JP2000259117A - プラズマディスプレイパネルの駆動方法 - Google Patents

プラズマディスプレイパネルの駆動方法

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JP2000259117A
JP2000259117A JP6276499A JP6276499A JP2000259117A JP 2000259117 A JP2000259117 A JP 2000259117A JP 6276499 A JP6276499 A JP 6276499A JP 6276499 A JP6276499 A JP 6276499A JP 2000259117 A JP2000259117 A JP 2000259117A
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宣明 長尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 書き込み期間に先立つプライミングパルスと
維持期間の後の消去パルスを印加した際に発生する放電
によってパネル全体が発光しコントラストを低下させ、
高精細化で走査線数が増加し駆動パルスが高速化するた
め放電のマージンが狭まり誤放電が起こり、全放電セル
を正常に駆動できなかった。 【解決手段】 書き込み期間に先立つセットアップ期間
の初期化パルスに少なくとも2段階以上の傾斜を有する
パルス波形を用い、維持期間における駆動電圧と独立し
た電圧値に設定することで、不要な放電による発光を抑
制し且つセットアップ期間を短縮化し、各期間における
最適駆動電圧に設定でき、放電遅れを抑制して書き込み
不良を抑制して、高精細で非常に高画質なPDPを実現
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンピュータおよび
テレビ等の画像表示に用いるプラズマディスプレイパネ
ルの駆動方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】[パネル構造]近年、コンピュータ用デ
ィスプレイおよびテレビ等の画像表示装置は大型化が望
まれており、それに伴って薄型、軽量のディスプレイと
してプラズマディスプレイパネル(以下PDPと略す)
が注目されており、さらに現在実用化されつつあるハイ
ビジョンテレビでは、フルスペックで画素数が1920
×1080と高精細であるが、他のディスプレイと同
様、PDPにおいてもこのような高精細なディスプレイ
に対応できる駆動技術が望まれている。
【0003】従来のPDPは、図6に示すような構成の
ものが一般的である。図中、前面基板11上には帯状の
スキャン電極群19aと、帯状のサスティン電極群19
bが形成され、電極群19a、19bは鉛ガラスなどか
らなる誘電体ガラス層17で覆われており、誘電体ガラ
ス層17の表面はMgO蒸着膜などからなる保護層18
で覆われている。
【0004】背面基板12上には帯状のデータ電極群1
4と表面を覆う鉛ガラスなどからなる絶縁体層13が設
けられ、その上に隔壁15が配設されている。前面基板
11と背面基板12とは、それぞれの電極群が互いに直
交するように組み合わされている。隔壁15は、背面基
板12と接着しており、前面基板11とは接触してい
る。隔壁15によって通常は100から200ミクロン
程度の間隔で前面基板11と背面基板12が互いに平行
に対峙し封止されている。
【0005】前面基板11上の電極群19a、19bと
背面基板12上のデータ電極群14の間に選択的に電圧
を印加することによって、選択された電極の交点でガス
放電によって生じた電荷を誘電体ガラス絶縁膜17上に
蓄積し、電圧を印加すべき電極を走査することにより1
画面分の画素の情報を蓄積するアドレス動作の後に、前
面基板11上の電極群19aと電極群19b間に交流パ
ルス電圧を印加する維持放電動作によって、アドレス動
作において選択された放電セルが一斉に発光することに
よって画像を表示する。放電は前面基板11、背面基板
12、ならびに隔壁15で隔離された空間で起こるた
め、発光は拡散しない。つまり、隔壁15は、前面基板
11と背面基板12との間隔を規定する目的と、解像度
の高い表示が行う目的を有している。
【0006】さらにカラー表示を行う場合は、隔壁で遮
