JP2000261202A - 直交2偏波導波管入力装置のためのプローブ、当該プローブを用いた直交2偏波導波管入力装置および当該直交2偏波導波管入力装置を用いた衛星放送受信用のコンバータ - Google Patents

直交2偏波導波管入力装置のためのプローブ、当該プローブを用いた直交2偏波導波管入力装置および当該直交2偏波導波管入力装置を用いた衛星放送受信用のコンバータ

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JP2000261202A
JP2000261202A JP11061534A JP6153499A JP2000261202A JP 2000261202 A JP2000261202 A JP 2000261202A JP 11061534 A JP11061534 A JP 11061534A JP 6153499 A JP6153499 A JP 6153499A JP 2000261202 A JP2000261202 A JP 2000261202A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路設計が簡単でかつ良好な受信特性を得る
ことができる、直交2偏波導波管入力装置、そのための
プローブ、および衛星放送受信用のコンバータを提供す
る。 【解決手段】 直交2偏波導波管入力装置のプローブ7
は、。先端部9aが軸方向とほぼ直角に突出する形状に
形成された中芯導体9と、中芯導体9の周囲を、中芯導
体9の先端部9aが露出するように覆って形成された非
誘電体層10と、非誘電体層10の、先端部側の面上
の、予め定められた範囲に形成された導電層11とを含
む。このプローブ7は、導波管側部の開口に軸方向に挿
入することにより、軸方向と直角な偏波を受信できる。
非誘電体層10の、プローブ挿入後に残る空洞部に露出
される面は導電層11により覆われるので、偏波のイン
ピーダンスに適合させてプローブを構成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は直交2偏波導波管入
力装置に関し、特に各々の偏波面の方向が相互に直交す
る2つの電波を受信するための、衛星放送・衛星通信受
信用コンバータ(LNB)等において、導波管入力部を
形成するプローブの構造に特徴を有する直交2偏波導波
管入力装置の改良、およびそうした直交2偏波導波管を
用いた衛星放送・衛星通信受信用(以下「衛星放送受信
用」と呼ぶ。)コンバータに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の直交2偏波導波管として知られ
ているものに、特開平10−261902号公報に開示
されたものがある。図8を参照して、従来の直交2偏波
導波管入力装置の一例について説明する。図8(a)は
正面の断面図であり、図8(b)は側面図であり、図8
(c)は平面図である。特に図8(a)は図8(c)の
断面I−Iにおける断面図である。
【0003】直交2偏波導波管入力装置80は、偏波を
導入する導波管1aと、垂直偏波の偏波面2に平行な方
向に導波管1aに装着され垂直偏波を受信するためのプ
ローブ5と、先端部9aが水平偏波の偏波面3に平行な
方向となるように導波管1aに装着された、ほぼ直角に
曲がった中芯導体9を有するプローブ90と、導波管1
a内部の中央よりやや奥に、垂直方向に設けられた短絡
棒6と、プローブ5およびプローブ90の中芯導体がそ
れぞれ下面に直角となるように取り付けられ、導波管1
aの乗面に取付けられる回路基板4とを含む。
【0004】導波管1aは内壁に短絡壁8を形成する。
垂直偏波を給電し回路基板に偏波信号を伝達するために
プローブ5および短絡棒6が設置されている。また水平
偏波を給電し回路基板に偏波信号を伝達するためにプロ
ーブ90と短絡壁8とが設置されている。
【0005】図9を参照して、プローブ90の中芯導体
9の先端部9aは、導波管1aの内壁に突出する方向へ
略直角に曲がっている。プローブ90はさらに、この中
芯導体9の周囲を囲む非誘電体10を含む。中芯導体9
は非誘電体10のほぼ中心に配置されている。プローブ
90は、導波管1aに形成された空洞部に、上方から挿
入され装着される。図8は、プローブ90を装着した後
の状態を示している。このように上方からプローブ90
を挿入する場合、非誘電体10のためのスペースのみで
なく、先端部9aのためのスペースも必要であり、導波
管1aにはそれが可能なような形状の開開口が形成され
