JP2000261912A - 電動運搬車 - Google Patents

電動運搬車

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JP2000261912A
JP2000261912A JP5767599A JP5767599A JP2000261912A JP 2000261912 A JP2000261912 A JP 2000261912A JP 5767599 A JP5767599 A JP 5767599A JP 5767599 A JP5767599 A JP 5767599A JP 2000261912 A JP2000261912 A JP 2000261912A
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grip
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operation lever
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English (en)
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Hiroshi Sueshige
洋 末繁
Kazuyoshi Miyahara
一嘉 宮原
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業者の操作上の負担が軽く、しかも、狭い
作業エリアで機動性が良く使い易い動力運搬車を提供す
る。 【解決手段】 車輪12とこの車輪12を駆動するモー
タ13とを備える車体フレーム11から、後上方へ左右
の操作ハンドル16L,16Rを延ばした電動運搬車1
0である。右の操作ハンドル16Rの端部に、モータ1
3に前進用補助動力を発生させるときに操作するスライ
ド式グリップ42Rと、モータ13に後進用動力を発生
させるときに操作する操作レバー72とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電動運搬車の改良に
関する。
【0002】
【従来の技術】人力を補助するモータを備えた電動運搬
車としては、例えば、特開平3−265403号公報
「電動カート」(以下、「従来の技術」と言う。)があ
る。上記従来の技術は、その公報の第5図によれば、作
業者が単一の把手14(番号は公報に記載されたものを
引用した。以下同じ。)を押し・引きすると、その押し
力又は引き力に応じて、把手14が前後に移動するとい
うものである。把手14を押すと、その押し力に応じて
把手14が前方へ移動し、その移動量に応じて減速機付
モータ8で発生する前進用補助動力が変化する。一方、
把手14を引くと、その引き力に応じて把手14が後方
へ移動し、その移動量に応じて減速機付モータ8で発生
する後進用補助動力が変化する。このような電動運搬車
は、買物等で荷物を運搬するときに使用するものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電動運搬車
は一般に、工事現場や農地など種々の場所でも、多く用
いられる。工事現場やビニールハウス内では、作業スペ
ースが狭い上に路面に凹凸や起伏があるため、電動運搬
車の走行速度や走行方向を頻繁に変える必要がある。従
って、後進走行時であっても、前進走行時と同様に小回
りを利かせて、機動性を良くすることが求められる。さ
らには、電動運搬車を前進走行させる場合と後進走行さ
せる場合とでは、作業者の挙動は、かなり異なる。作業
者は後退するときに、後方の状況に一層の注意を払うか
らである。
【0004】作業スペースが狭く凹凸や起伏のある路面
で、上記従来の技術の電動運搬車を後進させると、把手
14を引く力の大きさが頻繁に変化するので、補助動力
も頻繁に変化する。補助動力が頻繁に変化すると、作業
者の負担がその都度変わるので、後退姿勢を頻繁に変え
ることになる。後退中に姿勢を頻繁に変えることは、前
進中に比べて、操作上の負担が必ずしも軽いとは言え
ず、改良の余地がある。
【0005】そこで、本発明の目的は、作業者の操作上
の負担が軽く、しかも、狭い作業エリアで機動性が良く
使い易い動力運搬車を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1は、車輪とこの車輪を駆動するモータとを備
える車体フレームから後上方へ延ばした操作ハンドルの
端部に、モータに前進用補助動力を発生させるときに操
作する前進用操作部材と、モータに後進用動力を発生さ
せるときに操作する後進用操作部材とを、電動運搬車に
備えた。
【0007】電動運搬車を運転時に、操作ハンドルを持
上げた手で、前進用操作部材と後進用操作部材とを個別
に操作することができる。作業者が前進操作するのに最
適な前進用操作部材と、作業者が後進操作するのに最適
な後進用操作部材とを備えることにより、前進、後進共
に、作業者の操作上の負担は軽い。負担が軽いので、電
動運搬車は狭い作業エリアでも機動性が良く使い易い。
