JP2000268657A - コントロールパネル、及び、コントロールパネルの製造方法 - Google Patents

コントロールパネル、及び、コントロールパネルの製造方法

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JP2000268657A
JP2000268657A JP11075852A JP7585299A JP2000268657A JP 2000268657 A JP2000268657 A JP 2000268657A JP 11075852 A JP11075852 A JP 11075852A JP 7585299 A JP7585299 A JP 7585299A JP 2000268657 A JP2000268657 A JP 2000268657A
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control panel
display sheet
panel
operation unit
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JP11075852A
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Shuji Takiguchi
修司 滝口
Atsuyoshi Yamaguchi
敦吉 山口
Toshibumi Kobayashi
俊文 小林
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パネル本体や操作部に設けられたシンボルの
ブラックフェイス化,マルチスイッチ化を図ることがで
きるようにする。 【解決手段】 パネル本体10又は操作部21,22
に、透過性を有するシンボルを設け、該シンボルを、パ
ネル本体10又は操作部21,22の裏側から照明する
コントロールパネル1において、透過性を有するフィル
ムに、スモーク調のシンボルSと、該シンボルSと類似
色の非透過な地色(黒等)とを印刷した表示シート30
を備え、該表示シート30によって、パネル本体10又
は操作部21,22の表面全体を被包した構成としてあ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広く機器全般に設
けられたコントロールパネル、及び、コントロールパネ
ルの製造方法に関し、特に、パネル本体や操作部に設け
られたシンボルのブラックフェイス化,マルチスイッチ
化を図ることができるコントロールパネルと、部品点数
の削減による組立工数の減少を図ることができるコント
ロールパネルの製造方法とに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、車両のインストルメントパネル
や、これを構成するメーターパネル,センタクラスタに
おける空調装置又はカーオーディオの操作パネル等は、
全て、車両自体又は車載機器を人が制御するためのコン
トロールパネルといえる。
【0003】図7は、インストルメントパネルのセンタ
クラスタに設けられた従来のコントロールパネルを示す
斜視図である。同図において、従来のコントロールパネ
ル100は、パネル本体110に、キートップ(押しボ
タン)121やダイヤル122等の操作部を配設した構
成となっており、これらキートップ121やダイヤル1
22の表面、又は、ダイヤル122周辺のパネル本体1
10の表面には、キートップ121やダイヤル122の
機能又は操作状態を意味するシンボル130が設けてあ
った。
【0004】シンボル130は、文字、図形、記号、目
盛、色彩等の情報伝達手段であり、透過性を有し照明に
より発光するものと、キートップ121等に直接印字し
た非透過のものとがあった。
【0005】図8(a)に示すように、透過性を有する
シンボル131aは、非透過なキートップ121等に、
透過性を有する材料を二色成形したり、透過性を有する
フィルムに文字等を抜いて印刷した銘板を貼付するとい
った手段で設けられていた。
【0006】一般に、シンボル131aを乳白色等の淡
色、その地色131bを黒等の濃色として、両者にコン
トラストの差を持たせ、照明しないときでも、常にシン
ボル131aを視認することができるようにしていた。
【0007】一方、図8(b)は、従来のマルチスイッ
チを示すものであり、一のキートップ121に二以上の
機能を割り当て、これら機能を意味する二以上のシンボ
ル131c,131cを、該キートップ121の表面に
印字した構成となっていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来のコントロールパネル100では、パネル本体110
又はキートップ121等に設けたシンボル130(13
1a,131c)が、照明していないときでも、常に視
