JP2000267351A - 電子写真用磁性トナーの製造方法、トナー、そのトナーを含む2成分系現像剤、ならびに画像形成方法および画像形成装置 - Google Patents

電子写真用磁性トナーの製造方法、トナー、そのトナーを含む2成分系現像剤、ならびに画像形成方法および画像形成装置

Info

Publication number
JP2000267351A
JP2000267351A JP6745999A JP6745999A JP2000267351A JP 2000267351 A JP2000267351 A JP 2000267351A JP 6745999 A JP6745999 A JP 6745999A JP 6745999 A JP6745999 A JP 6745999A JP 2000267351 A JP2000267351 A JP 2000267351A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
fine particles
magnetic toner
magnetic
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6745999A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4113632B2 (ja
Inventor
Takashi Taira
孝 平
Masaaki Ishiyama
雅章 石山
Tatsuro Tsuchimoto
達郎 土本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP06745999A priority Critical patent/JP4113632B2/ja
Publication of JP2000267351A publication Critical patent/JP2000267351A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4113632B2 publication Critical patent/JP4113632B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 長時間、または高速で画像形成を行っても現
像剤が感光体表面への付着(フィルミング)は発生せ
ず、そのため画像欠陥も起こらない電子写真用磁性トナ
ーとその製造方法、トナー、それを含む2成分系現像
剤、それを用いた画像形成方法と装置を提供する。 【解決手段】 少なくとも結着樹脂と磁性体を溶融混練
し、得られた混練物を粉砕、分級してトナー粒子を製造
し、ついでトナー粒子に無機微粒子を添加、混合して電
子写真用磁性トナーを製造する際に、無機微粒子の目標
添加率の3〜30倍となるように無機微粒子の高濃度混
合物を予め調製し、ついで、その高濃度混合物にトナー
粒子を添加、混合して無機微粒子の濃度を目標添加率に
まで希釈する電子写真用磁性トナーの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真用磁性ト
ナーの製造方法、その方法で製造された電子写真用磁性
トナー、その磁性トナーを含む2成分系現像剤、その現
像剤を用いた画像形成方法と画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ブラシ方式による電子写真法や静電
記録法などでは、カラー印刷が可能で高速印刷も可能で
あるということから、最近では、現像剤として2成分系
現像剤が広く用いられている。この磁気ブラシ方式で
は、次のようにして画像形成が進行する。まず、例えば
表面が半導体で構成され、一様に表面が荷電している感
光体の当該表面を、形成すべき画像のパターンで露光し
てそこに静電潜像が形成される。ついで、内部に磁気ロ
ールを備え、感光体の表面に対向して配置されている現
像器の中の現像剤のよって前記静電潜像が現像される。
【0003】具体的には、現像器内の現像剤はそれを構
成するキャリアの磁気力によって磁気ロールに吸着され
た状態で感光体の表面に接触または近接し、そして当該
キャリアの表面に付着している現像剤中の帯電トナーが
静電引力で当該キャリアから離脱して前記静電潜像に吸
着され、そこに着色したトナー像を形成する。なお、現
像終了後のキャリアの大部分は磁気ロールに吸着された
まま現像器に戻り、そこで新しいトナーと混合される。
【0004】ついで、このトナー像は転写手段によって
紙などの記録媒体に転写されたのち、更に熱や光などに
よって定着され、ここに画像形成が完了する。ところ
で、上記した画像形成過程では、トナーとキャリアは現
