JP2000258048A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP2000258048A
JP2000258048A JP11060879A JP6087999A JP2000258048A JP 2000258048 A JP2000258048 A JP 2000258048A JP 11060879 A JP11060879 A JP 11060879A JP 6087999 A JP6087999 A JP 6087999A JP 2000258048 A JP2000258048 A JP 2000258048A
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Shigetoki Ishiguro
茂時 石黒
Katsuyuki Tanaka
克幸 田中
Yoshinori Tanaka
田中  義則
明義 ▲吉▼田
Akiyoshi Yoshida
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 収納室を効率的に冷却し得る冷蔵庫を提供す
る。 【解決手段】 断熱箱体14は、内装11と外装12と
の間にウレタン等の発泡断熱材13を充填して構成され
る。断熱箱体14の内部には、第1遮蔽板を介して、収
納室と冷却室25とが上下の関係で画成される。冷却室
25に、冷却器23と庫内ファン24とが配設される。
内装11の内後面11bに、上下方向に延在する複数の
凹溝34が、幅方向に離間して並列的に形成される。各
凹溝34は、その上端が収納室の上部近傍まで延在する
と共に、その下端は第1遮蔽板により画成された冷却室
25まで延在し、該凹溝34により収納室と冷却室25
とを連通している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、断熱箱体の内部
に、遮蔽部材により収納室と冷却室とを画成した冷蔵庫
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】食料品店やコンビニエンスストア等で、
食品や飲料品等を冷蔵状態で収納して陳列する冷蔵ショ
ーケース(冷蔵庫)が好適に使用されている。この冷蔵シ
ョーケースは、内装と外装との間にウレタン等の発泡断
熱材を充填してなる断熱箱体の内部に、食品や飲料品等
の陳列品の収納室と、冷凍機構から冷媒が循環供給され
る冷却器および庫内ファンが収納される冷却室とが、遮
蔽板を介して上下の関係で画成されている。遮蔽板に
は、収納室と冷却室とを連通する吸込口と吹出口とが形
成され、庫内ファンを回転することにより、遮蔽板の吸
込口から冷却室に吸込んだ室内空気を、前記冷却器に接
触して冷気とした後、遮蔽板の吹出口を介して収納室に
吹出して該収納室を冷却するよう構成してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記冷却室が断熱箱体
の下部に画成される冷蔵ショーケースでは、冷却器で冷
却された冷気は、前記遮蔽板に設けられた吹出口から収
納室に向けて吹出されるだけであるので、該冷気は収納
室の上部まで効率的に案内されず、収納室内が均一に冷
却されない問題があった。
【0004】前記冷却室では、前記遮蔽板の吸込口から
冷却室内に吸込まれた空気が、冷却器の側部から空気吹
出側に回り込んで冷却されることなく収納室に吹出され
るのを防止するために、空気の回り込みを防止する部材
を別途設けていた。このため、部品点数が多くなってコ
ストが嵩むと共に、組付け工数が増えて組付け作業に時
間が掛かる難点も指摘される。
【0005】前記冷蔵ショーケースでは、陳列品を載置
するための棚部材を収納室に多段的に配設するために、
前記内装の左右両内側面に支持部を多段的に突出形成し
ている。この場合において、内装を樹脂真空成形品で構
成する場合、該内装は前方開口部側より後側の内部幅寸
法が必然的に狭くなる。このため、内装の後側の内部寸
法に対応する幅寸法に設定した長方形状の棚部材を載置
する支持部については、その内側面からの突出寸法を後
側から前側に向かうにつれて大きくなるよう設定してい
るが、このときには支持部の突出寸法分だけ前方開口部
の有効広さが狭くなると共に、内容積も小さくなる欠点
が指摘される。また支持部の前側においては、支持部と
内側面との連設基部から離間する位置(突出先端側)で棚
部材を支持するため、該支持部に加わるモーメントが大
きくなり、強度を高める必要がある。
【0006】更に、前記内装の内部幅寸法は、前側から
後側に向かうにつれて狭くなっているから、後側の内部
幅寸法に対応するよう幅寸法が設定された前記棚部材を
