JPH03176496A - フェロセニル誘導体及びその利用 - Google Patents
フェロセニル誘導体及びその利用Info
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- JPH03176496A JPH03176496A JP1313152A JP31315289A JPH03176496A JP H03176496 A JPH03176496 A JP H03176496A JP 1313152 A JP1313152 A JP 1313152A JP 31315289 A JP31315289 A JP 31315289A JP H03176496 A JPH03176496 A JP H03176496A
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- hydrogen
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Catalysts (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、新規なフェロセニル誘導体、フェロセニル誘
導体を用いる光学活性アルコール製造用触媒及びこの触
媒を用いる光学活性アルコールの製造方法に関する。
導体を用いる光学活性アルコール製造用触媒及びこの触
媒を用いる光学活性アルコールの製造方法に関する。
光学活性アルコールは医薬、農薬の合成中間体として、
さらには強誘電性液晶の不斉源として有用な化合物であ
る。本発明の光学活性アルコールの製造方法はカルボニ
ル化合物の一種であるアルデヒド化合物を効率的に不斉
アルキル化することができる方法である。
さらには強誘電性液晶の不斉源として有用な化合物であ
る。本発明の光学活性アルコールの製造方法はカルボニ
ル化合物の一種であるアルデヒド化合物を効率的に不斉
アルキル化することができる方法である。
光学活性な触媒の存在下、カルボニル化合物をジアルキ
ル亜鉛で不斉アルキル化して光学活性アルコールを製造
することは知られている〔例えば、N、オグニ(Ogu
ni)ら、J、 Am、 CheIIl、 Soc、、
110巻、7877(1988) ; K、ソアイ
(Soai) ら、J、 Am、 CheIIl。
ル亜鉛で不斉アルキル化して光学活性アルコールを製造
することは知られている〔例えば、N、オグニ(Ogu
ni)ら、J、 Am、 CheIIl、 Soc、、
110巻、7877(1988) ; K、ソアイ
(Soai) ら、J、 Am、 CheIIl。
Soc、、 109巻、711H1987) ; G、
ムチヨー(Muchow)ら、Tetrahedron
Lett、、 28巻、6163(1987) ;
E。
ムチヨー(Muchow)ら、Tetrahedron
Lett、、 28巻、6163(1987) ;
E。
J、コーリー(Corey)ら、Terahedron
Letl、、 第28巻、5233(1987)
; M、キタムラ(Kitamura)ら、J、 Am
。
Letl、、 第28巻、5233(1987)
; M、キタムラ(Kitamura)ら、J、 Am
。
Chem、Soc、、 108巻、6071 (19
86) )。
86) )。
しかるに、いずれの方法についても、使用される光学活
性な触媒の入手が容易でないという問題があった。さら
に、製造方法自体も工業的に利用するのに適したもので
はなかった。
性な触媒の入手が容易でないという問題があった。さら
に、製造方法自体も工業的に利用するのに適したもので
はなかった。
そこで本発明の目的は、光学活性アルコールの製造に用
いる新規かつ入手が容易な触媒を提供することにある。
いる新規かつ入手が容易な触媒を提供することにある。
さらに本発明の目的は、工業的利用に適した高いエナン
チオ選択性で光学活性アルコールを製造できる方法を提
供することにある。
チオ選択性で光学活性アルコールを製造できる方法を提
供することにある。
本発明は、下記一般式(II)で表わされる光学活性ア
ルコール製造用触媒に関する。
ルコール製造用触媒に関する。
4
(式中、R4は水素又はアルキル基であり、RS及びR
Sは、同−又は異なり、水素、アルキル基、ベンジル基
、アリール基又は無置換もしくは置換2−ヒドロキシエ
チル基であるか、あるいはR5及びR6は結合している
窒素原子とともに炭素数4〜6の複素環を形成する) さらに、本発明の別の態様は、上記一般式(II)で表
わされる触媒の存在下、アルデヒド化合物とジアルキル
亜鉛とを反応させることを含む光学活性アルコールの製
造方法に関する。
Sは、同−又は異なり、水素、アルキル基、ベンジル基
、アリール基又は無置換もしくは置換2−ヒドロキシエ
チル基であるか、あるいはR5及びR6は結合している
窒素原子とともに炭素数4〜6の複素環を形成する) さらに、本発明の別の態様は、上記一般式(II)で表
わされる触媒の存在下、アルデヒド化合物とジアルキル
亜鉛とを反応させることを含む光学活性アルコールの製
造方法に関する。
一般式(II)で表わされるフェロセニル誘導体におい
て、アルキル基は、C,−CSのアルキル基であること
が好ましく、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イ
ソプロピル、n−ブチル、1−ブチル及びn−ペンチル
を挙げることができる。
て、アルキル基は、C,−CSのアルキル基であること
が好ましく、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イ
ソプロピル、n−ブチル、1−ブチル及びn−ペンチル
を挙げることができる。
アリール基としては、フェニル、p−)リル、p−メト
キシフェニル、p−クロロフェニル、〇−クロロフェニ
ル及びp−ニトロフェニルヲ例示できる。さらに2−ヒ
ドロキシエチル基の置換基としては、メチル、エチル、
イソプロピル、t−ブチル、フェニル及びp−hリルを
例示できる。又、置換2−ヒドロキシエチル基の例とし
ては、(R)−2−ヒドロキシプロピル、(S)−2−
ヒドロキシエチル、(IS、2R)−1−メチル−2−
フェニル−2−ヒドロキシエチル、(IR,2S)−1
−メチル−2−フェニル−2−ヒドロキシエチル、(R
)−2−フェニル−2−ヒドロキシエチル、(S)−2
−フェニル−2−ヒドロキシエチル、(S)−2−t−
ブチル−2−ヒドロキシエチルを挙げられる。R5及び
