JP2001065076A - 建装部材用断熱性複合シートおよび断熱性建装部材 - Google Patents

建装部材用断熱性複合シートおよび断熱性建装部材

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JP2001065076A
JP2001065076A JP2000047378A JP2000047378A JP2001065076A JP 2001065076 A JP2001065076 A JP 2001065076A JP 2000047378 A JP2000047378 A JP 2000047378A JP 2000047378 A JP2000047378 A JP 2000047378A JP 2001065076 A JP2001065076 A JP 2001065076A
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heat
heat insulating
resin
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Kimiharu Sato
公治 佐藤
Kiyokazu Takeshita
清和 武下
Motohiro Oka
素裕 岡
Ryohei Nagata
良平 永田
Runa Nakamura
瑠奈 中村
Sukeyoshi Yokoyama
祐美 横山
Daisaku Haoto
大作 羽音
Arimichi Ito
有道 伊東
Kenichiro Sudo
健一郎 須藤
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アルミニウム製等の熱伝導性の建装部材の表
裏の間をプラスチック等により遮断したり、あるいは建
装部材を二重または三重に使用して熱の伝導を抑制する
ことなく、熱の伝導をできるだけ遮断することを課題と
している。 【解決手段】 発泡シート21を断熱性素材として使用
し、低透湿性シート31と積層して建装部材用断熱性複
合シートとすることにより、圧縮にも強く、従って、経
時的に断熱性が低下することがない、良好な断熱性を発
揮することができ、建装部材に貼るのに最適である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建装部材に適用し
て、その表面に断熱性を与えることにより、建装部材の
断熱性を向上させることが可能な建装部材用断熱性複合
シートと、その建装部材用断熱性複合シートを適用した
断熱性建装部材とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】元来の建築物の目的は、居住者を外部環
境から遮蔽して保護することであり、風雨を防ぎ、また
極端な寒暖の変化を緩和することにある。このため、建
築物を構成する各種建築材料としては、古くから、雨漏
りせず、風を遮り、ある程度の断熱性を備えたものを使
用してきた。しかしながら、最近は、季節的な暖房、冷
房に止まらず、年間を通じ、また24時間、快適な居住
環境を維持する機器を備えた住居も多くなっており、エ
ネルギーの消費が増大していることから、エネルギー効
率の向上が図られている。
【0003】このため、住宅の壁の外壁と内壁との間に
は、断熱材が充填され、室内が過度に昇温・降温しない
よう対策が講じられているが、開口部材である、ドア、
ガラス戸、および窓等については、壁ほど、断熱対策が
講じられていない。特にわが国では、東北以北を除け
ば、比較的温暖な気候帯に存在するため、年間を通じて
太陽光が十分得られ、かつ、夏期においては通風に有利
な構造とする方式が伝統的に行なわれ、冬季の気温の低
い欧米主要国にくらべて、開口部を多く取ることが一般
的である。
【0004】開口部材であるドアのパネルやガラス引き
戸、窓等において使用されるガラスは比較的、熱の不良
導体であるが、パネル本体やガラスを囲んで支える窓枠
には、一部に鉄製や塩ビ製のものが使われているのを除
けば、ほとんどにおいてアルミニウム製のものが使用さ
れ、熱の良導体(=熱伝導性)である。アルミニウム製
のような熱伝導性の建装部材は、錆びにくい、腐らな
い、軽量で施工や使用が楽である、清潔感がある、およ
び塗装が不要である等の利点がある一方、熱の良導体で
あるために、冬季等においては、屋外の低い温度を伝
え、室内側の表面が低温になる。このため、室内の空気
中の水分がアルミニウム製建装の表面で結露し、甚だし
いときは、水滴となって付着し、やがて、流れ落ちるこ
