JP2000263843A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000263843A
JP2000263843A JP11068107A JP6810799A JP2000263843A JP 2000263843 A JP2000263843 A JP 2000263843A JP 11068107 A JP11068107 A JP 11068107A JP 6810799 A JP6810799 A JP 6810799A JP 2000263843 A JP2000263843 A JP 2000263843A
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image forming
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Hiroshi Fuma
宏史 夫馬
Yuji Okugawa
裕司 奥川
Naoki Tajima
直樹 田島
Masaaki Ikeda
雅昭 池田
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ユニットの装着により簡単に片面画像形成装
置から両面画像形成装置に性能アップすることができる
小型で制御が単純化された低コストのカラー画像形成装
置を提供する。 【解決手段】 発光素子から出射される光を光量センサ
で検知し、検知信号に基づいて、画像データに対するP
WMの対応関係を補正する。ベルト感光体に寄り防止用
リブを設けリブの形状を、リブの頂部が張り出ように
し、リブをベルト状感光体の長手方向に分割された多数
の突起で形成し、突起の形状を突起の頂部の幅を基部よ
りも小とする。記録材を排紙トレイに排出する排紙ロー
ラを着脱可能なユニットに設けた駆動源により正逆回転
駆動することにより、排紙ローラから転写部に記録材を
再給紙する。複数個設けられた露光手段のうちの最も低
温のものと最も高温のものに温度センサを設け、温度セ
ンサにより検知された温度差に応じて、レジスト補正を
行うか否かを決める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は(1)画像形成装置
における像露光用発光素子の駆動制御、(2)画像形成
装置におけるベルト状感光体の寄り防止、(3)記録材
の両面に画像を形成する両面画像形成機構及び(4)カ
ラー画像を形成するための複数の画像形成手段の画像形
成位置の補正に関する。本発明に係る画像形成装置は複
写機、ファクシミリ、プリンタ等に使用される。
【0002】
【従来の技術】(1)半導体レーザや発光ダイオードア
レイ等の発光素子を用いて感光体を走査露光し、画像を
形成する画像形成装置においては、光源を駆動する駆動
パルスを画像データに従って、変調することによって、
画像の階調を表現している。例えば、階調数256の画
像を形成する画像形成系では、256段階にパルス幅変
調された駆動パルスで発光素子を駆動し、発光させて感
光体を露光することによって、多階調の画像が形成され
る。
【0003】(2)帯電、露光、現像及び転写を繰り返
すことによって、記録材上に画像を形成する画像形成装
置、即ち電子写真方式により画像を形成する画像形成装
置においては、ドラム状の感光体と並んでベルト状の感
光体が広く使用されている。ベルト状の感光体を使用し
た画像形成装置においては、多数回の画像形成工程が繰
り返される場合に生ずるベルトの寄りが問題になり、ベ
ルト状の感光体を使用した画像形成装置の多くはベルト
寄り防止機構を備えている。
【0004】従来、このようなベルト寄り防止機構とし
ては、ベルト又は該ベルトが張架されるローラのいずれ
か一方に寄り防止用のリブを設けるとともに、他方に該
リブに対向して溝又はカラーを設けたもの或いはベルト
にパーフォレーションを設けるとともに該ベルトが張架
されるローラに該パーフォレーションに係合する爪を設
けたものがある。
【0005】(3)記録材の両面に画像を形成する両面
画像形成装置の多くのものは、片面に画像が形成された
記録材の他面に画像を形成するために記録材を再度画像
形成部に供給するADUと称される給紙ユニット(以下
においてADUと言う)が画像形成装置内に組み込まれ
ている。そして、前記の両面画像形成装置においては、
ADUは画像形成装置の一部として構成され、簡単には
着脱できない構造となっている。また、従来の多くの両
面画像形成装置では、記録材の搬送をスムーズに行うた
めに、画像形成部における記録材の搬送路をほぼ水平直
線状とし、ADUを該水平直線状の該搬送路の下方に設
けている。
【0006】(4)カラー画像形成装置では、イエロー
画像、マゼンタ画像、シアン画像及び黒画像を合成して
フルカラー画像が形成されるが、これら4色の画像が精
密に位置合わせされて形成される必要があり、位置合わ
せが正確に行われないと色ずれが起こって、画質が低下
する。このような色ずれは主として、画像形成装置内の
機内温度の変化により発生するので、温度変化に対する
画像形成位置の補正が行われる。従来装置においては、
画像形成位置を決定する像露光装置内に温度検知手段を
設けて、該温度検知手段の出力に基づいて、画像形成位
置、即ち像露光位置の補正が行われていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来技術
においては、それぞれ次のような問題がある。
【0008】(1)半導体レーザを光源とする場合、半
導体レーザは温度変化や経時変化によって、入力される
駆動電流に対する発光特性が変化する。また、個々の半
導体レーザ間に個体差があって、入力される駆動電流に
対して、個々の素子が異なった発光特性を示す。
【0009】従来、半導体レーザの光出力を検出して、
その駆動回路にフィードバックするA10により温度変
化等に対する補正が行われてきたが、画像データにより
変調された駆動電流に対する補正がないために、低濃度
部や中間濃度部において、誤差を生じ、階調表現や中間
調の再現性を損ねていた。特に、カラー画像の形成にお
いては、色再現性に問題があった。
【0010】従って、本発明の目的は従来技術における
前記のような問題を解決することにあり、良好な階調表
現性能を有し、良好な中間調を再現することができる画
像形成装置を提供することを目的とする。
【0011】(2)前記のような従来のベルト状の感光
体の寄りを防止する寄り防止機構は、十分とは言えず、
ベルト状の感光体が長期間に亘る作動において、寄り防
止用リブがリブ規制用カラーに乗り上げるとか、パーフ
ォレーションが損傷を受ける等の現象が発生して、耐久
性が不十分であったり、高速化の障害になる等の問題が
あった。
【0012】従って、本発明の目的はベルト状の感光体
を用いた従来の画像形成装置における前記のような問題
を解決することにあり、耐久性が高く、安定して作動
し、高速化が可能な画像形成装置を提供することにあ
る。
【0013】(3)従来の両面画像形成装置の多くは前
記のように、ADUが簡単に画像形成装置本体に対して
着脱できない構成となっており、片面画像形成装置と両
面画像形成装置は異なった機械として作り上げられ、販
売されていた。従って、ユーザは機械を購入するときに
最初に片面画像形成装置にするか、両面画像形成装置に
するかを決定しなければならなかった。
【0014】最初に片面画像形成装置を導入し、必要に
応じて両面機能を追加するというような使い方は経済的
であって、ユーザにとっては望ましいが、従来のものは
前記のように、ADUが画像形成装置の一部として組み
込まれてしまっているためにこのような使い方をするこ
とは困難であった。
【0015】片面/両面に関する前記のようなユーザニ
ーズに対応するために、ADUを画像形成装置に対して
着脱可能に構成した画像形成装置も提案されてはいる
が、ADUを着脱可能するために、装置が大型になると
かコスト高になるという問題があった。特に、小型プリ
ンタ等において、多く採用されている記録材の搬送経路
に適用できるような着脱可能なADUがなかった。
【0016】従って本発明の目的は、両面画像を形成す
ることができる画像形成装置における前記のような問題
を解決し、片面画像形成機能のみを必要とするか、又は
