JP2000262704A - 弾球遊技機 - Google Patents
弾球遊技機Info
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Abstract
出す回転供給体に対し出力や消費電力の小さいモータを
使用することを可能とする。 【解決手段】 球払出装置301には回転動作によって
球を払い出す回転供給体611が設けられ、その回転供
給体611の外周部には、球を受け入れる複数の球受け
部621がそれぞれ設けられる。各球受け部621のう
ち、所定の球受け位置に達した球受け部621に対しそ
の側方から球を導入させる球誘導部351が設けられ
る。球受け部621の球を受け入れて払い出す払出通路
461、471が所定の球受け位置に隣接して開口して
いる。
Description
る賞球の払出しと、貸球数に対応する貸球の払出しとを
それぞれ行う球払出装置を備えた弾球遊技機に関する。
て、賞球数に対応する賞球としてのパチンコ球Bの払出
しと、貸球数に対応する貸球としてのパチンコ球Bの払
出しとをそれぞれ行う球払出装置を備えた構造のパチン
コ機が知られている。このようなパチンコ機において、
図13に示すように、パチンコ機には、賞球数に対応す
る賞球としてのパチンコ球Bの払出しと、貸球数に対応
する貸球としてのパチンコ球Bの払出しとが共通の球払
出装置305によってそれぞれ払出し供給され、球払出
装置305によって払い出された賞球数及び貸球数にそ
れぞれ対応する数のパチンコ球Bが共通の球払出通路4
35を通して払い出されるようになっている。
めの枠制御装置125には、メイン制御装置115から
の賞球数に対応する払出信号と、球貸装置(例えば、パ
チンコ機に付設されたプリペードカード等による球貸装
置)135からの貸球数に対応する払出信号とがそれぞ
れ送られる。すると、前記賞球数、貸球数に応じて枠制
御装置125によって球払出装置305が作動され、賞
球数又は貸球数に対応する数のパチンコ球Bが共通の球
払出通路435を通して払い出されるようになってい
る。なお、前記球払出通路435にはパチンコ球Bに対
する球検出器445が配設され、その球検出器445に
おいて検出された信号が枠制御装置125においてカウ
ントされる構造のものがある。
パチンコ機においては、前述したように、賞球数に対応
する賞球としてのパチンコ球Bの払出しと、貸球数に対
応する貸球としてのパチンコ球Bの払出しとが共通の球
払出装置305によってそれぞれ払出し供給され、これ
ら賞球数及び貸球数にそれぞれ対応する数のパチンコ球
Bが共通の球払出通路435を通して払い出される。一
方、パチンコ遊技の際、メイン制御装置115からの賞
球数に対応する払出信号と、球貸装置135からの貸球
数に対応する払出信号とが、球払出装置305に対し略
同時に出力されることがある。このような場合には、一
方の払出信号が優先されて球払出装置305に出力さ
れ、その払出信号に基づいて球払出装置305からパチ
ンコ球が払い出される。引き続いて、他方の払出信号が
球払出装置305に出力され、その払出信号に基づいて
球払出装置305からパチンコ球が払い出される。この
ため、球払出通路435に払い出されたパチンコ球Bが
賞球に対応するものか、あるいは、貸球に対応するもの
かを判断して管理することができないという問題点があ
った。例えば、メイン制御装置115からの賞球数に対
応する信号、または、球貸装置135からの貸球数に対
応する信号がノイズ等によって変化した場合、どちらの
信号が変化したかを判断することができない。さらに、
枠制御装置125に対し不正行為が行われたとしても、
その不正行為を判断することも困難であった。
み、賞球数に対応する賞球の払出しと、貸球数に対応す
る貸球の払出しとを区別して払い出すことができ、賞球
及び貸球の管理を的確に行うことができる弾球遊技機を
提供することである。
に、請求項1の発明に係る弾球遊技機は、賞球数に対応
する賞球の払出しと、貸球数に対応する貸球の払出しと
をそれぞれ行う球払出装置を備えた弾球遊技機であっ
て、前記球払出装置は、賞球数及び貸球数に対応する数
の賞球及び貸球を払出し供給する球払出供給手段と、賞
球と貸球とに仕分けする球仕分手段とを有し、前記球仕
分手段において仕分けされた賞球及び貸球をそれぞれ個
別に案内する賞球用払出通路と、貸球用払出通路とを備
えている。したがって、球払出供給手段によって払出供
給される賞球数及び貸球数に対応する数の賞球及び貸球
が球仕分手段によって賞球用払出通路と貸球用払出通路
とにそれぞれ仕分けされて払い出される。このため、賞
球用払出通路に払い出された賞球数に対応するパチンコ
球の数と、貸球用払出通路に払い出される貸球数に対応
するパチンコ球の数とをそれぞれ正確に認識することが
できる。
は、請求項1に記載の弾球遊技機において、球払出装置
は、その本体ケースに対し、球払出供給手段と、球仕分
手段と、賞球用払出通路と、貸球用払出通路とがそれぞ
れ配設されて1つのユニットをなしている。したがっ
て、弾球遊技機に対する球払出装置の組み付け、保守、
点検作業が容易となる。
項2に記載の弾球遊技機において、球払出装置の本体ケ
ースには、球払出供給手段と球仕分手段との両手段の主
要部を構成するための回転供給体が組み付けられ、前記
回転供給体は、電動アクチュエータによって正逆回転さ
れると共に、前記回転供給体の一方向の回転に基づいて
賞球を賞球用払出通路に供給し、前記回転供給体の他方
向の回転に基づいて貸球を貸球用払出通路に供給する構
成にしてある。したがって、部品点数や組付工数を軽減
してコスト低減を図ることが可能となる。
項3に記載の弾球遊技機において、賞球用払出通路と貸
球用払出通路との相互の入口部は隣接して設けられ、回
転供給体の球取入部は、前記両入口部の略中間部に接近
して設けられている。したがって、複数の球受け部に対
しパチンコ球がそれぞれ導入された状態で正逆回転され
る回転供給体と比べて、回転供給体は、小さいトルクで
軽快に正逆回転される。この結果、出力や消費電力の小
さい電動アクチュエータを使用することが可能となる。
の形態1を図1〜図6にしたがって説明する。パチンコ
機を背面から表した図5と図6において、弾球遊技機と
してのパチンコ機1は、その木枠2の前側に前枠3が開
閉可能に装着されている。前枠3の裏面には、その開口
部の周縁部においてベース枠4が組み付けられている。
ベース枠4の枠内には、図示しない遊技盤が着脱可能装
着され、遊技盤には、一般入賞口、特定入賞口、ゲート
口等を有する役物装置や表示装置等が配設されている。
さらに、遊技盤の裏面側には、収納ボックス111に収
納された状態でメイン制御装置(制御基板とも呼ばれて
いる)110が配設されている。
110を取り囲むようにして裏機構板10が装着されて
いる。前記裏機構板10の前面側には、一般入賞口及び
特定入賞口に入った遊技球を遊技盤の裏面の下部に沿っ
て排出案内するための集合樋20が傾斜状に形成されて
いる。また、集合樋20の下傾端には球排出路21が形
成されている。球排出路21の途中には、その球排出路
21に流入したパチンコ球を検出しながら排出するため
の球排出スイッチ23を有する球排出装置22が配設さ
れている。前記裏機構板10の背面側には、その上部か
ら下部に向けて球タンク13、誘導樋(タンクレールと
も呼ばれている)14、上部払出樋15、球払出装置3
0及び下部払出樋90が順次に連通して配設されてい
る。この実施の形態1において、球タンク13に溜めら
れたパチンコ球Bは、誘導樋14に形成された前後2列
の球通路に案内された後、上部払出樋15の前後2列の
球通路にそれぞれ流入して球払出装置30に供給され
る。そして、球払出装置30において払い出された賞球
数に対応する数のパチンコ球B及び貸球数に対応する数
のパチンコ球Bは下部払出樋90に払い出されて合流す
る。
と、その合流路91の下方に連通する絞り路92と、そ
の絞り路92に対し通路切換部材94によって択一的に
連通される払出路95と球抜路97とをそれぞれ備えて
いる。そして、払出路95は、パチンコ機1の前側の上
皿に通じる上皿連通口96に連通されている。なお、上
皿連通口96に払い出されたパチンコ球Bが満杯となっ
た時にはそのパチンコ球Bは下皿誘導路98及び下皿連
通口99を介してパチンコ機1の前側の下皿に流れるよ
うになっている。