像器内で磁気ロールによって常時撹拌、混合されている
が、その過程でトナーは摩擦帯電してキャリア表面に付
着され、キャリアによって感光体表面にまで運搬されて
いる。
【0005】この撹拌、混合時には、トナーの上記した
摩擦帯電現象の外に、構成粒子相互間の摩擦による発熱
があるため、現像剤の温度は上昇する。とくに、トナー
やキャリアの流動性が悪かったり、また磁気ロールを高
速回転させる高速プリンタの場合には現像剤の温度上昇
は大きくなる。そして、トナーの主成分は樹脂であるた
め、現像剤の温度上昇が大きくなると、トナー相互間で
熱融着が起こり現像剤は凝集体になることがある。しか
しながら、このような状態が発生すると、形成された画
像には現像ロール上の現像ぬけに基因するスジ状の白抜
け(ライトストリーク)が発生し、画像品質は著しく劣
化する。
【0006】このような問題の発生を防止するために、
トナーの表面に無機微粒子を付着せしめることにより、
トナーの構成樹脂が相互に接触することを抑制し、あわ
せてトナーそれ自体の流動性を高めるという処置が採ら
れている。このときの無機微粒子としては、通常、シリ
カ微粒子が用いられている。一方、磁性体の粉末を樹脂
で結着した磁性トナーが提案されている(特開平9−2
58471号公報参照)。この磁性トナーは、その磁気
力により現像装置の現像ロールに磁気的に保持されるた
め、高速運転の場合においてもトナー挙動を制御しやす
いという利点を備えている。
【0007】そして、この磁性トナーは概ね次のように
して製造されている。まず、結着樹脂と磁性体粉末の所
定量を、例えば2軸混練押出機や圧力ニーダなどで溶融
混練する。なお、このとき、必要に応じては、荷電制御
剤、着色剤、ワックスなどの添加剤が配合される。つい
で得られた混練物を冷却したのち、それを、例えばジェ
ットミルや高速衝撃剪断式粉砕機などで粉砕し、更に例
えば風力分級機、篩などを用いて分級して所定粒径の粉
末にして目的とする磁性トナーを得る。
【0008】そして、この磁性トナーの表面に対しては
次のようにして無機微粒子が付着される。それを無機微
粒子がシリカ微粒子である場合について説明する。混合
機の中に磁性トナーの所定量を収容し、ここに、目的と
する付着量に相当する量のシリカ微粒子を添加し、つい
で全体を混合する。使用する混合機としては、ヘンシェ
ルミキサ、マイクロスピードミキサ、ホモジナイザなど
をあげることができる。なおこのとき、混合の過程で混
合物は発熱するので、混合物の温度をトナーが融着しな
い温度に制御することが必要になる。
【0009】この添加、混合により、磁性トナーの表面
にはシリカ微粒子が付着し、ここに目的とするトナーが
製造される。そして最後に、このシリカ微粒子付着磁性
トナーと、別工程で製造しておいたキャリアとを所定の
割合で混合して2成分系の現像剤が製造される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した方
法で製造した磁性トナーを含む現像剤を用いて画像形成
を行うと、現像器内で磁性トナーの熱融着は起こってい
ないにもかかわらず、時として白抜けのような画像欠陥
を生ずる場合がある。本発明は、シリカ微粒子に代表さ
れる無機微粒子が表面に付着している磁性トナーを用い
たときにおける上記した問題を解決することができる電
子写真用磁性トナーを製造する方法の提供を目的とす
る。また、その方法で製造された磁性トナー、その磁性
トナーを含む2成分系現像剤、それを用いた画像形成方
法と画像形成装置の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】無機微粒子が表面に付着
している磁性トナーとキャリアを組み合わせて成る2成
分系現像剤を用いたときに、上記した現象が起こる理由
はいまだ明らかではない。しかしながら、本発明者らが
その現像を起こしたときの感光体の表面を調査したとこ
ろ、生起した画像欠陥に対応する感光体の表面箇所には
シリカ膜と思われる絶縁膜が形成されている現象、いわ
ゆるシリカのフィルミング現象が発生していることを確
認した。
【0012】このようなことから、本発明者らは、上記
した画像欠陥は感光体表面に何らかの理由でシリカ微粒
子が付着し、その部分が絶縁領域となるため現像不能な
箇所になっているためであると推考した。そこで、本発
明者らは、磁気トナーへの無機微粒子の添加と混合の態
様に関して様々な実験を行い、無機微粒子の磁気トナー
表面への付着状態と上記現象との対比を調査したとこ
ろ、無機微粒子の添加と混合の態様は上記画像欠陥の発
生状態に大きな影響を与えるとの知見を得、本発明の電
子写真用磁性トナーの製造方法を開発するに至った。
【0013】すなわち、本発明の電子写真用磁性トナー
