JP2000264331A - 複合トレー容器 - Google Patents

複合トレー容器

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JP2000264331A
JP2000264331A JP11073253A JP7325399A JP2000264331A JP 2000264331 A JP2000264331 A JP 2000264331A JP 11073253 A JP11073253 A JP 11073253A JP 7325399 A JP7325399 A JP 7325399A JP 2000264331 A JP2000264331 A JP 2000264331A
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Japan
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tray container
resin
paper
container
composite tray
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JP11073253A
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English (en)
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Tadashi Kishigami
端 岸上
Naoto Kajitani
直人 梶谷
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Lining Container Co Ltd
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Lining Container Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 耐熱性、耐ピンホール性、ガスバリヤー性、
耐寒強度などに優れた紙基材の複合トレー容器を提供す
ること。また、真空ガス置換包装が可能で、内容物の充
填後、ガスバリヤー性を有する蓋材で封緘することによ
り、優れた密封性を発揮し、さらには、電子レンジ適性
や耐熱性を備えている複合トレー容器を提供すること。 【解決手段】 複合トレー容器において、該合成樹脂フ
ィルムが、耐熱性樹脂からなる最外層、ガスバリヤー性
樹脂からなる芯層、及びヒートシール性樹脂からなる最
内層を有し、かつ、芯層と最外層または最内層との間の
いずれか一方または双方にポリアミド系樹脂からなる中
間層が配置された多層フィルムとして、その最内層で紙
製容器の内面及びフランジ板上面に積層接着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙を基材とする複
合トレー容器に関し、さらに詳しくは、耐熱性、耐ピン
ホール性、ガスバリヤー性、耐寒強度などに優れた複合
トレー容器に関する。本発明の複合トレー容器は、内容
物の充填後、ガスバリヤー性を有する蓋材で封緘するこ
とにより、優れた密封性を発揮し、かつ、電子レンジ適
性や耐熱性を備えているため、加工惣菜などの調理済ま
たは半調理食品の包装用に適している。本発明の複合ト
レー容器は、紙を基材としているため、プラスチック容
器に比べて、廃棄物処理や環境汚染などの問題が軽減さ
れている。
【0002】
【従来の技術】近年、米国では、職を持つ母親の増大に
より、多くの家庭で食事を作る時間がなくなっており、
食生活と家族の絆を大切にする社会的風潮との調和が大
きな課題となっている。この課題に対応するために、食
品業界では、MS(MealSolution:食問題
に対する解決)やHMR(Home Meal Rep
lacement:家庭用食事の代行供給)が大きなテ
ーマとなっている。すなわち、従来の補足的なおかずの
ようなものではなく、調理済または半調理食品であっ
て、家庭用食事に代行することができる総合的な内容を
持ち、家族が楽しく食事をすることができる高品質かつ
新鮮な加工惣菜を提供することが大テーマとなってい
る。この米国での潮流は、日本などの他の国へ上陸しつ
つある。このような食の革命の進展に伴って、加工惣菜
などの調理加工食品には、高品質、新鮮さ、健康と栄養
のバランスなどの内容を有することに加えて、すぐに食
べられることや、加熱するだけで食べられることなどの
便利さが求められている。
【0003】このため、加工惣菜などの調理加工食品の
包装分野において、食品の品質を保持することができ、
鮮度を保ったままで食卓に供給することが可能で、さら
に、電子レンジやオーブンレンジなどで加熱することが
できる食品包装用容器に対する要求が高まっている。よ
り具体的に、食品包装用容器には、例えば、真空ガス置
換充填包装機により真空ガス置換包装をすることができ
ること、電子レンジ適性を有すること、電子レンジ等で
加熱できる程度の耐熱性を有することなどが求められて
いる。一方では、食品包装用容器には、使用後の廃棄物
処理や環境汚染などの問題が指摘されており、これらの
