JP2001005423A - プラズマディスプレイパネルの駆動方法 - Google Patents

プラズマディスプレイパネルの駆動方法

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JP2001005423A
JP2001005423A JP17791999A JP17791999A JP2001005423A JP 2001005423 A JP2001005423 A JP 2001005423A JP 17791999 A JP17791999 A JP 17791999A JP 17791999 A JP17791999 A JP 17791999A JP 2001005423 A JP2001005423 A JP 2001005423A
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pulse
discharge
voltage waveform
voltage
sustain
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JP17791999A
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English (en)
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Nobuaki Nagao
宣明 長尾
Hidetaka Tono
秀隆 東野
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Control Of Gas Discharge Display Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プライミングパルスおよび維持期間の後の消
去パルスを印加した際に発生する放電によってパネル全
体が発光しコントラストを低下させ、また、高精細化に
伴って放電セルのピッチが狭まることによって放電のマ
ージンが狭まるため放電確率が低下し、尚且つ発光効率
が低下し消費電力が増大していた。 【解決手段】 書き込み期間に先立つ初期化パルス及び
維持期間の後の消去パルス印加時に少なくとも2段階以
上の階段状パルス波形を用いることによって、不要な放
電による発光を抑制し、また書き込みパルスおよび維持
パルスに少なくとも2段階以上の階段状パルス波形を用
いることによって放電遅れを抑制し、書き込み不良を抑
制することによって、効率およびコントラストを著しく
改善することによって非常に高画質なPDPを実現す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータおよ
びテレビ等の画像表示に用いるプラズマディスプレイパ
ネルの駆動方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】[パネル構造]近年、コンピュータ用デ
ィスプレイおよびテレビ等の画像表示装置は大型化が望
まれており、それに伴って薄型、軽量のディスプレイと
してプラズマディスプレイパネル(以下PDPと略す)
が注目されている。
【0003】従来のPDPは、図4に示すような構成の
ものが一般的である。
【0004】図4において、前面基板11上には帯状の
スキャン電極群19aと、帯状のサスティン電極群19
bが形成され、電極群19a、19bは鉛ガラスなどか
らなる誘電体ガラス層17で覆われており、誘電体ガラ
ス層17の表面はMgO蒸着膜などからなる保護層18
で覆われている。
【0005】背面基板12上には帯状のデータ電極群1
4と表面を覆う鉛ガラスなどからなる絶縁体層13が設
けられ、その上に隔壁15が配設されている。前面基板
11と背面基板12とは、それぞれの電極群が互いに直
交するように組み合わされている。隔壁15は、背面基
板12と接着しており、前面基板11とは接触してい
る。隔壁15によって通常は100から200ミクロン
程度の間隔で前面基板11と背面基板12が互いに平行
に対峙し封止されている。
【0006】前面基板11上の電極群19a、19bと
背面基板12上のデータ電極群14の間に選択的に電圧
を印加することによって、選択された電極の交点でガス
放電によって生じた電荷を誘電体ガラス絶縁膜17上に
蓄積し、電圧を印加すべき電極を走査することにより1
画面分の画素の情報を蓄積するアドレス動作の後に、前
面基板11上の電極群19aと電極群19b間に交流パ