支持部間に載置した場合、該棚部材の前側の側端と内装
の内側面との間には大きな隙間を生じ、該棚部材が大き
く移動してしまう欠点があった。
【0007】
【発明の目的】本発明は、前述した従来の技術に内在し
ている前記欠点に鑑み、これを好適に解決するべく提案
されたものであって、収納室を効率的に冷却し得る冷蔵
庫を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を達成するため、本発明に係る冷蔵庫は、内装と
外装との間に発泡断熱材を充填してなる断熱箱体の内部
に、遮蔽部材を介して収納室と冷却室とが画成され、前
記冷却室に配設した冷却器により熱交換のなされた冷気
を、該冷却室に配設した庫内ファンを介して収納室に循
環させるよう構成した冷蔵庫において、前記内装の内面
に、前記収納室から冷却室まで延在する複数の凹溝を並
列に形成し、収納室と冷却室とを該凹溝を介して連通す
るよう構成したことを特徴とする。
【0009】前記課題を克服し、所期の目的を達成する
ため、本願の別の発明に係る冷蔵庫は、内装と外装との
間に発泡断熱材を充填してなる断熱箱体の内部に、遮蔽
部材を介して収納室と冷却室とが画成され、前記冷却室
に配設した冷却器により熱交換のなされた冷気を、該冷
却室に配設した庫内ファンを介して収納室に循環させる
よう構成した冷蔵庫において、前記内装における冷却室
を画成して対向する両内側面の後部側に、吸込側と吹出
側とが前後の向きとなる姿勢で配設された前記冷却器の
対応する側面近傍まで延出する後突部を設け、前記両後
突部の上面を、前記冷却器の上面に配設された断熱部材
の上面と略同一レベルとなるよう設定し、前記遮蔽部材
を両後突部間に載置するよう構成したことを特徴とす
る。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る冷蔵庫につ
き、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以
下説明する。図2および図3に示す如く、実施例に係る
冷蔵庫としての冷蔵ショーケース10は、内装11と外
装12との間にウレタン等の発泡断熱材13を充填して
なる断熱箱体14と、該箱体14が載置されるシャーシ
15から基本的に構成される。また、シャーシ15の内
部に画成した機械室16には、冷凍機構17が収納され
ている。前記断熱箱体14の前部には、前方に開放する
矩形状の開口部14aが形成され、該開口部14aの内
周上部および下部には、その幅方向(左右方向)の全長に
亘って合成樹脂製の上レール18および下レール19が
対応的に配設される。そして、両レール18,19間
に、前扉20と後扉21とが夫々幅方向にスライド自在
に支持されて、開口部14aを開閉し得るよう構成して
ある。
【0011】前記断熱箱体14の内部、すなわち内装1
1の内部には、後述する第1遮蔽板(遮蔽部材)31を介
して、上方に食品や飲料品等を冷蔵するための収納室2
2が画成されると共に、下方に前記冷凍機構17から冷
媒が循環供給される冷却器23および冷気循環用の庫内
ファン24が配設される冷却室25が画成される。冷却
器23は、冷却室25内においては、その空気吸込側を
前側に向けると共に、空気吹出側を後側に向けた姿勢で
配置されると共に、前記庫内ファン24は、前側から吸
込んだ空気(冷気)を後側に向けて吹出すよう設定されて
いる。
【0012】前記内装11は樹脂真空成形品であり、冷
却室25を画成して対向する左右の両内側面(内面)11
a,11aの後部側に、図1に示す如く、前記冷却器2
3の対応する左右の側面近傍まで延出する後突部26,
26が一体的に形成され、冷却器23の側部において
は、両後突部26,26により吸込側と吹出側とが連通
しないよう構成してある。また両後突部26,26は、
内装11の内後面(内面)11bまで延在し、該両後突部
26,26および冷却器23の吹出側(後面側)と内後面
11bとにより、吹出用空間S1を画成している。そし
て、この吹出用空間S1に、前記庫内ファン24が取付
部材27を介して配設され、冷却器23と接触して熱交
換した冷気を、吹出用空間S1から収納室22に吹出す
よう構成される。
【0013】前記内装11の下部における両内側面11
a,11aには、前記後突部26,26の内部側への突出
寸法より短かい所定長さだけ内部側に突出する前突部2
8,28が、後突部26,26の前側から前方に所定長さ
で延在するよう一体に連設されている。そして、両前突
部28,28の間に臨む内装11の内底面に、前記冷却
器23が左右のブラケット29,29を介して固定され
ている。なお、前記後突部26および前突部28の上面
は、前記冷却器23の上面に配設された断熱部材30の
