JP2000266873A - ストップウオッチ装置 - Google Patents

ストップウオッチ装置

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JP2000266873A
JP2000266873A JP11069155A JP6915599A JP2000266873A JP 2000266873 A JP2000266873 A JP 2000266873A JP 11069155 A JP11069155 A JP 11069155A JP 6915599 A JP6915599 A JP 6915599A JP 2000266873 A JP2000266873 A JP 2000266873A
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JP
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time
pitch
measurement
input
stopwatch device
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JP11069155A
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Takeshi Matsui
剛 松井
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設定された時間内に行われる回数であるピッ
チを算出して表示すると共に、算出したピッチを記憶す
ることが可能なストップウオッチ装置。 【解決手段】 このストップウオッチ装置では、図示せ
ぬスタート/ストップスイッチが押下されてから再度ス
タート/ストップスイッチが押下されるまでの時間tが
演算部107により計測される。このように計測された
時間tと、ROM109に記憶されたプログラム中に設
定された設定時間Tおよび設定回数nとから演算部10
7が設定時間Tあたりの動作回数であるピッチを算出し
て表示部103に表示させると共に、RAM108に記
憶させる。そして、図示せぬリコールスイッチが押下さ
れた場合に、RAM108に記憶されたピッチを呼び出
して表示部103に表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一定期間内に行わ
れる運動等の回数であるピッチを算出するストップウオ
ッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のストップウオッチ装置では、ピッ
チを算出する機能を有するものがある。ここで、ピッチ
とは、一定期間内に行われる運動などの回数である。例
えば、ボート競技では、1分間あたりに何回オールを漕
ぐ動作を行うか、つまり何ストローク行うかを計測して
いる。このようなピッチをストップウオッチ装置で計測
する場合、計測者は計測を開始して所定回数、例えば3
ストローク分の動作が行われた時点で計測を終了する。
そして、3ストローク動作に要した時間から1分間に行
われると推定されるストローク数を算出している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したボ
ード競技では、通常競技の前半、中半および後半のそれ
ぞれにピッチを計測している。しかし、上述した従来の
ピッチ計測機能付きストップウオッチ装置はピッチ計測
を行うことはできても、その計測結果を記憶する機能が
ないため、ボート競技のように3回のピッチ計測を行う
場合、それぞれ計測されたピッチを記録紙などに書き込
んだ後に次のピッチ計測を行う必要がある。また、通
常、ボート競技では、競技中のボードに同乗するコック
スと呼ばれる者がピッチ計測を行うため、上述したピッ
チの書き込み等を行うのは困難である。
【0004】本発明は、上記の事情を考慮してなされた
ものであり、設定された回数の動作が終了するまでの時
間を計測することにより、設定された時間内に行われる
回数を算出して表示すると共に、算出結果を記憶させる
ことができるストップウオッチ装置を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係るストップウオッチ装置は、時間計測可
能なストップウオッチ装置であって、計測スタート・ス
トップ指令を入力する入力手段と、前記入力手段によっ
て計測スタート指令が入力されてから計測ストップ指令
が入力されるまでの時間tを計測する時間計測手段と、
設定された設定時間Tと設定された設定回数n(自然
数)を記憶する第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段