ルス電圧を印加する維持放電動作によって、アドレス動
作において選択された放電セルが一斉に発光することに
よって画像を表示する。
【0007】放電は前面基板11、背面基板12、なら
びに隔壁15で隔離された空間で起こるため、発光は拡
散しない。つまり、隔壁15は、前面基板11と背面基
板12との間隔を規定する目的と、解像度の高い表示が
行う目的を有している。
【0008】さらにカラー表示を行う場合は、隔壁で遮
断されている放電空間の周辺部に蛍光体16を塗布して
おく。蛍光体は、放電によって生じた紫外線を可視光に
変換することにより行われるので、三原色である赤
(R)、緑(G)、青(B)の蛍光体を使用し、それぞ
れによる発光強度を適当に調整することにより、カラー
表示が可能になる。
【0009】放電ガスとしては、単色表示の場合は、放
電の際に可視域での発光が見られるネオンを中心とした
混合ガスが、またカラー表示の場合は、放電の際の発光
が紫外域にあるキセノンを中心とした混合ガスが選択さ
れる。ガス圧は、大気圧下でのPDPの使用を想定し、
基板内部が外圧に対して減圧になるように、通常は、2
00Torrから500Torr程度の範囲に設定され
る。図5に従来のPDPの電極マトリックス図を示す。
【0010】次に、従来のPDPの駆動方法について図
6を用いて説明する。
【0011】図6において、まず、スキャン電極群19
a1〜19aNに初期化パルスを印加し、パネルの放電
セル内の壁電荷を初期化する。次にスキャン電極群19
aの一番目の電極19a1に走査パルスを、データ電極
群44の表示を行う放電セルに対応するライン141〜
14Mに書き込みパルスを同時に印加して書き込み放電
を行い誘電体層表面に壁電荷を蓄積する。
【0012】次に電極群19aの二番目のライン電極1
9a2に走査パルスを、データ電極群14の表示を行う
放電セルに対応するライン141〜14Mに書き込みパ
ルスを同時に印加して書き込み放電を行い誘電体層表面
に壁電荷を蓄積する。続いて同様に継続する走査で表示
を行うセルに対応する壁電荷を誘電体層表面に順次蓄積
することによって1画面分の潜像を書き込む。
【0013】次に維持放電を行うために、データ電極群
14を接地し、スキャン電極群19aとサスティン電極
群19bに交互に維持パルスを印加することによって、
誘電体層表面に壁電荷が蓄積されたセルでは誘電体表面
の電位が放電開始電圧を上回ることによって放電が発生
し、維持パルスが印加されている期間(維持期間)書き
込みパルスによって選択された表示セルの主放電が維持
される。その後、幅の狭い消去パルスを印加することに
よって不完全な放電が発生し壁電荷が消滅するため消去
が行われる。
【0014】このように従来のPDPの駆動方法では、
初期化期間、書き込み期間、維持期間、消去期間という
一連のシーケンスによって表示を行っている。
【0015】テレビ映像を表示する場合、NTSC方式
において映像は、1秒間に60枚のフレームで構成され
ている。元来、プラズマディスプレイパネルでは、点灯
か消灯の2階調しか表現できないため中間色を表示する
ために、赤(R)、緑(G)、青(B)の各色の点灯時
間を時分割し、1フレームを数個のサブフィールドに分
割し、その組み合わせによって中間色を表現する方法が
用いられている。
【0016】図7に従来のプラズマディスプレイパネル
において各色256階調を表現する場合のサブフィール
ドの分割方法を示す。各サブフィールドの放電維持期間
内に印加する維持パルス数の比を1、2、4、8、1
6、32、64、128のようにバイナリで重み付けを
行い、この8ビットの組み合わせによって265階調を
表現している。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の駆動方法では、書き込み期間に先立つ初期化パルスお
よび維持期間の後の消去パルスを印加した際に発生する
放電によってパネル全体が発光しコントラストを低下さ
せるという問題を有していた。
【0018】また、高精細化に伴ってパネルの走査線数
が増加するため、一定の書き込み期間内に全走査パルス
の走査を完了させるためには、走査パルスおよび書き込
みパルスの幅を縮小する必要があり、例えばHDTV等
の高精細表示のためにはこれらのパルス幅が、約1.2
5μsという非常に高速な駆動を行う必要がある。
【0019】しかし、一般にPDPにおいては、パルス
を印加してから放電による発光が行われるまでには、数
百ns〜数μs程度の放電遅れがあり、約1.25μs
のパルス幅では放電確率が低下し、書き込み不良による
