JP2000256310A - アジリジン化合物の製造法 - Google Patents

アジリジン化合物の製造法

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JP2000256310A
JP2000256310A JP11062442A JP6244299A JP2000256310A JP 2000256310 A JP2000256310 A JP 2000256310A JP 11062442 A JP11062442 A JP 11062442A JP 6244299 A JP6244299 A JP 6244299A JP 2000256310 A JP2000256310 A JP 2000256310A
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Yasutaka Ishii
康敬 石井
Tatsuya Nakano
達也 中野
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Daicel Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アジリジン化合物を簡易な手段で効率よく得
る。 【解決手段】 イリジウム化合物の存在下、下記式
(1) 【化1】 (式中、R1、R2、R3は、同一又は異なって、水素原
子又は非反応性有機基を示す。R1及びR2は、互いに結
合して、隣接する炭素原子と共に環を形成していてもよ
い)で表されるイミンと、下記式(2) N2CHR4 (2) (式中、R4は、シアノ基、アルコキシカルボニル基、
カルバモイル基などを示す)で表されるジアゾ酢酸誘導
体とを反応させて、下記式(5) 【化2】 (R1、R2、R3、R4は前記に同じ)で表されるアジリ
ジン化合物を生成させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アミノ酸やβ−ラ
クタム抗生物質などの前駆体、有機合成反応における反
応中間体等として有用なアジリジン化合物の製造法に関
する。
【0002】
【従来の技術】アジリジン化合物の製造法としては、
(i)β−アミノアルコールに塩化リンや塩化チオニル
などのハロゲン化剤を作用させてβ−ハロゲノアミンと
し、これを水酸化カリウムなどの塩基で処理して環化す
る方法(Gabriel法)、(ii)β−アミノアルコールに
硫酸を反応させてβ−アミノ硫酸エステルとし、これに
水酸化ナトリウムなどの塩基を反応させて環化する方法
(Wenker法)、(iii)ケトオキシムと過剰のグリニヤ
ール試薬との反応によりアジリンを経由してアジリジン
を得る方法などが知られている。しかし、これらの方法
では、リン化合物等を多量に用いるため後処理が煩雑と
なるだけでなく、塩が多量に副生するため資源及び環境
上の観点からも好ましくない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、アジリジン化合物を簡易な手段で効率よく製造する
方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成するため鋭意検討した結果、イリジウム化合物の
存在下でイミンとジアゾ酢酸誘導体とを反応させると、
対応するアジリジン化合物が良好な収率で得られること
を見出し、本発明を完成した。
【0005】すなわち、本発明は、イリジウム化合物の
存在下、下記式(1)
【化5】 (式中、R1、R2、R3は、同一又は異なって、水素原
子又は非反応性有機基を示す。R1及びR2は、互いに結
合して、隣接する炭素原子と共に環を形成していてもよ
い)で表されるイミンと、下記式(2) N2CHR4 (2) [式中、R4は、シアノ基、又は下記式(3)若しくは
(4) −COOR5 (3) −CONR67 (4) (式中、R5は炭化水素基又は複素環式基を示し、R6
7は、同一又は異なって、水素原子、炭化水素基又は
複素環式基を示す。R6及びR7は、互いに結合して、隣
接する窒素原子と共に環を形成していてもよい)で表さ
れる基を示す]で表されるジアゾ酢酸誘導体とを反応さ
せて、下記式(5)
【化6】 (R1、R2、R3、R4は前記に同じ)で表されるアジリ
ジン化合物を生成させるアジリジン化合物の製造法を提
供する。
【0006】本発明は、また、イリジウム化合物の存在