から設定時間Tおよび設定回数nを、前記時間計測手段
から時間tを取得し、n×T/tの演算を行ってピッチ
を算出する演算手段と、前記演算手段によって算出され
たピッチを複数記憶する第2の記憶手段と、前記第2の
記憶手段に記憶されたピッチを表示する表示手段とを具
備することを特徴としている。
【0006】また、請求項2に記載のストップウオッチ
装置は、請求項1に記載のストップウオッチ装置におい
て、前記設定時間Tを前記第1の記憶手段に書き込む設
定時間書込手段をさらに具備することを特徴としてい
る。
【0007】また、請求項3に記載のストップウオッチ
装置は、請求項1または2に記載のストップウオッチ装
置において、前記設定回数nを前記第1の記憶手段に書
き込む回数書込手段をさらに具備することを特徴として
いる。
【0008】また、請求項4に記載のストップウオッチ
装置は、請求項1ないし3のいずれかに記載のストップ
ウオッチ装置において、計時スタート・ストップ指令を
入力する第2の入力手段と、前記第2の入力手段によっ
て計時スタート指令が入力されてから計時ストップ指令
が入力されるまでの時間を計測する第2の時間計測手段
とをさらに具備し、前記第2の記憶手段は、前記第2の
入力手段によって計時スタート指令が入力されて前記第
2の時間計測手段が時間計測を開始してから前記入力手
段によって計測スタート指令が入力される時点までの時
間と、前記演算手段によって算出されたピッチとを対応
させて記憶し、前記表示手段は、前記第2の記憶手段に
記憶されたピッチ、およびこの演算結果に対応する時間
を表示することを特徴としている。
【0009】また、請求項5に記載のストップウオッチ
装置は、請求項1ないし4のいずれかに記載のストップ
ウオッチ装置において、前記表示手段は、前記第2の記
憶手段に記憶されたピッチを複数表示することを特徴と
している。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。 A.第1実施形態 A−1.構成 まず、図1は本発明の第1実施形態に係るストップウオ
ッチ装置の構成を示すブロック図である。同図に示すよ
うに、このストップウオッチ装置は、ワンチップマイク
ロコンピュータ101と、発振子102と、表示部(表
示手段)103と、スイッチ部104とを備えた構成と
なっている。
【0011】ワンチップマイクロコンピュータ101
は、演算部(演算手段)107と、RAM(ランダムア
クセスメモリ)108と、ROM(リードオンリメモ
リ)109と、分周回路110とを備えており、時間計
測手段を構成している。演算部107は、タイムベース
カウンタ、入出力ポート、LCDドライバおよび演算回
路等から構成される中央処理装置を有しており、後述す
るピッチ算出処理等を行うとともに、算出した結果を表
示部103に表示させるものである。RAM(第2の記
憶手段)108は、演算部107によって算出されたデ
ータ等を格納するものである。RAM108のメモリ構
成については後述する。ROM(第1の記憶手段)10
9は、演算部107の中央処理装置を制御するためのプ
ログラムを記憶するものであり、後述する演算部107
によって行われるピッチ算出処理のプログラムなどが記
憶されている。分周回路110は、後述する発振子10
2から送出される一定周波数の信号を所定の周波数まで
分周し、時間計測等に必要な基準信号を生成し、演算部
107に送出している。これにより、演算部107は時
間計測を行うことができるようになっている。
【0012】発振子102は、水晶であり、常時一定周
波数の信号を分周回路110に送出している。表示部1
03は液晶パネル等の表示装置であり、演算部107の
計測結果および算出結果などを表示するものである。ス
イッチ部104は、使用者がピッチ計測の開始・終了お
よび算出結果を呼び出す指令を演算部107に入力する
ものである。
【0013】ここで、図2は図1に示すストップウオッ
チ装置の外観を示す正面図である。同図に示すスタート
/ストップスイッチ(第1の入力手段)20、リセット
スイッチ21およびリコールスイッチ22は、上述した
スイッチ部104(図1参照)を構成するスイッチであ
る。スタート/ストップスイッチ20は、演算部107
にピッチ計測の開始および終了を指示するスイッチであ
る。リセットスイッチ21は、表示部103に表示され
たピッチをクリアするスイッチであるが、このリセット
スイッチ21を押下した場合にも、計測されたピッチデ
ータは消去されずRAM108に記憶される。なお、R
AM108に記憶されたピッチデータを消去する場合に
は、リセットスイッチ21を所定時間以上押下するなど
の操作によって行うようにすればよい。リコールスイッ
チ22は、RAM108に記憶されたピッチデータを呼
