JP4117753B2 - ガス遮断装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガスの事故を未然に防ぐために異常時にガス通路を遮断するガス遮断装置に関し、詳しくは調整圧と閉塞圧の異常判定を行うガス遮断装置の制御回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種のガス遮断装置において、調整圧の異常判定を行う制御回路については図21に示すように、通過ガスの流量を測定する流量測定手段1と、流量測定手段1からの信号に基づき調整圧測定信号を出力する制御手段2と、制御手段2からの調整圧測定信号に基づきガス管内のガス圧を測定するガス圧力測定手段3と、調整圧の上限異常判定値と下限異常判定値をそれぞれ記憶する上限異常判定値記憶手段4と、下限異常判定値記憶手段5と、ガス圧力測定手段3からの信号と上限異常判定値記憶手段4、下限異常判定値記憶手段5からの信号に基づき調整圧の異常を判定し、制御手段2に異常信号を出力する調整圧異常判定手段6と、異常信号を所定回数受信した制御手段2からの信号に基づき外部に異常表示する表示手段7とを備えた構成となっていた。
【0003】
また閉塞圧の異常判定を行う制御回路については図22に示すように、通過ガスの流量を測定する流量測定手段1と、流量測定手段1からの信号と流量停止判定手段8からの信号に基づき閉塞圧測定信号を出力する制御手段2と、制御手段2からの閉塞圧測定信号に基づきガス管内のガス圧を測定するガス圧力測定手段3と、閉塞圧の異常判定値を記憶する閉塞圧異常判定値記憶手段9と、ガス圧力測定手段3からの信号と閉塞圧異常判定値記憶手段9からの信号に基づき閉塞圧の異常を判定し、制御手段2に異常信号を出力する閉塞圧異常判定手段10と、異常信号を所定回数受信した制御手段2からの信号に基づき外部に異常表示する表示手段7とを備えた構成となっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来のような制御回路を備えたガス遮断装置では、上限異常判定値記憶手段4や下限異常判定値記憶手段5、または閉塞圧異常判定値記憶手段9に記憶される上限ないし下限の調整圧や閉塞圧の異常判定値は、機器の安全使用上当初から定められた固定値である。よって、調整圧や閉塞圧を測定する調整器(ガス圧力測定手段3)のばらつきや、各家庭のガス器具使用状況に対応した異常判定値を設定できず、調整圧異常判定手段6や閉塞圧異常判定手段10において最適な異常判定を行うことができないという問題を有していた。
【0005】
そこで本発明は上記問題点を解決し、調整圧や閉塞圧の異常判定値を、それらを測定するための調整器のばらつきや各家庭のガス器具使用状況に対応して設定し、最適な異常判定を行うように制御できるガス遮断装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本願第1発明は上記目的を達成するために、通過ガスの流量を測定する流量測定手段と、流量測定手段からの信号に基づき調整圧測定信号を出力する制御手段と、制御手段からの調整圧測定信号に基づきガス管内のガス圧を測定するガス圧力測定手段と、調整圧の上限異常判定値と下限異常判定値をそれぞれ記憶する上限異常判定値記憶手段および下限異常判定値記憶手段と、ガス圧力測定手段からの信号と上限異常判定値記憶手段、下限異常判定値記憶手段からの信号に基づき調整圧の異常を判定し、制御手段に異常信号を出力する調整圧異常判定手段と、異常信号を所定回数受信した制御回路からの信号に基づき外部に異常表示する表示手段とを備えたガス遮断装置において、制御手段からの信号に基づき時間を計時し所定時間に達すると信号を出力する計時手段と、計時手段で計時される所定時間内に所定のタイミングで測定される調整圧の測定毎に最大と最小の調整圧を更新してそれぞれ記憶する最大調整圧力記憶手段および最小調整圧力記憶手段と、計時手段から所定時間経過信号が出力されると、最大調整圧力記憶手段に記憶された最大の調整圧に一定値を加算した加算値と予め定めた上限リミット値とを比較し、加算値が上限リミット値を超えれば上限リミット値を上限異常判定値とし、加算値が上限リミット値を超えなければ加算値を上限異常判定値として上限異常判定値記憶手段に記憶する上限判定値設定手段と、最小調整圧力記憶手段に記憶された最小の調整圧から一定値を減算した減算値と予め定めた下限リミット値とを比較し、減算値が下限リミット値を超えれば下限リミット値を下限異常判定値とし、減算値が下限リミット値を超えなければ減算値を下限異常判定値として下限異常判定値記憶手段に記憶する下限判定値設定手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】
この第1発明によれば、ガス圧力測定手段が調整圧を測定する毎に最大調整圧力記憶手段と最小調整圧力記憶手段で最大と最小の調整圧を更新して記憶する。
【0008】
所定時間が経過すれば計時手段からの信号を受信した制御手段からの信号により、上限判定値設定手段では、最大調整圧力記憶手段で記憶された最大の調整圧に一定値を加算した値が、当初から上限異常判定値記憶手段に定められた異常圧の上限固定値を超えなければ、その加算値を上限異常判定値として上限異常判定値記憶手段に記憶させ、上限固定値を超えれば、その固定値を上限異常判定値として上限異常判定値記憶手段に記憶させる。一方下限判定値設定手段では、最小調整圧力記憶手段で記憶された最小の調整圧から一定値を減算した値が、当初から下限異常判定値記憶手段に定められた異常圧の下限固定値を超えなけれは、その減算値を下限判定値として下限異常判定値記憶手段に記憶させ、前記下限固定値を超えれば、その固定値を下限判定値として下限異常判定値記憶手段に記憶させる。従って、ガス遮断装置、調整器を設置した後に、調整器の特性、需要家のガス器具使用状況に対応した調整圧の異常判定値を設定することができる。
【0009】
本願第2発明は上記目的を達成するために、通過ガスの流量を測定する流量測定手段と、流量測定手段からの信号と流量停止判定手段からの信号に基づき閉塞圧測定信号を出力する制御手段と、制御手段からの閉塞圧測定信号に基づきガス管内のガス圧を測定するガス圧力測定手段と、閉塞圧の異常判定値を記憶する閉塞圧異常判定値記憶手段と、ガス圧力測定手段からの信号と閉塞圧異常判定値記憶手段からの信号に基づき閉塞圧の異常を判定し、制御手段に異常信号を出力する閉塞圧異常判定手段と、異常信号を所定回数受信した制御回路からの信号に基づき外部に異常表示する表示手段とを備えたガス遮断装置において、制御手段からの信号に基づき時間を計時し所定時間に達すると信号を出力する計時手段と、計時手段で計時される所定時間内に所定のタイミングで測定される閉塞圧の測定毎に最大の閉塞圧を更新して記憶する最大閉塞圧力記憶手段と、計時手段から所定時間経過信号が出力されると、最大閉塞圧力記憶手段に記憶された最大の閉塞圧に一定値を加算した加算値と予め定めた閉塞圧異常上限リミット値を比較し、加算値が閉塞圧異常上限リミット値を超えれば閉塞圧異常上限リミット値を異常判定値とし、加算値が閉塞圧異常上限リミット値を超えなければ加算値を異常判定値として閉塞異常判定値記憶手段に記憶する閉塞判定値設定手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】