問題の軽減が課題となっている。
【0004】食品包装用容器の中でも、トレー状の容器
は、食品の充填性や表示性、利用性などに優れ、電子レ
ンジやオーブンレンジでの取扱性も良好であるため、極
めて広範な食品の包装に用いられている。従来、加工惣
菜などの調理加工食品を包装するためのトレー容器とし
ては、プラスチック製トレー容器が汎用されている。し
かしながら、プラスチック製トレー容器は、廃棄物処理
や環境汚染などの問題が大きく、それに代替し得るトレ
ー容器の開発が望まれている。紙製トレー容器は、廃棄
物処理や環境汚染などの問題は小さいものの、耐水性や
耐油性に劣るため、水分や油分を含有する食品の包装に
は適していない。また、紙製トレー容器は、ガスバリヤ
ー性に乏しく、食品の保存性が不充分である。
【0005】紙製トレー容器の内面に合成樹脂フィルム
(シートを含む)を積層接着してなる複合トレー容器
は、紙製トレー容器に比べて、耐水性や耐油性に優れて
おり、また、プラスチック製容器に比べて、廃棄物処理
や環境汚染の問題が小さい。しかし、従来の複合トレー
容器は、蓋材による密封性、耐ピンホール性、ガスバリ
ヤー性などが充分ではない。そのため、複合トレー容器
は、短時間で消費される調理加工食品の包装に使用する
ことができるものの、ある程度長時間にわたる保存性や
鮮度保持性が要求される調理加工食品の包装には適して
いなかった。このような複合トレー容器は、強度や耐熱
性の点でも、必ずしも充分ではなかった。そのため、こ
のような複合トレー容器の多くは、冷凍保存が可能な調
理加工食品などの限られた種類の食品の包装用途に使用
されていた。
【0006】従来より、前記の如き構造の複合トレー容
器に関し、様々な改良提案がなされている。例えば、紙
製トレー容器側壁の角隅部に逆三角形状のコーナー板に
より面取り状のコーナー部を形成し、かつ、各フランジ
板の端部をオーバーラップさせ、そして該紙製トレー容
器の内面とフランジ板の表面に合成樹脂フィルムを積層
接着させることにより、合成樹脂フィルムにピンホール
が発生するのを防ぎ、フランジ板の強度も向上させた密
封性紙製トレー容器(特開平10−101055号公
報、特開平10−101056号公報)、開口周縁にフ
ランジを有する紙基材からなる容器の内面に、ポリプロ
ピレン層単体、またはポリプロピレン層とカルボニル基
を有するエチレン系共重合体層とを有する合成樹脂フィ
ルムを真空成形や圧空成形により積層接着することによ
り、調理加工食品を充填して蓋材で密封し、使用時に
は、そのままで電子レンジやオーブンにより加熱するこ
とができるようにしたトレー状容器(特開平10−11
4327号公報、特開平10−114342号公報)な
どが提案されている。
【0007】しかしながら、従来の複合トレー容器は、
耐ピンホール性、ガスバリヤー性、耐寒強度が依然とし
て不充分であり、蓋材による密封性についても、必ずし
も充分ではない。基材となる紙製トレー容器は、型抜き
した板紙を組み立てて作製するため、側壁や底面隅のコ
ーナー部分などに隙間があり、合成樹脂フィルムを真空
成形などにより積層接着させると、その隙間の部分に合
成樹脂フィルムが食い込んでピンホールが発生しやす
い。また、ポリプロピレン系樹脂などのガスバリヤー性
の低い合成樹脂フィルムを用いたのでは、電子レンジで
の使用に適した耐熱性を付与することはできるものの、
耐ピンホール性、ガスバリヤー性、耐寒強度などを向上
させることが難しい。さらに、フランジ部の構造や合成
樹脂フィルムの積層接着方法によっては、複合トレー容
器に内容物を充填した後、蓋材を用いてフランジ部で封
緘した場合、蓋材とフランジ部との間に小さな隙間がで
きやすい。
【0008】加工惣菜などの各種調理加工食品は、消費
者の利用状況からみて、少なくとも数日間程度は品質と
鮮度を保持したまま保存し得ることが望ましく、場合に
よっては、1カ月間程度の保存性が要求されることがあ
り、また、冷凍食品でも安全に長期間保存できることが
望ましい。したがって、前述のMSやHMRの潮流に対
処し得る複合トレー容器には、紙を基材とする利点を生
かしながら、耐熱性、耐ピンホール性、ガスバリヤー
性、耐寒強度などの大幅な改善や密封性の更なる改善が
求められている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、耐熱
性、耐ピンホール性、ガスバリヤー性、耐寒強度などに
優れた紙基材の複合トレー容器を提供することにある。
また、本発明の目的は、真空ガス置換包装が可能で、内
容物の充填後、ガスバリヤー性を有する蓋材で封緘する
ことにより、優れた密封性を発揮し、さらには、電子レ
ンジ適性や耐熱性を備えている複合トレー容器を提供す
ることにある。
【0010】本発明者らは、前記従来技術の問題点を克
服するために鋭意研究した結果、型抜きした板紙を製函
してフランジ板を有する紙製トレー容器を作製し、該紙
製容器の内面とフランジ板上面に合成樹脂フィルムを積
層接着して複合トレー容器を製造する際に、合成樹脂フ
ィルムとして、耐熱性樹脂からなる最外層、ガスバリヤ
ー性樹脂からなる芯層、及びヒートシール性樹脂からな
る最内層を有し、かつ芯層と最外層または最内層との間
