JP2000257857A - ガス遮断装置 - Google Patents

ガス遮断装置

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JP2000257857A
JP2000257857A JP6040999A JP6040999A JP2000257857A JP 2000257857 A JP2000257857 A JP 2000257857A JP 6040999 A JP6040999 A JP 6040999A JP 6040999 A JP6040999 A JP 6040999A JP 2000257857 A JP2000257857 A JP 2000257857A
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薫 大西
Kazutaka Asano
一高 浅野
Koichi Ueki
浩一 植木
Junichi Saito
潤一 斎藤
Kimikatsu Isobe
公克 磯部
Sadamu Kawashima
定 川島
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Panasonic Holdings Corp
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 調整圧や閉塞圧の異常判定値を、それらを測
定するための調整器のばらつきや各家庭のガス器具使用
状況に対応して設定し、最適な異常判定を行うように制
御できるガス遮断装置を提供する。 【解決手段】 ガス圧力測定手段3からの信号に基づ
き、最大と最小の調整圧をそれぞれ記憶する最大調整圧
力記憶手段11および最小調整圧力記憶手段12と、制
御手段2からの信号に基づき時間を計測し所定時間に達
すると信号を出力する計時手段13と、計時手段13か
らの信号を受けた制御手段2からの信号と最大調整圧力
記憶手段11、最小調整圧力記憶手段12からの信号に
基づき調整圧の上限異常判定値、下限異常判定値をそれ
ぞれ設定して上限異常判定値記憶手段4、下限異常判定
値記憶手段5に信号を出力する上限判定値設定手段14
および下限判定値設定手段15とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスの事故を未然
に防ぐために異常時にガス通路を遮断するガス遮断装置
に関し、詳しくは調整圧と閉塞圧の異常判定を行うガス
遮断装置の制御回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種のガス遮断装置において、調
整圧の異常判定を行う制御回路については図21に示す
ように、通過ガスの流量を測定する流量測定手段1と、
流量測定手段1からの信号に基づき調整圧測定信号を出
力する制御手段2と、制御手段2からの調整圧測定信号
に基づきガス管内のガス圧を測定するガス圧力測定手段
3と、調整圧の上限異常判定値と下限異常判定値をそれ
ぞれ記憶する上限異常判定値記憶手段4と、下限異常判
定値記憶手段5と、ガス圧力測定手段3からの信号と上
限異常判定値記憶手段4、下限異常判定値記憶手段5か
らの信号に基づき調整圧の異常を判定し、制御手段2に
異常信号を出力する調整圧異常判定手段6と、異常信号
を所定回数受信した制御手段2からの信号に基づき外部
に異常表示する表示手段7とを備えた構成となってい
た。
【0003】また閉塞圧の異常判定を行う制御回路につ
いては図22に示すように、通過ガスの流量を測定する
流量測定手段1と、流量測定手段1からの信号と流量停
止判定手段8からの信号に基づき閉塞圧測定信号を出力
する制御手段2と、制御手段2からの閉塞圧測定信号に
基づきガス管内のガス圧を測定するガス圧力測定手段3
と、閉塞圧の異常判定値を記憶する閉塞圧異常判定値記
憶手段9と、ガス圧力測定手段3からの信号と閉塞圧異
常判定値記憶手段9からの信号に基づき閉塞圧の異常を
判定し、制御手段2に異常信号を出力する閉塞圧異常判
定手段10と、異常信号を所定回数受信した制御手段2
からの信号に基づき外部に異常表示する表示手段7とを
備えた構成となっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のような制御回路を備えたガス遮断装置では、上限異常
判定値記憶手段4や下限異常判定値記憶手段5、または
閉塞圧異常判定値記憶手段9に記憶される上限ないし下
限の調整圧や閉塞圧の異常判定値は、機器の安全使用上
当初から定められた固定値である。よって、調整圧や閉
塞圧を測定する調整器(ガス圧力測定手段3)のばらつ
きや、各家庭のガス器具使用状況に対応した異常判定値
を設定できず、調整圧異常判定手段6や閉塞圧異常判定
手段10において最適な異常判定を行うことができない
という問題を有していた。
【0005】そこで本発明は上記問題点を解決し、調整
圧や閉塞圧の異常判定値を、それらを測定するための調
整器のばらつきや各家庭のガス器具使用状況に対応して
設定し、最適な異常判定を行うように制御できるガス遮
断装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願第1発明は上記目的
を達成するために、上記従来の構成を備えたガス遮断装
置において、ガス圧力測定手段からの信号に基づき、最
大と最小の調整圧をそれぞれ記憶する最大調整圧力記憶
手段および最小調整圧力記憶手段と、制御手段からの信
号に基づき時間を計測し所定時間に達すると信号を出力
する計時手段と、計時手段からの信号を受けた制御手段
からの信号と最大調整圧力記憶手段、最小調整圧力記憶
手段からの信号に基づき調整圧の上限異常判定値、下限
異常判定値をそれぞれ設定して上限異常判定値記憶手
段、下限異常判定値記憶手段に設定信号を出力する上限
判定値設定手段および下限判定値設定手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0007】この第1発明によれば、ガス圧力測定手段