上面と略同一レベルとなるよう設定されており(図4参
照)、これら突部26,26,28,28間に前記第1遮蔽
板31が着脱自在に載置される(図5参照)。また前突部
28,28の前端は、内装11の前端よりも所定長さだ
け後側に位置するよう設定されている。
【0014】前記第1遮蔽板31は、図5に示す如く、
矩形状の平板部31aと、該平板部31aの前端に下方
に向けて直角に折曲形成された垂直部31bと、平板部
31aの後端に形成されて複数の吹出口31cが穿設さ
れた水平突部31dとから基本的に構成される。そして
第1遮蔽板31は、平板部31aの左右両端縁部が、前
記前後の段部26,28の上面に載置されて、収納室2
2と冷却室25とを画成するようになっている。また第
1遮蔽板31の垂直部31bは、図4に示す如く、前記
前突部28,28の前端に沿って折曲されて内装11の
内底面まで延在するよう設定され、該垂直部31bと前
後の扉20,21との間に吸込用空間S2を画成してい
る。この垂直部31bには、複数の吸込口31eが穿設
されており(図2に一部のみ図示)、第1遮蔽板31によ
り画成された冷却室25と吸込用空間S2とを該吸込口
31eを介して連通するよう構成される。
【0015】前記吸込用空間S2の上部は、第2遮蔽板
32により閉成されるようになっている。この第2遮蔽
板32は、図4に示す如く、吸込用空間S2の上部を略
覆い得る矩形状の平板部32aと、該平板部32aの前
端に下方前側に向けて斜めに折曲形成された傾斜部32
bと、平板部32aの後端に下方に直角に折曲形成され
た垂直部32cとから基本的に構成される。そして、傾
斜部32bの開放端を、前記下レール19の後面に形成
した受部19aに載置すると共に、垂直部32cに形成
した複数の切欠部32dを、第1遮蔽板31の垂直部3
1bに設けた対応する係合突起33に係合することで
(図2参照)、当該第2遮蔽板32は平板部32aを第1
遮蔽板31の平板部31aと略同一レべルとした状態で
配設される。また第2遮蔽板32の平板部32aには、
図5に示すように、複数の吸込口32eが穿設されてお
り、収納室22内の空気は、第2遮蔽板32の吸込口3
2e、吸込用空間S2および第1遮蔽板31の吸込口3
1eを介して冷却室25に流れ込むよう構成される。
【0016】前記内装11の内後面11bには、図6に
示す如く、上下方向に延在する複数の凹溝34が、幅方
向(左右方向)に離間して並列的に形成されている。各凹
溝34は、その上端が収納室22の上部近傍まで延在す
ると共に、その下端は前記第1遮蔽板31により画成さ
れた冷却室25の吹出用空間S1まで延在し、該凹溝3
4により収納室22と冷却室25とを連通するよう構成
してある。すなわち、前記庫内ファン24を回転した際
には、前記冷却器23と接触して熱交換された冷気は、
吹出用空間S1から第1遮蔽板31の吹出口31cを介
して収納室22に吹出されると共に、複数の凹溝34を
介して収納室22の上方に向けて案内(整流作用)される
よう構成される。また凹溝34の幅寸法は、隣り合う凹
溝34と凹溝34との間に形成される凸部35より幅広
に設定され、吹出用空間(冷却室25)S1から吹出され
る多くの冷気を上方に案内し得るようになっている。
【0017】前記内装11における収納室22に臨む対
向する左右の両内側面11a,11aには、図6に示す
如く、内部側に開放して前後方向に延在する複数の溝部
36が、上下に所定間隔離間して形成されている。この
溝部36は、内装11の真空成形時に一体的に成形され
るものであって、左右に対向する両溝部36,36にお
ける内装11の内側面11aである底面(垂直面)36
a,36aの間隔は、前側から後側に向かうにつれて幅
狭となっている。そして、左右に対向する両溝部36,
36における下面36b,36b間に、食品や飲料品等
の陳列品(図示せず)を整列載置するための棚網(棚部材)
37が取出し自在に載置される。なお、各溝部36の後
端36cは、図3に示す如く、前記内装11における内
後面11bより所定長さだけ前側に位置するよう設定さ
れている。
【0018】前記棚網37の幅寸法は、図7に示す如
く、前部側から後部側に向かうにつれて幅狭となるよう
設定され(前側の幅L1>後側の幅L2)、該棚網37を前
記溝部36,36の下面36b,36b間に載置した際に
は、棚網37の左右両側端と溝部36,36の底面36
a,36aとが近接して略平行に臨むよう構成される。
また棚網37の前後方向の寸法は、図2に示す如く、そ
の後端を溝部36,36の後端36c,36cに当接して
位置決めした状態で、その前端が前記後扉21の後面に
近接するよう設定される。更に、棚網37の後端部に、
上方に所定高さで立上がって幅方向の全長に亘って延在