のいずれか一方または双方にポリアミド系樹脂からなる
中間層が配置された多層フィルムを使用することによ
り、前記目的を達成できることを見いだした。
【0011】この多層フィルムは、真空成形などの熱成
形(シート成形)時に、紙製容器に積層接着させること
ができる。また、フランジ部の構造と多層フィルムの積
層方法を工夫することにより、複合トレー容器に内容物
を充填した後、蓋材を用いてフランジ部で封緘した場
合、蓋材とフランジ部との間に小さな隙間が発生するの
を完全に防止することができることができる。本発明の
複合トレー容器は、紙を基材としているため、プラスチ
ック製トレー容器に比べて、合成樹脂成分の割合が小さ
く、廃棄物処理や環境汚染の問題が軽減される。本発明
は、これらの知見に基づいて完成するに至ったものであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、多角形
の底面板と、該底面板に連結して組み立てられ、該底面
板に対してある角度をもって立ち上がっている複数の側
壁板と、各側壁板の上端部が外側に延出したフランジ板
とを備えた紙製容器の内面及びフランジ板上面に、合成
樹脂フィルムが積層接着されてなる複合トレー容器にお
いて、該合成樹脂フィルムが、耐熱性樹脂からなる最外
層、ガスバリヤー性樹脂からなる芯層、及びヒートシー
ル性樹脂からなる最内層を有し、かつ、芯層と最外層ま
たは最内層との間のいずれか一方または双方にポリアミ
ド系樹脂からなる中間層が配置された多層フィルムであ
って、その最内層で紙製容器の内面及びフランジ板上面
に積層接着されていることを特徴とする複合トレー容器
が提供される。本発明の複合トレー容器は、内容物を充
填した後、蓋材により封緘して密封することができる。
蓋材としては、少なくともガスバリヤー層とシール層と
を有する蓋材が好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】多層フィルム 本発明では、紙製容器に積層接着させる合成樹脂フィル
ムとして、特定の層構成を有する多層フィルムを使用す
る。多層フィルムの層構成の代表的なものは、図1〜3
に示されるものである。図1には、耐熱性樹脂からなる
最外層1、ポリアミド系樹脂からなる中間層2、ガスバ
リヤー性樹脂からなる芯層3、及びヒートシール性樹脂
からなる最内層4を有する4層構成の多層フィルムの層
構成が示されている。図2には、最外層1/芯層3/中
間層2/最内層を有する4層構成の多層フィルムの層構
成が示されている。図3には、最外層1/中間層2a/
芯層3/中間層2b/最内層を有する5層構成の多層フ
ィルムの層構成が示されている。各層間には、必要に応
じて、層間接着のための接着剤層を配置することができ
る。耐熱性樹脂層やガスバリヤー性樹脂層などの前記各
層を2つ以上に分けて、中間層として配置してもよい。
また、最外層1と最内層4との間には、必要に応じて、
他の合成樹脂層が付加的に配置されていてもよい。
【0014】最外層を形成する耐熱性樹脂としては、少
なくとも電子レンジで再加熱するのに必要な耐熱性を有
する合成樹脂を使用する。耐熱性樹脂は、耐熱性に加え
て、誘電率が小さく、電子レンジ加熱に適した性質を有
するものが好ましく、さらには、耐水性(低吸湿性)や
耐油性に優れるものがより好ましい。耐熱性樹脂は、そ
のビカット軟化点(ASTM−D−1525)が好まし
くは80℃以上、より好ましくは100℃以上のもので
ある。このような耐熱性樹脂としては、具体的に、ポリ
プロピレン系樹脂(130〜150℃)、ポリスチレン
系樹脂(100〜106℃)、並びに、特定の熱可塑性
ポリエステル、例えば、ポリエチレンシクロヘキサンジ
メチレンテレフタレート(PET−G)、ポリシクロヘ
キシレンジメチレンテレフタレートイソフタレート(P
CTA)、ポリエチレンナフタレート(PEN)などが
挙げられる。
【0015】ポリプロピレン系樹脂としては、ポリプロ
ピレンのホモポリマー、ランダムコポリマー、ブロック
コポリマー、ポイマーアロイなどが挙げられる。コモノ
マーとしては、エチレンやα−オレフィンが代表的なも
のである。ポリマーアロイとしては、エチレン−α−オ
レフィン共重合体とのブレンド物などが挙げられる。ポ
リプロピレン系樹脂としては、従来のチグラーナッタ触
媒によるポリプロピレン系樹脂のほかに、シングルサイ
ト触媒(メタロセン触媒、拘束幾何触媒)を用いて合成
されたアイソタクチックまたはシンジオタクチックポリ
プロピレン系樹脂も使用することができる。ポリプロピ
レン系樹脂のメルトフローレート(MFR:JIS−K
−6765)は、フィルムへの溶融押出加工性の観点か
ら、通常1〜10g/10分程度である。ポリプロピレ
ン系樹脂には、必要に応じて、スリップ剤、帯電防止
剤、酸化防止剤、アンチブロッキング剤等を添加するこ
とができる。
【0016】耐熱性樹脂としては、これらのものに限定
されないが、熱成形性(シート成形性)と耐熱性などの
バランスの点でポリプロピレン系樹脂が特に好ましい。
最外層の厚みは、通常10〜100μm、好ましくは2
0〜70μm程度である。ポリプロピレン系樹脂などの
耐熱性樹脂からなる層は、最外層に配置するが、必要に
応じて、中間層の一つとして各層間中にも付加的に配置