ともある。アルミニウム製のものを鉄製に変えると、幾
分、熱を伝えにくくはなるが、熱の不良導体というほど
のものではなく、本質的には差がほとんど無いと言って
よい。
【0005】従って、建装部材の表裏の間をプラスチッ
ク等により遮断したり、二重または三重に使用して熱の
伝導を抑制する方法もあるが、前者の方法によると、建
装部材の強度を低下させることにつながり、後者の方法
によると、建装部材のうち、アルミニウム等の熱伝導性
の金属の占める厚みが増す不利がある上、素材を2倍ま
たは3倍使用することにより高価になる不利が避けられ
ない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明において
は、アルミニウム製等の熱伝導性の建装部材の表裏の間
をプラスチック等により遮断したり、あるいは建装部材
を二重または三重に使用して熱の伝導を抑制することな
く、従って、建装部材の強度を低下させたり、素材の厚
みが増す不利を生じることなく、熱の伝導をできるだけ
遮断することを課題としている。
【0007】
【課題を解決する手段】本発明においては、種々の断熱
性素材を検討したところ、発泡シートを断熱性素材とし
て使用すると、これらの素材は、圧縮にも強く、従っ
て、使用中に経時的に断熱性が低下することがなく、良
好な断熱性が維持できることが判明し、本発明に至っ
た。
【0008】第1の発明は、発泡シートの片面に低透湿
性シートが積層されたことを特徴とする建装部材用断熱
性複合シートに関するものである。第2の発明は、発泡
シートの両面に低透湿性シートが積層されたことを特徴
とする建装部材用断熱性複合シートに関するものであ
る。第3の発明は、発泡シートが独立気泡からなること
を特徴とする請求項1または2記載の建装部材用断熱性
複合シートに関するものである。第4の発明は、発泡シ
ートが連続気泡からなることを特徴とする請求項1また
は2記載の建装部材用断熱性複合シートに関するもので
ある。第5の発明は、発泡シートが硬質であることを特
徴とする請求項1または2記載の建装部材用断熱性複合
シートに関するものである。第6の発明は、発泡シート
が軟質であることを特徴とする請求項1または2記載の
建装部材用断熱性複合シートに関するものである。第7
の発明は、化粧が施されたことを特徴とする請求項1〜
6いずれか記載の建装部材用断熱性複合シートに関する
ものである。第8の発明は、着色、印刷、エンボス、ま
たはワイピング塗装の少なくともいずれかにより化粧が
施されたことを特徴とする請求項7記載の建装部材用断
熱性複合シートに関するものである。第9の発明は、化
粧を保護する保護層がさらに積層された請求項7または
8記載の建装部材用断熱性複合シートに関するものであ
る。第10の発明は、第7の発明において、前記低透湿
性シートとして化粧シートが積層されていることにより
化粧が施されていることを特徴とする建装部材用断熱性
複合シートに関するものである。第11の発明は、熱伝
導性の素材からなる板、またはパネルに、請求項1〜1
0いずれか記載の建装部材用断熱性複合シートが積層さ
れたことを特徴とする断熱性建装部材に関するものであ
る。第12の発明は、熱伝導性の素材からなる押し出し
型材に、請求項1〜10いずれか記載の建装部材用断熱
性複合シートが積層されたことを特徴とする断熱性建装
部材に関するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】まず、図を引用しながら、本発明
の建装部材用断熱性複合シートおよび断熱性建装部材の
構造について説明する。図1(a)に示すように、本発
明の建装部材用断熱性複合シートには、断熱性シートと
して、発泡による気泡22を有する発泡シート21を使
用するものである。
【0010】発泡シート21は、合成樹脂が発泡してで
きたものであり、構成する樹脂としては、ポリエチレン
樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリメチルペンテン樹脂、
ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリビ
ニルアルコール樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹
脂、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン−ビニ
ルアルコール共重合樹脂、ポリエチレンテレフタレート
樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレン
ナフタレート−イソフタレート共重合樹脂、フェノール
樹脂、ポリメタクリル酸メチル樹脂、ポリメタクリル酸
エチル樹脂、ポリアクリル酸ブチル樹脂、ナイロン6又
はナイロン66等で代表されるポリアミド樹脂、ポリウ
レタン樹脂、ポリイソシアヌレート樹脂、三酢酸セルロ
ース樹脂、セロファン、ポリスチレン樹脂、ポリカーボ
ネート樹脂、ポリアリレート樹脂、またはポリイミド樹
脂等が使用できる。なかでも、ポリエチレン樹脂、ポリ
プロピレン樹脂、フェノール樹脂、ポリスチレン樹脂、
ポリ塩化ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、またはポリイ
ソシアヌレート樹脂が適しており、とりわけ、ポリエチ
レン樹脂、またはポリプロピレン樹脂のポリオレフィン
系樹脂が、処分する際に、有害な物質が出にくいので、
より好ましい。
【0011】発泡シート21の発泡の状態としては、連
続気泡と独立気泡の2つのタイプが知られており、原則
としては、いずれのものも使用できるが、使用のされ方
により、若干の相違がある。連続気泡の発泡シートは、
気泡どうしが連なっていて、気泡間での空気の移動が可
能で、内部結露が生じて断熱性能が低下するため、使用
環境によっては、後に説明するように、気泡内への湿気
の侵入を阻止する別の手段が必要になることが多い。ま
た、そのような手段を講じたとしても、万一、その手段
に損傷等が生じたときに、気泡内に湿気が侵入する可能
性を潜在的に有している。独立気泡の発泡シートは、気
泡の一つ一つが密封されているので、気泡内への湿気の
侵入を阻止でき、また、丁寧に使用すれば、そのまま単
独でも実用的な断熱性シートとして使用できる。従っ
て、建装部材用断熱性複合シートに使用する断熱性シー
トとしては、どちらかと言えば、連続気泡の発泡シート
よりも、独立気泡の発泡シートの方が好ましい。
【0012】発泡シート21としては、硬質のものと軟
質のものとがある。発泡シート21を構成する樹脂が熱
硬化性樹脂であり、かつ気泡が独立気泡のもののうち、
エポキシ樹脂、ユリア樹脂、もしくはフェノール樹脂か
らなる発泡シートは、硬質であるが、熱可塑性樹脂でも
セルロースアセテート樹脂からなる発泡シートは硬質で
ある。また、硬質と軟質のいずれの発泡シートも製造し
得る樹脂を素材とし、発泡倍率もしくは樹脂の硬さ等の
調整により硬質としたものとしては、ポリエチレン樹
脂、ポリプロピレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリ塩化
ビニル樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリウレタン
樹脂、ポリエステル樹脂(例えば、ポリエチレンテレフ
タレート樹脂)、ポリイソシアヌレートもしくはケイ素
樹脂からなる発泡シートがある。ただし、これらの樹脂
のうちで、ポリスチレン樹脂を素材とする発泡シートの
場合は、硬質のものに加えて、半硬質のものが製造でき
る。
【0013】これらの発泡シートのうち、軟質のもの
は、発泡剤を含有する樹脂組成物を溶融して押し出す等
の方式により、製造し得る。また、硬質のものは、一般
的には厚みが厚く、そのままでは本発明には適用しにく
いが、所定のギャップの金型内で発泡させるか、厚い発
泡シートを切削またはスライスすることにより2mm程
度以下の所定の厚みの薄いシートとすることができる。
両者を比較すると、一般的に言って、硬質の発泡シート
の方が断熱性能が優れている。特に、ポリウレタン樹脂
の硬質発泡シートは、独立気泡内に熱伝導率の低いフロ
ンガス等が充填されているので、断熱性能が優れてい
る。また、軟質の発泡シートは材質が柔らかいため、成
形性、貼着対象の形状に対する追随性の点が優れていて
適用性が高く、断熱性能についても、硬質の発泡シート
に近いものを持っている。
【0014】発泡シートのその他の条件としては、厚
み、密度等がある。ビルや住宅の壁面の断熱の場合には
数cmの厚さで使用するが、本発明では、建装部材の表
面への適用を想定しているため、あまり厚いと適用が困
難になるため、発泡シートの厚みとしては、10μm〜
2mm程度が好ましい。発泡シートの密度は0.01〜
0.1g/cm3 が好ましく、最もよいのは0.02〜
0.05g/cm3 である。発泡シートの密度が小さす
ぎると、気泡どうしが連続してしまい、放射熱が大きく
なるため、熱伝導率が高くなり、好ましくない。独立気
泡の場合、対流による熱の伝導が小さくなる意味で、気