が調整圧を測定する毎に最大調整圧力記憶手段と最小調
整圧力記憶手段で最大と最小の調整圧を更新して記憶す
る。
【0008】所定時間が経過すれば計時手段からの信号
を受信した制御手段からの信号により、上限判定値設定
手段では、最大調整圧力記憶手段で記憶された最大の調
整圧に一定値を加算した値が、当初から上限異常判定値
記憶手段に定められた異常圧の上限固定値を超えなけれ
ば、その加算値を上限異常判定値として上限異常判定値
記憶手段に記憶させ、上限固定値を超えれば、その固定
値を上限異常判定値として上限異常判定値記憶手段に記
憶させる。一方下限判定値設定手段では、最小調整圧力
記憶手段で記憶された最小の調整圧から一定値を減算し
た値が、当初から下限異常判定値記憶手段に定められた
異常圧の下限固定値を超えなけれは、その減算値を下限
判定値として下限異常判定値記憶手段に記憶させ、前記
下限固定値を超えれば、その固定値を下限判定値として
下限異常判定値記憶手段に記憶させる。従って、ガス遮
断装置、調整器を設置した後に、調整器の特性、需要家
のガス器具使用状況に対応した調整圧の異常判定値を設
定することができる。
【0009】本願第2発明は上記目的を達成するため
に、上記従来の構成を備えたガス遮断装置において、ガ
ス圧力測定手段からの信号に基づき最大の閉塞圧を記憶
する最大閉塞圧力記憶手段と、制御手段からの信号に基
づき時間を計測し所定時間に達すると信号を出力する計
時手段と、計時手段からの信号を受けた制御手段からの
信号と最大閉塞圧力記憶手段からの信号に基づき閉塞圧
の異常判定値を設定して閉塞圧異常判定値記憶手段に設
定信号を出力する閉塞判定値設定手段とを備えたことを
特徴とする。
【0010】この第2発明によれば、ガス圧力測定手段
が閉塞圧を測定する毎に最大閉塞圧力記憶手段で最大の
閉塞圧を更新して記憶する。所定時間が経過すれば計時
手段からの信号を受信した制御手段からの信号により、
閉塞判定値設定手段で、最大閉塞圧力記憶手段で記憶さ
れた最大の調整圧に一定値を加算した値が、当初から閉
塞圧異常判定値記憶手段に定められた異常圧の上限固定
値を超えなけれは、その加算値を閉塞圧異常判定値とし
て閉塞圧異常判定値記憶手段に記憶させ、前記上限固定
値を超えれば、その固定値を閉塞圧異常判定値として閉
塞圧異常判定値記憶手段に記憶させる。従って、ガス遮
断装置、調整器を設置した後に、調整器の特性、需要家
のガス器具使用状況に対応した閉塞圧の異常判定値を設
定することができる。
【0011】本願第3発明は上記目的を達成するため
に、上記従来の構成で調整圧異常判定手段が上限異常と
下限異常を判定する2つの判定手段を備えたガス遮断装
置において、制御手段からの信号に基づき時間を計測し
所定時間に達すると信号を出力する計時手段と、計時手
段からの信号を受けた制御手段からの信号と上限異常判
定手段、下限異常判定手段からの信号に基づき調整圧の
上限異常判定値、下限異常判定値をそれぞれ設定して上
限異常判定値記憶手段、下限異常判定値記憶手段に設定
信号を出力する上限判定値設定手段および下限判定値設
定手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】この第3発明によれば、ガス圧力測定手段
が調整圧を測定する毎に上限異常判定手段と下限異常判
定手段により調整圧の異常判定を行い異常があれば記憶
しておく。所定時間が経過すれば計時手段からの信号を
受信した制御手段からの信号により、上限判定値設定手
段では、上限異常判定手段で記憶された上限異常があれ
ば現在の上限異常判定値に一定値を加算した値が、当初
から上限異常判定値記憶手段に定められた異常圧の上限
固定値を超えなけれは、その加算値を下限異常判定値と
して上限異常判定値記憶手段に記憶させ、前記上限固定
値を超えればその固定値を上限異常判定値として上限異
常判定値記憶手段に記憶させる。一方下限判定値設定手
段では、下限異常判定手段で記憶された下限異常があれ
ば現在の下限異常判定値から一定値を減算した値が、当
初から下限異常判定値記憶手段に定められた異常圧の下
限固定値を超えなけれは、その減算値を下限異常判定値
として下限異常判定値記憶手段に記憶させ、前記下限固
定値を超えればその固定値を下限異常判定値として下限
異常判定値記憶手段に記憶させる。従って、一度設定さ
れた調整圧の異常判定値を、その後の調整器の径年変化
や需要家のガス使用器具の使用パターン、ガス器具の変
更に対応した最適の値に設定し直すことができる。
【0013】本願第4発明は上記目的を達成するため
に、上記従来の構成を備えたガス遮断装置において、制
御手段からの信号に基づき時間を計測し所定時間に達す
ると信号を出力する計時手段と、計時手段からの信号を
受けた制御手段からの信号と閉塞圧異常判定手段からの
異常信号に基づき閉塞圧の異常判定値を設定して閉塞圧
異常判定値記憶手段に設定信号を出力する閉塞判定値設
定手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】この第4発明によれば、ガス圧力測定手段
が閉塞圧を測定する毎に閉塞圧異常判定手段で閉塞圧の
異常判定を行い、異常があれば記憶しておく。所定時間
が経過すれば計時手段からの信号を受信した制御手段か
らの信号により、閉塞判定値設定手段で、閉塞圧異常判
定手段で記憶された閉塞圧異常があれば現在の閉塞圧異
常判定値に一定値を加算した値が、当初から閉塞圧異常
判定値記憶手段に定められた異常圧の上限固定値を超え
なけれは、その加算値を閉塞圧異常判定値として閉塞圧
異常判定値記憶手段に記憶させ、前記上限固定値を超え
ればその固定値を異常判定値として閉塞圧異常判定値記
憶手段に記憶させる。従って、一度設定された閉塞圧の
異常判定値を、その後の調整器の径年変化、需要家のガ
ス使用器具の使用パターン、ガス器具の変更に対応した
最適の値に設定し直すことができる。
【0015】本願第5発明は上記目的を達成するため