することができる。
【0017】ガスバリヤー性樹脂としては、例えば、エ
チレン・ビニルアルコール共重合体(EVOH)、ポリ
塩化ビニリデン(PVDC)、メタキシリレンジアミン
アジパミド系樹脂(MXナイロン、MXD6)などが挙
げられる。これらの中から、必要とするガスバリヤー性
の水準に応じて、その種類や銘柄が選ばれる。これらの
中でも、シート成形性やハロゲン原子を含有していない
点で、EVOHが好ましい。これらのガスバリヤー性樹
脂には、改質のために各種添加剤や他の合成樹脂をマイ
ナー成分として添加してもよい。ガスバリヤー性樹脂層
(芯層)の厚みは、通常5〜25μm程度である。ガス
バリヤー性樹脂層は、例えば2層に分割して、いわゆる
スプリットバリヤー層とすることもできる。
【0018】ヒートシール性樹脂としては、紙基材との
接着性に優れ、溶融温度の範囲が広く、紙基材に溶融食
い込み(アンカー効果)が良好なものが好ましい。ヒー
トシール性樹脂としては、例えば、エチレン・酢酸ビニ
ル共重合体、エチレン・メチルメタクリレート共重合
体、エチレン・アクリル酸エステル・無水マレイン酸三
元共重合体、無水マレイン酸グラフト変性ポリオレフィ
ン、変性エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・メ
チルメタクリレート・アクリル酸三元共重合体などのカ
ルボニル基含有エチレン系共重合体を使用することがで
きる。
【0019】本発明では、前記の汎用のヒートシール性
樹脂の他に、紙基材との接着性に優れ、紙基材への溶融
食い込み性に優れる点で、エチレンとα−オレフィンを
シングルサイト触媒を用いて共重合して得られた線状低
密度ポリエチレン(LLDPE)、超低密度ポリエチレ
ン(VLDPE)、エラストマーなどを好適に使用する
ことができる。より具体的には、エチレンと1−オクテ
ンを拘束幾何触媒を用いて共重合させたダウケミカル社
製のアフィニティ(AFFINITY)シリーズのプラ
ストマーの中で比較的融点の低いものや、エンゲイジ
(ENGAGE)シリーズのエラストマーを挙げること
ができる。好適な銘柄としては、アフィニティPF11
40(Tm=89℃)、アフィニティPL1880(T
m=100℃)、アフィニティFW1650(Tm=9
9℃)が挙げられる。1−オクテンをコモノマーとする
これらのポリエチレン系樹脂は、高いシール強度、低温
シール性などのシール特性や、引き裂き強度、突き刺し
強度、衝撃強度などの機械的特性に優れている。アフィ
ニティに、1−オクテン含有量が多い低融点のエラスト
マーであるエンゲイジを適量ブレンドして使用すること
もできる。エンゲイジは、FDA(米国食品医薬品局)
規格に適合するものが好ましく、好適な銘柄としては、
エンゲイジEG8100(密度=0.870g/cm
3 )、エンゲイジEG8150(密度=0.870g/
cm3 )、エンゲイジCL8003(密度=0.885
g/cm3 )、エンゲイジKC8852(密度=0.8
75g/cm3 )などが挙げられる。この最内層の厚み
は、通常5〜100μm、好ましくは10〜60μm程
度である。
【0020】ポリアミド系樹脂としては、ナイロン6、
ナイロン66、ナイロン610、ナイロン612、ナイ
ロン11、非晶性ナイロンなどのホモポリマーや、ナイ
ロン6/66、ナイロン6/12などのコポリマー、ナ
イロン12とナイロン6とのブレンドなどの混合物を挙
げることができる。芯層がEVOHやPVDCの場合に
は、ポリアミド系樹脂としてMXD6ナイロンを用いて
もよい。これらの中でも、耐ピンホール性や耐衝撃性、
耐寒強度、深絞り性などに優れる点で、ナイロン6が好
ましい。ポリアミド系樹脂層(中間層)の厚みは、通常
5〜30μm程度である。このポリアミド系樹脂層は、
通常、1層または2層を配置する。
【0021】多層フィルムは、共押出法やラミネート法
などにより製造することができる。各層間の接着性を高
めるために、必要に応じて、接着剤層を配置することが
できる。接着剤としては、無水マレイン酸グラフト変性
ポリオレフィンなどのフィルムの積層分野で公知の各種
接着性樹脂を使用することができる。接着剤層の厚み
は、通常1〜20μm、好ましくは3〜10μm程度で
ある。本発明で使用する多層フィルムの合計厚みは、通
常100〜1,000μm、好ましくは150〜500
μm程度である。各層の厚みは、それぞれの特性に応じ
て調整可能であるが、紙基材面とヒートシールするため
の最内層の厚みが全層厚みの10%以上あることが望ま
しい。このような多層フィルムを使用することにより、
耐ピンホール性、ガスバリヤー性、耐寒強度などに優れ
た複合トレー容器を得ることができる。
【0022】複合トレー容器 本発明の複合トレー容器は、多角形の底面板と、該底面
板に連結して組み立てられ、該底面板に対してある角度
をもって立ち上がっている複数の側壁板と、各側壁板の
上端部が外側に延出したフランジ板とを備えた紙製容器
の内面及びフランジ板上面に、合成樹脂フィルムが積層
接着されたものである。基材となる紙製容器は、型抜き
した板紙を製函して作製される。
【0023】紙製容器の具体例としては、図4に示すよ