【0008】請求項2は、前進用操作部材を、操作ハン
ドルの端部に備えたスライド式グリップで構成するとと
もに、後進用操作部材を、スライド式グリップの近傍に
備えた操作レバーで構成し、スライド式グリップが車体
フレームへ向う移動量を検知する移動量検知部、及び、
操作レバーのスイング量を検知するスイング量検知部
を、操作ハンドル又は車体フレームに備えることによ
り、移動量検知部で検知した移動量に応じて、モータで
前進走行時の補助動力を発生するとともに、スイング量
検知部で検知したスイング量に応じて、モータで後進走
行時の動力を発生するように構成したことを特徴とす
る。
【0009】スライド式グリップを持上げながら押すこ
とにより、電動運搬車を人力で前進走行させることがで
きる。前進走行中に、荷が重ければスライド式グリップ
を強く押すため、この押す力に応じてスライド式グリッ
プの移動量が変化し、この移動量を移動量検知部が検知
し、その検知信号に応じてモータが補助動力を発生し、
この補助動力で人力に補助することができる。一方、ス
ライド式グリップを持上げながら引張ることにより、電
動運搬車を人力で後進走行させることができる。後進走
行中に、スライド式グリップを握った手の指で操作レバ
ーをスイング操作することで、そのスイング量に応じて
モータが動力を発生し、この動力で電動運搬車を後進走
行させることができる。このようなことから、前進、後
進共に、作業者の操作上の負担は軽い。負担が軽いの
で、電動運搬車は狭い作業エリアでも機動性が良く使い
易い。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図面に
基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、
「左」、「右」、「上」、「下」は作業者から見た方向
に従い、Frは前側、Rrは後側、Lは左側、Rは右
側、CLは車幅中心(車体中心)を示す。また、図面は
符号の向きに見るものとする。
【0011】図1は本発明に係る電動運搬車の斜視図で
ある。電動運搬車10は、車体フレーム11の車幅方向
中央に車輪(駆動輪)12を1個のみ取付け、車体フレ
ーム11にモータ13とモータ13の動力を車輪12へ
伝達する動力伝達機構14と左右のバッテリ15L,1
5Rとを取付け、車体フレーム11から後方へ左右の操
作ハンドル16L,16Rを延長し、車体フレーム11
の後部下部に左右の接地スタンド17L,17Rを設
け、車体フレーム11の上部に荷台18並びに荷台用柵
19L,19Rを取付けたところの、電動一輪運搬車で
ある。この電動運搬車10は、左右の操作ハンドル16
L,16Rを持上げることで、地上から接地スタンド1
7L,17Rを浮かせた状態で、手押し操作可能な運搬
車である。
【0012】動力伝達機構14は、モータ13の動力を
第1減速機構21と伝動軸22と図示せぬ第2減速機構
とによって、車軸23を介して車輪12に伝達する機構
である。左右の操作ハンドル16L,16Rは、車体フ
レーム11から後上方へ延ばしたバーハンドルである。
左の操作ハンドル16Lは、端部に左のグリップ42L
を備え、右の操作ハンドル16Rは、端部に右のグリッ
プ42Rを備える。27はブレーキレバーである。
【0013】ところで、上記電動運搬車10は、モータ
13を前進駆動操作するための第1操作機構40と、モ
ータ13を後進駆動操作するための第2操作機構70を
備える。第1操作機構40は、右のグリップ42Rと移
動量検知部64とからなり、第2操作機構70は、操作
レバー機構71とスイング量検知部81とからなる。右
のグリップ42Rはスライド式グリップであって、モー
タ13に前進用補助動力を発生させるときに操作する
「前進用操作部材」である。操作レバー機構71はスイ
ング可能な操作レバー72を有し、右のグリップ42R
の近傍に備えたものである。操作レバー72は、モータ
13に後進用動力を発生させるときに操作する「後進用
操作部材」である。この図は、車体フレーム11に後述
する制御部30並びにスイング量検知部81を備えたこ
とを示す。
【0014】図2は本発明に係る電動運搬車の電気回路
図であり、モータ13を第1・第2操作機構40,70
で制御する回路を示す。電動運搬車の電気回路は、制御
部30にモータ13、バッテリ15L,15R、キース
イッチ(メインスイッチ)31、車速検知部32、バッ
テリ残量表示計33、移動量検知部64、スイング量検
知部81を接続したものである。
【0015】制御部30は、移動量検知部64の出力
信号(検知信号)並びに車速検知部32の出力信号(検
知信号)に応じ、モータ13を正転駆動制御する機能を
有するとともに、スイング量検知部81の出力信号
(検知信号)並びに車速検知部32の出力信号に応じ、
モータ13を逆転駆動制御する機能を有する。モータ1
3の駆動制御方式としては、例えば、電圧制御方式であ
る。車速検知部32は電動運搬車の車速を検知するセン
サであり、、例えば、モータ13の回転数を検知するこ
とによって間接的に車速を検知するように、モータ13
に内蔵する。
【0016】移動量検知部64は、スライド式グリップ