の製造方法は、少なくとも結着樹脂と磁性体を溶融混練
し、得られた混練物を粉砕、分級してトナー粒子を製造
し、ついで前記トナー粒子に無機微粒子を添加、混合し
て電子写真用トナーを製造する際に、前記無機微粒子の
目標添加率の3〜30倍となるように無機微粒子の高濃
度混合物を予め調製し、ついで、前記高濃度混合物にト
ナー粒子を添加、混合して前記無機微粒子の濃度を目標
添加率にまで希釈することを特徴とする。
【0014】とくに、前記結着樹脂がポリエステル樹脂
であり、前記無機微粒子がシリカ微粒子であり、またそ
のシリカ微粒子がBET比表面積10m2/g以上、pH
8以上の性状を備えたものであることを好適とする。ま
た本発明においては、上記した方法で製造された電子写
真用磁性トナーが提供され、とくに、無機微粒子として
シリカ微粒子を用いて製造され、かつ、次式: 100×W1/W0 (ただし、W1は、製造された電子写真用磁性トナーを
分散する水溶液に180Wで5分間の超音波振動を与え
たときに、磁性トナー表面に残留しているシリカ微粒子
の付着量を表し、W0は上記超音波振動を与える前に磁
性トナーの表面に付着しているシリカ微粒子の全量を表
す)で示されるシリカ付着力が40〜70%である電子
写真用磁性トナーが提供される。
【0015】また、本発明においては、上記した電子写
真用磁性トナーと、少なくとも結着樹脂と磁性体を含む
キャリアの混合物であることを特徴とする2成分系現像
剤が提供される。更に、本発明においては、感光体の表
面に形成目的の画像パターンを露光して静電潜像を形成
し、前記静電潜像を2成分系現像剤で現像してトナー像
を形成し、前記トナー像を記録媒体に転写したのち定着
する画像形成方法において、前記2成分系現像剤が上記
した電子写真用磁性トナーを含有していることを特徴と
する画像形成方法;感光体と、感光体への帯電手段と、
感光体への露光手段と、2成分系現像剤を収容する現像
器と、トナー像の転写手段と、トナー像の定着手段と、
記録媒体の搬送手段とを備えている画像形成装置におい
て、前記現像剤が上記した電子写真用磁性トナーを含有
していることを特徴とする画像形成装置がそれぞれ提供
される。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明においては、まず最初に、
後述するような方法で磁性トナーが製造され、ついでこ
の磁性トナーに無機微粒子を後述する態様で添加、混合
して目的の電子写真用磁性トナーが製造される。最初
に、本発明の磁性トナーの製造方法について説明する。
【0017】まず、結着樹脂と磁性体を溶融混練する。
また、必要に応じては着色剤、荷電制御剤、ワックスを
同時に配合して混練してもよい。用いる結着樹脂および
磁性体としては、例えば、特開平9−25841号公報
で列記されているような結着樹脂と磁性体をあげること
ができ、着色剤やワックスも上記先行技術に列記されて
いるものを用いることができる。
【0018】また、帯電制御剤としては、特開平10−
10788号公報で列記されているようなものをあげる
ことができる。なお、特開平9−25841号公報に列
記されている結着樹脂のうち、ポリエステル樹脂はフラ
ッシュ定着時の熱分解による異臭が低減し、また荷電量
制御が行いやすく、磁性体の均一分散も実現しやすいの
で好適である。
【0019】溶融混練は、2軸混練押出し機や圧力ニー
ダなどを用い、かつ運転温度を結着樹脂の軟化点以上の
温度に設定して進めればよい。このようにして得られた
混練物は、次に冷却固化したのち、粉砕、分級して所定
粒径の粉末にする。なお、粉砕は、例えばジェットミ
ル、高速衝撃剪断式粉砕機など公知の粉砕機を用いて行
えばよく、また、分級は風力分級、篩分けなどの手段を
用いて行えばよい。
【0020】本発明においては、次に、上記したように
して製造された磁性トナーと無機微粒子が撹拌、混合さ
れ、磁性トナーの流動性が高められる。用いる無機微粒
子としては、例えば特開平9−258471号公報に列
記されているような酸化チタン微粒子、シリカ微粒子、
酸化アルミナ微粒子などをあげることができるが、得ら
れたトナーに高い流動性を与えるという点では、疎水性
のシリカ微粒子であることが好ましい。
【0021】その場合、シリカ微粒子としては、BET
比表面積が100m2/g以上で、かつpH値が8以下を
示すような表面性状を有するものが好ましい。BET比
表面積が100m2/g未満である場合は流動性が充分
でない。またpHが8未満である場合、理由は定かではな
いが、感光体表面へのフィルミングが発生しやすい傾向
がある。とくに、感光体がポリカーボネート成分を表面
層にもつ有機感光体で上記現象が発生しやすい。
【0022】本発明における無機微粒子の添加、混合は
次のような2段階工程で行われる。第1段階の工程で
