JP3057182B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3057182B2
JP3057182B2 JP3138987A JP13898791A JP3057182B2 JP 3057182 B2 JP3057182 B2 JP 3057182B2 JP 3138987 A JP3138987 A JP 3138987A JP 13898791 A JP13898791 A JP 13898791A JP 3057182 B2 JP3057182 B2 JP 3057182B2
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道生 八木
優 永井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザビームを用いた
光書込み装置等によってベルト状感光体上に潜像形成を
行う画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真法を用いてカラー画像を得るに
は多くの方法・装置が提案されている。例えば特開昭61
-100770 号公報に開示されているように、像形成体たる
感光体ドラム上に原稿像の分解色数に応じた潜像形成と
現像を行い、現像の都度転写ドラム上に転写して転写ド
ラム上に多色像を形成したのち、記録紙上に転写してカ
ラーコピーを得る方法がある。この方法による装置は、
感光体ドラムの他に1枚分の画像をその周面上に転写で
きる大きさをもった転写ドラムを設ける必要があり、装
置が大型でかつ複雑な構造となることは避けられない。
【0003】また例えば特開昭61-149972 号公報に開示
されているように、感光体ドラム上に原稿像の分解色数
に応じた潜像形成と現像を行い、現像の都度転写材上に
転写して多色のカラーコピーを得る方法がある。この方
法にあっては多色の画像を精度よく重ねることは困難
で、良質のカラー画像を得ることはできない。
【0004】また感光体ドラム上に原稿像の分解色数に
応じた潜像形成と、カラートナーによる現像を繰返し、
感光体ドラム上でカラートナー像を重ねたのち転写して
カラー画像を得る方法がある。この多色画像形成の基本
プロセスは本出願人による特開昭60-75850号、同60-767
66号、同60-95456号、同60-95458号、同60-158475 号公
報等によって開示されている。
【0005】このような重ね合わせによってカラー画像
を得るようにした多色画像形成装置にあっては、感光体
ドラムの周縁に色の異なったカラートナーを収納した複
数の現像器が配置してあり、一般には感光体ドラムを複
数回回転させ、感光体ドラム上の潜像を現像してカラー
画像を得るようにしている。
【0006】また像形成体については、上記に説明した
ようにドラム周面に光導電体を塗布あるいは蒸着した感
光体ドラムとともに、光導電体を可撓性のベルト上に塗
布あるいは装着したベルト状感光体も提案されている。
ベルト状感光体(以後感光体ベルトともいう)は駆動ロ
ーラを含む回動ローラ間に張架することで形状が決まる
ので、空間を有効に利用してコンパクトな形状としたカ
ラー画像形成装置を構成する場合には有効である。また
感光体ベルトは小さな曲率に沿って走行することができ
るので、小径の回動ローラを用いこの曲率部分を利用し
て転写材の分離を行うことで転写材の分離不良等を防止
することもできる。
【0007】上記ベルト状感光体を用いるときの利点に
関しては単色画像の画像形成装置についても同様であ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ベルト状感光体を用い
る技術について本願発明者がさらに検討した結果、以下
の問題点が明らかとなった。
【0009】(1)単色又は多色画像の潜像を形成する
ために露光ビームとしてレーザビームを用いた光書込み
装置,或はLEDアレイを用いた光書込み装置等によっ
て書込み又は多重書込みする場合(感光体上に各色の像
を重ね合わせて書込む場合)において、ベルトを別体の
ローラで駆動するためにローラとベルトの滑りやベルト
の自然移動等によって潜像書込み中に駆動軸方向(主走
査方向)に位置ずれ(これを寄りという)が生じ、この
ため画像の歪みを誘発し、多色画像の場合は主走査方向
の色ずれとこれに起因する解像度の低下を生じるという
問題点があった。 (2)上述の問題点を解決するためには機械的な精度を
向上させることが必要であるが、これのみで十分な対策