ている。そのため図8に示すように、プローブ90が装
着された状態では空洞部1bが形成される。
【0006】プローブ5および90は直交2偏波のそれ
ぞれを受信する。プローブ5は受信した垂直偏波の偏波
面2の偏波信号を回路基板4へ伝達する。プローブ90
は受信した水平偏波の偏波面3の偏波信号を回路基板4
へ伝達する。回路基板4はプローブ5から伝達された偏
波信号とプローブ90から伝達された偏波信号とを合成
する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図8および図9に示し
た従来技術の直交2偏波導波管入力装置80において
は、プローブ5およびプローブ90の取付のために、導
波管1aに開口を設ける必要がある。さらに中芯導体9
がL字状になっているため、プローブ90を導波管1a
に装着した状態では上述したようにプローブ90の導波
管内側には空洞部1bが残る。
【0008】このように空洞部1bが存在していると、
周波数の極めて高い偏波信号において、信号のロス、信
号の干渉などの好ましくない影響が生ずる。これを改善
するためには、たとえば回路基板4上の回路パターンの
引回しにおいて高度の配慮をする必要がある。そのため
回路パターン設計が難しくなるという問題があった。ま
た高周波信号を扱う回路基板に特有の問題を配慮する必
要もあり、さらに回路パターン設計が難しくなってい
る。
【0009】このような直交2偏波導波管装置を利用す
る装置としてたとえば衛星放送受信用コンバータがある
が、衛星放送受信用コンバータでも、上記した直交2偏
波導波管装置の問題点がそのまま問題点となっている。
【0010】本願発明は係る課題を解決するためになさ
れたものであり、請求項1または請求項2に記載の発明
の目的は、回路設計が簡単でかつ良好な受信特性を得る
ことができる、直交2偏波導波管入力装置のためのプロ
ーブを提供することにある。
【0011】請求項3または請求項4に記載の発明の目
的は、回路設計が簡単でかつ良好な受信特性を得ること
ができる、直交2偏波導波管入力装置を提供することに
ある。
【0012】請求項5に記載の発明の目的は、回路設計
が簡単でかつ良好な受信特性を得ることができる、直交
2偏波導波管入力装置を有する衛星放送受信用のコンバ
ータを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
かかる直交2偏波導波管入力装置のためのプローブは、
先端部が軸方向とほぼ直角に突出する形状に形成された
中芯導体と、中芯導体の周囲を、中芯導体の先端部が露
出するように覆って形成された非誘電体層と、非誘電体
層の、先端部側の面上の、予め定められた範囲に形成さ
れた導電層とを含む。
【0014】中芯導体の先端部が軸方向とほぼ直角に突
出する形状に形成されているため、このプローブを軸方
向に導波管側部の開口に挿入するという容易な操作によ
って、プローブの軸と直角の偏波面の偏波を受信するよ
うに直交2偏波導波管入力装置を組立てることができ
る。このとき、導波管側部の開口は、中芯導体の先端が
通るだけの断面積を持たなければならず、プローブを導
波管側部の開口に挿入した後にこの部分が空洞となって
残る。しかし、プローブ周囲の非誘電体層の表面には導
電層が形成されているため、プローブを、偏波のインピ
ーダンスに適合させることができ、、このプローブを用
いると周波数の極めて高い偏波信号による信号のロス、
干渉などが低減され良好な受信特性を得ることができ
る。
【0015】請求項2に記載の発明にかかるプローブ
は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、導電層は、
薄膜金属層を含む。
【0016】請求項3に記載の発明にかかる直交2偏波
導波管入力装置は、互いに直交する第1の偏波面を有す
る第1の偏波と第2の偏波面を有する第2の偏波とを含
む直交2偏波を導入し、かつ伝搬するために、一端が開
口し他端が短絡壁によって閉ざされた導波管と、先端部
が第1の偏波面と平行に導波管の内周壁に突出して設け
られ、第1の偏波を受信するための第1のプローブと、
先端部が第2の偏波面と平行に導波管の内周壁に突出し
て設けられ、第2の偏波を受信するための第2のプロー
ブと、導波管の外周壁に第2の偏波面と平行に設けら
れ、第1のプローブと第2のプローブとに接続され、第
1のプローブが受信した第1の偏波の信号と第2のプロ
ーブが受信した第2の偏波の信号とを受取って合成する
ための回路基板とを含み、 導波管は、第2のプローブ
