JP2001142429A - プラズマディスプレイパネルの駆動方法およびプラズマディスプレイ装置 - Google Patents

プラズマディスプレイパネルの駆動方法およびプラズマディスプレイ装置

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JP2001142429A
JP2001142429A JP32052799A JP32052799A JP2001142429A JP 2001142429 A JP2001142429 A JP 2001142429A JP 32052799 A JP32052799 A JP 32052799A JP 32052799 A JP32052799 A JP 32052799A JP 2001142429 A JP2001142429 A JP 2001142429A
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Japan
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plasma display
electrode group
discharge
period
panel
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JP32052799A
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English (en)
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Nobuaki Nagao
宣明 長尾
Hidetaka Tono
秀隆 東野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Control Of Gas Discharge Display Tubes (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラズマディスプレイパネル(PDP)にお
いて、従来の駆動方法で映像表示を行うと、パネルの上
下の端部付近のガラス基板に接続した金具が帯電し、パ
ネルの上下間での静電位差が数十kVにも達し、走査方
向に異常放電が頻発するという問題点を有していた。 【解決手段】 アドレス期間における走査線を走査する
順序を、フィールド毎あるいはサブフィールド毎に反転
させることによって、アドレス動作における非対称放電
に起因する浮遊電位のアンバランスによる異常放電の発
生を抑制し、高精細で非常に高画質なPDPを実現す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンピュータおよび
テレビ等の画像表示に用いるプラズマディスプレイ装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ用ディスプレイおよ
びテレビ等の画像表示装置は大型化が望まれており、そ
れに伴って薄型、軽量のディスプレイとしてプラズマデ
ィスプレイパネル(以下PDPと略す)が注目されてお
り、さらに現在実用化されつつあるハイビジョンテレビ
では、フルスペックで画素数が1920×1080と高
精細であるが、他のディスプレイと同様、PDPにおい
てもこのような高精細なディスプレイに対応できる駆動
技術が望まれている。
【0003】従来のPDPは、図1に示すような構成の
ものが一般的である。
【0004】図1において、前面基板11上には帯状の
スキャン電極群19aと、帯状のサスティン電極群19
bが形成され、電極群19a、19bは鉛ガラスなどか
らなる誘電体ガラス層17で覆われており、誘電体ガラ
ス層17の表面はMgO蒸着膜などからなる保護層18
で覆われている。
【0005】背面基板12上には帯状のデータ電極群1
4と表面を覆う鉛ガラスなどからなる絶縁体層13が設
けられ、その上に隔壁15が配設されており、前面基板
11と背面基板12とは、それぞれの電極群が互いに直
交するように組み合わされている。
【0006】隔壁15は、背面基板12と接着してお
り、前面基板11とは接触している。隔壁15によって
通常は100から200ミクロン程度の間隔で前面基板
11と背面基板12が互いに平行に対峙し封止されてい
る。
【0007】前面基板11上の電極群19a、19bと
背面基板12上のデータ電極群14の間に選択的に電圧
を印加することによって、選択された電極の交点でガス
放電によって生じた電荷を誘電体ガラス絶縁膜17上に
蓄積し、電圧を印加すべき電極を走査することにより1
画面分の画素の情報を蓄積するアドレス動作の後に、前
面基板11上の電極群19aと電極群19b間に交流パ
ルス電圧を印加する維持放電動作によって、アドレス動
作において選択された放電セルが一斉に発光することに
よって画像を表示する。
【0008】放電は前面基板11、背面基板12、なら
びに隔壁15で隔離された空間で起こるため、発光は拡
散しない。つまり、隔壁15は、前面基板11と背面基
板12との間隔を規定する目的と、解像度の高い表示を
行う目的を有している。
【0009】さらにカラー表示を行う場合は、隔壁で遮
断されている放電空間の周辺部に蛍光体16を塗布して
おく。蛍光体は、放電によって生じた紫外線を可視光に
変換することにより行われるので、三原色である赤
(R)、緑(G)、青(B)の蛍光体を使用し、それぞ
れによる発光強度を適当に調整することにより、カラー
表示が可能になる。
【0010】放電ガスとしては、単色表示の場合は、放
電の際に可視域での発光が見られるネオンを中心とした
混合ガスが、またカラー表示の場合は、放電の際の発光
が紫外域にあるキセノンを中心とした混合ガスが選択さ
れる。
【0011】ガス圧は、大気圧下でのPDPの使用を想
定し、基板内部が外圧に対して減圧になるように、通常
は、26600Paから66500Pa程度の範囲に設
定される。
【0012】図2に従来のPDPの電極マトリックス図
を示す。
【0013】次に、従来のPDPの駆動方法について図
3を用いて説明する。
【0014】図3において、まずスキャン電極群19a
1〜19aNに初期化パルスを印加し、パネルの放電セ
ル内の壁電荷を初期化する。この際に、初期化パルスの
立ち上がり部分と立ち下がり部分の一部に傾斜を持たせ
たランプ波形を用いて弱い放電によって初期化すること
により、不要な発光を抑制してコントラスト比を向上さ
せていた。
【0015】次にスキャン電極群19aの一番目の電極
19a1に走査パルスを、データ電極群44の表示を行
う放電セルに対応するライン141〜14Mに書き込み
パルスを同時に印加して書き込み放電を行い誘電体層表
面に壁電荷を蓄積する。
【0016】次に電極群19aの二番目のライン電極1
9a2に走査パルスを、データ電極群14の表示を行う
放電セルに対応するライン141〜14Mに書き込みパ
ルスを同時に印加して書き込み放電を行い誘電体層表面
に壁電荷を蓄積する。続いて同様に継続する走査で表示
を行うセルに対応する壁電荷を誘電体層表面に順次蓄積
することによって1画面分の潜像を書き込む。
【0017】次に維持放電を行うために、データ電極群
14を接地し、スキャン電極群19aとサスティン電極