この第2発明によれば、ガス圧力測定手段が閉塞圧を測定する毎に最大閉塞圧力記憶手段で最大の閉塞圧を更新して記憶する。所定時間が経過すれば計時手段からの信号を受信した制御手段からの信号により、閉塞判定値設定手段で、最大閉塞圧力記憶手段で記憶された最大の調整圧に一定値を加算した値が、当初から閉塞圧異常判定値記憶手段に定められた異常圧の上限固定値を超えなけれは、その加算値を閉塞圧異常判定値として閉塞圧異常判定値記憶手段に記憶させ、前記上限固定値を超えれば、その固定値を閉塞圧異常判定値として閉塞圧異常判定値記憶手段に記憶させる。従って、ガス遮断装置、調整器を設置した後に、調整器の特性、需要家のガス器具使用状況に対応した閉塞圧の異常判定値を設定することができる。
【0011】
本願第3発明は上記目的を達成するために、通過ガスの流量を測定する流量測定手段と、流量測定手段からの信号に基づき調整圧測定信号を出力する制御手段と、制御手段からの調整圧測定信号に基づきガス管内のガス圧を測定するガス圧力測定手段と、調整圧の上限異常判定値と下限異常判定値をそれぞれ記憶する上限異常判定値記憶手段および下限異常判定値記憶手段と、ガス圧力測定手段からの信号と上限異常判定値記憶手段、下限異常判定値記憶手段からの信号に基づき調整圧の上限異常、下限異常をそれぞれ判定し、制御手段にそれぞれの異常信号を出力する上限異常判定手段および下限異常判定手段と、異常信号を所定回数受信した制御手段からの信号に基づき外部に異常表示する表示手段とを備えたガス遮断装置において、制御手段からの信号に基づき時間を計時し所定時間に達すると信号を出力する計時手段と、計時手段で計時される所定時間内に所定のタイミングで調整圧の上限異常と下限異常をそれぞれ判定し、異常がある場合には上限異常判定手段と下限異常判定手段にそれぞれ区別して記憶し、計時手段から所定時間経過信号が出力されると、上限異常判定手段と下限異常判定手段に異常の記憶があるか否かを判定し、異常の記憶がある場合に異常判定値を変更するための所定の変更処理を実行する上限判定値設定手段および下限判定値設定手段を有し、上限判定値設定手段は、上限異常判定手段に異常の記憶があるとき、現在の上限異常判定値に一定値を加算し、その加算値と予め定めた上限リミット値を比較し、加算値が上限リミット値を超えれば上限リミット値を上限異常判定値とし、加算値が上限リミット値を超えなければ加算値を上限異常判定値として上限異常判定値記憶手段に記憶し、下限判定値設定手段は、下限異常判定手段に異常の記憶があるとき、現在の下限異常判定値から一定値を減算し、その減算値と予め定めた下限リミット値を比較し、減算値が下限リミット値を超えれば下限リミット値を下限異常判定値とし、減算値が下限リミット値を超えなければ減算値を下限異常判定値として下限異常判定値記憶手段に記憶することを特徴とする。
【0012】
この第3発明によれば、ガス圧力測定手段が調整圧を測定する毎に上限異常判定手段と下限異常判定手段により調整圧の異常判定を行い異常があれば記憶しておく。所定時間が経過すれば計時手段からの信号を受信した制御手段からの信号により、上限判定値設定手段では、上限異常判定手段で記憶された上限異常があれば現在の上限異常判定値に一定値を加算した値が、当初から上限異常判定値記憶手段に定められた異常圧の上限固定値を超えなけれは、その加算値を下限異常判定値として上限異常判定値記憶手段に記憶させ、前記上限固定値を超えればその固定値を上限異常判定値として上限異常判定値記憶手段に記憶させる。一方下限判定値設定手段では、下限異常判定手段で記憶された下限異常があれば現在の下限異常判定値から一定値を減算した値が、当初から下限異常判定値記憶手段に定められた異常圧の下限固定値を超えなけれは、その減算値を下限異常判定値として下限異常判定値記憶手段に記憶させ、前記下限固定値を超えればその固定値を下限異常判定値として下限異常判定値記憶手段に記憶させる。従って、一度設定された調整圧の異常判定値を、その後の調整器の径年変化や需要家のガス使用器具の使用パターン、ガス器具の変更に対応した最適の値に設定し直すことができる。
【0013】
本願第4発明は上記目的を達成するために、通過ガスの流量を測定する流量測定手段と、流量測定手段からの信号と流量停止判定手段からの信号に基づき閉塞圧測定信号を出力する制御手段と、制御手段からの閉塞圧測定信号に基づきガス管内のガス圧を測定するガス圧力測定手段と、閉塞圧の異常判定値を記憶する閉塞圧異常判定値記憶手段と、ガス圧力測定手段からの信号と閉塞圧異常判定値記憶手段からの信号に基づき閉塞圧の異常を判定し、制御手段に異常信号を出力する閉塞圧異常判定手段と、異常信号を所定回数受信した制御回路からの信号に基づき外部に異常表示する表示手段とを備えたガス遮断装置において、 制御手段からの信号に基づき時間を計時し所定時間に達すると信号を出力する計時手段と、計時手段で計時される所定時間内に所定のタイミングで閉塞圧の異常を判定し、異常がある場合には閉塞圧異常判定手段に記憶し、計時手段から所定時間経過信号が出力されると、閉塞圧異常判定手段に異常の記憶があるか否かを判定し、異常の記憶がある場合に閉塞圧異常判定値を変更するための所定の変更処理を実行する閉塞判定値設定手段を有し、閉塞判定値設定手段は、閉塞圧異常判定手段に異常の記憶があるとき、現在の閉塞圧異常判定値に一定値を加算し、その加算値と予め定めた閉塞圧異常上限リミット値を比較し、加算値が閉塞圧異常上限リミット値を超えれば該上限リミット値を閉塞圧異常判定値とし、加算値が閉塞圧異常上限リミット値を超えなければ加算値を閉塞圧異常判定値として閉塞圧異常判定値記憶手段に記憶することを特徴とする。
【0014】