うに、矩形状の底面板41と、該底面板に連結されて組
み立てられ、かつ該底面板に対してある角度をもって立
ち上がっている一対の側壁板42,42及び一対の側壁
板43,43と、前記側壁板42,42及び側壁板4
3,43のそれぞれの上端部が外側に水平に延出したフ
ランジ板44,45とを備え、各フランジ板44及び4
5の端部同士が突き合わされた構造を有する紙製トレー
容器を挙げることができる。側壁板の底面板に対する角
度は、通常、鈍角である。強度補強の観点からは、各フ
ランジ板の端部同士が部分的に重ね合わされた構造を有
する紙製容器であってもよいが、この重ね合わせ部の段
差により、蓋材との間に隙間が生じやすいので、蓋材に
よる高度の密封性が要求される場合には、図4に示すよ
うに、各フランジ板の端部同士が突き合わされた構造と
することが好ましい。
【0024】紙製容器の他の例としては、図9に示すよ
うに型抜きした板紙を用いて組み立てられたものを挙げ
ることができる。図9の紙製容器は、底面板91、側壁
板93,94、フランジ板94,95、及び重ね合わせ
片96を備えており、重ね合わせ片96は、内側に折り
込んで側壁板に重ね合わせる。紙製容器は、図10に示
すように、八角形などの四角形以外の多角形であっても
よい。図10の紙製容器は、底面板101、側壁板10
2,103、及びフランジ板104,105を備えてい
る。
【0025】紙製容器を作製するのに使用する板紙の坪
量は、通常150g/m2 以上、好ましくは190〜5
00g/m2 以上、より好ましくは250〜400g/
2である。板紙の厚みは、通常0.1mm以上、好ま
しくは0.1〜1.2mm、よい好ましくは、0.15
〜1.0mmである。用途によっては、坪量及び厚みが
前記範囲外のものであってもよい。板紙には、耐水性向
上などの目的で、容器の外側になる片面に撥水加工やラ
ミネート加工を施すことができる。板紙の容器の外側に
なる片面に印刷を施して、美粧化し商品価値を高めるこ
とできる。板紙には、容器の内面になる片面に、ホット
メルトタイプやエマルジョンタイプの接着剤を塗布し
て、多層フィルムとの接着性を高めることができる。接
着剤の塗布量は、厚みで表すと、通常5〜30μm、好
ましくは10〜25μmである。ただし、多層フィルム
は、ヒートシール層を有しているため、板紙への接着剤
の塗布は、必ずしも必要ではない。板紙の容器の内面に
なる片面には、所望により印刷を施すことができる。
【0026】紙製容器に多層フィルムを積層接着させる
には、シート成形法を採用する。具体的には、図5に示
すように、型抜きした板紙51を製函して、板紙のみか
らなるトレー状の紙製容器52を作製する。該紙製容器
52は、図6に示すように、フランジ板部分が大きめに
形成されており、最終的には、プレス工程において、カ
ットライン60でトリミング加工される。図5に示すよ
うに、製函された紙製容器52を成形型54の成形金型
53内に載置し、次いで、シート成形工程に送る。シー
ト成形工程では、多層フィルム55をヒーター56で両
面から加熱して軟化させた後、上型57の下部に移送す
る。軟化した多層フィルムをクランプで固定し、成形型
54と上型57を多層フィルムに密着させる。上型57
は、圧空ボックスとなっており、吹き込み口(図示せ
ず)から圧縮空気を加えることにより、軟化した多層フ
ィルムを紙製容器52の内面とフランジ上面に積層接着
させる。成形金型53には通気孔(図示せず)が、ま
た、成形型54の下部には通気管(図示せず)がそれぞ
れ設けられており、圧空成形時に紙製容器52内部の空
気が排気されるようになっている。シート成形工程で
は、熱成形と熱接着とが同時に行われる。シート成形
は、一般に、真空成形、または真空成形と圧空成形によ
り行われる。シート成形工程の後、積層品は、プレス成
形工程に送られ、そこで、フランジ周辺の不要な部分が
トリミングされて、板紙と多層フィルムとが積層接着し
た構造を有する複合トレー容器58が得られる。
【0027】ところで、各フランジ板44及び45の端
部同士が突き合わされた構造を有する紙製容器を用いる
場合、各フランジ板44及び45の端部同士は、できる
だけ密着するように板紙の型抜きを行っているものの、
これらの突き合わせ部(合わせ目)46には、図8
(a)に示すように、微小な隙間47が形成される。シ
ート成形時には、図8(b)に示すように、軟化した多
層フィルム55がフランジ板44及び45に密着し、次
いで、圧縮空気により押されて、図8(c)に示すよう
に、フランジ板44及び45の端部同士が突き合わされ
た合わせ目46の微小な隙間47に軟化した多層フィル
ムが入り込んで微細な溝81を形成することがある。複
合トレー容器は、その内部に食品を充填後、図11に示
すように、蓋材111によりシールされるが、このシー
ルは、蓋材とフランジ部とを接着することにより行われ
る。ところが、シート成形時に、図8(c)に示すよう
な微小な溝81がフランジ部に形成されていると、蓋材
によりシールしても、この溝が通気孔となって、複合ト
レー容器内部を完全密封することができない。このよう
な複合トレー容器は、ガスバリヤー性が不充分であり、
ガス置換包装も困難で、液体を含有する食品を包装する
と、この溝から液体が漏れ出すおそれもある。