断されている放電空間の周辺部に蛍光体16を塗布して
おく。蛍光体は、放電によって生じた紫外線を可視光に
変換することにより行われるので、三原色である赤
(R)、緑(G)、青(B)の蛍光体を使用し、それぞ
れによる発光強度を適当に調整することにより、カラー
表示が可能になる。
【0007】放電ガスとしては、単色表示の場合は、放
電の際に可視域での発光が見られるネオンを中心とした
混合ガスが、またカラー表示の場合は、放電の際の発光
が紫外域にあるキセノンを中心とした混合ガスが選択さ
れる。ガス圧は、大気圧下でのPDPの使用を想定し、
基板内部が外圧に対して減圧になるように、通常は、2
00Torrから500Torr程度の範囲に設定され
る。図7に従来のPDPの電極マトリックス図を示す。
【0008】次に、従来のPDPの駆動方法について図
8を用いて説明する。図8において、まず、スキャン電
極群19a1〜19aNに初期化パルスを印加し、パネ
ルの放電セル内の壁電荷を初期化する。この際に、初期
化パルスの立ち上がり部分と立ち下がり部分の一部に傾
斜を持たせたランプ波形を用いて弱い放電によって初期
化することにより、不要な発光を抑制してコントラスト
比を向上させていた。
【0009】次にスキャン電極群19aの一番目の電極
19a1に走査パルスを、データ電極群44の表示を行
う放電セルに対応するライン141〜14Mに書き込み
パルスを同時に印加して書き込み放電を行い誘電体層表
面に壁電荷を蓄積する。
【0010】次に電極群19aの二番目のライン電極1
9a2に走査パルスを、データ電極群14の表示を行う
放電セルに対応するライン141〜14Mに書き込みパ
ルスを同時に印加して書き込み放電を行い誘電体層表面
に壁電荷を蓄積する。続いて同様に継続する走査で表示
を行うセルに対応する壁電荷を誘電体層表面に順次蓄積
することによって1画面分の潜像を書き込む。
【0011】次に維持放電を行うために、データ電極群
14を接地し、スキャン電極群19aとサスティン電極
群19bに交互に維持パルスを印加することによって、
誘電体層表面に壁電荷が蓄積されたセルでは誘電体表面
の電位が放電開始電圧を上回ることによって放電が発生
し、維持パルスが印加されている期間(維持期間)書き
込みパルスによって選択された表示セルの主放電が維持
される。その後、幅の狭い消去パルスを印加することに
よって不完全な放電が発生し壁電荷が消滅するため消去
が行われる。
【0012】このように従来のPDPの駆動方法では、
初期化期間、書き込み期間、維持期間、消去期間という
一連のシーケンスによって表示を行っている。
【0013】テレビ映像を表示する場合、NTSC方式
において映像は、1秒間に60枚のフレームで構成され
ている。元来、プラズマディスプレイパネルでは、点灯
か消灯の2階調しか表現できないため中間色を表示する
ために、赤(R)、緑(G)、青(B)の各色の点灯時
間を時分割し、1フレームを数個のサブフィールドに分
割し、その組み合わせによって中間色を表現する方法が
用いられている。
【0014】図9に従来のプラズマディスプレイパネル
において各色256階調を表現する場合のサブフィール
ドの分割方法を示す。各サブフィールドの放電維持期間
内に印加する維持パルス数の比を1、2、4、8、1
6、32、64、128のようにバイナリで重み付けを
行い、この8ビットの組み合わせによって256階調を
表現している。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の駆動方法では、高精細化に伴う走査線数の増加によ
ってアドレス期間が増大し、必要なサブフィールドを確
保するために、アドレスパルスの短縮および、初期化期
間の短縮による駆動波形の高速化が不可欠となるが、ア
ドレスパルスの短縮による書き込み放電確率の低下によ
るアドレス不良、および初期化期間の短縮による初期化
放電発光の増加即ちコントラスト比の低下という画質を
著しく低下させる非常に大きな問題を有していた。
【0016】これを解決するためには、各シーケンスに
おける駆動パルスの電圧を最適値に設定する必要がある
のだが、従来の駆動方法では、書き込み期間に先立つ初
期化パルスの1段目の電圧Vset1と書き込み期間中にサ
スティン電極に印加される電圧Vaddsusと消去期間中に
