JP2000256170A - 増粘物 - Google Patents

増粘物

Info

Publication number
JP2000256170A
JP2000256170A JP11066048A JP6604899A JP2000256170A JP 2000256170 A JP2000256170 A JP 2000256170A JP 11066048 A JP11066048 A JP 11066048A JP 6604899 A JP6604899 A JP 6604899A JP 2000256170 A JP2000256170 A JP 2000256170A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
starch
glycol
viscosity
glycols
present
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11066048A
Other languages
English (en)
Inventor
Hajime Fukuda
元 福田
Naruaki Hayashi
成晃 林
Toru Nakajima
徹 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Starch Chemical Co Ltd
Original Assignee
Nippon Starch Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Starch Chemical Co Ltd filed Critical Nippon Starch Chemical Co Ltd
Priority to JP11066048A priority Critical patent/JP2000256170A/ja
Publication of JP2000256170A publication Critical patent/JP2000256170A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】カルボキシビニルポリマーはカルボン酸を有し
ており、塩濃度によって粘度が変化するという性質があ
り、経時安定性に問題がある。 【解決方法】澱粉および/または化工澱粉とグリコール
類を混合し、加熱糊化することによって、グリコール類
を増粘させることができ、また経時的に安定した増粘物
を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、増粘物に関するも
のであり、さらに詳しくは、グリコール類に対して安定
した増粘物を提供できるものである。
【0002】
【従来の技術】近年、毛髪用セット剤、痩身用ボディー
マッサージ、クレンジングクリームなどジェル型の化粧
料が多く上市している。
【0003】このようなジェル型の化粧料基剤の増粘剤
としては、カルボキシビニルポリマー、カチオン化セル
ロースなどが用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、カルボキシビ
ニルポリマーはカルボン酸を有しており、塩濃度によっ
て粘度が変化するという性質がある。したがってNaC
l等が配合されている場合では経時安定性が悪くなって
しまう。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる課
題を解決するため、鋭意研究の結果、澱粉および/また
は化工澱粉をグリコール類中で加熱糊化させたものが増
粘物として使用できることを発見し、本発明を完成し
た。
【0006】本発明は、澱粉および/または化工澱粉を
グリコール類中で加熱糊化させたものが、グリコール類
に対して安定した増粘物を提供できるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の特徴は、澱粉および/ま
たは化工澱粉が、グリコール類を増粘させることがで
き、安定したゲルを形成することができることにある。
以下にこれらの構成成分について、詳細に述べる。
【0008】本発明で用いる澱粉および/または化工澱
粉としては具体的に、馬鈴薯澱粉、コーンスターチ、甘
藷澱粉、タピオカ澱粉、サゴ澱粉、米澱粉、アマランサ
ス澱粉等の天然澱粉、それらの化工澱粉(酸処理澱粉、
酸化澱粉、エーテル化、エステル化、架橋等の澱粉誘導
体、アルファ化澱粉、湿熱処理澱粉等)、また、これら
澱粉の分解物(酸、熱による焙焼デキストリンや酵素分
解による酵素デキストリン)が挙げられる。
【0009】本発明で用いるグリコール類としては、エ
チレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレン
グリコール、グリセリン、ポリエチレングリコール、ポ
リプロピレングリコール、1,3−ブタンジオール等が
挙げられる。特に、グリセリン、エチレングリコール、
ポリエチレングリコールが好適に用いられる。
【0010】本発明において、澱粉および/または化工
澱粉とグリコール類を混合し、加熱糊化させる方法とし
ては、オイルバス中で加温する方法やオンレーター中を
通過する際に糊化させる方法や、あるいは澱粉および/
または化工澱粉を先に常法でアルファ化したものとグリ
コール類を混合し、沸騰水中で加温する方法などが挙げ
られる。
【0011】以下、本発明を実施例にて更に詳しく説明
するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるもの
ではない。
【0012】<実施例1>種々の澱粉とグリコール類を
用いて、各種増粘物を調製し、粘度、25℃および4℃
で一週間静置後の安定性について調べた。
【0013】増粘物の調製方法は以下のとおりである。 オイルバス:160℃に加温したオイルバス中にて撹拌
しながら130℃以上20分間加熱し、室温まで冷却し
た。 オンレーター:オンレーター(櫻製作所製 HA-07
07−I、熱伝筒内径70mm、長さ700mm)を用
いて蒸気圧2.5kg/cm、出口温度140℃、流
量約380g/分の条件で澱粉を糊化させ、室温まで冷
却した。 沸騰水:沸騰水中で撹拌しながら85℃以上20分間加
熱し、室温まで冷却した。
【0014】結果を表1に示した。
【0015】
【表1】
【0016】<実施例2>澱粉としてヒドロキシプロピ
ル化コーンスターチ(ヒドロキシプロポキシル基5.2
%)5重量%、グリコール類としてグリセリン95重量
%を懸濁し、160℃に加温したオイルバス中にて撹拌
しながら130℃以上20分間加熱した。室温まで冷却
したのちNaClを5重量%、ポリエチレングリコール
(平均分子量 200)を25重量%添加し、痩身用ボ
ディーマッサージを調製した。このボディーマッサージ
はNaClを含有しているのにもかかわらず、長時間安
定であった。温感効果もあり、またNaCl結晶が肌に
接触し、さらなる痩身効果を生み出した。
【0017】
【発明の効果】 以上説明してきたように、本発明によ
れば、澱粉および/または化工澱粉がグリコール類を増
粘させることができ、また経時的に安定した増粘物を提
供できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AB332 AC111 AC112 AC122 AD042 AD241 AD242 CC01 DD22 EE03