は、次のような磁性トナーと無機微粒子の混合物を予め
調製する。すなわち、最終的に製造すべきトナーにおけ
る無機微粒子の目標添加率の3〜30倍に相当する添加
率となるように当該無機微粒子を磁性トナーに添加し
て、無機微粒子の高濃度混合物を調製する。
【0023】ついで、第2段階の工程では、上記高濃度
混合物に磁性トナーのみを添加することにより、前記混
合物中の無機微粒子が目標添加率の値になるまで当該無
機微粒子の濃度を希釈する。具体的には、所望量の磁性
トナーを混合機で撹拌しながら、上記した目標添加率の
3〜30倍に相当する量の無機微粒子が1度にまたは所
望する時間をかけて間欠的に添加され、全体が混合さ
れ、ついで、この混合物を引き続き撹拌しながら、そこ
に磁性トナーのみを1度にまたは連続的もしくは間欠的
に所定量投入すればよい。
【0024】このように2段階に分けて磁性トナーと無
機微粒子を混合すると、理由は明確ではないが、磁性ト
ナーの表面に無機微粒子が均一に付着してトナー全体の
流動性が向上するだけではなく、その付着力が適正とな
るためであろうか前記した画像欠陥の発生はほとんど起
こらなくなる。しかしながら、第1段階の工程で無機微
粒子の添加量を目標添加率に相当する量の3倍値よりも
少なくすると、上記した効果は認められずに画像欠陥の
発生が時として起こる。また、30倍値よりも多くする
と、磁性トナーと無機微粒子の均一混合ができなくな
り、仮にそれを最終的に目標添加率になるまで希釈して
も得られた混合物で現像剤を製造することができなくな
る。
【0025】そこで、本発明者らは、無機微粒子として
シリカ微粒子を用い、各種の倍率によって上記2段階の
工程で製造したトナーにつき、次のような方法で磁性ト
ナーへのシリカ微粒子の付着力を測定し、その付着力と
画像欠陥の有無との関係を調べてみた。そのシリカ付着
力の測定方法を以下に説明する。
【0026】(1)まず、上記2段階の工程を経て製造
されたトナー8gを試料として採取し、これを、0.2
%のポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル水溶
液160gに分散させる。なお、試料の分散に先立ち、
試料を真空乾燥し、ついでその乾燥試料中のSi量を自
動蛍光X線分析装置(RIX300、理学社製)を用い
て定量し、その定量分析値W0を磁性トナーの表面に付
着しているシリカ微粒子量とする。
【0027】(2)上記分散液を氷冷、撹拌しながら、
ここに、超音波ホモジナイザ(US300−T、日本精
機製作所(株)製、超音波振動子の大きさは直径26m
m)を運転し、出力180Wの超音波振動を5分間与え
る。 (3)超音波処理後の分散液を、遠心分離機H900
(KOKUSAN(株)製)により、2000rpmで3
分間の遠心分離を行い、上澄み液を捨てて沈殿物を得、
この沈殿物を精製水150gで洗浄する。この操作を2
回反復する。
【0028】(4)得られた洗浄物を真空乾燥する。 (5)乾燥した試料中のSi量を、自動蛍光X線分析装
置(RIX300、理学社製)を用いて定量する。得ら
れた定量分析値W1を磁性トナーの表面に残留付着して
いるシリカ微粒子量とする。 (6)そして最後に、100×W1/W0を計算し、その
値をシリカ付着力(%)とする。
【0029】この値が大きいほど、シリカ微粒子は磁性
トナーの表面に強く付着していることを意味する。第1
段階の工程で、シリカ微粒子の添加量を目標添加率の3
〜30倍に設定して製造したトナーは、上記したシリカ
付着力が40〜70%の範囲内に入っており、そのトナ
ーを用いると前記画像欠陥はほとんど発生しないことが
判明した。
【0030】一方、第1段階の工程におけるシリカ微粒
子の添加量が目標添加率の3倍値より少なかったり、ま
た30倍値より多かったりした場合には、いずれも測定
したシリカ付着力は上記した範囲から外れており、その
トナーを用いると時として前記画像欠陥の発生が認めら
れた。このようなことから、前記した画像欠陥を起こさ
ない磁性トナーを製造するためには、無機微粒子を2段
階に分けて磁性トナーに混合すること、しかも第1段階
の工程では目標添加率の3〜30倍に相当する量の無機
微粒子を添加することが必要になる。
【0031】そして、このとき、無機微粒子がシリカ微
粒子である場合には、磁性トナー表面におけるシリカ付
着力が40〜70%になっている。次に、本発明の2成
分系現像剤は、上記したようにして製造された本発明の
磁性トナーとキャリアが混合された混合物である。その
場合、相手材であるキャリアとしては、少なくとも結着
樹脂と磁性体を含んだものが使用される。更に荷電制御
剤、ワックスなどを含有していてもよい。
【0032】その場合、用いる結着樹脂、磁性体、荷電
