JPS5930162B2 - カチオン化デキストラン誘導体、その製造法ならびに利用 - Google Patents

カチオン化デキストラン誘導体、その製造法ならびに利用

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JPS5930162B2
JPS5930162B2 JP14571480A JP14571480A JPS5930162B2 JP S5930162 B2 JPS5930162 B2 JP S5930162B2 JP 14571480 A JP14571480 A JP 14571480A JP 14571480 A JP14571480 A JP 14571480A JP S5930162 B2 JPS5930162 B2 JP S5930162B2
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hydroxy lower
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彰宏 水谷
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    • C08B37/0006Homoglycans, i.e. polysaccharides having a main chain consisting of one single sugar, e.g. colominic acid
    • C08B37/0009Homoglycans, i.e. polysaccharides having a main chain consisting of one single sugar, e.g. colominic acid alpha-D-Glucans, e.g. polydextrose, alternan, glycogen; (alpha-1,4)(alpha-1,6)-D-Glucans; (alpha-1,3)(alpha-1,4)-D-Glucans, e.g. isolichenan or nigeran; (alpha-1,4)-D-Glucans; (alpha-1,3)-D-Glucans, e.g. pseudonigeran; Derivatives thereof
    • C08B37/0021Dextran, i.e. (alpha-1,4)-D-glucan; Derivatives thereof, e.g. Sephadex, i.e. crosslinked dextran
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、例えば、毛髪もしくは皮膚化粧料基材に配合
して優れた改善諸効果を達成できる従来文献未記載のカ
チオン化デキストラン誘導体、その製法ならびに利用に
関し、とくに、配合する基材への制約が少なく、拡大さ
れた利用適性を示し、且つ毛髪もしくは皮膚との親和性
、形成される被膜の柔軟性、保湿性、使用時の感触など
の点で、より優れた改善諸効果の達成を可能とするカチ
オン化デキストラン誘導体、その製法ならびに利用に関
する。
従来、カチオン変性多糖類を配合した毛髪もしくは皮膚
化粧料について、いくつかの提案が行われてきた。
例えば、第4級窒素含有セルロースエステル(特公昭4
5−20318号)を用いた毛髪用ジャンプ一(特開昭
50−18641号);プルランアミノアルキルエーテ
ルを含有する毛髪用ジャンプ一(特開昭54−1110
8号):第4級窒素化合物もしくは第3級アミンが付加
したヒドロキシエチルセルロースもしくは殿粉を用いた
毛髪用ジャンプ一(特開昭54−129135号):ポ
リペプチドと第4級窒素含有セルロースエステルを用い
た毛髪用ジャンプ一、ヘアリンス、ヘアトリートメント
等(特開昭54−138133号)陰イオン界面活性剤
および/または両性界面活性剤と第4級窒素置換セルロ
ースエーテル誘導体及び含水アルコールを必須成分とす
るヘアコンデイショナ一(特開昭54−157841号
);第4級窒素含有基で置換したアミロースもしくはア
ミロペクチンを用いた毛髪用ジャンプ一 ヘアリンス及
びクレンジングクリーム(特開昭55一36412号)
;第4級窒素含有基で置換したカチオン化ヒドロキシア
ルキル殿粉を用いたジャンプ一 ヘアリンス、クレンジ
ングクリーム、中性クリーム(特開昭55−45602
号);等の毛髪もしくは皮膚化粧料が提案されている。
そして、これら提案で利用する第4級窒素含有カチオン
化多糖類は、一般に、界面活性剤と複合塩類を形成し、
これが例えば毛髪表面に吸着され保護被膜を形成して、
毛髪に対する保護作用を呈するといわれている。しかし