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 澱粉および/または化工澱粉とグリコー
    ル類を混合し、加熱糊化することによって得られる増粘
    物。
JP11066048A 1999-03-12 1999-03-12 増粘物 Pending JP2000256170A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11066048A JP2000256170A (ja) 1999-03-12 1999-03-12 増粘物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11066048A JP2000256170A (ja) 1999-03-12 1999-03-12 増粘物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000256170A true JP2000256170A (ja) 2000-09-19

Family

ID=13304612

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11066048A Pending JP2000256170A (ja) 1999-03-12 1999-03-12 増粘物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000256170A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003518032A (ja) * 1999-12-23 2003-06-03 デン−マット・コーポレーション 澱粉で増粘した非水系歯磨剤
JP2008247793A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Nabocul Cosmetics:Kk マッサージ用組成物
JP2011231046A (ja) * 2010-04-27 2011-11-17 Nippon Starch Chemical Co Ltd 毛髪化粧料用基材およびその製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003518032A (ja) * 1999-12-23 2003-06-03 デン−マット・コーポレーション 澱粉で増粘した非水系歯磨剤
JP2008247793A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Nabocul Cosmetics:Kk マッサージ用組成物
JP2011231046A (ja) * 2010-04-27 2011-11-17 Nippon Starch Chemical Co Ltd 毛髪化粧料用基材およびその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW592722B (en) Nonionically derivatized starches and their use in low VOC, polyacrylic acid-containing hair cosmetic compositions
JP2000510496A (ja) 会合ポリウレタンと脂肪鎖非イオン性ポリマーとを主成分とする化粧品組成物
JPH03240716A (ja) スキンケアに有効なポリマー混合物
JP4743690B2 (ja) デンプン系水溶性フィルム
JP3349219B2 (ja) 化粧品基材
JP2008520604A (ja) カチオン性セルロース誘導体を用いた毛髪のパーマネント成形方法
JPS6042761B2 (ja) 化粧品基材
US6562325B2 (en) Use of stabilized starches in low VOC, polyacrylic acid-containing hair cosmetic compositions
US11690795B2 (en) Thickening and stabilising system of natural origin suitable, in particular, for preparing cosmetic products
US20050124798A1 (en) Amphoteric polysaccharide composition and use
JP2000256170A (ja) 増粘物
JPH07173029A (ja) 化粧品基材
JPH0680704A (ja) ヒドロキシアルキルキトサン塩、その製造方法及び化粧品組成物
JP2018140959A (ja) 疎水性デンプンを含有する洗浄剤組成物およびそれらを含む化粧料
JPS6249245B2 (ja)
KR102191238B1 (ko) 우레아 또는 그의 유도체, 폴리올 및 아미노 실리콘을 포함하는 조성물의 적용을 포함하는, 케라틴 섬유의 처리 방법
Kittipongpatana et al. Development of pharmaceutical gel base containing sodium carboxymethyl mungbean starch
JPH09110702A (ja) 海洋深層水含有ゲル製剤
JPH05345712A (ja) パック化粧料
JP2000256148A (ja) 毛髪用化粧料
JP4330185B2 (ja) 高粘弾性化剤およびその製造方法
JPS5930162B2 (ja) カチオン化デキストラン誘導体、その製造法ならびに利用
JP2958194B2 (ja) キトサン誘導体及び化粧品組成物
JP5646204B2 (ja) 毛髪化粧料用基材およびその製造方法
JP2000281540A (ja) パーマネント用毛髪処理組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060227

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070606

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070614

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070731

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071003