極端な画質の低下を引き起こしていた。
【0020】これを抑制するために書き込みパルスの電
圧を上昇させなければならないが、書き込みパルスの駆
動を行うデータドライバーは、高速駆動用のものほど耐
圧が低く、十分に書き込みパルスの電圧を上げることが
できないという非常に大きな問題点を有していた。
【0021】さらに、高精細化に伴ってパネルの各放電
セルを分離する為の隔壁(リブ)のピッチが狭くなり、
42型フルスペックハイビジョンを実現する為には、リ
ブピッチを160μm程度まで狭めなければならない。
【0022】一方、蛍光体層の膜厚を薄くすると輝度が
低下するため蛍光体の膜厚は、従来と同等の20〜30
μm程度必要である為、パネルを高精細化することによ
って放電空間が非常に狭くなり、単位体積当たりの表面
積が急増し、放電によって生成した荷電粒子、励起子等
の壁面損失が増大するため発光効率が低下することが知
られている。
【0023】このため、書込み放電の放電確率を向上さ
せるためにリブの高さを低くすることによって放電遅れ
を高速化することは、発光効率の向上と相反する事とな
る。
【0024】故に、PDPを高精細化するためには、書
込み放電の高速化による高速駆動化と高発光効率の実現
を如何に両立するかが最重要課題である。
【0025】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、第1の目的として画像表示の際に不要な放電を抑制
することによってコントラスト比を改善し、または放電
遅れを抑制することによって駆動を高速化し書き込み不
良や維持期間の先頭パルスにおける放電確率低下による
画面のチラツキ、ザラツキ等を飛躍的に改善し、第2の
目的として維持期間中の放電の発光効率を向上せしめる
ことによって輝度を増加させ、高精細で高画質なPDP
を提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、平行な1対の基板間に誘電体に覆われた複
数の対向電極を設け放電ガスを封入し気体放電によって
画像を表示するプラズマディスプレイパネルの駆動方法
であって、放電状態を初期化するための初期化期間にお
いて、初期化パルス電圧波形の少なくとも立ち上がり時
あるいは立ち下がり時に少なくとも2段階以上の階段状
パルス電圧波形を用い、放電セルを選択する一連の書き
込みパルスを印加する書き込み期間に書き込みパルス電
圧波形の少なくとも立ち上がり時あるいは立ち下がり時
に少なくとも2段階以上の階段状パルス電圧波形を用
い、書き込みパルスによって選択された放電セルの放電
を維持する維持期間中に印加される第1番目の維持パル
スに少なくとも2階段状パルス電圧波形を用い、維持期
間の後に維持放電を停止させる為の消去パルス電圧波形
の少なくとも立ち上がり時あるいは立ち下がり時に少な
くとも2段階以上の階段状パルス電圧波形を用いるもの
である。
【0027】また、本発明は、維持期間中に印加される
第1番目の階段状パルス電圧波形の最大電圧保持時間P
Wmax1を、第2番目以降の階段状パルス電圧波形の最大
電圧保持時間PWmax2より0.1μs以上長くするも
のである。
【0028】また、本発明は、維持期間中に印加される
第1番目の階段状パルス電圧波形の最大電圧保持時間P
Wmaxを、0.2μs以上かつパルス幅PWの90%以
下とするものである。
【0029】また、本発明は、平行な1対の基板間に誘
電体に覆われた複数の対向電極を設け放電ガスを封入し
気体放電によって画像を表示するプラズマディスプレイ
パネルの駆動方法であって、放電セルを選択する一連の
書き込みパルスを印加する書き込み期間に先立って、駆
動パルス電圧波形の少なくとも立ち上がり時あるいは立
ち下がり時に、少なくとも2段階以上の階段状パルス電
圧波形を用い、書き込みパルス電圧波形の少なくとも立
ち上がり時あるいは立ち下がり時に、少なくとも2段階
以上の階段状パルス電圧波形を用い、書き込みパルスに
よって選択された放電セルの放電を維持する維持期間中
に印加される維持パルスに少なくとも2階段状パルス電
圧波形を用い、維持期間の後に、駆動パルス電圧波形の
立ち下がり時に少なくとも2段階以上の階段状パルス電
圧波形を用いるものである。
【0030】また、本発明は、維持パルスとして印加す
る階段状パルス電圧波形の1段目の電圧を、放電開始電
圧Vf−20V以上Vf+30V以下とするものであ
る。
【0031】また、本発明は、維持パルスとして印加す
る階段状パルス電圧波形の1段目の電圧保持時間を、放
電の形成遅れ時間Tdf−0.2μs以上Tdf+0.