この第4発明によれば、ガス圧力測定手段が閉塞圧を測定する毎に閉塞圧異常判定手段で閉塞圧の異常判定を行い、異常があれば記憶しておく。所定時間が経過すれば計時手段からの信号を受信した制御手段からの信号により、閉塞判定値設定手段で、閉塞圧異常判定手段で記憶された閉塞圧異常があれば現在の閉塞圧異常判定値に一定値を加算した値が、当初から閉塞圧異常判定値記憶手段に定められた異常圧の上限固定値を超えなけれは、その加算値を閉塞圧異常判定値として閉塞圧異常判定値記憶手段に記憶させ、前記上限固定値を超えればその固定値を異常判定値として閉塞圧異常判定値記憶手段に記憶させる。従って、一度設定された閉塞圧の異常判定値を、その後の調整器の径年変化、需要家のガス使用器具の使用パターン、ガス器具の変更に対応した最適の値に設定し直すことができる。
【0015】
本願第5発明は上記目的を達成するために、上記第3発明の構成において、上限異常判定手段、下限異常判定手段からの異常信号に基づき調整圧の上限異常回数、下限異常回数をそれぞれカウントして記憶する上限異常カウント手段及び下限異常カウント手段と、上限異常カウント手段及び下限異常カウント手段でカウントした調整圧異常の発生回数に従って、新たな異常判定値をそれぞれ設定する上限判定値設定手段、下限判定値設定手段を有し、上限判定値設定手段は、上限異常カウント手段でカウントされた異常回数があれば、現在の上限異常判定値に異常回数に応じた所定値を加算し、その加算値と予め定めた上限リミット値を比較し、加算値が上限リミット値を超えれば上限リミット値を上限異常判定値とし、加算値が上限リミット値を超えなければ加算値を上限異常判定値として上限異常判定値記憶手段に記憶し、下限判定値設定手段は、下限異常カウント手段でカウントされた異常回数があれば、現在の下限異常判定値から異常回数に応じた所定値を減算し、その減算値と予め定めた下限リミット値を比較し、減算値が下限リミット値を超えれば下限リミット値を下限異常判定値とし、減算値が下限リミット値を超えなければ減算値を下限異常判定値として下限異常判定値記憶手段に記憶することを特徴とする。
【0016】
この第5発明によれば、ガス圧力測定手段が調整圧を測定する毎に上限異常判定手段と下限異常判定手段により調整圧の異常判定を行い、上限異常カウント手段と下限異常カウント手段により異常回数をカウントして記憶する。所定時間が経過すれば計時手段からの信号を受信した制御手段からの信号により、上限判定値設定手段では、上限異常カウント手段でカウントされた異常回数があれば現在の上限異常判定値に、一定値に上限異常回数を乗じた値を加算し、その加算値が当初から上限異常判定値記憶手段に定められた異常圧の上限固定値を超えなけれは、その加算値を上限異常判定値として上限異常判定値記憶手段に記憶させ、前記上限固定値を超えればその固定値を上限異常判定値として上限異常判定値記憶手段に記憶させる。一方、下限判定値設定手段では、下限異常カウント手段でカウントされた異常回数があれば現在の下限異常判定値に、一定値に下限異常回数を乗じた値を減算し、その減算値が、当初から下限異常判定値記憶手段に定められた下限固定値を超えなければ、前記減算値を上限異常判定値として下限異常判定値記憶手段に記憶させ、前記下限固定値を超えればその固定値を下限異常判定値として下限異常判定値記憶手段に記憶させる。従って、一度設定された調整圧の異常判定値を、その後の調整器の径年変化、需要家のガス使用器具の使用パターン、ガス器具の変更に伴う調整圧の異常回数に対応した最適の値に設定し直すことができる。
【0017】
本願第6発明は上記目的を達成するために、上記第4発明の構成において、閉塞圧異常判定手段からの異常信号に基づき閉塞圧異常回数をカウントして記憶する閉塞圧異常カウント手段と、閉塞圧異常カウント手段でカウントした閉塞圧異常の発生回数に従って、新たな異常判定値を設定する閉塞判定値設定手段を有し、閉塞判定値設定手段は、閉塞圧異常カウント手段でカウントされた異常回数があれば、現在の閉塞圧異常判定値に異常回数に応じた所定値を加算し、その加算値と予め定めた閉塞圧異常上限リミット値を比較し、加算値が閉塞圧異常上限リミット値を超えれば該上限リミット値を閉塞圧異常判定値とし、加算値が閉塞圧異常上限リミット値を超えなければ加算値を閉塞圧異常判定値として閉塞圧異常判定値記憶手段に記憶することを特徴とする。
【0018】
この第6発明によれば、ガス圧力測定手段が閉塞圧を測定する毎に閉塞圧異常判定手段で閉塞圧の異常判定を行い、閉塞圧異常カウント手段で異常回数をカウントして記憶する。所定時間が経過すれば計時手段からの信号を受信した制御手段からの信号により、閉塞判定値設定手段で、閉塞圧異常カウント手段でカウントされた異常回数があれば現在の閉塞圧異常判定値に、一定値に閉塞圧異常回数を乗じた値を加算し、その加算値が、当初から閉塞圧異常判定値記憶手段に定められた上限固定値を超えなけれは、前記加算値を閉塞圧異常判定値として閉塞圧異常判定値記憶手段に記憶させ、前記上限固定値を超えればその固定値を異常判定値として閉塞圧異常判定値記憶手段に記憶させる。従って、一度設定された閉塞圧の異常判定値をその後の調整器の径年変化、需要家のガス使用器具の使用パターン、ガス器具の変更に伴う調整圧の異常回数に対応した最適の値に設定し直すことができる。
【0019】
本願第7発明は上記目的を達成するために、上記第3発明の構成において、上限異常判定手段、下限異常判定手段からの信号に基づき、調整圧と上限異常判定値との最大上限異常差圧および調整圧と下限異常判定値との最大下限異常差圧をそれぞれ記憶する上限差圧記憶手段及び下限差圧記憶手段と、上限差圧記憶手段及び下限差圧記憶手段で記憶した調整圧の最大異常差圧に従って、新たな異常判定値をそれぞれ設定する上限判定値設定手段と、下限判定値設定手段を有し、上限判定値設定手段は、上限差圧記憶手段に異常差圧の記憶があるとき、現在の上限異常判定値に記憶されている最大上限差圧に所定値を乗じた値を加算し、その加算値が予め定めた上限リミット値を超えれば上限リミット値を上限異常判定値とし、加算値が上限リミット値を超えなければ加算値を上限異常判定値として上限異常判定値記憶手段に記憶し、下限判定値設定手段は、下限差圧記憶手段に異常差圧の記憶があるとき、現在の下限異常判定値から記憶されている最大下限差圧に所定値を乗じた値を減算し、その減算値が予め定めた下限リミット値を超えれば下限リミット値を下限異常判定値とし、減算値が下限リミット値を超えなければ減算値を下限異常判定値として下限異常判定値記憶手段に記憶することを特徴とする。
【0020】