泡の内径は小さいほどよく、10〜1000μmが好適
である。発泡シートの熱伝導率としては、0.01〜
0.06W/mK程度であることが好ましい。
【0015】この発泡シート21は、連続気泡のもの
も、独立気泡のものも、そのまま単独で断熱を必要とす
る物体に巻き付けたり、貼り付けることにより、断熱性
を対象となる物体に付与することができるが、更に、発
泡シート21の片側に低透湿性シート31を積層するか
(図1(b))、または両側に低透湿性シート31、お
よび31’を積層し(図1(c))、発泡シート21の
片面、または両面から湿気が侵入するのを抑制すること
がより好ましい。
【0016】低透湿性シート31と断熱性シート21と
の積層は、接着剤を使用するか、コロナ処理後に必要な
らプライマー層を介して接着剤を使用するか、もしくは
熱シールによって行なう。低透湿性シート31を積層し
ても、断熱性シート21の端面は、空気中に露出するた
め、端面に樹脂塗料を塗布するか、火炎で素材を溶融さ
せる等してシールするとよい。
【0017】低透湿性シート31の素材としては、断熱
性シートの素材として前記した樹脂と同様なものが使用
でき、一般的には1軸又は2軸延伸のものである。必要
に応じて、片面もしくは両面にコロナ放電処理、低温プ
ラズマ処理等の放電処理、シランカップリング剤の塗
布、ゾル−ゲル剤塗布、またはサンドブラスト処理等の
表面処理を施して接着性を向上させておく。低透湿性シ
ート31には、透湿性の低いポリ塩化ビニリデン樹脂等
の樹脂バインダーを用いて調整された別の塗料を塗布す
るか、金属ないし金属酸化物の薄膜を形成して気体透過
を抑制しておくとよい。これら金属薄膜においては、一
酸化ケイ素と二酸化ケイ素のように酸化数の異なる金属
酸化物どうしの混合物であったり、ケイ素化合物とアル
ミニウム酸化物との混合物であってもよいし、無機酸化
物を主体とした有機基と結合したものであってもよい。
薄膜の形成方法としては、例えば、イオンビーム法、電
子ビーム法等の真空蒸着法、またはスパッタリング法等
の物理気相成長法、もしくは、プラズマ化学気相成長
法、熱化学気相成長法、または光化学気相成長法等の化
学気相成長法が利用できる。薄膜の厚みは、好ましく
は、50〜3000Åであり、より好ましくは100〜
1000Åである。50Å未満では気体透過を抑制する
効果がほとんど無く、3000Åを越えると薄膜にクラ
ックが生じて気体透過性が低下する恐れがある上、材料
費も割高となる。独立気泡の発泡シートにアルミニウム
蒸着フィルムを貼ると、独立気泡内に封じ込めた熱伝導
率の低いガスが空気と置換するのを防ぐ効果もある。な
お、熱伝導性からすると若干不利ではあるが、断熱性シ
ート21が湿気を吸収するのを防止する観点からは、金
属箔を積層したり、上記の合成樹脂シートを構成する合
成樹脂と同様な樹脂をバインダーとする塗料の塗膜を形
成して、低湿性シートに代えることもできる。
【0018】本発明の建装部材用断熱性複合シートは、
後に述べるように、建装部材の表面に積層するものであ
り、最外層に露出するものであるので、何らかの化粧
(装飾と言ってもよい)を施したものであることが望ま
しい。化粧の施し方としては種々のものがあるが、着
色、印刷、エンボス、またはワイピング塗装が代表的で
あり、これらのうちから任意に選択して、1種または2
種以上が組み合わせて施されてあってもよい。
【0019】図2は化粧の様子を示すもので、図2
(a)は断熱性シート1に着色を施した状態を示す。な
お、図2(a)〜(d)で示す断熱性シート1(1’)
は図1(b)に示すような片面に低透湿性シートを積層
したもの、または図1(b)に示すような両面に低透湿
性シートを積層したものを意味する。着色は、図2
(a)にイメージ的に示すように、断熱性シート1の厚
み方向全体に施されていても、観察側になる片側の表面
のみに施されていてもよい。また、着色しただけでもよ
いが、さらに、保護層2が積層してあってもよい。保護
層2の積層は任意であって、図2(b)〜図2(d)を
引用して行なう説明においても、その都度の説明は省く
が、同様である。図2(b)は、断熱性シート1に印刷
して模様を施した状態を示すもので、模様は着色層3a
と絵柄3bとからなっているが、着色層3aは省いても
よい。図2(c)は、エンボス4を施した状態を示し、
図2(d)は、エンボス4の部分に、ワイピング塗装に
より着色剤5を充填した様子を示す。
【0020】化粧を施す部位は、建装部材用断熱性複合
シート1の表裏のいずれの面でもよいが、化粧を施した