2μs以下とするものである。
【0032】また、本発明は、維持パルスとして印加す
る階段状パルス電圧波形の最大電圧Vsmaxを、放電開
始電圧Vf以上Vf+150V以下とするものである。
【0033】また、本発明は、初期化パルスとして用い
る階段状パルス電圧波形の1段目以降の電圧変化速度の
平均値を1V/μs以上9V/μs以下とするものであ
る。
【0034】また、本発明は、初期化パルスとして用い
る階段状パルス電圧波形の1段目の電圧V1を、放電開
始電圧Vfに対してVf−70V≦V1≦Vfとするも
のである。
【0035】また、本発明は、書き込みパルスとして用
いる階段状パルス電圧波形の1段目と2段目の電圧の差
を、10V以上100V以下とするものである。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0037】本発明で用いたPDPパネルの構造は従来
のものと同様である。駆動波形による発光効率の変化の
検討は、任意波形発生器の出力を高速高圧アンプによっ
て電圧増幅し、PDPの放電セルに印加することによっ
て種々の波形で駆動を行った。
【0038】また、強誘電体等の特性評価に使用される
ソーヤタワー回路と同様の原理を用いて、放電セルに印
加した電圧Vによる放電セルに蓄積される電荷量Qの変
化をV−Qリサージュ図形を観測することによって、放
電によって放電セル内で消費された電力の相対比較を行
った。
【0039】同時にフォトダイオードPDを用いて発光
ピーク波形の観測を行い、発光ピークの積分値から、発
光輝度の相対比較を行い、PDPの発光効率の相対比較
を行った。コントラストの測定は、暗室内でパネルの一
部分を白色に点灯させ、暗部と明部の輝度比を測定する
ことにより行った。
【0040】以下、具体的な駆動波形について図を用い
て説明する。
【0041】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1の駆動方法を示すタイミングチャートである。
【0042】従来の駆動方法との違いは、初期化パルス
の立ち上がり、書込みパルスの立ち下がり、維持期間の
1番目の維持パルスの立ち上がりと立ち下がりおよび消
去パルスの立ち下がりをそれぞれ2段階で変化させるこ
とである。
【0043】本実施の形態1では、初期化パルスの立ち
上がりの2段階の階段状パルス波形として、1段目の電
圧が2段目の電圧の0.5倍、1段目の電圧の保持時間
が2段目の保持時間の0.5倍としたがこれに限られる
ものではなく、1段目の電圧が2段目の電圧の0.2〜
0.95倍、1段目の電圧の保持時間が2段目の保持時
間の0.05〜0.8倍としても良い。
【0044】また、書き込みパルスとして用いる階段状
パルス電圧波形の1段目と2段目の電圧の差を30Vと
したがこれに限られるものではなく、1段目と2段目の
電圧の差を10〜100Vとしても良い。
【0045】また、維持パルスとして用いる階段状パル
ス電圧波形の1段目の電圧を、放電開始電圧Vfとした
がこれに限られるものではなく、1段目の電圧を(Vf
−20V)〜(Vf+30V)としても良い。
【0046】また、維持パルスとして用いる階段状パル
ス電圧波形の1段目の電圧保持時間を、放電の形成遅れ
時間Tdfとしたが、これに限られるものではなく、1
段目の電圧保持時間を(Tdf−0.2μs)〜(Td
f+0.2μs)としても良い。
【0047】また、維持パルスとして用いる階段状パル
ス電圧波形の最大電圧Vsmaxを、放電開始電圧Vf+
50Vとしたが、これに限られるものではなく、Vf〜
(Vf+150V)としても良い。
【0048】また、維持パルスとして用いる階段状パル
ス電圧波形の最大電圧保持時間PWmaxを、0.3μs
としたがこれに限られるものではなく、PWmaxが0.