群19bに交互に維持パルスを印加することによって、
誘電体層表面に壁電荷が蓄積されたセルでは誘電体表面
の電位が放電開始電圧を上回ることによって放電が発生
し、維持パルスが印加されている期間(維持期間)書き
込みパルスによって選択された表示セルの主放電が維持
される。
【0018】その後、幅の狭い消去パルスを印加するこ
とによって不完全な放電が発生し壁電荷が消滅するため
消去が行われる。
【0019】この様に従来のPDPの駆動方法では、初
期化期間、書き込み期間、維持期間、消去期間という一
連のシーケンスによって表示を行っている。
【0020】テレビ映像を表示する場合、NTSC方式
において映像は、1秒間に60枚のフレームで構成され
ている。元来、プラズマディスプレイパネルでは、点灯
か消灯の2階調しか表現できないため中間色を表示する
ために、赤(R)、緑(G)、青(B)の各色の点灯時
間を時分割し、1フレームを数個のサブフィールドに分
割し、その組み合わせによって中間色を表現する方法が
用いられている。
【0021】図4に従来のプラズマディスプレイパネル
において各色256階調を表現する場合のサブフィール
ドの分割方法を示す。
【0022】また、図5にプラズマディスプレイパネル
を駆動する為の駆動回路を含むプラズマディスプレイ装
置のブロック図を示す。各サブフィールドの放電維持期
間内に印加する維持パルス数の比を1、2、4、8、1
6、32、64、128のようにバイナリで重み付けを
行い、この8ビットの組み合わせによって265階調を
表現している。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の駆動方法では、実際の映像信号を入力し画像表示を
行うと、隣接セル間での放電開始電圧よりも低い電位差
を保ちながら駆動しているにもかかわらず、クロストー
ク等の誤放電が生じ画質を劣化させていた。
【0024】またさらには、駆動パルスが印加されるタ
イミングとは異なるタイミングで異常放電が発生し、数
セル〜数十セルが一度に放電し、かなり広い領域が異常
放電を起こすことによって著しく画質が低下するという
非常に大きな課題を有していた。
【0025】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、駆動波形の各シーケンスの書き込み期間における走
査順序をフィールド毎或いはサブフィールド毎に入れ替
えることによって、安定な放電状態を実現し、放電セル
間での異常放電による画面のチラツキ、異常発光等を飛
躍的に改善することによって高画質なプラズマディスプ
レイ装置を提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、平行な1対の基板間に複数の対向電極を設
け放電ガスを封入し気体放電によって画像を表示するプ
ラズマディスプレイパネルにおいて、放電セルを選択す
る一連の書き込みパルスを印加する書き込み過程におけ
る走査線を走査する順序を、書き込過程毎に反転させる
駆動方法を用いるものである。
【0027】また、上記目的を達成するために本発明
は、平行な1対の基板間に複数の対向電極を設け放電ガ
スを封入し気体放電によって画像を表示するプラズマデ
ィスプレイパネルにおいて、少なくとも放電セルを選択
する一連の書き込みパルスを印加する書き込み過程と、
書き込み過程において選択された放電セルを放電させ発
光を維持させる為の維持過程を有するプラズマディスプ
レイパネルの駆動方法において、書き込み過程におけ
る、走査線を走査する順序を、書き込み過程毎に反転さ
せる駆動方法を用いるものである。
【0028】また、上記目的を達成するために本発明
は、第1及び第2のパネル基板が、間隙をおいて互いに
平行に配設され、第2のパネルと対向する第1のパネル
基板の表面上には、誘電体層で覆われた複数の電極から
なる第1電極群及び複数の電極からなる第2電極群が、
互いの電極を平行に隣接させた状態で配設され、第1の
パネルと対向する第2のパネル基板の表面上には、誘電
体層で覆われ第1の電極群と直交する方向に並ぶ複数の
電極枝からなる第3電極群が配設され、前記間隙は、隔
壁群で仕切られていると共に、当該隔壁間に蛍光体が配
設されているプラズマディスプレイパネルと、上記プラ
ズマディスプレイパネルに対して、1フィールド期間を
複数のサブフィールドに分割し、サブフィールド毎に放
電セルをリセットするリセット期間、放電セルを選択す
るアドレス期間及び選択された放電セルの発光を維持さ
せる放電維持期間を有するフィールド内時分割階調表示
方式によって駆動されるプラズマディスプレイパネルの
駆動方法であって、アドレス期間における、走査線を走
査する順序を、サブフィールド毎に反転させる駆動方法
を用いるものである。
【0029】また、上記目的を達成するために本発明
は、第1及び第2のパネル基板が、間隙をおいて互いに
平行に配設され、第2のパネルと対向する第1のパネル
基板の表面上には、誘電体層で覆われた複数の電極から
なる第1電極群及び複数の電極からなる第2電極群が、
互いの電極を平行に隣接させた状態で配設され、第1の
パネルと対向する第2のパネル基板の表面上には、誘電
体層で覆われ第1の電極群と直交する方向に並ぶ複数の
電極枝からなる第3電極群が配設され、前記間隙は、隔
壁群で仕切られていると共に、当該隔壁間に蛍光体が配
設されているプラズマディスプレイパネルと、上記プラ
ズマディスプレイパネルに対して、1フィールド期間を
複数のサブフィールドに分割し、サブフィールド毎に放
電セルをリセットするリセット期間、放電セルを選択す
るアドレス期間及び選択された放電セルの発光を維持さ
せる放電維持期間を有するフィールド内時分割階調表示
方式によって駆動されるプラズマディスプレイパネルの
駆動方法であって、アドレス期間における、走査線を走
査する順序を、フィールド毎に反転させる駆動方法を用
いるものである。
【0030】また、上記目的を達成するために本発明
は、第1及び第2のパネル基板が、間隙をおいて互いに
平行に配設され、第2のパネルと対向する第1のパネル
基板の表面上には、誘電体層で覆われた複数の電極から
なる第1電極群及び複数の電極からなる第2電極群が、
互いの電極を平行に隣接させた状態で配設され、第1の
パネルと対向する第2のパネル基板の表面上には、誘電
体層で覆われ第1の電極群と直交する方向に並ぶ複数の
電極からなる第3電極群が配設され、前記第3電極群
は、中央部分で二分割され、前記間隙は、隔壁群で仕切
られていると共に、当該隔壁間に蛍光体が配設されてい
るプラズマディスプレイパネルと、上記プラズマディス
プレイパネルに対して、1フィールド期間を複数のサブ
フィールドに分割し、サブフィールド毎に放電セルをリ
セットするリセット期間、放電セルを選択するアドレス
期間及び選択された放電セルの発光を維持させる放電維
持期間を有するフィールド内時分割階調表示方式によっ
て駆動されるプラズマディスプレイパネルの駆動方法で
あって、アドレス期間における走査線を走査する過程を
第3電極群の分割部分で分割される上下2つの領域のそ
れぞれの上端から開始し、走査する順序をフィールド毎
に反転させる駆動方法を用いるものである。
【0031】また、上記目的を達成するために本発明