側の面を外向きにするか、あるいは、そうでない場合に
は、素材を通して化粧が透視できるように施す。保護層
で化粧上を被覆する場合は、保護層は下層の透視性の確
保の点から、無色透明または有色透明であることが望ま
しい。
【0021】保護層2は、合成樹脂塗料の塗膜で構成す
るか、場合によっては、合成樹脂フィルムの積層によっ
て構成してもよい。保護層をポリメタクリル酸樹脂のフ
ィルムやフッ素系樹脂のフィルムで被覆して有っても良
いし、あるいはフッ素系樹脂のような汚れに強い樹脂の
フィルムでも有り得る。合成樹脂塗料の塗膜としては、
熱可塑性樹脂を用いたものでもよいが、ポリウレタン樹
脂等の熱硬化性樹脂の硬化した塗膜が耐久性の点で優れ
ており、さらに電離放射線硬化性のポリマーまたはプレ
ポリマーを用いて調製した電離放射線硬化性樹脂組成物
の塗布、および電離放射線の照射により架橋硬化させて
得られる塗膜で構成すると、なお、一層、下層の保護効
果が向上する。
【0022】着色は、建装部材用断熱性複合シート1に
直接に塗装、または含浸する等して施すか、断熱性シー
ト21や低透湿性シート31の片方又は両方を構成する
素材を予め着色しておく。あるいは、素材フィルム製造
と同時に着色しておくか、シート化した後、染色、塗装
等により、シートを着色する。なお、着色は、顔料、染
料を必要に応じてバインダー樹脂と混練して作った塗料
組成物を使用して行なう。
【0023】印刷は、建装部材用断熱性複合シート1に
行なってもよいが、建装部材用断熱性複合シート1の観
察側の表面が凹凸形状を有する場合には、その面に印刷
を鮮明に行なうには支障がある。そのような場合には、
直接印刷せず、転写した方が印刷効果が上がる。片面が
凹凸を有しない場合には、そこに印刷して観察側から見
える限り、凹凸のない側に印刷してもよい。印刷の際
に、模様のみを印刷してもよいが、下地色を整える意味
で、均一な着色層3aを形成しておいてから、模様3b
を印刷するとよい。なお、低透湿性シート31として
は、表面が平坦なものを使用することが普通なので、低
透湿性シート31が観察側になる限り、その表面に印刷
するとよく、低透湿性シート31が透明であれば、その
裏面への印刷を行なってもよい。なお、低透湿性シート
31が、いわゆる化粧シートであってもよく、単層の低
透湿性シートの表側に着色、印刷等を施し、その後、保
護層を積層したもの、単層の透明シートの裏側に印刷し
た後に隠蔽性を有する着色を施したもの、もしくは着色
シート上に印刷した後、透明シートを積層したもの等の
多層構成のものであってもよい。
【0024】エンボスは、通常、型ロールを使用する
か、平らな板状の型を使用して加熱・加圧することによ
り形成する。エンボスは積層した建装部材用断熱性複合
シート1、断熱性シート21、または低透湿性シート3
1のいずれにも行なえ、必ずしも、表面に凹凸を形成せ
ず、内部に形成することもある。断熱性シートにエンボ
スの熱・圧力がかかった際に、断熱性シート21がつぶ
れてしまう懸念があるときは、浅目に行なうのがよい
が、断熱性シートの多くは、復元性がある。エンボスの
模様は種々あり、木目、石目、布目、またはその他のも
のがある。
【0025】エンボスした後は、そのままでもよいが、
エンボスによって生じた凹部にインキ状のものを充填す
るワイピング塗装が行なえる。ワイピング塗装自体は、
エンボス4の部分にインキ状の着色剤5をたらして、ス
キージーのようなものでかき取ることにより簡便に行
え、印刷に類似した効果を与えるが、印刷よりも着色剤
の転移量が多いので、より深みが得られる。以上の着
色、印刷、エンボス、またはワイピング塗装等は、任意
に組み合わせて行ない、建装材用断熱性複合シート1
に、素材の持つ感じに加えて、外観の意匠を与える。
【0026】本発明の建装部材用断熱性複合シート1
は、各種の建装部材に貼る等して断熱材として使用する
ことができる。図3は、枠6の表裏に、板状体7および
7’を積層した熱伝導性のパネル8状の建装部材の片面
に建装部材用断熱性複合シート1を積層して断熱性とし
た例であり、積層は粘着剤、接着剤を介して行なうか、
熱シール、あるいは、粘着テープ、釘、針金等で止め付
けてもよい。このため、建装部材用断熱性複合シート1
には予め、粘着剤を適用しておくとよく、次の図4を引
用して説明する別のタイプの建装部材においても同様で
ある。図3のような構造としたものは、ドア、壁面、天
井面、または床面等に、あるいは、断熱の必要なキャビ
ネット等に利用でき、ある程度広い面積の断熱が行なえ
る。
【0027】図4は、本発明の建装部材用断熱性複合シ