両面画像形成機能をも必要とするかというユーザニーズ
に柔軟に対応することができる画像形成装置、特に、小
型で両面画像形成機能を装備することが可能な画像形成
装置を提供することを目的とする。
【0017】(4)従来のカラー画像形成装置では、各
色画像を形成する露光手段のそれぞれに温度検知素子を
設けて、各温度検知素子からの出力に基づいて、画像形
成位置の補正を行っていた。しかるにこのように、イエ
ロー、マゼンタ、シアン及び黒用に設けられた4個の温
度検知素子を用いて行う位置補正は制御が複雑になるば
かりでなく、補正装置が大がかりになってコストアップ
を招くという問題がある。本発明の発明者の検討によれ
ば、4個ある露光手段のうちの最も高い温度と最も低い
温度が判明していれば、画像形成位置の補正には十分で
あり、全ての露光手段の温度を検知することによる補正
は過剰な装備であることが判明した。
【0018】従って、本発明の目的は、カラー画像形成
装置における前記の問題を解決することにあり、制御が
簡略化され、低コストのカラー画像形成装置を提供する
ことにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記の本発明の目的は、
(1)発光素子を有する像露光手段、該発光素子を駆動
パルスで駆動する発光駆動手段、画像データに対応して
パルス幅変調された前記駆動パルスで駆動されて発光す
る前記発光素子からの光を受光する光センサ及び該光セ
ンサの出力に基づいて、前記画像データに対する前記駆
動パルスの対応関係を補正する補正手段を有することを
特徴とする画像形成装置、(2)回動するベルト状の像
担持体を有し、該像担持体上にトナー像を形成する画像
形成装置において、前記像担持体に寄り防止用リブを設
けるとともに、前記像担持体が張架されるベルト張架手
段に前記寄り防止用リブに対応してリブ規制手段を設
け、前記寄り防止用リブの前記リブ規制手段に対向する
部分の形状を、前記寄り防止用リブの高さの少なくとも
半分にわたって前記寄り防止用リブの前記像担持体との
結合部よりも、前記寄り防止用リブの前記像担持体から
離れた部分の方が、前記リブ規制手段により近接するよ
うに張り出した形状としたことを特徴とする画像形成装
置、(3)回動する無端ベルト状の像担持体上にトナー
像を形成する画像形成装置において、前記像担持体に、
該像担持体の回動方向に並んだ多数の突起を有する寄り
防止用リブを設けたことを特徴とする画像形成装置、
(4)第1駆動源に連結された回転体、回転により記録
材を排紙皿に排出する排出手段及び前記回転体と前記排
出手段を連結して前記回転体から前記排出手段に駆動力
を伝達し、両面画像形成用ユニットの装着により変位し
て前記回転体と前記排出手段との間の連結を切り離す第
1駆動伝達手段を有することを特徴とする画像形成装
置、(5)像担持体、該像担持体上に静電潜像を形成す
る潜像形成手段、形成された静電潜像を現像して前記像
担持体上にトナー像を形成する現像手段、形成されたト
ナー像を記録材に転写する転写手段、トナー像を記録材
に定着する定着手段及び該定着手段から搬送された記録
材を排出する排出手段を有する画像形成装置において、
前記排出手段が係脱可能な第1駆動伝達手段を介して前
記定着手段を駆動する第1駆動源に連結されていること
を特徴とする画像形成装置、並びに、(6)像担持体、
該像担持体を帯電する帯電手段、該像担持体を走査露光
する複数の露光手段及び前記像担持体に対向して設けら
れた複数の現像手段を有する画像形成装置において、前
記複数の露光手段のうちの温度が最も高い前記露光手段
の温度を検知する第1温度検知手段、前記複数の露光手
段のうちの温度が最も低い前記露光手段の温度を検知す
る第2温度検知手段、前記露光手段の走査位置を補正す
る走査位置補正手段及び前記第1、第2温度検知手段の
出力に基づいて前記走査位置補正手段を作動させる制御
手段を有することを特徴とする画像形成装置、によって
達成される。
【0020】
【発明の実施の形態】(1)発明の実施の形態1 以下に本発明の実施の形態1に係るカラー画像形成装置
の構成を図1により説明する。図1は、本実施の形態に
係るカラー画像形成装置の断面図である。
【0021】このカラー画像形成装置は、像担持体上に
順次形成される各色トナー像を重ね合わせた後、転写部
における一回の転写で記録材に各色トナー像を転写し、
定着してカラー画像を得るカラー画像形成装置である。
【0022】このカラー画像形成装置は、ベルト状の像
担持体である可撓性の無端ベルト状の感光体(以下、ベ
ルト感光体と称す)10の周囲に、4個のスコロトロン
帯電器(以下、帯電器と称す)11Y、11M、11
C、11K、4個の露光手段としての像露光装置13
Y、13M、13C、13K及び4個の現像手段として
の現像装置14Y、14M、14C、14Kを設け、4
組の像形成ユニットをベルト感光体10の移動方向に順
に配設したものである。像露光装置13Y、13M、1
3C、13Kとして半導体レーザを使用したレーザビー
ム走査光学装置を使用した。像露光用の光源としては、
発光ダイオード等の発光素子を用いることができる。
【0023】ベルト感光体10は、ベルト張架手段とし
ての駆動ローラ101及び従動ローラ102、103に
張架され、テンションローラ104の作用により緊張状
態にされ、内周面に設けられたバックアップ部材105
により局部的に当接しながら、図の矢印で示すように回
動する。バックアップ部材105は、ベルト感光体10
の背面に当接して、現像剤担持体である現像スリーブ1
41Y、141M、141C、141Kとベルト感光体
10間に形成される現像領域及び像露光装置13Y、1
3M、13C、13Kの結像位置でベルト感光体10を
規制している。
【0024】画像記録のスタートにより、駆動モータ
(図示せず)に連結された駆動ローラ101により駆動
されてベルト感光体10が矢印で示すように回動し、帯
電器11Yの帯電作用によりベルト感光体10への電位
の付与が開始される。ベルト感光体10は電位を付与さ
れた後、像露光装置13Yにおいて第1の色信号すなわ
ちイエロー(Y)の画像データに対応する電気信号によ
り露光され、レーザビームによる主走査とベルト感光体
10の回動による副走査でイエロー(Y)画像に対応す
る静電潜像が形成される。この潜像は現像装置14Yに
より反転現像され、ベルト感光体10上にイエロートナ
ー像が形成される。
【0025】次いで、イエロートナー像を担持するベル
ト感光体10に帯電器11Mの帯電作用により電位が付
与され、像露光装置13Mのマゼンタ(M)画像データ
に対応する電気信号による露光が行われ、現像装置14
Mによる反転現像によって前記のイエロー(Y)のトナ
ー像の上にマゼンタ(M)のトナー像が形成される。イ
エローとマゼンタの混色が形成される画像領域において
は、イエロートナーの上にマゼンタトナーが重ね合わさ
れる。
【0026】同様のプロセスにより帯電器11C、像露
光装置13C及び現像装置14Cによってさらに第3の
色信号に対応するシアン(C)のトナー像が形成され
る。さらに帯電器11K、像露光装置13K及び現像装
置14Kによって第4の色信号に対応する黒色(K)の
トナー像が順次重ね合わせて形成され、ベルト感光体1
0の一回転以内にその周面上にフルカラートナー像が形
成される。
【0027】現像装置14Y、14M、14C及び14
Kによる現像作用に際しては、それぞれ現像スリーブ1
41Y、141M、141C及び141Kに対し、ベル
ト感光体10の帯電と同極性の直流現像バイアス、ある
いは直流バイアスに交流を重畳した現像バイアスが印加
されて、非接触方式で且つ反転現像方式による現像が行
われる。
【0028】かくして、ベルト感光体10の周面上に形
成されたフルカラートナー像は帯電器11Fによって付
着トナーの電位が揃えられた後転写前像露光装置によっ
て除電が行われ、転写部において転写器17により転写
が行われる。一方、給紙装置である給紙カセット20
A、20B或いは手差し給紙部20Cから、それぞれ給
紙手段21A、21B、21Cにより送り出され、レジ
ストローラ対23へと搬送され、レジストローラ対23
の駆動によってベルト感光体10上のトナー像領域と同
期して記録材が前記転写部に搬送される。
【0029】トナー像の転写を受けた記録材は、駆動ロ
ーラ101により強く屈曲されたベルト感光体10の周