この第7発明によれば、ガス圧力測定手段が調整圧を測定する毎に上限異常判定手段と下限異常判定手段により調整圧の異常判定を行い、上限差圧記憶手段と下限差圧記憶手段で異常差圧をそれぞれ記憶する。所定時間が経過すれば計時手段からの信号を受信した制御手段からの信号により、上限判定値設定手段では、上限差圧記憶手段で記憶された異常差圧があれば現在の上限異常判定値に、一定値に最大上限差圧を加算し、その加算値が、当初から上限異常判定値記憶手段に定められた上限固定値を超えなけれは、それを上限異常判定値として上限異常判定値記憶手段に記憶させ、前記上限固定値を超えればその固定値を上限異常判定値として上限異常判定値記憶手段に記憶させる。一方、下限判定値設定手段では、下限差圧記憶手段で記憶された異常差圧があれば現在の下限異常判定値に、一定値に最大下限差圧を減算し、その減算値が当初から下限異常判定値記憶手段に定められた下限固定値を超えなけれは、前記減算値を上限異常判定値として下限異常判定値記憶手段に記憶させ、前記下限固定値を超えればその固定値を下限異常判定値として下限異常判定値記憶手段に記憶させる。従って、一度設定された調整圧の異常判定値を、その後の調整器の径年変化、需要家のガス使用器具の使用パターン、ガス器具の変更に伴う調整圧の異常度合(異常判定値との差圧)に対応した最適の値に設定し直すことができる。
【0021】
本願第8発明は上記目的を達成するために、上記第4発明の構成において、閉塞圧異常判定手段からの信号に基づき、閉塞圧と閉塞圧異常判定値との最大異常差圧を記憶する閉塞圧差圧記憶手段と、閉塞圧差圧記憶手段で記憶した閉塞圧の最大異常差圧に従って、新たな異常判定値を設定する閉塞圧判定値設定手段を有し、閉塞圧判定値設定手段は、閉塞圧差圧記憶手段に異常差圧の記憶があるとき、現在の閉塞圧異常判定値に記憶されている最大閉塞圧差圧に所定値を乗じた値を加算し、その加算値が閉塞圧異常上限リミット値を超えれば該上限リミット値を閉塞圧異常判定値とし、加算値が閉塞圧異常上限リミット値を超えなければ加算値を閉塞圧異常判定値として閉塞圧異常判定値記憶手段に記憶することを特徴とする。
【0022】
この第8発明によれば、ガス圧力測定手段が閉塞圧を測定する毎に閉塞圧異常判定手段で閉塞圧の異常判定を行い、閉塞圧差圧記憶手段で最大異常差圧を記憶する。所定時間が経過すれば計時手段からの信号を受信した制御手段からの信号により、閉塞判定値設定手段で、閉塞圧差圧記憶手段で記憶した閉塞異常があれば、現在の閉塞圧異常判定値に、一定値に最大閉塞圧差圧を乗じた値を加算し、その加算値が、当初から閉塞圧異常判定値記憶手段に定められた上限固定値を超えなければ、前記加算値を閉塞圧異常判定値として閉塞圧異常判定値記憶手段に記憶させ、前記上限固定値を超えればその固定値を異常判定値として閉塞圧異常判定値記憶手段に記憶させる。従って、一度設定された閉塞圧の異常判定値を、その後の調整器の径年変化、需要家のガス使用器具の使用パターン、ガス器具の変更に伴う調整圧の異常度合(異常判定値との差圧)に対応した最適の値に設定し直すことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明のガス遮断装置の一実施形態について、調整圧と閉塞圧の異常判定を行う制御回路を主にして図1から図20を参照して以下に説明する(従来例と共通部分については共通符号を付す)。
【0024】
図1は本発明の第1実施形態のガス遮断装置を示している。図1において、1は流量測定手段で、例えばリードスイッチ等により通過ガス流量を一定単位流量毎に測定する。2は制御手段で、流量測定手段1からの信号に基づき調整圧測定信号を出力する。3はガス圧力測定手段(調整器)で、制御手段2からの調整圧測定信号に基づきガス管内のガス圧を測定する。11は最大調整圧力記憶手段、12は最小調整圧力記憶手段で、ガス圧力測定手段3からの信号に基づき最大、最小の調整圧をそれぞれ記憶する。13は計時手段で、制御手段2からの信号に基づき時間を計測し、所定時間に達すると信号を出力する。14は上限判定値設定手段、15は下限判定値設定手段で、計時手段13からの信号を受けた制御手段2からの信号と最大調整圧力記憶手段11、最小調整圧力記憶手段12からの信号に基づき調整圧の上限異常判定値、下限異常判定値をそれぞれ設定する。4は上限異常判定値記憶手段、5は下限異常判定値記憶手段で、上限判定値設定手段14、下限判定値設定手段15からの信号に基づき上限異常判定値、下限異常判定値をそれぞれ記憶する。6は調整圧異常判定手段で、ガス圧力測定手段3からの信号と上限異常判定値記憶手段4、下限異常判定値記憶手段5からの信号に基づき調整圧の異常を判定し、制御手段2に異常信号を出力する。7は表示手段で、調整圧異常判定手段6と異常信号を所定回数受信した制御手段2からの信号に基づき外部に異常表示する。16は再学習信号入力手段で、制御手段2に再学習信号を出力する。
【0025】
次に第1実施形態について、図3に示すフローチャートと図4に示すタイミング図を参照してその動作を説明する。
【0026】
図3のフローチャートのステップ♯1〜♯5に示すように、図4に示す所定時間T(例えば30日)の間(ステップ♯1)に所定タイミング(ステップ♯2)で、ガス圧力測定手段3により測定された(ステップ♯3)調整圧に基いて、その測定毎に、最大調整圧力記憶手段11は最大の調整圧を更新し(ステップ♯4)、また最小調整圧力記憶手段12は最小の調整圧を更新して(ステップ♯5)それぞれを記憶する。その後、時間Tに達すればステップ♯1からステップ♯6に移行し、計時手段13からの信号を受信した制御手段2からの信号により、上限判定値設定手段14において、最大調整圧力記憶手段11で記憶された最大の調整圧に、図4で示す一定値a(例えば数mmH2 0) を加算する。そしてその加算値と、機器の安全使用上当初から許容範囲をもって定められている異常圧の上限固定値(以下、上限リミット値と称す。)とを比較し、加算値が上限リミット値を超えればステップ♯7に移行し、上限リミット値を新たな上限判定値として上限異常判定値記憶手段4に記憶させる。しかし前記上限リミット値を超えなければステップ♯8にて前記加算値を上限判定値として上限異常判定値記憶手段4にて記憶させる。一方ステップ♯9では、下限判定値設定手段15で最小調整圧力記憶手段12で記憶された最小の調整圧から一定値aを減算し、その減算値が上限リミット値と同様にして機器の安全使用上定められている異常圧の下限固定値(以下、下限リミット値と称す。)とを比較し、減算値が下限リミット値を超えればステップ♯10に移行し、下限リミット値を新たな下限判定値として下限異常判定値記憶手段5に記憶させ、下限リミット値を超えなければステップ♯11にて前記減算値を下限判定値として下限異常判定値記憶手段5に記憶させる。
【0027】
図2は本発明の第2実施形態のガス遮断装置を示している。図2において、1は流量測定手段で、例えばリードスイッチ等により通過ガス流量を一定単位流量毎に測定する。8は流量停止判定手段で流量測定手段1からの信号に基づきガスの使用停止を判定する。2は制御手段で、流量測定手段1からの信号と流量停止判定手段8からの信号に基づき閉塞圧測定信号を出力する。3はガス圧力測定手段で、制御手段2からの閉塞圧測定信号に基づきガス管内のガス圧を測定する。