ながら、上記例示の如き従来提案における第4級窒素含
有カチオン化多糖類は、水及びアルコールなどに対する
溶解性が不充分で、配合する基材への制約が大きく、そ
の使用範囲及び使用条件が限られており、利用適性に多
くの制約をうける難点がある。
更に、カチオン化による凝集効果、帯電防止効果及びア
ニオン界面活性剤や両性界面活性剤などとの複合塩形成
能も比較的低く、従つて、毛髪などへの吸着性も不満足
であり、さらに、使用後の毛髪の滑かさなど使用感触の
点でも満足し得ない難点があつた。本発明者等は、上述
の如き不利益乃至難点を克服し得るカチオン化多糖類を
開発して、先に提案した←特願昭55−80280号:
昭和55年6月16日付出願)。
更に研究を進めた結果、本発明者等は、より改善された
性質を有する従来文献未記載のカチオン化デキストラン
誘導体、その製法ならびに毛髪もしくは皮膚化粧料の開
発に成功した。
本発明者等の研究によれば、従来公知の文献に記載され
たカチオン化多糖類に利用されたセルロースはβ−1・
4′一結合のグルカンであり、アミロースはα−1・4
′一結合のグルカンであり、アミロペクチンやプルラン
はα−1・4仁結合を主たる構造として若干のα−1・
6′一結合の枝分れを含むグルカンであるのに対して、
α−1・6′一結合構造のグルカンであるデキストラン
に少なくとも1ケの第4級窒素含有基、及び少なくとも
1ケのヒドロキシ低級アルキル基の両者を導入した下記
式(1)、但し式中、 Rは水素原子、ヒドロキシ低級アルキル基、及び下記式
(2)で表わされる第4級窒素含有基よりなる群からえ
らばれた基であり、且つRの少なくとも1ケは上記式(
2)で表わされる第4級窒素含有基であり、且つ少なく
とも1ケはヒドロキシ低級アルキル基であり、ここで、
R1、R,及びR3は、夫々、低級アルキル基を示し、
R1&よ水素原子もしくはヒドロキシ低級アルキル基を
示し、nは1〜8000の正数を示す、で表わされるカ
チオン化デキストラン誘導体及びその塩類が、容易に製
造可能であること、更に、この従来文献未記載の式(1
)カチオン化デキストラン誘導体及びその塩類がユニー
クな特性とくに、水に溶解し易く、また、極限粘度や第
4級窒素含有基の置換率及び、ヒドロキシ低級アルキノ
レ基の置換率を適当に選ぶことによりアルコール、ケト
ン類などの溶媒にも溶解し易い性質、更に、凝集効果、
帯電防止効果などにも優れ、その上、従来提案の公知カ
チオン変性多糖類に比して、アニオン界面活性剤及び両
性界面活性剤とずつと広範な濃度領域で複合塩を形成で
きる性質、等のユニークな特性を示すことを発見した。
又、従来提案の公知カチオン変性多糖類は、その溶解能
からアニオン界面活性剤及び両性界面活性剤との複合塩
の形で利用されるため、これら界面活性剤を配合した毛
髪もしくは皮膚化粧料基材への配合利用に制約されてい
たのに対して、上記式(1)のカチオン化デキストラン
誘導体及びその塩類頃それ自身で水、アルコール類、ケ
トン類などに対して良好な溶解能を示すため、このよう
な界面活性剤を配合しない用途もしくは配合しないこと
が望まれる用途、たとえば、へアーコンデイシヨナ一、
皮膚化粧料などを含む広い分野に利用でき、更に、毛髪
や皮膚に対する親和性、形成被膜の柔軟性、保湿性など
にもより優れ、より広い適用分野において優れた利用適
性を示すことを見出した。
従つて、本発明の目的は前記式(1)で表わされるカチ
オン化デキストラン誘導体及びその塩類を提供するにあ
る。
本発明の他の目的は、該式(1)カチオン化デキストラ
ン誘導体及びその塩類の製法を提供するにある。
本発明の更に他の目的は、該式(1)カチオン化デキス
トラン誘導体及びその塩類の少なくとも一種を有効成分
として含有する毛髪もしくは皮膚化粧料を提供するにあ
る。
本発明の上記諸目的及び更に多くの他の目的ならびに利
点は、以下の記載から一層明らかとなるであろう。
本発明の前記式(1)カチオン化デキストラン誘導体は
、例えば、デキストランすなわちで表わすことのできる
デキストランを、下記式(至)但し式中、R1、R2及
びR3は、夫々、低級アルキル基を示し、Aは−QH2
−,CH−もしくはX−CH2−CH−(ここで、Xは
ハロゲン原子を示す)を示す、で表わされる化合物もし
くはその塩、 及びヒドロキシ低級アルキル化剤と、任意の順序で反応
させることにより製造することができる。
上言己灯3)化合物もしくはその塩と上記試薬とのいず
れを先に反応させることもできるが、氏3)化合物と反
応させたのち、上記試薬と反応させる態様が反応容易性
の点から、より好ましい。上記?3)化合物の代表例と
しては、グリシジルトリ低級アルキルアンモニウム及び
3−ハロ一2ヒドロキシプロピルトリ低級アルキルアン