面より分離された後、定着装置24へ搬送され、定着装
置24において加熱・圧着されてトナーが記録材に定着
されて定着装置24より排出され、排紙ローラ25A、
25B、25Cにより搬送されて、上部に設けられた排
紙トレイ26上に記録材のトナー像面を下面にして排出
される。
【0030】一方、記録材が分離されたベルト感光体1
0はクリーニング装置19においてクリーニングブレー
ド191によってベルト感光体10面の摺擦がなされ、
残留トナーの除去・清掃がなされて、次の原稿画像のト
ナー像の形成を続行するか、もしくは一旦停止して待機
する。なお、次の原稿画像のトナー像の形成が続いて行
われるときは、帯電前除電器12によるベルト感光体1
0の感光体面への全面均一露光が行われてベルト感光体
10に残留している履歴が消去される。
【0031】像露光装置13Y、13M、13C、13
Kは半導体レーザを発光素子として、走査露光を行うも
のである。以下に、これらの像露光装置13Y、13
M、13C、13Kの発光素子である半導体レーザの発
光量の補正について説明する。
【0032】図2は本発明の実施の形態1にかかる画像
形成装置において、走査露光を行う露光手段としての像
露光装置13Y、13M、13C、13Kの発光素子で
ある半導体レーザを発光させる露光回路のブロック図で
ある。
【0033】図2において、サンプルデータ出力回路S
Oは、本実施の形態のパルス幅変調補正の基準となる画
像データを出力する回路である。画像データ変換回路D
Cは入力された画像データに基づいて所望の画像濃度が
得られるように、パルス幅変調量を決める回路である。
画像データ変換回路DCは入力される画像データに対し
てパルス幅変調するための変換テーブル又は変換式を記
憶した記憶手段としてのメモリを有し、該メモリは書き
換え可能な不揮発メモリである。光量比較回路LCは光
量センサPSの出力に基づいて所定のパルス幅変調が行
われているか否かを判定する回路であり、画像データ変
換回路DCと光量比較回路LCは補正手段を構成する。
サンプルデータ出力回路SOから画像データが出力され
ると、画像データ変換回路DCは前記メモリに記憶され
た変換テーブル又は変換式に基づいて、パルス幅を決め
る。画像データ変換回路DCで決めたパルス幅に従って
発光駆動手段としてのレーザ駆動回路DRがレーザ駆動
電流を出力し、発光素子としての半導体レーザLDを発
光させる。パルス幅変調されたレーザ光を光量センサP
Sが受光する。光量センサPSはパルス幅によって変わ
る光量に応じた電圧もしくは電流を出力し、光量比較回
路LCは得られるべき電圧もしくは電流と比較する。比
較した結果が等しいか又は所定の差の範囲内であればそ
のまま画像形成プロセスに入る。比較した結果が所定の
差よりも大きい場合には、その差に応じて画像データ変
換回路DC内の前記メモリに記憶されている前記変換テ
ーブル又は前記変換式を書き換える。
【0034】通常の画像形成時には、出力すべき画像の
画像データが画像データ変換回路DCに入力され、書き
換えられた変換式もしくは変換テーブルに基づいたパル
ス幅変調を施した出力が行われる。
【0035】次に、この補正を図3及び図4により説明
する。図3は半導体レーザLDの駆動パルスのパルス幅
と光量センサPSにより検出された半導体レーザLDの
発光量を示しており、実線L1は設計値としての半導体
レーザLDの発光特性曲線を示す。即ち、実線L1は入
力される画像データに対して、設計どおりの濃度の画像
を形成する理想の発光特性曲線である。点線L2は実際
に測定された半導体レーザLDの発光特性曲線の一例で
ある。図から明らかなように、Cという値の発光量(受
光量)を示すパルス幅は点線ではAであるのに対して、
実線ではBである。従って、発光特性曲線L2を示す発
光特性の半導体レーザLDの素子に対しては、B−Aと
いう値のパルス幅の補正を施すことによって、理想の発
光特性を得ることができる。このような補正は図4おけ
る発光量に関して、C点だけでなく、発光特性曲線L2
全体にわたって行われる。
【0036】画像データ変換回路DCが、前記テーブル
に基づいてデータの変換を行う場合、テーブルの数だ
け、もしくは十分な精度で補間できる回数だけ前記の補
正動作が行われる。画像データ変換回路DCが前記変換
式に基づいて変換を行う場合には、前記変換式が十分な
精度で再現できる回数だけ前記の補正動作が行われる。
【0037】図4は前記の補正を伴った画像形成工程の
フローチャートである。同図において、画像出力開始命
令(コンピュータ等の画像情報出力装置からの出力要求
又は複写機のコピーボタンのオン)によって(F1)、
走査光学系の回転多面鏡、ポリゴンの回転が開始する
(F2)。次いで、画像データに基づいて画像データ変
換回路DCでパルス幅変調された駆動電流で半導体レー
ザLDが駆動される(F3)。半導体レーザLDの出力
光を光量センサPSで受光し、補正データが作成される
(F4、F5)。より高い精度が必要とされる場合に
は、補正後、サンプルデータ出力回路SOから再度サン
プルデータを出力し、その時の光量を所望の値と比較
し、必要な精度が得られるまで、この手続きを繰り返せ
ばよい。補正データに基づいてか又は補正がない場合に
は、前記メモリに記憶されたデータに基づいて、半導体
レーザLDを駆動して、画像形成が行われる(F6)。
なお、光量センサPSで検出された値が設定値に等しい
場合には、補正を行うことなく画像形成が開始される
(F4、F6)。
【0038】図4に示す補正は、画像形成に先立って行
われるが、その頻度は要求される精度によって適宜選択
される。高精度が要求される場合や、発光回路が安定性
に乏しい場合には、例えば1画像形成毎など頻繁に行
う。精度的な要求が低い場合や、発光回路が高い安定性
を持つ場合は、電源投入時など頻度を少なくしても良
い。
【0039】(2)発明の実施の形態2 本実施の形態は図1に示すカラー画像形成装置における
ベルト感光体10を支持し、回動する機構に関する。ベ
ルト感光体10はポリエチレンテレフタレート(PE
T)等のベルト基体にアルミ等の導電性層を蒸着等によ
り形成し、その上に有機感光層を形成してなる感光体で
ある。本実施の形態においては、以下において、10を
ベルト感光体と称する。ベルト感光体10はベルト状の
像担持体の一例であり、該像担持体としては、ベルト感
光体10の他に、ベルト感光体からトナー像の転写を受
けて記録材に該トナー像を転写する工程に使用される中
間転写体として使用されるベルト、静電記録において使
用される誘電体からなるベルト等がある。図5にベルト
感光体10をベルト張架手段としてのローラRに張架し
た状態を示す。図5におけるローラRは図1における駆
動ローラ101、従動ローラ102、103及びテンシ
ョンローラ104を代表して示している。図5に示すよ
うに、ベルト感光体10にはその幅方向の両端に固定さ
れた寄り防止用リブYRが設けられる。ベルト感光体1
0はローラRに張架されるとともに、リブ規制手段とし
ての円盤状の寄り防止用カラーYKによりローラRの回
転軸方向の移動を規制されている。
【0040】図5に示す例では、ローラRの両端に寄り
防止用カラーYKを設けているが、このような寄り防止
用カラーYKを設けることなく、ローラRの側面を寄り
防止用リブYRに作用し規制する面とすることも可能で
ある。また、寄り防止用リブYRの内側に寄り防止用カ
ラーYKを作用させているが、寄り防止用リブYRの外
側に寄り防止用カラーYKを作用させる構成とすること
も可能である。
【0041】従来の寄り防止用リブYRは図6(a)に
示すように、リブの頂部YRTと基部YRKの幅が等し
い、即ち断面矩形の形状を有するものであった。或い
は、頂部YRTの幅が基部YRKの幅よりも小さい台形
を有するものであった。このような寄り防止用リブYR
では、寄り防止用カラーYKに寄り防止用リブYRが乗
り上げやすく、ベルト感光体10の安定した作動を確保
することが困難であった。
【0042】本実施の形態では、図6(b)のYRで示
す寄り防止用リブYRをベルト感光体10の幅方向両端
部に形成した。この寄り防止用リブYRは、ベルト感光
体10が張架されるローラRの寄り防止用カラーYKに
作用する側面において、頂部YRTが基部YRK(ベル
ト感光体10と寄り防止用リブYRの結合部)よりも寄