である右のグリップ42Rが車体フレームへ向う移動量
を検知して電気的な出力信号に変換するセンサであり、
例えば、往復動式ポテンショメータである。スイング量
検知部81は、操作レバー72のスイング量を検知して
電気的な出力信号に変換するセンサであり、例えば、回
転式ポテンショメータである。各ポテンショメータは、
3個の端子を備え、その中の2個を抵抗素子の両端に接
続し、他の1個を抵抗素子に沿って機械的に移動する摺
動接点に接続した可変抵抗器である。
【0017】スイング量検知部81は、さらに切換スイ
ッチ105を内蔵したものである。この切換スイッチ1
05は、移動量検知部64の出力信号とスイング量検知
部81の出力信号の、いずれか一方のみを選択して制御
部30に導くためのスイッチである。この切換スイッチ
105によって、制御部30は2つの出力信号のうち、
1つのみを受けて、モータ13を制御することができ
る。切換スイッチ105は、例えば、移動量検知部64
の出力信号端子に直列接続した常閉接点(常閉スイッチ
部)107と、スイング量検知部81の出力信号端子に
直列接続した常開接点(常開スイッチ部)106とから
なり、操作レバー72をスイング操作したときに、その
スイング操作に応じて接点を切換えるものである。
【0018】図3は本発明に係る右の操作ハンドル、右
のグリップ、移動量検知部並びに操作レバーの要部を断
面した側面図である。右の操作ハンドル16Rはパイプ
材からなり、その先端に丸棒製バー41を取付けたもの
である。右のグリップ42Rは、上述のようにスライド
式グリップであり、右の操作ハンドル16Rのバー41
にスライド可能に挿入したパイプ製スライダ部44と、
スライダ部44に被せたゴム製グリップ部45とからな
る。
【0019】スライド式グリップの具体的な構造は、バ
ー41に前後2個のブッシュ43,43を介してスライ
ダ部44を嵌合し、スライダ部44と操作ハンドル16
Rとの間に、グリップ42Rの移動量Sを規制するスト
ッパ機構46と、グリップ42Rを作業者側(この図の
右側)へ押出す弾性部材47と、弾性部材47の作用中
立点を初期調整する調整機構51とを取付けたものであ
る。
【0020】ストッパ機構46は、バー41に軸直角方
向に固定したピン48と、ピン48を嵌合するべくスラ
イダ部44に開けた軸方向に長い長孔44aとからな
る。長孔44aの長さは、スライダ部44が所定の移動
量Sだけ移動可能な寸法である。ストッパ機構46を、
長孔44aとピン48との組合せ構造としたので、簡単
な構成でグリップ42Rの移動量規制と、グリップ42
Rの回り止めをすることができる。ピン48は、長孔4
4aの壁に当る部分に、必要に応じてゴム製緩衝材48
aを備える。
【0021】弾性部材47は、バー41の後端面(図右
端面)に開口する孔41aに挿入した圧縮ばねである。
調整機構51は、スライダ部44の後端部(図右端)に
且つ弾性部材47と同心に取付けたボルト取付板52
と、ボルト取付板52にねじ込み平座金53を介して弾
性部材47を押すようにした調整ボルト54と、調整ボ
ルト用ロックナット55とからなる。
【0022】スライダ部44は基端部に、軸直角方向に
延びる板状のアーム61を固定したものである。このよ
うに、グリップ42Rからその心に直交して延びたアー
ム61は、スライダ部44に沿って車体フレーム11へ
向う(この図の左へ向う)押しボルト62をねじ込み、
ロックナット63でロックしたものである。移動量検知
部64は、ブラケット65を介して操作ハンドル16R
のパイプ先端部に取付けたものであり、付属のオートリ
ターン機構(図示せず)の作用によって図の中立位置へ
自動的に戻る、プッシュロッド64aを備える。押しボ
ルト62で押されたプッシュロッド64aが移動して、
内蔵した摺動接点64b(図2参照)を移動させること
により、車体フレーム11へ向う右のグリップ42Rの
移動量を検知することができる。49はパッキンであ
る。
【0023】次に、上記構成の第1操作機構40の作用
を、図3に基づき説明する。右のグリップ42Rを握っ
て車体フレーム11へ向う方向(この図の左方向)へ押
すと、押す力はスライダ部44→ボルト取付板52→調
整ボルト54→平座金53の経路で弾性部材47に作用
する。このため、右のグリップ42Rは押す力に応じた
移動量だけスライドする。そして、押しボルト62は右
のグリップ42Rと同じ移動量だけスライドして、移動
量検知部64のプッシュロッド64aを押す。移動量検
知部64はプッシュロッド64aの移動量に応じた出力
信号を発する。右のグリップ42Rの押す力を解除する
と、弾性部材47の弾発力によって、グリップ42Rが
図に示す元の位置に自動復帰するので、移動量検知部6
4の出力信号は零になる。
【0024】図4は本発明に係る操作レバー機構の平面
図であり、右の操作ハンドル16Rの端部に操作レバー
機構71を取付けたことを示す。詳しくは、操作レバー
機構71の操作レバー72を、右のグリップ42Rの近
傍に且つ車幅中心CL側に、しかも、右のグリップ42
Rを握った手Hの親指Fで操作可能な位置に配置した。