サスティン電極に印加される電圧Verがすべて、維持期
間中に放電セルに印加される維持電圧Vsusと同一電源
から供給されていたために、Vset1=Vaddsus=Ver=
Vsusとなり、各シーケンスにおける最適駆動電圧範囲
が異なるパネルに於いては、駆動電圧マージンが非常に
狭くなり動作が不安定になるため、表示画質を著しく低
下させるという非常に大きな問題点を有していた。
【0017】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、駆動波形の各シーケンスにおける最適駆動電圧を設
定することによって、最適駆動電圧範囲が異なるパネル
に於いても駆動電圧マージンを広げ、放電遅れを抑制す
ることによって駆動を高速化し書き込み不良や維持期間
の先頭パルスにおける放電確率低下による画面のチラツ
キ、ザラツキ等を飛躍的に改善することによって高精細
で高画質なPDPを提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、第1及び第2のパネル基板が間隙をおいて
互いに平行に配設され、第2のパネル基板と対向する第
1のパネル基板の表面上には、誘電体層で覆われた複数
の電極枝からなる第1電極群及び複数の電極枝からなる
第2電極群が、互いの電極枝を平行に隣接させた状態で
配設され、第1のパネルと対向する第2のパネル基板の
表面上には、誘電体層で覆われ第1の電極群と直交する
方向に並ぶ複数の電極枝からなる第3電極群が配設さ
れ、前記間隙は、隔壁群で仕切られていると共に、当該
隔壁間に蛍光体が配設されているプラズマディスプレイ
パネルに対して、サブフィールド毎にセットアップ期
間,アドレス期間及び放電維持期間を有するフィールド
内時分割階調表示方式によって駆動させるプラズマディ
スプレイパネルの駆動方法であって、前記第1の電極群
にパルス電圧を印加してセットアップするセットアップ
部と、第1電極群にパルス電圧を順次印加しながら、第
3電極群の中の選択された電極にパルス電圧を印加し
て、誘電体層の選択された箇所に壁電荷を蓄積するアド
レス部と、第1電極群と第2電極との間にパルス電圧を
印加して放電維持を行う放電維持部と、第1電極群と第
2電極との間にパルス電圧を印加して放電を停止させる
消去部を有し、前記セットアップ部で印加するパルス波
形は、放電維持部において第1電極群と第2電極との間
に印加するパルス電圧Vsus以上且つ放電開始電圧V1未
満の電圧Vst1まで10μsec以下の時間で立ち上が
らせた後、9V/μsec以下の傾斜で、放電開始電圧
V1以上の電圧Vst2まで上昇させる区間と、その後、V
st1まで10μsec以下に下降させた後、0Vまで9
V/μsec以下の傾斜で下降させる100〜250μ
secの区間とを有するものであって、セットアップの
期間を360μsec以下に設定した駆動波形を用いる
ものである。
【0019】また、前記セットアップ部で印加するパル
ス波形の立ち下がり部分が、Vst2から10μsec以
下の時間でVsusまで下降させた後、9V/μsec以
下の傾斜で0Vまで下降させる100〜250μsec
の区間とを有するものであって、セットアップの期間が
360μsec以下に設定した駆動波形を用いるもので
ある。
【0020】また、本発明は、第1及び第2のパネル基
板が、間隙をおいて互いに平行に配設され、第2のパネ
ル基板と対向する第1のパネル基板の表面上には、誘電
体層で覆われた複数の電極枝からなる第1電極群及び複
数の電極枝からなる第2電極群が、互いの電極枝を平行
に隣接させた状態で配設され、第1のパネルと対向する
第2のパネル基板の表面上には、誘電体層で覆われ第1
の電極群と直交する方向に並ぶ複数の電極枝からなる第
3電極群が配設され、前記間隙は、隔壁群で仕切られて
いると共に、当該隔壁間に蛍光体が配設されているプラ
ズマディスプレイパネルに対して、サブフィールド毎に
セットアップ期間,アドレス期間及び放電維持期間を有
するフィールド内時分割階調表示方式によって駆動させ
るプラズマディスプレイパネルの駆動方法であって、前
記第1の電極群にパルス電圧を印加してセットアップす
るセットアップ部と、第1電極群にパルス電圧を順次印
加しながら、第3電極群の中の選択された電極にパルス
電圧を印加して、誘電体層の選択された箇所に壁電荷を