数に対応する数のパチンコ球Bを払い出す機能と、貸球
数に対応する数のパチンコ球Bを払い出す機能とを兼ね
備えている。図2〜図4に示すように、前記球払出装置
30は、その本体ケース31に対し、球払出供給手段並
びに球仕分手段の主要部をなす回転供給体61と、賞球
用払出通路43と、貸球用払出通路46と、がそれぞれ
配設されて1つのユニットをなしている。そして、球払
出装置30は、裏機構板10の所定位置にビス等によっ
て組み付けられるようになっている。
示すように、本体ケース31は、前ケース体32と中央
仕切板33と後ケース体34との3つの部品によって分
割構成されている。本体ケース31の上部には、前記上
部払出樋15の前後2列の球通路にそれぞれ連通する球
導入口40が中央仕切板33によって前後に区画されて
形成されている。また、本体ケース31の中央部には、
回転体収納室41が前記球導入口40の下部に連通して
形成されている。さらに、本体ケース31には、その回
転体収納室41の下部の左右部においてそれぞれ個別に
連通する賞球用払出通路43と、貸球用払出通路46と
がそれぞれ左右に隣接して形成されている。これら賞球
用払出通路43及び貸球用払出通路46は、中央仕切板
33によってそれぞれ前後に区画形成されている。
器44が組み付けられ、前後の貸球用払出通路46には
貸球用検出器47が組み付けられている。これら賞球用
検出器44及び貸球用検出器47はそれぞれ近接スイッ
チ等よりなる。そして、賞球用検出器44によってパチ
ンコ球Bが検出される度毎にその信号は枠制御装置12
0とメイン制御装置110とにそれぞれ送られてカウン
トされる。また、貸球用検出器47によってパチンコ球
Bが検出される度毎にその信号は枠制御装置120と球
貸装置130とにそれぞれ送られてカウントされるよう
になっている(図1参照)。
は、電動アクチュエータによって正逆回転されること
で、球払出供給手段と球仕分手段との両手段の主要部を
構成するための回転供給体61が配設されている。図2
〜図4に示すように、前記回転供給体61の前半部外周
には、複数(例えば6個)の球受け部62が所定の間隔
(例えば、6個の場合60度間隔)を保って凹設されて
いる。さらに、回転供給体61の後半部外周には、前側
の球受け部62に対し半ピッチ分(例えば、6個の場合
30度)だけそれぞれ位相して複数(例えば6個)の球
受け部62が所定の間隔を保って凹設されている。
の球導入口40に導かれたパチンコ球Bは、回転供給体
61の前側の球受け部62に導入され、後側の球導入口
40に導かれたパチンコ球Bは、回転供給体61の後側
の球受け部62に導入されるようになっている。さら
に、回転供給体61が、図2に向かって時計方向に回転
されることで、賞球としてのパチンコ球Baが賞球用払
出通路43に仕分けされて払い出される。これとは逆に
回転供給体61が図2に向かって反時計方向に回転され
ることで、貸球としてのパチンコ球Bbが貸球用払出通
路46に仕分けされて払い出されるようになっている。
ための電動アクチュエータとして、払出用モータ(例え
ば、正逆回転可能なステッピングモータ等)71が用い
られている。図3に示すように、前記払出用モータ71
は本体ケース31の後ケース体34に組み付けられてい
る。この払出用モータ71の出力軸72は後ケース体3
4を貫通して回転供給体61の中心ボス部にトルク伝達
可能に嵌挿されている。
置120が配設されている。この枠制御装置120は、
メイン制御装置110から出力される賞球数に応じた数
の信号を受けて、前記払出用モータ71を正方向に回転
制御する。さらに、枠制御装置120は、パチンコ機1
の前側の所定位置に配設された球貸しスイッチに基づい
て球貸装置130から発せられる貸球数に対応する数の
信号を受けて、球払出装置30の払出用モータ71を逆
方向に制御する。
示すように、パチンコ機の遊技の際、遊技盤の特定入賞
口に入ったパチンコ球(遊技球)は、特定入賞口スイッ
チによって検出され、その検出信号はメイン制御装置1
10に出力される。この検出信号を受けたメイン制御装
置110は、前記特定入賞口に入ったパチンコ球の個数
(第1検出個数)をカウントする。さらに、前記特定入
賞口に入ったパチンコ球と、一般入賞口に入ったパチン
コ球は集合樋20において合流して球排出路21に流れ
る。そして、球排出路21の球排出装置22において、
球排出スイッチ23によって1つずつ検出されて排出さ
れる。球排出スイッチ23の検出信号は枠制御装置12
0に出力され、前記球排出路21に流れたパチンコ球の
個数をカウントする。このカウントによる第2検出個数
はメイン制御装置110に出力される。また、メイン制
御装置110の内部では、前記第1検出個数と、第2検
出個数とによって、払い出すべき賞球数を求めて、枠制
御装置120に出力するようになっている。なお、球排
出スイッチ23の検出信号を枠制御装置120を通すこ
となくメイン制御装置110に直接出力するように構成
することもできる。また、球排出スイッチ23には、マ
イクロスイッチ、近接スイッチ等が使用される。球排出
スイッチ23が近接スイッチである場合、球排出路の所
定位置に球排出装置を設けることなく近接スイッチより
なる球排出スイッチ23を直接組み付けることが可能と
なる。
たように構成される。したがって、パチンコ遊技に先だ
って、あるいは、遊技の際において、パチンコ機1の前
側の所定位置に配設された球貸しスイッチが作動される
と、その信号が球貸装置130に送られる。すると、球
貸装置130から発せられる貸球数に対応する数の信号
が枠制御装置120に送られ、これに基づいて枠制御装
置120から発せられる払出信号によって払出用モータ
71が回転制御される。
向かって反時計方向にかつ貸球数に対応する回転角度だ
け回転される。例えば、貸球数が25個の場合、回転供
給体61は、図2に向かって反時計方向に750度(2
回転と30度)回転される。すると、回転供給体61の
各球受け部62のパチンコ球Bは、貸球用払出通路46
に25個だけ正確に払い出される。そして、貸球用払出
通路46に払い出された貸球としてのパチンコ球Bbは
下部払出樋90の合流路91、絞り路92、払出路95
及び上皿連通口96を順に経て上皿に払い出される。前
記貸球用払出通路46に払い出された貸球としてのパチ
ンコ球Bbは、貸球用検出器47によって検出され、そ
の信号が枠制御装置120と球貸装置130とにそれぞ
れ送られ、これら各装置においてそれぞれカウントされ
る。これによって、貸球用払出通路46に払い出された
貸球としてのパチンコ球Bbの数が枠制御装置120と
球貸装置130においてそれぞれ確認される。
部払出樋15などにおいてパチンコ球Bの供給不良が生
じたり、払出用モータ71の作動不良等によって、貸球
用払出通路46に25個のパチンコ球Bbが正確に払い
出されることなく不足する場合がある。例えば、貸球用
検出器47からの信号のカウントによって貸球の数が2
0個と不足している場合には、枠制御装置120から前
記不足の5個分に相当する信号が払出用モータ71に送
られ、再び、前記回転供給体61が反時計方向に150
度回動され、貸球用払出通路46に5個のパチンコ球B
bが払い出される。
数に対応する数の信号がノイズ等によって不測に変化し
て枠制御装置120に送られる場合がある。例えば、球
貸装置130から発せられる貸球数が25個あり、その
数が20個に変化して枠制御装置120に送られた場
合、払出用モータ71によって回転供給体61は、反時
計方向に20個分に相当する分だけ回転される。そし
て、貸球用払出通路46には貸球としてのパチンコ球B
bが20個だけ払い出され、貸球用検出器47において
検出される。この場合には、球貸装置130において、
貸球の払出数が20個と不足していることが確認され、
球貸装置130から前記不足の5個分に相当する信号が
枠制御装置120に送られる。そして、枠制御装置12
0から前記不足の5個分に相当する信号が払出用モータ
71に送られ、再び、前記回転供給体61が反時計方向
に所定角度だけ回動され、貸球用払出通路46に5個の
パチンコ球Bが払い出される。
制御装置110から発せられる賞球数に対応する数の信
号が枠制御装置120に送られると、これに基づいて枠
制御装置120から発せられる払出信号によって払出用
モータ71が回転制御される。これによって、回転供給