制御剤、ワックスなどはいずれも特開平10−1078
8号公報に列記されているものをあげることができる。
とくに、結着樹脂はポリエステル樹脂であることが好ま
しい。なお、このキャリアに対しても、本発明の磁性ト
ナーの場合と同じように、その表面に前記無機微粒子を
付着せしめると、熱融着を有効に防止できて好適であ
る。
【0033】次に、本発明の画像形成装置と画像形成方
法について説明する。図1は本発明の画像形成装置の全
体を示す概略図である。図1において、矢印方向に回転
する円筒形形状の感光体1の上部に、感光体の表面を帯
電させるための帯電手段2が配置されている。そして、
帯電手段2の右側(感光体1の回転方向側)には、形成
すべき画像のパターンで光を感光体表面に照射して感光
体1に静電潜像を形成する露光手段3と、磁気ロール4
aを有する現像器4がこの順序で配置され、この現像器
4の中に、本発明のキャリアを含む2成分系現像剤4b
が収容され、ここで静電潜像をトナー像に変換する。
【0034】感光体1の下面には記録媒体5が対向配置
され、この記録媒体5は搬送手段6a,6bにより、図
の矢印方向(感光体1の回転方向)に走行できるように
なっている。そして、感光体1の下部には、走行する記
録媒体5と対向して分離帯電器から成る転写手段7が配
置されている。そして、搬送手段6bの上部には、遮光
板8aとそれに併設された反射板8bが配置され、反射
板8b内にはフラッシュランプ8cが配置され、全体と
して定着手段が構成されている。
【0035】一方、転写手段7の下流側に位置する感光
体1の表面には、帯電器9、クリーニングブラシから成
り、トナーに対してマイナスのバイアスを印加している
クリーナ10、除電ランプ11がこの順序で配置され残
留トナー除去手段が構成されている。この装置を用い
て、次のように画像形成が進む。
【0036】まず、帯電手段2により感光体1の表面が
一様に帯電され、そこに形成すべき画像のパターンで露
光手段3により露光が行われ、所定の静電潜像が感光体
1の表面に形成される。現像器4まで回転してきた感光
体1の静電潜像は、そこで、磁気ロール4aに磁気吸着
されている2成分系現像剤4bのトナーによってトナー
像に転化する。
【0037】そして、このトナー像は転写手段7によっ
て搬送手段6aから搬送手段6b間を走行する記録媒体
7に転写されたのち、定着手段8によって記録媒体上に
定着され、ここに画像形成が終了する。なお、感光体1
の表面に残留しているトナーは前記残留トナー除去手段
によって除去される。
【0038】
【実施例】実施例1〜9、比較例1〜9 (1)磁性トナーの製造 ポリエステル樹脂(タフトンTTR−2、花王(株)
製)60重量%、ポリエステル樹脂(タフトンTTR−
5、花王(株)製)15重量%、磁性体(EPT−10
00、戸田工業(株)製)20重量%、カーボンブラッ
ク(リーガル330R、キャボット社製)2重量%、ニ
グロシン系荷電制御剤(ボントロンN−01、オリエン
ト化学工業(株)製)1重量%、ポリエチレンワックス
(ハイワックス405MP、三井石油化学工業(株)
製)2重量%から成る混合物を調製した。
【0039】この混合物を、2軸混練押出機(PCM−
30、池貝鉄工所(株)製)を用い、温度180℃で溶
融混練したのち冷却し、得られた混練物を、ジェットミ
ル粉砕機(PJM−100、日本ニューマチック工業
(株)製)を用いて微粉砕したのち、風力分級機(A−
12、アルピネ社製)を用いて分級し、重量平均粒径
8.7μmの磁性トナーを得た。これを磁性トナーAと
する。
【0040】一方、ポリエステル樹脂(タフトンTTR
−2、花王(株)製)50重量%、ポリエステル樹脂
(タフトンTTR−5、花王(株)製)25重量%、磁
性体(EPT−1000、戸田工業(株)製)20重量
%、カーボンブラック(リーガル330R、キャボット
社製)2重量%、ニグロシン系荷電制御剤(ボントロン
N−01、オリエント化学工業(株)製)1重量%、ポ
リエチレンワックス(ハイワックス405MP、三井石
油化学工業(株)製)2重量%から成る混合物を調製し
た。
【0041】この混合物を、2軸混練押出機(PCM−
30、池貝鉄工所(株)製)を用い、温度180℃で溶
融混練したのち冷却し、得られた混練物を、ジェットミ
ル粉砕機(PJM−100、日本ニューマチック工業
(株)製)を用いて微粉砕したのち、風力分級機(A−
12、アルピネ社製)を用いて分級し、重量平均粒径1
0.3μmの磁性トナーを得た。これを磁性トナーBと
する。
【0042】なお、これら磁性トナーの重量平均粒径は
以下のようにして測定した。まず、試料5mgを所定の界
面活性剤溶液20mLに添加し、その溶液に超音波分散機
で15秒間の分散処理を施したのち、得られた溶液を1