認可能であったため、これらシンボル130のいわゆる
ブラックフェイス化を図ることができないという問題が
あった。
【0009】ここで、ブラックフェイス化とは、主にメ
ータパネルに用いられている技術であり、スピードメー
タやタコメータ等の前面をスモークシートで覆い、これ
らスピードメータ等を、照明したときのみ透視可能と
し、それ以外のときは視認することができないようにし
たものである(例えば、実開平5−3925号)。
【0010】上記従来技術において、キートップ121
にシンボル131cを直接印字した場合は、照明の有無
に関わらず、該シンボル131cが常に視認可能であ
り、また、シンボル131aが透過性を有する場合で
も、該シンボル131aと地色131bにコントラスト
の差を持たせていたので、該シンボル131aが常に視
認可能であり、いずれもシンボル131a,131cの
ブラックフェイス化を図ることができなかった。
【0011】特に、図8(b)に示すマルチスイッチで
は、一のキートップ121の表面に印字した二以上のシ
ンボル131c,131cが、常に視認可能であったた
め、操作の過程で二以上のシンボル131c,131c
の認識及び選択といった判断が必要となり、判断に迷い
が生じて円滑な操作ができないという問題もあった。
【0012】なお、特開平10−58953号では、使
用頻度の低いスイッチ類を透視不可のスモークシートで
覆い隠し、外観のシンプル化を図った車両用空調装置の
コントロールパネルが提案されている。
【0013】しかし、スモークシートと、これが設けら
れるパネル本体とが別部品である以上、スモークシート
とパネル本体の間には必ず境界が存在し、パネル本体上
で質感の相違するスモークシートが目立ってしまうとい
う問題があった。
【0014】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、パネル本体又は操作部におけるシンボルのブ
ラックフェイス化を図ることができるとともに、マルチ
スイッチの操作性の向上を図ることができるコントロー
ルパネルと、部品点数の削減による組立工数の減少を図
ることができるコントロールパネルの製造方法との提供
を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のコントロールパネルは、パネル本体
又は該パネル本体に配設された操作部に、透過性を有す
るシンボルを設け、該シンボルを、前記パネル本体又は
前記操作部の裏側から照明するコントロールパネルにお
いて、透過性を有するフィルムに、半透過のシンボル
と、該シンボルと類似色の非透過な地色とを印刷した表
示シートを備え、該表示シートを前記パネル本体又は前
記操作部の表面に設けた構成としてある。
【0016】このような構成によれば、表示シートにお
けるシンボルと地色を、透過率の異なる類似色としたこ
とにより、シンボルを裏側から照明しない限り、これら
シンボルと地色の外観上の区別が全くつかない、いわゆ
るブラックフェイス(但し、色は黒に限定されない)化
を図ることができる。
【0017】これにより、シンボルを裏側から照明しな
いとき、すなわち、キートップ等の操作を行なわないと
きは、コントロールパネルの外観を、シンボルの全くな
いシンプルなものとすることができる。
【0018】一方、キートップ等の操作を行なうとき
は、シンボルを裏側から照明することによってシンボル
を発光させ、これまで視認できなかったシンボルが、パ
ネル本体の各所、及び、キートップやダイヤル等の各種
操作部に突如として現れ、従来存在しなかった視覚的効
果を奏する。
【0019】好ましくは、請求項2記載のコントロール
パネルのように、前記表示シートのシンボルを半透過の
スモークとした構成とする。
【0020】このような構成によれば、表示シートにお
けるシンボルをスモーク、その地色をスモークと同系の
暗色(黒等)とすることによって、シンボルを裏側から
照明しないときは、シンボルと地色の外観上の区別が全
くつかなくなり、シンボルをブラックフェイス化するこ
とができる。
【0021】その反面、シンボルを裏側から照明したと
きは、発光するシンボルが、暗色の地色上で際立ち、シ
ンボルの視認性の向上と、これによる操作性の向上とを
図ることができる。
【0022】好ましくは、請求項3記載のコントロール
パネルのように、前記パネル本体又は前記操作部の表面
を、前記表示シートで被包した構成とする。
【0023】上述した表示シートをパネル本体又は操作
部の表面に部分的に貼付等した場合、たとえ、表示シー
ト上におけるシンボルと地色の区別をつかなくすること
ができたとしても、表示シートとパネル本体又は操作部
の境界がある限り、これら表示シートとパネル本体又は
操作部の区別までつかなくすことはできない。
【0024】そこで、上記構成によれば、パネル本体又
は操作部の表面を表示シートで被包することにより、表