体61は、図2に向かって時計方向にかつ賞球数に対応
する回転角度だけ回転される。例えば、賞球数が10個
の場合、回転供給体61は、図2に向かって時計方向に
300度だけ回転される。これによって、パチンコ球B
は賞球用払出通路43に10個だけ正確に払い出され
る。前記賞球としてのパチンコ球Baは、賞球用検出器
44によって検出され、その信号が枠制御装置120と
メイン制御装置110とにそれぞれ送られカウントされ
る。これによって、賞球用払出通路43に払い出された
賞球としてのパチンコ球Baの数が枠制御装置120と
メイン制御装置110においてそれぞれ確認される。
出樋15などにおいてパチンコ球Bの供給不良が生じた
り、払出用モータ71の作動不良等によって、賞球用払
出通路43に対し、賞球としての10個のパチンコ球B
aが正確に払い出されることなく不足する場合や、メイ
ン制御装置110から発せられる賞球数に対応する数の
信号がノイズ等によって変化して枠制御装置120に送
られる場合がある。この場合には、賞球としてのパチン
コ球Baの数が枠制御装置120とメイン制御装置11
0においてそれぞれ確認されることで、賞球数の不足に
相当分だけ、回転供給体61が回転され、賞球用払出通
路43に対し不足した分の賞球としてのパチンコ球Ba
が払い出される。
からの賞球数に対応する信号と、球貸装置130からの
貸球数に対応する信号とが枠制御装置120に対し略同
時に出力されることがある。このような場合には、賞球
数に対応する払出信号と貸球数に対応する払出信号との
うち、一方の払出信号が優先されて払出用モータ71に
送られ、引き続いて他方の払出信号が払出用モータ71
に送られる。例えば、賞球数に対応する払出信号が優先
されて払出用モータ71に送られた場合、回転供給体6
1は、図2に向かって時計方向にかつ賞球数に対応する
回転角度だけ回転される。これによって、賞球数に対応
する数のパチンコ球Baが賞球用払出通路43に正確に
払い出される。
払出用モータ71に送られ、回転供給体61は、図2に
向かって反時計方向にかつ貸球数に対応する回転角度だ
け回転される。これによって、貸球数に対応する数のパ
チンコ球Bbが貸球用払出通路46に正確に払い出され
る。したがって、賞球数に対応する信号と、貸球数に対
応する信号とが枠制御装置120に対し略同時に出力さ
れた場合においても、賞球用払出通路43に払い出され
る賞球としてのパチンコ球Baの数と、貸球用払出通路
46に払い出される貸球としてのパチンコ球Bbの数と
をそれぞれ正確に認識することができ、その管理が容易
となる。
6の貸球用検出器47において貸球としてのパチンコ球
Bbが検出され、その検出信号が枠制御装置120と球
貸装置130とにそれぞれ送られて確認されると共に、
賞球用払出通路43の賞球用検出器44において賞球と
してのパチンコ球Baが検出され、その検出信号が枠制
御装置120とメイン制御装置110とにそれぞれ送ら
れて確認される。このため、枠制御装置120に対し不
正基板が接続されて回転供給体61が不正に作動され、
賞球または貸球に対応するパチンコ球Ba、Bbが過大
に払い出された場合には、パチンコ球Ba、Bbの過大
な払出がメイン制御装置110や球貸装置130におい
て認識される。
0から前記過大な払出に基づく信号が、パチンコホール
の管理室等に設置されたホールコンピュータに送られ、
そのホールコンピュータのディスプレイに過大な払出の
表示がなされることで、過大な払出事故を防止すること
が可能となる。また、前記過大な払出信号に基づいてラ
ンプ、ブザー等(これらランプ、ブザー等はパチンコ機
や管理室等に容易に設置可能である。)が作動されるよ
うに構成することによっても過大な払出事故を防止する
ことが可能となる。
装置30は、その本体ケース31に対し、球払出供給手
段並びに球仕分手段の主要部をなす回転供給体61と、
賞球用払出通路43と、貸球用払出通路46とがそれぞ
れ配設されて1つのユニットをなしている。このため、
パチンコ機1の裏機構板10に対する球払出装置30の
組み付けや、保守、点検作業が容易となる。また、前記
回転供給体61は、電動アクチュエータとしての払出用
モータ71によって正逆回転されると共に、回転供給体
61の図2に向かって時計方向の回転に基づいて賞球と
してのパチンコ球Baを賞球用払出通路43に対し払い
出し、回転供給体61の図2に向かって反時計方向の回
転に基づいて貸球としてのパチンコ球Bbを貸球用払出
通路46に払い出す構成にしてある。このため、球払出
供給手段としての専用の部材や球仕分手段としての専用
の部材をそれぞれ製作して組み付ける手間を省くことが
でき、部品点数や組付工数を軽減してコスト低減を図る
ことが可能となる。
装置30の回転供給体61の回転動作に基づく賞球とし
てのパチンコ球(又は貸球としてのパチンコ球Bb)B
aの払出しの際、賞球用検出器44(又は貸球用検出器
47)によって賞球としてのパチンコ球(又は貸球とし
てのパチンコ球Bb)Baを1個ずつ検出したことを確
認する度毎に、回転供給体61が1個分に相当する角度
(例えば、30度)だけ回転するように払出用モータ7
1を駆動制御してもよい。そして、賞球用検出器44
(又は貸球用検出器47)によって賞球としてのパチン
コ球(又は貸球としてのパチンコ球Bb)Baを検出し
ない場合には払出用モータ71を停止させるように構成
することも可能である。賞球としてのパチンコ球(又は
貸球としてのパチンコ球Bb)Baを検出しない場合に
払出用モータ71を停止させることで、球払出装置30
の上流側において球詰まりが発生した場合等において、
回転供給体61の空回転が防止される。
形態2を図7〜図11にしたがって説明する。この実施
の形態2の球払出装置301を斜視図で表した図7にお
いて、球払出装置301の本体ケース311には、球誘
導路351、回転体収納室411、賞球用払出通路43
1及び貸球用払出通路461がそれぞれ形成されてい
る。図7と図11に示すように、球誘導路351は、上
部払出樋15の前後2列の球通路にそれぞれ連通する球
導入口361を上端部に有しかつ回転体収納室411の
外側部の略中央部まで延びる前後の直線部371と、そ
の直線部371の下端部から前後に分かれて回転体収納
室411の下部中央部の前後部までパチンコ球Bをそれ
ぞれ誘導案内する分岐部381とを連続して備えてい
る。そして、図7と図10に示すように、前後の各分岐
部381の球導出口は回転体収納室411の下部中央部
の前後部にそれぞれ開口し、その開口部を回転供給体6
11に対する球取入部401としている。
室411の下部には、前記前後の球取入部401の左右
両側部にそれぞれ接近する位置において、回転体収納室
411の下方には、前後の賞球用払出通路431と、前
後の貸球用払出通路461とが左右に隣接してそれぞれ
個別に形成されている。これら前後の賞球用払出通路4
31には賞球用検出器441が、前後の貸球用払出通路
461には貸球用検出器471がそれぞれ組み付けられ
ている。
ュエータとしての払出用モータ711(ステッピングモ
ータ)によって正逆回転されることで、球払出供給手段
と球仕分手段との両手段の主要部を構成する回転供給体
611が、その中心部の軸641を中心として正逆回転
可能に支持されている。この回転供給体611の前半部
と後半部には、実施の形態1と略同様にして、前後各複
数の球受け部621が半ピッチ分だけ位相してそれぞれ
形成されている。また、回転供給体611の外周には、
前後の球受け部621の中間部に位置して従動歯車63
1が形成されている。
ース311には、その回転体収納室411の斜め上方に
歯車室501が形成されると共に、その歯車室501の
外側には払出用モータ711が組み付けられている。こ
の払出用モータ711の出力軸721は歯車室501内
に突入され、その出力軸721の外周には回転供給体6
11の従動歯車631に噛み合う駆動歯車731が出力
軸721一体回転可能に組み付けられている。また、本
体ケース311には、回転供給体611の回転位置を検
出する位置検出器(例えば、発光器と受光器を備えたフ
ォトセンサー)801が配設されている。この位置検出
器801の検出信号に基づいて払出用モータ711が回
転制御されることで、回転供給体611が所定位置に正
確に停止される。これによって、回転供給体611の不
測の停止が原因となるパチンコ球の払出不良が防止され