を挿入するための、第1の偏波面と平行に形成された第
2のプローブのための開口を有し、第2のプローブは、
先端部が軸方向とほぼ直角に突出する形状に形成された
中芯導体と、中芯導体の周囲を、中芯導体の先端部が露
出するように覆って形成された非誘電体層と、第2のプ
ローブが第2のプローブのための開口に挿入されたとき
に、非誘電体層の、少なくとも第2のプローブのための
開口内に露出する範囲を覆って形成された導電層とを含
む。
【0017】この直交2偏波導波管入力装置によれば、
第2のプローブの中芯導体の先端部が軸方向とほぼ直角
に突出する形状に形成されているため、この第2のプロ
ーブを軸方向に導波管の第2のプローブのための開口に
挿入するという容易な操作によって、第2のプローブの
軸と直角の偏波面の偏波を受信するように直交2偏波導
波管入力装置を組立てることができる。このとき、第2
のプローブのための開口は、中芯導体の先端が通るだけ
の断面積を持たなければならず、第2のプローブを第2
のプローブのための開口に挿入した後にこの部分が空洞
となって残る。しかし、第2のプローブ周囲の非誘電体
層の表面には導電層が形成されているため、第2のプロ
ーブを、偏波のインピーダンスに適合させることがで
き、、この第2のプローブを用いると周波数の極めて高
い偏波信号による信号のロス、干渉などが低減され良好
な受信特性を得ることができる。
【0018】請求項4に記載の発明にかかる直交2偏波
導波管入力装置は、請求項3に記載の発明の構成に加え
て、第2のプローブの導電層は、薄膜金属層を含む。
【0019】請求項5に記載の発明にかかる衛星放送受
信用のコンバータは、請求項3〜請求項4のいずれかに
記載の発明にかかる直交2偏波導波管入力装置と、直交
2偏波導波管入力装置の出力から中間周波数信号を得る
コンバート回路とを含む。
【0020】したがって請求項3〜請求項4のいずれか
に記載の発明にかかる直交2偏波導波管入力装置の効果
と同様、組立てが簡単で、周波数の極めて高い偏波信号
による信号のロス、干渉などが低減された良好な受信特
性を得ることができる衛星放送受信用のコンバータを提
供できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。図1を参照して、本実施の形
態1に係る直交2偏波導波管入力装置1について説明す
る。以下の説明では、図8および図9で説明した直交2
偏波導波管入力装置と同一の要素には同一の参照符号を
付している。したがってこれらについての詳細な説明は
ここでは繰返さない。
【0022】図1を参照してこの実施の形態にかかるプ
ローブ7が図9に示す従来の技術のプローブ90と異な
るのは、非誘電体10の、導波管1a内側を向く面上に
形成された金属薄膜11をさらに含むことである。この
ように非誘電体10表面を金属薄膜11のような導電層
で覆うことにより、中芯導体9を非誘電体10で囲んで
いるにもかかわらず直交2偏波のインピーダンスに適合
するようにプローブ7を構成することができる。このた
め、図9に示すプローブ90を用いた場合よりも一層良
好な受信特性を得ることができる。
【0023】図2を参照して、プローブ7はプローブ9
0(図8参照)と同様に導波管1aに装着される。ただ
し、金属薄膜11が空洞部1b側を向くように金属薄膜
11が形成されている点がプローブ90と異なる。
【0024】導波管1aとしては、現在のところ主とし
て亜鉛ダイキャスト、アルミダイキャスト等が用いられ
る。プローブ5および7としては、非誘電体で成形性が
よいもの、主としてポリエチレン、テフロン等の樹脂が
用いられる。中芯導体9としては、電波を通しやすいも
の、主として真鍮、ニッケル等の金属が用いられる。も
ちろんここに挙げたのは現在のところ一般的なもののみ
であって、それぞれの機能に適切な特性を有する材料で
あれば、今後開発されるものを含めてどのようなもので
も利用することができる。
【0025】なお、図3を参照して、この実施の形態の
装置では金属薄膜11は、非誘電体10の表面のうち、
空洞部1bの幅に相当する部分よりやや広い部分を覆う
ように形成される。金属薄膜11はこのように空洞部1
bの幅より広くなるように形成される必要があり、空洞
部1bより狭いと効果がない。また金属薄膜11は、一
般的には電波を通しやすい導電体でかつ非誘電体10表
面を覆う薄膜として形成しやすいものを用いるとよく、
例えばりん青銅、銅等を用いるとよい。
【0026】図4および図5を参照して、本実施の形態