2μs以上かつパルス幅PWの90%以下としても良
い。
【0049】また、消去パルスの立ち上がりの2段階の
階段状パルス波形として、1段目の電圧が2段目の電圧
の0.5倍、1段目の電圧の保持時間が2段目の保持時
間の0.5倍としたが、これに限られるものではなく、
1段目の電圧が2段目の電圧の0.2〜0.95倍、1
段目の電圧の保持時間が2段目の保持時間の0.05〜
0.8倍としても良い。
【0050】
【表1】
【0051】(表1)に、初期化パルスの立ち上がりお
よび消去パルスの立ち下がりに2段階の階段状波形を用
い、書込みパルスの立ち下がりが2段階の階段状波形と
従来の矩形波を用いた場合および、維持期間の1番目の
維持パルスの立ち上がりと立ち下がりに階段状波形を用
いた場合と従来の矩形波を用いた場合における書込み放
電の平均放電遅れ時間Tdadd、維持期間の1番目の維持
放電の平均放電遅れ時間Tdsus1、コントラスト比並び
に維持期間の1番目の放電時の放電確率の比較を示す。
【0052】維持期間の1番目の放電時の放電確率Pの
測定は、アバランシェフォトダイオード(APD)を用
いて放電時の発光をデジタルオシロスコープで観測し、
単一の放電セルにおいて10000回当たりの発光回数
をカウントすることにより行った。
【0053】初期化パルスおよび消去パルスに階段状波
形を用いることによって初期化および消去放電時の不要
な発光を抑制することにより、飛躍的にコントラスト比
がに改善されるが、Tdadd,Tdsus1が共に増加してい
る。
【0054】これは、消去及び初期化に階段波形を用い
たことによって放電が弱くなり、放電による電荷の移動
量が減少し初期化期間後の壁電圧が減少したことによっ
て、書き込みパルス印加時の放電セル内の実効的な電圧
が低くなり、放電遅れ時間が増加した為であり、このこ
とによって書き込み期間後の放電セル内の実効的な電圧
も低くなり、維持期間の1番目の維持パルス印加時の放
電セル内の実効的な電圧が低くなり、放電遅れ時間が増
加したと考えられる。
【0055】これらの放電遅れ時間が書き込みパルスや
維持パルスのパルス幅と同程度にまで増加するとパルス
幅時間内で放電が発生する所謂放電確率が減少する為、
書き込み動作が不安定となり、画面のチラツキ等を引き
起こし画質を著しく劣化させている。
【0056】書込みパルスとして階段状波形を用いるこ
とによって、Tdaddが減少して書込みが高速化してお
り、Tdsus1も減少している。さらに、1番目の維持パル
スにも階段状波形を用いることによってTdsus1が大幅
に減少し、放電が高速化していることがわかる。これ
は、維持期間の1番目の放電の立ち上がり時のみに放電
セルに高電圧を印加することによって放電遅れが減少し
たためである。
【0057】また、放電の高速化によって画質劣化の大
きな要因となっているチラツキが改善されていることが
わかる。これは、書込みパルスおよび1番目の維持パル
ス印加時における放電遅れに起因する放電確率Pの低下
が抑制されたためである。
【0058】このように、初期化パルス、書込みパルス
及び1番目の維持パルスに階段状波形を用いることによ
って、非常に高いコントラスト比を有しながら、フルス
ペックのハイビジョン映像表示に必要な書込みパルス幅
PW=1.25μs程度まで安定して駆動することが可
能であった。
【0059】このことから明らかなように、本発明の実
施の形態1の駆動波形を用いることによって、コントラ
スト比が非常に高く、尚且つ、放電遅れを改善し駆動パ
ルスを高速化することが可能となるという点で非常に優
れた画質が実現される。
【0060】(実施の形態2)一般に、放電セルのサイ
ズを小さくするほど、単位体積当たりの放電空間を囲む
壁面の面積が増加するため、放電ガスの励起子や荷電粒
子などの壁面損失が増加するため、PDPの画素を高精
細化するほど、発光効率が低下すると言われている。
【0061】また、高精細化するために、放電空間を仕
切る隔壁(リブ)の間隔(セルピッチ)が減少し、パネ
ルに放電ガスを封入する際にパネル内を高真空に真空引
きしベーキングする時のパネル内部のコンダクタンスが
増加するため、H2O等の不純ガス成分が増加し、パネ
ルの放電開始電圧を上昇させるため、従来の駆動波形で
は安定した駆動が困難であった。
【0062】図2は、本発明の実施の形態2の駆動方法
を示すタイミングチャートである。実施の形態1の駆動
方法との違いは、初期化パルスの立ち上がり、書込みパ
ルスの立ち下がり、維持期間の維持パルスの立ち上がり
および立ち下がりならびに消去パルスの立ち下がりをそ
れぞれ2段階で変化させることである。
【0063】本実施の形態2では、初期化パルスの立ち
上がりの2段階の階段状パルス波形として、1段目の電
圧が2段目の電圧の0.5倍、1段目の電圧の保持時間
