形
成されている。
【0070】第1のアマルガム5は、ビスマスBi−ス
ズSn−水銀Hgからなり、細管3A内に封入されてい
る。
【0071】第2のアマルガム6は、亜鉛Zn−水銀H
gからなり、透光性放電容器1内の他端の封止部に固定
されている。第2のアマルガム6により透光性放電容器
1の内部に供給される水銀の量を20μg以上とするこ
とにより、暗点を効果的に防止できる。
【0072】口金7は、透光性放電容器1の両端部を抱
持するように透光性放電容器1に装着されている。な
お、7aは口金ピンである。
【0073】スペーサ8は、透光性放電容器1の一対の
直線部1a、1a間に挿入されて直線部1aの振動や衝
撃による破損を防止している。
【0074】そうして、透光性放電容器1の先端に最冷
部が形成され、点灯初期には第2のアマルガム6からも
水銀蒸気が透光性放電容器1の他端側へ供給されるた
め、光束立ち上がりが良好になり、暗点が生じない。
【0075】図2は、本発明の蛍光ランプの第1の実施
形態における光束立ち上がり特性を比較例のそれととも
に示すグラフである。
【0076】図において、横軸は点灯時間(分)を、縦
軸は相対光束(%)を、それぞれ示す。また、曲線Aは
本実施形態の蛍光ランプの光束立ち上がり特性を、曲線
Bは水銀のみを封入した比較例1の蛍光ランプの光束立
ち上がり特性を、曲線Cはアマルガムのみを封入した比
較例2の蛍光ランプの光束立ち上がり特性を、それぞれ
示す。
【0077】図から理解できるように、本実施形態によ
れば、比較例1に近い改善された光束立ち上がり特性を
有している。
【0078】図3は、本発明の蛍光ランプの第2の実施
形態としてのコンパクト蛍光ランプを示す一部切欠一部
断面正面図である。
【0079】図において、図1と同一部分については同
一符号を付して説明は省略する。
【0080】本実施形態は、第2のアマルガムまたは水
銀を、水銀6’の形で封入した点で異なる。水銀6’
は、消灯後最冷部近傍に凝集する。この場合も20μg
以上あれば、暗点が生じない。
【0081】図4は、本発明の蛍光ランプの第3の実施
形態としての電球形蛍光ランプを示す正面図である。
【0082】図5は、同じく発光管を示す拡大底面図で
ある。
【0083】各図において、図1と同一部分については
同一符号を付して説明は省略する。
【0084】本実施形態は、電極と離間した位置にある
細管内に第1のアマルガムを封入した点で異なる。
【0085】電球形蛍光ランプは、外囲器11、発光管
12および口金13を備えている。
【0086】外囲器11は、透光性グローブ11aおよ
び遮光性基体11bからなる。
【0087】透光性グローブ11aは、内面に光拡散性
被膜を形成したガラス製で、白熱電球のガラスバルブの
ような形状の有底筒状構造をなしている。
【0088】遮光性基体11bは、合成樹脂からなるカ
ップ状をなし、基部に口金13を装着し、開放端に透光
性グローブ11aを支持している。
【0089】透光性グローブ11aは、シリコーン接着
剤によって遮光性基体11bの開放端に接着されてい
る。
【0090】また、遮光性基体11bの内部の開口端側
には図示しない仕切体が配設されることによって、外囲
器11内を発光室11Aと回路収納室11Bとに区分し
ている。
【0091】発光管12は、3個のU字状ガラス管12
aを連通部12bによって直列に接続して透光性放電容
器12cを形成している。そして、発光管12は、仕切
体によって外囲器11内の所定の位置に支持されてい
る。
【0092】また、発光管12は、透光性放電容器12
cの両端内部に一対の電極2、2をピンチシールステム
12dによって封装し、さらに透光性放電容器12cの
中間に3本の細管12eを備えている。そして、一方の
電極2に近い細管12e内に第1のアマルガム5を封入
している。
【0093】さらに、発光管12は、他方の電極2側の
透光性放電容器12c内の端部に第2のアマルガム6を
封入している。
【0094】図6は、本発明の蛍光ランプの第4の実施
形態としてのコンパクト形蛍光ランプを示す一部切欠一
部断面正面図である。
【0095】図において、図1と同一部分については同
一符号を付して説明を省略する。
【0096】本実施形態は、透光性放電容器1の先端か