に係る直交2偏波導波管入力装置の帯域データ(図5)
を、従来の例(図4)と比較して説明する。本実施の形
態に係る直交2偏波導波管入力装置では、周波数の極め
て高い偏波信号における信号のロスの増加や干渉等を従
来のものと比較してより効果的に防止することができ
る。そのため、図5に示されるように、図4の従来の帯
域と比較してより広帯域で良好な特性を示している。そ
のため本願発明の直交2偏波導波管入力装置を用いる
と、回路パターンの引き回しにおける高度な配慮が不要
であるために、回路パターン設計が簡単となる。また回
路基板の取付のための加工組立においても、高周波信号
を扱う基板であることによる配慮が不要となる。
【0027】図6は、この実施の形態に係る直交2偏波
導波管入力装置を用いた衛星放送受信用コンバータ61
の組立構造を示した分解斜視図である。図6を参照し
て、円形導波管1aを備えたシャーシ本体45の開口1
dおよび開口1cにそれぞれプローブ5および図3に示
したプローブ7を挿入する。このとき、プローブ5およ
び7の中芯導体がそれぞれ回路基板4上に形成された孔
に貫通するように回路基板4を設置する。なお、このよ
うにプローブ7をプローブ7のための開口1cに挿入す
るとき、プローブ7の中芯導体9の先端部9aが通るよ
う、開口1cの断面積は非誘電体10の断面積よりも大
きくなり、その結果プローブ7を挿入した後、前述した
ように空洞部1bが残る。しかしプローブ7の、空洞部
1bによって露出される部分の非誘電体10表面には、
前述のように金属薄膜11が形成されており、プローブ
7は直交2偏波のインピーダンスに適合するように構成
されている。
【0028】プローブ5および7の中芯導体は回路基板
4上に形成された回路パターン48および49にそれぞ
れはんだ付けなどで接続される。回路基板4およびシー
ルドカバー46は、固定穴51、52を介して固定ビス
47をシャーシ本体45の取付け穴53内にネジ込むこ
とによりシャーシ本体45に固定される。なお、回路基
板4の、シャーシ本体45を向いた面上にはコンバータ
を構成する回路が形成されている。
【0029】シャーシ本体45の全面には防水パッキン
54を介してカバー55が取り付けられる。シャーシ本
体45の背面には出力端子44が固定されており、シャ
ーシ本体45を防水カバー41内に挿入したときに、そ
の背面に突き出る出力端子44に防水パッキン42を介
して固定ナット43をはめてシャーシ本体45を固定す
る。
【0030】円形導波管1a内に入力された垂直偏波お
よび水平偏波はそれぞれ、短絡棒6および短絡壁8で反
射されプローブ5および7で受信されて回路基板4上の
コンバータを形成する回路に送られる。回路基板4上で
増幅され中間周波数に変換された信号は、シャーシ本体
45に固定された出力端子44に送られ出力される。
【0031】図7に、回路基板4上に形成された衛星放
送・衛星通信受信用のコンバータの回路構成をブロック
図形式で示す。図7を参照して、このコンバータ61
は、プローブ5および7からの信号を増幅するLNA
(低雑音増幅器)62と、LNA62の出力を受けるフ
ィルタ63と、局部発振器68と、フィルタ63の出力
と局部発振器68の出力信号とを合成して中間周波数に
変換するためのミキサ64と、ミキサ64の出力信号を
増幅し出力端子44を介して出力するための中間周波数
増幅器65と、これら各回路にパワーを供給するための
電源67とを含む。
【0032】LNA62は、プローブ5の出力信号を増
幅する増幅器71と、プローブ7の出力信号を増幅する
増幅器72と、増幅器71および72の出力を、コンバ
ータの動作電圧制御などで切り換えるための切換器74
と、切換器74の出力を増幅してフィルタ63に与える
増幅器73とを含んでいる。
【0033】導波管1aに入力された偏波は、プローブ
5および7を通してLNA62に与えられ、どちらか一
方が切換器74により選択されてフィルタ63に与えら
れる。フィルタ63の出力信号は、ミキサ64で局部発
振器68の出力信号と合成され中間周波数信号に変換さ
れる。この中間周波数信号はさらに、中間周波数増幅器
65によって増幅され出力端子44を介して出力され
る。
【0034】以上のように本実施の形態によれば、従来
のプローブ90と比較して、直交2偏波のインピーダン
スに適合するようにプローブ7を構成することができ
る。そのため高周波信号である偏波を合成処理するため
の回路パターンの引回し等を含め、交差偏波特性や入力
リターンロスを良好にするための回路設計がより簡単に