従って、右のグリップ42Rを手Hで握ったときに車幅
中心CL側を向く親指Fによって、操作レバー72を操
作することは容易である。
【0025】図5(a),(b)は本発明に係る操作レ
バー機構の構成図であり、(a)は側面図、(b)は断
面図である。操作レバー機構71は、操作レバー72に
右手Hの親指Fを掛けて図時計回りに回す(スイングさ
せる)ことで、軸73を中心に中継レバー74を時計回
りに回すことにより、スロットルワイヤ75を図左から
右へ引くものであり、オートリターン機構としてのねじ
りばね76を備える。ねじりばね76が中継レバー74
を反時計回りに弾発しているので、掛けている親指Fを
外すと、中継レバー74は反時計回りに回ってスロット
ルワイヤ75を戻し、結果的に図に示す状態となる。軸
73は、ケース77を貫通して図面手前へ延び、先端に
操作レバー72を取付けたものである。
【0026】さらに、操作レバー機構71は、(a)に
示す操作レバー72のスイング位置を表示する表示板7
8を備えたものである。この表示板78は、操作レバー
72が(a)に示す中立位置にある「前進」位置78
a、操作レバー72を図時計回りに若干スイングさせた
ときの「後進」位置78b、及び、操作レバー72を図
時計回りに大きくスイングさせたときの「高速」位置7
8cを、表したものである。操作レバー72の操作内容
を、表示板78によって知ることができるので、操作レ
バー72の操作は一層容易である。
【0027】図6(a),(b)は本発明に係る第2操
作機構の構成図である。(a)は、操作レバー72を回
して、スロットルワイヤ75を引くことにより、スイン
グ量検知部81を作動させるようにしたことを示す。ス
イング量検知部81は、ケース82に軸83を介してレ
バー84を取付けたポテンショメータであって、スロッ
トルワイヤ75でレバー84を回すことにより、軸83
が回り、下部に内蔵した図示せぬ摺動接点を移動させる
ものであり、軸83にオートリターン機構としてのねじ
りばねを備える。このねじりばねは、軸83を常に
(a)の中立位置に戻す役割を果たす。
【0028】(a)の中立状態から、親指Fで操作レバ
ー72を図面時計方向へ倒す(スイングさせる)ことに
より、(b)に示すように、スイング量検知部81のレ
バー84が時計回りに回り、操作レバー72のスイング
量に応じた出力信号を発する。その後、操作レバー72
から親指Fを外すと、操作レバー72は付属のオートリ
ターン機構の作用で(a)の位置へ戻る。この結果、ス
イング量検知部81も付属のオートリターン機構の作用
で(a)の中立位置へ戻り、出力信号を零にする。
【0029】図7は本発明に係るスイング量検知部の要
部斜視図であり、スイング量検知部81が、平坦な固定
基板85と、固定基板85の板面に沿って軸83(図6
参照)と共に回転する可動体86との、組合せ構造であ
ることを示す。固定基板85はその板面に、軸83の心
Oを中心とした同心円状に配列した、抵抗板(抵抗素
子)91と第1導電板92と第2導電板93と第3導電
板94とを設けるとともに、抵抗板91の両端に第1端
子95と第2端子96を接続し、第1導電板92に第3
端子97を接続し、第2導電板93に第4端子98を接
続し、第3導電板94に第5端子99を接続したもので
ある。抵抗板91は、長手両端に導電部91a,91b
を有する。
【0030】詳しくは、固定基板85は、その板面を見
たときに図時計回りで、中立線Aから線Bまでの範囲
(角度θ1)に第2・第3導電板93,94を配置し、
線Bから線Cまでの範囲(角度θ2)に何も配置せず、
線Cから線Dまでの範囲(角度θ3)に抵抗板91と第
1導電板92を配置したものである。各端子を具体的に
説明すると、例えば、第1端子95はアース端子、第2
端子96は基準電圧端子、第3端子97は出力信号端
子、第4・第5端子98,99はスイッチ端子である。
【0031】可動体86は、抵抗板91と第1導電板9
2とに摺動する第1摺動接点101と、第2導電板93
と第3導電板94とに摺動する第2摺動接点102とを
備えたものである。抵抗板91、第1導電板92並びに
第1摺動接点101の組合せ構造は、ポテンショメータ
104並びに常開スイッチ部106である。第2・第3
導電板93,94並びに第2摺動接点102の組合せ構
造は、常閉スイッチ部107である。
【0032】図8(a),(b)は本発明に係る第2操
作機構の作用図(その1)であり、(a)に示す操作レ
バー機構71と(b)に示すスイング量検知部81との
関係を示す。想像線にて示す操作レバー72が、表示板
78に表記した「前進」位置78aにあるとき、第1・
第2摺動接点101,102は中立線Aにある。この結
果、常開スイッチ部106はOFF状態にあり、常閉ス
イッチ部107はON状態にある。従って、図2に示す
制御部30は、移動量検知部64の出力信号のみを受け
ることができる。
【0033】図9(a),(b)は本発明に係る第2操
作機構の作用図(その2)であり、(a)に示す操作レ
バー機構71と(b)に示すスイング量検知部81との
関係を示す。操作レバー72が、表示板78に表記した