り防止用カラーYK側に張り出す張出部YRHを有する
形状としている。
【0043】寄り防止用リブYRは、例えばウレタン、
ニトリルゴム、アクリルゴム、シリコンゴム、フッ素ゴ
ム、エチレンゴム、スチレンゴム等のエラストマーで形
成することができる。
【0044】このような張出部YRHを有する寄り防止
用リブYRでは、寄り防止用カラーYKが寄り防止用リ
ブYRに乗り上げた場合であっても、図6(c)に示す
ように、張出部YRHが屈曲して、寄り防止用カラーY
Kの乗り上げは防止される。
【0045】実験によれば、寄り防止用リブYRの形状
は次の条件を満たすことが、特に乗り上げ現象を起こす
ことがなく、ベルト感光体10の寄りを防止する効果が
特に大であった。
【0046】 d≦H (1) W≧H (2) 但し、dは図7(b)に示すように、寄り防止用リブY
Rの先端部の基部(寄り防止用リブYRの感光体10へ
の接着部)に対する張り出し量、Wは寄り防止用リブY
Rの基部YRKの幅、Hは寄り防止用リブの高さであ
る。なお、図6(b)に示した寄り防止用リブYRの頂
部YRTは平坦な上面を有し、張出部YRHは三角形を
有するが、このような形状に限られなく、種々の形状が
あり得る。図6(b)に示す張出部YRHは断面直線の
側壁を有するが、このような直線形状に限らない。しか
しながら、張出部YRHが寄り防止用リブYRの高さH
の半分以上にわたって形成されることが望ましい。
【0047】d>Hである場合には、寄り防止用リブY
Rの耐久性が低くなる。また、W>Hである場合には、
寄り防止用リブYRが寄り防止用カラーYKと接触時に
倒れるような状態となり、乗り上げが防止できなくなる
おそれがある。
【0048】(3)実施の形態3 図1に示す画像形成装置の感光体10に用いる寄り防止
機構として、図7及び図8に示すものを用いることが有
効である。本実施の形態においても、ローラRは図1に
おける駆動ローラ101、従動ローラ102、103及
びテンションローラ104に用いられるものである。図
1における10をベルト感光体と称する。
【0049】ベルト感光体10は回動する像担持体の一
例であり、該像担持体としては、ベルト感光体10の他
に、感光体からトナー像の転写を受けて記録材に該トナ
ー像を転写する工程に使用される中間転写体として使用
されるベルト、静電記録において使用される誘電体から
なるベルト等がある。
【0050】図7(a)はローラRに張架したベルト感
光体10の断面図であり、図7(b)はその側面図であ
る。図7(a)に示すベルト感光体10に固定した寄り
防止用リブYRは連続した突状ではなく、多数の山形の
突起YRSを有するものとして形成される。突起YRS
は図8(a)、図9に示すように、ベルト感光体10の
回動方向に沿った幅が基部から頂部に向かって次第に減
少する形状の突起YRSを有している。この山形の形状
は図7に示すように、ベルト感光体10が張架されるロ
ーラRの部分で突起YRSの基部から頂部にわたって、
ベルト感光体10のローラRに張架される部分におい
て、突起YRSの各部分が隣接する突起YRSと干渉し
ないように設計されている。このためには、次の条件を
満足する突起YRSの形状が望ましい。
【0051】 M(h)≦M0(r−h)/r (3) M(h)は図9に示す、突起YRSのベルト感光体10
から高さhの部分での幅m(h)のベルト感光体10の
全長にわたる合計、即ちM(h)=Σm(h)である。
0は図9に示す突起YRSのベルト感光体10に固定
されている基部、即ちベルト感光体10と寄り防止用リ
ブYRの結合部の幅m0のベルト感光体10の全長にわ
たる合計、即ちM0=Σm0である。hはベルト感光体1
0からの高さである。rはベルト感光体10が張架され
るローラのうちの半径が最も小さいものの半径である。
【0052】M(h)が前記の(3)の条件よりも大き
い場合には、ベルト感光体10がローラRに張架される
位置、即ち図7に示す位置で寄り防止用リブYRの各突
起YRSが隣接する突起YRSと干渉し望ましくない。
M(h)は寄り防止用リブYRが十分な寄り防止力を有
する範囲であれば、いくらでも小さくすることが可能で
あるが、あまりM(h)が小さいと、突起YRSがまば
らになったり、強度が不足したりする。
【0053】寄り防止用リブYRを構成する各突起の形
状の例としては、図8に示すものがある。図8(a)で
は、寄り防止用リブYRの基部YRKが連続した層とし
て形成され、山形の突起YRSがこの連続層として形成
された基部YRK上に不連続に形成される。基部YRK
はベルト感光体10を張架するローラRのうち最小半径
のものに巻き付け張架したとき追従可能な薄さでなけれ
ばならない。突起YRSの形状が前記の(3)式で示し
た条件を満たすものであることは勿論である。なお、図
8(a)の形状に対して前記式を適用する場合には、M
0は突起YRSから伸ばした延長線とベルト感光体10
の表面との交点間の間隔となる。
【0054】図8(b)は寄り防止用リブYRの他の例
である。この例では、ベルト感光体10上に不連続な多
数の突起YRSが寄り防止用リブYRとして形成され
る。この寄り防止用リブYRの各突起YRSの幅Lは寄
り防止用リブYRの高さhにおいて前記の(3)式で示
した条件を満足する設定される。
【0055】寄り防止用リブYRを図7〜図9に示す形
状にすることによって、寄り防止用リブRYを形成する
材料に堅い材料、即ち高い硬度の材料を用いることが可
能となって、且つすべり性の良好な材料を用いることが
可能となった。このような材料としては、例えばナイロ
ン、ポリプロピレン、4フッ化エチレン系樹脂、ポリア
セタール、ABS等が挙げられる。このような高い硬度
と良好なすべり性を有する材料で寄り防止用リブYRを
構成することによって、寄り防止用リブYRの寄り防止
用カラーYKへの乗り上げが効果的に防止される。
【0056】前記の実施の形態では、寄り防止用リブY
Rの各突起YRSの形状が等しいものとなっているが、
式(3)を満足する限りにおいて、各突起YRSが等し
い形状でなくともよい。また、前記のように、すべり性
の良い樹脂を寄り防止用リブYRに用いることで、図7
(a)に示すように、寄り防止用カラーYKに接触する
突起YRSの側面YRSfを斜面に形成することが可能
になって、高い寄り防止力を得ることができる。
【0057】(4)実施の形態4 図10〜図13により本発明の実施の形態4を説明す
る。図10は実施の形態3に係る画像形成装置の断面
図、図11及び図12は図10に示す画像形成装置にお
ける排紙部の奥側部分の断面図、図13は図10に示す
画像形成装置における排紙部の前側部分の断面図であ
る。
【0058】アルミ等の導電性ドラム基体の表面に有機
感光層が形成されたドラム状の感光体40は図示しない
駆動源により駆動されて、矢印で示すように回転する。
感光体40の周囲には、感光体40を一様に帯電する帯
電器41、イエロートナー、マゼンタトナー、シアント
ナー及び黒のトナーで感光体40上の静電潜像を現像す
る現像装置43Y(イエロートナー現像装置)、43M
(マゼンタトナー現像装置)、43C(シアントナー現
像装置)、43K(黒トナー現像装置)、感光体40上
のトナー像を記録材に転写する転写器44、記録材を感
光体40から分離する分離器45及び感光体40上の残
留トナーを除去するクリーニング装置47が配置され
る。感光体40は像担持体の位置例であり、像担持体と
しては、静電潜像を形成することができる誘電体等を用
いることができる。帯電器41はコロナ放電電極と制御
グリッドを有するスコロトロン帯電器が用いれるが、制
御グリッドを有しないコロトロン帯電器やブラシ帯電
器、磁気ブラシ帯電器、ローラ帯電器を用いるこもでき
る。像露光装置42は潜像形成手段の一例であり、半導
体レーザを光源とする走査露光方式により露光するもの
が使用されるが、LEDアレイを用いてもよい。像露光
装置42からのレーザビームLは帯電器41と現像装置
43Yの間で感光体10に入射する。潜像形成手段とし
ては、像露光装置42の他に、針電極やスクリーン電極
を用いることができる。現像手段としての現像装置43
Y、43M、43C、43Kは交流又は交流に直流が重
畳された振動電界を発生する現像バイアスが印加され
て、現像剤層が非接触で現像が行われる非接触現像方式