【0028】蓋材による密封性を高めるには、フランジ
板44及び45の端部同士が突き合わされた合わせ目4
6に、多層フィルムが食い込んで溝を形成せずに、平坦
となることが望ましい。そのためには、紙製容器の内面
及びフランジ板上面に、シート成形により多層フィルム
を積層接着するに際し、各フランジ板44及び45の上
面に重ね合わせた多層フィルムの上に押え部材を配置し
て、各フランジ板44及び45の端部同士が突き合わさ
れた合わせ目46に多層フィルムが入り込んで溝を形成
することを防止しながらシート成形を行うことが好まし
い。より具体的には、図6及び図7に示すように、シー
ト成形時に、各フランジ板44及び45の上面に重ね合
わせた多層フィルムの上に押え部材59を配置し、この
状態で、加熱軟化した多層フィルムの上に、上型の圧空
ボックスを介して圧縮空気を吹き込んで、多層フィルム
を紙製容器の形状に圧空成形する。この際、押え部材5
9が配置されていることにより、フランジ上面の多層フ
ィルムには圧空がかからないため、多層フィルムが各フ
ランジ板の端部同士の合わせ目の隙間に入り込んで図8
(c)に示すような溝81を形成することがなく、平坦
な形状となる。このフランジ部上面に配置される多層フ
ィルムは、加熱軟化されているため、押え部材による加
圧によって、各フランジ板の上面と接着させることがで
きる。
【0029】この押え部材の形状は、通常、図6に示す
ように、フランジ部の全周を覆うように形成するが、所
望により、各フランジ板の端部同士の合わせ目の上のみ
を覆うように形成してもよい。押え部材は、例えば、上
型の内部に発条部材等を介して取り付けることができ
る。また、押え部材は、枠状のものとし、シート成形時
にフランジ上面に載置してもよい。
【0030】本発明の複合トレー容器における紙基材
(紙)の重量割合は、紙基材と多層フィルムとの合計重
量を基準にして、好ましくは50重量%超過、より好ま
しくは60重量%以上、特に好ましくは70重量%以上
である。紙基材の重量割合は、多くの場合80重量%程
度であり、その上限は90重量%程度である。このよう
に、本発明の複合トレー容器は、紙基材を主たる構成成
分とすることにより、実質的に紙製容器の範疇に分類さ
れ、廃棄物処理や環境汚染などの問題が軽減されたもの
となる。本発明の複合トレー容器は、使用後に、多層フ
ィルムを剥して廃棄処理することも可能である。
【0031】蓋材 本発明の複合トレー容器は、通常、蓋材と組み合わせて
使用する。図11に示すように、蓋材111は、紙基材
52と多層フィルム55とを一体化した複合トレー容器
のフランジ部上面で積層接着させる。フランジの構造並
びにフランジ上の多層フィルムを平坦に形成することに
より、蓋材による密封性を高めることができる。蓋材
は、少なくともガスバリヤー層とシール層とを有し、ガ
スバリヤー性を有するものであることが好ましい。ガス
バリヤー層は、ガスバリヤー性樹脂層、蒸着膜、または
これらの組み合わせなどから構成される。シール層は、
通常ヒートシール性樹脂から形成される。
【0032】蓋材としては、内容物を見えるようにする
ために、透明性が要求される場合には、耐熱・透明ガス
バリヤー性多層フィルムが使用される。この蓋材には、
防曇性を付与することができる。防曇剤としては、例え
ば、グリセリン脂肪酸エステルなどの公知のフィルム用
防曇剤を用いることができ、樹脂層への練り込みや表面
塗布法により、蓋材に防曇性を付与することができる。
内容物を見えるようにする必要がない場合や、紫外線の
影響を受けたくない内容物の場合には、蓋材として、紙
基材とガスバリヤー性多層フィルムとを積層一体化した
ものが使用される。所望により、これらの構造以外の蓋
材を用いてもよい。
【0033】蓋材は、一般に、密閉性と易開封性(イー
ジーピール性)に配慮した易開封性シール層や易開封性
シール機構を設けたものとすることが好ましい。蓋材に
は、模様や情報などを印刷することができる。印刷に
は、公知のフィルム用の表印刷法や裏印刷法が適用可能
である。紙基材へは、例えば、紫外線硬化型インクを用
いた表印刷及び裏印刷が可能である。
【0034】具体的な蓋材の構成例としては、以下のよ
うなものを挙げることができる。 (1)透明性が要求される場合(多層フィルム構成): 蒸着PET/印刷//ONy//イージーピールシー
ラント 厚みの一例:12/印刷/5/15/5/60μm。シ
ール層の厚みは全層の40%以上あることが望ましい。
イージーピールシーラントには、防曇性を付与すること
が好ましい。 A−PET//EVOH//イージーピールシーラン
ト PP//蒸着PET//PP/イージーピールシーラ
ント PP//EVOH//イージーピールシーラント
【0035】(2)紙基材とガスバリヤー性多層フィル
ムを積層一体化したものの場合 紙基材の坪量としては、紙製容器の板紙のそれと同じ
か、それより小さいものが好ましく、通常150〜50
0g/m2 、好ましくは150〜300g/m2であ
り、その厚みは、通常0.1〜1.2mm、好ましく
は、0.1〜0.7mmである。蓋材の紙基材と貼り合
わせる多層フィルムの例としては、次のようなものを挙