蓄積するアドレス部と、第1電極群と第2電極との間に
パルス電圧を印加して放電維持を行う放電維持部と、第
1電極群と第2電極との間にパルス電圧を印加して放電
を停止させる消去部とからなり、前記セットアップ部で
印加するパルス波形は、放電維持部において第1電極群
と第2電極との間に印加するパルス電圧をVsusと同一
電位のVst1まで立ち上がらせた後、放電開始電圧V1未
満の電圧Vst2まで4V/μsec以上15V/μse
c以下の傾斜で立ち上がらせた後、4V/μsec未満
の傾斜で、放電開始電圧V1以上の電圧Vst3まで上昇さ
せる区間と、その後、Vst1まで10μsec以下に下
降させた後、0Vまで9V/μsec以下の傾斜で下降
させる100〜250μsecの区間とを有するもので
あって、セットアップの期間を360μsec以下に設
定した駆動波形を用いるものである。
【0021】また、前記セットアップ部で印加するパル
ス波形の立ち下がり部分が、Vst2から10μsec以
下の時間でVsusまで下降させた後、4V/μsec以
上15V/μsec以下の傾斜で(V1−Vsus)ま
で下降させた後、4V/μsec未満の傾斜で、0Vま
で下降させる100〜250μsecの区間とを有する
ものであって、セットアップの期間が360μsec以
下に設定した駆動波形を用いるものである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図1から図5を用いて説明する。本発明で用いたPD
Pパネルの構造は従来のものと同様である。駆動波形に
よる発光効率の変化の検討は、任意波形発生器の出力を
高速高圧アンプによって電圧増幅し、PDPの放電セル
に印加することによって、種々の波形で駆動を行った。
同時にフォトダイオードPDを用いて発光ピーク波形の
観測を行った。コントラスト比の測定は、暗室内でパネ
ルの一部分を白色に点灯させ、暗部と明部の輝度比を測
定することにより行った。
【0023】以下、具体的な駆動波形について図を用い
て説明する (実施の形態1)図1は、本発明の実施の形態1の駆動
方法を示すタイミングチャートである。従来のPDPの
駆動方法との違いは、初期化パルスの立ち上がり部分に
おいて、1段目の電圧Vst1をVsus<Vst1<V1とし、
維持期間において放電セルに印加する維持電圧Vsusよ
り高い電圧に設定することにより、それに続くVst2ま
での緩やかな傾斜による電圧上昇期間T1を短縮化する
ことによって初期化期間を短縮化し、尚且、初期化期間
と維持期間でそれぞれ独立した電圧によって駆動するこ
とである。
【0024】従来の駆動方法においては、Vst1とVsus
が同一電圧に設定されていたため、限られた初期化期間
内で高コントラストで十分な初期化を行なうためにVst
を高くすると、図2に示すように維持期間において、過
電圧が印加されるためパルスの立ち下がり部分で放電が
発生し、次のパルスで放電を維持するために必要な壁電
圧を浪費し、所謂自己消去放電ために放電が安定に維持
されず適切な駆動ができなくなる。
【0025】また、この様な維持期間における自己消去
放電を抑制するためにVsusを低下させるとVst1が低下
し、初期化に必要な電圧Vst2まで上昇させるための時
間T1が増加し、初期化期間が増加する。この初期化期
間が増加を抑制するためにVst1からVst2への電圧の上
昇速度を増加させると、初期化放電による発光が増加し
コントラスト比が(表1)に示すように著しく低下して
しまう。
【0026】
【表1】
【0027】この様に従来の駆動方法では、最適な駆動
電圧範囲即ち駆動マージンが非常に狭くなっていた。
【0028】図3は本発明の実施の形態1による駆動方
法を用いて駆動を行った際の維持期間における駆動電圧
波形Vとフォトダイオードで検出した発光ピーク波形L
の時間軸トレースを示す。
【0029】これらの図から、Vst1とVsusを独立した
電圧で駆動することによって維持期間における自己消去
放電の発生を抑制し、なお且Vst1を高く設定できるた
めに初期化期間を延長すること無くVst2まで緩やかな
傾斜で電圧を上昇させることができるため、十分な初期
化が実現可能であることがわかる。
【0030】(表2)に従来の駆動方法と本実施の形態
1による駆動方法を用いた場合のコントラスト比および
Vsusマージンの比較を示す。
【0031】