00μmのアパーチャーチューブを有する粒度測定器
(コールターマルチタイザーII:コールター社製)に導
入して測定した。
【0043】(2)シリカ微粒子が付着したトナーの製
造 シリカ微粒子の目標添加率を表1,2で示した値に設定
し、まず、スーパーミキサー(SMV−20、カワタ
(株)製)に磁性トナーAと磁性トナーBをそれぞれ投
入し、ここに、表1,2で示した疎水性シリカ微粒子
(いずれも、日本アエロジル(株)製、平均粒径は12
nm)を添加して表1,2で示した条件でミキサーを運転
し、シリカ微粒子が高濃度の混合物を調製した(第1段
階の工程)。
【0044】なお、このときのシリカ微粒子の添加量
は、磁性トナーに対し表1,2で示した割合(重量%)
となるように変化させた。ついで、ミキサの運転条件を
表1,2で示したように変えて、ここに磁性トナーを添
加して混合し、シリカ微粒子の濃度を目標添加率となる
ように希釈した(第2段階の工程)。
【0045】このようにして磁性トナーの表面にシリカ
微粒子が付着しているトナーを製造し、それぞれのトナ
ーについてシリカ付着力を測定した。その結果を表1,
2に示す。 (3)標準キャリアの製造 ポリエステル樹脂(タフトンTTR−2、花王(株)
製)24重量%、磁性体(KBF−100SR、関東電
化工業(株)製)74重量%、荷電制御剤(ボントロン
S−34、オリエント化学工業(株)製)1重量%、ワ
ックス(LUVAX−1151、日本精蝋(株)製)1
重量%から成る混合物を調製した。
【0046】この混合物を、2軸混練押出機(PCM−
30、池貝鉄工所(株)製)を用い、温度180℃で溶
融混練したのち冷却し、得られた混練物を、粗粉砕機
(UG−210KGS、朋来鉄工所社製)を用いて2mm
φパスに粗粉砕し、更に、中粉砕機(ファインミルFM
−300N、日本ニューマチック工業(株)製)を用い
て中粉砕したのち、微粉分級機(セパレーターDS−5
UR、日本ニューマチック工業(株)製)を用いて分級
し、体積平均粒径53μmの樹脂キャリアとした。
【0047】なお、この樹脂キャリアの体積平均粒径は
以下のようにして測定した。まず、試料約10〜15m
gを所定の界面活性剤水溶液約10mLに添加して試料を
分散させたのち、粒度分布測定装置(マイクロトラック
HRA9320−X100型、日機装(株)製)に導入
して測定した。 (4)現像剤の製造 (2)で製造した各種のトナー10重量%と、(3)で
製造した標準キャリア90重量%を表1,2で示した組
合せで混合して現像剤を製造した。
【0048】(4)性能の評価 上記現像剤を、図1で示した画像形成装置(GP−11
50HH、東レ(株)製のLEDプリンタ)の現像器内
に収容して連続的に印字しそのときの画像品質を評価し
た。その結果を一括して表1,2に示した。
【0049】
【表1】
【0050】
【表2】
【0051】表1,2から次のことが明らかである。 (1)各実施例と比較例1〜7を対比して明らかなよう
に、2段階に分けてシリカ微粒子を磁性トナーに添加す
ると、得られたトナーは、それを用いた画像形成時に4
0万枚の印字後にあっても、現像剤成分の感光体表面へ
の付着(フィルミング)は発生せず、印字劣化を起こし
ていない。このようなことから、シリカ微粒子の磁性ト
ナーへの添加を2段階で行うことの有用性が明らかであ
る。
【0052】(2)しかしながら、2段階でシリカ微粒
子を磁性トナーへ添加する場合でも、第1段階の工程で
添加するシリカ微粒子の量が目標添加率の37.5倍値
(比較例9)であったりすると均一混合ができずトナー
とならない。また2倍値である場合(比較例8)、比較
例1〜7よりはその性能が優れているとはいえ、実施例
のトナーよりも性能は劣位にある。
【0053】このようなことから、第1段階の工程で
は、シリカ微粒子を目標添加率の3〜30倍値に設定す
べきである。
【0054】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明方
法で製造したトナーを用いると、画像形成装置を長時間
または高速運転しても、感光体への現像剤の付着(フィ
ルミング)は起こらず、そのため良好な画像品質が安定
して確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキャリアを含む2成分系現像剤を用い
る画像形成装置の全体を示す概略図である。
【符号の説明】