下、下記式(6)
【化7】 (式中、R1、R2は、同一又は異なって、水素原子又は
非反応性有機基を示す。R1及びR2は、互いに結合し
て、隣接する炭素原子と共に環を形成していてもよい)
で表されるカルボニル化合物と、下記式(7) R3NH2 (7) (式中、R3は水素原子又は非反応性有機基を示す)で
表されるアミノ基含有化合物と、下記式(2) N2CHR4 (2) [式中、R4は、シアノ基、又は下記式(3)若しくは
(4) −COOR5 (3) −CONR67 (4) (式中、R5は炭化水素基又は複素環式基を示し、R6
7は、同一又は異なって、水素原子、炭化水素基又は
複素環式基を示す。R6及びR7は、互いに結合して、隣
接する窒素原子と共に環を形成していてもよい)で表さ
れる基を示す]で表されるジアゾ酢酸誘導体とを反応さ
せて、前記式(5)で表されるアジリジン化合物を生成
させるアジリジン化合物の製造法を提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】[イリジウム化合物]本発明では
イリジウム化合物(イリジウム単体を含む)を触媒とし
て用いる。イリジウム化合物としては、例えば、金属イ
リジウム、酸化イリジウム、硫化イリジウム、水酸化イ
リジウム、フッ化イリジウム、塩化イリジウム、臭化イ
リジウム、ヨウ化イリジウム、硫酸イリジウム、イリジ
ウム酸又はその塩(例えば、イリジウム酸カリウムな
ど)、無機イリジウム錯体[例えば、ヘキサアンミンイ
リジウム(III)塩、クロロペンタアンミンイリジウム
(III)塩等]などの無機化合物;シアン化イリジウ
ム、有機イリジウム錯体[例えば、トリス(アセチルア
セトナト)イリジウム、ドデカカルボニル四イリジウム
(0)、クロロトリカルボニルイリジウム(I)、ジ−
μ−クロロテトラキス(シクロオクテン)二イリジウム
(I)、ジ−μ−クロロテトラキス(エチレン)二イリ
ジウム(I)、ジ−μ−クロロビス(1,5−シクロオ
クタジエン)二イリジウム(I)、ジ−μ−クロロジク
ロロビス(ペンタメチルシクロペンタジエニル)二イリ
ジウム(III)、トリクロロトリス(トリエチルホスフ
ィン)イリジウム(III)、ペンタヒドリドビス(トリ
メチルホスフィン)イリジウム(V)、クロロカルボニ
ルビス(トリフェニルホスフィン)イリジウム(I)、
クロロカルボニルビス(トリフェニルホスフィン)イリ
ジウム(I)、クロロエチレンビス(トリフェニルホス
フィン)イリジウム(I)、(ペンタメチルシクロペン
タジエニル)ジカルボニルイリジウム(I)、ビス
{1,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)エタン}イリ
ジウム(I)塩化物、ペンタメチルシクロペンタジエニ
ルビス(エチレン)イリジウム(I)、カルボニルメチ
ルビス(トリフェニルホスフィン)イリジウム(I)
等]などの有機化合物が挙げられる。イリジウムの価数
は0〜6の何れであってもよい。好ましいイリジウムの
価数は0〜3価であり、特に1価又は3価が好ましい。
【0008】好ましいイリジウム化合物にはイリジウム
錯体が含まれる。これらの中でも、有機イリジウム錯
体、特に、シクロオクテン、1,5−シクロオクタジエ
ン、エチレン、ペンタメチルシクロペンタジエンなどの
不飽和炭化水素を配位子として有する有機イリジウム錯
体[例えば、ジ−μ−クロロテトラキス(シクロオクテ
ン)二イリジウム(I)、ジ−μ−クロロテトラキス
(エチレン)二イリジウム(I)、ジ−μ−クロロビス
(1,5−シクロオクタジエン)二イリジウム(I)
等]が好ましい。イリジウム化合物は単独で又は2以上
を混合して使用することができる。
【0009】イリジウム化合物は、そのままで又は担体
に担持した形態で使用できる。前記担体としては、触媒
担持用の慣用の担体、例えば、シリカ、アルミナ、シリ
カ−アルミナ、ゼオライト、チタニア、マグネシアなど
の無機の金属酸化物や活性炭などが挙げられる。担体担
持型触媒において、イリジウム化合物の担持量は、担体
に対して、例えば0.1〜50重量%、好ましくは1〜
20重量%程度である。触媒の担持は、慣用の方法、例
えば、含浸法、沈殿法、イオン交換法などにより行うこ
とができる。
【0010】イリジウム化合物の使用量は、基質である
イミン(又はアミノ基含有化合物)1モルに対して、例
えば0.001〜1モル、好ましくは0.005〜0.