ート1(1’)を長さの長い対象に積層した例であり、
アルミニウム等でできた、中空角柱の一つの側面が長さ
方向に沿って、中央付近を一定幅で除去された形の熱伝
導性の押し出し型材11の表面に、本発明の建装部材用
断熱性複合シート1(1’)を積層した断熱性建装部材
の例である。図4の押し出し型材11の形状は一例であ
って、他のものであってもよい。積層は粘着剤、または
接着剤を介して行なうとよいが、他の方法も取ることが
できる。ただし、単なる円柱や角柱の場合には、建装部
材用断熱性複合シート1を熱収縮性の素材が構成してお
き、円柱や角柱よりも若干太めのチューブ状に作成して
被せ、加熱することにより、必ずしも接着剤を伴わない
積層も可能であり、また、これら以外の積層の方法も取
ることができる。図4に示すような構造のものは、押し
出し型材11の用途にもよるが、柱、幅木、鴨居、敷居
等や引き戸や開き戸等の戸自身の枠、戸を取り付けるた
めの枠等に利用できる。
【0028】
【実施例】(実施例1;発泡シートの表裏を被覆したも
の)2軸延伸した厚み25μmのポリエチレンテレフタ
レート(=PET)樹脂フィルムの片面に防湿層とし
て、厚み0.1μmのアルミニウム蒸着層を形成したも
のを2枚準備し、片方のフィルムにはアルミニウム蒸着
層上に印刷して絵柄を形成し、もう一方のフィルムは絵
柄を形成せず、両フィルムのPET樹脂面が露出した方
の面にコロナ放電処理を行なった。後に掲げる「表1」
に示すように密度を変えた、いずれも厚み1mmの気泡
シートを準備し、上記の2枚のPET樹脂フィルムのコ
ロナ放電処理した面どうしを内側にして、向かい合わ
せ、間に発泡シートをはさんで、ポリウレタン系接着剤
を用いて貼り合わせを行ない、建装部材用断熱性複合シ
ートを得た。
【0029】得られた建装材用断熱性複合シートの断熱
性の評価方法は次のようにした。厚み1mmのアルミニ
ウム板で作った箱型の舟の舟底の一部に上記実施例で得
た試料の建装部材用断熱性複合シートを、両面粘着テー
プで貼り合わせ、室温(25℃)の環境下で、氷水の入
った水槽に舟を浮かべた。浮かべてから30分間置き、
温度が平衡状態になったときの、建装材用断熱性複合シ
ートの表面および舟の底板の温度を測定し、温度差を求
めた結果を「表1」に示す。「表1」中、No.(番
号)1〜15は軟質の発泡シートを使用したものであ
り、No.16〜19は硬質の発泡シートを使用したも
のである。軟質の発泡シートは、密度が0.03付近の
ものが、最も性能がよく、また、硬質の発泡シートは、
フロンガス等の熱伝導率の低いガスが入っているため、
軟質の発泡シートにくらべ、断熱性能が優れていた。
【0030】
【表1】
【0031】(実施例2;発泡シートの片面を被覆した
もの)発泡シートとしては、厚み;2mm、気泡の直
径;最大500μm、密度;0.04g/cm3のポリ
プロピレン樹脂の発泡シート(軟質)を準備し、両面を
コロナ放電処理した。また、化粧シートの準備は次のよ
うにして行なった。まず、厚み50μmの着色したポリ
プロピレン樹脂フィルムを下地として、その上に杉柾の
柄をグラビア印刷した。インキの樹脂バインダとしては
アクリル樹脂と塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体樹脂の
混合系を用いた。印刷後、印刷面上に、厚み50μmの
ポリメタクリル酸メチル樹脂フィルムをポリウレタン樹
脂系接着剤を介してドライラミネートし、耐候性の高い
化粧シートとした。
【0032】上記の発泡シートの片面に、ポリエステル
ポリオールとポリイソシアネートの2成分からなるポリ
ウレタン樹脂系接着剤を用い、上記の化粧シートのポリ
プロピレン樹脂フィルム側が接するようにして重ねて、
やはりドライラミネートにより、積層を行ない、発泡シ
ートと化粧シートとの複合シートを得た。
【0033】得られた複合シートを、実施例1における
のと同様にして扱い、断熱性の評価を行なった。
【0034】(実施例3;実施例2の表面フィルムを変
更)発泡シートとしては、実施例2と同様なものを準備
し、両面をコロナ放電処理した。また、化粧シートとし
ては、厚み50μmの着色したポリプロピレン樹脂フィ
ルムを下地として、その上に杉柾の柄を印刷した後、実
施例2で用いた、厚み50μmのポリメタクリル酸メチ
ル樹脂フィルムに替えて、フッ素樹脂フィルムをポリウ
レタン樹脂系接着剤を介してドライラミネートした耐候
性の高いものを準備した。以降の発泡シートと化粧シー
トの貼り合わせは、実施例2におけるのと同様にして行