とするのは困難であり、高精度部品を使用することによ
るコストアップも問題となり、機械的な対策だけでは限
界がある。
【0010】本発明は上述した問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、前記ベルト状感光体の寄りを
強制的に一方向に発生させて一定値に制限するように
し、不良画像の形成を防止することにある。また、他の
目的は、装置の複雑化を極力抑制しつつ上述の目的を達
成するようにした画像形成装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的は、ベルト状感
光体と、前記ベルト状感光体を帯電させる帯電手段と、
前記帯電手段によって帯電された前記ベルト状感光体に
潜像を形成する露光手段と、前記露光手段により形成さ
れた潜像を現像してトナー像を形成する現像手段と、前
記現像手段により形成されたトナー像を転写材に転写す
る転写手段を有する画像形成装置において、前記ベルト
状感光体の回転中に該ベルト状感光体を駆動ローラ軸方
向の一方に移動させる移動手段と、前記ベルト状感光体
の駆動ローラ軸方向への移動を制限するため前記ベルト
状感光体に設けたストッパ手段と、前記ベルト状感光体
の寄り量を検知する検知手段と、前記検知手段からの信
号を受け前記ベルト状感光体の駆動ローラ軸方向の寄り
量の算出を行い、前記ストッパ手段により前記ベルト状
感光体の駆動ローラ軸方向への寄り量が基準値以上に増
大しない状態になったことを検出する寄り量検出手段と
を備え、前記検知手段より得られる情報に基づいて、前
記ベルト状感光体の寄り量が基準値以上に増大しない状
態になるまで前記ベルト状感光体の回転を続けるように
したことを特徴とする画像形成装置によって達成され
る。
【0012】上記画像形成装置は、前記ベルト状感光体
の1回転当たりの寄り量の変化が基準値以下になること
により、前記寄り量が前記ストッパ手段によって基準値
以上に増大しない状態になったと判断するようにしたこ
とを特徴とする画像形成装置。
【0013】また、前記検知手段は前記露光手段より出
射される露光光を利用して検知を行うことを特徴とする
前記画像形成装置。
【0014】さらに、前記寄り量が基準値以上に増大し
ない状態になったことを検知する手段として、前記スト
ッパと前記駆動ローラとの間の電気的導通の検知手段を
用いることを特徴とする前記画像形成装置は好ましい態
様として挙げられる。
【0015】
【実施例】本発明は、露光ビームとしてレーザビームを
用いた光書込み装置を有し、ベルト状感光体の駆動軸方
向の位置ずれである寄り量を検出する手段と、該寄り量
を一定値に制限するストッパを設け、ベルト状感光体の
寄り量が一定値に制限されるまで空回しするようにした
画像形成装置である。本発明は、(A)ベルト状感光体
の1回転中に単色の画像を形成する画像形成装置につい
ても、(B)ベルト状感光体の複数回の回転によってト
ナー像を重ね合わせるカラー画像形成装置についても、
(C)ベルト状感光体の1回転中にトナー像を重ね合わ
せてカラー画像を形成するカラー画像形成装置について
も適用されるものであるが、説明が重複するため、複数
回の回転によってトナー像を重ね合わせるカラー画像形
成装置について説明を行う。
【0016】図1は本発明の一実施例であるカラー画像
形成装置を示す構成図、図2は図1の感光体ベルト1を
一方向に寄りを発生させる手段を示す斜視図、図3は前
記感光体ベルト1に設けたストッパの一例を示す断面図
である。図1において、1は光導電体を塗布あるいは蒸
着した可撓性のベルト状感光体である感光体ベルトで、
この感光体ベルト1は駆動ローラ2および回動ローラ3
の間に架設されていて駆動ローラ2の駆動により時計方
向に搬送される。4は前記感光体ベルト1に内接するよ
う装置本体に固定したガイド部材で、前記回動ローラ3
が図示しないばねにされることにより前記感光体ベルト
1は張架されその内周面を前記ガイド部材4に摺擦させ
る。
【0017】6は帯電手段たるスコロトロン型の帯電
器、7は帯電器6と現像器との間の露光部で露光ビーム
であるレーザビームLによって露光(書込み)を行う光
書込み装置、8ないし11はそれぞれ異なる色のトナーか
らなる現像剤を収容した複数の現像手段たる現像器であ
って、これ等の画像形成手段は感光体ベルト1の前記ガ
イド部材4に接する部分に配設される。前記各現像器
8,9,10,11 は例えばイエロー,マゼンタ,シアン,黒色
の各現像剤をそれぞれ収容するもので前記感光体ベルト