【0028】
17は最大閉塞圧力記憶手段で、ガス圧力測定手段3からの信号に基づき最大の閉塞圧を記憶する。13は計時手段で、制御手段2からの信号に基づき時間を計測し、所定時間に達すると信号を出力する。18は閉塞判定値設定手段で、計時手段13からの信号を受けた制御手段2からの信号と最大閉塞圧力記憶手段17からの信号に基づき閉塞圧の異常判定値を設定する。9は閉塞圧異常判定値記憶手段で、閉塞判定値設定手段18からの信号に基づき閉塞圧異常判定値を記憶する。10は閉塞圧異常判定手段で、ガス圧力測定手段3からの信号と閉塞圧異常判定値記憶手段9からの信号に基づき閉塞圧の異常を判定し、制御手段2に異常信号を出力する。7は表示手段で、閉塞圧異常判定手段10と異常信号を所定回数受信した制御手段2からの信号に基づき外部に異常表示する。16は再学習信号入力手段で、制御手段2に再学習信号を出力する。
【0029】
次に第2実施形態について、図5に示すタイミング図を参照してその動作を説明する。第1実施形態においてフローチャートで示した調整圧処理と同様に、時間Tが経過するまで閉塞圧を測定する毎に、最大閉塞圧力記憶手段17で最大の閉塞圧を更新して記憶する。その後、時間Tに達し計時手段13からの信号を受信した制御手段2からの信号により閉塞判定値設定手段18において、最大閉塞圧力記憶手段17で記憶された最大の閉塞圧に一定値a(例えば数mmH2 0) を加算する。そしてその加算値が閉塞圧異常の上限リミット値を超えれば、上限リミット値を新たな閉塞圧の異常判定値として閉塞圧異常判定値記憶手段9に記憶させる。しかし上限リミット値を超えなければ、前記加算値を閉塞異常判定値記憶手段9に記憶させる。
【0030】
図6は本発明の第3実施形態のガス遮断装置を示している(図1に示した第1実施形態での各手段についての説明は省略する)。
【0031】
図6において、19は上限異常判定手段、20は下限異常判定手段で、ガス圧力測定手段3からの信号と上限異常判定値記憶手段4、下限異常判定値記憶手段5からの信号に基づき調整圧の上限異常、下限異常をそれぞれ判定し、制御手段2に異常信号をそれぞれ出力する。上限判定値設定手段14、下限判定値設定手段15は、計時手段13からの信号を受けた制御手段2からの信号と上限異常判定手段19、下限異常判定手段20からの異常信号に基づき調整圧の上限異常判定値、下限異常判定値をそれぞれ設定する。
【0032】
次に第3実施形態について、図8に示すフローチャートと図9に示すタイミング図を参照してその動作を説明する。
【0033】
図8のフローチャートのステップ♯1〜♯6に示すように、図9に示す所定時間T(例えば30日)の間(ステップ♯1)に所定タイミング(ステップ♯2)で、上限異常判定手段19と下限異常判定手段20によりそれぞれ調整圧の上限異常、下限異常の判定を行い(ステップ♯3とステップ♯5)異常があればそれぞれ記憶しておく(ステップ♯4とステップ♯6)。その後、時間Tに達すればステップ♯1からステップ♯7に移行し、計時手段13からの信号を受信した制御手段2からの信号により、上限判定値設定手段14において、上限異常判定手段19で記憶された上限異常があれば(ステップ♯7)、現在の上限異常判定値に図9で示す一定値a(例えば数mmH2 0) を加算する(ステップ♯8)。そしてその加算値が調整圧異常の上限リミット値を超えればステップ♯9に移行し、上限リミット値を新たな上限判定値として上限異常判定値記憶手段4に記憶させる。しかし加算値が上限リミット値を超えなければステップ♯10にてその加算値を上限異常判定値記憶手段4に記憶させる。一方、ステップ♯11では下限判定値設定手段15で下限異常判定手段20で記憶された下限異常があれば(ステップ♯11)現在の下限異常判定値から一定値aを減算し(ステップ♯12)、その減算値が調整圧異常の下限リミット値を超えればステップ♯13に移行し、下限リミット値を新たな下限判定値として下限異常判定値記憶手段5に記憶させ、下限リミット値を超えなければステップ♯14にて減算値を下限異常判定値記憶手段5に記憶させる。そして時間Tの間に調整圧の上限または下限の異常回数が所定回数(例えば15回)に達していれば、調整圧異常警告成立として表示手段7を通して外部に通知する。
【0034】
図7は本発明の第4実施形態のガス遮断装置を示している(図2に示した第2実施形態での各手段についての説明は省略する)。第4実施形態における閉塞判定値設定手段18は、計時手段13からの信号を受けた制御手段2からの信号と、閉塞圧異常判定手段10からの信号に基づき閉塞圧の異常判定値を設定する。
【0035】
次に第4実施形態について、図10に示すタイミング図を参照してその動作を説明する。閉塞圧が時間T(例えば30日)の間に測定された場合、第3実施形態においてフローチャートで示した調整圧処理と同様に、時間Tが経過するまで閉塞圧を測定する毎に、閉塞圧異常判定手段10で閉塞圧の異常判定を行い、異常があれば記憶しておく。その後、時間Tに達し計時手段13からの信号を受信した制御手段2からの信号により閉塞判定値設定手段18は、閉塞圧異常があれば現在の閉塞圧異常判定値に一定値a(例えば数mmH2 0) を加算する。そしてその加算値が閉塞圧異常の上限リミット値を超えれば、上限リミット値を新たな閉塞圧の異常判定値として閉塞圧異常判定値記憶手段9に記憶させる。しかし上限リミット値を超えなければ、前記加算値を閉塞異常判定値記憶手段9に記憶させる。そして時間Tの間に閉塞圧の異常回数が所定回数(例えば15回)に達していれば、閉塞圧異常警告成立として表示手段7を通して外部に通知する。
【0036】
図11は本発明の第5実施形態のガス遮断装置を示している(図6に示した第3実施形態での各手段についての説明は省略する)。
【0037】
図11において、21は上限異常カウント手段、22は下限異常カウント手段で、第3実施形態で説明した上限異常判定手段19、下限異常判定手段20からの異常信号に基づき調整圧の上限異常回数、下限異常回数をそれぞれカウントして記憶する。上限判定値設定手段14、下限判定値設定手段15は計時手段13からの信号を受けた制御手段2からの信号と上限異常カウント手段21、下限異常カウント手段22でカウントした調整圧力異常の発生回数に従って、新たな調整圧の上限異常判定値、下限異常判定値をそれぞれ設定する。
【0038】
次に第5実施形態について、図13に示すフローチャートと図14に示すタイミング図を参照してその動作を説明する。
【0039】