R11が窒素原子とともに形成する複素環(−NR’R
’)は、置換基を有してもよく、例えばピロリジル、(
S)−2−ヒドロキシメチルピロリジル、(R)−2−
ヒドロキシメチルピロリジル、ピペリジル、モルホリル
、(S)−2−(ジフェニルヒドロキシメチル)ピロリ
ジル、(S) −2−+(S)−フェニルヒドロキシメ
チル) ピロリジル、(s)−2−[(R)−フェニル
ヒドロキシメチル) ピロリジルを挙げることができる
。
キシフェニル、p−クロロフェニル、〇−クロロフェニ
ル及びp−ニトロフェニルヲ例示できる。さらに2−ヒ
ドロキシエチル基の置換基としては、メチル、エチル、
イソプロピル、t−ブチル、フェニル及びp−hリルを
例示できる。又、置換2−ヒドロキシエチル基の例とし
ては、(R)−2−ヒドロキシプロピル、(S)−2−
ヒドロキシエチル、(IS、2R)−1−メチル−2−
フェニル−2−ヒドロキシエチル、(IR,2S)−1
−メチル−2−フェニル−2−ヒドロキシエチル、(R
)−2−フェニル−2−ヒドロキシエチル、(S)−2
−フェニル−2−ヒドロキシエチル、(S)−2−t−
ブチル−2−ヒドロキシエチルを挙げられる。R5及び
R11が窒素原子とともに形成する複素環(−NR’R
’)は、置換基を有してもよく、例えばピロリジル、(
S)−2−ヒドロキシメチルピロリジル、(R)−2−
ヒドロキシメチルピロリジル、ピペリジル、モルホリル
、(S)−2−(ジフェニルヒドロキシメチル)ピロリ
ジル、(S) −2−+(S)−フェニルヒドロキシメ
チル) ピロリジル、(s)−2−[(R)−フェニル
ヒドロキシメチル) ピロリジルを挙げることができる
。
一般式(II)で示されるフェロセニル誘導体はいずれ
も光学活性を有する。
も光学活性を有する。
尚、かかるフェロセニル誘導体のうちR5及びRoが水
素又はメチル基である化合物は公知である〔ウギ(Ug
i)ら、J、 Org、 Chem、、 37巻、 3
052(1972); Justus Liebigs
Ann、 Chem、、 251(1986);S
、アレンマーク(Allenmark) ら、 Ch
emicaScripta、 7巻、 97(19
75)。〕一方、上記以外の化合物、即ち下記一般式(
1)で表わされるフェロセニル誘導体は新規化合物であ
る。
素又はメチル基である化合物は公知である〔ウギ(Ug
i)ら、J、 Org、 Chem、、 37巻、 3
052(1972); Justus Liebigs
Ann、 Chem、、 251(1986);S
、アレンマーク(Allenmark) ら、 Ch
emicaScripta、 7巻、 97(19
75)。〕一方、上記以外の化合物、即ち下記一般式(
1)で表わされるフェロセニル誘導体は新規化合物であ
る。
ll
(式中、R1は水素又はアルキル基であり、R2及びR
3は、同−又は異なり、水素、アルキル基、ベンジル基
、アリール基又は無置換もしくは置換2−ヒドロキシエ
チル基であるか、あるいはR2及びR3は結合している
窒素原子とともに炭素数4〜6の複素環を形成する。但
し、R2及びR3は同時に水素又はメチル基であること
はない。)一般式(I)中のアルキル基、アリール基、
置換2−ヒドロキシエチル基及び複素環は、前述の説明
と同義である。又、R2とR3の組合として、水素と水
素、水素とメチル、メチルと水素及びメチルとメチルの
各組合せは一般式(1)には含まれない。
3は、同−又は異なり、水素、アルキル基、ベンジル基
、アリール基又は無置換もしくは置換2−ヒドロキシエ
チル基であるか、あるいはR2及びR3は結合している
窒素原子とともに炭素数4〜6の複素環を形成する。但
し、R2及びR3は同時に水素又はメチル基であること
はない。)一般式(I)中のアルキル基、アリール基、
置換2−ヒドロキシエチル基及び複素環は、前述の説明
と同義である。又、R2とR3の組合として、水素と水
素、水素とメチル、メチルと水素及びメチルとメチルの
各組合せは一般式(1)には含まれない。
一般式(1)で表わされる新規なフェロセン誘導体の具
体例としては、N−((R)−1−フェロセニルエチル
)−N−メチル−2−エタノールアミン、N−+(R)
−1−フェロセニルエチル)−(S)−プロリノール、
N−((S)−1−フェロセニルエチルl −(S)−
プロリノール、N((R)−1−フェロセニルエチル−
(is2R)−エフェドリン、N−+(S)−1−フェ
ロセニルエチルl −(is、2R)−エフェドリン、
N−[(R) −1−フェロセニルエチル)(IS、2
R)−ノルエフェドリン、N−()工ロセニルメチル)
−(is、2R)−エフェドリン、N−(フェロセニル
メチル)−N−n−ブチル−(Is、2R)−ノルエフ
ェドリン、N−+(R)−1−フェロセニルエチル1−
N−n−ブチル−(IS、2R)−ノルエフェドリン、
N1 (R)−1−フェロセニルエチル)−N−t−ブ
チル−(S)−2−フェニルエタノールアミン、N−(
フェロセニルメチル)−N−t−ブチル−(S)−2−
フェニルエタノールアミン、N((R)−1−フェロセ
ニルエチルl −(S)−2−(ジフェニルヒドロキシ
メチル)ピロリジン、N−((R)−1−フェロセニル
エチル)(S)−2−f (S)−フェニルヒドロキシ
メチル) ピロリジンを挙げられる。
体例としては、N−((R)−1−フェロセニルエチル
)−N−メチル−2−エタノールアミン、N−+(R)
−1−フェロセニルエチル)−(S)−プロリノール、
N−((S)−1−フェロセニルエチルl −(S)−
プロリノール、N((R)−1−フェロセニルエチル−
(is2R)−エフェドリン、N−+(S)−1−フェ
ロセニルエチルl −(is、2R)−エフェドリン、
N−[(R) −1−フェロセニルエチル)(IS、2
R)−ノルエフェドリン、N−()工ロセニルメチル)
−(is、2R)−エフェドリン、N−(フェロセニル
メチル)−N−n−ブチル−(Is、2R)−ノルエフ
ェドリン、N−+(R)−1−フェロセニルエチル1−
N−n−ブチル−(IS、2R)−ノルエフェドリン、
N1 (R)−1−フェロセニルエチル)−N−t−ブ
チル−(S)−2−フェニルエタノールアミン、N−(
フェロセニルメチル)−N−t−ブチル−(S)−2−
フェニルエタノールアミン、N((R)−1−フェロセ
ニルエチルl −(S)−2−(ジフェニルヒドロキシ
メチル)ピロリジン、N−((R)−1−フェロセニル
エチル)(S)−2−f (S)−フェニルヒドロキシ