示シートが、これらパネル本体又は操作部の表面を形成
し、表示シートとパネル本体又は操作部の区別を全くつ
かなくすることができる。
【0025】これにより、シンボルの完全なるブラック
フェイス化を図ることができ、シンボルを裏側から照明
したときと、照明しないときのコントロールパネルの外
観をより異なったものにすることができる。
【0026】なお、パネル本体又は操作部の表面を表示
シートで被包することによって、パネル本体又は操作部
の表面処理が不要となり、また、パネル本体又は操作部
を、透過又は非透過のいずれの材料でも形成することが
できる。
【0027】好ましくは、請求項4記載のコントロール
パネルのように、前記操作部としての一のキートップに
二以上の機能を割り当て、該キートップの表面に、前記
機能に対応する二以上の前記シンボルを印刷した前記表
示シートを設け、前記キートップの裏側に、各シンボル
を個別に照明する二以上の光源を設け、これら光源間を
相互に遮光した構成とする。
【0028】シンボルを裏側から照明しないときは、シ
ンボルと地色の外観上の区別をつかなくすることができ
るという本発明の基本的効果を応用したものであり、こ
のような構成によれば、操作部としての一のキートップ
に二以上の機能を割り当てた場合、使用する機能に対応
する必要なシンボルのみを発光させて良好に視認できる
ようにし、その反面、不使用の機能に対応する不要なシ
ンボルを視認できなくすることができ、操作性の向上を
図ることができる。
【0029】好ましくは、請求項5記載のコントロール
パネルのように、前記操作部としての一のキートップの
表面に、該キートップに割り当てられた機能を意味する
第一の前記シンボルと、該機能のON/OFF状態を示
す第二の前記シンボルとを印刷した前記表示シートを設
け、前記キートップの裏側に、各シンボルを個別に照明
する二つの光源を設け、これら光源間を相互に遮光した
構成とする。
【0030】上記と同様、シンボルを裏側から照明しな
いときは、シンボルと地色の外観上の区別をつかなくす
ることができるという本発明の基本的効果を応用したも
のであり、このような構成によれば、機能を意味する第
一のシンボルと、該機能のON/OFF状態を示す第二
のシンボルとをブラックフェイス化できる。
【0031】上記目的を達成するために、請求項6記載
のコントロールパネルの製造方法は、請求項1〜5いず
れか記載のコントロールパネルの製造方法であって、透
明なフィルムに半透過層を印刷した後、該半透過層上
に、これと類似色の非透過層を、シンボル形状を抜いて
印刷することにより、前記表示シートを形成するように
してある。
【0032】上記目的を達成するために、請求項7記載
のコントロールパネルの製造方法は、請求項1〜5いず
れか記載のコントロールパネルの製造方法であって、半
透過なフィルムに、これと類似色の非透過層を、シンボ
ル形状を抜いて印刷することにより、前記表示シートを
形成するようにしてある。
【0033】これら製造方法によれば、本発明のコント
ロールパネルの基本的な構成要素である表示シートを、
印刷により簡単に製造することができる。
【0034】上記目的を達成するために、請求項8記載
のコントロールパネルの製造方法は、請求項3記載のコ
ントロールパネルの製造方法であって、前記表示シート
を、あらかじめ前記パネル本体又は前記操作部の表面形
状に予備成形した後、前記パネル本体又は前記操作部の
成形時において、前記表示シートを、前記パネル本体又
は前記操作部の成形型内で、前記パネル本体又は前記操
作部の表面に一体化するようにしてある。
【0035】このような製造方法によれば、パネル本体
又は操作部の成形と同時に、これらパネル本体又は操作
部の表面を表示シートで簡単に被包することができる。
また、二部品の一体化により部品点数を削減することが
でき、組立工数の減少を図ることができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明のコントロールパネ
ル、及び、コントロールパネルの製造方法の実施形態に
ついて説明する。まず、本発明の一実施形態に係るコン
トロールパネルについて、図1〜図3を参照しつつ説明
する。
【0037】図1は本発明の一実施形態に係るコントロ
ールパネルの斜視図であり、同図(a)はシンボルの非
照明時,同図(b)はシンボルの照明時を示す。図2
(a)は上記コントロールパネルのパネル本体を示す部
分拡大図であり、同図(b)は同図(a)のA−A断面
図である。図3(a)は二以上のシンボルを設けた各種
キートップを示すものであり、同図(b)は同図(a)
に示す一のキートップの拡大図,同図(c)は同図
(b)のB−B断面図である。
【0038】図1(a)において、本実施形態のコント
ロールパネル1は、主として、パネル本体10と、該パ
ネル本体10に配設されたキートップ21,ダイヤル2
2等の操作部と、これらパネル本体10,キートップ2