が2段目の保持時間の0.5倍としたが、これに限られ
るものではなく、1段目の電圧が2段目の電圧の0.2
〜0.95倍、1段目の電圧の保持時間が2段目の保持
時間の0.05〜0.8倍としても良い。
【0064】また、書き込みパルスとして用いる階段状
パルス電圧波形の1段目と2段目の電圧の差を30Vと
したが、これに限られるものではなく、1段目と2段目
の電圧の差を10〜100Vとしても良い。
【0065】また、維持パルスとして用いる階段状パル
ス電圧波形の1段目の電圧を、放電開始電圧Vfとした
が、これに限られるものではなく、1段目の電圧を(V
f−20V)〜(Vf+30V)としても良い。
【0066】また、維持パルスとして用いる階段状パル
ス電圧波形の1段目の電圧保持時間を、放電の形成遅れ
時間Tdfとしたが、これに限られるものではなく、1
段目の電圧保持時間を(Tdf−0.2μs)〜(Td
f+0.2μs)としても良い。
【0067】また、維持パルスとして用いる階段状パル
ス電圧波形の最大電圧Vsmaxを、放電開始電圧Vf+
50Vとしたが、これに限られるものではなく、Vf〜
(Vf+150V)としても良い。
【0068】また、維持パルスとして用いる階段状パル
ス電圧波形の最大電圧保持時間PWmaxを、0.3μs
としたが、これに限られるものではなく、PWmaxが
0.2μs以上かつパルス幅PWの90%以下としても
良い。
【0069】また、消去パルスの立ち上がりの2段階の
階段状パルス波形として、1段目の電圧が2段目の電圧
の0.5倍、1段目の電圧の保持時間が2段目の保持時
間の0.5倍としたが、これに限られるものではなく、
1段目の電圧が2段目の電圧の0.2〜0.95倍、1
段目の電圧の保持時間が2段目の保持時間の0.05〜
0.8倍としても良い。
【0070】
【表2】
【0071】(表2)に、セルピッチが360μmと1
40μmにおける、初期化パルスと消去パルスに2段階
の階段状波形を使用した際の、書込みパルスおよび維持
パルスが2段階の階段状波形と従来の矩形波を用いた場
合の相対発光効率ηの比較を示す。
【0072】初期化パルスおよび消去パルスに階段状波
形を用いることによって、何れのセルピッチにおいても
コントラスト比は400:1に向上したが、発光効率の
変化は見られなかった。
【0073】書込みパルスに2段階の階段状波形を使用
することによって、書き込み放電の放電遅れは従来と同
程度になりチラツキ等の画質は改善したが、発光効率の
変化は見られなかった。
【0074】次に、維持パルスに階段状波形を用いるこ
とによって、何れのセルピッチにおいてもηが増加し
た。しかし、増加の割合は、広ピッチパネルが8%程度
であったのに対して狭ピッチパネルは30%程度と狭ピ
ッチパネルの方が大きい。
【0075】これは、広ピッチパネルにおいては従来の
矩形波を用いた場合においても維持放電の際の放電電流
が大きく、維持パルスに階段状波形を用いることによっ
て更に放電電流が増加するため、蛍光体の輝度飽和等に
よる発光効率の飽和が起こりつつあるのに対して、狭ピ
ッチパネルにおいては、広ピッチパネルに比べて電極幅
が狭く放電電流も少ないため、維持パルスに階段状波形
を用いることによって発光効率の増加する割合が、広ピ
ッチパネルよりも大きいと考えられる。
【0076】この結果、狭ピッチパネルの維持パルスに
階段状波形を用いることによってηは、従来の駆動波形
による広ピッチパネルとほぼ同等であった。
【0077】このように、初期化パルス、消去パルス、
書込みパルス並びに維持パルスに階段状波形を用いるこ
とによって、セルピッチ140μmと非常に狭い高精細
PDPにおいては従来不可能であった高コントラストと
高発光効率の両立という非常に大きな課題を克服し、尚
且フルスペックのハイビジョン映像表示に必要な書込み
パルス幅PW=1.25μs程度まで安定して駆動する
ことが可能であった。
【0078】このことから明らかなように、本実施の形
態2の駆動波形を用いることによって、放電遅れを改善
し駆動パルスを高速化することによって、放電遅れのバ
ラツキに起因する放電確率の低下による表示画面のチラ
ツキ等の画質劣化を抑制し、フルスペックのハイビジョ
ン映像表示が可能となるという点で非常に優れた画質を
有するPDPが実現される。
【0079】尚、本実施の形態1および2では、初期化
パルスの立ち上がりを2段階の階段状パルス波形とした
が3段階以上の多段階段状パルスとしても同様に優れた
画質を実現できることは言うまでもない。
【0080】また、初期化パルスの立ち上がりを階段状
パルス波形としたが立ち下がりを階段状パルス波形とし
ても同様に優れた画質を実現できることは言うまでもな
い。
【0081】また、各期間において駆動波形として用い
られるこれらの階段状波形を発生させる駆動回路として
任意波形発生装置の出力電圧波形を高速高圧アンプで電