は、第1及び第2のパネル基板が、間隙をおいて互いに
平行に配設され、第2のパネルと対向する第1のパネル
基板の表面上には、誘電体層で覆われた複数の電極から
なる第1電極群及び複数の電極からなる第2電極群が、
互いの電極を平行に隣接させた状態で配設され、第1の
パネルと対向する第2のパネル基板の表面上には、誘電
体層で覆われ第1の電極群と直交する方向に並ぶ複数の
電極からなる第3電極群が配設され、前記第3電極群
は、中央部分で二分割され、前記間隙は、隔壁群で仕切
られていると共に、当該隔壁間に蛍光体が配設されてい
るプラズマディスプレイパネルと、上記プラズマディス
プレイパネルに対して、1フィールド期間を複数のサブ
フィールドに分割し、サブフィールド毎に放電セルをリ
セットするリセット期間、放電セルを選択するアドレス
期間及び選択された放電セルの発光を維持させる放電維
持期間を有するフィールド内時分割階調表示方式によっ
て駆動されるプラズマディスプレイパネルの駆動方法で
あって、アドレス期間における走査線を走査する過程を
第3電極群の分割部分で分割される上下2つの領域のそ
れぞれの上端から開始し、走査する順序をサブフィール
ド毎に反転させる駆動方法を用いるものである。
【0032】また、上記目的を達成するために本発明
は、第1及び第2のパネル基板が、間隙をおいて互いに
平行に配設され、第2のパネルと対向する第1のパネル
基板の表面上には、誘電体層で覆われた複数の電極から
なる第1電極群及び複数の電極からなる第2電極群が、
互いの電極を平行に隣接させた状態で配設され、第1の
パネルと対向する第2のパネル基板の表面上には、誘電
体層で覆われ第1の電極群と直交する方向に並ぶ複数の
電極からなる第3電極群が配設され、前記第3電極群
は、中央部分で二分割され、前記間隙は、隔壁群で仕切
られていると共に、当該隔壁間に蛍光体が配設されてい
るプラズマディスプレイパネルと、上記プラズマディス
プレイパネルに対して、1フィールド期間を複数のサブ
フィールドに分割し、サブフィールド毎に放電セルをリ
セットするリセット期間、放電セルを選択するアドレス
期間及び選択された放電セルの発光を維持させる放電維
持期間を有するフィールド内時分割階調表示方式によっ
て駆動されるプラズマディスプレイパネルの駆動方法で
あって、アドレス期間における走査線を走査する過程を
第3電極群の分割部分で分割される上下2つの領域のそ
れぞれの上端と下端から開始し、走査する順序をフィー
ルド毎に反転させる駆動方法を用いるものである。
【0033】また、上記目的を達成するために本発明
は、第1及び第2のパネル基板が、間隙をおいて互いに
平行に配設され、第2のパネルと対向する第1のパネル
基板の表面上には、誘電体層で覆われた複数の電極から
なる第1電極群及び複数の電極からなる第2電極群が、
互いの電極を平行に隣接させた状態で配設され、第1の
パネルと対向する第2のパネル基板の表面上には、誘電
体層で覆われ第1の電極群と直交する方向に並ぶ複数の
電極からなる第3電極群が配設され、前記第3電極群
は、中央部分で二分割され、前記間隙は、隔壁群で仕切
られていると共に、当該隔壁間に蛍光体が配設されてい
るプラズマディスプレイパネルと、上記プラズマディス
プレイパネルに対して、1フィールド期間を複数のサブ
フィールドに分割し、サブフィールド毎に放電セルをリ
セットするリセット期間、放電セルを選択するアドレス
期間及び選択された放電セルの発光を維持させる放電維
持期間を有するフィールド内時分割階調表示方式によっ
て駆動されるプラズマディスプレイパネルの駆動方法で
あって、アドレス期間における走査線を走査する過程を
第3電極群の分割部分で分割される上下2つの領域のそ
れぞれの上端と下端から開始し、走査する順序をサブフ
ィールド毎に反転させる駆動方法を用いるものである。
【0034】また、上記目的を達成するために本発明
は、平行な1対の基板間に複数の対向電極を設け放電ガ
スを封入し気体放電によって画像を表示するプラズマデ
ィスプレイパネルにおいて、少なくとも放電セルを選択
する一連の書き込みパルスを印加する書き込み過程と、
書き込み過程において選択された放電セルを放電させ発
光を維持させる為の維持過程を有し、書き込み過程にお
ける走査線を走査する順序を書き込み過程毎に反転させ
る過程を有するプラズマディスプレイパネルの駆動方法
であって、全放電セルを均一に初期化する為のセットア
ップ期間に印加する駆動パルス電圧波形の少なくとも立
ち上がり時あるいは立ち下がり時に、少なくとも2段階
以上の階段状パルス電圧波形を用いる駆動方法を用いる
ものである。
【0035】また、上記目的を達成するために本発明
は、フィールド期間が、少なくとも一つの、全放電セル
を均一に初期化する為のセットアップ期間と、複数のサ
ブフィールドからなる駆動方法を用いるものである。
【0036】また、上記目的を達成するために本発明
は、サブフィールド期間が、放電セル内を均一に初期化
する為のセットアップ期間、放電セルを選択するアドレ
ス期間、選択された放電セルの発光を維持させる放電維
持期間及び維持放電を停止させる消去期間からなる駆動
方法を用いるものである。
【0037】また、上記目的を達成するために、本発明
のプラズマディスプレイ装置は、上述のような駆動方法
により、プラズマディスプレイパネルを駆動するもので
ある。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図6から図17を用いて説明する。
【0039】本発明で用いたPDPパネルの構造は従来
のものと同様である。異常放電による発光のタイミング
を測定する為にアバランシェフォトダイオード(AP
D)とデジタルオシロスコープを用いて駆動波形と発光
ピーク波形の同時観測を行った。コントラスト比の測定
は、暗室内でパネルの一部分を白色に点灯させ、暗部と
明部の輝度比を測定することにより行った。また、放電
セル内に蓄積される壁電荷の変化量△Qの測定は、強誘
電体等の特性評価に使用されるソーヤタワー回路と同様
の原理を用いて、放電セルに印加した電圧Vによる放電
セルに蓄積される電荷量Qの変化をV−Qリサージュ図
形を観測することによって行った。
【0040】以下、具体的な駆動方法について図を用い
て説明する。
【0041】(実施の形態1)図6は、本発明の実施の
形態1の駆動方法を示すタイミングチャートである。
【0042】また、図7に駆動回路のブロック図を示
す。
【0043】従来のPDPの駆動方法との違いは、各サ
ブフィールドにおいて、アドレス期間中に点灯すべき放
電セルを選択する為の書き込み放電を行うデータパルス
と書き込むべき行を走査するスキャンパルスを印加する
際に奇数サブフィールドと偶数サブフィールドでスキャ
ンパルスを走査する順序を反転させることである。
【0044】従来は、アドレス期間においてスキャン電
極19a1〜19aNを走査する際には、スキャンパル
スを19a1から印加し1ライン分の書き込み放電を行
った後、スキャンパルスを19a2に印加して次の1ラ
イン分の書き込み放電を行い、順次これを19aNまで
繰り返すことによって1画面分の画像情報をパネルの各
放電セルに壁電荷として記録し、続く維持期間において
維持パルスを一斉に印加することによって、放電セルの
内部電圧が壁電荷として記録されたセルのみ維持パルス