「後進」位置78bにあるとき、第1・第2摺動接点1
01,102は線Cよりも若干右寄りの線Pにある。こ
の結果、常開スイッチ部106はON状態になり、常閉
スイッチ部107はOFFになる。従って、図2に示す
制御部30は、スイング量検知部81の出力信号のみを
受けることができる。
【0034】図10(a),(b)は本発明に係る第2
操作機構の作用図(その3)であり、(a)に示す操作
レバー機構71と(b)に示すスイング量検知部81と
の関係を示す。操作レバー72が、表示板78に表記し
た「高速」位置78cにあるとき、第1・第2摺動接点
101,102は線Dよりも若干左寄りの線Pにある。
常開スイッチ部106はON状態を持続し、常閉スイッ
チ部107はOFF状態を持続する。第1摺動接点10
1が基準電圧側に接近するので、スイング量検知部81
の出力信号は大である。
【0035】図11(a)〜(c)は電動運搬車の作用
図である。(a)において、作業者Mが、先ず左右のグ
リップ42L,42Rを握って、操作ハンドル16L,
16Rを持上げることで、地上から接地スタンド17
L,17Rを浮かせる。その状態で、左右のグリップ4
2L,42Rを押しながら前進歩行すれば、電動運搬車
10を人力だけで前進走行させることができる。
【0036】軽量物を積んだ電動運搬車10を平地で前
進走行させる場合には、右のグリップ42Rを握って押
す力は小さい。このため、右のグリップ42Rの移動量
が小さいので、移動量検知部64の出力信号も小さい。
移動量検知部64の出力信号が、予め設定した所定値に
達しないので、制御部30は、モータ13へ制御信号を
発しない。すなわち、モータ13で補助動力を発生する
ための所定の基準押し力よりも、押す力が小さいので、
制御部30は制御信号を発せず、この結果、モータ13
は補助動力を発生しない。このときには、電動運搬車1
0を人力だけで走行させることができる。
【0037】重量物を積んだ電動運搬車10を前進走行
させたり、上り坂で電動運搬車10を前進走行させる場
合には、右のグリップ42Rを握って押す力は大きい。
操作する作業者Mの押す力が基準押し力よりも大きくな
ると、(b)のグリップ42Rは対応した移動量になる
ので、このときの移動量検知部64の出力信号に基づい
て、制御部30は、モータ13に制御信号を発する。移
動量検知部64は押す力に応じて出力信号が変化し、制
御部30は対応する補助動力を出力するようにモータ1
3を制御する。補助動力で人力を自動的に補助すること
ができる。
【0038】このように、電動運搬車10を(1)人力
だけで前進走行させる場合と、(2)補助動力を受けて
前進走行させる場合の、どちらの場合であっても、作業
者Mはグリップ42L,42Rを握って押すという、単
一の操作を継続するだけでよい。
【0039】一方、電動運搬車10を後進走行させるに
は、(a)において、作業者Mが、先ず左右のグリップ
42L,42Rを握って、操作ハンドル16L,16R
を持上げることで、地上から接地スタンド17L,17
Rを浮かせる。その状態で、左右のグリップ42L,4
2Rを引きながら後退すれば、電動運搬車10を人力だ
けで後進走行させることができる。
【0040】重量物を積んだ電動運搬車10を後進走行
させたり、上り坂で電動運搬車10を後進走行させる場
合のように、モータ13の動力で後進走行させたいとき
には、(c)に示すように、右のグリップ42Rを握っ
た手Hの親指Fを、操作レバー72に掛けて任意に押し
操作することで、操作レバー72をスイングさせる。操
作レバー72のスイング量に応じてスイング量検知部8
1の出力信号が変化する。スイング量検知部81の出力
信号に基づいて、制御部30は、対応する動力を出力す
るようにモータ13を制御する。動力で電動運搬車10
を後進走行させることができる。モータ13によって電
動運搬車10を自力走行させるので、作業者Mの労力は
軽減する。さらに、操作レバー72をスイングする程度
に応じてモータ13への供給電圧が高まり、電動運搬車
10の走行速度は高まる。
【0041】以上の説明から明らかなように、電動運搬
車10を運転時に、左右の操作ハンドル16L,16R
を持上げた手で、前進用操作部材としての右のグリップ
(スライド式グリップ)42Rと、後進用操作部材とし
ての操作レバー72とを個別に且つ自由に操作すること
ができる。このように、作業者Mが前進操作するのに最
適なスライド式グリップ42Rと、作業者Mが後進操作
するのに最適な操作レバー72とを備えることにより、
作業スペースが狭く凹凸や起伏のある路面であっても、
前進、後進共に、操作感覚(操作フィーリング)が良好
になり、操作性が高まるとともに、操作上の負担も軽
い。特に、後進走行時において、モータ13の後進用動
力に変動があっても、作業者Mは後退姿勢を頻繁に変え
ることなく、楽な姿勢で電動運搬車を運転時することが
でき、操作性が高まる。しかも、従来の手押し式一・二
輪運搬車と同様に小回りが利き、機動性が良く、使い易
い。
【0042】次に、第2操作機構の操作レバー機構の変
形例について、図12〜図15に基づき説明する。図1