ら連通部1bの放電路中心までの距離をHとしたときに
電極2の位置を6H以下所定値に規定している点で異な
る。
【0097】すなわち、一対の電極2、2の透光性放電
容器1の端部からの高さHdを以下のとおりに設定して
いる。
【0098】透光性放電容器1の直線部1aの管外径が
14〜18mmであり、定格ランプ電流が200〜60
0mAの高周波点灯専用のコンパクト形蛍光ランプにお
いては、電極2の高さは、透光性放電容器1の端部から
6H以下たとえば50mmを超越し、かつ70mm以下
とする。
【0099】また、フレアステム1cから延在する内部
導入線1c1の電極2までの長さはH以上たとえば40
〜60mmに設定する。
【0100】透光性放電容器1の最冷部は、透光性放電
容器1の先端に形成される。
【0101】一方、細管内のアマルガム5は、電極2が
6H以下であるため適切に加熱されて所要量の水銀蒸気
を供給する。
【0102】また、電極2とフレアステム1cとの間の
距離が大きくとれるため、寿命末期時にフレアステムに
生じる金属溶着を著しく低減でき、異常過熱による口金
の溶融を回避できる。
【0103】図7は、本発明の蛍光ランプの第5の実施
形態としてのコンパクト形蛍光ランプを示す側面図であ
る。
【0104】図において、図6と同一部分については同
一符号を付して説明は省略する。
【0105】本実施形態は、透光性放電容器1の一対の
直線部1aの一端に配設した連通部1bがコ字状をなし
ているが、連通部1bの先端を偏平に成形してあり、そ
の結果連通部1bの断面形状が涙滴状をなしていて、連
通部1bの先端が冷却しやすくなっている。
【0106】したがって、本実施形態においては、連通
部1bの先端に最冷部が形成される。
【0107】また、透光性放電容器1の先端から連通部
1bの放電路中心までの距離Hは、直線部の管径をD1
とすると、下式による。
【0108】H=h−D1/2 さらに、電極2は、6H以下の高さに設定されている。
【0109】図8は、本発明の蛍光ランプの第5の実施
形態に関連して電極高さに対する透光性放電容器の端部
の温度の関係を示すグラフである。
【0110】図において、横軸は電極高さHdを、縦軸
は透光性放電容器の端部の温度を、それぞれ示す。図
中、横軸に平行な直線は最冷部の温度であり、斜線部分
が初期の作用効果が得られる範囲を示している。
【0111】すなわち、透光性放電容器の端部が最冷部
以上の温度であれば、細管内に封入した第1のアマルガ
ムから所要量の水銀蒸気を供給させることができる。
【0112】図9は、本発明の蛍光ランプの第6の実施
形態としてのコンパクト形蛍光ランプを示す一部切欠一
部断面正面図である。
【0113】図において、図6と同一部分については同
一符号を付して説明は省略する。
【0114】本実施形態は、細管3内にアマルガム5を
封入した方の透光性放電容器1の端部側の電極2の高さ
Hdを6H以下に設定するとともに、他端側の電極2の
高さを6Hを超えた距離に設定したもので、最冷部は透
光性放電容器1の他端に形成される。
【0115】図10は、本発明の蛍光ランプの第7の実
施形態としてのコンパクト形蛍光ランプを示す一部切欠
一部断面正面図である。
【0116】図において、図1と同一部分については同
一符号を付して説明を省略する。
【0117】本実施形態は、透光性放電容器1の端部に
最冷部を形成している点で異なる。
【0118】すなわち、透光性放電容器1は、連通部1
bが成形されてコ字状をなしており、内部の最大径部D
2が連通部1bの角部に形成される。そして、電極2の
高さHdを4(D2)以下で、かつD2以上に設定する
ことにより、最冷部が透光性放電容器1の端部に形成さ
れる。
【0119】図11は、本発明の蛍光ランプの第7の実
施形態に関連して電極高さに対する透光性放電容器の端
部の温度の関係を示すグラフである。
【0120】図において、横軸は電極高さHdを、縦軸
は透光性放電容器の端部の温度を、それぞれ示す。図
中、横軸に平行な直線は40℃の温度示し、曲線は電極
高さを変化させたときの透光性放電容器の端部の温度を
示す。そして、斜線部分が所期の作用効果が得られる範
囲を示している。透光性放電容器の端部が40℃以下と
なる領域では発光効率が低下するので不可である。
【0121】図12は、本発明の蛍光ランプの第8の実
施形態としてのコンパクト形蛍光ランプを示す一部切欠
一部断面正面図である。
【0122】図において、図10と同一部分については
同一符号を付して説明を省略する。
【0123】本実施形態は、透光性放電容器1の連通部
1bが半円形状をなしていて、透光性放電容器1の内部
全体が最大径部D2となっている点で異なる。
【0124】図13は、本発明の蛍光ランプの第9の実
施形態としてのコンパクト形蛍光ランプを示す一部切欠
一部断面正面図である。
【0125】図において、図10と同一部分については
同一符号を付して説明を省略する。
【0126】本実施形態は、透光性放電容器1の連通部
1bが狭窄状をなしていて、透光性放電容器1の直線部
1aの内径が最大径部D2となっている点で異なる。
【0127】すなわち、方向性放電容器1は、ガラス直
管の中央部を加熱軟化させて2つ折りにして形成してい
る。
【0128】図14は、本発明の蛍光ランプの第10の
実施形態としてのコンパクト形蛍光ランプを示す一部切
欠一部断面正面図である。
【0129】図において、図10と同一部分については
同一符号を付して説明を省略する。
【0130】本実施形態は、透光性放電容器1の一端側
の第1の電極2aの高さHdが最大径部D2の4倍以下
で、かつD2以上に設定されるが、細管3A内にアマル
ガム5を封入している他端側の第2の電極2bの高さが
第1の電極2aより小さく設定されている。
【0131】そうして、最冷部は透光性放電容器1の一
端に形成される。
【0132】また、他端のアマルガム5は、対応する電
極2bの電極高さが相対的に小さく設定されているた
め、加熱されて所要量の水銀蒸気を供給することができ
る。
【0133】図15は、本発明の蛍光ランプの第11の
実施形態としてのコンパクト形蛍光ランプにおける一方
の電極側を示す断面図である。
【0134】図において、図10と同一部分については
同一符号を付して説明を省略する。
【0135】本実施形態は、フレアステム1cのステム
トップ部1c2を拡大して円盤状に成形したものであ
る。透光性放電容器1の内径が14〜20mmの場合
に、ステムトップ部1C2の外径を13〜19mm程度
に設定すると効果的である。
【0136】そうして、放電によって発生した熱がステ
ムトップ部1c2により遮断ないし低減されるので、透
光性放電容器の端部に最冷部を一層確実に形成すること
ができる。特に照明器具に実装した際に水平点灯時にお
ける発光効率を向上することができる。
【0137】なお、透光性放電容器の断面形状が円形で
ない場合には、ステムトップ部の形状も非円形にすれば
よい。
【0138】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、管径18mm
以下の細長い透光性放電容器から外部へ突出する細管内
に第1のアマルガムを封入するとともに、第1のアマル
ガムから離間した位置において透光性放電容器の内部に
封入された第2のアマルガムまたは水銀を備え、放電路
長が300mm以上であることにより、点灯初期の水銀
蒸気の不足による光束立ち上がり特性が改善されるとと
もに、放電空間における水銀蒸気の枯渇による暗点を防
止した蛍光ランプを提供することができる。
【0139】請求項2の発明によれば、管径18mm以
下で互いに近接して延在する少なくとも一対のほぼ直線
部をその一端側で連通させる連通部を備えた透光性放電
容器において、そのほぼ直線部の一端から連通部の放電
路中心までの距離をHとしたときに、透光性放電容器の
一端から6H以下の距離に少なくとも一方の電極を封装
するとともに、透光性放電容器の一端から外部へ突出す
る細管内にアマルガムを封入したことにより、透光性放
電容器の先端または透光性放電容器の他端に最冷部が形
成されるとともに、アマルガムが加熱されて所要量の水
銀蒸気が供給されるので、放電空間における水銀蒸気の
枯渇による暗点を防止した蛍光ランプを提供することが
できる。
【0140】請求項3の発明によれば、管径18mm以
下で互いに近接して延在する少なくとも一対のほぼ直線
部および一対のほぼ直線部をその一端側において連通さ
せる連通部を備えた透光性放電容器の端部に、透光性放