電圧に壁電荷による壁電圧が重畳される為に放電開始電
圧を上回る為に強い放電が発生し、発光が維持される。
【0045】この書き込み動作の際には、走査方向に隣
接するセル間での放電のタイミングは、スキャンパルス
の周期分だけずれており通常2〜10μs程度の間隔で
ある為、隣接するスキャンラインが同時に放電しないよ
うに駆動されている。
【0046】しかし、実際のプラズマディスプレイ装置
においては、走査方向に隣接するセル間において、しば
しば異常放電が発生している。また、従来の駆動方法で
映像表示を行った後、パネルの上下の端部付近のガラス
基板に接続した金具が帯電し、パネルの上下間での静電
位差は約10〜40kVにも達した。
【0047】この原因を考察すると、アドレス期間での
書き込み動作は、走査パルスを印加するスキャン電極と
直行するデータパルスを印加するデータ電極の間の放電
によって発生したイオン等の荷電粒子や励起子等のプラ
イミング効果によってスキャン電極とサスティン電極と
の間で比較的強い放電が発生し、この時の壁電荷がスキ
ャン電極上の誘電体に蓄積される為、次の維持期間で印
加される維持パルス電圧で放電が可能となる。
【0048】この際、プライミング粒子の寿命は一般に
20〜40μsと言われており、この書き込み放電の際
に発生したプライミング粒子は、スキャンパルスの周期
の数倍から十数倍の寿命を持つ。故に、該スキャンライ
ンで発生した書き込み放電によるプライミング粒子は、
数〜十数ライン分の書き込み放電が終了するまで存在し
ている。
【0049】この為、実際のプラズマディスプレイ装置
においては、走査方向に隣接するセル間の電極間距離
は、主放電ギャップよりも数倍程度長く静的な放電開始
電圧よりも低い電位差に設定されているにもかかわら
ず、隣接セルの書き込み放電の際に発生したプライミン
グ粒子によって異常放電が誘発されると考えられる。
【0050】また、初期化、維持、消去期間で印加され
る駆動パルスは、パネルの全放電セルに一斉に印加され
るが、アドレス期間においては、スキャン−サスティン
電極間での非対称的な放電が、パネルの上部から下部へ
順次走査される為、浮遊電位のアンバランスが生じ、パ
ネルのガラス基板表面の帯電もパネルの上下間でアンバ
ランスになる為、数十kVの静電位差が生じたと考えら
れる。
【0051】本発明の実施の形態1の駆動方法において
は、奇数サブフィールドのアドレス期間においてスキャ
ン電極19a1〜19aNを走査する際には、スキャン
パルスを19a1から印加し1ライン分の書き込み放電
を行った後、スキャンパルスを19a2に印加して次の
1ライン分の書き込み放電を行い、順次これを19aN
まで繰り返すことによって1画面分の画像情報をパネル
の各放電セルに壁電荷として記録し、続く維持期間にお
いて維持パルスを一斉に印加することによって発光を維
持し、次の偶数サブフィールドのアドレス期間において
スキャン電極を走査する際には、スキャンパルスを19
aNから印加し1ライン分の書き込み放電を行った後、
スキャンパルスを19aN-1に印加して次の1ライン分
の書き込み放電を行い、順次これを19a1まで繰り返
すことによって1画面分の画像情報をパネルの各放電セ
ルに壁電荷として記録し、続く維持期間において奇数サ
ブフィールドと同様に維持パルスを一斉に印加すること
によって発光を維持する。
【0052】表1に本発明の実施の形態1による駆動方
法を用いて駆動を行った際の画質評価結果と従来の駆動
方法を用いて駆動を行った場合の比較を示す。
【0053】
【表1】
【0054】従来の駆動方法においては、走査方向の隣
接セル間での異常放電のみならず、走査方向に数十セル
が一斉に発光する比較的広い領域での異常放電が頻発し
ていた。
【0055】一方、本発明の実施の形態1による駆動方
法を用いて駆動を行うことによって、この比較的広い領
域での異常放電が抑制され、ランダムに発生する異常発
光が抑制されたため画質が非常に改善された。
【0056】これは、奇数サブフィールドと偶数サブフ
ィールドの走査順序を反転させることによって、書込み
動作時の非対称放電を順次走査したことによるパネルの
帯電のアンバランスが抑制されためであると考えられ
る。
【0057】この様に、本実施の形態1によるPDPの
駆動方法によって、各駆動シーケンスにおける印加パル
スの電圧を変化させることなく、電圧波形や立ち上がり
速度などの従来の駆動条件のままで異常放電による画質
劣化を抑制することができ、低コストで非常に優れた画
質を有するプラズマディスプレイ装置が実現可能とな
る。
【0058】(実施の形態2)図8は、本発明の実施の
形態2の駆動方法を示すタイミングチャートである。
【0059】また、図9に駆動回路のブロック図を示
す。
【0060】実施の形態1のPDPの駆動方法との違い
は、各フィールドにおいて、アドレス期間中に点灯すべ
き放電セルを選択する為の書き込み放電を行うデータパ
ルスと書き込むべき行を走査するスキャンパルスを印加
する際に、該フィールド内のすべてのアドレス期間の走
査順序は同一とし、奇数フィールドと偶数フィールドで
スキャンパルスを走査する順序を反転させることであ
る。
【0061】実施の形態1のPDPの駆動方法において
は、奇数サブフィールドと偶数サブフィールドの走査順
序を反転させいたが、PDPにおいては、階調表示を行
う為にフィールド内時分割階調表示方式を用いている。
【0062】このため、たとえば256階調を表示する
為には8ビット必要であるが、127階調目の輝度を表
現する為には、第1〜第7番目のサブフィールドを書き
込む必要が有り、1フィールド当たり、7回の書き込み
動作が必要である。
【0063】一方、128階調目の輝度を表現する為に
は、第8番目のサブフィールドをのみを書き込めばよ
く、1フィールド当たり、1回の書き込み動作でよい。
【0064】このため、実際の画像表示を行う際には、
奇数サブフィールドと偶数サブフィールドの書き込み動
作の回数が同数になることが少なく、奇数サブフィール
ドと偶数サブフィールドの走査順序を反転させても、蓄
積される浮遊電荷のアンバランスが生じ易い。
【0065】通常の動画等の映像信号では、該フレーム
の平均輝度は、隣接する前後のフレームの平均輝度と強
く相関しており、また、該フレーム内の奇数サブフィー
ルドと偶数サブフィールドの平均輝度はほぼ等しい。
【0066】このため、該フィールド内のすべてのアド
レス期間の走査順序は同一とし、奇数フィールドと偶数
フィールドでスキャンパルスを走査する順序を反転させ
ることによって、浮遊電荷のアンバランスが相殺され、
パネルのガラス基板表面の帯電のアンバランスも抑制さ
れると考えられる。
【0067】本発明の実施の形態2の駆動方法において
は、奇数フィールドの各サブフィールドのアドレス期間
においてスキャン電極19a1〜19aNを走査する際
には、スキャンパルスを19a1から印加し1ライン分
の書き込み放電を行った後、スキャンパルスを19a2
に印加して次の1ライン分の書き込み放電を行い、順次
これを19aNまで繰り返すことによって1画面分の画
像情報をパネルの各放電セルに壁電荷として記録し、続
く維持期間において維持パルスを一斉に印加することに
よって発光を維持する。
【0068】次の偶数フィールドの各サブフィールドの