3モル、さらに好ましくは0.01〜0.1モル程度で
ある。
【0011】[イミン]反応成分(基質)として用いる
式(1)で表されるイミンには、アルデヒドから得られ
るアルジミン及びケトンから得られるケチミンが含まれ
る。また、本明細書では、ヒドラゾン、オキシム、オキ
シムエーテル、オキシムエステルなども、炭素−窒素二
重結合を有する限り、イミンに含まれるものとする。
【0012】式(1)中、R1、R2、R3における非反
応性有機基としては、本反応において非反応性であれば
よく、R1、R2としては、例えば、炭化水素基、複素環
式基、エステル基、アミド基、シアノ基などが挙げられ
る。また、R3としては、これらの他、ヒドロキシル
基、置換オキシ基、無置換又はN−置換アミノ基などが
挙げられる。
【0013】前記炭化水素基には、脂肪族炭化水素基、
脂環式炭化水素基、芳香族炭化水素基及びこれらの結合
した基が含まれる。脂肪族炭化水素基としては、例え
ば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、イソブチル、s−ブチル、t−ブチル、ペンチル、
ヘキシル、デシル、ドデシル基などの炭素数1〜20
(好ましくは1〜10)程度のアルキル基;ビニル、ア
リル、1−ブテニル基などの炭素数2〜20(好ましく
は2〜10)程度のアルケニル基;エチニル、プロピニ
ル基などの炭素数2〜20(好ましくは2〜10)程度
のアルキニル基などが挙げられる。
【0014】脂環式炭化水素基としては、シクロプロピ
ル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、
シクロオクチル基などの3〜20員(好ましくは3〜1
5員、さらに好ましくは5〜8員)程度のシクロアルキ
ル基;シクロペンテニル、シクロへキセニル基などの3
〜20員(好ましくは3〜15員、さらに好ましくは5
〜8員)程度のシクロアルケニル基などが挙げられる。
芳香族炭化水素基としては、フェニル、ナフチル基など
の炭素数6〜14(好ましくは6〜10)程度の芳香族
炭化水素基が挙げられる。
【0015】脂肪族炭化水素基と脂環式炭化水素基とが
結合した炭化水素基には、シクロペンチルメチル、シク
ロヘキシルメチル、2−シクロヘキシルエチル基などの
シクロアルキル−アルキル基(例えば、C3-20シクロア
ルキル−C1-4アルキル基など)などが含まれる。ま
た、脂肪族炭化水素基と芳香族炭化水素基とが結合した
炭化水素基には、アラルキル基(例えば、C7-18アラル
キル基など)、アルキル置換アリール基(例えば、1〜
4個程度のC1-4アルキル基が置換したフェニル基又は
ナフチル基など)などが含まれる。
【0016】好ましい炭化水素基には、C1-10アルキル
基、C2-10アルケニル基、C2-10アルキニル基、C3-15
シクロアルキル基、C6-10芳香族炭化水素基、C3-15
クロアルキル−C1-4アルキル基、C7-14アラルキル基
等が含まれる。
【0017】上記炭化水素基は、種々の置換基、例え
ば、ハロゲン原子、オキソ基、ヒドロキシル基、置換オ
キシ基(例えば、アルコキシ基、アリールオキシ基、ア
ラルキルオキシ基、アシルオキシ基など)、カルボキシ
ル基、置換オキシカルボニル基、置換又は無置換カルバ
モイル基、シアノ基、ニトロ基、置換又は無置換アミノ
基、複素環式基などを有していてもよい。
【0018】前記複素環式基を構成する複素環には、芳
香族性複素環及び非芳香族性複素環が含まれる。このよ
うな複素環としては、例えば、ヘテロ原子として酸素原
子を含む複素環(例えば、フラン、テトラヒドロフラ
ン、オキサゾール、イソオキサゾールなどの5員環、4
−オキソ−4H−ピラン、テトラヒドロピラン、モルホ
リンなどの6員環、ベンゾフラン、イソベンゾフラン、
4−オキソ−4H−クロメン、クロマン、イソクロマン
などの縮合環など)、ヘテロ原子としてイオウ原子を含
む複素環(例えば、チオフェン、チアゾール、イソチア
ゾール、チアジアゾールなどの5員環、4−オキソ−4
H−チオピランなどの6員環、ベンゾチオフェンなどの
縮合環など)、ヘテロ原子として窒素原子を含む複素環
(例えば、ピロール、ピロリジン、ピラゾール、イミダ
ゾール、トリアゾールなどの5員環、ピリジン、ピリダ