1と所定の間隙を保つ各現像スリーブ8A,9A,10A,11A
を備え、感光体ベルト1上の潜像を非接触の反転現像法
により顕像化する機能を有している。この非接触現像は
接触現像と異なり、感光体ベルトの移動を妨げない長所
を有する。
【0018】12は転写器、13は回動ローラと一体になっ
て動くクリーニング装置で該クリーニング装置13のブレ
ード13A とトナー搬送ローラ13B は画像形成中には感光
体ベルト1の表面より離れた位置に保持され画像転写後
のクリーニング時のみ図示のように感光体ベルト1の表
面に圧接される。
【0019】25はCCDからなるCCDリニアセンサ、26
は感光体ベルト1の側端部の像をCCDリニアセンサ25上
に結像するレンズ、27は感光体ベルト1の側端部を照明
する照明ランプで、感光体ベルト1に寄りが発生すると
その側端部が移動しCCDリニアセンサ25上に投影される
像も移動するので寄り量を検知することができる。78は
レーザビームLの走査終点のビームを受光して信号を出
力するフォトトランジスタ等からなるインデックスセン
サである。
【0020】図2及び図3において、s,tは駆動ロー
ラ2及び回動ローラ3の回転軸、A,Bは感光体ベルト
1の側端部の周長、1Bは感光体ベルト1の裏側に駆動
ローラ2及び回動ローラ3の幅より若干広い間隔で設け
たストッパである。このストッパ1Bは熱可塑性の合成
樹脂を加熱して柔らかくし感光体ベルト1の裏側に細く
筋状に塗布したのち冷却して形成するほか、ゴム、合成
樹脂等の細い帯を接着剤によって固着して設けることが
できる。
【0021】前記駆動ローラ2の回転軸は固定され、回
動ローラ3の回転軸は感光体ベルト1を緊張するようバ
ネによって付勢されている。しかも、図2(a)又は(b)
に示すように回転軸sと回転軸tは平行ではない構成に
なっている。
【0022】図2(a)に示す例は感光体ベルト1の両側
端の周長A,Bが異なり、回転軸sと回転軸tは同一平
面上にあって平行でない場合である。このようになって
いる場合は感光体ベルト1が時計方向に回転するとき矢
示方向にずれる力が発生する。また図2(b),(c)に示
すように感光体ベルト1の両側端の周長A,Bを等しく
し、回転軸s,tは同一平面上になくねじれるようにな
っている場合も感光体ベルト1は駆動ローラ軸方向の一
方(矢示方向)にずれる力が発生する。以上のようにして
感光体ベルト1を駆動軸方向の一方に寄るようにするこ
とができる。しかも感光体ベルト1には上記ストッパ1
Bが設けられているので寄りが大きくなると、図3に示
すようにストッパ1Bが回動ローラ2,3の端部に当接し
て寄りは一定値に制限されることになる。
【0023】本発明においては、装置の電源が投入され
ると感光体ベルト1は回転駆動され上記寄りが発生して
徐々に増大し、ついにストッパ1Bによって一定値に制
限され寄り量が一定値に止どまり安定した状態になる。
この一定値に制限されたことが後述する手段によって検
知されるまで感光体ベルト1は空回しされ、そののち始
めて画像形成が行われるようになっている。
【0024】かかるカラー画像形成装置によるカラー画
像形成のプロセスは次のようにして行われる。
【0025】即ち、前記カラー画像形成装置とは別体の
画像読取装置から出力される色別の画像データが前記光
書込み装置7に入力されると、光書込み装置7において
は図示しない書込み光源であるレーザダイオードで発生
されたレーザビームLはコリメータレンズ及びシリンド
リカルレンズを通過し、多面鏡駆動モータ79により回転
される回転多面鏡74により回転走査され、fθレンズ75
とシリンドリカルレンズ73を経てその間ミラー76とミラ
ー77により光路を曲げられて、予め帯電器6によって一
様な電荷を付与された感光体ベルト1の周面上に投射さ
れ主走査がなされて輝線を形成し走査終点でインデック
スセンサ78に入射する。
【0026】第1の色の画像データにより変調されたレ
ーザビームLが前記感光体ベルト1の周面上を走査す
る。従ってレーザビームLによる主走査と感光体ベルト
1の移動による副走査により感光体ベルト1の周面上に
第1の色に対応する潜像が形成されて行く。この潜像は
現像手段の内イエロー(Y)のトナー(顕像媒体)の装
填された現像器8により現像されて、感光体ベルト1周
面上にトナー像が形成される。得られたトナー像はベル
ト周面に保持されたまま感光体ベルト1の周面より引き
離されている清掃手段たるクリーニング装置13の下を通
過し、次の画像形成サイクルに入る。
【0027】即ち、前記感光体ベルト1は前記帯電器6
により再び帯電され、次いで画像データ処理部から出力