アドレス期間においてスキャン電極を走査する際には、
スキャンパルスを19aNから印加し1ライン分の書き
込み放電を行った後、スキャンパルスを19aN-1に印
加して次の1ライン分の書き込み放電を行い、順次これ
を19a1まで繰り返すことによって1画面分の画像情
報をパネルの各放電セルに壁電荷として記録し、続く維
持期間において同様に維持パルスを一斉に印加すること
によって発光を維持する。
【0069】表2に本発明の実施の形態2による駆動方
法を用いて駆動を行った際の画質評価結果と従来の駆動
方法を用いて駆動を行った場合の比較を示す。
【0070】
【表2】
【0071】従来の駆動方法においては、走査方向の隣
接セル間での異常放電のみならず、走査方向に数十セル
が一斉に発光する比較的広い領域での異常放電が頻発し
ていた。
【0072】一方、本発明の実施の形態2による駆動方
法を用いて駆動を行うことによって、この比較的広い領
域での異常放電がほぼ無くなり、ランダムに発生する異
常発光が無くなったため、画質が飛躍的に改善された。
【0073】これは、奇数フィールドと偶数フィールド
の走査順序を反転させることによって、書込み動作時の
非対称放電を順次走査したことによるパネルの帯電のア
ンバランスが解消されためであると考えられる。
【0074】この様に、本実施の形態2によるPDPの
駆動方法によって、各駆動シーケンスにおける印加パル
スの電圧を変化させることなく、電圧波形や立ち上がり
速度などの従来の駆動条件のままで異常放電による画質
劣化を抑制することができ、低コストで非常に優れた画
質を有するプラズマディスプレイ装置が実現可能とな
る。
【0075】(実施の形態3)図10は、本発明の実施
の形態3の駆動方法を示すタイミングチャートである。
【0076】また、図11にパネルの電極のマトリック
ス図を、図12に駆動回路のブロック図を示す。
【0077】実施の形態1のPDPの駆動方法との違い
は、各フィールドにおいて、アドレス期間中に点灯すべ
き放電セルを選択する為の書き込み放電を行うデータパ
ルスと書き込むべき行を走査するスキャンパルスを印加
する際に、データ電極が中央部分で分割されている為、
上段と下段の1番目のラインから走査を開始し、該フィ
ールド内のアドレス期間の走査順序は同一とし、奇数フ
ィールドと偶数フィールドで走査する順序を反転させる
ことである。
【0078】従来、データ電極が中央部分で分割されて
いるパネルを駆動する場合は、上段と下段の1番目のラ
インから走査を開始し、フィールド内のアドレス期間の
走査順序を全て同一としていた。
【0079】この方法で駆動したPDPは、データ電極
中央部分で異常放電が起こりやすく、点灯すべき表示セ
ルの放電状態が不安定となり、表示画像に応じて表示画
面の中央部に分割線に対応した横線が発生しやすくな
り、画質を劣化させるという大きな課題を有していた。
【0080】この原因を考察すると、データ電極の分割
部分のサイズは、放電セルとセルの間のセル間ギャップ
よりも狭く設定している。しかし、アドレス期間のアド
レス放電時においては、スキャン電極に印加する負のパ
ルス(スキャンパルス)と、データ電極に印加する正の
パルス(データパルス)との交点で放電が発生し、この
データースキャン電極間の放電によってサスティンース
キャン電極間で比較的強い放電が発生する為、スキャン
電極は、アドレス放電中は常にカソードとなり、サステ
ィン電極は、アドレス放電中は常にアノードとなる。
【0081】このため、アドレス期間においては、スキ
ャン−サスティン電極間での非対称的な放電が、パネル
の上部から下部へ順次走査されるため浮遊電荷のアンバ
ランスが生じ、データ電極の中央の分割部分で異常放電
が発生しやいと考えられる。
【0082】表3に本発明の実施の形態3による駆動方
法を用いて駆動を行った際の画質評価結果と従来の駆動
方法を用いて駆動を行った場合の比較を示す。
【0083】
【表3】
【0084】従来の駆動方法においては、データ電極中
央の分割線に対応した表示画像のに現れる横線部分での
異常放電が頻発していた。
【0085】一方、本発明の実施の形態3による駆動方
法を用いて駆動を行うことによって、この領域での異常
放電が抑制され、異常発光が抑制されたため画質が非常
に改善された。
【0086】尚、本実施の形態3では、上段と下段の1
番目のラインから走査を開始し、該フィールド内のアド
レス期間の走査順序は同一とし、奇数フィールドと偶数
フィールドで走査する順序を反転させる駆動方法を用い
ているが、これに限られるものではなく、該サブフィー
ルド内のアドレス期間の走査順序は同一とし、奇数サブ
フィールドと偶数サブフィールドで走査する順序を反転
させる駆動方法を用いても同様に優れたプラズマディス
プレイ装置を実現できることは言うまでもない。
【0087】(実施の形態4)図13は、本発明の実施
の形態4の駆動方法を示すタイミングチャートである。
【0088】また、図14に駆動回路のブロック図を示
す。パネルの電極のマトリックス図は実施の形態3と同
様である。
【0089】実施の形態3のPDPの駆動方法との違い
は、各フィールドにおいて、アドレス期間中に点灯すべ
き放電セルを選択する為の書き込み放電を行うデータパ
ルスと書き込むべき行を走査するスキャンパルスを印加
する際に、データ電極が中央部分で分割されている為、
上段との1番目のラインと下段の最後のライン(N番
目)から走査を開始し、該フィールド内のアドレス期間
の走査順序はそれぞれ同一とし、奇数フィールドと偶数
フィールドで走査する順序を反転させることである。
【0090】従来、データ電極が中央部分で分割されて
いるパネルを駆動する場合は、上段と下段の1番目のラ
インから走査を開始し、フィールド内のアドレス期間の
走査順序を全て同一としていた。
【0091】この方法で駆動したPDPは、データ電極
中央部分で異常放電が起こりやすく、点灯すべき表示セ
ルの放電状態が不安定となり、表示画像に応じて表示画
面の中央部に分割線に対応した横線が発生しやすくな
り、画質を劣化させるという大きな課題を有していた。
【0092】また、実施の形態3の駆動方法を用いるこ
とによって、表示画面の中央部の異常放電は抑制される
が、アドレス放電での異常が無いにもかかわらず表示画
像によっては、データ電極の分割線に対応した暗い横線
が発生するという課題を有していた。
【0093】この原因を考察すると、データ電極の分割
部分のサイズは、放電セルとセルの間のセル間ギャップ
よりも狭く設定している。
【0094】しかし、分割部分の下部にあたる下段の最
初のライン(1番目)のスキャン電極は、アドレス放電
中は常にカソードとなり、このスキャン電極上のセル内
壁には、アドレス期間の最初に正の電荷が蓄積される
が、一方、分割部分の上部にあたる上段の最後のライン
(N番目)のサスティン電極は、アドレス放電中は常に
アノードとなり、このサスティン電極上のセル内壁に
は、アドレス期間の最後に負の電荷が蓄積される。
【0095】この時、分割部分の下部にあたる下段の最
初のライン(1番目)のスキャン電極上のセル内壁に
は、既に正の電荷が蓄積されているため、通常のセル間
ギャップよりも大きな電位差が生じていると考えられ
る。
【0096】このため、通常放電してはならないセル間
ギャップで放電が発生しやすく、また、このセル間ギャ
ップの放電が発生しない場合でも、分割部分に隣接する
セルのアドレス期間直後のセル内の壁電圧が上昇する
為、次の維持放電期間において図15に示すように自己
消去放電が発生し、維持放電による発光が弱まり周囲と
の輝度差が生ずる為、画像に分割部分に対応した横線が
発生すると考えられる。
【0097】表4に本発明の実施の形態4による駆動方
法を用いて駆動を行った際の画質評価結果と従来の駆動
方法を用いて駆動を行った場合の比較を示す。
【0098】
【表4】
【0099】従来の駆動方法においては、データ電極中
央の分割線に対応した表示画像のに現れる横線部分での
異常放電が頻発していた。
【0100】また、実施の形態3の駆動方法において
も、表示画面の中央部の異常放電は抑制されるが、表示
画像によっては、データ電極の分割線に隣接した表示セ
ルに輝度が暗く、横線が発生していた。
【0101】一方、本発明の実施の形態4による駆動方
法を用いて駆動を行うことによって、この領域の維持期
間での自己消去放電が抑制され、アドレスされた放電セ
ルが維持期間中に確実に発光することによって周囲との
輝度差が抑制されたため、データ電極の分割線に対応し
た暗い横線が無くなり、画質が非常に改善された。
【0102】これは、スキャン電極の上段と下段の走査
方向を互いに逆方向に走査し、更に奇数フィールドと偶
数フィールドの走査順序を反転させることによって、書
込み動作時の非対称放電を順次走査したことによるパネ
ルの帯電のアンバランスが抑制されためであると考えら
れる。
【0103】尚、本実施の形態4では、上段との1番目
のラインと下段の最後のライン(L番目)から走査を開
始し、該フィールド内のアドレス期間の走査順序はそれ
ぞれ同一とし、奇数フィールドと偶数フィールドで走査
する順序を反転させる駆動方法を用いているが、これに
限られるものではなく、該サブフィールド内のアドレス
期間の走査順序は同一とし、奇数サブフィールドと偶数
サブフィールドで走査する順序をそれぞれ反転させる駆
動方法を用いても同様に優れたプラズマディスプレイ装
置を実現できることは言うまでもない。
【0104】(実施の形態5)図16は、本発明の実施
の形態5の駆動波形のタイミングチャートを示す。
【0105】実施の形態1との違いは、初期化パルスの
2段目以降の立ち上がりを5段階で変化させ種々の平均
変化速度α[V/μs]で駆動することである。
【0106】立ち上がりの平均変化速度に対する駆動条
件の依存性を調べるために壁電荷量測定装置を用いて、
PDPに書き込みパルスを印加した際に発生する書き込
み放電前後での壁電荷の移動量△Q[pC]と書き込み
パルス電圧Vdata[V]の関係を測定した。
【0107】図17に、種々の平均変化速度で駆動した
際の、Vdataに対する△Qの依存性の一例を示す。
初期化パルスの1段目の電圧は、放電開始電圧より20
V低い180Vとした。
【0108】Vdataを増加することによって△Qが
増加し書き込み放電による壁電荷の移動量が増加してい
ることがわかる。△Qが3.5pC以下の条件下では、
書き込み不良が発生しているために壁電荷量が少なく、
チラツキが発生する。Vdataを増加させることによ
って放電確率が増加し書き込み不良が減少することによ
って壁電荷量が増加し正常な駆動が行われる。
【0109】αが6V/μs程度までの範囲において
は、αを増加させることによってVdataに対する△
Qのプロットの傾きが増加し、より低いVdataにお
いても、正常な駆動が可能となる。
【0110】これらのαの範囲では初期化パルスの放電
による発光が維持放電に比べて非常に弱いのでコントラ
ストを低下させることはない。しかし、αを10V/μ
s以上に増加させるとコントラストが著しく低下する。
【0111】これは、立ち上がり部分でのαが大きすぎ
ると初期化パルスの立ち上がり部分で強い放電が発生し
過剰な壁電圧を蓄積するために、立ち下がり部分でも放
電を起こし所謂自己消去放電が発生し、初期化パルスに
よる発光が強くなるためにコントラストが低下する。さ
らに、このような条件下では、均一な初期化による壁電
圧の制御ができないため、それに続く書き込み期間での
書き込み放電不良が発生する。
【0112】このため、最適なαの値は、1≦α≦9
[V/μs]であることがわかる。
【0113】表5に本発明の実施の形態5による駆動方
法を用いて駆動を行った際のコントラスト比並びに画質
評価結果と従来の駆動方法を用いて駆動を行った場合の
比較を示す。
【0114】
【表5】
【0115】従来の駆動方法においては、コントラスト
比が50:1と非常に低く、また、走査方向の隣接セル
間での異常放電のみならず走査方向に数十セルが一斉に
発光する比較的広い領域での異常放電が頻発していた。
【0116】一方、本発明の実施の形態5による駆動方
法を用いて駆動を行うことによって、初期化放電による
発光が抑制されたことによってコントラスト比が35
0:1と非常に向上し、尚且つ、過剰な壁電荷蓄積が抑
制されることによって異常放電によるアドレス不良が抑
制され、ランダムに発生する異常発光が抑制されたため
画質が非常に改善された。
【0117】このことから明らかなように、本実施の形
態6によるPDPの駆動方法によって、初期化期間終了
時点での壁電圧を最適に制御し、書き込み放電不良を抑
制することによってコントラストを損なうことなくチラ
ツキ、ザラツキ等の画質劣化が抑制され、さらに、サブ
フィールド毎にアドレス期間での走査順序を反転させる
ことによって浮遊電位のアンバランスを抑制し、異常放
電の発生を低減させることが可能であるという点で非常
に優れた画質を実現できる。
【0118】尚、本実施の形態5では、初期化パルスの
立ち上がりを5段階の階段状パルス波形としたが6段階
以上の多段階段状パルスとしても同様に優れた画質を実
現できることは言うまでもない。
【0119】また、本実施の形態5では、初期化パルス
の立ち上がりを多段階段状パルス波形としたが立ち上が
りのみならず立ち下がりも多段階段状パルスとしても同
様に優れた画質を実現できることは言うまでもない。
【0120】また、本実施の形態5では、該サブフィー
ルド内のアドレス期間の走査順序は同一とし、奇数サブ
フィールドと偶数サブフィールドで走査する順序を反転
させる駆動方法を用いているが、これに限られるもので
はなく、該フィールド内のアドレス期間の走査順序は同
一とし、奇数フィールドと偶数フィールドで走査する順
序を反転させる駆動方法を用いても同様に優れたプラズ
マディスプレイ装置を実現できることは言うまでもな
い。
【0121】また、本発明の実施の形態では、PDPの
駆動方法としてノンインターレス方式を用いているが、
これに限られるものではなく、走査ラインの内、奇数走
査ラインと偶数走査ラインをそれぞれ奇数フィールドと
偶数フィールドで別々に走査するインターレス方式を用
いても同様に優れたプラズマディスプレイ装置を実現で
きることは言うまでもない。
【0122】また、本発明の実施の形態では、PDPの
駆動方法として全てのサブフィールドにおいて、初期化
パルスを印加する初期化期間を設けているが、これに限
られるものではなく、1フィールドの先頭にのみ初期化
期間を設ける駆動方法を用いることによって、更なるコ
ントラスト比の向上による高画質のプラズマディスプレ
イ装置を実現できることは言うまでもない。
【0123】
【発明の効果】以上のように本発明による駆動方法によ
って、アドレス期間における走査線を走査する順序を、
フィールド毎或いはサブフィールド毎に反転させること
によって、アドレス動作における非対称放電に起因する
浮遊電位のアンバランスによる異常放電の発生を抑制す
ることによって、高精細で非常に高画質なプラズマディ
スプレイ装置を実現するという顕著な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のプラズマディスプレイパネルの斜視図
【図2】従来のプラズマディスプレイパネルの電極マト
リックス図
【図3】従来のプラズマディスプレイパネルの駆動方法
のタイミングチャート
【図4】従来のプラズマディスプレイパネルの駆動方法
のサブフィールドの概略図
【図5】従来のプラズマディスプレイ装置の駆動回路の
ブロック図
【図6】本発明の実施の形態1におけるプラズマディス
プレイパネルの駆動方法のタイミングチャート
【図7】本発明の実施の形態1におけるプラズマディス
プレイパネルの駆動回路のブロック図
【図8】本発明の実施の形態2におけるプラズマディス
プレイパネルの駆動方法のタイミングチャート
【図9】本発明の実施の形態2におけるプラズマディス
プレイパネルの駆動回路のブロック図
【図10】本発明の実施の形態3におけるプラズマディ
スプレイパネルの駆動方法のタイミングチャート
【図11】本発明の実施の形態3におけるプラズマディ
スプレイパネルの電極のマトリックス図
【図12】本発明の実施の形態3におけるプラズマディ
スプレイパネルの駆動回路のブロック図
【図13】本発明の実施の形態4におけるプラズマディ
スプレイパネルの駆動方法のタイミングチャート
【図14】本発明の実施の形態4におけるプラズマディ
スプレイパネルの駆動回路のブロック図
【図15】本発明の実施の形態4におけるプラズマディ
スプレイパネルの維持期間中における駆動波形と発光ピ
ーク波形を示す図
【図16】本発明の実施の形態5におけるプラズマディ
スプレイパネルの駆動方法のタイミングチャート
【図17】本発明の実施の形態5におけるプラズマディ
スプレイパネルの駆動方法を用いて種々の平均変化速度
で駆動した際の、Vdataに対する△Qの依存性の一
例を示す図
【符号の説明】
11 前面基板 12 背面基板 13 絶縁体層 14 データ電極群 15 隔壁 16 蛍光体 17 誘電体ガラス層 18 保護膜 19a 電極群 19b 電極群
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/20 670 H04N 5/66 101B H04N 5/66 101 G09G 3/28 H Fターム(参考) 5C058 AA11 BA02 BA03 BA10 BB01 BB16 BB25 5C080 AA05 BB06 DD06 DD07 DD10 EE29 FF12 GG12 HH02 HH04 JJ02 JJ04 JJ05 JJ06

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平行な1対の基板間に複数の対向電極を設
    け放電ガスを封入し気体放電によって画像を表示するプ
    ラズマディスプレイ装置であって、放電セルを選択する
    一連の書き込みパルスを印加する書き込み過程における
    走査線を走査する順序を、前記書き込過程毎に反転させ
    ることを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
  2. 【請求項2】少なくとも放電セルを選択する一連の書き
    込みパルスを印加する書き込み過程と、書き込み過程に
    おいて選択された放電セルを放電させ発光を維持させる
    為の維持過程を有するプラズマディスプレイパネルの駆
    動方法であって、書き込み過程における、走査線を走査
    する順序を、前記書き込み過程毎に反転させることを特
    徴とするプラズマディスプレイパネルの駆動方法。
  3. 【請求項3】第1及び第2のパネル基板が、間隙をおい
    て互いに平行に配設され、前記第2のパネル基板と対向
    する前記第1のパネル基板の表面上には、誘電体層で覆
    われた複数の電極からなる第1電極群及び複数の電極か
    らなる第2電極群が、互いの電極を平行に隣接させた状
    態で配設され、前記第1のパネル基板と対向する前記第
    2のパネル基板の表面上には、誘電体層で覆われ前記第
    1の電極群と直交する方向に並ぶ複数の電極枝からなる
    第3電極群が配設され、前記間隙は、隔壁群で仕切られ
    ていると共に、当該隔壁間に蛍光体が配設されているプ
    ラズマディスプレイパネルと、前記プラズマディスプレ
    イパネルを、1フィールド期間を複数のサブフィールド
    に分割し、前記サブフィールド毎に放電セルをリセット
    するリセット期間、放電セルを選択するアドレス期間及
    び選択された放電セルの発光を維持させる放電維持期間
    を有するフィールド内時分割階調表示方式にドレス期間
    における、走査線を走査する順序を、前記サブフィール
    ド毎に反転させることを特徴とする請求項1に記載のプ
    ラズマディスプレイ装置。
  4. 【請求項4】第1及び第2のパネル基板が、間隙をおい
    て互いに平行に配設され、前記第2のパネルと対向する
    前記第1のパネル基板の表面上には、誘電体層で覆われ
    た複数の電極からなる第1電極群及び複数の電極からな
    る第2電極群が、互いの電極を平行に隣接させた状態で
    配設され、前記第1のパネルと対向する前記第2のパネ
    ル基板の表面上には、誘電体層で覆われ前記第1の電極
    群と直交する方向に並ぶ複数の電極枝からなる第3電極
    群が配設され、前記間隙は、隔壁群で仕切られていると
    共に、当該隔壁間に蛍光体が配設されているプラズマデ
    ィスプレイパネルと、前記プラズマディスプレイパネル
    を、1フィールド期間を複数のサブフィールドに分割
    し、前記サブフィールド毎に放電セルをリセットするリ
    セット期間、放電セルを選択するアドレス期間及び選択
    された放電セルの発光を維持させる放電維持期間を有す
    るフィールド内時分割階調表示方式によって駆動する駆
    動手段を有するプラズマディスプレイ装置であって、前
    記アドレス期間における、走査線を走査する順序を、フ
    ィールド毎に反転させることを特徴とするプラズマディ
    スプレイ装置。
  5. 【請求項5】第1及び第2のパネル基板が、間隙をおい
    て互いに平行に配設され、前記第2のパネルと対向する
    前記第1のパネル基板の表面上には、誘電体層で覆われ
    た複数の電極からなる第1電極群及び複数の電極からな
    る第2電極群が、互いの電極を平行に隣接させた状態で
    配設され、前記第1のパネルと対向する前記第2のパネ
    ル基板の表面上には、誘電体層で覆われ前記第1の電極
    群と直交する方向に並ぶ複数の電極からなる第3電極群
    が配設され、前記第3電極群は、中央部分で二分割さ
    れ、前記間隙は、隔壁群で仕切られていると共に、当該
    隔壁間に蛍光体が配設されているプラズマディスプレイ
    パネルと、前記プラズマディスプレイパネルを、1フィ
    ールド期間を複数のサブフィールドに分割し、前記サブ
    フィールド毎に放電セルをリセットするリセット期間、
    放電セルを選択するアドレス期間及び選択された放電セ
    ルの発光を維持させる放電維持期間を有するフィールド
    内時分割階調表示方式によって駆動する駆動手段を有す
    るプラズマディスプレイ装置であって、前記アドレス期
    間における走査線を走査する過程を前記第3電極群の分
    割部分で分割される上下2つの領域のそれぞれの上端か
    ら開始し、走査する順序をフィールド毎に反転させるこ
    とを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
  6. 【請求項6】第1及び第2のパネル基板が、間隙をおい
    て互いに平行に配設され、前記第2のパネルと対向する
    第1のパネル基板の表面上には、誘電体層で覆われた複
    数の電極からなる第1電極群及び複数の電極からなる第
    2電極群が、互いの電極を平行に隣接させた状態で配設
    され、前記第1のパネルと対向する前記第2のパネル基
    板の表面上には、誘電体層で覆われ前記第1の電極群と
    直交する方向に並ぶ複数の電極からなる第3電極群が配
    設され、前記第3電極群は、中央部分で二分割され、前
    記間隙は、隔壁群で仕切られていると共に、当該隔壁間
    に蛍光体が配設されているプラズマディスプレイパネル
    と、前記プラズマディスプレイパネルを、1フィールド
    期間を複数のサブフィールドに分割し、サブフィールド
    毎に放電セルをリセットするリセット期間、放電セルを
    選択するアドレス期間及び選択された放電セルの発光を
    維持させる放電維持期間を有するフィールド内時分割階
    調表示方式によって駆動する駆動手段を有するプラズマ
    ディスプレイ装置であって、前記アドレス期間における
    走査線を走査する過程を第3電極群の分割部分で分割さ
    れる上下2つの領域のそれぞれの上端から開始し、走査
    する順序を前記サブフィールド毎に反転させることを特
    徴とする請求項5記載のプラズマディスプレイ装置。
  7. 【請求項7】第1及び第2のパネル基板が、間隙をおい
    て互いに平行に配設され、前記第2のパネルと対向する
    前記第1のパネル基板の表面上には、誘電体層で覆われ
    た複数の電極からなる第1電極群及び複数の電極からな
    る第2電極群が、互いの電極を平行に隣接させた状態で
    配設され、前記第1のパネルと対向する前記第2のパネ
    ル基板の表面上には、誘電体層で覆われ前記第1の電極
    群と直交する方向に並ぶ複数の電極からなる第3電極群
    が配設され、前記第3電極群は、中央部分で二分割さ
    れ、前記間隙は、隔壁群で仕切られていると共に、当該
    隔壁間に蛍光体が配設されているプラズマディスプレイ
    パネルと、前記プラズマディスプレイパネルを、1フィ
    ールド期間を複数のサブフィールドに分割し、サブフィ
    ールド毎に放電セルをリセットするリセット期間、放電
    セルを選択するアドレス期間及び選択された放電セルの
    発光を維持させる放電維持期間を有するフィールド内時
    分割階調表示方式によって駆動する駆動手段を有するプ
    ラズマディスプレイ装置であって、前記アドレス期間に
    おける走査線を走査する過程を前記第3電極群の分割部
    分で分割される上下2つの領域のそれぞれの上端と下端
    から開始し、走査する順序をフィールド毎に反転させる
    ことを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
  8. 【請求項8】第1及び第2のパネル基板が、間隙をおい
    て互いに平行に配設され、前記第2のパネルと対向する
    前記第1のパネル基板の表面上には、誘電体層で覆われ
    た複数の電極からなる第1電極群及び複数の電極からな
    る第2電極群が、互いの電極を平行に隣接させた状態で
    配設され、前記第1のパネルと対向する前記第2のパネ
    ル基板の表面上には、誘電体層で覆われ第1の電極群と
    直交する方向に並ぶ複数の電極からなる第3電極群が配
    設され、前記第3電極群は、中央部分で二分割され、前
    記間隙は、隔壁群で仕切られていると共に、当該隔壁間
    に蛍光体が配設されているプラズマディスプレイパネル
    と、前記プラズマディスプレイパネルを、1フィールド
    期間を複数のサブフィールドに分割し、サブフィールド
    毎に放電セルをリセットするリセット期間、放電セルを
    選択するアドレス期間及び選択された放電セルの発光を
    維持させる放電維持期間を有するフィールド内時分割階
    調表示方式によって駆動する駆動手段を有するプラズマ
    ディスプレイ装置であって、前記アドレス期間における
    走査線を走査する過程を前記第3電極群の分割部分で分
    割される上下2つの領域のそれぞれの上端と下端から開
    始し、走査する順序をサブフィールド毎に反転させるこ
    とを特徴とする請求項7記載のプラズマディスプレイ装
    置。
  9. 【請求項9】平行な1対の基板間に複数の対向電極を設
    け放電ガスを封入し気体放電を行うプラズマディスプレ
    イパネルと、前記プラズマディスプレイパネルを駆動す
    る駆動手段を有するプラズマディスプレイ装置であっ
    て、少なくとも放電セルを選択する一連の書き込みパル
    スを印加する書き込み過程と、前記書き込み過程におい
    て選択された放電セルを放電させ発光を維持させる為の
    維持過程を有し、前記書き込み過程における走査線を走
    査する順序を前記書き込み過程毎に反転させる過程を有
    し、全放電セルを均一に初期化する為のセットアップ期
    間に印加する駆動パルス電圧波形の少なくとも立ち上が
    り時あるいは立ち下がり時に、少なくとも2段階以上の
    階段状パルス電圧波形を用いることを特徴とするプラズ
    マディスプレイ装置。
  10. 【請求項10】フィールド期間が、少なくとも一つの、
    全放電セルを均一に初期化する為のセットアップ期間
    と、複数のサブフィールドからなることを特徴とする請
    求項1から9に記載のプラズマディスプレイ装置。
  11. 【請求項11】サブフィールド期間が、放電セル内を均
    一に初期化する為のセットアップ期間、放電セルを選択
    するアドレス期間、選択された放電セルの発光を維持さ
    せる放電維持期間及び維持放電を停止させる消去期間か
    らなることを特徴とする請求項1から10に記載のプラ
    ズマディスプレイ装置。
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