【表2】
【0032】従来4V程度しかなかったVsusマージン
が、本実施の形態1による駆動方法を用いることによっ
て4.5倍の18Vまで拡大しているにもかかわらず、
コントラストは低下することなく従来と同一に保たれて
いる。
【0033】このことから明らかなように、本実施の形
態1によるPDPの駆動方法によって、初期化期間の延
長および初期化放電による発光を増加させること無く尚
且つ維持期間における自己消去放電が抑制され、高コン
トラストで且つ動作マージンが大幅に改善されるという
点で非常に優れたPDPが実現可能となる。
【0034】尚、本実施の形態1では、PDPを駆動す
る駆動回路として、任意波形発生器の出力を高速高圧ア
ンプによって電圧増幅した駆動波形を各電極に印加する
方法を用いているが、これに限定されるものではなく、
ミラー積分回路を用いたランプ波形発生回路のグランド
をフローティングにし、電圧加算する方法によって初期
化パルス波形を発生させ、維持パルスを発生させる矩形
パルス発生回路と別電源で駆動する方法によっても同様
に優れた画質を実現できることは言うまでもない。
【0035】また、初期化波形の立ち下がり部分が、V
st2から10μsec以下の時間でVsusまで下降させた
後、9V/μsec以下の傾斜で0Vまで下降させる1
00〜250μsecの区間とを有するものであって、
セットアップの期間が360μsec以下に設定した駆
動波形を用いる方法によっても同様に優れた画質を実現
できることは言うまでもない。
【0036】(実施の形態2)図4は、本発明の実施の
形態2の駆動波形のタイミングチャートを示す。実施の
形態1との違いは、初期化パルスの立ち上がり部分にお
いて、Vsusと同一電位のVst1まで立ち上がらせた後、
放電開始電圧V1未満の電圧Vst2まで4V/μsec以
上15V/μsec以下の傾斜で立ち上がらせた後、4
V/μsec未満の傾斜で、放電開始電圧V1以上の電
圧Vst3まで上昇させることによって、初期化放電が開
始するまでの時間を短縮化し、尚且つ放電開始電圧V1
付近での電圧上昇速度を更に緩やかに設定することが可
能であることである。
【0037】従来の駆動方法においては、V1付近での
電圧上昇速度を緩やかにすると初期化期間が増加してし
まい、他のシーケンスを圧迫し駆動を十分に高速化する
ことができなかった。
【0038】また、実施の形態1の駆動方法において
は、Vst1をVsusと独立して設定できるためVst1を従
来より高い電圧にすることによって、V1付近での電圧
上昇速度を緩やかにすることが可能であるが、1段階で
350V程度まで上昇させると、パネル内の放電セルの
ばらつきによっては、誤放電を起こしやすく画質低下を
引き起こす。
【0039】また、1段階で350V程度まで上昇させ
ためには、非常に高耐圧でスルーレートの高いパワーM
OSFETが必要となり、駆動回路のコストが上昇して
しまう。
【0040】図5に本発明の実施の形態2による駆動方
法を用いて駆動を行った際の維持期間における駆動電圧
波形Vとフォトダイオードで検出した発光ピーク波形L
の時間軸トレースを示す。
【0041】これらの図から、Vst1から2段階の傾斜
をもった初期化波形で駆動することによって、維持期間
における自己消去放電の発生を抑制し、尚且つ初期化期
間を増加させることなくV1付近における電圧上昇速度
を更に緩やかにすることによって初期化放電による発光
を更に抑制することが可能であることがわかる。
【0042】(表3)に従来の駆動方法と本実施の形態
2による駆動方法を用いた場合の初期化時間、コントラ
スト比およびVsusマージンの比較を示す。
【0043】
【表3】
【0044】本実施の形態2による駆動方法を用いるこ
とによって初期化に要する時間が短縮化されているにも
かかわらず、コントラスト比は約1.5倍に向上し尚且
つVsusマージンも4.5倍に向上している。
【0045】このことから明らかなように、本実施の形
態2によるPDPの駆動方法によって、初期化期間の短
縮とコントラスト比の改善という相反する課題を解決
し、さらに維持期間における駆動電圧マージンが拡大さ
れることによって安定な駆動が可能となり、高精細化に
伴う駆動パルスの高速化によって引き起こされた画質の
低下が著しく改善されるという点で非常に優れた高精細
PDPを実現できる。