なるという効果が有る。また従来の構成で交差偏波特性
や入力リターンロスが小さくなるように回路設計をした
場合と比較して回路基板や回路規模が小さくて済み、回
路材料費などを低減することができる。
【0035】またこの直交2偏波導波管入力装置を衛星
放送受信用コンバータに用いると、直交2偏波導波管入
力装置の受信特性を向上させつつ設計が容易となる。ま
た衛星放送受信用コンバータの部品代が低く抑えられ、
かつその組み立ても容易であるため、コンバータ自体の
製造コストを下げることができる。
【0036】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態1に係る直交2偏波導波
管入力装置の第2のプローブの斜視図である。
【図2】本願発明の実施の形態1に係る直交2偏波導波
管入力装置の全体構成を示す三面図である。
【図3】実施の形態1に係る直交2偏波導波管入力装置
の第2のプローブの挿入孔付近の拡大平面図である。
【図4】従来の直交2偏波導波管入力装置の帯域データ
図である。
【図5】実施の形態1に係る直交2偏波導波管入力装置
の帯域データ図である。
【図6】実施の形態1に係る直交2偏波導波管入力装置
の分解斜視図である。
【図7】実施の形態1に係る直交2偏波導波管入力装置
を用いた衛星放送コンバータの概略ブロック図である。
【図8】従来の直交2偏波導波管入力装置の一例の全体
構成を示す三面図である。
【図9】従来の直交2偏波導波管入力装置の一例で用い
られる第2のプローブの斜視図である。
【符号の説明】
1、90 直交2偏波導波管入力装置 2 第1の偏波面 3 第2の偏波面 4 回路基板 5 第1のプローブ 7 第2のプローブ 9 中芯導体 9a 中芯導体の先端部 10 非誘電体 11 金属薄膜 61 衛星放送受信用コンバータ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部が軸方向とほぼ直角に突出する形
    状に形成された中芯導体と、 前記中芯導体の周囲を、前記中芯導体の前記先端部が露
    出するように覆って形成された非誘電体層と、 前記非誘電体層の、前記先端部側の面上の、予め定めら
    れた範囲に形成された導電層とを含む、直交2偏波導波
    管入力装置のためのプローブ。
  2. 【請求項2】 前記導電層は、薄膜金属層を含む、請求
    項1に記載のプローブ。
  3. 【請求項3】 互いに直交する第1の偏波面を有する第
    1の偏波と第2の偏波面を有する第2の偏波とを含む直
    交2偏波を導入し、かつ伝搬するために、一端が開口し
    他端が短絡壁によって閉ざされた導波管と、 先端部が前記第1の偏波面と平行に前記導波管の内周壁
    に突出して設けられ、前記第1の偏波を受信するための
    第1のプローブと、 先端部が前記第2の偏波面と平行に前記導波管の内周壁
    に突出して設けられ、前記第2の偏波を受信するための
    第2のプローブと、 前記導波管の外周壁に前記第2の偏波面と平行に設けら
    れ、前記第1のプローブと前記第2のプローブとに接続
    され、前記第1のプローブが受信した前記第1の偏波の
    信号と前記第2のプローブが受信した前記第2の偏波の
    信号とを受取って合成するための回路基板とを含み、 前記第2のプローブは、 前記導波管は、前記第2のプローブを挿入するための、
    前記第1の偏波面と平行に形成された前記第2のプロー
    ブのための開口を有し、 前記第2のプローブは、 先端部が軸方向とほぼ直角に突出する形状に形成された
    中芯導体と、 前記中芯導体の周囲を、前記中芯導体の前記先端部が露
    出するように覆って形成された非誘電体層と、 前記第2のプローブが前記第2のプローブのための前記
    開口に挿入されたときに、前記非誘電体層の、少なくと
    も前記第2のプローブのための前記開口内に露出する範
    囲を覆って形成された導電層とを含む、直交2偏波導波
    管入力装置。
  4. 【請求項4】 前記導電層は、薄膜金属層を含む、請求
    項3に記載の直交2偏波導波管入力装置。
  5. 【請求項5】 請求項3〜請求項4のいずれかに記載の
    直交2偏波導波管入力装置と、 前記直交2偏波導波管入力装置の出力から中間周波数信
    号を得るコンバート回路とを含む、衛星放送受信用のコ
    ンバータ。
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