1及びダイヤル22の表面全体を被包する表示シート3
0とを備えた構成となっている。
【0039】図2(b)に示すように、表示シート30
は、透明なフィルム31に半透過のスモーク(半透過
層)32を印刷した後、該スモーク32上に、これと類
似する暗色(黒等)の非透過な地色(非透過層)33
を、シンボルSの形状を抜いて印刷した構成となってい
る。
【0040】シンボルSを形成するスモーク32と、そ
の地色33とが、透過率の異なる類似色であるため、図
2(a)に示すシンボルSは、図示しない光源により裏
側から照明しない限り、視認することができなくなる。
【0041】ここで、シンボルSと地色33とを類似色
としたのは、非照明時におけるシンボルSと地色33と
の区別を付かなくするためである。したがって、これら
シンボルSと地色33とが同一色であれば、より両者の
区別が付かなくなって好ましいが、両者は透過率が異な
るため、物理的に完全な同一色とはならない。また、シ
ンボルSと地色33とが非類似色では、非照明時におい
てシンボルSと地色33とが明確に区別されてしまう。
このような理由により、シンボルSと地色33とを類似
色にすることとした。
【0042】好ましくは、スモーク32の透過率を50
%〜80%程度にすることによって、シンボルSの色が
地色33に極めて近似(ほぼ同一)し、非照明時におけ
るシンボルSの視認性をより低下させることができる。
【0043】なお、パネル本体10、キートップ21及
びダイヤル22における、シンボルSに対応する位置に
は、前記光源からの光をシンボルSに到達させるための
図示しない透過孔が設けてある。
【0044】また、本実施形態では、パネル本体10、
キートップ21及びダイヤル22の表面全体を表示シー
ト30で被包しているので、前記透過光を設けずに、こ
れらパネル本体10、キートップ21及びダイヤル22
の表面全体を透明な材料で形成してもよい。
【0045】このような構成からなる本実施形態のコン
トロールパネル1によれば、表示シート30における、
シンボルSを形成するスモーク32と、黒等の地色33
とが、透過率の異なる類似色であるため、裏側から照明
されない限り、シンボルSを視認することができなくな
る。
【0046】これにより、シンボルSのいわゆるブラッ
クフェイス化を図ることができ、図1(a)に示す非照
明時において、シンボルSの全く存在しないシンプルな
外観のコントロールパネル1が実現する。
【0047】この場合、パネル本体10,キートップ2
1及びダイヤル22の表面全体を表示シート30で被包
しているので、これらパネル本体10等と表示シート3
0との境界がなく、シンボルSの漠たる位置すら予測す
ることができない。
【0048】そして、例えば、イグニッションスイッチ
のON動作と同時に、各シンボルSの裏側に配設した図
示しない光源を点灯させることにより、図1(b)に示
すように、各シンボルSが一斉に発光して視認可能とな
る。
【0049】この場合、発光するシンボルSが暗色の地
色33上で際立ち、このような明暗の差によって、シン
ボルSをより明確に視認することができる。
【0050】この結果、図1(a)に示す非照明時にお
いて、視認することのできなかった各シンボルSが、図
1(b)に示す照明時において、パネル本体10の各
所、及び、キートップ21やダイヤル22といった各種
操作部に突如として現れ、従来存在しなかった視覚的効
果を奏することになる。
【0051】ここで、非照明時にシンボルSの視認を不
可能とし、照明時にシンボルSを明確に視認可能とする
といった本実施形態のコントロールパネル1の基本的効
果は、単一のキートップ21に二以上の機能を割り当て
たマルチスイッチにも応用することができ、その操作性
の向上に寄与する。そこで、かかるマルチスイッチにつ
いて、図3(a),(b),(c)を参照しつつ説明す
る。
【0052】図3(a),(b)に示すキートップ2
1,23,24のうち、キートップ23には、二以上の
機能が割り当ててあり、該キートップ23の表面には、
これら機能に対応する二以上のシンボルS1,S2,S
3を印刷した表示シート30が被包してある。
【0053】図3(c)に示すように、キートップ23
の裏側には、各シンボルS1,S2,S3を個別に照明
する二以上の光源21a,21a,21aを配設すると
ともに、キートップ23の裏側に一体成形した遮光板2
1b,21bによって、これら光源21a間を相互に遮
光した構成としてある。
【0054】このような構成によれば、図3(b)に示
すように、一のキートップ23に二以上の機能を割り当
てた場合、使用する機能に対応する必要なシンボルS3
のみを発光させて良好に視認できるようにし、その反
面、不使用の機能に対応する不要なシンボルS2,S3
を視認できなくすることができ、操作性の向上を図るこ
とができる。
【0055】なお、図3(a)において、キートップ2