【0046】尚、本実施の形態2では、PDPを駆動す
る駆動回路として、任意波形発生器の出力を高速高圧ア
ンプによって電圧増幅した駆動波形を各電極に印加する
方法を用いているが、これに限定されるものではなく、
異なった時定数を持つミラー積分回路を用いたランプ波
形発生回路のグランドをそれぞれフローティングにし、
電圧加算する方法によってVsusと同一電圧のVst1から
Vst3まで2段階の電圧上昇速度による傾斜波形を持つ
初期化パルス波形を発生させ駆動する方法によっても同
様に優れた画質を実現できることは言うまでもない。
【0047】また、初期化波形の立ち下がり部分が、V
st2から10μsec以下の時間でVsusまで下降させた
後、4V/μsec以上15V/μsec以下の傾斜で
(V1−Vsus)まで下降させた後、4V/μsec
未満の傾斜で、0Vまで下降させる100〜250μs
ecの区間とを有するものであって、セットアップの期
間が360μsec以下に設定した駆動波形を用いる方
法によっても同様に優れた画質を実現できることは言う
までもない。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明は、セットアップ期
間の初期化パルスに少なくとも2段階以上の傾斜を有す
るパルス波形を用い、維持期間における駆動電圧と独立
した電圧値に設定することによって、不要な放電による
発光を抑制し且つセットアップ期間を短縮化し、各期間
における最適駆動電圧に設定することが可能となり、放
電遅れを抑制して書き込み不良を抑制することによっ
て、高精細で非常に高画質なPDPを実現するという顕
著な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるプラズマディス
プレイパネルの駆動方法のタイミングチャート
【図2】従来の維持期間中の駆動電圧波形Vと発光ピー
クLの時間軸トレースを示す図
【図3】本実施の形態1におけるプラズマディスプレイ
パネルの駆動方法による維持期間におけるの駆動電圧波
形Vと発光ピークLの時間軸トレースを示す特性図
【図4】本発明の実施の形態2におけるプラズマディス
プレイパネルの駆動方法のタイミングチャート
【図5】本実施の形態2におけるプラズマディスプレイ
パネルの駆動方法による維持期間におけるの駆動電圧波
形Vと発光ピークLの時間軸トレースを示す特性図
【図6】従来のプラズマディスプレイパネルの構成を示
す概略図
【図7】従来のプラズマディスプレイパネルの電極マト
リックス図
【図8】従来のプラズマディスプレイパネルの駆動方法
のタイミングチャート
【図9】従来のプラズマディスプレイパネルの駆動方法
のサブフィールドの概略図
【符号の説明】
11 前面基板 12 背面基板 13 絶縁体層 14 データ電極群 15 隔壁 16 蛍光体 17 誘電体ガラス層 18 保護膜 19a 電極群 19b 電極群

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のパネル基板と第2のパネル基板が間
    隙をおいて互いに平行に配設され、前記第2のパネル基
    板と対向する前記第1のパネル基板の表面上には、誘電
    体層で覆われた複数の電極枝からなる第1電極群及び複
    数の電極枝からなる第2電極群が互いの電極枝を平行に
    隣接させた状態で配設され、前記第1のパネル基板と対
    向する前記第2のパネル基板の表面上には、誘電体層で
    覆われ第1の電極群と直交する方向に並ぶ複数の電極枝
    からなる第3電極群が配設され、前記間隙は、隔壁群で
    仕切られていると共に、当該隔壁間に蛍光体が配設され
    ているプラズマディスプレイパネルに対して、サブフィ
    ールド毎にセットアップ期間,アドレス期間及び放電維
    持期間を有するフィールド内時分割階調表示方式によっ
    て駆動させるプラズマディスプレイパネルの駆動方法で
    あって、 前記第1の電極群にパルス電圧を印加してセットアップ
    するセットアップ部と、第1電極群にパルス電圧を順次
    印加しながら、第3電極群の中の選択された電極にパル
    ス電圧を印加して、誘電体層の選択された箇所に壁電荷
    を蓄積するアドレス部と、第1電極群と第2電極との間
    にパルス電圧を印加して放電維持を行う放電維持部と、