メチル) ピロリジンを挙げられる。
上記一般式(1)で表わされる新規なフェロセニル誘導
体は以下の方法で合成できる。
体は以下の方法で合成できる。
公知化合物である一般式(III) (J、 Am、
Chem。
Chem。
soc、、 92巻、5389 (1970) :lで
表わされるフェロセン誘導体をヨウ化メチルと反応させ
て四級アンモニウム塩とし、次いで一級あるいは二級ア
ミン誘導体あるいはアンモニアと反応させることにより
、適宜R2及びR3がメチル以外のフェロセン誘導体(
1)を合成できる。(1,ウジ(Ugi)ら、J。
表わされるフェロセン誘導体をヨウ化メチルと反応させ
て四級アンモニウム塩とし、次いで一級あるいは二級ア
ミン誘導体あるいはアンモニアと反応させることにより
、適宜R2及びR3がメチル以外のフェロセン誘導体(
1)を合成できる。(1,ウジ(Ugi)ら、J。
Org、 Chem、+ 37巻、3052(1972
) ; T、 ハヤシ(llayashi)ら、Bul
l、 Chew、 Soc、 Jpn、、 53巻、1
138 (1980) )。
) ; T、 ハヤシ(llayashi)ら、Bul
l、 Chew、 Soc、 Jpn、、 53巻、1
138 (1980) )。
(III)
(1)
アンモニウム と る
Mel :0.5〜40当量
溶媒:アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、ア
セトニトリル、ベンゾニト リル等のニトリル類 温度ニー30〜80℃、好ましくは −10〜40゛C 時間:0.1〜5時間 圧カニ常圧から加圧、好ましくは1〜3気圧雰囲気:窒
素またはアルゴン下 単離:生成物が結晶化している時はろ過により、そうで
ない場合はエチルエーテル あるいはヘキサンを加えて結晶を析出 させた後、ろ過する。
セトニトリル、ベンゾニト リル等のニトリル類 温度ニー30〜80℃、好ましくは −10〜40゛C 時間:0.1〜5時間 圧カニ常圧から加圧、好ましくは1〜3気圧雰囲気:窒
素またはアルゴン下 単離:生成物が結晶化している時はろ過により、そうで
ない場合はエチルエーテル あるいはヘキサンを加えて結晶を析出 させた後、ろ過する。
アミン はアンモニアとの
11NR”R” : 1〜30当量
溶 媒ニアセトニトリル、ベンズニトリル等のニトリル
類、エチルエーテル、テ トラヒドロフラン等のエーテル類 温 度:O°〜100℃、好ましくは10”〜90℃ 時 間:0.5〜100時間 圧 カニ常圧から加圧、好ましくは1〜3気圧 雰囲気下、:窒素またはアルゴン下 車 +S:再結晶化またはカラムクロマトグラフィー 上記一般式(II)で表わされるへロフェロセン誘導体
は、カルボニル化合物を不斉アルキル化して光学活性ア
ルコールを製造するために用いる触媒として有用である
。
類、エチルエーテル、テ トラヒドロフラン等のエーテル類 温 度:O°〜100℃、好ましくは10”〜90℃ 時 間:0.5〜100時間 圧 カニ常圧から加圧、好ましくは1〜3気圧 雰囲気下、:窒素またはアルゴン下 車 +S:再結晶化またはカラムクロマトグラフィー 上記一般式(II)で表わされるへロフェロセン誘導体
は、カルボニル化合物を不斉アルキル化して光学活性ア
ルコールを製造するために用いる触媒として有用である
。
本発明において不斉アルキル化されるカルボニル化合物
としてアルデヒド化合物を例示できる。
としてアルデヒド化合物を例示できる。
アルデヒド化合物としては、例えば、ベンズアルデヒド
、トルアルデヒド、〇−及びp−クロロベンズアルデヒ
ド、〇−及びp−メトキシベンズアルデヒド等の芳香族
アルデヒド、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド
、n−ブチルアルデヒド、イソプロピルアルデヒド、n
−ヘプトアルデヒド、n−オクトアルデヒド等の脂肪族
アルデヒド、シンナミルアルデヒド、クロチルアルデヒ
ド等の共役アルデヒドを挙げることができる。
、トルアルデヒド、〇−及びp−クロロベンズアルデヒ
ド、〇−及びp−メトキシベンズアルデヒド等の芳香族
アルデヒド、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド
、n−ブチルアルデヒド、イソプロピルアルデヒド、n
−ヘプトアルデヒド、n−オクトアルデヒド等の脂肪族
アルデヒド、シンナミルアルデヒド、クロチルアルデヒ
ド等の共役アルデヒドを挙げることができる。
本発明の製造方法に用いられるアルキル化剤は、ジアル
キル亜鉛であるであることが好ましい。具体的には、ジ
メチル亜鉛、ジエチル亜鉛、ジn−プロビル亜鉛、ジア
ルキル亜鉛等が用いられる。
キル亜鉛であるであることが好ましい。具体的には、ジ
メチル亜鉛、ジエチル亜鉛、ジn−プロビル亜鉛、ジア
ルキル亜鉛等が用いられる。
これらジアルキル亜鉛はヘキサンあるいはトルエンの0
.5〜3.0 M 溶液として使用することが好ましい
。また、かかるジアルキル亜鉛はエーテル中、塩化亜鉛
と2当量の有機リチウム化合物を反応させて得られたも
のをそのまま使用することもできる。
.5〜3.0 M 溶液として使用することが好ましい
。また、かかるジアルキル亜鉛はエーテル中、塩化亜鉛
と2当量の有機リチウム化合物を反応させて得られたも
のをそのまま使用することもできる。
本発明の製造方法においては溶剤を用いることが好まし
い。該溶媒は反応に対し不活性なものであり、具体的に
は、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、
ベンゼン、トルエン、キシレン等の炭化水素類、エチル
エーテル、ブチルエーテル、テトラヒドロフラン等のエ
ーテル類が挙げられる。
い。該溶媒は反応に対し不活性なものであり、具体的に
は、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、
ベンゼン、トルエン、キシレン等の炭化水素類、エチル
エーテル、ブチルエーテル、テトラヒドロフラン等のエ
ーテル類が挙げられる。
これらの溶媒は一種または二種の混合溶媒として用いる
ことができる。
ことができる。
これらの溶媒はアルデヒド化合物1重量部に対して通常
1〜100重量部、好ましくは、5〜30重量部存在さ
せる。
1〜100重量部、好ましくは、5〜30重量部存在さ
せる。
アルデヒド化合物とジアルキル亜鉛を反応させる際、ア
ルデヒド化合物に対しジアルキル亜鉛は、0.5〜3.