げることができる。 PE//EVOH//イージーピールシーラント PE//ONy//イージーピールシーラント
【0036】なお、上記各例において、蒸着PETは、
ポリエチレンテレフタレートフィルムの片面にケイ素酸
化物や酸化アルミニウムなどの蒸着膜が形成されたもの
であり、蒸着面は、多層フィルムの内側に配置される。
ONyは、延伸ナイロンフィルムであり、A−PET
は、非結晶性ポリエチレンテレフタレートフィルムであ
り、PPは、ポリプロピレンフィルムであり、EVOH
は、エチレン・ビニルアルコール共重合体フィルムであ
り、PEは、ポリエチレンフィルムである。//は、接
着剤層があることを表す。
【0037】本発明の複合トレー容器は、内容物を充填
した後、真空ガス置換充填包装機を用いて、蓋材を真空
ガス置換シールすることが可能である。本発明の複合ト
レー容器は、特定の多層フィルムを複合化しているた
め、耐熱性、耐ピンホール性、ガスバリヤー性、耐寒強
度などに優れており、ガスバリヤー性を有する蓋材で密
封することにより、調理加工食品の品質や鮮度を長期に
わたって維持することができる。
【0038】
【実施例】以下に実施例及び比較例を挙げて、本発明に
ついてより具体的に説明する。 [実施例1] 1.紙製容器 坪量(目付け)320g/m2 の板紙(厚み:0.3m
m)を型抜きし、製函用に型抜きした板紙を作成した。
この板紙を用いて、図4に示すトレー状の紙製容器を作
成した。この紙製容器は、底面板が縦100mm×横1
40mmで、開口部が縦120mm×横160mmで、
フランジ板の幅が10mmで、側壁板の縦の長さが40
mmであった。 2.多層フィルム 下記の層構成の多層フィルムを作製した。 層構成:PP//EVOH/Ny//PP//VLDP
E 厚み :50/5/20/10/5/25/5/40
(μm) EVOH:クラレ社製EVAL樹脂、銘柄EPE、エチ
レン含有量44モル% PP:MFR=2g/10分、融点160℃(ビカット
軟化点140℃) 接着性樹脂:三井化学社製、無水マレイン酸変性PP、
アドマー VLDPE:ダウケミカル製、アフィニティPF114
【0039】3.シート成形 前記の紙製容器を図5に示す真空・圧空併用成形機にか
け、前記多層フィルムを積層接着させて一体化し、フラ
ンジ周囲の不要部分をトリミングして、複合トレー容器
を作製した。シート成形に際し、図6及び図7に示した
ように、各フランジ板の上面に重ね合わせた多層フィル
ムの上に押え部材を配置して、各フランジ板の端部同士
が突き合わされた合わせ目に多層フィルムが入り込んで
溝を形成することを防止しながらシート成形を行った。
得られた複合トレー容器は、底面板の四隅のコーナー部
分にピンホールの発生は見られなかった。また、フラン
ジ部には、多層フィルムが平坦に形成されていた。紙基
材の重量割合は、紙基材と多層フィルムとの合計重量を
基準にして、約80重量%であった。
【0040】4.蓋材 以下の層構成の蓋材を作製した。 層構成:蒸着PET/印刷//ONy//イージーピー
ルシーラント 厚み :12/印刷/5/15/5/60(μm) イージーピールシーラント:PP+アイオノマーブレン
ド系 内面:防曇性付与 5.調理加工食品の充填包装 前記で作製した複合トレー容器に、加工惣菜として、ビ
ーフシチュー(300g)を充填し、古川製作所の真空
ガス置換充填包装機(FTG−200F)を用いたライ
ンで、前記の蓋材で真空ガス置換シールした。置換ガス
は、窒素/炭酸ガス=90/10(体積%)であった。
容器内部のヘッドスペースの残存酸素ガス量(%)を分
析して算出したガス置換度は、99.5%以上であっ
た。得られた包装体は、良好なイージーピール性を示
し、糸引きもなく、また、フランジ部からのシール漏れ
は全く見られなかった。
【0041】[比較例1]紙製容器に複合化させる合成
樹脂フィルムとして、実施例1の多層フィルムに代え
て、ポリプロピレンフィルム(厚み200μm)を用い
たこと以外は、実施例1と同様にして、複合トレー容器
を作製し、そして、調理加工食品の充填包装を行った。
【0042】性能の比較実験 実施例1及び比較例1で作製したビーフシティー充填包
装体をチルド状態で保存し、内容物の経時変化を観察し
た。また、5℃の温度で各包装体を100cmの高さか
らステンレス板上に水平落下させて、落体強度を評価し
た。実施例1の包装体は、5日経過後にも内容物に異臭
がせず、風味も変わることがなく、また、5℃落体強度
試験で異状がなかった。これに対して、比較例1の包装
体は、5日経過後に、内容物に異臭があり、不腐敗が進
行していた。また、比較例1の包装体は、5℃落体強度
試験でコーナー部にピンホールが発生していた。なお、
両者とも、電子レンジでの加熱に耐えることができた。
【0043】[実施例2]実施例1の蓋材を「板紙//
EVOH//イージーピールシーラント」の層構成を有
する蓋材に代えたこと以外は、実施例1と同様にして、
調理加工食品の充填包装を行った。その結果、実施例1
と同様の良好な結果を得ることができた。蓋材に使用し
たEVOHは、クラレ社製EVAL樹脂、銘柄EPE
(エチレン含有量44モル%、厚み15μm)であり、
イージーピールシーラントの厚みは60μmであった。
【0044】[実施例3]紙製容器に複合化させる合成