るようになっている。その他の構成は実施の形態1と同
様にして構成されるため、その説明は省略する。
は、上部払出樋15の前後2列の球通路を流れるパチン
コ球Bは、前後の球誘導路351内にそれぞれ導かれ
る。そして、前記パチンコ球Bは、前後の球誘導路35
1の出口である前後の球取入部401までそれぞれ誘導
される。さらに、前後の球取入部401のうち、一方、
例えば、後側(図10において左側)の球取入部401
に導かれたパチンコ球Bは回転供給体611の後側の複
数の球受け部621のうち、最下部に位置する球受け部
621に流入する。また、前側(図10において右側)
の球取入部401に導かれたパチンコ球Bは回転供給体
611の前側の複数の球受け部621のうち、下部にお
いて左右の隣接する球受け部621に中間において、そ
の回転供給体611の前面に当接して待機する。
回転供給体611の前後各複数の球受け部621のう
ち、最下部に位置する1つの球受け部621に対しての
みパチンコ球Bが導入され、他の球受け部621に対し
てはパチンコ球Bが導入されない状態で正逆方向に回転
される。このため、この実施の形態2の回転供給体61
1は、複数の球受け部621に対しパチンコ球Bがそれ
ぞれ導入された状態で正逆回転される実施の形態1の回
転供給体と比べて、小さいトルクで軽快に正逆回転され
る。この結果、払出用モータ712として、出力や消費
電力の小さいモータを使用することが可能となる。
の作用効果を奏する。すなわち、枠制御装置120から
賞球数に対応する払出信号が払出用モータ711に送ら
れて回転供給体611が、図9に向かって反時計方向に
かつ賞球数に対応する回転角度だけ回転されることによ
って、賞球数に対応する数の賞球としてのパチンコ球B
aが賞球用払出通路431に正確に払い出される。ま
た、枠制御装置120から貸球数に対応する払出信号が
払出用モータ711に送られて回転供給体611が、図
9に向かって時計方向にかつ貸球数に対応する回転角度
だけ回転されることによって、貸球数に対応する数の貸
球としてのパチンコ球Bbが貸球用払出通路461に正
確に払い出される。さらに、メイン制御装置110から
の賞球数に対応する信号と、球貸装置130からの貸球
数に対応する信号とが枠制御装置120に対し略同時に
出力された場合においても、賞球用払出通路431に払
い出される賞球としてのパチンコ球Baの数と、貸球用
払出通路461に払い出される貸球としてのパチンコ球
Bbの数とをそれぞれ正確に認識することができ、その
管理が容易となる。
形態3を図12にしたがって説明する。この実施の形態
3においては、図12に示すように、球払出装置302
に対し、球払出供給手段としての専用の回転供給体61
2と、球仕分手段としての専用の球仕分部材812とが
それぞれ個別に配設されて構成されている。すなわち、
球払出装置302の本体ケース312には、その上部か
ら下部に向かって、上部払出樋15の前後2列の球通路
にそれぞれ連通する球導入口342と、その球導入口3
42の下部に連通する回転体収納室412と、その回転
体収納室412の下部に連通する前後の払出口422が
形成されている。さらに、払出口422の下方には分岐
路423によって左右に分岐された賞球用払出通路43
2と貸球用払出通路462とが隣接状に形成されてい
る。賞球用払出通路432には賞球用検出器442が、
貸球用払出通路462には貸球用検出器472がそれぞ
れ組み付けられている。
手段としての専用の回転供給体612が回転可能に組み
付けられている。この回転供給体612には、前半部外
周と、後半部外周には、実施の形態1と略同様にして各
複数の球受け部622が半ピッチ分だけそれぞれ位相し
て形成されている。さらに、回転供給体612は、電動
アクチュエータとしての払出用モータ(図示しない)に
よって一方向に回転されることでパチンコ球Bを払出口
422に払出供給するようになっている。
仕分手段としての専用の球仕分部材812が配設されて
いる。この球仕分部材812は、図12において実線に
示す第1位置と、図12において2点鎖線に示す第2位
置とに配置切換可能に、例えば、ソレノイド等の電動ア
クチュエータを駆動源としかつ軸823を中心として回
動可能に組み付けられている。そして、球仕分部材81
2が図12において実線に示す第1位置に配置されたと
きには、払出口422が分岐路423を介して貸球用払
出通路462に連通される。さらに、球仕分部材812
が図12において2点鎖線に示す第2位置に配置された
ときには、払出口422が分岐路423を介して賞球用
払出通路432に連通されるようになっている。その他
の構成は実施の形態1と同様にして構成されるため、そ
の説明は省略する。
枠制御装置120からの賞球数に対応する払出信号及び
貸球数に対応する払出信号のいずれにおいても、その数
に対応して払出用モータが一方向に回転され、パチンコ
球Bが払出口422に払い出される。一方、貸球数に対
応する払出信号に基づいて、球仕分手段の電動アクチュ
エータによって、球仕分部材812が図12において実
線に示す第1位置に配置される。さらに、賞球数に対応
する信号に基づいて、球仕分手段の電動アクチュエータ
によって、球仕分部材812が図12において2点鎖線
に示す第2位置に配置切換される。
供給手段と球仕分手段との各電動アクチュエータにそれ
ぞれ略同時送られることで、賞球数に対応する数の賞球
としてのパチンコ球Baが賞球用払出通路432に正確
に払い出される。さらに、貸球数に対応する払出信号が
球払出供給手段と球仕分手段との各電動アクチュエータ
にそれぞれ略同時送られることで、貸球数に対応する数
の貸球としてのパチンコ球Bbが貸球用払出通路462
に正確に払い出される。さらに、メイン制御装置110
からの賞球数に対応する信号と、球貸装置130からの
貸球数に対応する信号とが枠制御装置120に対し略同
時に出力された場合においても、賞球用払出通路432
に払い出される賞球としてのパチンコ球Baの数と、貸
球用払出通路462に払い出される貸球としてのパチン
コ球Bbの数とをそれぞれ正確に認識することができ、
その管理が容易となる。
貸球用払出通路46(461、462)の貸球用検出器
47(471、472)における貸球としてのパチンコ
球Bbの検出信号が枠制御装置120と球貸装置130
とにそれぞれ送られて確認されると共に、賞球用払出通
路43(431、432)の賞球用検出器44(44
1、442)における賞球としてのパチンコ球Baの検
出信号が枠制御装置120とメイン制御装置110とに
それぞれ送られて確認されるように構成したがこれに限
定するものではない。例えば、賞球用検出器44(44
1、442)の賞球としてのパチンコ球Baの検出信号
を枠制御装置120には出力せず、メイン制御装置11
0に対してのみ出力してカウントするようにしてもよ
い。また、実施の形態2においては、貸球用検出器47
1は必ずしも設ける必要はない。貸球の際は位置検出器
801による信号を球貸装置130あるいは枠制御装置
120に出力してカウントすればよい。また、前記実施
の形態1〜3においては、賞球としてのパチンコ球(又
は貸球としてのパチンコ球Bb)Baの払出数が不足し
た場合、その払出数の不足に相当分だけ、回転供給体6
1を回転して不足した分のパチンコ球を払い出すように
構成したが、これに限定するものではない。例えば、賞
球としてのパチンコ球(又は貸球としてのパチンコ球B
b)Baの払出数が不足した場合、その不足をランプ、
ブザー等によって報知したり、あるいは、球発射用の電
動アクチュエータ等の停止によって遊技を中断させるよ
うに構成することも可能である。
球払出供給手段によって払出供給される賞球数及び貸球
数に対応する数の賞球及び貸球を球仕分手段によって賞
球用払出通路と貸球用払出通路とにそれぞれ仕分けして
払い出すことができるため、賞球用払出通路に払い出さ
れた賞球の数と、貸球用払出通路に払い出される貸球の
数とをそれぞれ正確に認識することができ、その管理が
容易となる。
球及び貸球の払出制御を示すブロック図である。
ある。
図である。
ある。
の部分的な背面図である。
払出装置を示す斜視図である。
ある。
る。
である。
球払出装置を示す説明図である。
制御を示すブロック図である。
球仕分手段) 71、711 払出用モータ 812 球仕分部材(球仕分手段)