に、上記第3発明の構成において、上限異常判定手段、
下限異常判定手段からの異常信号に基づき調整圧の上限
異常回数、下限異常回数をそれぞれカウントして記憶す
る上限異常カウント手段及び下限異常カウント手段と、
上限異常カウント手段及び下限異常カウント手段でカウ
ントした調整圧異常の発生回数に従って、新たな異常判
定値をそれぞれ設定する上限判定値設定手段、下限判定
値設定手段とを備えたことを特徴とする。
【0016】この第5発明によれば、ガス圧力測定手段
が調整圧を測定する毎に上限異常判定手段と下限異常判
定手段により調整圧の異常判定を行い、上限異常カウン
ト手段と下限異常カウント手段により異常回数をカウン
トして記憶する。所定時間が経過すれば計時手段からの
信号を受信した制御手段からの信号により、上限判定値
設定手段では、上限異常カウント手段でカウントされた
異常回数があれば現在の上限異常判定値に、一定値に上
限異常回数を乗じた値を加算し、その加算値が当初から
上限異常判定値記憶手段に定められた異常圧の上限固定
値を超えなけれは、その加算値を上限異常判定値として
上限異常判定値記憶手段に記憶させ、前記上限固定値を
超えればその固定値を上限異常判定値として上限異常判
定値記憶手段に記憶させる。一方、下限判定値設定手段
では、下限異常カウント手段でカウントされた異常回数
があれば現在の下限異常判定値に、一定値に下限異常回
数を乗じた値を減算し、その減算値が、当初から下限異
常判定値記憶手段に定められた下限固定値を超えなけれ
ば、前記減算値を上限異常判定値として下限異常判定値
記憶手段に記憶させ、前記下限固定値を超えればその固
定値を下限異常判定値として下限異常判定値記憶手段に
記憶させる。従って、一度設定された調整圧の異常判定
値を、その後の調整器の径年変化、需要家のガス使用器
具の使用パターン、ガス器具の変更に伴う調整圧の異常
回数に対応した最適の値に設定し直すことができる。
【0017】本願第6発明は上記目的を達成するため
に、上記第4発明の構成において、閉塞圧異常判定手段
からの異常信号に基づき閉塞圧異常回数をカウントして
記憶する閉塞圧異常カウント手段と、閉塞圧異常カウン
ト手段でカウントした閉塞圧異常の発生回数に従って、
新たな異常判定値を設定する閉塞判定値設定手段とを備
えたことを特徴とする。
【0018】この第6発明によれば、ガス圧力測定手段
が閉塞圧を測定する毎に閉塞圧異常判定手段で閉塞圧の
異常判定を行い、閉塞圧異常カウント手段で異常回数を
カウントして記憶する。所定時間が経過すれば計時手段
からの信号を受信した制御手段からの信号により、閉塞
判定値設定手段で、閉塞圧異常カウント手段でカウント
された異常回数があれば現在の閉塞圧異常判定値に、一
定値に閉塞圧異常回数を乗じた値を加算し、その加算値
が、当初から閉塞圧異常判定値記憶手段に定められた上
限固定値を超えなけれは、前記加算値を閉塞圧異常判定
値として閉塞圧異常判定値記憶手段に記憶させ、前記上
限固定値を超えればその固定値を異常判定値として閉塞
圧異常判定値記憶手段に記憶させる。従って、一度設定
された閉塞圧の異常判定値をその後の調整器の径年変
化、需要家のガス使用器具の使用パターン、ガス器具の
変更に伴う調整圧の異常回数に対応した最適の値に設定
し直すことができる。
【0019】本願第7発明は上記目的を達成するため
に、上記第3発明の構成において、上限異常判定手段、
下限異常判定手段からの信号に基づき調整圧の最大上限
異常差圧、最大下限異常差圧をそれぞれ記憶する上限差
圧記憶手段及び下限差圧記憶手段と、上限差圧記憶手段
及び下限差圧記憶手段で記憶した調整圧の最大異常差圧
に従って、新たな異常判定値をそれぞれ設定する上限判
定値設定手段、下限判定値設定手段とを備えたことを特
徴とする。
【0020】この第7発明によれば、ガス圧力測定手段
が調整圧を測定する毎に上限異常判定手段と下限異常判
定手段により調整圧の異常判定を行い、上限差圧記憶手
段と下限差圧記憶手段で異常差圧をそれぞれ記憶する。
所定時間が経過すれば計時手段からの信号を受信した制
御手段からの信号により、上限判定値設定手段では、上
限差圧記憶手段で記憶された異常差圧があれば現在の上
限異常判定値に、一定値に最大上限差圧を加算し、その
加算値が、当初から上限異常判定値記憶手段に定められ
た上限固定値を超えなけれは、それを上限異常判定値と
して上限異常判定値記憶手段に記憶させ、前記上限固定
値を超えればその固定値を上限異常判定値として上限異
常判定値記憶手段に記憶させる。一方、下限判定値設定
手段では、下限差圧記憶手段で記憶された異常差圧があ
れば現在の下限異常判定値に、一定値に最大下限差圧を
減算し、その減算値が当初から下限異常判定値記憶手段
に定められた下限固定値を超えなけれは、前記減算値を
上限異常判定値として下限異常判定値記憶手段に記憶さ
せ、前記下限固定値を超えればその固定値を下限異常判
定値として下限異常判定値記憶手段に記憶させる。従っ
て、一度設定された調整圧の異常判定値を、その後の調
整器の径年変化、需要家のガス使用器具の使用パター
ン、ガス器具の変更に伴う調整圧の異常度合(異常判定
値との差圧)に対応した最適の値に設定し直すことがで
きる。
【0021】本願第8発明は上記目的を達成するため
に、上記第4発明の構成において、閉塞圧異常判定手段
からの信号に基づき閉塞圧の最大異常差圧を記憶する閉
塞圧差圧記憶手段と、閉塞圧差圧記憶手段で記憶した閉
塞圧の最大異常差圧に従って、新たな異常判定値を設定
する閉塞圧判定値設定手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0022】この第8発明によれば、ガス圧力測定手段
が閉塞圧を測定する毎に閉塞圧異常判定手段で閉塞圧の
異常判定を行い、閉塞圧差圧記憶手段で最大異常差圧を
記憶する。所定時間が経過すれば計時手段からの信号を
受信した制御手段からの信号により、閉塞判定値設定手
段で、閉塞圧差圧記憶手段で記憶した閉塞異常があれ