で、且つ反転現像方式により現像を行う現像装置であ
る。
【0059】記録材はカセット51Aに収納されてお
り、ピックアップローラ52A及び分離ローラ53Aに
より一枚に分離されてレジストローラ55により、感光
体40上での画像形成に同期して、転写器44により形
成される転写位置に搬送される。
【0060】トナー像が形成された記録材はサクション
56により案内されて定着装置46に搬送される。定着
装置46においてトナー像が定着された記録材は搬送ロ
ーラ70及び排出ローラ71により排紙トレイ58上に
排出される。
【0061】記録材は、また手差し給紙台51Bからも
供給される。手差し給紙台51B上の記録材はピクアッ
プローラ52B及び分離ローラ53Bにより一枚に分離
されてローラと案内板で構成された搬送路54Bを経て
レジストローラ55に供給される。
【0062】転写位置においてトナー像が記録材に転写
され、転写位置を通過した感光体40の部分はクリーニ
ング装置47でクリーニングされた後、一様像露光装置
48により露光されてその表面状態が均一化される。
【0063】まず、感光体40の矢印で示す時計方向の
回転に従って、帯電器41による帯電、像露光装置42
によるイエロー画像情報に基づいた露光、現像装置43
Yによるイエロートナーを用いた現像により、感光体4
0の周面にイエロートナー像が形成される。感光体40
の一回目の回転で前記のように、イエロートナー像が感
光体40上に形成される。
【0064】感光体40の続く二回目の回転で、帯電後
に像露光装置42によるマゼンタ画像情報に基づく露光
と現像装置43Mによるマゼンタトナーを用いた現像が
行われて、感光体40上のイエロートナー像の上にマゼ
ンタトナー像が重ねて形成される。続く感光体40の三
回目の回転で、帯電後の像露光装置42によるシアン画
像情報に基づいた露光と現像装置43Cによるシアント
ナーを用いた現像が行われて、感光体40のイエロート
ナー像及びマゼンタトナー像の上にシアントナー像が重
ねて形成される。続く感光体40の四回目の回転で、帯
電後の像露光装置42による黒画像情報に基づいた露光
と現像装置43Kによる黒トナーを用いた現像が行われ
て、感光体40のイエロートナー像、マゼンタトナー像
及びシアントナー像の上に黒トナー像が重ねて形成され
る。
【0065】このようにして、感光体40上にイエロー
トナー像、マゼンタトナー像、シアントナー像及び黒ト
ナー像が重なって形成されたフルカラー画像が形成され
る。形成されたフルカラー画像は転写器44により記録
材に転写される。フルカラー画像が転写された記録材は
分離器45により感光体40から分離され、定着装置4
6で定着処理される。
【0066】定着装置46を通過した記録材の搬送路と
しては、排紙皿としての排紙トレイ58に排出する第1
搬送路と、搬送ローラ72、73、74、75及び反転
ローラ76を経てレジストローラ55に搬送する第2搬
送路が装備されている。第1搬送路は記録材の片面に画
像を形成してそのまま排出するか又は記録材の両面に画
像を形成して排出する排出路であり、第2搬送路は片面
に画像が形成された記録材を表裏反転して転写位置に再
度搬送して、記録材の他面に画像を形成する両面画像形
成用の搬送路である。
【0067】記録材を排紙皿58に排出する際は搬送ロ
ーラ70及び排紙手段としての排出ローラ71は矢印X
1で示す反時計方向に回転して記録材を搬送するが、記
録材を第2搬送路に搬送する際には搬送ローラ70と排
出ローラ71は矢印X2で示す時計方向に回転して記録
材を下方に搬送する。第2搬送路はユニットA、B及び
Cで形成され、これらユニットA、B及びCは画像形成
装置本体に対して着脱可能に取り付けられる。
【0068】59は、搬送路の分岐部57に設けられた
案内部材であり、定着装置46から搬送された記録材を
第1搬送路により搬送し、排紙トレイ58に向けて搬送
されることを許容する一方、第1搬送路から、裏面画像
形成のために搬送された記録材を第2搬送路に案内する
弾性案内部材である。弾性案内部材59は弾性的に時計
方向に付勢されている。
【0069】次に、第1搬送路と第2搬送路の作動及び
ユニットA、B、Cの着脱について図10〜図13を用
いて説明する。
【0070】本実施の形態に係る画像形成装置では、記
録材の両面に画像を形成する機能を有せず、片面に画像
を形成する片面画像形成装置と、記録材の両面に画像を
形成することができる両面画像形成装置とが提供され
る。
【0071】片面画像形成装置は、図10におけるユニ
ットA、B及びCが前記片面画像形成装置に装着されな
いものであり、両面画像形成装置はユニットA、B及び
Cが前記片面画像形成装置に装着されたものである。
【0072】片面画像形成装置は定着装置46を通過し
た記録材を矢印X1で示す方向に回転する搬送ローラ7
0及び排出ローラ71で搬送して排紙トレイ58上に排
出する。
【0073】両面画像形成装置は片面に画像が形成され
た記録材を定着装置46で搬送し、搬送ローラ70及び
排出ローラ71で搬送し、センサSによる記録材の後端
の検知信号により搬送ローラ70及び排出ローラ71の
回転方向をX2に反転して記録材を下方に搬送する。続
いて、搬送ローラ72、73及び74により記録材を搬
送して反転ローラ75で反転してレジストローラ55に
導く。感光体40上での画像形成と同期して回転するレ
ジストローラ55により、記録材を搬送し、記録材の裏
面に画像を形成し、定着後排紙トレイ58に排出する。
【0074】以下に、ユニットAの装着による搬送路の
切換について説明する。
【0075】図11において、歯車G20は図10にお
ける定着装置46の加熱ローラ46Aの駆動系に連結さ
れており一方向に回転する。また歯車G24及び歯車G
27が固定された搬送ローラ70の回転軸70Xは図1
0における搬送ローラ70が固定されている軸である。
図11では歯車G23は歯車G22とG24に噛み合っ
ており、加熱ローラ46Aを駆動する駆動力は軸70X
に伝達され、搬送ローラ70を回転させる。
【0076】歯車20及び21は第1駆動源である定着
装置46の加熱ローラ46Aの駆動源に連結された回転
体を構成する。
【0077】図11に対して、搬送ローラ70及び排出
ローラ71を軸受けしている反対側の軸受け部を示す図
13では、搬送ローラ70の回転軸70Xは排出ローラ
71が固定されている回転軸71Xと歯車G11〜歯車
G15により連結されている。従って、回転軸71X及
び排出ローラ71は加熱ローラ46Aを駆動する駆動源
により駆動されて一方向に回転する。歯車G22と歯車
G23は前記回転体と前記排出手段との連結を切り離す
第1駆動伝達手段を構成する。
【0078】図11において、画像形成装置の機枠10
0は前記の種々の歯車の支持軸を支持しているが、歯車
G23を支持する回転可能な可動支持板83の支持軸を
支持しているとともに、凹部AXを有する。凹部AXに
は、図12に示すように、ユニットAが装着される。ユ
ニットAは支持板81、該支持板81に固定されたモー
タ82、該モータ82の回転軸に固定された歯車G25
及び歯車G25に噛み合う歯車G26を有する。モータ
82は第2駆動源を構成し、歯車G26とG27は第2
駆動伝達手段を構成する。また、ユニットAは両面画像
形成用ユニットを構成する。
【0079】実施の形態4に係る画像形成装置は、図1
1に示す状態、即ちユニットAを画像形成装置本体に装
着せず、また図10におけるユニットB及びユニットC
を装着しない状態で画像形成装置として使用することが
できる。このようにユニットA、B、Cを装着しない画
像形成装置は記録材の片面にのみ画像を形成する片面画
像形成装置である。ユニットB、Cは再給紙手段を構成
する。
【0080】図11に示すように、ユニットAを装着し
ない場合には、搬送ローラ70が固定されている回転軸
70Xは定着装置46の加熱ローラ46Aの駆動源によ
り一方向にのみ回転して、搬送ローラ70は記録材を排
出ローラ71に向けて搬送するとともに、排出ローラ7
1が固定されている回転軸71Xは図13に示すように
同様に加熱ローラ46Aの駆動源により歯車列G11〜
G15を介して、一方向にのみ駆動されてローラ71は
記録材を排紙トレイ58に排出する。
【0081】ユニットA、B及びCが画像形成装置本体
に装着された両面画像形成装置では、図12に示すよう