2は本発明に係る右の操作ハンドル、右のグリップ、移
動量検知部並びに操作レバー機構(第1変形例)の要部
を断面した側面図である。第1変形例の第2操作機構1
10における操作レバー機構111は、右の操作ハンド
ル16Rの端部に取付けたレバー支持部112と、この
レバー支持部112にスイング可能に取付けた操作レバ
ー113とからなり、操作レバー113を右のグリップ
42Rに沿わせて延したものである。詳しくは、操作レ
バー113を、右のグリップ42Rの近傍に、しかも、
右のグリップ42Rを握った手の指で操作可能な位置に
配置した。
【0043】右のグリップ42Rを握った手の指で、操
作レバー113をスイングさせてグリップ42R側に引
き寄せることで、スロットルワイヤ75を図左から右へ
引くことができる。さらには、図示せぬオートリターン
機構によって、操作レバー113を中立位置に戻し、ス
ロットルワイヤ75を戻すことができる。第2操作機構
110においても、操作レバー113のスイング量を、
上記図2、図6並びに図7に示すスイング量検知部81
によって、検知することになる。なお、この図では、操
作レバー機構111に備える表示板78(図5参照)を
省略して示す。
【0044】図13は本発明に係る右の操作ハンドル、
第1・第2操作機構(第2変形例)の側面断面図であ
る。第2変形例は、右の操作ハンドル16Rに第1操作
機構40と第2操作機構120とを取付けたことを特徴
とする。第2操作機構120は、スイング量検知部12
2と操作レバー機構131との組合せを主構成とする。
なお、この図では、操作レバー機構131に備える表示
板78(図5参照)を省略して示す。
【0045】第2変形例の第2操作機構120は、操作
ハンドル16Rに対して上記ブラケット65と対象位置
に副ブラケット121を取付け、この副ブラケット12
1に、操作ハンドル16Rに対して上記移動量検知部6
4と対象位置にスイング量検知部122を取付け、副ブ
ラケット121に掛け部材132を介して操作レバー1
33をスイング可能に取付けたものである。副ブラケッ
ト121は、操作ハンドル16Rの端部に基端を固定
し、操作ハンドル16Rの心に直交する方向に延びる板
状部材である。
【0046】第2変形例のスイング量検知部122は、
操作レバー133のスイング量をプッシュロッド122
aの進退量(ストローク)に変換し、プッシュロッド1
22aの移動量に応じた出力信号を発するものであっ
て、切換スイッチを備えた往復動式ポテンショメータで
ある。上記図2に示すスイング量検知部81が、切換ス
イッチ105を備えた回転式ポテンショメータであるの
に対し、第2変形例のスイング量検知部122は、往復
動式ポテンショメータである他には、上記スイング量検
知部81と同様の構成であり、その説明を省略する。
【0047】プッシュロッド122aは、右のグリップ
42Rの方向に且つ右のグリップ42Rに沿って延び、
その先端に押しバー123を取付けたものである。右の
グリップ42Rは、副ブラケット121と同方向に延び
るバー支持ブラケット125を取付け、このバー支持ブ
ラケット124にて押しバー123をスライド可能に支
持したものである。押しバー123は作業者側(図右
側)の端部に当接部125を有する。
【0048】操作レバー機構131は、副ブラケット1
21に掛け部材132の一端132Aを右のグリップ4
2Rに接離する方向にスイング可能に掛け、この掛け部
材132をグリップ42Rにほぼ沿わせ、バー支持ブラ
ケット124を越えて作業者側へ延し、その延びた他端
132Bに操作レバー133の長手中間部133aを、
掛け部材132と同方向にスイング可能に掛けて支持
し、操作レバー133の一端に指掛け部133bを備
え、操作レバー133の他端の押出し部133cを、掛
け部材132から操作ハンドル16R側へ所定角度β傾
けた状態で当接部125に当てたものである。
【0049】図14は図13の14−14線断面図であ
り、グリップ部を外した状態の構成を示す。操作レバー
133における中間部133aの被支持構造は、操作レ
バー133の孔に嵌合した被支持パイプ134と、被支
持パイプ134の両端外周面に圧入して被支持パイプ1
34の抜け止めをするプッシュナット135,135と
からなる。被支持パイプ134の両側から、掛け部材1
32の折曲げ先端132a,132aを挿入することに
よって、中間部133aをスイング可能に支持すること
ができる。なお、操作レバー機構131は、折曲げ先端
132a,132aに図示せぬオートリターン機構とし
てのねじりばねを備える。このねじりばねは、操作レバ
ー133を常に中立位置に戻す役割を果たす。
【0050】図15は本発明に係る第1・第2操作機構
(第2変形例)の斜視図である。掛け部材132は、ピ
アノ線等の弾性を有する線材を折曲げ、その折曲げ先端
132a,132a同士を重ね合わせることで、操作ハ
ンドル16Rの延びる方向に細長い、略四角形のループ
(環)に形成したループ部材である。折曲げ先端132
a,132aは、掛け部材132の他端132Bをな
す。132Cは左の線部、132Dは右の線部である。