    第1電極群と第2電極との間にパルス電圧を印加して放
    電を停止させる消去部を有し、 前記セットアップ部で印加するパルス波形は、放電維持
    部において第1電極群と第2電極との間に印加するパル
    ス電圧Vsus以上且つ放電開始電圧V1未満の電圧Vst1
    まで10μsec以下の時間で立ち上がらせた後、9V
    /μsec以下の傾斜で、放電開始電圧V1以上の電圧
    Vst2まで上昇させる区間と、その後、Vst1まで10μ
    sec以下の時間で下降させた後、9V/μsec以下
    の傾斜で0Vまで下降させる100〜250μsecの
    区間とを有するものであって、セットアップの期間が3
    60μsec以下に設定されていることを特徴とするプ
    ラズマディスプレイパネルの駆動方法。
  2. 【請求項2】セットアップ部で印加するパルス波形の立
    ち下がり部分が、Vst2から10μsec以下の時間で
    Vsusまで下降させた後、9V/μsec以下の傾斜で
    0Vまで下降させる100〜250μsecの区間とを
    有するものであって、セットアップの期間が360μs
    ec以下に設定されていることを特徴とする請求項1記
    載のプラズマディスプレイパネルの駆動方法。
  3. 【請求項3】第1のパネル基板及び第2のパネル基板が
    間隙をおいて互いに平行に配設され、前記第2のパネル
    基板と対向する前記第1のパネル基板の表面上には、誘
    電体層で覆われた複数の電極枝からなる第1電極群及び
    複数の電極枝からなる第2電極群が、互いの電極枝を平
    行に隣接させた状態で配設され、第1のパネルと対向す
    る第2のパネル基板の表面上には、誘電体層で覆われ第
    1の電極群と直交する方向に並ぶ複数の電極枝からなる
    第3電極群が配設され、前記間隙は、隔壁群で仕切られ
    ていると共に当該隔壁間に蛍光体が配設されているプラ
    ズマディスプレイパネルに対して、サブフィールド毎に
    セットアップ期間,アドレス期間及び放電維持期間を有
    するフィールド内時分割階調表示方式によって駆動させ
    るプラズマディスプレイパネルの駆動方法であって、 前記第1の電極群にパルス電圧を印加してセットアップ
    するセットアップ部と、第1電極群にパルス電圧を順次
    印加しながら、第3電極群の中の選択された電極にパル
    ス電圧を印加して、誘電体層の選択された箇所に壁電荷
    を蓄積するアドレス部と、第1電極群と第2電極との間
    にパルス電圧を印加して放電維持を行う放電維持部と、
    第1電極群と第2電極との間にパルス電圧を印加して放
    電を停止させる消去部を有し、 前記セットアップ部で印加するパルス波形は、放電維持
    部において第1電極群と第2電極との間に印加するパル
    ス電圧をVsusと同一電位のVst1まで立ち上がらせた
    後、放電開始電圧V1未満の電圧Vst2まで4V/μse
    c以上15V/μsec以下の傾斜で立ち上がらせた
    後、4V/μsec未満の傾斜で、放電開始電圧V1以
    上の電圧Vst3まで上昇させる区間と、その後、Vst1ま
    で10μsec以下に下降させた後、9V/μsec以
    下の傾斜で0Vまで下降させる100〜250μsec
    の区間とを有するものであって、セットアップの期間が
    360μsec以下に設定されていることを特徴とする
    プラズマディスプレイパネルの駆動方法。
  4. 【請求項4】セットアップ部で印加するパルス波形の立
    ち下がり部分が、Vst2から10μsec以下の時間で
    Vsusまで下降させた後、4V/μsec以上15V/
    μsec以下の傾斜で(V1−Vsus)まで下降させ
    た後、4V/μsec未満の傾斜で、0Vまで下降させ
    る100〜250μsecの区間とを有するものであっ
    て、セットアップの期間が360μsec以下に設定さ
    れていることを特徴とする請求項3記載のプラズマディ
    スプレイパネルの駆動方法。
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