モニウムが挙げられる。
上記式(3)化合物の式中、低級アルキル基の例として
はC1〜C4のアルキル基を好ましく例示できる。
又、ハロゲンの例としては、クロル、ブロムを好ましく
例示できる。このような式(3)化合物もしくはその塩
の例としては、下記の如き化合物を例示することができ
る。
グリシジルトリメチルアンモニウム、グリシジルトリエ
チルアンモニウム、グリシジルトリプロピルアンモニウ
ム、グリシジルエチルジメチルアンモニウム、グリシジ
ルジエチルメチルアンモニウム、グリシジルトリn−ブ
チルアンモニウヘグリシジルトリIsO−ブチルアンモ
ニウム、3ークロロ−2−ヒドロキシプロピルトリメチ
ルアンモニウム、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル
トリエチルアンモニウム、3−クロロ−2−ヒドロキシ
プロピルトリn−ブチルアンモニウム、3一クロロ一2
−ヒドロキシプロピルトリIsO−ブチルアンモニウへ
3−ブロモ−2−ヒドロキシプロピルトリメチルアン
モニウム、3−ブロモ2−ヒドロキシプロピルトリエチ
ルアンモニウム3−ブロモ−2−ヒドロキシオキシプロ
ピルトリn−ブチルアンモニウム、3−ブロモ−2−ヒ
ドロキシプロピルトリIsO−ブチルアンモニウム及び
これらの鉱酸塩、有機酸塩を例示することができる。上
記鉱酸塩及び有機酸塩を形成する酸の例としては、塩酸
、リン酸、硫酸、硝酸、酢酸、臭素酸などを例示するこ
とができる。
又、上記ヒドロキシ低級アルキル化剤の低級アルキル基
としてはC1〜C4低級アルキル基、とくにはC1〜C
3低級アルキル基が好ましく例示できる〜 このようなヒドロキシ低級アルキル化剤の例としては、
酸化エチレン、酸化プロピレン、エチレンクロルヒドリ
ン、エチレンブロモヒドリン、プロピレンクロルヒドリ
ンの如きヒドロキシ低級アルキル化剤が、例示できる。
デキストランと前記式(支)化合物との反応は、たとえ
ば、水性媒体中でデキストランと式(3)化合物とを接
触させることにより行うことができる。
反応は、例えば、アルカリ触媒の存在下にデキストラン
を、たとえば水もしくは水−アルコール混合媒体の如き
水性媒体に溶解もしくは懸濁し、ん3)化合物を添加し
て行うことができる。反応に利用するアルカリ触媒の例
としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナ
トリウムなどのアルカリ金属類の水酸化物、炭酸塩類ま
たは水酸化カルシウムなどのアルカリ土類金属の水酸化
物などを例示することができる。また、反応温度は、例
えば、約0℃から約100℃程度で行うことができるが
、室温から約70℃ぐらいの間がより好適である。
反応時間は適宜に選択でき、たとえば、約20分〜約2
4時間の如き反応時間を例示することができる。反応終
了後、所望により、沢過、透析、再沈殿などの手段によ
り分離精製してカチオン化デキストランを一旦単離した
のち、ヒドロキシ低級アルキル化反応を行うこともでき
るが、その必要はなく、このような単離操作を行うこと
なしに、反応生成系を、所望により、水性媒体及び/又
はアルカリ触媒を添加し、ヒドロキシ低級アルキル化反
応に付することができる。ヒドロキシ低級アルキル化工
程を先に行つたのち、式(3)化合物との反応を行う場
合にも同様であつて、反応生成物を分離し更に精製単離
したのち、式(3)化合物との反応を行つてもよいし、
そのような操作を行わずに反応生成物系を?3)化合物
との反応に付することもできる。デキストランもしくは
上述のようにして形成できた生成物とヒドロキシ低級ア
ルキル化剤との反応は、たとえば、水性媒体中で、デキ
ストランもしくは上記生成物とこれら試薬とを接触させ
ることにより行うことができる。反応は、例えば、前記
例示の如きアルカリ触媒の存在下に、前記例示の如き水
性媒体を用いて行うことができる。反応温度としては、
例えば約0℃から約100℃程度で行うことができるが
、室温から約70℃程度の範囲がより好適である。反応
時間は適宜に選択でき、たとえば約20分〜約24時間
の如き反応時間を例示することができる。このような反
応において、反応条件によつてはヒドロキシ低級アルキ
ル化剤が重合する場合もある。反応終了後、所望により
、沢過、透析、再沈殿などの手段により分離精製して目
的物を得ることができる。上述のようにして製造できる
本発明の式(1)カチオン化デキストラン誘導体は、式
(1)中、Rおよびkで示される水素原子、ヒドロキシ
低級アルキル基及び式(2)第4級窒素含有基の合計に
基いて、ヒドロキシ低級アルキル基及び式(2)第4級
窒素含有基の比率を置換率として表わした場合、置換率
100%までのものを得ることができるが、本発明の皮