0当量、好ましくは0.7〜2.0当量とすることか適
当である。
ルデヒド化合物に対しジアルキル亜鉛は、0.5〜3.
0当量、好ましくは0.7〜2.0当量とすることか適
当である。
光学活性な触媒である一般式(I[)で表わされるフェ
ロセニル誘導体の使用量はアルデヒド化合物に対し通常
、0.5〜30moj!%、より好ましくは1〜15m
oj’%である。
ロセニル誘導体の使用量はアルデヒド化合物に対し通常
、0.5〜30moj!%、より好ましくは1〜15m
oj’%である。
反応温度は触媒の種類により異なるが、通常−20”〜
80℃、より好ましくは−10”〜60℃である。本反
応は、不斉合成反応では珍らしく、0℃以上の高温でも
生成物の光学純度を損うことな〈実施できる。
80℃、より好ましくは−10”〜60℃である。本反
応は、不斉合成反応では珍らしく、0℃以上の高温でも
生成物の光学純度を損うことな〈実施できる。
反応時間は触媒の種類、触媒量等の条件によって適宜選
ばれるが、0.5〜24時間が適当である。
ばれるが、0.5〜24時間が適当である。
反応圧力は常圧から加圧のいずれでもよいが、好ましく
は1〜3気圧下で行なわれる。また、反応は窒素および
アルゴン等の不活性ガス雰囲気下で行なわれる。
は1〜3気圧下で行なわれる。また、反応は窒素および
アルゴン等の不活性ガス雰囲気下で行なわれる。
反応の進行状況はガスクロマトグラフィーより判定する
ことができる。反応後は希薄な酸性水溶液を加えて、反
応を停止し、抽出し、カラムクロマトグラフィーにより
目的生成物を分取することとができる。
ことができる。反応後は希薄な酸性水溶液を加えて、反
応を停止し、抽出し、カラムクロマトグラフィーにより
目的生成物を分取することとができる。
一方、触媒は目的生成物の抽出後の酸性液をアルカリ性
とし、抽出により回収することができる。
とし、抽出により回収することができる。
該回収触媒は、クロマトによる精製後、本反応に再使用
することができる。
することができる。
このようにして本発明の方法により製造される化合物と
しては、例えば、(S)−1−フェニルプロパツール、
(R)−1−フェニルプロパツール、(S)−1−フェ
ニルエタノール、(R)−1−フェニルエタノール、(
S)−1−フェニルペンタノール、(S)−1−p−ク
ロロフェニルプロパツール、(S)−1−o−メチルフ
ェニルプロパツール、(R)’−1−p−メトキシフェ
ニルプロパツール、(S)−3−ノナノール、(S)−
2−オクタツール、(S)−3−デセノール、(S)−
1−フェニル−l−ペンテン−3−オール、(R)−1
−フェニル−1−ブテン−3−オール、(S)−2−ヘ
キセン−4−オール、(S)2−ペンテン−4−オール
等を好適なものとして挙げられる。
しては、例えば、(S)−1−フェニルプロパツール、
(R)−1−フェニルプロパツール、(S)−1−フェ
ニルエタノール、(R)−1−フェニルエタノール、(
S)−1−フェニルペンタノール、(S)−1−p−ク
ロロフェニルプロパツール、(S)−1−o−メチルフ
ェニルプロパツール、(R)’−1−p−メトキシフェ
ニルプロパツール、(S)−3−ノナノール、(S)−
2−オクタツール、(S)−3−デセノール、(S)−
1−フェニル−l−ペンテン−3−オール、(R)−1
−フェニル−1−ブテン−3−オール、(S)−2−ヘ
キセン−4−オール、(S)2−ペンテン−4−オール
等を好適なものとして挙げられる。
本発明によれば、光学活性なアミン誘導体の窒素原子に
α−フェロセニルアルキル基を置換基として導入するこ
とにより容易に光学活性触媒として有用な化合物を提供
できる。さらにこの化合物を触媒として用いることによ
り、該α−フェロセニルアルキルを置換しない場合に比
べ、より高い光学純度を有する光学活性なアルコールを
得ることができる。
α−フェロセニルアルキル基を置換基として導入するこ
とにより容易に光学活性触媒として有用な化合物を提供
できる。さらにこの化合物を触媒として用いることによ
り、該α−フェロセニルアルキルを置換しない場合に比
べ、より高い光学純度を有する光学活性なアルコールを
得ることができる。
さらに、本発明の触媒を用いることにより、これまで−
船釣に0℃以下で行なうことが必要とされていた不斉ア
ルキル化反応を室温付近又はそれ以上の室温で行うこと
が可能になった。これは、本発明の方法を工業的にスケ
ール・アップして実施する際に反応熱により反応温度が
上昇しても目的物の光学純度は低下しないことを意味し
、従って本発明の方法は、工業的に有利な方法である。
船釣に0℃以下で行なうことが必要とされていた不斉ア
ルキル化反応を室温付近又はそれ以上の室温で行うこと
が可能になった。これは、本発明の方法を工業的にスケ
ール・アップして実施する際に反応熱により反応温度が
上昇しても目的物の光学純度は低下しないことを意味し
、従って本発明の方法は、工業的に有利な方法である。
以下、実施例によりさらに詳細に説明する。
実施例1
アルゴン雰囲気下、撹拌機を有するガラス製常圧反応装
置にN−((R)−1−フェロセニルエチルl −(
Is、2R)−エフェドリン480■(1,27mmo
l触媒濃度5mo1%)を加え、ヘキサン30rrlに
溶解させた。ベンズアルデヒド2、70 g (25,
4mmoi’)のヘキサン溶液20111を加え、室温
で15分間撹拌した。ジエチル亜鉛40m/ (LMへ