に歯車27及びこれと一体な回転軸70Xは歯車G23
から切り離され、モータ82により回転駆動される歯車
G26に連結される。即ち、ユニットAが凹部AXに装
着されると、図12におけるユニッットAの右下の突出
部A1は支持板81を押して、時計方向に回転させる。
その結果、支持板81で支持されている歯車G23は歯
車G22との係合からはずれ、またユニットAの装着に
より、歯車27がモータ82に連結された歯車G26に
係合する。その結果、搬送ローラ70及び排出ローラ7
1はモータ82により回転駆動される。
【0082】両面画像形成装置の作動は次のとおりであ
る。
【0083】片面に画像が形成された記録材は定着装置
46を通過して搬送ローラ70に向けて搬送され、搬送
ローラ70と排出ローラ71により排紙トレイ58に向
けて搬送されるが、記録材の後端が、センサSを通過
し、且つ搬送ローラ70に挟持された状態でセンサSの
記録材後端検知信号により搬送ローラ70及び排出ロー
ラ71は停止し、回転方向を逆転して記録材の下方への
搬送を開始する。このような搬送ローラ70と排出ロー
ラ71の搬送停止、及び逆転の制御は搬送ローラ70の
上流に設けられたセンサSによる記録材の後端検知及び
該後端検知によるモータ82の停止及び逆転により行わ
れる。
【0084】記録材は弾性案内部材59により第2搬送
路を案内されて、搬送ローラ72、73、74、75及
び反転ローラ76により搬送されて記録材の先端がレジ
ストローラ55に当接した状態で記録材の搬送が停止す
る。
【0085】感光体40上にイエロートナー像、マゼン
タトナー像、シアントナー像及び黒トナー像が重ね合わ
されたフルカラー画像が形成されるのと同期してレジス
トローラ55が回転して、記録材を転写器44により形
成される転写位置に供給して転写が行われる。
【0086】裏面に画像が形成されたトナー像が定着装
置を通過して、その先端がセンサSを通過すると、モー
タ82が反転して搬送ローラ70及び排出ローラ71を
記録材を排出する方向に回転駆動して、記録材を排紙ト
レイ58に排出する。
【0087】なお、ユニットA、B及びCは必要に応じ
て画像形成装置本体から取り外すことができる。
【0088】(5)実施の形態5 図14及び図17により本発明の実施の形態5を説明す
る。図14は実施の形態に係る画像形成装置の断面図、
図15はレジストマークを示す図、図16は図14に示
す画像形成装置の像露光装置13Y、13M、13C、
13Kの光源である半導体レーザの駆動回路のブロック
図である。
【0089】図14に示す画像形成装置においては、像
露光装置13Y及び13Kに温度センサSY、SKが設
けられている。温度センサSYは第2温度検知手段、温
度センサSKは第1温度検知手段をそれぞれ構成する。
温度センサSY、SKはそれぞれ像露光装置13Y、1
3K内の温度を検知するものであり、像露光装置13Y
は4個の像露光装置13Y、13M、13C、13Kの
うち、最も装置内温度が低い像露光装置であり、像露光
装置13Kは装置内温度が最も高い像露光装置である。
各像露光装置内の温度は画像形成装置の試験運転を行う
ことにより予め測定され、最も低いものと最も高いもの
に温度センサが配置される。
【0090】なお、図14に示す本実施の形態はその機
械的構成に関しては、図1に示す実施の形態1と同一な
ので、同一部分についての説明は省略する。また、図1
4において、ベルト感光体10は像担持体の一例であ
り、該像担持体としては、ベルト状の或いはドラム状の
感光体が用いられる。帯電器11Y、11M、11C、
11Kは帯電手段の一例であり、帯電手段としては、コ
ロトロン帯電器、スコロトロン帯電器等を用いることが
できる。像露光装置13Y、13M、13C、13Kは
露光手段の一例を構成し、露光手段としてはレーザ露光
装置の他にLED発光素子、プラズマ発光素子、LCD
等を用いることができる。現像装置14Y、14M、1
4C、14Kは現像手段の一例であり、現像手段として
は、直流の、交流の又は直流に交流が重畳された現像バ
イアスが印加されて非接触で現像を行う現像装置が用い
られる。
【0091】画像形成に先立って、ベルト感光体10上
に「フ」状のレジストマークRMを形成して、該レジス
トマークRMを用いて画像形成位置の制御が行われる。
【0092】レジストマークRMは主走査方向に平行な
線分RMHと線分RMHに対して角度θ傾いた線分RM
Sからなる。
【0093】レジストマークRMの副走査方向の位置は
線分RMHの検知信号から得られる。また、主走査方向
のレジストマークRMの位置のずれdxは、線分RMH
の検知信号と線RMS分の検知信号の時間差から求めら
れる距離dyからdx=dy・cotθにより求められ
る。
【0094】図16は像露光装置13Y、13M、13
C、13Kの光源である半導体レーザLDの駆動部のブ
ロック図である。CPUは図15に示すレジストマーク
RMを検知するインデックスセンサIDからの信号によ
り、PWM発生部PWを駆動して、露光を開始する。C
PUは、インデックスセンサIDからの信号に基づい
て、周波数選択信号発生部FGを制御する。周波数選択
信号発生部FGはドットクロック発生部DCを制御し
て、インデックスセンサIDからの出力に対応した周波
数のクロックを発生し、PWM発生部PWは図示しない
画像信号発生部からの画像信号とドットクロック発生部
からのドットクロックに基づいた変調パルスを出力し、
半導体レーザLDを駆動し発光させる。
【0095】インデックスセンサID、周波数選択信号
発生部FG及びドットクロック発生部DCは走査位置補
正手段を構成し、CPUは制御手段を構成する。
【0096】ベルト感光体10上にイエロートナー像、
マゼンタトナー像、シアントナー像及び黒トナー像を形
成すべき位置に所定の間隔で、レジストマークRMをそ
れぞれの像露光装置13Y、13M、13C、13Kを
作動させて潜像を形成し、現像装置14Y、14M、1
4C、14Kで現像することにより形成する。
【0097】そして、インデックスセンサIDにより、
各色トナーで形成されたレジストマークRM間の間隔が
測定される。測定された各色トナーのレジストマークR
M間の間隔、言い換えるとレジストマークRMの主操作
方向に平行な線分RMH間の間隔が所定の基準間隔から
外れている場合には、最初の色トナー像、即ちイエロー
トナー像の形成開始位置を基準にして、マゼンタトナー
像、シアントナー像、黒トナー像の形成開始位置が前記
の基準間隔との差に対応した補正がなされて決定され
る。副走査方向の画像形成位置(像露光位置)の補正は
前記のようにして行われるが、主走査方向の補正は次の
ようにして行われる。
【0098】レジストマークMRの主走査方向の位置に
ずれdxが検知された場合には、CPUにより周波数選
択信号発生部FGを制御し、ドットクロック発生部DC
を制御して、半導体レーザLDを駆動するドットクロッ
クの周波数を制御して、レジストマークRMの主走査方
向のずれに対応した主走査方向の走査線の長さに対する
補正が実行される。
【0099】本実施の形態おいては、前記の主走査方向
の補正及び副走査方向の補正の実行が温度センサSY、
SKの検知信号に基づいて制御される。該補正実行の制
御を図17のフローチャートにより説明する。
【0100】温度センサSY、SKの出力をCPUが読
み込んで(F1)、像露光装置13Y内の温度と像露光
装置13K内の温度の差が所定値T0よりも大きい場合
にはレジスト補正が行われる(F2、F3)。即ち、前
記のようにレジストマークRMをベルト感光体10上に
形成し、形成されたレジストマークRMに基づいて、主
走査方向及び副走査方向の補正が行われる。前記のレジ
スト補正の実行後及びレジスト補正が不要な時はコピー
ボタンの操作又はコンピュータからの画像形成指令を待
つ状態となり(F4)、画像形成指令がない状態で温度
差のチェックが行われる。画像形成指令があったとき
は、画像形成終了後初期状態に戻る。
【0101】
【発明の効果】(1)画像データに対して像露光用光源
の発光量が補正されるので、低濃度部や中間濃度部の濃
度が最大濃度とは独立に補正することができて低濃度か
ら高濃度に亘って、所望の補正を施すことが可能にな
り、良好な階調表現、カラー画像形成における良好な色
再現が実現された。
【0102】(2)ベルト状感光体の寄り防止用リブの