圧増幅し放電セルに印加しているが、これに限定される
ものではなく、2種類のパルス電圧発生回路をダイオー
ドで電圧加算し1段目のパルス電圧に2段目のパルス電
圧を重畳させて階段状波形を形成することによって、各
段階でのパルス電圧発生回路は耐圧の低いドライバーI
Cを使用することが可能となり、低コストで尚且つ高精
細で優れた画質のPDPを実現することが可能となるこ
とは言うまでもない。
【0082】また、階段状パルスを発生させる手段とし
て、図3(a)に示すように、第一のパルス発生装置の
出力端子に第二のパルス発生装置のグラウンド端子を接
続し、第二のパルス発生装置の出力端子を階段状パルス
発生装置の出力とする、フローティンググラウンド回路
を用いて2つのパルス電圧を重畳しても同様の効果を得
ることができることは言うまでもない。
【0083】また、階段状パルスを発生させる手段とし
て、図3(b)に示すように、第一のパルス発生装置の
出力端子をコンデンサーを介して第二のパルス発生装置
の高圧入力端子の逆流防止用ダイオードのカソードに接
続し、第二のパルス発生装置の出力端子を階段状パルス
発生装置の出力とする回路を用いて2つのパルス電圧を
重畳しても同様の効果を得ることができることは言うま
でもない。
【0084】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、放電セル
に印加するパルス電圧を少なくとも2段階以上の階段状
パルス波形を用いることによって、書き込み期間に先立
つプライミングパルスおよび維持期間の後の消去パルス
印加時の不要な放電による発光を抑制しコントラストを
改善し、書き込み期間中の書き込み放電の放電遅れを減
少させることによって書き込み不良による画質の低下を
著しく改善し、維持期間中の維持放電の発光効率を向上
させることによって輝度を増加せしめ、高精細で非常に
高画質なPDPを実現するという顕著な効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるプラズマディス
プレイパネルの駆動方法のタイミングチャート
【図2】本発明の実施の形態2におけるプラズマディス
プレイパネルの駆動方法のタイミングチャート
【図3】(a),(b)階段状パルス発生回路のブロッ
ク図
【図4】従来のプラズマディスプレイパネルの構成図
【図5】従来のプラズマディスプレイパネルの電極マト
リックス図
【図6】従来のプラズマディスプレイパネルの駆動方法
のタイミングチャート
【図7】従来のプラズマディスプレイパネルの駆動方法
のサブフィールドの概略図
【符号の説明】
11 前面基板 12 背面基板 13 絶縁体層 14 データ電極群 15 隔壁 16 蛍光体 17 誘電体ガラス層 18 保護膜 19a 電極群 19b 電極群
フロントページの続き Fターム(参考) 5C080 AA05 BB05 CC03 DD07 DD08 DD09 EE29 EE30 FF12 GG02 GG08 GG12 HH02 HH04 JJ02 JJ04 JJ06

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行な1対の基板間に誘電体に覆われた
    複数の対向電極を設け放電ガスを封入し気体放電によっ
    て画像を表示するプラズマディスプレイパネルの駆動方
    法であって、放電状態を初期化するための初期化期間に
    おいて、初期化パルス電圧波形の少なくとも立ち上がり
    時あるいは立ち下がり時に少なくとも2段階以上の階段
    状パルス電圧波形を用い、放電セルを選択する一連の書
    き込みパルスを印加する書き込み期間に書き込みパルス
    電圧波形の少なくとも立ち上がり時あるいは立ち下がり
    時に少なくとも2段階以上の階段状パルス電圧波形を用
    い、書き込みパルスによって選択された放電セルの放電
    を維持する維持期間中に印加される第1番目の維持パル
    スに少なくとも2階段状パルス電圧波形を用い、維持期
    間の後に維持放電を停止させる為の消去パルス電圧波形
    の少なくとも立ち上がり時あるいは立ち下がり時に少な
    くとも2段階以上の階段状パルス電圧波形を用いること
    を特徴とするプラズマディスプレイパネルの駆動方法。
  2. 【請求項2】 維持期間中に印加される第1番目の階段
    状パルス電圧波形の最大電圧保持時間PWmax1が、第2
    番目以降の階段状パルス電圧波形の最大電圧保持時間P
    Wmax2より0.1μs以上長いことを特徴とする請求
    項1記載のプラズマディスプレイパネルの駆動方法。
  3. 【請求項3】 維持期間中に印加される第1番目の階段
    状パルス電圧波形の最大電圧保持時間PWmaxが、0.