ない、発泡シートと化粧シートとの複合シートを得た。
【0035】(実施例4;実施例2の下地を変更)発泡
シートとしては、実施例2と同様なものを準備し、両面
をコロナ放電処理した。また、化粧シートとしては、厚
み80μmの着色したメタクリル酸エステル樹脂フィル
ム(共和レザー(株)製)を下地として、その上に、実
施例2におけるのと同様にして木目柄を印刷した後、破
断点伸度120%、厚み50μmの透明アクリル系樹脂
フィルム(三菱レーヨン(株)製)を加熱軟化させ、エ
ンボスロールを用いて熱ロールプレスすることにより、
ダブリング(二層の貼り合わせ)を行なうと共に、表面
に導管溝状の凹凸模様を施して化粧シートとした。以降
の発泡シートと化粧シートの貼り合わせは、実施例2に
おけるのと同様にして行ない、発泡シートと化粧シート
との複合シートを得た。
【0036】実施例2〜4で得られた各々の化粧シート
の断熱性の評価は、実施例1におけるのと同様にして行
なった。
【0037】これら実施例2〜4で得られた各々の複合
シートを実施例1におけるのと同様にして温度差を求め
たところ、いずれも5.2℃であった。また、これら実
施例2〜4で得られた各々の複合シートの耐候性の評価
は、サンシャインウェザオメータを用いて行なったが、
いずれも、2000時間を経過した後も、目立った外観
上の変化は見られなかった。
【0038】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、建装部材の表
裏の間をプラスチック等により遮断したり、あるいは建
装部材を二重または三重に使用して熱の伝導を抑制する
ことなく、発泡シートを断熱性シートとして使用するこ
とにより、建装部材に適用して熱伝動、および透湿を抑
制する効果の大きい建装部材用断熱性複合シートを提供
できる。請求項2の発明によれば、請求項1の発明の効
果に加え、かつ表裏に低透湿性シートを有しているの
で、透湿を抑制する効果が確実である。請求項3の発明
によれば、請求項1または2の発明の効果に加え、発泡
シートとして独立気泡の構造を有するものを使用してい
るので、断熱性が高く、かつ、発泡シートが吸湿する可
能性が低い。請求項4の発明によれば、請求項1または
2の発明の効果に加え、断熱性が高い建装部材用断熱性
複合シートを提供できる。請求項5の発明によれば、請
求項1または2の発明の効果に加え、発泡シートを硬質
としたことにより、より大きな断熱効果を有する建装部
材用断熱性複合シートを提供できる。請求項6の発明に
よれば、請求項1または2の発明の効果に加え、発泡シ
ートを軟質としたことにより、柔らかく、成形性、貼着
対象が複雑な形状であってもその形状に沿って貼れる追
随性があり、適用性が高く、しかも、硬質の発泡シート
に近い断熱効果を有する建装部材用断熱性複合シートを
提供できる。請求項7の発明によれば、請求項1〜6い
ずれかの発明の効果に加え、建装材用断熱性複合シート
に化粧が施されているので、人目に付く部分に使用して
も周囲の建装材との間に違和感が生じにくい。請求項8
の発明によれば、請求項7の発明の効果に加え、確立さ
れた安定な手法により化粧が施された建装材用断熱性複
合シートとすることができる。請求項9の発明によれ
ば、請求項7または8いずれかの発明の効果に加え、化
粧面に保護層を有しているので、化粧が摩耗、汚染して
損なわれることを抑制できる。請求項10の発明によれ
ば、請求項7の発明の効果に加え、別体として準備した
化粧シートを積層することにより、化粧を施すので、化
粧を施す際の製品のロスが少なく、また、種々の構成、
デザインの化粧シートを、用途に応じて選択して使用す
るのに適している。請求項11の発明によれば、請求項
1〜10いずれかに記載された建装材用断熱性複合シー
トを建装材のうち、板やパネル状のものに適用して、そ
れらの断熱性を向上させることができる。請求項12の
発明によれば、押し出し型材に請求項1〜10いずれか
に記載された建装材用断熱性複合シートを適用すること
によって、その断熱性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】建装材用断熱性複合シートの断面図である。
【図2】化粧の種々の態様を示す断面図である。
【図3】パネルに積層した状態の断面図である。
【図4】押し出し型材に積層した状態の断面図である。
【符号の説明】