された第2の色の画像データが前記光書込み装置7に入
力され、前述した第1の色の場合と同様にして感光体ベ
ルト1周面への書込みが行われ潜像が形成される。潜像
は第2の色としてマゼンタ(M)のトナーを装填した現像
器9によって現像される。
【0028】このマゼンタ(M)のトナー像はすでに形成
されている前述のイエロー(Y)のトナー像の存在下に形
成される。
【0029】10はシアン(C)のトナーを有する現像器
で、画像データ処理部で発生される第3の色の画像デー
タが前記光書込み装置7に入力されて前の色と同様に第
3の色としてシアン(C)のトナーを収容した現像器10
により現像されてベルト表面にシアン(C)のトナー像を
形成する。
【0030】さらに11は黒色のトナーを有する現像器で
あって、同様の処理によりベルト表面に黒色のトナー像
を重ね合わせて形成する。これ等各現像器8,9,10及び
11の各スリーブ8A,9A,10A及び11Aには直流あるいはさ
らに交流のバイアスが印加され、顕像手段である2成分
現像剤による非接触現像が行われ、基体が接地された感
光体ベルト1には非接触で現像が行われるようになって
いる。
【0031】かくして感光体ベルト1の周面上に形成さ
れたカラーのトナー像は、転写部においてトナーと逆極
性の高電圧が印加されて、給紙カセット14より給紙ガイ
ド15を経て送られてきた転写材に転写される。
【0032】即ち、給紙カセット14に収容された転写材
は,給紙ローラ16の回転によって最上層の一枚が搬出さ
れてタイミングローラ17を介し感光体ベルト1上の像形
成とタイミングを合わせて転写器12へと供給される。
【0033】トナー像の転写を受けた転写材は、前記駆
動ローラ2に沿って急に方向を転換する感光体ベルト1
より確実に分離して上方に向かい、定着ローラ18によっ
てトナー像を溶融定着されたのち排紙ローラ19を経てト
レイ20上に排出される。
【0034】一方、転写材への転写を終えた感光体ベル
ト1は,さらに移動を続けてブレード13A とトナー搬送
ローラ13B を圧接状態とした前記クリーニング装置13に
おいて残留したトナーの除去を行いその終了をまって再
び前記ブレード13A を引き離し、それより少し後にトナ
ー搬送ローラ13B を引き離し新たな画像形成のプロセス
に入る。
【0035】図4は前記感光体ベルト1の寄り量がスト
ッパ1Bによって制限されたことを検知する手段の1例
を示す構成図である。全体制御部41は装置の電源が投入
されると直ちにモータドライバ46を介して駆動ローラ2
の駆動モータ35を駆動し感光体ベルト1を空回しさせ
る。CCDリニアセンサ25上にはレンズ26によって照明ラ
ンプ27で照明された感光体ベルト1の側端部の像が投影
されていて、CCDリニアセンサ25の出力は寄り量に応じ
て変化する、従って、寄り量検出回路44において寄り量
が基準値以上になるとストッパ1Bが駆動ローラ2の端
部に近接又は当接して寄り量がそれ以上増大しない状態
になったことを検出し、全体制御部41に検出信号を送出
する。全体制御部41はこの信号を受けたのち画像形成プ
ロセスを図示しない制御系を介して進行させることにな
る。
【0036】図5は上記寄り量がストッパ1Bによって
制限されたことを検知する手段の他の実施例を示す構成
図である。
【0037】1Aは感光体ベルト1の所定の位置に設け
た反射型のマーク、23は例えば発光素子にLED等を、
受光素子にフォトトランジスタ等を用いた光学的にマー
ク1Aを検知する手段のマークセンサである。マークセ
ンサ23の設置位置は図1に示す位置に限らずスペースの
ある所ならばどこでもよい。24は感光体ベルト1の側端
部裏側(感光体を挟んで書込み光源と反対側)に設けた
例えばシリコンフォトダイオード等からなる寄り量の検
知手段のセンサであるベルトエッジセンサである。
【0038】本実施例は、感光体ベルト1の1回当たり
寄り量の変化量をインデックスセンサ78とベルトエッジ
センサ24及びマークセンサ23からの情報によって算出
し、1回当たり寄り量の変化が基準値以下になると上記
寄りが制限された状態になったと判断するようにしたも
のであり、図6は図5の回路の信号のタイムチャートで
ある。
【0039】図5において、全体制御部41は装置の電源
が投入されると直ちにモータドライバ46を介して駆動ロ
ーラ2の駆動モータ35を駆動し感光体ベルト1を空回し
させる。全体制御部41はまた図示しない露光制御部を介
して画像データで変調しないレーザビームLを走査させ
る。レーザビームLはその各走査毎に走査終点近くで感