び出して表示部103に表示させるスイッチである。
【0014】次に、使用者によってスタート/ストップ
スイッチ20が押下され、図1に示す演算部107がピ
ッチを算出する処理について説明する。ここで、本実施
形態におけるピッチについてボート競技を例にとって説
明する。ピッチは設定された時間あたりのストローク
(オールを漕ぐ)数であり、このストップウオッチ装置
でピッチ計測を行う場合、使用者は連続するストローク
動作の中であるストロークが開始された時点でスタート
/ストップスイッチ20を押下して時間計測を開始した
後、ROM109に記憶されたプログラム中に予め設定
された設定回数n(自然数)のストロークが終了した時
点で再度スタート/ストップスイッチ20を押下して時
間計測を終了する。
【0015】このように計測された時間tと、ROM1
09に記憶されたプログラム中に設定された設定時間T
および設定回数nとから次の式でピッチを算出する。 ピッチP=n×T/t これにより、設定時間Tあたりのストローク数であるピ
ッチが算出される。例えば、図3に示すように、設定時
間Tが60秒(1分)、設定回数nが3回であり、設定
回数である3ストロークにかかった時間t(計測結果)
が4秒である場合には、 ピッチP=3(回)×60(秒)/4=45 従って、この例の場合は1分間あたり45回のピッチで
あったことになる。
【0016】このように演算部107によって算出され
たピッチは、図4に示すように、RAM108に順次記
憶される。つまり、RAM108には、演算部107に
よって算出された順番に複数のピッチP1、P2、…
…、Pxが記憶されるようになっている。
【0017】A−2.動作 A−2−1.ピッチ計測動作 次に、上記構成のストップウオッチ装置のピッチ算出時
の動作について説明する。ここでは、ボート競技の前
半、中半および後半の3回でピッチ計測を行い、上述し
た設定回数nが3、上述した設定時間Tが1分に設定さ
れている場合を例にとって説明する。まず、計測者は最
初のピッチ計測を行う時点でスタート/ストップスイッ
チ20を押下し、これにより演算部107による時間計
測が開始される。このとき、スイッチ部104には、図
5(a)に示すように、その時点で再度スタート/スト
ップスイッチ20を押下した場合に算出されるピッチが
表示されている。つまり、演算部107はスタート/ス
トップスイッチ20が押下された時点から時間計測を開
始すると共に、計測した時間を上記の式に代入してピッ
チを算出し、その時点でのピッチを常に表示部103の
下部に配置された最新表示部200に表示させるように
なっている。
【0018】そして、スタート/ストップスイッチ20
が押下されてから設定回数分、つまり3ストロークが行
われた時点で計測者が再度スタート/ストップスイッチ
20を押下する。このようにスタート/ストップスイッ
チ20が再度押下されると、演算部107はその時点で
時間計測を終了し、計測した時間を上記の式に代入して
ピッチP1を算出する。そして、図5(b)に示すよう
に、算出したピッチP1を最新表示部200に表示させ
るとともに、RAM108に記憶させる。このとき、図
におけるピッチが表示された部分の左側には「〔1〕」
が表示され、現在表示されているピッチが1回目に計測
されたピッチであることを計測者に報知している。ここ
で、図示のように1回目に計測されたピッチは「60.
0」であるため、逆算すると計測時間が3秒、つまり計
測時には3秒間で3ストロークが行われていたことにな
る。
【0019】この後、計測者はスタート/ストップスイ
ッチ20を押下して2回目(中半)のピッチ計測を開始
する。そして、3ストロークが終了した時点で再度スタ
ート/ストップスイッチ20を押下する。これにより、
演算部107によって2回目のピッチP2が算出され、
図5(c)に示すように、算出された2回目のピッチ
「58.5」が表示されるとともに、RAM108に記
憶される。また、最新表示部200の上部に配置された
過去表示部201に以前にRAM108に記憶されたピ
ッチデータ、ここでは1回目のピッチ「60.0」が表
示される。
【0020】さらに、計測者はスタート/ストップスイ
ッチ20を押下して3回目(後半)のピッチ計測を開始
する。そして、3ストロークが終了した時点で再度スタ
ート/ストップスイッチ20を押下する。これにより、
演算部107によって3回目のピッチP3が算出され、
図5(d)に示すように、算出された3回目のピッチ
「62.5」が表示されるとともに、RAM108に記
憶される。また、過去表示部201には、過去2回に記
憶されたピッチデータ、ここでは1回目のピッチ「6
0.0」と2回目のピッチ「58.5」が表示される。
【0021】A−2−2.リコール動作 本実施形態に係るストップウオッチ装置では、ピッチ計
