JP2000265846A - 可変ノズル型ターボチャージャを搭載する内燃機関の制御装置 - Google Patents

可変ノズル型ターボチャージャを搭載する内燃機関の制御装置

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JP2000265846A
JP2000265846A JP11064889A JP6488999A JP2000265846A JP 2000265846 A JP2000265846 A JP 2000265846A JP 11064889 A JP11064889 A JP 11064889A JP 6488999 A JP6488999 A JP 6488999A JP 2000265846 A JP2000265846 A JP 2000265846A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、可変ノズル型ターボチャージャを
搭載する内燃機関の制御装置に関し、可変ノズルにステ
ィック異常が生じるのを確実に防止することを目的とす
る。 【解決手段】 内燃機関10は、排気タービン50の内
部に可変ノズル60が設けられた可変ノズル型ターボチ
ャージャ44を備えている。可変ノズル60は、内燃機
関10がアイドル状態である場合に、全開位置と全閉位
置との間の全領域にわたって強制的に駆動される。かか
る場合に可変ノズル60が駆動されると、可変ノズル6
0が所定開度に維持されることがなく、排気ガス中のカ
ーボンが可変ノズル等の可動部位の周囲に堆積し難くな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ターボチャージャ
を搭載する内燃機関の制御装置に係り、特に、排気ター
ビンの内部に形成された流路の有効面積を増減させる可
変ノズルを備える可変ノズル型ターボチャージャを搭載
する内燃機関の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開平10−1963
81号に開示される如く、可変ノズル型ターボチャージ
ャを搭載した内燃機関が知られている。かかるターボチ
ャージャは、排気タービンの内部に形成された流路の有
効面積を増減させる可変ノズルを備えている。可変ノズ
ルは、排気ガスの流量が多量となる高負荷・高回転領域
において流路の有効面積が大きくなるように制御され
る。また、可変ノズルは、排気ガスの流量が少ない低負
荷・低回転領域においては流路の有効面積が小さくなる
ように制御される。可変ノズルが上記の如く制御される
と、高負荷・高回転領域において内燃機関の背圧が不当
に高圧となることが防止されると共に、低負荷・低回転
領域において吸気通路に十分な過給圧が確保される。従
って、上記従来の内燃機関によれば、低負荷・低回転領
域から高負荷・高回転領域にわたって優れた応答性と高
い効率とを実現することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば渋滞
時や暖機運転中等により内燃機関の運転状態が所定の状
態に維持される場合には、可変ノズルの開度は所定角度
に維持される。可変ノズルの開度が長時間所定角度に維
持されると、排気ガス中のカーボンが可変ノズル等の可
動部近傍に堆積し易くなることで、可変ノズルが何れか
の状態に固定される異常、すなわち、スティック異常が
生ずる場合がある。可変ノズルのスティック異常は、可
変ノズルが排気タービン内部の流路の有効面積を小さく
した状態でスティックする異常(以下、この異常を閉側
スティック異常と称す)と、可変ノズルがかかる流路の
有効面積を大きくした状態でスティックする異常(以
下、この異常を開側スティック異常と称す)とに区別さ
れる。
【0004】可変ノズルに閉側スティック異常が生じる
と、多量の排気ガスが排出された場合に背圧が過大とな
り、内燃機関の出力が低下すると共に、内燃機関の破損
を招くおそれがある。また、可変ノズルに開側スティッ
ク異常が生じると、低負荷・低回転領域において吸気通
路に大きな過給圧が確保されなくなり、内燃機関の応答
性が低下するおそれがある。従って、可変ノズルを備え
る可変ノズル型ターボチャージャを搭載する内燃機関に
おいて、上記の不都合を解決するためには、可変ノズル
のスティック異常の発生を確実に防止することが重要で
ある。しかし、上記従来の内燃機関は、可変ノズルのス
ティック異常を検出するものの、スティック異常の発生
を防止することについては何ら考慮されていない。
【0005】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、可変ノズルのスティック異常の発生を確実に防
止することが可能な可変ノズル型ターボチャージャを搭
載する内燃機関の制御装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、請求項1
に記載する如く、排気タービンの内部に設けられた可変
ノズルと、内燃機関の運転状態に応じて前記可変ノズル
を開閉する通常開閉手段と、を備える可変ノズル型ター
ボチャージャを搭載する内燃機関の制御装置において、
内燃機関が所定の運転状態にある場合に前記可変ノズル
を開閉する強制開閉手段を備えることを特徴とする可変
ノズル型ターボチャージャを搭載する内燃機関の制御装
置により達成される。
【0007】本発明において、内燃機関は、排気タービ
ンの内部に可変ノズルが設けられた可変ノズル型ターボ
チャージャを備えている。可変ノズルは、通常時は内燃
機関の運転状態に応じて開閉される。内燃機関が所定の
運転状態にある状況下では、通常、可変ノズルの開度は
所定開度に維持される。可変ノズルが所定開度に維持さ
れると、排気ガス中のカーボンが可変ノズルの周囲に堆
積し易くなり、可変ノズルにスティック異常が生じるお
それがある。本発明において、可変ノズルは、内燃機関
が所定の運転状態にある場合に強制的に開閉される。こ
のため、内燃機関が所定の運転状態にある場合でも、可
変ノズルの周囲にカーボンが堆積することがなく、可変
ノズルにスティック異常が生じるのを確実に防止するこ
とができる。
【0008】上記の目的は、請求項2に記載する如く、
請求項1記載の可変ノズル型ターボチャージャを搭載す
る内燃機関の制御装置において、前記可変ノズルの開閉
頻度を演算する開閉頻度演算手段を備え、前記強制開閉
手段により開閉される前記可変ノズルの開閉領域を、前
記開閉頻度に応じて変化させることを特徴とする可変ノ
ズル型ターボチャージャを搭載する内燃機関の制御装置
により達成される。
【0009】本発明において、可変ノズルが中立位置か
ら全開位置に向けて開弁する頻度(以下、開弁頻度と称
す)、および、可変ノズルが中立位置から全閉位置に向
けて閉弁する頻度(以下、閉弁頻度と称す)が演算され
る。閉弁頻度が少なく、かつ、開弁頻度が多い場合に
は、可変ノズルの閉弁側で堆積するカーボンが開弁側で
堆積するカーボンに比して多量となる。この場合は、可
変ノズルを強制的に中立位置から全開位置に向けて開弁
させる必要はない。また、開弁頻度が少なく、かつ、閉
弁頻度が多い場合には、可変ノズルの開弁側で堆積する
カーボンが閉弁側で堆積するカーボンに比して多量とな
る。この場合は、可変ノズルを強制的に中立位置から全
閉位置に向けて閉弁させる必要はない。
【0010】本発明において、強制開閉手段により開閉
される可変ノズルの開度領域は、可変ノズルの開閉頻度
に応じて変化される。すなわち、強制開閉手段は、開弁
頻度が多く、閉弁頻度が少ない場合は、可変ノズルを、
中立位置から全開位置に向けて開弁させることなく、中
立位置と全閉位置との間で駆動させる。また、閉弁頻度
が多く、開弁頻度が少ない場合は、可変ノズルを、中立
位置から全閉位置に向けて閉弁させることなく、中立位
置と全開位置との間で駆動させる。このため、内燃機関
が所定の運転状態に維持される場合でも、可変ノズルに
スティック異常が生じるのを確実に防止することができ
る。
【0011】また、可変ノズルの駆動が所定の領域内に
制限されると、可変ノズルの開閉に伴って生じる内燃機
関の回転変動が抑制される。従って、本発明によれば、
可変ノズルにスティック異常が生じるのを防止するため
に実行する可変ノズルの駆動を、内燃機関の運転状態を
安定化させつつ、実行することができる。上記の目的
は、請求項3に記載する如く、請求項1記載の可変ノズ
ル型ターボチャージャを搭載する内燃機関の制御装置に
おいて、前記強制開閉手段により前記可変ノズルが開閉
される場合に、前記可変ノズルの開閉に応じて、該内燃
機関に供給される空気量および燃料噴射量を増減させる
供給量増減手段を備えることを特徴とする可変ノズル型
ターボチャージャを搭載する内燃機関の制御装置により
達成される。
【0012】本発明において、強制開閉手段が可変ノズ
ルを開閉する場合、可変ノズルの開閉に伴って過給圧が
変化し、内燃機関に供給される空気量および燃料噴射量
が変化する。この場合、内燃機関に回転変動が生じ、内
燃機関の運転状態が不安定なものとなってしまう。本発
明においては、可変ノズルの開閉に応じて、吸入空気量
および燃料噴射量が通常時に比して増減される。すなわ
ち、強制開閉手段が可変ノズルを開閉する場合でも内燃
機関に回転変動が生じないように吸入空気量および燃料
噴射量が調整される。このため、可変ノズルが開閉され
る場合でも、内燃機関に回転変動が生じることが抑制さ
れ、内燃機関の運転状態を安定化させることができる。
【0013】また、請求項4に記載する如く、排気ター
ビンの内部に設けられた可変ノズルを備える可変ノズル
型ターボチャージャを搭載する内燃機関の制御装置にお
いて、前記可変ノズルの開閉に応じて変化するパラメー
タを検出するパラメータ検出手段と、前記パラメータに
基づいて前記可変ノズルのスティック異常を検出するス
ティック異常検出手段と、を備えることを特徴とする可
変ノズル型ターボチャージャを搭載する内燃機関の制御
装置は、可変ノズルのスティック異常を検出するうえで
有効である。
【0014】本発明において、可変ノズルが正常に機能
する場合には、パラメータは可変ノズルの開閉に応じた
適正な値に維持される。一方、可変ノズルにスティック
異常が生じると、パラメータは適正な値から逸脱する。
本発明において、可変ノズルの開閉に応じて変化するパ
ラメータが検出される。パラメータが可変ノズルの開閉
に応じた適正な値から逸脱した場合に、可変ノズルにス
ティック異常が発生していると判断される。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施例である
可変ノズル型ターボチャージャを搭載する内燃機関10
のシステム構成図を示す。本実施例において、内燃機関
10は、電子制御ユニット(以下、ECUと称す)12
を備えており、ECU12により制御される。
【0016】内燃機関10は、シリンダブロック14を
備えている。シリンダブロック14の内部には、ピスト
ン16、コンロッド18、および、クランクシャフト2
0が収納されている。シリンダブロック14の壁面に
は、クランクシャフト20の回転角に応じた信号を出力
するクランク角センサ22が配設されている。クランク
角センサ22の出力信号は、ECU12に供給されてい
る。ECU12は、クランク角センサ22の出力信号に
基づいて、機関回転数NEを検出する。
【0017】シリンダブロック14の上方には、シリン
ダヘッド24が配設されている。内燃機関10の内部に
は、シリンダブロック14、ピストン16、および、シ
リンダヘッド24に囲まれる燃焼室26が形成されてい
る。シリンダヘッド24には、燃焼室26に開口する吸
気通路28および排気通路30が形成されている。シリ
ンダヘッド24には、吸気通路28と燃焼室26との導
通状態を切り換える吸気弁32、および、排気通路30
と燃焼室26との導通状態を切り換える排気弁34が収
納されている。吸気通路28には、吸気通路28の内圧
(以下、過給圧PB と称す)に応じた信号をECU12
に出力する過給圧センサ36が配設されている。ECU
12は、過給圧センサ36の出力信号に基づいて過給圧
PB を検出する。
【0018】吸気通路28の内部には、アクセル操作に
応じた開度に開弁されるスロットルバルブ38が配設さ
れている。スロットルバルブ38は、燃焼室26に供給
される吸入空気の空気量を可変する機能を有している。
スロットルバルブ38の近傍には、スロットルバルブ3
8の開度に応じた信号をECU12に出力するスロット
ルポジションセンサ40が配設されている。ECU12
は、スロットルポジションセンサ40の出力信号に基づ
いてスロットル開度θを検出し、またスロットル開度θ
に基づいて内燃機関10の負荷を推定する。
【0019】吸気通路28には、吸入空気を冷却するイ
ンタークーラ42が配設されている。インタークーラ4
2の上流側には、可変ノズル型ターボチャージャ(以
下、単にターボチャージャと称す)44のコンプレッサ
46が連通している。また、コンプレッサ46の上流側
には、エアクリーナ48が連通している。コンプレッサ
46は、内燃機関10の運転中に、エアクリーナ48で
濾過された空気を吸気通路28に過給する。
【0020】内燃機関10の排気通路30には、ターボ
チャージャ44の排気タービン50が連通している。排
気タービン50には、触媒コンバータ(図示せず)およ
びマフラ(図示せず)が連通している。コンプレッサ4
6は、排気タービン50の内部を流通する排気ガスのエ
ネルギを利用して、エアクリーナ48から導いた空気を
吸気通路28へ過給する。排気通路28から排気タービ
ン50に流入した排気ガスは、排気タービン50の内部
に形成された流路を通って触媒コンバータへ流出する。
【0021】また、排気通路30には、ターボチャージ
ャ44の排気タービン50をバイパスするバイパス通路
52が連通している。バイパス通路52には、排気ター
ビン5の入口側と出口側との導通状態を切り換えるウェ
イストゲートバルブ(以下、WGバルブと称す)54が
設けられている。WGバルブ54は、吸気通路28の過
給圧PB が所定値を越えた場合に開弁され、排気タービ
ン50の過回転を防止する機能を有している。WGバル
ブ54には、WGバルブアクチュエータ56を介してバ
キューム・スイッチング・バルブ(以下、VSVと称
す)58が連結されている。
【0022】VSV58には、ECU12が接続されて
いる。ECU12は、WGバルブ54が内燃機関10の
運転状態に応じた適当な開度となるように、VSV58
に対して適当なデューティー比を有する駆動信号を供給
する。VSV58は、WGバルブ54が、ECU12か
ら供給された駆動信号に応じた開度に制御されるよう
に、所定の負圧を動力源としてWGバルブアクチュエー
タ56に対して負圧を供給する。WGバルブ54は、W
Gバルブアクチュエータ56の作動状態に応じた開度に
制御される。
【0023】内燃機関10が低負荷・低回転で運転して
いる状況下で排気タービン50の内部に形成された流路
が大きな有効面積を有している場合、コンプレッサ46
の作動によって吸気通路28に適当な過給圧を確保する
ためには、多量の排気ガスを排気タービン50に導く必
要がある。しかし、内燃機関10が低負荷・低回転で運
転している状況下で多量の排気ガスを排気タービン50
に導くことは困難である。かかる状況下で吸気通路28
に適当な過給圧を確保するためには、排気タービン50
への流路の有効面積を小さくし、排気タービン50に流
入する排気ガスの速度を大きくすることが有効である。
【0024】一方、内燃機関10が高負荷・高回転で運
転している状況下で、すなわち、多量の排気ガスが発生
している状況下で排気タービン50の内部に形成された
流路の有効面積が小さいと、排気タービン50の上流側
の圧力、すなわち、内燃機関10の背圧が不当に昇圧さ
れ、内燃機関10の出力が低下する事態が生じてしま
う。このため、内燃機関10が高負荷・高回転で運転し
ている状況下では、排気タービン50への流路の有効面
積を大きくし、排気ガスを速やかに大気中へ放出するこ
とが有効である。
【0025】ターボチャージャ44の排気タービン50
には、可変ノズル60が複数設けられている。可変ノズ
ル60は、排気タービン50の内部に形成される流路の
有効面積を可変する機能を有している。可変ノズル60
には、負圧アクチュエータ62を介してバキューム・レ
ギュレーティング・バルブ(以下、VRVと称す)64
が連結されている。ECU12は、可変ノズル60が内
燃機関10の運転状態に応じた適当な開度となるよう
に、VRV64に対して制御信号を供給する。VRV6
4は、ECU12から供給された制御信号に応じた開度
に可変ノズル60が制御されるように、バユームポンプ
66から供給される負圧を動力源として負圧アクチュエ
ータ62に対して負圧を供給する。可変ノズル60は、
負圧アクチュエータ62の作動状態に応じた開度に制御
される。
【0026】ECU12には、ハンドブレーキスイッチ
68、および、シフトポジションセンサ69が接続され
ている。ハンドブレーキスイッチ68は、ハンドブレー
キの近傍に配設されており、常態でオフ状態を維持し、
ハンドブレーキが操作された場合にオン信号を出力す
る。また、シフトポジションセンサ69は、トランスミ
ッションの変速比を切り換えるATレンジの位置に応じ
た信号を出力する。ECU12は、これらの出力信号に
基づいて、ハンドブレーキが操作されているか否かを判
別すると共に、ATレンジがパーキング位置にあるか否
かを判別する。また、ECU12は、内燃機関10が備
える各種センサにより検出された機関回転数NE、スロ
ットル開度θ、過給圧PB 等に基づいて、通常時に噴射
すべき燃料噴射量Qを演算する。
【0027】図2は、ターボチャージャ44に設けられ
た可変ノズル60の動作を説明するための図を示す。図
2に示す如く、可変ノズル60は、翼状型の部材で構成
されており、支軸70の一端に固定されている。支軸7
0は、ターボチャージャ44のハウジングに固定された
ノズルプレート72に回動可能に挿入されている。支軸
70の他端には、ノズルアーム74が固定されている。
ノズルアーム74は、はぼY字型に構成された部材であ
り、支軸70が固定された固定部74aと、Y字型の二
股部74bとを備えている。ノズルアーム74は、二股
部74bが、駆動リング76に固定されたピン78に係
合するように構成されている。駆動リング76は、環状
のプレートにより構成された部材であり、ノズルアーム
74に対して回動可能に構成されている。
【0028】駆動リング76には、ストッパピン80が
固定されている。ストッパピン80は、駆動リング76
の回動を所定範囲内に規制する役割を有している。駆動
リング76には、また、駆動ピン82が固定されてい
る。駆動ピン82には、駆動アーム84が係合してい
る。駆動アーム84は、負圧アクチュエータ62の作動
軸86に連結されている。
【0029】上記の構成において、VRV64から負圧
アクチュエータ62に対して大きな負圧が供給される
と、負圧アクチュエータ62が作動することによって、
駆動アーム84が図2における反時計方向回りに回転す
る。駆動アーム84が反時計方向回りに回転すると、駆
動リング76がノズルプレート72に対して同方向回り
に回転し、ノズルアーム74の二股部74bが駆動ピン
78に反時計方向に押圧される。この場合、ノズルアー
ム74が支軸70を中心にして反時計方向回りに回転
し、可変ノズル60も同方向回りに回転する。かかる場
合には、可変ノズル60が隣り合う可変ノズルと接近す
る状態が、すなわち、可変ノズル60の閉弁状態が実現
される。
【0030】本実施例において、排気ガスは、排気通路
30から排出された後、図2に示す破線矢印Xの方向に
向かって排気タービン50に流入する。このため、可変
ノズル60が閉弁されると、排気ガスを排気タービン5
0に導く流路の有効面積が小さくなり、排気ガスが排気
タービン50に流入し難くなる。かかる状態では、排気
タービン50に流入する排気ガスの速度が大きくなり、
排気タービン50の回転速度が増大する。
【0031】可変ノズル60が閉弁した状態で、負圧ア
クチュエータ62に供給される負圧が減少すると、駆動
アーム84および駆動リング76が図2における時計方
向回りに回転する。この場合、ノズルアーム74の二股
部74bが駆動ピン78に時計方向に押圧されること
で、ノズルアーム74は支軸70を中心にして時計方向
回りに回転し、可変ノズル60も同方向に回転する。か
かる場合には、可変ノズル60が隣り合う可変ノズルか
ら離間した状態が、すなわち、可変ノズル60が開弁し
た状態が実現される。可変ノズル60が開弁されると、
排気ガスを排気タービン50に導く流路の有効面積が大
きくなり、排気ガスが排気タービン50に流入し易くな
る。
【0032】ところで、渋滞中や暖機運転中等によって
内燃機関10が一定の運転状態を維持しつつ運転する場
合には、可変ノズル60は所定の開度に維持される。内
燃機関10が運転する状況下で可変ノズル60が所定開
度に維持される状態が長時間継続すると、排気ガス中の
カーボンが可変ノズル60の可動部近傍に、具体的に
は、可変ノズル60とターボチャージャ44のハウジン
グとの間や可変ノズル60とノズルプレート72との
間、あるいは、駆動リング76とノズルプレート72と
の間等に堆積する場合がある。かかる位置にカーボンが
堆積すると、可変ノズル60にスティック異常が生じ、
可変ノズル60を所望の開度に制御することができない
おそれがある。
【0033】可変ノズル60のスティック異常の発生を
防止するためには、内燃機関10が一定の状態を維持し
つつ運転する状況下で、可変ノズル60の開度を長時間
同一の開度に維持しないこと、すなわち、可変ノズル6
0を全開位置と全閉位置との間の全領域にわたって強制
的に駆動することが望ましい。可変ノズル60が長時間
同一開度に維持されなければ、可変ノズル60の駆動に
よって、可変ノズル60の近傍に排気ガス中のカーボン
が堆積することがなくなり、また、カーボンが堆積して
いる場合でもかかるカーボンを除去することが可能とな
る。従って、上記の手法によれば、可変ノズル60にス
ティック異常が生ずるのを防止することが可能となる。
【0034】図3は、可変ノズル60にスティック異常
が発生するのを防止すべく、本実施例においてECU1
2が実行する制御ルーチンの一例のフローチャートを示
す。図3に示すルーチンは、所定時間ごとに起動される
定時割り込みルーチンである。図3に示すルーチンが起
動されると、まず、ステップ100の処理が実行され
る。
【0035】ステップ100では、ハンドブレーキスイ
ッチ68の出力信号、および、シフトポジションセンサ
69の出力信号に基づいて、ハンドブレーキが操作され
ており、かつ、ATレンジがパーキング位置にあるか否
かが判別される。かかる条件が成立しない場合は、車両
が発進する可能性があると判断できる。車両が走行する
状況下で可変ノズル60が強制的に駆動されると、内燃
機関10の過給圧を所望の圧力に制御することが困難と
なる。このため、上記の条件が成立しない場合には、可
変ノズル60の強制的な駆動を行わないことが適切であ
る。従って、上記の条件が成立しないと判別された場合
は、次にステップ104の処理が実行される。一方、上
記の条件が成立する場合は、車両の停止が継続すると判
断できる。かかる場合は、可変ノズル60の強制的な駆
動を行っても上記の不都合は生じない。従って、上記の
条件が成立すると判別された場合は、次にステップ10
2の処理が実行される。
【0036】ステップ102では、クランク角センサ2
2の出力信号から検出された機関回転数NEと、スロッ
トルポジションセンサの出力信号から検出されたスロッ
トル開度θとの関係に基づいて、内燃機関10がアイド
ル状態であるか否かが判別される。内燃機関10がアイ
ドル状態でない場合は、内燃機関10の回転数が変動し
ていると判断できる。かかる場合には可変ノズル60の
強制的な駆動を行うことは適切ではない。従って、内燃
機関10がアイドル状態でないと判別された場合にも、
次にステップ104の処理が実行される。
【0037】ステップ104では、可変ノズル60を通
常どおりに制御する処理が実行される。具体的には、可
変ノズル60が内燃機関10の運転状態に応じた開度に
制御されるように、VRV64に対して制御信号が供給
される。本ステップ104の処理が終了すると、今回の
ルーチンは終了される。上記ステップ102において、
内燃機関10がアイドル状態である場合は、内燃機関1
0は所定の状態を維持しつつ運転し、可変ノズル60が
所定の開度を維持していると判断できる。かかる場合に
は、可変ノズル60の近傍にカーボンが堆積するのを阻
止する必要がある。従って、内燃機関10がアイドル状
態であると判別された場合は、次にステップ106の処
理が実行される。
【0038】ステップ106では、可変ノズル60を強
制的に駆動する処理が実行される。具体的には、可変ノ
ズル60が全開位置と全閉位置との間の全領域にわたっ
て所定時間ごとに繰り返し駆動されるようにVRV64
に対して制御信号が供給される。本ステップ106の処
理が終了すると、今回のルーチンは終了される。上記の
処理によれば、車両が停車中であり、かつ、内燃機関1
0がアイドル状態である場合に、可変ノズル60を強制
的に全閉位置と全開位置との間の全領域にわたって駆動
させることができる。このように可変ノズル60が駆動
されると、可変ノズル60が何れかの状態で固定される
ことがなく、内燃機関10が一定の状態を維持しつつ運
転する状況下においても、可変ノズル60の近傍にカー
ボンが堆積することが防止される。このため、本実施例
によれば、可変ノズル60に開側スティック異常および
閉側スティック異常が生じることを確実に防止すること
ができる。
【0039】従って、本実施例の内燃機関10によれ
ば、多量の排気ガスが排出される状況下でも背圧が過大
となることがなく、内燃機関10の出力低下を抑制する
ことができると共に、部品の破損を防止することができ
る。また、低負荷・低回転領域においては吸気通路28
に大きな過給圧を確保することが可能となり、内燃機関
10の応答性が低下するのを防止することができる。
【0040】ところで、可変ノズル60が駆動される
と、排気タービン50の内部に形成された流路の有効面
積が所定時間ごとに大きく増減する。内燃機関10がア
イドル状態である場合に流路の有効面積が大きく増減す
ると、内燃機関10から排出される排気ガスの量が一定
量であるにもかかわらず、内燃機関10の背圧が大きく
増減し、その結果、排気タービンに流入する排気ガスの
速度が大きく増減してしまう。
【0041】可変ノズル60が強制的に駆動されている
状況下で、排気タービンに流入する排気ガスの速度が大
きくなると、コンプレッサ46の作動により、過給圧P
B が所望の値に比して大きくなり、内燃機関10に供給
される吸入空気の量が多量となる。吸入空気量は、過給
圧PB に基づいて推定されると共に、燃料噴射量は、推
定された吸入空気量に対して適正な空燃比が得られるよ
うに決定される。このため、上記の状況下で過給圧PB
が大きくなると、燃料噴射量が吸入空気量に応じて多く
なり、内燃機関10が高速で回転することになる。
【0042】一方、上記の状況下で、排気タービンに流
入する排気ガスの速度が小さくなると、過給圧PB が所
望の値に比して小さくなり、吸入空気量が少量となる。
この場合は、燃料噴射量も吸入空気量に応じて少量とな
り、内燃機関10が低速で回転することになる。従っ
て、可変ノズル60が強制的に駆動される場合には、内
燃機関10に回転変動が生じ、内燃機関10の運転状態
が不安定なものとなってしまう。
【0043】内燃機関10の運転状態を安定なものとす
るためには、過給圧PB が大きい場合は、スロットルバ
ルブ38を閉弁することにより内燃機関10への吸入空
気量を少量とすると共に、燃料噴射量Qを減量補正する
ことが適切である。また、過給圧PB が小さい場合は、
スロットルバルブ38を開弁することにより吸入空気量
を多量とすると共に、燃料噴射量Qを増量補正すること
が適切である。かかる手法によれば、吸入空気量および
燃料噴射量が可変ノズル60の強制的な駆動と同期して
適宜増減されることで、可変ノズル60が駆動される場
合でも内燃機関の回転変動を防止することが可能とな
る。
【0044】図4は、上記の手法を用いて内燃機関10
の回転変動の発生を防止すべく、ECU12が実行する
制御ルーチンの一例のフローチャートを示す。図4に示
すルーチンは、所定時間ごとに起動される定時割り込み
ルーチンである。図4に示すルーチンが起動されると、
まずステップ110の処理が実行される。ステップ11
0では、クランク角センサ22の出力信号、スロットル
ポジションセンサ40の出力信号、および、過給圧セン
サ36に出力信号に基づいて、機関回転数NE、スロッ
トル開度θ、および、過給圧PB が検出される。
【0045】ステップ112では、上記ステップ110
で検出された各種データに基づいて、通常時に噴射すべ
き燃料噴射量Qが演算される。ステップ114では、可
変ノズル60のスティック異常を防止すべく、可変ノズ
ル60が強制的に駆動されているか否かが判別される。
その結果、可変ノズル60が強制的に駆動されていない
と判別された場合は、何ら処理が進行されることなく今
回のルーチンが終了される。この場合は、上記ステップ
112で演算された燃料噴射量Qが内燃機関10に供給
される。一方、可変ノズル60が強制的に駆動されてい
ると判別された場合は、次に、ステップ116の処理が
実行される。
【0046】ステップ116では、過給圧PB が所定値
Pupshを越えているか否かが判別される。尚、所定値P
upshは、内燃機関10に回転変動が生じていないと判断
される圧力のうちの最大圧力である。PB >Pupshが成
立する場合は、過給圧PB が不当に高圧となっていると
判断できる。従って、PB >Pupshが成立すると判別さ
れた場合は、次にステップ118の処理が実行される。
【0047】ステップ118では、スロットルバルブ3
8を閉弁し、かつ、燃料噴射量Qを減量補正する処理が
実行される。本ステップ118の処理が実行されると、
内燃機関10に供給される吸入空気量および燃料噴射量
が少量となる。この場合、過給圧PB が大きいことに起
因して内燃機関10が高速で回転することが防止され
る。本ステップ118の処理が終了すると、今回のルー
チンが終了される。
【0048】上記ステップ116において、PB >Pup
shが成立しないと判別された場合は、次にステップ12
0の処理が実行される。ステップ120では、過給圧P
B が所定値Pdwshを下回ったか否かが判別される。尚、
所定値Pdwshは、内燃機関10に回転変動が生じていな
いと判断される圧力のうちの最小圧力である。PB <P
dwshが成立しない場合は、過給圧PB が所定の領域内に
維持されていると判断でき、内燃機関10に回転変動が
生じていないと判断できる。従って、PB <Pdwshが成
立しないと判別された場合は、以後、何ら処理が進めら
れることなく、今回のルーチンが終了される。一方、P
B<Pdwshが成立する場合は、過給圧PB が不当に低圧
となっていると判断できる。従って、PB <Pdwshが成
立すると判別された場合は、次にステップ122の処理
が実行される。
【0049】ステップ122では、スロットルバルブ3
8を開弁し、かつ、燃料噴射量Qを増量補正する処理が
実行される。本ステップ122の処理が実行されると、
内燃機関10に供給される吸入空気量および燃料噴射量
が多くなる。この場合、過給圧PB が小さいことに起因
して内燃機関10が低速で回転することが防止される。
本ステップ122の処理が終了すると、今回のルーチン
が終了される。
【0050】上記の処理によれば、可変ノズル60の駆
動によって生じる内燃機関10の回転変動を防止するこ
とができる。このため、本実施例によれば、可変ノズル
60が強制的に駆動されている場合でも、内燃機関10
の回転を常に安定した状態に維持することができる。従
って、本実施例の内燃機関10によれば、可変ノズル6
0のスティック異常を防止する処理が実行されている場
合でも、車両乗員が内燃機関10の回転変動による違和
感を感じることがなくなる。
【0051】ところで、可変ノズル60にスティック異
常が生じた場合には、かかる異常を速やかに車両乗員に
認識させる必要がある。可変ノズルは、通常時は内燃機
関10の運転状態に応じた開度に制御され、内燃機関1
0がアイドル状態である場合に強制的に駆動される。内
燃機関10がアイドル状態である場合には、内燃機関1
0から排出される排気ガスの量は一定である。このた
め、可変ノズル60が強制的に駆動される状況下でター
ボチャージャ44が正常である場合、すなわち、可変ノ
ズル60の開度が適正に変化する場合には、内燃機関1
0の過給圧PB は可変ノズル60の駆動に応じて適正に
増減する。この場合、過給圧PB の最大値および最小値
は、それぞれ所定の範囲内に維持される。一方、可変ノ
ズル60が強制的に駆動される状況下で可変ノズル60
の開度が適正に変化しない場合には、過給圧PB の最大
値および最小値が所定の範囲から逸脱する。
【0052】図5は、内燃機関10が一定の運転状態を
維持する状況下で可変ノズル60の駆動に応じて変化す
る過給圧PB の一例を表した図を示す。図5に示す如
く、時刻t1 において、過給圧PB の最小値PBdw が許
容範囲から高圧側にシフトしている。この場合は、可変
ノズル60が開弁方向に向けて適正に開弁されず、可変
ノズル60に閉側スティック異常が生じていると判断で
きる。また、時刻t2 において、過給圧PB の最大値P
Bup が許容範囲から低圧側にシフトしている。かかる場
合は、可変ノズル60が閉弁方向に向けて適正に閉弁さ
れず、可変ノズル60に開側スティック異常が生じてい
ると判断できる。
【0053】従って、可変ノズル60が強制的に駆動さ
れる状況下において、過給圧PB の最大値および最小値
が所定の範囲から逸脱するか否かを判別することによ
り、可変ノズル60のスティック異常の有無を判断する
ことが可能となる。図6は、可変ノズル60のスティッ
ク異常を検出すべくECU12が実行する制御ルーチン
の一例のフローチャートを示す。図6に示すルーチン
は、所定時間ごとに起動される定時割り込みルーチンで
ある。図6に示すルーチンが起動されると、まずステッ
プ120の処理が実行される。
【0054】ステップ130では、可変ノズル60のス
ティック異常を防止すべく可変ノズル60が強制的に駆
動されているか否かが判別される。その結果、可変ノズ
ル60が強制的に駆動されていないと判別された場合
は、何ら処理が進行されることなく今回のルーチンが終
了される。一方、可変ノズル60が強制的に駆動されて
いると判別された場合は、次にステップ132の処理が
実行される。
【0055】ステップ132では、過給圧PB の微分値
ΔPB が“0”であるか否か、具体的には、前回の処理
サイクルから今回の処理サイクルにかけて過給圧PB が
変化したか否かが判別される。ΔPB =0が成立しない
場合は、過給圧PB が増加傾向または減少傾向を示して
いると判断できる。かかる場合は、過給圧PB の最大値
PBup または最小値PBdw を検出することは不可能であ
る。従って、ΔPB =0が成立しないと判別された場合
は、何ら処理が進められることなく今回のルーチンは終
了される。一方、ΔPB =0が成立する場合は、過給圧
PB が一定の圧力に維持されていると判断できる。かか
る場合は、過給圧PB の最大値PBup または最小値PBd
w を検出することが可能となる。従って、ΔPB =0が
成立すると判別された場合は、次にステップ134の処
理が実行される。
【0056】ステップ134では、上記ステップ132
の条件が成立する際の過給圧PB が、その最大値PBup
または最小値PBdw として認識される。尚、ECU12
は、常時過給圧PB を検出しており、上記ステップ13
2が成立する以前の過給圧PB を記憶している。このた
め、本ステップ134が実行されれば、過給圧PB の最
大値PBup と最小値PBdw とを区別することができる。
【0057】ステップ136では、過給圧PB の最大値
PBup が、所定値Pup1 以上であり、所定値Pup2 以下
であるか否か、あるいは、過給圧PB の最小値PBdw
が、所定値Pdw1 以上であり、所定値Pdw2 以下である
か否かが判別される。尚、所定値Pup1 ,Pup2 は、内
燃機関10がアイドル状態である状況下で可変ノズル6
0が全開位置から全閉位置にかけて駆動される場合に許
容される過給圧PB の最大値PBup の下限値および上限
値である。また、所定値Pdw1 ,Pdw2 は、同様の場合
に許容される過給圧PB の最小値PBdw の下限値および
上限値である。
【0058】Pup1 ≦PBup ≦Pup2 が成立する場合、
あるいは、Pdw1 ≦PBdw ≦Pdw2が成立する場合は、
可変ノズル60の開度が適正に変化していると判断でき
る。従って、かかる判別がなされた場合は、今回のルー
チンは終了される。一方、Pup1 ≦PBup ≦Pup2 が成
立せず、かつ、Pdw1 ≦PBdw ≦Pdw2 が成立しない場
合は、可変ノズル60の開度が適正に変化していないと
判断できる。従って、かかる判別がなされた場合は、次
にステップ138の処理が実行される。
【0059】ステップ138では、可変ノズル60にス
ティック異常が生じていると認識される。本ステップ1
38でスティック異常が認識されると、ECU12は、
車両乗員に対してかかる異常を警報する。本ステップ1
38の処理が終了すると、今回のルーチンが終了され
る。上記の処理によれば、可変ノズル60の駆動に伴っ
て変化する過給圧PB に基づいて、可変ノズル60にス
ティック異常が生じているか否かを正確に判断すること
ができる。このため、本実施例によれば、車両乗員に可
変ノズル60のスティック異常を認識させることが可能
となる。尚、本実施例においては、過給圧PB に基づい
て可変ノズル60のスティック異常の有無を判断するこ
ととしているが、例えば内燃機関10の回転数や内燃機
関10からの排気ガス量等に基づいて判断することとし
てもよい。
【0060】尚、上記の実施例においては、内燃機関1
0がアイドル状態にあることが請求項1記載の「所定の
運転状態」に、過給圧PB が請求項4記載の「パラメー
タ」に、それぞれ相当していると共に、ECU12が、
上記ステップ104の処理を実行することにより請求項
1記載の「通常開閉手段」が、上記ステップ106の処
理を実行することにより請求項1記載の「強制開閉手
段」が、上記ステップ118または122の処理を実行
することにより請求項3記載の「供給量増減手段」が、
過給圧センサ36の出力信号に基づいて過給圧PB を検
出することにより請求項4記載の「パラメータ検出手
段」が、上記ステップ138の処理を実行することによ
り請求項4記載の「スティック異常検出手段」が、それ
ぞれ実現されている。
【0061】ところで、上記の実施例においては、所定
の条件が成立する場合に可変ノズル60を全閉位置と全
開位置との間の全領域にわたって駆動することで、可変
ノズル60にスティック異常が生じるのを防止すること
としているが、本発明はこれに限定されるものではな
く、可変ノズル60を所定範囲内で駆動することによ
り、スティック異常の発生を防止することとしてもよ
い。
【0062】次に、図7を参照して、本発明の第2実施
例について説明する。本実施例のシステムは、上記図1
に示す内燃機関10において、ECU12に、図3に示
すルーチンに代えて図7に示すルーチンを実行させるこ
とにより実現される。上述した第1実施例では、可変ノ
ズル60にスティック異常が生じるのを防止すべく、所
定の条件が成立する場合に可変ノズル60を全閉位置と
全開位置との間の全領域にわたって強制的に駆動させ
る。しかし、内燃機関10の背圧の上昇を防止すべく通
常時に可変ノズル60が中立位置と全開位置との間(以
下、この間を開弁側と称す)で頻繁に駆動されている場
合には、可変ノズル60の開弁側にカーボンが堆積する
ことはなく、所定の条件が成立する状況下において可変
ノズル60を開弁側で駆動させる必要はない。また、適
当な過給圧を確保すべく通常時に可変ノズル60が中立
位置と全閉位置との間(以下、この間を閉弁側と称す)
で頻繁に駆動されている場合には、可変ノズル60の閉
弁側にカーボンが堆積することはなく、可変ノズル60
を閉弁側で駆動させる必要はない。
【0063】このように、内燃機関10において所定の
条件が成立する状況下でも、可変ノズル60を全閉位置
と全開位置との間の全領域にわたって駆動させる必要が
ない場合がある。本実施例のシステムは、所定の場合
に、可変ノズル60の駆動を所定の範囲内に限定して行
う点に特徴を有している。以下、その特徴部について説
明する。
【0064】図7は、可変ノズル60にスティック異常
が生じるのを防止すべく、本実施例においてECU12
が実行する制御ルーチンの一例のフローチャートを示
す。図7に示すルーチンは、所定時間ごとに起動される
定時割り込みルーチンである。尚、図7において、上記
図3に示すステップと同一の処理を実行するステップに
ついては、同一の符号を付してその説明を省略する。す
なわち、図7に示すルーチンにおいては、ステップ10
2で内燃機関10がアイドル運転状態であると判別され
ると、次にステップ140の処理が実行される。
【0065】ステップ140では、所定時間内に可変ノ
ズル60が開弁側で駆動された頻度Copenが所定値C0
以上であるか否かが判別される。尚、所定値C0 は、可
変ノズル60の近傍にカーボンが堆積しないと判断でき
る可変ノズル60の最小頻度である。Copen≧C0 が成
立しない場合は、可変ノズル60が開弁側で頻繁には駆
動されていないと判断できる。この場合は、可変ノズル
60の開弁側でのスティック異常を防止すべく、可変ノ
ズル60を開弁側で強制的に駆動する必要がある。従っ
て、Copen≧C0 が成立しないと判別された場合は、次
にステップ142の処理が実行される。
【0066】ステップ142では、所定時間内に可変ノ
ズル60が閉弁側で駆動された頻度Cclose が所定値C
0 以上であるか否かが判別される。Cclose ≧C0 が成
立しない場合は、可変ノズル60が閉弁側で頻繁には駆
動されていないと判断できる。この場合は、可変ノズル
60の閉弁側でのスティック異常を防止すべく、可変ノ
ズル60を閉弁側で強制的に駆動する必要がある。従っ
て、Cclose ≧C0 が成立しないと判別された場合は、
次にステップ144の処理が実行される。一方、Cclos
e ≧C0 が成立する場合は、可変ノズル60が頻繁に閉
弁されていると判断でき、可変ノズル60を閉弁側で強
制的に駆動する必要はない。従って、Cclose ≧C0 が
成立すると判別された場合は、次にステップ146の処
理が実行される。
【0067】ステップ144では、可変ノズル60を全
開位置と全閉位置との間の全領域で駆動する処理が実行
される。本ステップ144の処理が終了すると、今回の
ルーチンが終了される。ステップ146では、可変ノズ
ル60を開弁側で駆動する処理が実行される。本ステッ
プ146の処理が実行されると、可変ノズル60は、閉
弁側で駆動されることはなく、開弁側で駆動されること
になる。本ステップ146の処理が終了すると、今回の
ルーチンが終了される。
【0068】上記ステップ140において、Copen≧C
0 が成立すると判別された場合は、次にステップ148
の処理が実行される。ステップ148では、上記ステッ
プ142の処理と同様の処理が実行される。その結果、
Cclose ≧C0 が成立する場合は、可変ノズル60が開
弁側と閉弁側とで共に頻繁に駆動されていると判断でき
る。この場合は、可変ノズル60を全開位置と全閉位置
との間の全領域にわたって駆動することが適切である。
従って、本ステップ148でCclose ≧C0 が成立する
と判別された場合は、上記ステップ144の処理が実行
される。一方、Cclose ≧C0 が成立しない場合は、可
変ノズル60を閉弁側で強制的に駆動する必要がある。
従って、本ステップ148でCclose ≧C0 が成立しな
いと判別された場合は、次にステップ150の処理が実
行される。
【0069】ステップ150では、可変ノズル60を閉
弁側で駆動する処理が実行される。本ステップ150の
処理が実行されると、可変ノズル60は、開弁側で駆動
されることはなく、閉弁側で駆動されることになる。本
ステップ150の処理が終了すると、今回のルーチンが
終了される。上記の処理によれば、可変ノズル60にス
ティック異常が発生するのを防止すべく実行する可変ノ
ズル60の駆動を、可変ノズル60の通常時の開閉頻度
を考慮して、開弁側でのみ又は閉弁側でのみ行うことが
できる。すなわち、可変ノズル60は、通常時に閉弁側
で頻繁に駆動されている場合には、所定状況下で開弁側
で駆動される。また、通常時に開弁側で頻繁に駆動され
ている場合には、所定状況下で閉弁側で駆動される。
【0070】このため、本実施例によれば、可変ノズル
60が、通常時に駆動が比較的行われない領域で駆動さ
れることで、かかる領域にカーボンが堆積することが防
止され、可変ノズル60に開側スティック異常および閉
側スティック異常が生じるのを確実に防止することがで
きる。従って、本実施例においても、上記第1実施例と