キサン溶液、40mmoi’)を加え、室温で7時間撹
拌後、水冷下、IN塩酸を加え、反応を停止させた。ペ
ンタンで抽出後、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した。減圧下、ペンタンを留去し、残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーで精製した。さらに
減圧下で蒸留後、(S)−1−フェニルプロパツールが
2.74 g (20,1mmojL製造収率79%)
得られた。施光度測定により、(〔α)” −42,
1’(C4,41,CHCl g))光学純度は93%
eeであった。(R,H,ピッカード(Pickard
)らJ、 Chem。
置にN−((R)−1−フェロセニルエチルl −(
Is、2R)−エフェドリン480■(1,27mmo
l触媒濃度5mo1%)を加え、ヘキサン30rrlに
溶解させた。ベンズアルデヒド2、70 g (25,
4mmoi’)のヘキサン溶液20111を加え、室温
で15分間撹拌した。ジエチル亜鉛40m/ (LMへ
キサン溶液、40mmoi’)を加え、室温で7時間撹
拌後、水冷下、IN塩酸を加え、反応を停止させた。ペ
ンタンで抽出後、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した。減圧下、ペンタンを留去し、残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーで精製した。さらに
減圧下で蒸留後、(S)−1−フェニルプロパツールが
2.74 g (20,1mmojL製造収率79%)
得られた。施光度測定により、(〔α)” −42,
1’(C4,41,CHCl g))光学純度は93%
eeであった。(R,H,ピッカード(Pickard
)らJ、 Chem。
Soc、、 1914.1115)
一方、ペンタン抽出後の酸性水溶液は、漏水酸化ナトリ
ウム水溶液を加え、アルカリ性とした後、エーテルで抽
出した。無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下、エーテ
ルを留去後、N−((R)−1−フェロセニルエチル)
−(Is、2R)−エフェドリンが430g (1,
14mmoIl、回収率90%)得られた。
ウム水溶液を加え、アルカリ性とした後、エーテルで抽
出した。無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下、エーテ
ルを留去後、N−((R)−1−フェロセニルエチル)
−(Is、2R)−エフェドリンが430g (1,
14mmoIl、回収率90%)得られた。
実施例2〜8
不斉触媒および反応温度、反応時間を表1に示した化合
物および条件とした以外は実施例1と同様な操作を繰り
返して(S)−1−フェニルプロパツールを得た。結果
を表1に示す。
物および条件とした以外は実施例1と同様な操作を繰り
返して(S)−1−フェニルプロパツールを得た。結果
を表1に示す。
実施例9〜11
ベンズアルデヒドの代わりにn−ヘプトアルデヒドを用
い、不斉触媒および反応温度、反応時間を表2に示した
化合物および条件とした以外は実施例1と同様な操作を
繰り返して(S)−3−ノナノールを得た。n−ヘプト
アルデヒドを基質とした場合も生成物は(S)体が優先
した。(S)−3−ノナノールの光学純度は、旋光度に
より決定した(T、 Mukaiyama (向い)ら
、Chem、 Left、。
い、不斉触媒および反応温度、反応時間を表2に示した
化合物および条件とした以外は実施例1と同様な操作を
繰り返して(S)−3−ノナノールを得た。n−ヘプト
アルデヒドを基質とした場合も生成物は(S)体が優先
した。(S)−3−ノナノールの光学純度は、旋光度に
より決定した(T、 Mukaiyama (向い)ら
、Chem、 Left、。
結果を表2に示す。
実施例12
反応溶媒としてヘキサンの代わりにトルエンを用い、反
応温度を40℃とした以外は実施例1と同様な操作を繰
り返して(S)−1−フェニルプロパツールを得た。
応温度を40℃とした以外は実施例1と同様な操作を繰
り返して(S)−1−フェニルプロパツールを得た。
製造収率 93%
光学純度 95%ee
実施例13
アルゴン雰囲気下、攪拌機を有するガラス製常圧反応装
置に(R)−N、N−ジメチル−1−フェロセニルエチ
ルアミン20.0 g (77,8nmol)を加え、
アセトン37−に溶解させた。水冷後、ヨウ化メチル2
1m (337mmol)を加えた。
置に(R)−N、N−ジメチル−1−フェロセニルエチ
ルアミン20.0 g (77,8nmol)を加え、
アセトン37−に溶解させた。水冷後、ヨウ化メチル2
1m (337mmol)を加えた。
水冷下で15分間反応させた後、エチルエーテル160
−を加え、結晶を析出させた。結晶をろ過することによ
り (R)−N、N、N−)リメチルーフェロセニルエ
チルアンモニウムヨウ化物ヲ31.0 g (77,8
n+mo1) (製造収率100%)得ることができ
た。
−を加え、結晶を析出させた。結晶をろ過することによ
り (R)−N、N、N−)リメチルーフェロセニルエ
チルアンモニウムヨウ化物ヲ31.0 g (77,8
n+mo1) (製造収率100%)得ることができ
た。
次にこのようにして得られた四級アンモニウム塩31.