測が終了した後に、リコールスイッチ22を押下するこ
とにより、上述のようにRAM108に記憶されたピッ
チデータを読み出し、過去表示部201に表示させるこ
とができるようになっている。
【0022】上述したピッチ計測動作中にも、以前に記
憶されたピッチデータが過去表示部201に表示される
ようになっていたが、リコールスイッチ22を押下する
ことにより、RAM108に記憶された全てのピッチデ
ータを読み出して過去表示部201に順次表示させるこ
とができるようになっている。
【0023】上述したように3回のピッチ計測が終了し
た後に、リコールスイッチ22が押下されると、図6
(a)に示すように、1回目と2回目に計測されたピッ
チが過去表示部201に表示される。この状態からさら
にリコールスイッチ22が押下されると、図6(b)に
示すように、2回目と3回目に計測されたピッチが過去
表示部201に表示される。このように、リコールスイ
ッチ22を押下する毎に、順次RAM108に記憶され
たピッチデータが順番に読み出され、過去表示部201
に表示されるようになっている。
【0024】なお、本実施形態では、過去表示部201
に2つのピッチを表示できるようになっているため、最
初にリコールスイッチ22が押下された場合には、1回
目と2回目のピッチが表示され、2回目にリコールスイ
ッチ22が押下された場合には、2回目と3回目のピッ
チが表示されるようになっている。また、上述したピッ
チ計測は3回しか行われていなかったが、4回以上のピ
ッチ計測を行った場合には、リコールスイッチ22を順
次押下することにより、4回目以降に計測されたピッチ
を過去表示部201に表示させることも可能である。ま
た、上述のように3回のピッチ計測が終了した後に、リ
コールスイッチ22を押下して1〜3回目までのピッチ
を呼び出した後、さらに4回目以降のピッチ計測を行う
ことも可能である。
【0025】本実施形態に係るストップウオッチ装置で
は、スタート/ストップスイッチ20を押下した後、使
用者が予め設定された回数の動作、例えばオール漕ぎ動
作が行われた時点で再度スタート/ストップスイッチ2
0を押下することにより、予め設定された時間あたりの
動作回数を算出し、表示することができる。従って、使
用者はピッチ算出等の演算を行う必要がなくなる。
【0026】また、リコールスイッチ22を押下するこ
とにより、算出されたピッチを後から呼び出すこともで
きるので、算出されたピッチを記録紙などに記入する必
要がない。また、最新表示部200に最新のピッチを表
示し、過去表示部201にそれ以前に計測されたピッチ
を表示しているので、使用者は、表示部103を見れ
ば、表示された複数のピッチを比較することができる。
例えば、ボート競技などで前半、中半および後半のピッ
チを比較することがあり、このように複数のピッチが表
示できると便利である。
【0027】また、このストップウオッチ装置にパーソ
ナルコンピュータ等とデータの授受を行う通信手段を設
ければ、RAM108に記憶されたピッチデータをパー
ソナルコンピュータ等に送信し、パーソナルコンピュー
タ等で編集処理等を行って印刷することも可能である。
【0028】B.第2実施形態 次に、本発明の第2実施形態に係るストップウオッチ装
置について説明する。図7に示すように、本実施形態に
係るストップウオッチ装置では、第1実施形態における
スタート/ストップスイッチ20およびリセットスイッ
チ21の代わりにそれぞれスタート/ストップスイッチ
(第2の入力手段)60およびピッチスタート/ストッ
プスイッチ(入力手段)61が設けられており、他の主
な構成は図1に示す第1実施形態と同様である。
【0029】スタート/ストップスイッチ60は、図1
に示す演算部(第2の時間計測手段)107に時間計測
の開始・終了を指示するスイッチである。ピッチスター
ト/ストップスイッチ61は、演算部107にピッチ計
測の開始および終了を指示するスイッチである。
【0030】第2実施形態に係るストップウオッチ装置
では、スタート/ストップスイッチ60が押下される
と、その時点から時間計測が開始される。そして、図8
(a)に示すように、表示部103の上部に配置された
計時時間表示部202に計測中の時間が表示される。
【0031】このように時間計測が行われている間に、
ピッチスタート/ストップスイッチ61が押下される
と、上述した第1実施形態と同様にその時点からピッチ
計測を開始し、最新表示部200に計測中のピッチが表
示される。このとき、計時時間表示部202には計測中
の時間が表示されている。そして、上述したように設定
回数(3回)の動作が終了した地点で使用者によってピ
ッチスタート/ストップスイッチ61が再度押下され、