0)
た弾球遊技機に関する。
て、賞球数に対応する賞球としてのパチンコ球Bの払出
しと、貸球数に対応する貸球としてのパチンコ球Bの払
出しとをそれぞれ行う球払出装置を備えた構造のパチン
コ機が知られている。このようなパチンコ機において、
図13に示すように、パチンコ機には、賞球数に対応す
る賞球としてのパチンコ球Bの払出しと、貸球数に対応
する貸球としてのパチンコ球Bの払出しとが共通の球払
出装置305によってそれぞれ払出し供給され、球払出
装置305によって払い出された賞球数及び貸球数にそ
れぞれ対応する数のパチンコ球Bが共通の球払出通路4
35を通して払い出されるようになっている。
めの枠制御装置125には、メイン制御装置115から
の賞球数に対応する払出信号と、球貸装置(例えば、パ
チンコ機に付設されたプリペードカード等による球貸装
置)135からの貸球数に対応する払出信号とがそれぞ
れ送られる。すると、前記賞球数、貸球数に応じて枠制
御装置125によって球払出装置305が作動され、賞
球数又は貸球数に対応する数のパチンコ球Bが共通の球
払出通路435を通して払い出されるようになってい
る。なお、前記球払出通路435にはパチンコ球Bに対
する球検出器445が配設され、その球検出器445に
おいて検出された信号が枠制御装置125においてカウ
ントされる構造のものがある。
ば、同一出願人によって図2に示すような球払出装置が
提案されている。すなわち、図2に示すように、本体ケ
ース31の上部に、上部払出樋15の球通路に連通する
球導入口40が形成されている。また、本体ケース31
の中央部には、回転体収納室41が前記球導入口40の
下部に連通して形成されている。さらに、本体ケース3
1には、その回転体収納室41の下部において払出通路
43、46が形成されている。前記本体ケース31の回
転体収納室41には、回転供給体61が配設されてい
る。回転供給体61の外周には、複数(例えば6個)の
球受け部62が所定の間隔(例えば、6個の場合60度
間隔)を保って凹設されている。
払出装置において、球を払い出す回転供給体に対し出力
や消費電力の小さいモータを使用することが可能な弾球
遊技機を提供することである。
に、請求項1の発明に係る弾球遊技機は、球払出装置に
は回転動作によって球を払い出す回転供給体が設けら
れ、その回転供給体の外周部には、球を受け入れる複数
の球受け部がそれぞれ設けられ、前記各球受け部のう
ち、所定の球受け位置に達した球受け部に対しその側方
から球を導入させる球誘導部が設けられ、前記球受け部
の球を受け入れて払い出す払出通路が前記所定の球受け
位置に隣接して開口している。したがって、球誘導路に
導かれた球は回転供給体の外周部の球受け部のうち、所
定の球受け位置に達した球受け部の外周部から同球受け
部に流入する。さらに、所定の球受け位置に隣接して球
払出通路の開口部が設けられる。このため、回転供給体
の球受け部に球を受けた直後において、回転供給体の回
転によって払出通路の開口部まで早く移送されて払出通
路に払い出される。このように、回転供給体は、その球
受け部の外周部から球が導入されて回転し、その直後に
おいて球が払い出される。このため、回転供給体が小さ
いトルクで軽快に回転される。
は、請求項1に記載の弾球遊技機であって、球受け位置
は回転供給体の外周下部近傍に設けられている。また、
請求項3の発明に係る弾球遊技機は、請求項1に記載の
弾球遊技機であって、球誘導部は、回転供給体の側部近
傍において屈曲されている。
は、回転動作によって球を払い出す回転供給体と、前記
回転供給体の一方向の回転によって、その回転供給体の
球を払い出す賞球用払出通路と、前記回転供給体の他方
向の回転によって、その回転供給体の球を払い出す貸球
用払出通路と、前記賞球用払出通路と前記貸球用払出通
路に対しこれら各通路を通過する球をそれぞれ個別に検
出する球検出器と、を備えている。したがって、回転供
給体の外周部の球受け部に流入した球は、同回転供給体
の一方向の回転によって、賞球用払出通路に払い出さ
れ、同賞球用払出通路の球検出器によって球の通過が検
出される。また、回転供給体の外周部の球受け部に流入
した球は、同回転供給体の他方向の回転によって貸球用
払出通路に払い出され、同貸球用払出通路の球検出器に
よって球の通過が検出される。このため、賞球用払出通
路に払い出された賞球数に対応するパチンコ球の数と、
貸球用払出通路に払い出される貸球数に対応するパチン
コ球の数とをそれぞれ正確に検出することができ、部品
点数や組付工数を軽減してコスト低減を図ることが可能
となる。
1〜図6にしたがって説明する。パチンコ機を背面から
表した図5と図6において、弾球遊技機としてのパチン
コ機1は、その木枠2の前側に前枠3が開閉可能に装着
されている。前枠3の裏面には、その開口部の周縁部に
おいてベース枠4が組み付けられている。ベース枠4の
枠内には、図示しない遊技盤が着脱可能装着され、遊技
盤には、一般入賞口、特定入賞口、ゲート口等を有する
役物装置や表示装置等が配設されている。さらに、遊技
盤の裏面側には、収納ボックス111に収納された状態
でメイン制御装置(制御基板とも呼ばれている)110
が配設されている。
110を取り囲むようにして裏機構板10が装着されて
いる。前記裏機構板10の前面側には、一般入賞口及び
特定入賞口に入った遊技球を遊技盤の裏面の下部に沿っ
て排出案内するための集合樋20が傾斜状に形成されて
いる。また、集合樋20の下傾端には球排出路21が形
成されている。球排出路21の途中には、その球排出路
21に流入したパチンコ球を検出しながら排出するため
の球排出スイッチ23を有する球排出装置22が配設さ
れている。前記裏機構板10の背面側には、その上部か
ら下部に向けて球タンク13、誘導樋(タンクレールと
も呼ばれている)14、上部払出樋15、球払出装置3
0及び下部払出樋90が順次に連通して配設されてい
る。この参考例1において、球タンク13に溜められた
パチンコ球Bは、誘導樋14に形成された前後2列の球
通路に案内された後、上部払出樋15の前後2列の球通
路にそれぞれ流入して球払出装置30に供給される。そ
して、球払出装置30において払い出された賞球数に対
応する数のパチンコ球B及び貸球数に対応する数のパチ
ンコ球Bは下部払出樋90に払い出されて合流する。
と、その合流路91の下方に連通する絞り路92と、そ
の絞り路92に対し通路切換部材94によって択一的に
連通される払出路95と球抜路97とをそれぞれ備えて
いる。そして、払出路95は、パチンコ機1の前側の上
皿に通じる上皿連通口96に連通されている。なお、上
皿連通口96に払い出されたパチンコ球Bが満杯となっ
た時にはそのパチンコ球Bは下皿誘導路98及び下皿連
通口99を介してパチンコ機1の前側の下皿に流れるよ
うになっている。
数に対応する数のパチンコ球Bを払い出す機能と、貸球
数に対応する数のパチンコ球Bを払い出す機能とを兼ね
備えている。図2〜図4に示すように、前記球払出装置
30は、その本体ケース31に対し、球払出供給手段並
びに球仕分手段の主要部をなす回転供給体61と、賞球
用払出通路43と、貸球用払出通路46と、がそれぞれ
配設されて1つのユニットをなしている。そして、球払
出装置30は、裏機構板10の所定位置にビス等によっ
て組み付けられるようになっている。
ように、本体ケース31は、前ケース体32と中央仕切
板33と後ケース体34との3つの部品によって分割構
成されている。本体ケース31の上部には、前記上部払
出樋15の前後2列の球通路にそれぞれ連通する球導入
口40が中央仕切板33によって前後に区画されて形成
されている。また、本体ケース31の中央部には、回転
体収納室41が前記球導入口40の下部に連通して形成
されている。さらに、本体ケース31には、その回転体
収納室41の下部の左右部においてそれぞれ個別に連通
する賞球用払出通路43と、貸球用払出通路46とがそ
れぞれ左右に隣接して形成されている。これら賞球用払
出通路43及び貸球用払出通路46は、中央仕切板33
によってそれぞれ前後に区画形成されている。
器44が組み付けられ、前後の貸球用払出通路46には
貸球用検出器47が組み付けられている。これら賞球用
検出器44及び貸球用検出器47はそれぞれ近接スイッ
チ等よりなる。そして、賞球用検出器44によってパチ
ンコ球Bが検出される度毎にその信号は枠制御装置12