ジン、ピリミジン、ピラジン、ピペリジン、ピペラジン
などの6員環、インドール、インドリン、キノリン、ア
クリジン、ナフチリジン、キナゾリン、プリンなどの縮
合環など)などが挙げられる。上記複素環式基には、前
記炭化水素基が有していてもよい置換基のほか、アルキ
ル基(例えば、メチル、エチル基などのC1-4アルキル
基など)、シクロアルキル基、アリール基(例えば、フ
ェニル、ナフチル基など)などの置換基を有していても
よい。
【0019】前記エステル基には、メトキシカルボニ
ル、エトキシカルボニル基などのアルコキシカルボニル
基、フェノキシカルボニル基などのアリールオキシカル
ボニル基、シクロヘキシルオキシカルボニル基などのシ
クロアルキルオキシカルボニル基などが含まれる。前記
アミド基には、カルバモイル基、N,N−ジメチルカル
バモイル基などのN−置換カルバモイル基が含まれる。
【0020】R1及びR2が互いに結合して隣接する炭素
原子と共に形成してもよい環としては、例えば、シクロ
ブタン、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘキ
セン、シクロオクタン、シクロドデカン環などの3〜2
0員(好ましくは3〜15員、さらに好ましくは5〜1
2員)程度の非芳香族性炭素環(シクロアルカン環又は
シクロアルケン環);オキソラン、オキサン、アゾリジ
ン、ペルヒドロアジン、チオラン、チアン環などの3〜
20員(好ましくは3〜12員、さらに好ましくは3〜
8員)程度の非芳香族性複素環が挙げられる。これらの
環は前記置換基を有していてもよく、また他の環(非芳
香族性環又は芳香族性環)が縮合していてもよい。
【0021】好ましいR1、R2、R3には、水素原子及
び炭化水素基、特に、水素原子、C1 -10アルキル基、C
2-10アルケニル基、C2-10アルキニル基、C3-15シクロ
アルキル基、C6-10芳香族炭化水素基、C3-12シクロア
ルキル−C1-4アルキル基、C7-14アラルキル基などが
含まれる。また、R1、R2が互いに結合して隣接する2
つの炭素原子と共に3〜20員程度の非芳香族性炭素環
又は非芳香族性複素環を形成するのも好ましい。本発明
の特に好ましい態様では、R1及びR2のうち少なくとも
一方は水素原子である。
【0022】式(1)で表されるイミンの代表的な例と
して、例えば、N−メチリデンブチルアミン、N−エチ
リデンアミン、N−エチリデンメチルアミン、N−エチ
リデンエチルアミン、N−エチリデンプロピルアミン、
N−エチリデンブチルアミン、N−エチリデンヘキシル
アミン、N−エチリデンベンジルアミン、N−エチリデ
ンアニリン、N−プロピリデンエチルアミン、N−プロ
ピリデンベンジルアミン、N−プロピリデンアニリン、
N−ブチリデンブチルアミン、N−ブチリデン−sec
−ブチルアミン、N−ブチリデン−tert−ブチルア
ミン、N−ブチリデン−ベンジルアミン、N−ブチリデ
ン−アニリン、2−メチルプロピリデンブチルアミン、
N−(3−ピリジルメチリデン)ブチルアミン、N−
(2−フリルメチリデン)ブチルアミン、N−ブチリデ
ン(3−ピリジルアミン)、3−フェニルプロピリデン
プロピルアミン、N−ベンジリデンブチルアミンなどの
アルジミン;N−(1−メチルエチリデン)ブチルアミ
ン、N−(1−メチルエチリデン)ベンジルアミン、N
−(1−メチルエチリデン)アニリン、N−(1−メチ
ルブチリデン)ブチルアミン、N−(1−フェニルエチ
リデン)ブチルアミンなどのケチミンなどが挙げられ
る。
【0023】式(1)で表されるイミンは、後述の式
(6)で表されるカルボニル化合物と、式(7)で表さ
れるアミノ基含有化合物とを、慣用の方法を用いて、脱
水縮合させることにより得ることができる。
【0024】[カルボニル化合物及びアミノ基含有化合
物]本発明では、反応原料として、前記式(1)で表さ
れるイミンの替わりに、対応する式(6)で表されるカ
ルボニル化合物と式(7)で表されるアミノ基含有化合
物とを用いてもよい。なお、本明細書では、アンモニア
もアミノ基含有化合物に含まれるものとする。
【0025】式(6)及び式(7)中のR1、R2、R3
としては、前記と同様の基が挙げられる。式(6)で表
されるカルボニル化合物の代表的な例としては、例え