膚、毛髪化粧料に利用するカチオン化デキストラン誘導
体としては、置換率約3〜約100%、更には約5〜約
95%程度のものが好適で、前記式(3)化合物の量、
および前記ヒドロキシ低級アルキル化剤の量を適宜加減
することにより、任意の所望の置換率のものを得ること
ができる。
この置換率は、カチオン化デキストラン誘導体の窒素含
有率N%を、たとえばケールダール法により測定し、お
よびヒドロキシ低級アルキル含有率H%をたとえばモル
ガン法により測定し、次式から計算により求めることが
できる。ただし、QおよびQ′&欲式CAXB)によつ
て求められた値である。
また、カチオン化デキストラン誘導体は高分子電解質で
、その重合度は多分散であることから、前記式(4)中
、nは平均重合度を表わす。
そして、前記式(1)中、nで示されるカチオン化デキ
ストラン誘導体の平均重合度を示すパラメーターは極限
粘度〔η〕であり、従つて、原料デキストランの平均分
子量とカチオン化デキストランの極限粘度との関係から
該カチオン化デキストラン誘導体の平均重合度を知るこ
とができる。原料デキストランの平均分子量屯その極限
粘度を以下のようにして測定し、その値から後記の佐藤
の式「高分子化学、第13巻、第14号、526頁」に
より求めることができる。
すなわち、デキストランを水に溶かし、試料溶液とする
この試料溶液および水につき、ウベローデ型粘度計を用
い、25よ±0.02℃で流下時間を測定し、つぎの式
によつて極限粘度〔η〕を計算する。上記極限粘度の値
から、下記佐藤の式により、原料デキストランの平均分
子量Mを求める。
〔η〕=9.00X10−4M0050本発明において
、式(1)カチオン化デキストラン誘導体の極限粘度&
ζ試料を1モルの塩化ナトリウム液に溶解し、この試料
液および1モル塩化ナトリウム液につき、前記と同様に
して測定することができる。
本発明の式(1)カチオン化デキストラン誘導体の式中
nの値は、簡便には、上記極限粘度〔η〕で代換して表
わすことができる。
例えば、第4級窒素含有基の置換率が約5〜33%で、
ヒドロキシ低級アルキル基の置換率が約15〜約90%
で両置換率の合計が約5〜約95%であり、nが約3〜
約5500程度の式(1)カチオン化デキストラン誘導
体の〔η〕は約0.04〜約1.8程度であり、?1)
に記載されたn=1〜8000は、〔η〕で示すと約0
.02〜2.1の極限粘度に相当する。又このようなカ
チオン化デキストラン誘導体は平均分子量約640から
約250万程度のデキストランを適宜選択することによ
り製造できる。従つて、前記式(1)におけるn=1〜
8000の代りに、nは式(1)カチオン化デキストラ
ン誘導体の〔η〕が約0.02〜約2.1を示すように
なる正数として表わすこともできる。本発明の式(1)
カチオン化デキストラン誘導体はその塩類の形であるこ
とができ、とくに毛髪もしくは皮膚化粧料の用途には、
毛髪もしくは皮膚化粧料として許容し得る塩類の形で利
用される。
このような塩類の例及びその製法を以下に例示しよう。
すなわち、前記式(3)化合物として、前記に例示した
塩類を用いた場合には、それと同一の塩を得ることがで
きるし、また、生成物をイオン交換することによつて任
意所望の塩とすることもできる。
例えば、前記式(3)化合物として、グリシジルメチル
アンモニウムクロライドを使用した場合には、生成する
カチオン化デキストラン誘導体は塩酸塩であるが、たと
えば、その生成物の溶液を慣用の陰イオン交換樹脂と処
理したのち、所望の陰イオンの多量を添加したのち透析
、再沈殿などの手段により、分離精製して、所望の塩と
して得ることができる。本発明の式(1)カチオン化デ
キストラン誘導体及びその塩類は、従来、利用・提案さ
れたカチオン化セルローズ、カチオン化デンプンなどに
比べ、水、アルコール類、ケトン類に溶け易くジャンプ
一、リンス、ヘアトリートメントなどに使用できるほか
、従来のカチオン化多糖類が配合し難い、たとえば、ヘ
アコンデイシヨナ一 ヘアトニツク、クレンジングクリ
ーム、中性クリームなどの毛髪もしくは皮膚化粧料に配
合するのにも好適である。
また、添付図面第1図に示すように、他のカチオン化多
糖類に比べ、界面活性剤の広範な濃度範囲でこれと安定
した複合塩を形成することができる。また従来カチオン
化多糖類の、界面活性剤との複合塩が固型状であるのに
対し、本発明のカチオン化デキストラン誘導体の複合塩
は粘稠なシロツプ状を呈し、均一で、薄く、柔軟性の高
い被膜を形成することができる。斯くして、本発明によ
れば、前記式(1)で表わされるカチオン化デキストラ
ン誘導体、好ましくは、第4級窒素置換率が約3〜約3
3%で、ヒドロキシ焦アルキル基置換率が約5〜約90
%であり、更に好ましくは、両置換率の合計が約5〜約
95%ノ] であり、nが4〜6000、〔η〕で云うと〔η〕約0
.04〜約1.85の該カチオン化デキストラン誘導体
及び毛髪もしくは皮膚化粧料として許容し得るその塩類
の少なくとも一種を有効成分として含有することを特徴
とする毛髪もしくは皮膚化粧料を提供することができる
該式(4)カチオン化デキストラン誘導体のこれら化粧
料基材への配合量は適宜に選択できるが、例えば、約0
.1〜約5重量%の如き配合量を例示することができる
。本発明のカチオン化デキストランは、水、アルコール
類、ケトン類に対する溶解性、凝集性、帯電防止効果に
優れ、また陰イオン界面活性剤、両性界面活性剤との複
合塩形成能にも優れ、保護コロイド性、被膜形成性にも
優れるので、上記化粧料に好適に用いられるほか、洗浄
剤などのトイレタリ一用剤、医薬品用基剤、凝集剤、増
粘剤、製紙用助剤、塗料添加剤などの用途にも、その有
効成分として有用である。以下実施例により、本発明を
さらに説明する。
実施例 1攪拌機を備えた21の密閉式反応槽に平均分
子量約1810のデキストラン81yと水100wL1
とを仕込んだ。
次に40重量%の水酸化ナトリウム水溶液110m1を
加え10分間攪拌した後、188yの3−クロロ−2−
ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロライド
を含有する水溶液250m1を加え、これを50℃に加
熱し、3時間反応した後、174tの酸化プロピレンを
加え、これを50℃に加熱し、3時間反応した後、塩酸
を加え中和した。
次に反応混合液を24時間流水透析した後、凍結乾燥し
、第4級窒素置換率18.3%、ヒドロキシプロピル置
換率74%、〔η〕0.07、比旋光度〔α〕2B+8
04、式(1沖n−4.5の精製された水、エタノール
及びアセトン可溶性のカチオン化デキストラン塩酸塩の
白色粉末105Vを得た。
実施例 2平均分子量約10450のデキストラン81
yを使用した以外は実施例1と同様にして、第4級窒素
置換率17.1%、ヒドロキシプロピル置換率70%、
〔η〕0.13、比旋光度〔α〕青+83式(1)中n
=31.2の精製された水、エタノール及びアセトン可
溶性のカチオン化デキストラン塩酸塩の白色粉末155
7を得た。
実施例 3 平均分子量約59000のデキストラン81rと水15
0m1を使用した以外は実施例1と同様にして、第4級
窒素置換率16.2%、ヒドロキシプロピル置換率67
%、〔η〕0.31、比旋光度〔α〕+886式(1)
中n−181の精製された水、エタノール及びアセトン
可溶性のカチオン化デキストラン塩酸塩の白色粉末16
5tを得た。
実施例 4平均分子量約664000のデキストラン8
1vと水300m1を使用した以外は実施例1と同様に
して、第4級窒素置換率13.4%、ヒドロキシプロピ
ル置換率64%、〔η〕0.71、比旋光度〔α〕賃+
906式(1)中n=2048の精製された水、エタノ
ール及びアセトン可溶性のカチオン化デキストラン塩酸
塩の白色粉末160rを得た。
実施例 5平均分子量約166万のデキストラン81t
と水500m!,を使用した以外は実施例1と同様にし
て、第4級窒素置換率11.8%、ヒドロキシプロピル
置換率52%、〔η〕1.60、比旋光度〔α〕賃+1
05、式(1)中n=5122の精製された水、エタノ
ール可溶性のカチオン化デキストラン塩酸塩の白色粉末
145rを得た。
実施例 6 平均分子量約37000のデキストラン811と水30
0m1を仕込む。
次に40重量%の水酸化ナトリウム溶液5m1を加え1
0分間攪拌した後、76tのグリシジルトリメチルアン
モニウムクロライドを含有する水溶液180m1を加え
、これを60℃に加熱し、5時間反応した後、132V
の酸化エチレンを加え、これを50℃に加熱し、3時間
反応した後酢酸を加え中和した。
次に反応混合液を24時間流水透析した後、凍結乾燥し
、第4級窒素置換率9.1%、ヒドロキシエチル置換率
64%、〔η〕0.20、比旋光度〔α〕賃+115%
式(1)中n=113の水及びエタノール可溶性のカチ
オン化デキストラン塩酸塩の白色粉末1307を得た。
実施例 7 平均分子量約59000のデキストラン81Vと水20
0m1を仕込む。
次に40重量%の水酸化ナトリウム水溶液25m1を加
え10分間攪拌した後、3897のグリシジルトリエチ
ルアンモニウムクロライドを含有する水溶液1200m
1を加え、以後実施例6と同様にして、第4級窒素置換
率20.0%、ヒドロキシエチル置換率48%、〔η〕
0.38、比旋光度〔α〕2B+85%式(1)中n=
181の水、エタノール及びアセトン可溶性のカチオン
化デキストラン塩酸塩の白色粉末170tを得た。
実施例 8 平均分子量約37000のデキストラン814itと水
150dを仕込む。
次に、40重量%の水酸化ナトリウム水溶液10m1を
加え10分間攪拌した後、88Vの酸化エチレンを加え
50℃に加熱し3時間反応した後、152Vのグリシジ
ルトリメチルアンモニウムクロライドを含有する水溶液
360m1を加え、これを50℃に加熱し、5時間反応
した後、塩酸を加え中和した。
次に反応混合液を24時間流水透析した後、凍結乾燥し
、第4級窒素置換率11.2%、ヒドロキシエチル置換
率53%、〔η〕0.23、比旋光度〔α〕+1100
式Q)中n=113の水及びエタノール可溶性のカチオ
ン化デキストラン塩酸塩の白色粉末160yを得た。
実施例 9 酸化プロピレン116tを使用した以外は実施例8と同
様にして、第4級窒素置換率10.7%、ヒドロキシプ
ロピル置換率58%、〔η〕0.22、比旋光度〔α〕
2B+1008、式(1沖n=113の水及びエタノー
ル可溶性のカチオン化デキストラン塩酸塩の白色粉末1
607を得た。
実施例 10 1157の3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルトリエ
チルアンモニウムクロライドを含有する水溶液1507
nI!を使用した?外は実施例9と同様にして、第4級
窒素置換率6.3%、ヒドロキシプロピル置換率61%
、〔η〕0.25、比旋光度〔α〕青+105%、式(
1)中n=113の水、エタノール可溶性のカチオン化
デキストラン塩酸塩の白色粉末145fを得た。
実施例 11 平均分子量約10450のデキストラン81yと水10
0m1を仕込む。
次に、40重量%の水酸化ナトリウム165m1、76
yのグリシジルトリメチルアンモニウムクロライドを含
有する水溶液180m1及びエチレンクロルヒドリン1
20yを攪拌しながら加えた。
この混合物を60℃に加熱し、3時間反応した後、塩酸
を加え中和した。次に、反応混合液を24時間流水透析
した後、凍結乾燥し、第4級窒素置換率8.3%、ヒド
ロキシエチル置換率37%、〔η〕0,11、〔α〕賃
+130置、式(1)中n=31.2のカチオン化デキ
ストラン塩酸塩の白色粉末1107を得た。
実施例 12平均分子量約664000のデキストラン
817と水1000m1を仕込む。
次に40重量%の水酸化ナトリウム水溶液110m1を
加え10分間攪拌した後、80yのエチレンクロルヒド
リンを加えた後、60℃に加熱し、3時間反応した後、
977のグリシジルトリエチルアンモニウムクロライド
を含有する水溶液300mjを加え50℃で5時間反応
した後、塩酸を加え中和した。
次に反応混合物を水、エタノールからアセトンで3回沈
殿精製させ、50℃の真空中で乾燥し、第4級窒素置換
率4.8%、ヒドロキシエチル置換率19%、〔η〕0
.68、比旋光度〔α]2B+1500、式(1仲n−
2048のカチオン化デキストラン塩酸塩907を得た
実施例 13 2307の3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルトリエ
チルアンモニウムクロライドを含有する水溶液300m
1を使用した以外は実施例3と同様にして、第4級窒素
置換率13.0%、ヒドロキシプロピル置換率70%、
〔η〕0.33、比旋光度〔α〕智+857、式(1)
中n−181の水、エタノール及びアセトン可溶性のカ
チオン化デキストラン塩酸塩の白色粉末170yを得た
実施例 14 平均分子量約34000のデキストラン1057を12
5m1の水に溶かし、次に48.5重量%の水酸化ナト
リウム水溶液40m1と1107の3ークロロ−2ヒド
ロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロライドを含
有する水溶液190TLIを加え、これを60℃に加熱
し、3時間反応した後、1507の酸化プロピレンを加
え、これを密閉下50℃に加熱し、6時間反応した後、
塩酸な加え中和した。
以外は実施例1と同様にして、第4級窒素置換率12.
3%、ヒドロキシプロピル置換率60%、〔η〕0.1
70、比旋光度〔α〕賃+102%、式(1沖のnが1
04の精製されたカチオン化デキストラン塩酸塩の粉末
140yを得た。
実施例 15 平均分子量約664000のデキストラン2007を2
40yの3−クロロ−2ヒドロキシプロピルトリメチル
アンモニウムクロライドを含有する水溶液660m1に
溶かした。
次に48.5重量%の水酸化ナトリウム水溶液65m1
を加え、これを60℃に加熱し、5時間反応した後、2
707の酸化エチレンを加え、密閉下50℃に加熱し、
5時間反応した後、塩酸を加え中和した。
以外は実施例1と同様にして、第4級窒素置換率14.