図13のフローチャートのステップ♯1〜♯6に示すように、図14に示す所定時間T(例えば30日)の間(ステップ♯1)に所定タイミング(ステップ♯2)で、上限異常判定手段19と下限異常判定手段20によりそれぞれ調整圧の上限異常、下限異常の判定を行い(ステップ♯3とステップ♯5)、上限異常カウント手段21、下限異常カウント手段22により異常回数をカウントする(ステップ♯4とステップ♯6)。その後、時間Tに達すればステップ♯1からステップ♯7に移行し、計時手段13からの信号を受信した制御手段2からの信号により、上限判定値設定手段14において、上限異常カウント手段21でカウントされた異常回数があれば現在の上限異常判定値に、図14で示す一定値a(例えば数mmH2 0) ×上限異常回数を加算する。そしてその加算値が調整圧異常の上限リミット値を超えればステップ♯8に移行し、上限リミット値を上限判定値として上限異常判定値記憶手段4に記憶させる。しかし上限リミット値を超えなければステップ♯9で、前記加算値を上限異常判定値記憶手段4に記憶させる。
【0040】
一方、ステップ♯10〜ステップ♯12では、下限異常カウント手段22でカウントされた異常回数を一定値aに乗じた値を減算し、その減算値が下限リミット値を超えれば、下限リミット値を下限判定値として下限異常判定値記憶手段5に記憶させ、下限リミット値を超えなければ前記減算値を下限判定値として下限異常判定値記憶手段5に記憶させる。そして、時間Tの間に調整圧の上限または下限の異常回数が所定回数(例えば15回)に達していれば、調整圧異常警告成立として表示手段7を通して外部に通知する。
【0041】
図12は本発明の第6実施形態のガス遮断装置を示している(図7に示した第4実施形態での各手段についての説明は省略する)。24は閉塞圧異常カウント手段で、閉塞圧異常判定手段10からの信号に基づき閉塞圧の異常回数をカウントして記憶する。閉塞圧判定値設定手段18は、計時手段13からの信号を受けた制御手段2からの信号と、閉塞圧異常カウント手段24でカウントした閉塞圧異常の発生回数に従って新たな閉塞圧の異常判定値を設定する。
【0042】
次に第6実施形態について、図15に示すタイミング図を参照してその動作を説明する。閉塞圧が時間T(例えば30日)の間に測定された場合、第5実施形態においてフローチャートで示した調整圧処理と同様に、時間Tが経過するまで閉塞圧を測定する毎に、閉塞圧異常判定手段10で閉塞圧の異常判定を行い、閉塞圧異常カウント手段24で異常回数をカウントする。その後、時間Tに達し計時手段13からの信号を受信した制御手段2からの信号により閉塞判定値設定手段18は、閉塞圧異常があれば現在の閉塞圧異常判定値に一定値a(例えば数mmH2 0) ×閉塞圧異常回数を加算する。そしてその加算値が閉塞圧異常の上限リミット値を超えれば、上限リミット値を新たな閉塞圧の異常判定値として閉塞圧異常判定値記憶手段9に記憶させる。しかし上限リミット値を超えなければ、前記加算値を新たな異常判定値として閉塞異常判定値記憶手段9に記憶させる。
【0043】
そして、時間Tの間に閉塞圧の異常回数が所定回数(例えば15回)に達していれば閉塞圧異常警告成立として表示手段7を通して外部に通知する。
【0044】
図16は本発明の第7実施形態のガス遮断装置を示している(図6に示した第3実施形態での各手段についての説明は省略する)。
【0045】
図16において、25は上限差圧記憶手段、26は下限差圧記憶手段で上限異常判定手段19、下限異常判定手段20からの信号に基づき調整圧の最大上限異常差圧、最大下限異常差圧をそれぞれ記憶する。上限判定値設定手段14、下限判定値設定手段15は、計時手段13からの信号を受けた制御手段2からの信号と上限差圧記憶手段25、下限差圧記憶手段26で記憶した調整圧の最大異常差圧に従って、新たな調整圧の上限異常判定値、下限異常判定値をそれぞれ設定する。
【0046】
次に第7実施形態について、図18に示すフローチャートと図19に示すタイミング図を参照してその動作を説明する。
【0047】
図18に示すフローチャートのステップ♯1〜♯6に示すように、図14に示す所定時間T(例えば30日)の間(ステップ♯1)に所定タイミング(ステップ♯2)で、上限異常判定手段19と下限異常判定手段20によりそれぞれ調整圧の上限異常、下限異常の判定を行い(ステップ♯3とステップ♯5)、それぞれ上限差圧記憶手段25と下限差圧記憶手段26により異常差圧を更新して記憶する(ステップ♯4とステップ♯6)。その後、時間Tに達すればステップ♯1からステップ♯7に移行し、計時手段13からの信号を受信した制御手段2からの信号により、上限判定値設定手段14において、上限差圧記憶手段25で記憶された異常差圧があれば現在の上限異常判定値に、図18で示す一定値a(例えば数mmH2 0) ×最大上限差圧を加算する。そしてその加算値が調整圧異常の上限リミット値を超えればステップ♯8に移行し、上限リミット値を上限判定値として上限異常判定値記憶手段4に記憶させる。しかし上限リミット値を超えなければステップ♯9で、前記加算値を上限異常判定値記憶手段4に記憶させる。
【0048】
一方、ステップ♯10〜ステップ♯12では下限差圧記憶手段26で記憶された最大下限差圧を一定値aに乗じた値を減算し、その減算値が下限リミット値を超えれば、下限リミット値を下限判定値として下限異常判定値記憶手段5に記憶させ、下限リミット値を超えなければ前記減算値を下限判定値として下限異常判定値記憶手段5に記憶させる。そして、時間Tの間に調整圧の上限または下限の異常回数が所定回数(例えば15回)に達していれば、調整圧異常警告成立として表示手段7を通して外部に通知する。
【0049】
図17は本発明の第8実施形態のガス遮断装置を示している(図7に示した第4実施形態での各手段についての説明は省略する)。27は閉塞圧差圧記憶手段で、閉塞圧異常判定手段10からの信号に基づき閉塞圧の最大異常差圧を記憶する。閉塞圧判定値設定手段18は、計時手段13からの信号を受けた制御手段2からの信号と、閉塞圧差圧記憶手段27で記憶した閉塞圧の最大異常差圧に従って、新たな閉塞圧の異常判定値を設定する。
【0050】
次に第8実施形態について、図20に示すタイミング図を参照してその動作を説明する。閉塞圧が時間T(例えば30日)の間に測定された場合、第7実施形態においてフローチャートで示した調整圧処理と同様に、時間Tが経過するまで閉塞圧を測定する毎に、閉塞圧異常判定手段10で閉塞圧の異常判定を行い、閉塞圧差圧記憶手段27で最大異常差圧を記憶する。その後、時間Tに達し計時手段13からの信号を受信した制御手段2からの信号により閉塞判定値設定手段18は、閉塞圧異常があれば現在の閉塞圧異常判定値に一定値a(例えば数mmH2 0) に最大閉塞圧差圧を乗じた値を加算する。そしてその加算値が閉塞圧異常の上限リミット値を超えれば、上限リミット値を閉塞圧の異常判定値として閉塞圧異常判定値記憶手段9に記憶させる。しかし上限リミットを超えなければ、前記加算値を閉塞異常判定値記憶手段9に記憶させる。そして、時間Tの間に閉塞圧の異常回数が所定回数(例えば15回)に達していれば閉塞圧異常警告成立として表示手段7を通して外部に通知する。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、調整圧や閉塞圧の異常判定値を、それらを測定するための調整器のばらつきや各家庭のガス器具使用状況に対応して設定し最適な異常判定を行うするように制御できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態(調整圧測定)の構成を示すブロック図。