ば、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プロピオン
アルデヒド、ブチルアルデヒド、イソブチルアルデヒ
ド、ペンタナール、ヘキサナール、デカナール、アクロ
レイン、クロトンアルデヒドなどの脂肪族アルデヒド;
シクロヘキサンカルボアルデヒドなどの脂環式アルデヒ
ド;ベンズアルデヒド、シンナムアルデヒドなどの芳香
族アルデヒド;フルフラールなどの複素環式アルデヒ
ド;アセトン、エチルメチルケトン、ジエチルケトン、
イソブチルメチルケトンなどの脂肪族ケトン;シクロペ
ンタノン、シクロヘキサノンなどの脂環式ケトン;アセ
トフェノン、プロピオフェノンなどの芳香族ケトン;2
−アセトフロンなどの複素環式ケトンなどが挙げられ
る。
【0026】また、式(7)で表されるアミノ基含有化
合物としては、例えば、アンモニア;メチルアミン、エ
チルアミン、プロピルアミン、ブチルアミン、イソブチ
ルアミン、sec−ブチルアミン、tert−ブチルア
ミン、ペンチルアミン、ヘキシルアミン、デシルアミン
などの脂肪族第1級アミン;シクロヘキシルアミンなど
の脂環式第1級アミン;ベンジルアミン、アニリン、ト
ルイジンなどの芳香族第1級アミン;ヒドロキシアミ
ン、O−メチルヒドロキシアミン、ヒドラジン、N,N
−ジメチルヒドラジンなどが挙げられる。
【0027】カルボニル化合物とアミノ基含有化合物と
の比率(モル比)は、例えば、前者/後者=3/1〜1
/3程度、好ましくは2/1〜1/2程度、さらに好ま
しくは1.5/1〜1/1.5(特に、1.2/1〜1
/1.2)程度である。反応原料としてカルボニル化合
物とアミノ基含有化合物とを用いる方法は、予めイミン
を系外で合成する必要がなく、入手容易な基質から対応
する種々のアジリジンを製造できるという大きな利点が
ある。
【0028】[ジアゾ酢酸誘導体]式(2)で表される
ジアゾ酢酸誘導体には、ジアゾアセトニトリル、ジアゾ
酢酸エステル及びジアゾ酢酸アミドが含まれる。式
(2)中、R4は、シアノ基、又は下記式(3)若しく
は(4) −COOR5 (3) −CONR67 (4) (式中、R5は炭化水素基又は複素環式基を示し、R6
7は、同一又は異なって、水素原子、炭化水素基又は
複素環式基を示す。R6及びR7は、互いに結合して、隣
接する窒素原子と共に環を形成していてもよい)で表さ
れる基を示す。
【0029】R5、R6、R7における炭化水素基、複素
環式基としては、前記R1等における炭化水素基、複素
環式基と同様の基が挙げられる。R6及びR7が互いに結
合して隣接する窒素原子と共に形成してもよい環として
は、アジリジン環、ピロリジン環、ピペリジン環、モル
ホリン環、ピペラジン環などの3〜8員程度の含窒素複
素環などが例示できる。
【0030】好ましいR5には、炭化水素基、特に、C
1-10アルキル基、C2-10アルケニル基、C2-10アルキニ
ル基、C3-15シクロアルキル基、C6-10芳香族炭化水素
基、C3-12シクロアルキル−C1-4アルキル基、C7-14
アラルキル基などが含まれる。なかでも、R5として、
1-4アルキル基、C2-4アルケニル基、C6-10芳香族炭
化水素基などが好適である。
【0031】好ましいR6、R7には、水素原子及び炭化
水素基、特に、水素原子、C1-10アルキル基、C2-10
ルケニル基、C2-10アルキニル基、C3-15シクロアルキ
ル基、C6-10芳香族炭化水素基、C3-12シクロアルキル
−C1-4アルキル基、C7-14アラルキル基などが含まれ
る。なかでも、R6、R7として、C1-4アルキル基、C
2-4アルケニル基、C6-10芳香族炭化水素基などが好適
である。また、R6及びR7が互いに結合して隣接する窒
素原子と共に3〜8員程度の含窒素複素環を形成するの
も好ましい。
【0032】前記ジアゾ酢酸誘導体の代表的な例とし
て、例えば、ジアゾアセトニトリル;ジアゾ酢酸メチ
ル、ジアゾ酢酸エチル、ジアゾ酢酸プロピル、ジアゾ酢
酸イソプロピル、ジアゾ酢酸アリル、ジアゾ酢酸フェニ
ルなどのジアゾ酢酸エステル;ジアゾ酢酸アミド、N−
メチルジアゾ酢酸アミド、N,N−ジメチルジアゾ酢酸
アミドなどが例示できる。
【0033】ジアゾ酢酸誘導体の使用量は、イミン(又
は、アミノ基含有化合物)1モルに対して、例えば0.