0とメイン制御装置110とにそれぞれ送られてカウン
トされる。また、貸球用検出器47によってパチンコ球
Bが検出される度毎にその信号は枠制御装置120と球
貸装置130とにそれぞれ送られてカウントされるよう
になっている(図1参照)。
は、電動アクチュエータによって正逆回転されること
で、球払出供給手段と球仕分手段との両手段の主要部を
構成するための回転供給体61が配設されている。図2
〜図4に示すように、前記回転供給体61の前半部外周
には、複数(例えば6個)の球受け部62が所定の間隔
(例えば、6個の場合60度間隔)を保って凹設されて
いる。さらに、回転供給体61の後半部外周には、前側
の球受け部62に対し半ピッチ分(例えば、6個の場合
30度)だけそれぞれ位相して複数(例えば6個)の球
受け部62が所定の間隔を保って凹設されている。
の球導入口40に導かれたパチンコ球Bは、回転供給体
61の前側の球受け部62に導入され、後側の球導入口
40に導かれたパチンコ球Bは、回転供給体61の後側
の球受け部62に導入されるようになっている。さら
に、回転供給体61が、図2に向かって時計方向に回転
されることで、賞球としてのパチンコ球Baが賞球用払
出通路43に仕分けされて払い出される。これとは逆に
回転供給体61が図2に向かって反時計方向に回転され
ることで、貸球としてのパチンコ球Bbが貸球用払出通
路46に仕分けされて払い出されるようになっている。
ための電動アクチュエータとして、払出用モータ(例え
ば、正逆回転可能なステッピングモータ等)71が用い
られている。図3に示すように、前記払出用モータ71
は本体ケース31の後ケース体34に組み付けられてい
る。この払出用モータ71の出力軸72は後ケース体3
4を貫通して回転供給体61の中心ボス部にトルク伝達
可能に嵌挿されている。
置120が配設されている。この枠制御装置120は、
メイン制御装置110から出力される賞球数に応じた数
の信号を受けて、前記払出用モータ71を正方向に回転
制御する。さらに、枠制御装置120は、パチンコ機1
の前側の所定位置に配設された球貸しスイッチに基づい
て球貸装置130から発せられる貸球数に対応する数の
信号を受けて、球払出装置30の払出用モータ71を逆
方向に制御する。
ように、パチンコ機の遊技の際、遊技盤の特定入賞口に
入ったパチンコ球(遊技球)は、特定入賞口スイッチに
よって検出され、その検出信号はメイン制御装置110
に出力される。この検出信号を受けたメイン制御装置1
10は、前記特定入賞口に入ったパチンコ球の個数(第
1検出個数)をカウントする。さらに、前記特定入賞口
に入ったパチンコ球と、一般入賞口に入ったパチンコ球
は集合樋20において合流して球排出路21に流れる。
そして、球排出路21の球排出装置22において、球排
出スイッチ23によって1つずつ検出されて排出され
る。球排出スイッチ23の検出信号は枠制御装置120
に出力され、前記球排出路21に流れたパチンコ球の個
数をカウントする。このカウントによる第2検出個数は
メイン制御装置110に出力される。また、メイン制御
装置110の内部では、前記第1検出個数と、第2検出
個数とによって、払い出すべき賞球数を求めて、枠制御
装置120に出力するようになっている。なお、球排出
スイッチ23の検出信号を枠制御装置120を通すこと
なくメイン制御装置110に直接出力するように構成す
ることもできる。また、球排出スイッチ23には、マイ
クロスイッチ、近接スイッチ等が使用される。球排出ス
イッチ23が近接スイッチである場合、球排出路の所定
位置に球排出装置を設けることなく近接スイッチよりな
る球排出スイッチ23を直接組み付けることが可能とな
る。
うに構成される。したがって、パチンコ遊技に先だっ
て、あるいは、遊技の際において、パチンコ機1の前側
の所定位置に配設された球貸しスイッチが作動される
と、その信号が球貸装置130に送られる。すると、球
貸装置130から発せられる貸球数に対応する数の信号
が枠制御装置120に送られ、これに基づいて枠制御装
置120から発せられる払出信号によって払出用モータ
71が回転制御される。
向かって反時計方向にかつ貸球数に対応する回転角度だ
け回転される。例えば、貸球数が25個の場合、回転供
給体61は、図2に向かって反時計方向に750度(2
回転と30度)回転される。すると、回転供給体61の
各球受け部62のパチンコ球Bは、貸球用払出通路46
に25個だけ正確に払い出される。そして、貸球用払出
通路46に払い出された貸球としてのパチンコ球Bbは
下部払出樋90の合流路91、絞り路92、払出路95
及び上皿連通口96を順に経て上皿に払い出される。前
記貸球用払出通路46に払い出された貸球としてのパチ
ンコ球Bbは、貸球用検出器47によって検出され、そ
の信号が枠制御装置120と球貸装置130とにそれぞ
れ送られ、これら各装置においてそれぞれカウントされ
る。これによって、貸球用払出通路46に払い出された
貸球としてのパチンコ球Bbの数が枠制御装置120と
球貸装置130においてそれぞれ確認される。
部払出樋15などにおいてパチンコ球Bの供給不良が生
じたり、払出用モータ71の作動不良等によって、貸球
用払出通路46に25個のパチンコ球Bbが正確に払い
出されることなく不足する場合がある。例えば、貸球用
検出器47からの信号のカウントによって貸球の数が2
0個と不足している場合には、枠制御装置120から前
記不足の5個分に相当する信号が払出用モータ71に送
られ、再び、前記回転供給体61が反時計方向に150
度回動され、貸球用払出通路46に5個のパチンコ球B
bが払い出される。
数に対応する数の信号がノイズ等によって不測に変化し
て枠制御装置120に送られる場合がある。例えば、球
貸装置130から発せられる貸球数が25個あり、その
数が20個に変化して枠制御装置120に送られた場
合、払出用モータ71によって回転供給体61は、反時
計方向に20個分に相当する分だけ回転される。そし
て、貸球用払出通路46には貸球としてのパチンコ球B
bが20個だけ払い出され、貸球用検出器47において
検出される。この場合には、球貸装置130において、
貸球の払出数が20個と不足していることが確認され、
球貸装置130から前記不足の5個分に相当する信号が
枠制御装置120に送られる。そして、枠制御装置12
0から前記不足の5個分に相当する信号が払出用モータ
71に送られ、再び、前記回転供給体61が反時計方向
に所定角度だけ回動され、貸球用払出通路46に5個の
パチンコ球Bが払い出される。
制御装置110から発せられる賞球数に対応する数の信
号が枠制御装置120に送られると、これに基づいて枠
制御装置120から発せられる払出信号によって払出用
モータ71が回転制御される。これによって、回転供給
体61は、図2に向かって時計方向にかつ賞球数に対応
する回転角度だけ回転される。例えば、賞球数が10個
の場合、回転供給体61は、図2に向かって時計方向に
300度だけ回転される。これによって、パチンコ球B
は賞球用払出通路43に10個だけ正確に払い出され
る。前記賞球としてのパチンコ球Baは、賞球用検出器
44によって検出され、その信号が枠制御装置120と
メイン制御装置110とにそれぞれ送られカウントされ
る。これによって、賞球用払出通路43に払い出された
賞球としてのパチンコ球Baの数が枠制御装置120と
メイン制御装置110においてそれぞれ確認される。
出樋15などにおいてパチンコ球Bの供給不良が生じた
り、払出用モータ71の作動不良等によって、賞球用払
出通路43に対し、賞球としての10個のパチンコ球B
aが正確に払い出されることなく不足する場合や、メイ
ン制御装置110から発せられる賞球数に対応する数の
信号がノイズ等によって変化して枠制御装置120に送
られる場合がある。この場合には、賞球としてのパチン
コ球Baの数が枠制御装置120とメイン制御装置11
0においてそれぞれ確認されることで、賞球数の不足に
相当分だけ、回転供給体61が回転され、賞球用払出通
路43に対し不足した分の賞球としてのパチンコ球Ba
が払い出される。
からの賞球数に対応する信号と、球貸装置130からの
貸球数に対応する信号とが枠制御装置120に対し略同
時に出力されることがある。このような場合には、賞球
数に対応する払出信号と貸球数に対応する払出信号との