ば、現在の閉塞圧異常判定値に、一定値に最大閉塞圧差
圧を乗じた値を加算し、その加算値が、当初から閉塞圧
異常判定値記憶手段に定められた上限固定値を超えなけ
れば、前記加算値を閉塞圧異常判定値として閉塞圧異常
判定値記憶手段に記憶させ、前記上限固定値を超えれば
その固定値を異常判定値として閉塞圧異常判定値記憶手
段に記憶させる。従って、一度設定された閉塞圧の異常
判定値を、その後の調整器の径年変化、需要家のガス使
用器具の使用パターン、ガス器具の変更に伴う調整圧の
異常度合(異常判定値との差圧)に対応した最適の値に
設定し直すことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明のガス遮断装置の一実施形
態について、調整圧と閉塞圧の異常判定を行う制御回路
を主にして図1から図20を参照して以下に説明する
(従来例と共通部分については共通符号を付す)。
【0024】図1は本発明の第1実施形態のガス遮断装
置を示している。図1において、1は流量測定手段で、
例えばリードスイッチ等により通過ガス流量を一定単位
流量毎に測定する。2は制御手段で、流量測定手段1か
らの信号に基づき調整圧測定信号を出力する。3はガス
圧力測定手段(調整器)で、制御手段2からの調整圧測
定信号に基づきガス管内のガス圧を測定する。11は最
大調整圧力記憶手段、12は最小調整圧力記憶手段で、
ガス圧力測定手段3からの信号に基づき最大、最小の調
整圧をそれぞれ記憶する。13は計時手段で、制御手段
2からの信号に基づき時間を計測し、所定時間に達する
と信号を出力する。14は上限判定値設定手段、15は
下限判定値設定手段で、計時手段13からの信号を受け
た制御手段2からの信号と最大調整圧力記憶手段11、
最小調整圧力記憶手段12からの信号に基づき調整圧の
上限異常判定値、下限異常判定値をそれぞれ設定する。
4は上限異常判定値記憶手段、5は下限異常判定値記憶
手段で、上限判定値設定手段14、下限判定値設定手段
15からの信号に基づき上限異常判定値、下限異常判定
値をそれぞれ記憶する。6は調整圧異常判定手段で、ガ
ス圧力測定手段3からの信号と上限異常判定値記憶手段
4、下限異常判定値記憶手段5からの信号に基づき調整
圧の異常を判定し、制御手段2に異常信号を出力する。
7は表示手段で、調整圧異常判定手段6と異常信号を所
定回数受信した制御手段2からの信号に基づき外部に異
常表示する。16は再学習信号入力手段で、制御手段2
に再学習信号を出力する。
【0025】次に第1実施形態について、図3に示すフ
ローチャートと図4に示すタイミング図を参照してその
動作を説明する。
【0026】図3のフローチャートのステップ♯1〜♯
5に示すように、図4に示す所定時間T(例えば30
日)の間(ステップ♯1)に所定タイミング(ステップ
♯2)で、ガス圧力測定手段3により測定された(ステ
ップ♯3)調整圧に基いて、その測定毎に、最大調整圧
力記憶手段11は最大の調整圧を更新し(ステップ♯
4)、また最小調整圧力記憶手段12は最小の調整圧を
更新して(ステップ♯5)それぞれを記憶する。その
後、時間Tに達すればステップ♯1からステップ♯6に
移行し、計時手段13からの信号を受信した制御手段2
からの信号により、上限判定値設定手段14において、
最大調整圧力記憶手段11で記憶された最大の調整圧
に、図4で示す一定値a(例えば数mmH2 0) を加算
する。そしてその加算値と、機器の安全使用上当初から
許容範囲をもって定められている異常圧の上限固定値
(以下、上限リミット値と称す。)とを比較し、加算値
が上限リミット値を超えればステップ♯7に移行し、上
限リミット値を新たな上限判定値として上限異常判定値
記憶手段4に記憶させる。しかし前記上限リミット値を
超えなければステップ♯8にて前記加算値を上限判定値
として上限異常判定値記憶手段4にて記憶させる。一方
ステップ♯9では、下限判定値設定手段15で最小調整
圧力記憶手段12で記憶された最小の調整圧から一定値
aを減算し、その減算値が上限リミット値と同様にして
機器の安全使用上定められている異常圧の下限固定値
(以下、下限リミット値と称す。)とを比較し、減算値
が下限リミット値を超えればステップ♯10に移行し、
下限リミット値を新たな下限判定値として下限異常判定
値記憶手段5に記憶させ、下限リミット値を超えなけれ
ばステップ♯11にて前記減算値を下限判定値として下
限異常判定値記憶手段5に記憶させる。
【0027】図2は本発明の第2実施形態のガス遮断装
置を示している。図2において、1は流量測定手段で、
例えばリードスイッチ等により通過ガス流量を一定単位
流量毎に測定する。8は流量停止判定手段で流量測定手
段1からの信号に基づきガスの使用停止を判定する。2
は制御手段で、流量測定手段1からの信号と流量停止判
定手段8からの信号に基づき閉塞圧測定信号を出力す
る。3はガス圧力測定手段で、制御手段2からの閉塞圧
測定信号に基づきガス管内のガス圧を測定する。
【0028】17は最大閉塞圧力記憶手段で、ガス圧力
測定手段3からの信号に基づき最大の閉塞圧を記憶す
る。13は計時手段で、制御手段2からの信号に基づき
時間を計測し、所定時間に達すると信号を出力する。1
8は閉塞判定値設定手段で、計時手段13からの信号を
受けた制御手段2からの信号と最大閉塞圧力記憶手段1
7からの信号に基づき閉塞圧の異常判定値を設定する。
9は閉塞圧異常判定値記憶手段で、閉塞判定値設定手段
18からの信号に基づき閉塞圧異常判定値を記憶する。
10は閉塞圧異常判定手段で、ガス圧力測定手段3から
の信号と閉塞圧異常判定値記憶手段9からの信号に基づ
き閉塞圧の異常を判定し、制御手段2に異常信号を出力
する。7は表示手段で、閉塞圧異常判定手段10と異常
信号を所定回数受信した制御手段2からの信号に基づき
外部に異常表示する。16は再学習信号入力手段で、制
御手段2に再学習信号を出力する。
【0029】次に第2実施形態について、図5に示すタ
イミング図を参照してその動作を説明する。第1実施形