5〜5モル程度、好ましくは0.8〜3モル程度、さら
に好ましくは1.5〜2.5モル程度である。
【0034】[反応]反応は、溶媒の存在下又は非存在
下で行われる。前記溶媒としては、例えば、ヘキサン、
ヘプタン、オクタンなどの脂肪族炭化水素;シクロヘキ
サンなどの脂環式炭化水素;ベンゼン、トルエン、キシ
レン、エチルベンゼンなどの芳香族炭化水素;クロロホ
ルム、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタンなどの
ハロゲン化炭化水素;ジエチルエーテル、ジメトキシエ
タン、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテ
ル;メタノール、エタノールなどのアルコール;アセト
ン、メチルエチルケトンなどのケトン;酢酸メチル、酢
酸エチル、酢酸イソプロピル、酢酸ブチルなどのエステ
ル;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチル
アセトアミドなどのアミド;アセトニトリル、プロピオ
ニトリル、ベンゾニトリルなどのニトリル;酢酸などの
有機酸などが挙げられる。これらの溶媒は一種で又は二
種以上混合して用いられる。
【0035】なお、反応原料としてカルボニル化合物と
アミノ基含有化合物とを用いる場合には、副生する水を
除去するため、系内に慣用の脱水剤、例えば、モレキュ
ラーシーブ4A、モレキュラーシーブ5Aなどのモレキ
ュラーシーブ等を存在させると反応が有利に進行する。
【0036】反応温度は、基質や触媒の種類などに応じ
て適宜選択でき、例えば、−20〜150℃、好ましく
は−20〜100℃、さらに好ましくは−10〜50℃
程度である。反応は常圧で行ってもよく、加圧下に行っ
てもよい。また、反応はバッチ式、セミバッチ式、連続
式などの何れの方法で行ってもよい。
【0037】本発明の方法では、反応により、温和な条
件で、前記式(5)で表されるアジリジン化合物が収率
よく生成する。なお、条件により、アゾ酢酸誘導体の二
量化が進行して、下記式(6) R4CH=CHR4 (6) (式中、R4は前記に同じ)で表されるフマル酸又はマ
レイン酸誘導体が副生する場合がある。反応終了後、反
応生成物は、慣用の方法、例えば、濾過、濃縮、蒸留、
抽出、晶析、再結晶、カラムクロマトグラフィーなどの
分離手段や、これらを組み合わせた分離手段により、容
易に分離精製できる。
【0038】
【発明の効果】本発明の方法によれば、アジリジン誘導
体を簡易な手段で効率よく製造することができる。
【0039】
【実施例】以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定され
るものではない。なお、反応生成物の分析はガスクロマ
トグラフィーにより行った。
【0040】実施例1 N−ブチリデンブチルアミン0.5ミリモル、ジアゾ酢
酸エチル0.5ミリモル、ジ−μ−クロロテトラキス
(シクロオクテン)二イリジウム(I)[Ir2Cl
2(cyclooctene)4]0.015ミリモル及びテトラヒ
ドロフラン0.5mlの混合物を、アルゴン雰囲気下、
室温(25℃)で3時間攪拌した。その結果、1−ブチ
ル−2−エトキシカルボニル−3−プロピルアジリジン
が29%の収率で得られた。なお、副生物として、フマ
ル酸ジエチル及びマレイン酸ジエチルが少量生成してい
た。
【0041】実施例2 N−ブチリデンブチルアミン0.5ミリモル、ジアゾ酢
酸エチル0.5ミリモル、ジ−μ−クロロテトラキス
(シクロオクテン)二イリジウム(I)[Ir2Cl
2(cyclooctene)4]0.015ミリモル及びエタノー
ル0.5mlの混合物を、アルゴン雰囲気下、室温(2
5℃)で3時間攪拌した。その結果、1−ブチル−2−
エトキシカルボニル−3−プロピルアジリジンが30%
の収率で得られた。