うち、一方の払出信号が優先されて払出用モータ71に
送られ、引き続いて他方の払出信号が払出用モータ71
に送られる。例えば、賞球数に対応する払出信号が優先
されて払出用モータ71に送られた場合、回転供給体6
1は、図2に向かって時計方向にかつ賞球数に対応する
回転角度だけ回転される。これによって、賞球数に対応
する数のパチンコ球Baが賞球用払出通路43に正確に
払い出される。
払出用モータ71に送られ、回転供給体61は、図2に
向かって反時計方向にかつ貸球数に対応する回転角度だ
け回転される。これによって、貸球数に対応する数のパ
チンコ球Bbが貸球用払出通路46に正確に払い出され
る。したがって、賞球数に対応する信号と、貸球数に対
応する信号とが枠制御装置120に対し略同時に出力さ
れた場合においても、賞球用払出通路43に払い出され
る賞球としてのパチンコ球Baの数と、貸球用払出通路
46に払い出される貸球としてのパチンコ球Bbの数と
をそれぞれ正確に認識することができ、その管理が容易
となる。
6の貸球用検出器47において貸球としてのパチンコ球
Bbが検出され、その検出信号が枠制御装置120と球
貸装置130とにそれぞれ送られて確認されると共に、
賞球用払出通路43の賞球用検出器44において賞球と
してのパチンコ球Baが検出され、その検出信号が枠制
御装置120とメイン制御装置110とにそれぞれ送ら
れて確認される。このため、枠制御装置120に対し不
正基板が接続されて回転供給体61が不正に作動され、
賞球または貸球に対応するパチンコ球Ba、Bbが過大
に払い出された場合には、パチンコ球Ba、Bbの過大
な払出がメイン制御装置110や球貸装置130におい
て認識される。
0から前記過大な払出に基づく信号が、パチンコホール
の管理室等に設置されたホールコンピュータに送られ、
そのホールコンピュータのディスプレイに過大な払出の
表示がなされることで、過大な払出事故を防止すること
が可能となる。また、前記過大な払出信号に基づいてラ
ンプ、ブザー等(これらランプ、ブザー等はパチンコ機
や管理室等に容易に設置可能である。)が作動されるよ
うに構成することによっても過大な払出事故を防止する
ことが可能となる。
30は、その本体ケース31に対し、球払出供給手段並
びに球仕分手段の主要部をなす回転供給体61と、賞球
用払出通路43と、貸球用払出通路46とがそれぞれ配
設されて1つのユニットをなしている。このため、パチ
ンコ機1の裏機構板10に対する球払出装置30の組み
付けや、保守、点検作業が容易となる。また、前記回転
供給体61は、電動アクチュエータとしての払出用モー
タ71によって正逆回転されると共に、回転供給体61
の図2に向かって時計方向の回転に基づいて賞球として
のパチンコ球Baを賞球用払出通路43に対し払い出
し、回転供給体61の図2に向かって反時計方向の回転
に基づいて貸球としてのパチンコ球Bbを貸球用払出通
路46に払い出す構成にしてある。このため、球払出供
給手段としての専用の部材や球仕分手段としての専用の
部材をそれぞれ製作して組み付ける手間を省くことがで
き、部品点数や組付工数を軽減してコスト低減を図るこ
とが可能となる。
30の回転供給体61の回転動作に基づく賞球としての
パチンコ球(又は貸球としてのパチンコ球Bb)Baの
払出しの際、賞球用検出器44(又は貸球用検出器4
7)によって賞球としてのパチンコ球(又は貸球として
のパチンコ球Bb)Baを1個ずつ検出したことを確認
する度毎に、回転供給体61が1個分に相当する角度
(例えば、30度)だけ回転するように払出用モータ7
1を駆動制御してもよい。そして、賞球用検出器44
(又は貸球用検出器47)によって賞球としてのパチン
コ球(又は貸球としてのパチンコ球Bb)Baを検出し
ない場合には払出用モータ71を停止させるように構成
することも可能である。賞球としてのパチンコ球(又は
貸球としてのパチンコ球Bb)Baを検出しない場合に
払出用モータ71を停止させることで、球払出装置30
の上流側において球詰まりが発生した場合等において、
回転供給体61の空回転が防止される。
11にしたがって説明する。この実施の形態1の球払出
装置301を斜視図で表した図7において、球払出装置
301の本体ケース311には、球誘導路351、回転
体収納室411、賞球用払出通路431及び貸球用払出
通路461がそれぞれ形成されている。図7と図11に
示すように、球誘導路351は、上部払出樋15の前後
2列の球通路にそれぞれ連通する球導入口361を上端
部に有しかつ回転体収納室411の外側部の略中央部ま
で延びる前後の直線部371と、その直線部371の下
端部から前後に分かれて回転体収納室411の下部中央
部の前後部までパチンコ球Bをそれぞれ誘導案内する分
岐部381とを連続して備えている。そして、図7と図
10に示すように、前後の各分岐部381の球導出口は
回転体収納室411の下部中央部の前後部にそれぞれ開
口し、その開口部を回転供給体611に対する球取入部
401としている。
室411の下部には、前記前後の球取入部401の左右
両側部にそれぞれ接近する位置において、回転体収納室
411の下方には、前後の賞球用払出通路431と、前
後の貸球用払出通路461とが左右に隣接してそれぞれ
個別に形成されている。これら前後の賞球用払出通路4
31には賞球用検出器441が、前後の貸球用払出通路
461には貸球用検出器471がそれぞれ組み付けられ
ている。
ュエータとしての払出用モータ711(ステッピングモ
ータ)によって正逆回転されることで、球払出供給手段
と球仕分手段との両手段の主要部を構成する回転供給体
611が、その中心部の軸641を中心として正逆回転
可能に支持されている。この回転供給体611の前半部
と後半部には、参考例1と略同様にして、前後各複数の
球受け部621が半ピッチ分だけ位相してそれぞれ形成
されている。また、回転供給体611の外周には、前後
の球受け部621の中間部に位置して従動歯車631が
形成されている。
ース311には、その回転体収納室411の斜め上方に
歯車室501が形成されると共に、その歯車室501の
外側には払出用モータ711が組み付けられている。こ
の払出用モータ711の出力軸721は歯車室501内
に突入され、その出力軸721の外周には回転供給体6
11の従動歯車631に噛み合う駆動歯車731が出力
軸721一体回転可能に組み付けられている。また、本
体ケース311には、回転供給体611の回転位置を検
出する位置検出器(例えば、発光器と受光器を備えたフ
ォトセンサー)801が配設されている。この位置検出
器801の検出信号に基づいて払出用モータ711が回
転制御されることで、回転供給体611が所定位置に正
確に停止される。これによって、回転供給体611の不
測の停止が原因となるパチンコ球の払出不良が防止され
るようになっている。その他の構成は参考例1と同様に
して構成されるため、その説明は省略する。
は、上部払出樋15の前後2列の球通路を流れるパチン
コ球Bは、前後の球誘導路351内にそれぞれ導かれ
る。そして、前記パチンコ球Bは、前後の球誘導路35
1の出口である前後の球取入部401までそれぞれ誘導
される。さらに、前後の球取入部401のうち、一方、
例えば、後側(図10において左側)の球取入部401
に導かれたパチンコ球Bは回転供給体611の後側の複
数の球受け部621のうち、最下部に位置する球受け部
621に流入する。また、前側(図10において右側)
の球取入部401に導かれたパチンコ球Bは回転供給体
611の前側の複数の球受け部621のうち、下部にお
いて左右の隣接する球受け部621に中間において、そ
の回転供給体611の前面に当接して待機する。
回転供給体611の前後各複数の球受け部621のう
ち、最下部に位置する1つの球受け部621に対しての
みパチンコ球Bが導入され、他の球受け部621に対し
てはパチンコ球Bが導入されない状態で正逆方向に回転
される。このため、この実施の形態1の回転供給体61
1は、複数の球受け部621に対しパチンコ球Bがそれ
ぞれ導入された状態で正逆回転される参考例1の回転供
給体と比べて、小さいトルクで軽快に正逆回転される。
この結果、払出用モータ712として、出力や消費電力
の小さいモータを使用することが可能となる。
用効果を奏する。すなわち、枠制御装置120から賞球
数に対応する払出信号が払出用モータ711に送られて