光体ベルト1の側端を通過したのちベルトエッジセンサ
24に入射し、そののち各走査の終点でインデックスセン
サ78に入射し、寄り量検出回路44にエッジ信号S2とイ
ンデックス信号S1を送出する。一方感光体ベルト1上
のマーク1Aがマークセンサ23の検出位置を通過するた
びに(ベルト1回転毎に)マークセンサ23はマーク1Aの
検出信号であるマーク検出信号S3を1回当たり寄り量
検出回路45に送出する。寄り量検出回路44においては、
感光体ベルト1の側端からインデックスセンサ78までの
距離に対応する時間である、図6に示すエッジ信号S2
の立ち上がり部からインデックス信号S2の立ち上がり
部までの時間ta,tb…tn…を測定し1回当たり寄り量
検出回路45に送出する。1回当たり寄り量検出回路45で
は最初のマーク検出信号S3aの入力した直後の寄り量に
対応する時間taと、次のマーク検出信号S3bの入力し
た直後の時点の寄り量に対応する時間tnとの差から感
光体ベルト1の1回転中の寄り量の変化量を算出し、こ
の変化量又はこれに比例するカウント値を全体制御部41
に送出する。1回当たり寄り量の変化量はマーク検出信
号S3を検出した直後の寄り量を比較して算出している
ので、感光体ベルト1の同一箇所についての寄り量を用
いて1回当たりの寄り量を算出することになり正確な1
回当たりの寄り量を得ることができる。このことは感光
体ベルト1に側端部に凹凸がある場合には特に重要であ
る。
【0040】全体制御部41では上記1回当たり寄り量の
変化量が基準値以下になると寄り量がストッパ1Bによ
って制限された状態になったと判断し図示しない制御系
を介して画像形成プロセスを進行させる。
【0041】図7はストッパ1Bによって寄り量が制限
されたことを検知するさらに他の手段を示す構成図であ
る。図において、1a,1b,1c,1eは感光体ベルト1を
構成する層を示し絶縁層からなる基体1aの上に導電層
1bがありその上に半導体層の感光体1cがある。1eは
導電層1bに電気的に接続した接地用導電層で、この接
地用導電層1eには導電ブラシ28が常に接触して接地さ
れている。この実施例のストッパ1Bは導電性樹脂から
なっていてこれと接続する導電層1dが設けられ、導電
層1dには接触子29が接触し、接触子29は抵抗R、電源
Eを介して接地され、駆動ローラ2も接地されている。
抵抗Rの接触子29側の端子は寄り検出部44に接続されて
いるので、ストッパ1Bが駆動ローラ2に当接すると抵
抗Rを介して電流が流れるので抵抗Rに電圧が発生し、
寄り量検出回路44は感光体ベルト1がストッパ1Bによ
って寄り量を制限されたことを検知することができる。
【0042】以上のような構成と手段によって感光体ベ
ルト1の寄り量がストッパ1Bによって制限され、寄り
量の変動が非常に少ない安定した状態になってから画像
形成を行うようにすることができる。
【0043】前記感光体ベルト1の寄り量の制限された
状態になるまでの空回しは、装置本体の電源投入直後に
限らず、電源投入後のウォームアップ中、或は画像形成
の前毎に行われるようにしてもよい。
【0044】前記マーク1Aは反射型に限らず感光体ベ
ルト1にスリット状の穴を穿設した透過型でもよくこの
場合はセンサとしてフォトカプラを用いる。またベルト
エッジセンサ24はベルトエッジセンサ24と感光体ベルト
1との間に反射又は屈折手段を設けてレーザビームLを
屈曲させベルトエッジセンサ24を設計上設置し易い所に
設けてもよい。
【0045】また本発明は、レーザビームLを用いた光
書込み装置のみならずLEDアレイを用いた光書込み装
置を備えた画像形成装置にも適用でき優れた効果を得る
ことができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、以
下の効果が得られる。
【0047】(1)ベルト状感光体を用いた画像形成装
置において、感光体の寄りを一方向に発生させ、寄り量
がストッパによって制限され安定した状態になるまで画
像形成を行わないようにしたので、歪んだ画像や、色ず
れを起こし解像力の低下した画像等の発生を防止するこ
とができる。
【0048】(2)寄り量検出手段であるベルトエッジ
センサの光源として書込み用光源を共用するので部品点
数を増加することなく、寄り量検出手段の取り付け位置
を厳しい精度で合わせる必要がなく装置を小型かつ安価
にできる。
【0049】(3)機械的精度を極端に向上させる必要
がないため、装置コストの上昇を抑制でき、装置を小型