【0051】掛け部材132のループの一端132Aを
副ブラケット121に嵌め込み、傾斜した左右の掛け部
121a,121aにループを掛けることにより、副ブ
ラケット121に掛け部材132をスイング可能に支持
することができる。しかも、副ブラケット121が所定
板厚の板材であり、掛け部121a,121aが副ブラ
ケット121の先端側へ広がる傾斜面であるから、掛け
部121a,121aは、掛け部材132が操作ハンド
ル16Rから離れる方向へスイングする、いわゆる、離
反スイング角α(図13参照)を制限するためのストッ
パの役割を果たす。
【0052】掛け部材132の離反スイング角αを制限
したので、操作レバー133の押出し部133cは当接
部125の所定位置に当る。この結果、当接部125に
対する押出し部133cの当る位置は、概ね同一であ
る。従って、グリップ42Rに対する操作レバー133
の指掛け部133bの位置は変わらない。さらに、当接
部125は、押出し部133cが当接部125から離れ
る方向に反転(図時計回りに回転)することを制限する
ためのストッパ126を備える。なお、グリップ部45
の鍔部45aは、操作レバー133と干渉しないよう
に、切欠き45bを有する。127…はボルト・ナット
である。
【0053】次に、上記構成の第2操作機構120の作
用を図13に基づき説明する。右のグリップ42Rに掛
けた手の指で、指掛け部133bを任意に握って矢印U
方向にスイング操作をすると、押出し部133cは当接
部125を車体フレーム(この図の左側)へ向って強制
的に押出す。押す力は、当接部125から押しバー12
3を経てプッシュロッド122aに作用する。このた
め、プッシュロッド122aは操作レバー133のスイ
ング量に対応する移動量だけスライドする。この結果、
スイング量検知部122は、プッシュロッド122aの
移動量に応じた出力信号を発する。指掛け部133bか
ら手を離すと、図示せぬオートリターン機構によって、
操作レバー133が図に示す元の位置に自動復帰するの
で、スイング量検知部122の出力信号は零になる。ス
イング量検知部122の回路は、上記図2に示すスイン
グ量検知部81の回路と同一の構成、作用であって、プ
ッシュロッド122aの移動量に応じた作用をなし、制
御部30に出力信号を発する。
【0054】なお、上記本発明の実施の形態並びに各変
形例において、 (1)電動運搬車10は、1つの車輪12を備えた電動
一輪運搬車に限定するものではなく、例えば、左右2つ
の車輪を備えた電動二輪運搬車であってもよい。 (2)スライド式グリップは左のグリップ42Lであっ
てもよい。 (3)操作レバー機構71,111,131は左のグリ
ップ42Lに取付けてもよい。 (4)移動量検知部64及びスイング量検知部81,1
22は、車体フレーム11又は左・右の操作ハンドル1
6L,16Rに備えるようにすればよく、取付け位置は
任意である。
【0055】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、電動運搬車の操作ハンドルの端部
に、モータに前進用補助動力を発生させるときに操作す
る前進用操作部材と、モータに後進用動力を発生させる
ときに操作する後進用操作部材とを備えたので、前進用
操作部材を操作することにより、モータの前進用補助動
力を受けて電動運搬車を前進走行させるとともに、後進
用操作部材を操作することにより、モータの後進用動力
で電動運搬車を後進走行させることができる。従って、
電動運搬車を前進走行時に補助動力を受けるだけでな
く、後進走行時でも動力を受けることができる。
【0056】さらには、電動運搬車を運転時に、操作ハ
ンドルを持上げた手で、前進用操作部材と後進用操作部
材とを個別に且つ自由に操作することができる。従っ
て、作業者が前進操作するのに最適な前進用操作部材
と、作業者が後進操作するのに最適な後進用操作部材と
を備えることにより、作業スペースが狭く凹凸や起伏の
ある路面であっても、前進、後進共に、操作感覚(操作
フィーリング)が良好になり、操作性が高まるととも
に、操作上の負担も軽い。特に、後進走行時において、
モータの後進用動力に変動があっても、作業者は後退姿
勢を頻繁に変えることなく、楽な姿勢で電動運搬車を運
転時することができ、操作性が高まる。しかも、従来の
手押し式一・二輪運搬車と同様に小回りが利き、機動性
が良く、使い易い。
【0057】請求項2は、前進用操作部材を、操作ハン
ドルの端部に備えたスライド式グリップで構成し、この
スライド式グリップが車体フレームへ向う移動量を検知
する移動量検知部を、操作ハンドル又は車体フレームに
備えたので、スライド式グリップを持上げながら押すこ
とにより、電動運搬車を人力で前進走行させることがで
きる。しかも、前進走行中に、荷が重ければスライド式
グリップを強く押すため、この押す力に応じてスライド
式グリップの移動量が変化し、この移動量を移動量検知
部が検知し、その検知信号に応じてモータが補助動力を
発生し、この補助動力で人力に補助することができる。
スライド式グリップの押し操作だけで自動的に補助動力