回転供給体611が、図9に向かって反時計方向にかつ
賞球数に対応する回転角度だけ回転されることによっ
て、賞球数に対応する数の賞球としてのパチンコ球Ba
が賞球用払出通路431に正確に払い出される。また、
枠制御装置120から貸球数に対応する払出信号が払出
用モータ711に送られて回転供給体611が、図9に
向かって時計方向にかつ貸球数に対応する回転角度だけ
回転されることによって、貸球数に対応する数の貸球と
してのパチンコ球Bbが貸球用払出通路461に正確に
払い出される。さらに、メイン制御装置110からの賞
球数に対応する信号と、球貸装置130からの貸球数に
対応する信号とが枠制御装置120に対し略同時に出力
された場合においても、賞球用払出通路431に払い出
される賞球としてのパチンコ球Baの数と、貸球用払出
通路461に払い出される貸球としてのパチンコ球Bb
の数とをそれぞれ正確に認識することができ、その管理
が容易となる。
たがって説明する。この参考例2においては、図12に
示すように、球払出装置302に対し、球払出供給手段
としての専用の回転供給体612と、球仕分手段として
の専用の球仕分部材812とがそれぞれ個別に配設され
て構成されている。すなわち、球払出装置302の本体
ケース312には、その上部から下部に向かって、上部
払出樋15の前後2列の球通路にそれぞれ連通する球導
入口342と、その球導入口342の下部に連通する回
転体収納室412と、その回転体収納室412の下部に
連通する前後の払出口422が形成されている。さら
に、払出口422の下方には分岐路423によって左右
に分岐された賞球用払出通路432と貸球用払出通路4
62とが隣接状に形成されている。賞球用払出通路43
2には賞球用検出器442が、貸球用払出通路462に
は貸球用検出器472がそれぞれ組み付けられている。
手段としての専用の回転供給体612が回転可能に組み
付けられている。この回転供給体612には、前半部外
周と、後半部外周には、参考例1と略同様にして各複数
の球受け部622が半ピッチ分だけそれぞれ位相して形
成されている。さらに、回転供給体612は、電動アク
チュエータとしての払出用モータ(図示しない)によっ
て一方向に回転されることでパチンコ球Bを払出口42
2に払出供給するようになっている。
仕分手段としての専用の球仕分部材812が配設されて
いる。この球仕分部材812は、図12において実線に
示す第1位置と、図12において2点鎖線に示す第2位
置とに配置切換可能に、例えば、ソレノイド等の電動ア
クチュエータを駆動源としかつ軸823を中心として回
動可能に組み付けられている。そして、球仕分部材81
2が図12において実線に示す第1位置に配置されたと
きには、払出口422が分岐路423を介して貸球用払
出通路462に連通される。さらに、球仕分部材812
が図12において2点鎖線に示す第2位置に配置された
ときには、払出口422が分岐路423を介して賞球用
払出通路432に連通されるようになっている。その他
の構成は参考例1と同様にして構成されるため、その説
明は省略する。
御装置120からの賞球数に対応する払出信号及び貸球
数に対応する払出信号のいずれにおいても、その数に対
応して払出用モータが一方向に回転され、パチンコ球B
が払出口422に払い出される。一方、貸球数に対応す
る払出信号に基づいて、球仕分手段の電動アクチュエー
タによって、球仕分部材812が図12において実線に
示す第1位置に配置される。さらに、賞球数に対応する
信号に基づいて、球仕分手段の電動アクチュエータによ
って、球仕分部材812が図12において2点鎖線に示
す第2位置に配置切換される。
供給手段と球仕分手段との各電動アクチュエータにそれ
ぞれ略同時送られることで、賞球数に対応する数の賞球
としてのパチンコ球Baが賞球用払出通路432に正確
に払い出される。さらに、貸球数に対応する払出信号が
球払出供給手段と球仕分手段との各電動アクチュエータ
にそれぞれ略同時送られることで、貸球数に対応する数
の貸球としてのパチンコ球Bbが貸球用払出通路462
に正確に払い出される。さらに、メイン制御装置110
からの賞球数に対応する信号と、球貸装置130からの
貸球数に対応する信号とが枠制御装置120に対し略同
時に出力された場合においても、賞球用払出通路432
に払い出される賞球としてのパチンコ球Baの数と、貸
球用払出通路462に払い出される貸球としてのパチン
コ球Bbの数とをそれぞれ正確に認識することができ、
その管理が容易となる。
払出通路46(461、462)の貸球用検出器47
(471、472)における貸球としてのパチンコ球B
bの検出信号が枠制御装置120と球貸装置130とに
それぞれ送られて確認されると共に、賞球用払出通路4
3(431、432)の賞球用検出器44(441、4
42)における賞球としてのパチンコ球Baの検出信号
が枠制御装置120とメイン制御装置110とにそれぞ
れ送られて確認されるように構成したがこれに限定する
ものではない。例えば、賞球用検出器44(441、4
42)の賞球としてのパチンコ球Baの検出信号を枠制
御装置120には出力せず、メイン制御装置110に対
してのみ出力してカウントするようにしてもよい。ま
た、実施の形態1においては、貸球用検出器471は必
ずしも設ける必要はない。貸球の際は位置検出器801
による信号を球貸装置130あるいは枠制御装置120
に出力してカウントすればよい。また、賞球としてのパ
チンコ球(又は貸球としてのパチンコ球Bb)Baの払
出数が不足した場合、その払出数の不足に相当分だけ、
回転供給体61(611)を回転して不足した分のパチ
ンコ球を払い出すように構成したが、これに限定するも
のではない。例えば、賞球としてのパチンコ球(又は貸
球としてのパチンコ球Bb)Baの払出数が不足した場
合、その不足をランプ、ブザー等によって報知したり、
あるいは、球発射用の電動アクチュエータ等の停止によ
って遊技を中断させるように構成することも可能であ
る。
の発明によれば、球を払い出す回転供給体に対し出力や
消費電力の小さいモータを使用することが可能となる。
また、請求項4に記載の発明によれば、回転供給体の正
逆回転によって払出供給される賞球数及び貸球数に対応
する数の賞球及び貸球を球検出器によってそれぞれ個別
に検出することができるため、賞球用払出通路に払い出
された賞球の数と、貸球用払出通路に払い出される貸球
の数とをそれぞれ正確に認識することができ、その管理
が容易となる。
び貸球の払出制御を示すブロック図である。
ある。
図である。
ある。
の部分的な背面図である。
払出装置を示す斜視図である。
ある。
る。
である。
出装置を示す説明図である。
制御を示すブロック図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 賞球数に対応する賞球の払出しと、貸球
数に対応する貸球の払出しとをそれぞれ行う球払出装置
を備えた弾球遊技機であって、 前記球払出装置は、賞球数及び貸球数に対応する数の賞
球及び貸球を払出し供給する球払出供給手段と、賞球と
貸球とに仕分けする球仕分手段とを有し、 前記球仕分手段において仕分けされた賞球及び貸球をそ
れぞれ個別に案内する賞球用払出通路と、貸球用払出通
路とを備えている弾球遊技機。 - 【請求項2】 請求項1に記載の弾球遊技機において、
球払出装置は、その本体ケースに対し、球払出供給手段
と、球仕分手段と、賞球用払出通路と、貸球用払出通路
とがそれぞれ配設されて1つのユニットをなしている弾
球遊技機。 - 【請求項3】 請求項2に記載の弾球遊技機において、
球払出装置の本体ケースには、球払出供給手段と球仕分
手段との両手段の主要部を構成するための回転供給体が
組み付けられ、 前記回転供給体は、電動アクチュエータによって正逆回
転されると共に、前記回転供給体の一方向の回転に基づ
いて賞球を賞球用払出通路に供給し、前記回転供給体の
他方向の回転に基づいて貸球を貸球用払出通路に供給す
る構成にしてある弾球遊技機。 - 【請求項4】 請求項3に記載の弾球遊技機において、
賞球用払出通路と貸球用払出通路との相互の入口部は隣
接して設けられ、回転供給体の球取入部は、前記両入口
部の略中間部に接近して設けられている弾球遊技機。
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