【図2】本発明の第2実施形態(閉塞圧測定)の構成を示すブロック図。
【図3】本発明の第1実施形態の動作を説明するフローチャート。
【図4】本発明の第1実施形態の時間とガス圧の関係を示すタイミング図。
【図5】本発明の第2実施形態の時間とガス圧の関係を示すタイミング図。
【図6】本発明の第3実施形態(調整圧測定)の構成を示すブロック図。
【図7】本発明の第4実施形態(閉塞圧測定)の構成を示すブロック図。
【図8】本発明の第3実施形態の動作を説明するフローチャート。
【図9】本発明の第3実施形態の時間とガス圧の関係を示すタイミング図。
【図10】本発明の第4実施形態の時間とガス圧の関係を示すタイミング図。
【図11】本発明の第5実施形態(調整圧測定)の構成を示すブロック図。
【図12】本発明の第6実施形態(閉塞圧測定)の構成を示すブロック図。
【図13】本発明の第5実施形態の動作を説明するフローチャート。
【図14】本発明の第5実施形態の時間とガス圧の関係を示すタイミング図。
【図15】本発明の第6実施形態の時間とガス圧の関係を示すタイミング図。
【図16】本発明の第7実施形態(調整圧測定)の構成を示すブロック図。
【図17】本発明の第8実施形態(閉塞圧測定)の構成を示すブロック図。
【図18】本発明の第7実施形態の動作を説明するフローチャート。
【図19】本発明の第7実施形態の時間とガス圧の関係を示すタイミング図。
【図20】本発明の第8実施形態の時間とガス圧の関係を示すタイミング図。
【図21】従来例の構成(調整圧測定)を示すブロック図。
【図22】従来例の構成(閉塞圧測定)を示すブロック図。
【符号の説明】
1 流量測定手段
2 制御手段
3 ガス圧力測定手段
4 上限異常判定値記憶手段
5 下限異常判定値記憶手段
6 調整圧異常判定手段
7 表示手段
11 最大調整圧力記憶手段
12 最小調整圧力記憶手段
13 計時手段
14 上限判定値設定手段
15 上限判定値設定手段
Claims (8)
- 通過ガスの流量を測定する流量測定手段と、流量測定手段からの信号に基づき調整圧測定信号を出力する制御手段と、制御手段からの調整圧測定信号に基づきガス管内のガス圧を測定するガス圧力測定手段と、調整圧の上限異常判定値と下限異常判定値をそれぞれ記憶する上限異常判定値記憶手段および下限異常判定値記憶手段と、ガス圧力測定手段からの信号と上限異常判定値記憶手段、下限異常判定値記憶手段からの信号に基づき調整圧の異常を判定し、制御手段に異常信号を出力する調整圧異常判定手段と、異常信号を所定回数受信した制御回路からの信号に基づき外部に異常表示する表示手段とを備えたガス遮断装置において、
制御手段からの信号に基づき時間を計時し所定時間に達すると信号を出力する計時手段と、計時手段で計時される所定時間内に所定のタイミングで測定される調整圧の測定毎に最大と最小の調整圧を更新してそれぞれ記憶する最大調整圧力記憶手段および最小調整圧力記憶手段と、
計時手段から所定時間経過信号が出力されると、最大調整圧力記憶手段に記憶された最大の調整圧に一定値を加算した加算値と予め定めた上限リミット値とを比較し、加算値が上限リミット値を超えれば上限リミット値を上限異常判定値とし、加算値が上限リミット値を超えなければ加算値を上限異常判定値として上限異常判定値記憶手段に記憶する上限判定値設定手段と、
最小調整圧力記憶手段に記憶された最小の調整圧から一定値を減算した減算値と予め定めた下限リミット値とを比較し、減算値が下限リミット値を超えれば下限リミット値を下限異常判定値とし、減算値が下限リミット値を超えなければ減算値を下限異常判定値として下限異常判定値記憶手段に記憶する下限判定値設定手段と、
を備えたことを 特徴とするガス遮断装置。 - 通過ガスの流量を測定する流量測定手段と、流量測定手段からの信号と流量停止判定手段からの信号に基づき閉塞圧測定信号を出力する制御手段と、制御手段からの閉塞圧測定信号に基づきガス管内のガス圧を測定するガス圧力測定手段と、閉塞圧の異常判定値を記憶する閉塞圧異常判定値記憶手段と、ガス圧力測定手段からの信号と閉塞圧異常判定値記憶手段からの信号に基づき閉塞圧の異常を判定し、制御手段に異常信号を出力する閉塞圧異常判定手段と、異常信号を所定回数受信した制御回路からの信号に基づき外部に異常表示する表示手段とを備えたガス遮断装置において、
制御手段からの信号に基づき時間を計時し所定時間に達すると信号を出力する計時手段と、
計時手段で計時される所定時間内に所定のタイミングで測定される閉塞圧の測定毎に最大の閉塞圧を更新して記憶する最大閉塞圧力記憶手段と、
計時手段から所定時間経過信号が出力されると、最大閉塞圧力記憶手段に記憶された最大の閉塞圧に一定値を加算した加算値と予め定めた閉塞圧異常上限リミット値を比較し、加算値が閉塞圧異常上限リミット値を超えれば閉塞圧異常上限リミット値を異常判定値とし、加算値が閉塞圧異常上限リミット値を超えなければ加算値を異常判定値として閉塞異常判定値記憶手段に記憶する閉塞判定値設定手段と、
を備えたことを特徴とするガス遮断装置。 - 通過ガスの流量を測定する流量測定手段と、流量測定手段からの信号に基づき調整圧測定信号を出力する制御手段と、制御手段からの調整圧測定信号に基づきガス管内のガス圧を測定するガス圧力測定手段と、調整圧の上限異常判定値と下限異常判定値をそれぞれ記憶する上限異常判定値記憶手段および下限異常判定値記憶手段と、ガス圧力測定手段からの信号と上限異常判定値記憶手段、下限異常判定値記憶手段からの信号に基づき調整圧の上限異常、下限異常をそれぞれ判定し、制御手段にそれぞれの異常信号を出力する上限異常判定手段および下限異常判定手段と、異常信号を所定回数受信した制御手段からの信号に基づき外部に異常表示する表示手段とを備えたガス遮断装置において、
制御手段からの信号に基づき時間を計時し所定時間に達すると信号を出力する計時手段と、
計時手段で計時される所定時間内に所定のタイミングで調整圧の上限異常と下限異常をそれぞれ判定し、異常がある場合には上限異常判定手段と下限異常判定手段にそれぞれ区別して記憶し、