樹脂フィルムとして、実施例1の層構成の多層フィルム
に代えて、ヒートシール性樹脂層のVLDPEを無水マ
レイン酸変性エチレン・アクリル酸エステル共重合体
(融点=98℃、MFR=8g/10分)に代えた多層
フィルムを用いたこと以外は、実施例1と同様にして、
複合トレー容器を作製し、調理加工食品の充填包装を行
った。紙基材の重量割合は、紙基材と多層フィルムとの
合計重量を基準にして、約80重量%であった。その結
果、実施例1と同様の良好な結果を得ることができた。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、耐熱性、耐ピンホール
性、ガスバリヤー性、耐寒強度などに優れた紙基材の複
合トレー容器が提供される。また、本発明によれば、真
空ガス置換包装が可能で、内容物の充填後、ガスバリヤ
ー性を有する蓋材で封緘することにより、優れた密封性
を発揮し、さらには、電子レンジ適性や耐熱性を備えて
いる複合トレー容器が提供される。本発明の複合トレー
容器、並びに該複合トレー容器とガスバリヤー性を有す
る蓋材との組み合わせからなる包装体は、紙を主体とし
た包装容器であって、廃棄物処理や環境汚染の問題が軽
減されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で使用する多層フィルムの層構成の一例
を示す断面図である。
【図2】本発明で使用する多層フィルムの層構成の他の
例を示す断面図である。
【図3】本発明で使用する多層フィルムの層構成の他の
例を示す断面図である。
【図4】本発明で使用する紙製容器の一例を示す正面図
である。
【図5】シート成形法により、本発明の複合トレー容器
を製造する工程を示す説明図である。
【図6】シート成形法により、本発明の複合トレー容器
を製造するひとつの工程を示す説明図である。
【図7】シート成形法により、本発明の複合トレー容器
を製造するひとつの工程を示す説明図である。
【図8】シート成形時に、多層フィルムの溝が形成され
ることを示す断面図である。
【図9】本発明で使用する紙製容器の他の例を示す正面
図である。
【図10】本発明で使用する紙製容器の他の例を示す正
面図である。
【図11】本発明の複合トレー容器と蓋材との組み合わ
せからなる包装体を示す断面図である。
【符号の説明】
1:耐熱性樹脂層 2:ポリアミド系樹脂層 3:ガスバリヤー性樹脂層 4:ヒートシール性樹脂層 41:底面板 42:側壁板 43:側壁板 44:フランジ板 45:フランジ板 46:各フランジ板の端部の合わせ目 47:隙間 51:型抜きした板紙 52:折り曲げした紙製容器 53:成形金型 54:成形型 55:多層フィルム 56:ヒーター 57:上型 58:複合トレー容器(製品) 59:押え部材 60:カットライン 81:溝 91:底面板 92:側面板 93:側面板 94:フランジ板 95:フランジ板 96:重ね合わせ片 101:底面板 102:側面板 103:側面板 104:フランジ板 105:フランジ板 111:蓋材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E060 AA08 AB18 BA22 BC01 BC04 CG12 DA20 4F100 AK01B AK01C AK01D AK06 AK07 AK24 AK46E AK48 AK69 AL07 BA05 BA07 BA10A BA10B BA13 DA01 DB09 DG10A GB16 GB23 JA04B JD02C JJ03B JJ04 JK14 JL00 JL12D YY00A YY00B

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多角形の底面板と、該底面板に連結して
    組み立てられ、該底面板に対してある角度をもって立ち
    上がっている複数の側壁板と、各側壁板の上端部が外側
    に延出したフランジ板とを備えた紙製容器の内面及びフ
    ランジ板上面に、合成樹脂フィルムが積層接着されてな
    る複合トレー容器において、該合成樹脂フィルムが、耐
    熱性樹脂からなる最外層、ガスバリヤー性樹脂からなる
    芯層、及びヒートシール性樹脂からなる最内層を有し、
    かつ、芯層と最外層または最内層との間のいずれか一方
    または双方にポリアミド系樹脂からなる中間層が配置さ
    れた多層フィルムであって、その最内層で紙製容器の内
    面及びフランジ板上面に積層接着されていることを特徴
    とする複合トレー容器。
  2. 【請求項2】 耐熱性樹脂からなる最外層が、ビカット
    軟化点が80℃以上の耐熱性樹脂からなる層である請求
    項1記載の複合トレー容器。
  3. 【請求項3】 紙の重量割合が、紙と多層フィルムとの
    合計重量を基準にして、50重量%超過である請求項1
    または2に記載の複合トレー容器。
  4. 【請求項4】 少なくともガスバリヤー層とシール層と
    を有する蓋材により封緘して使用される請求項1記載の
    複合トレー容器。
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