4の表面には、該キートップ24に割り当てられた機能
を意味する第一のシンボルS1と、該機能のON/OF
F状態を示す第二のシンボルS2とを印刷した表示シー
ト30が被包してある。
【0056】また、上記と同様に、キートップ24の裏
側には、第一及び第二のシンボルS1,S2を個別に照
明する二つの図示しない光源を設け、これら光源間を図
示しない遮光板で相互に遮光した構成となっている。
【0057】このような構成によれば、機能を意味する
第一のシンボルS1と、該機能のON/OFF状態を示
す第二のシンボルS2とをブラックフェイス化すること
ができる。
【0058】次に、本発明の一実施形態に係るコントロ
ールパネルの製造方法について、図4〜図6を参照しつ
つ説明する。図4〜図6は、本発明の一実施形態に係る
コントロールパネルの製造方法の主な手順を示す説明図
である。
【0059】なお、上述のように、コントロールパネル
1は、主として、パネル本体10、操作部であるキート
ップ21及びダイヤル22の表面を、それぞれ表示シー
ト30で被包した構成となっており(図1(a),
(b)参照)、これら構成部品は、ほぼ同様の方法で製
造される。したがって、説明の重複を避けるため、本実
施形態では、これら構成部品のうち、ダイヤル22の製
造方法についてのみ説明する。
【0060】図4において、ダイヤル22の表面形状に
一致する金型40を用いて、平坦な表示シート30を真
空成形又は圧空成形等し、該表示シート30を、あらか
じめダイヤル22の表面形状に予備成形する(図5参
照)。
【0061】図5において、ダイヤル22の表面形状に
予備成形した表示シート30から、不要部分を排除する
ことにより、該表示シート30が、ダイヤル22の表面
形状に完全一致し、該ダイヤル22の表皮となる。
【0062】図6において、50A,50Bはダイヤル
22の成形型であり、予備成形した表示シート30を、
成形型50A,50Bのキャビティ51内にセットす
る。そして、キャビティ51内に合成樹脂材料を充填す
ることにより、成形されたダイヤル22の表面に表示シ
ート30が一体化される。
【0063】これら図4〜図6と同様の手順により、パ
ネル本体10とキートップ21を製造し、パネル本体1
0にキートップ21及びダイヤル22等を組み付けるこ
とにより、コントロールパネル1が完成する。
【0064】このような本実施形態のコントロールパネ
ルの製造方法によれば、パネル本体10又はキートップ
21,ダイヤル22の成形と同時に、これらパネル本体
10等の表面を表示シート30で簡単に被包することが
できる。また、二部品の一体化によって部品点数を削減
することができ、組立工数の減少を図ることができる。
【0065】さらに、パネル本体10等の表面が、その
成形と同時に表示シート30に被包されるので、これら
パネル本体10等の表面処理が不要となる。
【0066】なお、本発明のコントロールパネル、及
び、コントロールパネルの製造方法は、上述した各実施
形態に限定されるものではない。
【0067】例えば、上述したコントロールパネルの一
実施形態では、表示シート30におけるシンボルSをス
モーク32とし、その地色33を黒等としたが、これに
限らず、半透過なシンボルに対して、これと類似色の非
透過な地色という条件を具備すれば、これらシンボルと
地色は何色でも構わない。
【0068】また、上述したコントロールパネルの一実
施形態では、表示シート30が、フィルム31に、半透
過層であるスモーク32と、非透過層である地色33と
を印刷した三層構造としたが、これに限らず、半透過な
フィルム(スモークフィルム,乳白色フィルム等)に、
非透過層である地色を、シンボル形状を抜いて印刷した
二層構造としてもよい。
【0069】さらに、上述したコントロールパネル、及
び、コントロールパネルの製造方法のいずれの実施形態
も、パネル本体10等の表面全体を表示シート30で被
包する構成及び方法となっているが、これに限らず、パ
ネル本体10等の表面に、表示シート30を部分的に貼
り付けてもよい。
【0070】
【発明の効果】以上のように、本発明のコントロールパ
ネルによれば、パネル本体又は操作部におけるシンボル
のブラックフェイス化を図ることができるとともに、マ
ルチスイッチの操作性の向上を図ることができる。ま
た、本発明のコントロールパネルの製造方法によれば、
部品点数の削減による組立工数の減少を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るコントロールパネル
の斜視図であり、同図(a)はシンボルの非照明時,同
図(b)はシンボルの照明時を示す。
【図2】同図(a)は上記コントロールパネルのパネル
本体を示す部分拡大図であり、同図(b)は同図(a)
のA−A断面図である。
【図3】同図(a)は二以上のシンボルを設けた各種キ
ートップを示すものであり、同図(b)は同図(a)に