1 感光体 2 帯電手段 3 露光手段 4 現像器 4a 磁気ロール 4b 2成分系現像剤 5 記録媒体 6a,6b 搬送手段 7 転写手段 8 定着手段 8a 遮光板 8b 反射板 8c フラッシュランプ 9 帯電器 10 クリーナ 11 除電ランプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/08 507L (72)発明者 土本 達郎 滋賀県大津市園山1丁目1番1号 東レ株 式会社滋賀事業場内 Fターム(参考) 2H005 AA01 AA02 AA08 AB04 AB10 BA03 CA08 CB13 EA07 EA10 FA01 2H077 EA03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも結着樹脂と磁性体を溶融混練
    し、得られた混練物を粉砕、分級してトナー粒子を製造
    し、ついで前記トナー粒子に無機微粒子を添加、混合し
    て電子写真用トナーを製造する際に、前記無機微粒子の
    目標添加率の3〜30倍となるように無機微粒子の高濃
    度混合物を予め調製し、ついで、前記高濃度混合物にト
    ナー粒子を添加、混合して前記無機微粒子の濃度を目標
    添加率にまで希釈することを特徴とする電子写真用磁性
    トナーの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記結着樹脂がポリエステル樹脂である
    請求項1の電子写真用磁性トナーの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記無機微粒子がシリカ微粒子である請
    求項1の電子写真用磁性トナーの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記シリカ微粒子が、BET比表面積1
    00m2/g以上、pH8以上の性状を備えている請求項
    3の電子写真用磁性トナーの製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1の方法で製造された電子写真用
    磁性トナー。
  6. 【請求項6】 請求項3の方法で製造された電子写真用
    磁性トナーであって、次式: 100×W1/W0 (ただし、W1は、製造された電子写真用磁性トナーを
    分散する水溶液に180Wで5分間の超音波振動を与え
    たときに、磁性トナー表面に残留しているシリカ微粒子
    の付着量を表し、W0は上記超音波振動を与える前に磁
    性トナーの表面に付着しているシリカ微粒子の全量を表
    す)で示されるシリカ付着力が40〜70%である電子
    写真用磁性トナー。
  7. 【請求項7】 請求項5または6の電子写真用磁性トナ
    ーと、少なくとも結着樹脂と磁性体を含むキャリアの混
    合物であることを特徴とする2成分系現像剤。
  8. 【請求項8】 感光体の表面に形成目的の画像パターン
    を露光して静電潜像を形成し、前記静電潜像を2成分系
    現像剤で現像してトナー像を形成し、前記トナー像を記
    録媒体に転写したのち定着する画像形成方法において、
    前記2成分系現像剤が請求項5または6の電子写真用磁
    性トナーを含有していることを特徴とする画像形成方
    法。
  9. 【請求項9】 感光体と、感光体への帯電手段と、感光
    体への露光手段と、2成分系現像剤を収容する現像器
    と、トナー像の転写手段と、トナー像の定着手段と、記
    録媒体の搬送手段とを備えている画像形成装置におい
    て、前記現像剤が請求項5または6の電子写真用磁性ト
    ナーを含有していることを特徴とする画像形成装置。
JP06745999A 1999-03-12 1999-03-12 電子写真用磁性トナーの製造方法、トナー、そのトナーを含む2成分系現像剤、ならびに画像形成方法および画像形成装置 Expired - Fee Related JP4113632B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06745999A JP4113632B2 (ja) 1999-03-12 1999-03-12 電子写真用磁性トナーの製造方法、トナー、そのトナーを含む2成分系現像剤、ならびに画像形成方法および画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06745999A JP4113632B2 (ja) 1999-03-12 1999-03-12 電子写真用磁性トナーの製造方法、トナー、そのトナーを含む2成分系現像剤、ならびに画像形成方法および画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000267351A true JP2000267351A (ja) 2000-09-29
JP4113632B2 JP4113632B2 (ja) 2008-07-09