するストッパ38が配設されており、該ストッパ38
は、棚網37に載置された陳列品の後方への移動を規制
して、陳列品と内装11の内後面11bとの間に後部冷
気通路Wを確保するべく機能する。なお、各溝部36の
高さ寸法は、前記ストッパ38を含む棚網37の高さ寸
法より僅かに大きく設定されている。また実施例では、
最下段に位置する棚網37にはストッパ38は配設され
ていない。
【0019】
【実施例の作用】次に、実施例に係る冷蔵ショーケース
の作用につき説明する。前記内装11の内側面11a,
11aに形成した左右に対向する溝部36,36の下面
36b,36b間に、前記棚網37を載置することで、
収納室22内には複数の棚網37が上下に多段的に配設
される。そして、各棚網37に、陳列品が陳列状態で載
置される。このとき、棚網37の全面に陳列品を載置し
ても、図3に示すように、棚網37の後端が内装11の
内後面11bより前側に位置する溝部36の後端36c
に当接すると共に、該棚網37の後部にストッパ38を
配設してあるから、該ストッパ38によって内後面11
bとの間に後部冷気通路Wが確保される。
【0020】また棚網37の幅寸法は、該棚網37を支
持するための溝部36,36の底面36a,36aと同様
に、前部側から後部側に向かうにつれて幅狭となるよう
設定してあるから、溝部36,36における下面36b,
36bの内部側への突出寸法(溝部36の深さ寸法)は、
その全長に亘って同一とすることができる。すなわち、
下面36aの前側のみを大きく突出する必要はないか
ら、断熱箱体14の開口部14aにおける有効広さが狭
くなることはなく、内容積も小さくならない。しかも、
棚網37の両側部の全長を、溝部36,36の底面側に
近接する下面36b,36bで支持し得るから、下面3
6b,36bに加わるモーメントは小さく、強度を軽減
し得る。更に、棚網37の側端と溝部36の底面36a
とは、全長に亘って近接しているから、下面36b,3
6bに載置された棚網37が大きく移動するのは防止さ
れる。なお、棚網37の幅寸法が前側から後側に向かう
につれて変化するので、該棚網37を前後逆にした状態
で溝部36,36に載置することはできず、棚網37の
後部に配設したストッパ38が前側に臨む状態で配設さ
れることを防ぐこともできる。
【0021】前記庫内ファン24を回転すると、前記収
納室22の前部側の空気は、前記第2遮蔽板32の吸込
口32eから吸込用空間S2に吸込まれた後、第1遮蔽
板31の吸込口31eから冷却室25に吸込まれる。こ
の空気は、前記冷凍機構17により冷却されている冷却
器23に接触して冷却された後、前記吹出用空間S1
ら第1遮蔽板31の吹出口31cを介して収納室22の
後部側に吹出される。室内後部側に吹出された冷気は、
前記棚網37のストッパ38と内後面11bとの間に画
成された後部冷気通路Wを介して上昇し、棚網37に載
置されている陳列品を冷却する。
【0022】また、前記冷気の一部は、前記内装11の
内後面11bに形成した複数の凹溝34に沿って上方に
案内され、内装11の天井面に沿って前方に流れ、更に
扉20,21に沿って下方に流れた後に、再び冷却室2
5に流入するサイクルを反復する。前記凹溝34の下端
は冷却室25まで延在しているから、冷気の整流効果を
期待でき、冷気を効率的に室内上部まで案内して室内全
体を効率的に冷却することができる。しかも、凹溝34
の幅寸法を、凸部35より幅広に設定してあるので、冷
気の充分な循環量を確保することができる。なお、隣り
合う凹溝34,34間に形成される凸部35は、補強用
のリブ程幅狭ではなく、また前記溝部36の高さ寸法
は、前記ストッパ38を含む棚網37の高さ寸法より僅
かに大きく設定されているので、当該内装11の成形条
件が良くなる利点もある。
【0023】前記冷却室25に配設した冷却器23の両
側部においては、図1に示す如く、前記内装11の両内
側面11a,11aに一体的に形成した後突部26,26
により冷却器23の空気吸込側(前側)と吹出側(後側)と
が連通しないよう構成されているから、前記吸込用空間
2から冷却室25に吸込まれた空気が、冷却器23に
接触することなく吹出用空間S1に回り込むのを確実に
防止し得る。これにより、室内空気を効率的に冷却して
循環させることができ、収納室22の全体を効率的に冷
却し得るものである。しかも、後突部26,26は内装
11に一体的に形成したものであるから、部品点数が増
えたり組立て工数が増えることはない。なお、冷却器2
3と第1遮蔽板31の平板部31aとの間には断熱部材
30が配設されているから、該冷却器23の上部におい
ても空気吸込側と吹出側とは連通しておらず、吸込用空