態においてフローチャートで示した調整圧処理と同様
に、時間Tが経過するまで閉塞圧を測定する毎に、最大
閉塞圧力記憶手段17で最大の閉塞圧を更新して記憶す
る。その後、時間Tに達し計時手段13からの信号を受
信した制御手段2からの信号により閉塞判定値設定手段
18において、最大閉塞圧力記憶手段17で記憶された
最大の閉塞圧に一定値a(例えば数mmH2 0)を加算
する。そしてその加算値が閉塞圧異常の上限リミット値
を超えれば、上限リミット値を新たな閉塞圧の異常判定
値として閉塞圧異常判定値記憶手段9に記憶させる。し
かし上限リミット値を超えなければ、前記加算値を閉塞
異常判定値記憶手段9に記憶させる。
【0030】図6は本発明の第3実施形態のガス遮断装
置を示している(図1に示した第1実施形態での各手段
についての説明は省略する)。
【0031】図6において、19は上限異常判定手段、
20は下限異常判定手段で、ガス圧力測定手段3からの
信号と上限異常判定値記憶手段4、下限異常判定値記憶
手段5からの信号に基づき調整圧の上限異常、下限異常
をそれぞれ判定し、制御手段2に異常信号をそれぞれ出
力する。上限判定値設定手段14、下限判定値設定手段
15は、計時手段13からの信号を受けた制御手段2か
らの信号と上限異常判定手段19、下限異常判定手段2
0からの異常信号に基づき調整圧の上限異常判定値、下
限異常判定値をそれぞれ設定する。
【0032】次に第3実施形態について、図8に示すフ
ローチャートと図9に示すタイミング図を参照してその
動作を説明する。
【0033】図8のフローチャートのステップ♯1〜♯
6に示すように、図9に示す所定時間T(例えば30
日)の間(ステップ♯1)に所定タイミング(ステップ
♯2)で、上限異常判定手段19と下限異常判定手段2
0によりそれぞれ調整圧の上限異常、下限異常の判定を
行い(ステップ♯3とステップ♯5)異常があればそれ
ぞれ記憶しておく(ステップ♯4とステップ♯6)。そ
の後、時間Tに達すればステップ♯1からステップ♯7
に移行し、計時手段13からの信号を受信した制御手段
2からの信号により、上限判定値設定手段14におい
て、上限異常判定手段19で記憶された上限異常があれ
ば(ステップ♯7)、現在の上限異常判定値に図9で示
す一定値a(例えば数mmH2 0) を加算する(ステッ
プ♯8)。そしてその加算値が調整圧異常の上限リミッ
ト値を超えればステップ♯9に移行し、上限リミット値
を新たな上限判定値として上限異常判定値記憶手段4に
記憶させる。しかし加算値が上限リミット値を超えなけ
ればステップ♯10にてその加算値を上限異常判定値記
憶手段4に記憶させる。一方、ステップ♯11では下限
判定値設定手段15で下限異常判定手段20で記憶され
た下限異常があれば(ステップ♯11)現在の下限異常
判定値から一定値aを減算し(ステップ♯12)、その
減算値が調整圧異常の下限リミット値を超えればステッ
プ♯13に移行し、下限リミット値を新たな下限判定値
として下限異常判定値記憶手段5に記憶させ、下限リミ
ット値を超えなければステップ♯14にて減算値を下限
異常判定値記憶手段5に記憶させる。そして時間Tの間
に調整圧の上限または下限の異常回数が所定回数(例え
ば15回)に達していれば、調整圧異常警告成立として
表示手段7を通して外部に通知する。
【0034】図7は本発明の第4実施形態のガス遮断装
置を示している(図2に示した第2実施形態での各手段
についての説明は省略する)。第4実施形態における閉
塞判定値設定手段18は、計時手段13からの信号を受
けた制御手段2からの信号と、閉塞圧異常判定手段10
からの信号に基づき閉塞圧の異常判定値を設定する。
【0035】次に第4実施形態について、図10に示す
タイミング図を参照してその動作を説明する。閉塞圧が
時間T(例えば30日)の間に測定された場合、第3実
施形態においてフローチャートで示した調整圧処理と同
様に、時間Tが経過するまで閉塞圧を測定する毎に、閉
塞圧異常判定手段10で閉塞圧の異常判定を行い、異常
があれば記憶しておく。その後、時間Tに達し計時手段
13からの信号を受信した制御手段2からの信号により
閉塞判定値設定手段18は、閉塞圧異常があれば現在の
閉塞圧異常判定値に一定値a(例えば数mmH2 0) を
加算する。そしてその加算値が閉塞圧異常の上限リミッ
ト値を超えれば、上限リミット値を新たな閉塞圧の異常
判定値として閉塞圧異常判定値記憶手段9に記憶させ
る。しかし上限リミット値を超えなければ、前記加算値
を閉塞異常判定値記憶手段9に記憶させる。そして時間
Tの間に閉塞圧の異常回数が所定回数(例えば15回)
に達していれば、閉塞圧異常警告成立として表示手段7
を通して外部に通知する。
【0036】図11は本発明の第5実施形態のガス遮断
装置を示している(図6に示した第3実施形態での各手
段についての説明は省略する)。
【0037】図11において、21は上限異常カウント
手段、22は下限異常カウント手段で、第3実施形態で
説明した上限異常判定手段19、下限異常判定手段20
からの異常信号に基づき調整圧の上限異常回数、下限異
常回数をそれぞれカウントして記憶する。上限判定値設
定手段14、下限判定値設定手段15は計時手段13か
らの信号を受けた制御手段2からの信号と上限異常カウ
ント手段21、下限異常カウント手段22でカウントし
た調整圧力異常の発生回数に従って、新たな調整圧の上
限異常判定値、下限異常判定値をそれぞれ設定する。
【0038】次に第5実施形態について、図13に示す
フローチャートと図14に示すタイミング図を参照して
その動作を説明する。
【0039】図13のフローチャートのステップ♯1〜
♯6に示すように、図14に示す所定時間T(例えば3
0日)の間(ステップ♯1)に所定タイミング(ステッ
プ♯2)で、上限異常判定手段19と下限異常判定手段
20によりそれぞれ調整圧の上限異常、下限異常の判定
を行い(ステップ♯3とステップ♯5)、上限異常カウ
ント手段21、下限異常カウント手段22により異常回
数をカウントする(ステップ♯4とステップ♯6)。そ
の後、時間Tに達すればステップ♯1からステップ♯7
に移行し、計時手段13からの信号を受信した制御手段
2からの信号により、上限判定値設定手段14におい
て、上限異常カウント手段21でカウントされた異常回
数があれば現在の上限異常判定値に、図14で示す一定
値a(例えば数mmH2 0) ×上限異常回数を加算す
る。そしてその加算値が調整圧異常の上限リミット値を
超えればステップ♯8に移行し、上限リミット値を上限
判定値として上限異常判定値記憶手段4に記憶させる。
しかし上限リミット値を超えなければステップ♯9で、
前記加算値を上限異常判定値記憶手段4に記憶させる。
【0040】一方、ステップ♯10〜ステップ♯12で
は、下限異常カウント手段22でカウントされた異常回
数を一定値aに乗じた値を減算し、その減算値が下限リ
ミット値を超えれば、下限リミット値を下限判定値とし
て下限異常判定値記憶手段5に記憶させ、下限リミット
値を超えなければ前記減算値を下限判定値として下限異
常判定値記憶手段5に記憶させる。そして、時間Tの間
に調整圧の上限または下限の異常回数が所定回数(例え
ば15回)に達していれば、調整圧異常警告成立として
表示手段7を通して外部に通知する。
【0041】図12は本発明の第6実施形態のガス遮断
装置を示している(図7に示した第4実施形態での各手
段についての説明は省略する)。24は閉塞圧異常カウ
ント手段で、閉塞圧異常判定手段10からの信号に基づ
き閉塞圧の異常回数をカウントして記憶する。閉塞圧判
定値設定手段18は、計時手段13からの信号を受けた
制御手段2からの信号と、閉塞圧異常カウント手段24
でカウントした閉塞圧異常の発生回数に従って新たな閉
塞圧の異常判定値を設定する。
【0042】次に第6実施形態について、図15に示す
タイミング図を参照してその動作を説明する。閉塞圧が
時間T(例えば30日)の間に測定された場合、第5実
施形態においてフローチャートで示した調整圧処理と同
様に、時間Tが経過するまで閉塞圧を測定する毎に、閉
塞圧異常判定手段10で閉塞圧の異常判定を行い、閉塞
圧異常カウント手段24で異常回数をカウントする。そ
の後、時間Tに達し計時手段13からの信号を受信した
制御手段2からの信号により閉塞判定値設定手段18
は、閉塞圧異常があれば現在の閉塞圧異常判定値に一定
値a(例えば数mmH2 0) ×閉塞圧異常回数を加算す
る。そしてその加算値が閉塞圧異常の上限リミット値を
超えれば、上限リミット値を新たな閉塞圧の異常判定値
として閉塞圧異常判定値記憶手段9に記憶させる。しか
し上限リミット値を超えなければ、前記加算値を新たな
異常判定値として閉塞異常判定値記憶手段9に記憶させ
る。
【0043】そして、時間Tの間に閉塞圧の異常回数が
所定回数(例えば15回)に達していれば閉塞圧異常警
告成立として表示手段7を通して外部に通知する。
【0044】図16は本発明の第7実施形態のガス遮断
装置を示している(図6に示した第3実施形態での各手
段についての説明は省略する)。
【0045】図16において、25は上限差圧記憶手
段、26は下限差圧記憶手段で上限異常判定手段19、
下限異常判定手段20からの信号に基づき調整圧の最大
上限異常差圧、最大下限異常差圧をそれぞれ記憶する。
上限判定値設定手段14、下限判定値設定手段15は、
計時手段13からの信号を受けた制御手段2からの信号
と上限差圧記憶手段25、下限差圧記憶手段26で記憶
した調整圧の最大異常差圧に従って、新たな調整圧の上
限異常判定値、下限異常判定値をそれぞれ設定する。
【0046】次に第7実施形態について、図18に示す
フローチャートと図19に示すタイミング図を参照して
その動作を説明する。
【0047】図18に示すフローチャートのステップ♯
1〜♯6に示すように、図14に示す所定時間T(例え
ば30日)の間(ステップ♯1)に所定タイミング(ス
テップ♯2)で、上限異常判定手段19と下限異常判定
手段20によりそれぞれ調整圧の上限異常、下限異常の
判定を行い(ステップ♯3とステップ♯5)、それぞれ
上限差圧記憶手段25と下限差圧記憶手段26により異
常差圧を更新して記憶する(ステップ♯4とステップ♯
6)。その後、時間Tに達すればステップ♯1からステ
ップ♯7に移行し、計時手段13からの信号を受信した
制御手段2からの信号により、上限判定値設定手段14
において、上限差圧記憶手段25で記憶された異常差圧
があれば現在の上限異常判定値に、図18で示す一定値
a(例えば数mmH2 0) ×最大上限差圧を加算する。
そしてその加算値が調整圧異常の上限リミット値を超え
ればステップ♯8に移行し、上限リミット値を上限判定
値として上限異常判定値記憶手段4に記憶させる。しか
し上限リミット値を超えなければステップ♯9で、前記
加算値を上限異常判定値記憶手段4に記憶させる。
【0048】一方、ステップ♯10〜ステップ♯12で
は下限差圧記憶手段26で記憶された最大下限差圧を一
定値aに乗じた値を減算し、その減算値が下限リミット
値を超えれば、下限リミット値を下限判定値として下限
異常判定値記憶手段5に記憶させ、下限リミット値を超
えなければ前記減算値を下限判定値として下限異常判定
値記憶手段5に記憶させる。そして、時間Tの間に調整
圧の上限または下限の異常回数が所定回数(例えば15
回)に達していれば、調整圧異常警告成立として表示手
段7を通して外部に通知する。
【0049】図17は本発明の第8実施形態のガス遮断
装置を示している(図7に示した第4実施形態での各手
段についての説明は省略する)。27は閉塞圧差圧記憶
手段で、閉塞圧異常判定手段10からの信号に基づき閉
塞圧の最大異常差圧を記憶する。閉塞圧判定値設定手段
18は、計時手段13からの信号を受けた制御手段2か
らの信号と、閉塞圧差圧記憶手段27で記憶した閉塞圧
の最大異常差圧に従って、新たな閉塞圧の異常判定値を
設定する。
【0050】次に第8実施形態について、図20に示す
タイミング図を参照してその動作を説明する。閉塞圧が
時間T(例えば30日)の間に測定された場合、第7実
施形態においてフローチャートで示した調整圧処理と同
様に、時間Tが経過するまで閉塞圧を測定する毎に、閉
塞圧異常判定手段10で閉塞圧の異常判定を行い、閉塞
圧差圧記憶手段27で最大異常差圧を記憶する。その
後、時間Tに達し計時手段13からの信号を受信した制
御手段2からの信号により閉塞判定値設定手段18は、
閉塞圧異常があれば現在の閉塞圧異常判定値に一定値a
(例えば数mmH2 0) に最大閉塞圧差圧を乗じた値を
加算する。そしてその加算値が閉塞圧異常の上限リミッ
ト値を超えれば、上限リミット値を閉塞圧の異常判定値
として閉塞圧異常判定値記憶手段9に記憶させる。しか
し上限リミットを超えなければ、前記加算値を閉塞異常
判定値記憶手段9に記憶させる。そして、時間Tの間に
閉塞圧の異常回数が所定回数(例えば15回)に達して
いれば閉塞圧異常警告成立として表示手段7を通して外
部に通知する。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、調
整圧や閉塞圧の異常判定値を、それらを測定するための
調整器のばらつきや各家庭のガス器具使用状況に対応し
て設定し最適な異常判定を行うするように制御できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態(調整圧測定)の構成を
示すブロック図。
【図2】本発明の第2実施形態(閉塞圧測定)の構成を
示すブロック図。
【図3】本発明の第1実施形態の動作を説明するフロー
チャート。
【図4】本発明の第1実施形態の時間とガス圧の関係を
示すタイミング図。
【図5】本発明の第2実施形態の時間とガス圧の関係を
示すタイミング図。
【図6】本発明の第3実施形態(調整圧測定)の構成を
示すブロック図。
【図7】本発明の第4実施形態(閉塞圧測定)の構成を
示すブロック図。
【図8】本発明の第3実施形態の動作を説明するフロー
チャート。
【図9】本発明の第3実施形態の時間とガス圧の関係を
示すタイミング図。
【図10】本発明の第4実施形態の時間とガス圧の関係
を示すタイミング図。
【図11】本発明の第5実施形態(調整圧測定)の構成
を示すブロック図。
【図12】本発明の第6実施形態(閉塞圧測定)の構成
を示すブロック図。
【図13】本発明の第5実施形態の動作を説明するフロ
ーチャート。
【図14】本発明の第5実施形態の時間とガス圧の関係
を示すタイミング図。
【図15】本発明の第6実施形態の時間とガス圧の関係
を示すタイミング図。
【図16】本発明の第7実施形態(調整圧測定)の構成
を示すブロック図。
【図17】本発明の第8実施形態(閉塞圧測定)の構成
を示すブロック図。
【図18】本発明の第7実施形態の動作を説明するフロ
ーチャート。
【図19】本発明の第7実施形態の時間とガス圧の関係
を示すタイミング図。
【図20】本発明の第8実施形態の時間とガス圧の関係
を示すタイミング図。
【図21】従来例の構成(調整圧測定)を示すブロック
図。
【図22】従来例の構成(閉塞圧測定)を示すブロック
図。
【符号の説明】
1 流量測定手段 2 制御手段 3 ガス圧力測定手段 4 上限異常判定値記憶手段 5 下限異常判定値記憶手段 6 調整圧異常判定手段 7 表示手段 11 最大調整圧力記憶手段 12 最小調整圧力記憶手段 13 計時手段 14 上限判定値設定手段 15 上限判定値設定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅野 一高 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 植木 浩一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 斎藤 潤一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 磯部 公克 静岡県天竜市二俣町南鹿島23番地 矢崎計 器株式会社内 (72)発明者 川島 定 静岡県天竜市二俣町南鹿島23番地 矢崎計 器株式会社内 Fターム(参考) 2F030 CB01 CC13 CE02 CE27 CF11 3H061 CC30 DD03 EA22 EA23 GG05 GG11 3H065 BA02 BA07 BB11 BC13 CA03 3H106 DA07 EE09 FB11 FB12 HH10 KK12

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通過ガスの流量を測定する流量測定手段
    と、流量測定手段からの信号に基づき調整圧測定信号を
    出力する制御手段と、制御手段からの調整圧測定信号に
    基づきガス管内のガス圧を測定するガス圧力測定手段
    と、調整圧の上限異常判定値と下限異常判定値をそれぞ
    れ記憶する上限異常判定値記憶手段および下限異常判定
    値記憶手段と、ガス圧力測定手段からの信号と上限異常
    判定値記憶手段、下限異常判定値記憶手段からの信号に
    基づき調整圧の異常を判定し、制御手段に異常信号を出
    力する調整圧異常判定手段と、異常信号を所定回数受信
    した制御手段からの信号に基づき外部に異常表示する表
    示手段とを備えたガス遮断装置において、 ガス圧力測定手段からの信号に基づき、最大と最小の調
    整圧をそれぞれ記憶する最大調整圧力記憶手段および最
    小調整圧力記憶手段と、制御手段からの信号に基づき時
    間を計測し所定時間に達すると信号を出力する計時手段
    と、計時手段からの信号を受けた制御手段からの信号と
    最大調整圧力記憶手段、最小調整圧力記憶手段からの信
    号に基づき調整圧の上限異常判定値、下限異常判定値を
    それぞれ設定して上限異常判定値記憶手段、下限異常判
    定値記憶手段に設定信号を出力する上限判定値設定手段
    および下限判定値設定手段とを備えたことを特徴とする
    ガス遮断装置。
  2. 【請求項2】 通過ガスの流量を測定する流量測定手段
    と、流量測定手段からの信号と流量停止判定手段からの
    信号に基づき閉塞圧測定信号を出力する制御手段と、制
    御手段からの閉塞圧測定信号に基づきガス管内のガス圧
    を測定するガス圧力測定手段と、閉塞圧の異常判定値を
    記憶する閉塞圧異常判定値記憶手段と、ガス圧力測定手
    段からの信号と閉塞圧異常判定値記憶手段からの信号に
    基づき閉塞圧の異常を判定し、制御手段に異常信号を出
    力する閉塞圧異常判定手段と、異常信号を所定回数受信
    した制御手段からの信号に基づき外部に異常表示する表
    示手段とを備えたガス遮断装置において、 ガス圧力測定手段からの信号に基づき最大の閉塞圧を記
    憶する最大閉塞圧力記憶手段と、制御手段からの信号に
    基づき時間を計測し所定時間に達すると信号を出力する
    計時手段と、計時手段からの信号を受けた制御手段から
    の信号と最大閉塞圧力記憶手段からの信号に基づき閉塞
    圧の異常判定値を設定して、閉塞圧異常判定値記憶手段
    に設定信号を出力する閉塞判定値設定手段とを備えたこ
    とを特徴とするガス遮断装置。
  3. 【請求項3】 通過ガスの流量を測定する流量測定手段
    と、流量測定手段からの信号に基づき調整圧測定信号を
    出力する制御手段と、制御手段からの調整圧測定信号に
    基づきガス管内のガス圧を測定するガス圧力測定手段
    と、調整圧の上限異常判定値と下限異常判定値をそれぞ
    れ記憶する上限異常判定値記憶手段および下限異常判定
    値記憶手段と、ガス圧力測定手段からの信号と上限異常
    判定値記憶手段、下限異常判定値記憶手段からの信号に
    基づき調整圧の上限異常、下限異常をそれぞれ判定し、
    制御手段にそれぞれの異常信号を出力する上限異常判定
    手段および下限異常判定手段と、異常信号を所定回数受
    信した制御手段からの信号に基づき外部に異常表示する
    表示手段とを備えたガス遮断装置において、 制御手段からの信号に基づき時間を計測し所定時間に達
    すると信号を出力する計時手段と、計時手段からの信号
    を受けた制御手段からの信号と上限異常判定手段、下限
    異常判定手段からの信号に基づき調整圧の上限異常判定
    値、下限異常判定値をそれぞれ設定して上限異常判定値
    記憶手段、下限異常判定値記憶手段に設定信号を出力す
    る上限判定値設定手段および下限判定値設定手段とを備
    えたことを特徴とするガス遮断装置。
  4. 【請求項4】 通過ガスの流量を測定する流量測定手段
    と、流量測定手段からの信号と流量停止判定手段からの
    信号に基づき閉塞圧測定信号を出力する制御手段と、制
    御手段からの閉塞圧測定信号に基づきガス管内のガス圧
    を測定するガス圧力測定手段と、閉塞圧の異常判定値を
    記憶する閉塞圧異常判定値記憶手段と、ガス圧力測定手
    段からの信号と閉塞圧異常判定値記憶手段からの信号に
    基づき閉塞圧の異常を判定し、制御手段に異常信号を出
    力する閉塞圧異常判定手段と、異常信号を所定回数受信
    した制御手段からの信号に基づき外部に異常表示する表
    示手段とを備えたガス遮断装置において、 制御手段からの信号に基づき時間を計測し所定時間に達
    すると信号を出力する計時手段と、計時手段からの信号
    を受けた制御手段からの信号と閉塞圧異常判定手段から
    の異常信号に基づき閉塞圧の異常判定値を設定して閉塞
    圧異常判定値記憶手段に設定信号を出力する閉塞判定値
    設定手段とを備えたことを特徴とするガス遮断装置。
  5. 【請求項5】 上限異常判定手段、下限異常判定手段か
    らの異常信号に基づき調整圧の上限異常回数、下限異常
    回数をそれぞれカウントして記憶する上限異常カウント
    手段及び下限異常カウント手段と、上限異常カウント手
    段及び下限異常カウント手段でカウントした調整圧異常
    の発生回数に従って、新たな異常判定値をそれぞれ設定
    する上限判定値設定手段、下限判定値設定手段とを備え
    た請求項3記載のガス遮断装置。
  6. 【請求項6】 閉塞圧異常判定手段からの異常信号に基
    づき閉塞圧異常回数をカウントして記憶する閉塞圧異常
    カウント手段と、閉塞圧異常カウント手段でカウントし
    た閉塞圧異常の発生回数に従って、新たな異常判定値を
    設定する閉塞判定値設定手段とを備えた請求項4記載の
    ガス遮断装置。
  7. 【請求項7】 上限異常判定手段、下限異常判定手段か
    らの信号に基づき調整圧の最大上限異常差圧、最大下限
    異常差圧をそれぞれ記憶する上限差圧記憶手段及び下限
    差圧記憶手段と、上限差圧記憶手段及び下限差圧記憶手
    段で記憶した調整圧の最大異常差圧に従って、新たな異
    常判定値をそれぞれ設定する上限判定値設定手段、下限
    判定値設定手段とを備えた請求項3記載のガス遮断装
    置。
  8. 【請求項8】 閉塞圧異常判定手段からの信号に基づき
    閉塞圧の最大異常差圧を記憶する閉塞圧差圧記憶手段
    と、閉塞圧差圧記憶手段で記憶した閉塞圧の最大異常差
    圧に従って、新たな異常判定値を設定する閉塞圧判定値
    設定手段とを備えた請求項4記載のガス遮断装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006153544A (ja) * 2004-11-26 2006-06-15 Yazaki Corp 圧力調整器監視装置

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