計時手段から所定時間経過信号が出力されると、上限異常判定手段と下限異常判定手段に異常の記憶があるか否かを判定し、異常の記憶がある場合に異常判定値を変更するための所定の変更処理を実行する上限判定値設定手段および下限判定値設定手段を有し、
上限判定値設定手段は、上限異常判定手段に異常の記憶があるとき、現在の上限異常判定値に一定値を加算し、その加算値と予め定めた上限リミット値を比較し、加算値が上限リミット値を超えれば上限リミット値を上限異常判定値とし、加算値が上限リミット値を超えなければ加算値を上限異常判定値として上限異常判定値記憶手段に記憶し、
下限判定値設定手段は、下限異常判定手段に異常の記憶があるとき、現在の下限異常判定値から一定値を減算し、その減算値と予め定めた下限リミット値を比較し、減算値が下限リミット値を超えれば下限リミット値を下限異常判定値とし、減算値が下限リミット値を超えなければ減算値を下限異常判定値として下限異常判定値記憶手段に記憶する、
ことを特徴とするガス遮断装置。 - 通過ガスの流量を測定する流量測定手段と、流量測定手段からの信号と流量停止判定手段からの信号に基づき閉塞圧測定信号を出力する制御手段と、制御手段からの閉塞圧測定信号に基づきガス管内のガス圧を測定するガス圧力測定手段と、閉塞圧の異常判定値を記憶する閉塞圧異常判定値記憶手段と、ガス圧力測定手段からの信号と閉塞圧異常判定値記憶手段からの信号に基づき閉塞圧の異常を判定し、制御手段に異常信号を出力する閉塞圧異常判定手段と、異常信号を所定回数受信した制御回路からの信号に基づき外部に異常表示する表示手段とを備えたガス遮断装置において、
制御手段からの信号に基づき時間を計時し所定時間に達すると信号を出力する計時手段と、
計時手段で計時される所定時間内に所定のタイミングで閉塞圧の異常を判定し、異常がある場合には閉塞圧異常判定手段に記憶し、
計時手段から所定時間経過信号が出力されると、閉塞圧異常判定手段に異常の記憶があるか否かを判定し、異常の記憶がある場合に閉塞圧異常判定値を変更するための所定の変更処理を実行する閉塞判定値設定手段を有し、
閉塞判定値設定手段は、閉塞圧異常判定手段に異常の記憶があるとき、現在の閉塞圧異常判定値に一定値を加算し、その加算値と予め定めた閉塞圧異常上限リミット値を比較し、加算値が閉塞圧異常上限リミット値を超えれば該上限リミット値を閉塞圧異常判定値とし、加算値が閉塞圧異常上限リミット値を超えなければ加算値を閉塞圧異常判定値として閉塞圧異常判定値記憶手段に記憶する、
ことを特徴とするガス遮断装置。 - 請求項3記載のガス遮断装置において、
上限異常判定手段、下限異常判定手段からの異常信号に基づき調整圧の上限異常回数、下限異常回数をそれぞれカウントして記憶する上限異常カウント手段及び下限異常カウント手段と、上限異常カウント手段及び下限異常カウント手段でカウントした調整圧異常の発生回数に従って、新たな異常判定値をそれぞれ設定する上限判定値設定手段、下限判定値設定手段を有し、
上限判定値設定手段は、上限異常カウント手段でカウントされた異常回数があれば、現在の上限異常判定値に異常回数に応じた所定値を加算し、その加算値と予め定めた上限リミット値を比較し、加算値が上限リミット値を超えれば上限リミット値を上限異常判定値とし、加算値が上限リミット値を超えなければ加算値を上限異常判定値として上限異常判定値記憶手段に記憶し、
下限判定値設定手段は、下限異常カウント手段でカウントされた異常回数があれば、現在の下限異常判定値から異常回数に応じた所定値を減算し、その減算値と予め定めた下限リミット値を比較し、減算値が下限リミット値を超えれば下限リミット値を下限異常判定値とし、減算値が下限リミット値を超えなければ減算値を下限異常判定値として下限異常 判定値記憶手段に記憶する、
ことを特徴とするガス遮断装置。 - 請求項4記載のガス遮断装置において、
閉塞圧異常判定手段からの異常信号に基づき閉塞圧異常回数をカウントして記憶する閉塞圧異常カウント手段と、閉塞圧異常カウント手段でカウントした閉塞圧異常の発生回数に従って、新たな異常判定値を設定する閉塞判定値設定手段を有し、
閉塞判定値設定手段は、閉塞圧異常カウント手段でカウントされた異常回数があれば、現在の閉塞圧異常判定値に異常回数に応じた所定値を加算し、その加算値と予め定めた閉塞圧異常上限リミット値を比較し、加算値が閉塞圧異常上限リミット値を超えれば該上限リミット値を閉塞圧異常判定値とし、加算値が閉塞圧異常上限リミット値を超えなければ加算値を閉塞圧異常判定値として閉塞圧異常判定値記憶手段に記憶する、
ことを特徴とするガス遮断装置。 - 請求項3記載のガス遮断装置において、
上限異常判定手段、下限異常判定手段からの信号に基づき、調整圧と上限異常判定値との最大上限異常差圧および調整圧と下限異常判定値との最大下限異常差圧をそれぞれ記憶する上限差圧記憶手段及び下限差圧記憶手段と、上限差圧記憶手段及び下限差圧記憶手段で記憶した調整圧の最大異常差圧に従って、新たな異常判定値をそれぞれ設定する上限判定値設定手段と、下限判定値設定手段を有し、
上限判定値設定手段は、上限差圧記憶手段に異常差圧の記憶があるとき、現在の上限異常判定値に記憶されている最大上限差圧に所定値を乗じた値を加算し、その加算値が予め定めた上限リミット値を超えれば上限リミット値を上限異常判定値とし、加算値が上限リミット値を超えなければ加算値を上限異常判定値として上限異常判定値記憶手段に記憶し、
下限判定値設定手段は、下限差圧記憶手段に異常差圧の記憶があるとき、現在の下限異常判定値から記憶されている最大下限差圧に所定値を乗じた値を減算し、その減算値が予め定めた下限リミット値を超えれば下限リミット値を下限異常判定値とし、減算値が下限リミット値を超えなければ減算値を下限異常判定値として下限異常判定値記憶手段に記憶する、
ことを特徴とするガス遮断装置。 - 請求項4記載のガス遮断装置において、
閉塞圧異常判定手段からの信号に基づき、閉塞圧と閉塞圧異常判定値との最大異常差圧を記憶する閉塞圧差圧記憶手段と、閉塞圧差圧記憶手段で記憶した閉塞圧の最大異常差圧に従って、新たな異常判定値を設定する閉塞圧判定値設定手段を有し、
閉塞圧判定値設定手段は、閉塞圧差圧記憶手段に異常差圧の記憶があるとき、現在の閉塞圧異常判定値に記憶されている最大閉塞圧差圧に所定値を乗じた値を加算し、その加算値が閉塞圧異常上限リミット値を超えれば該上限リミット値を閉塞圧異常判定値とし、加算値が閉塞圧異常上限リミット値を超えなければ加算値を閉塞圧異常判定値として閉塞圧異常判定値記憶手段に記憶する、
ことを特徴とするガス遮断装置。
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