間S2から冷却室25に吸込まれた空気の全ては冷却器
25に接触して熱交換される。
【0024】前記第1遮蔽板31の平板部31aは、前
記後突部26および前突部28により前後方向の略全長
に亘って支持されているから、該遮蔽板31は安定的に
保持される。また両突部26,28は、内部側に突出し
て冷却室22の内部容積を小さくしているから、該冷却
室22での冷却効率が良好となる。更に、内装11の内
部には別部材が配設されないから、内部の清掃が容易と
なる利点もある。
【0025】なお、実施例では断熱箱体の内部におい
て、収納室が上側で冷却室が下側に画成された場合で説
明したが、内装の凹溝が収納室と冷却室とに亘って形成
されていれば、収納室を下側で冷却室を上側に画成した
ものであってもよい。また冷気の流れに関しては、実施
例のように後側から前側に流れる構成とは逆に、前側か
ら後側に流れる構成としてもよい。更には、内装の内側
面に凹溝を形成して、冷気を左右の側面に沿って流れる
よう構成することもできる。
【0026】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係る冷蔵庫
によれば、収納室と冷却室とを連通する複数の凹溝を内
装の内面に並列的に形成したので、該凹溝による整流効
果によって冷気を収納室の全体に効率的に行き渡らせる
ことができ、室内温度を均一にすることができる。しか
も、凹溝の幅寸法を、凸部より幅広に設定してあるの
で、冷気の充分な循環量を確保することが可能である。
【0027】前記冷却室に配設した冷却器の両側部にお
いて、内装の両内側面に一体的に形成した後突部により
冷却器の空気吸込側と吹出側とを連通しないよう構成し
たから、冷却室内において空気の回り込みを防ぐことが
でき、空気を効率的に冷却し得る。すなわち、室内空気
を効率的に冷却して循環させることができ、収納室の全
体を効率的に冷却し得る。しかも、後突部は内装に一体
的に形成したものであるから、部品点数が増えたり組立
て工数が増えることはない。また後突部の前側に同一上
面レベルで前突部を連設し、両突部上に遮蔽部材を載置
するようにしたから、該遮蔽部材はその前後方向の略全
長に亘って支持されて安定的に保持される。更に両突部
は、内部側に突出して冷却室の内部容積を小さくしてい
るから、該冷却室での冷却効率が良好となる利点もあ
る。
【0028】前記棚網の幅寸法を、溝部の底面と同様
に、前部側から後部側に向かうにつれて幅狭となるよう
設定したので、溝部における下面の内部側への突出寸法
を、その全長に亘って同一とすることができる。すなわ
ち、下面の前側を大きく突出させる必要はないから、断
熱箱体の開口部における有効広さが狭くなることはな
く、内容積も小さくならない。しかも、棚網の両側部の
全長を、溝部の底面側に近接する下面で支持し得るか
ら、下面に加わるモーメントは小さく、強度を軽減し得
る。更に、棚網の側端と溝部の底面とは、全長に亘って
近接しているから、下面に載置された棚網が大きく移動
するのは防止される。なお、棚網の幅寸法が前側から後
側に向かうにつれて変化するので、該棚網を前後逆にし
た状態で溝部に載置することはできず、棚網の後部に配
設したストッパが前側に臨む状態で配設されることを防
ぐこともできる。
【0029】また、棚網を位置決めするための溝部の後
端を、内装における内後面より所定長さだけ前側に位置
するよう設定したから、棚部材の後端と内後面との間に
冷気通路を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係る冷蔵ショーケースの横
断平面図である。
【図2】 実施例の冷蔵ショーケースを一部切欠いて示
す正面図である。
【図3】 実施例の冷蔵ショーケースを一部縦断して示
す側面図である。
【図4】 実施例の冷蔵ショーケースにおける冷却室を
示す要部縦断側面図である。
【図5】 実施例の冷蔵ショーケースにおいて遮蔽板を
配設した状態で示す横断平面図である。
【図6】 実施例の内装を示す正面図である。
【図7】 実施例の棚網を示す平面図である。
【符号の説明】
11 内装,11a 内側面(内面),11b 内後面,1
2 外装 13 発泡断熱材,14 断熱箱体,22 収納室,23
冷却器 24 庫内ファン,25 冷却室,26 後突部,28 前
突部 30 断熱部材,31 第1遮蔽板(遮蔽部材),34 凹
溝,35 凸部 36 溝部,36a 底面,36b 下面,36c 後端,
37 棚網(棚部材) 38 ストッパ
フロントページの続き (72)発明者 田中 義則 愛知県豊明市栄町南館3番の16 ホシザキ 電機株式会社内 (72)発明者 ▲吉▼田 明義 愛知県豊明市栄町南館3番の16 ホシザキ 電機株式会社内 Fターム(参考) 3B110 AA07 BA04 CA00 3L045 AA04 AA07 BA01 CA02 DA02 EA01 HA01 KA08 PA04 3L102 JA03 LB09 LB10 MA01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内装(11)と外装(12)との間に発泡断熱材
    (13)を充填してなる断熱箱体(14)の内部に、遮蔽部材(3
    1)を介して収納室(22)と冷却室(25)とが画成され、前記
    冷却室(25)に配設した冷却器(23)により熱交換のなされ
    た冷気を、該冷却室(25)に配設した庫内ファン(24)を介
    して収納室(22)に循環させるよう構成した冷蔵庫におい
    て、前記内装(11)の内面(11a,11a)に、前記収納室(22)
    から冷却室(25)まで延在する複数の凹溝(34)を並列に形
    成し、収納室(22)と冷却室(25)とを該凹溝(34)を介して
    連通するよう構成したことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 前記凹溝(34)は、隣り合う凹溝(34)と凹
    溝(34)との間に形成される凸部(35)より幅広に設定され
    ている請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 内装(11)と外装(12)との間に発泡断熱材
    (13)を充填してなる断熱箱体(14)の内部に、遮蔽部材(3
    1)を介して収納室(22)と冷却室(25)とが画成され、前記
    冷却室(25)に配設した冷却器(23)により熱交換のなされ
    た冷気を、該冷却室(25)に配設した庫内ファン(24)を介
    して収納室(22)に循環させるよう構成した冷蔵庫におい
    て、前記内装(11)における冷却室(25)を画成して対向す
    る両内側面(11a,11a)の後部側に、吸込側と吹出側とが
    前後の向きとなる姿勢で配設された前記冷却器(23)の対
    応する側面近傍まで延出する後突部(26,26)を設け、前
    記両後突部(26,26)の上面を、前記冷却器(23)の上面に
    配設された断熱部材(30)の上面と略同一レベルとなるよ
    う設定し、前記遮蔽部材(31)を両後突部(26,26)間に載
    置するよう構成したことを特徴とする冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 前記両後突部(26,26)の前側に、内装(11)
    の両内側面(11a,11a)から内部側に突出して前方に所定
    長さで延在する前突部(28,28)が連設され、前後の両突
    部(26,26,28,28)間に前記遮蔽部材(31)が載置されてい
    る請求項3記載の冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 前記内装(11)における収納室(22)に臨む
    対向する両内側面(11a,11a)に、内部側に開放して前後
    方向に延在する複数の溝部(36)を上下に離間して形成す
    ると共に、対向する両溝部(36,36)における底面(36a,36
    a)の間隔は前側から後側に向かうにつれて幅狭となるよ
    う設定され、対向する両溝部(36,36)の下面(36b,36b)間
    に、後部側に向かうにつれて幅狭となるよう設定した棚
    部材(37)を載置するようにした請求項3または4記載の
    冷蔵庫。
  6. 【請求項6】 前記棚部材(37)の後部に上方に所定高さ
    で立上がるストッパ(38)が配設され、前記溝部(36)の高
    さ寸法は、前記ストッパ(38)を含む棚部材(37)の高さ寸
    法より僅かに大きく設定される請求項5記載の冷蔵庫。
  7. 【請求項7】 前記溝部(36)の後端(36c)は、前記内装(1
    1)における内後面(11b)より所定長さだけ前側に位置す
    るよう設定され、前記棚部材(37)は、その後端を溝部(3
    6)の後端(36c)に当接して位置決めされる請求項5また
    は6記載の冷蔵庫。
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JP2002286350A (ja) * 2001-03-23 2002-10-03 Hoshizaki Electric Co Ltd 冷却貯蔵庫

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