0g (77,8mmoj’)に(IS、 2R) −
ノルエフェドリン58.8g (388mmof) 、
アセトニトリル370−を加え、室温下で反応させた。
0g (77,8mmoj’)に(IS、 2R) −
ノルエフェドリン58.8g (388mmof) 、
アセトニトリル370−を加え、室温下で反応させた。
48時間後、エチルエーテルを加えた後、水洗した。無
水硫酸ナトリウムでエーテル溶液を乾燥した後、エーテ
ルを留去させた。残渣を酢酸エチルから再結晶化させた
ところ、N−+(R)1−フェロセニルエチルl −(
is、2R)−ノルエフェドリン25.4g (70,
0mmof) (製造収率90%)が得られた。
水硫酸ナトリウムでエーテル溶液を乾燥した後、エーテ
ルを留去させた。残渣を酢酸エチルから再結晶化させた
ところ、N−+(R)1−フェロセニルエチルl −(
is、2R)−ノルエフェドリン25.4g (70,
0mmof) (製造収率90%)が得られた。
(α) ” −65,7° (C0,53,AcO[!
t)融点:146.5〜147℃ 60 MH2’HNMR(δ、 CDCj! り ;
Q、82(3H,d、 J=6Hz) 、 1.40(
38,d、 J=6H2)、2.55(2H,br、
s)、2.85〜3.35(LH,m) 、3.80(
1)1. q、 J=7)1z)、3.95〜4゜25
(m、 9H) 、4.70(11(、d、 J=4H
z)、7.25(5)1.5) IR(KBr)3160 、3100.3000.29
50.2B80.1600.1450゜1435.13
80.1109.995.902.830.815.7
60.719.702圓−1 実施例14〜16 N、N−ジメチル−1−フェロセニルエチルアミンの立
体化学およびノルエフェドリンの代わりに用いた原料を
表3に示した以外は実施例1と同様な操作を繰り返した
。なお、生成物が液体の場合は、アルミナカラムクロマ
トグラフィーにより精製した。結果を表3に示す。
t)融点:146.5〜147℃ 60 MH2’HNMR(δ、 CDCj! り ;
Q、82(3H,d、 J=6Hz) 、 1.40(
38,d、 J=6H2)、2.55(2H,br、
s)、2.85〜3.35(LH,m) 、3.80(
1)1. q、 J=7)1z)、3.95〜4゜25
(m、 9H) 、4.70(11(、d、 J=4H
z)、7.25(5)1.5) IR(KBr)3160 、3100.3000.29
50.2B80.1600.1450゜1435.13
80.1109.995.902.830.815.7
60.719.702圓−1 実施例14〜16 N、N−ジメチル−1−フェロセニルエチルアミンの立
体化学およびノルエフェドリンの代わりに用いた原料を
表3に示した以外は実施例1と同様な操作を繰り返した
。なお、生成物が液体の場合は、アルミナカラムクロマ
トグラフィーにより精製した。結果を表3に示す。
スペクトルデータ
実施例14の化合物
融点:9B、5〜97,5°C
60MHz ’HNMR(δ、 CDCj! り ;
0.80(3H,d、 J=7Hz)、1.42(3H
,d、 J=7Hz)、2.20(2H,br、 s)
、2.80〜3.35(IH,m)、3.78(IH
,q、 J=71(Z)、4.18(9)1. S)、
4.70(LH,d、 J=4H2)、7.40(50
,s)、IR(KBr)3200.3100.2980
.2900S1600.1455.1440゜1380
、tiao、1109.995.920.818.74
8.710an−’実施例15の化合物 オイル 60 MHz ’HNMR(δ、 CDCj!s)
:0.70(3H,d、 J=7H2)、1.43(3
8,d、 J=7H2)、2.01(3H,s) 、2
.55〜3.00(LH,m)、3.21(LH,br
、 s) 、3.80〜4.35(IOH,m)、4.
65(LH,d、 J=4Hz)、7.20(5H,s
)、IR(IIeat)3440.3100.3060
12990.2800.1603.1450.1235
.1103.1000.900.820.750.70
0an−’実施例16の化合物 オイル 60 MH2’HNMR(δ、 CDC15) :1.
45(3H,d、 J’7)1z)、1.50〜2.
10(4H,m) 、2.30〜2.70(3H,m
) 、2.75〜3.40(3H,m) 、3.6
0〜3.75(LH,m) 、4.20(9H,5)I
R(IIeat)3400.3100.2980.28
70.1450.1105.100100O’ 実施例17 (既知化合物) アルゴン雰囲気下、撹拌機を有するガラス製常圧反応装
置にN、N−ジメチルアミノメチルフェロセン3.67
g (15,1mn+oiりを加え、アセトニトリル
60−に溶解させた。水冷とした後、ヨウ化メチル4.
am/ (74mmojりを加えた。室温で10分間反
応させた後、減圧下でアセトニトリルおよびヨウ化メチ
ルを留去した。
0.80(3H,d、 J=7Hz)、1.42(3H
,d、 J=7Hz)、2.20(2H,br、 s)
、2.80〜3.35(IH,m)、3.78(IH
,q、 J=71(Z)、4.18(9)1. S)、
4.70(LH,d、 J=4H2)、7.40(50
,s)、IR(KBr)3200.3100.2980
.2900S1600.1455.1440゜1380
、tiao、1109.995.920.818.74
8.710an−’実施例15の化合物 オイル 60 MHz ’HNMR(δ、 CDCj!s)
:0.70(3H,d、 J=7H2)、1.43(3
8,d、 J=7H2)、2.01(3H,s) 、2
.55〜3.00(LH,m)、3.21(LH,br
、 s) 、3.80〜4.35(IOH,m)、4.
65(LH,d、 J=4Hz)、7.20(5H,s
)、IR(IIeat)3440.3100.3060
12990.2800.1603.1450.1235
.1103.1000.900.820.750.70
0an−’実施例16の化合物 オイル 60 MH2’HNMR(δ、 CDC15) :1.
45(3H,d、 J’7)1z)、1.50〜2.