第1実施形態と同様に演算部107によってピッチが算
出される。このとき、図8(b)に示すように、最新表
示部200に算出されたピッチが表示されるとともに、
RAM108に記憶される。図9に示すように、第2実
施形態においては、RAM108には算出したピッチP
1と対応してピッチ計測が開始された時間PT1、つま
りスタート/ストップスイッチ60が押下されて時間計
測が開始されてからピッチスタート/ストップスイッチ
61が押下されるまでの時間が記憶されるようになって
いる。
【0032】このようにピッチスタート/ストップスイ
ッチ61が押下されてピッチP2、P3……が順次算出
されると、第1実施形態と同様に算出したピッチを最新
表示部200に、それ以前に算出したピッチを過去表示
部201に表示させると共に、これらのピッチP2、P
3……がピッチ計測が開始された時間PT2、PT3…
…と対応してRAM108に記憶される。
【0033】このようにしてピッチが計測された後、ス
タート/ストップスイッチ60が押下されると、演算部
107はその時点で時間計測を終了し、図10に示すよ
うに、計時時間表示部202には、スタート/ストップ
スイッチ60が押下されて時間計測が開始されてから再
度スタート/ストップスイッチ60が押下されて時間計
測が終了するまでの時間が表示される。ここで、図10
はスタート/ストップスイッチ60が押下されて時間計
測が終了するまでに3回のピッチ計測が行われた場合を
示しており、最新表示部200には3回目のピッチが表
示され、過去表示部201には1回目と2回目のピッチ
が表示されている。
【0034】このように時間計測を終了した後、リコー
ルスイッチ22が押下されると、演算部107はRAM
108に記憶された1回目のピッチP1と、これに対応
するPT1を読み出し、図11(a)に示すように過去
表示部201および計時時間表示部202に表示される
ようになっている。この状態からさらにリコールスイッ
チ22が押下されると、RAM108に記憶された2回
目のピッチP2と、これに対応するPT2が読み出さ
れ、図11(b)に示すように、過去表示部201およ
び計時時間表示部202に表示されるようになってい
る。このように順次リコールスイッチ22が押下される
ことによって、RAM108に記憶されたピッチおよび
計時時間が読み出されて表示されるようになっている。
【0035】第2実施形態に係るストップウオッチ装置
では、第1実施形態と同様にピッチの算出および呼び出
しが可能であると共に、ピッチを計測した時間を呼び出
すことも可能である。例えば、ボート競技では競技の前
半、中半および後半にピッチを計測する場合があるが、
競技がスタートした時点でスタート/ストップスイッチ
60を押下して時間計測を開始すれば、スタートからど
のくらいの時間が経過した地点で各ピッチが計測された
かが記憶されることになる。
【0036】C.変形例 なお、本発明は、上述した第1および第2実施形態に限
定されるものではなく、以下のような種々の変形が可能
である。
【0037】(1)上述した第1および第2実施形態に
おいては、演算部107が予め設定された回数n(3
回)と、予め設定された時間T(1分)とに基づいて、
ピッチを算出するようにしていたが、設定する回数およ
び時間は、これに限らず任意である。例えば、ピッチが
180回/分の場合、設定回数である3回の動作に要す
る時間tが1秒となる。これ以上ピッチが大きくなる
と、時間tはさらに短くなり、使用者の計測誤差時間が
算出されるピッチに与える影響が大きくなってしまう。
このような場合には、設定回数nを5回や10回といっ
たように予め設定された設定回数nよりも大きく設定す
れば、計測誤差を低減することができる。また、予め設
定された設定時間Tと異なる時間を設定すれば、異なる
設定時間あたりのピッチを算出することもできる。例え
ば、設定時間Tを3600秒(1時間)に設定すれば、
1時間あたりのピッチを算出することが可能となる。
【0038】(2)また、上述したような計測誤差を低
減するために、第1および第2実施形態のように演算部
107が予め設定された回数nおよび時間Tに基づい
て、ピッチを算出するのではなく、回数設定スイッチ
(回数書込手段)や時間設定スイッチ(設定時間書込手
段)を設け、使用者が設定回数nや設定時間Tを任意に
設定できるようにしてもよい。この場合、設定回数や設
定時間を選択することができるようなプログラムをRO
M109に記憶させておき、上述したスイッチで選択さ
れた設定回数や設定時間をRAM108に書き込んで演
算に用いるようにすればよい。このようにすれば、ピッ
チを計測する対象に適応した回数や時間を設定すること
が可能となる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