Family

ID=13345563

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06745999A Expired - Fee Related JP4113632B2 (ja) 1999-03-12 1999-03-12 電子写真用磁性トナーの製造方法、トナー、そのトナーを含む2成分系現像剤、ならびに画像形成方法および画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4113632B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007241101A (ja) * 2006-03-10 2007-09-20 Ricoh Co Ltd 粉砕型トナー
JP2010160234A (ja) * 2009-01-07 2010-07-22 Ricoh Co Ltd 電子写真用トナーの製造方法、トナー、現像剤、画像形成方法、画像形成装置及びプロセスカートリッジ

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0665539U (ja) * 1993-02-24 1994-09-16 株式会社淀川製鋼所 壁パネルの取付構造
JP3021142U (ja) * 1995-07-31 1996-02-16 株式会社アスク 壁板取付金具

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007241101A (ja) * 2006-03-10 2007-09-20 Ricoh Co Ltd 粉砕型トナー
JP4564931B2 (ja) * 2006-03-10 2010-10-20 株式会社リコー 粉砕型トナー
JP2010160234A (ja) * 2009-01-07 2010-07-22 Ricoh Co Ltd 電子写真用トナーの製造方法、トナー、現像剤、画像形成方法、画像形成装置及びプロセスカートリッジ

Also Published As

Publication number Publication date
JP4113632B2 (ja) 2008-07-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS63279261A (ja) 現像方法
JP2000227674A (ja) トナーおよび画像形成方法
JP4113632B2 (ja) 電子写真用磁性トナーの製造方法、トナー、そのトナーを含む2成分系現像剤、ならびに画像形成方法および画像形成装置
JPH06317928A (ja) 磁性トナー及び電子写真方法
JPH04145448A (ja) 非磁性一成分現像方法
JPH06317933A (ja) 磁性トナー及び電子写真方法
JP2002287411A (ja) リサイクルシステム用トナー
JP2568244B2 (ja) 画像形成方法
JP2000267360A (ja) 電子写真用キャリア、ならびに画像形成方法および画像形成装置
JPH1152610A (ja) 画像形成方法および静電潜像現像剤
JP3136605B2 (ja) 電子写真用現像方法
JPH07295282A (ja) 磁性トナー及び電子写真方法
JP3283087B2 (ja) 現像剤及び画像形成装置
JP3606118B2 (ja) 現像装置
JPH06301236A (ja) 磁性トナー
JPH07319201A (ja) 磁性トナー及び磁性トナーの製造方法及び前記磁性トナーを用いた電子写真方法
JP3094678B2 (ja) 電子写真方法
JPH056021A (ja) 正帯電トナー
JPH0695425A (ja) 電子写真用トナー
JPH06123998A (ja) 磁性トナー及び電子写真方法
JPH04288554A (ja) 電子写真作像方法および該方法を実施するための電子写真装置
JPS63301965A (ja) 磁性キャリアの製造方法
JPS6339905B2 (ja)
JPH08262804A (ja) 静電荷像現像用キャリア
JPH06161147A (ja) 磁性トナー及び電子写真方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060223

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080123

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080321

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080402

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080414

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110418

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110418

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130418

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130418

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140418

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees