JP2000258833A

JP2000258833A - カメラ

Info

Publication number: JP2000258833A
Application number: JP11060203A
Authority: JP
Inventors: Hideo Tamamura; 秀雄玉村
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1999-03-08
Filing date: 1999-03-08
Publication date: 2000-09-22

Abstract

(57)【要約】【課題】１つのバックライトで、複数の液
晶や操作部材を照明することのできる構造が簡単で、省
電力型のカメラを提供すること。【解決手段】１はカメラ本体、２はカメラ本体
１に内蔵されている表示器の液晶３を覆っている部分、
４はレンズ部、５はレリーズボタン、６は電源スイッ
チ、７はズームスイッチ、８は文字表示用液晶で８ａは
電池残量、８ｂはカウンターを表示している。９から１
３はカメラの操作部材である。１５は液晶３を照明する
ためのバックライトである。このバックライト１５は、
１５ａ部が液晶３よりも大きく構成されている。１６は
光導伝部材であり、１６ａ，１６ｂは反射面である。ま
た、光導伝部材１６の厚み方向は液晶８と略同じ大きさ
に構成されており、液晶８の略全体を照明するように構
成されている。１７は鏡であり、斜めに配置されてい
る。よって、バックライト１５の液晶より大きな部分１
５ａ部より出た光は図の一点鎖線のように反射面で反射
し、ミラーで反射してから上方に向き液晶８を下面から
照明する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は電子的に画像を表示
するカメラに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来は以下のように構成されていた。

【０００３】特開平８-１２５８９７号では１個のバッ
クライトで２個の液晶を照明している。また、特開平８
-１５４１９０号では１個のバックライトで２個の液晶
を照明するが、片方の液晶はもう一方の液晶の上に重な
っている構成である。さらに、特開平６-３６６９号は
補助のバックライトで液晶のバックライトでは暗くて見
づらい分を補っていた。

【０００４】近年、ビデオカメラ等において操作部材を
操作する時に操作部材の中にＬＥＤ等の照明部材が入っ
ており、暗い時でも良く見えるように構成されたカメラ
があった。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例には以下のような欠点があった。

【０００６】特開平８-１２５８９７号は１個のバック
ライトで２個の液晶を照明しているが、バックライトの
上においてあるために、カメラの後面と上面というよう
に、異なった面に配置することは不可能である。また、
両方の液晶とも駆動させないと、文字や画像等は見るこ
とができなかった。

【０００７】また、特開平８-１５４１９０号は１個の
バックライトの上に液晶を載せ、その上にまた液晶を載
せる構成としているために、１個の液晶を駆動すること
で、もう片方は透明にすれば、画像等をあたかも両方の
液晶で駆動しているかのように見せることは可能であ
る。しかしながら、これも１枚のバックライト上にある
事が前提であるために、カメラの異なる面に各々配置す
ることはできなかった。

【０００８】さらに、特開平６-３６６９号はライトガ
イドで液晶を照明する構成であるが、この役目は元の液
晶照明用のバックライトが暗くて液晶が良く見えない時
の補助のためのものであり、他の液晶や操作部材を照明
するものではない。操作部材を操作する時に操作部材の
中にＬＥＤ等の照明部材が入ったものは暗い時見やすい
が、電力を多く必要とするものであった。

【０００９】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願の請求項１記載の発明は、撮像した画像を表示
する第１の表示器と文字、絵文字等を表示する第２の表
示器を備え、第１の表示器を照明する照明装置で第２の
表示器を照明するように構成されたカメラにおいて、第
１の表示器の照明装置の光を第２の表示器に導く光導伝
部材を使用することであり、また、請求項２記載の発明
は、撮像した画像を表示する第１の表示器と文字、絵文
字等を表示する第２の表示器を備えたカメラにおいて、
第１の表示器を照明する照明装置を第１の表示器よりも
大きく構成し、第１の表示器のない部分の照明装置の光
を光導伝部材を使用して第２の表示器を照明することで
ある。

【００１０】これらの構成によれば、画像表示用の液晶
のバックライトから光導伝部材で光を曲げて導入してい
るために、画像表示用の液晶とは異なる面、例えばカメ
ラの上面等にもう１枚の液晶を配置しても照明すること
が可能となっている。

【００１１】また、請求項３記載の発明によれば、撮像
した画像を表示する表示器と該表示器を照明する照明装
置を有するカメラにおいて、該照明装置の光を光導伝部
材においてカメラの他の部分に光を導き、操作部材を照
明することである。

【００１２】この構成によれば、従来操作部材自身の中
に照明装置が内蔵されているものより消費電力が少なく
ていいように構成できる。

【００１３】さらに、請求項４記載の発明によれば、撮
像した画像を表示する表示器と該表示器を照明する照明
装置を有し、該照明装置の光を光導伝部材によってカメ
ラの前方に光を導くように構成したカメラにおいて、所
定の動作確認時以外は光導伝部材に入射する光を液晶が
妨げることができるように構成したことである。

【００１４】この構成によれば、液晶表示の照明用の光
をカメラ前側から確認できるようにすることで、セルフ
の時の表示やシャッタ終了表示等の今までＬＥＤ等で行
ってきた表示が可能となり、液晶の照明と兼用するため
に省エネルギーなカメラとなる。

【００１５】

【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態に基
づき、本発明を詳細に説明する。

【００１６】（第１の実施の形態）図１から図２は本発
明の第１の実施の形態を示す。１はカメラ本体、２はカ
メラ本体１に内蔵されている表示器の液晶３を覆ってい
る部分、４はレンズ部、５はレリーズボタン、６は電源
スイッチ、７はズームスイッチ、８は文字表示用液晶で
８ａは電池残量、８ｂはカウンターを表示している。９
から１３はカメラの操作部材である。１５は液晶３を照
明するためのバックライトである。このバックライト１
５は、１５ａ部が液晶３よりも大きく構成されている。
１６は光導伝部材であり、１６ａ，１６ｂは反射面であ
る。また、光導伝部材１６の厚み方向は液晶８と略同じ
大きさに構成されており、液晶８の略全体を照明するよ
うに構成されている。１７は鏡であり、図のように斜め
に配置されている。よって、バックライト１５の液晶よ
り大きな部分１５ａ部より出た光は図の一点鎖線のよう
に反射面で反射し、ミラーで反射してから上方に向き液
晶８を下面から照明する。

【００１７】図３は、本発明の第２の実施の形態であ
る。図３において、１はカメラ本体、２はカメラの画像
表示用液晶３の周りの覆い、９は操作部材、１５は液晶
３を照明するためのバックライトであり、液晶３よりも
１５ｂ部が大きくできている。２０は光導伝部材であ
り、反射面２０ａを有している。バックライト１５の光
はこの光導伝部材２０を通り、端面から出る。そのそば
に操作部材９があるため、操作部材９の印刷等が照明さ
れ、暗くて印刷の文字や絵文字が見えない時にこの光で
見えることになる。この光導伝部材２０は略操作部材９
があるところの幅で構成されている。

【００１８】図４から図７は第３の実施の形態である。
図４、図５において、１はカメラ本体、２は液晶部分、
４はレンズ部、５はレリーズボタン、６はメインスイッ
チ、８は表示液晶、１４はストロボ、３０はセルフカウ
ント表示窓である。

【００１９】図５において、３は画像表示用液晶、４１
は液晶３を照明するためのバックライトである。４０は
光導伝部材であり、反射面４０ａ，４０ｂ、光が出る端
面４０ｃを有している。よって、バックライト４１を出
た光の一部Ｂは液晶板３の３ａ部を通り反射面４０ａ，
４０ｂで反射し、端面４０ｃより出て、窓３０より外に
出る。また、この光は液晶板３を通るため、液晶板のこ
の光Ｂが通過する３ａ部分を不透明にすることで光は窓
３０では見えなくなる。

【００２０】図６はこのカメラの回路図であり、１０１
は被写体を取り込むところのレンズ、１０２は撮像素子
であるところのＣＣＤ、１０３はデジタル信号処理回路
である。１０４は１チップマイコンであるところのＣＰ
Ｕであり、圧縮伸長回路１０５の制御、全体のシステム
コントロール、ＤＡ変換などの処理を行う。１０６は画
像信号の圧縮を行う時のワーク用のメモリ、１０７は圧
縮されたデータ等を保存するところのメモリである。１
０８はＬＣＤ駆動回路、１０９はＬＣＤ、バックライト
からなるユニットである。１１０は操作部材であり、こ
の中の一部の操作部材はタッチパネルとして液晶の表面
に張ってある。１１１は各部を駆動するところの電源回
路である。

【００２１】次に、図６の回路図について、図７のフロ
ーチャートを用いて動作の説明を行う。Ｓ２０１でカメ
ラの電源をＯＮし、モードをセルフモードにする（Ｓ２
０２）。そして、レリーズボタンを押す（Ｓ２０３）
と、セルフのタイマがスタートする（Ｓ２０４）。通常
１０秒程度である。その後、所定秒時たったか確認する
（Ｓ２０５）。ＮＯの時にはＳ２０６に行く。Ｓ２０６
では、液晶の３ａ部を不透過にする。これで、窓３０か
ら光は見えない。所定秒たつとＳ２０７へ行く。Ｓ２０
７では、液晶３ａ部を透過にする。これで、窓３０から
光が見える。所定秒たつとＳ２０５に行く。これを繰り
返してＳ２０５で所定時間たつと、Ｓ２０８へ行く。Ｓ
２０８では、レリーズして被写体の画像を取り込む。よ
って、セルフの秒時を１０秒とすれば、１秒づつ液晶３
の３ａ部を透過、不透過を繰り返すことで外からは点
灯、消灯に見えることになる。

【００２２】

【発明の効果】請求項１，２記載の発明によれば、画像
表示用の液晶照明用のバックライトで他の面の液晶を照
明できるようになる。

【００２３】また、請求項３記載の発明によれば、画像
表示用の液晶用のバックライトで操作部材等を照明でき
ることになる。

【００２４】さらに、請求項４記載の発明によれば、画
像表示用の液晶用のバックライトでセルフ等の光を使っ
た表示が可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施の形態のカメラの後部側斜
視図である。

【図２】本発明の第１の実施の形態のカメラの断面図で
ある。

【図３】本発明の第２の実施の形態のカメラの断面図で
ある。

【図４】本発明の第３の実施の形態のカメラの正面斜視
図である。

【図５】本発明の第３の実施の形態のカメラの断面図で
ある。

【図６】本発明の第３の実施の形態のカメラの回路図で
ある。

【図７】本発明の第３の実施の形態のカメラのフローチ
ャートである。

【符号の説明】

１カメラ本体３，８液晶４レンズ９操作部材１５バックライト１６，２０，４０光導伝部材１７鏡３０窓

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】撮像した画像を表示する第１の表示器と
文字、絵文字等を表示する第２の表示器を備え、第１の
表示器を照明する照明装置で第２の表示器を照明するよ
うに構成されたカメラにおいて、第１の表示器の照明装
置の光を第２の表示器に導く光導伝部材を使用すること
を特徴とするカメラ。
【請求項２】撮像した画像を表示する第１の表示器と
文字、絵文字等を表示する第２の表示器を備えたカメラ
において、第１の表示器を照明する照明装置を第１の表
示器よりも大きく構成し、第１の表示器のない部分の照
明装置の光を光導伝部材を使用して第２の表示器を照明
することを特徴とするカメラ。
【請求項３】撮像した画像を表示する表示器と該表示
器を照明する照明装置を有するカメラにおいて、該照明
装置の光を光導伝部材においてカメラの他の部分に光を
導き、操作部材を照明することを特徴とするカメラ。
【請求項４】撮像した画像を表示する表示器と該表示
器を照明する照明装置を有し、該照明装置の光を光導伝
部材によってカメラの前方に光を導くように構成したカ
メラにおいて、所定の動作確認時以外は光導伝部材に入
射する光を液晶が妨げることができるように構成したこ
とを特徴とするカメラ。