【0042】実施例3 N−ブチリデンブチルアミン0.5ミリモル、ジアゾ酢
酸エチル0.5ミリモル、ジ−μ−クロロテトラキス
(シクロオクテン)二イリジウム(I)[Ir2Cl
2(cyclooctene)4]0.015ミリモル及び1,2−
ジクロロエタン0.5mlの混合物を、アルゴン雰囲気
下、室温(25℃)で3時間攪拌した。その結果、1−
ブチル−2−エトキシカルボニル−3−プロピルアジリ
ジンが26%の収率で得られた。
【0043】実施例4 N−ブチリデンブチルアミン0.5ミリモル、ジアゾ酢
酸エチル1ミリモル、ジ−μ−クロロテトラキス(シク
ロオクテン)二イリジウム(I)[Ir2Cl2(cycloo
ctene)4]0.015ミリモル及びテトラヒドロフラン
0.5mlの混合物を、アルゴン雰囲気下、室温(25
℃)で3時間攪拌した。その結果、1−ブチル−2−エ
トキシカルボニル−3−プロピルアジリジンが45%の
収率で得られた。
【0044】実施例5 N−ブチリデンブチルアミン0.5ミリモル、ジアゾ酢
酸エチル1ミリモル、ジ−μ−クロロテトラキス(シク
ロオクテン)二イリジウム(I)[Ir2Cl2(cycloo
ctene)4]0.015ミリモル及びテトラヒドロフラン
0.5mlの混合物を、アルゴン雰囲気下、−5℃で3
時間攪拌した。その結果、1−ブチル−2−エトキシカ
ルボニル−3−プロピルアジリジンが77%の収率で得
られた。
【0045】実施例6 N−ブチリデンブチルアミン0.5ミリモル、ジアゾ酢
酸エチル1ミリモル、ジ−μ−クロロビス(1,5−シ
クロオクタジエン)二イリジウム(I)[Ir 2Cl
2(cod)2]0.025ミリモル及びテトラヒドロフラ
ン0.5mlの混合物を、アルゴン雰囲気下、−5℃で
3時間攪拌した。その結果、1−ブチル−2−エトキシ
カルボニル−3−プロピルアジリジンが66%の収率で
得られた。なお、副生物として、フマル酸ジエチル及び
マレイン酸ジエチルが少量生成していた(合計収率19
%)。
【0046】実施例7 N−ブチリデンブチルアミンに代えて、N−ブチリデン
−sec−ブチルアミンを0.5ミリモル使用した以外
は、実施例6と同様の操作を行ったところ、1−sec
−ブチル−2−エトキシカルボニル−3−プロピルアジ
リジンが59%の収率で得られた。
【0047】実施例8 N−ブチリデンブチルアミンに代えて、N−ブチリデン
−tert−ブチルアミンを0.5ミリモル使用した以
外は、実施例6と同様の操作を行ったところ、1−te
rt−ブチル−2−エトキシカルボニル−3−プロピル
アジリジンが63%の収率で得られた。
【0048】実施例9 N−ブチリデンブチルアミンに代えて、N−(2−メチ
ルプロピリデン)ブチルアミンを0.5ミリモル使用し
た以外は、実施例6と同様の操作を行ったところ、1−
ブチル−2−エトキシカルボニル−3−イソプロピルア
ジリジンが62%の収率で得られた。
【0049】実施例10 N−ブチリデンブチルアミンに代えて、N−(1−メチ
ルエチリデン)ブチルアミンを0.5ミリモル使用した
以外は、実施例6と同様の操作を行ったところ、1−ブ
チル−2−エトキシカルボニル−3,3−ジメチルアジ
リジンが36%の収率で得られた。
【0050】実施例11 N−ブチリデンブチルアミンに代えて、N−ベンジリデ
ンブチルアミンを0.5ミリモル用いた以外は、実施例
6と同様の操作を行ったところ、1−ブチル−2−エト
キシカルボニル−3−フェニルアジリジンが8%の収率
で得られた。
【0051】実施例12 N−ブチリデンブチルアミンに代えて、N−ブチリデン
ベンジルアミンを0.5ミリモル用いた以外は、実施例
6と同様の操作を行ったところ、1−ベンジル−2−エ
トキシカルボニル−3−プロピルアジリジンが36%の
収率で得られた。
【0052】実施例13 N−ブチリデンブチルアミンに代えて、N−ブチリデン