電容器のほぼ直線部の一端から連通部の放電路中心まで
の距離をHとしたときに少なくとも一方が透光性放電容
器の端部から6H以下の距離に位置するとともに内部導
入線の長さがH以であるように一対の電極を封装したこ
とにより、透光性放電容器の先端に最冷部を形成すると
ともに、細管内のアマルガムの温度を適切に高めて所要
量の水銀蒸気を放電空間に供給できるので、水銀蒸気圧
を最適に制御して暗点を防止した蛍光ランプを提供する
ことができる。
【0141】請求項4の発明によれば、管径が18mm
以下で互いに近接して延在する少なくとも一対のほぼ直
線部をその一端側に連通部を備えた透光性放電容器にお
いて、その内面の最大径部をD2としたときに、透光性
放電容器の端部から4(D2)以下で、かつD2以上の
距離に位置するように一対の電極を封装したことによ
り、透光性放電容器の端部に最冷部が形成されるととも
に、水銀が電極によって加熱されて所要量の水銀蒸気を
供給するので、放電空間における水銀蒸気の枯渇による
暗点を防止した蛍光ランプを提供することができる。
【0142】請求項5の発明によれば、管径が18mm
以下で互いに近接して延在する少なくとも一対のほぼ直
線部をその一端側に連通部を備えた透光性放電容器にお
いて、その内面の最大径部をD2としたときに、透光性
放電容器の一端から4(D2)以下で、かつD2以上の
距離に位置するように第1の電極を封装し、透光性放電
容器の他端に細管を配設して内部にアマルガムを封入す
るとともに、第1の電極より端部に接近して第2の電極
を封装したことにより、透光性放電容器の一端に最冷部
が形成されるとともに、アマルガムが第2の電極によっ
て加熱されて所要量の水銀蒸気を供給するので、放電空
間における水銀蒸気の枯渇による暗点を防止した蛍光ラ
ンプを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蛍光ランプの第1の実施形態としての
コンパクト形蛍光ランプを示す一部切欠一部断面正面図
【図2】本発明の蛍光ランプの第1の実施形態における
光束立ち上がり特性を比較例のそれとともに示すグラフ
【図3】本発明の蛍光ランプの第2の実施形態としての
コンパクト形蛍光ランプを示す一部切欠一部断面正面図
【図4】本発明の蛍光ランプの第3の実施形態としての
電球形蛍光ランプを示す正面図
【図5】おなじく発光間を示す底面図
【図6】本発明の蛍光ランプの第4の実施形態としての
コンパクト形蛍光ランプを示す一部切欠一部断面正面図
【図7】本発明の蛍光ランプの第5の実施形態としての
コンパクト形蛍光ランプを示す側面図
【図8】本発明の蛍光ランプの第5の実施形態に関連し
て電極高さに対する透光性放電容器の端部の温度の関係
を示すグラフ
【図9】本発明の蛍光ランプの第6の実施形態としての
コンパクト形蛍光ランプを示す一部切欠一部断面正面図
【図10】本発明の蛍光ランプの第7の実施形態として
のコンパクト形蛍光ランプを示す一部切欠一部断面正面
【図11】本発明の蛍光ランプの第7の実施形態に関連
して電極高さに対する透光性放電容器の端部の温度の関
係を示すグラフ
【図12】本発明の蛍光ランプの第8の実施形態として
のコンパクト形蛍光ランプを示す一部切欠一部断面正面
【図13】本発明の蛍光ランプの第9の実施形態として
のコンパクト形蛍光ランプを示す側面図
【図14】本発明の蛍光ランプの第10の実施形態とし
てのコンパクト形蛍光ランプを示す一部切欠一部断面正
面図
【図15】本発明の蛍光ランプの第11の実施形態とし
てのコンパクト形蛍光ランプにおける一方の電極側を示
す断面図
【符号の説明】
1…透光性放電容器 1a…直線部 1b…連通部 1c…フレアステム 1c1…内部導入線 2…電極 3A…細管 3A1…ネック部 3B…細管 4…蛍光体層 5…第1のアマルガム 6…第2のアマルガム 7…口金 7a…口金ピン 8…スペーサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 市朗 東京都品川区東品川四丁目3番1号東芝ラ イテック株式会社内 Fターム(参考) 5C015 UU04 UU05 UU06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端が封止された管径18mm以下の細長