10(4H,m) 、2.30〜2.70(3H,m
) 、2.75〜3.40(3H,m) 、3.6
0〜3.75(LH,m) 、4.20(9H,5)I
R(IIeat)3400.3100.2980.28
70.1450.1105.100100O’ 実施例17 (既知化合物) アルゴン雰囲気下、撹拌機を有するガラス製常圧反応装
置にN、N−ジメチルアミノメチルフェロセン3.67
g (15,1mn+oiりを加え、アセトニトリル
60−に溶解させた。水冷とした後、ヨウ化メチル4.
am/ (74mmojりを加えた。室温で10分間反
応させた後、減圧下でアセトニトリルおよびヨウ化メチ
ルを留去した。
残渣(四級アンモニウム塩)にアセトニトリル50m1
を加え溶解後、(l S、2R) −(−)−ノルエフ
ェドリン9.2 g(θOmmol)を加え、4時間還
流した。反応液はエーテルで希釈後、水洗した。エーテ
ル溶液を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下、エーテ
ルを留去した。残渣をヘキサン:酢酸エチル=2:1か
ら再結晶化しN−フェロセニルメチル−(Is、2R)
−ノルエフェドリンを4.75 g (13,6mmo
j’) (製造収率90%)得た。
を加え溶解後、(l S、2R) −(−)−ノルエフ
ェドリン9.2 g(θOmmol)を加え、4時間還
流した。反応液はエーテルで希釈後、水洗した。エーテ
ル溶液を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下、エーテ
ルを留去した。残渣をヘキサン:酢酸エチル=2:1か
ら再結晶化しN−フェロセニルメチル−(Is、2R)
−ノルエフェドリンを4.75 g (13,6mmo
j’) (製造収率90%)得た。
融点 93〜947℃
(α) ”−9,23″ (C0,520,AcO[l
t)90 MHz ’HNMR(δ、 CDCj’s
) : 0.88(3H,d、 J−7,2H2)
、2.45(2H,−OH,−N)1)、2.80〜3
.30(LH,m) 、3.82(2)1. s)
、4.12(5H,s) 、4.20(4H,s)
、4.80(18,d、 14.4Hz)、7.
36(58,5) IR(KBr) 3300.3100.2830S14
40.1330.1200゜1100.1080,10
30.1000. 820 、 800 、 700
an−’実施例18 撹拌機を有するガラス常圧反応装置に実施例17で得た
N−フェロセニルメチル−(is。
t)90 MHz ’HNMR(δ、 CDCj’s
) : 0.88(3H,d、 J−7,2H2)
、2.45(2H,−OH,−N)1)、2.80〜3
.30(LH,m) 、3.82(2)1. s)
、4.12(5H,s) 、4.20(4H,s)
、4.80(18,d、 14.4Hz)、7.
36(58,5) IR(KBr) 3300.3100.2830S14
40.1330.1200゜1100.1080,10
30.1000. 820 、 800 、 700
an−’実施例18 撹拌機を有するガラス常圧反応装置に実施例17で得た
N−フェロセニルメチル−(is。
2R)−ノルエフェドリン3.49 g (10,Om
mof’)を加え、メタノール160−に溶解させた。
mof’)を加え、メタノール160−に溶解させた。
ホルマリン(37重量%、ホルムアルデヒド含有)36
−を加え、水冷した。
−を加え、水冷した。
水冷下、水素化ホウ素ナトリウム8.9 g (235
mmoi’)を加えた。室温で一時間反応させた後、エ
ーテル抽出した。エーテル溶液は水洗後、無水硫酸ナト
リウムで乾燥し、減圧下、エーテルを留去した。残渣は
アルミナカラムクロマトグラフィー(ヘキサン、酢酸エ
チル)で精製し、N−フェロセニルメチル−(is、2
R)−エフエドリン3、27 g(9,0mmof)
(製造収率90%)を得た。さらにヘキサン:酢酸エ
チル=10:1から再結晶化させた。
mmoi’)を加えた。室温で一時間反応させた後、エ
ーテル抽出した。エーテル溶液は水洗後、無水硫酸ナト
リウムで乾燥し、減圧下、エーテルを留去した。残渣は
アルミナカラムクロマトグラフィー(ヘキサン、酢酸エ
チル)で精製し、N−フェロセニルメチル−(is、2
R)−エフエドリン3、27 g(9,0mmof)
(製造収率90%)を得た。さらにヘキサン:酢酸エ
チル=10:1から再結晶化させた。
融点 100℃
〔α)”−13,1° (C1,00,EtOH)90
MHz ’HNMR(δ、 CDCj! s)
; 0.93(3H,d、 J=7.2Hz)
、2.34(3H,s) 、2.80〜3.10(I
H,m) 、3.42(IH,−01()、3.72
(28,s) 、 4.27(5H,s)、4.31
(4H,s) 、5.12(LH,d、 J:4.
4Hz)、7.61(5H,3) IR(KBr)3470.3100S 1450,14
20,1350,1200.1140.1100,10
60.1010.820 .740 .700 an−
’実施例19 N−フェロセニルメチル−(1S、2R)−ノルエフェ
ドリンの代わりに実施例14で得たN−+(S)−1−
フェロセニルエチルl −(IS。
MHz ’HNMR(δ、 CDCj! s)
; 0.93(3H,d、 J=7.2Hz)
、2.34(3H,s) 、2.80〜3.10(I
H,m) 、3.42(IH,−01()、3.72
(28,s) 、 4.27(5H,s)、4.31
(4H,s) 、5.12(LH,d、 J:4.
4Hz)、7.61(5H,3) IR(KBr)3470.3100S 1450,14
20,1350,1200.1140.1100,10
60.1010.820 .740 .700 an−
’実施例19 N−フェロセニルメチル−(1S、2R)−ノルエフェ
ドリンの代わりに実施例14で得たN−+(S)−1−
フェロセニルエチルl −(IS。
2R)−ノルエフェドリンを用いた以外は実施例18と
同様な操作を繰り返してN−+(S)−1−フェロセニ
ルエチル−(LS、2R)−エフェドリンを得た。製造
収率 85% オイル 〔α) ”+45.1” (CO,936,BtOH
)90 Mn2 ’HNMR(δ、 CDCff
s) ; 0.71(3H,d、 J=7.0H
z) 、1.36(31(、d、 J=7.0Hz)、
2.03(3H,s)、2.81〜3.16(LH,m
) 、3.41(IH,−0H) 、4.06(1)1
. q、 J=7.0H2)、4.11(s、 9H)
、4.78(IH。
同様な操作を繰り返してN−+(S)−1−フェロセニ
ルエチル−(LS、2R)−エフェドリンを得た。製造
収率 85% オイル 〔α) ”+45.1” (CO,936,BtOH
)90 Mn2 ’HNMR(δ、 CDCff
s) ; 0.71(3H,d、 J=7.0H
z) 、1.36(31(、d、 J=7.0Hz)、
2.03(3H,s)、2.81〜3.16(LH,m
) 、3.41(IH,−0H) 、4.06(1)1
. q、 J=7.0H2)、4.11(s、 9H)
、4.78(IH。
d、 J=4.4H2) 、7.38(5H,5)IR
(IIeat)3440.3100.3070.305
0.3000.2950゜2815.1605.145
7.1106.1002.820.702 cm−’実
施例20 アルゴン雰囲気下、撹拌機を有するガラス製常圧反応装
置に実施例17で得たN−フェロセニルメチル−(is
、2R)−ノルエフェドリン3.49g (10,0m
mo1)を加え、エタノール1Orntに溶解させた。
(IIeat)3440.3100.3070.305
0.3000.2950゜2815.1605.145
7.1106.1002.820.702 cm−’実
施例20 アルゴン雰囲気下、撹拌機を有するガラス製常圧反応装
置に実施例17で得たN−フェロセニルメチル−(is
、2R)−ノルエフェドリン3.49g (10,0m
mo1)を加え、エタノール1Orntに溶解させた。
炭酸ナトリウム1.05g(10,0mmo1)とヨウ
化ブチル11.4mg (100mmol)を加え、1
2時間還流した。水で希釈後、エーテル抽出し、無水硫
酸ナトリウムで乾燥し、減圧下、エーテルを留去した。
化ブチル11.4mg (100mmol)を加え、1
2時間還流した。水で希釈後、エーテル抽出し、無水硫
酸ナトリウムで乾燥し、減圧下、エーテルを留去した。
残渣をアルミナカラムクロマトグラフィー(ヘキサン、
酢酸エチル)で精製し、N−n−ブチル、N−フェロセ
ニルメチル−(IS、2R)−ノルエフェドリン2.3
5g(5,8mmoj’) (製造効率58%)を得
た。
酢酸エチル)で精製し、N−n−ブチル、N−フェロセ
ニルメチル−(IS、2R)−ノルエフェドリン2.3
5g(5,8mmoj’) (製造効率58%)を得
た。
オイル
〔α)”−71,0” (C1,00゜80 MHz
’HNMR(δ、 CDCl g) ;=7.0H
2) 、 0.70〜160(7H,at)(2H,m
) 、2.80−3.20(18,m)、3.50(2
H,s) 、4.10(9H,s)、J=5,0Hz)
、7.40(5H、5)IR(IIeat)343
0.310012970゜1490.1450.138
0.1230゜tooo、920 、820.740.
2930.2875. 1100.1040゜ 700 cm〜1 EtOH) 0.87(3)1. t+ J 、2.20〜2,60 3.25(IH,−0H) 、 4.75(LH,d。
’HNMR(δ、 CDCl g) ;=7.0H
2) 、 0.70〜160(7H,at)(2H,m
) 、2.80−3.20(18,m)、3.50(2
H,s) 、4.10(9H,s)、J=5,0Hz)
、7.40(5H、5)IR(IIeat)343
0.310012970゜1490.1450.138
0.1230゜tooo、920 、820.740.
2930.2875. 1100.1040゜ 700 cm〜1 EtOH) 0.87(3)1. t+ J 、2.20〜2,60 3.25(IH,−0H) 、 4.75(LH,d。
1600.
1020、
Claims (3)
- (1)下記一般式( I )で表わされるフェロセニル誘
導体。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R^1は水素又はアルキル基であり、R^2及
びR^3は、同一又は異なり、水素、アルキル基、ベン
ジル基、アリール基又は無置換もしくは置換2−ヒドロ
キシエチル基であるか、あるいはR^2及びR^3は結
合している窒素原子とともに炭素数4〜6の複素環を形
成する。但し、R^2及びR^3は同時に水素又はメチ
ル基であることはない。) - (2)下記一般式(II)で表わされる不斉アルキル化反
応用触媒。 ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、R^4は水素又はアルキル基であり、R^5及
びR^6は、同一又は異なり、水素、アルキル基、ベン
ジル基、アリール基又は無置換もしくは置換2−ヒドロ
キシエチル基であるか、あるいはR^5及びR^6は結
合している窒素原子とともに炭素数4〜6の複素環を形
成する) - (3)請求項2記載の触媒の存在下、アルデヒド化合物
とジアルキル亜鉛とを反応させることを特徴とする光学
活性アルコールの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1313152A JPH03176496A (ja) | 1989-12-01 | 1989-12-01 | フェロセニル誘導体及びその利用 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1313152A JPH03176496A (ja) | 1989-12-01 | 1989-12-01 | フェロセニル誘導体及びその利用 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03176496A true JPH03176496A (ja) | 1991-07-31 |
Family
ID=18037738
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1313152A Pending JPH03176496A (ja) | 1989-12-01 | 1989-12-01 | フェロセニル誘導体及びその利用 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03176496A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08245671A (ja) * | 1995-03-10 | 1996-09-24 | Tosoh Corp | 光学活性1,1’−ビス(1−ヒドロキシアルキル)メタロセンの製造方法 |
JP2018529809A (ja) * | 2015-09-30 | 2018-10-11 | ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー | アミノ及びポリメリル基のアルデヒド部分への付加を介する官能性ポリマーの調製プロセス |
-
1989
- 1989-12-01 JP JP1313152A patent/JPH03176496A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08245671A (ja) * | 1995-03-10 | 1996-09-24 | Tosoh Corp | 光学活性1,1’−ビス(1−ヒドロキシアルキル)メタロセンの製造方法 |
JP2018529809A (ja) * | 2015-09-30 | 2018-10-11 | ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー | アミノ及びポリメリル基のアルデヒド部分への付加を介する官能性ポリマーの調製プロセス |
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