乗り上げが防止されて、安定して作動し、信頼性、耐久
性の高い画像形成装置が実現された。
【0103】特に、寄り防止用リブを硬く、すべり性の
よい樹脂材料で構成することが可能となった結果、寄り
防止用リブの乗り上げが効果的に防止された。
【0104】(3)両面画像形成用の記録材搬送部をユ
ニットとして形成し、該ユニットの装着により、記録材
の片面にのみ画像を形成する画像形成装置から、記録材
の両面に画像を形成する両面画像形成装置に機能をアッ
プさせることができる極めて小型の画像形成装置が実現
された。
【0105】(4)少ない温度センサを用い、単純な制
御によって、画像形成位置の制御を高精度で行うことが
可能となり、低コストで高画質のカラー画像形成装置が
実現された。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るカラー画像形成装
置の断面図である。
【図2】図1に示すカラー画像形成装置の露光回路のブ
ロック図である。
【図3】前記実施の形態1における露光量補正の原理を
説明するためのグラフである。
【図4】前記実施の形態1における露光量補正を伴った
画像形成工程のフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態2におけるベルト感光体と
該感光体が張架されたローラを示す図である。
【図6】前記実施の形態における寄り防止用リブの断面
図である。
【図7】実施の形態3におけるベルト感光体と該感光体
が張架されたローラを示す図である。
【図8】実施の形態3に使用されるベルト感光体の変形
例を示す図である。
【図9】実施の形態3におけるベルト感光体の拡大断面
図である。
【図10】実施の形態4にかかるカラー画像形成装置の
断面図である。
【図11】実施の形態4における排紙部の奥側部分の断
面図である。
【図12】実施の形態4における排紙部の奥側部分の断
面図である。
【図13】実施の形態4における排紙部の前側部分の断
面図である。
【図14】実施の形態5に係るカラー画像形成装置の断
面図である。
【図15】実施の形態5において形成されるレジストマ
ークを示す図である。
【図16】実施の形態5における半導体レーザの駆動回
路のブロック図である。
【図17】実施の形態5における画像形成位置の制御の
フローチャートである。
【符号の説明】
10 ベルト感光体 11Y、11M、11C、11K、41 帯電器 13Y、13M、13C、13K、42 像露光装置 14Y、14M、14C、14K、43Y、43M、4
3C、43K 現像装置 17、44 転写器 19、47 クリーニング装置 24、46 定着装置 26、58 排紙トレイ 40 感光体 70、72、73、74 搬送ローラ CPU 制御手段 DC 画像データ変換回路 DR レーザ駆動回路 LC 光量比較回路 LD 半導体レーザ PS 光量センサ R ローラ 10 感光体ベルト SK、SY 温度センサ SO サンプルデータ出力回路 YR 寄り防止用リブ YK 寄り防止用カラー YRH 張出部 YRS 突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16H 7/18 F16H 7/18 A 3F049 G03G 15/00 303 G03G 15/00 303 3F053 15/01 15/01 Y 3F100 15/043 21/00 350 3J049 15/04 H04N 1/23 103C 5C072 21/00 350 1/29 F 5C074 21/14 G03G 15/04 120 5C077 H04N 1/04 21/00 372 1/23 103 H04N 1/04 D 1/29 1/40 B 1/405 (72)発明者 池田 雅昭 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 Fターム(参考) 2C362 AA32 AA46 AA48 AA53 AA54 AA61 AA63 BA52 BA67 BA68 BA90 CA09 CA22 CA23 CA38 CB47 CB59 DA02 2H027 DA07 DA13 DE02 DE09 EA02 EB04 EB06 EC03 ED04 EE01 FA11 FA28 HB01 HB07 2H030 AA01 AA02 AB02 AD04 AD05 BB02 BB13 BB16 BB23 2H035 CA05 CB06 CF02 2H076 AB05 AB12 AB67 AB68 EA01 3F049 BA02 BA11 BB11 EA01 EA17 EA24 LA04 LB03 3F053 BA03 3F100 AA02 BA23 CA12 CA15 3J049 AA01 BE06 BF07 BG04 BH04 CA10 5C072 AA03 BA12 BA13 BA19 HA02 HB04 QA14 QA17 UA11 UA17 UA18 WA02 XA01 5C074 AA05 AA10 AA11 AA15 BB03 BB04 BB17 BB26 CC22 CC26 DD07 DD09 DD15 DD16 DD24 DD28 EE02 EE03 EE04 EE06 EE20 FF15 GG09 GG14 GG15 HH02 5C077 LL04 LL17 LL19 MM27 MP01 MP08 NN17 NN19 PP15 PP17 PP33 PP39 PP47 PP75 PP77 PQ04 PQ05 PQ08 PQ20 PQ22 PQ23 RR10 SS02 TT06

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光素子を有する像露光手段、 該発光素子を駆動パルスで駆動する発光駆動手段、 画像データに対応してパルス幅変調された前記駆動パル
    スで駆動されて発光する前記発光素子からの光を受光す
    る光量センサ及び該光量センサの出力に基づいて、前記
    画像データに対する前記駆動パルスの対応関係を補正す
    る補正手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記発光駆動手段が複数段階の幅の変調
    パルスを発生し、前記補正手段が、前記複数段階の幅に
    対する画像データの対応関係を定義するテーブルを記憶
    した記憶手段を有することを特徴とする請求項1に記載
    の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記発光駆動手段が複数段階の幅の変調
    パルスを発生し、前記補正手段が、前記複数段階の幅に
    対する画像データの対応関係を定義する式を記憶した記
    憶手段を有することを特徴とする請求項1に記載の画像
    形成装置。
  4. 【請求項4】 前記記憶手段が書き換え可能なメモリで
    構成されることを特徴とする請求項2又は請求項3に記
    載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 回動するベルト状の像担持体を有し、該
    像担持体上にトナー像を形成する画像形成装置におい
    て、前記像担持体に寄り防止用リブを設けるとともに、
    前記像担持体が張架されるベルト張架手段に前記寄り防
    止用リブに対応してリブ規制手段を設け、前記寄り防止
    用リブの前記リブ規制手段に対向する部分の形状を、前
    記寄り防止用リブの高さの少なくとも半分にわたって前
    記寄り防止用リブの前記像担持体との結合部よりも、前
    記寄り防止用リブの前記像担持体から離れた部分の方
    が、前記リブ規制手段により近接するように張り出した
    形状としたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記寄り防止用リブが次の条件を満たす
    形状を有することを特徴とする請求項5に記載の画像形
    成装置。 W<D 但し、Wは前記寄り防止用リブの前記像担持体との結合
    部における幅であり、Dは前記寄り防止用リブの頂部に
    おける幅である。
  7. 【請求項7】 前記寄り防止用リブが次の条件を満たす
    形状を有することを特徴とする請求項5又は請求項6に