    い透光性放電容器と;透光性放電容器の両端に封装され
    た一対の電極と;少なくとも透光性放電容器から外部へ
    突出するとともに透光性放電容器内に連通していて先端
    が封止された細管と;透光性放電容器の内面側に形成さ
    れた蛍光体層と;透光性放電容器の内部に封入された希
    ガスと;細管内に封入された第1のアマルガムと;透光
    性放電容器内の第1のアマルガムから離間した位置に封
    入された第2のアマルガムまたは水銀と;を具備し、放
    電路長が300mm以上であることを特徴とする蛍光ラ
    ンプ。
  2. 【請求項2】管径18mm以下で互いに近接して延在す
    る少なくとも一対のほぼ直線部および一対のほぼ直線部
    をその一端側において連通させる連通部を備え両端が封
    止された透光性放電容器と;透光性放電容器のほぼ直線
    部の一端から連通部の放電路中心までの距離をHとした
    ときに少なくとも一方が透光性放電容器の端部から6H
    以下の距離に位置するとともに内部導入線の長さがH以
    上であるように透光性放電容器の一端に封装された一対
    の電極と;少なくとも透光性放電容器から外部へ突出す
    るとともに透光性放電容器内に連通していて先端が封止
    された細管と;透光性放電容器の内面側に形成された蛍
    光体層と;透光性放電容器の内部に封入された希ガス
    と;細管内に封入されたアマルガムと;を具備している
    ことを特徴とする蛍光ランプ。
  3. 【請求項3】管径18mm以下で互いに近接して延在す
    る少なくとも一対のほぼ直線部および一対のほぼ直線部
    をその一端側において連通させる連通部を備え両端が封
    止された透光性放電容器と;透光性放電容器のほぼ直線
    部の一端から連通部の放電路中心までの距離をHとした
    ときに少なくとも一方が透光性放電容器の端部から6H
    以下の距離に位置するとともに内部導入線の長さがH以
    上であるように透光性放電容器の端部に封装された一対
    の電極と;少なくとも透光性放電容器から外部へ突出す
    るとともに透光性放電容器内に連通していて先端が封止
    された細管と;透光性放電容器の内面側に形成された蛍
    光体層と;透光性放電容器の内部に封入された希ガス
    と;細管内に封入されたアマルガムと;を具備している
    ことを特徴とする蛍光ランプ。
  4. 【請求項4】管径18mm以下で互いに近接して延在す
    る少なくとも一対のほぼ直線部および一対のほぼ直線部
    をその一端側において連通させる連通部を備え両端が封
    止された透光性放電容器と;透光性放電容器の内面の最
    大径部をD2としたときに透光性放電容器の端部から4
    (D2)以下で、かつD2以上の距離に位置するように
    透光性放電容器の両端に封装された一対の電極と;透光
    性放電容器の内面側に形成された蛍光体層と;透光性放
    電容器の内部に封入された希ガスおよび水銀と;を具備
    していることを特徴とする蛍光ランプ。
  5. 【請求項5】管径18mm以下で互いに近接して延在す
    る少なくとも一対のほぼ直線部および一対のほぼ直線部
    をその一端側において連通させる連通部を備え両端が封
    止された透光性放電容器と;透光性放電容器の内面の最
    大径部をD2としたときに透光性放電容器の端部から4
    (D2)以下で、かつD2以上の距離に位置するように
    透光性放電容器の一端に封装された第1の電極と;透光
    性放電容器の他端において第1の電極より端部に接近し
    て封装された第2の電極と;透光性放電容器の内面側に
    形成された蛍光体層と;透光性放電容器の他端から外部
    へ突出するとともに透光性放電容器内に連通していて先
    端が封止された細管と;透光性放電容器内に封入された
    希ガスと;細管内に封入されたアマルガムと;を具備し
    ていることを特徴とする蛍光ランプ。
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