    2μs以上かつパルス幅PWの90%以下であることを
    特徴とする請求項1または2記載のプラズマディスプレ
    イパネルの駆動方法。
  4. 【請求項4】 平行な1対の基板間に誘電体に覆われた
    複数の対向電極を設け放電ガスを封入し気体放電によっ
    て画像を表示するプラズマディスプレイパネルの駆動方
    法において、放電状態を初期化するための初期化期間に
    おいて、初期化パルス電圧波形の少なくとも立ち上がり
    時あるいは立ち下がり時に少なくとも2段階以上の階段
    状パルス電圧波形を用い、放電セルを選択する一連の書
    き込みパルスを印加する書き込み期間に書き込みパルス
    電圧波形の少なくとも立ち上がり時あるいは立ち下がり
    時に少なくとも2段階以上の階段状パルス電圧波形を用
    い、書き込みパルスによって選択された放電セルの放電
    を維持する維持期間中に印加される維持パルスに少なく
    とも2階段状パルス電圧波形を用い、維持期間の後に維
    持放電を停止させる為の消去パルス電圧波形の少なくと
    も立ち上がり時あるいは立ち下がり時に少なくとも2段
    階以上の階段状パルス電圧波形を用いることを特徴とす
    るプラズマディスプレイパネルの駆動方法。
  5. 【請求項5】 維持パルスとして印加する階段状パルス
    電圧波形の1段目の電圧が、放電開始電圧Vf−20V
    以上Vf+30V以下であることを特徴とする請求項4
    記載のプラズマディスプレイパネルの駆動方法。
  6. 【請求項6】 維持パルスとして印加する階段状パルス
    電圧波形の1段目の電圧保持時間が、放電の形成遅れ時
    間Tdf−0.2μs以上Tdf+0.2μs以下であ
    ることを特徴とする請求項4または5記載のプラズマデ
    ィスプレイパネルの駆動方法。
  7. 【請求項7】 維持パルスとして印加する階段状パルス
    電圧波形の最大電圧Vsmaxが、放電開始電圧Vf以上
    Vf+150V以下であることを特徴とする請求項4か
    ら6のいずれかに記載のプラズマディスプレイパネルの
    駆動方法。
  8. 【請求項8】 初期化パルスとして用いる階段状パルス
    電圧波形の1段目以降の電圧変化速度の平均値が1V/
    μs以上9V/μs以下であることを特徴とする1から
    4のいずれかに記載のプラズマディスプレイパネルの駆
    動方法。
  9. 【請求項9】 初期化パルスとして用いる階段状パルス
    電圧波形の1段目の電圧V1が、放電開始電圧Vfに対
    してVf−70V≦V1≦Vfであることを特徴とする
    請求項1から5のいずれかに記載のプラズマディスプレ
    イパネルの駆動方法。
  10. 【請求項10】 書き込みパルスとして用いる階段状パ
    ルス電圧波形の1段目と2段目の電圧の差が、10V以
    上100V以下であることを特徴とする請求項1から6
    のいずれかに記載のプラズマディスプレイパネルの駆動
    方法。
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