3%、ヒドロキシエチル置換率71%、〔η〕0.81
、比旋光度〔α〕賃+941、式(1)中のnが2,0
48の精製されたカチオン化デオストラン塩酸塩の白色
粉末400tを得た。
実施例 16 平均分子量34000のデキストラン1057を110
7の3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルトリメチルア
ンモニウムクロライドを含有する水溶液250m1に溶
かし、次に48.5重量%の水酸化ナトリウム水溶液4
0dを加え、これを60℃に加熱し、3時間反応した後
190yの酸化ブチレンを加え、これを密閉下60℃に
加熱し、12時間反応した後、塩酸を加え中和した。
以外は実施例1と同様にして、第4級窒素置換率14.
5%、ヒドロキシブチル置換率57%、〔η〕0.18
2、比旋光度〔α〕賃+98%、式(1)中のnが10
4の精製されたカチオン化デキストラン塩酸塩の粉末2
247を得た。実施例 17 平均分子量約640のデキストラン817と水80m1
を使用した?外は実施例1と同様にして、第4級窒素置
換率18.5%、ヒドロキシプロピル置換率74%、〔
η〕0.03、比旋光度〔α〕智+777の精製された
水、エタノール及びアセトン可溶性のカチオン化デキス
トラン塩酸塩の白色粉末717を得た。
配合例 1 前記実施例で得たカチオン化デキストラン誘導体を用い
て第1表に示した組成A−Qのジャンプ一を調製した。
別に比較例としてカチオン化デキストラン誘導体を配合
しないジャンプ一を調製し、使用時の滑らかさ、すすぎ
時の髪のきしみ、仕上時の髪の柔らかさ、つや等の性能
を比較した。この第1表よりカチオン化デキストランを
配合したジャンプ一はカチオン化デキストランを配合し
ないものに比べて使用時及び、すすぎ時、仕上時の風合
いが優れていた。配合例 2 前記実施例で得たカチオン化デキストラン誘導体を用い
て第2表に示した組成Δ〜(Dのヘアーリンスを調製し
た。
別に比較例としてカチオン化デキストラン誘導体を配合
しないへアーリンスを調製し、仕上り時の髪の柔らかさ
、つや等の性能を比較した。この第2表よりカチオン化
デキストランを配合したへアーリンスはカチオン化デキ
ストランを配合しないものに比べて仕上時の風合いが優
れていた。
配合例 3 前記実施例で得たカチオン化デキストラン誘導体を用い
て第3表に示した組成(自)〜(Dのへアートリートメ
ントを調製した。
別に比較例としてカチオン化デキストラン誘導体を配合
しないヘアートリートメントを調製し、使用後の髪の柔
らかさ、まとまり易さ、つや、櫛の通り易さを比較した
。この第3表よりカチオン化デキストランを配合したヘ
アートリートメントはカチオン化デキストランを配合し
ないものに比べて使用後の髪の風合いが優れていた。配
合例 4 前記実施例で得たカチオン化デキストラン誘導【体を用
いて第4表に示した組成(4)(B)のヘアートニツク
を調製した。
別に比較例としてカチオン化デキストラン誘導体を配合
しないヘアートニツクを調製し、使用後の髪のまとまり
易さ、つや、櫛の通り易さを比較した。配合例 5 実施例1で得たカチオン化デキストラン誘導体を用いて
下記に示した組成のエアゾールラツカ一を調製した。
本溶液257にトリクロルモノフルオルメタン477と
ジクロルジフルオルメタン287とを加えてエアロゾル
ボンベとした。
これを毛髪に噴霧したところ櫛の通りがよくつやのある
柔らかな感触が得られた。
配合例 6 実施例6で得たカチオン化デキストラン誘導体を用いて
下記に示した組成の整髪用ローシヨンを調製した。
この整髪用ローシヨンを常法によつて毛髪に塗付したと
ころくし通りが良くつやのある性能が得られた。
又、この性能が永持ちした。配合例 7 実施例2で得たカチオン化デキストラン誘導体を用いて
下記に示す配合組成に基づいてカチオン化デキストラン
とイミダゾリン型両性界面活性剤の複合塩を形成し、そ
れをエタノール/水の混合溶媒に均一に溶解させ、デイ
スペンサ一型ヘアコンデイシヨナ一を調製し、その性能
を比較した。
このヘアコンデイシヨナ一を常法によつて髪に使用した
ところ、くし通りが良く、つやがあり、しつとり感の良
い性能が得られた。配合例 8 実施例10で得たカチオン化デキストラン誘導体を用い
て下記に示した組成のクレンジングクリームを調製した
このクリームはカチオン化デキストランを配合しないも
のに比べて、伸び、油性感が優れていた。
配合例 9実施例13で得たカチオン化デキストラン誘
導体を用いて下記に示した組成の中性クリームを調製し
た。
このクリームはカチオン化デキストランを配合しないも
