JP2000265590A - 建装部材用断熱性複合シートおよび断熱性建装部材 - Google Patents

建装部材用断熱性複合シートおよび断熱性建装部材

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JP2000265590A
JP2000265590A JP11071893A JP7189399A JP2000265590A JP 2000265590 A JP2000265590 A JP 2000265590A JP 11071893 A JP11071893 A JP 11071893A JP 7189399 A JP7189399 A JP 7189399A JP 2000265590 A JP2000265590 A JP 2000265590A
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sheet
heat
heat insulating
building
composite sheet
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JP11071893A
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Kimiharu Sato
公治 佐藤
Kiyokazu Takeshita
清和 武下
Motohiro Oka
素裕 岡
Ryohei Nagata
良平 永田
Runa Nakamura
瑠奈 中村
Daisaku Haoto
大作 羽音
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アルミニウム製等の熱伝導性の建装材の表裏の
間をプラスチック等により遮断したり、あるいは建装材
を二重または三重に使用して熱の伝導を抑制することな
く、熱の伝導をできるだけ遮断することを課題としてい
る。 【解決手段】内部に無数の微小な気泡を有し、凹凸を有
する断熱性シート2および2’を各々の凹凸を有する面
を内側にして重ね合わせ、片面または両面に低透湿性シ
ート3を積層して建装材用断熱性複合シート1’を構成
することにより、圧縮に強く、経時的に断熱性が低下す
ることがないため、良好な断熱性を発揮することがで
き、建装材に貼るのに最適である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建装部材に適用し
て、その表面に断熱性を与えることにより、建装部材の
断熱性を向上させることが可能な建装材用断熱性複合シ
ートと、その建装材用断熱性複合シートを適用した断熱
性建装部材とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】元来の建築物の目的は、居住者を外部環
境から遮蔽して保護することであり、風雨を防ぎ、また
極端な寒暖の変化を緩和することにある。このため、建
築物を構成する各種建築材料としては、古くから、雨漏
りせず、風を遮り、ある程度の断熱性を備えたものを使
用してきた。しかしながら、最近は、季節的な暖房、冷
房に止まらず、年間を通じ、また24時間、快適な居住
環境を維持する機器を備えた住居も多くなっており、エ
ネルギーの消費が増大していることから、エネルギー効
率の向上が図られている。
【0003】このため、住宅の壁の外壁と内壁との間に
は、断熱材が充填され、室内が過度に昇温・降温しない
よう対策が講じられているが、開口部材である、ドア、
ガラス戸、および窓等については、壁ほど、断熱対策が
講じられていない。特にわが国では、東北以北を除け
ば、比較的温暖な気候帯に存在するため、年間を通じて
太陽光が十分得られ、かつ、夏期においては通風に有利
な構造とする方式が伝統的に行なわれ、冬季の気温の低
い欧米主要国にくらべて、開口部を多く取ることが一般
的である。
【0004】開口部材であるドアのパネルやガラス引き
戸、窓等において使用されるガラスは比較的、熱の不良
導体であるが、パネル本体やガラスを囲んで支える窓枠
には、一部に鉄製や塩ビ製のものが使われているのを除
けば、ほとんどにおいてアルミニウム製のものが使用さ
れ、熱の良導体(=熱伝導性)である。アルミニウム製
のような熱伝導性の建装材は、錆びにくい、腐らない、
軽量で施工や使用が楽である、清潔感がある、および塗
装が不要である等の利点がある一方、熱の良導体である
ために、冬季等においては、屋外の低い温度を伝え、室
内側の表面が低温になる。このため、室内の空気中の水
分がアルミニウム製建装材の表面で結露し、甚だしいと
きは、水滴となって付着し、やがて、流れ落ちることも
ある。アルミニウム製のものを鉄製に変えると、幾分、
熱を伝えにくくはなるが、熱の不良導体というほどのも
のではなく、本質的には差がほとんど無いと言ってよ
い。
【0005】従って、建装材の表裏の間をプラスチック
等により遮断したり、二重または三重に使用して熱の伝
導を抑制する方法もあるが、前者の方法によると、建装
材の強度を低下させることにつながり、後者の方法によ
ると、建装材のうち、アルミニウム等の熱伝導性の金属
の占める厚みが増す不利がある上、素材を2倍または3
倍使用することにより高価になる不利が避けられない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明において
は、アルミニウム製等の熱伝導性の建装材の表裏の間を
プラスチック等により遮断したり、あるいは建装材を二
重または三重に使用して熱の伝導を抑制することなく、
従って、建装材の強度を低下させたり、素材の厚みが増
す不利を生じることなく、熱の伝導をできるだけ遮断す
ることを課題としている。
【0007】
【課題を解決する手段】本発明においては、種々の断熱
性素材を検討したところ、凹凸のあるシートを断熱性素
材として使用すると、これらの素材は、圧縮にも強く、
従って、使用中に経時的に断熱性が低下することがな
く、良好な断熱性が維持できることが判明し、本発明に
至った。
【0008】請求項1の発明は、内部に無数の微小な気
泡を有し、表面に凹凸のあるシートの凹凸のある側に低
透湿性シートが積層されたことを特徴とする建装部材用
断熱性複合シートに関するものである。
【0009】請求項2の発明は、内部に無数の微小な気
泡を有し、表面に凹凸のあるシートの凹凸のない側に低
透湿性シートが積層されたことを特徴とする建装部材用
断熱性複合シートに関するものである。
【0010】請求項3の発明は、内部に無数の微小な気
泡を有し、表面に凹凸のある2枚のシートの、各々の凹
凸のある側どうしが相対するようにして重ねられて積層
されており、前記2枚のシートの外側の少なくとも片側
に低透湿性シートが積層されたことを特徴とする建装部
材用断熱性複合シートに関するものである。
【0011】請求項4の発明は、内部に無数の微小な気
泡を有し、表面に凹凸のある2枚のシートが、各々の凹
凸のある面の向きを揃えて重ねられて積層されており、
前記2枚のシートの外側の少なくとも片側に低透湿性シ
ートが積層されたことを特徴とする建装部材用断熱性複
合シートに関するものである。
【0012】請求項5の発明は、請求項1〜4いずれか
において、内部に無数の微小な気泡を有し、表面に凹凸
のあるシートが、シートの総厚みが50〜2000μ
m、凸部の形成されているピッチが10〜2000μ
m、凸部の高さが20〜450μmであることを特徴と
する建装部材用断熱性複合シートに関するものである。
【0013】請求項6の発明は、請求項1〜4いずれか
において、化粧が施されたことを特徴とする建装部材用
断熱性複合シートに関するものである。
【0014】請求項7の発明は、請求項6において、着
色、印刷、エンボス、またはワイピング塗装の少なくと
もいずれかにより化粧が施されたことを特徴とする建装
部材用断熱性複合シートに関するものである。
【0015】請求項8の発明は、請求項6または7にお
いて、化粧を保護する保護層がさらに積層された建装部
材用断熱性複合シートに関するものである。
【0016】請求項9の発明は、熱伝導性の素材からな
る板、またはパネルに、請求項1〜8いずれか記載の建
装部材用断熱性複合シートが積層されたことを特徴とす
る断熱性建装部材に関するものである。
【0017】請求項10の発明は、熱伝導性の素材から
なる板、またはパネルに、内部に無数の微小な気泡を有
し、表面に凹凸のあるシートが、前記凹凸のある側が接
するように積層されたことを特徴とする断熱性建装部材
に関するものである。
【0018】請求項11の発明は、熱伝導性の素材から
なる押し出し型材に、請求項1〜8いずれか記載の建装
部材用断熱性複合シートが積層されたことを特徴とする
断熱性建装部材に関するものである。
【0019】請求項12の発明は、熱伝導性の素材から
なる押し出し型材に、内部に無数の微小な気泡を有し、
表面に凹凸のあるシートが、前記凹凸のある側が接する
ように積層されたことを特徴とする断熱性建装部材に関
するものである。
【0020】
【発明の実施の形態】まず、図を引用しながら、本発明
の建装部材用断熱性複合シートおよび断熱性建装部材の
構造について説明する。図1(a)に示すように本発明
の建装部材用断熱性複合シート1は、内部に無数の微小
な気泡を有し、上面に凹凸を有する断熱性シート2の上
面に、好ましくは、低透湿性シート3が積層され、両シ
ートで挟まれた内側に空気の入った空間4を有するもの
であるか、または、図1(b)に示すように、内部に無
数の微小な気泡を有し、凹凸を有する断熱性シート2の
凹凸を有していない側の面に低透湿性シート3が積層さ
れたものである。図1(b)のシートも、その凹凸を有
する面を被着体(例えば後述する熱伝導性のパネル11
等)側にして積層すれば、空気の入った空間4が形成さ
れる。図2に示すように、本発明の建装材用断熱性複合
シート1’は、いずれも内部に無数の微小な気泡を有
し、下面に凹凸を有する断熱性シート2の下面に、同様
な凹凸のあるシート2’が、各々の凹凸のある側が相対
するようにして向かい合い、凸部どうしが接触して積層
して、やはり、内側に空気の入った空間4を有する構造
であってもよく、シート2および2’の積層されたもの
の片面(図2では上面)に、さらに低透湿性シート3が
積層されたものであってもよい。シート2または2’の
いずれかのシートの凹凸のある側を上下逆にしてもよ
い。ただし、下側のシート2’の上下を逆にすると、下
側に凹凸面が露出するが、凹凸面が露出した形状でも、
その凹凸を有する面側を被着体(例えば、後述する熱伝
導性のパネル11等)側にして積層すれば、空気の入っ
た空間4を形成することができる。
【0021】図3は、内部に無数の微小な気泡を有し、
上下両面に凹凸を有する断熱性シート2の両面に低透湿
性シート3および3’が積層されたものであり、内側に
空気の入った空間が断熱性シート2の両側に形成された
ものである。図2のシート2およびシート2’を、いず
れも凹凸の無い面どうしを積層して同様の構造としても
よい。低透湿性シートを1枚、あるいは2枚省いてもよ
いが、凹凸のある側が露出する。この露出面は建装材等
の表面に貼ることにより、建装材と凹凸のあるシート2
との間に、空気の入った密封空間4を形成することがで
きる。ところで、図2中の2枚の断熱性シート2および
2’は、互いに平行で等間隔な溝を有し、溝の断面が四
角形で溝と溝の間の部分はシートに直角に立ち上がって
いて頂部がフラットなものであり、シート2とシート
2’は、各々の溝の方向が平行になるよう形成されたも
ので、しかも、シート2とシート2’の互いの頂部が接
触するようにして重ねられたものであるが、シート2と
シート2’とは、図4に示すように、各々の溝の方向が
直交するようにして向かい合わせ、重ねて積層したもの
であってもよい。
【0022】本発明で使用する断熱性シート2として
は、シートの表面に凹凸を有するものを使用するので、
この凹凸のある表面を別のシートで被覆すれば、空気の
入った空間が多数形成され、また、被覆しなくても、凹
凸のある側を被着体に積層することにより、空気の入っ
た空間が多数形成され、シートの断熱性をもたらす。ま
た、本発明で使用する断熱性シートは、表面の凹凸の形
状に加えて、内部に無数の微小な気泡を有し、その点だ
けでも、かなりの断熱性を示すものである。
【0023】断熱性シート2の素材としては、種々のも
のがあり得るが、種々の形状の表面に適用することを考
えると、フレキシブルなシート状のものが好ましく、従
って、合成樹脂を発泡させて得られる発泡シートが適し
ている。断熱性シート2を構成する合成樹脂としては、
ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリメチレン
樹脂、ポリメチルペンテン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、
ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合樹脂、エチレン−ビニルアルコール共重合樹
脂、ポリテレフタル酸エステルであるポリエチレンテレ
フタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ま
たはポリエチレンナフタレート−イソフタレート共重合
樹脂(これらは総称してポリエステル系樹脂とも呼ばれ
る。)、フェノール樹脂、ポリメタクリル酸メチル樹
脂、ポリメタクリル酸エチル樹脂、ポリアクリル酸ブチ
ル樹脂、ナイロン6又はナイロン66等で代表されるポ
リアミド樹脂、ポリウレタン樹脂、三酢酸セルロース樹
脂、セロファン、ポリスチレン樹脂、ポリカーボネート
樹脂、ポリアリレート樹脂、またはポリイミド樹脂等が
使用できる。なかでも、ポリエチレン樹脂、ポリプロピ
レン樹脂、ポリエステル系樹脂、フェノール樹脂、ポリ
スチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、またはポリウレタ
ン樹脂が適している。ポリエチレン樹脂、またはポリプ
ロピレン樹脂のポリオレフィン系樹脂等は、処分する際
に、有害な物質が出にくいので、好ましい。また、ポリ
エチレンテレフタレート樹脂は熱伝導度が低く(0.1
4W/mK)、断熱性を高める意味で優れている。
【0024】これら発泡シートト2は、シートを作製す
る際に、空気を混入させたり、化学発泡剤を添加して、
シート作製時、あるいはシートを作製後に加熱して発泡
させて得ることができる。断熱性シート2の発泡の状態
としては、連続気泡と独立気泡の2つのタイプが知られ
ており、原則としては、いずれのものも使用できるが、
使用のされ方により、若干の相違がある。連続気泡の発
泡シートは、気泡どうしが連なっていて、気泡間での空
気の移動ができるため、使用環境によっては、後に説明
するように、気泡内への湿気の侵入を阻止する別の手段
が必要になることが多い。また、そのような手段を講じ
たとしても、万一、その手段に損傷等が生じたときに、
気泡内に湿気が侵入する可能性を潜在的に有している。
独立気泡の発泡シートは、気泡の一つ一つが密封されて
いるので、気泡内への湿気の侵入を阻止でき、また、丁
寧に使用すれば、そのまま単独でも実用的な断熱性シー
トとして使用できる。また、独立気泡の発泡シートの外
側を湿気を通さないシートで被覆する等すれば、湿気が
侵入する可能性を、かなり減らすことができる。従っ
て、建装部材用断熱性複合シートに使用する断熱性シー
ト2としては、どちらかと言えば、連続気泡の発泡シー
トよりも、独立気泡の発泡シートの方が好ましい。
【0025】発泡シートのその他の条件としては、厚
み、密度等がある。ビルや住宅の壁面の断熱の場合には
数cmの厚さで使用するが、本発明では、建装部材の表
面への適用を想定しているため、あまり厚いと適用が困
難になるため、発泡シートの厚みとしては、10μm〜
2mm程度が好ましい。発泡シートの密度は0.02〜
0.06g/cm3 が好ましく、最もよいのは0.03
〜0.04g/cm3 である。発泡シートの密度が小さ
すぎると、気泡どうしが連続してしまい、放射熱が大き
くなるため、熱伝導率が高くなり、好ましくない。独立
気泡の場合、気泡の内径は小さいほどよく、10〜50
0μmが好適である。
【0026】この発泡シートからなる断熱性シート2
は、連続気泡のものも、独立気泡のものも、そのまま単
独で断熱を必要とする物体に巻き付けたり、貼り付ける
ことにより、断熱性を対象となる物体に付与することが
できるが、既に図1〜図3を用いて説明したように、片
面又は両面に低透湿性シート3、および3’を積層し、
断熱性シート2の片面、または両面から湿気が侵入する
のを抑制することがより好ましい。
【0027】ところで、図1〜図4を引用して説明した
範囲では、断熱性シートの凹凸は、平行で等間隔であ
り、断面が四角形状の溝を想定したが、種々のバリエー
ションがあり得る。図5(a)〜(e)は、他の断面形
状を有する溝の例を示し、図5(a)では断面が直角三
角形、図5(b)では二等辺三角形、図5(c)は断面
が台形状のものを示す。図5(d)では断面が半円形の
ものを示したが、円の一部でなく、楕円形の一部であっ
てもよい。図5(e)はシート両面に断面が二等辺三角
形状の溝を有したものであり、二等辺三角形状以外の断
面形状をシート両面に有したものでもよく、両面の溝の
形状や溝を設ける方向が異なってもよい。上記の説明
は、平行な溝が等間隔に形成された状態を想定したもの
であるが、溝が真っ直ぐでなく、蛇行したものや曲線状
でもよい。
【0028】空気の入った空間を形成できるという観点
から、このように溝状でなくても、多数の独立した突起
や穴が形成されたものであってもよい。突起としては、
図5(f)に示すような円柱状突起や断面が楕円形の柱
状の突起5、図5(g)に示すような四角柱状の突起5
のほか、角錐状、円錐状等の突起、穴としては、その平
面形状が円形、楕円形等、三角形、四角形等の多角形や
あるいは、その他の形のものであってもよい。断熱性シ
ート2には、種々の形状のものがあり得るため、一概に
はその凹凸の程度を規定しにくいが、シートの総厚みが
50〜2000μm程度、より好ましくは、100〜5
00μm程度のもので、凸部の形成されているピッチが
10〜2000μm、凸部の高さが20〜450μm程
度であることが好ましい。
【0029】断熱性シート2、あるいは断熱性シート2
および2’が積層したもの、あるいはこれらの片面また
は両面に低透湿性シート3、および3’が積層されたも
の(以下の説明ではこれらをまとめて建装部材用断熱性
複合シートと称する。)は、そのまま使用して、機能上
の問題はないが、建装部材に適用して人目に付く部位に
施工されるため、何らかの化粧(装飾と言ってもよい)
を施したものであることが好ましい。化粧の施し方とし
ては種々のものがあるが、着色、印刷、エンボス、また
はワイピング塗装が代表的であり、これらのうちから任
意に選択して、1種または2種以上が組み合わせて施さ
れてあってもよい。
【0030】図6は化粧の様子を示すもので、図6
(a)は建装部材用断熱性複合シート1に着色を施した
状態を示す。着色は、図6(a)にイメージ的に示すよ
うに、断熱性シート1の厚み方向全体に施されていて
も、片側の表面のみに施されていてもよい。また、着色
しただけでもよいが、さらに、保護層7が積層してあっ
てもよい。保護層7の積層は任意であって、図6(b)
〜図6(d)を引用して行なう説明においても、その都
度の説明は省くが、同様である。図6(b)は、建装部
材用断熱性複合シート1に印刷して模様を施した状態を
示すもので、模様は着色層6aと絵柄6bとからなって
いるが、着色層6aを省いてもよい。図6(c)は、エ
ンボス8を施した状態を示し、図6(d)は、エンボス
8の部分に、ワイピング塗装により着色剤9を充填した
様子を示す。なお、化粧を施す場所としては、複合シー
トにあっては、低透湿性シート3、断熱性シート2のい
ずれか一方、または両方が可能であり、低透湿性シート
3を伴わないときは、断熱性シート2に化粧を施す。
【0031】低透湿性シート3は、隣接する断熱性シー
ト2への透湿を抑制するか、実質上無くすもので、断熱
性シート2が湿気を吸収することにより、断熱性が低下
することを防止するものである。低透湿性シート3は、
図1に示すように片面にのみ積層する場合と、両面に積
層する場合とがあり、積層しないで省くこともある。低
透湿性シート3と断熱性シート2との積層は、互いの間
に接着剤を適用するか、熱シールによって行なうが、断
熱性シート2の表裏の両面に低透湿性シート3を配置
し、しかも、低透湿性シート3どうしの端面を接着剤に
よる接着、あるいは熱溶融等によりシールする場合に
は、低透湿性シート3と断熱性シート2とを接着しない
こともあり得る。なお、低透湿性シート3を積層して
も、断熱性シート2の端面は、空気中に露出するため、
断熱性シートの形状によって、端面からの吸湿が問題に
なる場合には、端面に樹脂塗料を塗布するか、火炎で素
材を溶融させる等してシールするとよい。
【0032】低透湿性シート3としては、断熱性シート
の素材として前記したものと同様な合成樹脂からなるも
のが使用できる。低透湿性シート3には、透湿性の低い
ポリ塩化ビニリデン樹脂等の樹脂バインダーを用いて調
製された別の塗料を塗布するか、金属ないし金属酸化物
の薄膜を形成して気体透過を抑制しておくとよい。これ
ら金属薄膜においては、一酸化ケイ素と二酸化ケイ素の
ように酸化数の異なる金属酸化物どうしの混合物であっ
たり、ケイ素化合物とアルミニウム酸化物との混合物で
あってもよいし、無機酸化物を主体とした有機基と結合
したものであってもよい。
【0033】薄膜の形成方法としては、例えば、イオン
ビーム法、電子ビーム法等の真空蒸着法、またはスパッ
タリング法等の物理気相成長法、もしくは、プラズマ化
学気相成長法、熱化学気相成長法、または光化学気相成
長法等の化学気相成長法が利用できる。薄膜の厚みは、
好ましくは、50〜3000Åであり、より好ましくは
100〜1000Åである。50Å未満では気体透過を
抑制する効果がほとんど無く、3000Åを越えると薄
膜にクラックが生じて気体透過性が低下する恐れがある
上、材料費も割高となる。なお、熱伝導性からすると若
干不利ではあるが、断熱性シート11が湿気を吸収する
のを防止する観点からは、金属箔を積層したり、上記の
合成樹脂シートを構成する合成樹脂と同様な樹脂をバイ
ンダーとする塗料の塗膜を形成して、低湿性シートに代
えることもできる。
【0034】本発明の建装部材用断熱性複合シート1
は、もしも、それが人目に触れない建装材の内部に適用
されるときは、必ずしも外観を改善する必要がないが、
通常の用途において、建装材の最外面に適用される場合
には、素材そのものの外観だけではなく、何らかの化粧
の手段を講じておく。化粧には、先に図を引用して説明
したように、着色、印刷、エンボス、またはワイピング
塗装等があり、これに保護層がさらに積層されることが
ある。
【0035】化粧を施すのは、建装材用断熱性複合シー
ト1の表裏のいずれの面でもよいが、化粧を施した側の
面を外向きにするか、あるいは、そうでない場合には、
素材を通して化粧が透視できるように、施す。保護層を
伴なう場合には、保護層は下層の透視性の確保の点か
ら、無色透明または有色透明であることが望ましい。着
色は、断熱性シート2に直接に塗装、または含浸する等
して施すか、断熱性シートを構成する素材を予め着色し
ておく。あるいは、低透湿性シート3を積層する場合
で、低透湿性シート3が透明な場合には、そのシート3
をシート製造時に着色しておくか、一旦シート化したも
のを、染色、塗装等により、着色してもよい。なお、着
色は、顔料、染料を必要に応じてバインダー樹脂と混練
して作った塗料組成物を使用して行なう。
【0036】印刷は、断熱性シート2に行なってもよい
が、断熱性シート2の表面が凹凸形状である場合には、
その面に印刷を鮮明に行なうには支障があり、直接印刷
するよりも転写した方が印刷効果が上がる。印刷の際
に、模様のみを印刷してもよいが、下地色を整える意味
で、均一な着色層6aを形成しておいてから、模様6b
を印刷するとよい。なお、低透湿性シート3としては表
面が平坦なものを使用するので、低透湿性シート3が観
察側に来るのであれば、その表面に印刷するとよく、低
透湿性シート3が透明であれば、その裏面への印刷を行
なってもよい。
【0037】エンボスは、通常、型ロールを使用する
か、平らな板状の型を使用して加熱・加圧することによ
り形成する。エンボスは断熱性シート2、低透湿性シー
ト3のいずれにも行えるが、断熱性シート2単独、また
は複合体である建装材用断熱性複合シート1に対して行
なってもよい。断熱性シート2にエンボスの熱・圧力が
かかった際に、断熱性シート2がつぶれてしまう懸念が
あるときは、浅目に行なうのがよいが、断熱性シート2
の多くには、復元性がある。なお、断熱性シート2はそ
の構造として凹凸も有しているため、化粧目的のエンボ
スで断熱性シート2としての凹凸が損なわれないよう
に、エンボスを行なう面、エンボス形状やエンボス深さ
を選んで行なう。エンボスの模様は種々あり、木目、石
目、布目、またはその他のものがある。
【0038】エンボスした後は、そのままでもよいが、
エンボスによって生じた凹部にインキ状のものを充填す
るワイピング塗装が行なえ、凹部が濃く着色され、ワイ
ピング塗装自体は、エンボスされた面にインキ状の着色
材をたらして、スキージーのようなものでかき取ること
により簡便に行え、印刷に類似した効果を与える。
【0039】以上の着色、印刷、エンボス、またはワイ
ピング塗装等は、任意に組み合わせて行ない、建装材用
断熱性複合シート1または1’に外観の意匠を与える。
なお、このほか、断熱性シート1を作る際に、適当なマ
ーク等を、部分的に目付量を増やすか、減らすことによ
り、透かし模様のように形成しておいたものも化粧のう
ちに含まれる。
【0040】本発明の建装部材用断熱性複合シート1
は、各種の建装材に貼る等して断熱材として使用するこ
とができる。また、低透湿性シート3を伴わない断熱性
シート2も、各種の建装材に貼る等して断熱材として使
用することができる。図7は、枠10の表裏に板状体9
および9’を積層した熱伝導性のパネル11の片面に、
建装部材用断熱性複合シート1を積層した例であり、勿
論断熱性シート2を単独で積層した場合も含む。積層は
接着剤を介して行なうか、熱シール、あるいは、粘着テ
ープ、もしくは釘、針金等で止め付ける等の物理的手段
によってもよい。このような積層構造としたものは、ド
ア、壁面、天井面、または床面等に、あるいは、断熱の
必要なキャビネット等に利用でき、ある程度広い面積の
断熱が行なえる。
【0041】図8は、アルミニウム等でできた、中空角
柱の一つの側面が長さ方向に沿って、中央付近を一定幅
で除去された形の熱伝導性の押し出し型材12の表面
に、本発明の建装部材用断熱性複合シート1を積層した
断熱性建装部材の例であり、やはり、断熱性シート2を
単独で積層した場合も含む。積層は接着剤を介して行な
うのがよいが、前記したような、他の方法も取れる。た
だし、単なる円柱や角柱の押し出し型材に適用する場合
には、建装部材用断熱性複合シート1を熱収縮性の素材
で構成しておき、円柱や角柱よりも若干太めのチューブ
状に作製して被せ、加熱することにより、必ずしも接着
剤を伴わない積層も可能であり、また、これら以外の積
層の方法も取れる。図8に示すような構造のものは、押
し出し型材12の形状、用途にもよるが、柱、幅木、鴨
居、敷居等や引き戸や開き戸等の戸自身の枠、戸を建築
躯体に取り付けるための枠等に利用できる。
【0042】なお、本発明においては、内部に無数の微
小な気泡を有し、凹凸を有するシートが断熱性をもたら
すものであるが、他の種類の断熱性シートと、内部に無
数の微小な気泡を有し、凹凸を有するシートとを組み合
わせることもできる。他の種類の断熱性シートとは、例
えば、フェルト、不織布、紙、布等の繊維シート、種々
の中空シート、または発泡シート、もしくは、凹凸のみ
を有するシート等である。これらの他の種類の断熱性シ
ートを単独、または2枚以上使用し、内部に無数の微小
な気泡を有し、凹凸を有するシートの1枚または2枚以
上と任意の順序、表裏の向きの組み合わせにより積層す
ることができ、内部に無数の微小な気泡を有し、凹凸を
有するシートおよび他の種類の断熱性シートの利点や不
利な点を補完することができるので、用途に合わせて、
素材を選択し、積層して使用するとよい。
【0043】
【実施例】ポリエチテレフタレート樹脂のペレットをス
クリューで混練中に、ブタンガスを10〜20%の範囲
で注入し、Tダイから押し出すことにより、発泡倍率5
倍のポリエチレンテレフタレート樹脂シートを厚みが1
25μmになるよう作製した。得られた発泡ポリエチレ
ンテレフタレート樹脂シートの表面をレーザー光で切削
して、高さ25μm、ピッチ50μmの、断面が二等辺
三角形のプリズム状の凹凸を有するシートを2枚作製し
た。片方のシートの非凹凸面に印刷して模様を設け、他
方のシートはそのままとし、いずれのシートもプリズム
状の凹凸を有する面どうしが向かい合うように、かつ、
溝の方向が互いに平行になるようにして重ね、両シート
の凸部どうしを接着剤を用いて接着し、建装部材用断熱
性複合シートを得た。
【0044】断熱性の測定のためには、厚み1mmのア
ルミニウム板で作った箱型の舟を準備し、舟底の一部に
試料の建装材用断熱性複合シートを両面粘着テープで貼
り合わせた後、室温(25℃)の環境下で、氷水の入っ
た水槽に舟を浮かべた。浮かべた後、30分間置いて、
温度が平衡状態になったときの、建装材用断熱性複合シ
ートの表面温度(「試料温度T1」)および露出してい
る部分の舟の底板の温度(「アルミニウム温度T2」)
を試料を替えて3点測定し、両温度の差(「温度差T1
−T2」)を求めた結果を「表1」に示す。
【0045】
【表1】
【0046】
【発明の効果】
【0047】請求項1の発明によれば、内部に無数の微
小な気泡を有し、表面に凹凸のあるシートの凹凸のある
側に低透湿性シートが積層されたことにより、空気の入
った空間が積層シート内に形成され、かつシート自体が
気泡のある断熱構造を有するので、空間部以外において
も断熱性が高いので、建装材の表裏に間をプラスチック
等により遮断したり、あるいは同様な建装材に二重、三
重に使用することなく、建装材に適用して断熱性を向上
させることができる。
【0048】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
と同様の効果を生じ、凹凸のあるシートの凹凸のある側
を熱伝導性の高い物体に積層するときは、建装材用断熱
性複合シートに伝わる熱を少なくできる利点がある。
【0049】請求項3の発明によれば、請求項1の発明
と同様な効果を有し、凹凸のある2枚のシートが各々の
凹凸面が接するようにして積層された構造を有している
ので、積層シート内に形成される空気の入った空間を大
きく取ることができて、断熱性を高くすることができ、
しかも両面が平坦なため、低透湿性シートとの積層や、
建装材への適用が容易な構造とすることができる。
【0050】請求項4の発明によれば、請求項1の発明
と同様な効果を有し、積層シート内に空気の入った空間
が2層に形成されるため、断熱性の高い建装材用断熱性
複合シートを提供できる。
【0051】請求項5の発明によれば、請求項1〜3い
ずれかの発明の効果に加え、断熱性とシートの強度のバ
ランスの取れた建装材用断熱性複合シートを提供でき
る。
【0052】請求項6の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加え、建装材用断熱性複合シートに化粧が施さ
れているので、人目に付く部分に使用しても周囲の建装
材との間に違和感が生じにくい。
【0053】請求項7の発明によれば、請求項5の発明
の効果に加え、確立された安定な手法により化粧が施さ
れた建装材用断熱性複合シートとすることができる。
【0054】請求項8の発明によれば、請求項5または
6いずれかの発明の効果に加え、化粧面に保護層を有し
ているので、化粧が摩耗、汚染して損なわれることを抑
制できる。
【0055】請求項9の発明によれば、建装材のうち、
板やパネル状のものに適用して、それらの断熱性を向上
させることができる。
【0056】請求項10の発明によれば、凹凸のあるシ
ートと熱伝導性のパネル、または板との間に、シートの
凹凸に由来する空気の入った空間を形成でき、かつシー
ト自体も気泡を内蔵していて断熱性が高いため、予め、
別のシートで被覆しておかなくても、施工により、断熱
性が生じる。
【0057】請求項11の発明によれば、押し出し型材
に建装材用断熱性複合シートを適用することによって、
その断熱性を向上させることができる。
【0058】請求項12の発明によれば、凹凸のあるシ
ートと押し出し型材との間に、シートの凹凸に由来する
空気の入った空間を形成でき、かつシート自体も気泡を
内蔵していて断熱性が高いため、予め、別のシートで被
覆しておかなくても、施工により、断熱性が生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】建装材用断熱性複合シートの断面図である。
【図2】別の建装材用断熱性複合シートの断面図であ
る。
【図3】さらに別の建装材用断熱性複合シートの断面図
である。
【図4】積層による断熱性シートの構造の断面図であ
る。
【図5】種々の構造の断熱性シートの断面図である。
【図6】化粧の種々の態様を示す断面図である。
【図7】パネルに積層した状態の断面図である。
【図8】押し出し型材に積層した状態の断面図である。
【符号の説明】
1 建装材用断熱性複合シート 2 断熱性シート 3 低透湿性シート 4 空間 5 凸部 6 模様 7 保護層 8 エンボス 9 着色剤 9 板状体 10 枠 11 パネル 12 押し出し型材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡 素裕 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 永田 良平 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 中村 瑠奈 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 羽音 大作 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 2E001 DD01 DH23 GA17 GA23 GA24 GA25 GA26 GA28 GA42 GA44 HB04 HD01 HD11 LA04 LA05 4F100 AB10 AK42 AT00E BA03 BA04 BA05 BA06 BA07 BA10B BA10D BA10E DD01A DD01C DJ01A DJ01C EC18 GB08 HB21 HB31 JD04B JD04D JJ01E JJ02 YY00A YY00C

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に無数の微小な気泡を有し、表面に
    凹凸のあるシートの凹凸のある側に低透湿性シートが積
    層されたことを特徴とする建装部材用断熱性複合シー
    ト。
  2. 【請求項2】 内部に無数の微小な気泡を有し、表面に
    凹凸のあるシートの凹凸のない側に低透湿性シートが積
    層されたことを特徴とする建装部材用断熱性複合シー
    ト。
  3. 【請求項3】 内部に無数の微小な気泡を有し、表面に
    凹凸のある2枚のシートの、各々の凹凸のある側どうし
    が相対するようにして重ねられて積層されており、前記
    2枚のシートの外側の少なくとも片側に低透湿性シート
    が積層されたことを特徴とする建装部材用断熱性複合シ
    ート。
  4. 【請求項4】 内部に無数の微小な気泡を有し、表面に
    凹凸のある2枚のシートが、各々の凹凸のある面の向き
    を揃えて重ねられて積層されており、前記2枚のシート
    の外側の少なくとも片側に低透湿性シートが積層された
    ことを特徴とする建装部材用断熱性複合シート。
  5. 【請求項5】 内部に無数の微小な気泡を有し、表面に
    凹凸のあるシートが、シートの総厚みが50〜2000
    μm、凸部の形成されているピッチが10〜2000μ
    m、凸部の高さが20〜450μmであることを特徴と
    する請求項1〜4いずれか記載の建装部材用断熱性複合
    シート。
  6. 【請求項6】 化粧が施されたことを特徴とする請求項
    1〜4いずれか記載の建装部材用断熱性複合シート。
  7. 【請求項7】 着色、印刷、エンボス、またはワイピン
    グ塗装の少なくともいずれかにより化粧が施されたこと
    を特徴とする請求項6記載の建装部材用断熱性複合シー
    ト。
  8. 【請求項8】 化粧を保護する保護層がさらに積層され
    た請求項6または7記載の建装部材用断熱性複合シー
    ト。
  9. 【請求項9】 熱伝導性の素材からなる板、またはパネ
    ルに、請求項1〜8いずれか記載の建装部材用断熱性複
    合シートが積層されたことを特徴とする断熱性建装部
    材。
  10. 【請求項10】 熱伝導性の素材からなる板、またはパ
    ネルに、内部に無数の微小な気泡を有し、表面に凹凸の
    あるシートが、前記凹凸のある側が接するように積層さ
    れたことを特徴とする断熱性建装部材。
  11. 【請求項11】 熱伝導性の素材からなる押し出し型材
    に、請求項1〜8いずれか記載の建装部材用断熱性複合
    シートが積層されたことを特徴とする断熱性建装部材。
  12. 【請求項12】 熱伝導性の素材からなる押し出し型材
    に、内部に無数の微小な気泡を有し、表面に凹凸のある
    シートが、前記凹凸のある側が接するように積層された
    ことを特徴とする断熱性建装部材。
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