同様の効果を得ることが可能となる。
【0071】また、本実施例においては、可変ノズル6
0の駆動が所定領域内に制限されることにより、可変ノ
ズル60の駆動に伴う内燃機関10の回転変動を抑制す
ることが可能となる。従って、本実施例によれば、内燃
機関10の運転状態を安定なものとすることができ、車
両乗員が内燃機関10の回転変動による違和感を感じる
ことがなくなる。
【0072】尚、上記の実施例においては、ECU12
が、所定時間内にVRV64に供給する制御信号の供給
頻度を演算することにより請求項2記載の「開閉頻度演
算手段」が実現されている。ところで、上記第1および
第2実施例においては、ハンドブレーキがオン状態にあ
り、ATレンジがパーキング状態にあり、かつ、内燃機
関10がアイドル状態にある場合に、可変ノズル60を
強制的に駆動することとしているが、本発明はこれに限
定されるものではなく、車両が渋滞等の微小な速度で走
行する場合やエンジンキーがオフ状態になった場合に可
変ノズル60を駆動することとしてもよいし、また、上
記の条件が成立する状況下で所定時間だけ可変ノズル6
0を駆動することとしてもよい。
【0073】
【発明の効果】上述の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、可変ノズルにスティック異常が生じるのを確実に防
止することができる。請求項2記載の発明によれば、可
変ノズルにスティック異常が生じるのを防止すべく実行
される可変ノズルの開閉領域が制限されることで、可変
ノズルの開閉に伴って生じる内燃機関の回転変動を抑制
することができる。
【0074】請求項3記載の発明によれば、内燃機関に
供給される空気量および燃料噴射量が調整されること
で、可変ノズルの開閉に伴って生じる内燃機関の回転変
動を抑制することができる。また、請求項4記載の発明
によれば、可変ノズルの開閉に伴って変化するパラメー
タに基づいて、可変ノズルにスティック異常が生じたか
否かを正確に判別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である可変ノズル型ターボ
チャージャを搭載する内燃機関のシステム構成図であ
る。
【図2】本実施例が搭載するターボチャージャに設けら
れた可変ノズルの動作を説明するための図である。
【図3】本実施例の内燃機関において実行されるスティ
ック異常発生防止ルーチンの一例のフローチャートであ
る。
【図4】本実施例の内燃機関において実行される燃料噴
射量演算ルーチンの一例のフローチャートである。
【図5】内燃機関が一定の運転状態を維持する状況下で
可変ノズルの駆動に応じて変化する過給圧PB の一例を
表した図である。
【図6】本実施例の内燃機関において実行されるスティ
ック異常検出ルーチンの一例のフローチャートである。
【図7】本発明の第2実施例の内燃機関において実行さ
れるスティック異常発生防止ルーチンの一例のフローチ
ャートである。
【符号の説明】
10 内燃機関 12 電子制御ユニット(ECU) 44 可変ノズル型ターボチャージャ(ターボチャージ
ャ) 50 排気タービン 60 可変ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G005 EA04 EA15 EA16 FA01 FA23 FA30 FA48 FA57 GA02 GA04 GB24 GB27 GC05 GD12 GD13 GD14 GD17 GD18 GD21 HA05 HA13 HA19 JA01 JA06 JA24 JA39 JA51 JB09 JB11 JB14 3G092 AA18 BA01 BA02 BB03 BB04 DB03 DC01 EA01 EA02 EA14 FA05 FA41 FB03 FB06 GA04 GA05 GA06 GA17 GA18 GB10 HA06Z HA15Z HA16X HE01Z HE03Z HF11Z HF13Z HF26Z 3G301 HA11 JA04 JB02 JB10 KA07 KA08 KA09 KA24 KA25 KA28 LA01 LC07 MA13 MA14 NB12 NE01 NE06 PA11Z PA16A PA16Z PE01Z PE03Z PF05Z PF07Z PF10Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気タービンの内部に設けられた可変ノ
    ズルと、内燃機関の運転状態に応じて前記可変ノズルを
    開閉する通常開閉手段と、を備える可変ノズル型ターボ
    チャージャを搭載する内燃機関の制御装置において、 内燃機関が所定の運転状態にある場合に前記可変ノズル
    を開閉する強制開閉手段を備えることを特徴とする可変
    ノズル型ターボチャージャを搭載する内燃機関の制御装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の可変ノズル型ターボチャ
    ージャを搭載する内燃機関の制御装置において、 前記可変ノズルの開閉頻度を演算する開閉頻度演算手段
    を備え、 前記強制開閉手段により開閉される前記可変ノズルの開
    閉領域を、前記開閉頻度に応じて変化させることを特徴
    とする可変ノズル型ターボチャージャを搭載する内燃機
    関の制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の可変ノズル型ターボチャ
    ージャを搭載する内燃機関の制御装置において、 前記強制開閉手段により前記可変ノズルが開閉される場
    合に、前記可変ノズルの開閉に応じて、該内燃機関に供
    給される空気量および燃料噴射量を増減させる供給量増
    減手段を備えることを特徴とする可変ノズル型ターボチ
    ャージャを搭載する内燃機関の制御装置。
  4. 【請求項4】 排気タービンの内部に設けられた可変ノ
    ズルを備える可変ノズル型ターボチャージャを搭載する
    内燃機関の制御装置において、 前記可変ノズルの開閉に応じて変化するパラメータを検
    出するパラメータ検出手段と、 前記パラメータに基づいて前記可変ノズルのスティック
    異常を検出するスティック異常検出手段と、 を備えることを特徴とする可変ノズル型ターボチャージ
    ャを搭載する内燃機関の制御装置。
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