アニリンを0.5ミリモル用いた以外は、実施例6と同
様の操作を行ったところ、2−エトキシカルボニル−1
−フェニル−3−プロピルアジリジンが6%の収率で得
られた。
【0053】実施例14 n−ブチルアルデヒド0.5ミリモル、ブチルアミン
0.5ミリモル、ジアゾ酢酸エチル1ミリモル、ジ−μ
−クロロビス(1,5−シクロオクタジエン)二イリジ
ウム(I)[Ir2Cl2(cod)2]0.025ミリモル
及びテトラヒドロフラン0.5mlの混合物に、少量の
モレキュラーシーブを添加し、アルゴン雰囲気下、−5
℃で3時間攪拌した。その結果、1−ブチル−2−エト
キシカルボニル−3−プロピルアジリジンが74%の収
率で得られた。
【0054】実施例15 ブチルアミンに代えて、sec−ブチルアミンを0.5
ミリモル使用した以外は、実施例14と同様の操作を行
ったところ、1−sec−ブチル−2−エトキシカルボ
ニル−3−プロピルアジリジンが77%の収率で得られ
た。
【0055】実施例16 ブチルアミンに代えて、tert−ブチルアミンを0.
5ミリモル使用した以外は、実施例14と同様の操作を
行ったところ、1−tert−ブチル−2−エトキシカ
ルボニル−3−プロピルアジリジンが75%の収率で得
られた。
【0056】実施例17 ブチルアミンに代えて、ベンジルアミンを0.5ミリモ
ル使用した以外は、実施例14と同様の操作を行ったと
ころ、1−ベンジル−2−エトキシカルボニル−3−プ
ロピルアジリジンが39%の収率で得られた。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イリジウム化合物の存在下、下記式
    (1) 【化1】 (式中、R1、R2、R3は、同一又は異なって、水素原
    子又は非反応性有機基を示す。R1及びR2は、互いに結
    合して、隣接する炭素原子と共に環を形成していてもよ
    い)で表されるイミンと、下記式(2) N2CHR4 (2) [式中、R4は、シアノ基、又は下記式(3)若しくは
    (4) −COOR5 (3) −CONR67 (4) (式中、R5は炭化水素基又は複素環式基を示し、R6
    7は、同一又は異なって、水素原子、炭化水素基又は
    複素環式基を示す。R6及びR7は、互いに結合して、隣
    接する窒素原子と共に環を形成していてもよい)で表さ
    れる基を示す]で表されるジアゾ酢酸誘導体とを反応さ
    せて、下記式(5) 【化2】 (R1、R2、R3、R4は前記に同じ)で表されるアジリ
    ジン化合物を生成させるアジリジン化合物の製造法。
  2. 【請求項2】 イリジウム化合物の存在下、下記式
    (6) 【化3】 (式中、R1、R2は、同一又は異なって、水素原子又は
    非反応性有機基を示す。R1及びR2は、互いに結合し
    て、隣接する炭素原子と共に環を形成していてもよい)
    で表されるカルボニル化合物と、下記式(7) R3NH2 (7) (式中、R3は水素原子又は非反応性有機基を示す)で
    表されるアミノ基含有化合物と、下記式(2) N2CHR4 (2) [式中、R4は、シアノ基、又は下記式(3)若しくは
    (4) −COOR5 (3) −CONR67 (4) (式中、R5は炭化水素基又は複素環式基を示し、R6
    7は、同一又は異なって、水素原子、炭化水素基又は
    複素環式基を示す。R6及びR7は、互いに結合して、隣
    接する窒素原子と共に環を形成していてもよい)で表さ
    れる基を示す]で表されるジアゾ酢酸誘導体とを反応さ
    せて、下記式(5) 【化4】 (R1、R2、R3、R4は前記に同じ)で表されるアジリ
    ジン化合物を生成させるアジリジン化合物の製造法。
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