化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すカラー画像形成装置の
全体構成図である。
【図2】図1の感光体ベルト1に寄りを発生させる手段
を示す斜視図である。
【図3】図1の感光体ベルト1に設けたストッパの一例
を示す断面図である。
【図4】本発明の寄り量を検出する手段の1例を示す構
成図である。
【図5】本発明の1回当たりの寄り量の変化を検出する
手段の1例を示す構成図である。
【図6】図5に示す手段の信号のタイムチャートであ
る。
【図7】寄り量が一定値に制限されたことを検知するさ
らに他の手段の1例を示す構成図である。
【符号の説明】
1 感光体ベルト 1A マーク 1B ストッパ 1d 導電層 2 駆動ローラ 3 回動ローラ 6 帯電器 7 光書込み装置 8 現像器 23 マークセンサ 24 ベルトエッジセンサ 25 CCDリニアセンサ 26 レンズ 27 照明ランプ 29 接触子 41 全体制御部 44 寄り量検出回路 45 1回当たり寄り量検出回路 71 レーザダイオード 74 回転多面鏡 78 インデックスセンサ L レーザビーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 羽根田 哲 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株 式会社内 審査官 松川 直樹 (56)参考文献 特開 平3−209285(JP,A) 特開 平3−209490(JP,A) 特開 平2−96774(JP,A) 特開 平3−177221(JP,A) 特開 平4−274467(JP,A) 特開 平4−275574(JP,A) 特開 平4−29182(JP,A) 特開 平4−149479(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/00 370 G03G 21/00 352 G03G 15/01 H04N 1/23 103 H04N 1/29

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベルト状感光体と、前記ベルト状感光体を
    帯電させる帯電手段と、前記帯電手段によって帯電され
    た前記ベルト状感光体に潜像を形成する露光手段と、前
    記露光手段により形成された潜像を現像してトナー像を
    形成する現像手段と、前記現像手段により形成されたト
    ナー像を転写材に転写する転写手段を有する画像形成装
    置において、 前記ベルト状感光体の回転中に該ベルト状感光体を駆動
    ローラ軸方向の一方に移動させる移動手段と、 前記ベルト状感光体の駆動ローラ軸方向への移動を制限
    するため前記ベルト状感光体に設けたストッパ手段と、 前記ベルト状感光体の寄り量を検知する検知手段と、 前記検知手段からの信号を受け前記ベルト状感光体の駆
    動ローラ軸方向の寄り量の算出を行い、前記ストッパ手
    段により前記ベルト状感光体の駆動ローラ軸方向への寄
    り量が基準値以上に増大しない状態になったことを検出
    する寄り量検出手段と、を備え、 前記検知手段より得られる情報に基づいて、前記ベルト
    状感光体の寄り量が基準値以上に増大しない状態になる
    まで前記ベルト状感光体の回転を続けるようにしたこと
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記画像形成装置は、前記ベルト状感光体
    の1回転当たりの寄り量の変化が基準値以下になること
    により、前記寄り量が前記ストッパ手段によって基準値
    以上に増大しない状態になったと判断するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記ベルト状感光体の寄り量を検知する検
    知手段が、前記露光手段により出射される露光光を利用
    して検知を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2
    の画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記寄り量が基準値以上に増大しない状態
    になったことを検知する手段として、前記ストッパ徒然
    気駆動ローラとの間の電気的導通の検知手段を用いるこ
    と特徴とする請求項1の画像形成装置。
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