    記載の画像形成装置。 d≦H 但し、dは前記寄り防止用リブの張り出し量であり、H
    は前記寄り防止用リブの高さである。
  8. 【請求項8】 前記寄り防止用リブが次の条件を満たす
    形状を有することを特徴とする請求項5〜7ののいずれ
    か1項に記載の画像形成装置。 W≧H 但し、Wは前記寄り防止用リブの前記像担持体との結合
    部における前記寄り防止用リブの幅、Hは前記寄り防止
    用リブの高さである。
  9. 【請求項9】 前記寄り防止用リブが、ウレタン、ニト
    リルゴム、アクリルゴム、シリコンゴム、フッ素ゴム、
    エチレンゴム又はスチレンゴム等のエラストマーで形成
    されたことを特徴とする請求項5〜8のいずれか1項に
    記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 回動する無端ベルト状の像担持体上に
    トナー像を形成する画像形成装置において、前記像担持
    体に、該像担持体の回動方向に並んだ多数の突起を有す
    る寄り防止用リブを設けたことを特徴とする画像形成装
    置。
  11. 【請求項11】 前記寄り防止用リブが前記像担持体の
    回動方向に連続した層で形成される基部と該基部上に形
    成された前記突起を有することを特徴とする請求項10
    に記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記突起が基部から頂部に向かって次
    第に減少する幅を有する形状に形成されたことを特徴と
    する請求項10又は請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記突起が基部と頂部がほぼ等しい幅
    を有する形状に形成されたことを特徴とする請求項10
    又は請求項11に記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記寄り防止用リブが硬質樹脂で形成
    されたことを特徴とする請求項10〜請求項13のいず
    れか1項に記載の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記寄り防止用リブがナイロン、ポリ
    プロピレン、4フッ化エチレン系樹脂、ポリアセター
    ル、又はABSで構成されたことを特徴とする請求項1
    0〜14のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記突起が次の条件を満たす形状を有
    することを特徴とする請求項10〜15のいずれか1項
    に記載の画像形成装置。 M(h)≦M0(r−h)/r 但し、M(h)は前記寄り防止用リブと前記像担持体と
    の結合部からの高さhにおける前記像担持体の回動方向
    の前記突起の幅を前記象担持体の全長にわたって合計し
    たもの、rは前記像担持体が張架されるローラのうちの
    最小半径のローラの半径、M0は前記突起の前記ベルト
    寄り防止用リブと前記像担持体の結合部における前記像
    担持体の回動方向の幅(前記突起の基部から引いた延長
    線で見た前記突起の幅を含む)を前記象担持体の全長に
    わたって合計したものである。
  17. 【請求項17】 第1駆動源に連結された回転体、回転
    により記録材を排紙皿に排出する排出手段及び前記回転
    体と前記排出手段を連結して前記回転体から前記排出手
    段に駆動力を伝達し、両面画像形成用ユニットの装着に
    より変位して前記回転体と前記排出手段との間の連結を
    切り離す第1駆動伝達手段を有することを特徴とする画
    像形成装置。
  18. 【請求項18】 前記両面画像形成用ユニットが正逆回
    転する第2駆動源及び該第2駆動源に前記排出手段を連
    結して、前記排出手段を正逆回転させる第2駆動伝達手
    段を有することを特徴とする請求項17に記載の画像形
    成装置。
  19. 【請求項19】 ユニットとして形成され、前記排出手
    段から搬送された記録材を転写位置に搬送する再給紙手
    段を有することを特徴とする請求項18に記載の画像形
    成装置。
  20. 【請求項20】 前記再給紙手段が記録材を転写位置に
    供給する第1ユニットと前記排出手段から搬送された記
    録材を受け取って、前記第1ユニットに供給する第2ユ
    ニットで構成されることを特徴とする請求項19に記載
    の画像形成装置。
  21. 【請求項21】 前記第1駆動源がトナー像を記録材に
    定着する定着手段の駆動源であることを特徴とする請求
    項17〜20のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  22. 【請求項22】 前記再給紙手段が画像形成装置本体に
    対して着脱可能であることを特徴とする請求項20又は
    請求項21に記載の画像形成装置。
  23. 【請求項23】 像担持体、 該像担持体上に静電潜像を形成する潜像形成手段、 形成された静電潜像を現像して前記像担持体上にトナー
    像を形成する現像手段、 形成されたトナー像を記録材に転写する転写手段、 トナー像を記録材に定着する定着手段及び該定着手段か
    ら搬送された記録材を排出する排出手段を有する画像形
    成装置において、前記排出手段が係脱可能な第1駆動伝
    達手段を介して前記定着手段を駆動する第1駆動源に連
    結されていることを特徴とする画像形成装置。
  24. 【請求項24】 記録材を収納する記録材収納手段が底
    部に設けられるとともに、画像が形成され、前記排出手
    段から排出された記録材を受ける排紙皿が頂部に設けら
    れ、記録材が前記記録材収納手段から画像形成部を経て
    前記排紙皿に搬送されることを特徴とする請求項17〜
    23のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  25. 【請求項25】 像担持体、 該像担持体を帯電する帯電手段、 該像担持体を走査露光する複数の露光手段及び前記像担
    持体に対向して設けられた複数の現像手段を有する画像
    形成装置において、 前記複数の露光手段のうちの温度が最も高い前記露光手
    段の温度を検知する第1温度検知手段、 前記複数の露光手段のうちの温度が最も低い前記露光手
    段の温度を検知する第2温度検知手段、 前記露光手段の走査位置を補正する走査位置補正手段及
    び前記第1、第2温度検知手段の出力に基づいて前記走
    査位置補正手段を作動させる制御手段を有することを特
    徴とする画像形成装置。
  26. 【請求項26】 前記第1温度検知手段により検知され
    た温度と、前記第2温度検知手段により検知された温度
    の差が所定値を超えない時には前記走査位置補正手段を
    作動させず、前記差が前記所定値以上であるときに、前
    記走査位置補正手段を作動させるような制御を前記制御
    手段が行うことを特徴とする請求項25に記載の画像形
    成装置。
  27. 【請求項27】 前記走査位置補正手段が前記象担持体
    に形成された基準マークに基づいて走査位置の補正を行
    うことを特徴とする請求項25又は請求項26に記載の
    画像形成装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011022172A (ja) * 2009-07-13 2011-02-03 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
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JP2012242561A (ja) * 2011-05-18 2012-12-10 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

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