1 建装部材用断熱性複合シート 2 保護層 3 印刷 4 エンボス 5 着色剤 6 枠 7 板状体 8 パネル 11 押し出し型材 21 断熱性シート 31 低透湿性シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡 素裕 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 永田 良平 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 中村 瑠奈 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 横山 祐美 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 羽音 大作 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 伊東 有道 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 須藤 健一郎 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 2E001 DB04 DD01 GA06 GA16 GA24 GA42 HD01 HD02 HD03 HD04 HD07 HD08 HD11 LA04 LA05 4F100 AB10 AK07 AK15 AK22 AK25 AK42 AK51 AP00E AR00A AR00B AR00C AR00E BA05 BA07 BA10E DD01D DJ02A DJ03A EH17E EH46D EH66 EJ39E EJ55 GB08 HB00D HB31D JD04B JD04C JJ01E JJ02 JK12A JK13A JL06E JL09E JL10D

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発泡シートの片面に低透湿性シートが積
    層されたことを特徴とする建装部材用断熱性複合シー
    ト。
  2. 【請求項2】 発泡シートの両面に低透湿性シートが積
    層されたことを特徴とする建装部材用断熱性複合シー
    ト。
  3. 【請求項3】 発泡シートが独立気泡からなることを特
    徴とする請求項1または2記載の建装部材用断熱性複合
    シート。
  4. 【請求項4】 発泡シートが連続気泡からなることを特
    徴とする請求項1または2記載の建装部材用断熱性複合
    シート。
  5. 【請求項5】 発泡シートが硬質であることを特徴とす
    る請求項1または2記載の建装部材用断熱性複合シー
    ト。
  6. 【請求項6】 発泡シートが軟質であることを特徴とす
    る請求項1または2記載の建装部材用断熱性複合シー
    ト。
  7. 【請求項7】 化粧が施されたことを特徴とする請求項
    1〜6いずれか記載の建装部材用断熱性複合シート。
  8. 【請求項8】 着色、印刷、エンボス、またはワイピン
    グ塗装の少なくともいずれかにより化粧が施されたこと
    を特徴とする請求項7記載の建装部材用断熱性複合シー
    ト。
  9. 【請求項9】 化粧を保護する保護層がさらに積層され
    た請求項7または8記載の建装部材用断熱性複合シー
    ト。
  10. 【請求項10】 前記低透湿性シートとして化粧シート
    が積層されていることにより化粧が施されていることを
    特徴とする請求項7記載の建装部材用断熱性複合シー
    ト。
  11. 【請求項11】 熱伝導性の素材からなる板、またはパ
    ネルに、請求項1〜10いずれか記載の建装部材用断熱
    性複合シートが積層されたことを特徴とする断熱性建装
    部材。
  12. 【請求項12】 熱伝導性の素材からなる押し出し型材
    に、請求項1〜10いずれか記載の建装部材用断熱性複
    合シートが積層されたことを特徴とする断熱性建装部
    材。
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JP11-45883 1999-06-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010058876A1 (en) * 2008-11-20 2010-05-27 Hee-Dae Park Thermoplastic polyurethane foam film

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