設定された回数の動作が終了するまでの時間を計測する
ことにより、設定された時間内に行われる回数であるピ
ッチを算出して表示すると共に、算出したピッチを記憶
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係るストップウオッ
チ装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 前記ストップウオッチ装置を示す正面図であ
る。
【図3】 前記ストップウオッチ装置によるピッチ計測
を説明するための図である。
【図4】 前記ストップウオッチ装置の構成要素である
RAMのメモリ構成を示す図である。
【図5】 ピッチ計測時における前記ストップウオッチ
装置の構成要素である表示部の表示内容を示す図であ
る。
【図6】 リコール動作時における前記ストップウオッ
チ装置の前記表示部の表示内容を示す図である。
【図7】 本発明の第2実施形態に係るストップウオッ
チ装置を示す正面図である。
【図8】 ピッチ計測時における第2実施形態に係るス
トップウオッチ装置の構成要素である表示部の表示内容
を示す図である。
【図9】 第2実施形態に係るストップウオッチ装置の
構成要素であるRAMのメモリ構成を示す図である。
【図10】 時間計測終了時における第2実施形態に係
るストップウオッチ装置の前記表示部の表示内容を示す
図である。
【図11】 リコール動作時における第2実施形態に係
るストップウオッチ装置の前記表示部の表示内容を示す
図である。
【符号の説明】
20……スタート/ストップスイッチ(入力手段)、2
1……リセットスイッチ、22……リコールスイッチ、
60……スタート/ストップスイッチ(第2の入力手
段)、61……ピッチスタート/ストップスイッチ(入
力手段)、101……ワンチップマイクロコンピュータ
(時間計測手段)、102……発振子、103……表示
部(表示手段)、104……スイッチ部、107……演
算部(演算手段、第2の時間計測手段)、108……R
AM(第2の記憶手段)、109……ROM(第1の記
憶手段)、200……最新表示部、201……過去表示
部、202……計時時間表示部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時間計測可能なストップウオッチ装置で
    あって、 計測スタート・ストップ指令を入力する入力手段と、 前記入力手段によって計測スタート指令が入力されてか
    ら計測ストップ指令が入力されるまでの時間tを計測す
    る時間計測手段と、 設定された設定時間Tと設定された設定回数n(自然
    数)を記憶する第1の記憶手段と、 前記第1の記憶手段から設定時間Tおよび設定回数n
    を、前記時間計測手段から時間tを取得し、n×T/t
    の演算を行ってピッチを算出する演算手段と、 前記演算手段によって算出されたピッチを複数記憶する
    第2の記憶手段と、 前記第2の記憶手段に記憶されたピッチを表示する表示
    手段とを具備することを特徴とするストップウオッチ装
    置。
  2. 【請求項2】 前記設定時間Tを前記第1の記憶手段に
    書き込む設定時間書込手段をさらに具備することを特徴
    とする請求項1に記載のストップウオッチ装置。
  3. 【請求項3】 前記設定回数nを前記第1の記憶手段に
    書き込む回数書込手段をさらに具備することを特徴とす
    る請求項1または2に記載のストップウオッチ装置。
  4. 【請求項4】 計時スタート・ストップ指令を入力する
    第2の入力手段と、 前記第2の入力手段によって計時スタート指令が入力さ
    れてから計時ストップ指令が入力されるまでの時間を計
    測する第2の時間計測手段とをさらに具備し、 前記第2の記憶手段は、前記第2の入力手段によって計
    時スタート指令が入力されて前記第2の時間計測手段が
    時間計測を開始してから前記入力手段によって計測スタ
    ート指令が入力される時点までの時間と、前記演算手段
    によって算出されたピッチとを対応させて記憶し、 前記表示手段は、前記第2の記憶手段に記憶されたピッ
    チ、およびこの演算結果に対応する時間を表示すること
    を特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のスト
    ップウオッチ装置。
  5. 【請求項5】 前記表示手段は、前記第2の記憶手段に
    記憶されたピッチを複数表示することを特徴とする請求
    項1ないし4のいずれかに記載のストップウオッチ装
    置。
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