のに比べて、滑らかさ、しつとり感が優れていた。
【図面の簡単な説明】
第1図はイミダゾリン型両性界面活性剤(ソフタゾリン
CL:川研フアインケミカル製)との相互作用を示す。 測定条件、0.1%濃度のカチオン化多糖溶液に5%濃
度のソフタゾリンCL溶液を加え析出する複合塩量を求
めた。第2図は、実施例3で使用した原料デキストラン
の赤外吸収スペクトル図であり、3800〜3200c
7n−1−0H11200〜1050(m−1−CO、
910、840、770CrIL−1α−1・6詰合を
示す。第3図は、実施例8で得たカチオン化デキストラ
ン塩酸塩の赤外吸収スベクトル図であり、2950〜2
750C!IL−1−CH2− 1460Cr1L−1
一CH3−、910、840、770cm−1α−1・
6′結合を示す。第4図は、実施例3で得たカチオン化
デキストラン塩酸塩の核磁気共鳴スペクトル図であり、
δ1.0〜1.3−C−CH3、δ3.3/一N−CH
3、δ3.3〜4.2グルコースリングを\示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記式(1) ▲数式、化学式、表等があります▼式(1)但し式中、
    Rは水素原子、ヒドロキシ低級アルキル基、及び下記式
    (2)▲数式、化学式、表等があります▼式(2)で表
    わされる第4級窒素含有基よりなる群からえらばれた基
    であり、且つRの少なくとも1ケは上記式(2)で表わ
    される第4級窒素含有基であり、且つ少なくとも1ケは
    ヒドロキシ低級アルキル基よりえらばれた基であり、こ
    こで、R_1、R_2及びR_3は、夫々、低級アルキ
    ル基を示し、R′は水素原子もしくはヒドロキシ低級ア
    ルキル基を示し、nは1〜8000の正数を示し、そし
    て該第4級窒素置換率が約3〜約33%で、該ヒドロキ
    シ低級アルキル基置換率が約5〜約90%である、で表
    わされるカチオン化デキストラン誘導体及びその塩類。 2 デキストランを、下記式(3) ▲数式、化学式、表等があります▼式(3)但し式中、
    R_1、R_2及びR_3は、夫々、低級アルキル基を
    示し、Aは▲数式、化学式、表等があります▼もしくは
    ▲数式、化学式、表等があります▼(ここで、Xはハロ
    ゲン原子を示す)を示す、 で表わされる化合物もしくはその塩、 及びヒドロキシ低級アルキル化剤と、任意の順序で反応
    させることを特徴とする下記式(1)▲数式、化学式、
    表等があります▼式(1)但し式中、Rは水素原子、ヒ
    ドロキシ低級アルキル基、及び下記式(2)▲数式、化
    学式、表等があります▼式(2)で表わされる第4級窒
    素含有基よりなる群からえらばれた基であり、且つRの
    少なくとも1ケは上記式(2)で表わされる第4級窒素
    含有基であり、且つ少なくとも1ケはヒドロキシ低級ア
    ルキル基であり、ここで、R_1、R_2及びR_3は
    、夫々、低級アルキル基を示し、R′は水素原子もしく
    はヒドロキシ低級アルキル基を示し、nは1〜8000
    の正数を示し、そして該第4級窒素置換率が約3〜約3
    3%で、該ヒドロキシ低級アルキル基置換率が約5〜約
    90%である、で表わされるカチオン化デキストラン誘
    導体及びその塩類の製法。 3 下記式(1) ▲数式、化学式、表等があります▼式(1)但し式中、
    Rは水素原子、ヒドロキシ低級アルキル基、及び下記式
    (2)▲数式、化学式、表等があります▼式(2)で表
    わされる第4級窒素含有基よりなる群からえらばれた基
    であり、且つRの少なくとも1ケは上記式(2)で表わ
    される第4級窒素含有基であり、且つ少なくとも1ケは
    ヒドロキシ低級アルキル基であり、ここで、R_1、R
    _2及びR_3は、夫々、低級アルキル基を示し、R′
    は水素原子、もしくはヒドロキシ低級アルキル基を示し
    、nは1〜8000の正数を示し、そして該第4級窒素
    置換率が約3〜約33%で、該ヒドロキシ低級アルキル
    基置換率が約5〜約90%である、で表わされるカチオ
    ン化デキストラン誘導体及び毛髪もしくは皮膚化粧料と
    して許容し得るその塩類の少なくとも一種を有効成分と
    して含有することを特徴とする毛髪もしくは皮膚化粧料
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