を調整することができるので、補助動力を調整するため
の特別の操作は不要である。
【0058】さらには、後進用操作部材を、スライド式
グリップの近傍に備えた操作レバーで構成し、この操作
レバーのスイング量を検知するスイング量検知部を、操
作ハンドル又は車体フレームに備えたので、スライド式
グリップを持上げながら引張ることにより、電動運搬車
を人力で後進走行させることができる。しかも、後進走
行中に、スライド式グリップを握った手の指で操作レバ
ーを任意にスイング操作することで、そのスイング量に
応じてモータが動力を発生し、この動力で電動運搬車を
後進走行させることができる。
【0059】この結果、前進、後進共に、作業者の操作
上の負担を一層軽くすることができるとともに、従来の
手押し式運搬車と同様に小回りが利き、狭い作業エリア
でも機動性が良く使い易い電動運搬車にすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電動運搬車の斜視図
【図2】本発明に係る電動運搬車の電気回路図
【図3】本発明に係る右の操作ハンドル、右のグリッ
プ、移動量検知部並びに操作レバーの要部を断面した側
面図
【図4】本発明に係る操作レバー機構の平面図
【図5】本発明に係る操作レバー機構の構成図
【図6】本発明に係る第2操作機構の構成図
【図7】本発明に係るスイング量検知部の要部斜視図
【図8】本発明に係る第2操作機構の作用図(その1)
【図9】本発明に係る第2操作機構の作用図(その2)
【図10】本発明に係る第2操作機構の作用図(その
3)
【図11】電動運搬車の作用図
【図12】本発明に係る右の操作ハンドル、右のグリッ
プ、移動量検知部並びに操作レバー機構(第1変形例)
の要部を断面した側面図
【図13】本発明に係る右の操作ハンドル、第1・第2
操作機構(第2変形例)の側面断面図
【図14】図13の14−14線断面図
【図15】本発明に係る第1・第2操作機構(第2変形
例)の斜視図
【符号の説明】
10…電動運搬車、11…車体フレーム、12…車輪、
13…モータ、16L,16R…左右の操作ハンドル、
17L,17R…接地スタンド、30…制御部、40…
第1操作機構、42L…左のグリップ、42R…前進用
操作部材としての右のグリップ(スライド式グリッ
プ)、64…移動量検知部、70,110,120…第
2操作機構、71,111,131…操作レバー機構、
72,113,133…後進用操作部材としての操作レ
バー、81,122…スイング量検知部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D050 AA01 BB02 DD03 EE07 EE12 GG06 JJ04 KK14 5H115 PG10 PI13 PU02 QE13 RB19 TB01 TI02 TO30 UI14 UI15 UI24

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪とこの車輪を駆動するモータとを備
    える車体フレームから後上方へ延ばした操作ハンドルの
    端部に、前記モータに前進用補助動力を発生させるとき
    に操作する前進用操作部材と、前記モータに後進用動力
    を発生させるときに操作する後進用操作部材とを備えた
    電動運搬車。
  2. 【請求項2】 前記前進用操作部材を、前記操作ハンド
    ルの端部に備えたスライド式グリップで構成するととも
    に、前記後進用操作部材を、前記スライド式グリップの
    近傍に備えた操作レバーで構成し、前記スライド式グリ
    ップが前記車体フレームへ向う移動量を検知する移動量
    検知部、及び、前記操作レバーのスイング量を検知する
    スイング量検知部を、前記操作ハンドル又は車体フレー
    ムに備えることにより、移動量検知部で検知した移動量
    に応じて、モータで前進走行時の補助動力を発生すると
    ともに、スイング量検知部で検知したスイング量に応じ
    て、モータで後進走行時の動力を発生するように構成し
    たことを特徴とする請求項1記載の電動運搬車。
JP5767599A 1999-03-04 1999-03-04 電動運搬車 Pending JP2000261912A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002274386A (ja) * 2001-03-23 2002-09-25 Iseki Ueki Seisakusho:Kk 電動機付き手押し一輪搬送装置
KR102541616B1 (ko) * 2022-12-15 2023-06-07 김광철 다용도 전동 운반 작업기

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JP2002274386A (ja) * 2001-03-23 2002-09-25 Iseki Ueki Seisakusho:Kk 電動機付き手押し一輪搬送装置
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