示す一のキートップの拡大図,同図(c)は同図(b)
のB−B断面図である。
【図4】本発明の一実施形態に係るコントロールパネル
の製造方法の一手順を示す説明図である。
【図5】同じく、上記コントロールパネルの製造方法の
一手順を示す説明図である。
【図6】同じく、上記コントロールパネルの製造方法の
一手順を示す説明図である。
【図7】車両におけるインストルメントパネルのセンタ
クラスタに設けられた従来のコントロールパネルを示す
斜視図である。
【図8】同図(a)は透過性を有するシンボルを設けた
従来のキートップを示す正面図であり、同図(b)は非
透過な二以上のシンボルをキートップに印字した従来の
マルチスイッチを示す正面図である。
【符号の説明】
1 コントロールパネル 10 パネル本体 21,23,24 キートップ(操作部) 21a 光源 21b 遮光板 22 ダイヤル(操作部) 30 表示シート 31 フィルム 32 スモーク(半透過層) 33 地色(非透過層) S,S1,S2,S3 シンボル 40 金型 50A,50B 成形型 51 キャビティ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01H 11/00 H01H 11/00 E (72)発明者 小林 俊文 静岡県裾野市御宿1500 矢崎総業株式会社 内 Fターム(参考) 3D044 BA11 BA16 BA21 BA26 BB01 BC01 BD01 BD07 5G023 AA12 CA30 CA41 5G052 AA22 AA23 AA24 BB01 BB02 JA02 JA03 JB02 JC20

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネル本体又は該パネル本体に配設され
    た操作部に、透過性を有するシンボルを設け、該シンボ
    ルを、前記パネル本体又は前記操作部の裏側から照明す
    るコントロールパネルにおいて、 透過性を有するフィルムに、半透過のシンボルと、該シ
    ンボルと類似色の非透過な地色とを印刷した表示シート
    を備え、該表示シートを前記パネル本体又は前記操作部
    の表面に設けたことを特徴とするコントロールパネル。
  2. 【請求項2】 前記表示シートのシンボルを半透過のス
    モークとした請求項1記載のコントロールパネル。
  3. 【請求項3】 前記パネル本体又は前記操作部の表面
    を、前記表示シートで被包した請求項1又は2記載のコ
    ントロールパネル。
  4. 【請求項4】 前記操作部としての一のキートップに二
    以上の機能を割り当て、該キートップの表面に、前記機
    能に対応する二以上の前記シンボルを印刷した前記表示
    シートを設け、前記キートップの裏側に、各シンボルを
    個別に照明する二以上の光源を設け、これら光源間を相
    互に遮光した請求項1〜3いずれか記載のコントロール
    パネル。
  5. 【請求項5】 前記操作部としての一のキートップの表
    面に、該キートップに割り当てられた機能を意味する第
    一の前記シンボルと、該機能のON/OFF状態を示す
    第二の前記シンボルとを印刷した前記表示シートを設
    け、前記キートップの裏側に、各シンボルを個別に照明
    する二つの光源を設け、これら光源間を相互に遮光した
    請求項1〜3いずれか記載のコントロールパネル。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5いずれか記載のコントロー
    ルパネルの製造方法であって、 透明なフィルムに半透過層を印刷した後、該半透過層上
    に、これと類似色の非透過層を、シンボル形状を抜いて
    印刷することにより、前記表示シートを形成することを
    特徴とするコントロールパネルの製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5いずれか記載のコントロー
    ルパネルの製造方法であって、 半透過なフィルムに、これと類似色の非透過層を、シン
    ボル形状を抜いて印刷することにより、前記表示シート
    を形成することを特徴とするコントロールパネルの製造
    方法。
  8. 【請求項8】 請求項3記載のコントロールパネルの製
    造方法であって、 前記表示シートを、あらかじめ前記パネル本体又は前記
    操作部の表面形状に予備成形した後、前記パネル本体又
    は前記操作部の成形時において、前記表示シートを、前
    記パネル本体又は前記操作部の成形型内で、前記パネル
    本体又は前記操作部の表面に一体化したことを特徴とす
    るコントロールパネルの製造方法。
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